JP2023037217A - ワークバイス - Google Patents

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嘉和 安田
Yoshikazu Yasuda
嘉宣 安田
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Abstract

【課題】工作機械のテーブルにワークを固定するのに使用するバイスに関し、特許文献4(特開2020-104241号)で提案された移動口金を進退させる進退機構を改良して、ワークバイスを更に小型化することである。【解決手段】移動口金を装着する移動顎2の進退機構4は、ねじ杆45の基端に取付け座44を一体に設けると共に移動口金25の背面に座ぐり凹所26を設け、取付け座44を座ぐり凹所26に嵌入して移動口金25の反ねじ杆側から挿通された内側ボルト21で移動口金25にねじ杆45を固定し、当該移動口金25を移動顎2に外側ボルト22で固定する。【選択図】図1

Description

この発明は、工作機械のテーブルや当該テーブルに搭載するパレットやイケールなどにワークを固定するのに使用するバイスに関するものである。
ワークを工作機械のテーブル等に固定する汎用的な構造のワークバイスは、固定するワークの寸法が大きく変化したときに移動顎ないし移動口金を進退させるねじ杆を何回も回転させて移動顎を移動させなければならない。この問題を解消するため、本願出願人は、特許文献1~3において、基台の長手方向に沿って摺動自在に移動台と移動顎とを設け、移動台を基台上で位置決めするノック孔を複数個設けて、ワークの寸法に応じた一のノック孔にノックピンで移動台を固定し、当該移動台と移動顎を連結しているねじ杆を回してワークを固定する構造のワークバイスを提案している。
上記構造のワークバイスは、複数個を4面イケールなどに取り付けて当該イケールをマシニングセンタのテーブルに固定して、複数のワークを同時加工する際に使用されることが多いのであるが、工業製品の小型化と高性能化に伴い、比較的小型で複雑な形状のワークをより能率良く加工したいという要望があった。
上記要望に鑑み、本願出願人は、特許文献4において、移動顎2を移動台3に対して進退させる進退機構として、移動顎2に移動台3側を向くねじ杆45を植立し、このねじ杆と螺合する長ナット41の円筒形の外周を移動台3に回転自在かつ軸方向移動不能に軸支する構造の進退機構104を提案している。この構造により、移動顎と移動台を含む移動顎側の長さを短くすることができ、ワークバイス全体の長さを短くできる。
図5は、特許文献4で提案した構造を示した図である。基端に移動台3から突出する六角頭42を備えた長ナット41は、移動台3の軸支部31の両側に位置するフランジ146とカラー147とにより、軸方向移動不能である。ねじ杆45は、基端を移動顎2のねじ保持部126に設けた嵌合孔に嵌合した状態でその軸心に設けた雌ねじ孔に螺合するセンターボルト148で移動台3のねじ保持部126に固定されている。移動口金25は、移動顎2のねじ保持部126に図示しないボルトで固定されている。
特開平7-171769号公報 国際公開第03/082516号パンフレット 特開2007-136567号公報 特開2020-104241号公報
近年の工業製品の小型化と高性能化の要望に伴い、小型部品の加工に対する需要が増大している。そのため、比較的多く設置されている小型の工作機械で多数の小型部品を無人で連続加工したいという要求が生じている。
この発明は、本願出願人が特許文献4で提案した進退機構を改良することにより、上記構造のワークバイスを更に小型化することを課題としている。
特許文献4で提案したワークバイスの進退機構104は、移動顎2に移動台3側を向くねじ杆45をその軸心に設けたねじ孔に移動顎2のねじ保持部126に挿通した1本のセンターボルト148で移動顎2に固定している。
これに対してこの発明のワークバイスにおける移動顎2の進退機構4は、ねじ杆45の基端に取付け座44を一体に設けると共に移動口金25の背面にこの取付け座44と同型の座ぐり凹所26を設け、取付け座44を座ぐり凹所26に嵌入して移動口金25の反ねじ杆側から挿通された内側ボルト21で移動口金25にねじ杆45を固定し、当該移動口金25を移動顎2に外側ボルト22で固定している。
上記構造により、移動顎2のねじ保持部126が不要となり、進退機構の軸方向長さを短くできる。また、軸心のセンターボルト148がなくなるので、ねじ杆45及び長ナット41が細くなり、移動台3及び移動顎2の高さを低くできる。
更に、移動口金25は、通常、ワークバイスの幅方向に細長い矩形となるので、移動口金25を移動顎2に固定する外側ボルト22を取付け座44を移動口金25に固定する内側ボルト21の幅方向外側に設けるという固定構造により、移動口金25が厚くなるのを避けることができる。
口金は、加工プログラムのバグやワークバイスの取り付け位置の設定ミスなどにより、誤って切削されることがあるが、そのような場合の移動口金の交換作業を妨げることもない。
また、特許文献4で提案したワークバイスの進退機構104では、長ナット41の軸方向移動を規定する構造が明確でないが、この発明の進退機構4では、長ナット41の外周に設けた鍔46を移動台3の移動顎側端面36に設けた環状溝37の奥端面38と、長ナット41の基端の軸心から伸びる雄ねじ53を備えた小径部52に螺合したナット部材54とで長ナット基端の軸直角面51を押接することにより、長ナット41の軸方向位置を規定している。
この構造では、移動台3の軸支部31の長さと鍔46の基端側の面(環状溝の奥端面38に当接している面)から軸直角面51までの寸法とを正確に加工することにより長ナット41の軸方向位置を正確に規定することができる。また、長ナットをシリンダに変え、ねじ杆45をラムないしピストンに変えることで、移動口金25を正確に進退させる油圧駆動のワークバイスを得ることも可能になる。
この発明により、多数の小型ワークを把持するワークバイスの軸方向長さをより短くすることができ、小型の工作機械で多数の小型ワークの連続加工が可能になり、小型ワークの生産性及び加工コストの低減を図ることができるという効果がある。
この発明のワークバイスの進退機構を示す中央断面側面図 ねじ杆を固定した移動口金の背面図 ねじ杆を固定した移動口金の他の例を示す背面図 複数のワークを把持した状態で示す全体側面図 特許文献4で提案したワークバイスの中央断面側面図
以下、図面に示す実施例を参照して、この発明の実施形態を説明する。ワークバイスの基台1は、断面が略矩形で、その両側面には基台上面と平行な上ガイド溝11aと下ガイド溝11bとの2本のガイド溝11が設けられている。上ガイド溝11aには、その下辺付近に中心を有する複数のノック孔12が上ガイド溝11aに沿って一定間隔で設けられている。
基台上面の一端には、キー13で位置決めされた固定顎14がボルトで固定されている。固定顎14には、固定口金15がボルトで固定されている。固定口金15に対向する移動口金25は、ガイド溝11に摺動自在に装着した移動顎2にボルト(図2、3の外側ボルト22)で固定されている。移動顎2の反固定顎側に隣接して、移動台3がガイド溝11に摺動自在に装着されている。
移動台3は、1個のピン孔を備えており、このピン孔34に挿通したノックピン35を基台のノック孔12の1個に嵌合することにより、基台1に固定される。移動台3を固定して当該移動台と移動顎2とを連結している進退機構4を手動又は油圧で操作することにより、固定顎14に装着した固定口金15と移動顎2に装着した移動口金25との間でワークを把持する。
複数のワークWを把持するときは、図4に示すように、固定口金15と移動口金25との間にワークWの個数の半数のワーク固定具61を設け、当該ワーク固定具の数-1個の中間口金63を設ける。ワーク固定具61は、短いストロークでワーク把持方向に進退する把持面62を備えている。詳細構造の例が特許文献2に開示されているので、詳細は省略するが、側面に設けたばねと内蔵されたばねとによって両側の把持面62が縮退方向に付勢され、頂部から挿通したねじを締めることにより両側の把持面62が進出してワーク固定具61と中間口金63、固定口金15及び移動口金25との間でワークWを把持する。
図1~3に示したこの発明の進退機構4と図5に示した特許文献4記載の進退機構104との相違点を中心に、この発明のワークバイスにおける進退機構を説明する。この発明の進退機構4の長ナット41が移動台3に回動可能かつ軸方向移動不能に装着されていることは、特許文献4記載の進退機構と同じである。
一方、長ナット41の軸方向移動を阻止する構造は異なる。また、特許文献4記載の進退機構では、ねじ杆45が1本のセンターボルト148で移動顎2に固定され、そのボルトを覆うように移動口金25が装着されているのに対し、本願発明の進退機構4では、取付け座44を一体に備えたねじ杆45が、移動顎2にボルト(図2、3の外側ボルト)22で固定された移動口金25に複数本のボルト(図2、3の内側ボルト)21で固定されている。
図2の例では、ねじ杆45は、基端に矩形の取付け座44を一体に備えている。移動口金25は、背面に取付け座44と同形の座ぐり凹所26を備えている。ねじ杆45は、座ぐり凹所26に取付け座44を嵌入して、移動口金25の正面(把持面)側から挿入した複数の内側ボルト21で回動不能に固定されている。移動口金25は、ねじ杆45を固定している内側ボルト21の外側に配置した複数の外側ボルト22で移動顎2に固定されている。
図2の例では、矩形の取付け座44と座ぐり凹所26との嵌合によりねじ杆45の回動を不能にしているが、図3の例では、ねじ杆45基端の円形の取付け座44と移動口金25背面の円形の座ぐり凹所26とを嵌合し、両者の間に設けたノックピン48でねじ杆45の回動を不能にした例である。
上記構造により、ねじ杆45を図5のものより細くでき、従って長ナット41の径も細くなり、移動台3及び移動顎2の基台1からの高さを低くでき、移動台3及び移動顎2の頭部(反基台側の部分)の幅寸法も小さくできる。更に、移動口金25の背面側に移動顎2のねじ保持部126(図5参照)が存在しないので進退機構の長さも短くできる。
ねじ杆45に螺合する長ナット41は、外周に鍔46を備え、当該鍔に隣接する円筒面で移動台3の軸支部31に回動自在に軸支されている。長ナット41は、基端の軸直角面51の軸心に外周に雄ねじ53を設けた小径部52を備え、当該小径部の先端部が六角頭42のスパナ掛けとなっている。
長ナット41は、移動台3の移動顎側端面36に設けた環状溝37に収納した鍔46と、小径部52に螺合して軸直角面51に押し当てたナット部材54とで、移動台3の軸支部31を挟むことにより、軸方向移動不能である。
上記構造により、進退機構の軸方向長さを図5の構造より短くすることができ、前述したねじ杆45の固定構造と相まって、図4に示した複数の小型ワークWを把持した状態で小型のマシニングセンタで当該小型ワークの一括加工をすることが可能になる。
2 移動顎
3 移動台
4 進退機構
21 内側ボルト
22 外側ボルト
25 移動口金
26 座ぐり凹所
31 軸支部
36 移動顎側端面
37 環状溝
38 奥端面
41 長ナット
44 取付け座
45 ねじ杆
46 鍔
51 軸直角面
52 小径部
53 雄ねじ
54 ナット部材

Claims (3)

  1. 基台の長手方向一端に固定される固定顎と、当該固定顎に対向して前記長手方向に移動自在な移動顎と、当該移動顎の反固定顎側に近接して配置した前記長手方向に移動可能な移動台と、当該移動台に対して前記移動顎を前記長手方向に進退させる進退機構と、前記移動顎の固定顎側に装着された移動口金とを備え、
    前記進退機構が移動顎に回動かつ軸方向移動不能に設けたねじ杆と、前記移動台に回動可能かつ軸方向移動不能に軸支された長ナットとを備えているワークバイスにおいて、
    前記ねじ杆は、一体に設けた基端の取付け座を前記移動口金の背面に設けたざくり凹所に嵌入して当該移動口金の反ねじ杆側から挿通されたボルトで移動口金に固定され、当該移動口金が前記移動顎に着脱可能に固定されている、ワークバイス。
  2. 前記ねじ杆の軸方向から見た前記取付け座及び座ぐり凹所が前記基台の幅方向に細長い矩形である、請求項1記載のワークバイス。
  3. 前記移動台の軸支部で回動自在に軸支された前記長ナットが外周に鍔を備え、当該鍔が前記移動台の前記移動顎側端面に設けた環状溝に挿入され、当該長ナットの基端の軸直角面の軸心から伸びる雄ねじを備えた小径部に螺合したナット部材とを備え、当該長ナットが、前記鍔と前記軸直角面に押接されたナット部材とで挟まれて軸方向移動不能である、請求項1又は2記載のワークバイス。
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