JP2023034315A - アンテナ装置、および、通信システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023034315000001
【課題】高利得アンテナにより良好なCN比を得ることでエリア品質の改善が可能なアンテナ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】アンテナ装置は、漏れ波アンテナ、高周波部、制御部を有する。漏れ波アンテナは、素子列を有する。素子列は、直列に配置された複数の単位素子を有する。 単位素子は、キャパシタンス部およびインダクタンス部を有し、キャパシタンス部およびインダクタンス部のいずれか一方が、隣接する他の単位素子と直列に配置される。 制御部は、漏れ波アンテナのビームスクイントを利用し、2以上の異なる周波数ごとに異なる方向へ電波を送信する。

【選択図】図1

Description

本発明は、漏れ波アンテナを用いたアンテナ装置、および、該アンテナ装置を有する通信システムに関する。
特許文献1には、ビームフォーミングの例が記載されている。ビームフォーミングでは、多数のアンテナ素子に、複数の無線装置・可変移相器・可変減衰器を接続し、端末に向け、高利得のビームを振る。
周波数帯域にわたり同じ方向のビームを得るため、周波数効率が良い。また、高利得により搬送波対雑音(CN)比が向上し、エリア品質が良い。
28GHzなどの信号を用いる場合には、無線機1つで、移相器のみでビームフォームする構成がある。この構成では、ビームIDを設定し、時間軸上で、端末ごとにビームを切り替える。
また、特許文献2に記載のように、通信では漏れ波アンテナも使用することができる。
一方、特許文献3には、アンテナ用リフレクタにより、ビームスクイントさせる電磁波照射装置が記載されている。
特開2021-16077号公報 特許第6345325号 特許第3700005号
特許文献1に記載の構造では、ビームフォーミングのための装置構成が複雑化し、高コストとなる。
また、漏れ波アンテナでは、周波数によりビーム方向が変わる。これをビームスクイントと呼ぶ。
漏れ波アンテナの特徴として、周波数が変わると、ビームスクイントにより、指向性の最大方向が変わる。
このビームスクイントを抑制することも検討されている。
特にメタマテリアルによる左手系線路を用いた場合、ビームスクイントの影響は顕著である。
特許文献3はそもそも円偏波を前提としており直線偏波では難しいが(特許文献3の文献0041)、円偏波の場合でも、スクイント量を変えるためには、副反射鏡や複数の鏡面で調整する必要があり(特許文献3の段落0045を参照)、装置構成が複雑化し、高コストとなる。

そこで、本発明は、高利得アンテナにより良好なCN比を得ることでエリア品質の改善が可能なアンテナ装置、および、アンテナ装置を有する基地局システムを提供することを目的とする。
また、周波数軸でビームを振ることにより時間効率が良好なアンテナ装置、および、アンテナ装置を有する基地局システムを提供することを目的とする。
さらに、端末が広範囲に分布している場合でも、周波数効率を下げすに通信が実施できるアンテナ装置、および、アンテナ装置を有する基地局システムを提供することを目的とする。
本発明では、従来から視点を変え、逆にビームスクイントの影響を受けるという特性を活かし、漏れ波アンテナの周波数によるビームスクイント現象を、ビームフォーミングに利用する。
一例において、使用周波数帯内に端末での受信電力をモニタするための基準信号を配置し、その測定値により、端末への周波数割当を行う。

本発明の請求項1に係るアンテナ装置は、
漏れ波アンテナ、高周波部、制御部を有し、
漏れ波アンテナは、素子列を有し、
素子列は、
直列に配置された複数の単位素子を有し、
単位素子は、キャパシタンス部およびインダクタンス部を有し、キャパシタンス部およびインダクタンス部のいずれか一方が、隣接する他の単位素子と直列に配置され、
制御部は、高周波部に接続され、電波の指向性を制御し、
高周波部の有する高周波出力部は、漏れ波アンテナに接続され、
制御部は、漏れ波アンテナのビームスクイントを利用し、2以上の異なる周波数ごとに異なる方向へ電波を送信することを特徴とする、アンテナ装置である。

本発明の請求項2に係るアンテナ装置は、
漏れ波アンテナのビームスクイントにより、アンテナ装置からの電波の送信範囲を見込む角度が、60度以上であることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナ装置である。

本発明の請求項3に係るアンテナ装置は、
漏れ波アンテナが、メタマテリアルを有する左手系漏れ波アンテナであることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載のアンテナ装置である。

本発明の請求項4に係るアンテナ装置は、
素子列の両端のそれぞれに、互いに独立した2つの給電部を有することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のアンテナ装置である。

本発明の請求項5に係るアンテナ装置は、
漏れ波アンテナが、2つの素子列を有し、互いに直交する2偏波に対応する偏波共用アンテナであることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のアンテナ装置である。

本発明の請求項6に係るアンテナ装置は、
複数の素子列は、ビームスクイントの方向と略直交する方向に並んでアレーを構成し、
制御部は、ビームスクイントおよび複数の素子列を制御することで、ビームスクイントの方向および、ビームスクイントと略直交する方向に、電波を送信することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載のアンテナ装置である。

本発明の請求項7に係るアンテナ装置は、
アンテナ装置は、通信端末と通信信号の送受信を行う通信部を有し、
制御部は、漏れ波アンテナのビームスクイントを利用し、2以上の異なる周波数ごとに異なる方向へ通信信号を送信することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載のアンテナ装置である。

本発明の請求項8に係るアンテナ装置は、
通信信号内に基準信号を有し、
基準信号は、2以上の異なる周波数に対応するモニタ信号を有し、
制御部は、モニタ信号を利用して通信信号の指向性を制御することを特徴とする、請求項7に記載のアンテナ装置である。

本発明の請求項9に係るアンテナ装置は、
通信端末は携帯端末であり、
基準信号は、携帯端末との通信で用いられる同期報知信号内の復調基準シンボル内に配置されることを特徴とする、請求項8に記載のアンテナ装置である。

本発明の請求項10に係るアンテナ装置は、
通信端末は携帯端末であり、
携帯端末との通信で用いられる同期報知信号が、ビームIDごとに異なる周波数で構成され、
制御部は、2以上のビームIDのいずれかに1の携帯端末を割り当て、
基準信号は、携帯端末との通信で用いられる同期報知信号内に配置されることを特徴とする、請求項8に記載のアンテナ装置である。

本発明の請求項11に係るアンテナ装置は、
通信端末は、携帯端末であり、
携帯端末との通信で用いられる同期報知信号が、ビームIDごとに時分割され、
制御部は、2以上のビームIDのいずれかに1の携帯端末を割り当て、
基準信号は、携帯端末との通信で用いられる同期報知信号内に配置されることを特徴とする、請求項8に記載のアンテナ装置である。

本発明の請求項12に係る通信システムは、
請求項7ないし11のいずれかに記載のアンテナ装置を有する、通信システムである。

本構成により、装置構成を複雑化することなく、周波数を変更するだけで容易にビームスクイントを調整することができる。
通信では、第一に、高アンテナ利得による良好なCN比が得られるため、エリア品質の改善が可能となる。第二に、周波数軸でビームを振ると、時間的な効率が良好となる。第三に、端末が広範に分布している場合、端末が全周波数帯を掴むため、周波数効率も下げない。
本発明の一実施例におけるアンテナ装置の構成例を示す。 本発明の一実施例におけるアンテナ装置の構成例を示す。 本発明の一実施例におけるアンテナ装置の構成例を示す。 本発明の一実施例におけるアンテナ装置の構成例を示す。 本発明の一実施例におけるアンテナ装置の構成例を示す。 本発明の一実施例におけるアンテナ装置の構成例を示す。 本発明の一実施例におけるアンテナ装置の構成例を示す。 本発明の一実施例におけるアンテナ装置の構成例を示す。 本発明の一実施例におけるアンテナ装置の構成例を示す。 本発明の一実施例におけるアンテナ装置の構成例を示す。 本発明の一実施例における通信信号の構成例を示す。 本発明の一実施例における通信信号の構成例を示す。 本発明の一実施例における通信信号の構成例を示す。 本発明の一実施例における通信システムの構成例を示す。 本発明の一実施例における通信システムの構成例を示す。
図1は、本発明の一実施例におけるアンテナ装置100の構成例を示す。
図1に示されるように、アンテナ装置100は、漏れ波アンテナ101、高周波部150、制御部160を有する。
高周波部150は、高周波出力部151を有する。そして、高周波出力部151は、漏れ波アンテナ101に接続されている。
制御部160は、高周波部150に接続され、電波の指向性を制御する。
図2に示されるように、漏れ波アンテナ101は、素子列110を有する。
素子列110は、直列に配置された複数の単位素子111、112、113を有する。図2では単位素子が3つ示されているが、当業者に容易に理解されるように、素子列110の有する単位素子は3つ以外でもよく、数十~数百などでもよい。
図3に示されるように、単位素子111は、キャパシタンス部111Cおよびインダクタンス部111Lを有する。そして、キャパシタンス部111Cおよびインダクタンス部111Lのいずれか一方が、隣接する他の単位素子112と直列に配置されている。
図4に示されるように、制御部160は、漏れ波アンテナ101のビームスクイントを利用し、2以上の異なる周波数ごとに異なる方向へ電波を送信する。
具体的には、周波数f1、f2、f3、f4、f5のそれぞれに対応する、異なる方向へ、電波を送信する。
図5は、本発明の一実施例におけるアンテナ装置100の構成例を示す。
漏れ波アンテナ101のビームスクイントにより、アンテナ装置100からの電波の送信範囲を見込む角度が、60度以上である。
具体的には、周波数f1に対応する電波の送信方向または受信方向と周波数fnに対応する電波の送信方向または受信方向が、60度以上である。
一実施例において、漏れ波アンテナ101は、メタマテリアル103を有する左手系漏れ波アンテナである。
メタマテリアルを用いることで、周波数帯域を一定とした場合の、ビームスクイントの角度範囲を広くすることが可能となる。
図6および図7は、本発明の一実施例における、アンテナ装置100の構成例を示す。
アンテナ装置100は、素子列110、120、130、140の両端のそれぞれに、互いに独立した2つの給電部118、119を有する。本実施例では、アンテナ装置100は通信部170を有し、制御部160は通信部170内に設けられている。また、漏れ波アンテナはXY平面に配置され、素子列110、120、130、140はX方向に並んでいる。
具体的には、高周波部150は2つの高周波出力部151、152を有し、漏れ波アンテナ101の素子列110、120、130、140の両端に設けられた2つの給電部118、119に、それぞれ接続される。
給電部118のInput1から給電すると、周波数が高い方から低い方につれて、z軸方向のマイナス方向、つまり、-z軸方向から、x軸方向のマイナス方向、つまり、-x軸方向に、ビームスクイントが発生する。
給電部119のInput2から給電すると、周波数が高い方から低い方につれて、z軸方向のマイナス方向、つまり、-z軸方向から、x軸方向のプラス方向、つまり、+x軸方向に、ビームスクイントが発生する。
このように、両方向にアンテナ給電点を設定することで、アンテナ正面方向の左右両側に電波を送信でき、例えば通信に用いた場合には、アンテナ正面方向の左右両側をエリア化できる。
図8は、本発明の一実施例における、アンテナ装置100のうち、特に漏れ波アンテナ101の構成例を示す。
本実施例では、基板104上に、2つの素子列110、120が形成されており、ハイブリッド回路部105と接続されている。ハイブリッド回路などを利用することで、偏波共用が可能となる。直交2偏波の利用により、例えば通信に利用した場合には、回線数を2倍にできる。
図9は、本発明の一実施例における、アンテナ装置100のうち、特に漏れ波アンテナ101の構成例を示す。
漏れ波アンテナ101は複数の素子列110、120、130を有する。
複数の素子列110、120、130は、ビームスクイントの方向と略直交する方向に並んでアレー102を構成する。
制御部160は、ビームスクイントおよび複数の素子列110、120、130を制御することで、ビームスクイントの方向および、ビームスクイントと略直交する方向に、電波を送信する。
本実施例では、漏れ波アンテナ101のビームスクイントと直交する方向にアレー化され、直交方向のビーム制御も可能である。また、例えば通信に利用した場合、アンテナ利得が向上する。
図10は、本発明の一実施例における、アンテナ装置100の構成例を示す。
本実施例において、アンテナ装置100は、携帯端末などの通信端末9と通信信号の送受信を行う通信部170を有する。
制御部160は、漏れ波アンテナ101のビームスクイントを利用し、2以上の異なる周波数ごとに異なる方向へ通信信号を送信する。
図4を参照して、異なるf1~f5の5つの周波数で、ビームスクイントする例を考える。
f1~f5に対応する、端末の下り受信電力が測定可能な基準信号を配置すると、例えば、f1に対応するエリアにいる端末では、f1近辺の周波数で高いレベルとなり、f2~f5で弱くなる。この値を用い、周波数を割り当てることで、端末にとって最適なビームを選択することができる。
当業者に容易に理解されるように、実際に用いられる周波数は、いくつでも良く、また、連続的に変化する周波数から適切な周波数を個別に選択する構成でもよい。
一実施例において、アンテナ装置100は、通信信号内に基準信号を有する。また、基準信号は、2以上の異なる周波数に対応するモニタ信号を有する。
そして、制御部160は、モニタ信号を利用して通信信号の指向性を制御する。
図11は、本発明の一実施例における、通信信号の構成例を示す。
破線の略長方形で囲まれる部分がSS/PBCHの基本構造部であり、240SCS分になる。また、復調基準シンボル、つまり、DMRSのブロックのみ、全周波数帯で配置されている。つまり全周波数が使用されている。
通信端末9は携帯端末である。そして、基準信号は、携帯端末との通信で用いられる同期報知信号内の復調基準シンボル内に配置される。
このように、携帯端末との通信で用いられる同期報知信号内の復調基準シンボルが、基準信号を含む構成である。
本実施例では、携帯電話システムで適用されているSS/PBCH、つまり、同期・報知信号に配置されるDMRSブロックを、基準信号として利用する。 つまり、DMRSブロックが、基準信号を含む構成である。
SS/PBCHは、5Gで利用される、端末と基地局の同期/報知のためのダウンリンク信号ブロックである。
240個のサブキャリア(以下SCと略すことがある)分で構成されるため、サブキャリア間隔により、帯域幅が変わる。例えば、サブキャリア間隔が15kHzの場合、240SC=15kHz×240=3.6MHz、サブキャリア間隔が30kHzの場合、240SC=30×240=7.2MHz、サブキャリア間隔が240kHzの場合、240SC=240×240=57.6MHzとなる。
但し、従来のSS/PBCHは240SC分で、利用周波数帯域の一部しか使わない。
例えば、Sub6帯の場合、利用帯域100MHzの内、SS/PBCHの最大帯域幅は通常7.2MHzであるが、本実施例では、DMRSブロックのみにおいて利用周波数帯つまり100MHzにわたり配置する。つまり、DMRSブロックのみにおいて利用周波数帯の100MHz分を用いる構成である。
図12は、本発明の一実施例における、通信信号の構成例を示す。
本実施例では、DMRSブロックのみに限定されず、従来時間軸で設定していたSSBブロックを周波数軸上で割り当てる。具体的には、図中右側において、縦軸の周波数軸方向に、ビームID1のSSBブロック(ID1SSB)、ビームID2のSSBブロック(ID2SSB)、の順に配置されている。そして、各ビームにおいて、SS/PBCHにより、同期パワー測定を行う。
通信端末9は、携帯端末である。
携帯端末との通信で用いられる同期報知信号が、ビームIDごとに異なる周波数で構成される。
制御部160は、2以上のビームIDのいずれかに1の携帯端末を割り当てる。
基準信号は、携帯端末との通信で用いられる同期報知信号内に配置される。
そして、ビームID1のSSBブロックであるID1SSBとビームID2のSSBブロックであるID2SSBは、同じ時間に、それぞれの送信方向に合わせた周波数で送信される。
本構成により、端末への割り当ても、従来の時間軸での割り当てを周波数軸に変更するだけで、従来のビームセレクトのルールで実施することができる。
図13は、本発明の一実施例における、通信信号の構成例を示す。
本実施例では、SS/PBCHにおいてSSBブロックはビームIDごとに時間軸上で送信される。つまり、時間ごとに、ビームフォーミングの条件を切り替え、各端末にビームIDを割り当てる。
通信端末9は、携帯端末である。
携帯端末との通信で用いられる同期報知信号が、ビームIDごとに時分割される。
制御部160は、2以上のビームIDのいずれかに1の携帯端末を割り当てる。
基準信号は、携帯端末との通信で用いられる同期報知信号内に配置される。
そして、ビームID1のSSBブロックであるID1SSBとビームID2のSSBブロックであるID2SSBは、異なる時間に、それぞれの送信方向に合わせた周波数で送信される。
図14は、本発明の一実施例における通信システム2である、基地局システムの構成例を示す。
通信システム2は、先に述べたアンテナ装置100のいずれかを有する。
本実施例では、TDDシステムを用いており、送受信の周波数帯域が同じである。送受信の周波数帯域が同じであれば、全二重通信システムなども可能である。
また、通信信号は、OFDMなどマルチキャリア変調信号を用いている。
図15は、本発明の一実施例における通信システム2の別の構成例を示す。
上述の通信システム2は、構成上、例えばスタジアムや、都内駅ホームなど、広角なエリアに万遍なく端末が配置されている状況のときにも、効率が良い通信システム2となる。
図15に示されるように、リフレクトアレー201などを用いて、さらに通信エリアを拡大してもよい。
以上のような構成によれば、第一に、高アンテナ利得による良好なCN比が得られるため、エリア品質の改善が可能となる。第二に、周波数軸でビームを振る場合には、時間的な効率が良好となる。第三に、端末が広範に分布している場合、端末が全周波数帯を掴むため、周波数効率も下げない。
本発明は以上の実施例に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な実施例を含むことは言うでもない。
例えば、通信システムは、基地局システムのみでなく、移動体に搭載される移動体通信システムも含まれる。
通信システムが通信用の電波を送信または受信する対象は、通信端末に限られず、他の基地局などを含んでもよい。
100 アンテナ装置
101 漏れ波アンテナ
102 アレー
103 メタマテリアル
104 基板
105 ハイブリッド回路部
110,120,130,140 素子列2
111,112,113 単位素子
111C キャパシタンス部
111L インダクタンス部
111G グラウンド
118,119 給電部
150 高周波部
151,152 高周波出力部
160 制御部
170 通信部

2 通信システム
201 リフレクトアレー

9 通信端末

Claims (12)

  1. 漏れ波アンテナ、高周波部、制御部を有し、
    前記漏れ波アンテナは、素子列を有し、
    素子列は、
    直列に配置された複数の単位素子を有し、
    前記単位素子は、キャパシタンス部およびインダクタンス部を有し、前記キャパシタンス部および前記インダクタンス部のいずれか一方が、隣接する他の単位素子と直列に配置され、
    前記制御部は、前記高周波部に接続され、電波の指向性を制御し、
    前記高周波部の有する高周波出力部は、前記漏れ波アンテナに接続され、
    前記制御部は、前記漏れ波アンテナのビームスクイントを利用し、2以上の異なる周波数ごとに異なる方向へ電波を送信することを特徴とする、アンテナ装置。
  2. 前記漏れ波アンテナのビームスクイントにより、前記アンテナ装置からの電波の送信範囲を見込む角度が、60度以上であることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記漏れ波アンテナが、メタマテリアルを有する左手系漏れ波アンテナであることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載のアンテナ装置。
  4. 前記素子列の両端のそれぞれに、互いに独立した2つの給電部を有することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記漏れ波アンテナが、2つの前記素子列を有し、互いに直交する2偏波に対応する偏波共用アンテナであることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 複数の前記素子列は、ビームスクイントの方向と略直交する方向に並んでアレーを構成し、
    前記制御部は、ビームスクイントおよび複数の前記素子列を制御することで、ビームスクイントの方向および、ビームスクイントと略直交する方向に、電波を送信することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 前記アンテナ装置は、通信端末と通信信号の送受信を行う通信部を有し、
    前記制御部は、前記漏れ波アンテナのビームスクイントを利用し、2以上の異なる周波数ごとに異なる方向へ通信信号を送信することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  8. 前記通信信号内に基準信号を有し、
    前記基準信号は、2以上の異なる周波数に対応するモニタ信号を有し、
    前記制御部は、前記モニタ信号を利用して前記通信信号の指向性を制御することを特徴とする、請求項7に記載のアンテナ装置。
  9. 前記通信端末は携帯端末であり、
    前記基準信号は、前記携帯端末との通信で用いられる同期報知信号内の復調基準シンボル内に配置されることを特徴とする、請求項8に記載のアンテナ装置。
  10. 前記通信端末は携帯端末であり、
    携帯端末との通信で用いられる同期報知信号が、ビームIDごとに異なる周波数で構成され、
    前記制御部は、2以上のビームIDのいずれかに1の携帯端末を割り当て、
    前記基準信号は、携帯端末との通信で用いられる前記同期報知信号内に配置されることを特徴とする、請求項8に記載のアンテナ装置。
  11. 前記通信端末は、携帯端末であり、
    携帯端末との通信で用いられる同期報知信号が、ビームIDごとに時分割され、
    前記制御部は、2以上のビームIDのいずれかに1の携帯端末を割り当て、
    前記基準信号は、携帯端末との通信で用いられる前記同期報知信号内に配置されることを特徴とする、請求項8に記載のアンテナ装置。
  12. 請求項7ないし11のいずれかに記載のアンテナ装置を有することを特徴とする、通信システム。
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