JP2023034677A - 光学素子駆動装置、カメラモジュール及びカメラ搭載装置 - Google Patents

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正彦 荒内
Masahiko Arauchi
憲和 工藤
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Abstract

Figure 2023034677000001
【課題】製造作業が容易になると共に、小型化が可能であること。
【解決手段】光学素子駆動装置は、光学素子を保持可能であり、駆動部の駆動により光軸方向に移動する可動部と、可動部から光軸方向の一方側に離間して配置された底部と、底部において可動部より径方向外側に延出する延出部から光軸方向の他方側に突出するよう立設された立設部と、を有する基部と、可動部を光軸方向に移動可能に支持する弾性部材と、可動部と立設部との間に介設され、可動部の振れを抑制する制振部材と、を備え、弾性部材において延出部に固定される第1端部と立設部とは、互いに周方向にずらした位置に配置される。
【選択図】図5

Description

本発明は、光学素子を駆動する光学素子駆動装置、カメラモジュール及びカメラ搭載装置に関する。
一般に、スマートフォン等の薄型のカメラ搭載装置には、小型のカメラモジュールが搭載されている。このようなカメラモジュールには、光学素子を駆動する光学素子駆動装置が使用されている。
光学素子駆動装置は、オートフォーカス機能(以下「AF機能」と称する、AF:Auto Focus)を有している。光学素子駆動装置は、AF機能により、レンズ(光学素子)を駆動して、被写体を撮影するときのピント合わせを自動的に行っている。
例えば、特許文献1には、AF機能を有する光学素子駆動装置が示されている。当該光学素子駆動装置は、レンズを保持するレンズホルダーをベースに弾性支持する弾性部材と、レンズホルダーの振れ(例えば、光軸方向に直交する方向の振れ)を抑制する制振部材とを有している。特許文献1では、制振部材は、ベースの四隅に立設された柱部材に取り付けられ、弾性部材は、ベースの四隅を避けた部分に取り付けられている。
米国特許出願公開第2020/0249422号明細書
上述したように、特許文献1に示される光学素子駆動装置においては、ベースの四隅を避けた部分に弾性部材を取り付けている。弾性部材をベースに取り付ける際には、光学素子駆動装置を構成する部材、例えば、柱部材やレンズホルダー等の存在により、取り付けのためのスペースが狭くなるため、取付作業は容易ではない。ベースの大きさを大きくすることで、取り付けのためのスペースを広くすることは可能であるが、その場合、光学素子駆動装置の大きさも大きくなり、光学素子駆動装置を小型化することが難しくなる。そのため、製造作業が容易になると共に、小型化を図ることができる光学素子駆動装置が望まれている。
本発明の目的は、製造作業が容易になると共に、小型化が可能な光学素子駆動装置、カメラモジュール及びカメラ搭載装置を提供することである。
本発明に係る光学素子駆動装置は、
光学素子を保持可能であり、駆動部の駆動により光軸方向に移動する可動部と、
前記可動部から前記光軸方向の一方側に離間して配置された底部と、前記底部において前記可動部より径方向外側に延出する延出部から前記光軸方向の他方側に突出するよう立設された立設部と、を有する基部と、
前記可動部を前記光軸方向に移動可能に支持する弾性部材と、
前記可動部と前記立設部との間に介設され、前記可動部の振れを抑制する制振部材と、
を備え、
前記弾性部材において前記延出部に固定される第1端部と前記立設部とは、互いに周方向にずらした位置に配置される。
本発明に係るカメラモジュールは、
前記光学素子駆動装置と、
前記光学素子により結像された被写体像を撮像する撮像部と、
を備える。
本発明に係るカメラ搭載装置は、
情報機器又は輸送機器であるカメラ搭載装置であって、
前記カメラモジュールと、
前記カメラモジュールで得られた画像情報を処理する画像処理部と、
を備える。
本発明によれば、光学素子駆動装置において、製造作業が容易になると共に、小型化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係るカメラモジュールを搭載するスマートフォンを示す正面図である。 図1Aに示すスマートフォンの背面図である。 カメラモジュール及び撮像部を示す斜視図である。 カメラモジュールの光学素子駆動装置の分解斜視図である。 図3に示す光学素子駆動装置本体の分解斜視図である。 上部弾性部材を取り外した光学素子駆動装置本体を示す平面図である。 図5に示す光学素子駆動装置本体の角部を拡大して示す平面図である。 図6に示す角部の斜視図である。 図4に示すAF固定部のベースを示す平面図である。 図8に示したベースの底面図である。 ベースの一部のみを図示して示す光学素子駆動装置本体の底面図である。 下部弾性部材の底面図である。 上部弾性部材の平面図である。 車載用カメラモジュールを搭載するカメラ搭載装置としての自動車を示す正面図である。 図13Aに示す自動車を斜め後方側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[スマートフォン]
図1A及び図1Bは、本実施の形態に係るカメラモジュールAを搭載するスマートフォンM(カメラ搭載装置の一例)を示す図である。図1AはスマートフォンMの正面図であり、図1BはスマートフォンMの背面図である。
スマートフォンMは、背面カメラOC1を有し、背面カメラOC1に、カメラモジュールAが適用されている。カメラモジュールAは、AF機能を備え、被写体を撮影するときのピント合わせを自動的に行うことができる。
[カメラモジュール]
図2は、カメラモジュールA及び撮像部5を示す斜視図である。図3は、図2に示すカメラモジュールAの光学素子駆動装置1の分解斜視図である。なお、図3では、レンズ部2の図示を省略している。図2及び図3に示すように、本実施の形態では、直交座標系(X,Y,Z)を使用して説明する。後述する図においても、共通の直交座標系(X,Y,Z)で示している。
カメラモジュールAは、例えば、スマートフォンMで撮影が行われる場合、X方向が左右方向(又は上下方向)、Y方向が上下方向(又は左右方向)、Z方向が前後方向となるように搭載される。Z方向は、レンズ部2がカメラモジュールAに組付けられた場合に、レンズ部2の光軸OAの方向に沿って延びる方向である。すなわち、Z方向が光軸方向であり、図2及び図3において、図中上側(+Z側)が光軸方向受光側、下側(-Z側)が光軸方向結像側である。
また、以降において、Z軸に直交するX方向及びY方向を「光軸直交方向」と称し、XY面を「光軸直交面」と称する。また、光軸OAから放射状に延びる方向を「径方向」と称し、光軸OAの周囲を囲むように延びる方向を「周方向」と称する。なお、径方向及び周方向は、後述するカバー3、AF可動部(オートフォーカス可動部)10及びAF固定部(オートフォーカス固定部)20において、それぞれの平面視中央部に形成された開口の径方向及び周方向と捉えてもよい。
図2に示すように、カメラモジュールAは、AF機能を実現する光学素子駆動装置1、円筒形状のレンズバレルにレンズが収容されて構成されるレンズ部2及びレンズ部2により結像された被写体像を撮像する撮像部5等を備える。すなわち、光学素子駆動装置1は、光学素子としてのレンズ部2を駆動する、いわゆる、レンズ駆動装置である。
[カバー]
光学素子駆動装置1において、光学素子駆動装置本体4は、外側をカバー3で覆われている。カバー3は、光軸方向から見た平面視で矩形状の有蓋四角筒体である。本実施の形態では、カバー3は、平面視で正方形状を有している。カバー3は、上面に略円形の開口301を有する。レンズ部2は、光学素子駆動装置本体4の開口401に収容され、カバー3の開口301から外部に臨み、例えば、光軸方向における移動に伴い、カバー3の開口面302よりも光軸方向受光側に突出するように構成されている。カバー3の内側壁304は、光学素子駆動装置本体4のAF固定部20のベース21(枠部21b)に、例えば、接着により固定され、ベース21と共に内部にAF可動部10等を収容する。
また、カバー3の四隅の角部303は、開口面302よりも光軸方向結像側に凹むように形成され、角部303の内壁が、上部弾性部材60の外周側の角部62(後述の図4、図12を参照)と接触するよう構成されている。また、上部弾性部材60の内周側の上部内枠部64(後述の図4、図12を参照)は、AF可動部10の収容部11の上部11dと接触するよう構成されている。このような構成により、AF可動部10は、上部弾性部材60により付勢されて、上部弾性部材60を介して、移動可能にカバー3に支持されている。
また、カバー3は、光学素子駆動装置1の外部からの電磁波を遮断する部材、例えば、磁性体からなるシールド部材を有している。
[撮像部]
撮像部5は、光学素子駆動装置1の光軸方向結像側に配置される。撮像部5は、例えば、イメージセンサー基板501、イメージセンサー基板501に実装される撮像素子502及び制御部503を有する。撮像素子502は、例えば、CCD(charge-coupled device)型イメージセンサー、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)型イメージセンサー等により構成され、レンズ部2により結像された被写体像を撮像する。
制御部503は、例えば、制御ICやドライバICで構成され、光学素子駆動装置1の駆動制御を行う。光学素子駆動装置1は、イメージセンサー基板501に搭載され、機械的かつ電気的に接続される。なお、制御部503は、イメージセンサー基板501に設けられてもよいし、カメラモジュールAが搭載されるカメラ搭載機器(本実施の形態では、スマートフォンM)に設けられてもよい。
[光学素子駆動装置本体]
図4は、光学素子駆動装置本体4の分解斜視図である。光学素子駆動装置本体4について、図4も参照して説明を行う。
光学素子駆動装置本体4は、図4に示すように、AF可動部10(本発明における可動部)、AF固定部20(本発明における基部)、AF駆動部30(本発明における駆動部)、下部弾性部材50(本発明における弾性部材)、上部弾性部材60等を備える。
詳細な構成は後述するが、AF可動部10は、レンズ部2(図2を参照)を保持可能であり、AF駆動部30の駆動により光軸方向に移動可能な可動体である。AF固定部20は、下部弾性部材50を介して、AF可動部10を光軸方向に移動可能に支持する固定体である。AF駆動部30は、コイル31とマグネット32とを有し、AF可動部10を光軸方向に移動するよう駆動する。下部弾性部材50は、AF固定部20に対して、AF可動部10を光軸方向に移動可能に弾性支持する部材である。上部弾性部材60は、カバー3(図3を参照)に対して、AF可動部10を光軸方向に移動可能に弾性支持する部材である。
AF可動部10は、下部弾性部材50及び上部弾性部材60により、AF固定部20及びカバー3に対して、光軸方向に移動可能であり、コイル31とマグネット32とを有するAF駆動部30により、光軸方向に移動するよう駆動される。
[AF可動部]
AF可動部10は、レンズ部2(図2を参照)を保持可能なレンズホルダーであり、レンズ部2を保持した状態でAF駆動部30により光軸方向(Z方向)に移動可能に構成されている。AF可動部10は、例えば、AF機能のピント合わせ時に光軸方向に移動される。AF可動部10は、下部弾性部材50を介して、AF固定部20に取り付けられている。下部弾性部材50のAF可動部10及びAF固定部20に対する取り付けについては、図6~図10を参照して後述する。
AF可動部10は、例えば、ポリアリレート(PAR)、PARを含む複数の樹脂材料を混合したPARアロイ、液晶ポリマー等で形成される。
AF可動部10は、内側が筒状に開口する収容部11を有する。収容部11の内周部11aには、例えば、取付溝等が形成されており、取付溝等により、レンズ部2(図2を参照)を内周部11a内に保持可能である。なお、取付溝等に代えて、接着剤等により、レンズ部2を内周部11a内に保持してもよい。
収容部11の外周部11bは、例えば、平面視で略八角形状に形成されている。このため、後述する矩形状のAF固定部20のベース21は、AF可動部10より光軸直交方向外側に延出する延出部23を有することになる。ベース21が延出部23を有する構成であれば、収容部11の外周部11bは、平面視で略八角形状でなくてもよく、例えば、平面視で円形状や多角形状に形成されてもよい。収容部11の外周部11bには、コイル31を構成する巻線が巻回されている。
収容部11の底部11cには、後述する下部弾性部材50の内周側の下部内枠部53が取り付けられる(図10を参照)。下部弾性部材50は、後述するように、外周側の第1端部51が延出部23の取付部23aに取り付けられる。このようにして、AF可動部10は、下部弾性部材50により、AF固定部20に対して、光軸方向に移動可能に支持される。
下部弾性部材50は、後述するように、導電性材料からなり、下部内枠部53とコイル31の巻線とが接続されて、コイル31に電力を供給する導電経路しても機能する。電力供給のため、下部弾性部材50は、後述する上部弾性部材60とは異なり、1つの部材ではなく、2つの部材(下部弾性部材50A及び50B)から構成される。2つの下部弾性部材50A及び50Bが、AF可動部10の下部における弾性部材として機能し、かつ、コイル31への電力供給の導電経路として機能する。
また、底部11cには、下部弾性部材50を位置決めするための位置決め突起11c1、11c2、11c3が設けられている。位置決め突起11c1は、後述する下部内枠部53の位置決め孔53eに対応し、位置決め突起11c2は、位置決め孔53fに対応し、位置決め突起11c3は、位置決め孔53gに対応するよう設けられている。位置決め突起11c1、11c2、11c3が下部内枠部53の位置決め孔53e、53f、53gに各々挿入されて、互いに係合する。これにより、下部内枠部53が位置決めされて、底部11cに固定される。
収容部11の上部11dには、後述する上部弾性部材60の内周側の上部内枠部64が接触する(図10、図12を参照)。上部弾性部材60は、前述したように、外周側の角部62がカバー3の角部303の内壁と接触する。このようにして、AF可動部10は、上部弾性部材60により、カバー3に対して、光軸方向に移動可能に支持される。
収容部11の外周部11bは、後述する立設部24及び制振部材25に対向する対向部11b1と、側部11b2とを有している。ここでは、一例として、4箇所の対向部11b1と4箇所の側部11b2とが設けられており、外周部11bは、平面視で略八角形状になっている。
各々の対向部11b1には、径方向内側に切り欠いた切欠部12が設けられている。制振部材25は、後述するように、ゲルからなる。制振部材25となるゲルを対向部11b1と立設部24との間に介設する際に、対向部11b1と立設部24との間にゲルを塗布したり、注入したりするが、対向部11b1には切欠部12が設けられているので、塗布又は注入作業が容易になる。
また、収容部11の上部11dには、上部11dから光軸方向受光側に凸設された凸部13と、凸部13の平面視内側において光軸方向結像側に凹設された凹部14とが設けられている。凸部13及び凹部14は、上部11dの周方向に複数設けられており、ここでは、一例として、4箇所に設けられている。AF可動部10が光軸方向受光側に移動するとき、もし、所定の移動範囲を超えて、移動したときには、凸部13は、カバー3の開口面302の内壁に接触して、AF可動部10に対するストッパーとして機能する。静電気が発生するような環境下では、AF可動部10が樹脂材料等から形成されている場合、開口面302の内壁に静電吸着する可能性が考えられる。そのため、凸部13の平面視内側に凹部14を設け、開口面302の内壁に接触する接触面積を小さくすることで、静電気が発生しても、開口面302の内壁に静電吸着しないようにしている。
また、上部11dには、上部弾性部材60を位置決めするための位置決め突起15が複数設けられている。位置決め突起15が、後述する上部弾性部材60の上部内枠部64の位置決め切欠64aに各々嵌め込まれ、上部内枠部64が位置決めされる。
[AF固定部]
図5は、上部弾性部材60を取り外した光学素子駆動装置本体4を示す平面図である。図6は、図5に示す光学素子駆動装置本体の角部を拡大して示す平面図である。図7は、図6に示す角部の斜視図である。図8は、AF固定部20のベース21を示す平面図である。図9は、ベース21の底面図である。AF固定部20について、図5~図9も参照して説明を行う。
AF固定部20は、下部弾性部材50を介して、AF可動部10を光軸方向に移動可能に支持する。
AF固定部20は、平面視で略矩形状の外形を有するベース21を有する。ベース21は、例えば、PAR、PARを含む複数の樹脂材料を混合したPARアロイ、又は、液晶ポリマーからなる成形材料で形成される。
ベース21は、平板状であり、AF可動部10から光軸方向の一方側(光軸方向結像側)に離間して配置された底部21aと、底部21aや後述する延出部23の外周を囲む枠部21bと、底部21aの中央に形成された貫通孔22とを有する。
貫通孔22は、例えば、円形状に形成されている。AF可動部10が光軸方向結像側に移動するとき、レンズ部2(図2を参照)の下端部が貫通孔22に挿入される。このように、貫通孔22にレンズ部2の下端部を挿入可能にしているので、光学素子駆動装置1の低背化を図ることができる。なお、貫通孔22の形状は、レンズ部2の形状に応じて適宜に変更される。
本実施の形態では、AF可動部10が平面視で略八角形状であり、AF固定部20のベース21が略矩形状であるので、ベース21の四隅の角部が、底部21aにおいてAF可動部10より径方向外側に延出する延出部23となっている。
各々の延出部23には、AF可動部10における対向部11b1に対向するように、立設部24が設けられており、立設部24は、延出部23から光軸方向の他方側(光軸方向受光側)へ突出するよう立設されている。そして、AF可動部10における対向部11b1とAF固定部20における立設部24との間には、AF固定部20に対するAF可動部10の振れ(光軸直交方向の振れ)を抑制する制振部材25が介設されている。制振部材25は、対向部11b1及びコイル31の一方又は両方と立設部24との間に介設されていればよい。
制振部材25は、例えば、紫外線硬化性シリコーンゲル等のゲルからなる。制振部材25は、制振部材25となるゲルを対向部11b1と立設部24との間に塗布又は注入し、紫外線を照射して硬化させることで形成する。上述したように、対向部11b1には切欠部12が設けられているので、ゲルの塗布又は注入作業は容易である。なお、ここでは、制振部材25の一例として、紫外線硬化性シリコーンゲル等のゲルを使用しているが、これに限らず、AF固定部20に対するAF可動部10の振れを抑制する材料であれば、他の材料を用いてもよい。
各々の延出部23の上面(光軸方向受光側の面)において、取付部23aに固定される第1端部51と立設部24とは、互いに周方向にずらした位置に配置され、径方向外側から見て、露出部26bを覆う第1端部51を立設部24が隠さないようにしている。また、径方向外側から見て、後述の位置決め突起23bと係合する第1端部51を立設部24が隠さないようにしている。ここでは、第1端部51と立設部24とは、延出部23において、周方向で隣接する位置に配置されている。
ベース21において、取付部23aの上方(光軸方向受光側の方)は空間となっており、この空間は、光学素子駆動装置1の製造時にAF可動部10をAF固定部20に取り付けた場合でも維持されている。また、この空間は、カバー3を取り付ける前は、取付部23aの外縁を介して、外側に露出されており、外側から工具等を挿入可能になっている。このような空間があるため、下部弾性部材50の第1端部51を取付部23aに取り付ける際には、第1端部51を取付部23aに容易に配置可能であり、また、第1端部51の取付部23aへの取付作業も容易に行うことができる。
また、取付部23aの上面(光軸方向受光側の面)には、下部弾性部材50の第1端部51を位置決めするための位置決め突起23bが設けられている。位置決め突起23bが、後述する第1端部51の位置決め孔51aに挿入されて、互いに係合する。これにより、第1端部51が位置決めされて、取付部23aに取り付けられる。
また、ベース21には、例えば、インサート成形により、給電配線26(本発明における配線部)が埋設されている(図9を参照)。給電配線26は、ベース21のX方向に沿う辺部に沿って、X方向で隣り合う延出部23の一方から他方まで延在されている。給電配線26は、ベース21の底部から露出する外部との電気接続用の端子26aと(図9を参照)、取付部23aにおいて光軸方向受光側に露出する露出部26bと(図8を参照)を有している。給電配線26は、露出部26bにおいて、第1端部51と電気的に接続される。従って、外部から給電配線26に供給された電力は、下部弾性部材50の第1端部51及び下部内枠部53を介して、コイル31へ供給される。
[AF駆動部]
AF駆動部30は、AF可動部10を光軸方向(Z方向)に移動させるアクチュエーターである。AF駆動部30は、コイル31とマグネット32とを有し、ムービングコイル方式のボイスコイルモーター(VCM:Voice Coil Motor)となるよう構成されている。
コイル31は、上述したように、収容部11の外周部11bに巻回された巻線から構成されている。そして、外周部11bの側部11b2におけるコイル31に対向するように永久磁石からなるマグネット32が配置されている。ここでは、一例として、4箇所の側部11b2におけるコイル31に対向して、4つのマグネット32が配置されている。
マグネット32は、ベース21の枠部21b又はベース21の枠部21bに固定されるカバー3の内側に取り付けられる。マグネット32は、ベース21において、隣り合う延出部23の間に配置される。マグネット32をこのように配置することで、取付部23aの上方(光軸方向受光側の方)の空間を確保することができる。
マグネット32は、直方体形状の永久磁石から構成され、コイル31を径方向に横切る磁界が形成されるように、例えば、外周側がN極、内周側がS極になるように、着磁される。
コイル31へ電力が供給されていないとき(無通電時)には、AF可動部10は、後述する下部弾性部材50及び上部弾性部材60により、所定の位置(基準位置)に弾性支持される。
そして、AF時には、上述した、給電配線26及び下部弾性部材50を介して、コイル31へ電力が供給される。コイル31に電力が供給されると、コイル31に流れる電流とマグネット32の磁界との相互作用により、コイル31にローレンツ力が生じる。ローレンツ力の方向は、マグネット32による磁界の方向とコイル31に流れる電流の方向に直交する方向(Z方向)である。マグネット32はAF固定部20側に固定されているので、コイル31に反力が働き、この反力がボイスコイルモーターの駆動力となる。コイル31に流れる電流の向きや大きさを制御すると、上記の基準位置に対して、コイル31を有するAF可動部10が光軸方向受光側又は光軸方向結像側に移動し、ピント合わせが行われることになる。
なお、図示は省略しているが、AF可動部10及びAF固定部20には、AF可動部10の光軸方向における位置(Z方向位置)を検出するZ位置検出部が設けられている。ピント合わせを行う際には、Z位置検出部で検出されたZ方向位置に基づいて、コイル31に流れる電流が制御される。Z位置検出部としては、検出用マグネットと磁気センサーとの組み合わせやフォトリフレクター等の光センサー等を使用可能である。検出用マグネットと磁気センサーとの組み合わせを使用する場合には、例えば、AF可動部10の収容部11の底部11cに検出用マグネットを設け、検出用マグネットに対向するように、AF固定部20のベース21の上面に磁気センサーを設ける。
[下部弾性部材]
図10は、ベース21の一部(立設部24及び制振部材25)のみを図示して示す光学素子駆動装置本体4の底面図である。図11は、下部弾性部材50の底面図である。下部弾性部材50について、図10及び図11も参照して説明を行う。
下部弾性部材50は、例えば、ベリリウム銅、ニッケル銅、ステンレス等からなる板バネから構成され、弾性部材として機能する。また、下部弾性部材50は、給電配線26とコイル31とを電気的に接続する接続部材であり、導電経路としても機能する。下部弾性部材50は、コイル31への電力供給のため、2つの部材(下部弾性部材50A及び50B)から構成される。下部弾性部材50A及び50Bは、例えば、一枚の板金を打ち抜いて成形される。下部弾性部材50A及び50Bは、同じ構成を有するので、同じ構成要素には同じ符号を付して説明を行う。
下部弾性部材50A及び50Bは、第1端部51、下部アーム部52(本発明におけるアーム部)及び下部内枠部53を有する。
第1端部51は、下部弾性部材50A及び50Bの外周側の端部であり、ベース21の取付部23aにおいて、給電配線26の露出部26bを覆うように取り付けられ、露出部26bと電気的に接続される。本実施の形態では、ベース21の四隅の角部が延出部23となり、露出部26bを各々有しているので、4つの露出部26bに対応して、下部弾性部材50A及び50Bは、各々2つの第1端部51を有している。
また、第1端部51は、下部弾性部材50A及び50Bを位置決めするための位置決め孔51aを有する。位置決め孔51aには、上述した取付部23aの位置決め突起23bが挿入されて、互いに係合する。これにより、第1端部51は、位置決めされて、延出部23の露出部26bを覆うように取り付けられる。
下部アーム部52は、第1端部51と下部内枠部53とを接続する部分であり、第1端部51から下部内枠部53の固定部53a、53bへ周方向に延在し、例えば、蛇行形状を有する。AF可動部10が移動するときには、下部アーム部52が弾性変形する。
下部内枠部53は、下部弾性部材50A及び50Bの内周側の部分であり、AF可動部10の収容部11の底部11cに沿う半円弧形状を有する。半円弧形状の下部内枠部53は、その一方側の端部の固定部53aと、その中央部分の固定部53bと、その他方側の端部の固定部53cとを有し、この3箇所で底部11cに固定される。ここでは、一例として、3箇所の固定部53a、53b、53cで下部内枠部53を底部11cに固定しているが、固定箇所の数は適宜に変更可能である。
下部弾性部材50A及び50Bにおいて、下部アーム部52により第1端部51と接続される下部内枠部53の部分は、固定部53a、53bである。また、固定部53a、53bは、第1端部51から周方向に離間する位置で下部内枠部53に取り付けられる部分であり、本発明における第2端部に該当する。下部アーム部52は、上述したように、弾性変形する部分であり、AF可動部10の光軸方向への移動を考慮すると、下部アーム部52の光軸方向への弾性変形は許容されるが、光軸直交方向への弾性変形は抑制した方がよい。そのため、上述した制振部材25の位置が弾性変形する下部アーム部52に対応する位置である下部アーム部52の近傍となるように、下部弾性部材50A及び50Bは配置されている。言い換えると、平面視において、制振部材25が第1端部51と第2端部(固定部53a、53b)との間の位置となるように、下部弾性部材50A及び50Bは配置されている(図10を参照)。
このように、下部アーム部52に対応する位置である下部アーム部52の近傍に制振部材25を配置する。これにより、下部アーム部52の光軸直交方向への弾性変形を抑制し、AF固定部20に対するAF可動部10の光軸直交方向の振れを抑制する制振機能を高めることができる。
また、下部内枠部53は、中央部分の固定部53bの近傍に接続部53dを有し、この接続部53dがコイル31の巻線の端部と電気的に接続されている。
また、下部内枠部53は、下部弾性部材50A及び50Bを位置決めするための位置決め孔53e、53f、53gを有する。位置決め孔53eは固定部53aの近傍に配置され、位置決め孔53fは固定部53bの近傍に配置され、位置決め孔53gは固定部53cの近傍に配置される。位置決め孔53e、53f、53gには、上述した底部11cの位置決め突起11c1、11c2、11c3が各々挿入されて、互いに係合する。これにより、下部内枠部53(固定部53a、53b、53c)が位置決めされて、底部11cに固定される。
下部弾性部材50A及び50Bは、以上説明した構成により、AF固定部20(ベース21)に対して、AF可動部10を弾性支持し、また、コイル31へ電力の供給を行う。
[上部弾性部材]
図12は、上部弾性部材60の平面図である。上部弾性部材60について、図12も参照して説明を行う。
上部弾性部材60は、例えば、ベリリウム銅、ニッケル銅、ステンレス等からなる板バネから構成され、弾性部材として機能する。上部弾性部材60は、例えば、一枚の板金を打ち抜いて成形される。
上部弾性部材60は、外枠部61、角部62、上部アーム部63及び上部内枠部64を有する。
外枠部61は、上部弾性部材60の外周側の部分であり、隣り合う角部62を接続する。角部62は、後述するように4つ設けられているので、4つの外枠部61で隣り合う角部62を接続することで、四角リング形状の枠が形成されている。
角部62は、上部弾性部材60の四隅の部分であり、上述したように、平面視で矩形状のカバー3の角部303に対応して設けられている。角部62は、カバー3をAF固定部20のベース21に取り付けたとき、角部303の内壁と接触する。
上部アーム部63は、角部62と上部内枠部64とを接続する部分であり、角部62から上部内枠部64の接続部分へ周方向に延在し、例えば、蛇行形状を有する。AF可動部10が移動するときには、上部アーム部63が弾性変形する。
上部内枠部64は、上部弾性部材60の内周側の部分であり、AF可動部10の収容部11の上部11dに沿う円弧形状を有する。上部内枠部64は、カバー3をAF固定部20のベース21に取り付けたとき、上部11dと接触する。
また、上部内枠部64は、上部弾性部材60を位置決めするための位置決め切欠64aを複数有する。位置決め切欠64aには、上述した上部11dの位置決め突起15が各々嵌め込まれて、上部内枠部64が位置決めされる。
上部弾性部材60は、以上説明した構成により、カバー3をAF固定部20のベース21に取り付けたとき、角部62がカバー3の角部303の内壁と接触し、上部内枠部64がAF可動部10の収容部11の上部11dと接触する。つまり、上部弾性部材60は、角部303の内壁と上部11dとの間に挟持される。従って、上部弾性部材60は、AF固定部20に取り付けられたカバー3に対して、AF可動部10を弾性支持する。
[光学素子駆動装置を製造する組み立て手順]
光学素子駆動装置1を製造する組み立て手順について、以下に簡単に説明する。
(1)AF可動部10の収容部11の底部11cに下部弾性部材50A及び50Bを取り付ける。このとき、底部11cの位置決め突起11c1、11c2、11c3を、下部弾性部材50A及び50Bの下部内枠部53の位置決め孔53e、53f、53gに各々挿入し、下部内枠部53を位置決めして、底部11cに固定する。
(2)下部弾性部材50A及び50Bを取り付けたAF可動部10をAF固定部20(ベース21)に取り付ける。このとき、ベース21の延出部23に下部弾性部材50A及び50Bの第1端部51を配置するが、延出部23の取付部23aの位置決め突起23bを第1端部51の位置決め孔51aに挿入し、第1端部51を位置決めして、取付部23aに取り付ける。上述したように、取付部23aの上方(光軸方向受光側の方)は外側から工具等を挿入可能な空間となっており、第1端部51を取付部23aに容易に配置可能であり、また、第1端部51の取付部23aへの取付作業も容易に行うことができる。
(3)マグネット32を、ベース21の枠部21b又はベース21の枠部21bに固定されるカバー3の内側に取り付ける。
(4)AF可動部10の収容部11の上部11dに上部弾性部材60を配置する。このとき、上部11dの位置決め突起15を、上部弾性部材60の上部内枠部64の位置決め切欠64aに各々嵌め込み、上部内枠部64を位置決めする。
(5)光学素子駆動装置本体4にカバー3を被せ、接着剤等でカバー3をベース21に固定する。以上の組み立て手順により、光学素子駆動装置1を製造する。
[光学素子駆動装置の動作]
光学素子駆動装置1において、コイル31に電流を供給すると、供給する電流の向きや大きさに応じて、AF可動部10が光軸方向(Z方向)に移動して、ピント合わせが行われる。このとき、AF固定部20に対するAF可動部10の光軸直交方向の振れは、制振部材25により抑制して、ピント合わせを行うことができる。
[効果]
本実施の形態の光学素子駆動装置1では、上述したように、AF固定部20のベース21が、底部21aにおいてAF可動部10より径方向外側に延出する延出部23と、延出部23から光軸方向受光側に突出するよう立設された立設部24とを有する。そして、延出部23において、延出部23に固定される下部弾性部材50A及び50Bの第1端部51と立設部24とは、互いに周方向にずらした位置に配置されている。そのため、第1端部51が固定される延出部23の部分の上方(光軸方向受光側の方)は外側から工具等を挿入可能な空間となっている。このような空間により、第1端部51を取付部23aに容易に配置可能であり、また、第1端部51の取付部23aへの取付作業も容易に行うことができる。
また、本実施の形態では、径方向外側から見て、露出部26bを覆う第1端部51を立設部24が隠さないようにしている。そのため、露出部26bを覆うように、第1端部51を取付部23aに容易に配置可能であり、また、第1端部51の取付部23aへの取付作業も容易に行うことができる。
また、本実施の形態では、径方向外側から見て、位置決め突起23bと係合する第1端部51を立設部24が隠さないようにしている。そのため、位置決め突起23bと係合するように、第1端部51を取付部23aに容易に配置可能であり、また、第1端部51の取付部23aへの取付作業も容易に行うことができる。
また、本実施の形態の光学素子駆動装置1では、上述したように、下部弾性部材50A及び50Bの下部アーム部52に対応する位置である下部アーム部52の近傍に制振部材25を配置している。このような配置にすることにより、下部弾性部材50A及び50Bの第1端部51の下部アーム部52の光軸直交方向への弾性変形を抑制して、AF固定部20に対するAF可動部10の光軸直交方向の振れを抑制する制振機能を高めることができる。
また、本実施の形態の光学素子駆動装置1では、上述したように、制振部材25に対向するAF可動部10の収容部11の対向部11b1に、径方向内側に切り欠いた切欠部12を設けている。このため、制振部材25を構成するゲルの塗布又は注入作業が容易になる。
[他の実施の形態]
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
上記実施の形態では、スマートフォンMを例に挙げて説明したが、本発明は、カメラモジュールとカメラモジュールで得られた画像情報を処理する画像処理部とを有するカメラ搭載装置に適用できる。カメラ搭載装置は、情報機器及び輸送機器を含む。情報機器は、例えば、カメラ付き携帯電話機、ノート型パソコン、タブレット端末、携帯型ゲーム機、webカメラ、カメラ付き車載装置(例えば、バックモニター装置、ドライブレコーダー装置)を含む。また、輸送機器は、例えば、自動車を含む。
図13A、図13Bは、車載用カメラモジュールVC(Vehicle Camera)を搭載するカメラ搭載装置としての自動車Vを示す図である。図13Aは自動車Vの正面図であり、図13Bは自動車Vの後方斜視図である。自動車Vは、車載用カメラモジュールVCとして、上記実施の形態で説明したカメラモジュールAを搭載する。図13A、図13Bに示すように、車載用カメラモジュールVCは、例えば、前方に向けてフロントガラスに取り付けられたり、後方に向けてリアゲートに取り付けられたりする。この車載用カメラモジュールVCは、バックモニター用、ドライブレコーダー用、衝突回避制御用、自動運転制御用等として使用される。
また、上記実施の形態では、光学素子としてレンズ部2を駆動する光学素子駆動装置1について説明したが、駆動対象となる光学素子は、ミラーやプリズム等のレンズ以外の光学素子であってもよい。また、オートフォーカスだけでなく、ズーム等、AF可動部10を光軸方向に移動させる場合に適用することができる。
以上、本発明の実施の形態、変形例について説明した。なお、以上の説明は、本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記装置の構成や各部分の形状についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能であることは明らかである。
本発明に係る光学素子駆動装置及びカメラモジュールは、例えば、スマートフォン、携帯電話機、デジタルカメラ、ノート型パソコン、タブレット端末、携帯型ゲーム機、車載カメラ等のカメラ搭載装置に搭載して、有用なものである。
1 光学素子駆動装置
2 レンズ部
3 カバー
4 光学素子駆動装置本体
5 撮像部
10 AF可動部
11 収容部
11a 内周部
11b 外周部
11b1 対向部
11b2 側部
11c 底部
11c1、11c2、11c3 位置決め突起
11d 上部
12 切欠部
13 凸部
14 凹部
15 位置決め突起
20 AF固定部
21 ベース
21a 底部
21b 枠部
22 貫通孔
23 延出部
23a 取付部
23b 位置決め突起
24 立設部
25 制振部材
26 給電配線
26a 端子
26b 露出部
30 AF駆動部
31 コイル
32 マグネット
50、50A、50B 下部弾性部材
51 第1端部
51a 位置決め孔
52 下部アーム部
53 下部内枠部
53a、53b、53c 固定部
53d 接続部
53e、53f、53g 位置決め孔
60 上部弾性部材
61 外枠部
62 角部
63 上部アーム部
64 上部内枠部
64a 位置決め切欠
301 開口
302 開口面
303 角部
304 内側壁
401 開口
501 イメージセンサー基板
502 撮像素子
503 制御部

Claims (7)

  1. 光学素子を保持可能であり、駆動部の駆動により光軸方向に移動する可動部と、
    前記可動部から前記光軸方向の一方側に離間して配置された底部と、前記底部において前記可動部より径方向外側に延出する延出部から前記光軸方向の他方側に突出するよう立設された立設部と、を有する基部と、
    前記可動部を前記光軸方向に移動可能に支持する弾性部材と、
    前記可動部と前記立設部との間に介設され、前記可動部の振れを抑制する制振部材と、
    を備え、
    前記弾性部材において前記延出部に固定される第1端部と前記立設部とは、互いに周方向にずらした位置に配置される、
    光学素子駆動装置。
  2. 前記基部は、外部との電気接続用の端子と、前記光軸方向の他方側に露出する露出部と、を有する配線部を有し、
    前記弾性部材は、前記露出部を覆う前記第1端部により前記可動部と前記端子とを電気的に接続し、
    前記立設部は、前記径方向外側から見て、前記露出部を覆う前記第1端部を隠さない位置に配置される、
    請求項1に記載の光学素子駆動装置。
  3. 前記基部は、前記第1端部と係合して前記弾性部材を位置決めする位置決め部を有し、
    前記立設部は、前記径方向外側から見て、前記位置決め部と係合する前記第1端部を隠さない位置に配置される、
    請求項1又は2に記載の光学素子駆動装置。
  4. 前記弾性部材は、前記周方向において前記第1端部から離間した位置で前記可動部に取り付けられた第2端部と、前記第1端部から前記第2端部へ前記周方向に延在するアーム部と、を有し、
    前記制振部材は、前記アーム部の近傍に配置される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の光学素子駆動装置。
  5. 前記可動部は、前記立設部と対向する部分に切欠部を有し、
    前記制振部材は、前記立設部と前記切欠部との間に配置される、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の光学素子駆動装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の光学素子駆動装置と、
    前記光学素子により結像された被写体像を撮像する撮像部と、
    を備える、
    カメラモジュール。
  7. 情報機器又は輸送機器であるカメラ搭載装置であって、
    請求項6に記載のカメラモジュールと、
    前記カメラモジュールで得られた画像情報を処理する画像処理部と、
    を備える、
    カメラ搭載装置。
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