JP2023028878A - 洗濯機 - Google Patents

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佑太 長野
Yuta Chono
貞人 椎橋
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Abstract

Figure 2023028878000001
【課題】扉に放水するための構造の小型化を図ることができる洗濯機を提供する。
【解決手段】洗濯機10は、内部と外部とを連通する開口部を有する外箱11と、有底円筒状に形成され外箱11内に設けられた水槽12と、外箱11に設けられて開口部を開閉する扉16と、水槽12内の水を循環させる循環経路72と、循環経路72の一部を構成する部材と同一の部材を用いて構成され、扉16に水を流して扉16を洗浄する扉洗浄経路73と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年、一度により多くの洗濯物を洗濯したいとの要望があり、洗濯物の容量を増加させるために回転槽の内容積の大型化が図られている。一方、居住空間における洗濯機の設置スペースは限られており、回転槽の大型化に合わせて洗濯機自体のサイズを大型化することは困難である。このため、洗濯機自体を大型化することなく回転槽の内容積を増大させるためには、洗濯機の内部構造の小型化を行い、回転槽のスペースを確保することが必要となっている。
ところで、従来より、水槽内の水を循環させる循環経路に噴射口を設けて、循環経路を通った水を噴射口から水槽内に噴射する構造が採用されている。一方、洗濯物を出し入れする開口部を開閉する扉の内側に付着した洗剤等を洗浄して、扉の内側を清潔に維持したいとの要望がある。この場合、循環経路を通った水を水槽内に噴射する構造と扉の内側を洗浄する構造をそれぞれ独立して配置すると、洗濯機の内部構造の小型化を阻害するおそれがある。
特開2011-245268号公報
そこで、扉に放水するための構造の小型化を図ることができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、内部と外部とを連通する開口部を有する外箱と、有底円筒状に形成され前記外箱内に設けられた水槽と、前記外箱に設けられて前記開口部を開閉する扉と、前記水槽内の水を循環させる循環経路と、前記循環経路の一部を構成する部材と同一の部材を用いて構成され、前記扉に水を流して前記扉を洗浄する扉洗浄経路と、を備える。
第1実施形態による洗濯機の一例を概略的に示す縦断右側面図 第1実施形態による水槽カバーの一例を概略的に示す正面図 第1実施形態による洗濯機について、水路形成部材が取付けられた状態の水槽カバーの一例を概略的に示す背面図 第1実施形態による水槽カバーについて、図3のX4部分を拡大して示す図 第1実施形態による扉洗浄用吐出部と循環経路用吐出部の位置関係について、図4のX5-X5線に沿って示す断面図 第1実施形態による循環経路吐出部の周辺を図4のX6-X6線に沿って示す断面図 第1実施形態による扉洗浄用吐出部の周辺を図4のX7-X7線に沿って示す断面図 第2実施形態の洗濯機について、水路形成部材に壁部を設けた場合の一例を概略的に示す断面図 第3実施形態による洗濯機について、水路形成部材が取付けられた状態の水槽カバーの一例を概略的に示す背面図 第3実施形態による水槽カバーについて、図9のX10部分を拡大して示す図
以下、本発明の複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。また、以下の実施形態において、構成要素等に付された「第1」、「第2」との語句は、類似した構成要素を単に区別するためのものであり、構成要素間の優劣や時間的要素を意味するものではない。
(第1実施形態)
図1に示す洗濯機10は、回転槽13の回転軸が水平へ向かう横軸型又は後方へ向かって下降傾斜した斜め軸型のドラム式洗濯機である。なお、洗濯機10は、乾燥機能を備えたものであっても良いし、乾燥機能を備えていないものであっても良い。洗濯機10は、図1に示すように、外箱11、水槽12、回転槽13、水槽カバー14、水路形成部材15、扉16、及びモータ17を備えている。なお、図1において、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を洗濯機10の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を洗濯機10の上側とする。洗濯機10のユーザから見て手前方側つまり図1の紙面左側を洗濯機10の前方側とし、ユーザの反対側つまり洗濯機10の背面側を洗濯機10の後方側とする。また、回転槽13を回転させたときに、回転槽13の外周面の進行方向を周方向と称する。また、回転槽13の回転軸に対して直交する方向を径方向と称する。
外箱11は、例えばステンレス鋼板等によって略矩形の中空箱状に形成されている。外箱11は、洗濯機10の外郭を構成している。外箱11は、前方側部分に外箱11の内部と外部とを連通する開口部111を有している。水槽12及び回転槽13は、いずれも円筒形状の軸方向の一方側つまり前方側が開口し、他方側つまり後方側に底部を有する、いわゆる有底円筒状に形成されている。水槽12は、外箱11内に設けられ図示しないサスペンションによって弾性的に支持されている。水槽12は、図1に示すように、排水口121を有している。排水口121は、水槽12の後方側底部付近に設けられており、水槽12の内部と外部とを連通している。
回転槽13は、水槽12内に回転可能に配置されている。回転槽13は、モータ17によって回転駆動される。回転槽13は、多数の孔131を有している。孔131は、回転槽13の周面のほぼ全域にわたって形成されており、例えば洗い工程、すすぎ工程、及び脱水工程時においては水が出入りする通水孔として機能する。また、回転槽13の内周面には図示しない複数のバッフルが設けられている。バッフルは、回転槽13内に収容された洗濯物を撹拌及び掻き上げる機能を有する。
水槽カバー14は、例えば合成樹脂製で、水槽12の前方側つまり開口側に設けられている。水槽カバー14は、水槽開口部141、供給口142、及び壁部20を有している。水槽開口部141は、水槽カバー14の中央部に設けられている。水槽開口部141は、水槽カバー14を軸方向に例えば円形状に貫いて形成されており、水槽12の内部と外部とを連通している。供給口142は、図1及び図2に示すように、例えば水槽カバー14の下部であって水槽カバー14の左右方向の中心に対して一方側寄り、この場合、やや左寄り部分に設けられている。供給口142は、水槽カバー14と循環ホース44とを接続する部分である。
壁部20は、図1及び図3等に示すように、水槽カバー14の後面143つまり水槽12側の面から突出して形成されている。壁部20は、形状の異なる複数の壁部この場合、例えば第1壁部21及び第2壁部22を有して構成することができる。図3に示すように、第1壁部21は、水槽カバー14の下部から上部にわたって、水槽カバー14の周方向及び径方向に沿って形成されている。第2壁部22は、図3及び図4に示すように、水槽開口部141の上部であって水槽カバー14の径方向に沿って延びて形成されている。この場合、第2壁部22は、正面視あるいは背面視において、複数の段差形状によって構成されている。第2壁部22は、複数の段差形状に限らず、直線状に構成されていても良い。第2壁部22は、水槽カバー14の後面143と第1壁部21とによって区画された領域を仕切るためのものである。なお、壁部20は、水槽カバー14と一体に形成されても良いし、別体であっても良い。
水路形成部材15は、例えば合成樹脂製で構成され、水槽カバー14の後面143の一部を覆っている。この場合、水路形成部材15は、壁部20を含む範囲を覆うように構成されている。水路形成部材15は、例えばスナップフィットやねじ等によって水槽カバー14に取付けられている。水路形成部材15は、水槽カバー14に溶着や接着剤等によって固定されても良い。このとき、図3等に示すように、水槽カバー14の後面143、壁部20、及び水路形成部材15との間には空間Sが形成されている。この空間Sは、水等の液体が通過できる程度の大きさを有している。第2壁部22は、空間Sを閉塞する壁として機能している。つまり、空間Sは、第2壁部22を境界にして、複数の空間に分断されている。
扉16は、外箱11の前面側に設けられて、開口部111を開閉する。扉16は、窓部161を有している。窓部161は、例えば透明又は半透明の部材で構成されている。このため、ユーザは、窓部161によって外部から回転槽13内を視認することができる。窓部161は、図1に示すように、水槽12の内側に入り込むように膨らんで構成されている。そして、窓部161の水槽12側の端部は、水槽カバー14と重なる位置に配置されている。
モータ17は、水槽12の底部外側に設けられている。モータ17は、詳細は図示しないが、例えば回転数を変更可能なブラシレスのダイレクトドライブモータで構成されている。モータ17は、回転槽13に接続されており、回転槽13を水槽12に対して相対的に回転駆動させる機能を有する。この場合、モータ17の軸部171、水槽12の中心軸、及び回転槽13の回転軸は、それぞれ重なっている。
また、洗濯機10は、注水機構30、循環排水装置40、及び洗浄装置50を備えている。注水機構30は、例えば水道等の外部の水源から供給される水を水槽12内に給水する機能を有する。注水機構30は、図1に示すように、給水弁31、注水ケース32、及び注水ホース33を有している。給水弁31は、電磁的に開閉可能に構成されている。給水弁31は、図示しない水道の蛇口等の外部の水源に接続されている。そして、給水弁31は、外部の水源から注水ケース32を介して水槽12内に至る経路を開閉する。
注水ケース32は、内部に洗濯処理剤を収容可能に構成されている。洗濯処理剤とは、例えば粉末洗剤や液体洗剤等の洗剤、及び柔軟剤や香り付け剤等の仕上げ剤を含む。注水ホース33は、例えば可撓性を有するホースで円筒状に構成されている。注水ホース33の一方の端部は注水ケース32に接続され、他方の端部は水槽12に接続されている。注水ホース33は、外部の水源から注水ケース32内に流入した水を水槽12内に注水する機能を有する。注水ケース32内に洗濯処理剤が貯留されている状態で、注水ケース32内に水が流入すると、注水ケース32内の洗濯処理剤は注水ケース32内を流れる水と混合した後に、注水ホース33を通過して水槽12内に流れる。
循環排水装置40は、水槽12内の水を循環させる機能及び水槽12内の水を洗濯機10外へ排水する機能を有する。循環排水装置40は、図1に示すように、接続ホース41、フィルタ部42、循環ポンプ43、循環ホース44、排水弁45、及び排水ホース46を有する。接続ホース41は、例えば可撓性を有するホースで構成されている。接続ホース41の一方の端部は排水口121に接続され、他方の端部はフィルタ部42に接続されている。フィルタ部42は、排水口121と排水弁45との間に設けられている。フィルタ部42は、内部に網目状の図示しないフィルタを有しており、そのフィルタによってフィルタ部42内を通過する水に含まれるリントやゴミを捕集する。
循環ポンプ43は、排水口121及び接続ホース41を通して水槽12内の水を汲み上げて、再び水槽12内へ注水するためのものである。循環ホース44は、例えば可撓性を有するホースで構成されている。循環ホース44の一方の端部は循環ポンプ43に接続され、他方の端部は供給口142に接続されている。つまり、循環ホース44は、循環ポンプ43と水槽カバー14とを繋いでいる。排水弁45は、電磁的に開閉可能に構成されている。排水ホース46は、一方の端部が排水弁45に接続され、他方の端部が洗濯機10の機外に引き出されている。
水槽12内に水が貯留された状態で排水弁45が開放されると、水槽12内に貯留されていた水は、排水ホース46を通して洗濯機10の機外へ排出される。つまり、排水弁45は、水槽12内に貯留された水を外部に排水するための排水経路を開閉する。一方、排水弁45によって排水経路が閉じられた状態で循環ポンプ43が駆動すると、循環ポンプ43は、排水口121及び接続ホース41を通して水槽12内の水を汲み上げて、循環ホース44を介して供給口142に対して水槽12内に貯留されている水を供給する。
洗浄装置50は、図1に示すように、例えば開閉弁51、洗浄水ホース52、及びノズル部53を有して構成することができる。開閉弁51は、電磁的に開閉可能に構成されており、給水弁31の下流側に設けられている。開閉弁51は、外部の水源からノズル部53に供給する水の経路を開閉する。洗浄水ホース52は、一方の端部が開閉弁51に接続され、他方の端部がノズル部53に接続されている。
ノズル部53は、図1及び図2に示すように、例えば水槽カバー14の上部であって水槽カバー14の左右方向の中心に対して一方側寄り、この場合、右寄り部分に設けられている。すなわち、ノズル部53は、供給口142とは、水槽カバー14の左右方向において異なる方向に設けられている。ノズル部53は、洗浄水ホース52と水槽カバー14とを接続する部分である。
ノズル部53は、例えば略垂直方向に延びる円筒形状に形成されており、水槽カバー14及び第1壁部21を厚み方向に貫通して設けられている。そして、ノズル部53は、水槽カバー14と水路形成部材15との間に形成される空間Sを連通しており、その空間S内に外部の水源から供給された水を導入可能に構成されている。なお、ノズル部53は、略垂直方向に延びる構成に限らず、傾斜していても良い。
次に、水槽カバー14とその周辺部分の構成例について説明する。本実施形態では、水槽カバー14は、図3から図7に示すように、循環用吐出部61及び扉洗浄用吐出部62を有している。循環用吐出部61は、水槽開口部141の上部であって水槽カバー14の左右方向の中心に対して左右両方にそれぞれ1箇所つまり計2箇所設けられている。循環用吐出部61は、水槽カバー14の後方側つまり水槽12側に設けられている。
循環用吐出部61は、図5に示すように、水槽カバー14の底面144を厚み方向に貫通して形成され、例えば矩形状に形成されている。循環用吐出部61は、供給口142を介して水槽カバー14と水路形成部材15との間の空間を流れた水を直接水槽12内に供給するためのものである。直接とは、循環用吐出部61から吐出された水が例えば窓部161等の他の部材を流れることなく水槽12内に供給されることを意味する。
扉洗浄用吐出部62は、図2等に示すように、例えば水槽開口部141の上部であって水槽カバー14の左右方向の中心に対して一方側寄り、この場合、右寄り部分に設けられている。扉洗浄用吐出部62は、図5に示すように、循環用吐出部61とは水槽12の軸方向において相互にずれた位置であって、水槽12の左右方向において相互に重ならない位置に設けられている。この場合、扉洗浄用吐出部62は循環用吐出部61よりも、水槽12の左右方向において右寄り部分に設けられている。扉洗浄用吐出部62は、第1壁部21及び水槽カバー14の底面144を厚み方向に貫通して形成され、例えば略垂直方向に延びる円筒形状に形成されている。そして、扉洗浄用吐出部62の開口面積は、図5に示すように、循環用吐出部61の開口面積よりも小さい。なお、扉洗浄用吐出部62は、略垂直方向に延びる構成に限らず、傾斜していても良い。
扉洗浄用吐出部62は、図5及び図7に示すように、水槽カバー14の前方側つまり開口部111側に設けられており、窓部161と水平方向において重なる位置つまり平面視で重なる位置に配置されている。この場合、扉洗浄用吐出部62は、図7に示すように、窓部161の水槽12側の端部よりも前方側つまり開口部111側に位置している。扉洗浄用吐出部62は、外部の水源から洗浄装置50を介して水槽カバー14と水路形成部材15との間の空間Sを流れた水を扉16の窓部161に流すためのものである。この場合、扉洗浄用吐出部62は、窓部161に向かって開口している。そのため、扉洗浄用吐出部62は、窓部161に向かって水を噴射可能である。
また、洗濯機10は、図1に示すように、給水経路として、例えば注水経路71、循環経路72、及び扉洗浄経路73を備えて構成することができる。注水経路71は、例えば注水機構30を通って水槽12に至る経路である。循環経路72は、例えば接続ホース41、フィルタ部42、循環ポンプ43、循環ホース44、供給口142、空間S、及び循環用吐出部61を通って水槽12に至る経路である。すなわち、循環経路72は、水槽12内の水を循環させる経路である。排水弁45が閉鎖した状態で循環ポンプ43が駆動すると、循環ポンプ43によって水槽12内の水が汲み上げられて、その後、循環用吐出部61から再び水槽12内へ注水される。この場合、循環経路72は、図6の黒矢印Aで示す方向へ水を流す経路を構成する。
扉洗浄経路73は、給水弁31、開閉弁51、洗浄装置50、空間S、及び扉洗浄用吐出部62を通って窓部161に至る経路である。すなわち、扉洗浄経路73は、外部の水源から供給された水を窓部161に流して窓部161を洗浄する経路である。給水弁31及び開閉弁51が開放されると、外部の水源から供給された水は、洗浄水ホース52を介して扉洗浄用吐出部62から窓部161を流れて、その後水槽12内に供給される。この場合、扉洗浄経路73は、図7の黒矢印Bで示す方向へ水を流す経路を構成する。
扉洗浄経路73は、外部の水源から供給された水が水槽12や注水ケース32を経由することなく窓部161に至る経路である。そのため、洗剤成分や洗濯物から除去された汚れ等を含まない水を窓部161に供給することができる。このため、例えば窓部161への洗剤成分や汚れの再付着を防ぎつつ、効率的に窓部161の洗浄を行うことができる。
本実施形態の場合、循環経路72と扉洗浄経路73とは、共通する構成として空間Sを含んで構成されている。空間Sは、上述したように、水槽カバー14の後面143、壁部20、及び水路形成部材15との間に形成されている。つまり、扉洗浄経路73は、循環経路72の一部を構成する部材と同一の部材この場合水槽カバー14及び水路形成部材15を用いて構成されている。換言すれば、水路形成部材15は、水槽カバー14との間に循環経路72及び扉洗浄経路73の一部を形成している。このように、循環経路72と扉洗浄経路73とを同一の部材を用いて構成することで、部材の共通化を図り、洗濯機10の内部構造を最適化することができる。
一方、空間Sは、図3に示すように、第2壁部22によって仕切られている。そのため、循環経路72と扉洗浄経路73とを流れる水は、第2壁部22によって分断されており、互いに交わることがない。これにより、各経路72、73を流れる水が互いに干渉することを抑制して、円滑な水の流れが阻害されることを効率的に防ぐことができる。
以上説明した実施形態によれば、洗濯機10は、外箱11と、水槽12と、扉16と、循環経路72と、扉洗浄経路73と、を備える。外箱11は、内部と外部とを連通する開口部111を有する。水槽12は、有底円筒状に形成され、外箱11内に設けられて開口部111に接続されている。扉16は、外箱11に設けられて、開口部111を開閉する。循環経路72は、水槽12内の水を循環させる。そして、扉洗浄経路73は、循環経路72の一部を構成する部材と同一の部材を用いて構成され、扉16に水を流して、扉16を洗浄する。
これによれば、循環経路72と扉洗浄経路73とを構成する部材に、共通した部材を用いることで、循環経路72と扉洗浄経路73とを別体の部品で個別に構成する場合に比べて、洗濯機10内部の構造を最適化つまり洗濯機10内部の構造を小型化することができる。そして、扉16に放水するための構造の小型化を図ることができる。これにより、洗濯機10内部の省スペース化を図ることができるため、結果として、洗濯機10の大型化を抑制することができる。また、各経路72、73を構成するための専用の部品を設ける必要がないため、部品点数を削減することで組立作業性の向上を図ることができる。
また、洗濯機10は、水槽カバー14及び水路形成部材15を更に備える。水槽カバー14は、水槽12の開口部111側に設けられている。水路形成部材15は、水槽カバー4の水槽12側の面の一部を覆って、水槽カバー14との間に循環経路72及び扉洗浄経路73の一部を形成する。
これによれば、循環経路72及び扉洗浄経路73を構成する部品として、水槽カバー14を有効に利用できる。これにより、部品点数の削減を図ることができるとともに、洗濯機10の組立作業性の低下を極力抑えることができる。
水槽カバー14は、壁部20を有する。壁部20は、水槽カバー14から水路形成部材15側へ突出して形成されて、水路形成部材15に覆われて循環経路72及び扉洗浄経路73の壁を構成する。これによれば、水槽カバー14に設けられた壁部20を水路形成部材15によって覆うことによって、簡易な構成で循環経路72及び扉洗浄経路73を構成することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図8を参照して説明する。図8に示す第2実施形態において、水槽カバー14及び水路形成部材15の構成が上記第1実施形態と異なる。具体的には、上記第1実施形態では、壁部20は、水槽カバー14の後面143に設けられている。一方、本実施形態では、壁部が、水槽カバー14ではなく水路形成部材15の前面側つまり水槽カバー14側の面に設けられている。すなわち、本実施形態では、第1実施形態の壁部20に換えて、水路形成部材15は、水路形成部材15から水槽カバー14側へ突出して形成されて、水槽カバー14に覆われて循環経路72及び扉洗浄経路73の壁を構成する壁部80を有する。
この場合、壁部80は、第1壁部81及び第2壁部82を有する。第1壁部81及び第2壁部82は、それぞれ第1壁部21及び第2壁部22と同一形状で構成できる。このため、図8に示すように、水路形成部材15の壁部80を水槽カバー14の後面143によって覆うことで空間Sが形成されて、循環経路72及び扉洗浄経路73を構成することができる。なお、壁部80は、水路形成部材15と一体に形成されても良いし、別体であっても良い。
このような第2実施形態によれば、水路形成部材15に設けられた壁部80を水槽カバー14によって覆うことで、簡易な構成で循環経路72及び扉洗浄経路73を構成することができる。また、水槽カバー14は、水路形成部材15に比べて大型かつ構造が複雑であるため、例えば壁部20の形状を変更しようとする場合、その作業負担は小さくない。そこで、水路形成部材15側に壁部80を設けることで、壁部80の形状変更ひいては循環経路72や扉洗浄経路73の設計変更等に柔軟に対応し易くすることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図9及び図10を参照して説明する。図9及び図10に示す第3実施形態において、扉洗浄に用いる水源が、上記各実施形態と異なっている。本実施形態の場合、洗濯機10は、洗浄装置50及び循環用吐出部61を備えていないが、図10に示すように、第2壁部22に通水部221が形成されている。通水部22は、例えば第2壁部22を厚さ方向に貫いて円形状に構成することができる。通水部22は、循環経路72を流れる水の一部を扉洗浄経路73に導くためのものである。すなわち、本実施形態の場合、扉洗浄経路73は、循環経路72の一部として構成することができる。そして、扉洗浄経路73は、循環経路72を流れる水の一部を窓部161に流して窓部161を洗浄する経路である。通水部22は、1つであっても良いし、複数設けられていても良い。また、通水部22の形状は円形状に限らず、矩形状や楕円形状であっても良い。
この構成によっても、循環経路72と扉洗浄経路73とを構成する部材に、共通した部材を用いることで、循環経路72と扉洗浄経路73とを別体の部品で個別に構成する場合に比べて、洗濯機10内部の構造を最適化つまり洗濯機10内部の構造を小型化することができる。更に、通水部22の形状を変更することによって、循環経路72のうち扉洗浄経路73に流れる単位時間当たりの水量の調整を容易に行うことができるため、扉洗浄経路73の設計変更に柔軟に対応することができる。
なお、上記各実施形態は、相互に組み合わせることができる。また、2以上の実施形態の特徴部分のみを抽出して組み合わせることもできる。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…洗濯機、11…外箱、111…開口部、12…水槽、14…水槽カバー、15…水路形成部材、16…扉、20、80…壁部、72…循環経路、73…扉洗浄経路

Claims (4)

  1. 内部と外部とを連通する開口部を有する外箱と、
    有底円筒状に形成され前記外箱内に設けられた水槽と、
    前記外箱に設けられて前記開口部を開閉する扉と、
    前記水槽内の水を循環させる循環経路と、
    前記循環経路の一部を構成する部材と同一の部材を用いて構成され、前記扉に水を流して前記扉を洗浄する扉洗浄経路と、
    を備える洗濯機。
  2. 前記水槽の前記開口部側に設けられた水槽カバーと、
    前記水槽カバーの前記水槽側の面の一部を覆って前記水槽カバーとの間に前記循環経路及び前記扉洗浄経路の一部を形成する水路形成部材を更に備える、
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記水槽カバーは、前記水槽カバーから前記水路形成部材側へ突出して形成されて前記水路形成部材に覆われて前記循環経路及び前記扉洗浄経路の壁を構成する壁部を有する、
    請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記水路形成部材は、前記水路形成部材から前記水槽カバー側へ突出して形成されて前記水槽カバーに覆われて前記循環経路及び前記扉洗浄経路の壁を構成する壁部を有する、
    請求項2に記載の洗濯機。
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