JP2023039529A - サーバ装置、エレベータ制御装置、及びプログラム - Google Patents
サーバ装置、エレベータ制御装置、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】集合住宅の中の各階フロアに立ち入る際のセキュリティを維持する。【解決手段】集合住宅の中に設置されたエレベータの作動を制御するエレベータ制御装置12と通信可能なサーバ装置16であって、サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを含む作動要求を受け付ける要求受付手段72と、要求受付手段72が受け付けた作動要求に含まれる情報、及び、認証キー基づき、エレベータの作動のための認証を実行する認証手段74と、作動のための認証が成功した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動する作動指示をエレベータ制御装置12に送信する作動指示手段84と、を備える。【選択図】図5
Description
本発明は、サーバ装置、エレベータ制御装置、及びプログラムに関する。
従来、オートロック式ドア等のセキュリティを備えた集合住宅等の施設において、宅配業者等のサービス事業者に対しても、施錠されている扉を解錠することを許可するシステムが知られている。例えば特許文献1には、荷物の配送の利用者によって扉の解錠が許可されている場合に、遠隔操作なしで扉を解錠するシステムが開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載のシステムでは、施設内の各階フロアに立ち入ることを制限する種類のセキュリティが施された施設において、扉の解錠が許可されて施設の中に入ったサービス事業者が、セキュリティを維持したまま、目的の階のフロアに立ち入ることや、目的の各階フロア間を移動することができない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、サービス事業者等の第三者が集合住宅等の施設の中の各階フロアに立ち入る際のセキュリティを維持することができるサーバ装置、エレベータ制御装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第一態様に係るサーバ装置は、集合住宅の中に設置されたエレベータの作動を制御するエレベータ制御装置と通信可能なサーバ装置であって、サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを含む作動要求を受け付ける要求受付手段と、要求受付手段が受け付けた作動要求に含まれる情報、及び、認証キーに基づき、エレベータの作動のための認証を実行する認証手段と、作動のための認証が成功した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動する作動指示をエレベータ制御装置に送信する作動指示手段と、を備える。
本発明の第二態様に係るサーバ装置では、作動指示手段は、作動のための認証が成功した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階以外の階に移動しないようにする作動指示をエレベータ制御装置に送信する。
本発明の第三態様に係るサーバ装置は、集合住宅の入口に設置された扉の施錠及び解錠を制御する扉制御装置と通信可能であって、要求受付手段は、サービス番号を含む扉の解錠要求を受け付け、認証手段は、要求受付手段が受け付けた解錠要求に含まれる情報、及び、サービス番号に基づき、扉の解錠のための認証を実行し、扉の解錠のための認証が成功した場合に、サービス番号に基づいて認証キーを取得するキー取得手段と、キー取得手段により取得された認証キーをサービス事業者に通知するキー通知手段と、を備える。
本発明の第四態様に係るサーバ装置では、キー取得手段は、サービス番号の一部を認証キーとして取得する。
本発明の第五態様に係るサーバ装置は、集合住宅の住人であるサービス受給者によって共有される共有設備として集合住宅の中に複数設置された宅配ボックスと通信可能であって、扉の解錠のための認証が成功した場合に、サービス番号に紐付けられたサービス受給者の居住階に設置された宅配ボックスを予約する予約手段を備える。
本発明の第六態様に係るサーバ装置では、サービス番号は、荷物の追跡番号を含む。
本発明の第七態様に係るエレベータ制御装置は、集合住宅の中に設置されたエレベータの作動を制御し、且つ、サーバ装置と通信可能なエレベータ制御装置であって、サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを取得する取得手段と、認証キーを含む作動要求をサーバ装置に送信する要求手段と、サーバ装置から作動指示を受信した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動するようにエレベータの作動を制御する制御手段と、を備える。
本発明の第八態様に係るプログラムは、集合住宅の中に設置されたエレベータの作動を制御するエレベータ制御装置と通信可能なコンピュータを、サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを含む作動要求を受け付ける要求受付手段、要求受付手段が受け付けた作動要求に含まれる情報、及び、認証キーに基づき、エレベータの作動のための認証を実行する認証手段、作動のための認証が成功した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動する作動指示をエレベータ制御装置に送信する作動指示手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明の第九態様に係るプログラムは、集合住宅の中に設置されたエレベータの作動を制御し、且つ、サーバ装置と通信可能なコンピュータを、サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを取得する取得手段、認証キーを含む作動要求をサーバ装置に送信する要求手段、サーバ装置から作動指示を受信した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動するようにエレベータの作動を制御する制御手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、サービス事業者等の第三者が集合住宅等の施設の中の各階フロアに立ち入る際のセキュリティを維持することができる。
本発明の一実施形態(以下、「本実施形態」と称す場合がある。)に係るセキュリティシステムは、マンションやアパート、寮等の集合住宅において適用されるセキュリティシステムであって、例えば宅配業者等のサービス事業者が、集合住宅等の施設の中の各階フロアに立ち入る際のセキュリティを維持するためのものである。
以下、添付図面を参照して、本実施形態に係るセキュリティシステムについて詳細に説明する。説明の理解を容易するため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<全体構成>
図1は、本実施形態に係るセキュリティシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、セキュリティシステム1は、一又は複数の扉制御装置10と、一又は複数のエレベータ制御装置12と、複数の宅配ボックス14と、サーバ装置16と、宅配業者端末18と、ユーザ端末20と、を備える。これらの装置は、インターネットや電話回線等の通信ネットワークNTを介して互いに通信可能となっている。
図1は、本実施形態に係るセキュリティシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、セキュリティシステム1は、一又は複数の扉制御装置10と、一又は複数のエレベータ制御装置12と、複数の宅配ボックス14と、サーバ装置16と、宅配業者端末18と、ユーザ端末20と、を備える。これらの装置は、インターネットや電話回線等の通信ネットワークNTを介して互いに通信可能となっている。
扉制御装置10は、集合住宅Mの入口であるエントランス付近に設置されている。扉制御装置10は、集合住宅Mの入口に設置されたオートロック式の扉11の施錠及び解錠を制御する。また、扉制御装置10は、一対のインターホンを有する。扉制御装置10における一方のインターホンは集合住宅Mの入口付近に設置され、扉制御装置10における他方のインターホンは集合住宅Mの各部屋に設置されている。
宅配業者は一方のインターホンを利用して、他方のインターホンが設置された住人と通話が可能であり、当該住人の遠隔操作により、扉11を解錠してもらい、集合住宅Mに入ることができる。本実施形態では、このインターホンの機能に、認証による扉制御機能を設けることで扉制御装置10を構成する。これにより、住人が不在で通話が不可能な場合であっても、宅配業者が扉11を解錠して集合住宅Mに入ることを可能にする。
エレベータ制御装置12は、集合住宅Mの中に設置されている。エレベータ制御装置12は、例えば、集合住宅Mの各階に移動するためのエレベータ13の入口付近のエレベータフロアや、当該エレベータ13内に設置されている。エレベータ制御装置12は、各階フロア毎に複数設置されていてもよく、エレベータ13内に一つ設置されていてもよい。エレベータ制御装置12は、宅配業者や集合住宅Mの住人の入力を受け付ける入力装置として機能し、受け付けた情報に基づき認証を行い、エレベータ13の作動を制御する。
宅配ボックス14は、集合住宅Mの住人であるサービス受給者によって共有される共有設備として集合住宅Mの中に複数設置されている。宅配ボックス14は、例えば各階の住人の共有設備として各階に複数まとめて設けられている。宅配ボックス14は、集合住宅Mの住人の荷物が投函可能なロッカー型設備である。宅配ボックス14は、荷物の送り先となる集合住宅Mの住人が不在の場合等に宅配された荷物を格納して保管し、荷物の受け取りを代行する。また、宅配ボックス14は、集合住宅Mの住人によって発送される荷物を格納して業者が受け取るまで保管し、荷物の発送を代行する。
サーバ装置16は、扉制御装置10、エレベータ制御装置12、及び宅配ボックス14に各種の動作を行なわせるための処理を行う情報処理装置である。
サーバ装置16は、サービス番号を管理している。サービス番号とは、宅配業者等のサービス事業者によってサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービスに関連する番号である。サービス番号は、例えば、サービス受給者宛ての荷物として宅配業者が受け取った荷物の追跡番号、荷物番号、又は荷物記号等である。本実施形態では、サービス番号が追跡番号である場合を説明する。追跡番号は、サービス受給者宛ての荷物を宅配業者が受け取った際又は受け取った後に、宅配業者によって設定される。
サーバ装置16は、サービス番号としての追跡番号をサービス受給者毎に記憶する。例えば、サーバ装置16は、ユーザ端末20から受信した追跡番号を、ユーザ端末20から受信したサービス受給者の識別情報と紐付けて記憶する。サービス受給者の識別情報とは、サービス受給者を識別可能な情報であって、例えばサービス受給者の部屋番号、居住階数、電話番号、生年月日、マイナンバー(行政手続における特定の個人を識別するための番号)、氏名、ユーザID等が挙げられる。
サーバ装置16は、サービス番号としての追跡番号を利用して、集合住宅Mの扉11の解錠のための認証、エレベータ13の作動のための認証、及び宅配ボックス14の蓋の解錠のための認証を実行する。サーバ装置16は、これらの認証結果に基づき、扉制御装置10、エレベータ制御装置12、及び宅配ボックス14に各種の動作を行わせるための情報を決定する。
宅配業者端末18は、宅配業者が操作する通信端末装置である。宅配業者端末18は、宅配業者の操作等によって、設定した追跡番号を、荷物の送り主に通知する。宅配業者端末18としては、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、又はパーソナルコンピュータ等が挙げられる。
ユーザ端末20は、集合住宅Mの住人であるサービス受給者が操作する通信端末装置である。ユーザ端末20は、荷物の送り主から通知された追跡番号を受信し、サービス受給者の操作等によって、受信した追跡番号を当該サービス受給者の識別情報と共にサーバ装置16に送信する。ユーザ端末20としては、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、又はパーソナルコンピュータ等が挙げられる。
<ハードウェア構成>
図2は、図1に示す各制御装置10,12のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、各制御装置10,12は、CPU(Central Processing Unit)21と、メモリ22と、通信装置23と、表示装置24と、入力装置25と、通話装置26と、カメラ27と、光源28と、施錠機構29と、電源30と、を備える。
図2は、図1に示す各制御装置10,12のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、各制御装置10,12は、CPU(Central Processing Unit)21と、メモリ22と、通信装置23と、表示装置24と、入力装置25と、通話装置26と、カメラ27と、光源28と、施錠機構29と、電源30と、を備える。
CPU21は、例えばカメラ27や光源28等の各種構成を制御する。
メモリ22は、例えば各制御装置10,12における処理の実行に必要な各種プログラム等を記憶する。
通信装置23は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置23は、例えば、サーバ装置16との間で各種情報を送受信する。
表示装置24は、例えば、通話先の相手を示す情報や、サーバ装置16から送信される各種情報等を表示する。
入力装置25は、宅配業者又は集合住宅Mの住人であるサービス受給者等の操作者による入力を受け付ける。
通話装置26は、集合住宅Mの部屋に設置された親機との間で通話を実現するためのスピーカ及びマイクロホン等を有する。通話装置26は、例えば入力装置25で入力が受け付けられた部屋番号の部屋の住人と通話可能に構成されている。
カメラ27は、各制御装置10,12の前方向を撮影する。
光源28は、例えばダイオードやランプ等であり、CPU21により発光の有無が制御される。
施錠機構29は、集合住宅Mの扉11やエレベータ13の扉の施錠及び解錠を行なう機構である。
電源30は、CPU21やメモリ22等に電力を供給するものである。電源30としては、例えば電池が挙げられる。
後述する各制御装置10,12の各機能手段は、CPU21の制御のもとで、メモリ22に記憶されたプログラムを実行し、各制御装置10,12が備える上記各種構成を動作させることで実現される。
なお、図2は、各制御装置10,12が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、各制御装置10,12は、他の構成を備えていてもよい。また、本実施形態では、扉制御装置10のハードウェア構成とエレベータ制御装置12のハードウェア構成とを同様に記載しているが、これに限られない。例えば、エレベータ制御装置12は、通話装置26、カメラ27、施錠機構29等を備えていなくてもよい。
図3は、図1に示す宅配ボックス14のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、宅配ボックス14は、CPU31と、メモリ32と、通信装置33と、表示装置34と、入力装置35と、カメラ36と、光源37と、施錠機構38と、電源39と、を備える。
CPU31は、例えばカメラ36や光源37等の各種構成を制御する。
メモリ32は、例えば宅配ボックス14の固有のボックスIDや宅配ボックス14における処理の実行に必要な各種プログラム等を記憶する。
通信装置33は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置33は、例えば、サーバ装置16との間で各種情報を送受信する。
表示装置34は、例えば、サーバ装置16から送信される各種情報等を表示する。
入力装置35は、宅配業者又は集合住宅Mの住人であるサービス受給者等の操作者による入力を受け付ける。
カメラ36は、宅配ボックス14の前方向を撮影する。
光源37は、例えばダイオードやランプ等であり、CPU31により発光の有無が制御される。
施錠機構38は、宅配ボックス14の蓋の施錠及び解錠を行なう機構である。
電源39は、CPU31やメモリ32等に電力を供給するものである。電源39としては、例えば電池が挙げられる。
後述する宅配ボックス14の各機能手段は、CPU31の制御のもとで、メモリ32に記憶されたプログラムを実行し、宅配ボックス14が備える上記各種構成を動作させることで実現される。
なお、図3は、宅配ボックス14が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、宅配ボックス14は、他の構成を備えていてもよい。例えば、宅配ボックス14に投函された荷物の重さや容量等を測定する測定装置や、宅配ボックス14に投函された荷物を検出する赤外線センサ等を備えていてもよい。
図4は、図1に示すサーバ装置16のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、サーバ装置16は、制御装置40と、通信装置41と、記憶装置42と、を備える。
制御装置40は、CPU43及びメモリ44を主に備えて構成される。CPU43は、サーバ装置16の各種構成を制御する。メモリ44は、例えばサーバ装置16における処理の実行に必要な各種プログラム等を記憶する。
通信装置41は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置41は、例えば、宅配業者端末18、ユーザ端末20、扉制御装置10、エレベータ制御装置12、又は宅配ボックス14等との間で各種の情報を送受信する。
記憶装置42は、ハードディスク等で構成される。記憶装置42は、制御装置40における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
後述するサーバ装置16の各機能手段は、CPU43の制御のもとで、メモリ44又は記憶装置42に記憶されたプログラムを実行し、サーバ装置16が備える上記各種構成を動作させることで実現される。
なお、サーバ装置16は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータ等の情報処理装置を用いて実現することができる。また、サーバ装置16は、単一の情報処理装置により構成されても、通信ネットワークNT上に分散した複数の情報処理装置により構成されてもよい。また、図4は、サーバ装置16が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、サーバ装置16は、一般的なサーバが備える他の構成を備えてもよい。また、宅配業者端末18やユーザ端末20のハードウェア構成は、例えば操作手段や表示装置を備える他は、サーバ装置16と同様の構成を備えてもよい。
<機能手段>
図5は、本実施形態に係るセキュリティシステム1の機能手段の一例を示すブロック図である。図5に示すように、セキュリティシステム1における扉制御装置10は、機能手段として、取得手段46と、要求手段48と、制御手段50と、表示手段52と、を備える。
図5は、本実施形態に係るセキュリティシステム1の機能手段の一例を示すブロック図である。図5に示すように、セキュリティシステム1における扉制御装置10は、機能手段として、取得手段46と、要求手段48と、制御手段50と、表示手段52と、を備える。
取得手段46は、宅配業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号として追跡番号を取得する機能を有する。取得手段46は、例えば、宅配業者による入力装置25への追跡番号の入力や、宅配業者により提示された追跡番号を示すコードをカメラ27の撮影で読み取ることによって、追跡番号を取得する。取得手段46は、取得した追跡番号を要求手段48に出力する。
要求手段48は、取得手段46により取得された追跡番号を含む解錠要求を、サーバ装置16に送信する機能を有する。要求手段48からサーバ装置16に送信される解錠要求とは、集合住宅Mの扉11を解錠して集合住宅Mに入るための要求である。
制御手段50は、サーバ装置16から解錠指示を受信した場合に、扉制御装置10の施錠機構29を制御して、扉11を自動的に解錠する機能を有する。また、制御手段50は、解錠した後に扉11を開け閉めし、自動的に施錠する。
表示手段52は、サーバ装置16から送信された情報を必要に応じて表示する機能を有する。例えば、表示手段52は、扉11の解錠のための認証の結果を示す情報を表示する。また、表示手段52は、宅配ボックス14の予約が完了した場合に、当該予約が完了したことを示す情報や、予約した宅配ボックス14が設置された階に荷物を投函することを指示する情報を表示する。また、表示手段52は、宅配ボックス14の予約ができない場合に、当該予約ができないことを示す情報を表示する。
また、表示手段52は、扉11の解錠のための認証が成功した場合にサーバ装置16から送信される認証キーとしてショットキーを表示して、宅配業者に当該ショットキーを通知する。ショットキーは、扉11の解錠のための認証が成功した場合に、集合住宅Mに入った宅配業者が集合住宅Mの中に設置された装置を使用するための認証キーであり、具体的にはエレベータ13の作動のための認証や宅配ボックス14の解錠のための認証に用いられる。ショットキーは、サービス番号に基づくものであり、例えば、サービス番号の一部を含む番号である。本実施形態において、ショットキーは、サービス番号である追跡番号の下四桁の数字である。なお、ショットキーは、サービス番号そのものであってもよい。
セキュリティシステム1におけるエレベータ制御装置12は、機能手段として、取得手段54と、要求手段56と、制御手段58と、表示手段60と、を備える。
取得手段54は、認証キーとしてショットキーを取得する機能を有する。取得手段54は、例えば入力装置25に対する宅配業者の入力によって、ショットキーを取得する。取得手段54は、取得した情報を要求手段56に出力する。
要求手段56は、取得手段54により取得されたショットキーを含む作動要求を、サーバ装置16に送信する機能を有する。要求手段56からサーバ装置16に送信される作動要求とは、エレベータ13を作動するための要求である。
制御手段58は、サーバ装置16から作動指示を受信した場合に、取得手段54により取得されたショットキーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動するようにエレベータ13の作動を制御する機能を有する。また、制御手段58は、サーバ装置16からの作動指示に従い、ショットキーに紐付けられたサービス受給者の居住階以外の階に移動しないように、エレベータ13の作動を制御する。制御手段58は、サーバ装置16から受信した作動指示を示す情報をエレベータ13の制御盤へ送信し、エレベータ13の制御盤によってエレベータ13が作動指示に従う作動をするように制御する。
表示手段60は、サーバ装置16から送信された情報を必要に応じて表示する機能を有する。例えば、表示手段60は、エレベータ13の作動のための認証の結果を示す情報を表示する。また、表示手段60は、サーバ装置16から送信される作動指示に基づく情報として、例えば、エレベータ13の移動先として送信された居住階数を表示する。
セキュリティシステム1における宅配ボックス14は、機能手段として、取得手段62と、要求手段64と、制御手段66と、表示手段68と、を備える。
取得手段62は、認証キーとしてショットキーを取得する機能を有する。取得手段62は、例えば入力装置35に対する宅配業者の入力によって、ショットキーを取得する。取得手段62は、取得した情報を要求手段64に出力する。
要求手段64は、取得手段62により取得されたショットキーを含む解錠要求を、サーバ装置16に送信する機能を有する。要求手段64からサーバ装置16に送信される解錠要求とは、宅配ボックス14の蓋を解錠するための要求である。
制御手段66は、サーバ装置16から解錠指示を受信した場合に、宅配ボックス14の施錠機構38を制御して、宅配ボックス14の蓋を自動的に解錠する機能を有する。また、制御手段66は、宅配ボックス14の蓋が閉められた場合に、施錠機構38を制御して、宅配ボックス14の蓋を自動的に施錠する。
表示手段68は、サーバ装置16から送信された情報を必要に応じて表示する。例えば、表示手段68は、宅配ボックス14の蓋の解錠のための認証の結果を示す情報を表示する。また、表示手段68は、サーバ装置16から宅配ボックス14の解錠指示が送信された場合に、解錠指示がなされた宅配ボックス14のボックスIDを表示する。
セキュリティシステム1におけるサーバ装置16は、機能手段として、記憶手段70と、要求受付手段72と、認証手段74と、予約手段76と、キー取得手段78と、キー通知手段80と、扉解錠指示手段82と、作動指示手段84と、蓋解錠指示手段86と、を備える。
記憶手段70は、宅配業者により設定されたサービス番号及び当該サービス番号とは異なるサービス受給者の識別情報を、サービス受給者毎に記憶する機能を有する。具体的には、記憶手段70は、ユーザ管理テーブル90と、ボックス管理テーブル92と、を記憶する。
図6は、ユーザ管理テーブル90の一例を示す図である。図6に示すように、ユーザ管理テーブル90には、サービス受給者毎に、ユーザIDと、サービス番号としての追跡番号と、認証キーとしてのショットキーと、サービス受給者の識別情報としての部屋番号と、予約済みの宅配ボックス14のボックスIDを示す予約済みボックスIDと、が紐付けられて格納されている。
記憶手段70は、例えば、ユーザ端末20から予め送信されることによって受信した追跡番号及び部屋番号を、ユーザIDと紐付けて記憶する。また、記憶手段70は、例えば、後述するキー取得手段78により取得されたショットキーを追跡番号と紐付けて記憶する。また、記憶手段70は、後述する予約手段76により予約された宅配ボックス14のボックスIDを、追跡番号と紐付けて「予約済みボックスID」として記憶する。なお、記憶手段70は、同一のサービス受給者に紐付けられた複数の異なる追跡番号がある場合には、それぞれの追跡番号に紐付けて、同一のユーザIDや同一の部屋番号を格納する。
図7は、ボックス管理テーブル92の一例を示す図である。図7に示すように、ボックス管理テーブル92には、部屋番号と、居住階数と、宅配ボックス14のボックスIDと、宅配ボックス14の予約の有無を示す情報と、が紐付けられて格納されている。なお、居住階数は、部屋番号が示す部屋が位置する階数を示す情報であって、サービス受給者の居住階を示す。居住階数は、部屋番号と共に設計者等によって予めボックス管理テーブル92に格納されている。ボックス管理テーブル92に示すように、記憶手段70は、居住階数や部屋番号等のサービス受給者の識別情報に対応させて、宅配ボックス14のボックスIDを記憶する。このように記憶されていることにより、例えば同じ居住階に設置された複数の宅配ボックス14が、その居住階の複数のサービス受給者によって共有できるように管理されている。
ボックス管理テーブル92における「予約の有無を示す情報」とは、宅配ボックス14の予約がされているか否かを示す情報であって、例えば、予約がされている場合には「1」、予約がされていない場合には「0」が格納されている。
なお、記憶手段70は、図7に示すボックス管理テーブル92に加えて又は代えて、居住階数に関係なく利用可能な複数の宅配ボックス14を管理するボックス管理テーブルを有していてもよい。このような居住階数に関係なく利用可能な複数の宅配ボックス14は、例えば集合住宅Mのロビーや共有フロア等の共用施設に設置されていてもよい。
図5に戻って、要求受付手段72は、各制御装置10,12や宅配ボックス14からの要求を受け付ける機能を有する。例えば、要求受付手段72は、扉制御装置10から、扉11の解錠のための要求として、サービス番号として追跡番号を含む解錠要求を受け付ける。また、要求受付手段72は、エレベータ制御装置12から、エレベータ13の作動のための要求として、認証キーとしてショットキーを含む作動要求を受け付ける。
また、要求受付手段72は、宅配ボックス14から、宅配ボックス14の蓋の解錠のための要求として、認証キーとしてショットキーを含む解錠要求を受け付ける。要求受付手段72は、各制御装置10,12や宅配ボックス14からの要求を受け付けると、当該要求に含まれる情報を認証手段74に出力する。
認証手段74は、要求受付手段72から出力された情報と、記憶手段70に記憶されている情報とに基づき、種々の認証を実行する機能を有する
例えば、認証手段74は、要求受付手段72が受け付けた解錠要求に含まれる情報と、サービス受給者毎に紐付けられたサービス番号としての追跡番号とに基づき、扉11の解錠のための認証を実行する。より具体的には、認証手段74は、ユーザ管理テーブル90に記憶されている追跡番号の中に、要求受付手段72が受け付けた解錠要求に含まれる追跡番号と一致するものがあるか否かを判定する。そして、認証手段74は、肯定判定した場合には、当該認証が成功したと判定し、否定判定した場合には、当該認証が失敗したと判定する。認証手段74は、当該認証の結果を、予約手段76、キー取得手段78、及び扉解錠指示手段82に出力する。また、認証手段74は、当該認証の結果を、扉制御装置10に送信する。
また、認証手段74は、要求受付手段72が受け付けた作動要求に含まれる情報と、サービス受給者毎に紐付けられた認証キーとしてのショットキーとに基づき、エレベータ13の作動のための認証を実行する。より具体的には、認証手段74は、ユーザ管理テーブル90に記憶されているショットキーの中に、要求受付手段72が受け付けた作動要求に含まれるショットキーと一致するものがあるか否かを判定する。そして、認証手段74は、肯定判定した場合には、当該認証が成功したと判定し、否定判定した場合には、当該認証が失敗したと判定する。認証手段74は、当該認証の結果を、作動指示手段84に出力する。また、認証手段74は、当該認証の結果を、エレベータ制御装置12に送信する。
また、認証手段74は、要求受付手段72が受け付けた解錠要求に含まれる情報と、サービス受給者毎に紐付けられた認証キーとしてのショットキーとに基づき、宅配ボックス14の蓋の解錠のための認証を実行する。より具体的には、認証手段74は、ユーザ管理テーブル90に記憶されているショットキーの中に、要求受付手段72が受け付けた解錠要求に含まれるショットキーと一致するものがあるか否かを判定する。そして、認証手段74は、肯定判定した場合には、当該認証が成功したと判定し、否定判定した場合には、当該認証が失敗したと判定する。認証手段74は、当該認証の結果を、蓋解錠指示手段86に出力する。また、認証手段74は、当該認証の結果を、宅配ボックス14に送信する。
予約手段76は、認証手段74によって扉11の解錠のための認証が成功した場合に、追跡番号に紐付けられたサービス受給者の居住階に設置された宅配ボックス14を予約する機能を有する。予約手段76は、複数の宅配ボックス14の中から、認証に用いた追跡番号に紐付けられたサービス受給者の居住階に設置された宅配ボックス14を特定することにより、当該追跡番号が示す荷物の投函先として宅配ボックス14を予約する。
例えば、予約手段76は、扉11の解錠のための認証が成功した場合に、当該認証に用いた追跡番号に対応するサービス受給者の識別情報として部屋番号を取得し、取得した部屋番号に対応する宅配ボックス14として、当該部屋番号の部屋が位置するサービス受給者の居住階に設置された宅配ボックス14を予約する。
また、予約手段76は、取得した部屋番号に対応する予約済みの宅配ボックス14があるか否かを判定する。そして、予約手段76は、当該判定を肯定判定した場合には、予約済みの宅配ボックス14を重複予約し、当該判定を否定判定した場合には、予約されていない宅配ボックス14を予約する。宅配ボックス14の重複予約とは、同一のボックスIDの宅配ボックス14を、複数の異なる追跡番号に紐付けて登録することをいう。
より具体的には、まず、予約手段76は、ユーザ管理テーブル90を参照し、扉11の解錠のための認証に用いた追跡番号に紐付けられた部屋番号を特定することにより、サービス受給者の識別情報として部屋番号を取得する。次に、予約手段76は、ユーザ管理テーブル90を参照し、サービス受給者の識別情報として取得した部屋番号に紐付けられた「予約済みボックスID」が存在するか否かを判定する。例えば、予約手段76は、取得した部屋番号が「302」である場合には、当該部屋番号「302」に紐付けられた「予約済みボックスID」の欄を全て参照し、格納されたボックスIDが存在するか否かを判定する。
予約手段76は、格納されたボックスIDが存在すると判定した場合、すなわち部屋番号が同一のサービス受給者に関して予約済みの宅配ボックス14が既に存在する場合には、当該格納されたボックスIDを、予約する宅配ボックス14のボックスIDとして特定する。そして、予約手段76は、ユーザ管理テーブル90において、扉11の解錠のための認証に用いた追跡番号に紐付けて、「予約済みボックスID」の欄に、特定したボックスIDを格納する。なお、この場合、予約手段76は、特定したボックスIDについて、ボックス管理テーブル92における「予約の有無」の欄に「1」を格納したままとする。このように、予約手段76は、予約済みの宅配ボックス14を重複予約することで、部屋番号が同一のサービス受給者に関して同じ宅配ボックス14に異なる複数の宅配物がまとめて宅配できるようにする。
また、予約手段76は、格納されたボックスIDが存在しないと判定した場合、すなわち部屋番号が同一のサービス受給者に関して予約済みの宅配ボックス14が存在しない場合には、予約されていない宅配ボックス14を予約する。例えば、予約手段76は、ボックス管理テーブル92を参照し、識別情報として取得した部屋番号に紐付けられた複数のボックスIDの中から、「予約の有無」の欄が「0」となっているものを特定する。そして、予約手段76は、ユーザ管理テーブル90において、扉11の解錠のための認証に用いた追跡番号に紐付けて、「予約済みボックスID」の欄に、特定したボックスIDを格納する。更に、予約手段76は、特定したボックスIDについて、ボックス管理テーブル92における「予約の有無」の欄に「1」を格納する。
また、予約手段76は、部屋番号が同一のサービス受給者に関して予約済みの宅配ボックス14が既にある場合において、当該予約済みの宅配ボックス14に空きがあるか否かを判定した上で、重複予約するか否かを決定してもよい。この場合において、予約手段76は、当該判定を肯定判定した場合には予約済みの宅配ボックス14を重複予約し、当該判定を否定判定した場合には重複予約しない。
宅配ボックス14に空きがあるとは、例えば、宅配ボックス14に既に格納された物以外の物を格納するスペースがある場合をいう。宅配ボックス14に空きがあるか否かは、例えば宅配ボックス14からサーバ装置16に送信された宅配ボックス14の空き状況情報等に基づき判定される。なお、宅配ボックス14の空き状況情報は、例えば、宅配ボックス14に投函された荷物の重さや容量等を測定する測定装置や、当該荷物を検出する赤外線センサ等によって取得された情報に基づき取得してもよい。
また、予約手段76は、宅配ボックス14を予約してから所定時間を経過した場合に当該宅配ボックス14の予約を解除する。例えば、予約手段76は、宅配ボックス14を予約してから所定時間を経過するまでの間に、宅配ボックス14の蓋を解錠するための要求を要求受付手段72により受け付けたか否かを判定する。なお、所定時間とは、例えば宅配ボックス14を予約してから予約した宅配ボックス14に辿り着くまでに必要と想定される時間であって、例えば数分~数十分程度等として設定され得る。そして、予約手段76は、当該判定を肯定判定した場合には、宅配ボックス14の予約を解除せず、当該判定を否定判定した場合には、宅配ボックス14の予約を解除する。すなわち、当該判定を否定した場合には、ユーザ管理テーブル90における「予約済みボックスID」の欄から該当するボックスIDを削除すると共に、該当するボックスIDについてボックス管理テーブル92における「予約の有無」の欄に「0」を格納する。
なお、予約手段76は、宅配業者によって荷物が投函済みの宅配ボックス14から当該荷物を住人が取り出した場合に、当該宅配ボックス14の予約を解除してもよい。この場合、荷物の受け取りが完了した宅配ボックス14については、ユーザ管理テーブル90における「予約済みボックスID」の欄から該当するボックスIDを削除すると共に、該当するボックスIDについてボックス管理テーブル92における「予約の有無」の欄に「0」を格納する。
予約手段76は、宅配ボックス14の予約を完了すると、予約が完了したことを示す情報を扉制御装置10に送信する。また、予約手段76は、宅配ボックス14の予約ができない場合には、その旨を示す情報を扉制御装置10に送信する。
キー取得手段78は、認証手段74による扉11の解錠のための認証が成功した場合に、サービス番号に基づいて、認証キーとしてショットキーを取得する機能を有する。キー取得手段78は、例えばサービス番号の一部をショットキーとして取得する。本実施形態では、キー取得手段78は、要求受付手段72によりサービス番号として受け付けた追跡番号に基づき、当該追跡番号の下四桁の数字を読み込むことによって、当該下四桁の数字をショットキーとして取得する。
また、キー取得手段78は、同一のショットキーが複数有効であるか否かを判定し、その判定結果に基づき、ショットキーを再度取得してもよい。同一のショットキーが複数有効である場合とは、例えば同時期に複数の解錠要求を要求受付手段72が受け付けた場合に、各解錠要求に含まれるサービス番号に基づいてそれぞれ取得したショットキーが同一の場合である。本実施形態において、同時期とは、扉11の解錠のための要求を要求受付手段72が受信するタイミングが同じであることを意味し、例えば当該要求を要求受付手段72が受信した時間を含む所定の幅を持った時間(数分~数十分程度等)として設定され得る。
キー取得手段78は、当該判定を肯定判定した場合には、ショットキーを再度取得する。当該判定を肯定判定する場合とは、例えば、異なる宅配業者が、下四桁の数字が同一である追跡番号を含む認証要求を同時期に行った場合である。この場合に、追跡番号の下四桁の数字をショットキーとして取得すると、同時期に同一の数字をショットキーとして用いた認証要求が異なる宅配業者によってなされ、認証を適切に行うことができない可能性がある。そこで、キー取得手段78は、追跡番号の下四桁ではなく、追跡番号に含まれる別の数字をショットキーとして再度取得する。例えば、キー取得手段78は、追跡番号の全桁の数字すなわち追跡番号そのものをショットキーとして再度取得する。これにより、ショットキーを用いた認証を適切に行なうことができる。
また、キー取得手段78は、当該判定を否定判定した場合には、ショットキーを再度取得しない。すなわち、この場合にキー取得手段78が取得するショットキーは、最初に取得したショットキーである追跡番号の下四桁の数字のままとされる。キー取得手段78は、取得したショットキーをキー通知手段80に出力する。
キー通知手段80は、キー取得手段78により取得されたショットキーを宅配業者に通知する機能を有する。例えば、キー通知手段80は、キー取得手段78により取得されたショットキーを、扉制御装置10に送信する。そして、扉制御装置10の表示手段52によって当該ショットキーが表示されることにより、扉制御装置10前にいる宅配業者に当該ショットキーが通知される。このように、キー通知手段80は、扉制御装置10を介して、ショットキーを宅配業者に通知する。なお、キー通知手段80は、扉制御装置10ではなく、例えば宅配業者端末18にショットキーを送信することで、宅配業者端末18を介してショットキーを宅配業者に通知してもよい。
扉解錠指示手段82は、認証手段74によって扉11の解錠のための認証が成功し、予約手段76による宅配ボックス14の予約が完了した場合に、扉11を解錠させる解錠指示を扉制御装置10に送信する機能を有する。
作動指示手段84は、認証手段74による作動のための認証が成功した場合に、認証キーとしてのショットキーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動する作動指示をエレベータ制御装置12に送信する機能を有する。作動指示は、例えば、エレベータ13の扉を開ける指示、エレベータ13の移動を開始する指示、又はエレベータ13の移動先の指示等を含む。
作動指示手段84は、認証手段74による作動のための認証の結果に基づき、作動指示を決定する。例えば、作動指示手段84は、認証手段74による作動のための認証が成功した場合に、ユーザ管理テーブル90を参照して、認証に用いたショットキーに紐付けられた部屋番号を特定する。そして、作動指示手段84は、ボックス管理テーブル92を参照して、特定した部屋番号に紐付けられた居住階数を、エレベータ13の移動先の指示として決定する。
また、作動指示手段84は、認証手段74による作動のための認証が成功した場合に、認証キーとしてのショットキーに紐付けられたサービス受給者の居住階以外の階に移動しないようにする作動指示をエレベータ制御装置12に送信する。ショットキーに紐付けられたサービス受給者の居住階以外の階に移動しないようにする作動指示とは、例えばエレベータ13内において、当該サービス受給者の居住階以外の階を示す行先指定ボタンを宅配業者が押した場合であっても、その行先指定ボタンで示す階への移動を禁止することをいう。すなわち、作動指示手段84は、認証が成功した場合のショットキーに紐付けられたサービス受給者の居住階だけにエレベータ13が停止する作動指示を、エレベータ制御装置12に送信する。
蓋解錠指示手段86は、認証手段74によって宅配ボックス14の蓋の解錠のための認証が成功した場合に、宅配ボックス14の蓋を解錠する解錠指示を宅配ボックス14に送信する機能を有する。蓋解錠指示手段86は、ユーザ管理テーブル90を参照し、宅配ボックス14の蓋の解錠のための認証に用いたショットキーに紐付けられた「予約済みボックスID」を取得する。そして、蓋解錠指示手段86は、取得した当該ボックスIDの宅配ボックス14の蓋を解錠する指示を宅配ボックス14に送信する。なお、予約済みの宅配ボックス14が存在しない場合には、蓋解錠指示手段86は、予約されていない宅配ボックス14の中から何れかの宅配ボックス14を特定して、当該宅配ボックス14の蓋を解錠する指示を宅配ボックス14に送信してもよい。
<処理の流れ>
次に、図8~図10を参照して、本発明の実施形態に係るセキュリティシステム1を宅配業者が利用する際の処理の流れの一例について説明する。なお、以下の処理の内容及び順番は、適宜変更することができる。
次に、図8~図10を参照して、本発明の実施形態に係るセキュリティシステム1を宅配業者が利用する際の処理の流れの一例について説明する。なお、以下の処理の内容及び順番は、適宜変更することができる。
<集合住宅Mに入る際の処理>
図8は、本発明の実施形態に係るセキュリティシステム1において、宅配業者が集合住宅Mに入る際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8は、本発明の実施形態に係るセキュリティシステム1において、宅配業者が集合住宅Mに入る際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(ステップSP10)
扉制御装置10の取得手段46は、カメラ27を制御して、宅配業者により提示されたコード(二次元コード又は三次元コード)を撮影する。続いて、取得手段46は、撮影されたコードを分析して、サービス番号として追跡番号を取得する。この際、例えば宅配業者が複数の荷物を有する場合等には、宅配業者により、各荷物に紐付けられた追跡番号を示すコードが複数回提示される。取得手段46は、当該各コードを撮影し、撮影された各コードを分析して、各荷物に紐付けられた追跡番号を複数取得する。そして、処理は、ステップSP12の処理に移行する。
扉制御装置10の取得手段46は、カメラ27を制御して、宅配業者により提示されたコード(二次元コード又は三次元コード)を撮影する。続いて、取得手段46は、撮影されたコードを分析して、サービス番号として追跡番号を取得する。この際、例えば宅配業者が複数の荷物を有する場合等には、宅配業者により、各荷物に紐付けられた追跡番号を示すコードが複数回提示される。取得手段46は、当該各コードを撮影し、撮影された各コードを分析して、各荷物に紐付けられた追跡番号を複数取得する。そして、処理は、ステップSP12の処理に移行する。
(ステップSP12)
扉制御装置10の要求手段48は、ステップSP10で取得された追跡番号を含む解錠要求をサーバ装置16に送信する。この際、ステップSP10の処理において、複数の追跡番号を取得した場合には、各追跡番号を含む解錠要求をサーバ装置16に複数送信する。そして、処理は、ステップSP14の処理に移行する。
扉制御装置10の要求手段48は、ステップSP10で取得された追跡番号を含む解錠要求をサーバ装置16に送信する。この際、ステップSP10の処理において、複数の追跡番号を取得した場合には、各追跡番号を含む解錠要求をサーバ装置16に複数送信する。そして、処理は、ステップSP14の処理に移行する。
(ステップSP14)
サーバ装置16の要求受付手段72は、ステップSP12で送信された解錠要求を受信する。これに応答して、サーバ装置16の認証手段74は、扉11の解錠のための認証として、ユーザ管理テーブル90に記憶されている追跡番号の中に、予約要求に含まれる追跡番号と一致するものがあるか否かを判定する。この際、ステップSP12の処理において、複数の解錠要求が送信された場合には、各解錠要求毎に当該認証を行う。そして、処理は、ステップSP16の処理に移行する。
サーバ装置16の要求受付手段72は、ステップSP12で送信された解錠要求を受信する。これに応答して、サーバ装置16の認証手段74は、扉11の解錠のための認証として、ユーザ管理テーブル90に記憶されている追跡番号の中に、予約要求に含まれる追跡番号と一致するものがあるか否かを判定する。この際、ステップSP12の処理において、複数の解錠要求が送信された場合には、各解錠要求毎に当該認証を行う。そして、処理は、ステップSP16の処理に移行する。
(ステップSP16)
サーバ装置16の認証手段74は、ステップSP14で実行した認証が成功したか否かを判定する。認証手段74は、ステップSP14における判定を肯定判定した場合には、認証が成功したと判定する。この場合には、認証手段74は、認証が成功した旨を示す情報を扉制御装置10に送信し、処理は、ステップSP18の処理に移行する。認証が成功した旨を示す情報が扉制御装置10に送信されたことに応じて、扉制御装置10の表示手段52は、当該情報を表示する。
サーバ装置16の認証手段74は、ステップSP14で実行した認証が成功したか否かを判定する。認証手段74は、ステップSP14における判定を肯定判定した場合には、認証が成功したと判定する。この場合には、認証手段74は、認証が成功した旨を示す情報を扉制御装置10に送信し、処理は、ステップSP18の処理に移行する。認証が成功した旨を示す情報が扉制御装置10に送信されたことに応じて、扉制御装置10の表示手段52は、当該情報を表示する。
また、認証手段74は、当該判定を否定判定した場合には、認証が失敗したと判定する。この場合には、認証手段74は、認証が失敗した旨を示す認証エラーの情報を扉制御装置10に送信し、図8に示す一連の処理が終了する。当該認証エラーの情報が扉制御装置10に送信されたことに応じて、扉制御装置10の表示手段52は、当該認証エラーの情報を表示する。
(ステップSP18)
サーバ装置16の予約手段76は、ステップSP14で実行した認証で用いた認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に設置された宅配ボックス14を予約する。この際、当該認証キーが複数ある場合には、各認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に設置された各宅配ボックス14をそれぞれ予約する。すなわち、複数の荷物について、投函先となる宅配ボックス14の予約をまとめて行う。これにより、複数の荷物について、投函先となる宅配ボックス14の予約をまとめて行ってから、後述するステップSP34の処理により扉11を解錠して集合住宅Mに入ることができる。予約手段76による宅配ボックス14の予約処理の詳細な流れについては、図9を参照して後述する。予約手段76は、宅配ボックス14の予約が完了すると、宅配ボックス14の予約が完了した旨を示す情報を扉制御装置10に送信する。宅配ボックス14の予約が完了した旨を示す情報が扉制御装置10に送信されたことに応じて、扉制御装置10の表示手段52は、当該情報を表示する。そして、処理は、ステップSP20の処理に移行する。
サーバ装置16の予約手段76は、ステップSP14で実行した認証で用いた認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に設置された宅配ボックス14を予約する。この際、当該認証キーが複数ある場合には、各認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に設置された各宅配ボックス14をそれぞれ予約する。すなわち、複数の荷物について、投函先となる宅配ボックス14の予約をまとめて行う。これにより、複数の荷物について、投函先となる宅配ボックス14の予約をまとめて行ってから、後述するステップSP34の処理により扉11を解錠して集合住宅Mに入ることができる。予約手段76による宅配ボックス14の予約処理の詳細な流れについては、図9を参照して後述する。予約手段76は、宅配ボックス14の予約が完了すると、宅配ボックス14の予約が完了した旨を示す情報を扉制御装置10に送信する。宅配ボックス14の予約が完了した旨を示す情報が扉制御装置10に送信されたことに応じて、扉制御装置10の表示手段52は、当該情報を表示する。そして、処理は、ステップSP20の処理に移行する。
(ステップSP20)
サーバ装置16のキー取得手段78は、ステップSP14の処理で受け付けた解錠要求に含まれる追跡番号の下四桁の数字を読み込むことによって、当該下四桁の数字をショットキーとして取得する。この際、ステップSP16の処理において肯定判定された追跡番号が複数ある場合には、各追跡番号の下四桁の数字をショットキーとしてそれぞれ取得する。すなわち、集合住宅Mの中に設置された各装置の認証に用いられるショットキーを、追跡番号毎に複数まとめて取得する。そして、処理は、ステップSP22の処理に移行する。
サーバ装置16のキー取得手段78は、ステップSP14の処理で受け付けた解錠要求に含まれる追跡番号の下四桁の数字を読み込むことによって、当該下四桁の数字をショットキーとして取得する。この際、ステップSP16の処理において肯定判定された追跡番号が複数ある場合には、各追跡番号の下四桁の数字をショットキーとしてそれぞれ取得する。すなわち、集合住宅Mの中に設置された各装置の認証に用いられるショットキーを、追跡番号毎に複数まとめて取得する。そして、処理は、ステップSP22の処理に移行する。
(ステップSP22)
キー取得手段78は、同一のショットキーが複数有効であるか否かを判定する。具体的には、キー取得手段78は、同時期に集合住宅Mに入ろうとした異なる宅配業者のそれぞれについてステップSP10~ステップSP20の処理が行われた場合に、各ステップSP20の処理でそれぞれが取得したショットキーの中に、同一のものが複数存在するか否かを判定する。当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP24の処理に移行する。当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP26の処理に移行する。
キー取得手段78は、同一のショットキーが複数有効であるか否かを判定する。具体的には、キー取得手段78は、同時期に集合住宅Mに入ろうとした異なる宅配業者のそれぞれについてステップSP10~ステップSP20の処理が行われた場合に、各ステップSP20の処理でそれぞれが取得したショットキーの中に、同一のものが複数存在するか否かを判定する。当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP24の処理に移行する。当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP26の処理に移行する。
(ステップSP24)
サーバ装置16のキー取得手段78は、ショットキーを再度取得する。例えば、キー取得手段78は、追跡番号の下四桁の数字ではなく、追跡番号そのものをショットキーとして取得し直す。そして、処理は、ステップSP28の処理に移行する。
サーバ装置16のキー取得手段78は、ショットキーを再度取得する。例えば、キー取得手段78は、追跡番号の下四桁の数字ではなく、追跡番号そのものをショットキーとして取得し直す。そして、処理は、ステップSP28の処理に移行する。
(ステップSP26)
サーバ装置16のキー取得手段78は、ショットキーを再度取得しない。すなわち、キー取得手段78は、取得するショットキーを、ステップSP20で取得したショットキーのまま、追跡番号の下四桁の数字とする。そして、処理は、ステップSP28の処理に移行する。
サーバ装置16のキー取得手段78は、ショットキーを再度取得しない。すなわち、キー取得手段78は、取得するショットキーを、ステップSP20で取得したショットキーのまま、追跡番号の下四桁の数字とする。そして、処理は、ステップSP28の処理に移行する。
(ステップSP28)
サーバ装置16のキー通知手段80は、ステップSP24又はステップSP26で取得されたショットキーを、扉制御装置10に送信し、扉制御装置10側にいる宅配業者に当該ショットキーを通知する。
サーバ装置16のキー通知手段80は、ステップSP24又はステップSP26で取得されたショットキーを、扉制御装置10に送信し、扉制御装置10側にいる宅配業者に当該ショットキーを通知する。
(ステップSP30)
扉制御装置10の表示手段52は、ステップSP28処理で送信されたショットキーを表示する。これにより、宅配業者は、エレベータ13の作動のための認証や宅配ボックス14の蓋の解錠のための認証に用いるショットキーを認識する。この際、ステップSP20の処理において複数のショットキーを取得した場合には、各ショットキーを表示する。これにより、複数の荷物のそれぞれに紐付けられた各追跡番号に基づくショットキーを、宅配業者がまとめて認識することができる。そして、処理は、ステップSP32の処理に移行する。
扉制御装置10の表示手段52は、ステップSP28処理で送信されたショットキーを表示する。これにより、宅配業者は、エレベータ13の作動のための認証や宅配ボックス14の蓋の解錠のための認証に用いるショットキーを認識する。この際、ステップSP20の処理において複数のショットキーを取得した場合には、各ショットキーを表示する。これにより、複数の荷物のそれぞれに紐付けられた各追跡番号に基づくショットキーを、宅配業者がまとめて認識することができる。そして、処理は、ステップSP32の処理に移行する。
(ステップSP32)
サーバ装置16の扉解錠指示手段82は、扉制御装置10に解錠指示を送信する。そして、処理は、ステップSP34の処理に移行する。
サーバ装置16の扉解錠指示手段82は、扉制御装置10に解錠指示を送信する。そして、処理は、ステップSP34の処理に移行する。
(ステップSP34)
扉制御装置10の制御手段50は、施錠機構29を制御して、扉11を解錠する。そして、図8に示す一連の処理が終了する。
扉制御装置10の制御手段50は、施錠機構29を制御して、扉11を解錠する。そして、図8に示す一連の処理が終了する。
なお、宅配業者が異なる複数の荷物を有する場合に、その荷物毎にステップSP10~ステップSP30の処理を繰り返した後、ステップSP32以降の処理が行われてもよい。
<宅配ボックス14の予約処理の詳細>
図9は、図8のステップSP18の宅配ボックス14の予約処理の詳細な流れの一例を示すフローチャートである。図9を参照して、宅配ボックス14の予約処理の詳細な流れの一例について説明する。
図9は、図8のステップSP18の宅配ボックス14の予約処理の詳細な流れの一例を示すフローチャートである。図9を参照して、宅配ボックス14の予約処理の詳細な流れの一例について説明する。
(ステップSP1810)
サーバ装置16の予約手段76は、ステップSP16の処理で認証に用いた追跡番号に紐付けられた部屋番号を取得し、当該部屋番号に紐付けられた予約済みの宅配ボックス14があるか否かを判定する。具体的には、予約手段76は、ユーザ管理テーブル90を参照し、認証に用いた追跡番号に紐付けられた部屋番号を特定する。続いて、予約手段76は、特定した部屋番号に紐付けられた「予約済みボックスID」の欄を参照し、格納されたボックスIDが存在するか否かを判定する。当該判定が肯定判定された場合には、予約手段76は、当該格納されたボックスIDを特定し、処理は、ステップSP1812の処理に移行する。当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP1816の処理に移行する。
サーバ装置16の予約手段76は、ステップSP16の処理で認証に用いた追跡番号に紐付けられた部屋番号を取得し、当該部屋番号に紐付けられた予約済みの宅配ボックス14があるか否かを判定する。具体的には、予約手段76は、ユーザ管理テーブル90を参照し、認証に用いた追跡番号に紐付けられた部屋番号を特定する。続いて、予約手段76は、特定した部屋番号に紐付けられた「予約済みボックスID」の欄を参照し、格納されたボックスIDが存在するか否かを判定する。当該判定が肯定判定された場合には、予約手段76は、当該格納されたボックスIDを特定し、処理は、ステップSP1812の処理に移行する。当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP1816の処理に移行する。
(ステップSP1812)
予約手段76は、ステップSP1810で特定されたボックスIDの宅配ボックス14に空きがあるか否かを判定する。当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP1814の処理に移行する。当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP1816の処理に移行する。
予約手段76は、ステップSP1810で特定されたボックスIDの宅配ボックス14に空きがあるか否かを判定する。当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP1814の処理に移行する。当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP1816の処理に移行する。
(ステップSP1814)
予約手段76は、ステップSP1810で特定されたボックスIDの宅配ボックス14を重複して予約する。具体的には、予約手段76は、ユーザ管理テーブル90において、ステップSP14の処理で認証に用いた追跡番号に紐付けて、「予約済みボックスID」の欄に、ステップSP1810の処理で特定されたボックスIDを格納する。そして、図9に示す一連の処理が終了する。
予約手段76は、ステップSP1810で特定されたボックスIDの宅配ボックス14を重複して予約する。具体的には、予約手段76は、ユーザ管理テーブル90において、ステップSP14の処理で認証に用いた追跡番号に紐付けて、「予約済みボックスID」の欄に、ステップSP1810の処理で特定されたボックスIDを格納する。そして、図9に示す一連の処理が終了する。
(ステップSP1816)
予約手段76は、ボックス管理テーブル92を参照し、ステップSP1810の処理で取得した部屋番号に紐付けられた複数のボックスIDの中から、「予約の有無」の欄が「0」となっているものを特定する。そして、予約手段76は、ユーザ管理テーブル90において、ステップSP14の処理で認証に用いた追跡番号に紐付けて、「予約済みボックスID」の欄に、特定したボックスIDを格納する。続いて、予約手段76は、特定したボックスIDについて、ボックス管理テーブル92における「予約の有無」の欄に「1」を格納する。なお、予約手段76は、例えば宅配物の容量等に応じて、必要な場合には複数のボックスIDを特定して予約してもよい。そして、図9に示す一連の処理が終了する。
予約手段76は、ボックス管理テーブル92を参照し、ステップSP1810の処理で取得した部屋番号に紐付けられた複数のボックスIDの中から、「予約の有無」の欄が「0」となっているものを特定する。そして、予約手段76は、ユーザ管理テーブル90において、ステップSP14の処理で認証に用いた追跡番号に紐付けて、「予約済みボックスID」の欄に、特定したボックスIDを格納する。続いて、予約手段76は、特定したボックスIDについて、ボックス管理テーブル92における「予約の有無」の欄に「1」を格納する。なお、予約手段76は、例えば宅配物の容量等に応じて、必要な場合には複数のボックスIDを特定して予約してもよい。そして、図9に示す一連の処理が終了する。
<エレベータ13で各階フロアに立ち入る際の制御処理>
図10は、本実施形態に係るセキュリティシステム1において、宅配業者がエレベータ13で集合住宅Mの各階フロアに立ち入る際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10に示す処理は、例えば、図8のステップSP34の処理に続き、開始する。
図10は、本実施形態に係るセキュリティシステム1において、宅配業者がエレベータ13で集合住宅Mの各階フロアに立ち入る際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10に示す処理は、例えば、図8のステップSP34の処理に続き、開始する。
(ステップSP36)
エレベータ制御装置12の取得手段54は、宅配業者の入力装置25への入力によって、認証キーとしてショットキーを取得する。そして、処理は、ステップSP38の処理に移行する。
エレベータ制御装置12の取得手段54は、宅配業者の入力装置25への入力によって、認証キーとしてショットキーを取得する。そして、処理は、ステップSP38の処理に移行する。
(ステップSP38)
エレベータ制御装置12の要求手段56は、ステップSP36で取得されたショットキーを含む作動要求をサーバ装置16に送信する。そして、処理は、ステップSP40の処理に移行する。
エレベータ制御装置12の要求手段56は、ステップSP36で取得されたショットキーを含む作動要求をサーバ装置16に送信する。そして、処理は、ステップSP40の処理に移行する。
(ステップSP40)
サーバ装置16の要求受付手段72は、ステップSP38で送信された作動要求を受信する。これに応答して、サーバ装置16の認証手段74は、エレベータ13の作動のための認証として、ユーザ管理テーブル90に記憶されているショットキーの中に、作動要求に含まれるショットキーと一致するものがあるか否かを判定する。そして、処理は、ステップSP42の処理に移行する。
サーバ装置16の要求受付手段72は、ステップSP38で送信された作動要求を受信する。これに応答して、サーバ装置16の認証手段74は、エレベータ13の作動のための認証として、ユーザ管理テーブル90に記憶されているショットキーの中に、作動要求に含まれるショットキーと一致するものがあるか否かを判定する。そして、処理は、ステップSP42の処理に移行する。
(ステップSP42)
サーバ装置16の認証手段74は、ステップSP40で実行した認証が成功したか否かを判定する。認証手段74は、当該判定を肯定判定した場合には、認証が成功したと判定する。この場合には、認証手段74が、認証が成功した旨を示す情報をエレベータ制御装置12に送信し、処理は、ステップSP44の処理に移行する。認証が成功した旨を示す情報がエレベータ制御装置12に送信されたことに応じて、エレベータ制御装置12の表示手段60は、当該情報を表示する。
サーバ装置16の認証手段74は、ステップSP40で実行した認証が成功したか否かを判定する。認証手段74は、当該判定を肯定判定した場合には、認証が成功したと判定する。この場合には、認証手段74が、認証が成功した旨を示す情報をエレベータ制御装置12に送信し、処理は、ステップSP44の処理に移行する。認証が成功した旨を示す情報がエレベータ制御装置12に送信されたことに応じて、エレベータ制御装置12の表示手段60は、当該情報を表示する。
また、認証手段74は、当該判定を否定判定した場合には、認証が失敗したと判定する。この場合には、認証手段74が、認証が失敗した旨を示す認証エラーの情報をエレベータ制御装置12に送信し、図10に示す一連の処理が終了する。当該認証エラーの情報がエレベータ制御装置12に送信されたことに応じて、エレベータ制御装置12の表示手段60は、当該エラーの情報を表示する。
(ステップSP44)
サーバ装置16の作動指示手段84は、エレベータ制御装置12に作動指示を送信する。例えば、作動指示手段84は、エレベータ13の扉を開けて、エレベータ13の移動を開始する指示をエレベータ制御装置12に送信する。また、作動指示手段84は、ユーザ管理テーブル90を参照して、ステップSP40の処理で認証に用いたショットキーに紐付けられた部屋番号を特定する。続いて、作動指示手段84は、ボックス管理テーブル92を参照して、特定した部屋番号に紐付けられた居住階数を、エレベータ13の移動先として決定する。そして、作動指示手段84は、決定した居住階数を、エレベータ13の移動先の指示としてエレベータ制御装置12に送信する。そして、処理は、ステップSP46の処理に移行する。
サーバ装置16の作動指示手段84は、エレベータ制御装置12に作動指示を送信する。例えば、作動指示手段84は、エレベータ13の扉を開けて、エレベータ13の移動を開始する指示をエレベータ制御装置12に送信する。また、作動指示手段84は、ユーザ管理テーブル90を参照して、ステップSP40の処理で認証に用いたショットキーに紐付けられた部屋番号を特定する。続いて、作動指示手段84は、ボックス管理テーブル92を参照して、特定した部屋番号に紐付けられた居住階数を、エレベータ13の移動先として決定する。そして、作動指示手段84は、決定した居住階数を、エレベータ13の移動先の指示としてエレベータ制御装置12に送信する。そして、処理は、ステップSP46の処理に移行する。
(ステップSP46)
エレベータ制御装置12の制御手段58は、ステップSP44の処理において送信された作動指示に基づき、エレベータ13を制御する。例えば、エレベータ制御装置12の制御手段58は、エレベータ13の制御盤に、ステップSP44でサーバ装置16から送信された情報を送信することで、エレベータ13の制御盤を介してエレベータ13の作動を制御する。これにより、エレベータ13は、その扉を開けて、ステップSP44で移動先の指示として送信された居住階数が示す階、すなわち荷物の送り先であるサービス受給者の居住階に移動を開始する。宅配業者は、このように制御されたエレベータ13によって、荷物の送り先であるサービス受給者の居住階に移動し、当該サービス受給者の荷物の受け取り代行をする宅配ボックス14の前に移動することができる。そして、処理は、ステップSP48の処理に移行する。
エレベータ制御装置12の制御手段58は、ステップSP44の処理において送信された作動指示に基づき、エレベータ13を制御する。例えば、エレベータ制御装置12の制御手段58は、エレベータ13の制御盤に、ステップSP44でサーバ装置16から送信された情報を送信することで、エレベータ13の制御盤を介してエレベータ13の作動を制御する。これにより、エレベータ13は、その扉を開けて、ステップSP44で移動先の指示として送信された居住階数が示す階、すなわち荷物の送り先であるサービス受給者の居住階に移動を開始する。宅配業者は、このように制御されたエレベータ13によって、荷物の送り先であるサービス受給者の居住階に移動し、当該サービス受給者の荷物の受け取り代行をする宅配ボックス14の前に移動することができる。そして、処理は、ステップSP48の処理に移行する。
(ステップSP48)
宅配ボックス14の取得手段62は、宅配業者の入力装置35への入力によって、認証キーとしてショットキーを取得する。そして、処理は、ステップSP50の処理に移行する。
宅配ボックス14の取得手段62は、宅配業者の入力装置35への入力によって、認証キーとしてショットキーを取得する。そして、処理は、ステップSP50の処理に移行する。
(ステップSP50)
宅配ボックス14の要求手段64は、ステップSP48で取得されたショットキーを含む解錠要求をサーバ装置16に送信する。そして、処理は、ステップSP52の処理に移行する。
宅配ボックス14の要求手段64は、ステップSP48で取得されたショットキーを含む解錠要求をサーバ装置16に送信する。そして、処理は、ステップSP52の処理に移行する。
(ステップSP52)
サーバ装置16の要求受付手段72は、ステップSP50で送信された解錠要求を受信する。これに応答して、サーバ装置16の認証手段74は、宅配ボックス14の蓋の解錠のための認証として、ユーザ管理テーブル90に記憶されているショットキーの中に、解錠要求に含まれるショットキーと一致するものがあるか否かを判定する。そして、処理は、ステップSP54の処理に移行する。
サーバ装置16の要求受付手段72は、ステップSP50で送信された解錠要求を受信する。これに応答して、サーバ装置16の認証手段74は、宅配ボックス14の蓋の解錠のための認証として、ユーザ管理テーブル90に記憶されているショットキーの中に、解錠要求に含まれるショットキーと一致するものがあるか否かを判定する。そして、処理は、ステップSP54の処理に移行する。
(ステップSP54)
サーバ装置16の認証手段74は、ステップSP52で実行した認証が成功したか否かを判定する。認証手段74は、当該判定を肯定判定した場合には、認証が成功したと判定する。この場合には、認証手段74が、認証が成功した旨を示す情報を宅配ボックス14に送信し、処理は、ステップSP56の処理に移行する。認証が成功した旨を示す情報が宅配ボックス14に送信されたことに応じて、宅配ボックス14の表示手段68は、当該情報を表示する。
サーバ装置16の認証手段74は、ステップSP52で実行した認証が成功したか否かを判定する。認証手段74は、当該判定を肯定判定した場合には、認証が成功したと判定する。この場合には、認証手段74が、認証が成功した旨を示す情報を宅配ボックス14に送信し、処理は、ステップSP56の処理に移行する。認証が成功した旨を示す情報が宅配ボックス14に送信されたことに応じて、宅配ボックス14の表示手段68は、当該情報を表示する。
また、認証手段74は、当該判定を否定判定した場合には、認証が失敗したと判定する。この場合には、認証手段74が、認証が失敗した旨を示す認証エラーの情報を宅配ボックス14に送信し、図10に示す一連の処理が終了する。当該認証エラーの情報が宅配ボックス14に送信されたことに応じて、宅配ボックス14の表示手段68は、当該エラーの情報を表示する。
(ステップSP56)
サーバ装置16の蓋解錠指示手段86は、宅配ボックス14に解錠指示を送信する。例えば、蓋解錠指示手段86は、ユーザ管理テーブル90を参照して、ステップSP52の処理で認証に用いられたショットキーに紐付けられた「予約済みボックスID」を取得する。続いて、蓋解錠指示手段86は、取得したボックスIDの宅配ボックス14の蓋を解錠する指示を宅配ボックス14に送信する。解錠指示が宅配ボックス14に送信されたことに応じて、宅配ボックス14の表示手段68は、解錠指示がなされた宅配ボックス14のボックスIDを表示する。そして、処理は、ステップSP58の処理に移行する。
サーバ装置16の蓋解錠指示手段86は、宅配ボックス14に解錠指示を送信する。例えば、蓋解錠指示手段86は、ユーザ管理テーブル90を参照して、ステップSP52の処理で認証に用いられたショットキーに紐付けられた「予約済みボックスID」を取得する。続いて、蓋解錠指示手段86は、取得したボックスIDの宅配ボックス14の蓋を解錠する指示を宅配ボックス14に送信する。解錠指示が宅配ボックス14に送信されたことに応じて、宅配ボックス14の表示手段68は、解錠指示がなされた宅配ボックス14のボックスIDを表示する。そして、処理は、ステップSP58の処理に移行する。
(ステップSP58)
宅配ボックス14の制御手段66は、ステップSP58の処理において送信された解錠指示に基づき、解錠指示がなされた予約済みの宅配ボックス14の施錠機構38を制御して、その宅配ボックス14の蓋を解錠する。これにより、宅配業者は、解錠された蓋を開けて、宅配ボックス14の中に荷物を投函する。制御手段66は、宅配業者によって蓋が閉められると、施錠機構38を制御して、その宅配ボックス14の蓋を施錠する。そして、図10に示す一連の処理が終了する。荷物の投函が完了した場合には、宅配ボックス14からサーバ装置16やユーザ端末20に投函完了を示す情報を通知してもよい。
宅配ボックス14の制御手段66は、ステップSP58の処理において送信された解錠指示に基づき、解錠指示がなされた予約済みの宅配ボックス14の施錠機構38を制御して、その宅配ボックス14の蓋を解錠する。これにより、宅配業者は、解錠された蓋を開けて、宅配ボックス14の中に荷物を投函する。制御手段66は、宅配業者によって蓋が閉められると、施錠機構38を制御して、その宅配ボックス14の蓋を施錠する。そして、図10に示す一連の処理が終了する。荷物の投函が完了した場合には、宅配ボックス14からサーバ装置16やユーザ端末20に投函完了を示す情報を通知してもよい。
また、宅配業者が異なる居住階のサービス受給者宛ての複数の荷物を宅配する必要がある場合等、各階フロア間を移動する必要がある場合には、ステップSP58における荷物の投函が完了した後、更に図10に示す一連の処理を繰り返すことにより、各フロア間を宅配業者が移動する際の制御処理を行う。例えば、宅配業者が、居住階が2階のサービス受給者宛ての荷物と、居住階が3階のサービス受給者宛ての荷物をそれぞれ有する場合には、まず、居住階が2階のサービス受給者宛ての荷物の追跡番号に基づくショットキーを用いて図10に示す一連の処理を行うことで、宅配業者が2階に移動する。続けて、居住階が3階のサービス受給者宛ての荷物の追跡番号に基づくショットキーを用いて図10に示す一連の処理を行うことで、宅配業者が3階に移動する。なお、移動の順序はこれに限らず、先に3階に移動した後、3階から2階に移動してもよい。
<効果>
以上、本実施形態に係るサーバ装置16は、集合住宅Mの中に設置されたエレベータ13の作動を制御するエレベータ制御装置12と通信可能なサーバ装置16であって、サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを含む作動要求を受け付ける要求受付手段72と、要求受付手段72が受け付けた作動要求に含まれる情報、及び、認証キーに基づき、エレベータ13の作動のための認証を実行する認証手段74と、作動のための認証が成功した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動する作動指示をエレベータ制御装置12に送信する作動指示手段84と、を備える。
この構成によれば、サービス番号に基づく認証キーを用いて、集合住宅Mの中に設置されたエレベータ13の作動のための認証が行われる。そして、当該認証が成功した場合には、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動する作動指示がエレベータ制御装置12に送信される。よって、サービス事業者は、集合住宅Mの中に入った際、セキュリティを維持したまま、目的とするサービス受給者の居住階フロアに移動することや、目的とする各フロア間を移動することができる。以上より、サービス事業者等の第三者が集合住宅M等の施設の中の各階フロアに立ち入る際のセキュリティを維持することができる。
以上、本実施形態に係るサーバ装置16は、集合住宅Mの中に設置されたエレベータ13の作動を制御するエレベータ制御装置12と通信可能なサーバ装置16であって、サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを含む作動要求を受け付ける要求受付手段72と、要求受付手段72が受け付けた作動要求に含まれる情報、及び、認証キーに基づき、エレベータ13の作動のための認証を実行する認証手段74と、作動のための認証が成功した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動する作動指示をエレベータ制御装置12に送信する作動指示手段84と、を備える。
この構成によれば、サービス番号に基づく認証キーを用いて、集合住宅Mの中に設置されたエレベータ13の作動のための認証が行われる。そして、当該認証が成功した場合には、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動する作動指示がエレベータ制御装置12に送信される。よって、サービス事業者は、集合住宅Mの中に入った際、セキュリティを維持したまま、目的とするサービス受給者の居住階フロアに移動することや、目的とする各フロア間を移動することができる。以上より、サービス事業者等の第三者が集合住宅M等の施設の中の各階フロアに立ち入る際のセキュリティを維持することができる。
本実施形態に係るサーバ装置16では、作動指示手段84は、作動のための認証が成功した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階以外の階に移動しないようにする作動指示をエレベータ制御装置12に送信する。
この構成によれば、集合住宅Mの中に入ったサービス事業者が、目的とするサービス受給者の居住階以外の各階フロアに立ち入ることを抑制することができる。
この構成によれば、集合住宅Mの中に入ったサービス事業者が、目的とするサービス受給者の居住階以外の各階フロアに立ち入ることを抑制することができる。
本実施形態に係るサーバ装置16では、集合住宅Mの入口に設置された扉11の施錠及び解錠を制御する扉制御装置10と通信可能であって、要求受付手段72は、サービス番号を含む扉11の解錠要求を受け付け、認証手段74は、要求受付手段72が受け付けた解錠要求に含まれる情報、及び、サービス番号に基づき、扉11の解錠のための認証を実行し、扉11の解錠のための認証が成功した場合に、サービス番号に基づいて認証キーを取得するキー取得手段78と、キー取得手段78により取得された認証キーをサービス事業者に通知するキー通知手段80と、を備える。
この構成によれば、扉11の解錠のための認証が成功したことに応じて、サービス番号に基づき取得された認証キーが、サービス事業者に通知される。よって、エレベータ13の作動のための認証に用いる認証キーを、サービス事業者が容易に認識することができる。
この構成によれば、扉11の解錠のための認証が成功したことに応じて、サービス番号に基づき取得された認証キーが、サービス事業者に通知される。よって、エレベータ13の作動のための認証に用いる認証キーを、サービス事業者が容易に認識することができる。
本実施形態に係るサーバ装置16では、キー取得手段78は、サービス番号の一部を認証キーとして取得する。
この構成によれば、サービス番号としての追跡番号の下四桁の数字等、サービス番号の一部を認証キーとして取得することにより、サービス事業者にとって覚えやすい簡易な番号を用いて認証を容易に行なうことができる。
この構成によれば、サービス番号としての追跡番号の下四桁の数字等、サービス番号の一部を認証キーとして取得することにより、サービス事業者にとって覚えやすい簡易な番号を用いて認証を容易に行なうことができる。
本実施形態に係るサーバ装置16では、集合住宅Mの住人であるサービス受給者によって共有される共有設備として集合住宅Mの中に複数設置された宅配ボックス14と通信可能であって、扉11の解錠のための認証が成功した場合に、サービス番号に紐付けられたサービス受給者の居住階に設置された宅配ボックス14を予約する予約手段76を備える。
この構成によれば、扉11の解錠のための認証が成功した場合に、サービス番号に紐付けられたサービス受給者の居住階に設置された宅配ボックス14が予約されるので、サービス受給者にとって適切な宅配ボックス14を予約することができる。
この構成によれば、扉11の解錠のための認証が成功した場合に、サービス番号に紐付けられたサービス受給者の居住階に設置された宅配ボックス14が予約されるので、サービス受給者にとって適切な宅配ボックス14を予約することができる。
本実施形態に係るサーバ装置16では、サービス番号は、荷物の追跡番号を含む。
この構成によれば、サービス事業者が宅配業者であれば、荷物に貼られている二次元コード等に示されている追跡番号に基づき容易に認証キーを取得することができる。
この構成によれば、サービス事業者が宅配業者であれば、荷物に貼られている二次元コード等に示されている追跡番号に基づき容易に認証キーを取得することができる。
本実施形態に係るエレベータ制御装置12は、集合住宅Mの中に設置されたエレベータ13の作動を制御し、且つ、サーバ装置16と通信可能なエレベータ制御装置12であって、サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを取得する取得手段54と、認証キーを含む作動要求をサーバ装置16に送信する要求手段56と、サーバ装置16から作動指示を受信した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動するようにエレベータ13の作動を制御する制御手段58と、を備える。
この構成によれば、サーバ装置16に送信した認証キーを含む作動要求に応じて、サーバ装置16における認証キーに基づく認証の結果、サーバ装置16から作動指示を受信した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動するようにエレベータ13の作動が制御される。よって、サービス事業者は、集合住宅Mの中に入った際、セキュリティを維持したまま、目的とするサービス受給者の居住階フロアに移動することや、目的とする各フロア間を移動することができる。以上より、サービス事業者等の第三者が集合住宅M等の施設の中の各階フロアに立ち入る際のセキュリティを維持することができる。
この構成によれば、サーバ装置16に送信した認証キーを含む作動要求に応じて、サーバ装置16における認証キーに基づく認証の結果、サーバ装置16から作動指示を受信した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動するようにエレベータ13の作動が制御される。よって、サービス事業者は、集合住宅Mの中に入った際、セキュリティを維持したまま、目的とするサービス受給者の居住階フロアに移動することや、目的とする各フロア間を移動することができる。以上より、サービス事業者等の第三者が集合住宅M等の施設の中の各階フロアに立ち入る際のセキュリティを維持することができる。
本実施形態に係るプログラムは、集合住宅Mの中に設置されたエレベータ13の作動を制御するエレベータ制御装置12と通信可能なコンピュータを、サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを含む作動要求を受け付ける要求受付手段72、要求受付手段72が受け付けた作動要求に含まれる情報、及び、認証キーに基づき、エレベータ13の作動のための認証を実行する認証手段74、作動のための認証が成功した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動する作動指示をエレベータ制御装置12に送信する作動指示手段84、として機能させるためのプログラムである。
この構成によれば、上記実施形態に係るサーバ装置16と同様、サービス事業者等の第三者が集合住宅M等の施設の中の各階フロアに立ち入る際のセキュリティを維持することができる。
この構成によれば、上記実施形態に係るサーバ装置16と同様、サービス事業者等の第三者が集合住宅M等の施設の中の各階フロアに立ち入る際のセキュリティを維持することができる。
本実施形態に係るプログラムは、集合住宅Mの中に設置されたエレベータ13の作動を制御し、且つ、サーバ装置16と通信可能なコンピュータを、サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを取得する取得手段54、認証キーを含む作動要求を前記サーバ装置に送信する要求手段56、サーバ装置16から作動指示を受信した場合に、認証キーに紐付けられたサービス受給者の居住階に移動するようにエレベータ13の作動を制御する制御手段58、として機能させるためのプログラムである。
この構成によれば、上記実施形態に係る扉制御装置10と同様、サービス事業者等の第三者が集合住宅M等の施設の中の各階フロアに立ち入る際のセキュリティを維持することができる。
この構成によれば、上記実施形態に係る扉制御装置10と同様、サービス事業者等の第三者が集合住宅M等の施設の中の各階フロアに立ち入る際のセキュリティを維持することができる。
また、本実施形態に係るサーバ装置16では、キー取得手段78は、同一のショットキーが複数有効であるか否かを判定し、肯定判定した場合には、サービス番号に基づきショットキーを再度取得する。
この構成によれば、同一のショットキーを用いた認証が複数の異なるサービス事業者によってなされることを抑制し、ショットキーを用いた認証を適切に行うことができる。
この構成によれば、同一のショットキーを用いた認証が複数の異なるサービス事業者によってなされることを抑制し、ショットキーを用いた認証を適切に行うことができる。
また、本実施形態に係るサーバ装置16では、予約手段76は、扉11の解錠のための認証が成功した場合に、取得した識別情報としての部屋番号に対応する予約済みの宅配ボックス14があるか否かを判定し、当該判定を肯定判定した場合には、予約済みの宅配ボックス14を重複予約し、当該判定を否定判定した場合には、予約されていない宅配ボックス14を予約する。
この構成によれば、扉11の解錠のための認証が成功した場合に、識別情報として取得した部屋番号に対応する予約済みの宅配ボックス14がある場合には、その予約済みの宅配ボックス14が重複予約される。よって、部屋番号等の識別情報が同一のサービス受給者に関して、同じ宅配ボックス14に異なる複数の宅配物をまとめて宅配することができる。
この構成によれば、扉11の解錠のための認証が成功した場合に、識別情報として取得した部屋番号に対応する予約済みの宅配ボックス14がある場合には、その予約済みの宅配ボックス14が重複予約される。よって、部屋番号等の識別情報が同一のサービス受給者に関して、同じ宅配ボックス14に異なる複数の宅配物をまとめて宅配することができる。
また、本実施形態に係るサーバ装置16では、予約手段76は、宅配ボックス14を予約してから所定時間を経過した場合に、宅配ボックス14の予約を解除する。
この構成によれば、宅配ボックス14が予約されてから所定時間利用されないまま占領されてしまうことを抑制することができる。
この構成によれば、宅配ボックス14が予約されてから所定時間利用されないまま占領されてしまうことを抑制することができる。
また、本実施形態に係るサーバ装置16では、扉11の解錠のための認証が成功し、予約手段76による宅配ボックス14の予約が完了した場合に、扉制御装置10に解錠指示を送信する扉解錠指示手段82を備える。
この構成によれば、サービス事業者は、集合住宅Mの入口に来た場合、サービス番号を扉制御装置10に取得させると、サーバ装置16において扉11の解錠のための認証が行われる。そして、当該認証が成功し、宅配ボックス14の予約が完了した場合に、扉11が解錠される。これにより、サービス事業者は、集合住宅Mの住人であるサービス受給者の許可が無くても、セキュリティを維持しながら、宅配ボックス14の予約を確保した上で集合住宅Mに入ることができる。よって、サービス事業者が集合住宅Mの中に入り宅配ボックス14の前まで行ったところで初めて宅配ボックス14の空きが無いと知る状況に陥ることを抑制することができ、サービス事業者による対応を速やかにすることができる。
この構成によれば、サービス事業者は、集合住宅Mの入口に来た場合、サービス番号を扉制御装置10に取得させると、サーバ装置16において扉11の解錠のための認証が行われる。そして、当該認証が成功し、宅配ボックス14の予約が完了した場合に、扉11が解錠される。これにより、サービス事業者は、集合住宅Mの住人であるサービス受給者の許可が無くても、セキュリティを維持しながら、宅配ボックス14の予約を確保した上で集合住宅Mに入ることができる。よって、サービス事業者が集合住宅Mの中に入り宅配ボックス14の前まで行ったところで初めて宅配ボックス14の空きが無いと知る状況に陥ることを抑制することができ、サービス事業者による対応を速やかにすることができる。
また、本実施形態では、ユーザ管理テーブル90に、サービス番号としての追跡番号と紐付けて部屋番号が格納されている。サーバ装置16の予約手段76は、このユーザ管理テーブル90を参照し、認証が成功した追跡番号に紐付けられた部屋番号を特定する。そして、予約手段76は、ボックス管理テーブル92を参照し、特定した部屋番号に紐付けられた複数のボックスIDの中から、予約されていない何れかのボックスIDを特定して予約する。
この構成によれば、予約手段76が、ユーザ管理テーブル90に格納された部屋番号を特定することによって部屋番号を取得するので、宅配業者の入力等によって扉制御装置10に部屋番号を取得させなくても、部屋番号に紐付けられた適切な宅配ボックス14の予約をすることができる。
この構成によれば、予約手段76が、ユーザ管理テーブル90に格納された部屋番号を特定することによって部屋番号を取得するので、宅配業者の入力等によって扉制御装置10に部屋番号を取得させなくても、部屋番号に紐付けられた適切な宅配ボックス14の予約をすることができる。
また、本実施形態では、蓋解錠指示手段86は、宅配業者からの宅配ボックス14の蓋の解錠要求に応じた認証が成功した場合に、その宅配業者からの扉11の解錠要求に応じて予約済みの宅配ボックス14の蓋を解錠する指示を宅配ボックス14に送信する。
この構成によれば、予約済みの宅配ボックス14が予約に関係ない第三者に不適切に利用されることを抑制することができる。
この構成によれば、予約済みの宅配ボックス14が予約に関係ない第三者に不適切に利用されることを抑制することができる。
また、本実施形態では、扉制御装置10の表示手段52は、宅配ボックス14の予約が完了した場合には当該予約が完了したことを示す情報を表示し、宅配ボックス14の予約ができない場合には当該予約ができないことを示す情報を表示する。
この構成によれば、宅配業者は宅配ボックス14の予約ができたか否かを認識することができる。これにより、例えば居住階に対応して設置された宅配ボックス14の予約ができない場合には、宅配業者は、その居住階まで行くことなく、ロビー等の共用施設に設置され居住階に関係なく利用可能な宅配ボックス14に荷物を投函する等の対応を速やかに取ることができる。
この構成によれば、宅配業者は宅配ボックス14の予約ができたか否かを認識することができる。これにより、例えば居住階に対応して設置された宅配ボックス14の予約ができない場合には、宅配業者は、その居住階まで行くことなく、ロビー等の共用施設に設置され居住階に関係なく利用可能な宅配ボックス14に荷物を投函する等の対応を速やかに取ることができる。
<変形例>
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、上記の実施形態に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、上記の実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、上記の実施形態に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、上記の実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
例えば、上記実施形態では、要求受付手段72がエレベータ13の作動要求をエレベータ制御装置12から受け付ける例について説明したが、これに限られない。要求受付手段72は、例えば扉制御装置10や不図示の暗証番号入力装置等、他の装置から当該作動要求を受け付けてもよい。
また、エレベータ制御装置12とサーバ装置16との間に別の制御装置等を介していてもよく、エレベータ制御装置12とサーバ装置16との間で互いに送信される各情報は、これらの間に接続された別の制御装置等を介して互いに送信されてもよい。
また、サーバ装置16は、記憶手段70を備えていなくてもよい。サーバ装置16の認証手段74は、記憶手段70に記憶された情報ではなく、外部の記憶手段等に記憶された情報に基づき、認証を実行してもよい。
また、例えば、上記実施形態では、予約手段76は、サービス番号に対応するサービス受給者の識別情報として部屋番号を取得するが、予約手段76が取得するサービス受給者の識別情報としては、ユーザIDや居住階数等であってもよい。
また、予約手段76は、サービス受給者の識別情報を、ユーザ管理テーブル90に記憶された情報を特定するのではなく、扉制御装置10からの送信等によって取得してもよい。例えば、図8のステップSP16の処理の後であってステップSP18の処理の前において、扉制御装置10の取得手段46が宅配業者の入力によって部屋番号等のサービス受給者の識別情報を取得する。続いて、扉制御装置10の要求手段48が当該識別情報をサーバ装置16に送信する。これにより、サーバ装置16の予約手段76は、当該識別情報を取得することができる。予約手段76は、このようにして取得した識別情報に対応する宅配ボックス14を予約してもよい。この場合に、ユーザ管理テーブル90には、部屋番号等のサービス受給者の識別情報が予め記憶されていなくてもよい。
扉制御装置10、エレベータ制御装置12、又は宅配ボックス14からサーバ装置16に送信される各要求には、サービス番号としての追跡番号や認証キーとしてのショットキーに加えて、部屋番号等のサービス受給者の識別情報が含まれていてもよい。また、これらの要求とは別に、部屋番号等のサービス受給者の識別情報が、扉制御装置10、エレベータ制御装置12、又は宅配ボックス14からサーバ装置16に、所定のタイミングで送信されてもよい。
また、予約手段76は、図9のステップSP1810の処理のように予約済みの宅配ボックス14があるか否かの判定や、図9のステップSP1812の処理のように宅配ボックス14に空きがあるか否かの判定は必ずしも行わなくてもよい。予約手段76は、これらの判定を行なうことなく、認証が成功した追跡番号に基づき、宅配ボックス14を予約してもよい。
また、予約手段76は、サービス受給者の識別情報に対応する宅配ボックス14を予約することに限られず、例えば、集合住宅Mのロビーや共有フロア等の共用施設に設置されており部屋番号等のサービス受給者の識別情報とは対応していない宅配ボックス14を予約してもよい。この場合、予約手段76は、集合住宅Mのロビーや共有フロア等の共用施設に設置された複数の宅配ボックス14の中から何れかの宅配ボックス14を特定し、特定した宅配ボックス14を追跡番号に紐付けて登録することによって、宅配ボックス14を予約する。
また、扉解錠指示手段82は、予約手段76による宅配ボックス14の予約が完了していない場合であっても、認証手段74によって扉11の解錠のための認証が成功した場合に、扉11を解錠させる解錠指示を扉制御装置10に送信してもよい。
また、サービス番号は、荷物の追跡番号に限らず、予め設定されたパスワード等であってもよい。また、認証キーとしてのショットキーは追跡番号の下四桁の数字に限らず、追跡番号に基づく任意の桁数の任意の数字であってもよい。また、ショットキーは、キー取得手段78によって取得されなくてもよく、サーバ装置16から宅配業者に通知されなくてもよい。ショットキーは、例えば追跡番号の下四桁であるとして予め設定されていてもよく、予め設定されたショットキーが宅配業者に予め通知されていてもよい。
また、サービス事業者は、宅配業者に限られず、例えばクリーニング業者、修理サービス業者、飲料水業者、又は食事デリバリー業者等の宅配以外の所定のサービスを行なう事業者を含んでもよい。この場合、サービス番号は、お客様番号等であってもよい。
また、サーバ装置16からエレベータ制御装置12に送信される作動指示には、移動先の指示やエレベータ13の扉を開ける指示が含まれていなくてもよい。例えば、エレベータ13の移動先は、エレベータ制御装置12によって制御されるのではなく、宅配業者が手動で設定してもよい。また、エレベータ制御装置12の表示手段60によって、エレベータ13の移動先の指示を示す情報を表示することにより、宅配業者に移動先を通知してもよい。また、エレベータ13の扉の開閉は、開閉ボタンを宅配業者によって手動で操作すること等によって行ってもよい。
また、キー取得手段78は、同一のショットキーが有効であるか否かの判定を必ずしも行わなくてもよい。
また、集合住宅Mは、マンションやアパート、寮等といった衣食住の生活をする場所に限られず、例えば法人事務所やオフィス等といった主として仕事を行う場所であってもよい。すなわち、集合住宅Mは、複数の住人が利用するような建物であればよく、その用途等は問わない。
<付記>
本発明は、以下の付記を含む。
[付記1]
集合住宅の入口に設置された扉の施錠及び解錠を制御する扉制御装置と、前記集合住宅の住人であるサービス受給者によって共有される共有設備として前記集合住宅の中に複数設置された宅配ボックスと、それぞれ通信可能なサーバ装置であって、
サービス事業者により設定されたサービス番号をサービス受給者毎に記憶する記憶手段と、
前記扉制御装置から、前記サービス番号を含む解錠要求を受け付ける要求受付手段と、
前記要求受付手段が受け付けた解錠要求に含まれる情報と、前記記憶手段に記憶されている情報とに基づき、前記扉の解錠のための認証を実行する認証手段と、
前記扉の解錠のための認証が成功した場合に、前記サービス番号に基づき、複数の前記宅配ボックスの中から何れかの前記宅配ボックスを特定することにより前記宅配ボックスを予約する予約手段と、
を備えるサーバ装置。
[付記2]
前記予約手段は、前記扉の解錠のための認証が成功した場合に、前記サービス番号に対応するサービス受給者の識別情報を取得し、取得した前記識別情報に対応する前記宅配ボックスを予約する、
付記1に記載のサーバ装置。
[付記3]
前記予約手段は、前記扉の解錠のための認証が成功した場合に、取得した前記識別情報に対応する予約済みの前記宅配ボックスがあるか否かを判定し、当該判定を肯定判定した場合には、予約済みの前記宅配ボックスを重複予約し、当該判定を否定判定した場合には、予約されていない前記宅配ボックスを予約する、
付記2に記載のサーバ装置。
[付記4]
前記予約手段は、前記宅配ボックスを予約してから所定時間を経過した場合に、前記宅配ボックスの予約を解除する、
付記1~3の何れか一項に記載のサーバ装置。
[付記5]
前記サービス番号は、荷物の追跡番号を含む、
付記1~4の何れか一項に記載のサーバ装置。
[付記6]
前記扉の解錠のための認証が成功し、前記予約手段による前記宅配ボックスの予約が完了した場合に、前記扉制御装置に解錠指示を送信する扉解錠指示手段を備える、
付記1~5の何れか一項に記載のサーバ装置。
[付記7]
前記集合住宅の中に設置されたエレベータの作動を制御するエレベータ制御装置と通信可能であり、
前記要求受付手段は、前記エレベータ制御装置から、前記サービス番号に基づく認証キーを含む作動要求を受け付け、
前記認証手段は、前記要求受付手段が受け付けた作動要求に含まれる情報と、前記記憶手段に記憶されている情報とに基づき、前記エレベータの作動のための認証を実行し、
前記エレベータの作動のための認証が成功した場合に、前記エレベータ制御装置に作動指示を送信する作動指示手段を備える、
付記1~6の何れか一項に記載のサーバ装置。
[付記8]
前記扉の解錠のための認証が成功した場合に、前記サービス番号に基づいて前記認証キーを取得するキー取得手段と、
前記キー取得手段により取得された前記認証キーを前記サービス事業者に通知するキー通知手段と、を備える、
付記7に記載のサーバ装置。
[付記9]
前記キー取得手段は、前記サービス番号の一部を前記認証キーとして取得する、
付記8に記載のサーバ装置。
[付記10]
集合住宅の入口に設置された扉の施錠及び解錠を制御し、且つ、サーバ装置と通信可能な扉制御装置であって、
サービス事業者により設定されたサービス番号を取得する取得手段と、
前記サービス番号を含む解錠要求を前記サーバ装置に送信する要求手段と、
前記集合住宅の中に設置された装置を使用するために用いられ、且つ、前記扉の解錠のための認証が成功した場合に前記サーバ装置から送信される認証キーを表示する表示手段と、
を備える扉制御装置。
[付記11]
集合住宅の入口に設置された扉の施錠及び解錠を制御する扉制御装置と、前記集合住宅の住人であるサービス受給者によって共有される共有設備として前記集合住宅の中に複数設置された宅配ボックスと、それぞれ通信可能なコンピュータを、
サービス事業者により設定されたサービス番号をサービス受給者毎に記憶する記憶手段、
前記扉制御装置から、前記サービス番号を含む解錠要求を受け付ける要求受付手段、
前記要求受付手段が受け付けた解錠要求に含まれる情報と、前記記憶手段に記憶されている情報とに基づき、前記扉の解錠のための認証を実行する認証手段、
前記扉の解錠のための認証が成功した場合に、前記サービス番号に基づき、複数の前記宅配ボックスの中から何れかの前記宅配ボックスを特定することにより前記宅配ボックスを予約する予約手段、
として機能させるためのプログラム。
[付記12]
集合住宅の入口に設置された扉の施錠及び解錠を制御し、且つ、サーバ装置と通信可能なコンピュータを、
サービス事業者により設定されたサービス番号を取得する取得手段、
前記サービス番号を含む解錠要求を前記サーバ装置に送信する要求手段、
前記集合住宅の中に設置された装置を使用するために用いられ、且つ、前記扉の解錠のための認証が成功した場合に前記サーバ装置から送信される認証キーを表示する表示手段、
として機能させるためのプログラム。
本発明は、以下の付記を含む。
[付記1]
集合住宅の入口に設置された扉の施錠及び解錠を制御する扉制御装置と、前記集合住宅の住人であるサービス受給者によって共有される共有設備として前記集合住宅の中に複数設置された宅配ボックスと、それぞれ通信可能なサーバ装置であって、
サービス事業者により設定されたサービス番号をサービス受給者毎に記憶する記憶手段と、
前記扉制御装置から、前記サービス番号を含む解錠要求を受け付ける要求受付手段と、
前記要求受付手段が受け付けた解錠要求に含まれる情報と、前記記憶手段に記憶されている情報とに基づき、前記扉の解錠のための認証を実行する認証手段と、
前記扉の解錠のための認証が成功した場合に、前記サービス番号に基づき、複数の前記宅配ボックスの中から何れかの前記宅配ボックスを特定することにより前記宅配ボックスを予約する予約手段と、
を備えるサーバ装置。
[付記2]
前記予約手段は、前記扉の解錠のための認証が成功した場合に、前記サービス番号に対応するサービス受給者の識別情報を取得し、取得した前記識別情報に対応する前記宅配ボックスを予約する、
付記1に記載のサーバ装置。
[付記3]
前記予約手段は、前記扉の解錠のための認証が成功した場合に、取得した前記識別情報に対応する予約済みの前記宅配ボックスがあるか否かを判定し、当該判定を肯定判定した場合には、予約済みの前記宅配ボックスを重複予約し、当該判定を否定判定した場合には、予約されていない前記宅配ボックスを予約する、
付記2に記載のサーバ装置。
[付記4]
前記予約手段は、前記宅配ボックスを予約してから所定時間を経過した場合に、前記宅配ボックスの予約を解除する、
付記1~3の何れか一項に記載のサーバ装置。
[付記5]
前記サービス番号は、荷物の追跡番号を含む、
付記1~4の何れか一項に記載のサーバ装置。
[付記6]
前記扉の解錠のための認証が成功し、前記予約手段による前記宅配ボックスの予約が完了した場合に、前記扉制御装置に解錠指示を送信する扉解錠指示手段を備える、
付記1~5の何れか一項に記載のサーバ装置。
[付記7]
前記集合住宅の中に設置されたエレベータの作動を制御するエレベータ制御装置と通信可能であり、
前記要求受付手段は、前記エレベータ制御装置から、前記サービス番号に基づく認証キーを含む作動要求を受け付け、
前記認証手段は、前記要求受付手段が受け付けた作動要求に含まれる情報と、前記記憶手段に記憶されている情報とに基づき、前記エレベータの作動のための認証を実行し、
前記エレベータの作動のための認証が成功した場合に、前記エレベータ制御装置に作動指示を送信する作動指示手段を備える、
付記1~6の何れか一項に記載のサーバ装置。
[付記8]
前記扉の解錠のための認証が成功した場合に、前記サービス番号に基づいて前記認証キーを取得するキー取得手段と、
前記キー取得手段により取得された前記認証キーを前記サービス事業者に通知するキー通知手段と、を備える、
付記7に記載のサーバ装置。
[付記9]
前記キー取得手段は、前記サービス番号の一部を前記認証キーとして取得する、
付記8に記載のサーバ装置。
[付記10]
集合住宅の入口に設置された扉の施錠及び解錠を制御し、且つ、サーバ装置と通信可能な扉制御装置であって、
サービス事業者により設定されたサービス番号を取得する取得手段と、
前記サービス番号を含む解錠要求を前記サーバ装置に送信する要求手段と、
前記集合住宅の中に設置された装置を使用するために用いられ、且つ、前記扉の解錠のための認証が成功した場合に前記サーバ装置から送信される認証キーを表示する表示手段と、
を備える扉制御装置。
[付記11]
集合住宅の入口に設置された扉の施錠及び解錠を制御する扉制御装置と、前記集合住宅の住人であるサービス受給者によって共有される共有設備として前記集合住宅の中に複数設置された宅配ボックスと、それぞれ通信可能なコンピュータを、
サービス事業者により設定されたサービス番号をサービス受給者毎に記憶する記憶手段、
前記扉制御装置から、前記サービス番号を含む解錠要求を受け付ける要求受付手段、
前記要求受付手段が受け付けた解錠要求に含まれる情報と、前記記憶手段に記憶されている情報とに基づき、前記扉の解錠のための認証を実行する認証手段、
前記扉の解錠のための認証が成功した場合に、前記サービス番号に基づき、複数の前記宅配ボックスの中から何れかの前記宅配ボックスを特定することにより前記宅配ボックスを予約する予約手段、
として機能させるためのプログラム。
[付記12]
集合住宅の入口に設置された扉の施錠及び解錠を制御し、且つ、サーバ装置と通信可能なコンピュータを、
サービス事業者により設定されたサービス番号を取得する取得手段、
前記サービス番号を含む解錠要求を前記サーバ装置に送信する要求手段、
前記集合住宅の中に設置された装置を使用するために用いられ、且つ、前記扉の解錠のための認証が成功した場合に前記サーバ装置から送信される認証キーを表示する表示手段、
として機能させるためのプログラム。
10:扉制御装置、11:扉、12:エレベータ制御装置、13:エレベータ、14:宅配ボックス、16:サーバ装置、46:取得手段、48:要求手段、52:表示手段、70:記憶手段、72:要求受付手段、74:認証手段、76:予約手段、78:キー取得手段、80:キー通知手段、82:扉解錠指示手段、84:作動指示手段
Claims (9)
- 集合住宅の中に設置されたエレベータの作動を制御するエレベータ制御装置と通信可能なサーバ装置であって、
サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを含む作動要求を受け付ける要求受付手段と、
前記要求受付手段が受け付けた作動要求に含まれる情報、及び、前記認証キーに基づき、前記エレベータの作動のための認証を実行する認証手段と、
前記作動のための認証が成功した場合に、前記認証キーに紐付けられた前記サービス受給者の居住階に移動する作動指示を前記エレベータ制御装置に送信する作動指示手段と、
を備えるサーバ装置。 - 前記作動指示手段は、前記作動のための認証が成功した場合に、前記認証キーに紐付けられた前記サービス受給者の居住階以外の階に移動しないようにする作動指示を前記エレベータ制御装置に送信する、
請求項1に記載のサーバ装置。 - 前記集合住宅の入口に設置された扉の施錠及び解錠を制御する扉制御装置と通信可能であって、
前記要求受付手段は、前記サービス番号を含む前記扉の解錠要求を受け付け、
前記認証手段は、前記要求受付手段が受け付けた解錠要求に含まれる情報、及び、前記サービス番号に基づき、前記扉の解錠のための認証を実行し、
前記扉の解錠のための認証が成功した場合に、前記サービス番号に基づいて前記認証キーを取得するキー取得手段と、
前記キー取得手段により取得された前記認証キーを前記サービス事業者に通知するキー通知手段と、を備える、
請求項1又は2に記載のサーバ装置。 - 前記キー取得手段は、前記サービス番号の一部を前記認証キーとして取得する、
請求項3に記載のサーバ装置。 - 前記集合住宅の住人である前記サービス受給者によって共有される共有設備として前記集合住宅の中に複数設置された宅配ボックスと通信可能であって、
前記扉の解錠のための認証が成功した場合に、前記サービス番号に紐付けられた前記サービス受給者の居住階に設置された前記宅配ボックスを予約する予約手段を備える、
請求項3又は4に記載のサーバ装置。 - 前記サービス番号は、荷物の追跡番号を含む、
請求項1~5の何れか一項に記載のサーバ装置。 - 集合住宅の中に設置されたエレベータの作動を制御し、且つ、サーバ装置と通信可能なエレベータ制御装置であって、
サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを取得する取得手段と、
前記認証キーを含む作動要求を前記サーバ装置に送信する要求手段と、
前記サーバ装置から作動指示を受信した場合に、前記認証キーに紐付けられた前記サービス受給者の居住階に移動するように前記エレベータの作動を制御する制御手段と、
を備えるエレベータ制御装置。 - 集合住宅の中に設置されたエレベータの作動を制御するエレベータ制御装置と通信可能なコンピュータを、
サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを含む作動要求を受け付ける要求受付手段、
前記要求受付手段が受け付けた作動要求に含まれる情報、及び、前記認証キーに基づき、前記エレベータの作動のための認証を実行する認証手段、
前記作動のための認証が成功した場合に、前記認証キーに紐付けられた前記サービス受給者の居住階に移動する作動指示を前記エレベータ制御装置に送信する作動指示手段、
として機能させるためのプログラム。 - 集合住宅の中に設置されたエレベータの作動を制御し、且つ、サーバ装置と通信可能なコンピュータを、
サービス事業者によりサービス受給者毎に紐付けて設定されたサービス番号に基づく認証キーを取得する取得手段、
前記認証キーを含む作動要求を前記サーバ装置に送信する要求手段、
前記サーバ装置から作動指示を受信した場合に、前記認証キーに紐付けられた前記サービス受給者の居住階に移動するように前記エレベータの作動を制御する制御手段、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021146690A JP2023039529A (ja) | 2021-09-09 | 2021-09-09 | サーバ装置、エレベータ制御装置、及びプログラム |
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