JP2023035214A - 2液混合容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1液のみが吐出されることを防止することが可能な2液混合容器を提供することである。【解決手段】ポンプ52を備えたディスペンサー50を装着して使用される2液混合容器1であって、第1液L1を収納する第1収納室R1を備えた容器本体10と、容器本体10の内部に吊り下げ保持された筒体20と、閉塞壁31と複数の脚部34と吸引筒35と、を有して初期位置から使用位置にまで移動可能な可動体30と、筒体20の内部に下方に移動可能に装着されて閉塞壁31との間に第2収納室R2を区画形成するピストン体40と、を有し、ディスペンサー50が装着される際に、可動体30が下方に移動して筒体20の下端開口が開かれて第1収納室R1に第2液L2が流入し、吸引管55がシール部42を破断するとともに破断部33を開くことでポンプ52が混合液を吸引可能となるように構成されている2液混合容器1。【選択図】図1

Description

本発明は、ポンプを備えたディスペンサーを装着して使用される2液混合容器に関する。
従来、ポンプを備えたディスペンサーを装着して使用される容器として、容器の内部に、第1液と、第1液とは異なる第2液とを別々の収納室に分けて収納することができるとともに、使用時に、第1液と第2液とを容器の内部で容易に混合させることができるように構成された2液混合容器が知られている。
例えば特許文献1には、ポンプ式のディスペンサーが装着される容器本体が、第1液を収納するとともに、スリーブと中栓とによって区画された空間に第2液を収納し、使用時には、容器本体に装着されたカバー体を回転させることで、中栓がスリーブから離脱して容器本体において第1液と第2液とが混合され、ディスペンサーにより混合液を吐出することができるように構成された2液混合容器が記載されている。
特開2008-030847号公報
2液混合容器に収納される液体が薬品等である場合、第1液と第2液とを混合する前に一方の液体のみが吐出されると、所望の効能が発揮されないだけでなく、液体の種類によっては濃縮液を単液で使用することで害が発生するおそれもある。
しかし、上記従来の2液混合容器では、第1液と第2液とが混合される前の状態において、容器本体に装着されたディスペンサーが第1液を吐出可能な状態となっているので、カバー体を回転させて2液を混合する前にディスペンサーが操作されると、第1液のみが吐出されてしまうという問題点があった。
本発明は、このような問題を解決するために開発されたものであり、その目的は、第1液のみが吐出されることを防止することが可能な2液混合容器を提供することにある。
本発明の2液混合容器は、ポンプを備えたディスペンサーを装着して使用される2液混合容器であって、第1液を収納する第1収納室を備えた容器本体と、前記容器本体の口部に支持されて前記容器本体の内部に吊り下げ保持された筒体と、薄肉部で区画された破断部を備えた閉塞壁と、周方向に間隔を空けて並べて閉塞壁の上面に一体に設けられた複数の脚部と、径方向外側に向けて開口する吸引口を備え、前記薄肉部よりも径方向外側において前記閉塞壁の下面に一体に連ねて設けられた吸引筒と、を有し、複数の前記脚部において前記筒体に支持されて前記閉塞壁が前記筒体の下端開口を閉塞する初期位置から前記吸引筒が前記容器本体の底面に当接する使用位置にまで移動可能な可動体と、前記筒体の内周面に全周に亘って液密に接するリング部と、前記リング部の開口を閉塞する破断可能なシール部とを有し、複数の前記脚部よりも上方において前記筒体の内部に下方に移動可能に装着されて前記閉塞壁との間に第1液とは異なる第2液を収納する第2収納室を区画形成するピストン体と、を有し、前記ディスペンサーが前記口部に装着される際に、前記ポンプの吸引管により前記リング部が下方に押されることにより、複数の前記脚部において前記リング部に押されて前記可動体が下方に移動し、前記筒体の下端開口が開かれて前記第2収納室から前記第1収納室に前記第2液が流入し、前記可動体が使用位置に達した後、さらに前記ディスペンサーが下方に移動すると、前記吸引管が前記リング部を貫通して前記シール部を破断するとともに前記薄肉部を破断して前記破断部を開くことで前記吸引筒に連通し、第1収納室において第1液と第2液が混合した混合液を前記ポンプに吸引可能となるように構成されていることを特徴とする。
本発明の2液混合容器は、上記構成において、前記ディスペンサーが前記口部に装着されると、前記ポンプの外周面が前記筒体の内周面に全周に亘って液密に接するとともに前記吸引管の外周面が破断した前記薄肉部の内周面に全周に亘って液密に接するのが好ましい。
本発明の2液混合容器は、上記構成において、前記破断部が、上面に、前記吸引管の下端の周方向の一部にのみ当接する凸リブを備えているのが好ましい。
本発明の2液混合容器は、上記構成において、前記破断部が前記吸引口よりも大きいのが好ましい。
本発明によれば、第1液のみが吐出されることを防止することが可能な2液混合容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態である2液混合容器の正面視での断面図である。 図1に示す2液混合容器に装着されるディスペンサーの正面視での断面図である。 図1に示す2液混合容器の、可動体が使用位置にまで移動して筒体の下端開口が開かれた状態を示す断面図である。 図1に示す2液混合容器の、ポンプの吸引管によりシール部が破断された状態を示す断面図である。 図1に示す2液混合容器の、ディスペンサーが装着された使用可能な状態の断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施の形態に係る2液混合容器1について詳細に例示説明する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲においては、上下方向は、図1に示すように2液混合容器1を正立姿勢とした状態における上下方向を意味するものとし、径方向は、2液混合容器1の軸心Oを通り、軸心Oに垂直な直線に沿う方向を意味し、周方向は軸心O周りの方向を意味するものとする。
図1に示す本発明の一実施の形態である2液混合容器1は、その内部に、2種類の液体、すなわち第1液L1及び第1液L1とは異なる第2液L2を、第1収納室R1ないし第1収納室R1とは別の第2収納室R2に分けて収納することができるとともに、使用時に、第1液L1と第2液L2とを容器内部で容易に混合させることができるものである。
2液混合容器1に収納する第1液L1及び第2液L2としては、例えば、薬品や液体化粧料などの、混合されることで所定の効能を発揮する液体を採用することができる。
2液混合容器1は、容器本体10、筒体20、可動体30及びピストン体40を有している。
容器本体10は、口部11と、口部11の下端に肩部12を介して一体に連なる胴部13と、胴部13の下端を閉塞する底部14とを有している。口部11は軸心Oを中心とした円筒状となっており、その外周面には雄ねじ11aが一体に設けられている。胴部13は、口部11と同軸の円筒状となっており、その内部は第1液L1を収納する第1収納室R1となっている。
容器本体10は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等の合成樹脂材料を射出成形して形成された合成樹脂製のものとすることができるが、ガラス製や金属製であってもよい。
容器本体10は、口部11と第1収納室R1とを備えていれば、上記形状に限らず、その形状は種々変更可能である。
筒体20は、合成樹脂材料により口部11よりも小径の円筒状に形成されており、その上端に一体に設けられた係止キャップ部21が口部11に係止されることで当該口部11に支持されて容器本体10の内部に口部11と同軸となるように吊り下げ保持されている。筒体20の内径は、上端から下方に向けて徐々に小さくなり、上下方向の略中央位置から下端までの間は内径が一定の装着部20aとなっている。
口部11の上端と係止キャップ部21との間には、液漏れ防止用のシールリング22が装着されている。また、係止キャップ部21とシールリング22との間には、筒体20に設けた横穴からの液漏れ防止及び吐出後の外気導入のための逆止弁ゴム部材23が装着されている。
係止キャップ部21を備えた筒体20が装着されることで、容器本体10の口部11は液密に閉塞されている。
可動体30は、閉塞壁31を有している。閉塞壁31は、他の部分よりも肉厚が薄い薄肉部32により円形に区画された破断部33を備えている。破断部33は、薄肉部32が破断することで閉塞壁31から分離して脱落することができる。また、破断部33は、その上面の軸心Oからずれた位置に、上方に向けて突出する凸リブ33aを備えている。
可動体30は、複数の脚部34を備えている。複数の脚部34は、それぞれ閉塞壁31の上面に一体に連ねて設けられており、互いに周方向に間隔を空けて並べて配置されている。それぞれの脚部34は、その外側面において筒体20の装着部20aの内周面に近接又は当接しており、当該内周面に可動体30の下方移動をガイド可能となっている。
可動体30は、吸引筒35を備えている。吸引筒35は、軸心Oを中心とする円筒状となっており、薄肉部32よりも径方向外側において閉塞壁31の下面に一体に連なっている。吸引筒35には、径方向外側に向けて開口する吸引口36が設けられている。本実施の形態では、吸引筒35の下端に、複数のU字型の切り欠き状の吸引口36が設けられている。本実施形態では、閉塞壁31に設けられている破断部33は、吸引口36よりも大きくされている。
吸引口36の形状は、図示する形状に限らず、種々の形状であってもよく、また、切り欠き状に替えて貫通孔であってもよい。
可動体30は、閉塞壁31の上面に設けられた立ち上がり段部が筒体20の下端開口に嵌合することで初期位置(図1に示す位置)に保持されている。可動体30が初期位置にある状態において、筒体20の下端開口は閉塞壁31により液密に閉塞されている。また、可動体30が初期位置にある状態において、吸引筒35の下端と容器本体10の底面14a(底部14の内面)との間には、脚部34の上下方向の長さよりも短い所定の間隔が空けられている。
可動体30は、複数の脚部34が筒体20の内周面に対してガイドすることで、上記した初期位置から吸引筒35が容器本体10の底面14aに当接する使用位置(図3~図5に示す位置)にまで移動可能である。
ピストン体40は、リング部41とシール部42とを有している。リング部41は、例えば合成ゴムなどの弾性体により外周面にリップを備えたリング状に形成されており、筒体20の内側に装着されて筒体20の装着部20aの内周面に全周に亘って液密に接している。シール部42は、例えば合成樹脂製のフィルム、アルミニウム箔のシートなどの破断可能な薄いシート状の部材で形成されており、リング部41の下端に融着や接着などの手段により固定されてリング部41の開口を閉塞している。
ピストン体40は、複数の脚部34よりも上方において筒体20の装着部20aの内部に装着されている。筒体20の装着部20aの内部には、閉塞壁31とピストン体40とにより区画されて第2液L2を収納する第2収納室R2が形成されている。
ピストン体40は、図1に示す位置から下方に移動可能となっている。リング部41の下端は複数の脚部34の上端に当接しており、ピストン体40が図1に示す位置から下方に移動すると、複数の脚部34がピストン体40により押されて可動体30が初期位置から使用位置に向けて下方に移動するようになっている。可動体30が使用位置となる位置にまでピストン体40が移動すると、閉塞壁31が筒体20の下端開口から離れ、第2収納室R2は隣り合う脚部34の間の隙間を通して第1収納室R1に連通する。
上記構成の2液混合容器1は、容器本体10の第1収納室R1に第1液L1を収納し、容器本体10に配置された筒体20の内部に第1収納室R1とは分離して設けられた第2収納室R2に第2液L2を収納することができるので、流通時や不使用時に、第1液L1と第2液L2とを互いに混合させずに分離した状態に維持することができる。
なお、流通時ないし不使用時には、口部11にキャップを装着するようにしてもよい。
一方、上記構成の2液混合容器1は、第1液L1と第2液L2とを混合して当該混合液を吐出する際には、ポンプを備えたディスペンサーを装着して使用される。2液混合容器1に装着するディスペンサーとしては、例えば図2に示す構成のディスペンサー50を用いることができる。
図2に示すように、ディスペンサー50は、容器本体10の口部11にねじ結合により取り付けられる取付けキャップ51と、取付けキャップ51に保持されたポンプ52とを備えている。ポンプ52は上方に突出するステム52aを有し、ステム52aには押下げヘッド53が取り付けられている。押下げヘッド53はステム52aを介してポンプ52の内部に連通するノズル53aを備え、ばね部材54により上方に付勢されている。ポンプ52の下端には下端が開口する吸引管55が設けられている。吸引管55の外周面には、円環状のストッパ突起55aが一体に設けられている。さらに、ポンプ52の取付けキャップ51に保持されるフランジ部52bの下面には、円環状のシール部材56が装着されている。
ポンプ52は円筒状の外形を有し、その下端部側の外径は筒体20の装着部20aの内径と略同一となっている。また、吸引管55の外径は、リング部41の内径及び薄肉部32の径と略同一であり、吸引筒35の内径よりも小さくなっている。
ポンプ52は、押下げヘッド53が押下げ操作されると吐出動作し、ポンプ52の内部に収納されている液体を、ステム52aを通してノズル53aに圧送する。これにより、ノズル53aから液体が外部に吐出される。一方、ポンプ52は、押下げヘッド53の押下げ操作が解除されて押下げヘッド53がばね部材54の弾性力により初期位置に向けて移動すると吸引動作し、吸引管55からポンプ52の内部に次に吐出するための液体を吸引する。
なお、符号57は、不使用時に押下げヘッド53を覆うオーバーキャップである。
次に、2液混合容器1にディスペンサー50を装着して、2液混合容器1を、第1液L1と第2液L2とが混合された混合液を吐出可能な状態にする手順について説明する。
まず、図3に示すように、正立姿勢の2液混合容器1の筒体20の内部に、ディスペンサー50のポンプ52を上方から挿入し、吸引管55の下端部分をピストン体40の内側に差し込んでストッパ突起55aをリング部41の上端面に当接させる。この状態からさらにディスペンサー50を容器本体10に対して下方に移動させ、ポンプ52の吸引管55によりリング部41を下方に押し下げる。吸引管55により押されてリング部41が下方に移動すると、可動体30が複数の脚部34においてリング部41に押され、吸引筒35の下端が容器本体10の底面14aに当接する使用位置にまで下方に移動する。これにより、閉塞壁31により閉塞されていた筒体20の下端開口が開かれ、第2収納室R2が隣り合う脚部34の隙間を介して第1収納室R1に連通する。そして、第2収納室R2から第1収納室R1に第2液L2が流入し、第1収納室R1において第1液L1と第2液L2とが混合される。
なお、この状態において、吸引管55の下端はシール部42の上側にある。
第1液L1と第2液L2とが混合された混合液の量は、図3に示す状態において、当該混合液の液面が隣り合う脚部34の隙間よりも下方に位置する量とするのが好ましい。
次に、図3に示すように可動体30が使用位置に達すると、リング部41は可動体30により支持されてさらなる下方への移動が規制された状態となるので、可動体30が使用位置に達した後、さらにディスペンサー50を容器本体10に対して下方に移動させると、図4に示すように、リング部41の弾性変形によりリング部41に対するストッパ突起55aの係合が解除され、吸引管55がリング部41を貫通してシール部42を破断する。
そして、図4に示す状態から、ディスペンサー50の取付けキャップ51を容器本体10の口部11に対してねじ結合により装着して容器本体10に対してさらに下方に移動させると、図5に示すように、吸引管55の下端が閉塞壁31に達し、薄肉部32が吸引管55により押されて破断し、破断部33が落下して破断部33すなわち閉塞壁31の破断部33が設けられていた部分が開かれる。このように、取付けキャップ51が口部11にねじ結合されてディスペンサー50が口部11に装着されると、吸引管55は吸引筒35に連通し、ポンプ52は、第1収納室R1において混合された第1液L1と第2液L2との混合液を、吸引筒35に設けられた吸引口36及び吸引筒35を介して吸引することができるようになる。
このとき、本実施形態では、破断部33の上面に、吸引管55の下端の周方向の一部にのみ当接する凸リブ33aを設けるようにしたので、吸引管55の下端の周方向の一部が凸リブ33aに当接したときに、薄肉部32が、凸リブ33aが設けられた周方向の一部から徐々に破断されるようにして、より容易かつ確実に薄肉部32が破断されて破断部33が除去されるようにすることができる。なお、破断部33は、薄肉部32の破断後に閉塞壁31から除去されて下方に落下することなく、薄肉部32の一部により閉塞壁31に連結されて閉塞壁31に吊り下げられた状態であってもよい。
図5に示すように、ディスペンサー50が口部11に装着されると、ポンプ52の外周面が筒体20の装着部20aの内周面に全周に亘って液密に接する。また、吸引管55の外周面が破断した薄肉部32の内周面に全周に亘って液密に接し、吸引管55と吸引筒35が実質的に1本のパイプとして機能する。さらに、係止キャップ部21とポンプ52のフランジ部52bとの間はシール部材56により液密にシールされる。したがって、ディスペンサー50が口部11すなわち2液混合容器1に装着されると、第1液L1と第2液L2との混合液を外部に漏出させることなく、オーバーキャップ57を取り外した状態でディスペンサー50の押下げヘッド53を押下げ操作することにより第1液L1と第2液L2との混合液を適量ずつノズル53aから外部に吐出させることができる。
本実施形態では、閉塞壁31に設けられている破断部33は、吸引口36よりも大きくされている。これにより、第1液L1と第2液L2との混合液を適量ずつノズル53aから外部に吐出させる際に、破断後に落下した破断部33が吸引口36に嵌まり込み、連通状態を阻害しないようになっている。
以上の通り、本実施形態の2液混合容器1によれば、ディスペンサー50が装着される前は、第1液L1と第2液L2を、それぞれ互いに分離された別々の第1収納室R1、第2収納室R2に収納して分離された状態に維持することができるとともに、ディスペンサー50が2液混合容器1に装着されることで、第2収納室R2が第1収納室R1に連通されて第1液L1と第2液L2とが自動的に混合されるとともにディスペンサー50が第1収納室R1から液体を吸引できる状態となるので、ディスペンサー50から第1液L1のみが吐出されることを防止することができる。
また、本実施形態では、ディスペンサー50が口部11に装着された状態で、ポンプ52の外周面が筒体20の内周面に全周に亘って液密に接するとともに吸引管55の外周面が破断した薄肉部32の内周面に全周に亘って液密に接するようにしたので、ディスペンサー50が装着された状態において、ポンプ52が第1収納室R1から効率よく第1液L1と第2液L2との混合液を吸引できるようにすることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施形態では、流通時ないし使用開始前に、2液混合容器1を、ディスペンサー50が装着されない単体の状態としているが、図3に示す位置関係となるように、ディスペンサー50を装着した状態とすることもできる。
1 2液混合容器
10 容器本体
11 口部
11a 雄ねじ
12 肩部
13 胴部
14 底部
14a 底面
20 筒体
20a 装着部
21 係止キャップ部
22 シールリング
23 サポート体
30 可動体
31 閉塞壁
32 薄肉部
33 破断部
33a 凸リブ
34 脚部
35 吸引筒
36 吸引口
40 ピストン体
41 リング部
42 シール部
50 ディスペンサー
51 取付けキャップ
52 ポンプ
52a ステム
52b フランジ部
53 押下げヘッド
53a ノズル
54 ばね部材
55 吸引管
55a ストッパ突起
56 シール部材
57 オーバーキャップ
O 軸心
L1 第1液
L2 第2液
R1 第1収納室
R2 第2収納室

Claims (4)

  1. ポンプを備えたディスペンサーを装着して使用される2液混合容器であって、
    第1液を収納する第1収納室を備えた容器本体と、
    前記容器本体の口部に支持されて前記容器本体の内部に吊り下げ保持された筒体と、
    薄肉部で区画された破断部を備えた閉塞壁と、周方向に間隔を空けて並べて閉塞壁の上面に一体に設けられた複数の脚部と、径方向外側に向けて開口する吸引口を備え、前記薄肉部よりも径方向外側において前記閉塞壁の下面に一体に連ねて設けられた吸引筒と、を有し、複数の前記脚部において前記筒体に支持されて前記閉塞壁が前記筒体の下端開口を閉塞する初期位置から前記吸引筒が前記容器本体の底面に当接する使用位置にまで移動可能な可動体と、
    前記筒体の内周面に全周に亘って液密に接するリング部と、前記リング部の開口を閉塞する破断可能なシール部とを有し、複数の前記脚部よりも上方において前記筒体の内部に下方に移動可能に装着されて前記閉塞壁との間に第1液とは異なる第2液を収納する第2収納室を区画形成するピストン体と、を有し、
    前記ディスペンサーが前記口部に装着される際に、前記ポンプの吸引管により前記リング部が下方に押されることにより、複数の前記脚部において前記リング部に押されて前記可動体が下方に移動し、前記筒体の下端開口が開かれて前記第2収納室から前記第1収納室に前記第2液が流入し、前記可動体が使用位置に達した後、さらに前記ディスペンサーが下方に移動すると、前記吸引管が前記リング部を貫通して前記シール部を破断するとともに前記薄肉部を破断して前記破断部を開くことで前記吸引筒に連通し、第1収納室において第1液と第2液が混合した混合液を前記ポンプに吸引可能となるように構成されていることを特徴とする2液混合容器。
  2. 前記ディスペンサーが前記口部に装着されると、前記ポンプの外周面が前記筒体の内周面に全周に亘って液密に接するとともに前記吸引管の外周面が破断した前記薄肉部の内周面に全周に亘って液密に接する、請求項1に記載の2液混合容器。
  3. 前記破断部が、上面に、前記吸引管の下端の周方向の一部にのみ当接する凸リブを備えている、請求項1または2に記載の2液混合容器。
  4. 前記破断部が前記吸引口よりも大きい、請求項1~3の何れか1項に記載の2液混合容器。
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