JP2023031824A - 得点表示システム、および得点表示装置 - Google Patents

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勇助 宮地
Yusuke Miyaji
孝規 高柳
Takanori Takayanagi
朋和 原田
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Abstract

【課題】本発明の目的は、簡易な操作によって、得点関連情報の入力に基づいて自動的に得点を集計し、表示できる得点表示システム提供することである。【解決手段】競技者は各自端末機を装着し、複数の端末機は無線通信によって得点関連情報を得点演算装置へ送信する。得点演算装置は、ペアリング装置によって選択された端末機をペアリングする。得点情報出力装置は、ペアリングした端末機から受信した得点関連情報を所定のアルゴリズムによって処理し、何れの端末機の得点として付与する。何れの端末機に付与された得点は、表示装置に表示される。【選択図】 図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年 6月12日~13日に開催された2021 AICHI FENCING FESTIVAL(第60回中日本フェンシング選手権大会)にて発表
本発明は、競技に用いられる得点表示システムに関する。
特に、フェンシング等の競技において用いられる、利便性に優れた得点表示システムに関する。
詳しくは、携帯端末機を得点表示装置として利用できる得点表示システムに関する。
更には、フェンシング等の競技において用いられる、携帯端末機を利用した利便性に優れた得点表示装置に関する。
この種の第1の従来技術として、フェンシング、剣道、ボクシング、および、空手等の格闘技の試合の判定に利用できる打撃型格闘技用の有効打判定器であり、検知部30からの信号に基づいて打撃の有効性を判定する論理演算部41と、発光ダイオード42A,42B,42R およびブザー42Dで論理演算部41の判定を競技者1,2等に報知する報知部42とを備えた判定部40が設けられ、有効打は発光ダイオード42Aが点灯され、無効打は発光ダイオード42Bが点灯され、または発光ダイオード42Rが点灯されて他の無効打の表示を行う技術が知られている(特許文献1)。
第2の従来技術として、一の競技者用のポイントランプ21Aと、他の競技者用のポイントランプ21Bと、勝負判定処理部とからなり、この勝負判定処理部が、ポイント加点処理部42を備えており、このポイント加点処理部42が、一の競技者の攻撃具用導電部88Aと他の競技者の防具用導電部12Bとの間に、加点条件を満たす通電があると、一の競技者用のポイントランプ21Aを表示させ、他の競技者の攻撃具用導電部88Bと一の競技者の防具用導電部12Aとの間に、加点条件を満たす通電があると、他の競技者用のポイントランプ21Bを表示させるが、攻撃具用導電部88A、88Bと勝負判定処理部は電気コード76で接続される技術が知られている(特許文献2)。
第3の従来技術として、打撃検出部14、無効検出部16及び汗検出部18からの出力信号に基づいて有効打の判定を行い、無線伝送部22から親機6に無線により有効打を示す無線信号を送り、また、表示/発音部23に表示させ、および無線通信によって子機から親機へ予め定められた通信設定によって有効打情報を送信する、フェンシング用有効打判定装置が知られている(特許文献3)。
第4の従来技術として、バトミントン等のラケットスポーツにおいて、センサ部が、センサ部の前方70cm以内の範囲にある物体又は人物に接触しないで感知し、当該センサ部からの検出信号が一定時間以上持続した時、スコアを加算するように制御する制御部を備えたラケットスポーツ用ポータブルセルフスコアリング装置が知られている(特許文献4)。
第5の従来技術として、フェンシング試合の無線監視用電子装置にして、各競技者に対し決められた周波数の信号を発出する発出器を包含し、各競技者は特定の形状、極性及び存続期間を有する信号を供給するインパルス発生器を具備し、さらに前記監視用電子装置は受信したインパルスの形状、極性及び存続期間によって衝当を識別する態様で前記発出器を制御する受信器組立体を包含し、信号発生器のアースが競技者の体並びに該信号発生器の武器及び受信器アースに対するホットポイントに接続され、該発生器のインパルスが前記受信器に影響を与えずに存在し、かつ不要なインパルスの極性が有要な信号のインパルスに関して逆の極性に変換されることを特徴とする無線監視用電子装置が知られている(特許文献5)。
第6の従来技術として、相手側を打撃する打撃具30と、自身が身に着ける防具10と、打撃具と通信を行って情報を取得し、取得した情報に基づいて表示を行う表示器20と、を有する打撃型遊具であって、打撃具30は、先端に電極を備え、当該電極に接続されて電界通信を行うID読み取り部と、ID読み取り部により読み取られたID情報を表示器20に送信する近距離無線通信部と、を備えており、防具10は、表面に導電性部分を有し、当該導電性部分に電気的に接続されたID情報記憶部を備えており、表示器20は、打撃具30からID情報を受信する近距離無線通信部と、当該近距離無線通信部が受信したID情報に対応した表示を行う表示部を備えたことを特徴とする打撃型遊具100が知られている(特許文献6)。
第7の従来技術として、多様な競技に用いることができるように、表示画面を有する表示器と、該表示器に接続され、該表示器を制御する制御装置とを備え、該制御装置に入力されたスポーツ競技に関する情報を上記表示器の表示画面に表示させるように構成されたスポーツ競技用の表示装置において、上記制御装置は、入力された情報を表示する入力表示部を備え、入力された情報に基づいて生成した入力表示部用データを上記入力表示部に出力するとともに、上記表示器用データを上記表示器に出力するように構成されていることを特徴とする表示装置が知られている(特許文献7)。
第8の従来技術として、表示部本体と、この表示部本体から垂下する支持棒と、この支持棒を固定手段を介して取付部で回転可能かつ上下動可能に保持するスタンドと、このスタンドを保持し、かつ床面に載置される基台とから構成され、上記表示部本体の表裏両面には、選手名表示部と、競技中の得点表示部と、セット勝敗表示部と、サーブ権表示部のそれぞれが左右に一対設けてあり、上記表示部本体は、上記スタンドを回転中心として水平方向に少なくとも180度回転可能であることを特徴とする競技用スコアボードが知られている(特許文献8)。
特許第2535306号(段落0005,図1~図5) 特許第4067480号(段落0025,図1~図20) 特開平11-221310(段落0011~0016,図1~図6) 特許第6431178号(段落0010,図1~図10) 特開昭51-44041(第3頁~第6頁,図1~図5) 特開2020-163096(段落0007,図1~図12) 特開2008-55136(段落0006~0007,図1~図17) 実公平7-6923(第2頁第25行~42行,図1~図2)
第1の従来技術は、フェンシング、剣道、ボクシング、および、空手等の格闘技の試合の判定に利用できる打撃型格闘技用の有効打判定器であり、特定の周波数を検出する方式としたため、相手の被打撃部と自己の打撃部とを電線で接続しなくともよく、競技者の動作の自由を確保できる利点がある。しかし、有効打、または無効打をLED点灯またはブザーによって通知するのみであるので、得点の集計は別途行わねばならず、煩雑である問題がある。
第2の従来技術において、電気コードを用いるため、当該電気コードを競技の邪魔にならないように処理する必要があり、装置が大型化し、取扱性、及びコストにおいて不利となる懸念がある。
第3の従来技術において、フェンシング競技において、有効打、無効打を自動的に検出し、発光または発音によって有効打を通知するが、得点の表示は行われない。また、第3の従来技術においては、無線通信によって子機から親機へ有効打情報を送信するが、子機と親機との間の通信設定は予め定められているため、親機、子機は専用機となり、価格および入手性の観点で俄に採用することができない。
第4の従来技術において、センサ部によってラケット又は人物を感知する。しかしながら、フェンシング等の打撃を伴う競技は、有効な打撃であるかどうか判別するには高度な画像識別技術が必要であり、コスト等を考慮すると俄に採用することができない。
第5の従来技術は、第3の従来技術と同様の技術であり、俄に採用することができない。
第6の従来技術は、RFIDを防具に装着し、打撃具で当該RFIDに記録されている情報を読み取ることにより、勝敗を決定し、表示装置に表示するものであって、得点を集計するものではなく、第1の従来技術と同様に俄に採用することができない。
第7の従来技術は、多様な競技に適用することができる表示装置であり、得点やセットの取得状況、試合時間等の表示をすることができる。しかし、自動で得点を集計することができず、煩雑な入力作業が必要であるので俄に採用することができない。
第8の従来技術は、選手(チーム)名表示部、得点表示部、セットのポイント(得点)の表示部、セット勝敗表示部、終了したセットのポイント表示部、サーブ権表示部、セット表示部、およびタイマーを表示するスコアボードであり、得点の集計は出来ないので第1の従来技術と同様に俄に採用することができない。
上記公知技術の何れかを組み合わせ、例えば、第3の従来技術の有効打を示す無線信号を親機に送り、親機を第7の従来技術の得点入力として自動的に加算し、表示させることが考えられる。第3の従来技術において、無線伝送部から出力される無線信号の周波数は、子機毎に異なることから、現実的には親機と子機は対で使用される。換言すれば、競技者が入れ替わる度に子機を受け渡す必要があり、利用上煩雑となる。また、無線信号の周波数は子機毎に異なることから、親機には周波数毎の受信部を設けねばならず、親機が大きくなり、かつ高価となり、俄に採用し難い。
更に、上記従来技術1~8の何れにおいても、得点と試合時間との関係は表示されず、事後練習等への活用が難しい問題がある。
本発明の基本的な第1の目的は、簡易な操作によって、得点関連情報の入力に基づいて得点を表示できる得点表示システムを提供することである。
本発明の従的な第2の目的は、簡易な操作によって、得点関連情報の入力に基づいて得点を自動的に表示できる得点表示システムを提供することである。
本発明の従的な第3の目的は、簡易な操作によって、得点関連情報の入力に基づいて得点を時系列に表示できる得点表示システムを提供することである。
本発明の従的な第4の目的は、簡易な操作によって、得点関連情報の入力に基づいて事後練習等への活用が出来る得点表示装置を提供することである。
本発明の従的な第5の目的は、フェンシング競技に適した、簡易な操作によって、得点関連情報を自動的に表示出来る得点表示装置を提供することである。
なお、複数の目的を記載したが、少なくとも、第1の目的を達成することができる場合、本発明の目的を達成できるものである。
この目的を達成するため、請求項1にかかる第1の発明は以下のように構成されている。
少なくとも、
無線通信によって得点関連情報を出力する端末機と、
前記端末機から前記得点関連情報を受信し、前記得点関連情報を演算処理する得点演算装置と、
前記得点演算装置からの出力に基づいて得点を表示する表示装置を含む得点表示システムであって、
前記得点演算装置は、
前記端末機とのペアリング装置と、
前記ペアリング装置によって関連付けられた端末機からの前記得点関連情報を所定のアルゴリズムによって処理した後、前記表示装置へ出力にする得点情報出力装置を
備えることを特徴とする得点表示システムである。
請求項2にかかる第2の発明は、次ぎのように構成されている。
前記端末機は複数である
ことを特徴とする請求項1に記載の得点表示システムである。
請求項3にかかる第3の発明は、次ぎのように構成されている。
前記得点演算装置は、
前記複数の端末機とのペアリング装置と、
前記ペアリング装置によって関連付けられた端末機からの前記得点関連情報を所定のアルゴリズムによって処理し、関連付けられた端末機の何れかの得点にする得点情報出力装置と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の得点表示システムである。
請求項4にかかる第4の発明は、次ぎのように構成されている。
前記端末機は、少なくとも、得点の増加又は減少を指示する得点増減指示装置
を備えることを特徴とする請求項1に記載の得点表示システムである。
請求項5にかかる第5の発明は、次ぎのように構成されている。
前記複数の端末機は、それぞれセンサーが接続され、前記センサーの出力に基づいて前記得点関連情報を生成し、前記得点演算装置へ出力する
ことを特徴とする請求項3に記載の得点表示システムである。
請求項6にかかる第6の発明は、次ぎのように構成されている。
前記得点情報出力装置は、前記複数の端末機からの信号の相対的な遅早を判別する遅早判別装置と、
前記遅早判別装置において早いと判別された端末機に得点を付与する得点付与装置
を含むことを特徴とする請求項5に記載の得点表示システムである。
請求項7にかかる第7の発明は、次ぎのように構成されている。
前記得点付与装置は、前記遅早判別装置における遅早時間差が所定時間内である場合、前記関連付けられた端末機の両方に得点を付与する
ことを特徴とする請求項6に記載の得点表示システムである。
請求項8にかかる第8の発明は、次ぎのように構成されている。
前記得点情報出力装置は、少なくとも、
前記得点付与装置(304)における得点付与に関する前記得点関連情報の出力時点を試合時間と関連付けて出力する得点時出力装置を含む
ことを特徴とする請求項6または7に記載した得点表示システムである。
請求項9にかかる第9の発明は、次ぎのように構成されている。
前記表示装置は、少なくとも、
前記得点付与装置からの前記得点関連情報に基づいて、得点を獲得した端末機を表示する得点者表示領域と、
前記得点時出力装置からの得点時間を表示する得点試合時間表示領域
を含む得点履歴表示領域が配置されている
ことを特徴とする請求項8に記載した得点表示システムである。
請求項10にかかる第10の発明は、次ぎのように構成されている。
前記得点試合時間表示領域は前記表示装置において上下方向に試合時間における得点順に整列され、
前記得点者表示領域は、前記得点試合時間表示領域の左右に各々配置されると共に、得点を付与された側の前記得点者表示領域は得点態様に表示され、得点を付与されない側の前記得点者表示領域は非得点態様に表示される
ことを特徴とする請求項9に記載した得点表示システムである。
請求項11にかかる第11の発明は、次ぎのように構成されている。
前記得点演算装置は、競技選択装置を含む
ことを特徴とする請求項1または5に記載した得点表示システムである。
請求項12にかかる第12の発明は、次ぎのように構成されている。
前記得点演算装置は、前記得点付与装置からの得点関連情報に基づいて、前記関連付けられた端末機毎に異なる表示をさせる
ことを特徴とする請求項6に記載した得点表示システムである。
請求項13にかかる第13の発明は、次ぎのように構成されている。
前記得点演算装置は、試合開始釦の操作に基づいて、所定の試合時間情報を出力し、
前記表示装置は、前記得点演算装置からの試合時間情報を表示する
ことを特徴とする請求項6に記載した得点表示システムである。
請求項14にかかる第14の発明は、次ぎのように構成されている。
前記得点試合時間表示領域の左右に、それぞれ、対応する端末機の得点表示領域が配置される
ことを特徴とする請求項10に記載した得点表示システムである。
請求項15にかかる第15の発明は、次ぎのように構成されている。
前記得点表示領域の近傍に得点調整釦が表示される
ことを特徴とする請求項11に記載した得点表示システムである。
請求項16にかかる第16の発明は、次ぎのように構成されている。
前記得点演算装置は、前記表示装置における試合時間表示領域に表示する試合時間のための試合時間選択装置を有する
ことを特徴とする請求項1または5に記載した得点表示システムである。
請求項17にかかる第17の発明は、次ぎのように構成されている。
前記表示装置は、試合数表示領域を有する
ことを特徴とする請求項1または5に記載した得点表示システムである。
請求項18にかかる第18の発明は、次ぎのように構成されている。
試合数表示領域における試合数の表示、前記得点履歴表示領域における得点履歴の表示、前記得点表示領域における得点表示、または試合時間表示領域における試合時間表示の設定装置
を備えることを特徴とする請求項17に記載した得点表示システムである。
請求項19にかかる第19の発明は、次ぎのように構成されている。
前記得点演算装置は、前記得点付与装置からの得点出力に基づいて、前記関連付けられた端末機毎に異なる表示をする
ことを特徴とする請求項6に記載した得点表示システムである。
請求項20にかかる第20の発明は、次ぎのように構成されている。
複数の端末機のそれぞれから得点関連情報を受信し、得点を演算処理する得点演算装置と、
前記得点演算装置からの出力に基づいて得点を表示する表示装置
を含む得点表示装置であって、
前記得点演算装置は、前記複数の端末機からの信号の遅早を判別する遅早判別装置と、
前記遅早判別装置において早いと判別された端末機に得点を付与する得点付与装置と、
前記得点を獲得した試合時間を出力する得点時出力装置を含み、
前記表示装置は、
前記得点付与装置からの出力に基づいて、得点を獲得した端末機を表示する得点端末機領域と、
前記得点時出力装置からの得点時間を表示する得点試合時間表示領域
を含むことを特徴とする得点表示装置である。
請求項1に係る第1の発明において、得点演算装置は、端末機とのペアリング装置と得点関連情報の得点情報出力装置を含んでいる。まず、得点演算装置において、ペアリング装置によって、無線通信可能な端末機をペアリングする。ペアリングとは、複数の端末機を対の関係を確定することである。したがって、得点演算装置は、ペアリングされた端末機から得点関連情報のみを受信し、他の端末機から送信された得点関連情報は当該得点演算装置における得点には影響しない。得点情報出力装置において、所定のアルゴリズムによって処理され、得点関連情報が表示装置へ出力される。表示装置において、得点関連情報が表示される。したがって、得点演算装置において、ペアリング装置によって端末機をペアリングするという簡単な操作によって、端末機から送信された得点関連情報を演算処理して表示することができることから、第1の目的を達成できる利点がある。
請求項2に係る第2の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第2の発明において、端末機は複数であるので、複数の端末機のそれぞれから出力された得点関連情報を所定のアルゴリズムによって処理し、得点として表示できる利点がある、したがって、第2の目的を達成できる利点がある。
請求項3に係る第3の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第3の発明において、得点演算装置は、前記複数の端末機とのペアリング装置と、前記ペアリング装置によって関連付けられた端末機からの前記得点関連情報を所定のアルゴリズムによって処理し、関連付けられた端末機の何れかの得点にする得点情報出力装置とを備える。したがって、複数の端末機のそれぞれから出力された得点関連情報を所定のアルゴリズムによって処理し、自動的に得点として表示できる利点がある、したがって、第2の目的を達成できる利点がある。
請求項4に係る第4の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第4の発明において、端末機は、少なくとも、得点の増加又は減少を指示する得点増減指示装置を備える。得点増減指示装置によって、後発的に自動的に演算された得点を増減できることから、得点演算装置には正しい得点を表示することが出来る利点がある。
請求項5に係る第5の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第5の発明において、複数の端末機は、それぞれセンサーが接続され、前記センサーの出力に基づいて前記得点関連情報を生成し、前記得点演算装置へ出力する。したがって、センサーから出力に基づいて、複数の端末機のそれぞれから出力された得点関連情報を所定のアルゴリズムによって処理し、自動的に得点として表示できる利点がある、したがって、第2および第5の目的を達成できる利点がある。
請求項6に係る第6の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第6の発明において、得点情報出力装置は、前記複数の端末機からの信号の相対的な遅早を判別する遅早判別装置と、前記遅早判別装置において早いと判別された端末機に得点を付与する得点付与装置を含む。これによって、有効打を打突の遅早によって決定する競技においては、微妙な遅早を自動的に判定することができ、正確な得点を自動的に付与することが出来る利点がある。
請求項7に係る第7の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第7の発明において、得点付与装置は、前記遅早判別装置における遅早時間差が所定時間内である場合、前記関連付けられた端末機の両方に得点を付与する。これによって、遅早時間差が所定時間内である場合、換言すれば、相打ちである場合、両者に得点を付与できる利点がある。
請求項8に係る第8の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第8の発明において、得点情報出力装置は、少なくとも、前記得点付与装置における得点付与に関する前記得点関連情報の出力時点を特定するための得点時出力装置と、当該得点関連情報の出力時点を試合時間を関連付けて出力する得点時出力装置を含む。これにより、得点を付与した場合、得点を付与した対象(端末機または競技者)および時間を関連づけられて、得点時出力装置から出力される。これによって、得点を付与した対象及び時間を関連付けて時系列に表示出来るので、得点状況を試合時間に絡めて把握することが出来、第3の目的を達成できる利点がある。
請求項9に係る第9の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第9の発明において、表示装置は、少なくとも、前記得点付与装置からの前記得点関連情報に基づいて、得点を獲得した端末機を表示する得点者表示領域と、前記得点時出力装置からの得点時間を表示する得点試合時間表示領域を含む得点履歴表示領域が配置されている。これにより、得点を獲得した端末機(競技者)を表示する得点者表示領域と得点時間を表示する得点試合時間表示領域を含む得点履歴表示領域において表示されることから、得点した競技者および試合時間における得点時点を認識しやすい利点がある。
請求項10に係る第10の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第10の発明において、得点試合時間表示領域は前記表示装置において上下方向に試合時間における得点順に整列され、前記得点者表示領域は、前記得点試合時間表示領域の左右に各々配置されると共に、得点を付与された側の前記得点者表示領域は得点態様に表示され、得点を付与されない側の前記得点表示領域は非得点態様に表示される。得点表示領域が上下方向に試合時間における得点順に整列されることから、視覚的に認識しやすい利点がある。また、得点試合時間表示領域の左右に得点した得点者表示領域には得点態様に表示し、非得点者表示領域は、非得点態様に表示することで、一層視覚的に認識することができる利点がある。
請求項11に係る第11の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第11の発明において、得点演算装置は、競技選択装置を含む。競技選択装置によって競技を選択することにより、一台で複数の競技に関する得点を表示することができ、一層視覚的に認識することが出来る利点がある。
請求項12に係る第12の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第12の発明において、得点演算装置は、前記得点付与装置からの得点関連情報に基づいて、前記関連付けられた端末機毎に異なる表示をさせる。得点を得た端末機毎に異なる表示であるから、この表示を視認することにより、より一層容易に何れの端末機の得点であるか判別することができる利点がある。
請求項13に係る第13の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第13の発明において、得点演算装置は、試合開始釦の操作に基づいて、所定の試合時間情報を出力し、前記表示装置は、前記得点演算装置からの試合時間情報を表示する。得点演算装置に試合時間を表示できるので、試合時間がある競技においては試合時間を確認することができ、また、試合時間と得点とを関連づけて表示することにより、分析等に用いことができる利点がある。
請求項14に係る第14の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第14の発明において、得点試合時間表示領域の左右に、それぞれ、対応する端末機の得点者表示領域が配置される。得点試合時間表示領域の左右に端末機の得点者表示領域が配置されるので、得点した端末機(競技者)と得点した時間とが視覚的に確認できる利点がある。
請求項15に係る第15の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第15の発明において、得点表示領域の近傍に得点調整釦が表示される。得点調整釦を操作することにより、得点を調整することができ第4の目的を達成することができる。また得点表示領域の近傍であるので、当該得点調整釦の位置を把握しやすい利点がある。
請求項16に係る第16の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第16の発明において、得点演算装置は、前記表示装置における試合時間表示領域に表示する試合時間のための試合時間選択装置を有する。これにより、競技者は得点演算装置を操作して、競技種目または目的に応じた試合時間を設定し、表示することが出来る利点がある。
請求項17に係る第17の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第17の発明において、前記表示装置は、試合数表示領域を有し、当該試合数表示領域に試合数が表される。これにより、競技者は得点演算装置を見て、試合数を把握することが出来る利点がある。
請求項18に係る第18の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第18の発明において、試合数表示領域における試合数の表示、前記得点履歴表示領域における得点履歴の表示、前記得点表示領域における得点表示、または試合時間表示領域における試合時間表示の設定装置を有する。これにより、管理者(競技者を含む)は得点演算装置を操作し、試合数の表示、得点履歴の表示、得点表示、または試合時間を選択的に表示することができ、競技者の目的にあった表示にすることができるので、利用者が必要とする情報を的確にを把握することが出来る利点がある。
請求項19に係る第19の発明において、基本的構成は第1の発明と同一であるので、本発明の第1の目的を達成できる利点がある。更に、第19の発明において、得点演算装置は、前記得点付与装置からの得点出力に基づいて、前記関連付けられた端末機毎に異なる表示をする。これにより、得点した端末機(競技者)毎に異なる表示をするので、何れの端末機に係る得点であるか容易に認識できる利点がある。よって、フェンシング競技に適しているので第5の目的を達成できる利点がある。
請求項20に係る第20の発明において、複数の端末機のそれぞれは、得点関連情報を無線通信によって得点演算装置へ送信する。得点演算装置は、複数の端末機のペアリング装置と得点関連情報の得点情報出力装置を含んでいる。まず、得点演算装置において、ペアリング装置によって、無線通信可能な複数の端末機をペアリングする。ペアリングとは、複数の端末機を対の関係として処理することを確定することである。得点演算装置は、ペアリングされた端末機から得点関連情報を受信し、遅早判別装置によって得点関連情報の遅早が判別される。得点付与装置は相対的に早いと判別された端末機へ得点を付与する。得点時出力装置は、前記得点を獲得した試合時間を出力する。表示装置における得点者表示領域に得点した端末機(競技者)、および得点試合時間表示領域に得点した試合時間を表示する。したがって、得点演算装置において、ペアリング装置によって端末機をペアリングするという簡単な操作によって、端末機から送信された得点関連情報を端末機毎に演算処理して表示することができることから、第1の目的を達成できる利点がある。また、遅早判別して得点を付与するので、フェンシング競技に適しており、本発明の従的な第5の目的を達成できる利点がある。
図1は、本発明の実施例1の得点表示システムであって、(A)はフェンシングに用いた場合の説明図、(B)はフェンシングに用いた場合のブロック図である。 図2は、本発明の実施例1の得点表示システムに用いるリモコンの説明図である。 図3は、本発明の実施例1の得点表示システムに用いるリモコンであり、(A)は表示装置の画面図、(B)はフローチャートである。 図4は、本発明の実施例1の得点表示システムにおけるフローチャートであり、(A)は試合時間表示のフローチャート、(B)は試合数表示のフローチャートである。 図5は、本発明の実施例1の得点表示システムに用いる得点演算装置の表示装置に表示される主画像図である。 図6は、本発明の実施例1の得点表示システムに用いる得点演算装置のブロック図である。 図7は、本発明の実施例1の得点表示システムにおける得点演算装置の表示装置におけるペアリング時の画像図である。 図8は、本発明の実施例1の得点表示システムにおける得点履歴表示領域の説明図であり、(A)は得点履歴表示領域拡大図、(B)は得点テーブルである。 図9は、本発明の実施例1の得点表示システムにおけるフローチャートであり、(A)は得点演算のフローチャート、(B)は試合時間表示のフローチャート、(C)は試合数表示のフローチャートである。 図10は、本発明の実施例1の得点表示システムにおける得点演算装置におけるペアリング時のフローチャートである。 図11は、本発明の実施例2の得点表示システムであり、(A)はフェンシングに用いた場合の説明図、(B)はフェンシングに用いた場合のブロック図である。 図12は、本発明の実施例2の得点表示システムにおける剣および端末機の説明図であり、(A)はブロック図、(B)はフェンシング用剣の概略図である。 図13は、本発明の実施例2の得点表示システムに用いる得点演算装置の表示装置に表示される主画像図であり、(A)は初期状態、(B)は所定時間経過後である。 図14は、本発明の実施例2の得点表示システムにおける得点演算装置の表示装置におけるペアリング時の画像図である。 図15は、本発明の実施例2の得点表示システムにおける得点演算装置におけるペアリング時のフローチャートである。 図16は、本発明の実施例2の得点表示システムをフェンシング競技に用いた場合の競技選択時のフローチャートである。 図17は、本発明の実施例2の得点表示システムにおける設定画面である。 図18は、本発明の実施例2の得点表示システムの得点演算装置における試合時間選択画面である。 図19は、本発明の実施例2の得点表示システムの得点演算装置における得点、リセット時間選択画面である。 図20は、本発明の実施例2の得点表示システムをフェンシング競技に用いた場合の主フローチャートである。 図21は、本発明の実施例2の得点表示システムをフェンシング競技のフルーレに用いた場合のサブルーチンフローチャートである。 図22は、本発明の実施例2の得点表示システムをフェンシング競技のエペに用いた場合のサブルーチンフローチャートである。 図22は、本発明の実施例2の得点表示システムをフェンシング競技のサーブルに用いた場合のサブルーチンフローチャートである。
本発明は、第一に、少なくとも、
無線通信によって得点関連情報を出力する端末機と、
前記端末機から前記得点関連情報を受信し、前記得点関連情報を演算処理する得点演算装置と、
前記得点演算装置からの出力に基づいて得点を表示する表示装置
を含む得点表示システムであって、
前記得点演算装置は、
前記端末機とのペアリング装置と、
前記ペアリング装置によって関連付けられた端末機からの前記得点関連情報を所定のアルゴリズムによって処理した後、前記表示装置へ出力にする得点情報出力装置を備え
前記端末機は複数であり、
少なくとも、得点の増加又は減少を指示する得点増減指示装置を備え、それぞれセンサーが接続され、前記センサーの出力に基づいて前記得点関連情報を生成し、前記得点演算装置へ出力し、
前記得点演算装置は、
前記複数の端末機とのペアリング装置と、
前記ペアリング装置によって関連付けられた端末機からの前記得点関連情報を所定のアルゴリズムによって処理し、関連付けられた端末機の何れかの得点にする得点情報出力装置を備え
前記複数の端末機からの信号の相対的な遅早を判別する遅早判別装置と、
前記遅早判別装置において早いと判別された端末機に得点を付与する得点付与装置を備え、
前記得点付与装置は、前記遅早判別装置における遅早時間差が所定時間内である場合、前記関連付けられた端末機の両方に得点を付与し、
前記得点情報出力装置は、少なくとも、
前記得点付与装置における得点付与に関する前記得点関連情報の出力時点を特定するための得点時出力装置と、
当該得点関連情報の出力時点を試合時間と関連付けて出力する得点時出力装置
を含み、
前記表示装置は、少なくとも、前記得点付与装置からの前記得点関連情報に基づいて、得点を獲得した端末機を表示する得点者表示領域と、前記得点時出力装置からの得点時間を表示する得点試合時間表示領域を含む得点履歴表示領域が配置され、
前記得点試合時間表示領域は前記表示装置において上下方向に試合時間における得点順に整列され、
前記得点者表示領域は、前記得点試合時間表示領域の左右に各々配置されると共に、得点を付与された側の前記得点者表示領域は得点態様に表示され、得点を付与されない側の前記得点表示領域は非得点態様に表示され、
前記得点演算装置は、さらに、競技選択装置、前記得点付与装置からの得点関連情報に基づいて、前記関連付けられた端末機毎に異なる表示をさせ、試合開始釦の操作に基づいて、所定の試合時間情報を出力し、前記表示装置は、前記得点演算装置からの試合時間情報を表示し、
前記得点試合時間表示領域の左右に、それぞれ、対応する端末機の得点者表示領域が配置され、
前記得点表示領域の近傍に得点調整釦が表示され、
前記表示装置における試合時間表示領域に表示する試合時間のための試合時間選択装置を有し、
前記表示装置は、試合数表示領域を有し、
試合数表示領域における試合数の表示、前記得点履歴表示領域における得点履歴の表示、前記得点表示領域における得点表示、または試合時間表示領域における試合時間表示の設定装置を有し、
前記得点演算装置は、前記得点付与装置からの得点出力に基づいて、前記関連付けられた端末機毎に異なる表示をする
ことを特徴とする得点表示システムであることが好ましい。
第2に、 複数の端末機のそれぞれから得点関連情報を受信し、得点を演算処理する得点演算装置と、
前記得点演算装置からの出力に基づいて得点を表示する表示装置
を含む得点表示装置であって、
前記得点演算装置は、前記複数の端末機からの信号の遅早を判別する遅早判別装置と、
前記遅早判別装置において早いと判別された端末機に得点を付与する得点付与装置と、
前記得点を獲得した試合時間を出力する得点時出力装置を含み、
前記表示装置は、
前記得点付与装置からの出力に基づいて、得点を獲得した端末機を表示する得点者表示領域と、
前記得点時出力装置からの得点時間を表示する得点試合時間表示領域
を含むことを特徴とする得点表示装置であることが好ましい。
本発明の実施例1を図1乃至図10を参照して説明する。
本実施例1にかかる得点表示システム100は、フェンシング競技に用いる場合の実施例であり、端末機106としてリモートコントローラー106Cを用い、得点を表示装置112に表示する実施例である。
まず、フェンシング競技を説明する。
フェンシング競技は、周知のように、競技者Rと競技者Gが剣102(競技者R側を競技者R剣102R、競技者G側を競技者G剣102Gにて表す。)を片手で持って対峙し、剣先で相手の体RBまたはGBを突き、原則、早く着いた競技者Rまたは競技者Gがポイントを獲得し、所定の試合時間内にポイントを多く取得した競技者が勝利する競技である。相手の体RBまたはGBへの突きを検出するため、剣先(ポアン)には、公知の電気センサ104(競技者R剣102R側をR電気センサ104R、競技者G剣102G側をG電気センサ104Gにて表す。)が装着されている。
実施例1の得点表示システム100は、少なくとも、
無線通信によって得点関連情報SRIを出力する端末機106(リモートコントローラー106C)と、
リモートコントローラー106Cから得点関連情報SRI(リモートコントローラー106Cからのリモコン得点関連情報SRIC)を受信し、当該得点関連情報SRIを演算処理する得点演算装置108と、
当該得点演算装置108からの出力に基づいて得点を表示する表示装置112を含んでいる。
当該得点演算装置108は、端末機106(リモートコントローラー106C)とのペアリング装置174と、
前記ペアリング装置174によって関連付けられた端末機106(リモートコントローラー106C)からの前記得点関連情報SRIを所定のアルゴリズムによって処理した後、前記表示装置112へ出力にする得点情報出力装置176を
備える。
まず、端末機106を図2を参照しつつ説明する。
端末機106は、得点演算装置108へ得点関連情報SRIを出力する機能を有する。本実施例1において、端末機106は、リモートコントローラー106Cである。
リモートコントローラー106Cは、得点演算装置108に対し、遠隔から試合関連情報MRI、少なくとも、得点関連連情報SRIを出力する機能を有する。リモートコントローラー106Cにおける得点関連情報SRIは、得点加算情報SAI、得点減算情報SSIである。本実施例1において、試合関連情報MRIには、試合開始情報MSI、試合数情報MNI、試合時間情報MTI、リセット情報RSIを含んでいる。リモートコントローラー106Cは、少なくとも、得点関連情報SRIを出力する機能を有すれば、専用装置であっても、汎用装置であってもよい。本実施例1においては、リモートコントローラー106Cとして、所謂スマートフォン(Smartphone)を利用している。しかし、他の携帯情報端末装置、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートウォッチ等を利用することができる。
次にリモートコントローラー106Cの構成を図2及び図3を参照しつつ説明する。
実施例1のリモートコントローラー106Cは、スマートフォンを利用している。スマートフォンは、携帯型小型コンピュータであるため、基本的構成要件は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、および記録装置たるRAM(Random Access Memory)によって構成されている。リモートコントローラー106Cの機能は、ROMに記録されたアプリケーションソフトウエアが担っている。そのため、リモートコントローラー106Cとして利用するスマートフォンにリモートコントローラー106C用のアプリケーションソフトウエア(以下「リモコンアプリRAP」という。)をダウンロードしてROMに記憶しておき、得点表示システム100における端末機106たるリモートコントローラー106Cとして用いる場合、リモコン表示装置142に表示されたアイコン(図示せず)をタップしてリモコンアプリRAPを立ち上げる必要がある。
次に、リモートコントローラー106Cとして各機能を発揮しているリモコンアプリRAPの機能をブロック化して図示した図2,3を参照しつつリモートコントローラー106Cの構成を説明する。
リモートコントローラー106Cは、少なくとも、遠隔演算装置118、得点増減指示装置122、電源スイッチ124、競技選択装置126、指令釦128、蓄電池132、通信状況表示LED134、電源表示LED136、リモコン無線通信装置138、及びリモコン表示装置142を含んでいる。本実施例1においては更に、時計装置120を含んでいる。
遠隔演算装置118は、得点増減指示装置122からの得点関連信号に基づいて、所定の処理手順(アルゴリズム)によって処理し、主に得点演算装置108へ得点関連情報SRIを出力する機能を有する。本実施例1において遠隔演算装置118は、前述のようにマイクロコンピュータが用いられ、CPUにおいて、ROMに記録されたプログラムに基づいて、I/O(Input/Output)(図示せず)を介して情報を、得点増減指示装置122、競技選択装置126、リモコン無線通信装置138、リモコン表示装置142等の関連装置とやりとりし、必要に応じてRAMにおいて適時情報を記録し、所定の処理を行う。所定の処理は後述する。
時計装置120は、リモートコントローラー106Cにおいて用いる時刻情報TMIを出力する機能を有する。本実施例1においては公知の時計装置を用いている。時計装置120は、ソフトウエアによって構成することができる。
得点増減指示装置122は、指令釦128の操作に基づいて、得点関連情報SRIを得点演算装置108へ出力する機能を有する。
本実施例1において、得点増減指示装置122はプログラムによって機能が発揮されるので、詳細は指令釦128の説明において説明する。
電源スイッチ124は、リモートコントローラー106Cにおいて電源が必要な装置への電源を断切する機能を有する。本実施例1においては公知の手動開閉器を用いている。
競技選択装置126は、複数の競技に適用可能な場合、競技に適した表示を行うため、表示する競技を設定することが必要である場合、当該競技を選択する機能を有する。本実施例1はフェンシング競技用である。周知のように、フェンシング競技には、フルーレ競技、エペ競技、およびサーブル競技の三つの種目があり、大きな相違点は、エペは同時突き(厳密には時間差が40msec以内)でも得点を獲得出来るが、フルーレおよびサーブルは同時突きが無効である。これらの規則にしたがって、リモコン表示装置142に得点関連情報SRIを表示する必要があるため、競技選択装置126が設けられる。競技選択装置126に関しては、実施例2において詳述する。
指令釦128は、得点関連情報SRIを手動操作で出力させる機能を有する。換言すれば、指令釦128をタップした場合、当該タップされた指令釦128の性質に対応した得点関連情報SRIを得点増減指示装置122が出力する。
本実施例1において、指令釦128は、少なくとも、得点加算釦144、得点減算釦146が設けられる。得点加算釦144がタップされた場合、得点関連情報SRIとして得点加点情報SAIが出力され、得点減算釦146がタップされた場合、得点関連情報SRIとして得点減点情報SSIが出力される。本実施例1においては、さらに、端末試合時間計時開始釦148、試合時間計時停止釦150、試合時間のリセット釦152、および試合数釦154が設けられている。本実施例1においては、指令釦128は、リモコン表示装置142上に表示された釦と、リモコン表示装置142に一体化されたマトリクス・スイッチ156を組み合わせたタッチパネル158によって構成される。すなわち、リモコン表示装置142の所定位置に表示された釦に相対するマトリクス・スイッチ156がタップされたことを検知した場合、当該釦が操作されたこととして、所定の処理を行うようになっている。
得点加算釦144は、一回押動する毎に1点を加点する得点加点情報SAIを出力させる機能を有する。本実施例1は競技者Rと競技者Gによって得点を争うフェンシング競技用であるため、競技者R用得点加算釦144Rと競技者G用得点加算釦144Gを有する。
得点減算釦146は、一回押動する毎に1点を減点する得点減点情報SSIを出力させる機能を有する。本実施例1はフェンシング競技用であるため、競技者R用得点減算釦146Rと競技者G用減点加算釦146Gを有する。
端末試合時間計時開始釦148は、タップされた場合、試合時間MTの計時を始動させる計時始動情報STIを出力する。
試合時間計時停止釦150は、タップされた場合、試合時間MTの計時を中断させる計時中断情報CSIを出力する。
リセット釦152は、タップされた場合、試合時間MTの計時をリセットする計時リセット情報RRIを出力する。
試合数加算釦154Aは、一回タップする毎に試合数を1加算する試合数加算情報MAIを出力させる機能を有する。
試合数減算釦154Sは、一回タップする毎に試合数を1減算する試合数減算情報MSIを出力させる機能を有する。
蓄電池132は、遠隔演算装置118、リモコン表示装置142、通信状況表示LED134、電源表示LED136、無線通信装置138等リモートコントローラー106Cにおいて必要な電気を供給するための電源である。
通信状況表示LED134は、無線通信装置138が通信している場合、点滅し、通信状況が目視出来るように構成される。
電源表示LED136は、電源スイッチ124がONにされた場合、点灯し、OFFである場合消灯し、ON・OFFを目視確認可能に表示する。
リモコン無線通信装置138は、無線通信によって、得点演算装置108における無線通信装置との間で得点関連情報SRIを通信する機能を有する。本実施例1においては、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)通信が可能である。しかし、同様の機能を有する無線通信装置を用いることができる。
リモコン表示装置142は、液晶、EL(electro-luminescence)等の表示装置であり、遠隔演算装置118からの出力に基づいて、所定の表示を行う。
マトリクス・スイッチ156は、公知の接触位置入力装置であり、接触した位置情報を出力する機能を有する。
タッチパネル158は、リモコン表示装置142とマトリクス・スイッチ156を組み合わせてリモコン表示装置142に表示された指令釦128の何れが押されたかをマトリクス・スイッチ156からの位置情報に基づいて出力する機能を有し、公知のタッチパネルが用いられる。しかし、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
リモコン表示装置142の右上には、ブルートゥース通信マーク釦162、端末表示設定マーク釦164、表示端末設定マーク釦166が表示される。
ブルートゥース通信マーク162をタップした場合、ブルートゥース通信に関する各種設定を行ことができる。
端末表示設定マーク釦164をタップした場合、表示装置112に表示させる項目に関し設定することができる。詳細は実施例2において説明する。
表示端末設定マーク釦166をタップした場合、リモートコントローラー106Cの各種設定をすることができる。
以上より、本実施例1において得点関連情報SRIは、少なくとも、得点加点情報SAI、および得点減点情報SSIであり、広義においては、計時始動情報STI、計時中断情報CSI、試合数加算情報MAI、試合数減算情報MSI、計時リセット情報RRIを含んでいる。
次にリモートコントローラー106Cの作用、換言すれば、リモコンアプリRAPの機能を図4をも参照しつつ説明する。
まず、得点加算釦144をタップした場合の作用を説明する。
ステップSR1において、競技者R用得点加算釦144Rがタップされたか判別し、タップされたことを判別した場合、ステップSR2へ進み、タップされない場合、ステップSR3へ進む。
ステップSR2において、競技者R得点加算情報SAIRを出力した後、ステップSR4へ進む。競技者R得点加算情報SAIRは、得点を1点追加する情報である。例えば、フェンシング競技の場合、1点を追加する情報であり、テニス競技の場合、15点を追加する情報である。競技者R得点加算情報SAIRは、無線通信装置138を介して得点演算装置108へ送信される。
ステップSR4において、競技者R得点加算情報SAIRと当該競技者R得点加算情報SAIRが出力された時刻情報TMIを関連付けて記録装置たるRAMに記録した後、ステップSR5へ進む。
ステップSR5において、リセット釦152が押されたか判別し、リセット釦152がタップされない場合、ステップSR1へ戻り、タップされた場合、ステップSR6へ進む。
ステップSR6において、試合時間MTたる試合時間情報MTIをリセットしてゼロに戻すリセット情報RSIを出力した後、ステップSR1へ戻る。
ステップSR3において、競技者R用得点減算釦146Rがタップされたか判別し、タップされたことを判別した場合、ステップSR7へ進み、タップされない場合、ステップSR8へ進む。
ステップSR7において、競技者R得点減算情報SSIRを出力した後、ステップSR9へ進む。競技者R得点減算情報SSIRは、フェンシング競技の場合、得点を1点減算する情報である。競技者R得点減算情報SSIRは、リモコン無線通信装置138によって得点演算装置108へ送信される。
ステップSR9において、競技者R得点減算情報SSIRと競技者R得点減算情報SSIRが出力された時刻情報TMIとを関連付けてRAMに記録した後、ステップSR5へ進む。
ステップSR8において、競技者G用得点加算釦144Gがタップされたか判別し、タップされたことを判別した場合、ステップSR10へ進み、タップされない場合、ステップSR11へ進む。
ステップSR10において、競技者G得点加算情報SAIGを出力した後、ステップSR12へ進む。競技者G得点加算情報SAIGは、得点を1点追加する情報である。競技者G得点加算情報SAIGは、リモコン無線通信装置138を介して得点演算装置108へ送信される。
ステップSR12において、競技者G得点加算情報SAIGと競技者G得点減算情報SAIGが出力された時刻情報TMIとを関連付けてRAMに記録した後、ステップSR5へ進む。
ステップSR11において、競技者G用得点減算釦146Gがタップされたか判別し、タップされたことを判別した場合、ステップSR13へ進み、タップされない場合、ステップSR5へ進む。
ステップSR13において、競技者G得点減算情報SSIGを出力した後、ステップSR14へ進む。競技者G得点減算情報SSIGは、得点を1点減算する情報である。競技者G得点減算情報SSIGは、リモコン無線通信装置138を介して得点演算装置108へ送信される。
ステップSR14において、競技者G得点減算情報SSIGと競技者G得点減算情報SSIGが出力された時刻情報TMIとを関連付けてRAMに記録した後、ステップSR5へ進む。
したがって、得点加算釦144、および得点減算釦146がタップされない場合、ステップSR1、SR3、SR8、SR11およびSR5をループし、待機状態になる。
次に端末試合時間計時開始釦148および試合時間計時停止釦150の作用を図4(A)のフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップST1において、端末試合時間計時開始釦148がタップされたか判別し、タップされたことを判別した場合、ステップST2へ進み、判別しない場合ステップST3へ進む。
ステップST2において、計時開始情報MSIを出力した後、ステップST4へ進む。計時開始情報MSIは、リモコン無線通信装置138を介して得点演算装置108へ送信される。また、試合時間計時停止釦150がタップされた後、端末試合時間計時開始釦148がタップされた場合、計時再開情報CRIを出力する。
ステップST4において、リセット釦152がタップされたか判別し、リセット釦152がタップされない場合、ステップST1へ戻り、タップされた場合、ステップST5へ進む。
ステップST5において、試合時間MTIをリセットしてゼロに戻すリセット情報RSIを出力した後、ステップST1へ戻る。リセット情報RSIは、リモコン無線通信装置138を介して得点演算装置108へ送信される。
ステップST3において、試合時間計時停止釦150がタップされたか判別し、タップされたことを判別した場合、ステップST6へ進み、判別しない場合ステップST1へ戻る。
ステップST6において、計時中断情報CSIを出力した後、ステップST4へ進む。計時中断情報CSIは、リモコン無線通信装置138を介して得点演算装置108へ送信される。
すなわち、端末試合時間計時開始釦148または試合時間計時停止釦150がタップされない場合、ステップST1およびST3をループし、待機状態になる。
次に試合数加算釦154Aおよび試合数減算釦154Sの作用を、図4(B)の試合数フローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップSM1において、試合数加算釦154Aがタップされたか判別し、タップされたことを判別した場合、ステップSM2へ進み、判別しない場合ステップSM3へ進む。
ステップSM2において、試合数加算情報MAIを出力した後、ステップSM4へ進む。試合数加算情報SMIは、リモコン無線通信装置138を介して得点演算装置108へ送信される。
ステップSM4において、リセット釦152がタップされたか判別し、リセット釦152がタップされない場合、ステップSM1へ戻り、タップされた場合、ステップSM5へ進む。
ステップSM5において、試合数MTIをリセットしてゼロに戻すリセット情報RSIを出力した後、ステップSM1へ戻る。リセット情報RSIは、無線通信装置138を介して得点演算装置108へ送信される。
ステップSM3において、試合数減算釦154Sがタップされたか判別し、タップされたことを判別した場合、ステップSM6へ進み、判別しない場合ステップSM1へ戻る。
ステップSM6において、試合数減算情報MSIを出力した後、ステップSM1へ戻る。試合数減算情報MSIは、無線通信装置138を介して得点演算装置108へ送信される。
すなわち、試合数加算釦154Aまたは試合数減算釦154Sがタップされない場合、ステップSM1およびSM3をループし、待機状態になる。
次に、得点演算装置108を図5及び図6を参照しつつ説明する。
得点演算装置108は、リモートコントローラー106Cから送信された得点関連情報SRIに基づいて、得点を所定のアルゴリズムに基づいて演算して得点情報SIRを表示装置112へ出力する機能を有する。本実施例1において、得点演算装置108は、携帯情報端末機114を利用している。携帯情報端末機114としては、ラップトップコンピュータ、タブレット端末機、スマートフォン(Smartphone)等を用いることができる。これらは、何れも通信機能、演算機能、および表示装置112が一体化されており、かつ小型であるため、練習に用いる場合等、利便性が高い利点がある。よって、携帯情報端末機114は、得点表示装置116を構成する。
本実施例1において、携帯情報端末機114としてのスマートフォンを用いている。スマートフォンは、周知の通り、演算装置(得点演算装置108)、表示装置112、および演算無線通信装置172を備える携帯情報機器であるため好都合である。得点演算装置108は、周知のようにCPU、ROM、RAM、I/O、および得点演算記録装置168を含んでいる。
得点演算装置108を含む携帯情報端末機114としての機能は、プログラムによって発揮されるので、予め、所定のWebサイトから得点表示アプリSAPをダウンロードし、得点演算記録装置168に記録しておく。当該得点表示アプリSAPは、携帯情報端末機114の表示装置112に表示されたアイコン(図示せず)をタップすることにより立ち上がり、例えば、図5(A)に示す得点表示主画面MSが表示される。
以下、得点表示アプリSAPの機能毎にブロック化した図6をも参照しつつ、当該ブロックをハードウエアになぞらえて説明する。得点演算装置108は、少なくとも、得点演算記録装置168、演算無線通信装置172、ペアリング装置174、および得点情報出力装置176を含んでいる。
得点演算記録装置168は、ダイナミックメモリ(Dynamic Random Access Memory)等の、随時書き込み、読込可能な公知の記録装置が用いられる。
次に演算無線通信装置172を説明する。
演算無線通信装置172は、端末機106、本実施例1においてはリモートコントローラー106Cのリモコン無線通信装置138と無線通信する機能を有する。本実施例1において、演算無線通信装置172は、近距離無線通信規格の1つであるブルートゥース(Bluetooth:登録商標)を用いて通信を行うが、これに限らず他の無線通信手段を採用することができる。図5(A)に示すように、ブルートゥース通信が可能な場合、携帯情報端末機114の表示装置112にBluetoothマーク178が表示される。なお、Bluetoothマーク178の右隣に表示設定マーク釦182、その右隣に表示装置設定マーク釦184が表示される。
次にペアリング装置174を説明する。
ペアリング装置174は、端末機106、本実施例1においてはリモートコントローラー106Cと携帯情報端末機114との通信関係を確立する機能を有する。換言すれば、携帯情報端末機114とペアリングした端末機106のみが無線通信によって、端末機106から得点演算装置108へ得点関連情報SRIを送信することが出来る。さらに換言すれば、携帯情報端末機114が通信関係を許可した場合のみ通信関係を成立させることができる。例えば、表示装置112おける主画面MSの右上に表示されているBluetoothマーク178をタップすることにより、図7(A)に示すペアリング画面PSに切り替わる。
ペアリング画面PSには、電波を受信している端末機106の識別情報ID-1~ID-Nが端末機表示領域TA-1~TA-nに表示される。今回、選択する端末機106はリモートコントローラー106Cの識別情報ID-1である場合、当該識別情報ID-1の端末機表示領域TA-1をタップする。
すると、タップに基づいて、図7(B)に示すように、接続確認画面CSに変わり、ペアリング画面PSに重ねて端末選択確認領域186が表示され、当該端末選択確認領域186内にOK釦188とキャンセル釦192が表示される。
接続確認画面RSに表示されたOK釦188をタップすることにより、ペアリングが完了し、図7(C)に示すペアリング完了画面PCSに変わり、ペアリングした端末機器表示領域ID-1が他領域と異なる形態によって表示され、接続が完了したことを視認可能に表示される。他領域と異なる形態とは、例えば、背景が異なる色に着色される、または所定時間フラッシュ発光する等、適宜設定することが出来る。キャンセル釦192をタップした場合、ペアリング画面PSに戻る。また、右上に表示されたリターン釦194をタップした場合も、ペアリング画面PSに戻る。ペアリング画面PSにおいて、リターン釦194をタップした場合、主画面MSに戻る。
次に得点情報出力装置176を説明する。
得点情報出力装置176は、端末機106、実施例1においてはリモートコントローラー106Cからの得点関連情報SRIを受信した場合、当該得点関連情報SRIを所定のアルゴリズムに基づいて処理し、表示装置112へ得点情報SIを出力する機能を有する。本実施例1においては、さらに、試合時間情報MTI、試合数情報MNI、競技種目情報EIを出力する。
得点情報SIとは、本実施例1においては得点加算情報SAI(RSAIR)、および得点減算情報SSIである。そのため、得点情報出力装置176は、個別得点演算装置196、得点時間出力装置198、得点時計装置202、試合数演算装置204、および試合計時装置206を含んでいる。
次に個別得点演算装置196を説明する。
個別得点演算装置196は、競技者Rまたは競技者G毎の得点を所定のアルゴリズムによって演算する機能を有する。本実施例1においては、リモートコントローラー106Cから送信され、かつ受信した競技者Rまたは競技者G毎の得点を、加算または減算する機能を有する。この機能を発揮するため、個別得点演算装置196は、R個別得点演算装置196R、G個別得点演算装置196Gを含んでいる。
R個別得点演算装置196Rは、リモートコントローラー106CからR得点加算情報SAIRを受信した場合「1」を加算し、R得点減算情報SSIRを受信した場合「1」を減算し、出力する。
G個別得点演算装置196Gは、リモートコントローラー106CからG得点加算情報SAIRを受信した場合「1」を加算し、G得点減算情報SSIRを受信した場合「1」を減算し、出力する。
したがって、所定のアルゴリズムとは、本実施例1においては、得点加算情報SAIを受信した場合「1」を加算し、得点減算情報SSIを受信した場合「1」を減算することである。
次に得点時間出力装置198を説明する。
得点時間出力装置198は、リモートコントローラー106Cから得点加点情報SAI(R得点加算情報SAIR またはG得点加算情報SAIR)を受信した場合、当該受信した際の試合時間情報MTIを出力する。
次に得点時計装置202を説明する。
得点時計装置202は、得点演算装置108において用いる時刻情報TMIを出力する機能を有し、本実施例1においては、公知の時計装置が用いられる。
次に試合数演算装置204を説明する。
試合数演算装置204は、試合数加算情報MAIを受信した場合、試合数を「1」加算し、試合数減算情報MSIを受信した場合、試合数を「1」減算し、出力する機能を有する。
次に試合計時装置206を説明する。
試合計時装置206は、試合開始情報MSIを受信した場合、時刻情報TMIに基づいて試合時間MTを計時して試合時間情報MTIを出力し、計時中断情報CSIを受信した場合当該計時を停止、計時再開情報CRIを受信した場合、試合時間NTの計時を再開し、試合時間情報MTIを出力する機能を有する。
次に表示装置112を説明する。
表示装置112は、少なくとも、得点情報出力装置176から出力された得点情報SIを表示する機能を有する。本実施例1においては、LCD(liquid Crystal display)が用いているが、有機EL(organic electro-luminescence)等の他の表示装置を用いることができる。本実施例1において、表示装置112には、得点表示主画面MSには、表示領域212(競技者R領域212R、競技者G領域212G)、得点表示領域214(R得点表示領域214R、G得点表示領域214G)、得点履歴表示領域216、競技種別表示領域218、試合時間表示領域222、試合数表示領域224、得点調整釦226(R得点調整釦226R、G得点調整釦226G)、試合開始釦たる試合時間計時開始釦228、試合時間計時中断釦232、および試合時間リセット釦234が表示される。本実施例1における表示装置112は、横長であるが、縦長に構成することができる。
次に、表示装置112における表示領域212を図5を参照しつつ説明する。
表示領域212は、長方形であり、左右等分に競技者R領域212Rと競技者G領域212Gに分けられている。競技者R領域212Rと競技者G領域212Gには、それぞれ、得点表示領域214(R得点表示領域214R、G得点表示領域214G)、得点履歴表示領域216が表示される。また、R得点表示領域214R、G得点表示領域214Gに跨がって、競技種別表示領域218、試合時間表示領域222が表示される。試合数表示領域224は、競技者R領域212Rの左上部に表示される。
次に競技者R領域212Rを説明する。
競技者R領域212Rは、表示領域212の左側半分に設定され、通常は所定の背景色、例えば黒色に表示され、競技者Rが得点を得た場合、特別な表示形態によって、表示される。特別な表示形態とは、例えば、所定時間の間、常態とは異なる色の赤色等に変えられ、フラッシュ表示または点滅表示される。得点者が競技者Rであることを周知するためである。
次に競技者G領域212Gを説明する。
競技者G領域212Gは、表示領域212右側半分に設定され、通常は所定の背景色、例えば黒色に表示され、競技者Gが得点を得た場合、競技者R領域と同様に、特別な表示形態によって、表示される。特別な表示形態とは、例えば、所定時間の間、常態とは異なる色の緑色等に変えられ、フラッシュ表示または点滅表示される。得点者が競技者Gであることを周知するためである。
次にR得点表示領域214Rを説明する。
R得点表示領域214Rは、競技者R領域212Rの左下部に配置される。R得点表示領域214Rには、競技者Rの得点が比較的大きな文字サイズで表示される。初期値は「0」であり、1のR得点加点情報SAIRに基づいて、1ずつ加算表示される。1のR得点減算情報SSIRに基づいて、1ずつ減算表示される。本実施例1において、R得点表示領域214Rの下側にR得点調整釦226Rが配置される。R得点調整釦226Rは、上向き矢印形状のR得点加算釦226RUと、下向き矢印形状のR得点減算釦226RDによって構成されている。R得点加算釦226RUがタップされた場合、R得点が「1」加算され、R得点減算釦226RDがタップされた場合、R得点が「1」減算される。得点演算装置108において、競技者Rの得点を手動で修正できる利点がある。
次にG得点表示領域214Gを説明する。
G得点表示領域214Gは、競技者G領域212Gの右下部に配置される。G得点表示領域214Gには、競技者Gの得点が比較的大きな文字サイズで表示される。初期値は「0」であり、1ずつ加算表示される。本実施例1において、G得点表示領域214Gの下側にG得点調整釦226Gが配置される。G得点調整釦226Gは、上向き矢印形状のG得点加算釦226GUと、下向き矢印形状のG得点減算釦226GDによって構成され、G得点加算釦226GUをタップした場合、G得点が「1」加算され、G得点減算釦226GDをタップした場合、G得点が「1」減算される。
次に試合時間計時開始釦228を説明する。
試合時間計時開始釦228は、試合時間MTの計時を開始させる機能を有する。
本実施例1においては、試合時間表示領域222において、時間表示TDに重ねて試合時間計時開始釦228が表示される。試合時間計時開始釦228は、例えば、横向きの三角形であって、時間表示TDと異なる色にて表示される。試合時間計時開始釦228がタップされた場合、計時開始情報MSIが出力される。この計時開始情報MSIに基づいて、試合計時装置206は試合時間MTの計時を開始する。例えば、試合時間表示領域222に分秒単位で試合時間MTが所定試合時間まで計時が増加、または所定時間から計時が減少され、当該試合時間MTが試合時間表示領域222に表示される。また、計時開始情報MSIの出力に関連して試合時間計時開始釦228が表示された領域には、試合時間計時中断釦232が表示される。換言すれば、試合時間MTの計時表示がなされている場合、試合時間計時中断釦232(試合時間計時開始釦228)をタップすることにより、試合時間MTの計時が中断される。
次に試合時間計時中断釦232を説明する。
試合時間計時中断釦232は、試合計時装置206における試合時間MTの計時を中断させる機能を有する。
本実施例1においては、試合時間表示領域222において、時間表示TDに重ねて試合時間計時中断釦232が表示される。試合時間計時中断釦232は、例えば、垂立2本線形態(U-23F8)に表示され、時間表示TDと異なる色にて表示される。試合時間計時中断釦232がタップされた場合、計時中断情報CSIが出力され、試合計時装置206における計時が中断される。例えば、試合時間表示領域222に表示された試合時間MTが計時中断情報CSIが出力された時点での試合時間MTの表示が停止される。また、計時中断情報CSIの出力に関連して試合時間計時中断釦232が表示された領域には、試合時間計時開始釦228が表示される。この後、試合時間計時開始釦228がタップされた場合、試合計時装置206における試合時間MTの計時が再開される。
次に試合時間リセット釦234を説明する。
試合時間リセット釦234は、試合時間MTをリセットする機能を有する。
本実施例1においては、試合時間表示領域222において、時間表示TDに重ねて、試合時間計時開始釦228の右側に表示される。試合時間リセット釦234は、例えば、円形の矢印形状であって、時間表示TDと異なる色にて表示される。試合時間リセット釦234がタップされた場合、試合計時装置206における計時がリセットされる。本実施例1においては、試合時間MTが「00:00」が表示される。
次に、本実施例1における得点表示アプリSAPによって、得点表示領域214(R得点表示領域214R、G得点表示領域214G)へ得点を表示する作用に関し、図9(A)に示す得点表示アプリSAPのフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、携帯情報端末機114において、得点表示アプリSAPを立ち上げた場合、ステップSSR0において、表示装置112に表示されるR得点情報SIR、G得点情報SIGは、それぞれゼロにリセットされる。また、得点履歴表示領域216に表示される得点履歴SH、競技種別表示領域218に表示される選択された競技、試合時間表示領域222に表示される試合時間TM、試合数表示領域224に表示される試合数MNも、リセットされる。
次にステップSSR1において、リモートコントローラー106CからR得点情報SAIRを受信したか判別し、R得点情報SAIRを判別した場合、ステップSSR2へ進み、R得点情報SAIRを判別しない場合、ステップSSR3へ進む。
ステップSSR2において、R得点RSに「1」が加算された後、ステップSSR4へ進む。本事例では最初の得点であるので、R得点RSの最新情報は、「1」になる。
ステップSSR4において、「1」が加算されたR得点RSと受信した試合時間情報MTIが関係付けられて得点履歴情報SHIとして得点演算記録装置168に記録されると共に、表示装置112へ出力される。
表示装置112において、R得点表示領域214RにR得点RSである「1」が表示される。
ステップSSR5において、リモートコントローラー106Cからのリセット情報RSIを受信したか判別し、リセット情報RSIの受信を判別した場合、ステップSSR0へ進み、R得点RS、G得点GSが「0」にリセットされる。リセット情報RSIを判別しない場合、ステップSSR1へ戻る。したがって、得点情報SAIを受信しない場合、ステップSSR1、ステップッSR3、ステップSSR8、ステップSSR11、およびステップSSR5をループし、得点情報SAIの待機状態になる。
ステップSSR3において、R減算情報SSIRを受信したか判別し、判別した場合ステップSSR7へ進み、判別しない場合ステップSSR8へ進む。
ステップSSR7において、R得点RSから「1」が減算された後、ステップSSR9へ進む。上記のように、R得点RSは「1」が記録されているので、「1」から「1」が減算されて、最新のR得点RSは「0」になる。
ステップSSR9において、「1」が減算されたR得点RSと受信した試合時間情報TMIが関係付けられて得点履歴情報SHIとして得点演算記録装置168に記録されると共に、表示装置112へ出力される。表示装置112において、R得点表示領域214Rに最新のR得点RSである「0」が表示される。
得点演算記録装置168には、得点した試合時間情報MTI、得点者情報SCRである競技者Rまたは競技者G、試合数情報MNIが関連付けて記録される。例えば、図8(B)に示す得点テーブルSTに記録され、試合数情報NMIが第1優先順位、試合時間情報MTIが第2優先順位に設定されて、例えば同図に示すように、試合数情報MNIおよび試合時間情報MTIに関連付けられて降順に整列される。
次に得点履歴表示領域216を図8(A)を参照しつつ説明する。
得点履歴表示領域216は、競技者Rと競技者Gの得点履歴を表示する領域である。得点履歴とは、少なくとも、得点を得た競技者(競技者Rまたは競技者G)、および試合時間情報MTIが得点時間順に整列表示される。本実施例1においては、さらに、総得点TSが表示される。本実施例1において、得点履歴表示領域216は、競技者R領域212Rの競技者G領域212G側端部と競技者G領域212Gの競技者R領域212R側端部に跨がって表示される。具体的には、競技種別表示領域218と試合時間表示領域222との間に所定数、本実施例1においては6段に分けて得点履歴が表示されるが、これよりも多く、または少なくすることもできる。本実施例1においては、競技者R領域212Rと競技者G領域212Gに跨がって、得点が発生した得点試合時間OSTが表示され、得点試合時間OSTに隣接した左右に得点者表示領域OSが配置され、さらに得点者表示領域OSの左右に総得点領域TSが配置されている。
得点試合時間OSTの表示形式は適宜設定できるが、本実施例1においては分及び秒が表示される。例えば、試合時間が3分であって、試合開始後、30秒後に競技者R又は競技者Gが得点した場合、「00:30」が表示される。得点試合時間OSTは、発生時間順に表示される。具体的には、最下段には最新得点試合時間OST1、2段目に二番目に新しい第2得点試合時間OST2、3段目に三番に新しい第3得点試合時間OST3が表示される。以降、同様に、第4得点試合時間OST4、第5得点試合時間OST5、および第6得点試合時間OST6が表示される。
次に得点者表示領域OSを説明する。
得点者表示領域OSは、得点をした競技者を表示する機能を有する。本実施例1においては、競技者Rまたは競技者Gの何れが得点を獲得したかを表すため、獲得試合時間OSTの競技者R領域212R側に、当該獲得試合時間OSTにおいて競技者Rが得点を獲得した場合に当該競技者Rの色、例えば赤色に着色される競技者R得点者表示領域OSRが配置される。詳細には、第1得点試合時間OST1と同一水平線上であって、その左側に所定の面積を有する四角形の競技者R第1得点者表示領域OSR1が配置されている。本実施例1において、競技者R第1得点者表示領域OSR1は、通常、非得点態様NSMたる、例えば地色の黒色に着色され、得点した場合、得点した競技者Rを示す得点態様SM、例えば赤色で表示される。同様に、競技者G得点者表示領域OSGには、第1得点試合時間OST1と同一水平線上には、所定の面積を有する四角形の競技者G第1得点者表示領域OSG1が配置され、非得点態様NSMまたは得点態様SMに表示される。これにより、例えば、図7に示すように、競技者Gが試合時間MTの2分1秒に得点し場合、競技者G第1得点者表示領域OSG1が矩形の緑色に変わり、競技者Gが得点したことが理解できる。
次に総得点領域TSを説明する。
総得点領域TSは、1試合における総得点を表示する機能を有する。
競技者RのR総得点領域TSRは、競技者R得点者表示領域OSRの左側に配置される。詳細には、第1R総得点領域TSR1は、第1得点試合時間OST1と同一水平線上であって、競技者R第1得点者表示領域OSRの左側に配置されている。同様に、競技者G得点者表示領域OSGの右側には、第1得点試合時間OST1と同一水平線上に、G第1総得点表示領域TSG1が配置される。これにより、例えば、図8に示すように、競技者Gが試合時間MTにおける2分1秒に得点し場合、G第1総得点表示領域TSG1に当該試合における総得点が表示される。
次に得点履歴表示領域216における得点の表示を説明する。
得点履歴表示領域216には、得点演算記録装置168に記録された得点テーブルSTの情報に基づいて得点履歴情報SHIが表示される。
例えば、図8に示すように、最新の得点であるNo.6の第1得点試合時間領域OST1に「02:01」、その右側の競技者G領域212Gが得点表示態様、例えば、競技者G第1得点者表示領域OSG1は緑色(図8(A)においては右下がりハッチングにて表示)に着色される。しかし、競技者R第1得点者表示領域OSR1は、得点表示態様に変えられず、通常の表示態様(非得点表示態様)、例えば、地色の黒色に着色され(図8(A)においては無色枠)、第1R総得点領域TSR1には総得点は表示されない。2段目には、No.5に記録されている第1得点試合時間領域OST2に試合時間情報MTIである「01:45」、競技者R領域212Rが得点表示態様、例えば赤色に表示され、第2R総得点表示領域TSR2には、合計得点の「3」が表示される。同段の競技者G領域212Gの競技者G領域212Gは地色のままであり、第2G総得点表示領域TSG2には、何ら表示されず、地色のままである。
3段目には、No.4に記録されている第3得点試合時間領域OST3に試合時間情報MTIである「01:30」、競技者G領域212Gが得点表示態様である緑色に表示され、第3G総得点表示領域TSG3には、合計得点の「2」が表示される。同段の競技者R領域212Rの競技者R領域212Rは地色の黒のままであり、第3G総得点表示領域TSG3には、何ら表示されず、地色のままである。
4段目には、No.3に記録されている第4得点試合時間領域OST4に試合時間情報MTIである「01:10」、競技者R領域212Rが得点表示態様である赤色に表示され、第4R総得点表示領域TSR4には、合計得点の「2」が表示される。同段の競技者G領域212Gの競技者G領域212Gは地色のままであり、第4G総得点表示領域TSG4には、何ら表示されず、地色のままである。
5段目には、No.2に記録されている第5試合時間情報MTI2が、第5得点試合時間領域OST5に試合時間情報MTIである「00:45」、競技者G領域212Gが得点表示態様である赤色に表示され、第5G総得点表示領域TSG5には、合計得点の「1」が表示される。同段の競技者R領域212Rの競技者R領域212Rは地色のままであり、第5R総得点表示領域TSR5には、何ら表示されず、地色のままである。
最上段の6段目には、No.1に記録されている第6得点試合時間領域OST6に試合時間情報MTIである「00:30」、競技者R領域212Rが得点表示態様である赤色に表示され、第6G総得点表示領域TSR6には、合計得点の「1」が表示される。同段の競技者G領域212Gの競技者G領域212Gは地色のままであり、第6G総得点表示領域TSG6には、何ら表示されず、地色のままである。
したがって、得点履歴表示領域216を見ることによって、過去の得点時間と得点者を確認することができる。なお、得手履歴が7以上である場合、得点試合時間OST領域を下方へスワイプすることにより、非表示の過去の得点履歴情報SHIを表示することが出来る。
次に競技種別表示領域218を図5を参照しつつ説明する。
競技種別表示領域218は、競技選択装置126において選択可能な競技の競技選択釦を表示する領域である。
本実施例1においては、フェンシング競技用であるため、図5(B)に示すように、競技選択装置126としてのフルーレ選択釦218F、エペ選択釦218E、およびサーブル選択釦218Sが、競技種別表示領域218に表示される。何れかの釦が選択された場合、当該釦部が選択されたことが目視できるように、選択された競技選択釦の表示形態が異なるように設定されている。例えば、選択された競技選択釦が他の釦よりも高い明度で表示、または、異なる色で着色されるように設定されている。フルーレ選択釦218F、エペ選択釦218E、およびサーブル選択釦218Sの選択は、自動的に得点を演算する実施例2において有効に機能する。競技種別表示領域218には、異なる種別の競技、例えば、卓球、バレーボール、またはバスケットボール等を設定することが出来る。
次に試合時間表示領域222を説明する。
試合時間表示領域222は、試合時間MTを表示する機能を有する。本実施例1においては、表示装置112の中央下部、換言すれば、競技者R領域212Rと競技者G領域212Gの下部に跨がって配置されている。試合時間MTは、試合時間情報MTIに基づいて表示され、本実施例1においては、分秒表示されるが、分単位であっても良い。
次に試合時間表示プログラムMTPによる試合時間MTの計時について図9(B)を参照しつつ説明する。
試合時間MTは、プログラムによって計時された試合時間情報MTIに基づいて、表示装置112に表示される。
まず、ステップSST1において、リモートコントローラー106Cから計時開始情報CBIを受信したか判別し、判別した場合ステップSST2へ進み、判別しない場合ステップSST1をループし、計時開始情報CBIの待受状態になる。
ステップSST2において、所定の試合時間MTの計時を開始すると共に、試合時間情報MTIを出力してステップSST3へ進む。
ステップSST3において、設定された試合時間、例えば、3分が経過したか判別し、3分経過しない場合、ステップSST4へ進み、3分を判別した場合、ステップSST5へ進む。
ステップSST4において、計時中断情報CSIを判別した場合、ステップSST6へ進み、判別しない場合ステップSST3へ戻り、所定時間の計時を継続する。
ステップSST5において、試合時間情報MTIをリセットしてステップSST1へ戻る。すなわち、新たな試合時間MTの計時を可能にする。
ステップSST6において、計時を一次停止した後ステップSST7へ進む。
ステップSST7において、計時再開情報CRIを判別した場合、ステップSST8へ進み、判別しない場合ステップSST7をループし、計時再開情報CRIの待機状態になる。
ステップSST8において、試合時間MTの計時を再開した後、ステップSST3へ戻る。
次に試合数表示領域224を主に図5を参照しつつ説明する。
試合数表示領域224は、試合数情報MNIに基づいて試合数MNが表示される機能を有する。本実施例1において、試合数表示領域224は、表示装置112の左上角、換言すれば、競技者R領域212Rの左上角部に配置されている。
次に試合数表示プログラムMNPによる試合数MNの計数について図9(C)を参照しつつ説明する。
試合数MNは、プログラムに基づいて計数された試合数情報MNIに基づいて、表示装置112に表示される。
まず、ステップSSM1において、試合数加算情報MAIがリモートコントローラー106Cから送信されたか判別し、判別した場合ステップSSM2へ進み、判別しない場合ステップSSM3へ進む。
ステップSSM2において、試合数を「1」加算し試合数情報MNIを出力した後、ステップSSM4へ進む。
ステップSSM3において、試合数減算情報MSIがリモートコントローラー106Cから送信されたか判別し、判別した場合ステップSSM6へ進み、判別しない場合ステップSSM1へ戻る。
ステップSSM4において、リモートコントローラー106Cからリセット情報RSIを受信したか判別し、リセット情報RSIを判別した場合、ステップSSM5へ進み、判別しない場合ステップSSM1へ戻る。
ステップSSM5において、試合数情報MNIをリセットし、ステップSSM1へ戻る。
ステップSSM6において、試合数を「1」減算し、試合数情報MNIを出力した後、ステップSSM4へ進む。誤って、試合数を加算してしまった場合、正しい試合数MNに修正するための処理である。
次に、リモートコントローラー106Cの操作によって、得点演算装置108によって得点を演算し、表示装置112に表示させる操作および作用を説明する。
まず、ペアリング操作を図10のフローチャートをも参照しつつ説明する。
最初に得点演算装置108、したがって、携帯情報端末機114およびリモートコントローラー106Cの電源スイッチを入れる。
次に、携帯情報端末機114において、表示装置112に表示された得点表示アプリSAPのアイコン(図示せず)をタップして得点表示アプリSAPを立ち上げる。以下に説明するステップ108S1~108S8が、得点演算装置側ペアリング手順OPFである。得点演算装置側ペアリング手順OPFは、得点演算装置108におけるペアリング装置174において行われる。
まず、ステップ108S1において、表示装置112に得点表示主画面MS(図5(A))が表示される。
次にステップ108S2に進み、表示装置112の右上に表示されたBluetoothマーク178をタップするとステップ108S3へ進む。
ステップ108S3において、表示装置112にペアリング画面PS(図7(A))が表示される。
他方、リモートコントローラー106Cにおいても電源投入した後、リモコンアプリRAP(図3)を立ち上げる。以下に説明するステップ106CS1~106CS3が、リモコン側ペアリング手順CPFである。リモコン側ペアリング手順CPFは、リモートコントローラー106Cのペアリング装置によって行われる。
まず、 ブルートゥース通信マーク162をタップした場合、ステップ106CS1において、得点演算装置108との接続用電波BT、換言すれば、ブルートゥース通信規格の電波が発信される。
次に得点演算装置側ペアリング手順OPFにおけるステップ108S3において、携帯情報端末機114(得点表示装置116)の表示装置112に接続可能なリモートコントローラー106Cを含む端末機106からの電波を受信した場合、ステップ108S4へ進む。
ステップ108S4において、図(A)に示すように、ペアリング画面PSに、リモートコントローラー106Cの識別情報ID-1が端末機表示領域TA-1に表示される。端末機106からの電波を受信しない場合、端末機表示領域TA-1には何ら表示されない。
ステップ108S5において、操作者は、接続しようとする端末機106、本実施例1においてはリモートコントローラー106Cが表示されている端末機表示領域TA-1をタップする。
ステップ108S6において、端末機表示領域TA-1のタップにより、図7(B)に示す接続確認画面CSに変わり、ペアリング画面PSに重ねて端末選択確認領域186が表示された後、ステップ108S7へ進む。端末選択確認領域186内にはOK釦188とキャンセル釦192が表示される。
ステップ108S7において、接続確認画面CSに表示されたOK釦188のタップを検知した場合、ステップ108S8へ進む。
ステップ108S6において、リモートコントローラー106Cへ接続要求CRを送信する。
リモコン側ペアリング手順CPFのステップ106S2において、接続要求CRに基づいて、リモートコントローラー106Cは接続処理を行い、接続応答CAを得点演算装置108へ送信する。
得点演算装置側ペアリング手順OPFにおけるステップ108S7において、接続応答CAを受信したか判別し、接続を判別した場合、ステップ108S8へ進み、接続を判別しない場合、ステップ108S3へ戻る。
得点演算装置側ペアリング手順OPFにおけるステップ108S8において、得点演算装置108から周波数情報をリモートコントローラー106Cへ送信した後、ステップ108S9へ進む。
リモコン側ペアリング手順CPFにおけるステップ106RS3において、周波数情報FIに基づいてブルートゥース通信の周波数を設定し、リモートコントローラー106C側のペアリング処理を終了する。
得点演算装置側ペアリング手順OPFにおけるステップ108S9において、表示装置112の画面は、図7(C)に示すペアリング完了画面PCSに変わり、ペアリングした端末機器表示領域ID-1が他領域と異なる形態によって表示され、接続が完了したことを視認可能に表示した後、処理を終了する。他領域と異なる形態によって表示とは、当該領域を異なる色に着色する等によって行うことができる。
次に、リモートコントローラー106Cを操作して得点情報SIを表示する操作を説明する。
まず、試合数を設定する。第1試合であるので、試合数加算釦154Aをタップする。
これによって、試合数フローチャートにおけるステップSM1において、試合数加算釦154Aのタップを検出するのでステップSM2へ進み、試合数加算情報MAIをリモコン無線通信装置138を介して得点演算装置108へ送信する。
次に得点演算装置108における試合数表示プログラムにおけるステップSSM1において、試合数加算情報MAIを判別するので、ステップSSM2へ進み、試合数に「1」を加算し、表示装置112へ出力する。
表示装置112における試合数表示領域224に「Match1」を表示する。
次に、試合開始に際し、端末試合時間計時開始釦148をタップする。
これにより、計時開始情報STIがリモコン無線通信装置138を経由して得点演算装置108へ送信される。
得点演算装置108における試合時間表示プログラムMTPにおけるステップSST1において、計時開始情報STIを判別するので、ステップSST2へ進む。
ステップSST2において、計時を開始すると共に試合時間情報MTIを表示装置112へ出力した後、ステップSST3へ進む。例えば、試合時間が3分である場合、ゼロ秒からカウントアップし、出力する。もちろん、3分から一秒ずつカウントダウンすることもできる。
表示装置112における試合時間表示領域222に試合時間情報MTIに基づいて試合時間MTが表示される。
ステップSST3において、所定時間3分が経過したか判別し、経過していない場合、ステップSST4へ進む。
ステップSST4において、計時中断情報CSIが出力されたか判別し、判別しない場合、ステップSST3へ戻る。これによって、試合時間MTは、連続的にカウントダウン表示される。
試合時間MTの計時途中で試合時間計時停止釦150がタップされた場合、ステップSST4において、計時中断情報CSIを判別するのでステップSST6へ進む。
ステップSST6において、計時を停止(中断)し、ステップSST7へ進む。表示装置112における試合時間表示領域222の試合時間MTは、計時中断情報CSIを受信した時点での試合時間TMの表示を継続する。換言すれば、試合時間計時停止釦150がタップされた場合、計時は中断される。
ステップSST7において、端末試合時間計時開始釦148がタップされたことに基づく計時再開情報CRIを判別したか判別し、計時再開情報CRIを判別した場合、ステップSST8へ進む。
ステップSST8において、試合時間MTの計時を再開した後、ステップSST3へ戻る。表示装置112における試合時間表示領域222の試合時間TMは、再開された試合時間MTが表示される。
ステップSST3において、所定時間の3分を計時した場合、ステップSST5へ進み、試合時間MTをリセットした後、ステップSST1へ戻る。リセットにより、試合時間表示領域222の試合時間TMは、「00:00」にリセットされる。
次に得点表示プログラムSAPの作用を図9(A)のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず得点表示アプリSAPを立ち上げた場合、ステップSSR0においてR得点情報SAIRおよびG得点情報SAIGがリセットされ、「0」になると共に、R得点表示領域214Rにおける得点、およびG得点表示領域214Gにおける得点は「0」に表示される。
次に競技者Rまたは競技者Gが得点した場合、例えば、競技者Rが得点した場合、操作者は競技者R用得点加算釦144Rをタップする。これによって、R得点加算情報SAIRが出力され、リモコン無線通信装置138を介して得点演算装置108へ送信される。
得点演算装置108におけるステップSSR1において、R得点加算情報SAIRが判別された場合、ステップSSR2へ進み、R得点RSが「1」加算された後、ステップSSR4へ進む。
ステップSSR4において、最新のR得点RSが得点演算記録装置168に記録されると共に、表示装置112のR総得点領域TSRに「1」が表示される。R得点情報SAIRの判別毎にR得点RSが「1」ずつ加算される。誤って、競技者R用得点加算釦144Rをタップした場合、競技者R用得点減算釦146Rをタップする。競技者R用得点加算釦144Rのタップによって、R減算情報SSIRが出力され、ステップSSR3において当該R減算情報SSIRを判別した場合、ステップSSR7へ進む。
ステップSSR7において、R得点RSから「1」を減算した後、ステップSSR9へ進む。
ステップSSR9において、減算されたR得点RSが表示装置112へ出力され、R得点表示領域214Rに表示される。
同様に、競技者Gが得点した場合、操作者は競技者G用得点加算釦144Gをタップする。これによって、G得点加算情報SAIGが出力される。
ステップSSR8において、G得点加算情報SAIGが判別された場合、ステップSSR10へ進み、G得点GSが「1」加算された後、ステップSSR12へ進む。
ステップSSR12において、最新のG得点GSが得点演算記録装置168に記録されると共に、表示装置112のG総得点領域TSGに「1」が表示される。G得点情報SAIGの判別毎にG得点GSが「1」ずつ加算される。また、競技者G用得点加算釦144Gを誤ってタップした場合、競技者G用得点減算釦146Gをタップする。競技者G用得点加算釦144Gのタップによって、G減算情報SSIGが出力され、ステップSSR13において当該G減算情報SSIGを判別した場合、ステップSSR13へ進む。
ステップSSR13において、G得点GSから「1」を減算した後、ステップSSR14へ進む。
ステップSSR14において、減算されたG得点GSが表示装置112へ出力され、G得点表示領域214Gに表示される。
次に、得点履歴表示領域216における表示を説明する。
得点テーブルSTには、例えば、図8(B)に示すように、R得点加算情報SAIR 又はG得点加算情報SAIGが出力される毎に、当該情報が出力された試合数情報MNI、得点時間情報MTI、および得点者情報SCRが関連付けられて記録されると共に、得点時間情報MTI順、に整列される。
得点履歴表示領域216における、得点試合時間OSTには得点時間情報MTIが表示され、得点試合時間OSTに並んで競技者G得点者表示領域OSG、または競技者R得点者表示領域OSRに、得点者情報SCRに基づいて、得点者表示が行われる。さらに、得点者情報SCRに基づいて、総得点TSが表示される。
次に図11を参照して本発明の実施例2の概要を説明する。本実施例2は、フェンシング競技に用いられ、少なくとも、競技者R剣102Rに取付けられたR電気センサ104R、または競技者G剣102Gに取り付けられたG電気センサ104Gからの信号を端末機106(R端末機106R、G端末機106G)を経由して得点演算装置108(携帯情報端末機114)において受信し、自動的に得点を判別し、当該判別に基づいて表示装置112に得点を表示する実施例である。競技者RはR電気センサ104Rを接続したR端末機106R、競技者GはG電気センサ104Gを接続したG端末機106Gを装着して競技を行う。実施例2の説明において、実施例1と同一部には同一符号を付して説明を省略し、異なる構成を説明する。競技者R、競技者Gが使う剣102(競技者R剣102R、競技者G剣102G)の構成、および端末機106(R端末機106R、G端末機106G)の構成は、同一構成であるので、同一名称の語頭にRまたはGを付すと共に、同一数字の末尾にRまたはGを付し、競技者R側を代表して説明する。もちろん、実施例1において説明したリモートコントローラー106Cをも得点演算装置108に接続することができる。
まず、剣102(競技者R剣102R)を図12を参照しつつ説明する。図12はサーブル競技用の競技者R剣102Rを図示しているが、エペ競技またはフルーレ競技も同様の構成を有している。
競技者R剣102Rは、公知のように、大まかにはR柄246R、R鍔248R、R剣身252R、およびR電気センサ104Rによって構成されている。
次にR電気センサ104Rを説明する。
R電気センサ104Rは、競技者R剣102Rの先端によって対戦相手の体等を所定の力以上で突いたことを検出する機能を有する。本実施例1においては公知のポイントが用いられる。例えば、Rポイントヘッド256Rが円筒形のRポイントベース258R内において軸線方向に移動可能に配置されると共に、Rバネ262RによってRポイントベース258Rから突出方向へ付勢される。Rポイントヘッド256RのR大径部264RがRポイントベース258Rから内側に突出するRストッパ266Rによって、係止される。よって、Rストッパ266Rは、通常はRバネ262RによってR大径部264Rと接触し、所定の力で押し込まれた場合、当該接触が開放されることにより、スイッチが開放される。R剣身252Rに対して絶縁され、R剣側接合部272Rに接続されたR電線268Rは、Rバネ262Rを介してR大径部264Rに接続される。Rポイントベース258RはR剣身252Rを介してR剣側接合部272Rに接続される。R剣側接合部272Rは、Rボディコード274Rを介してR端末機106RのR接合部276Rに接続される。従って、R大径部264RがRストッパ266RにRバネ262Rのバネ力によって接触している場合、これらの間に電流が流れるので突きが成立していないと判別できる。R大径部264RがRストッパ266Rから離れた場合、それらの間に電流は流れないので、突きが成立したことを判別できる。
次にR端末機106Rを図12(A)を参照しつつ説明する。
R端末機106Rは、少なくとも、センサとしてのR電気センサ104Rからの電気信号を得点演算装置108へ無線通信によって送信する機能を有する。本実施例1においては、さらに、サーブル競技における斬りをも検出し、無線通信によって得点演算装置108へ送信する機能を有する。
本実施例1において、R端末機106Rは、大まかには、R打突検出回路282R(突き検出回路284R、R斬り検出回路286R)、R有効無効検出回路288R、R金属検出用発振回路292R、R端末演算装置294R、R無線通信回路296R、およびR電池298Rを含んでいる。R端末機106Rは、競技者Rが装着した状態で競技を行う。
次に、R打突検出回路282R(R突き検出回路284R、R斬り検出回路286R)を説明する。
R打突検出回路282Rは、フルーレ競技、エペ競技またはサーブル競技において、競技者R剣102Rによって対戦相手を突いたことを検出し、またはサーブル競技においての斬りを検出する機能を有する。本実施例1において、R打突検出回路282Rは、R突き検出回路284RおよびR斬り検出回路286Rを含んでいる。しかし、フルーレ競技、およびエペ競技専用として、突き検出回路284Rのみ備えることとしてもよい。
次に突き検出回路284Rを説明する。
突き検出回路284Rは、競技(フルーレ競技、エペ競技、サーブル競技)によって異なる機能に設定される。
フルーレ競技用に設定された場合、突き検出回路284Rは、剣102の剣先で対戦相手を所定の力以上で所定時間以上突いたことを検出し、R突き情報STABRを出力する機能を有する。換言すれば、剣先のR電気センサ104Rにおいて、通常はスイッチが通電状態にあり、Rポイントヘッド256Rが所定の力以上で押し込まれた場合、通電が切断され(図12(C))、当該通電切断が所定時間以上継続したことを判別した場合、R突き信号STABRを出力する機能を有する。本実施例1において、Rポイント254Rは、フルーレ競技用であるため、R大径部264RがRストッパ266Rから離れることにより、R剣身252RとR電線268R間に電流が所定時間流れなくなったことを検出することにより、突き信号STABたるR突き信号STABRをR端末演算装置294Rへ出力する。
エペ用に設定された場合、R突き検出回路284Rは、競技者R剣102Rの剣先で対戦相手を所定の力以上で突いた場合、接点が接続されて電流が流れ、当該電流を突き信号STABたるR突き信号STABRを出力する機能を有する。換言すれば、エペ競技用のエペRポイントヘッド256REは、常開のスイッチが用いられる。
サーブル用に設定された場合、後述のR斬り検出回路286Rも機能する。
次にR斬り検出回路286Rを説明する。
R斬り検出回路286Rは、競技者R剣102RのR剣身252Rが、競技者Gの通電可能な部位に接触することにより、R剣身252Rを介して当該部位に印可されている交流電圧の周波数を検知することにより、対戦者である競技者Gの所定部位に接触したこと、換言すれば、斬り動作を行ったかを判別する機能を有する。R斬り検出回路286Rは、例えば、メタルジャケット278(Rメタルジャケット278R、Gメタルジャケット278G)に所定の周波数の交流電圧を印加しておき、当該メタルジャケット278に接触することによって、R剣身252Rを介して当該交流電圧の周波数を検出することによって、斬り動作を検出し、R斬り信号CUTSRを出力する。この技術としては、特許2535306号に開示された発明技術を利用することができる。
次にR有効無効検出回路288Rを説明する。
R有効無効検出回路288Rは、R剣身252Rを介して検出した交流電圧の周波数がメタルジャケット278に印可された交流電圧の周波数である場合、有効信号VSを出力し、異なる場合、無効信号ISを出力する機能を有する。詳述すれば、R突き検出回路284RがR突き情報STABRを出力した場合であっても、体の無効部位を突いた場合、床(ピスト)を突いた場合、有効な突きにはならない。そこで、有効な突きであるメタルジャケット278を突いたことを、当該メタルジャケット278に印可されている所定の周波数の交流電圧をR突き情報STABRと共に検出した場合、有効と判定し、有効信号VSを出力する。この技術としては、例えば、特許2535306号を用いることができる。
次にR金属検出用発振回路292Rを説明する。
R金属検出用発振回路292Rは、Rメタルジャケット278Rに対し、Rボディコード274Rを介して所定の周波数の交流電圧を出力する機能を有する。本実施例1においては、所定の周波数の交流電圧出力回路が設けられている。また、周波数は二種類設定可能に構成されている。具体的には、端末機106はR端末機106RまたはG端末機106Gとして利用出来るように構成されている。換言すれば、R端末機106Rとして使用する場合、R金属検出用発振回路292RはR周波数に設定される。一方、金属検出用発振回路292がG周波数に設定された場合、G金属検出用発振回路292Gになる。なお、R周波数、G周波数は異なる周波数であることを表すために用いており、「第1周波数」または「第2周波数」と同義的に用いている。本実施例1において、R周波数、またはG周波数にするかは、得点演算装置108から出力されるR周波数情報FIR、またはG周波数情報FIGによって設定される。
次にR端末演算装置294Rを説明する。
R端末演算装置294Rは、R打突検出回路282R(R端末演算装置294R、R無線通信回路296R)、およびR有効無効検出回路288Rからの信号を得点演算装置108において演算処理可能な情報に処理して出力する機能を有する。具体的には、R突き情報STABRを判別した場合において、R有効無効検出回路288RからR有効信号VSRを受信した場合、R有効突き情報VSTABRを出力し、R無効信号ISRを受信した場合、R無効突き情報ISTABRを出力する。また、R斬り信号RCUTSを受信すると共にR有効信号VSRを受信した場合、R有効斬り情報VCUTRを出力し、R斬り信号RCUTSを受信すると共に無効信号ISRを受信した場合、R無効斬り情報ICUTRを出力する。
本実施例1においてR端末演算装置294Rは、マイクロコンピュータによって構成されている。したがって、R端末演算装置294Rの機能は、プログラムによって発揮される。
次に、R無線通信回路296Rを説明する。
R無線通信回路296Rは、R端末演算装置294Rからの出力を得点演算装置108へ無線通信によって伝達する機能を有する。本実施例1においては、ブルートゥース規格の通信が可能な無線通信回路が用いられる。
次にR電池298Rを説明する。
R電池298Rは、競技者R側をR端末機106Rにおいて必要な電力を供給する電源としての機能を有する。本実施例1においては、公知のリチウムイオン電池等の電池が用いられる。
次にエペ用の接続を説明する。
エペ用R電気センサ104REは、フルーレとは異なるポイントであり、通常開放のスイッチが用いられる。したがって、エペ用に設定された場合、一瞬でも、突きが成立した場合、すなわち、エペ用R電気センサ104REが閉じた場合、突き信号PASが出力される。
次に本実施例2のシステムの作用を図15のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、競技者Rは、自己のRボディコード274Rのコネクタを競技者R剣102RのR剣側接合部272Rに接続し、他のコネクタをR端末機106Rのコネクタに接続した後、R端末機106Rの電源をオンにする。同様に競技者Gは自己のGボディコード274Gのコネクタを競技者G剣102GのG接合部(図示せず)に接続し、他のコネクタをG端末機106Gのコネクタに接続した後、G端末機106Gの電源をオンにする。
次に得点演算装置108の電源を投入する。
最初に、ステップ108S1において、得点演算装置108と接続する端末機106とのペアリングを行うため、実施例1と同様に、表示装置112に表示されたアイコン(図示せず)をタップして得点表示アプリSAPを立ち上げる。
これにより、図13に示すように、表示装置112に得点表示主画面MSが表示される。この得点表示主画面MSは実施例1と同じである。
次にステップ108S2において得点表示主画面MSにおけるBluetoothマーク178がタップされ、当該タップが判別された場合、ステップ108S3へ進む。
次にステップ108S3において、表示装置112に図14(A)に示すペアリング画面PSを表示させる。
他方、R端末機106R、G端末機106Gにおいても電源を投入する。
これによって、R端末機106R、およびG端末機106Gから、得点演算装置108との接続用電波BT、換言すれば、R無線通信回路296R、およびG無線通信回路296G(図示せず)からブルートゥース通信規格の電波が発信される。すなわち、R端末機106Rのステップ106RS1においてR接続用電波BTR、G端末機106Gのステップ106GS1においてG接続用電波BTGを出力する。
次に得点表示アプリSAPにおけるステップ108S3において、表示装置112に接続可能なR端末機106R、G端末機106G、またはリモートコントローラー106C等の端末機106からの電波を受信した場合、ステップ108S4へ進む。
ステップ108S4において、図14(A)に示すように、第2ペアリング画面PS2に、R端末機106Rの識別情報ID-3が第1端末機表示領域TA-1に、G端末機106Gの識別情報ID-4が端末機表示領域TA-2に、リモートコントローラー106Cの識別情報ID-1が端末機表示領域TA-3に表示される。識別情報ID-Nは、例えば、図14(A)に示すように、登録名称および接続のための固有のアドレスによって構成されるが、同一目的を達成できる他の手段であっても良い。なお、リモートコントローラー106Cは必要に応じ、接続することができる。また、第1端末機表示領域TA-1~第3端末機表示領域TA-3における端末機106の表示は、電波の強さ等の順位に応じて表示される。
ステップ108S5において、操作者は、接続しようとする端末機106、本実施例2においてはR端末機106Rが表示されている端末機表示領域TA-1、およびG端末機106Gが表示されている端末機表示領域TA-2をタップする。
端末機表示領域TA-1およびTA-2のタップを検知した場合、図14(B)に示す接続確認画面RS2に変わり、第2ペアリング画面PS2に重ねて端末選択確認領域186が表示された後、ステップ108S5へ進む。端末選択確認領域186内にはOK釦188とキャンセル釦192が表示される。
ステップ108S5において、第2接続確認画面RS2に表示されたOK釦188のタップを検知した場合、ステップ108S6へ進む。
ステップ108S6において、R端末機106R、およびG端末機106GへそれぞれR接続要求CR、G接続要求CGを送信する。
R端末機106Rのステップ106RS2において、接続要求CRに基づいて接続処理を行い、接続応答ARを得点演算装置108へ送信する。同様に、G端末機106Gのステップ106RS2において、接続要求RGに基づいて接続処理を行い、接続応答AGを得点演算装置108へ送信する。
得点演算装置108におけるステップ108S7において、接続応答AR、AGを受信したか判別し、接続を判別した場合、ステップ108S8へ進み、接続を判別しない場合、ステップ108S3へ戻る。
得点演算装置108におけるステップ108S8において、得点演算装置108からR周波数情報FIRをR端末機106Rへ、G周波数情報FIGをG端末機106Gへそれぞれ送信した後、ステップ108S9へ進む。
R端末機106Rにおけるステップ106RS3、G端末機106Gにおけるステップ106GS3において、それぞれR周波数情報FIR、G周波数情報FIGに基づいて、R端末機106R、G端末機106Gのそれぞれの金属検出用発振回路292R, 292Gにおいて発振すべきR周波数またはG周波数に設定され、R端末機106R、G端末機106Gのペアリング処理を終了する。
得点演算装置108におけるステップ108S9において、表示装置112の画面は、図14(C)に示す第2ペアリング完了画面PCS2に変わり、ペアリングした端末機器表示領域ID-1が他領域と異なる形態によって表示され、接続が完了したことを視認可能に所定時間表示した後、ステップ108S10へ進む。これによって、ペアリング処理は完了する。
ステップ108S10において、表示装置112に得点表示主画面MSを表示して処理を終了する。
これによって、R端末機106RまたはG端末機106Gから、有効突き情報VSTAB(R有効突き情報VSTABR、G有効突き情報VSTABG)、または有効斬り情報VCUT(R有効斬り情報VCUTR、G有効斬り情報VCUTG)を受信した場合、所定のアルゴリズム(プログラム)に基づいて、得点等の表示を行うことが可能になる。換言すれば、後述する図20のフローチャートに基づいて機能することが可能になる。
次に、競技種別表示領域218に表示されたフルーレ選択釦218F、エペ選択釦218E、またはサーブル選択釦218Sの何れかが、選択(タップ)された場合の作用について図16のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ステップES1においてフルーレ選択釦218Fがタップされたか判別し、フルーレ選択釦218Fのタップを判別した場合、ステップES2へ進み、判別しない場合ステップES3へ進む。
ステップES2において、R端末機106RからのR有効突き情報VSTABR、またはR無効突き情報ISTABR、およびG端末機106GからのG有効突き情報VSTABG、またはG無効突き情報ISTABGを得点演算記録装置168に記録するように設定した後、ステップES1へ戻る。
次に、エペ選択釦218Eがタップされた場合を説明する。
エペ選択釦218Eがタップされた場合ステップES4へ進み、タップされない場合ステップES5へ進む。
ステップES4において、R端末機106RからのR有効突き情報VSTABR、またはR無効突き情報ISTABR、およびG端末機106GからのG有効突き情報VSTABG、またはG無効突き情報ISTABGを得点演算記録装置168に記録するように設定した後、ステップES1へ戻る。
次に、サーブル選択釦218Sがタップされた場合を説明する。
サーブル選択釦218Sがタップされた場合ステップES6へ進み、タップされない場合ステップES1へ戻る。
ステップES6において、R端末機106RからのR有効突き情報VSTABR、R無効突き情報ISTABR、またはR有効斬り情報VCUTR、R無効斬り情報ICUTR、およびG端末機106GからのG有効突き情報VSTABG、G無効突き情報ISTABG、またはG有効斬り情報VCUTG、無効G斬り情報ICUTGを得点演算記録装置168に記録するように設定した後、ステップES1へ戻る。
次に表示設定マーク釦182がタップされた場合を図17を参照しつつ説明する。
表示設定マーク釦182がタップされた場合、表示装置112には図17に示す設定画面SSが表示される。
設定画面SSには、Match表示選択釦182M 、履歴表示選択釦182H、得点表示選択釦182S、タイマ表示選択釦182T、タイマ時間設定釦182TS、およびリセット時間設定釦182Rが表示される。
Match表示選択釦182Mは、試合数表示領域224にMatch(試合)数の表示をするか否か選択でき、「あり」をタップした場合Match(試合)数を表示し、「なし」をタップした場合Match(試合)数は表示されない。
履歴表示選択釦182Hは、得点履歴表示領域216に得点履歴情報SHIを表示するか否かを選択することができ、「あり」をタップした場合得点履歴情報SHIを表示し、「なし」をタップした場合得点履歴情報SHIは表示されない。
得点表示選択釦182Sは、得点表示領域214に得点を表示するか否かを選択することができ、「あり」をタップした場合、R得点表示領域214RにR得点RS、およびG得点表示領域214GにG得点GSを表示し、「なし」をタップした場合得点Sは表示されない。
タイマ表示選択釦182Tは、試合時間表示領域222に試合時間情報MTIを表示するか否かを選択することができ、「あり」をタップした場合、試合時間情報MTIを表示し、「なし」をタップした場合試合時間情報MTIは表示されない。
タイマ時間設定釦182TSは、試合時間MTを設定する機能を有し、本実施例2において、タイマ時間設定釦182TSがタップされた場合、図18に示すタイマー設定画面TSSに切り替わり、選択可能な試合時間MTが表示される。このタイマー設定画面TSSにおいて、適当な試合時間MTに対応する丸印130Cをタップした場合、当該丸印130Cは選択済みマークである二重丸マークに変わり、試合時間MTが設定される。タイマー設定画面TSSに表示されたOK釦188をタップすることにより、新たに設定された試合時間MTが記録され、図17に示す設定画面SSに変わり、キャンセル釦192がタップされた場合、従前の設定のまま設定画面SSに戻る。したがって、タイマー設定画面TSSにおいて、丸印130Cをタップした後、OK釦188をタップすることが、試合時間選択装置308を構成する。
リセット時間設定釦182Rは、突き情報STAB、斬り情報CUTを受信した場合、それらをリセットする時間を設定する機能を有し、本実施例2において、リセット時間設定釦182Rがタップされた場合、図19に示すリセット設定画面RSSに切り替わり、選択可能なリセット時間RTが表示される。このリセット設定画面RSSにおいて、適当なリセット時間RTに対応する丸印をタップした場合、当該丸印は選択済みの二重丸マークに変わり、リセット時間RTが設定される。本実施例1においては、1秒に設定された例である。リセット設定画面RSSに表示されたOK釦188をタップすることにより、新たに設定されたリセット時間RTが記録され、図17に示す設定画面SSに変わり、キャンセル釦192がタップされた場合、従前の設定のまま設定画面SSに戻る。なお、設定画面SSにおける保存釦312をタップすることにより、表示選択釦182M、履歴表示選択釦182H、得点表示選択釦182S、またはタイマ表示選択釦182Tによる選択情報、タイマ時間設定釦182TSにによって設定された試合時間MT、およびリセット時間設定釦182Rによって設定されたリセット時間RTがまとめて記録装置に記録される。
次に実施例2の得点演算装置108を用いて競技者Rと競技者Gが練習試合を行う際に自動的に得点を表示する作用を、図20のフローチャートも参照しつつ説明する。
まずステップMS1において、得点関連情報SRIを受信したか判別し、受信した場合ステップMS2へ進み、判別しない場合ステップMS3へ進む。
ステップMS2において、得点処理サブルーチンに移行した後、ステップMS1へ戻る。
ステップMS3において、試合時間計時開始釦228がタップされたか判別し、タップされた場合、ステップMS4へ進み、タップされない場合ステップMS5へ進む。
ステップMS4において、試合時間MTの計時を開始した後、ステップMS1へ戻る。
ステップMS5において、試合時間リセット釦234がタップされたか判別し、判別した場合ステップMS6へ進み、判別しない場合、ステップMS7へ進む。
ステップMS6において、試合時間MTの計時をリセットした後、ステップMS1へ戻る。
ステップMS7において、試合数表示領域224がタップされたか判別し、タップを判別した場合ステップMS8へ進み、判別しない場合ステップMS9へ進む。
ステップMS8において、試合数表示領域224のタップ1回毎に試合数を1加算した後、ステップMS1へ戻る。
ステップMS9において、R得点調整釦226Rがタップされたか判別し、タップを判別した場合ステップMS10へ進み、タップされない場合ステップMS11へ進む。
ステップMS10において、R得点加算釦226RUがタップされた場合、R得点を1加算し、R得点減算釦226RDがタップされた場合、1減算された後、ステップMS1へ戻る。
ステップMS11において、G得点調整釦226Gがタップされたか判別し、タップを判別した場合ステップMS12へ進み、タップされない場合ステップMS13へ進む。
ステップMS12における作用は、ステップMS10における説明と同様である。
ステップMS13において、選択釦218F、218E、218Sの何れかがタップされたか判別し、タップを判別した場合、ステップMS14へ進み、判別しないステップMS15へ進む。
ステップMS14において、前述した競技選択サブルーチンに移行した後、ステップMS1に戻る。
ステップMS15において、リセット釦152のタップを判別した場合、ステップMS16へ進み、判別しない場合ステップMS1に戻る。
ステップMS16において、得点演算記録装置168に記録されている得点関連情報SRIをリセットした後、ステップMS1へ戻る。
したがって、得点演算装置108が端末機106から得点関連情報SRIの送信を受けない場合、ステップMS1、MS3、MS5、MS7、MS9、MS11、MS13、およびMS15をループする待機状態になる。
次に、フルーレ選択釦218Fがタップされフルーレ競技に用いる場合における、得点を表示する作用を、図21を参照しつつ説明する。即ち、ステップMS2において、得点処理サブルーチンSBに移行した後の得点関連情報SRIの処理を説明する、フルーレ競技であるので、R端末機106R、またはG端末機106Gから、得点関連情報SRIとして、有効突き情報VSTABI(RF有効突き情報VSTABIR、GF有効突き情報VSTABIR)が送信され、何れか早い方が有効打として認定され、得点「1」が付与される。
まず、ステップSF0において、試合時間計時開始釦228がタップされたか判別し、タップを判別した場合ステップSF1へ進み、タップを判別しない場合ステップSF0をループし、待機状態になる。
次に、ステップSF1において、RF有効突き情報FVSTABIRを受信したか判別し、受信を判別した場合、ステップSF2へ進み、判別しない場合ステップSF3へ進む。
ステップSF2において、RF有効突き情報FVSTABIRと共に受信した際の時刻情報TMIを関連付けて得点演算記録装置168に記録した後、ステップSF4へ進む。
ステップSF4において、R得点RSに1を加算し、得点演算記録装置168に記録すると共にR得点表示領域214Rに表示した後、ステップSF1へ戻る。この場合、得点履歴表示領域216に履歴表示が設定されている場合、得点履歴表示領域216における競技者R第1得点者表示領域OSR1が地色の黒色から赤色に着色され、第1得点試合時間領域OST1には試合時間MTの計時開始から得点までの得点試合時間情報MTIが表示される。
ステップSF3において、GF有効突き情報FVSTABIGを判別したか判別し、受信を判別した場合、ステップSF5へ進み、判別しない場合ステップSF1へ戻る。
ステップSF5において、GF有効突き情報FVSTABIGに、受信した際の時刻情報TMIを関連付けて得点演算記録装置168に記録した後、ステップSF6へ進む。
ステップSF6において、G得点GSに1を加算し、当該受信した際の時刻情報TMIを関連付けて得点演算記録装置168に記録すると共に、G得点表示領域214Gに表示した後、ステップSF1へ戻る。この場合、得点履歴表示領域216に履歴表示が設定されている場合、得点履歴表示領域216における競技者G第1得点者表示領域OSG1が緑色に着色され、得点試合時間OSTには試合時間情報MTIが表示される。
次に、エペ選択釦218Eがタップされ、エペ競技に用いる場合における、得点を表示する作用を、図22を参照しつつ説明する。エペ競技であるので、R端末機106R、またはG端末機106Gから、得点関連情報SRIとして、有効突き情報VSTABI(RE有効突き情報EVSTABIR、GE有効突き情報EVSTABIG)が送信され、原則、何れか早い方が有効打として認定され、得点「1」が付与される。しかし、RE有効突き情報EVSTABIRとGE有効突き情報EVSTABIRの時間差が所定時間以内である場合、R端末機106RおよびG端末機106Gに対して、それぞれに対し得点「1」が付与される。
まず、ステップSE0において、試合時間計時開始釦228がタップされたか判別し、タップを判別した場合ステップSE1へ進み、タップを判別しない場合ステップSE0をループし、待機状態になる。
次に、ステップSE1において、RE有効突き情報EVSTABIRを受信したか判別し、受信を判別した場合、ステップSE2へ進み、判別しない場合ステップSE3へ進む。
ステップSE2において、RE有効突き情報EVSTABIRと共に受信した際の時刻情報TMIを関連付けて得点演算記録装置168に記録した後、ステップSE4へ進む。
ステップSE3において、GE有効突き情報EVSTABIGを判別したか判別し、受信を判別した場合、ステップSE5へ進み、判別しない場合ステップSE1へ戻る。
ステップSE5において、GE有効突き情報EVSTABIGと共に受信した際の時刻情報TMIを関連付けて得点演算記録装置168に記録した後、ステップSE4へ進む。したがって、ステップSE2、およびSE5が得点時出力装置306である。
ステップSE4において、新たに記録されたRE有効突き情報EVSTABIRまたはGE有効突き情報EVSTABIGに関連して記録された時刻情報TMIとの差異が所定時間PT以上である場合、ステップSE6へ進み、所定時間PT以内である場合、ステップSE7およびSE8へ進む。
ステップSE6において、所定時間以上早いのはRE有効突き情報EVSTABIRまたはGE有効突き情報EVSTABIGの何れであるか判別し、RE有効突き情報EVSTABIRが早い場合、ステップSE7へ進み、GE有効突き情報EVSTABIGが早い場合、ステップSE8へ進む。
したがって、ステップSE6が遅早判別装置302を構成する。
ステップSE7において、R得点RSに1を加算し、得点演算記録装置168に、RE有効突き情報EVSTABIRと共に受信した際の時刻情報TMIを関連付けて記録すると共にR得点表示領域214Rに表示した後、ステップSE1へ戻る。この場合、得点履歴表示領域216に履歴表示が設定されている場合、フルーレ同様に表示される。
ステップSE8において、G得点GSに1を加算し、得点演算記録装置168にGE有効突き情報EVSTABIGと共に受信した際の時刻情報TMIを関連付けて記録すると共に、G得点表示領域214Gに表示した後、ステップSE1へ戻る。この場合、得点履歴表示領域216に履歴表示が設定されている場合、フルーレの場合と同様に表示される。
換言すれば、RE有効突き情報EVSTABIRまたはGE有効突き情報EVSTABIGの何れが所定時間PT以上早い場合、当該早い方のR端末機106RまたはG端末機106G、換言すれば、競技者Rまたは競技者Gに得点が付与され、所定時間PT以内の時間差である場合、競技者Rおよび競技者Gの両者に得点が付与される。したがって、ステップSE7およびSE8が得点付与装置304である。
次に、サーブル選択釦218Sがタップされ、サーブル競技に用いる場合における、得点を表示する作用を、図23を参照しつつ説明する。サーブルであるので、R端末機106R、またはG端末機106Gから、得点関連情報SRIとして、有効突き情報VSTABI(RF有効突き情報VSTABIR、GF有効突き情報VSTABIR)、または有効斬り情報VCUT(R有効斬り情報VCUTR、G有効斬り情報VCUTG)が送信され、それぞれ何れか早い方が有効打として認定され、得点「1」が付与される。
まず、ステップSS0において、試合時間計時開始釦228がタップされたか判別し、タップを判別した場合ステップSS1へ進み、タップを判別しない場合ステップSS0をループし、待機状態になる。
次に、ステップSS1において、RS有効突き情報SVSTABIRを受信したか判別し、受信を判別した場合、ステップSS2へ進み、判別しない場合ステップSS3へ進む。
ステップSS2において、RS有効突き情報FVSTABIRと共に受信した際の時刻情報TMIを関連付けて得点演算記録装置168に記録した後、ステップSS4へ進む。
ステップSS4において、R得点RSに1を加算し、RS有効突き情報SVSTABIRと共に受信した際の時刻情報TMIを関連付けて得点演算記録装置168に記録すると共にR得点表示領域214Rに表示した後、ステップSS1へ戻る。この場合、得点履歴表示領域216に履歴表示が設定されている場合、フルーレ競技の場合と同様に表示される。
ステップSS3において、GS有効突き情報SVSTABIGを受信したか判別し、受信を判別した場合、ステップSS5へ進み、判別しない場合ステップSS7へ進む。
ステップSS5において、GS有効突き情報SVSTABIGと共に受信した際の時刻情報TMIを関連付けて得点演算記録装置168に記録した後、ステップSS6へ進む。
ステップSS6において、G得点GSに1を加算し、得点演算記録装置168に記録すると共にG得点表示領域214Gに表示した後、ステップSS1へ戻る。この場合、得点履歴表示領域216に履歴表示が設定されている場合、フルーレと同様に表示される。
ステップSS7において、R有効斬り情報CUTRを受信したか判別し、受信を判別した場合、ステップSS8へ進み、判別しない場合ステップSS9へ進む。
ステップSS8において、RS有効突き情報SVSTABIRと共に受信した際の時刻情報TMIを関連付けて得点演算記録装置168に記録した後、ステップSS10へ進む。
ステップSS10において、R得点RSに「1」を加算し、得点演算記録装置168に記録すると共にR得点表示領域214Rに表示した後、ステップSS1へ戻る。この場合、得点履歴表示領域216に履歴表示が設定されている場合、フルーレの場合と同様に表示される。
ステップSS9において、GS有効突き情報SVSTABIGを判別したか判別し、受信を判別した場合、ステップSS11へ進み、判別しない場合ステップSS1へ戻る。
ステップSS11において、GS有効突き情報SVSTABIGと共に受信した際の時刻情報TMIを関連付けて得点演算記録装置168に記録した後、ステップSS12へ進む。
ステップSS12において、G得点GSに「1」を加算し、得点演算記録装置168に記録すると共にG得点表示領域214Gに表示した後、ステップSS1へ戻る。この場合、得点履歴表示領域216に履歴表示が設定されている場合、フルーレと同様に表示される。
間違った得点が表示されている場合、実施例1において説明したように、R得点調整釦226RまたはG得点調整釦226Gを操作して各得点を修正する。第2試合に進む場合、例えば、試合数表示領域224を右方向にスワイプすることにより、「Much2」に変更され、更に同方向にスワイプされた場合、1ずつ増加される。試合数表示領域224の表示数が多く表示された場合、左方向にスワイプすることにより、表示数が「1」ずつ減算される。
得点履歴表示領域216には、得点関連情報SRIの受信と共に、最下欄に最新の情報が表され、爾後、新得点関連情報SRIの受信と共に繰り上げられて表示される。
また、リモートコントローラー106Cを端末機106として接続した場合、当該リモートコントローラー106Cにおいて、タップした釦に応じて、実施例1において説明したと同様に得点を表示させることができる。
本発明は、上記実施例に限定されず、本発明の主旨の範囲で各種変更することができる。例えば、試合時間計時開始釦228のタップの検知に基づいて、試合数表示プログラムMNPがスタートするようにすることができる。すなわち、試合時間計時開始釦228のタップによって試合時間MTの計時が開始された場合、試合数MNPが「1」ずつ自動的に加算され、試合数表示領域224に表示されるようにすることができる。
106 端末機
108 得点演算装置
112 表示装置
122 得点増減指示装置
126 競技選択装置
174 ペアリング装置
176 得点情報出力装置
214 得点表示領域
216 得点履歴表示領域
222 試合時間表示領域
224 試合数表示領域
244 センサー
226 得点調整釦
228 試合時間計時開始釦
302 遅早判別装置
304 得点付与装置
306 得点時出力装置
308 試合時間選択装置
MTI 試合時間情報
NSM 非得点態様
OS 得点者表示領域
OST 得点試合時間表示領域
SRI 得点関連情報
SM 得点態様
図1は、本発明の実施例1の得点表示システムであって、(A)はフェンシングに用いた場合の説明図、(B)はフェンシングに用いた場合のブロック図である。 図2は、本発明の実施例1の得点表示システムに用いるリモコンの説明図である。 図3は、本発明の実施例1の得点表示システムに用いるリモコンであり、(A)は表示装置の画面図、(B)はフローチャートである。 図4は、本発明の実施例1の得点表示システムにおけるフローチャートであり、(A)は試合時間表示のフローチャート、(B)は試合数表示のフローチャートである。 図5は、本発明の実施例1の得点表示システムに用いる得点演算装置の表示装置に表示される主画像図である。 図6は、本発明の実施例1の得点表示システムに用いる得点演算装置のブロック図である。 図7は、本発明の実施例1の得点表示システムにおける得点演算装置の表示装置におけるペアリング時の画像図である。 図8は、本発明の実施例1の得点表示システムにおける得点履歴表示領域の説明図であり、(A)は得点履歴表示領域拡大図、(B)は得点テーブルである。 図9は、本発明の実施例1の得点表示システムにおけるフローチャートであり、(A)は得点演算のフローチャート、(B)は試合時間表示のフローチャート、(C)は試合数表示のフローチャートである。 図10は、本発明の実施例1の得点表示システムにおける得点演算装置におけるペアリング時のフローチャートである。 図11は、本発明の実施例2の得点表示システムであり、(A)はフェンシングに用いた場合の説明図、(B)はフェンシングに用いた場合のブロック図である。 図12は、本発明の実施例2の得点表示システムにおける剣および端末機の説明図であり、(A)はブロック図、(B)はフェンシング用剣の概略図である。 図13は、本発明の実施例2の得点表示システムに用いる得点演算装置の表示装置に表示される主画像図であり、(A)は初期状態、(B)は所定時間経過後である。 図14は、本発明の実施例2の得点表示システムにおける得点演算装置の表示装置におけるペアリング時の画像図である。 図15は、本発明の実施例2の得点表示システムにおける得点演算装置におけるペアリング時のフローチャートである。 図16は、本発明の実施例2の得点表示システムをフェンシング競技に用いた場合の競技選択時のフローチャートである。 図17は、本発明の実施例2の得点表示システムにおける設定画面である。 図18は、本発明の実施例2の得点表示システムの得点演算装置における試合時間選択画面である。 図19は、本発明の実施例2の得点表示システムの得点演算装置における得点、リセット時間選択画面である。 図20は、本発明の実施例2の得点表示システムをフェンシング競技に用いた場合の主フローチャートである。 図21は、本発明の実施例2の得点表示システムをフェンシング競技のフルーレに用いた場合のサブルーチンフローチャートである。 図22は、本発明の実施例2の得点表示システムをフェンシング競技のエペに用いた場合のサブルーチンフローチャートである。 図23は、本発明の実施例2の得点表示システムをフェンシング競技のサーブルに用いた場合のサブルーチンフローチャートである。

Claims (20)

  1. 少なくとも、
    無線通信によって得点関連情報(SRI)を出力する端末機(106)と、
    前記端末機(106)から前記得点関連情報(SRI)を受信し、前記得点関連情報(SRI)を演算処理する得点演算装置(108)と、
    前記得点演算装置(108)からの出力に基づいて得点を表示する表示装置(112)
    を含む得点表示システムであって、
    前記得点演算装置(108)は、
    前記端末機とのペアリング装置(174)と、
    前記ペアリング装置(174)によって関連付けられた端末機(106)からの前記得点関連情報(SRI)を所定のアルゴリズムによって処理した後、前記表示装置(112)へ出力にする得点情報出力装置(176)を
    備えることを特徴とする得点表示システム。
  2. 前記端末機(106)は複数である
    ことを特徴とする請求項1に記載の得点表示システム。
  3. 前記得点演算装置(108)は、
    前記複数の端末機(106)とのペアリング装置(174)と、
    前記ペアリング装置(174)によって関連付けられた端末機(106)からの前記得点関連情報(SRI)を所定のアルゴリズムによって処理し、関連付けられた端末機(106)の何れかの得点にする得点情報出力装置(176)と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の得点表示システム。
  4. 前記端末機(106)は、少なくとも、得点の増加又は減少を指示する得点増減指示装置(122)
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の得点表示システム。
  5. 前記複数の端末機(106)は、それぞれセンサー(244)が接続され、前記センサー(244)の出力に基づいて前記得点関連情報(SRI)を生成し、前記得点演算装置(108)へ出力する
    ことを特徴とする請求項3に記載の得点表示システム。
  6. 前記得点情報出力装置(176)は、前記複数の端末機(106)からの信号の相対的な遅早を判別する遅早判別装置(302)と、
    前記遅早判別装置(302)において早いと判別された端末機(106)に得点を付与する得点付与装置(304)
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の得点表示システム。
  7. 前記得点付与装置(304)は、前記遅早判別装置(302)における遅早時間差が所定時間内である場合、前記関連付けられた端末機(106)の両方に得点を付与する
    ことを特徴とする請求項6に記載の得点表示システム。
  8. 前記得点情報出力装置(176)は、少なくとも、
    前記得点付与装置(304)における得点付与に関する前記得点関連情報(SRI)の出力時点を試合時間と関連付けて出力する得点時出力装置(306)を含む
    ことを特徴とする請求項6または7に記載した得点表示システム。
  9. 前記表示装置(112)は、少なくとも、
    前記得点付与装置(304)からの前記得点関連情報(SRI)に基づいて、得点を獲得した端末機(106)を表示する得点者表示領域(OS)と、
    前記得点時出力装置(306)からの得点時間(MT)を表示する得点試合時間表示領域(OST)
    を含む得点履歴表示領域(216)が配置されている
    ことを特徴とする請求項8に記載した得点表示システム。
  10. 前記得点試合時間表示領域(OST)は前記表示装置(112)において上下方向に試合時間(MT)における得点順に整列され、
    前記得点者表示領域(OS)は、前記得点試合時間表示領域(OST)の左右に各々配置されると共に、得点を付与された側の前記得点者表示領域(OS)は得点態様(SM)に表示され、得点を付与されない側の前記得点者表示領域(OS)は非得点態様(NSM)に表示される
    ことを特徴とする請求項9に記載した得点表示システム。
  11. 前記得点演算装置(108)は、競技選択装置(126)を含む
    ことを特徴とする請求項1または5に記載した得点表示システム。
  12. 前記得点演算装置(108)は、前記得点付与装置(304)からの得点関連情報(SRI)に基づいて、前記関連付けられた端末機(106)毎に異なる表示をさせる
    ことを特徴とする請求項6に記載した得点表示システム。
  13. 前記得点演算装置(108)は、試合時間計時開始釦(228)の操作に基づいて、所定の試合時間情報(MTI)を出力し、
    前記表示装置(112)は、前記得点演算装置からの試合時間情報(MTI)を表示する
    ことを特徴とする請求項6に記載した得点表示システム。
  14. 前記得点試合時間表示領域(OST)の左右に、それぞれ、対応する端末機(106)の得点表示領域(214)が配置される
    ことを特徴とする請求項10に記載した得点表示システム。
  15. 前記得点表示領域(214)の近傍に得点調整釦(226)が表示される
    ことを特徴とする請求項14に記載した得点表示システム。
  16. 前記得点演算装置(108)は、前記表示装置(112)における試合時間表示領域(222)に表示する試合時間のための試合時間選択装置(308)を有する
    ことを特徴とする請求項1または5に記載した得点表示システム。
  17. 前記表示装置(112)は、試合数表示領域(224)を有する
    ことを特徴とする請求項1または5に記載した得点表示システム。
  18. 前記試合数表示領域(224)における試合数の表示、前記得点履歴表示領域(216)における得点履歴の表示、前記得点表示領域(214)における得点表示、または試合時間表示領域(222)における試合時間表示の試合時間選択装置(308)
    を備えることを特徴とする請求項15に記載した得点表示システム。
  19. 前記得点演算装置(108)は、前記得点付与装置からの得点出力に基づいて、前記関連付けられた端末機(106)毎に異なる表示をする
    ことを特徴とする請求項6に記載した得点表示システム。
  20. 複数の端末機のそれぞれから得点関連情報(SRI)を受信し、得点を演算処理する得点演算装置(108)と、
    前記得点演算装置(108)からの出力に基づいて得点を表示する表示装置(112)
    を含む得点表示装置であって、
    前記得点演算装置(108)は、前記複数の端末機からの信号の遅早を判別する遅早判別装置(302)と、
    前記遅早判別装置(302)において早いと判別された端末機(116)に得点を付与する得点付与装置(304)と、
    前記得点を獲得した試合時間(MT)を出力する得点時出力装置(306)を含み、
    前記表示装置(112)は、
    前記得点付与装置(304)からの出力に基づいて、得点を獲得した端末機(106)を表示する得点者表示領域(OS)と、
    前記得点時出力装置(306)からの得点時間を表示する得点試合時間表示領域(OST)
    を含むことを特徴とする得点表示装置。
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