JP2023035344A - 内圧調整装置および動作補助装置 - Google Patents

内圧調整装置および動作補助装置 Download PDF

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Abstract

【課題】圧力調整が容易であって部屋間を移動して多数回繰り返し使用可能な内圧調整装置および動作補助装置を提供する。【解決手段】内圧調整装置20は、収容部21と操作部22とからなり、交換可能に装着される液化ガスボンベ51と、液化ガスボンベ51から流出した気化ガスを押しボタン553の操作に応じて下流へ流出させるバルブ55と、空気を送り出すポンプ57と、ポンプ57から送り出された空気を押しボタン603の操作に応じて下流へ流出させるバルブと、バルブから流出した気化ガスとポンプ57からバルブを通過して送り出された空気との双方を流入させ流出させて動作補助スーツ10側に送り出す第1状態と動作補助スーツ10側から逆流してきた気体を流入させて排気する第2状態とを、押しボタン614の操作に応じて切り替えるバルブ61を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、動作補助スーツなどの内圧調整対象物の内圧を調整する内圧調整装置、およびそれら内圧調整装置と動作補助スーツを備えた動作補助装置に関する。
マッスルスーツ(登録商標)等、使用者に装着されて内圧が調整され、例えば腰を屈めて重い荷物を持ち上げたり下ろしたり、あるいは被介助者を立ち上がらせたり寝かせたりする時の動作を補助する動作補助スーツが知られている。
例えば、特許文献1には、動作補助スーツとそのスーツの内圧調整方法を開示した動作補助装置が提案されている。
特開2017-148488号公報
使用者は、装着している動作補助スーツの内圧が高いと直立した姿勢に維持され、内圧が高いままだと腰を屈めにくく、一方、内圧が低いと腰を屈めるのは楽だが、重い荷物を持ち上げるにはアシスト力が不足するおそれがある。このため、その時の動作に応じて、内圧をこまめに、かつ迅速に調整する必要がある。すなわち、実用的に使い勝手の良い装置を構成するには、内圧をこまめに、かつ迅速に調整することが可能な構成であることが要求される。また、特定の部屋内での使用に限定されずに部屋をまたいで自由に移動できることや、何度も繰り返し連続して使用可能なことも重要な要素である。
上掲の特許文献1には、エアータンクにコンプレッサーで空気を充填しておき、そのエアータンクに充填された空気を動作補助スーツに送り込むことが記載されている。
ここで、部屋を跨いで自由に移動可能なように、動作補助スーツに送り込む装置を使用者が動作補助スーツとともに装着することを考えると、エアータンクは、500ml(ミリリットル)くらいの容積のものが限度と考えられる。容積500mlのエアータンクに高圧ガス安全法で定められた1MPa(メガパスカル)の圧縮空気を充填したとする。この場合、動作補助スーツの通常の使用法で動作補助スーツに2~3回程度空気を送り込むのが限度と考えられる。すなわち、2~3回程度使用したら、コンプレッサーが置いてある部屋に戻り、エアータンクを取り外しコンプレッサーに接続して空気を再充填する必要がある。これを頻繁に繰り返す必要があるとすると、その動作補助装置を使った作業が非効率となるおそれがある。エアータンクに1MPaを超える圧力の空気を充填することも考えられるが、その場合、エアータンクの壁厚を厚くすることなどにより重量が増加し、さらにコンプレッサーが設置してある施設と使用者との双方に高圧ガス安全法上の手続きが必要となり、手軽に利用するのが困難となるおそれがある。
また、上掲の特許文献1には、動作補助スーツにはエアータンクから流出する空気の圧力を規定するレギュレータを備えて置き、動作補助スーツには、そのレギュレータで規定された圧力の空気を送り込むことが記載されている。これでは、動作補助スーツの内圧をその場の実際の作業に応じて迅速に高めることは難しい。また、この特許文献1には、送り込む空気の圧力を調整するために複数のレギュレータを備えた例も示されているが、この場合も、送り込む空気の圧力は、最初に選んだレギュレータによって決まり、自由な変更は難しい。
本発明は、上記事情に鑑み、圧力調整が容易であって部屋間を移動して多数回繰り返し使用可能な内圧調整装置および動作補助装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の内圧調整装置は、
交換可能に装着される液化ガスボンベと、
液化ガスボンベから流出した気化ガスを操作に応じて下流へ流出させる第1バルブと、
空気を送り出すポンプと、
第1バルブから流出した気化ガスとポンプから送り出された空気との双方を内圧調整対象物側に送り出す第1状態と、内圧調整対象物側から逆流してきた気体を流入させて排気する第2状態とを操作に応じて切り替える第2バルブとを備えたことを特徴とする。
本発明の内圧調整装置は、交換可能に装着される液化ガスボンベと空気を送り出すポンプとを備えている。このため、動作補助スーツ等の内圧調整対象物の内圧を上げるのに時間的な余裕があるときは、先ずはポンプを使って空気を送り込む。これにより、ランニングコストが抑えられる。内圧をさらに上げるときには液化ガスボンベを使い、その液化ガスボンベから流出する気化ガスを送り込む。これにより、内圧調整対象物の内圧を任意の圧力にまで急速に高めることができる。
ここで、本発明の内圧調整装置において、第1バルブから流出した気化ガスを流入させる第1ポートとポンプから送り出された空気を流入させる第2ポートと、第1ポートと第2ポートとの双方とつながる第3ポートとを有する、第2バルブの上流側に配置された継手を備えることが好ましい。
内圧調整対象物の内圧は、ポンプから送り込まれた空気と液化ガスボンベから流出した気化ガスとの双方で調整される。この継手を備えると、この継手の下流側では、空気と気化ガスを一体の気体として内圧調整対象物に送り込むことができる。
また、本発明の内圧調整装置において、上記の継手を備えた場合に、第2バルブが、その継手の第3ポートから流出した気体を流入させる第4ポートと、その第4ポートから流入した気体を内圧調整対象物側に流出させ、および内圧調整対象物側から逆流してきた気体を流入させる第5ポートと、第5ポートから流入した気体を排出させる第6ポートとを有し、操作に応じて、第4ポートと第5ポートとをつなぐとともに第6ポートを閉じる第1状態と、第4ポートを閉じるとともに第5ポートと第6ポートとをつなぐ第2状態とを切り替えるバルブであることが好ましい。
この切り替え方式のバルブを採用することにより、空気や気化ガスからなる気体の、内圧調整対象物への充填と内圧調整対象物からの排気とが1つのバルブで切り替えられる。
また、本発明の内圧調整装置において、液化ガスボンベ側への気体の流入を阻止する第1チェックバルブを備えることが好ましい。
この第1チェックバルブを備えると、内圧調整対象物側からの気体の不用意な逆流が防止される。
また、本発明の内圧調整装置において、液化ガスボンベから流出する気化ガスの流れの相対的な上流側に配置された第1ソケット、および流れの相対的な下流側に配置され第1ソケットに着脱される第1プラグからなり、第1ソケットが、第1プラグの未装着時に気化ガスの流出を阻止し、第1プラグの装着により該液化ガスを第1プラグ側に流出させる第1カプラを備えることが好ましい。
この第1カプラを備えると、液化ガスボンベの交換、あるいはメンテナンスや修理の際に第1プラグを第1ソケットから取り外しても、液化ガスボンベからの気化ガスの漏出が防止される。
また、本発明の内圧調整装置において、液化ガスボンベが、二酸化炭素の液化ガスが充填されたボンベであって、その液化ガスボンベから流出する気化ガスの気圧上限を規定するレギュレータを備えることが好ましい。
二酸化炭素の液化ガスが充填されたボンベを液化ガスボンベとして使用するときは、操作ミス等があると内圧調整対象物の内圧が上昇しすぎるおそれがある。そこで、気圧上限を規定するレギュレータを備えることで一層安全な取り扱いが可能となる。
また、本発明の内圧調整装置において、ポンプ側への気体の流入を阻止する第2チェックバルブを備えることが好ましい。
この第2チェックバルブを備えると、内圧調整対象物側からの気体の不用意な逆流が防止される。
さらに、本発明の内圧調整装置において、上記ポンプが、そのポンプの内圧が閾値に到達すると停止し内圧が低下すると作動するポンプであって、ポンプから送り出された空気を操作に応じて下流へ流出させる第3バルブを備えてもよい。
このタイプのポンプの場合、空気の流出口を開放したままにするとポンプが作動し続けることになる。そこで、この第3バルブを備えることにより、ポンプを必要なときのみ、作動させることができる。
また、本発明の内圧調整装置において、このタイプのポンプを採用した場合に、ポンプから送り出される空気の流れの相対的な上流側に配置された第2ソケット、および流れの相対的な下流側に配置され第2ソケットに着脱される第2プラグからなり、第2ソケットが、第2プラグの未装着時に空気の流れを阻止し、第2プラグの装着により空気を第2プラグ側に流出させる第2カプラを備えることが好ましい。
この第2カプラを備えると、第2プラグを第2ソケットから取り外しても、既定の内圧に達して停止しているポンプから空気が流出し内圧が下がってポンプが不用意に作動することが防止される。
また、本発明の内圧調整装置において、上記ポンプが、オンオフの切り替えに応じて作動または停止するポンプであって、ポンプのオンオフを切り替えるスイッチを備えることも好ましい態様である。
オンオフの切り替えに応じて作動または停止するポンプを採用したときは、上記の第3バルブを備える必要はなく、それに代わり、ポンプのオンオフを切り替えるスイッチが備えられる。
また、本発明の内圧調整装置において、内圧調整対象物の気体流入口に取り付けられた、内圧調整対象物からの気体の流出を阻止する第3ソケットとともに第3カプラを構成する、第3ソケットに着脱自在に装着されて装着時に第3ソケットの流路を開放して第5ポートから流出した気体を第3ソケット側に流入させる第3プラグを備えることが好ましい。
この第3プラグを備えると、この第3プラグが不用意に第3ソケットから取り外されても、内圧調整対象物からの気体の不用意な漏出が防止される。
また、上記目的を達成する本発明の動作補助装置は、
本発明のいずれかの態様の内圧調整装置と、
使用者に装着され内圧が調整されて動作を補助する、内圧調整対象物としての動作補助スーツと、
を備えたことを特徴とする。
本発明の動作補助装置は、動作補助スーツの内圧の調整に好適である。
以上の本発明によれば、圧力調整が容易であって部屋間を自在に移動して多数回繰り返し使用可能な内圧調整装置および動作補助装置が実現する。
本発明の一実施形態としての動作補助装置を示した図である。 内圧調整装置の構成を示したブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての動作補助装置を示した図である。
この動作補助装置100は、動作補助スーツ10と、その動作補助スーツ10の内圧を調整する内圧調整装置20とで構成されている。この図1には、使用者30に装着された状態の動作補助スーツ10が示されている。内圧調整装置20は、動作補助スーツ10とともに使用者30に装着される。ここで、動作補助装置100は、本発明の動作補助装置の一例に相当し、動作補助スーツ10は本発明にいう内圧調整対象物の一例および本発明にいう動作補助スーツの一例に相当する。また、内圧調整装置20は、本発明の内圧調整装置の一例に相当する。
この図1に示す動作補助スーツ10は、使用者20の背中に背負い、パッド11を膝にあてがってベルト12で体に装着する。動作補助スーツ10には気体が充填され、使用者には、その動作補助スーツ10の内圧に応じた強さの、腰を伸ばした姿勢に向けた力が作用する。このため、使用者が腰を屈める際は、その力に抗って腰を屈めることになる。
ここで、一例として、腰を屈めて床に置いてある重さのある荷物40を持ち上げる場面を考える。その内圧が高いと、腰を屈めた姿勢から腰を伸ばす姿勢に移行する際は、強いアシストが得られることになる一方、腰を屈める姿勢には移行し難いことになる。このため、荷物40を持ち上げようとしたときに腰を屈めた姿勢に容易に移行することができ、かつ、荷物40を持って腰を伸ばした姿勢にも十分なアシストを得て容易に移行することができるように、動作補助スーツ10には、適度な量の気体を充填しておく必要がある。
ところが、荷物40を持ち上げるのに必要なアシスト力は、その荷物40の重量によっても異なる。かなり重量のある荷物40を持ち上げるには、強いアシスト力を必要とするが、このためには、動作補助スーツ10の内圧を高める必要がある。ところが、内圧を高めると腰を屈めるのが大変であり、内圧をさらに高めると腰を屈めること自体が不可能となる。
つまり、腰を屈める際には内圧を下げ、荷物40を持ち上げるときだけ内圧を上げる必要がある。ただし、内圧をどこまで下げ、どこまで上げるかは、荷物40の重量や使用者の体力等に応じて、荷物40の重量ごと、あるいは使用者ごとに種々に異なる。
ここでは、荷物40を持ち上げる場面を取り上げて説明したが、要介護者の姿勢を変えたり持ち上げたりといった介護の場面では、その場の状況に応じて内圧をさらに複雑に上げたり下げたりすることが好ましい場面が存在する。
内圧調整装置20は、空気を送り込むポンプや気化ガスを流出させる液化ガスボンベなどを収容した収容部21と、空気や気化ガスの流れを制御するための操作ボタンを備えた操作部22と、それら収容部21と操作部22とを繋ぐ複数本のチューブ23とで構成されている。
この内圧調整装置20は、以下において図2を参照して説明するように、操作部22に備えられている操作ボタンの操作により、動作補助スーツ10への気体の送り込みや排気を行い、動作補助スーツ10の内圧を任意のタイミングで任意の内圧に変更することができる装置である。
図2は、内圧調整装置の構成を示したブロック図である。
この内圧調整装置20は、液化ガスボンベ51を備えている。この液化ガスボンベ51は、この内圧調整装置20に交換可能に装着される。本実施形態では、この液化ガスボンベ51として、二酸化炭素の液化ガスが充填された、容積100ml(ミリリットル)未満のボンベが使用される。100ml未満のボンベであれば、高圧ガス安全法による規制を受けずに使用することができる。ただし、二酸化炭素の液化ガスボンベの場合、操作ミスがあると、動作補助スーツ10に実用上必要な圧力を遥かに上回る圧力の気化ガスが充填されて思わぬ事故につながるおそれがある。そこで、本実施形態では、レギュレータ52が配備されている。本実施形態におけるレギュレータ52は、0.5MPa(メガパスカル)に設定されていて、動作補助スーツ10の内圧が0.5MPaに達すると、それ以上は液化ガスボンベ51から気化ガスが流出されない構造となっている。この0.5MPaは、安全のための圧力の上限を定めるものであって、それ以下であれば動作補助スーツ10を任意の内圧に調整することができる。
ここで、液化ガスボンベとして、DME(ジメチルエーテル、dimethyl ether)の液化ガスが充填された液化ガスボンベを採用してもよい。このDMEの液化ガスが充填された液化ガスボンベを採用した場合は、そこから流出する気化ガスの最大圧力は25°Cで0.4MPaであるため、レギュレータ52を備える必要はない。
ただし、ここでは、液化ガスボンベ51として二酸化炭素の液化ガスボンベを採用し、かつレギュレータ52を採用するものとして説明を続ける。
レギュレータ52の気化ガスの流出側には、チューブ60を介して、マイクロカプラ(登録商標)等からなるカプラ53が備えられている。このカプラ53は、気化ガスの流れの相対的な上流側に配置された、すなわちレギュレータ52に接続されたソケット531と、流れの相対的な下流側に配置されてソケット531に着脱されるプラグ532とで構成されている。この図2では、ソケット531からプラグ532が抜き取られた状態にあるカプラ53が示されている。このカプラ53を構成するソケット531は、この図2に示すようにプラグ532が抜き取られた状態にあるときには、液化ガスボンベ51側からの気化ガスの漏出を防止し、ソケット531にプラグ532が装着されることにより、気化ガスをプラグ532側に流出させる構造を有する。
なお、以下に説明する各要素もチューブ60を介して接続されるが、煩雑さを避けるため、チューブ60についての言及は省略する。
液化ガスボンベ51を交換する際は、ソケット531からプラグ532を抜き取り、収容部21(図1参照)から液化ガスボンベ51をレギュレータ52ごと取り出す。そして、液化ガスボンベ51からレギュレータ52を取り外し、新たな液化ガスボンベ51にレギュレータ52を取り付けて、その新たな液化ガスボンベ51を収容部21内へ収納してプラグ532をソケット531へ挿し込む。液化ガスボンベ51はこのような作業手順で交換されるが、本実施形態ではカプラ53が備えられているため、交換の際の液化ガスボンベ51からの気化ガスの不用意な漏出が防止される。
このカプラ53、ソケット531、およびプラグ532は、本発明にいう、それぞれ、第1カプラ、第1ソケット、および第1プラグの各一例に相当する。
カプラ53の気化ガスの流れの下流側には、チェックバルブ54が備えられている。このチェックバルブ54は、上流側、すなわち液化ガスボンベ51側から下流側に向けての気化ガスの流れを許容し、下流側から上流側に向けての流れを阻止する役割を有する。このチェックバルブ54を備えた理由については後述する。このチェックバルブ54は、本発明にいう第1チェックバルブの一例に相当する。
また、このチェックバルブ54の直ぐ下流側には、バルブ55が備えられている。このバルブ55は、液化ガスボンベ51から流出した気化ガスを操作に応じて下流へ流出させる。具体的には、このバルブ55は、第1ポート551と、第2ポート552と、押しボタン553を有する。そして、押しボタン553が押されていないときは第ポート551と第2ポート552との間の流路が遮断され、押しボタン553を押し下げると、それらの間の流路がつながる。ここで、この押しボタン553は、押下げ量に応じて流路の開放面積を変化させることができる押しボタンである。このため、この押下げ量を調整することにより、単位時間当たりの流量をある程度調整することが可能である。このバルブ55は、本発明にいう第1バルブの一例に相当する。このバルブ55の第2ポート552は、継手56の第1ポート561に接続されている。
ここで、液化ガスボンベ51から流出した気化ガスの流れについての説明は、一旦中断し、ポンプ57側からの空気の流れについて説明する。
この内圧調整装置20は、空気を送り出すポンプ57を備えている。このポンプ57は、そのポンプ57の内圧が閾値(ここでは、0.15MPa)に到達すると停止し内圧が低下(ここでは、0.1MPa)すると作動を再開するタイプのポンプである。
このポンプ57の空気送り出し側には、カプラ58が備えられている。このカプラ58は、ソケット581とプラグ582とからなる、上述のカプラ53と同一タイプのカプラである。重複説明は省略する。
このポンプ57のメンテナンスに当たっては、ソケット581からプラグ582を抜き取り、収容部21(図1参照)からポンプ57を取り出す。ここで、このポンプ57は、内圧が閾値0.1MPaに保たれていることで停止しているタイプのポンプであって、内圧が低下すると、作動を開始する。カプラ58を備えたのは、ポンプ57を取り出しても作動が不用意に開始されないようにするためである。
このカプラ58、ソケット581、およびプラグ582は、本発明にいう、それぞれ、第2カプラ、第2ソケット、および第2プラグの各一例に相当する。
図1に示す収容部21には、このポンプ57と、上述のレギュレータ52付きの、二酸化炭素の液化ガスボンベ51が収容され、カプラ53,58のソケット531,581が、外側からプラグ532,582を挿し込める状態に支持されている。
カプラ53の気化ガスの流れの下流側には、チェックバルブ59が備えられている。このチェックバルブ59は、上述のチェックバルブ54と同様、上流側、すなわちポンプ57側から下流側に向けての空気の流れを許容し、下流側から上流側に向けての流れを阻止する役割を有する。このチェックバルブ58を備えた理由については、上述のチェックバルブ54を備えた理由とともに後述する。このチェックバルブ59は、本発明にいう第2チェックバルブの一例に相当する。
また、このチェックバルブ54の直ぐ下流側には、バルブ60が備えられている。このバルブ60は、第1ポート601と、第2ポート602と、押しボタン603を有し、ポンプ57から送り出された空気を操作に応じて下流へ流出させるバルブである。このバルブ60は、上述のバルブ55と同一構造のバルブであり、重複説明は省略する。このバルブ60は、本発明にいう第3バルブの一例に相当する。このバルブ60の第2ポート602は、継手56の第2ポート562に接続されている。
継手56は、第1ポート561と、第2ポート562と、第3ポート563を有する。上述の通り、継手56の第1ポート561には、バルブ55の第2ポート552が接続されていて、バルブ55から流出した気化ガスが流入する。また、この継手56の第2ポート562には、バルブ60の第2ポート52が接続されていて、ポンプ57から送り出されてきた空気が流入する。また、この継手56の第3ポート563は、第1ポート561と第2ポート562の双方とつながり、第1ポート561から流入した気化ガスと第2ポート562から流入した空気との双方を流出させる。この継手56は、本発明にいう継手の一例に相当する。
継手56の下流にはバルブ61が備えられている。このバルブ61は、第1ポート611と,第2ポート612と、第3ポート613との3つのポートを有し、さらに、押しボタン614を有する。
バルブ61の第1ポート611は、継手56の第3ポート563に接続されていて、継手56の第3ポート563から流出した気体(空気と気化ガス)を流入させるポートである。また、第2ポート612は、このバルブ61の第1ポート611から流入した気体を動作補助スーツ10側に流出させるポートである。また、この第2ポート612は、動作補助スーツ10側から逆流してきた気体を流入させるポートでもある。このバルブ61の第3ポート613は、第2ポート612から流入した気体を排出させるポートである。そして、押しボタン614は、ポート611~613の開閉を切り替える操作子である。具体的には、押しボタン614が押されていないときには、第1ポート611と第2ポート612がつながるとともに第3ポート613が閉じた第1状態にあり、押しボタン614を押すと第1ポート611が閉じて第2ポート612と第3ポート613がつながった第2状態に切り替わる。押しボタン614から指を離すと、第1状態に戻る。第1状態は、動作補助スーツ10に向けて気体を送り込もうとしている、あるいは、今の内圧を維持しようとしている状態であり、第2状態は、動作補助スーツ10から排気して動作補助スーツ10の内圧を下げようとしている状態である。このバルブ61は本発明にいう第2バルブの一例に相当し、このバルブ61の第1ポート611、第2ポート612、第3ポート613は、本発明にいう、それぞれ第2バルブの第4ポート、第5ポート、第6ポートの各一例に相当する。
バルブ61の下流側には、カプラ62がつながっている。このカプラ62は、上述のカプラ53,58と同じ構造を有し、ソケット621とプラグ622とで構成されている。ただし、バルブ61側にプラグ622が接続され、動作補助スーツ10側にソケット621が接続されている。上述のカプラ53,58の場合、ソケット531,581からプラグ532,582が引き抜かれた状態のソケット531,581とプラグ532,582が示されているが、このカプラ62は、結合した状態のソケット621とプラグ622が示されている。このカプラ62は、動作補助スーツ10側にソケット621が接続されていることから、プラグ622が引き抜かれた状態のソケット621は、動作補助スーツ10からの気体の流出を阻止する機能を有する。すなわち、このカプラ62は、動作補助スーツ10に気体を送り込んで内圧を高めた状態のまま内圧調整装置20を動作補助スーツ10から取り外そうとしたとき、すなわち、ソケット621からプラグ622を引き抜いたときに、動作補助スーツ10から気体が排気されずにその内圧を維持させる役割を担っている。
図1に示す操作部22には、3つのバルブ55,60,61が、それらの押しボタン553,603,614の押下操作が可能なように露出させた状態に収容される。その操作部22には、チェックバルブ54,59や継手56、およびそれらの周りのチューブ60も収容される。また、各カプラ53,58,62のプラグ532,582,622は、それぞれ挿し込む相手のソケット531,581,621に挿し込むことができるだけの長さのチューブ60を伴って操作部22の外に露出している。また、バルブ613の排気用の第3ポート613につながる排気口63も操作部22の外に露出している。各プラグ532,582,622と各ソケット531,581,621は、挿し込む相手を間違えないように、例えばカプラ53,58,62ごとに色分けされていてもよい。ただし、この図2に示した実施形態の場合、液化ガスボンベ51側とポンプ57側とで同一構造の流路が構成されているため、2つのカプラ53,58に関しては、互いに逆に、すなわち、ソケット531にプラグ582を挿し込み、ソケット581にプラグ532を挿し込んでも動作上は問題ない。ただし、その場合、操作部22における操作ボタン553,603の役割が逆になる。
次に、この内圧調整装置20の使用方法を説明する。
使用者は、動作補助スーツ10および内圧調整装置20の収容部21および操作部22を規定の位置に装着し、各プラグ532,582,622を各ソケット531,581,621に挿し込む。ポンプ57は、その内圧が既定の内圧(0.1MPa~0.15MPa)に保たれ、あるいは準備の段階で内圧が一旦下がったときは、その既定の内圧となるまで作動して停止している。動作補助スーツ10は十分にしぼんだ状態にある。
使用者は、時間に余裕があるときは、先ずは、ポンプ57側のバルブ60の押しボタン603を押す。すると、ポンプ57の内圧が下がってポンプ57が作動を開始し、動作補助スーツ10に空気が送り込まれる。
使用者は、動作補助スーツ10の内圧が、ポンプ57から送り込まれた空気だけでは不十分な場合、あるいは緊急に内圧を上げたいときは、液化ガスボンベ51側のバルブ55の操作ボタン553を押す。すると、液化ガスボンベ51からの気化ガスが動作補助スーツ10に速やかに供給される。この図2に示した実施形態には図示されていないが、気化ガスの流量が大きすぎて押しボタン63から指を離すタイミングを逸しないように、気化ガスの流路の途中に流量制限用のオリフィスを備えてもよい。
使用者は、必要な内圧が得られた時点で、押しボタン63から指を離す。あるいは、少し手前の段階で指を離し、体の動きを確認しながら、少しずつ内圧を高めてもよい。
ここで、ポンプ57を備えている理由は、時間的に余裕があるときは、液化ガスの使用量を減らしてポンプ57からの空気を動作補助スーツ10に供給したほうが、常に液化ガスを使うよりもコスト上有利だからである。また、ポンプ57からの空気の方が流量が小さく、動作補助スーツ10の内圧の微妙な調整が容易である。
なお、可搬可能な小型のポンプで0.5MPa程度の比較的高圧を発生させると動作音が大きくなり(約70dB)また流量も小さくなる。そこで、ここでは、最大0.2MPa程度にとどめ、さらにポンプの筐体に遮音性を持たせることにより、静粛性を優先(約40dB)としている。
一方、液化ガスボンベ51を備えている理由は、ここに示した例の場合はポンプ57では動作補助スーツ10の内圧を最大0.15MPaまでしか高めることができない。そこで、それ以上に高めたい場合は、液化ガスボンベ51からの気化ガスが使用される。また、0.15MPa未満の場合を含め、動作補助スーツ10の内圧を瞬時に高めたい場合にも、液化ガスボンベ51からの気化ガスが使用される。
以上の理由から、ここでは、ポンプ57と液化ガスボンベ51を併用することとしている。
動作補助スーツ10の内圧を下げたいときは、バルブ61の押しボタン614を押す。すると、動作補助スーツ10内の気体が、排気口63から排気される。押しボタン614を離すと、動作補助スーツ10では、その離した時点の内圧が維持される。
本実施形態の内圧調整装置20では、以上の操作により、動作補助スーツ10を、その場の状況に応じて、その場の状況にふさわしい内圧に調整しながら、作業を進めることができる。
次に、この内圧調整装置20の操作の安全性について説明する。
その1つは、3つの押しボタン553,603,614の操作を誤ったときの安全性である。
動作補助スーツ10が0.1MPaを超えた内圧、例えば0.2MPaの状態にあるときに、ポンプ57側の押しボタン603が押されたとする。この場合、チェックバルブ59が作用してそのチェックバルブ59で動作補助スーツ10側の高い圧力が食い止められ、その高い圧力の気体がポンプ57に流れ込むことが阻止される。
液化ガスボンベ51側の押しボタン553とポンプ57側の押しボタン603が同時に押された場合、液化ガスボンベ51からの流出する気化ガスの圧力がポンプ57で送り出される空気の圧力よりも高く、気化ガスがポンプ57側に流れ込もうとするが、この場合もチェックバルブ59により、気化ガスがポンプ57に流れ込むことが阻止される。
次に、動作補助スーツ10側のバルブ61の押しボタン614を含む2つの押しボタン614,553;614,603が同時に押された場合、あるいは3つの押しボタン614,553,603が同時に押された場合について考察する。前述の通り、動作補助スーツ10側のバルブ61の押しボタン614が押されると、空気あるいは気化ガスの流入口である第1ポート611が閉じ、第2ポート612と第3ポート613がつながって動作補助スーツ10側からの気体が排気される。したがって、押しボタン553を押すことによってバルブ61まで進んできた気化ガス、あるいは、押しボタン60を押すことによってバルブ61まで進んできた空気は、排気されたり不都合な動作を引き起こしたりすることなく、バルブ61の閉じた状態にある第1ポート611で阻止される。
カプラ53,58,62のソケット531,581,621からプラグ532,582,622を引き抜いたときの安全性、すなわち、液化ガスボンベ51からの気化ガスの流出の阻止、ポンプ57からの空気の漏れによるポンプ57が作動し続けることの阻止、動作補助スーツ10からの気体の流出の阻止については、説明済である。
次に、動作補助スーツ10の内圧を高めた状態で、カプラ62のソケット621にプラグ622を挿し込んだまま、液化ガスボンベ51側のカプラ53のソケット531からプラグ532を引き抜き、さらにバルブ55の押しボタン553を押した場合について説明する。
この場合、動作補助スーツ10からの気体がバルブ55を通ってさらに逆流しようとするが、その逆流はチェックバルブ54によって阻まれ、その気体がプラグ532から排気されることが防止される。
ポンプ57側のカプラ58のソケット581からプラグ582を引き抜き、さらにバルブ60の押しボタン603を押した場合、あるいは、双方のソケット531,581から双方のプラグ532,582を引き抜いて、さらにバルブ55の押しボタン553あるいはバルブ60の押しボタン603を押した場合も同様である。
このように、この内圧調整装置20は、操作の安全性にも配慮した構成となっている。
次に、液化ガスボンベ51の使用可能回数について説明する。
ここでは、高圧ガス安全法に抵触しないように、容積100ml以下、液化ガス74グラムの液化ガスボンベ51を使用した。動作補助スーツ10として、汎用性のある一般的なものを採用した。
このとき、動作補助スーツ10の内圧を0.1MPaに高めて排気がほぼ止まるまで排気することを繰り返したところ、1本の液化ガスボンベ51で約50回繰り返し使用可能であった。動作補助スーツ10の内圧を0.2MPaまで高めたときは、約20回繰り返し使用可能であった。この程度まで繰り返し使用可能であれば、実用上十分に使用に耐え得るものと考えられる。ここでは、ポンプ57も併用しており、ポンプ57を多用することにより、繰り返し使用回数をさらに伸ばすことが可能である。
また、DMEの液化ガスはスプレー缶と同じような缶タイプのボンベで提供される。このDMEの液化ガスが充填されたボンベとして、420mlと180mlのものが市販されている。25℃において、DMEの液化ガスボンベを使用して上記と同様な実験を行ったところ、動作補助スーツ10の内圧を0.1MPaに高めて排気した場合は、180ml缶1本で約80回、420ml缶では約190回、動作補助スーツ10の内圧を0.2MPaまで高めたときは、180ml缶で約30回、420ml缶で約70回使用可能であった。DMEでは温度により圧力が変化するため、周囲温度が低い場合や連続使用により温度が低下した場合には使用回数が減少する。0℃まで低下すると使用回数は半減するが、特殊な低温度環境以外での実使用としては十分である。
比較例として、500mlの容器に1MPaの圧縮空気を入れて同様な実験を行ったところ、動作補助スーツ10の内圧を0.1MPaに高めて排気した場合は約5回、動作補助スーツ10の内圧を0.2MPaまで高めたときは約2回、使用可能であった。
以上の実験結果から、市販されている小型の液化ガスボンベを使用することに大きな利点があることが分かる。
次に、図2に示した内圧調整装置20の変形例について説明する。
図2に示した内圧調整装置20では、液化ガスボンベ51として、二酸化炭素の液化ガスボンベを使用している。ただし、本発明にいう液化ガスボンベは二酸化炭素の液化ガスボンベに限られるものではなく、前述したとおり、例えばDME(ジメチルエーテル、dimethyl ether)の液化ガスが充填された液化ガスボンベを採用してもよい。このDMEの液化ガスが充填された液化ガスボンベを採用した場合は、レギュレータ52を備える必要はない。
また、図2に示した内圧調整装置20で採用されているポンプ57は、そのポンプ57の内圧が閾値(ここでの例では、0.15MPa)に到達すると停止し内圧が低下(ここでの例では、0.1MPa)すると作動を再開するタイプのポンプである。ただし、本発明にいうポンプは、このタイプのポンプに限られるものではなく、オンオフの切り替えに応じて作動または停止するタイプのポンプであってもよい。オンオフの切り替えに応じて作動または停止するタイプのポンプを採用した場合は、バルブ60を備える必要はなく、操作部22には、オンオフを切り替えるスイッチ、例えばボタンを押すことによりオンとなり、指を離すことによりオフとなるスイッチを備えればよい。このタイプのポンプを採用した場合は、カプラ58、すなわち、プラグ582が挿し込まれていない状態のソケット581が空気の流出を阻止するタイプのカプラ58を備える必要はなく、その代わりに、空気の流出阻止の機能のない、単なる流路接続具としてのカプラを備えてもよい。
また、ここでは、内圧調整装置20を動作補助スーツ10の内圧調整用として用いた例について説明したが、本発明の内圧調整装置は、動作補助スーツの内圧調整にのみ適用されるものではなく、内圧を調整する必要のある内圧調整対象物一般に採用可能である。
10 動作補助スーツ
11 パッド
12 ベルト
20 内圧調整装置
21 収容部
22 操作部
30 使用者
40 荷物
51 液化ガスボンベ
52 レギュレータ
53 カプラ
531 ソケット
532 プラグ
54 チェックバルブ
55 バルブ
551 第1ポート
552 第2ポート
553 押しボタン
56 継手
561 第1ポート
562 第2ポート
563 第3ポート
57 ポンプ
58 カプラ
581 ソケット
582 プラグ
59 チェックバルブ
60 バルブ
601 第1ポート
602 第2ポート
603 押しボタン
61 バルブ
611 第1ポート(第4ポート)
612 第2ポート(第5ポート)
613 第3ポート(第6ポート)
614 押しボタン
62 カプラ
621 ソケット
622 プラグ
63 排気口
100 動作補助装置

Claims (12)

  1. 交換可能に装着される液化ガスボンベと、
    前記液化ガスボンベから流出した気化ガスを操作に応じて下流へ流出させる第1バルブと、
    空気を送り出すポンプと、
    前記第1バルブから流出した気化ガスと前記ポンプから送り込まれた空気との双方を内圧調整対象物側に送り出す第1状態と、該内圧調整対象物側から逆流してきた気体を流入させて排気する第2状態とを操作に応じて切り替える第2バルブとを備えたことを特徴とする内圧調整装置。
  2. 前記第1バルブから流出した気化ガスを流入させる第1ポートと前記ポンプから送り出された空気を流入させる第2ポートと、該第1ポートと該第2ポートとの双方とつながる第3ポートとを有する、前記第2バルブの上流側に配置された継手を備えたことを特徴とする請求項1に記載の内圧調整装置。
  3. 前記該2バルブが、前記第3ポートから流出した気体を流入させる第4ポートと、該第4ポートから流入した気体を前記内圧調整対象物側に流出させ、および該内圧調整対象物側から逆流してきた気体を流入させる第5ポートと、該第5ポートから流入した気体を排出させる第6ポートとを有し、操作に応じて、該第4ポートと該第5ポートとをつなぐとともに該第6ポートを閉じる第1状態と、該第4ポートを閉じるとともに該第5ポートと該第6ポートとをつなぐ第2状態とを切り替えるバルブであることを特徴とする請求項2に記載の内圧調整装置。
  4. 前記液化ガスボンベ側への気体の流れを阻止する第1チェックバルブを備えたことを特徴する請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の内圧調整装置。
  5. 前記液化ガスボンベから流出する気化ガスの流れの相対的な上流側に配置された第1ソケット、および該流れの相対的な下流側に配置され該第1ソケットに着脱される第1プラグからなり、該第1ソケットが、該第1プラグの未装着時に該気化ガスの流出を阻止し、該第1プラグの装着により該気化ガスを該第1プラグ側に流出させる第1カプラを備えたことを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の内圧調整装置。
  6. 前記液化ガスボンベが、二酸化炭素の液化ガスが充填されたボンベであって、該液化ガスボンベから流出する気化ガスの気圧上限を規定するレギュレータを備えたことを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の内圧調整装置。
  7. 前記ポンプ側への気体の流れを阻止する第2チェックバルブを備えたことを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の内圧調整装置。
  8. 前記ポンプが、該ポンプの内圧が閾値に到達すると停止し、該内圧が低下すると作動するポンプであって、該ポンプから送り出された空気を操作に応じて下流へ流出させる第3バルブを備えたことを特徴とする請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の内圧調整装置。
  9. 前記ポンプから送り出される空気の流れの相対的な上流側に配置された第2ソケット、および該流れの相対的な下流側に配置され該第2ソケットに着脱される第2プラグからなり、該第2ソケットが、該第2プラグの未装着時に該空気の流れを阻止し、該第2プラグの装着により該空気を該第2プラグ側に流出させる第2カプラを備えたことを特徴する請求項8に記載の内圧調整装置。
  10. 前記ポンプが、オンオフの切り替えに応じて作動または停止するポンプであって、該ポンプのオンオフを切り替えるスイッチを備えたことを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の内圧調整装置。
  11. 前記内圧調整対象物の気体流入口に取り付けられた、該内圧調整対象物からの気体の流出を阻止する第3ソケットとともに第3カプラを構成する、該第3ソケットに着脱自在に装着されて装着時に該第3ソケットの流路を開放して前記第5ポートから流出した気体を該第3ソケット側に流入させる第3プラグを備えたことを特徴とする請求項1から10のうちのいずれか1項に記載の内圧調整装置。
  12. 請求項1から11のうちのいずれか1項に記載の内圧調整装置と、
    使用者に装着され内圧が調整されて動作を補助する、前記内圧調整対象物としての動作補助スーツと、
    を備えたことを特徴とする動作補助装置。
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