JP2023035109A - 操作端末、ロボットシステム及びコンピュータプログラム - Google Patents

操作端末、ロボットシステム及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】様々な操作者によるロボットの特定動作の操作を可能にする操作端末、ロボットシステム及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】移動可能なロボットの操作端末は、前記ロボットの操作が可能であるように構成され、前記操作端末は、前記ロボットが備える移動装置に動作させるための操作である移動操作の入力を受け付けることと、受け付けた前記移動操作に従った動作を前記移動装置に実行させるための指令を前記ロボットの動作を制御するコントローラに出力することとを実行するように構成される。【選択図】図1

Description

本開示は、操作端末、ロボットシステム及びコンピュータプログラムに関する。
例えば、特許文献1は、ロボットの教示のための操作を行うことができる機械操作盤を開示する。機械操作盤は、タブレット端末と、タブレット端末と接続される外付けデバイスとを備える。外付けデバイスは、ロボットの制御装置と接続される。タブレット端末は、外付けデバイスを介して制御装置と通信する。
特許第6619398号公報
特許文献1の機械操作盤での教示操作は、教示の教育を受けている操作者に限定される。本開示は、様々な操作者によるロボットの特定動作の操作を可能にする操作端末、ロボットシステム及びコンピュータプログラムを提供する。
本開示の一態様に係る操作端末は、移動可能なロボットの操作端末であって、前記操作端末は、前記ロボットの操作が可能であるように構成され、前記操作端末は、前記ロボットが備える移動装置に動作させるための操作である移動操作の入力を受け付けることと、受け付けた前記移動操作に従った動作を前記移動装置に実行させるための指令を前記ロボットの動作を制御するコントローラに出力することとを実行するように構成される。
図1は、実施の形態に係るロボットシステムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態に係るロボットコントローラ、教示装置及び操作端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係るロボットコントローラ、教示装置及び操作端末の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図4は、操作端末に表示される、ロボット操作アプリケーションの起動後のホーム画面の一例を示す。 図5は、操作端末に表示される接続設定画面の一例を示す。 図6は、操作端末に表示される接続設定画面の一例を示す。 図7は、操作端末に表示される接続設定画面の変形例を示す。 図8は、操作端末に表示される再生操作画面のうちの動作選択画面の一例を示す。 図9は、操作端末に表示される再生操作画面のうちのロボット操作画面の一例を示す。 図10は、操作端末に表示されるモニタ機能画面の一例を示す。 図11は、操作端末に表示される移動装置操作画面の一例を示す。 図12は、操作端末に表示される教示操作画面のうちの教示対象選択画面の一例を示す。 図13は、操作端末に表示されるロボット教示画面の一例を示す。 図14は、操作端末に表示される移動装置教示画面の一例を示す。 図15は、操作端末に表示されるロボット本体の手動操作設定画面を示す。 図16は、操作端末に表示される移動装置の移動装置モニタ画面の一例を示す。 図17は、操作端末に表示される移動装置の移動幅設定画面の一例を示す。 図18は、操作端末に表示される移動装置の手動操作設定画面の一例を示す。 図19は、操作端末に表示される設定画面のうちの設定選択画面の一例を示す。 図20は、操作端末に表示される設定画面のうちのアプリケーション設定画面の一例を示す。 図21は、操作端末に表示される設定画面のうちのロボット選択画面の一例を示す。 図22は、操作端末に表示される設定画面のうちのロボット本体設定画面の一例を示す。 図23は、操作端末に表示される設定画面のうちのエラーログ画面の一例を示す。 図24は、操作端末に表示される設定画面のうちのロボット本体の再生動作設定画面の一例を示す。 図25は、操作端末に表示される設定画面のうちの移動装置設定画面の一例を示す。 図26は、操作端末に表示される設定画面のうちの移動装置の再生動作設定画面の一例を示す。 図27は、操作端末に表示される設定画面のうちの管理画面一例を示す。 図28は、操作端末に表示される設定画面のうちのデータ管理画面の一例を示す。 図29は、操作端末に表示される設定画面のうちのデータ管理画面の一例を示す。 図30は、操作端末に表示される設定画面のうちの信号モニタ画面の一例を示す。
以下において、本開示の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。添付の図面における各図は、模式的な図であり、必ずしも厳密に図示されたものでない。さらに、各図において、実質的に同一の構成要素に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。本明細書及び請求項では、「装置」とは、1つの装置を意味し得るだけでなく、複数の装置からなるシステムも意味し得る。
[ロボットシステムの構成]
図1を参照しつつ、実施の形態に係るロボットシステム1の構成を説明する。図1は、実施の形態に係るロボットシステム1の構成の一例を示す図である。ロボットシステム1は、1つ以上のロボット100と、1つ以上のロボットコントローラ200と、1つ以上の教示装置300と、1つ以上の操作端末400とを含む。
ロボット100の数量とロボットコントローラ200の数量とは同じである。教示装置300の数量及び操作端末400の数量はいずれも、ロボットコントローラ200の数量と同じであってもよく、ロボットコントローラ200の数量よりも多くてもよく少なくてもよい。
ロボットコントローラ200は、ロボット100に搭載され、当該ロボット100の動作を制御する。しかしながら、ロボットコントローラ200は、ロボット100から離れた位置に配置され、有線接続、無線通信、又は、無線通信及び有線通信の両方を介してロボット100と接続されてもよい。教示装置300は、教示対象の1つのロボット100のロボットコントローラ200と接続される。本実施の形態では、教示装置300は、ロボット100と有線接続されるが、無線通信、又は、無線通信及び有線通信の両方を介して接続されてもよい。操作端末400は、操作対象の1つのロボット100のロボットコントローラ200と接続される。本実施の形態では、操作端末400は、ロボットコントローラ200と無線通信を介して接続されるが、有線通信、又は、有線通信及び無線通信の両方を介して有線接続されてもよい。
操作端末400に用いられる無線通信は、特に限定されないが、本実施の形態では、無線通信ネットワークNを利用する。無線通信ネットワークNは、特に限定されないが、WiFi(Wireless Fidelity)等の無線LAN(ローカルエリアネットワーク:Local Area Network)、モバイル通信網等を利用する無線WAN(広域ネットワーク:Wide Area Network)、衛星通信、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)及びZigBee(登録商標)などの近距離無線通信、又は、これらの2つ以上の組み合わせを用いるものであってもよい。モバイル通信網は、第4世代移動通信システム及び第5世代移動通信システム等を用いるものであってもよい。本実施の形態では、無線通信ネットワークNは、無線LANである。有線接続には、ケーブル等による直接的な相互接続、有線通信ネットワーク、又は、これらの組み合わせが用いられてもよい。有線通信ネットワークは、いかなるネットワークであってもよい。
ロボット100は、自走可能なロボットであり、ロボット本体110と移動装置120とを含む。しかしながら、ロボット100は、移動装置120を備えないように構成されてもよい。本実施の形態では、ロボット本体110は、1つ以上の関節を有するロボットアーム111と、ロボットアーム111の先端に取り付けられるエンドエフェクタ112とを含む。ロボットアーム111は、エンドエフェクタ112の位置及び姿勢を自在に移動することができる。エンドエフェクタ112は、対象物に目的に応じた作用を加えることができるように構成される。ロボットアーム111は、1つ以上の可動部分を動作させる駆動装置として1つ以上のサーボモータ113を含む。エンドエフェクタ112は、可動部分を動作させる駆動装置として1つ以上のサーボモータ113を含み得る。
移動装置120は、ロボット本体110を搭載し移動することができる。本実施の形態では、移動装置120は、床面、地面等の支持面上で走行することができ、走行のための車輪121を備える。移動装置120は、車輪121を回転駆動する駆動装置として1つ以上のサーボモータ122を含む。なお、移動装置120は、昇降、飛行、水上航行及び潜水等の他の動作を行うことができるように構成されてもよい。
さらに、移動装置120は、移動装置120の位置を検出する位置検出装置123を含む。位置検出装置123は、3次元空間内又は2次元平面上での移動装置120の絶対的な位置又は相対的な位置を検出できればよい。絶対的な位置を検出する位置検出装置123の例は、GNSS(Global Navigation Satellite System:全球測位衛星システム)、及び、加速度センサ及び角速度センサを含む計測装置等であってもよい。
相対的な位置を検出する位置検出装置123の例は、磁気、光波、超音波、レーザ、カメラ画像又はこれらの2つ以上の組み合わせを用いる装置であってもよい。このような位置検出装置123は、磁気、光波、超音波、レーザ及びカメラ画像等を用いて周囲環境に対する移動装置120の位置を検出することができる。本実施の形態では、位置検出装置123は、磁気を用いる装置であり、床面等の支持面上に配置された磁性体の位置を検出することができる。例えば、位置検出装置123は、支持面上に貼り付けられた磁気テープ等の磁性体のラインの位置を検出し、ロボットコントローラ200は、位置検出装置123の検出結果を用いて、磁性体のラインに沿って移動装置120に走行させる。
さらに、移動装置120は、1つ以上の光源124を備える。本実施の形態では、4つの光源124が、移動装置120の直方体状の外装の4つの角部に当該外装から露出して配置される。しかしながら、光源124は、ロボット100の外部から視認可能であれば、ロボット100のいかなる位置に配置されてもよい。光源124は、電力供給を受けて発光し、例えば、LED(発光ダイオード)等を含んでもよい。光源124の点灯及び消灯は、ロボットコントローラ200によって制御されてもよい。移動装置120は、電力源として蓄電池を備えてもよく、商用電源等の外部の電力供給源から電力の供給を受けるように構成されてもよい。
ロボットコントローラ200は、教示装置300及び操作端末400から受け取る指令に従って、ロボット100の動作を制御する。例えば、ロボットコントローラ200は、ロボット本体110のロボットアーム111及びエンドエフェクタ112のサーボモータ113の動作と、移動装置120のサーボモータ122の動作とを制御する。ロボットコントローラ200は、サーボモータ113及び122を動作させるための指令の生成及び出力と、サーボモータ113及び122に供給する電流の制御とを行う。ロボットコントローラ200は、コンピュータと駆動回路とを含む。これに限定されないが、本実施の形態では、ロボットコントローラ200は、教示モードと再生モードとの2つの動作モードで動作することができ、2つの動作モードの一方を選択的に実行する。
教示モードは、ロボット100に所定の動作を実行させるためのプログラムをロボットコントローラ200に教示するための動作モードである。例えば、所定の動作は、ロボット100に実行させる作業に関わる動作であってもよい。例えば、上記プログラムが使用するデータである教示データが、ロボットコントローラ200に教示されてもよい。教示データは、所定の動作の実行中における、ロボットアーム111及びエンドエフェクタ112の可動部分の位置、姿勢、及び発生力であるトルク、並びに、移動装置120の位置及び姿勢等を含むデータであってもよい。
教示モードでの教示は、教示装置300、操作端末400又はこれらの両方を用いて行われてもよい。例えば、操作者が、教示装置300又は操作端末400を操作して、ロボットコントローラ200にロボット100を動作させ、その過程での動作のデータを教示データとして、ロボットコントローラ200に記憶させることで当該動作を教示してもよい。教示の方法は、既存のいかなる方法であってもよい。本実施の形態では、教示装置300は、ロボットアーム111及びエンドエフェクタ112への教示に用いられるように構成され、操作端末400は、移動装置120への教示に用いられるように構成される。しかしながら、教示装置300は、移動装置120への教示に用いられるように構成されてもよく、操作端末400は、ロボットアーム111及びエンドエフェクタ112への教示に用いられるように構成されてもよい。
教示モードでは、教示装置300及び操作端末400は、教示装置300及び操作端末400に入力されるマニュアル操作に従った動作をロボット100に実行させるための操作指令を生成し、ロボットコントローラ200に出力する。ロボットコントローラ200は、操作指令に従った動作をするようにロボット100の動作を制御する。
再生モードは、ロボット100に教示された動作を実行させるための動作モードである。再生モードでは、ロボットコントローラ200は、教示されたプログラムに従ってロボット100に所定の動作を自律的に実行させる。ロボットコントローラ200は、教示データを使用し、教示データに従って動作するようにロボット100の動作を制御する。
教示装置300は、操作者による入力を受け付け、入力内容に従って指令、情報及びデータ等をロボットコントローラ200に出力する。本実施の形態では、教示装置300は、ティーチングペンダントであるが、ロボット100への教示を行うことができる装置であればよく、例えば、パーソナルコンピュータ等のコンピュータを含む他の装置であってもよい。さらに、本実施の形態では、教示装置300は、既存の汎用的なティーチングペンダントであるが、ロボットシステム1に専用に設計されたティーチングペンダントであってもよい。教示装置300は、ディスプレイ310と入力装置320とを含む。ディスプレイ310は、教示装置300の操作のための画像を表示する。ディスプレイ310は、画面への接触による入力を受け付けるタッチパネルであってもよい。入力装置320は、操作者による入力を受け付け、入力内容を信号に変換する。入力装置320の例は、ボタン、レバー、ダイヤル、ジョイスティック及びキー等の、操作者の操作を介して入力が与えられる装置である。教示装置300は、入力装置320によって生成される信号、又は当該信号から処理された信号を、ロボットコントローラ200に出力する。本実施の形態では、教示装置300は、コンピュータを含まないが、コンピュータを含んでもよい。
例えば、教示装置300は、教示又は再生を実行する指令を入力装置320を介して受け付けると、教示又は再生を実行する指令をロボットコントローラ200に出力する。教示の場合、教示装置300は、操作者によるマニュアル操作を受け付け、当該マニュアル操作に従った操作指令をロボットコントローラ200に出力することで、ロボット100に当該マニュアル操作に従った動作をさせる。これに限定されないが、本実施の形態では、教示装置300は、ロボットアーム111及びエンドエフェクタ112のマニュアル操作を受け付ける。教示装置300は、当該動作のデータを教示データとして、ロボットコントローラ200に記憶させる。
再生の場合、教示装置300は、操作者による再生の実行指令の入力を受け付け、操作者により指定された教示済みの所定の動作を実行するつまり再生する指令をロボットコントローラ200に出力する。これに限定されないが、本実施の形態では、教示装置300は、ロボット本体110及び移動装置120を含むロボット100全体に対する再生の実行指令を受け付ける。教示装置300は、所定の動作の再生中、教示の実行指令を受け付けると、ロボットコントローラ200に教示モードに移行させる。
操作端末400は、操作者による入力を受け付け、入力内容に従って指令、情報及びデータ等をロボットコントローラ200に出力する。操作端末400は、コンピュータを含む。操作端末400は、入力装置410と、提示装置420とを含む。入力装置410は、操作者による入力を受け付け、入力内容を信号に変換し、操作端末400のコンピュータに出力する。入力装置410の例は、ボタン、レバー、ダイヤル、ジョイスティック、マウス、キー、タッチパネル及びモーションキャプチャ等の、操作者の操作を介して入力が与えられる装置である。入力装置410は、操作者等の画像を撮像するカメラ、及び、操作者等の音声の入力を受け付けるマイクロフォン等を含んでもよい。入力装置410は、撮像された画像データ、及び、入力された音声を示す信号を操作端末400のコンピュータに出力してもよい。
提示装置420は、操作者に情報等を提示するように構成される。提示装置420は、光、音、画像、振動及び負荷等の触覚、温度、又は、これらの2つ以上の組み合わせを出力することによって、情報等を提示するように構成されてもよい。これに限定されないが、本実施の形態では、提示装置420は、画像を出力するディスプレイと、音声を出力するスピーカとを含む。さらに、ディスプレイは、タッチパネルである。
本実施の形態では、操作端末400は、スマートフォン、スマートウォッチ及びタブレット等のスマートデバイスである。操作端末400は、ロボットシステム1のために専用に開発されるスマートデバイスであってもよいが、本実施の形態では、市場に流通している汎用的なスマートデバイスである。例えば、汎用的なスマートデバイスは、本明細書及び請求項に開示される操作端末400の機能を実現するコンピュータプログラムが組み込まれることによって、操作端末400として機能することができる。
操作端末400に組み込まれるコンピュータプログラムは、アプリケーションプログラムであってもよい。以下において、このアプリケーションプログラムを、「ロボット操作アプリケーションプログラム」とも呼ぶ。ロボット操作アプリケーションプログラムは、操作端末400のシステムソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム:Operating System)にインストールされ、OS上で動作するネイティブアプリであってもよい。ロボット操作アプリケーションプログラムは、操作端末400が接続するWEBブラウザ上で動作するWEBアプリであってもよく、データを使用する動作等の一部の処理にWEB環境を利用し操作端末400上で動作するハイブリッドアプリであってもよい。
なお、操作端末400は、本明細書及び請求項に開示される操作端末400の機能を実現するコンピュータプログラムの組み込みが可能であり、操作端末400に要求される操作の入力を受け付け可能である装置であればよい。例えば、操作端末400は、パーソナルコンピュータとディスプレイとの組、ノートブック型パーソナルコンピュータ、ゲーム機とディスプレイとの組、又は、PDA(個人情報端末:Personal Digital Assistant)等であってもよい。
操作端末400は、ロボットコントローラ200と通信可能に接続される。本実施の形態では、操作端末400は、教示装置300とは別の通信経路を介してロボットコントローラ200と接続されるが、これに限定されない。操作端末400は、教示装置300と通信可能に接続され、教示装置300を介してロボットコントローラ200と接続されてもよい。
操作端末400は、ロボット100の操作が可能であるように構成される。操作端末400は、ロボット本体110のみ、移動装置120のみ、又は、ロボット本体110及び移動装置120の両方の操作が可能であるように構成されてもよい。操作端末400は、教示モードでのみ、再生モードでのみ、又は、教示モード及び再生モードの両方でロボット100の操作が可能であるように構成されてもよい。本実施の形態では、操作端末400は、教示モードでは移動装置120の操作が可能であり、再生モードでは、ロボット100全体に対して教示済みの所定の動作を再生させることができる。
操作端末400は、教示装置300の代わりに、教示装置300と共に並列的に、又は、教示装置300を介して直列的に、ロボットコントローラ200と接続されるように構成されてもよい。上記接続は、指令、情報及びデータ等の送信と当該指令等の受信とが相互の間で可能である通信可能な状態であることを示し、物理的な接続に限定されない。操作端末400及び教示装置300の両方が、ロボットコントローラ200と並列的に又は直列的に接続されているとき、操作端末400及び教示装置300はいずれも、互いの影響を受けることなく任意のタイミングで指令等をロボットコントローラ200に送信できるように構成されてもよく、双方のタイミングが重ならないように、ロボットコントローラ200等によって規制を受けるように構成されてもよい。
操作端末400は、教示装置300がロボット100に対して行うことができる操作の一部の操作を行うことができるように構成される。例えば、操作端末400は、教示装置300が受け付けることができるロボット100に動作させるための操作のうちの一部である特定操作を受け付けることができる。操作端末400は、受け付けた特定操作に従った動作をロボット100に実行させるための操作指令をロボットコントローラ200に出力する。
以下に限定されないが、例えば、特定操作は、教示装置300によりロボット100への教示を行うための操作、例えば、教示装置300での教示で用いられ得るロボット100に動作させるための操作と異なる操作であってもよい。特定操作は、上記操作として、移動装置120に動作させるための操作である移動操作を含んでもよく、本実施の形態では、移動装置120への教示を行うための移動操作を含む。移動操作は、マニュアル操作であってもよい。特定操作は、教示済みの動作をロボット100に自律的に実行させる再生のための操作を含んでもよく、本実施の形態では、ロボット100全体に対して教示済みの所定の動作を再生させるための操作を含む。特定操作は、原点位置の状態へロボット100に自律的に復帰させる指令のための操作を含んでもよい。特定操作は、ロボット100を緊急停止する指令のための操作を含んでもよい。ロボット100の緊急停止は、ロボット本体110の緊急停止、移動装置120の緊急停止、又は、ロボット本体110及び移動装置120の両方の緊急停止であってもよい。
原点位置は、ロボット100の種々の状態及び位置を含んでもよい。例えば、原点位置は、教示済みの所定の作業におけるロボット100の初期位置及び当該位置での状態、当該作業の工程の開始点及び途中点に設定されるロボット100の位置及び当該位置での状態、工程に含まれる作業区間の開始点及び途中点に設定されるロボット100の位置及び当該位置での状態、作業終了時のロボット100の位置及び当該位置での状態、ロボットアーム111が移動装置120の占有エリア内に収まるように折りたたまれたロボット100の状態、人がロボット100に近づく場合におけるロボットアーム111による挟み込みを防ぐためのロボット100の状態、充電を受ける場合のロボット100の位置及び当該位置での状態、エンドエフェクタ112が交換される場合のロボット100の状態、ロボット本体110、移動装置120又はこれらの両方がメンテナンスを受ける場合のロボット100の状態、搬送される場合のロボット100の状態等を含んでもよい。
操作端末400は、ロボット100の状態を示す情報であるロボット情報をロボットコントローラ200から受け取り、当該ロボット情報を提示装置420のタッチパネルに表示することができる。例えば、ロボット情報は、ロボット100の動作モード、ロボット100の作業内容、実行中の作業の進捗、当該作業に含まれる工程のうちのロボット100が実行中の工程、ロボット100のサーボモータ113及び122の回転量及び電流値等の稼働状態、並びに、位置検出装置123の検出結果等の種々の情報を含んでもよい。
ロボットコントローラ200及び操作端末400のコンピュータは、回路又は処理回路を含む。回路は、処理回路を含んでもよい。処理回路又は回路は、プロセッサ及び記憶装置等を含む。処理回路又は回路は、他の装置との指令、情報及びデータ等の送受信を行う。処理回路又は回路は、種々の機器からの信号の入力及び制御対象への制御信号の出力を行う。
記憶装置は、メモリ、ストレージ、又は、メモリ及びストレージの両方を含んでもよい。メモリの例は、揮発性の半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及び不揮発性の半導体メモリであるROM(Read-Only Memory)等である。ストレージの例は、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスク及びSSD(Solid State Drive)等である。例えば、記憶装置は、処理回路又は回路が実行するプログラム、及び種々のデータ等を記憶する。
ロボットコントローラ200及び操作端末400の複数の機能の少なくとも一部の機能は、プロセッサ、メモリ及びストレージ等の協働により実現されてもよい。プロセッサと、RAM及びROMを含むメモリとは、コンピュータシステムを構成する。例えば、コンピュータシステムは、プロセッサがRAMをワークエリアとして用いてROMに記録されたプログラムを実行することによって、上記機能を実現してもよい。
ロボットコントローラ200及び操作端末400の機能の一部又は全部は、上記コンピュータシステムにより実現されてもよく、電子回路又は集積回路等の専用のハードウェア回路により実現されてもよく、上記コンピュータシステム及びハードウェア回路の組み合わせにより実現されてもよい。ロボットコントローラ200及び操作端末400はいずれも、単一のコンピュータによる集中制御により処理を実行してもよく、複数のコンピュータの協働による分散制御により処理を実行してもよい。
これに限定されないが、例えば、プロセッサは、CPU(中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphic s Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、及びリコンフィギュラブルプロセッサ等を含み得、IC(Integrated Circuit)チップ及びLSI(Large Scale Integration)などの集積回路等に形成されたハードウェア回路である論理回路又は専用回路によって処理を実現してもよい。ロボットコントローラ200及び操作端末400の複数の機能は、個別に1チップ化された集積回路によって実現されてもよく、一部又は全てを含むように1チップ化された集積回路によって実現されてもよい。
[ハードウェア構成]
図2を参照しつつ、実施の形態に係るロボットコントローラ200、教示装置300及び操作端末400のハードウェア構成の一例を説明する。図2は、実施の形態に係るロボットコントローラ200、教示装置300及び操作端末400のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、以下に説明するハードウェア構成は、一例であり、ロボットコントローラ200、教示装置300及び操作端末400のハードウェア構成は以下の構成に限定されず、適宜変更可能である。
ロボットコントローラ200は、コントロールユニット210と、駆動回路220と、通信装置230とを含む。コントロールユニット210は、プロセッサPと、メモリMと、ストレージSと、入出力I/F(インターフェース:Interface)211と、駆動I/F212と、通信I/F213とを構成要素として含む。コントロールユニット210の構成要素は、バスBによって相互に接続されるが、電気配線又はケーブル等によって接続されてもよい。コントロールユニット210は、電子回路基板、電子制御ユニット、マイクロコンピュータ、及びその他の電子機器等であってもよい。
入出力I/F211は、教示装置300と接続されるように構成され、コントロールユニット210と教示装置300との間の信号の送受信を制御する。駆動I/F212は、駆動回路220と接続されるように構成され、コントロールユニット210と駆動回路220との間の信号等の送受信を制御する。駆動回路220は、ロボット100に供給する電流を制御する回路である。通信I/F213は、通信装置230と接続されるように構成され、コントロールユニット210と通信装置230との間の信号等の送受信を制御する。通信装置230は、操作端末400とコントロールユニット210との通信を仲介する装置であり、通信回路等を含む。これに限定されないが、本実施の形態では、通信装置230は、無線通信装置であり、例えば、モデム、ルータ及びモバイルデータ通信機器等の通信機器を含んでもよい。
教示装置300は、回路Cと、入出力I/F301から303とを含む。回路C及び入出力I/F301から303は、電気配線又はケーブル等によって接続される。入出力I/F301は、ロボットコントローラ200の入出力I/F211と接続されるように構成され、教示装置300とロボットコントローラ200との間の信号の送受信を制御する。入出力I/F302は、ディスプレイ310と接続されるように構成され、ディスプレイ310に対する信号の送受信を制御する。入出力I/F303は、入力装置320と接続されるように構成され、入力装置320に対する信号の送受信を制御する。回路Cは、入出力I/F301から303間で送受される信号を処理する。回路Cは、信号の送受及び変換等を制御するように構成されてもよい。
操作端末400は、プロセッサPと、メモリMと、ストレージSと、入出力I/F431及び432と、通信I/F433とを含む。プロセッサP、メモリM、ストレージS、入出力I/F431及び432、並びに、通信I/F433は、バスBによって相互に接続されるが、電気配線又はケーブル等によって接続されてもよい。操作端末400は、通信装置440をさらに含む。
入出力I/F431は、入力装置410と接続されるように構成され、入力装置410に対する信号の送受信を制御する。入出力I/F432は、提示装置420と接続されるように構成され、提示装置420に対する信号の送受信を制御する。通信I/F433は、通信装置440と接続されるように構成され、通信装置440に対する信号の送受信を制御する。通信装置440は、無線通信装置であり、アンテナ及び通信回路等を含んでもよい。
[機能的構成]
図3を参照しつつ、実施の形態に係るロボットコントローラ200、教示装置300及び操作端末400の機能的構成の一例を説明する。図3は、実施の形態に係るロボットコントローラ200、教示装置300及び操作端末400の機能的構成の一例を示すブロック図である。なお、以下に説明する機能的構成は、一例であり、ロボットコントローラ200、教示装置300及び操作端末400の機能的構成は以下の構成に限定されず、適宜変更可能である。
ロボットコントローラ200は、通信制御部200aと、動作制御部200bと、記憶部200cとを機能的構成要素として含む。教示装置300は、処理部300aを機能的構成要素として含む。操作端末400は、通信制御部400aと、画面制御部400bと、情報処理部400cと、記憶部400dとを機能的構成要素として含む。
ロボットコントローラ200において、通信制御部200a及び動作制御部200bの機能は、プロセッサP及びメモリM等によって実現されてもよく、記憶部200cの機能は、メモリM及びストレージSによって実現されてもよい。
通信制御部200aは、操作端末400と通信装置230との間の無線通信を制御する。例えば、通信制御部200aは、操作端末400から受信する指令、情報及びデータ等を処理し、動作制御部200bが利用可能であるデータ型式に変換する。通信制御部200aは、操作端末400に送信する指令、情報及びデータ等を処理し、送信可能なデータ型式に変換する。
記憶部200cは、教示データ及びロボット100の状態を示す情報等を記憶する。
動作制御部200bは、ロボット100の動作を制御する。動作制御部200bは、ロボットコントローラ200と教示装置300及び操作端末400との間における指令、情報及びデータ等の入出力を管理する。例えば、動作制御部200bは、記憶部200cに格納される教示データ、教示装置300から受信する操作指令、通信制御部200aを介して操作端末400から受信する操作指令、又は、これらの2以上の組み合わせに従って、ロボット100の動作を制御する。動作制御部200bは、サーボモータ113及び122の回転量及び電流値等のロボット100の動作状態を示す情報を取得し、教示装置300、操作端末400、記憶部200c、又はこれらの2つ以上に出力する。教示モードでは、動作制御部200bは、ロボット100の動作状態を示す情報を用いて教示データを生成し、記憶部200cに記憶させる。
教示装置300において、処理部300aの機能は、回路Cによって実現されてもよい。処理部300aは、入力装置320を介して入力される指令及び情報等、並びに、ロボットコントローラ200から受信する指令、情報及びデータ等を処理する。例えば、処理部300aは、入力装置320を介して入力される指令及び情報等から操作指令を示す信号を生成し、ロボットコントローラ200に送信する。処理部300aは、ロボットコントローラ200からロボット100のロボット情報を示す信号を受信すると、当該信号をディスプレイ310が処理可能な信号に変換してディスプレイ310に出力する。これにより、ディスプレイ310がロボット情報を表示する。
操作端末400において、通信制御部400a、画面制御部400b及び情報処理部400cの機能は、プロセッサP及びメモリM等によって実現されてもよく、記憶部400dの機能は、メモリM及びストレージSによって実現されてもよい。
通信制御部400aは、ロボットコントローラ200と通信装置440との間の通信を制御する。例えば、通信制御部400aは、ロボットコントローラ200から受信する指令、情報及びデータ等を処理し、情報処理部400cが利用可能であるデータ型式に変換する。通信制御部400aは、ロボットコントローラ200に送信する指令、情報及びデータ等を処理し、送信可能なデータ型式に変換する。
画面制御部400bは、プログラム及び情報処理部400cから受け取る指令等に従って、提示装置420に表示される画面を制御する。
情報処理部400cは、入力装置410を介して入力される指令及び情報等、並びに、ロボットコントローラ200から受信する指令、情報及びデータ等を処理する。情報処理部400cは、操作端末400とロボットコントローラ200との間における指令、情報及びデータ等の入出力を管理する。例えば、情報処理部400cは、入力装置410を介して入力される指令及び情報等から操作指令を生成し、ロボットコントローラ200に送信する。情報処理部400cは、ロボットコントローラ200からロボット100のロボット情報を取得し、当該ロボット情報を画面制御部400bに表示させる。
記憶部400dは、画面データ及びロボットコントローラ200から受信するデータ等の種々のデータを記憶する。
[操作端末の動作]
実施の形態に係る操作端末400の種々の動作及び当該動作のための操作の例を説明する。
<操作端末のロボット操作アプリケーションの起動>
操作端末400において、ロボット操作アプリケーションが起動されると、操作端末400は、例えば図4に示すようなホーム画面ID0を提示装置420に表示する。図4は、操作端末400に表示される、ロボット操作アプリケーションの起動後のホーム画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、ホーム画面ID0上の上方部分において、接続ロボット欄ID0aと、エラーリセットボタンID0b1と、モータ電源ランプID0b2と、非常停止ランプID0b3と、一時停止ボタンID0b4と、接続設定タブID0c1と、モニタ画面タブID0c2と、教示画面タブID0c3と、設定タブID0c4とを表示する。
ホーム画面ID0の中央から下方部分は、いかなる表示を含んでもよい。操作端末400は、表示される画面の種類に関係なく、接続ロボット欄ID0a、ボタンID0b1及びID0b4、ランプID0b2及びID0b3、並びにタブID0c1からID0c4を常に表示する。ボタン及びタブは、操作者の入力を受け付ける入力要素である。
接続ロボット欄ID0aは、操作端末400と接続中であるロボットを示す。後述するが、操作端末400の接続対象は、実機のロボット100と仮想ロボットとを含む。以下において、「ロボット」と表記する場合、当該「ロボット」は、実機のロボット100、仮想ロボット、又は、これらの両方を示し得る。
エラーリセットボタンID0b1は、ロボット100、仮想ロボット、ロボットコントローラ200、操作端末400、及び、ロボットコントローラ200と操作端末400との通信等における異常等のエラーの検出の有無を表示する。操作端末400は、エラーが未検出の場合にはエラーリセットボタンID0b1への入力を受け付けないが、エラーが検出された場合にはエラーリセットボタンID0b1への入力を受け付ける。操作端末400は、エラーリセットボタンID0b1上への所定の入力を受け付けると、エラー解除の指令をロボットコントローラ200に送信する。操作端末400は、提示装置420の画面をエラーに関連する画面に移行してもよい。例えば、上記の所定の入力は、操作者の指及びタッチペン等がエラーリセットボタンID0b1上を押圧する入力、つまりタップ入力等であってもよいが、これに限定されない。
例えば、操作端末400は、ロボットコントローラ200と操作端末400との通信状態の異常の有無を検出する機能を備えてもよい。操作端末400は、異常を検出した場合、ロボットコントローラ200と操作端末400との間の通信を切断し、エラーリセットボタンID0b1にエラーの検出を示してもよい。これにより、通信状態の異常に起因するロボット100の誤動作が抑制される。
モータ電源ランプID0b2は、ロボット100のサーボモータ113及び122の電源がON状態であるかOFF状態であるかを示す。操作端末400は、モータ電源ランプID0b2への入力を受け付けない。
非常停止ランプID0b3は、ロボット100の非常電源がON状態であるかOFF状態であるかを示す。操作端末400は、非常停止ランプID0b3への入力を受け付けない。例えば、ロボットコントローラ200は、ロボット100の緊急停止の指令を受け付けると、非常電源をOFF状態からON状態に移行することにより、通常電源の電力制御から非常電源の電力制御に移行する。通常電源の電力制御では、ロボット100の全ての機能が動作可能である。非常電源での電力制御では、ロボット100の一部の機能が動作可能である。例えば、作業を実行するためのロボット100の機能が動作不可能であり、操作端末400及び教示装置300の通信のための機能、及び、原点位置への復帰等の軽微な動作のためのロボット100の機能等が動作可能であってもよい。よって、非常停止ランプID0b3は、ロボット100が緊急停止状態であるか否かを示すこともできる。
操作端末400は、非常停止ランプID0b3に、入力を受け付ける機能を備えてもよい。操作端末400は、非常停止ランプID0b3上への長押し等の所定の入力を受け付けると、ロボットコントローラ200に、ロボット100を緊急停止する指令を送信してもよい。
一時停止ボタンID0eは、ロボットの動作を一時的に停止するためのボタンである。操作端末400は、任意のタイミングで一時停止ボタンID0eへの入力を受け付ける。操作端末400は、一時停止表示と再生表示とで選択的に一時停止ボタンID0eを表す。例えば、操作端末400は、一時停止表示の一時停止ボタンID0e上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、ロボット100の動作を一時的に停止させる指令をロボットコントローラ200に送信し、一時停止ボタンID0eの表示を再生表示に変更する。操作端末400は、再生表示の一時停止ボタンID0e上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、ロボットの動作を再開させる指令をロボットコントローラ200に送信し、一時停止ボタンID0eの表示を一時停止表示に変更する。
接続設定タブIDc1は、操作端末400とロボットとの接続を設定するための画面を開くタブである。操作端末400は、任意のタイミングで接続設定タブIDc1への入力を受け付ける。操作端末400は、接続設定タブIDc1上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を接続設定画面ID1に移行する。
モニタ画面タブID0c2は、教示済みの所定の動作をロボットに実行させるつまり再生させるための画面を開くタブである。操作端末400は、任意のタイミングでモニタ画面タブID0c2への入力を受け付ける。操作端末400は、モニタ画面タブID0c2上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を再生操作画面ID2に移行する。
教示画面タブID0c3は、ロボットの教示を実行するための画面を開くタブである。操作端末400は、任意のタイミングで教示画面タブIDc3への入力を受け付ける。操作端末400は、教示画面タブIDc3上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を教示操作画面ID3に移行する。
設定タブID0c4は、ロボットの各種設定を行う画面を開くタブである。操作端末400は、任意のタイミングで設定タブID0c4への入力を受け付ける。操作端末400は、設定タブID0c4上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を設定画面ID4に移行する。
<操作端末とロボットとの接続>
操作端末400は、接続設定タブIDc1上への所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、例えば図5及び図6に示すような接続設定画面ID1に移行する。図5及び図6は、操作端末400に表示される接続設定画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、接続設定画面ID1上に、対象ロボット欄ID1aと、接続対象欄ID1bとを表示する。また、操作端末400は、接続設定画面ID1の表示中、接続設定タブIDc1上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、ホーム画面ID0に移行してもよい。
図5に示すように、対象ロボット欄ID1aは、操作端末400に登録されている接続可能なロボットの一覧を含む。接続可能なロボットは、実機のロボット100と仮想ロボットとを含み得る。仮想ロボットは、実機のロボット100のシミュレーションモデルである。対象ロボット欄ID1aにおいて、実機のロボット100は、例えば「robot_1」のように当該ロボットの名称で表され得る。仮想ロボットは、例えば「robot_1_debug」のように、仮想ロボットに対応する実機のロボット100の名称を一部に含む名称で表され得る。例えば、仮想ロボットを表すロボットモデルの情報は、操作端末400に記憶されてもよく、ロボットコントローラ200に記憶されてよく、クラウドサーバ等の外部デバイスに記憶されてもよい。操作端末400は、ロボットコントローラ200又は外部デバイスからロボットモデルの情報を取得してもよい。
操作端末400は、対象ロボット欄ID1a内のロボットを選択するために、ロボットの名称上へのタップ等の所定の入力を受け付ける。操作端末400は、選択された名称のロボットの情報を、接続対象欄ID1bに表す。接続対象欄ID1bは、名称欄ID1b1と、接続状態を示す接続ボタンID1b2及び切断ボタンID1b3と、通信モード欄ID1b4と、接続確認ボタンID1b5とを含む。
名称欄ID1b1は、選択されているロボットの名称及びアドレスを含む。操作端末400は、接続ボタンID1b2上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、名称欄ID1b1のロボットと接続し、接続ボタンID1b2を強調表示する。操作端末400は、切断ボタンID1b3上へタップ等の所定の入力を受け付けると、名称欄ID1b1のロボットとの接続を解除し、切断ボタンID1b3を強調表示する。
例えば、名称欄ID1b1に実機のロボット100の名称が表示されている場合、操作端末400は、接続ボタンID1b2上への所定の入力を受け付けると、当該ロボット100のロボットコントローラ200に、操作可能な接続の許可を要求する指令を送信する。操作端末400は、当該ロボットコントローラ200から、当該要求への許可を示す応答を受信すると、当該ロボットコントローラ200と操作可能な接続状態になり、接続ボタンID1aを強調表示する。操作端末400は、操作可能な接続状態になると、ロボット100の光源124の点灯を要求する指令をロボットコントローラ200に送信してもよく、ロボットコントローラ200は、当該指令を受信すると、移動装置120の光源124を点灯させてもよい。ロボットコントローラ200は、光源124を一時的に点灯してもよく、操作可能な接続状態の継続中、継続して点灯してもよい。例えば、操作可能な接続状態では、操作端末400は、所定の時間間隔等の所定の時期に、ロボットコントローラ200にロボット100のロボット情報を要求し、当該情報を取得してもよい。
通信モード欄ID1b4は、ロボットとの通信のモードを示す。名称欄ID1b1のロボットが実機のロボット100である場合、操作端末400は、図5に示すように、通信モード欄ID1b4に「実機通信モード」を表示する。名称欄ID1b1のロボットが仮想ロボットである場合、操作端末400は、図6に示すように、通信モード欄ID1b4に「シミュレーションモード」を表示する。
操作端末400は、実機通信モードでロボット100と接続されると、操作端末400を用いた当該ロボット100の操作を行うことができる。操作端末400は、シミュレーションモードで仮想ロボットと接続されると、当該仮想ロボットを使用して、操作端末400の機能の少なくとも一部のシミュレーション、及び、操作端末400の様々な画面内容の確認を行うことができる。
操作端末400は、接続確認ボタンID1b5上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、接続されている実機のロボット100に、接続確認を要求する指令を送信する。当該ロボット100のロボットコントローラ200は、当該指令を受信すると、ロボット100に所定の動作を実行させる。これに限定されないが、例えば、所定の動作は、ロボットアーム111の動作、移動装置120の動作、又は、ロボット100の光源124の点灯等であってもよい。本実施の形態では、ロボットコントローラ200は、光源124を一時的に点灯する。
なお、実機のロボット100と操作端末400とが接続されることは、当該ロボット100を制御するロボットコントローラ200と操作端末400とが接続されることである。以下において、「ロボットコントローラ200と操作端末400とが接続される」ことを、「当該ロボットコントローラ200の制御対象のロボット100と操作端末400とが接続される」と表現する場合もある。さらに、ロボット100又はロボットコントローラ200と操作端末400との接続は、操作端末400による操作がロボットコントローラ200によって受け付けられる状態にする接続、つまり、操作端末400による操作可能な接続を意味する。
上記例では、操作端末400は、対象ロボット欄ID1aに、操作端末400に登録されている接続可能なロボットを表示するが、これに限定されない。例えば、操作端末400は、接続可能な実機のロボット100を探索するように構成されてもよい。例えば、図7に示すように、対象ロボット欄ID1aは、探索ボタンID1a1を含んでもよい。図7は、操作端末400に表示される接続設定画面の変形例を示す。
操作端末400は、探索ボタンID1a1上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、操作端末400の送信可能エリア内の全てのロボット100のロボットコントローラ200に、操作端末400との操作可能な接続の可否の要求を一斉送信するように構成されてもよい。全てのロボットコントローラ200は常に、操作端末400からの要求を受信可能である要求待ちの状態を維持している。操作端末400は、操作可能な接続の可を示す応答を受け取ったロボットコントローラ200のロボット100の名称を、接続可能な実機のロボットとして、対象ロボット欄ID1aに示してもよい。上記の一斉送信の対象は、送信可能エリア内の全てのロボット100のうちの操作端末400に登録されている実機のロボットであってもよい。この場合、操作端末400は、登録されている実機のロボットのうち、操作可能な接続の可を示す応答を受け取ったロボット100のみを表示してもよい。
<操作端末によるロボット等の再生動作のための操作>
操作端末400は、モニタ画面タブID0c2上への所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、例えば図8に示すような再生操作画面ID2の1つに移行する。図8は、操作端末400に表示される再生操作画面ID2のうちの動作選択画面の一例を示す。例えば、操作端末400とロボットとが未接続である場合、操作端末400は、モニタ画面タブID0c2への入力を受け付けないように構成されてもよく、未接続であることを示すメッセージ等を表示するように構成されてもよい。本例では、接続ロボット欄ID0aに示されるように、操作端末400は、名称が「robot_1」である実機のロボット100と接続されている。また、操作端末400は、再生操作画面ID2の表示中、モニタ画面タブID0c2上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、ホーム画面ID0に移行してもよい。
操作端末400は、動作選択画面ID21上に、教示済みの作業等の教示済みの所定の動作を示す動作選択ボタンID21aを示す。これに限定されないが、本例では、動作選択画面ID21は、1つ以上の所定の動作に対応する1つ以上の動作選択ボタンID21aを含む。操作端末400は、動作選択ボタンID21aの1つの上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、例えば図9に示すようなロボット操作画面ID22に移行する。図9は、操作端末400に表示される再生操作画面のうちのロボット操作画面の一例を示し、具体的には、空調機組立作業のロボット操作画面の一例を示す。
操作端末400は、ロボット操作画面ID22への移行に伴って、再生モードに移行するが、再生モードへの移行のタイミングは、再生操作画面ID2への移行後のいかなるタイミングであってもよい。操作端末400は、再生モードへの移行時又は移行後、再生モードで空調機組立作業の制御を実行する指令をロボットコントローラ200に送信してもよい。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、ロボット操作画面ID22上に、実行作業欄ID22aと、操作キーID22bと、ロックボタンID22cと、モニタボタンID22dと、切替ボタンID22eと、原点位置ボタンID22fと、呼び出し元ボタンID22gとを表示する。実行作業欄ID22aを除く上記要素は、入力要素である。
実行作業欄ID22aは、実行中の所定の動作である実行中の作業を示す。
操作キーID22bは、ロボット100に教示済みの作業を実行させるための指令等が入力されるキーである。操作端末400は、操作キーID22b上への入力を受け付けると、受け付けた入力内容に従った操作指令をロボットコントローラ200に送信する。例えば、上記の入力は、長押し入力及びタップ入力等を含んでもよく、他の入力を含んでもよい。
本例のように、空調機組立作業の場合、操作キーID22bは、作業の実行及び停止を指令するための再生停止ボタンID22baと、再生停止ボタンID22baの周囲でロボット100の負荷を示す環状のバーID22bbと、ロボット100の作業速度又は動作速度を指令するためのスクロールバーID22bcとを含んでもよい。再生停止ボタンID22baは、教示済みの作業の自律的な実行及び停止を指令するボタンである。操作端末400は、1つの再生停止ボタンID22baを用いて作業の実行及び停止を受け付けてもよい。例えば、操作端末400は、当該作業の実行中、停止ボタンとして再生停止ボタンID22baを機能させ且つ表示し、受け付けた入力を停止指令として処理し、当該作業の停止中、再生ボタンとして再生停止ボタンID22baを機能させ且つ表示し、受け付けた入力を実行指令として処理してもよい。操作キーID22bは、上記に限定されず、例えば、作業に含まれる1つ以上の工程の実行及び停止を指令するキー、及び単一作業の実行及び停止を指令するキー等の様々なキーを含んでもよい。
ロックボタンID22cは、ロボット操作画面ID22への入力を受け付けないロック状態と、ロボット操作画面ID22への入力を受け付けるロック解除状態とを切り替えるボタンである。ロック状態の場合、操作端末400は、ロックボタンID22cを除くロボット操作画面ID22の全ての入力要素への入力を受け付けなくてもよく、一部の入力要素への入力を受け付けなくてもよい。例えば、一部の入力要素は、操作キーID22b等のロボット100の動作の実行に関連する入力要素であってもよい。
操作端末400は、ロック解除状態の場合、ロック解除状態を示す形態でロックボタンID22cを表示し、ロック状態の場合、ロック状態を示す形態でロックボタンID22cを表示する。
操作端末400は、ロック状態の場合に、ロックボタンID22c上への長押し等の所定の入力を受け付けると、ロック解除状態に移行し、ロックボタンID22cの形態をロック状態からロック解除状態に切り替える。操作端末400は、ロック解除状態の場合に、入力要素への入力を受け付けていない状態が所定の時間経過すると、ロック状態に移行し、ロックボタンID22cの形態をロック解除状態からロック状態に切り替えてもよい。上記入力要素は、ロック解除されている入力要素であってもよい。操作端末400は、ロック解除状態の場合、上記に加えて、又は上記の代わりに、ロックボタンID22c上への長押し等の所定の入力を受け付けると、ロック状態に移行してもよい。
ロック解除状態及びロック状態への移行のための入力は、上記に限定されず、例えば、ロボット操作画面ID22への他の入力であってもよい。例えば、当該入力は、ロボット操作画面ID22上への操作者の指及びタッチペン等による、スワイプなどの動作の軌跡、文字、数字及びパスワードの入力、操作端末400に備えられるセンサへの操作者の指紋及び声等の生体情報の入力、並びに、操作端末400に備えられるカメラへの操作者の顔等の画像の入力等であってもよい。
原点位置ボタンID22fは、ロボット100に原点位置に戻ることを指令するためのボタンである。操作端末400は、原点位置ボタンID22f上への所定の入力を受け付けると、ロボット100を原点位置に戻す指令をロボットコントローラ200に送信する。例えば、上記の所定の入力は、タップ又は長押し等であってもよい。原点位置の例は、上述したとおりである。
呼び出し元ボタンID22gは、提示装置420の画面を動作選択画面ID21へ戻すためのボタンである。操作端末400は、呼び出し元ボタンID22g上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を動作選択画面ID21に移行する。
モニタボタンID22dは、ロボット100の状態を呼び出すためのボタンである。操作端末400は、モニタボタンID22d上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、例えば図10に示すようなモニタ機能画面ID23に移行する。図10は、操作端末400に表示されるモニタ機能画面の一例を示す。モニタ機能画面ID23は、ロボット100の稼働状態及び作業進捗等を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、モニタ機能画面ID23上に、実行作業欄ID22aと、呼び出し元ボタンID23aと、作業進捗欄ID23bと、時間欄ID23cと、エラーコード欄ID23dとを表示する。呼び出し元ボタンID23a及びエラーコード欄ID23dは、入力要素である。
操作端末400は、モニタボタンID22d上への上記の所定の入力を受け付けると、ロボットコントローラ200にロボット100の状態を示すロボット情報を要求してもよい。これに加えて、又はこれの代わりに、操作端末400は、所定の時間間隔等の所定の時期に、ロボットコントローラ200にロボット情報を要求してもよい。操作端末400は、ロボットコントローラ200から受け取るロボット情報を記憶し蓄積してもよい。操作端末400は、ロボットコントローラ200から受け取るロボット情報、操作端末400に記憶されるロボット情報、又は、これらの両方を用いてモニタ機能画面ID23を生成し表示してもよい。
呼び出し元ボタンID23aは、提示装置420の画面をロボット操作画面ID22へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
作業進捗欄ID23bは、実行中の作業の進捗を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、作業進捗欄ID23b内に、実行中の作業に含まれる全ての工程と、実行中の工程とを示す。図10では、実行中の工程はハイライト表示されている。
時間欄ID23cは、経過時間を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、時間欄ID23c内に、実行中の作業が開始されてからの経過時間である稼働時間と、実行中の工程が開始されてからの経過時間である作業時間とを示す。
エラーコード欄ID23dは、表示欄ID23d1と、リンクボタンID23d2とを含む。表示欄ID23d1は、発生したエラーの詳細を示す。リンクボタンID23d2は、表示欄ID23d1に示されるエラーに関連する画面へ移行するためのボタンである。
操作端末400は、ロボット100、仮想ロボット、ロボットコントローラ200、操作端末400、又は、ロボットコントローラ200と操作端末400との通信等に発生したエラーの情報を取得すると、エラーの内容の詳細を表示欄ID23d1に示す。例えば、表示欄ID23d1には、エラーのコード等の識別番号、及び、エラーの名称等が示されてもよい。表示欄ID23d1には、直近のエラーの詳細が示されてもよく、エラーの履歴が示されてもよい。エラーには、仮想ロボットを用いたシミュレーションでのエラーも含まれる。
操作端末400は、リンクボタンID23d2上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、表示欄ID23d1に示されるエラーに関連する画面に移行する。例えば、当該画面は、エラーの管理画面、トラブルシューティングを示す画面、及びエラーの履歴を示す画面等であってもよい。
図9を参照すると、切替ボタンID22eは、移動装置120の状態を呼び出すためのボタンである。操作端末400は、切替ボタンID22e上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、例えば図11に示すような移動装置操作画面ID24に移行する。図11は、操作端末400に表示される移動装置操作画面の一例を示す。移動装置操作画面ID24は、移動装置120の稼働状態及び各種設定等を示す。
これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、移動装置操作画面ID24上に、呼び出し元ボタンID24aと、起動ボタンID24bと、停止ボタンID24cと、一時停止ボタンID24dと、モータ電源ボタンID24eと、走行パラメータ設定ボタンID24fと、起動条件スイッチID24gと、エラーコード欄ID24hと、モニタ速度変更バーID24iと、経路欄ID24jと、現状パラメータ欄ID24kと、ロックボタンID24lと、原点位置ボタンID24mとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
操作端末400は、切替ボタンID22e上への所定の入力を受け付けると、ロボットコントローラ200に移動装置120の情報を要求してもよい。これに加えて、又はこれの代わりに、操作端末400は、所定の時間間隔等の所定の時期に、ロボットコントローラ200に移動装置120の情報を要求してもよい。操作端末400は、ロボットコントローラ200から受け取る移動装置120の情報を記憶し蓄積してもよい。操作端末400は、ロボットコントローラ200から受け取る移動装置120の情報、操作端末400に記憶される移動装置120の情報、又は、これらの両方を用いて移動装置操作画面ID24を生成し表示してもよい。
呼び出し元ボタンID24aは、提示装置420の画面をロボット操作画面ID22へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
起動ボタンID24bは、移動装置120を起動するためのボタンであるが、ロボット100全体を起動するように構成されてもよい。操作端末400は、起動ボタンID24b上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、移動装置120を起動する指令をロボットコントローラ200に送信し、起動ボタンID24bを強調表示する。
停止ボタンID24cは、移動装置120を停止するためのボタンであるが、ロボット100全体を停止するように構成されてもよい。操作端末400は、停止ボタンID24c上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、移動装置120を停止する指令をロボットコントローラ200に送信し、停止ボタンID24cを強調表示する。例えば、停止は、ロボット100の電源をOFFにすること、移動装置120の電源をOFFにすること、移動装置120に関連する構成要素への電力供給を遮断すること、及び、ロボットコントローラ200による移動装置120の制御を遮断すること等であってもよい。
一時停止ボタンID24dは、移動装置120の動作を一時的に停止するためのボタンであるが、ロボット100全体の動作を一時的に停止するように構成されてもよい。一時的な停止では、移動装置120に電力が供給されてもよい。一時停止ボタンID24dは、一時停止ボタンID0eについて例示した機能と同様の機能を備える。操作端末400は、一時停止表示の一時停止ボタンID24d上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、移動装置120の動作を一時的に停止する指令をロボットコントローラ200に送信し、一時停止ボタンID24dの表示を再生表示に変更する。操作端末400は、再生表示の一時停止ボタンID24d上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、移動装置120の動作を再開する指令をロボットコントローラ200に送信し、一時停止ボタンID24dの表示を一時停止表示に変更する。
モータ電源ボタンID24eは、移動装置120のサーボモータ122の電源がON状態であるかOFF状態であるかを示す。操作端末400は、モータ電源ボタンID24eへの入力を受け付けてもよい。例えば、操作端末400は、ON状態を示すモータ電源ボタンID24e上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、サーボモータ122の電源をOFF状態にする指令をロボットコントローラ200に送信し、モータ電源ボタンID24eの表示をOFF状態にしてもよい。操作端末400は、OFF状態を示すモータ電源ボタンID24e上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、サーボモータ122の電源をON状態にする指令をロボットコントローラ200に送信し、モータ電源ボタンID24eの表示をON状態にしてもよい。
走行パラメータ設定ボタンID24fは、移動装置120の走行に関連するパラメータを設定するためのボタンである。当該パラメータの例は、速度、動作種類、動作プログラム、走行経路の曲率半径、次の目標点、追従する磁性体のライン等の情報を示すパラメータである。操作端末400は、走行パラメータ設定ボタンID24f上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、走行パラメータを設定するための画面を開き、走行パラメータの変更を受け入れてもよい。
起動条件スイッチID24gは、起動時の条件を切り替えるためのスイッチである。例えば、起動時の条件は、起動時における移動装置120の初期状態等を含んでもよく、さらに、ロボット本体110の初期状態等を含んでもよい。操作端末400は、起動条件スイッチID24gを回動する入力を受け付けると、採用する起動条件を切り替える。
エラーコード欄ID24hは、モニタ機能画面ID23のエラーコード欄ID23dと同様に、表示欄ID24h1とリンクボタンID24h2とを含む。操作端末400は、エラーコード欄ID23dについて例示した機能と同様の機能を、エラーコード欄ID24hにも備える。操作端末400は、表示欄ID24h1に移動装置120に関連するエラーの詳細を示し、リンクボタンID24h2を介して当該エラーに関連する画面にリンクする。
モニタ速度変更バーID24iは、移動装置120の動作速度を設定及び表示するためのバーである。モニタ速度変更バーID24iは、直線状のバーに沿ってスライド可能なポイントを含む。操作端末400は、モニタ速度変更バーID24iのポイント上への入力を受け付け、当該ポイントがバーに沿ってスライドされることによって、上記動作速度を変更する。例えば、上記入力及びスライドは、タップした状態でのスライドであってもよい。操作端末400は、バー上でのポイントの位置に基づき、動作速度を決定し、決定した動作速度を数値化して表示する。
経路欄ID24jは、移動装置120の経路の情報を示す。経路欄ID24jは、経路グループ欄ID24j1と、アドレス欄ID24j2と、変更ボタンID24j3とを含む。操作端末400は、経路グループ欄ID24j1に、移動装置120に設定されている経路グループを表す番号及び記号等の符号を示し、アドレス欄ID24j2に、移動装置120に設定されている目標点を表す番号及び記号等の符号を示す。目標点は、出発点、1つ以上の経由点、到達点、又はこれらの2つ以上の組み合わせを含んでもよい。経路グループは、1つ以上の経路の組み合わせを含んでもよい。例えば、経路グループは、出発点、1つ以上の経由点及び到達点を互いに順につなぐ1つ以上の経路の組み合わせを含んでもよい。例えば、経路グループは、経路と経路の進行順序とを規定するプログラムであってもよい。
変更ボタンID24j3は、経路グループ欄ID24j1及びアドレス欄ID24j2に示される経路グループ及び目標点を変更するためのボタンである。操作端末400は、変更ボタンID24j3上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、経路グループ及び目標点を設定するための画面を開き、経路グループ及び目標点の変更を受け付けてもよい。
現状パラメータ欄ID24kは、移動装置120に設定されているパラメータ及び移動装置120に関連するパラメータの現状を示す。当該パラメータは、移動装置120に設定されている走行パラメータも含み得る。当該パラメータは、実行中のパラメータであってもよい。操作端末400は、現状パラメータ欄ID24k上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、上記パラメータの詳細を示す欄を開き、表示する。
ロックボタンID24lは、移動装置操作画面ID24の入力要素への入力を受け付けないロック状態と、当該入力要素への入力を受け付けるロック解除状態とを示すボタンである。操作端末400は、ロボット操作画面ID22のロックボタンID22cについて例示した機能と同様の機能を、ロックボタンID24lに備える。
原点位置ボタンID24mは、ロボット100に原点位置に戻ることを指令するためのボタンである。操作端末400は、ロボット操作画面ID22の原点位置ボタンID22fについて例示した機能と同様の機能を、原点位置ボタンID24mに備える。
<操作端末によるロボット等の教示動作のための操作>
操作端末400は、教示画面タブIDc3上への所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、例えば図12に示すような教示操作画面ID3の1つに移行する。図12は、操作端末400に表示される教示操作画面ID3のうちの教示対象選択画面の一例を示す。例えば、操作端末400とロボットとが未接続である場合、操作端末400は、教示画面タブIDc3への入力を受け付けないように構成されてもよく、未接続であることを示すメッセージ等を表示するように構成されてもよい。本例では、接続ロボット欄ID0aに示されるように、操作端末400は、名称が「robot_1」である実機のロボット100と接続されている。また、操作端末400は、教示操作画面ID3の表示中、教示画面タブIDc3上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、ホーム画面ID0に移行してもよい。
操作端末400は、教示対象選択画面ID31上に、教示対象を示す選択ボタンID31a1及びID31a2を示す。これに限定されないが、本例では、選択ボタンID31a1は、ロボット本体110の教示を選択するためのボタンであり、選択ボタンID31a2は、移動装置120の教示を選択するためのボタンである。なお、教示対象は、実機のロボット100のロボット本体110及び移動装置120であってもよく、仮想ロボットのロボット本体及び移動装置であってもよい。
操作端末400は、選択ボタンID31a1又はIDa2上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、ロボット本体110又は移動装置120の教示の実行を要求する指令をロボットコントローラ200に送信する。操作端末400は、ロボットコントローラ200からロボット本体110の教示の承認の応答を受信すると、提示装置420の画面を、例えば図13に示すようなロボット教示画面ID32に移行する。操作端末400は、ロボットコントローラ200から移動装置120の教示の承認の応答を受信すると、提示装置420の画面を、例えば図14に示すような移動装置教示画面ID33に移行する。図13は、操作端末400に表示されるロボット教示画面の一例を示し、図14は、操作端末400に表示される移動装置教示画面の一例を示す。
操作端末400は、任意のタイミングで教示対象選択画面ID31への移行を受け付け実行するように構成されてもよい。例えば、ロボット100が教示済みの動作を再生中、操作端末400は、教示対象選択画面ID31へ移行してもよい。例えば、操作端末400は、ロボット100が一時停止又は停止している状態で教示対象選択画面ID31へ移行するように構成されてもよい。又は、操作端末400は、ロボット100の状態に関係なく教示対象選択画面ID31へ移行するように構成されてもよく、移行後、ロボット100が一時停止又は停止している状態でロボット教示画面ID32及び移動装置教示画面ID33に移行するように構成されてもよい。
操作端末400は、ロボット教示画面ID32への移行に伴って、教示モードに移行するが、教示モードへの移行のタイミングは、教示操作画面ID3への移行後のいかなるタイミングであってもよい。操作端末400は、教示モードへの移行時又は移行後、教示モードでとロボット本体110を制御する指令をロボットコントローラ200に送信してもよい。
これに限定されないが、本実施の形態では、図13に示すように、操作端末400は、ロボット教示画面ID32上に、呼び出し元ボタンID32aと、モータ電源ボタンID32bと、一時停止ボタンID32cと、アーム速度変更バーID32dと、アーム方向変更バーID32eと、エンドエフェクタ速度変更バーID32fと、設定ボタンID32gと、原点位置設定ボタンID32hと、ロックボタンID32iとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、ロボット本体110のロボットアーム111及びエンドエフェクタ112のマニュアル操作を除く教示のための操作及び設定を受け付け、当該操作及び設定に従った指令をロボットコントローラ200に送信する。操作端末400は、ロボット本体110及びロボットコントローラ200に比較的単純な動作の教示を可能であってもよく、教示装置300を用いた教示のような複雑な動作の教示を可能でなくてもよい。例えば、比較的単純な動作の教示の例は、ロボット本体110の簡易な動作の教示等であってもよい。
呼び出し元ボタンID32aは、提示装置420の画面を教示対象選択画面ID31へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
モータ電源ボタンID32bは、ロボット本体110のサーボモータ113の電源がON状態であるかOFF状態であるかを示す。操作端末400は、モータ電源ボタンID32bへの入力を受け付けてもよい。操作端末400は、モータ電源ボタンID32bに、移動装置操作画面ID24のモータ電源ボタンID24eについて例示した機能と同様の機能を備え、モータ電源ボタンID32bへの入力に従って、サーボモータ113の電源をON状態又はOFF状態にしてもよい。
一時停止ボタンID32cは、ロボット本体110の動作を一時的に停止するためのボタンである。操作端末400は、一時停止ボタンID32cに、移動装置操作画面ID24の一時停止ボタンID24dについて例示した機能と同様の機能を備える。
アーム速度変更バーID32dは、ロボットアーム111の動作速度を設定及び表示するためのバーである。操作端末400は、アーム速度変更バーID32dに、移動装置操作画面ID24のモニタ速度変更バーID24iについて例示した機能と同様の機能を備える。
アーム方向変更バーID32eは、ロボットアーム111の向きを設定及び表示するためのバーである。例えば、アーム方向変更バーID32eは、ロボットアーム111の水平方向の向きである方位を設定及び表示するためのバーであってもよい。アーム方向変更バーID32eは、環状のバーに沿ってスライド可能なポイントを含む。操作端末400は、アーム方向変更バーID32eのポイント上への入力を受け付け、当該ポイントがバーに沿ってスライドされることによって、上記方位を変更する。例えば、上記入力及びスライドは、タップした状態でのスライドであってもよい。操作端末400は、バー上でのポイントの位置に基づき、方位を決定し、決定した方位を表示する。
エンドエフェクタ速度変更バーID32fは、エンドエフェクタ112の動作速度を設定及び表示するためのバーである。操作端末400は、エンドエフェクタ速度変更バーID32fに、移動装置操作画面ID24のモニタ速度変更バーID24iについて例示した機能と同様の機能を備える。
設定ボタンID32gは、ロボット本体110の手動操作を設定するための手動操作設定画面ID321を開くボタンである。操作端末400は、設定ボタンID32g上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を手動操作設定画面ID321に移行する。
原点位置設定ボタンID32hは、ロボット本体110の原点位置を設定するためのボタンである。操作端末400は、原点位置設定ボタンID32h上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、当該入力を受け付けたタイミングでのロボット本体110の位置及び姿勢を含む原点位置を決定し、教示データとして記憶する。例えば、ロボット本体110の位置及び姿勢は、エンドエフェクタ112の位置及び姿勢であってもよい。上記タイミングは、ロボット本体110の動作中のタイミングであってもよく、一時停止中のタイミングであってもよい。
ロックボタンID32iは、ロボット教示画面ID32の入力要素への入力を受け付けないロック状態と、当該入力要素への入力を受け付けるロック解除状態とを示すボタンである。操作端末400は、ロボット操作画面ID22のロックボタンID22cについて例示した機能と同様の機能を、ロックボタンID32iに備える。ロック状態の操作端末400は、ロックボタンID32iを除く全ての入力要素への入力を受け付けなくてもよく、一部の入力要素への入力を受け付けなくてもよい。例えば、一部の入力要素は、モータ電源ボタンID32b、一時停止ボタンID32c、アーム速度変更バーID32d、アーム方向変更バーID32e及びエンドエフェクタ速度変更バーID32f等のロボット本体110の動作の実行に関連する入力要素であってもよい。
操作端末400は、移動装置教示画面ID33への移行に伴って、教示モードに移行するが、教示モードへの移行のタイミングは、教示操作画面ID3への移行後のいかなるタイミングであってもよい。操作端末400は、教示モードへの移行時又は移行後、教示モードでと移動装置120を制御する指令をロボットコントローラ200に送信してもよい。
これに限定されないが、本実施の形態では、図14に示すように、操作端末400は、移動装置教示画面ID33上に、呼び出し元ボタンID33aと、モータ電源ボタンID33bと、走行速度変更バーID33cと、マニュアル操作キーID33dと、モニタボタンID33eと、移動幅ボタンID33fと、設定ボタンID33gと、原点位置設定ボタンID33hと、ロックボタンID33iとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、移動装置120のマニュアル操作を含む教示のための操作及び設定を受け付け、当該操作及び設定に従った指令をロボットコントローラ200に送信する。
呼び出し元ボタンID33aは、提示装置420の画面を教示対象選択画面ID31へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
モータ電源ボタンID33bは、移動装置120のサーボモータ122の電源がON状態であるかOFF状態であるかを示す。操作端末400は、モータ電源ボタンID33bへの入力を受け付けてもよい。操作端末400は、モータ電源ボタンID33bに、移動装置操作画面ID24のモータ電源ボタンID24eについて例示した機能と同様の機能を備え、モータ電源ボタンID33bへの入力に従って、サーボモータ122の電源をON状態又はOFF状態にしてもよい。
走行速度変更バーID33cは、移動装置120の動作速度を設定及び表示するためのバーである。操作端末400は、走行速度変更バーID33cに、移動装置操作画面ID24のモニタ速度変更バーID24iについて例示した機能と同様の機能を備える。
マニュアル操作キーID33dは、移動装置120にマニュアル操作に従った手動動作をさせるための指令等が入力されるキーである。これに限定されないが、本実施の形態では、マニュアル操作キーID33dは、「前進」、「後退」、「左旋回」及び「右旋回」を指令する4つのキーを含む。これらのキーは、移動装置教示画面ID33において、移動装置120のモデルの周囲に配置される。例えば、操作端末400は、4つのキーの1つ以上への入力を同時に受け付けることができてもよい。操作端末400は、1つ以上のキーへの入力を受け付けている間、当該1つ以上のキーに対応する動作を実行させる操作指令を、ロボットコントローラ200に送信し続ける。これにより、移動装置120は、当該動作を継続する。例えば、操作端末400は、所定時間当たりのタップ回数、所定時間当たりのスワイプ回数、スワイプ方向及びスワイプ距離等のキーへの特定の入力に応じて、当該キーに対応する動作の速度を変化させる操作指令をロボットコントローラ200に送信してもよい。
モニタボタンID33eは、移動装置120の状態を示す移動装置モニタ画面ID331を開くボタンである。操作端末400は、モニタボタンID33e上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を移動装置モニタ画面ID331に移行する。
移動幅ボタンID33fは、マニュアル操作キーID33dへの入力量に対する移動装置120の移動量を設定するための移動幅設定画面ID332を開くボタンである。操作端末400は、移動幅ボタンID33f上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を移動幅設定画面ID332に移行する。
設定ボタンID33gは、移動装置120の手動操作を設定するための手動操作設定画面ID333を開くボタンである。操作端末400は、設定ボタンID33g上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を手動操作設定画面ID333に移行する。
原点位置設定ボタンID33hと、移動装置120の原点位置を設定するためのボタンである。操作端末400は、原点位置設定ボタンID33h上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、当該入力を受け付けたタイミングでの移動装置120の位置及び姿勢を含む原点位置を決定し、教示データとして記憶する。上記タイミングは、移動装置120の動作中のタイミングであってもよく、一時停止中のタイミングであってもよい。
ロックボタンID33iは、移動装置教示画面ID33の入力要素への入力を受け付けないロック状態と、当該入力要素への入力を受け付けるロック解除状態とを示すボタンである。操作端末400は、ロボット操作画面ID22のロックボタンID22cについて例示した機能と同様の機能を、ロックボタンID33iに備える。ロック状態の操作端末400は、ロックボタンID33iを除く全ての入力要素への入力を受け付けなくてもよく、一部の入力要素への入力を受け付けなくてもよい。例えば、一部の入力要素は、モータ電源ボタンID33b、走行速度変更バーID33c及びマニュアル操作キーID33d等の移動装置120の動作の実行に関連する入力要素であってもよい。
図15は、操作端末400に表示されるロボット本体110の手動操作設定画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、図15に示すように、操作端末400は、手動操作設定画面ID321上に、呼び出し元ボタンID321aと、設定項目欄ID321bと、適用ボタンID321cとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
呼び出し元ボタンID321aは、提示装置420の画面をロボット教示画面ID32へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
設定項目欄ID321bは、ロボット本体110の手動操作に関連する設定項目を表示する。操作端末400は、手動操作設定画面ID321への入力により、設定項目欄ID321b上への設定項目の追加、削除及び変更等を受け付ける。
適用ボタンID321cは、設定項目欄ID321bに表示される設定を、ロボット本体110の手動操作に適用するためのボタンである。操作端末400は、適用ボタンID321c上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、設定項目欄ID321bに表示される設定を、ロボット本体110の手動操作用の設定に決定し、決定後の設定を記憶してもよくロボットコントローラ200に送信してもよい。
図16は、操作端末400に表示される移動装置120の移動装置モニタ画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、図16に示すように、操作端末400は、移動装置モニタ画面ID331上に、呼び出し元ボタンID331aと、状態欄331bとを表示する。呼び出し元ボタンID331aが、入力要素である。
呼び出し元ボタンID331aは、提示装置420の画面を移動装置教示画面ID33へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
状態欄331bは、移動装置120の状態に関連する項目を表示する。例えば、状態欄331bは、移動装置120の動作の状態に関連する項目と、手動操作のために設定されている項目とを表示する。例えば、状態欄331bは、移動装置120のマニュアル操作キーID33dに対応する動作方向の速度、経路である磁性体のラインからの移動装置120の位置ずれ量、及び移動装置120に設定されている移動幅等を含んでもよい。
操作端末400は、状態欄331bに、移動装置120の速度の指令値又は目標値と、速度の現在値とを示してもよい。操作端末400は、マニュアル操作キーID33dを介して受け付ける入力内容に基づき速度の指令値を決定し、ロボットコントローラ200から受け取るサーボモータ122の回転量に基づき速度の現在値を演算してもよい。操作端末400は、教示データから速度の目標値を取得してもよい。
操作端末400は、状態欄331bに、位置検出装置123の検出結果を表示するように構成されてもよい。操作端末400は、ロボットコントローラ200から受け取るロボット100のロボット情報に基づき、移動装置120と所定の軌道との差異を検出してもよい。例えば、所定の軌道は、教示データに含まれる目標の軌道、及び磁性体のライン等であってもよい。
図17は、操作端末400に表示される移動装置120の移動幅設定画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、図17に示すように、操作端末400は、移動幅設定画面ID332上に、呼び出し元ボタンID332aと、設定項目欄ID332bと、適用ボタンID332cとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
呼び出し元ボタンID332aは、提示装置420の画面を移動装置教示画面ID33へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
設定項目欄ID332bは、移動装置120の手動操作に関連する移動幅の設定項目を表示する。移動幅は、インチング幅とも呼ばれる。移動幅は、マニュアル操作キーID33dへの1回のタップ等の1回の入力あたり移動装置120の移動量、マニュアル操作キーID33dへの継続した入力の所定時間あたりの移動装置120の移動量、又は、これらの両方を示してもよい。本例では、設定項目欄ID332bの移動幅は、前進及び後進の移動距離と、左旋回及び右旋回の移動角度とを含む。操作端末400は、移動幅設定画面ID332への入力により、設定項目欄ID332bの移動幅の数値への変更を受け付ける。
適用ボタンID332cは、設定項目欄ID332bに表示される移動幅を、移動装置120の手動操作に適用するためのボタンである。操作端末400は、適用ボタンID332c上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、設定項目欄ID332bに表示される移動幅を、移動装置120の手動操作用の移動幅に決定し、決定後の移動幅を記憶してもよくロボットコントローラ200に送信してもよい。例えば、手動操作の際、操作端末400は、マニュアル操作キーID33dへの入力内容と、移動幅とを用いて操作指令を生成し、ロボットコントローラ200に送信してもよい。
図18は、操作端末400に表示される移動装置120の手動操作設定画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、図18に示すように、操作端末400は、手動操作設定画面ID333上に、呼び出し元ボタンID333aと、設定項目欄ID333bと、適用ボタンID333cとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
呼び出し元ボタンID333aは、提示装置420の画面を移動装置教示画面ID33へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
設定項目欄ID333bは、移動装置120の手動操作に関連する設定項目を表示する。操作端末400は、手動操作設定画面ID333への入力により、設定項目欄ID333b上への設定項目の追加、削除及び変更等を受け付ける。これに限定されないが、本実施の形態では、設定項目欄ID333bは、移動装置120が追従する磁性体のラインの番号と、移動装置120の動作時のメロディ等の効果音と、磁性体のライン以外を用いる移動装置120の位置監視の有無と、移動装置120の動作速度とを表示する。位置監視は、磁性体のラインの検出以外の位置検出装置123の機能を用いる位置監視であってもよく、外部装置を用いる位置監視であってもよい。
適用ボタンID333cは、設定項目欄ID333bに表示される設定を、移動装置120の手動操作に適用するためのボタンである。操作端末400は、適用ボタンID333c上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、設定項目欄ID333bに表示される設定を、移動装置120の手動操作用の設定に決定し、決定後の設定を記憶してもよくロボットコントローラ200に送信してもよい。
<操作端末の設定のための操作>
操作端末400は、設定タブID0c4上への所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、例えば図19に示すような設定画面ID4の1つに移行する。図19は、操作端末400に表示される設定画面ID4のうちの設定選択画面の一例を示す。また、操作端末400は、設定画面ID4の表示中、設定タブID0c4上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、ホーム画面ID0に移行してもよい。
これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、設定選択画面ID41上に、設定対象を示す選択ボタンID41a1からID41a3を表示する。選択ボタンID41a1は、操作端末400のロボット操作アプリケーションの設定を選択するためのボタンである。選択ボタンID41a2は、ロボットの設定を選択するためのボタンである。当該ロボットは、操作端末400に登録されているロボットであってもよく、操作端末400と接続されているロボットであってもよい。さらに、当該ロボットは、実機のロボット100であってもよく、仮想ロボットであってもよい。選択ボタンID41a3は、操作端末400の管理を選択するためのボタンである。
操作端末400は、選択ボタンID41a1上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面をアプリケーション設定画面ID42に移行し、選択ボタンID41a2上への所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面をロボット選択画面ID43に移行し、選択ボタンID41a2上への所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を管理画面ID44に移行する。
具体的には、操作端末400は、選択ボタンID41a1上への所定の入力を受け付けると、例えば図20に示すようなアプリケーション設定画面ID42を表示する。図20は、操作端末400に表示される設定画面ID4のうちのアプリケーション設定画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、アプリケーション設定画面ID42上に、呼び出し元ボタンID42aと、設定欄ID42bとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
呼び出し元ボタンID42aは、提示装置420の画面を設定選択画面ID41へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
設定欄ID42bは、ロボット操作アプリケーションの様々な設定項目ID42b1と、設定項目ID42b1それぞれの設定内容ID42b2とを含む。操作端末400は、アプリケーション設定画面ID42への入力により、設定内容ID42b2の追加、削除及び変更等を受け付ける。例えば、図20において、設定項目42baは、送信先ポート、画面をロック状態にするまでの時間であるロック時間、ログファイルの出力先、バックアップ手段、通信診断の有無、アプリケーションのライセンス状態、パスワード、アプリケーションのバージョン等を含む。
例えば、設定項目42baは、言語、作業フォルダパス、提示装置420での表示更新時間、ウォッチドッグエラー時間、及びウォッチドッグトライ回数等の設定のための項目を含んでもよい。ウォッチドッグは、操作端末400とロボットコントローラ200との間の双方向のウォッチドッグであってもよく、例えば、操作端末400からロボットコントローラ200へのウォッチドッグであってもよい。
ウォッチドッグエラー時間は、ウォッチドッグのための要求のエラーの判定基準であり、例えば、操作端末400からロボットコントローラ200へのウォッチドッグのための要求の送信後から継続するロボットコントローラ200の無応答の時間であってもよい。ウォッチドッグトライ回数は、ウォッチドッグの失敗の判定基準であり、例えば、ウォッチドッグのための要求のエラーが発生した場合に、ロボットコントローラ200からの応答があるまで繰り返されるウォッチドッグのための要求回数であってもよい。ウォッチドッグトライ回数を超える要求の送信に対してロボットコントローラ200から無応答である場合、ウォッチドッグの失敗が決定される。
図19を参照すると、操作端末400は、選択ボタンID41a2上への所定の入力を受け付けると、例えば図21に示すようなロボット選択画面ID43を表示する。図21は、操作端末400に表示される設定画面ID4のうちのロボット選択画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、ロボット選択画面ID43上に、呼び出し元ボタンID43aと、選択ボタンID43b及び43cとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
呼び出し元ボタンID43aは、提示装置420の画面を設定選択画面ID41へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
選択ボタンID43bは、ロボット本体の設定を選択するためのボタンであり、選択ボタンID43cは、移動装置の設定を選択するためのボタンである。操作端末400は、選択ボタンID43b上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、ロボット本体設定画面ID431に移行する。操作端末400は、選択ボタンID43c上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、移動装置設定画面ID432に移行する。
本実施の形態では、操作端末400は、操作端末400と接続されている実機のロボット100のロボット本体110のための選択ボタンID43bと、当該ロボット100の移動装置120のための選択ボタンID43cとを表示する。例えば、操作端末400が操作端末400に登録されているロボットの設定を可能である場合、操作端末400は、登録されているロボットから設定対象のロボットを選択するための画面、例えば、接続設定画面ID1に類似する画面を表示するように構成されてもよい。
図22は、操作端末400に表示される設定画面ID4のうちのロボット本体設定画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、ロボット本体設定画面ID431上に、呼び出し元ボタンID431aと、バージョンボタンID431bと、エラーログボタンID431cと、再生動作設定ボタンID431dとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
呼び出し元ボタンID431aは、提示装置420の画面をロボット選択画面ID43へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
バージョンボタンID431bは、ロボット本体110のバージョン情報を表示するためのボタンである。操作端末400は、バージョンボタンID431b上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、ロボット本体110のバージョン情報を表示する画面に移行する。当該画面では、ロボット本体110の制御のためのソフトウェア、サーボモータの数量及び型式等の情報が表示されてもよい。さらに、操作端末400のソフトウェア、モデル等の情報が表示されてもよい。
エラーログボタンID431cは、エラーログを取得するためのボタンである。操作端末400は、エラーログボタンID431c上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、例えば図23に示すようなエラーログを取得するためのエラーログ画面ID4311に移行する。図23は、操作端末400に表示される設定画面ID4のうちのエラーログ画面の一例を示す。操作端末400は、エラーログ画面ID4311上への入力により、ロボットシステム1のエラーと、ロボット操作アプリケーションのエラーとの2系統のエラーのログの選択的な取得を可能にする。さらに、操作端末400は、2系統のエラーそれぞれについて、エラーコードの入力を受け付け、当該エラーコードに対応するエラーログの探索を可能にする。操作端末400は、探索されたエラーログの内容を表示する。さらに、操作端末400は、エラーログ画面ID4311上に呼び出し元ボタンID4311aを表示する。呼び出し元ボタンID4311aは、提示装置420の画面をロボット本体設定画面ID431へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
再生動作設定ボタンID431dは、ロボット本体110の再生動作を設定するためのボタンである。操作端末400は、再生動作設定ボタンID431d上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、例えば図24に示すような再生動作設定画面ID4312に移行する。図24は、操作端末400に表示される設定画面ID4のうちのロボット本体110の再生動作設定画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、再生動作設定画面ID4312上に、呼び出し元ボタンID4312aと、設定欄ID4312bとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
呼び出し元ボタンID4312aは、提示装置420の画面をロボット本体設定画面ID431へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。設定欄IDD4312bは、ロボット本体110の再生動作に関する様々な設定項目ID4312b1と、設定項目ID4312b1それぞれの設定内容ID4312b2とを含む。操作端末400は、再生動作設定画面ID4312への入力により、設定内容ID4312b2の追加、削除及び変更等を受け付ける。
図25は、操作端末400に表示される設定画面ID4のうちの移動装置設定画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、移動装置設定画面ID432上に、呼び出し元ボタンID432aと、バージョンボタンID432bと、エラーログボタンID432cと、再生動作設定ボタンID432dとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
呼び出し元ボタンID432aは、提示装置420の画面をロボット選択画面ID43へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
バージョンボタンID432bは、移動装置120のバージョン情報を表示するためのボタンである。操作端末400は、バージョンボタンID432b上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、移動装置120のバージョン情報を表示する画面に移行する。当該画面では、移動装置120の制御のためのソフトウェア、サーボモータの数量及び型式等の情報が表示されてもよい。さらに、操作端末400のソフトウェア、モデル等の情報が表示されてもよい。
エラーログボタンID432cは、エラーログを取得するためのボタンであり、ロボット本体設定画面ID431のエラーログボタンID431cと同様の機能を有する。操作端末400は、エラーログボタンID432c上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、例えば図23に示すエラーログ画面ID4311と同じ画面に移行する。
再生動作設定ボタンID432dは、移動装置120の再生動作を設定するためのボタンである。操作端末400は、再生動作設定ボタンID432d上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、例えば図26に示すような再生動作設定画面ID4322に移行する。図26は、操作端末400に表示される設定画面ID4のうちの移動装置120の再生動作設定画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、再生動作設定画面ID4322上に、呼び出し元ボタンID4322aと、設定欄ID4322bとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
呼び出し元ボタンID4322aは、提示装置420の画面を移動装置設定画面ID432へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。設定欄IDD4322bは、移動装置120の再生動作に関する様々な設定項目ID4322b1と、設定項目ID4322b1それぞれの設定内容ID4322b2とを含む。操作端末400は、再生動作設定画面ID4322への入力により、設定内容ID4322b2の追加、削除及び変更等を受け付ける。
図19を参照すると、操作端末400は、選択ボタンID41a3上への所定の入力を受け付けると、例えば図27に示すような管理画面ID44を表示する。図27は、操作端末400に表示される設定画面ID4のうちの管理画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、管理画面ID44上に、呼び出し元ボタンID44aと、選択ボタンID44b及び44cとを表示する。上記の要素の全てが、入力要素である。
呼び出し元ボタンID44aは、提示装置420の画面を設定選択画面ID41へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
選択ボタンID44bは、操作端末400のデータ管理を選択するためのボタンであり、選択ボタンID43cは、操作端末400の信号の入出力の管理を選択するためのボタンである。操作端末400は、選択ボタンID44b上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、データ管理画面ID441に移行する。操作端末400は、選択ボタンID44c上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、提示装置420の画面を、信号モニタ画面ID442に移行する。
図28及び図29は、操作端末400に表示される設定画面ID4のうちのデータ管理画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、データ管理画面ID441上に、呼び出し元ボタンID441aと、デバイス欄ID441bと、切替ボタンID441cとを表示する。呼び出し元ボタンID441a及び切替ボタンID441cは、入力要素である。
呼び出し元ボタンID441aは、提示装置420の画面を管理画面ID44へ戻すためのボタンであり、既出の呼び出し元ボタンと同様の機能を備える。
デバイス欄ID441bは、操作端末400がデータを出力する対象を示す出力欄ID441baと、操作端末400がデータの入力を受け付ける対象を示す入力欄ID441bbとを含む。図28に示すデバイス欄ID441bでは、出力欄ID441ba及び入力欄ID441bbの対象は、ロボットコントローラ200である。図29に示すデバイス欄ID441bでは、出力欄ID441ba及び入力欄ID441bbの対象は、操作端末400の作業フォルダ、つまり記憶装置である。操作端末400のデータの入出力対象は、上記機器に限定されず、いかなる機器であってもよい。
操作端末400は、出力欄ID441ba上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、作業データ等を出力対象に出力する。操作端末400は、入力欄ID441bb上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、作業データ等を要求対象に要求する。操作端末400は、要求対象から作業データ等を取得すると操作端末400に記憶してもよい。作業データは、作業中に操作端末400によって取得及び生成されたデータ、作業中に要求対象によって取得及び生成されたデータ、並びに、教示データ等であってもよい。
切替ボタンID441cは、デバイス欄ID441bの出力欄ID441ba及び入力欄ID441bbに示される対象を切り替えるためのボタンである。操作端末400は、切替ボタンID441c上へのタップ等の所定の入力を受け付けると、出力欄ID441ba及び入力欄ID441bbに示される操作端末400と対象との組み合わせを変更する。組み合わせは予め設定され、操作端末400に記憶されてもいてもよい。
図30は、操作端末400に表示される設定画面ID4のうちの信号モニタ画面の一例を示す。これに限定されないが、本実施の形態では、操作端末400は、信号モニタ画面ID442上に、呼び出し元ボタンID442aと、信号欄ID442bとを表示する。呼び出し元ボタンID442aは、入力要素である。
信号欄ID442bは、操作端末400からロボットコントローラ200への出力信号の状態を示す出力信号欄ID442baと、ロボットコントローラ200から操作端末400への入力信号の状態を示す出力信号欄ID442bbと、操作端末400の内部信号の状態を示す出力信号欄ID442bcとを含む。操作端末400のプロセッサPは、信号モニタ画面ID442の表示中、各信号の状態を要求するコマンドを出力し、当該状態を取得する。
(その他の実施の形態)
以上、本開示の例示的な実施の形態について説明したが、本開示は、上記例示的な実施の形態に限定されない。すなわち、本開示の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。例えば、各種変形を例示的な実施の形態に施したもの、及び、異なる例示的な実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、実施の形態において、操作端末400は、1つのロボットコントローラ200を接続されるように構成されるが、これに限定されない。操作端末400は、2つ以上のロボットコントローラ200と同時に接続されてもよい。操作端末400は、2つ以上のロボットコントローラ200の全てに対して、指令、情報及びデータ等の送受信を並行して行うように構成されてもよい。操作端末400は、2つ以上のロボットコントローラ200のうちの1つ以上のロボットコントローラ200を選択し、当該1つ以上のロボットコントローラ200に対して、指令、情報及びデータ等の送受信を並行して行うように構成されてもよい。操作端末400は、2つ以上のロボットコントローラ200のうちの1つのロボットコントローラ200を選択し、当該1つのロボットコントローラ200に対して、指令、情報及びデータ等の送受信を行うように構成されてもよい。
本開示の技術の各態様例は、以下のように挙げられる。本開示の一態様に係る操作端末は、移動可能なロボットの操作端末であって、前記操作端末は、前記ロボットの操作が可能であるように構成され、前記操作端末は、前記ロボットが備える移動装置に動作させるための操作である移動操作の入力を受け付けることと、受け付けた前記移動操作に従った動作を前記移動装置に実行させるための指令を前記ロボットの動作を制御するコントローラに出力することとを実行するように構成される。
上記態様によると、操作端末は、ロボットの移動装置の操作を可能である。ロボットの移動装置の操作は、ロボットの特定動作である。ロボットの移動装置のマニュアル操作は、ロボットアーム等のロボット本体のマニュアル操作よりも簡易である。例えば、移動装置が、支持面上を走行する走行装置の場合、移動装置のマニュアル操作は、さらに簡易であり得る。このような操作端末には、タブレット等のスマートデバイスの利用も可能であり、スマートデバイスは、操作をさらに簡易にすることができる。移動装置のマニュアル操作を行う操作者は、ロボット本体の教示操作のように特別な教育を受ける必要がない場合がある。よって、操作端末は、様々な操作者によるロボットの特定動作の操作を可能にする。
本開示の一態様に係る操作端末は、前記ロボットに動作させるための操作の入力を受け付けないロック状態と、前記ロボットに動作させるための入力を受け付けるロック解除状態とに選択的に移行するように構成され、前記操作端末は、前記ロック状態においてロック解除操作の入力を受け付けると、前記ロック解除状態に移行するように構成されてもよい。上記態様によると、操作端末は、操作者の意図しない入力を受け付けることを低減できる。よって、操作端末は、ロボットの誤動作を低減できる。
本開示の一態様に係る操作端末は、前記ロック解除状態において操作の入力を受け付けていない状態が所定の時間経過すると、前記ロック状態に移行するように構成されてもよい。上記態様によると、操作端末は、入力を受けていない状態が継続する場合、周囲に存在する物体等の周囲環境と接触し、周囲環境から不要な入力を受けることを低減できる。よって、操作端末は、ロボットの誤動作を低減できる。
本開示の一態様に係る操作端末は、ディスプレイを備え、前記操作端末は、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット情報の要求を前記コントローラに出力することと、前記コントローラから前記ロボット情報を受け取ると、前記ロボット情報を前記ディスプレイに表示することとを実行するように構成されてもよい。
上記態様によると、操作端末は、コントローラにロボット情報を要求し、コントローラから取得したロボット情報を操作者に視覚的に示すことができる。これにより、操作者にとって、操作端末を介した移動装置の操作が容易且つ確実になり得る。
本開示の一態様に係る操作端末は、前記ロボットが予め教示された動作を実行する場合に、前記移動操作の入力を受け付けるように構成されてもよい。
上記態様によると、ロボットが教示された動作を自律的に実行しているとき、操作端末は、移動装置の操作が可能である。例えば、周囲環境との接触等の外乱により、ロボットの位置が、教示された動作に従った位置から外れてしまった場合、操作者は、操作端末を介して移動装置を操作して、ロボットの位置を修正することができる。操作端末は、様々な操作者に対して、上記のような修正のための操作を可能にする。
本開示の一態様に係る操作端末は、前記移動装置に所定の動作を教示する教示モードで動作する指令を前記コントローラに出力することと、前記教示モードで前記移動操作の入力を受け付けることと、受け付けた前記移動操作に従った動作を前記移動装置に実行させるための指令を前記コントローラに出力することとを実行するように構成されてもよい。
上記態様によると、操作端末は、移動装置の教示モードの実行と、教示モードでの移動装置の操作とを可能にする。よって、操作端末を用いた移動装置の動作の教示が可能である。
本開示の一態様に係る操作端末は、前記移動装置を緊急停止する緊急停止指令の入力を受け付けることと、受け付けた前記緊急停止指令に従った動作の停止を前記移動装置に実行させるための指令を前記コントローラに出力することとを実行するように構成されてもよい。上記態様によると、操作端末を用いた移動装置の緊急停止が可能である。
本開示の一態様に係る操作端末は、1つの以上の前記コントローラに、前記操作端末との操作可能な接続の可否の要求を出力することと、前記コントローラから前記操作可能な接続の可否の要求への応答を受け取ると、前記操作端末によって操作可能である前記コントローラに関する情報を提示することと、操作対象の前記コントローラを選択する入力を受け付けることと、操作対象の前記コントローラに、前記操作端末との操作可能な接続の要求を出力することとを実行するように構成されてもよい。
上記態様によると、操作端末は、様々なコントローラの中から選択されたコントローラと接続することができる。接続の過程において、操作端末は、接続可能なコントローラの探索と、操作者への探索結果の提示と、操作者によって探索結果から選択されたコントローラとの接続とを順次実行することができる。
本開示の一態様に係る操作端末は、前記コントローラに、前記操作端末との操作可能な接続の要求を出力することと、前記コントローラと前記操作端末との前記操作可能な接続の確立を、前記ロボットを用いて明示する要求を、前記コントローラに出力することとを実行するように構成されてもよい。上記態様によると、操作端末は、操作端末とコントローラとの接続の確立を、ロボットを用いて、例えば、視覚などにより明示することができる。
本開示の一態様に係るロボットシステムは、本開示の一態様に係る1つ以上の操作端末と、1つ以上の前記ロボットと、前記1つ以上のロボットの動作を制御する1つ以上の前記コントローラとを含み、前記操作端末は、前記1つ以上のコントローラのうちから選択される前記コントローラと操作可能に接続されるように構成される。上記態様によると、本開示の一態様に係る操作端末と同様の効果が得られる。操作端末は、1つ以上のコントローラのうちから選択されるコントローラとの接続が可能である。
本開示の一態様に係るロボットシステムは、前記1つ以上のコントローラと通信可能に接続される1つ以上の教示装置をさらに含み、前記コントローラは、前記操作端末及び前記教示装置のうちの1つと選択的に操作可能に接続するように構成されてもよい。上記態様によると、コントローラが、教示装置を用いたロボットも教示中に、操作端末から受け取る指令に従ってロボットに動作させることが、低減する。よって、ロボットの誤動作が低減する。
本開示の一態様に係るコンピュータプログラムは、本開示の一態様に係る操作端末を動作させるコンピュータプログラムであって、前記移動操作の入力を受け付けることと、受け付けた前記移動操作に従った動作を前記移動装置に実行させるための操作指令を生成することと、前記操作指令を前記コントローラに出力することとを前記操作端末に実行させる。上記態様によると、本開示の一態様に係る操作端末と同様の効果が得られる。
本開示の一態様に係るコンピュータプログラムは、アプリケーションプログラムとして前記操作端末に組み込まれるプログラムであってもよい。上記態様によると、操作端末が、専用の装置でなく、例えば、汎用的な装置であっても、コンピュータプログラムの組み込みによって、本開示の機能を実現することができる。
本開示の別の一態様に係る操作端末は、ロボットの操作端末であって、前記操作端末は、前記ロボットの動作を制御するコントローラと通信可能に接続され、且つ前記ロボットの操作が可能であるように構成され、前記操作端末は、前記ロボットに動作させるための操作の入力を受け付けることと、受け付けた前記操作に従った動作を前記ロボットに実行させるための指令を前記コントローラに出力することとを実行するように構成され、前記操作端末は、前記ロボットの教示装置が受け付けることができる前記ロボットに動作させるための操作のうちの一部である特定操作を受け付けることができる。
上記態様によると、操作端末により受け付け可能なロボットの操作は、ロボットに動作させるための教示装置の受け付け可能な操作のうちの一部の特定操作である。特定操作は、教示装置の受け付け可能な操作のうちの簡易な操作であってもよい。このような操作端末には、タブレット等のスマートデバイスの利用も可能であり、スマートデバイスは、特定操作をさらに簡易にすることができる。簡易な操作を行う操作者は、ロボットの教示操作のように特別な教育を受ける必要がない場合がある。よって、操作端末は、様々な操作者によるロボットの特定動作の操作を可能にする。
本開示の別の一態様に係る操作端末において、前記特定操作は、前記ロボットへの教示を行うために前記ロボットに動作させるための操作と異なっていてもよい。上記態様によると、特定操作は、教示のための操作と異なるため、操作者の特別な教育を不要にすることでき、さらに、簡易な操作であり得る。よって、操作端末は、様々な操作者によるロボットの特定動作の操作を可能にする。
本開示の別の一態様に係る操作端末において、前記特定操作は、予め教示された動作を前記ロボットに実行させるための操作を含んでもよい。上記態様によると、予め教示された動作をロボットに自律的に実行させるための操作は、簡易な操作であり得るため、特定操作の簡易化が可能である。
本開示の別の一態様に係る操作端末において、前記特定操作は、前記ロボットに所定の状態である原点位置の状態へ復帰させる指令のための操作を含んでもよい。上記態様によると、ロボットに原点位置の状態へ復帰させる指令のための操作は、簡易な操作であり得るため、特定操作の簡易化が可能である。
本開示の別の一態様に係る操作端末において、前記特定操作は、前記ロボットを緊急停止する指令のための操作を含んでもよい。上記態様によると、ロボットを緊急停止する指令のための操作は、簡易な操作であり得るため、特定操作の簡易化が可能である。
本開示の別の一態様に係る操作端末は、前記特定操作の入力を受け付けないロック状態と、前記特定操作の入力を受け付けるロック解除状態とに選択的に移行するように構成され、前記操作端末は、前記ロック状態においてロック解除操作の入力を受け付けると、前記ロック解除状態に移行するように構成されてもよい。上記態様によると、操作端末は、操作者の意図しない入力を受け付けることを低減できる。よって、操作端末は、ロボットの誤動作を低減できる。
本開示の別の一態様に係る操作端末は、前記ロック解除状態において操作の入力を受け付けていない状態が所定の時間経過すると、前記ロック状態に移行するように構成されてもよい。上記態様によると、操作端末は、入力を受けていない状態が継続する場合、周囲に存在する物体等の周囲環境と接触し、周囲環境から不要な入力を受けることを低減できる。よって、操作端末は、ロボットの誤動作を低減できる。
本開示の別の一態様に係る操作端末は、ディスプレイを備え、前記操作端末は、前記ロボットの状態を示す情報であるロボット情報の要求を前記コントローラに出力することと、前記コントローラから前記ロボット情報を受け取ると、前記ロボット情報を前記ディスプレイに表示することとを実行するように構成されてもよい。
上記態様によると、操作端末は、コントローラにロボット情報を要求し、コントローラから取得したロボット情報を操作者に視覚的に示すことができる。これにより、操作者にとって、操作端末を介した特定操作が容易且つ確実になり得る。
本開示の別の一態様に係る操作端末は、1つ以上の前記コントローラに、前記操作端末との操作可能な接続の可否の要求を出力することと、前記コントローラからの前記操作可能な接続の可否の要求への応答を受け取ると、前記操作端末によって操作可能である前記コントローラに関する情報を提示することと、操作対象の前記コントローラを選択する入力を受け付けることと、操作対象の前記コントローラに、前記操作端末との操作可能な接続の要求を出力することとを実行するように構成されてもよい。
上記態様によると、操作端末は、様々なコントローラの中から選択されたコントローラと接続することができる。接続の過程において、操作端末は、接続可能なコントローラの探索と、操作者への探索結果の提示と、操作者によって探索結果から選択されたコントローラとの接続とを順次実行することができる。
本開示の一態様に係る操作端末は、前記コントローラに、前記操作端末との操作可能な接続の要求を出力することと、前記コントローラと前記操作端末との前記操作可能な接続の確立を、前記ロボットを用いて明示する要求を、前記コントローラに出力することとを実行するように構成されてもよい。上記態様によると、操作端末は、操作端末とコントローラとの接続の確立を、ロボットを用いて、例えば、視覚などにより明示することができる。
本開示の別の一態様に係るロボットシステムは、本開示の別の一態様に係る1つ以上の操作端末と、1つ以上の前記ロボットと、前記1つ以上のロボットの動作を制御する1つ以上の前記コントローラとを含み、前記操作端末は、前記1つ以上のコントローラのうちから選択される前記コントローラと操作可能に接続されるように構成される。上記態様によると、本開示の別の一態様に係る操作端末と同様の効果が得られる。操作端末は、1つ以上のコントローラのうちから選択されるコントローラとの接続が可能である。
本開示の別の一態様に係るロボットシステムは、前記1つ以上のコントローラと通信可能に接続される1つ以上の前記教示装置をさらに含み、前記コントローラは、前記操作端末及び前記教示装置の一方又は両方と操作可能に接続するように構成されてもよい。上記態様によると、コントローラが、教示装置を用いたロボットも教示中に、操作端末から受け取る指令に従ってロボットに動作させることが、低減する。よって、ロボットの誤動作が低減する。
本開示の別の一態様に係るコンピュータプログラムは、本開示の別の一態様に係る操作端末を動作させるコンピュータプログラムであって、前記特定操作の入力を受け付けることと、受け付けた前記特定操作に従った動作を前記ロボットに実行させるための操作指令を生成することと、前記操作指令を、前記操作端末と通信可能に接続される前記コントローラに出力することとを前記操作端末に実行させる。上記態様によると、本開示の別の一態様に係る操作端末と同様の効果が得られる。
本開示の一態様に係るコンピュータプログラムは、アプリケーションプログラムとして前記操作端末に組み込まれるプログラムであってもよい。上記態様によると、操作端末が、専用の装置でなく、例えば、汎用的な装置であっても、コンピュータプログラムの組み込みによって、本開示の機能を実現することができる。
本明細書で開示する要素の機能は、開示された機能を実行するよう構成又はプログラムされた汎用プロセッサ、専用プロセッサ、集積回路、ASIC、従来の回路、及び/又は、それらの組み合わせ、を含む回路又は処理回路を使用して実行できる。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含むため、処理回路又は回路と見なされる。本開示において、回路、ユニット、又は手段は、列挙された機能を実行するハードウェアであるか、又は、列挙された機能を実行するようにプログラムされたハードウェアである。ハードウェアは、本明細書に開示されているハードウェアであってもよいし、あるいは、列挙された機能を実行するようにプログラム又は構成されているその他の既知のハードウェアであってもよい。ハードウェアが回路の一種と考えられるプロセッサである場合、回路、手段、又はユニットはハードウェアとソフトウェアの組み合わせであり、ソフトウェアはハードウェア及び/又はプロセッサの構成に使用される。
本明細書で用いた序数、数量等の数字は、全て本開示の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。構成要素間の接続関係は、本開示の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本開示の機能を実現する接続関係はこれに限定されない。
本開示は、その本質的な特徴の精神から逸脱することなく、様々なかたちで実施され得るように、本開示の範囲は、明細書の記載よりも添付の請求項によって定義されるため、例示的な実施の形態及び変形例は、例示的なものであって限定的なものではない。請求項及びその範囲内にあるすべての変更、又は、請求項及びその範囲の均等物は、請求項によって包含されることが意図されている。
1 ロボットシステム
100 ロボット
110 ロボット本体
111 ロボットアーム
112 エンドエフェクタ
120 移動装置
200 ロボットコントローラ
300 教示装置
400 操作端末

Claims (13)

  1. 移動可能なロボットの操作端末であって、
    前記操作端末は、前記ロボットの操作が可能であるように構成され、
    前記操作端末は、
    前記ロボットが備える移動装置に動作させるための操作である移動操作の入力を受け付けることと、
    受け付けた前記移動操作に従った動作を前記移動装置に実行させるための指令を前記ロボットの動作を制御するコントローラに出力することとを実行するように構成される
    操作端末。
  2. 前記操作端末は、前記ロボットに動作させるための操作の入力を受け付けないロック状態と、前記ロボットに動作させるための入力を受け付けるロック解除状態とに選択的に移行するように構成され、
    前記操作端末は、前記ロック状態においてロック解除操作の入力を受け付けると、前記ロック解除状態に移行するように構成される
    請求項1に記載の操作端末。
  3. 前記操作端末は、前記ロック解除状態において操作の入力を受け付けていない状態が所定の時間経過すると、前記ロック状態に移行するように構成される
    請求項2に記載の操作端末。
  4. 前記操作端末は、ディスプレイを備え、
    前記操作端末は、
    前記ロボットの状態を示す情報であるロボット情報の要求を前記コントローラに出力することと、
    前記コントローラから前記ロボット情報を受け取ると、前記ロボット情報を前記ディスプレイに表示することとを実行するように構成される
    請求項1から3のいずれか一項に記載の操作端末。
  5. 前記操作端末は、前記ロボットが予め教示された動作を実行する場合に、前記移動操作の入力を受け付けるように構成される
    請求項1から4のいずれか一項に記載の操作端末。
  6. 前記操作端末は、
    前記移動装置に所定の動作を教示する教示モードで動作する指令を前記コントローラに出力することと、
    前記教示モードで前記移動操作の入力を受け付けることと、
    受け付けた前記移動操作に従った動作を前記移動装置に実行させるための指令を前記コントローラに出力することとを実行するように構成される
    請求項1から5のいずれか一項に記載の操作端末。
  7. 前記操作端末は、
    前記移動装置を緊急停止する緊急停止指令の入力を受け付けることと、
    受け付けた前記緊急停止指令に従った動作の停止を前記移動装置に実行させるための指令を前記コントローラに出力することとを実行するように構成される
    請求項1から6のいずれか一項に記載の操作端末。
  8. 前記操作端末は、
    1つの以上の前記コントローラに、前記操作端末との操作可能な接続の可否の要求を出力することと、
    前記コントローラから前記操作可能な接続の可否の要求への応答を受け取ると、前記操作端末によって操作可能である前記コントローラに関する情報を提示することと、
    操作対象の前記コントローラを選択する入力を受け付けることと、
    操作対象の前記コントローラに、前記操作端末との操作可能な接続の要求を出力することとを実行するように構成される
    請求項1から7のいずれか一項に記載の操作端末。
  9. 前記操作端末は、
    前記コントローラに、前記操作端末との操作可能な接続の要求を出力することと、
    前記コントローラと前記操作端末との前記操作可能な接続の確立を、前記ロボットを用いて明示する要求を、前記コントローラに出力することとを実行するように構成される
    請求項1から8のいずれか一項に記載の操作端末。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の1つ以上の操作端末と、
    1つ以上の前記ロボットと、
    前記1つ以上のロボットの動作を制御する1つ以上の前記コントローラとを含み、
    前記操作端末は、前記1つ以上のコントローラのうちから選択される前記コントローラと操作可能に接続されるように構成される
    ロボットシステム。
  11. 前記1つ以上のコントローラと通信可能に接続される1つ以上の教示装置をさらに含み、
    前記コントローラは、前記操作端末及び前記教示装置のうちの1つと選択的に操作可能に接続するように構成される
    請求項10に記載のロボットシステム。
  12. 請求項1から9のいずれか一項に記載の操作端末を動作させるコンピュータプログラムであって、
    前記移動操作の入力を受け付けることと、
    受け付けた前記移動操作に従った動作を前記移動装置に実行させるための操作指令を生成することと、
    前記操作指令を前記コントローラに出力することとを前記操作端末に実行させる
    コンピュータプログラム。
  13. 前記コンピュータプログラムは、アプリケーションプログラムとして前記操作端末に組み込まれるプログラムである
    請求項12に記載のコンピュータプログラム。
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