JP2023034927A - 制御装置、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023034927000001
【課題】サービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションを優先的に再配置させることを考慮することによってアプリケーションの再配置に伴うコストの抑制を図る。
【解決手段】サービス要求遅延条件を満たさない再配置対象アプリケーションを再配置する先の再配置候補情報処理装置のリストを作成し、リスト内の再配置候補情報処理装置毎に期待再配置コストを算出し、期待再配置コストが最小である再配置候補情報処理装置を再配置先情報処理装置に決定し、再配置対象アプリケーションが再配置される再配置先情報処理装置でサービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションが発生する場合に、再配置先情報処理装置に配置される再配置候補アプリケーションを再配置先情報処理装置から他の情報処理装置へ再配置するための所定の再配置計算を実行する配置計算部を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、制御装置、制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来、移動通信網(Mobile Network)において、ユーザ端末(UE:User Equipment)からより近い場所でアプリケーションによるサービスをユーザ端末に提供するためのMEC(Multi-access Edge Computing)技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1には、複数のMECホストや中央クラウドホストからなる分散クラウドシステムにおいて、あるユーザ端末に提供するサービスを実現するためのアプリケーションが、あるホストに配置されている状況下で、当該ユーザ端末を他のホストに配置されているアプリケーションに収容換えするアプリケーション再配置技術が記載されている。
非特許文献1に記載されたアプリケーション再配置技術では、エンドツウエンド(E2E)のサービス要求遅延条件が満たされないアプリケーション(閾値超過アプリケーション)が発生した再配置元ホストから他のホストへ再配置する再配置対象アプリケーションと再配置先ホストとの組合せを、再配置に伴う各アプリケーションのE2E遅延の変動と再配置によるコストとを考慮して選定する。その再配置対象アプリケーションと再配置先ホストとの組合せの候補は、再配置後において各制約条件(各処理の要求遅延、各ホストやリンクの資源容量上限)が満たされる組合せである。
非特許文献1に記載されたアプリケーション再配置技術によれば、再配置対象アプリケーションが閾値超過アプリケーションに限定されず、再配置元ホストにおいて各制約条件を満たす全てのアプリケーションの中から再配置対象アプリケーションが選定される。これにより、再配置の成功率が高くなる。また、再配置対象アプリケーションと再配置先ホストとの組合せの選定の際に、再配置に伴う各アプリケーションのE2E遅延の変動と再配置によるコストが考慮されるので、再配置されるアプリケーション数やコストの面で再配置処理の効率化が図られる。
Tetsu Joh, Takayuki Warabino, Masaki Suzuki, Yusuke Suzuki, Tomohiro Otani, "Application Relocation Method for Distributed Cloud Environment Considering E2E Delay and Cost Variation", Advanced Information Networking and Applications. AINA 2021, Lecture Notes in Networks and Systems, vol 226., pp 445-457, 2021.
上述した非特許文献1に記載されたアプリケーション再配置技術では、再配置元ホストにおいて各制約条件を満たす全てのアプリケーションの中から再配置対象アプリケーションが選定される。このため、再配置元ホストから再配置されたとしてもサービス要求遅延条件が満たされないアプリケーションを他のホストへ再配置し、その再配置先ホストから更に他のアプリケーションを再配置する場合が十分に考慮されない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、サービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションを優先的に再配置させることを考慮することによってアプリケーションの再配置に伴うコストの抑制を図ることにある。
(1)本発明の一態様は、複数の情報処理装置から構成される情報処理システムにおいて、ユーザに提供するサービスを実現するためのアプリケーションを実行する情報処理装置を決定する制御装置であり、サービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションである再配置対象アプリケーションを再配置する先の候補である再配置候補情報処理装置のリストを作成し、前記リスト内の前記再配置候補情報処理装置毎に期待再配置コストを算出し、前記期待再配置コストが最小である前記再配置候補情報処理装置を前記再配置対象アプリケーションの再配置先情報処理装置に決定し、前記再配置対象アプリケーションが再配置される前記再配置先情報処理装置においてサービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションが発生する場合に、前記再配置先情報処理装置に配置されるアプリケーションを再配置候補アプリケーションとして前記再配置先情報処理装置から他の情報処理装置へアプリケーションを再配置するための所定の再配置計算を実行する配置計算部と、前記配置計算部が決定した再配置内容に基づいて、アプリケーション配置制御を実行する配置制御部と、を備える制御装置である。
(2)本発明の一態様は、前記再配置候補情報処理装置は、前記再配置対象アプリケーションが再配置された場合において、各前記情報処理装置上のアプリケーションにおけるエンドツウエンド遅延率の最大値が悪化しない情報処理装置である、上記(1)の制御装置である。
(3)本発明の一態様は、前記期待再配置コストは、前記再配置対象アプリケーションを再配置するときの第1再配置コストと、前記再配置候補情報処理装置上のアプリケーションを他の情報処理装置へ再配置するときの第2再配置コストと、から構成される推定値である、上記(1)又は(2)のいずれかの制御装置である。
(4)本発明の一態様は、前記第1再配置コストは、前記再配置対象アプリケーションを再配置するときの資源消費コストの変動量と、前記再配置対象アプリケーションの再配置の実行における所要コストと、に基づいて算出される、上記(3)の制御装置である。
(5)本発明の一態様は、前記第2再配置コストは、前記再配置候補情報処理装置に配置されるアプリケーションを他の情報処理装置へ再配置するときの資源消費コストの変動量の期待値と、前記再配置候補情報処理装置に配置されるアプリケーションの他の情報処理装置への再配置の実行における所要コストの期待値と、前記再配置候補情報処理装置で発生するサービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションを解消させるために前記再配置候補情報処理装置から他の情報処理装置へ再配置させるアプリケーション数の期待値と、に基づいて算出される、上記(3)又は(4)のいずれかの制御装置である。
(6)本発明の一態様は、複数の情報処理装置から構成される情報処理システムにおいて、ユーザに提供するサービスを実現するためのアプリケーションを実行する情報処理装置を決定する制御方法であって、制御装置が、サービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションである再配置対象アプリケーションを再配置する先の候補である再配置候補情報処理装置のリストを作成し、前記リスト内の前記再配置候補情報処理装置毎に期待再配置コストを算出し、前記期待再配置コストが最小である前記再配置候補情報処理装置を前記再配置対象アプリケーションの再配置先情報処理装置に決定し、前記再配置対象アプリケーションが再配置される前記再配置先情報処理装置においてサービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションが発生する場合に、前記再配置先情報処理装置に配置されるアプリケーションを再配置候補アプリケーションとして前記再配置先情報処理装置から他の情報処理装置へアプリケーションを再配置するための所定の再配置計算を実行する配置計算ステップと、前記制御装置が、前記配置計算ステップで決定した再配置内容に基づいて、アプリケーション配置制御を実行する配置制御ステップと、を含む制御方法である。
(7)本発明の一態様は、複数の情報処理装置から構成される情報処理システムにおいて、ユーザに提供するサービスを実現するためのアプリケーションを実行する情報処理装置を決定する制御装置のコンピュータに、サービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションである再配置対象アプリケーションを再配置する先の候補である再配置候補情報処理装置のリストを作成し、前記リスト内の前記再配置候補情報処理装置毎に期待再配置コストを算出し、前記期待再配置コストが最小である前記再配置候補情報処理装置を前記再配置対象アプリケーションの再配置先情報処理装置に決定し、前記再配置対象アプリケーションが再配置される前記再配置先情報処理装置においてサービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションが発生する場合に、前記再配置先情報処理装置に配置されるアプリケーションを再配置候補アプリケーションとして前記再配置先情報処理装置から他の情報処理装置へアプリケーションを再配置するための所定の再配置計算を実行する配置計算ステップと、前記配置計算ステップで決定した再配置内容に基づいて、アプリケーション配置制御を実行する配置制御ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、サービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションを優先的に再配置させることを考慮することによってアプリケーションの再配置に伴うコストの抑制を図ることができるという効果が得られる。
一実施形態に係る分散クラウドシステムの構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係る制御装置の構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係る再配置計算方法の概略の説明図である。 一実施形態に係る再配置計算方法の手順の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る再配置の一例を示す説明図である。 一実施形態に係る再配置の一例を示す説明図である。 一実施形態に係るアプリケーションの新規配置における制御方法の手順の例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る既存アプリケーションの再配置における制御方法の手順の例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係る分散クラウドシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示される分散クラウドシステム100(情報処理システム)は、複数のMECホスト110m(情報処理装置)と、中央クラウドシステム5に含まれる各中央クラウドホスト110c(情報処理装置)とを備える。これらのホスト110m,110cは、モバイルバックホールネットワークMBNやインターネットINW等の通信ネットワークを介して接続される。以下、MECホスト110mと中央クラウドホスト110cとを特に区別しないときは「ホスト110」と称する。また、アプリケーションのことをAppと称する場合がある。
MECホスト110mは、移動通信網内において、ユーザ端末UEが接続する基地局gNBに近い場所や、モバイルバックホールネットワークMBN側などに分散配置される。中央クラウドホスト110cは、移動通信網の外部の通信ネットワークであるインターネットINW側に配置される。
MECホスト110m及び中央クラウドホスト110cは、ユーザ端末UE(ユーザ)に提供するサービスを実現するためのアプリケーションを実行する情報処理装置である。MECホスト110mは、中央クラウドホスト110cよりもユーザ端末UEに近い場所に設けられるので、中央クラウドホスト110cよりも通信遅延が小さい。図1の例では、移動通信網における無線アクセス網MNWの各エリア1,2,3の基地局gNBに近い場所に、各MECホスト110m(エリア1,2,3)が配置されている。これにより、例えばエリア1の基地局gNBに近い場所に配置されたMECホスト110mがエリア1に存在するユーザ端末UEに対してアプリケーションサービスを提供することにより、サービス遅延や通信負荷を低減させることができる。一方、中央クラウドホスト110cは、MECホスト110mよりも処理能力が大きい。このため、中央クラウドホスト110cは、例えばサービス要求遅延条件が厳しくないアプリケーションサービスやMECホスト110mでは処理負荷が大きいアプリケーションサービス等を受け持つ。分散クラウドシステム100では、そのような各ホスト110の特徴に応じたアプリケーションの配置が行われる。
本実施形態において、アプリケーションの配置とは、あるユーザ端末UEに提供するサービスを実現するためのアプリケーションがMECホスト110m又は中央クラウドホスト110cに配置されることを言う。言い換えると、アプリケーションを配置するとは、MECホスト110m又は中央クラウドホスト110c上で実行されるアプリケーションに対して、あるユーザ端末UEを割り当てることを言う。
例えば、ユーザ端末UEとしてAR(Augmented Reality)やVR(Virtual Reality)技術が適用されるヘッドマウントディスプレーに対応するアプリケーションは、要求遅延が短いので、MECホスト110mに配置されることが好ましい。また、ユーザ端末UEとして自動車に搭載されたナビゲーション装置へ地図情報を配信するアプリケーションは、それほど要求遅延が短くなく且つ処理量もそれほど多くないので、任意のホスト110に配置されてもよい。また、ユーザ端末UEとして監視カメラに対応するアプリケーションは、要求遅延に多少余裕があるが処理量が多いので、処理能力に余裕があればMECホスト110mに配置されてもよく、又は中央クラウドホスト110cに配置されてもよい。
移動通信網において、ユーザ端末UEが基地局エリア間を移動したり又はイベント開催等により一部の基地局エリアにユーザ端末UEが集中したりすることによって、当初のアプリケーション配置では、十分なサービス品質を維持することができなくなる場合がある。図1において例えばエリア2でイベントが開催されてエリア2で多数のユーザ端末UEによる混雑が発生すると、エリア2に対応するMECホスト110mに負荷が集中し、所定のサービス品質を維持することが難しい状況が発生し得る。このような場合、アプリケーションの再配置によって、所定のサービス品質を維持することが試みられる。
本実施形態において、アプリケーションの再配置とは、あるユーザ端末UEに提供するサービスを実現するためのアプリケーションの配置を変更することを言う。言い換えると、アプリケーションを再配置するとは、あるホスト110上で実行されるアプリケーションに割り当てられているあるユーザ端末UEを、他のホスト110上で実行されるアプリケーションに割り当てを変更することを言う。
図1において、例えば、あるユーザ端末UEに提供するサービスを実現するためのアプリケーションが、MECホスト110m(エリア2)に配置されている状況下で、当該MECホスト110m(エリア2)の近傍の基地局エリア(エリア2)にユーザ端末UEが集中することによって、当該MECホスト110m(エリア2)の負荷が増大して十分なサービス品質を維持することができなくなる場合がある。このような場合、所定のサービス品質を維持するために、当該MECホスト110m(エリア2)に対してアプリケーションの再配置を行うことによって、当該MECホスト110m(エリア2)の負荷を軽減することが試みられる。
制御装置1は、移動通信網やMECホスト110mや中央クラウドホスト110c等と通信により情報を送受する。制御装置1は、分散クラウドシステム100において、ユーザに提供するサービスを実現するためのアプリケーションを実行するホスト110を決定する。制御装置1は、分散クラウドシステム100におけるアプリケーションの新規配置及び再配置に係る制御を行う。
本実施形態に係るアプリケーションの再配置では、サービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションを優先的に再配置させることを考慮することによってアプリケーションの再配置に伴うコストの抑制を図る。
本実施形態では、サービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションを閾値超過アプリケーションと称する。閾値超過アプリケーションとは、アプリケーションに要求されるエンドツウエンド(E2E)のサービス要求遅延時間に基づいた要求遅延閾値に対する、当該アプリケーションのE2Eのサービス遅延時間(E2Eサービス遅延時間)の比率(E2E遅延率)が所定値(例えば、1)を超過するアプリケーションである。アプリケーションのE2Eサービス遅延時間は、ユーザ端末UEとホスト110上の当該アプリケーションとの間のネットワーク区間におけるデータ転送遅延時間と、当該ホスト110上の処理遅延時間との和によって表される。要求遅延閾値は、E2Eのサービス要求遅延時間であってもよく、又はE2Eのサービス要求遅延時間を指標にして決定された値であってもよい。
図2は、本実施形態に係る制御装置の構成例を示すブロック図である。図2において、制御装置1は、ユーザ端末(UE)要求受理部11と、データベース(DB)13と、分散クラウド情報収集部14と、サービス品質監視部15と、配置計算部16と、配置制御部17と、外部連携部18とを備える。図2中の、実線の矢印は制御トラフィックの流れを示し、破線の矢印はサービストラフィックの流れを示す。
制御装置1の各機能は、制御装置1がCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)及びメモリ等のコンピュータハードウェアを備え、CPUがメモリに格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。なお、制御装置1として、汎用のコンピュータ装置を使用して構成してもよく、又は、専用のハードウェア装置として構成してもよい。また、制御装置1は、単独のコンピュータにより実現するものであってもよく、又は制御装置1の機能を複数のコンピュータに分散させて実現するものであってもよい。
UE要求受理部11は、移動通信網の各基地局エリアに存在するユーザ端末UEからアプリケーション起動要求を受付ける。アプリケーション起動要求は、ユーザ端末UE(ユーザ)が所望するサービスを実現するためのアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報(AppID)とユーザ端末UEの端末識別情報(端末ID)とを有する。
UE要求受理部11は、ユーザ端末UEからアプリケーション起動要求を受付けると、当該アプリケーション起動要求をDB13(UE情報)に登録する。また、UE要求受理部11は、アプリケーション起動要求元のユーザ端末UEから無線情報を取得し、取得した無線情報を当該ユーザ端末UEの端末IDに関連付けてDB13(UE情報)に格納する。無線情報は、アプリケーション起動要求元のユーザ端末UEと基地局gNBとの間の無線通信に関する受信強度等の測定値や無線パラメータである。アプリケーション起動要求がDB13(UE情報)に登録されることによって、当該アプリケーションの新規配置計算の要求がDB13を介して配置計算部16へ行われる。
UE要求受理部11は、DB13を介して配置制御部17からのアプリケーション配置更新通知を受けると、DB13のアプリケーション(App)配置情報を参照し、アプリケーションの新規配置や再配置の情報の更新(追加および変更)を確認する。UE要求受理部11は、アプリケーションの新規配置や再配置の情報の更新があると、当該更新された情報に示される新規配置先や再配置先のホスト110(ユーザ端末UEの通信先のホスト)の情報を該当のユーザ端末UEへ通知する。UE要求受理部11は、例えば、アプリケーション起動要求元のユーザ端末UEへ、アプリケーションが新規配置されたホスト110の情報を通知する。これにより、アプリケーション起動要求元のユーザ端末UEは、通知された情報に示されるホスト110にアクセスして、アプリケーション起動要求に該当するアプリケーションを利用する。UE要求受理部11は、例えば、アプリケーションが再配置されたホスト110の情報を、当該アプリケーションに該当のユーザ端末UEへ通知する。これにより、当該アプリケーションに該当のユーザ端末UEは、通知された情報に示される再配置先のホスト110にアクセスして当該アプリケーションを利用することにより、当該アプリケーションのサービスを継続して受けることができる。
DB13は、各種の情報を格納する。DB13に格納される情報として、サービスカタログ、ネットワークトポロジ、ホスト情報、リンク情報、ユーザ端末(UE)情報、App配置情報等がある。サービスカタログは、各アプリケーションに関するサービス要求遅延条件(E2Eのサービス要求遅延時間等)や所要の計算資源(要求資源)やサービスの概要等を示す情報である。ネットワークトポロジは、分散クラウドシステム100におけるネットワークの接続形態を示す情報である。ホスト情報は、各ホスト110の情報であって、例えば計算資源に関する情報等である。計算資源に関する情報として、各ホスト110で利用可能な最大資源量や、現在利用されている資源量(消費資源量)等がある。リンク情報は、ネットワークトポロジに示される各リンクで利用可能な最大帯域や、現在利用されている帯域(消費帯域)等の情報である。UE情報は、各ユーザ端末UEから通知される情報であって、例えば各ユーザ端末UEの端末IDや受信強度等の無線情報やアプリケーション起動要求等である。App配置情報は、アプリケーションの配置や再配置を示す情報である。
分散クラウド情報収集部14は、分散クラウドシステム100内の各ホスト110のホスト情報と各リンクのリンク情報とを定期的に収集する。分散クラウド情報収集部14は、収集したホスト情報及びリンク情報をDB13に格納する。ホスト情報及びリンク情報は、MECシステム4に含まれる各MECホスト110mや、中央クラウドシステム5に含まれる各中央クラウドホスト110c等から収集される。
サービス品質監視部15は、各ホスト110に配置された各アプリケーションのE2Eサービス遅延時間を監視する。E2Eサービス遅延時間の監視では、サービス品質監視部15は、各ホスト110に配置された各アプリケーション毎に、現在のE2Eサービス遅延時間を推定し、当該推定結果に基づいてサービス要求遅延条件を満たしているか否かを判断する。
具体的には、サービス品質監視部15は、DB13に格納されているUE情報、ホスト情報、リンク情報及びApp配置情報に基づいて現在のE2Eサービス遅延時間を推定する。E2Eサービス遅延時間は、エンドツウエンド(E2E)におけるサービスにかかる時間(遅延時間)である。E2Eサービス遅延時間は、アプリケーションの処理にかかる時間(処理遅延時間)とネットワーク区間のデータ転送にかかる時間(データ転送遅延時間)との合計である。
サービス品質監視部15は、現在のE2Eサービス遅延時間の推定結果と、サービス要求遅延条件(E2Eのサービス要求遅延時間)に基づいた閾値とを比較する。サービス品質監視部15は、当該比較の結果、現在のE2Eサービス遅延時間の推定結果が当該閾値を超過している場合に、配置計算部16に対して、当該閾値超過のアプリケーション(閾値超過アプリケーション)が現在配置されているホスト110を再配置元に指定して再配置計算を要求する。再配置計算の要求は、サービス品質監視部15からDB13を介して配置計算部16へ行われる。
配置計算部16は、分散クラウドシステム100におけるアプリケーションの新規配置の計算(新規配置計算)及びアプリケーションの再配置の計算(再配置計算)を行う。新規配置計算では、配置計算部16は、アプリケーション起動要求によるアプリケーションの新規配置計算の要求に応じて、アプリケーション起動要求元のユーザ端末UEのUE情報等のDB13内の各種の情報に基づいて、アプリケーション起動要求に示されるアプリケーション(起動要求アプリケーション)を新規配置するホスト110を決定する。この新規配置計算では、起動要求アプリケーションの要求遅延とアプリケーションの新規配置にかかるコストとに基づいて、新規配置先のホスト110が決定される。配置計算部16は、新規配置計算の結果「アプリケーション起動要求元のユーザ端末UEと新規配置先のホスト110との組合せ」をDB13内のApp配置情報に格納する。なお、配置計算部16は、起動要求アプリケーションのサービス要求遅延条件や要求資源を満たすホスト110が見つからない場合には、再配置計算を行った後に、再度、起動要求アプリケーションの新規配置計算を試みる。
配置計算部16は、起動要求アプリケーションの新規配置先のホスト110が見つからない場合や、サービス品質監視部15からの再配置計算の要求を受けた場合などに、再配置計算を行う。再配置計算方法の詳細は後述する。配置計算部16は、再配置計算の結果「再配置対象アプリケーション、再配置元のホスト110及び再配置先のホスト110の組合せ」をDB13内のApp配置情報に格納する。
配置制御部17は、配置計算部16がDB13に格納したApp配置情報に基づいて、分散クラウドシステム100におけるアプリケーションの新規配置及び再配置の制御(アプリケーション配置制御)を実行する。このアプリケーション配置制御の実行の結果、App配置情報に基づいたアプリケーションの新規配置及び再配置が実現される。配置制御部17は、アプリケーション配置制御の完了後に、DB13を介してUE要求受理部11へアプリケーション配置更新通知を送る。
外部連携部18は、移動通信網の制御システム(移動体網制御システム)3や中央クラウドシステム5の制御システム(中央クラウド制御システム)6と連携した処理を行う。例えば、外部連携部18は、アプリケーションの新規配置や再配置に利用することができる情報を各システム3,6から取得する。例えば、移動体網制御システム3から、移動通信網の無線品質情報やユーザ端末UEの位置情報を取得することが挙げられる。また、外部連携部18は、移動体網制御システム3に対して、MECホスト110mに係る設定変更を通知する。
(再配置計算方法)
本実施形態に係る再配置計算方法を説明する。配置計算部16は、起動要求アプリケーションの新規配置先のホスト110が見つからない場合や、サービス品質監視部15からの再配置計算の要求を受けた場合などに、再配置計算を行う。
起動要求アプリケーションの新規配置先のホスト110が見つからない場合、再配置元ホストは、起動要求アプリケーションの新規配置先として適切なホスト110が所定の決定ルールに従って選択される。例えば、起動要求アプリケーションのE2Eのサービス要求遅延時間が短い場合には、アプリケーション起動要求元のユーザ端末UEに最も近いMECホスト110mが再配置元ホストに決定される。一方、サービス品質監視部15からの再配置計算の要求には、再配置元ホストが指定されている。
図3及び図4を参照して本実施形態に係る再配置計算方法を説明する。
図3は、本実施形態に係る再配置計算方法の概略の説明図である。図3の例では、MECホストAが再配置元ホストである。MECホストAには、「App a1」等の閾値超過アプリケーションと、閾値超過アプリケーションではない「App a2」等の非閾値超過アプリケーションとが存在する。本実施形態に係る再配置計算方法では、まず、閾値超過アプリケーションを優先的に再配置させる処理S1を実行する。処理S1では、閾値超過アプリケーションを再配置する先のホスト110の候補(再配置候補ホスト)のリストを作成し、当該リスト内の再配置候補ホストの中から再配置先のホスト110(再配置先ホスト)を決定する。図3の例では、処理S1によって、再配置元のMECホストAの閾値超過アプリケーション「App a1」が再配置される先の再配置先ホストとしてMECホストCが決定される。次いで、閾値超過アプリケーション「App a1」が再配置される再配置先のMECホストCにおいて閾値超過アプリケーションが発生する場合に、処理S2が実行される。処理S2では、再配置先のMECホストCに配置されるアプリケーションを再配置候補アプリケーションとして、MECホストCから他のホスト110へアプリケーションを再配置するための所定の再配置計算が実行される。
図4は、本実施形態に係る再配置計算方法の手順の一例を示すフローチャートである。以下、図4を参照して本実施形態に係る再配置計算方法の手順の一例を説明する。
起動要求アプリケーションの新規配置先のホスト110が見つからない場合や、サービス品質監視部15からの再配置計算の要求が発生した場合などに、図4に示される再配置計算処理(本実施形態では説明の便宜上、「ホスト判定型App再配置処理」と称する)S1000が実行される。ホスト判定型App再配置処理S1000には、入力情報として再配置元ホストhが指定される。
ホスト判定型App再配置処理S1000では、まず処理S1としてステップS1-1からステップS1-8までが実行される。
(ステップS1-1) 配置計算部16は、再配置元ホストhの閾値超過Appリストtap_list_hを作成する。閾値超過Appリストtap_list_hは、再配置元ホストhにおける閾値超過アプリケーションのリストであって、E2E遅延率「(E2Eサービス遅延時間)÷(要求遅延閾値)」が大きい順(降順)のリストである。
次いでLoop1処理が実行される。Loop1処理では、閾値超過Appリストtap_list_hの上位から順番に閾値超過アプリケーションが抽出され、閾値超過Appリストtap_list_h内の全ての閾値超過アプリケーションが抽出されるまで繰り返される。
(ステップS1-2) 配置計算部16は、閾値超過Appリストtap_list_hの上位から1つの閾値超過アプリケーションeap_hを抽出する。
(ステップS1-3) 配置計算部16は、閾値超過アプリケーションeap_hを再配置する先のホスト110の候補(再配置候補ホスト)のリストeap_h_listを作成する。再配置候補ホストは、再配置元ホストhを含んでもよい。
再配置候補ホストの条件の例を以下に示す。
(再配置候補ホストの条件の例1)
閾値超過アプリケーションeap_hが再配置元ホストhから再配置候補ホストに再配置された場合において、各ホスト110上のアプリケーションにおけるE2E遅延率の最大値が当該再配置が行われないときの最大値以下であることである。言い換えると、閾値超過アプリケーションeap_hが再配置元ホストhから再配置候補ホストに再配置されたとしても、各ホスト110上のアプリケーションにおけるE2E遅延率の最大値が悪化しないことである。
(再配置候補ホストの条件の例2)
各ホスト110及び各リンクの資源容量上限の超過が発生しないことである。
(ステップS1-4) 配置計算部16は、リストeap_h_list内の再配置候補ホスト毎に、期待再配置コストを算出する。ある再配置候補ホストの期待再配置コストは、当該再配置候補ホストに閾値超過アプリケーションeap_hを再配置する場合の再配置コストの推定値である。
ここで、期待再配置コストの算出方法を説明する。
期待再配置コストは次の(1)式により算出される。期待再配置コストの算出対象は再配置候補ホストh’である。
期待再配置コスト=「処理S1における再配置コストC_1st」+「処理S2における再配置コストC_2st」 ・・・(1)
再配置コストC_1stは、閾値超過アプリケーションeap_hの再配置に要するコストである。なお、再配置候補ホストh’が再配置元ホストhである場合には、閾値超過アプリケーションeap_hの再配置が行われないので、再配置コストC_1stは0である。
再配置コストC_1stは次の(2)式により算出される。
再配置コストC_1st=w_1×Cres(eap_h,h,h’)+w_2×Crel(eap_h,h,h’) ・・・(2)
w_1及びw_2は、予め設定される重み係数であって、「w_1+w_2=1」である。
Cres(eap_h,h,h’)は、閾値超過アプリケーションeap_hが再配置元ホストhから再配置候補ホストh’へ再配置される場合の、再配置元ホストh、再配置候補ホストh’及び各リンクにおける資源消費コストの総変動量の推定値である。Cres(eap_h,h,h’)は、閾値超過アプリケーションeap_hのサービスカタログの情報(要求資源)、各ホストh,h’のホスト情報(資源単価)及び各リンクのリンク情報(ビット単価)などから算出される。
Crel(eap_h,h,h’)は、閾値超過アプリケーションeap_hの再配置元ホストhから再配置候補ホストh’への再配置の実行に要するコストであって、閾値超過アプリケーションeap_hがメモリ上に展開している情報をホストh,h’間で転送することに伴って発生するコストの推定値である。Crel(eap_h,h,h’)は、閾値超過アプリケーションeap_hのサービスカタログの情報(要求資源)及び各リンクのリンク情報(ビット単価)などから算出される。
再配置コストC_2stは次の(3)式により算出される。
再配置コストC_2st=w_1×Cres_ev(h’,h’’)+w_2×Crel_ev(h’,h’’)×n_ev(h’) ・・・(3)
Cres_ev(h’,h’’)は、再配置候補ホストh’上の1つのアプリケーションが再配置候補ホストh’から他のホストh’’へ再配置される場合の、再配置候補ホストh’及びホストh’’における資源消費コストの総変動量の期待値である。Cres_ev(h’,h’’)は、再配置候補ホストh’上の各種アプリケーションのサービスカタログの情報(要求資源)及び各ホストh’,h’’のホスト情報(資源単価)などから算出される。
例えば、再配置候補ホストh’に3種類のアプリケーション「App a1」,「App a2」,「App a3」が、それぞれ、「App a1」がN1個、「App a2」がN2個、「App a3」がN3個、配置されている場合において、あるアプリケーション種別「App aX」のホストxにおける資源消費コストがC’res(aX,x)であるとき、Cres_ev(h’,h’’)は次の(4)式により算出される。「N_all=N1+N2+N3」である。
Cres_ev(h’,h’’)=(N1÷N_all)×(C’res(a1,h’’)-C’res(a1,h’))
+(N2÷N_all)×(C’res(a2,h’’)-C’res(a2,h’))
+(N3÷N_all)×(C’res(a3,h’’)-C’res(a3,h’))
・・・(4)
Crel_ev(h’,h’’)は、再配置候補ホストh’上の1つのアプリケーションの再配置候補ホストh’から他のホストh’’への再配置の実行に要するコストの期待値である。Crel_ev(h’,h’’)は、再配置候補ホストh’上の、各種アプリケーションのサービスカタログの情報(要求メモリ量)と、アプリケーションの種類毎のアプリケーション数などから算出される。
例えば、再配置候補ホストh’に3種類のアプリケーション「App a1」,「App a2」,「App a3」が、それぞれ、「App a1」がN1個、「App a2」がN2個、「App a3」がN3個、配置されている場合において、各アプリケーション「App a1」,「App a2」,「App a3」の要求メモリ量が、それぞれ、「App a1」がma1、「App a2」がma2、「App a3」がma3、であるとき、Crel_ev(h’,h’’)は次の(5)式により算出される。「N_all=N1+N2+N3」である。
Crel_ev(h’,h’’)=(N1÷N_all)×ma1+(N2÷N_all)×ma2+(N3÷N_all)×ma3 ・・・(5)
n_ev(h’)は、再配置候補ホストh’において閾値超過アプリケーションを解消するために必要となる、再配置候補ホストh’から再配置されるアプリケーション数の期待値である。n_ev(h’)は、再配置候補ホストh’上のアプリケーションの期待要求処理量Pev(h’)と、再配置候補ホストh’における最大のE2E遅延率とから算出される。1つのアプリケーションが再配置候補ホストh’から他のホストへ再配置されると、再配置候補ホストh’のCPU負荷が期待要求処理量Pev(h’)だけ減少することが期待されるので、再配置候補ホストh’における最大のE2E遅延率が低下することが見込まれる。
n_ev(h’)は、何個のアプリケーションが再配置候補ホストh’から他のホストへ再配置されると、再配置候補ホストh’において閾値超過アプリケーションが解消されるかという問題の解として求められる。期待要求処理量Pev(h’)は、再配置候補ホストh’上の、各種アプリケーションのサービスカタログの情報(要求処理量)と、アプリケーションの種類毎のアプリケーション数などから算出される。
例えば、再配置候補ホストh’に3種類のアプリケーション「App a1」,「App a2」,「App a3」が、それぞれ、「App a1」がN1個、「App a2」がN2個、「App a3」がN3個、配置されている場合において、各アプリケーション「App a1」,「App a2」,「App a3」の要求処理量が、それぞれ、「App a1」がpa1、「App a2」がpa2、「App a3」がpa3、であるとき、期待要求処理量Pev(h’)は次の(6)式により算出される。「N_all=N1+N2+N3」である。
Pev(h’)=(N1÷N_all)×pa1+(N2÷N_all)×pa2+(N3÷N_all)×pa3 ・・・(6)
なお、n_ev(h’)の代わりに、係数αをn_ev(h’)に乗じた「α×n_ev(h’)」を使用してもよい。係数αは、ホスト110毎に設定される係数であって、各ホスト110からアプリケーションを再配置させることのし易さを表す。係数αの値が大きいほど、アプリケーションをより再配置させやすい。
例えば、係数αとして、ホスト110に収容されているユーザ端末UEのうち、当該ホスト110に対応する基地局エリアとは異なる他の基地局エリアに在圏しているユーザ端末UEの比率を表す無線ミスマッチ率が挙げられる。図1において例えばエリア2のMECホスト110mに収容されているアプリケーションのユーザ端末UEのうち、他のエリア1,3に在圏しているユーザ端末UEの比率(無線ミスマッチ率)が大きいほど、エリア2のMECホスト110mから再配置される候補のアプリケーションが多くなり、且つ当該再配置によってユーザ端末UEの在圏エリアと収容されるMECホスト110mとのミスマッチが解消されることによりE2E遅延率の改善が期待できる。
例えば、係数αとして、ホスト110上のアプリケーションのうち、ステートレスアプリケーションの比率が挙げられる。ステートレスアプリケーションは状態の管理を行わないので、ホスト110におけるステートレスアプリケーションの比率が大きいほど、当該ホスト110において再配置によるアプリケーションサービスへの影響が少ないことが期待できる。
例えば、係数αは「NU_all÷NUm」に比例した値であってもよい。NU_allは、ホスト110に収容されているアプリケーションのユーザ端末UEの総数である。NUmは、当該ホスト110に収容されているアプリケーションのユーザ端末UEのうち、当該ホスト110に対応する基地局エリアとは異なる他の基地局エリアに在圏しているユーザ端末UEの数である。
例えば、係数αは「NA_all÷NSA」に比例した値であってもよい。NA_allは、ホスト110上のアプリケーション総数である。NSAは、当該ホスト110上のステートレスアプリケーション数である。
(ステップS1-5) 配置計算部16は、ステップS1-4で算出された各再配置候補ホストの期待再配置コストのうち最小の期待再配置コストである再配置候補ホストが再配置元ホストhであるか否かを判断する。この判断の結果、最小の期待再配置コストである再配置候補ホストが再配置元ホストhである場合には(ステップS1-5、YES)、ステップS1-2に戻り、閾値超過Appリストtap_list_hから次に上位の1つの閾値超過アプリケーションeap_hを抽出する。一方、最小の期待再配置コストである再配置候補ホストが再配置元ホストhではない場合には(ステップS1-5、NO)、ステップS1-6に進む。
(ステップS1-6) 配置計算部16は、最小の期待再配置コストである再配置候補ホストを、閾値超過アプリケーションeap_h(再配置対象アプリケーション)を再配置する先のホスト(再配置先ホストh’)に決定する。
(ステップS1-7) 配置計算部16は、閾値超過Appリストtap_list_hを更新する。この更新では、配置計算部16は、ステップS1-6で決定された再配置(閾値超過アプリケーションeap_h(再配置対象アプリケーション)と再配置先ホストh’との組合せ)によって解消される閾値超過アプリケーションがあれば、当該解消される閾値超過アプリケーションを閾値超過Appリストtap_list_hから削除する。
(ステップS1-8) 配置計算部16は、ステップS1-6で決定された再配置(閾値超過アプリケーションeap_h(再配置対象アプリケーション)と再配置先ホストh’との組合せ)の後に、当該再配置先ホストh’において閾値超過アプリケーションが発生するか否かを判断する。この判断の結果、再配置先ホストh’において閾値超過アプリケーションが発生する場合には(ステップS1-8、YES)、ステップS2へ進む。一方、再配置先ホストh’において閾値超過アプリケーションが発生しない場合には、ステップS1-2に戻り、閾値超過Appリストtap_list_hから次に上位の1つの閾値超過アプリケーションeap_hを抽出する。
(ステップS2) 新規のホスト判定型App再配置処理S1000が再帰呼び出しされた処理として実行開始される。この新規のホスト判定型App再配置処理S1000には、入力情報として、再配置先ホストh’が新規の再配置元ホストh’に指定される。したがって、この新規のホスト判定型App再配置処理S1000では、ステップS1-6で決定された再配置(閾値超過アプリケーションeap_h(再配置対象アプリケーション)と再配置先ホストh’との組合せ)における再配置先ホストh’が新規の再配置元ホストh’として再配置計算が行われる。
次いでLoop1処理が終了すると、ステップS10へ進む。
(ステップS10) 配置計算部16は、閾値超過Appリストtap_list_h内に閾値超過アプリケーションが残っているか否かを確認する。この確認の結果、閾値超過アプリケーションが残っていない場合には(ステップS10、YES)、当該ホスト判定型App再配置処理S1000を終了する。一方、閾値超過アプリケーションが残っている場合には(ステップS10、NO)、ステップS20へ進む。
(ステップS20) 配置計算部16は、再配置元ホストhに対して所定の再配置計算を実行する。この所定の再配置計算として、例えば非特許文献1に記載されたアプリケーション再配置技術を用いてもよい。非特許文献1に記載されたアプリケーション再配置技術では、再配置元ホストhから他のホスト110へ再配置する再配置対象アプリケーションと再配置先ホストとの組合せを、再配置に伴う各アプリケーションのE2E遅延の変動と再配置によるコストとを考慮して選定する。その再配置対象アプリケーションと再配置先ホストとの組合せの候補は、再配置後において各制約条件(各処理の要求遅延、各ホストやリンクの資源容量上限)が満たされる組合せである。ステップS20の後に、当該ホスト判定型App再配置処理S1000を終了する。
なお、ステップS20で再配置元ホストhに対して実行される所定の再配置計算は、非特許文献1に記載されたアプリケーション再配置技術に限定されない。当該所定の再配置計算は、再配置元ホストhから閾値超過アプリケーションを解消するために必要な再配置(再配置対象アプリケーションと再配置先ホストとの組合せ)を決定するものであればよい。さらには、当該再配置に伴うコストを低く抑えることができることが好ましい。また、分散クラウドシステム100全体における総合的なサービス品質が考慮されることが好ましい。
また、ステップS2で呼び出される再配置計算処理は、ホスト判定型App再配置処理S1000以外の再配置計算処理であってもよい。例えば非特許文献1に記載されたアプリケーション再配置技術等を用いた再配置計算処理が、ステップS2で呼び出されてもよい。
図5は、本実施形態に係る再配置の一例を示す説明図である。図5において、まず再配置元のMECホストAから閾値超過アプリケーション「App a1」が処理S1(ホスト判定型App再配置処理S1000)により再配置先のMECホストBに再配置されることが決定される。この再配置の後の再配置先のMECホストBでは、閾値超過アプリケーション「App b1」が発生することから、MECホストBを再配置元ホストとして処理S2(ホスト判定型App再配置処理S1000)が実行される。この処理S2によって、MECホストBから閾値超過アプリケーション「App b1」が再配置される先のホスト110が決定される。
図6は、本実施形態に係る再配置の一例を示す説明図である。図6にはステップS20における再配置計算の結果が示される。図6において、再配置元のMECホストAには閾値超過アプリケーション「App a1」が残っている。このため、ステップS20において、MECホストAの全てのアプリケーションの中から所定の選択ルールに従って選択された再配置対象アプリケーションと、当該再配置対象アプリケーションを再配置する再配置先ホストとが決定される。
以上が本実施形態に係る再配置計算方法の説明である。
次に図7、図8を参照して、本実施形態に係る制御方法の実施例を説明する。
まず図7を参照して、アプリケーションの新規配置における制御方法の実施例を説明する。図7は、本実施形態に係るアプリケーションの新規配置における制御方法の手順の例を示すフローチャートである。
制御装置1は、時刻t1を初期値「t1=0」から1ずつ増加させながら、時刻t1が所定の時刻になるまでループ処理を繰り返す。
(ステップS101) 制御装置1は、アプリケーション(起動要求アプリケーション)の新規配置要求が発生すると、ステップS102に処理を移行する。
(ステップS102) 制御装置1は、アプリケーションの新規配置計算の結果、起動要求アプリケーションを新規配置可能なホスト110が発見された場合にはステップS106へ進み、そうではない場合にはステップS103へ進む。
(ステップS103) 制御装置1は、新規アプリケーション(起動要求アプリケーション)を仮に新規配置する先のホスト110(仮配置先ホスト)を決定する。
(ステップS104) 制御装置1は、仮配置先ホストを再配置元ホストに指定してホスト判定型App再配置処理S1000を実行する。
(ステップS105) 制御装置1は、ホスト判定型App再配置処理S1000の実行の結果、仮配置先ホストに起動要求アプリケーションを新規配置可能である場合にはステップS109へ進み、そうではない場合にはステップS110へ進む。
(ステップS106) 制御装置1は、ステップS102で発見された起動要求アプリケーションの新規配置可能なホスト110において、既に配置済みのアプリケーションの中に閾値超過アプリケーションがない場合にはステップS109へ進み、そうではない場合にはステップS107へ進む。
(ステップS107) 制御装置1は、ステップS102で発見された起動要求アプリケーションの新規配置可能なホスト110を再配置元ホストに指定してホスト判定型App再配置処理S1000を実行する。
(ステップS108) 制御装置1は、ホスト判定型App再配置処理S1000の実行の結果、ステップS102で発見された起動要求アプリケーションの新規配置可能なホスト110において閾値超過アプリケーションの改善がなされる場合にはステップS109に進み、そうではない場合にはステップS110へ進む。
(ステップS109) 制御装置1は、起動要求アプリケーションの新規配置や既存アプリケーションの再配置を実行する。この後、ステップS111へ進む。
(ステップS110) 制御装置1は、既存アプリケーションの再配置を中止すると共に起動要求アプリケーションの新規配置を失敗とする。この後、ステップS111へ進む。
(ステップS111) 制御装置1は、時刻t1を1増加させる。この後、ステップS101へ戻る。
次に図8を参照して、既存アプリケーションの再配置における制御方法の実施例を説明する。図8は、本実施形態に係る既存アプリケーションの再配置における制御方法の手順の例を示すフローチャートである。
制御装置1は、時刻t2を初期値「t2=0」から1ずつ増加させながら、時刻t2が所定の時刻になるまでループ処理を繰り返す。
(ステップS201) 制御装置1は、既存アプリケーションのE2E遅延率を監視する。
(ステップS202) 制御装置1は、既存アプリケーションのE2E遅延率が所定の閾値を超過すると、ステップS203へ処理を移行する。
(ステップS203) 制御装置1は、E2E遅延率が所定の閾値を超過した既存アプリケーション(閾値超過アプリケーション)が存在するホスト110を再配置元ホストに指定してホスト判定型App再配置処理S1000を実行する。
(ステップS204) 制御装置1は、ホスト判定型App再配置処理S1000の実行の結果、再配置元ホストにおいて閾値超過アプリケーションの改善がなされる場合にはステップS205に進み、そうではない場合にはステップS206へ進む。
(ステップS205) 制御装置1は、ホスト判定型App再配置処理S1000の実行の結果として得られた既存アプリケーションの再配置を実行する。この後、ステップS207へ進む。
(ステップS206) 制御装置1は、既存アプリケーションの再配置を中止する。この後、ステップS207へ進む。
(ステップS207) 制御装置1は、時刻t2を1増加させる。この後、ステップS201へ戻る。
本実施形態によれば、分散クラウドシステム100において、サービス要求遅延条件を満たさないアプリケーション(閾値超過アプリケーション)を優先的に再配置させることを考慮することによってアプリケーションの再配置に伴うコストの抑制を図ることができるという効果が得られる。
本実施形態によれば、閾値超過アプリケーションを再配置させる再配置先ホストを決定する際に、閾値超過アプリケーションを再配置するときの再配置コストC_1st(第1再配置コスト)と、当該閾値超過アプリケーションが再配置される先の再配置先ホストからアプリケーションを再配置するときの再配置コストC_2st(第2再配置コスト)とが考慮されるので、総合的な再配置コストを抑制させる効果が得られる。
本実施形態によれば、再配置候補ホストにおいて閾値超過アプリケーションを解消するために必要となる、再配置候補ホストから再配置されるアプリケーション数の期待値に基づいて、再配置候補ホストの中から再配置先ホストが選択されるので、再配置させるアプリケーション数を抑制させる効果が得られる。
なお、これにより、例えば無線ネットワークにおける総合的なサービス品質の向上を実現することができることから、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る」に貢献することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述した各装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…制御装置、11…ユーザ端末(UE)要求受理部、13…データベース(DB)、14…分散クラウド情報収集部、15…サービス品質監視部、16…配置計算部、17…配置制御部、18…外部連携部、100…分散クラウドシステム、110m…MECホスト、110c…中央クラウドホスト、UE…ユーザ端末、gNB…基地局、MBN…モバイルバックホールネットワーク、MNW…無線アクセス網、INW…インターネット

Claims (7)

  1. 複数の情報処理装置から構成される情報処理システムにおいて、ユーザに提供するサービスを実現するためのアプリケーションを実行する情報処理装置を決定する制御装置であり、
    サービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションである再配置対象アプリケーションを再配置する先の候補である再配置候補情報処理装置のリストを作成し、
    前記リスト内の前記再配置候補情報処理装置毎に期待再配置コストを算出し、
    前記期待再配置コストが最小である前記再配置候補情報処理装置を前記再配置対象アプリケーションの再配置先情報処理装置に決定し、
    前記再配置対象アプリケーションが再配置される前記再配置先情報処理装置においてサービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションが発生する場合に、前記再配置先情報処理装置に配置されるアプリケーションを再配置候補アプリケーションとして前記再配置先情報処理装置から他の情報処理装置へアプリケーションを再配置するための所定の再配置計算を実行する配置計算部と、
    前記配置計算部が決定した再配置内容に基づいて、アプリケーション配置制御を実行する配置制御部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記再配置候補情報処理装置は、前記再配置対象アプリケーションが再配置された場合において、各前記情報処理装置上のアプリケーションにおけるエンドツウエンド遅延率の最大値が悪化しない情報処理装置である、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記期待再配置コストは、前記再配置対象アプリケーションを再配置するときの第1再配置コストと、前記再配置候補情報処理装置上のアプリケーションを他の情報処理装置へ再配置するときの第2再配置コストと、から構成される推定値である、
    請求項1又は2のいずれか1項に記載の制御装置。
  4. 前記第1再配置コストは、
    前記再配置対象アプリケーションを再配置するときの資源消費コストの変動量と、
    前記再配置対象アプリケーションの再配置の実行における所要コストと、に基づいて算出される、
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記第2再配置コストは、
    前記再配置候補情報処理装置に配置されるアプリケーションを他の情報処理装置へ再配置するときの資源消費コストの変動量の期待値と、
    前記再配置候補情報処理装置に配置されるアプリケーションの他の情報処理装置への再配置の実行における所要コストの期待値と、
    前記再配置候補情報処理装置で発生するサービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションを解消させるために前記再配置候補情報処理装置から他の情報処理装置へ再配置させるアプリケーション数の期待値と、に基づいて算出される、
    請求項3又は4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 複数の情報処理装置から構成される情報処理システムにおいて、ユーザに提供するサービスを実現するためのアプリケーションを実行する情報処理装置を決定する制御方法であって、
    制御装置が、
    サービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションである再配置対象アプリケーションを再配置する先の候補である再配置候補情報処理装置のリストを作成し、
    前記リスト内の前記再配置候補情報処理装置毎に期待再配置コストを算出し、
    前記期待再配置コストが最小である前記再配置候補情報処理装置を前記再配置対象アプリケーションの再配置先情報処理装置に決定し、
    前記再配置対象アプリケーションが再配置される前記再配置先情報処理装置においてサービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションが発生する場合に、前記再配置先情報処理装置に配置されるアプリケーションを再配置候補アプリケーションとして前記再配置先情報処理装置から他の情報処理装置へアプリケーションを再配置するための所定の再配置計算を実行する配置計算ステップと、
    前記制御装置が、前記配置計算ステップで決定した再配置内容に基づいて、アプリケーション配置制御を実行する配置制御ステップと、
    を含む制御方法。
  7. 複数の情報処理装置から構成される情報処理システムにおいて、ユーザに提供するサービスを実現するためのアプリケーションを実行する情報処理装置を決定する制御装置のコンピュータに、
    サービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションである再配置対象アプリケーションを再配置する先の候補である再配置候補情報処理装置のリストを作成し、
    前記リスト内の前記再配置候補情報処理装置毎に期待再配置コストを算出し、
    前記期待再配置コストが最小である前記再配置候補情報処理装置を前記再配置対象アプリケーションの再配置先情報処理装置に決定し、
    前記再配置対象アプリケーションが再配置される前記再配置先情報処理装置においてサービス要求遅延条件を満たさないアプリケーションが発生する場合に、前記再配置先情報処理装置に配置されるアプリケーションを再配置候補アプリケーションとして前記再配置先情報処理装置から他の情報処理装置へアプリケーションを再配置するための所定の再配置計算を実行する配置計算ステップと、
    前記配置計算ステップで決定した再配置内容に基づいて、アプリケーション配置制御を実行する配置制御ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
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