JP2023032983A - プログラム、システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カードの利用金額に基づき会計処理を行うことをよりいっそう容易にする技術を提供する。【解決手段】プロセッサ(制御部)とメモリ(記憶部)とを備えるコンピュータ(管理サーバ20)に実行させるシステムであって、コンピュータはプロセッサに、決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得された場合、第2データを出力させ、決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得されなかった場合、第1データを出力させる。【選択図】図3

Description

本開示は、プログラム、システム、および方法に関する。
法人の代表者または従業員等の名義で発行される法人用クレジットカード等の決済手段が存在する。
特許文献1には、以下が開示されている。利用者が、1月上旬にB店でも買い物をしたとする。B店の締め日は、毎月30日であるので、1月30日にカード会社にその利用者のカード利用の売上請求がなされる。カード会社の締め日は、毎月25日であるので、B店での代金は、3月10日に利用者の銀行口座から引き落とされる。この場合、利用者は、A店、B店での買い物は同時期であるので、1月分として、2月10日に、A店、B店での買い物の代金が銀行口座から引き落とされると考えるところ、実際はそのようにならない。
特開2013-225216号公報
法人等においては、決済手段の利用日を基準として、決済手段の利用により発生した利用金額の会計処理を行う。そのため、法人等は、決済手段の利用により発生した利用金額が正確に確定していなくとも、おおよその利用金額に基づく会計情報を取得したい場合がある。
本開示の目的は、決済手段の利用金額に基づき会計処理を行うことをよりいっそう容易にする技術を提供することである。
プロセッサとメモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムはプロセッサに、決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得された場合、第2データを出力するステップと、決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得されなかった場合、第1データを出力するステップと、を実行させる、プログラム。
本開示によれば、カードの利用金額に基づき会計処理を行うことをよりいっそう容易にすることができる。
システムの全体の構成を示す図である。 端末装置のブロック図である。 サーバの機能的な構成を示す図である。 データベースのデータ構造を示す図である。 データベースのデータ構造を示す図である。 システムにおける処理流れの一例を示すフローチャートである。 システムにおける処理流れの一例を示すフローチャートである。 システムにおける処理流れの一例を示すフローチャートである。 システムにおける処理流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る操作画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る操作画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない
<概略>
本実施形態に係るシステム1は、決済処理手段の一例としての法人用決済カード(以下、法人カードまたはカード)の利用に応じて発生する、会計処理にかかる業務を支援するためのシステムである。
法人カードは、契約者である法人等(企業、個人事業主であってもよい)の代表者または従業員に対して発行される決済カードである。法人カードは、例えば、法人の代表者等の名義で発行される決済カード(代表者カード)と、法人の従業員等の名義で発行される決済カード(従業員カード)とを含む。
法人カードを利用して商品の購入等の取引を行った場合、取引で支払う利用金額は、システム1の管理者等によって設定された支払日に法人名義の口座または代表者名義の口座から引き落とされる。
システム1は、管理者等によって設定された締め日(締め日時)に、管理者等によって設定された集計期間における利用金額の合計を集計処理する。集計処理は、カード毎または1または複数のカードを利用する法人毎に行われる。
なお、本開示において、決済カードとは、法人の代表者または従業員等が、決済のために使用するカードである。決済カードは、利用することによりオーソリゼーションデータ(以下、オーソリデータ)としての第1データ、クリアリングデータとしての第2データがカード発行会社(管理サーバ20)に対して発行されるものであればよい。オーソリデータおよびクリアリングデータについての詳細は後述する。
決済カードは、例えば、クレジットカード、プリペイドカード、デビットカード、またはその他決済をするためのカードである。本開示の決済カードは、例えば、カード発行会社が発行する法人カードである。カード発行会社は、所定の集計期間が終了すると、決済カード毎に集計期間における利用金額の合計を集計処理する。カード発行会社は、当該利用金額の合計を支払日に法人名義の口座等から引き落とす。
ここで、カード発行会社は、オーソリデータに基づいて引き落としを行ってもよい。なお、カード発行会社が引き落とした引き落とし金額と、決済カードにおいて実際に利用された金額とが異なる場合、次の引き落とし日に差額金額(差額データ)として引き落としてもよい。差額データについての詳細は後述する。
<1 システム全体の構成図>
図1は、システム1の全体構成の一例を示すブロック図である。図1に示すシステム1は、例えば、利用者端末10、管理サーバ20、および加盟店端末30を含む。
利用者端末10は、法人カードの代表者または従業員等のユーザにより利用される端末装置である。管理サーバ20は、カード発行会社において利用されるサーバである。加盟店端末30は、加盟店において利用される端末である。利用者端末10と管理サーバ20とは、インターネット等の回線4を介して通信接続する。管理サーバ20と加盟店端末30とは、CAFIS(Credit And Finance Information Switching system)等の回線5を介して通信接続する。
図1において、回線5上には、管理サーバ20、加盟店端末30のほかに、図示されない、アクワイアラ(加盟店獲得・管理会社)であるカード会社のサーバ、国際決済が可能なシステムを提供するカード会社のサーバ、銀行などの金融機関のサーバなどが通信可能に存在する。
加盟店端末30は、カード利用者によりカードが利用されると、カード利用に関する情報(利用日時/カード番号/未確定利用金額/加盟店ID等の情報を含む)を取得する。加盟店端末30は、カード利用に関する情報を取得すると、当該情報を回線5を介して管理サーバ20へ出力する。管理サーバ20は、当該情報に基づいて、カードによる支払いが可能であるか否かの判定を行う(オーソリゼーション)。管理サーバ20は、判定の結果、カードによる支払いが可能であると判定した場合、信用承認の情報を付加した当該情報を加盟店端末30へ返送する。一方、管理サーバ20は、判定の結果、カードによる支払いが不可であると判定した場合、非承認の情報を付加した当該情報を加盟店端末30へ返送する。加盟店端末30は、管理サーバ20から信用承認の情報が付加された当該情報を取得した場合、カード利用者に対して商品またはサービス等を提供する。
管理サーバ20は、信用承認の情報が付加された当該情報をオーソリゼーションデータ(以下、オーソリデータまたは第1データ)として取得する。
一方、加盟店端末30は、オーソリデータを回線5上のアクワイアラであるカード会社のサーバ、国際決済が可能なシステムを提供するカード会社のサーバ、銀行などの金融機関のサーバ等へオーソリデータを出力し、利用金額の確定処理(クリアリング)を行う。利用金額の確定処理は、カード利用から数日後等の一定期間経過後に完了する。
管理サーバ20は、加盟店端末30から、確定した利用金額(確定利用料金)の情報を含むクリアリングデータ(第2データ)として取得する。
本開示において、オーソリデータに含まれる利用料金の情報を未確定利用料金の情報、クリアリングデータに含まれる利用料金の情報を確定利用料金の情報とする。
オーソリデータに含まれる未確定利用料金の情報は、加盟店端末30において利用金額の確定処理が行われる前に出力された利用料金の情報である旨を示す。一方、クリアリングデータに含まれる確定利用料金の情報は、加盟店端末30において利用金額の確定処理が行われた後に出力された利用料金の情報である旨を示す。
オーソリデータに含まれる未確定利用料金と、クリアリングデータに含まれる確定利用料金の情報とは、基本的に同一の金額である。しかし、オーソリデータに含まれる未確定利用料金と、クリアリングデータに含まれる確定利用料金の情報とは、商品・サービス等が返品されたことによる支払いの中止、または為替の変動等によって、異なる金額になる場合がある。
利用者端末10は、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよいし、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
利用者端末10は、クラウド会計ソフト等のアプリケーションにより、利用者端末10のユーザに各種情報等を提供する。なお、アプリケーションは、利用者端末10に記憶されたプログラム等によって代替されてもよい。
利用者端末10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。
通信IF12は、利用者端末10が、例えば、管理サーバ20等のシステム1内の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
入力装置13は、利用者からの入力操作を受け付けるための装置(例えば、マウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、タッチパッド等)である。
出力装置14は、利用者に対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカー等)である。
メモリ15は、プログラム、およびプログラム等で処理されるデータ等一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
ストレージ16は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
管理サーバ20は、カード発行会社のサーバである。管理サーバ20は、管理人等によって利用される。管理サーバ20は、利用者端末10において提示される各種情報を生成する。
管理サーバ20は、複数の装置の集合体を1つのサーバとしてもよい。1つまたは複数のハードウェアに対して本実施形態に係る管理サーバ20を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力および/または管理サーバ20に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
管理サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
通信IF22は、管理サーバ20が、例えば、利用者端末10等のシステム1内の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
入出力IF23は、利用者からの入力操作を受け付けるための入力装置、および、利用者に対して情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
メモリ25は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM等の揮発性のメモリである。
ストレージ26は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDDである。
プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
加盟店端末30は、加盟店において利用される端末装置である。
<1.1 端末装置の構成>
図2は、図1に示す利用者端末10の構成例を表すブロック図である。図2に示す利用者端末10は、PC、携帯端末、またはウェアラブル端末により実現される。図2に示すように、利用者端末10は、通信部120と、入力装置13と、出力装置14と、音声処理部17と、マイク171と、スピーカー172と、カメラ160と、位置情報センサ150と、記憶部180と、制御部190とを備える。利用者端末10に含まれる各ブロックは、例えば、バス等により電気的に接続される。
通信部120は、利用者端末10が他の装置と通信するための変復調処理等の処理を行う。通信部120は、制御部190で生成された信号に送信処理を施し、外部(例えば、管理サーバ20)へ送信する。通信部120は、外部から受信した信号に受信処理を施し、制御部190へ出力する。
入力装置13は、利用者端末10を操作するユーザが指示、または情報を入力するための装置である。入力装置13は、例えば、キーボード、マウス、リーダー等により実現されてもよい。利用者端末10が携帯端末等である場合には、操作画面へ触れることで指示が入力されるタッチ・センシティブ・デバイス131等により実現される。入力装置13は、利用者から入力される指示を電気信号へ変換し、電気信号を制御部190へ出力する。なお、入力装置13には、例えば、外部の入力機器から入力される電気信号を受け付ける受信ポートが含まれてもよい。
出力装置14は、利用者端末10を操作するユーザへ情報を提示するための装置である。出力装置14は、例えば、ディスプレイ141等により実現される。ディスプレイ141は、制御部190の制御に応じたデータを表示する。ディスプレイ141は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。
音声処理部17は、例えば、音声信号のデジタル-アナログ変換処理を行う。音声処理部17は、マイク171から与えられる信号をデジタル信号に変換して、変換後の信号を制御部190へ与える。また、音声処理部17は、音声信号をスピーカー172へ与える。音声処理部17は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク171は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部17へ与える。スピーカー172は、音声処理部17から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を利用者端末10の外部へ出力する。
カメラ161は、受光素子により光を受光し、撮影信号として出力するためのデバイスである。
位置情報センサ150は、利用者端末10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される利用者端末10の現在位置を検出する。位置情報センサ150は、利用者端末10が接続する無線基地局の位置から、利用者端末10の現在の位置を検出してもよい。
記憶部180は、例えば、メモリ15、およびストレージ16等により実現され、利用者端末10が使用するデータ、およびプログラムを記憶する。記憶部180は、例えば、ユーザ情報181を記憶する。
ユーザ情報181は、利用者端末10を利用する法人の代表者または従業員等のユーザの情報である。ユーザ情報181としては、利用者を識別する情報(ユーザID)等が含まれる。例えば、ユーザ情報181は、利用者がシステム1を利用するためにクラウド会計ソフト等のアプリケーションを利用者端末10にインストールしたときに登録した情報である。
ユーザIDとしては、クラウド会計ソフトにおいて利用者に発行されるユーザIDであるとしてもよい。
また、ユーザIDとしては、メール、ビデオ通話、カレンダー、ストレージ、ドキュメント作成、スプレッドシート作成、ニュース配信など様々な機能をSaaS(Software as a Service)等の形式で提供するビジネス用サービス(個人向けを含むこととしてもよい)において利用者に発行されるユーザIDであるとしてもよい。
また、ユーザIDとしては、ユーザが所定のサービスを利用する際に、当該サービスを提供する事業者のコンピュータが発行するユーザIDが含まれる。例えば、利用者端末10において、決済アプリケーション、メッセンジャーアプリケーション等のアプリケーションをユーザがインストールしたとする。これらアプリケーションにおけるサービスを提供する事業者のサーバ装置が、ユーザIDを発行する。例えば、サーバ装置が、利用者端末10の識別情報、利用者の本人確認を経て(例えば、免許証など本人確認書類を用いて本人確認を行う)発行される情報(電話番号など)等と関連付けて、各アプリケーションにおけるユーザIDを発行する。利用者端末10は、これら各アプリケーションで利用者に発行されるユーザIDを、ユーザ情報181として保持することとしてもよい。
操作受付部191は、入力装置13から入力される指示、または情報を受け付けるための処理を行う。具体的には、例えば、操作受付部191は、キーボード、マウス等から入力される指示に基づく情報を受け付ける。
また、操作受付部191は、マイク171から入力される音声指示を受け付ける。具体的には、例えば、操作受付部191は、マイク171から入力され、音声処理部17でデジタル信号に変換された音声信号を受信する。操作受付部191は、例えば、受信した音声信号を分析して所定の名詞を抽出することで、ユーザからの指示を取得する。
例えば、操作受付部191利用者端末10においてアプリケーションの操作画面等に表示される情報に対してユーザが入力した操作内容を取得する。
入力操作の内容には、以下が含まれうる。
・ カード別、部門別、用途別、プロジェクト別等の利用金額の集計態様の設定変更操作
・ 利用金額に基づくグラフ等の表示態様の設定変更操作
・ 月毎、四半期毎、半年毎、年毎等の集計期間の設定変更操作
・ 毎月末日17時まで、毎月10日18時まで等の集計期間の締め日の設定変更操作
・ 受信したデータを無視するまたは変更する操作
・ 受信するデータを操作画面に表示しないまたは受信しないようにする操作
具体的に、例えば、受信したデータを無視するまたは変更する操作は、利用通知情報または会計情報として受信するオーソリデータ、クリアリングデータまたは差額データを無視するまたは変更する操作である。例えば、データを無視する操作により、選択されたデータは、操作画面において表示しない、または取り消された旨の表示がされる。無視されたデータに含まれる利用料金の情報は、合計金額等の情報に反映されない。また、例えば、データを変更する操作により、選択されたデータは、変更されたデータに基づく表示がされる。
受信するデータを操作画面に表示しないまたは受信しないようにする操作は、利用通知情報または会計情報として受信するオーソリデータ、クリアリングデータまたは差額データを表示しないまたは受信しないようにする操作である。例えば、データを表示しない操作により、選択されたデータは、操作画面において表示しない。また、データを受信しないようにする操作により、選択されたデータは、管理サーバから受信しない。
なお、データの選択は、各データ毎、カード毎、部門毎、加盟店毎、または使用用途毎等で行うことができる。ここで受け付けた操作内容は、管理サーバ20へ送信されてもよい。
送受信部192は、利用者端末10が、管理サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。具体的には、例えば、送受信部192は、ユーザから入力された業務内容を管理サーバ20へ送信する。また、送受信部192は、ユーザに関する情報を、管理サーバ20から受信する。
提示制御部193は、管理サーバ20から提供された情報をユーザに対して提示するため、出力装置14を制御する。具体的には、例えば、提示制御部193は、管理サーバ20から送信される情報をディスプレイ141に表示させる。また、提示制御部193は、管理サーバ20から送信される情報をスピーカー172から出力させる。
<1.2 サーバの機能的な構成>
図3は、管理サーバ20の機能的な構成の例を示す図である。図3に示すように、管理サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、管理サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、例えば、契約者情報データベース(DB)2021と、利用者端末情報DB2022と、加盟店情報DB2023と、オーソリデータDB2024と、クリアリングデータDB2025と等を有する。
契約者情報DB2021は、カードを契約する法人等に関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
利用者端末情報DB2022は、利用者端末10に関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
加盟店情報DB2023は、管理サーバ20と回線5を介して通信可能な加盟店に関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
オーソリデータDB2024は、オーソリデータに関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
クリアリングデータDB2025は、クリアリングデータに関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
差額データDB2026は、差額データに関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
制御部203は、管理者サーバ20のプロセッサがプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして示す機能を発揮する。制御部203は、受信制御モジュール203a、送信制御モジュール203b、操作内容取得モジュール203c、オーソリデータ取得モジュール203d、クリアリングデータ取得モジュール203e、差額データ取得モジュール203f、利用通知情報提示モジュール203g、および会計情報提示モジュール203hとしての機能を発揮する。
受信制御モジュール203aは、管理サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール203bは、管理サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
操作内容取得モジュール203cは、ユーザが利用者端末10に対して入力した操作の内容等を取得する。操作内容取得モジュール203cが取得した情報は、記憶部202等に記憶される。
操作内容取得モジュール203cは、例えば、利用者端末10においてアプリケーションの操作画面等に表示される情報に対してユーザが入力した操作内容を取得する。
入力操作の内容には、以下が含まれうる。
・ カード別、部門別、用途別、プロジェクト別等の利用金額の集計態様の設定変更操作
・ 利用金額に基づくグラフ等の表示態様の設定変更操作
・ 月毎、四半期毎、半年毎、年毎等の集計期間の設定変更操作
・ 毎月末日17時まで、毎月10日18時まで等の集計期間の締め日の設定変更操作
・ 受信したデータを無視するまたは変更する操作
・ 受信するデータを操作画面に表示しないまたは受信しないようにする操作
オーソリデータ取得モジュール203dは、オーソリデータを取得する処理を制御する。
具体的に、支払いのためカードが利用されると、加盟店端末30から回線5を介して管理サーバ20へ、カード利用に関する情報(利用日時、カード番号、未確定利用金額、支払方法、加盟店ID等の情報)を出力する。管理サーバ20は、制御部203等により信用判定(オーソリゼーション)の処理を行う。管理サーバ20は、制御部203等により当該情報に信用判定の結果(信用承認)の情報を付加して、加盟店端末30へ出力する。オーソリデータ取得モジュール203dは、信用判定の結果の情報が付加されたカード利用に関する情報をオーソリデータとして取得する。
オーソリデータ取得モジュール203dが取得したオーソリデータは、記憶部202のオーソリデータDB2024等に記憶される。当該オーソリデータは、利用日時の情報に基づいて、当該オーソリデータが属する集計期間が判定される。
なお、オーソリデータ取得モジュール203dにおいて取得されたオーソリデータは、利用通知情報に含まれるデータとして、任意のタイミングで利用者端末10へ出力される。具体的に、例えば、オーソリデータは、ユーザにより利用者端末10においてアプリケーションが起動されたことに応じて、利用者端末10へ出力される。また、オーソリデータは、オーソリデータ取得モジュール203dにおいて取得されたことに応じて出力される。
なお、オーソリデータ取得モジュール203dにおいて取得されたオーソリデータは、会計情報に含まれるデータとして、所定の集計期間(例えば、第1の修正期間)の終了後の任意のタイミングで利用者端末10へ出力される。具体的に、例えば、オーソリデータは、第1の集計期間内に対応関係にあるクリアリングデータが取得されていない場合、第1の集計期間の終了後に会計情報に含まれるデータとして利用者端末10へ出力される。
クリアリングデータ取得モジュール203eは、クリアリングデータを取得する処理を制御する。
クリアリングデータ取得モジュール203eは、管理サーバ20が回線5を介して、加盟店端末30からクリアリングデータを取得する処理を制御する。クリアリングデータ取得モジュール203eは、加盟店端末30からカード利用金額の確定処理が完了したことに応じてクリアリングデータを取得する。カード利用金額の確定処理は、回線5上のアクワイアラであるカード会社のサーバ、国際決済が可能なシステムを提供するカード会社のサーバ、銀行などの金融機関のサーバ、等のサーバにおいてカード利用金額の承認を得る処理に基づいて完了する。
クリアリングデータDB2025に記憶されたクリアリングデータは、オーソリデータDB2024に記憶されたオーソリデータと対応関係にある。
例えば、制御部203は、クリアリングデータ取得モジュール203eがクリアリングデータを取得した際に、クリアリングデータに含まれる1または複数の情報に基づいて対応関係にあるオーソリデータを判定してもよい。
具体的に、制御部203は、クリアリングデータ取得モジュール203eがクリアリングデータを取得すると、クリアリングデータに含まれる利用日時の情報およびカード番号の情報と、オーソリデータDB2024に記憶されたオーソリデータに含まれる利用日時の情報およびカード番号の情報と比較する。制御部203は、オーソリデータに含まれる各情報と一致する各情報を含むクリアリングデータを、当該オーソリデータと対応関係にあるクリアリングデータであると判定する。
クリアリングデータDB2025およびオーソリデータDB2024には、クリアリングデータとオーソリデータの対応関係を記憶するためのデータ識別IDが記憶されていてもよい。例えば、対応関係にあるクリアリングデータおよびオーソリデータには、同一の識別IDが付与される。当該識別IDは、制御部203により付与されてもよい。また、制御部203は、加盟店端末30において付与された識別IDを取得し、クリアリングデータまたはオーソリデータに含まれる情報として記憶してもよい。
なお、クリアリングデータ取得モジュール203eにおいて取得されたクリアリングデータは、利用通知情報に含まれるデータとして、任意のタイミングで利用者端末10へ出力される。具体的に、例えば、クリアリングデータは、ユーザにより利用者端末10においてアプリケーションが起動されたことに応じて、利用者端末10へ出力される。また、クリアリングデータは、クリアリングデータ取得モジュール203eにおいて取得されたことに応じて出力される。
なお、クリアリングデータ取得モジュール203eにおいて取得されたクリアリングデータは、会計情報に含まれるデータとして、任意のタイミングで利用者端末10へ出力される。具体的に、例えば、クリアリングデータは、クリアリングデータ取得モジュール203eにおいて取得されたことに応じて出力される。また、クリアリングデータは、ユーザにより利用者端末10においてアプリケーションが起動されたことに応じて、利用者端末10へ出力される。
差額データ取得モジュール203fは、差額データを出力する処理を制御する。
具体的に、制御部203は、差額データ取得モジュール203fにより、クリアリングデータ取得モジュール203eがクリアリングデータを取得すると、クリアリングデータに含まれる確定利用金額の情報と、当該クリアリングデータと対応関係にあるオーソリデータに含まれる未確定利用金額の情報とを比較し、差額がある場合には差額データを取得する。なお、差額データ取得モジュール203fは、差額がない場合に、差額が0である旨の情報を取得してもよい。
例えば、クリアリングデータに含まれる確定利用金額の情報が50,000円、オーソリデータに含まれる未確定利用金額の情報が55,000円の場合、差額データ取得モジュール203fは、差額データとして-5,000円を記憶する。当該差額データは、確定利用金額の情報の情報が、未確定利用金額の情報よりも5,000円低かった旨の情報である。また、当該差額データは、確定利用金額の情報の情報と未確定利用金額の情報とが異なる旨の情報である。
差額は、例えば、商品やサービスの購入のキャンセル処理や、為替の変動に基づく利用金額の変更処理により、利用金額が変更になることに応じて発生する。
差額データ取得モジュール203fが、差額データとして確定利用金額の情報の情報と未確定利用金額の情報とが異なる旨の情報を取得した場合、当該差額データが、差額情報DB2026に記憶される。
なお、差額情報DB2026には、差額金額の情報以外に、クリアリングデータとオーソリデータの対応関係を記憶するためのデータ識別IDの情報が記憶される。また、差額情報DB2026には、差額データ取得モジュール203fが比較したクリアリングデータおよびオーソリデータと同一のデータ識別IDが記憶されている。
差額データ取得モジュール203fが差額データを取得した場合、会計情報に含まれるデータとして、利用者端末10へ出力する。具体的には、例えば、差額データ取得モジュール203fは、第1集計期間にカードを利用したことに応じて取得されたオーソリデータおよびクリアリングデータに基づいて、差額データを取得する。差額データ取得モジュール203fは、取得した差額データを第2期間の会計情報に含まれるデータとして利用者端末10へ出力する。第2期間の会計情報に含まれるデータとして出力された差額データは、第2期間の終了後の引き落とし日に利用金額として引き落とされる。
なお、差額データは、差額データ取得モジュール203fが差額データを取得したことに応じて利用者端末10へ出力する。または、差額データは、ユーザにより利用者端末10においてアプリケーションが起動されたことに応じて、利用者端末10へ出力される。
利用通知情報提示モジュール203gは、オーソリデータおよびクリアリングデータに基づく利用通知情報を利用者端末10のユーザに提示する処理を制御する。
利用通知情報は、例えば、利用日時、未確定利用料金/確定利用金額、加盟店名称等の情報を含む。利用通知情報提示モジュール203gが利用通知情報を提供することによって、利用者端末10のユーザはいつ・どこで・誰によって・何のために、カードが利用されたかの情報を知ることができる。なお、利用通知情報はこれ以外の情報を含んでいてもよい。
具体的に、例えば、利用通知情報提示モジュール203gは、利用者端末10においてクラウド会計ソフト等のアプリケーションが起動されたことに応じて、処理を開始する。
利用通知情報提示モジュール203gは、利用者端末10から、回線4を介して、利用者端末10の利用者端末IDの情報と、1または複数のカードのカード番号の情報を取得する。なお、利用通知情報提示モジュール203gは、利用者端末10のユーザによる操作に応じて、1または複数のカードのカード番号が選択された旨の情報を取得してもよい。なお、利用通知情報提示モジュール203gは、カード番号以外の情報であって、カードまたはカード利用者を特定する情報を取得してもよい。例えば、利用通知情報提示モジュール203gは、カード利用者、ユーザID等の情報を取得してもよい。利用通知情報提示モジュール203gによる後の処理は、これに基づいて行われてもよい。
また、利用通知情報提示モジュール203gは、利用者端末10においてアプリケーションが起動されたことに応じて、現在の日時が含まれる集計期間の情報(例えば、6月1日~6月30日等)を取得する。なお、利用通知情報提示モジュール203gは、利用者端末10のユーザによる操作に応じて、選択された集計期間の情報を取得してもよい。
利用通知情報提示モジュール203gは、取得したカード番号の情報と集計期間の情報とに基づいて、オーソリデータDB2024から、オーソリデータを抽出する。
次に、利用通知情報提示モジュール203gは、抽出したオーソリデータに基づいて、クリアリングデータDB2025から対応関係にあるクリアリングデータを抽出する。なお、クリアリングデータは、カード番号の情報と集計期間の情報とに基づいて抽出されてもよい。
利用通知情報提示モジュール203gは、抽出したオーソリデータおよびクリアリングデータに基づいて利用通知情報を生成する。具体的に、利用通知情報提示モジュール203gは、オーソリデータと対応関係にあるクリアリングデータを抽出した場合、利用通知情報にクリアリングデータを含める処理をする。また、利用通知情報提示モジュール203gは、オーソリデータと対応関係にあるクリアリングデータを抽出しなかった場合、利用通知情報にオーソリデータを含める処理をする。なお、利用通知情報提示モジュール203gは、利用通知情報として、差額データを含める処理を行ってもよい。
利用通知情報提示モジュール203gは、1または複数のデータを含む利用通知情報を、回線4を介して利用者端末10へ出力する。
言い換えると、利用通知情報提示モジュール203gは、制御部203がクリアリングデータを取得している場合、オーソリデータを利用通知情報として出力しない。
なお、利用通知情報提示モジュール203gは、アプリケーション起動中に制御部203がオーソリデータを取得した場合、利用通知情報を即時更新する処理を行う。
具体的には、利用通知情報提示モジュール203gは、制御部203がオーソリデータ取得モジュール203dにより取得したオーソリデータを利用通知情報の更新データとして、即時利用者端末10へ出力する。これにより、利用者端末10のユーザは、カードが利用されたことを即座に知ることができる。また、利用者端末10のユーザは、利用金額の情報等に基づき、カードの利用状況を即座に確認することができる。例えば、カードの不正な利用があった場合には、当該不正な利用があった旨を即座に確認することができる。
なお、利用通知情報提示モジュール203gは、アプリケーション起動中に制御部203がクリアリングデータを取得した場合、利用通知情報を即時更新する処理を行う。
具体的には、利用通知情報提示モジュール203gは、制御部203がクリアリングデータ取得モジュール203eにより取得したクリアリングデータを利用通知情報の更新データとして、即時利用者端末10へ出力する。これにより、利用者端末10のユーザは、口座から引き落とされる金額としてより正確な利用金額の情報を即座に確認することができる。
利用通知情報提示モジュール203gは、利用通知情報のうちオーソリデータに基づく利用金額(未確定利用金額)の情報に、利用金額が確定していない旨の情報(未確定情報)を付加して利用者端末10へ出力してもよい。また、利用通知情報提示モジュール203gは、利用通知情報のうちクリアリングデータに基づく利用金額(確定利用金額)の情報に利用金額が確定している旨の情報(確定情報)を付加して利用者端末10へ出力してもよい。
利用通知情報提示モジュール203gは、利用通知情報を利用者端末10へ利用通知情報の更新データを出力する際に、利用者端末10にリアルタイム通知を提示させる旨の情報を出力してもよい。利用通知情報提示モジュール203gは、例えば、リアルタイム通知として、「カードの利用がありました」、「利用日(〇月〇日)、利用額(¥〇〇〇)、加盟店名称(〇〇)」等のメッセージを提示させる旨の情報を出力してもよい。
会計情報提示モジュール203hは、集計期間毎の会計情報を利用者端末10へ出力する処理を制御する。
会計情報は、集計期間内のカードの利用状況に関する情報であって、具体的に、1または複数のカードの利用日時、利用金額、加盟店名称、利用金額の合計金額等の情報を含む。会計情報は、1または複数のオーソリデータおよび/またはクリアリングデータに基づく情報である。なお、会計情報はこれ以外の情報を含んでいてもよい。
集計期間は、管理サーバ20の管理者またはカード契約者等によって設定された期間で、集計期間の締め日(最終日時)が終了すると、新たな集計期間に入る。例えば、集計期間を月毎(1日0時~末日24時)と設定した場合、第1の集計期間は6月1日0時~6月30日24時等の期間である。締め日である6月30日24時が終了すると、集計期間は第2の集計期間(7月1日0時~7月31日24時)が開始される。集計期間は、四半期毎、半年毎、年毎に設定されてもよい。また、締め日は10日、15日等と設定されてもよい。締め日は、日付のみでなく日時を設定されていてもよい。
会計情報提示モジュール203hは、集計期間が終了したことに応じて、オーソリデータDB2024に記憶されたオーソリデータを出力する。具体的には、例えば、第1の集計期間が終了すると、会計情報提示モジュール203hは、オーソリデータDB2024に記憶されたオーソリデータのうち、当該第1期間に属するオーソリデータを抽出する。会計情報提示モジュール203hは、当該オーソリデータに含まれる利用日時の情報に基づいて、オーソリデータが属する集計期間を判定する。会計情報提示モジュール203hは、抽出したオーソリデータのうち、対応関係にあるクリアリングデータがクリアリングデータDB2025に記憶されていないデータのみを利用者端末10へ出力する。
会計情報提示モジュール203hは、クリアリングデータ取得モジュール203eがクリアリングデータを取得したことに応じて、当該クリアリングデータを会計情報に含まれるデータとして利用者端末10へ出力する。具体的には、例えば、会計情報提示モジュール203hは、クリアリングデータ取得モジュール203eにより、第1の集計期間に属するクリアリングデータを第1の集計期間に取得した場合、当該クリアリングデータを会計情報に含まれるデータとして出力する。会計情報提示モジュール203hは、クリアリングデータに含まれる利用日時の情報に基づいて、クリアリングデータが属する集計期間を判定する。
会計情報提示モジュール203hは、差額データ取得モジュール203fが差額データを取得したことに応じて、当該差額データを会計情報に含まれるデータとして利用者端末10へ出力する。会計情報提示モジュール203hは、差額データが取得されたデータ取得日時の情報に基づいて、差額データが属する集計期間を判定する。
会計情報提示モジュール203hは、第1の集計期間が終了したことに応じて、オーソリデータを会計情報として出力する処理を行う。会計情報提示モジュール203hは、オーソリデータを会計情報として出力する処理が終了すると、第1の集計期間の会計情報が確定した旨の情報を利用者端末10へ出力する。
第1の集計期間の会計情報が確定すると、管理サーバ20を管理するカード発行会社は、当該会計情報に基づいてカードを利用する法人等の口座から第1の集計期間における利用料金を引き落とす処理を行う。
会計情報は、所定の集計期間における利用料金の情報を含む。所定の集計期間における利用料金の情報は、会計情報に含まれる1または複数のデータに含まれる利用金額の合計金額である。
会計情報提示モジュール203hは、1または複数のオーソリデータに対応するクリアリングデータのすべてを取得していない状態であっても会計情報を出力する。言い換えると、会計情報提示モジュール203hは、オーソリデータに含まれる未確定金額に基づく会計情報を出力する。これにより、会計処理や月次決算等に遅れが生じる等のリスクが低減する。
会計情報提示モジュール203hは、会計情報が確定した旨の情報を利用者端末10へ出力する際に、利用者端末10にリアルタイム通知を提示させる旨の情報を出力してもよい。会計情報提示モジュール203hは、例えば、リアルタイム通知として、「会計情報が確定しました」、「今月の利用金額は¥〇〇で、うち未確定利用金額は¥〇〇、確定利用金額は¥〇〇」等のメッセージを提示させる旨の情報を出力してもよい。
<2 データ構造>
図4、図5は、管理サーバ20が記憶するデータベースのデータ構造を示す図である。なお、図4、図5は一例であり、記載されていないデータを除外するものではない。
図4は、契約者情報DB2021のデータ構造を示す図である。例えば、契約者情報DB2021は、契約者である法人等に関する情報を記憶する。
具体的に、契約者情報DB2021は、法人カードの契約時等に管理サーバ20の管理者等に提供された情報等を記憶する。契約者情報DB2021は、操作内容取得モジュール203cが受け付けた情報を記憶してもよい。
図4に示すように、契約者情報DB2021のレコードの各々は、例えば、項目「法人ID」、項目「法人名称」、項目「カード番号」、項目「暗証番号」、項目「登録者氏名」、項目「登録者ID」、項目「集計期間」を含む。
項目「法人ID」は、カードを契約した法人等の識別IDを示す。
項目「法人名称」は、カードを契約した法人等名称の情報を示す。
項目「カード番号」は、カードを契約した法人等によって利用される1または複数のカードのカード番号の情報を示す。項目「カード番号」は、例えば、法人の代表者等の名義で発行される代表者カードのカード番号と、法人の従業員等の名義で発行される従業員カードとのカード番号の情報を区別して記憶してもよい。
項目「暗証番号」は、カードに名義を登録された登録者等によって設定された暗証番号の情報を示す。
なお、項目「暗証番号」は、あらかじめカードに付与され、カードの裏面等に表示されたネットワーク暗証番号の情報を示していてもよい。
項目「登録者ID」は、カードに名義を登録された登録者の識別IDの情報を示す。
項目「登録者氏名」は、カードに名義を登録された登録者の氏名の情報を示す。
図4は、利用者端末情報DB2022のデータ構造を示す図である。例えば、利用者端末情報DB2022は、カード契約者等が利用する利用者端末10に関する情報を記憶する。
具体的に、利用者端末情報DB2022は、クラウド会計ソフト等に登録する際に管理サーバ20の管理者等に提供された情報等を記憶する。契約者情報DB2021は、操作内容取得モジュール203cが受け付けた情報を記憶してもよい。
図4に示すように、利用者端末情報DB2022のレコードの各々は、例えば、項目「利用者端末ID」、項目「関連IDまたはカード番号」、項目「端末ユーザID」、項目「端末利用者名称」を含む。
項目「利用者端末ID」は、利用者端末10の識別IDの情報を示す。
項目「関連IDまたはカード番号」は、利用者端末ID等に紐づけられた情報であって、利用者端末10に出力する情報を生成するために、オーソリデータまたはクリアリングデータを抽出するための情報を示す。
具体的に、例えば、項目「関連IDまたはカード番号」に法人IDの情報が記憶されている場合、管理サーバ20の制御部203は、利用者端末10のユーザに利用通知情報または会計情報を提供するために、当該法人IDの情報を含むオーソリデータまたはクリアリングデータを抽出する。
また、例えば、項目「関連IDまたはカード番号」にカード番号が記憶されている場合、管理サーバ20の制御部203は、利用者端末10のユーザに利用通知情報または会計情報を提供するために、カード番号の情報を含むオーソリデータまたはクリアリングデータを抽出する。
管理サーバ20の制御部203により抽出されたデータは、利用通知情報または会計情報として、関連IDまたはカード番号に紐づけられた利用者端末IDに対応する利用者端末10のユーザに提供される。
項目「端末ユーザID」は、利用者端末10のユーザの識別IDの情報を示す。
項目「端末利用者名称」は、利用者端末10のユーザの名称の情報を示す。
図4は、加盟店情報DB2023のデータ構造を示す図である。加盟店情報DB2023は、加盟店に関する情報を記憶する。
具体的に、加盟店情報DB2023は、回線5上の他のサーバ等が保有するデータベースから管理サーバ20の管理者等に提供された情報等を記憶する。
図4に示すように、加盟店情報DB2023のレコードの各々は、例えば、項目「加盟店ID」、項目「加盟店名称」、項目「端末ID」を含む。
項目「加盟店ID」は、加盟店の識別IDの情報を示す。
項目「加盟店名称」は、加盟店の名称の情報を示す。
項目「加盟店端末ID」は、加盟店端末30の識別IDの情報を示す。
図5は、オーソリデータDB2024のデータ構造を示す図である。オーソリデータDB2024は、オーソリデータ取得モジュール203dによって取得されたオーソリデータを記憶する。
例えば、オーソリデータDB2024は、図5に示されるように、オーソリデータ取得モジュール203dが取得したオーソリデータを法人毎に区別して記憶してもよい。
図5に示すように、オーソリデータDB2024のレコードの各々は、例えば、項目「データID」、項目「利用日時」、項目「カード番号」、項目「登録者ID」、項目「未確定利用金額」、項目「支払い方法」、項目「加盟店ID」を含む。
項目「データID」は、オーソリデータ、クリアリングデータ、および差額データの対応関係を示すためのデータ識別IDの情報を示す。対応関係にあるオーソリデータ、クリアリングデータ、および差額データには、同一のデータIDが付与される。
項目「利用日時」は、加盟店においてカードが利用された利用日時の情報を示す。なお、項目「利用日時」に記憶される利用日時は、オーソリデータ取得モジュール203dによりオーソリデータが取得された日時(データ取得日時)の情報であってもよい。
例えば、オーソリデータDB2024に記憶されるオーソリデータは、項目「利用日時」に記憶される日時の情報に基づいて昇順または降順に記憶されてもよい。
項目「カード番号」は、支払いに利用されたカードのカード番号の情報を示す。
項目「登録者ID」は、支払いに利用されたカードに名義を登録された登録者の識別IDの情報を示す。
項目「未確定利用金額」は、支払いに利用された利用金額の情報を示す。ここで、項目「未確定利用金額」に記憶される利用金額の情報は、加盟店端末30において利用金額の確定処理が完了する前に出力された未確定利用金額の情報である。
項目「支払方法」は、支払いに利用された支払方法の情報を示す。支払方法は、例えば、一括払い、分割払い、リボ払い等である。
項目「加盟店ID」は、カードを利用した加盟店の識別IDを示す。
図5は、クリアリングデータDB2025のデータ構造を示す図である。クリアリングデータDB2025は、クリアリングデータ取得モジュール203eによって取得されたクリアリングデータを記憶する。
例えば、クリアリングデータDB2025は、図5に示されるように、クリアリングデータ取得モジュール203eが取得したクリアリングデータを法人毎に区別して記憶してもよい。
図5に示すように、クリアリングデータDB2025のレコードの各々は、例えば、項目「データID」、項目「利用日時」、項目「取得日時」、項目「カード番号」、項目「登録者ID」、項目「確定利用金額」、項目「支払い方法」、項目「加盟店ID」を含む。
項目「データID」は、オーソリデータ、クリアリングデータ、および差額データの対応関係を示すためのデータ識別IDの情報を示す。対応関係にあるオーソリデータ、クリアリングデータ、および差額データには、同一のデータIDが付与される。
項目「利用日時」は、加盟店においてカードが利用された利用日時の情報を示す。なお、項目「利用日時」に記憶される利用日時は、オーソリデータ取得モジュール203dによりオーソリデータが取得された日時(データ取得日時)であってもよい。
項目「取得日時」は、クリアリングデータ取得モジュール203eによりクリアリングデータが取得された日時(データ取得日時)の情報を示す。
例えば、クリアリングデータDB2025に記憶されるクリアリングデータは、項目「取得日時」に記憶される日時の情報に基づいて昇順または降順に記憶されてもよい。
なお、クリアリングデータDB2025は、項目「確定日時」に記憶される日時の情報に基づいて、クリアリングデータを集計期間毎に記憶している場合、第1の集計期間に利用されたことに応じて取得されたクリアリングデータを第2の集計期間のデータとして記憶してもよい。
項目「カード番号」は、支払いに利用されたカードのカード番号の情報を示す。
項目「登録者ID」は、支払いに利用されたカードに名義を登録された登録者の識別IDの情報を示す。
項目「確定利用金額」は、実際に支払いに利用される利用金額の情報を示す。ここで、項目「確定利用金額」に記憶される利用金額の情報は、加盟店端末30において利用金額の確定処理が完了した後に出力された確定利用金額の情報である。
なお、項目「確定利用金額」には、差額データ取得モジュール203fによって出力された差額データを紐づけて記憶してもよい。
項目「支払方法」は、支払いに利用された支払方法の情報を示す。支払方法は、例えば、一括払い、分割払い、リボ払い等である。
項目「加盟店ID」は、カードを利用した加盟店の識別IDを示す。
図5は、差額データDB2026のデータ構造を示す図である。差額データDB2026は、差額データ取得モジュール203fによって取得された差額データを記憶する。
例えば、差額データDB2026は、図5に示されるように、差額データ取得モジュール203fが取得した差額データを法人毎に区別して記憶してもよい。
図5に示すように、差額データDB2026のレコードの各々は、例えば、項目「データID」、項目「利用日時」、項目「取得日時」、項目「カード番号」、項目「登録者ID」、項目「差額金額」、項目「支払い方法」、項目「加盟店ID」を含む。
項目「データID」は、オーソリデータ、クリアリングデータ、および差額データの対応関係を示すためのデータ識別IDの情報を示す。対応関係にあるオーソリデータ、クリアリングデータ、および差額データには、同一のデータIDが付与される。
項目「利用日時」は、加盟店においてカードが利用された利用日時の情報を示す。なお、項目「利用日時」に記憶される利用日時は、オーソリデータ取得モジュール203dによりオーソリデータが取得された日時(データ取得日時)であってもよい。
項目「取得日時」は、差額データ取得モジュール203fにより差額データが取得された日時の情報を示す。
例えば、差額データDB2026に記憶される差額データは、項目「取得日時」に記憶される日時の情報に基づいて昇順または降順に記憶されてもよい。
項目「カード番号」は、支払いに利用されたカードのカード番号の情報を示す。
項目「登録者ID」は、支払いに利用されたカードに名義を登録された登録者の識別IDの情報を示す。
項目「差額金額」は、差額データ取得モジュール203fにより出力された、クリアリングデータに含まれる確定利用金額の情報と、オーソリデータに含まれる未確定利用金額の情報との差額の情報を示す。
項目「支払方法」は、支払いに利用された支払方法の情報を示す。支払方法は、例えば、一括払い、分割払い、リボ払い等である。
項目「加盟店ID」は、カードを利用した加盟店の識別IDを示す。
<3 動作例>
以下、管理サーバ20の動作の一例について説明する。
<利用通知情報提示処理>
図6は、管理サーバ20の動作の一例を表すフローチャートである。具体的に、図6は、利用者端末10においてアプリケーションが起動されたことに応じて、利用通知情報を利用者端末10のユーザに提供する動作を表すフローチャートである。
なお、利用者端末10にはアプリケーションがインストールされた状態である。アプリケーションには、利用者端末10のユーザ端末IDおよび端末ユーザIDの情報と、利用者端末10のユーザに関連するカードの、法人ID、法人名称、カード番号、登録者氏名、登録者IDの情報、集計期間の情報、等が記憶されている。
利用者端末10においてアプリケーションが起動されると、当該アプリケーションが起動された旨の情報(例えば、ログイン情報)が出力される。
ステップS11において、制御部203は、アプリケーションが起動された利用者端末10等に関する情報を取得する処理を行う。
具体的に、制御部203は、アプリケーションが起動された利用者端末10の識別IDの情報と、アプリケーションに登録されたカード番号の情報と、アプリケーションが起動された日時の情報を取得する。識別IDの情報、カード番号の情報、および日時の情報は、利用通知情報提示モジュール203gにより取得されてもよい。
ステップS12において、制御部203は、取得した情報に基づいて、オーソリデータDB2024から1または複数のオーソリデータを抽出する処理を行う。
具体的に、制御部203は、利用通知情報提示モジュール203gにより、オーソリデータDB2024に記憶されたオーソリデータのうち、当該カード番号を含むデータであって、利用日時の情報が集計期間内であるデータを抽出する。
ステップS13において、制御部203は、クリアリングデータDB2025から1または複数のクリアリングデータを抽出する処理を行う。
具体的に、制御部203は、利用通知情報提示モジュール203gにより、クリアリングデータDB2025に記憶されたクリアリングデータのうち、ステップS12において抽出したオーソリデータと対応関係にあるクリアリングデータを抽出する。
なお、制御部203は、ステップS11において取得した情報に基づいてクリアリングデータを抽出してもよい。具体的に、制御部203は、利用通知情報提示モジュール203gにより、クリアリングデータDB2025に記憶されたクリアリングデータのうち、当該カード番号を含むデータであって、利用日時の情報が集計期間内であるデータを抽出してもよい。
ステップS14において、制御部203は、ステップS22において抽出したオーソリデータとステップS23において抽出したクリアリングデータとに基づいて、利用通知情報を生成する処理を行う。
具体的に、制御部203は、利用通知情報提示モジュール203gにより、利用通知情報を生成する。利用通知情報提示モジュール203gは、ステップS13においてオーソリデータと対応関係にあるクリアリングデータを抽出した場合には、当該クリアリングデータを利用通知情報に含める処理を行う。また、利用通知情報提示モジュール203gは、ステップS13においてオーソリデータと対応関係にあるクリアリングデータを抽出しなかった場合には、当該オーソリデータを利用通知情報に含める処理を行う。
利用通知情報提示モジュール203gは、この処理によって生成された利用通知情報を記憶部202等に記憶する。
ステップS15において、制御部203は、利用通知情報提示モジュール203gにより、ステップS14において生成された利用通知情報を、回線4を介して利用者端末10へ出力する処理を行う。
管理サーバ20におけるステップS14の処理に応じて、利用者端末10は管理サーバ20から利用通知情報を取得する。利用者端末10は、取得した利用通知情報をアプリケーションにより利用者端末10のユーザに提供する。
(1)ユーザにより選択された集計期間の利用通知情報を提示する場合
以上の説明では、制御部203は、アプリケーションが起動された日時の情報に基づいて、当該日時が属する集計期間の利用通知情報を利用者端末10のユーザに提示する処理を行った。しかし、制御部203は、ユーザにより選択された集計期間の利用通知情報を提示してもよい。
具体的に、利用者端末10のユーザは、アプリケーションにより、集計期間を指定する操作を行う。利用者端末10は、集計期間を指定するための情報を、回線4を介して管理サーバ20へ出力する。
管理サーバ20の制御部203は、集計期間を指定するための情報を、回線4を介して取得する。制御部203は、操作内容取得モジュール203cにより、集計期間を指定するための情報を取得してもよい。
制御部203は、集計期間を指定するための情報と、利用者端末10の識別IDの情報と、アプリケーションに記憶されたカード番号の情報と、に基づいて、上述したステップS22からステップS25の処理を行う。これによって、制御部203は、指定された集計期間の利用通知情報を利用者端末10のユーザに提示できる。
(2)オーソリデータに基づいて更新する場合
なお、利用者端末10においてアプリケーション起動中に管理サーバ20がオーソリデータを取得した場合、管理サーバ20の制御部203は、利用通知情報を更新するための処理を行う。
具体的に、制御部203は、利用通知情報提示モジュール203gにより、オーソリデータ取得モジュール203dが取得したオーソリデータを利用通知情報の更新データとして、回線4を介して利用者端末10へ出力する。
利用者端末10は、管理サーバ20から利用通知情報の更新データを取得する。利用者端末10は、取得した利用通知情報の更新データをアプリケーションにより利用者端末10のユーザに提供する。具体的に、利用者端末10は、アプリケーションにより、管理サーバ20が新たに取得したオーソリデータを含む利用通知情を利用者端末10のユーザに提示する。
(3)クリアリングデータに基づいて更新する場合
なお、利用者端末10においてアプリケーション起動中に管理サーバ20がクリアリングデータを取得した場合、管理サーバ20の制御部203は、利用通知情報を更新するための処理を行う。
具体的に、制御部203は、利用通知情報提示モジュール203gにより、クリアリングデータ取得モジュール203eが取得したクリアリングデータに含まれる利用日時の情報に基づいて、利用日時の情報が含まれる集計期間を判定する。利用通知情報提示モジュール203gは、判定した結果、当該集計期間が利用者端末10のユーザに提示する利用通知情報の集計期間と一致した場合、クリアリングデータを利用通知情報の更新データとして、回線4を介して利用者端末10へ出力する。
このとき、当該クリアリングデータと対応関係にあるオーソリデータは、当該クリアリングデータに置き換えられる。すなわち、クリアリングデータ取得モジュール203eは、集計期間内のクリアリングデータを利用者端末10のユーザに提示し、対応関係にあるオーソリデータを利用者端末10のユーザに提示しない。
(4)利用通知情報の出力先
以上の説明では、ステップS15において、管理サーバ20は、回線4を介して利用通知情報を利用者端末10へ出力している。しかし、管理サーバ20は、利用通知情報を管理サーバ20の出力装置(入出力IF23に含まれるディスプレイまたはスピーカー等)へ出力してもよい。管理サーバ20の出力装置へ出力された利用通知情報は、管理サーバ20の管理者等へ提供される。
また、管理サーバ20は、クラウド会計ソフト等のアプリケーションの提供元サーバへ出力してもよい。アプリケーションの提供元のサーバへ出力された利用通知情報は、アプリケーションの提供元サーバの管理者等へ提供される。
<会計情報提示処理>
図7(A)(B)、図8(A)(B)、図9は、管理サーバ20の動作の一例を表すフローチャートである。具体的に、図7(A)(B)は、管理サーバ20が第1の集計期間においてオーソリデータおよびクリアリングデータを取得した場合における会計情報提示処理を表すフローチャートである。図8(A)(B)、図9は、管理サーバ20が第1の集計期間においてオーソリデータを取得し、第2の集計期間においてクリアリングデータを取得した場合における会計情報提示処理を表すフローチャートである。
図7(A)(B)のフローチャートに基づいて、管理サーバ20が第1の集計期間においてオーソリデータおよびクリアリングデータを取得した場合における会計情報提示処理について説明する。
カードは、第1期間の集計期間に属する所定の日時に利用されたものとする。また、管理サーバ20は、第1期間の集計期間に属する所定の日時に、オーソリデータおよびクリアリングデータを取得するものとする。
図7(A)に示すように、ステップS21において、制御部203は、オーソリデータを取得する処理を行う。
具体的には、例えば、制御部203は、オーソリデータ取得モジュール203dにより、第1の集計期間内のオーソリデータを取得する。オーソリデータ取得モジュール203dが取得したオーソリデータは、記憶部202のオーソリデータDB2024等に記憶される。
制御部203がオーソリデータを取得してから所定期間(例えば、数日後等)経過後、加盟店端末30は回線5を介してクリアリングデータを出力する。
図7(B)に示すように、ステップS22において、制御部203は、回線5を介して加盟店端末30からクリアリングデータを取得する処理を行う。
具体的には、例えば、制御部203は、オーソリデータを取得してから一定期間経過後に加盟店端末30から出力されるクリアリングデータを、クリアリングデータ取得モジュール203eにより取得する。なお、ここでは、クリアリングデータ取得モジュール203eは、第1の集計期間内にクリアリングデータを取得する。
クリアリングデータ取得モジュール203eが取得したクリアリングデータは、記憶部202のクリアリングデータDB2025等に記憶される。なお、当該クリアリングデータは、オーソリデータDB2024に記憶されたオーソリデータと対応関係にあるデータである。
ステップS23において、制御部203は、回線4を介して利用者端末10へクリアリングデータを出力する処理を行う。
具体的に、制御部203は、会計情報提示モジュール203hにより、クリアリングデータ取得モジュール203eがクリアリングデータを取得したことに応じて、当該クリアリングデータを会計情報に含まれるデータとして出力する。
管理サーバ20におけるステップS23の処理に応じて、利用者端末10は管理サーバ20から会計情報に含まれるクリアリングデータを取得する。利用者端末10は、取得したクリアリングデータをアプリケーションにより利用者端末10のユーザに提供する。
ステップS21からステップS23により、ユーザがカードの利用金額に基づき会計処理を行うことをよりいっそう容易する。具体的に、管理サーバ20は、ステップS23の処理により、第1の集計期間内にカードを利用したことに応じて取得されるクリアリングデータを、第1の集計期間内にユーザに提示することが可能である。これにより、ユーザは、集計期間中から法人等における会計処理業務を開始することが可能である。
次に、図8(A)(B)および図9はに基づいて、オーソリデータとクリアリングデータとが異なる集計期間に取得された場合について説明する。
ここで、カードは、第1期間の集計期間に属する所定の日時に利用されたものとする。また、管理サーバ20は、第1期間の集計期間に属する所定の日時に、オーソリデータを取得するものとする。一方、管理サーバ20は、第1期間の集計期間内にクリアリングデータを取得しないものとする。言い換えると、管理サーバ20は、第2期間の集計期間内にクリアリングデータを取得するものとする。
図8(A)に示すように、ステップS31において、制御部203は、オーソリデータを取得する処理を行う。
具体的には、例えば、制御部203は、オーソリデータ取得モジュール203dにより、第1の集計期間内のオーソリデータを取得する。オーソリデータ取得モジュール203dが取得したオーソリデータは、記憶部202のオーソリデータDB2024等に記憶される。
ここで、制御部203がオーソリデータを取得した後、対応関係にあるクリアリングデータ取得する前に第1の集計期間が終了したものとする。
図8(B)に示すように、ステップS32において、制御部203は、オーソリデータDB2024に記憶されたオーソリデータを抽出する処理を行う。
具体的に、制御部203は、第1の集計期間が終了したことに応じて、会計情報提示モジュール203hにより、オーソリデータDB2024に記憶されたオーソリデータを抽出する。
ステップS33において、制御部203は、ステップS32において抽出したオーソリデータを会計情報に含まれるデータとして出力する処理を行う。
具体的に、制御部203は、会計情報提示モジュール203hにより、オーソリデータを会計情報に含まれるデータとして出力する。会計情報提示モジュール203hは、オーソリデータDB2024に記憶されたオーソリデータと、対応関係にあるクリアリングデータが第1の集計期間内に取得されていないことに応じて、オーソリデータ出力する。なお、制御部203により、第1の集計期間内にオーソリデータと対応関係にあるクリアリングデータが取得されている場合、当該クリアリングデータを出力する(ステップS23)。
管理サーバ20におけるステップS33の処理に応じて、利用者端末10は管理サーバ20から会計情報に含まれるオーソリデータを取得する。利用者端末10は、取得したオーソリデータをアプリケーションにより利用者端末10のユーザに提供する。
ステップS33の処理により、ユーザがカードの利用金額に基づき会計処理を行うことをよりいっそう容易する。具体的に、ユーザは、オーソリデータに含まれる確定していない利用金額(未確定利用金額)の情報に基づいて会計処理を行うことが可能である。これにより、会計処理業務や決算処理業務において必要となる明細書等を集計期間の終了後すぐに出力することが可能であり、当該処理業務の着手が容易である。
ここで、第1の集計期間の終了後(第2の集計期間内)に、加盟店端末30は回線5を介してクリアリングデータを出力するものとする。
図9に示すように、ステップS34において、制御部203は、回線5を介して加盟店端末30からクリアリングデータを取得する処理を行う。
具体的には、例えば、制御部203は、オーソリデータを取得してから一定期間経過後に加盟店端末30から出力されるクリアリングデータを、クリアリングデータ取得モジュール203eにより取得する。なお、ここでは、クリアリングデータ取得モジュール203eは、第2の集計期間内にクリアリングデータを取得する。
クリアリングデータ取得モジュール203eが取得したクリアリングデータは、記憶部202のクリアリングデータDB2025等に記憶される。なお、当該クリアリングデータは、オーソリデータDB2024に記憶されたオーソリデータと対応関係にあるデータである。
ステップS35において、制御部203は、差額データを取得する処理を行う。
具体的に、例えば、制御部203は、差額データ取得モジュール203fにより、ステップS34において取得したクリアリングデータに含まれる利用金額の情報と、ステップS31において取得したオーソリデータに含まれる利用金額の情報とを比較する。差額データ取得モジュール203fは、クリアリングデータに含まれる確定利用金額の情報と、オーソリデータに含まれる未確定利用金額の情報とを比較した結果の情報を、差額データとして取得する。
差額データ取得モジュール203fが出力した差額データは、記憶部202等に記憶される。
なお、ステップS35において比較した結果、クリアリングデータに含まれる確定利用金額と、オーソリデータに含まれる未確定利用金額とに差額がなかった場合、差額データ取得モジュール203fは、差額データを取得しない、または、差額が0である旨の差額データを取得する。
ステップS35において比較した結果、差額データ取得モジュール203fにより差額データを取得しない場合、ステップS37の処理へ移行する。
ステップS36において、制御部203は、差額データを第2の集計期間の会計情報に含まれるデータとして出力する処理を行う。
管理サーバ20におけるステップS36の処理に応じて、利用者端末10は管理サーバ20から会計情報に含まれる差額データを取得する。利用者端末10は、取得した差額データをアプリケーションにより利用者端末10のユーザに提供する。
ステップS36の処理により、ユーザがカードの利用金額に基づき会計処理を行うことをよりいっそう容易する。具体的に、ユーザは、ステップS32の処理によりオーソリデータに含まれる確定していない利用金額(未確定利用金額)の情報に基づいて会計処理を行うことが可能である。しかし、未確定利用金額に基づいて支払いを行った場合、ユーザが支払わなければならない本来の金額(確定利用料金)よりも支払いが過剰または不足する場合がある。そのため、差額データに基づく支払いをユーザに求めることにより、支払いの過剰分または不足分を相殺することが可能である。
ステップS37において、制御部203は、会計情報に含まれる確定/未確定情報を未確定である旨の情報から確定である旨の情報に更新する処理を行う。
具体的に、制御部203は、ステップS33において会計情報に含まれるデータとして出力したオーソリデータを更新するための更新データを出力する。更新データは、例えば、オーソリデータに含まれる確定/未確定情報を未確定である旨の情報から確定である旨の情報に更新するためのデータである。または、更新データは、オーソリデータを対応関係にあるクリアリングデータに置き換える旨のデータである。
(1)利用通知情報の出力先
以上の説明では、管理サーバ20は、回線4を介して会計情報を利用者端末10へ出力している。しかし、管理サーバ20は、会計情報を管理サーバ20の出力装置(入出力IF23に含まれるディスプレイまたはスピーカー等)へ出力してもよい。管理サーバ20の出力装置へ出力された会計情報は、管理サーバ20の管理者等へ提供される。
また、管理サーバ20は、会計情報をクラウド会計ソフト等のアプリケーションの提供元サーバへ出力してもよい。アプリケーションの提供元のサーバへ出力された利会計情報は、アプリケーションの提供元サーバの管理者等へ提供される。
<4 画面例>
図10と図11は、本開示の第1の実施の形態における利用者端末10の画面例を示す図である。
図10の画面例は、利用者端末10にインストールされるクラウド会計ソフト等のアプリケーションにおける操作画面の一例を示す図である。
図10の画面例に示すように、利用者端末10において、残高の情報および利用金額の情報を表示するための第1の領域141aと、利用金額の推移に関するグラフを表示するための第2の領域141bと、利用通知情報を表示するための第3の領域141cを表示させる。
<第1の領域の表示態様>
(1)利用可能金額の情報の表示
利用者端末10は、第1の領域141aにおいて、利用可能金額の情報を表示する。例えば、利用可能金額の情報には、法人カードに設定された月毎の利用限度額の情報から、当月の利用金額の情報を差し引いた情報を表示する。例えば、利用限度額の情報は、法人カードの契約時等に管理サーバ20の管理者等に提供された情報に基づいて表示されてもよい。利用限度額の情報は、契約者情報DB2021等に記憶されていてもよい。また、利用限度額の情報は、操作内容取得モジュール203cが受け付けた情報に基づいて、変更されてもよい。
(2)利用金額の情報の表示
利用者端末10は、第1の領域141aにおいて、当月の利用金額の情報を表示する。例えば、利用金額の情報は、第3の領域141cに表示される利用通知情報に基づいて表示されてもよい。具体的に、利用金額の情報は、第3の領域141cに表示される利用通知情報に含まれる未確定利用金額および確定利用料金の合計金額である。
なお、利用者端末10は、第1の領域141aにおいて、集計期間における利用金額の情報が、オーソリデータを含む情報に基づく旨を示す情報を表示してもよい。具体的には、利用者端末10は、第1の領域141aにおいて、「未確定金額〇件を含む」、「未確定利用金額¥〇〇〇を含む」等の情報を表示してもよい。
<第2の領域の表示態様>
(1)利用金額の推移に関するグラフの表示
利用者端末10は、第1の領域141aにおいて、利用金額の推移に関するグラフを表示する。例えば、当該グラフは、第3の領域141cに表示される利用通知情報に基づいて表示されてもよい。具体的に、当該グラフは、利用通知情報に含まれる未確定利用金額および確定利用金額の情報を月毎に集計し、棒グラフとして表示してもよい。
なお、当該グラフは、月毎以外に、日毎、カード番号毎、支払い方法毎、加盟店毎等で利用金額を集計してもよい。また、当該グラフは、棒グラフ以外の態様のグラフまたは図で表示されてもよい。例えば、当該グラフは、折れ線グラフ、円グラフ、または散布図等として表示されてもよい。
<第3の領域の表示態様>
(1)利用通知情報の表示
利用者端末10は、第3の領域141cにおいて、利用通知を表示する。利用通知情報は、利用通知情報提示モジュール203gにより作成される情報である。利用者端末10は、利用通知情報に基づき、任意の集計期間に取得されたオーソリデータおよびクリアリングデータを表示する。
第3の領域141cに示される変更コマンド141c1は、利用者端末10のユーザが、利用通知情報に含まれる各データを変更するための情報である。例えば、利用者端末10のユーザは、各データが示す取引をキャンセルした場合に、変更コマンド141c1を使用する。これによって、利用者端末10のユーザは、取引に変更があった場合でも、即時データを修正し利用通知情報に反映させることができる。
例えば、例えば、利用者端末10は、変更コマンド141c1により操作された情報を受け付け、利用通知情報に含まれるデータを無視する。これによって、当該データに含まれる利用金額の情報は、集計処理されず、合計金額に反映されない。
第3の領域141cに示される確定/未確定情報141c2は、各データがオーソリデータに基づく情報であるか、クリアリングデータに基づく情報であるかを示すための情報である。言い換えると、確定/未確定情報141c2は、各データに含まれる利用金額の情報が、未確定利用金額の情報であるか、確定利用金額の情報であるかを示すための情報である。例えば、各データがオーソリデータに基づく情報である場合、「未確定」と表示することで、未確定利用金額である旨を示すことができる。例えば、各データがクリアリングデータに基づく情報である場合、「確定」と表示することで、確定利用金額である旨を示すことができる。確定/未確定情報141c2は、利用通知がクリアリングデータに基づく更新データにより更新されたことに応じて更新される。
図11の画面例は、利用者端末10にインストールされるクラウド会計ソフト等のアプリケーションにおける操作画面の一例を示す図である。
図11の画面例に示すように、利用者端末10において、利用金額の情報を表示するための第1の領域141dと、利用金額の推移に関するグラフを表示するための第2の領域141eと、会計情報を表示するための第3の領域141fを表示させる。
<第1の領域の表示態様>
(1)利用金額の情報の表示
利用者端末10は、第1の領域141dにおいて、当月の利用金額の情報を表示する。例えば、利用金額の情報は、第3の領域141fに表示される会計情報に基づいて表示されてもよい。具体的に、利用金額の情報は、第3の領域141fに表示される会計情報に含まれる未確定利用金額および確定利用料金の合計金額である。
なお、利用者端末10は、第1の領域141dにおいて、集計期間における利用金額の情報が、オーソリデータを含む情報に基づく旨を示す情報を表示してもよい。具体的には、利用者端末10は、第1の領域141aにおいて、「未確定金額〇件を含む」、「未確定利用金額¥〇〇〇を含む」、「未確定利用金額の〇〇%を含む」等の情報を表示してもよい。
<第2の領域の表示態様>
(1)利用金額の推移に関するグラフの表示
利用者端末10は、第2の領域141eにおいて、利用金額の推移に関するグラフを表示する。例えば、当該グラフは、第3の領域141cに表示される利用通知情報に基づいて表示されてもよい。具体的に、当該グラフは、利用通知情報に含まれる未確定利用金額および確定利用金額の情報を月毎に集計し、折れ線グラフとして表示してもよい。
<第3の領域の表示態様>
(1)利用通知情報の表示
利用者端末10は、第3の領域141fにおいて、利用通知を表示する。会計情報は、会計情報提示モジュール203hにより作成される情報である。利用者端末10は、会計情報に基づき、任意の集計期間に取得されたオーソリデータおよびクリアリングデータを表示する。
第3の領域141fに示される変更コマンド141f1は、利用者端末10のユーザが、利用通知情報に含まれる各データを変更するための情報である。例えば、利用者端末10のユーザは、各データが示す取引をキャンセルした場合に、変更コマンド141f1を使用する。これによって、利用者端末10のユーザは、取引に変更があった場合でも、即時データを修正し利用通知情報に反映させることができる。
例えば、例えば、利用者端末10は、変更コマンド141f1により操作された情報を受け付け、利用通知情報に含まれるデータを無視する。これによって、当該データに含まれる利用金額の情報は、集計処理されず、合計金額に反映されない。
第3の領域141fに示される利用金額情報141f2は、会計情報に含まれる利用金額の情報を示す。利用金額情報141f2は、利用金額の情報とともに差額データの情報が表示されてもよい。
<4 変形例>
上述した実施形態において、法人カードの利用に応じて取得されるオーソリデータにおよびクリアリングデータに基づいて、管理サーバ20が行うデータ取得処理、利用通知情報提示処理、および会計情報提示処理について説明した。しかし、管理サーバ20は、法人カード以外の決済手段の利用に応じて取得されるデータに基づいて、これらの処理を行ってもよい。
具体的に、例えば、管理サーバ20は、電子決済システムの利用に応じて取得されるデータに基づく処理を行ってもよい。電子決済システムは、例えば、上述した法人カード(クレジットカード、プリペイドカード、デビットカード、またはその他の決済カード)を利用者端末10等の端末における仮想カードとして利用するシステムであってもよい。電子決済システムは、現金の直接的な受け渡しを行わない決済手段である。
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサ(203)とメモリ(202)とを備えるコンピュータ(20)に実行させるためのプログラムであって、プログラムはプロセッサ(203)に、決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得された場合、第2データを出力するステップ(S23)と、決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得されなかった場合、第1データを出力するステップ(S33)と、を実行させる、プログラム。
(付記2)
第2データを出力するステップ(S23)において、第2データが取得されたことに応じて第2データを出力し、第1データを出力するステップ(S33)において、集計期間が終了したことに応じて第1データを出力する、(付記1)に記載のプログラム。
(付記3)
集計期間後に、集計期間内に発生した決済取引に関する第2データを取得した場合には、第1データに含まれる利用金額に関する情報と第2データに含まれる利用金額に関する情報との差額に関する情報を出力するステップ(S36)をさらに実行させる、(付記1)または(付記2)に記載のプログラム。
(付記4)
出力された第1データおよび第2データを表示画面に併せて表示する、(付記1)から(付記3)のいずれかに記載のプログラム。
(付記5)
表示画面において、出力された第1データまたは第2データを無視する、または変更する旨の操作を受け付ける(付記1)から(付記4)のいずれかに記載のプログラム。
(付記6)
表示画面において、出力された第1データまたは第2データを表示しない、または受信しない旨の操作を受け付ける、(付記1)から(付記5)のいずれかに記載のプログラム。
(付記7)
第1データに含まれる利用金額に関する情報を、変更する可能性がある未確定利用金額の情報として出力し、第2データに含まれる利用金額に関する情報を、変更する可能性がない確定利用金額の情報として出力する、(付記1)から(付記7)のいずれかに記載のプログラム。
(付記8)
同一の集計期間に取得される1または複数の第1データに含まれる利用金額の情報に基づく合計金額の情報と、同一の集計期間に取得される1または複数の第2データに含まれる利用金額の情報に基づく合計金額の情報と、を区別して出力する、(付記1)から(付記7)のいずれかに記載のプログラム。
(付記9)
第1データに基づく合計金額と、第2データに基づく合計金額と、の割合を出力する、(付記8)に記載のプログラム。
(付記10)
プロセッサ(203)とメモリ(202)とを備えるコンピュータ(20)を備えるシステムで(1)あって、コンピュータ(20)は、プロセッサ(203)に、決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得された場合、第2データを出力させ、決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得されなかった場合、第1データを出力させる、システム。
(付記11)
決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得された場合、第2データを出力するステップ(S23)と、決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得されなかった場合、第1データを出力するステップ(S33)と、を備える方法。
1…システム
10…利用者端末
12…通信IF
120…通信部
13…入力装置
14…出力装置
141…ディスプレイ
141a…第1の領域
141b…第2の領域
141c…第3の領域
141c1…変更コマンド
141c2…確定/未確定情報
141d…第1の領域
141e…第2の領域
141f…第3の領域
141f1…変更コマンド
141f2…利用金額情報
15…メモリ
150…位置情報センサ
16…ストレージ
161…カメラ
17…音声処理部
171…マイク
172…スピーカー
180…記憶部
181…利用者情報
19…プロセッサ
190…制御部
191…操作受付部
192…送受信部
193…提示制御部
20…管理サーバ
201…通信部
202…記憶部
2021…契約者情報DB
2022…利用者端末DB
2023…加盟店情報DB
2024…オーソリデータDB
2025…クリアリングデータDB
203…制御部
203a…受信制御モジュール
203b…送信制御モジュール
203c…操作内容取得モジュール
203d…オーソリデータ取得モジュール
203e…クリアリングデータ取得モジュール
203f…差額データ取得モジュール
203g…利用通知情報提示モジュール
203h…会計情報提示モジュール
22…通信IF
23…入出力IF
25…メモリ
26…ストレージ
29…プロセッサ
30…加盟店端末

Claims (11)

  1. プロセッサとメモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムは前記プロセッサに、
    決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、前記決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得された場合、前記第2データを出力するステップと、
    前記決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む前記第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、前記決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む前記第2データが取得されなかった場合、前記第1データを出力するステップと、を実行させる、プログラム。
  2. 前記第2データを出力するステップにおいて、前記第2データが取得されたことに応じて前記第2データを出力し、
    前記第1データを出力するステップにおいて、前記集計期間が終了したことに応じて前記第1データを出力する、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記集計期間後に、前記集計期間内に発生した決済取引に関する前記第2データを取得した場合には、前記第1データに含まれる利用金額に関する情報と前記第2データに含まれる利用金額に関する情報との差額に関する情報を出力するステップをさらに実行させる、
    請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 出力された前記第1データおよび前記第2データを表示画面に併せて表示する、請求項1から3のいずれかに記載のプログラム。
  5. 前記表示画面において、出力された前記第1データまたは前記第2データを無視する、または変更する旨の操作を受け付ける請求項1から4のいずれかに記載のプログラム。
  6. 前記表示画面において、出力された前記第1データまたは前記第2データを表示しない、または受信しない旨の操作を受け付ける、請求項1から5のいずれかに記載のプログラム。
  7. 前記第1データに含まれる利用金額に関する情報を、変更する可能性がある未確定利用金額の情報として出力し、
    前記第2データに含まれる利用金額に関する情報を、変更する可能性がない確定利用金額の情報として出力する、請求項1から6のいずれかに記載のプログラム。
  8. 同一の集計期間に取得される1または複数の前記第1データに含まれる利用金額の情報に基づく合計金額の情報と、同一の集計期間に取得される1または複数の前記第2データに含まれる利用金額の情報に基づく合計金額の情報と、を区別して出力する、請求項1から7のいずれかに記載のプログラム。
  9. 前記第1データに基づく合計金額と、前記第2データに基づく合計金額と、の割合を出力する、請求項8に記載のプログラム。
  10. プロセッサとメモリとを備えるコンピュータを備えるシステムであって、
    前記コンピュータは、前記プロセッサに、
    決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、前記決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得された場合、前記第2データを出力させ、
    前記決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む前記第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、前記決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む前記第2データが取得されなかった場合、前記第1データを出力させる、システム。
  11. 決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、前記決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む第2データが取得された場合、前記第2データを出力するステップと、
    前記決済手段の発行会社が承認した利用金額に関する情報を含む前記第1データが取得された日時が含まれる集計期間に、前記決済手段を利用した加盟店の加盟店端末から出力された利用金額に関する情報を含む前記第2データが取得されなかった場合、前記第1データを出力するステップと、を備える方法。

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