JP2023037465A - 変流器 - Google Patents

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将之 芝崎
Masayuki Shibazaki
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Abstract

【課題】1次側導体を流れる電流を大きくした場合でも、当該1次側導体が重くなるのを抑えて全体重量の増加を抑制することができる変流器を提供する。【解決手段】変流器(1)は、環状鉄心(9)と、環状鉄心(9)に巻回された2次側導体(8)と、環状鉄心(9)の中央穴を貫通する1次側導体(6)と、を備える。1次側導体(6)は、パイプ状導体からなる。【選択図】図1

Description

本開示は、変流器に関する。
ガス絶縁開閉装置(GIS)などの電力設備には、当該電力設備を流れる交流の電流値を計測するために、計測用変成器の一種である、変流器が付帯されることがある。このような変流器では、1次側導体として、大電流を流すために棒状部材が用いられることがある。
特開2016-58634号公報
大電流が流れる変流器を構成する場合、通電時での1次側導体における温度上昇を抑えるために、流れる電流に応じて、1次側導体である棒状部材の直径を大きくする必要があった。しかしながら、棒状部材の直径を大きくした場合、棒状部材の重量が大きくなって、当該棒状部材、ひいては変流器の全体重量が重くなるという問題点を生じることがあった。
本開示は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、1次側導体を流れる電流を大きくした場合でも、1次側導体が重くなるのを抑えて全体重量の増加を抑制することができる変流器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の一側面に係る変流器は、環状鉄心と、前記環状鉄心に巻回された2次側導体と、前記環状鉄心の中央穴を貫通する1次側導体と、を備え、前記1次側導体は、パイプ状導体からなる。
本開示の一態様によれば、1次側導体を流れる電流を大きくした場合でも、当該1次側導体が重くなるのを抑えて全体重量の増加を抑制することができる変流器を提供することができる。
本開示の一実施形態に係る変流器の容器の内部を示すようにした模式図である。 変流器の容器の内部を示すようにした正面図である。 変流器の1次側導体を示す上面図である。 1次側導体を示す正面図である。
〔実施形態〕
以下、本開示の一実施形態について図面を参照しつつ具体的に説明する。なお、以下の説明では、ガス絶縁開閉装置(GIS)等の電力設備に連結される変流器に適用した場合について説明する。しかしながら、本開示の変流器は、他の電力設備に直接連結されずに使用される変流器にも適用することができる。
<変流器1>
図1~図4を参照して、本実施形態の変流器について具体的に説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る変流器1の容器の内部を示すようにした模式図である。図1は、変流器1を側面方向から見た図である。図2は、変流器の容器の内部を示すようにした正面図である。図3は、変流器1の1次側導体6を示す上面図である。図4は、1次側導体6を示す正面図である。尚、図面の名称での正面、側面、上面等の名称は便宜的なものであって、本実施形態の変流器1は様々な方向に設置され得る。
図1及び図2に示すように、本実施形態の変流器1は、当該変流器1の要部を収容する容器2と、容器2に絶縁スペーサ5を介して接続されるとともに、変流器1を不図示の他の電力設備に接続するための接続部4とを備える。
絶縁スペーサ5は、例えば、エポキシ樹脂などの合成樹脂を含んでおり、容器2と接続部4との間に設けられている。絶縁スペーサ5は、図1の左右方向の端部において、不図示のボルト等の固定部材が挿通するようになっており、当該固定部材によって容器2と接続部4とが絶縁スペーサ5を介して互いに接続される。また、絶縁スペーサ5は、容器2の内部に設けられた後述の1次側導体6を容器2と接続部4から絶縁された状態で支持するようになっている。
容器2は、例えば、金属製の筐体である。容器2の内部には、1次側導体6、2次側導体8、及び環状鉄心9が収容されている。また、容器2の内部には、例えば、SF6ガスなどの絶縁性ガス3が封入されており、容器2の内部での絶縁耐力が高められている。
なお、この説明以外に、絶縁性ガス3に代えて、例えば、絶縁油を容器2の内部に封入する構成でもよい。また、図1では、2次側導体8及び環状鉄心9を示すために、2次側導体8、環状鉄心9について、その断面を示している。
環状鉄心9は、リング状の鉄心を用いて構成されており、容器2の所定位置に固定されている。2次側導体8は、例えば、銅線などの金属線を用いて構成されており、当該変流器1での変流比に対応した巻回数で環状鉄心9に巻回されている。
2次側導体8の一端部8a及び他端部8bは、それぞれ引出し端子11a及び11bに接続されている。これらの引出し端子11a及び11bには、配線を介して電流検出器が接続されおり(図示せず)、1次側導体6に1次電流(例えば、1500~3000アンペア)が流れた場合に2次側導体8に生じた2次電流(例えば、1~5アンペア)が電流検出器に出力される。
図3及び図4も参照して、1次側導体6は、略U字状の形状に構成されており、環状鉄心9の中央穴を貫通して容器2の内部に配置されている。つまり、1次側導体6は、環状鉄心9の中央穴に挿通される円弧状部分とこの円弧状部分の一端側及び他端側に続いてそれぞれ設けられた一対の直線状部分とを一体化した形状を備えている。一対の直線状部分は互いに平行である。
1次側導体6の電流通路としての両端部のそれぞれには、フランジ6a、6bが設けられている。フランジ6a及び6bには、例えば、6個の固定ボルト用の貫通穴6a1及び6b1と、後述の中空部6cに連通する中央開口6a2及び6b2がそれぞれ設けられている。
1次側導体6では、不図示の固定ボルトが貫通穴6a1及び6b1に挿通されることにより、フランジ6a及び6bがそれぞれ絶縁スペーサ5に固定された絶縁スペーサ埋め込み導体7a及び7bに接続される。これにより、1次側導体6は、絶縁スペーサ埋め込み導体7a及び7bを介して絶縁スペーサ5に支持される。フランジ6a及び6bのそれぞれの絶縁スペーサ埋め込み導体7a及び7bへの接続面は同一の平面上にある。以上により、変流器1全体のコンパクト化を図ることができる。
絶縁スペーサ埋め込み導体7a及び7bは、例えば、銅やアルミニウムなどを用いて構成され、フランジ6a及び6bにそれぞれ電気的に接続されている。絶縁スペーサ埋め込み導体7a及び7bでは、各導体部の一端側が1次側導体6に電気的に接続され、各導体部の他端側が上記ガス絶縁開閉装置の電路に電気的に接続される。
また、1次側導体6は、図4の斜線部にて示す中空部6cと、円板状の上記フランジ6a及び6bの間で中空部6cの周囲に設けられた円筒部6dとを備えたパイプ状導体である。
具体的には、1次側導体6は、例えば、銀、銅、アルミニウムなどの金属材の鋳物として一体的に構成されている。パイプ状の円筒部6dの内部には、例えば、断面形状が円形状の開口された上記中空部6cが設けられている。
このように、1次側導体6が鋳物で断面形状が一重の輪状に構成されているので、パイプ状導体からなる1次側導体6を容易に製作することができる。尚、図4では、中空部6cの周りの円筒部6dの内周面を点線で示している。また、中空部6cは、上述したように、図3に示した中央開口6a2及び6b2に連通しており、1次側導体6では、中央開口6a2から中央開口6b2まで通じる内部空間が形成されている。
なお、上記の説明では、1次側導体(パイプ状導体)6を鋳物で構成した場合について説明した。しかしながら、本実施形態の1次側導体6はこれに限定されるものではなく、例えば、折り曲げ加工されたパイプで1次側導体6を構成してもよい。すなわち、直線状のパイプに対して、折り曲げ加工を施すことにより、図2に例示したように、略U字状の形状に形成された1次側導体6を用いてもよい。
また、図4に示すように、1次側導体6では、上記直線状部分のフランジ6a及び6b側が上記円弧状部分側よりも小さい直径に絞られている。これにより、フランジ6a及び6bの固定ボルト用の貫通穴6a1及び6b1へのボルトの挿入を行うことができるように構成されている。
1次側導体6では、円筒部6dの肉厚は、当該1次側導体6を流れる交流電流の表皮効果により定まるスキンデプス(skin depth)以上とされている。スキンデプスdは、1次側導体6の抵抗率ρ及び透磁率μ、1次側導体6を流れる交流電流の角周波数ω(ω=2πf:fは周波数)から、d=√(2ρ/ωμ)の式で求められる。これにより、1次側導体6をパイプ状の構造としても、中実の棒状構造と同様の通電容量を確保することができる。
1次側導体が大電流に対応する中実の棒状構造であると、1次側導体に交流電流を流す場合に表皮効果によって1次側導体の中心部にはほとんど交流電流が流れず、1次側導体の表面側に流れることとなる。本実施形態の1次側導体6では、このような電流が流れない領域を削ったパイプ状の1次側導体6としているので、通電容量を確保しつつ、1次側導体6が重くなるのを抑えることが可能となる。例えば、1500アンペア以上の交流電流とした場合でも、1次側導体6が重くなるのを抑えることが可能となり、その結果、変流器1の全体重量の増加を抑制することができる。
以下に、1次側導体6を銅で構成する場合の、具体的な数値例を示す。周波数50Hzまたは60Hzで3000アンペアの通電容量を確保する場合、上記式に基づき、1次側導体6の円筒部6d主要部の肉厚を、例えば、8~10mmに設定することができる。
つまり、本実施形態では、1次側導体6として、肉厚10mmを確保したパイプ外径φ20mm以上のものであれば通電容量を確保したまま、その中空化を図ることができる。この結果、本実施形態では、1次側導体6を流れる電流を大きくした場合でも、当該1次側導体6が重くなるのを抑えて変流器1の全体重量の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、1次側導体6の重量を抑えることができるので、1次側導体6を流れる電流を大きくした場合でも、当該1次側導体6を支持する絶縁スペーサ5での荷重を抑えることができる。この結果、絶縁スペーサ5の構造を簡略化することができるとともに、当該絶縁スペーサ5の重量が増加するのも抑えることができる。
また、本実施形態では、1次側導体6の材料費を抑えることができるので、1次側導体6を流れる電流を大きくした場合でも、変流器1のコストダウンを容易に図ることができる。
また、本実施形態では、変流器1の全体重量の増加を抑制しているので、電力設備において、変流器1を連結するために必要となる強度を軽減することが可能となる。また、電力設備に対する変流器1の設置の自由度を確保し易くなり、様々な電力設備に容易に変流器1を適用することができる。
〔まとめ〕
上記の課題を解決するために、本開示の一側面に係る変流器は、環状鉄心と、前記環状鉄心に巻回された2次側導体と、前記環状鉄心の中央穴を貫通する1次側導体と、を備え、前記1次側導体は、パイプ状導体からなる。
上記構成によれば、1次側導体を流れる電流を大きくした場合でも、当該1次側導体が重くなるのを抑えて全体重量の増加を抑制することができる。
上記一側面に係る変流器において、前記パイプ状導体は、鋳物、または折り曲げ加工されたパイプで構成されてもよい。
上記構成によれば、パイプ状導体を簡単に製作することができる。
上記一側面に係る変流器において、前記パイプ状導体の肉厚は、前記1次側導体を流れる交流電流の表皮効果により定まるスキンデプス以上であってもよい。
上記構成によれば、1次側導体での通電容量を確保しつつ、当該1次側導体が重くなるのを抑えて全体重量の増加を確実に抑制することができる。
上記一側面に係る変流器において、前記1次側導体、前記2次側導体、及び前記環状鉄心を収容する容器を、さらに備え、前記容器の内部には、絶縁性ガスまたは絶縁油が封入されてもよい。
上記構成によれば、コンパクトで絶縁耐力に優れた変流器を容易に構成することができる。
本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
1 変流器
2 容器
3 絶縁性ガス
6 1次側導体
8 2次側導体
9 環状鉄心

Claims (4)

  1. 環状鉄心と、
    前記環状鉄心に巻回された2次側導体と、
    前記環状鉄心の中央穴を貫通する1次側導体と、を備え、
    前記1次側導体は、パイプ状導体からなる、変流器。
  2. 前記パイプ状導体は、鋳物、または折り曲げ加工されたパイプで構成されている、請求項1に記載の変流器。
  3. 前記パイプ状導体の肉厚は、前記1次側導体を流れる交流電流の表皮効果により定まるスキンデプス以上である、請求項1または2に記載の変流器。
  4. 前記1次側導体、前記2次側導体、及び前記環状鉄心を収容する容器を、さらに備え、
    前記容器の内部には、絶縁性ガスまたは絶縁油が封入されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の変流器。
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