JP2023037805A - 制気口構造 - Google Patents

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充朗 田部
Mitsuo Tabe
実 森山
Minoru Moriyama
陽 上原
Akira Uehara
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【課題】制気口の意匠性を向上させることができる制気口構造を提供する。【解決手段】空調冷媒用の配管2が挿通される壁3の貫通口4を覆う状態で制気口5を備え、制気口5に、空調冷媒用の配管2を貫通口4外に取り出す配管取出口7を有する配管配置空間と、貫通口4を通して室内外で流通する空気を貫通口4外に導出する又は貫通口4外から導入する空気導出入口9を有する空気流通空間とを形成すると共に、内部を配管配置空間と空気流通空間とに区画して壁3から筒状に突出する筒状部15と、正面視の輪郭形状が筒状部15よりも大きくて筒状部15の正面側の全体を覆い隠す蓋部16とを備え、配管取出口7と前記空気導出入口9とを、筒状部15の周壁部において筒状部15の筒軸方向Xで同じ部位であって筒状部15の周方向で異なる部位に形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、空調冷媒用の配管が挿通される壁の貫通口を覆う状態で制気口が備えられている制気口構造に関する。
特許文献1には、空調冷媒用の配管(冷媒管)が挿通される壁6の貫通口(貫通孔7)を覆う状態で制気口が備えられ、制気口には、配管を貫通口外に取り出す配管取出口と、貫通口を通して室内外で流通する空気を貫通口外に導出する又は貫通口外から導入する空気導出入口とが形成されている制気口構造が示されている。この制気口構造は、壁から突出する筒状部(下カバー2及び上カバー3)と、筒状部の正面側を覆って筒状部の正面から導出される又は導入する空気の向きを変更するウエザーカバー13とが備えられている。
このような制気口構造であると、1つの貫通口で配管の挿通と空気の流通とを行えるため、配管の挿通と空気の流通とを別々の貫通口で行う場合に比べて、制気口の施工性や意匠性を向上させることができる。
特許3280579号公報
しかし、特許文献1の制気口構造では、配管取出口を筒状部の周壁部に形成し、空気導出入口を筒状部の正面に形成してウエザーカバー13によって空気の向きを変更する構成であるため、壁からの制気口の突出量が大きくなっており、制気口の意匠性の低下を招いていた。
また、特許文献1の制気口構造では、ウエザーカバー13は正面視で筒状部の一部のみを覆い隠しており、正面視で配管取出口や空気導出入口を備える筒状部が見えるため、この点でも制気口の意匠性の低下を招いていた。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、配管の挿通と空気の流通とを別々の貫通口で行う場合に比べて、制気口の施工性や意匠性を向上させることができながら、制気口の意匠性を一層向上させることができる制気口構造を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、空調冷媒用の配管が挿通される壁の貫通口を覆う状態で制気口が備えられ、
前記制気口には、前記空調冷媒用の配管を前記貫通口外に取り出す配管取出口を有する配管配置空間と、前記貫通口を通して室内外で流通する空気を前記貫通口外に導出する又は前記貫通口外から導入する空気導出入口を有する空気流通空間とが形成されていると共に、内部が前記配管配置空間と前記空気流通空間とに区画されて前記壁から筒状に突出する筒状部と、正面視の輪郭形状が前記筒状部よりも大きくて前記筒状部の正面側の全体を覆い隠す蓋部とが備えられ、
前記配管取出口と前記空気導出入口とが、前記筒状部の周壁部において前記筒状部の筒軸方向で同じ部位であって前記筒状部の周方向で異なる部位に形成されている点にある。
本構成によれば、配管取出口を有する配管配置空間と空気導出入口を有する空気流通空間とが形成されている制気口を、壁の貫通口を覆う状態で取り付けることで、1つの貫通口で配管の挿通と空気の流通とを行える。そのため、配管の挿通と空気の流通とを別々の貫通口で行う場合に比べて、制気口の施工性や意匠性を向上させることができる。
また、正面視では配管取出口や空気導出入口を有する筒状部が蓋部によって覆い隠されるため、制気口の意匠性を向上させることができる。更に、配管取出口と空気導出入口とが周壁部における筒状部の筒軸方向で同じ部位であって筒状部の周方向で異なる部位に形成されており、配管取出口と空気導出入口とを筒軸方向に異なる部位に形成した場合に比べて筒状部の筒軸方向の長さを短くできるため、壁からの筒状部の突出量を抑えることができ、制気口の意匠性を一層向上させることができる。
本発明の第2特徴構成は、前記配管配置空間が、正面視で前記筒状部における左右一方側に区画形成され、前記配管取出口が、前記筒状部の前記周壁部の前記左右一方側の面部に形成され、
前記空気流通空間が、正面視で前記筒状部における前記配管配置空間の少なくとも左右他方側と下方側とを囲う状態で区画形成され、前記空気導出入口が、前記筒状部の前記周壁部の下面部に形成されている点にある。
本構成によれば、空調冷媒用の配管を左右一方側の面部から取り出しながら、貫通口の室内側に制気口を備えた場合であれば空気導出入口から床面側の居住空間に向けて空気を効率良く導くことができ、貫通口の室外側に制気口を備えた場合であれば空気導出入口からの雨水の浸入を防止することができる。
本発明の第3特徴構成は、前記筒状部の前記周壁部は、前記配管取出口を閉塞する閉塞パネルを着脱自在に備えている点にある。
本構成によれば、制気口に空調冷媒用の配管を配置しない場合に、カバー体によって配管取出口を塞ぐことができるため、このように空調冷媒用の配管を配置しない場合の制気口の意匠性を更に一層向上させることができる。
本発明の第4特徴構成は、前記制気口として、前記貫通口の室内側に備えられた室内側制気口と、前記貫通口の室外側に備えられた室外側制気口とがあり、
前記室内側制気口の前記空気流通空間と前記室外側制気口の前記空気流通空間とを前記貫通口内で連通接続する空気流通用接続管部が備えられている点にある。
本構成によれば、室内側制気口の空気流通空間と室外側制気口の空気流通空間とが空気流通用接続管部によって連通接続されているため、貫通口内においても室内外の空気の流通を適切に案内することができる。
本発明の第5特徴構成は、前記制気口として、前記貫通口の室内側に備えられた室内側制気口と、前記貫通口の室外側に備えられた室外側制気口とがあり、
前記室内側制気口の前記配管配置空間と前記室外側制気口の前記配管配置空間とを前記貫通口内で連通接続する配管配置用接続管部が備えられている点にある。
本構成によれば、室内側制気口の配管配置空間と室外側制気口の配管配置空間とが配管配置用接続管部によって連通接続されているため、貫通口内においても空調冷媒用配管の設置を適切で且つ容易に行うことができる。
制気口構造の側面図 制気口構造の分解斜視図 図1のI-I断面図 図1のII-II断面図 図1のIII-III断面図
本発明に係る制気口構造の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、制気口構造1には、空調冷媒用の配管2が挿通される壁3の貫通口4を覆う状態で制気口5が備えられている。図2、図3及び図5に示すように、制気口5には、空調冷媒用の配管2を貫通口4外に取り出す配管取出口7を有する配管配置空間10と、貫通口4を通して室内外で流通する空気を貫通口4外に導出する又は貫通口4外から導入する空気導出入口9を有する空気流通空間8とが形成されている。
図1及び図2に示すように、制気口5として、貫通口4の室内側に備えられた室内側制気口5Aと、貫通口4の室外側に備えられた室外側制気口5Bとがある。そして、制気口構造1には、室内側制気口5Aの空気流通空間8と室外側制気口5Bの空気流通空間8とを貫通口4内で連通接続する空気流通用接続管部12が備えられている。また、制気口構造1には、室内側制気口5Aの配管配置空間10と室外側制気口5Bの配管配置空間10とを貫通口4内で連通接続する配管配置用接続管部13が備えられている。
次に、制気口構造1を構成する各部材について説明を加える。尚、各部材について説明するにあたり、制気口5の筒状部15が筒状に延びる方向(壁3の厚み方向)を筒軸方向Xとし、筒軸方向Xの一方側であって貫通口4から制気口5が突出する側を正面側X1、その反対側を背面側X2と称して説明する。また、正面側X1から見た正面視に基づいて左右方向Yを定義し、左右方向Yの一方側を左右一方側Y1とし、左右方向Yの他方側を左右他方側Y2としている。本実施形態では、室内側制気口5Aと室外側制気口5Bとは左右対称に構成されており、図3に示すように、室内側制気口5Aについては左右一方側Y1を右側、左右他方側Y2を左側とし、図5に示すように、室外側制気口5Bについては左右一方側Y1を左側、左右他方側Y2を右側としている。また、壁3の貫通口4に対して室内がある側を室内側(室内側制気口5Aの正面側X1であって室外側制気口5Bの背面側X2)、その反対側である壁3に対して室外がある側を室外側(室内側制気口5Aの背面側X2であって室外側制気口5Bの正面側X1)としている。
図2に示すように、制気口5には、内部が配管配置空間10と空気流通空間8とに区画されて壁3から筒状に突出する筒状部15と、正面視の輪郭形状が筒状部15よりも大きくて筒状部15の正面側X1の全体を覆い隠す蓋部16とが備えられている。
図3及び図5に示すように、配管配置空間10は、正面視で筒状部15における左右一方側Y1に区画形成され、配管取出口7が、筒状部15の周壁部17の左右一方側Y1の面部に形成されている。また、空気流通空間8は、正面視で筒状部15における配管配置空間10の少なくとも左右他方側Y2と下方側Z2とを囲う状態で区画形成され、空気導出入口9が、筒状部15の周壁部17の下面部に形成されている。
図2、図3及び図5に示すように、筒状部15は、筒状部15の外周壁を形成する周壁部17と、周壁部17の内部を配管配置空間10と空気流通空間8とに区画する区画壁部18とを備えている。周壁部17は、断面形状がC字状に形成され、区画壁部18は、断面形状が横向きのU字状に形成されている。
そして、筒状部15は、周壁部17の内部に区画壁部18を左右一方側Y1に偏らせた状態で備えて、内部が三日月状に形成された空気流通空間8とその内側に形成された配管配置空間10とに区画されている。つまり、周壁部17は、左右他方側Y2、上方側Z1、下方側Z2において区画壁部18に対して離間しており、区画壁部18と周壁部17との間に形成されている空気流通空間8は、区画壁部18の内部に形成されている配管配置空間10の左右他方側Y2と上方側Z1と下方側Z2とを囲う状態で区画形成されている。
図3及び図5に示すように、区画壁部18は、半円弧状の円弧部分15Aとこの円弧部分15Aの上下方向Zの両端それぞれから左右一方側Y1に直線状に延びる一対の直線部分15Bとを備えて、断面形状が左右一方側Y1の壁部に開口20を有する横向きのU字状に形成されている。この開口20は、周壁部17に形成されているとも言え、図2に示すように、周壁部17における筒軸方向Xの全体に亘って形成されている。
図3及び図5に示すように、周壁部17の開口20の上下方向Zの幅(本実施形態では100mm)は、周壁部17の内径(本実施形態では150mm)の2/3となっており、空気流通空間8の断面積は、断面形状を直径100mmの円形とした空気流通空間8の断面積より広くなっている。また、周壁部17の開口20の上下方向Zの幅は、円弧部分15Aの直径と同じであると共に、区画壁部18の一対の直線部分15Bの上下方向Zの幅と同じとなっている。
図1及び図2に示すように、周壁部17の背面側X2の端部である周壁端部17Aには、筒形状の空気流通用接続管部12が接続されている。詳しくは、周壁部17の周壁端部17Aの外側に円筒形状の空気流通用接続管部12が嵌合されており、周壁部17の周壁端部17Aと空気流通用接続管部12とが接着剤を用いて接着されている。また、周壁部17の周壁端部17Aは、周壁部17における周壁端部17A以外の主要部分より外径が小さくなっており、周壁部17の周壁端部17Aに空気流通用接続管部12が嵌合した状態で、周壁部17の主要部分の外面と空気流通用接続管部12の外面とが面一となるように構成されている。
そして、室内側制気口5Aの周壁部17の周壁端部17A及び室外側制気口5Bの周壁部17の周壁端部17Aが空気流通用接続管部12に接続されていることで、室内側制気口5Aの空気流通空間8と室外側制気口5Bの空気流通空間8とが空気流通用接続管部12によって連通接続されている。
また、区画壁部18の背面側X2の端部である区画壁端部18Aには、筒形状の配管配置用接続管部13が接続されている。詳しくは、区画壁部18の区画壁端部18Aの内側に円筒形状の配管配置用接続管部13が嵌合されており、区画壁部18の区画壁端部18Aと配管配置用接続管部13とが接着剤を用いて接着されている。
そして、室内側制気口5Aの区画壁部18の区画壁端部18A及び室外側制気口5Bの区画壁部18の区画壁端部18Aが配管配置用接続管部13に接続されていることで、室内側制気口5Aの配管配置空間10と室外側制気口5Bの配管配置空間10とが配管配置用接続管部13によって連通接続されている。
図2に示すように、周壁部17に形成されている開口20は、上述したように周壁部17における筒軸方向Xの全体に亘って形成されている。この開口20における壁3の貫通口4内に位置する部分は、図1に示すように、空気流通用接続管部12や貫通口4の内面によって径方向の外側から閉じられているが、開口20における壁3の貫通口4外にある部分は、通常は閉じられておらず、この開口20の貫通口4外にある部分によって配管取出口7が形成されている。開口20は周壁部17の左右一方側Y1の面部に形成されており、この開口20の一部によって形成されている配管取出口7も周壁部17の左右一方側Y1の面部に形成されている。そして、区画壁部18は、上述のようにU字状に形成されているため、区画壁部18の内径と同径の空調冷媒用の配管2を配管配置空間10に配置しながらその配管2を配管取出口7から外部に取り出すことができるようになっている。
図2に示すように、筒状部15の周壁部17は、配管取出口7を閉塞する閉塞パネル23を着脱自在に備えている。閉塞パネル23は、例えば、ビス等の締結部材を用いて周壁部17に取り付ける、又は、周壁部17の被係合部に係脱自在な係合部を備えることで、周壁部17に対して着脱自在に構成されている。
図1、図3及び図5に示すように、制気口5に空調冷媒用の配管2を配置する場合は、閉塞パネル23を配管取出口7から取り外して配管取出口7を開放することで、上述のように空調冷媒用の配管2を配管取出口7から外部に取り出せるようになる。また、制気口5に空調冷媒用の配管2を配置しない場合は、閉塞パネル23を配管取出口7に取り付けて配管取出口7を閉塞することで、配管取出口7が開口していることによる意匠性の低下を防止できるようになっている。
空気導出入口9は、筒状部15における壁3の貫通口4外にある部分に形成されており、当該部分の下面部に形成されている。空気導出入口9は、フィルター22によって通気可能な状態で閉じられている。フィルター22は、正面視の形状が円弧状に形成されており、周壁部17とフィルター22とで円形状となるように形成されている。
蓋部16は、筒状部15の正面側X1を閉じるように備えられており、蓋部16によって配管配置空間10及び空気流通空間8の正面側X1が閉塞されている。蓋部16は、筒状部15の正面側X1の端部に備えられたフランジ部19を利用して筒状部15に締結固定されている。
また、蓋部16は、筒状部15における最も径が大きいフランジ部19より大径に形成されており、正面視の輪郭形状が筒状部15より大きくなっている。そのため、正面視では、筒状部15の正面側X1の全体が蓋部16によって覆い隠されている。
図1に示すように、配管取出口7と空気導出入口9とは、筒状部15の周壁部17において筒状部15の筒軸方向Xで同じ部位であって筒状部15の周方向で異なる部位に形成されている。
配管取出口7と空気導出入口9とが周壁部17において筒軸方向Xで同じ部位に形成されているとは、配管取出口7の範囲と空気導出入口9の範囲との少なくとも一部が筒軸方向Xで重なるように配管取出口7と空気導出入口9とが周壁部17に形成されていることを意味している。本実施形態では、空気導出入口9の範囲の全体と配管取出口7の範囲の一部とが筒軸方向Xで重なっている。
配管取出口7と空気導出入口9とが周壁部17において周壁部17の周方向で異なる部位に形成されているとは、配管取出口7の範囲と空気導出入口9の範囲とが周方向で重ならないように配管取出口7と空気導出入口9とが周壁部17に形成されていることを意味している。
配管取出口7と空気導出入口9とを筒状部15の周壁部17に形成して1つの貫通口4で配管2の挿通と空気の流通とを行うことで、制気口5の施工性や意匠性を向上させている。
また、配管取出口7と空気導出入口9とを、筒状部15の周壁部17において筒状部15の筒軸方向Xで同じ部位であって筒状部15の周方向で異なる部位に形成することで、筒状部15の筒軸方向Xの長さを短くして壁3からの筒状部15の突出量を抑え、制気口5の意匠性を一層向上させている。
このように構成された制気口構造1では、図1、図3から図5に示すように、室内側制気口5Aの配管配置空間10、配管配置用接続管部13内の空間、室外側制気口5Bの配管配置空間10を通して、貫通口4に空調冷媒用の配管2が挿通される。そして、室内側において室内側制気口5Aの配管取出口7から空調冷媒用の配管2が取り出されて空調室内機に接続され、室外側において室外側制気口5Bの配管取出口7から空調冷媒用の配管2が取り出されて空調室外機に接続される。
また、制気口構造1では、室内側制気口5Aの空気導出入口9から導入された室内の空気は、室内側制気口5Aの空気流通空間8、空気流通用接続管部12内の空間、室外側制気口5Bの空気流通空間8を通して、室外側制気口5Bの空気導出入口9から導出される。同様に、室外側制気口5Bの空気導出入口9から導入された室外の空気は、室外側制気口5Bの空気流通空間8、空気流通用接続管部12内の空間、室内側制気口5Aの空気流通空間8を通して、室内側制気口5Aの空気導出入口9から導出される。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、配管配置空間10を、正面視で筒状部15における左右一方側Y1に区画形成し、空気流通空間8を、正面視で筒状部15における配管配置空間10の左右他方側Y2と上方側Z1と下方側Z2とを囲う状態で区画形成したが、配管配置空間10や空気流通空間8を区画形成する位置は適宜変更してもよい。例えば、配管配置空間10を正面視で筒状部15における左右一方側Y1の半分の領域に区画形成し、空気流通空間8を正面視で筒状部15における左右他方側Y2の半分の領域に区画形成するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、配管取出口7を、筒状部15の周壁部17の左右一方側Y1の面部に形成し、空気導出入口9を、筒状部15の周壁部17の下面部に形成する構成を例として説明したが、配管取出口7や空気導出入口9を形成する位置は適宜変更してもよい。例えば、配管配置空間10を正面視で筒状部15における左右一方側Y1の半分に区画形成した場合に、筒状部15の周壁部17における左右一方側Y1の下側部分や上側部分に配管取出口7を形成してもよく、空気流通空間8を正面視で筒状部15における左右他方側Y2の半分に形成した場合に、筒状部15の周壁部17における左右他方側Y2の下側部分や上側部分に空気導出入口9を形成してもよい。
(3)上記した実施形態では、室内側制気口5Aと室外側制気口5Bとが左右対称形状である場合を例示したが、室内側制気口5Aの形状や室外側制気口5Bの形状は適宜変更してもよく、例えば、室内側制気口5Aと室外側制気口5Bとを同じ形状として、1つの制気口5を室内側制気口5Aと室外側制気口5Bとに兼用できるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、筒状部15の周壁部17に着脱自在な閉塞パネル23を備えたが、筒状部15の周壁部17に、閉塞パネル23を筒軸方向Xや周方向にスライド移動自在に備えて、閉塞パネル23をスライド移動させることで配管取出口7を開閉するようにしてもよく、配管取出口7を閉じる必要がない場合は、閉塞パネル23を備えなくてもよい。
(5)上記実施形態では、制気口構造1に空気流通用接続管部12を備える構成を例として説明したが、場合によっては、制気口構造1に空気流通用接続管部12を備えない構成としてもよい。
(6)上記実施形態では、制気口構造1に配管配置用接続管部13を備える構成を例として説明したが、場合によっては、制気口構造1に配管配置用接続管部13を備えない構成としてもよい。
1 制気口構造
2 空調冷媒用の配管
3 壁
4 貫通口
5 制気口
5A 室内側制気口
5B 室外側制気口
7 配管取出口
8 空気流通空間
9 空気導出入口
10 配管配置空間
12 空気流通用接続管部
13 配管配置用接続管部
15 筒状部
16 蓋部
23 閉塞パネル
X 筒軸方向
Y1 左右一方側
Y2 左右他方側
Z2 下方側

Claims (5)

  1. 空調冷媒用の配管が挿通される壁の貫通口を覆う状態で制気口が備えられ、
    前記制気口には、前記空調冷媒用の配管を前記貫通口外に取り出す配管取出口を有する配管配置空間と、前記貫通口を通して室内外で流通する空気を前記貫通口外に導出する又は前記貫通口外から導入する空気導出入口を有する空気流通空間とが形成されていると共に、内部が前記配管配置空間と前記空気流通空間とに区画されて前記壁から筒状に突出する筒状部と、正面視の輪郭形状が前記筒状部よりも大きくて前記筒状部の正面側の全体を覆い隠す蓋部とが備えられ、
    前記配管取出口と前記空気導出入口とが、前記筒状部の周壁部において前記筒状部の筒軸方向で同じ部位であって前記筒状部の周方向で異なる部位に形成されている制気口構造。
  2. 前記配管配置空間が、正面視で前記筒状部における左右一方側に区画形成され、前記配管取出口が、前記筒状部の前記周壁部の前記左右一方側の面部に形成され、
    前記空気流通空間が、正面視で前記筒状部における前記配管配置空間の少なくとも左右他方側と下方側とを囲う状態で区画形成され、前記空気導出入口が、前記筒状部の前記周壁部の下面部に形成されている請求項1に記載の制気口構造。
  3. 前記筒状部の前記周壁部は、前記配管取出口を閉塞する閉塞パネルを着脱自在に備えている請求項1又は2に記載の制気口構造。
  4. 前記制気口として、前記貫通口の室内側に備えられた室内側制気口と、前記貫通口の室外側に備えられた室外側制気口とがあり、
    前記室内側制気口の前記空気流通空間と前記室外側制気口の前記空気流通空間とを前記貫通口内で連通接続する空気流通用接続管部が備えられている請求項1から3のいずれか一項に記載の制気口構造。
  5. 前記制気口として、前記貫通口の室内側に備えられた室内側制気口と、前記貫通口の室外側に備えられた室外側制気口とがあり、
    前記室内側制気口の前記配管配置空間と前記室外側制気口の前記配管配置空間とを前記貫通口内で連通接続する配管配置用接続管部が備えられている請求項1から4のいずれか一項に記載の制気口構造。
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