JP2023028650A - 理美容用椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】被施術者が感じる施術への緊張を和らげることができる理美容用椅子を提供する。【解決手段】理美容用椅子1は、椅子本体部2と、床等の設置面に置かれて椅子本体部2を下方から支持する支持脚部と、この支持脚部と椅子本体部2との間に配置された昇降機構と、椅子本体部2、昇降機構の左右側方及び後方を囲って支持脚部に取り付けられた囲い部26とを有し、囲い部26は、例えばリビングソファー等に近い外観を実現するための飾り脚部31,36を有している。【選択図】図1
Description
本発明は、理美容用椅子に関するものである。
従来、ヘアサロン等の理美容施設にある理美容用椅子として、例えば、下記特許文献1に記載された理美容椅子(以下、「文献公知1発明」と記す。)がある。文献公知1発明は、脚部に備えられた油圧シリンダーによって昇降し、また、回転する。昇降や回転は、フットペダルが操作されることで実現する。
ところで、理美容施設で施術を受ける被施術者の中には、施術に対する期待や不安等の様々な心情で施術に臨む者もいることから、少なからず緊張するところ、文献公知1発明のように、油圧シリンダーやフットペダル等の機械構造が露出していると、これから施術を受けるという印象を被施術者に与える。すなわち、文献公知1発明のように機械構造が露出した理美容椅子は、いかにも理美容施設にありがちなデザインであって、被施術者に、施術を受けるという印象を顕著に与えるデザインである。
本発明は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。本発明は、被施術者が感じる施術への緊張を和らげることができる理美容用椅子の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る理美容用椅子は、被施術者が着座する座部及び前記座部の後部に配置された背もたれ部を有する椅子本体部と、設置面に置かれて前記椅子本体部を下方から支持する支持脚部と、前記支持脚部と前記座部との間に連結された昇降機構と、前記椅子本体部及び前記昇降機構の左右側方及び後方を囲って前記支持脚部に備えられた囲い部と、を有し、前記椅子本体部が、前記囲い部で囲まれた内側範囲を昇降する、ことを特徴とする。
本発明に係る理美容用椅子は、前記支持脚部が、前記椅子本体部を回転させる回転部を有する、ことを特徴とする。
本発明に係る理美容用椅子は、前記椅子本体部が、肘置き部を有する、ことを特徴とする。
本発明に係る理美容用椅子は、前記座部に対する前記背もたれ部の回転軸が、前記内側範囲の内側にあるときに、前記背もたれ部が、前記囲い部に当たらない範囲で倒れるように動作を制御する制御部を有する、ことを特徴とする。
本発明に係る理美容用椅子は、前記座部に対する前記背もたれ部の回転軸が、前記内側範囲の外側にあるときに、前記背もたれ部が倒れる動作を許容する制御部を有する、ことを特徴とする。
本発明に係る理美容用椅子は、前記囲い部から前記設置面に向けて伸びた縦向き飾り脚部を有し、前記縦向き飾り脚部の下端部が、前記設置面と離れている、ことを特徴とする。
本発明に係る理美容用椅子は、複数の前記縦向き飾り脚部の前記下端部が、横向き飾り脚部によって連結されている、ことを特徴とする。
本発明に係る理美容用椅子は、前記横向き飾り脚部が、フットスイッチである、ことを特徴とする。
本発明に係る理美容用椅子は、複数の前記フットスイッチが、後方の前記横向き飾り脚部に備えられた、ことを特徴とする。
本発明に係る理美容用椅子は、前記支持脚部が、前記設置面に置かれて回転する回転部と、前記回転部の上面を覆った被覆板と、を有し、前記被覆板の縁が前記横向き飾り脚部に接続された、ことを特徴とする。
本発明に係る理美容用椅子は、被施術者が着座する座部及び座部の後部に配置された背もたれ部を有する椅子本体部と、設置面に置かれて椅子本体部を下方から支持する支持脚部と、支持脚部と座部との間に連結された昇降機構と、椅子本体部及び昇降機構の左右側方及び後方を囲って支持脚部に備えられた囲い部とを有し、椅子本体部が、囲い部で囲まれた内側範囲を昇降する。すなわち、囲い部によって昇降機構周辺が遮蔽されたことで、椅子本体部が昇降するという雰囲気が抑えられ、施術を受けるための椅子であることが被施術者に察知され難い。また、椅子本体部の周囲が囲い部に囲われたことで、例えばリビングソファー等に近い外観が実現する。したがって、被施術者が感じる施術への緊張が和らぐ。
本発明に係る理美容用椅子は、支持脚部が、椅子本体部を回転させる回転部を有している。したがって、例えばリビングソファー等に近い外観でありつつも、理美容椅子としての機能を発揮することができる。
本発明に係る理美容用椅子は、椅子本体部が、肘置き部を有している。すなわち、被施術者は、肘を肘置き部に置くことができる。したがって、例えば、椅子本体部の昇降中であっても、施術者は、肘を肘置き部に置いて身体を安定させることができる。
本発明に係る理美容用椅子は、座部に対する背もたれ部の回転軸が、内側範囲の内側にあるときに、背もたれ部が、囲い部に当たらない範囲で倒れるように動作を制御する制御部を有している。すなわち、背もたれ部は、倒れる際に後方の囲い部と干渉する位置では、制御部の制御によって、倒れる動作が、所定の範囲に規制される。したがって、背もたれ部は、囲い部と干渉せずに動作をすることができる。
本発明に係る理美容用椅子は、座部に対する前記背もたれ部の回転軸が、内側範囲の外側にあるときに、背もたれ部が倒れる動作を許容する制御部を有している。すなわち、背もたれ部は、倒れる際に後方の囲い部と干渉する位置では、制御部の制御によって、倒れる動作が規制されるが、囲い部と干渉しない位置である内側範囲の外側では、倒れる動作が許容される。したがって、背もたれ部は、囲い部と干渉せずに動作をすることができる。
本発明に係る理美容用椅子は、囲い部から設置面に向けて伸びた縦向き飾り脚部を有し、縦向き飾り脚部の下端部が、設置面と離れている。すなわち、縦向き飾り脚部により、例えば、リビングソファー等に近い外観が実現する。したがって、被施術者が感じる施術への緊張を和らげることができる。また、縦向き飾り脚部は、設置面から離れているため、支持脚部の回転を妨げない。
本発明に係る理美容用椅子は、複数の縦向き飾り脚部の下端部が、横向き飾り脚部によって連結されている。すなわち、横向き飾り脚部により、例えば、リビングソファー等に近い外観が実現する。したがって、被施術者が感じる施術への緊張を和らげることができる。
本発明に係る理美容用椅子は、横向き飾り脚部が、フットスイッチである。すなわち、フットスイッチは、外観上は横向き飾り脚部であって、フットスイッチを想起させたり示唆するデザインではないため、椅子本体部が昇降したり回転したりするという雰囲気が抑えられ、施術を受けるための椅子であることが被施術者に察知され難い。したがって、被施術者が感じる施術への緊張を和らげることができる。
本発明に係る理美容用椅子は、複数のフットスイッチが、後方の横向き飾り脚部に備えられている。この構成により、施術者は、後方又は側方から、フットスイッチを操作することができる。また、フットスイッチ毎に機能を持たせ、種々の機能を操作することができる。
本発明に係る理美容用椅子は、支持脚部が、設置面に置かれて回転する回転部と、回転部の上面を覆った被覆板とを有し、被覆板の縁が横向き飾り脚部に接続されている。この構成により、被覆板によって回転部が遮蔽されるうえ、飾り脚部の存在が際立つ一方で、外観上、支持脚部が目立たなくなるため、椅子本体部が回転するという雰囲気が抑えられ、施術を受けるための椅子であることが被施術者に察知され難い。したがって、被施術者が感じる施術への緊張を和らげることができる。
以下は、本発明の実施形態に係る理美容用椅子の説明である。図1ないし12には、理美容用椅子1の外観及び断面が示されている。図1ないし12に示されているとおり、理美容用椅子1は、背もたれ部5が倒れ、または、起きることで、姿勢が変化し、更に、椅子本体部2が昇降または回転することで、状態が変化する。ここで、理美容用椅子1の背もたれ部5が起きた姿勢である座姿勢、かつ、椅子本体部2が最も下降した位置である最下位置にある最下状態は、図1ないし7に示され、座姿勢、かつ、椅子本体部2が最も上昇した位置である最上位置にある最上状態は、図8に示され、背もたれ部5が倒れた姿勢である寝姿勢、かつ、最上状態は、図9ないし12に示されている。
なお、以下の説明では、図1に示されているとおり、理美容用椅子1の正面側であって、背もたれ部5が起きる方向を前方(Front)とし、理美容用椅子1の背面側であって、背もたれ部5が倒れる方向を後方(Back)とし、理美容用椅子1の椅子本体部2が昇降する方向を上方(Up)又は下方(Down)とし、理美容用椅子1の横幅方向を左右側方(Left Side、Right Side)とする。
図1ないし8に示されているとおり、理美容用椅子1は、椅子本体部2と、床等の設置面に置かれて椅子本体部2を下方から支持する支持脚部20と、この支持脚部20と椅子本体部2との間に配置された昇降機構25と、椅子本体部2、昇降機構25の左右側方及び後方を囲って支持脚部20に取り付けられた囲い部26とを有している。囲い部26は、例えば、リビングソファー等に近い外観を実現するための飾り脚部30を有している。
椅子本体部2は、被施術者(図示省略。)が着座する座部3と、この座部3の前方端部に連結されて被施術者の脚が載せられる脚置き部4と、座部3の後方端部に連結されて被施術者の上半身が載せられる背もたれ部5と、この背もたれ部5の上方端部に連結された枕部7と、座部3及び背もたれ部5の左右側方に配置されて被施術者の腕が載せられる肘置き部10とを有している。施術者(図示省略。)に操作されることで、椅子本体部2は自在に昇降し、背もたれ部5は、後方に向けて倒れ又は前方に向けて起きて座部3に対する角度が変化する。椅子本体部2の姿勢は、施術者に操作されることで、任意に変化するし、また、予め決定された姿勢に、自動的に変化する。なお、背もたれ部5の動作は、後述の制御部(図示省略。)によって制御される。
肘置き部10は、ほぼ四角形の板状であり、座部3及び背もたれ部5を介して左右一対で構成され、背もたれ部5の側面部6と対面している。図7に示されているとおり、肘置き部10は、肘置き本体部16と、この肘置き本体部16に取り付けられた内容部17と、肘置き本体部16及び内容部17を覆うカバー部18とを有している。また、肘置き部10は、被施術者の腕が置かれる上端面部11と、この上端面部11の後方端部に連接された後端面部12と、上端面部11と後端面部12とが連接された部位であって、上端面部11から後端面部12に渡って形成された角部13と、背もたれ部5の側面部6と対面する側である内面部15とを有している。なお、各部11,12,13,15は、肘置き本体部16及びカバー部18を含めた肘置き部10としての部位を指すため、以下では、原則として、肘置き本体部16及びカバー部18を区別することなく同一の名称、符号をもって各部11,12,13,15を説明し、必要に応じて、肘置き本体部16の各部11,12,13,15と、カバー部18の各部11,12,13,15とを区別して説明する。
カバー部18は、例えば、天然皮革、人工皮革、合成皮革、天然繊維、化学繊維等である。図2に示されているとおり、カバー部18の上端面部11と、カバー部18の内面部15との縫い目19は、後方に向かうにしたがって、側方に向けて曲がっている。なお、カバー部18は、肘置き部10のみならず、椅子本体部2及び囲い部26にも取り付けられている。
図7に示されているとおり、肘置き部10において、上端面部11は、水平又はほぼ水平であり、後端面部12は、垂直又はほぼ垂直である。したがって、上端面部11と後端面部12とは、直角又はほぼ直角に連接されている。角部13は、上端面部11の後方端部及び後端面部12の上方端部を含む一帯であって、側方から視して、直角三角形または三角形である。
肘置き本体部16は、例えば、金属、樹脂、木等の芯材で構成されている。肘置き本体部16の上端面部11のうち、後方端部は、側方から視して、後方に向かうにしたがって徐々に下方に傾斜している。肘置き本体部16の後端面部12のうち、上方端部は、側方から視して、上方に向かうにしたがって徐々に前方に傾斜している。すなわち、肘置き本体部16は、角部13に相当する部位が欠落している。
角部13は、外側であるカバー角部14と、内側である内容部17とから構成されている。内容部17は、クッション材で構成され、クッション材は、例えば、ポリウレタン等である。内容部17は、側方から視して、直角三角形又は三角形である。内容部17の上端面部11の前後方向の長さは、内容部17の後端面部12の上下方向の長さよりも長い。したがって、内容部17の上端面部11に対する斜辺の角度は、45度よりも小さい。例えば、20ないし45度である。カバー角部14は、内容部17と同様に、側方から視して、直角三角形又は三角形であり、角が角張っている。角部13は、側方から視した背もたれ部5の可動範囲MA内に含まれ、可動範囲MA内から、可動範囲MAの前方の外側に至っている。詳説すれば、内容部17の上端面部11は、可動範囲MA内から可動範囲MAの前方の外側に渡って存在し、一方で、内容部17の後端面部12は、可動範囲MA内に在って、可動範囲MAの後方(又は下方)の外側には存在しない。背もたれ部5の可動範囲MAは、座姿勢から寝姿勢に変化する際の背もたれ部5の軌跡である。
図1ないし7に示されているとおり、支持脚部20は、設置面に置かれて回転する回転部21と、この回転部21に固定された脚本体部22と、この脚本体部22に固定されて回転部21の上面を覆う被覆板24とを有している。回転部21は、円板状であり、車輪やベアリング(図示省略。)を介して、上下方向を回転軸として回転する。脚本体部22は、円柱の棒状であり、回転部21から上方に向けて伸びている。脚本体部22の上方端部には、脚基部23が固定されている。被覆板24は、四角形であり、脚本体部22の周囲に渡って回転部21の上面を覆っている。被覆板24の縁及び四隅は、飾り脚部30に接続されている。
昇降機構25は、複数のリンク機構や、油圧又は空圧のピストンシリンダーから構成されている。リンク機構は、脚基部23と椅子本体部2の座部3との間に連結されている。シリンダーに対してピストンが伸縮することでリンク機構が稼働し、椅子本体部2が支持脚部20に対して昇降する。
囲い部26は、脚基板部23に固定されている。囲い部26は、椅子本体部2及び昇降機構25の左側方に配置された左側板部27と、椅子本体部2及び昇降機構25の右側方に配置された右側板部28と、左右側板部27,28と連接されて椅子本体部2及び昇降機構25の後方に配置された後方板部29と、各板部27,28,29の下方部に固定された飾り脚部30とを有している。各板部27,28,29は、ほぼ板状であり、右側板部28と左側板部27とが椅子本体部2を介して対面し、左右側板部27,28の後方端部に、後方板部29が連接されている。囲い部26で囲まれた内側の領域は、内側範囲IAである。図8に示されているとおり、内側範囲IAは、囲い部26で囲まれた内側であって、囲い部26の下方端部から上方端部までの間である。この内側範囲IA内で昇降機構25が稼働し、椅子本体部2が昇降することで、昇降機構25及び椅子本体部2の一部は、囲い部26によって遮蔽され、外部から視認されない。昇降機構25及び椅子本体部2の肘置き部10の下方端部は、最下状態から最上状態に渡って内側範囲IAにあり、一方で、椅子本体部2の座部3は、少なくとも最下状態から最上状態の直前まで内側範囲IAにある。
図1ないし8に示されているとおり、飾り脚部30は、脚基部23と囲い部26との間に固定されている。詳説すれば、飾り脚部30は、囲い部26の下方端部の内側面から設置面に向けて下方に伸びた縦向きに長手の縦向き飾り脚部31と、この縦向き飾り脚部31の下方端部同士に連結された横向きに長手の横向き飾り脚部36とを有している。縦向き飾り脚部31は、囲い部26のうち、左側板部27の前方端部に固定された縦向き第一飾り脚部32と、囲い部26のうち、左側板部27の後方端部(後方板部29の左方端部)に固定された縦向き第二飾り脚部33と、囲い部26のうち、右側板部28の後方端部(後方板部29の右方端部)に固定された縦向き第三飾り脚部34と、囲い部26のうち、右側板部28の前方端部に固定された縦向き第四飾り脚部35とを有している。各縦向き飾り脚部32,33,34,35は、設置面の直上に至っているが、それぞれの下方端部は設置面と僅かに離れている。具体的には、施術者の足が、各縦向き飾り脚部32,33,34,35の下方端部と設置面との間に入らない程度に、下方端部は、設置面と離れている。
横向き飾り脚部36は、縦向き第一飾り脚部32の下方端部と縦向き第二飾り脚部33の下方端部とに連結された横向き左方飾り脚部38と、縦向き第二飾り脚部33の下方端部と縦向き第三飾り脚部34の下方端部とに連結された横向き後方飾り脚部38と、縦向き第三飾り脚部34の下方端部と縦向き第四飾り脚部35の下方端部とに連結された横向き右方飾り脚部37とを有している。各横向き飾り脚部37,38,39は、設置面と僅かに離れて設置面の直上にある。具体的には、施術者の足が、各横向き飾り脚部37,38,39の下方端部と設置面との間に入らない程度に、下方端部は、設置面と離れている。各横向き飾り脚部37,38,39は、被覆板24の縁と接続されている。
横向き飾り脚部36のうち、横向き後方飾り脚部38は、椅子本体部2を昇降又は回転させるためのフットスイッチ40を担っている。ここで、フットスイッチ40を図面に基づいて説明する。図13ないし20は、フットスイッチ40が示されている。
図13ないし16に示されているとおり、フットスイッチ40は、長手であって、長手方向に四つに区分されたことで、複数のフットスイッチ40が形成されている。フットスイッチ40は、区分された各領域である第一スイッチ領域41、第二スイッチ領域42、第三スイッチ領域43及び第四スイッチ領域44のそれぞれに形成されている。フットスイッチ40は、飾り脚基板部45と、この飾り脚基板部45に取り付けられたスイッチ本体50と、飾り脚基板部45に取り付けられてスイッチ本体50を覆った外面部である操作部54とを有している。
図17及び18に示されているとおり、飾り脚基板部45は、一枚の板が折り曲げられて形成されたものであり、設置面と対面する下基板部46と、この下基板部46の前方端部に直角に連接されて上方に伸びた前基板部47と、この前基板部47と対面して下基板部46の後方端部に直角に連接されて上方に伸びた後基板部48とを有している。下基板部46は、各スイッチ領域41,42,43,44の境界が切り欠かれたことで、複数の切欠き部49が形成されている。切欠き部49は、第一スイッチ領域41と第二スイッチ領域42との間、第二スイッチ領域42と第三スイッチ領域43との間、第三スイッチ領域43と第四スイッチ領域44との間の下基板部46に形成されている。前基板部47には、複数のスイッチ本体50が取り付けられている。スイッチ本体50は、例えば、接点式リミットスイッチ等であり、各スイッチ領域41,42,43,44のそれぞれの後基板部48に取り付けられている。
図19及び20に示されているとおり、操作部54は、一枚の板が折り曲げられて形成されたものであり、上方に面した押圧板部51と、この押圧板部51の前方端部に直角に連接されて下方に伸びた操作支持板部52と、押圧板部51の後方端部に直角に連接されて下方に伸びた操作後板部53と、この操作後板部53の下方端部に直角に連接されて前方に向けて伸びた下端折曲部56とを有している。操作部54は、例えば、金属製であるが、弾性変形が可能であれば樹脂製であってもよい。各スイッチ領域41,42,43,44の押圧板部51は、操作に応じた諸機能が刻印されている。押圧板部51、操作後板部53及び下端折曲部56は、各スイッチ領域41,42,43,44の境界が、長手方向と直交する方向に切断されている。切断部55は、第一スイッチ領域41と第二スイッチ領域42との間、第二スイッチ領域42と第三スイッチ領域43との間、第三スイッチ領域43と第四スイッチ領域44との間の押圧板部51、操作後板部53及び下端折曲部56に形成されている。
図13ないし16に示されているとおり、操作部54の操作支持板部52は、飾り脚基板部45の前基板部47の前面に対面して固定され、操作部54の操作後板部53は、飾り脚基板部45の後基板部48の後面に対面している。操作部54の押圧板部51は、飾り脚基板部45の下基板部46と間を開けて対面し、押圧板部51の切断部55は、下基板部46の切欠き部49と対面している。スイッチ本体50は、横向き後方飾り脚部38の内部において、各スイッチ領域41,42,43,44に配置されている。
押圧板部51は、施術者等に踏み込まれる等によって外力が作用すると、板バネとして作用し、弾性変形してスイッチ本体50を押す。その際、撓んだ押圧板部51は、飾り脚基板部45の後基板部48に当たることで、撓み量が規制される。外力から解放されると、押圧板部51は、元の状態に戻る。切断部55によって、押圧板部51は、スイッチ領域41,42,43,44毎に弾性変形する。このようにして、横向き後方飾り脚部38の外面部が操作部54として機能することで、横向き後方飾り脚部38自体がフットスイッチ40を担っている。
図1ないし7に示されている座姿勢かつ最下状態をセンサー(図示省略。)が検知すると、最下状態検知信号が、センサーから制御部に送信される。制御部は、センサーからの最下状態検知信号に基づいて、背もたれ部5が倒れる動作を所定の範囲に規制する。したがって、最下状態では、背もたれ部5は、囲い部26の後方板部29に当たらない範囲で倒れる。座姿勢かつ最下状態において、フットスイッチ40が操作されることで、椅子本体部2が上昇すると、図8に示されているとおり、理美容用椅子1は、座姿勢かつ最上状態に変化する。最下状態から最上状態に渡って、昇降機構25及び椅子本体部2の肘置き部10の下方端部は、内側範囲IAにあるし、座部3も概ね内側範囲IAにある。
最上状態では、座部3に対する背もたれ部5の回転軸8が、内側範囲IAにおける上方の外側にあり、この最上状態をセンサーが検知すると、最上位検知信号が、センサーから制御部に送信される。制御部は、センサーからの最上位検知信号に基づいて、背もたれ部5が倒れる動作を許容する。したがって、最上状態では、背もたれ部5が所定の範囲に規制されずに動作する。背もたれ部5が倒れると、理美容用椅子1は、図9ないし12に示されているとおり、最上状態、かつ、寝姿勢に変化する。寝姿勢をセンサーが検知すると、寝姿勢検知信号が、センサーから制御部に送信される。制御部は、寝姿勢検知信号に基づいて、椅子本体部2が下降する動作を拒否する。したがって、寝姿勢では、椅子本体部2は下降しない。
以上のとおり、理美容用椅子1が構成されている。
以下は、理美容用椅子1の作用効果の説明である。
上記したとおり、本実施形態は、椅子本体部2、昇降機構25の左右側方及び後方を囲って支持脚部20に取り付けられた囲い部26を有している(図1参照。)。椅子本体部2が昇降する際、最下状態から最上状態に渡って、昇降機構25及び椅子本体部2の肘置き部10の下方端部は、内側範囲IAにあるし、座部3も概ね内側範囲IAにある(図8参照。)。すなわち、囲い部26によって昇降機構25周辺が遮蔽されたことで、椅子本体部2が昇降するという雰囲気が抑えられ、施術を受けるための椅子であることが被施術者に察知され難い。また、椅子本体部2の周囲が囲い部26に囲われたことで、例えば,リビングソファー等に近い外観が実現する。したがって、被施術者が感じる施術への緊張が和らぐ。また、本実施形態では、支持脚部20が回転部21を有し、この回転部21によって、椅子本体部2が回転するため、リビングソファー等に近い外観でありつつも、理美容椅子1としての機能を発揮することができる。
本実施形態では、椅子本体部2が肘置き部10を有している(図1等参照。)。すなわち、被施術者は、肘を肘置き部10に置くことができる。したがって、例えば、椅子本体部2の昇降中であっても、施術者は、肘を肘置き部10に置いて身体を安定させることができる。
本実施形態では、制御部は、センサーからの最下状態検知信号に基づいて、背もたれ部5が倒れる動作を所定の範囲に規制する。すなわち、背もたれ部5は、倒れる際に囲い部26の後方板部29と干渉する位置では、制御部の制御によって、後方板部29に当たらない範囲で倒れる。一方で、後方板部29と干渉しない位置である内側範囲IAの外側では、倒れる動作が所定の範囲に規制されずに許容される(図8参照。)。したがって、背もたれ部5は、囲い部26と干渉せずに動作をすることができる。
本実施形態では、囲い部26は、飾り脚部30を有し、各縦向き飾り脚部32,33,34,35及び各横向き飾り脚部37,38,39は、設置面の直上に至っているが、下方端部は設置面と僅かに離れている(図4等参照。)。すなわち、飾り脚部30により、例えば、リビングソファー等に近い外観が実現する。したがって、被施術者が感じる施術への緊張を和らげることができる。また、飾り脚部30は、設置面から離れているため、支持脚部20の回転を妨げない。飾り脚部30の下方端部が設置面から離れているのは、下方端部と設置面との間に施術者の足が入らない程度であるため、安全である。
本実施形態では、横向き後方飾り脚部38は、椅子本体部2を昇降するためのフットスイッチ40を担っている(図5等参照。)。すなわち、フットスイッチ40は、外観上は横向き飾り脚部38であって、横向き後方飾り脚部38によってフットスイッチ40が遮蔽され、一般的なフットスイッチを想起させたり示唆するデザインではないため、椅子本体部2が昇降したり回転したりするという雰囲気が抑えられ、施術を受けるための椅子であることが被施術者に察知され難い。したがって、被施術者が感じる施術への緊張を和らげることができる。また、横向き後方飾り脚部38には、複数のフットスイッチ40が備えられているため、施術者は、後方又は側方から、フットスイッチ40を操作することができるし、フットスイッチ40毎に設定された昇降や回転規制の機能を操作することができる。
本実施形態では、フットスイッチ40は、飾り脚基板部45と、この飾り脚基板部45に取り付けられたスイッチ本体50と、飾り脚基板部45に取り付けられてスイッチ本体50を覆った操作部54とを有している(図13参照。)。この構成により、外面部である操作部54によってスイッチ本体50が遮蔽されるうえ、外面部が操作部54を担うため、椅子本体部2が昇降したり回転したりするという雰囲気が抑えられ、施術を受けるための椅子であることが被施術者に察知され難い。したがって、被施術者が感じる施術への緊張を和らげることができる。
本実施形態では、操作後板部53の下方端部に直角に連接されて前方に向けて伸びた下端折曲部56を有している。この構成により、操作後板部53の下方端部が滑らかとなり、設置面に落ちた毛髪等を箒で清掃する際、箒が操作後板部53の下方端部に引っ掛かるのを抑止することができる。
本実施形態では、支持脚部20は、設置面に置かれて回転する回転部21と、この回転部21に固定された脚本体部22と、この脚本体部22に固定されて回転部21の上面を覆う被覆板24とを有し、被覆板24は、脚本体部22の周囲に渡って回転部21の上面を覆い、被覆板24の縁が、横向き飾り脚部36に接続されている(図1等参照。)。この構成により、被覆板24によって回転部21が遮蔽されるうえ、飾り脚部30の存在が際立つ一方で、外観上、支持脚部20が目立たなくなるため、椅子本体部2が回転するという雰囲気が抑えられ、施術を受けるための椅子であることが被施術者に察知され難い。したがって、被施術者が感じる施術への緊張を和らげることができる。
本実施形態では、操作部54は、一枚の板が折り曲げられて形成されたものであり、押圧板部51及び操作後板部53は、各スイッチ領域41,42,43,44の境界が、長手方向と直交する方向に切断されている(図19参照。)。この構成により、各スイッチ領域41,42,43,44の押圧板部51が、同一平面上に綺麗に揃い、外観が美麗である。更に、各スイッチ領域41,42,43,44同士の隙間(切断部55)が狭いため、施術によってカットされた毛髪が、切断部55を通って横向き後方飾り脚部38の内側に入ることが抑止される。
本実施形態では、横向き後方飾り脚部38のフットスイッチ40において、押圧板部51の切断部55が、下基板部46の切欠き部49と対面している(図16参照。)。この構成により、仮に、毛髪が、切断部55を通って横向き後方飾り脚部38の内側に入った場合であっても、毛髪は、直下にある切欠き部49を通って横向き後方飾り脚部38の外側に排出される。したがって、毛髪が、横向き後方飾り脚部38の内側に蓄積されることがない。
本実施形態では、肘置き部10は、上端面部11と後端面部12とが連接された部位であって、上端面部11から後端面部12に渡って形成された角部13を有している(図7参照。)。角部13は、外側であるカバー角部14と、内側であるクッション材の内容部17とから構成されている。すなわち、肘置き部10の後方端部において、カバー角部14が角張っているため、背もたれ部5が動くという雰囲気が抑えられ、施術を受けるための椅子であることが被施術者に察知され難い。したがって、被施術者が感じる施術への緊張が和らぐ。また、仮に、被施術者の腕が背もたれ部5と角部13との隙間9に挟まっても、内容部17がクッション材で構成されていることから、角部13が伸縮し、又は撓むことで変形するため、安全である。
本実施形態では、角部13が、側方から視した背もたれ部5の可動範囲MA内にある(図7参照。)。この構成により、背もたれ部5の可動範囲MA内において角部13が変形するため、仮に、被施術者の腕が背もたれ部5と角部13との隙間9に挟まっても、安全である。
本実施形態では、背もたれ部5の側面部6と、肘置き部10の内面部15とは、少なくとも角部13において、隙間9を空けて対面していることから(図2参照。)、寝姿勢から座姿勢に変化する際、隙間9に被施術者の腕が挟まれる場合があるが、仮に、腕が隙間9に挟まれたとしても、クッション材である内容部17が伸縮し、又は撓むことで、角部13が変形するため、安全である。
本実施形態では、内容部17の上端面部11の前後方向の長さは、内容部17の後端面部12の上下方向の長さよりも長い(図7参照。)。すなわち、被施術者の腕は、背もたれ部5が倒れた状態から起き上がるとき、この背もたれ部5と後端面部12との間において挟まれる可能性があるが、クッション材である内容部17が、背もたれ部5で押し潰される方向である前後方向において広範に用いられていれば、仮に、被施術者の腕が挟まっても、安全である。一方で、クッション材である内容部17が後端面部12の上下方向において狭小であるため、換言すれば、後端面部12の上下方向において、クッション材ではない肘置き本体部16が占める割合が多くなる。したがって、肘置き本体部16によって、肘置き部10が堅固に自立し、不本意に角部13が倒れることがない。
本実施形態では、角部13が、可動範囲MA内から、可動範囲MAの前方の外側に至っている。すなわち、肘置き本体部16は、クッション材ではない芯材等で構成されているため、背もたれ部5と肘置き本体部16との間に被施術者の腕が挟まれると危険であるが、本実施形態は、クッション材である内容部17を含む角部13が、可動範囲MA外の前方に至っているため、仮に、被施術者の腕が背もたれ部5と角部13との隙間9に挟まっても、被施術者の腕が、背もたれ部5と肘置き本体部16との間に挟まることはなく、安全である。
本実施形態では、内容部17は、側方から視して、直角三角形又は三角形である(図7参照。)。したがって、角部13が変形し易く、適切に変形する。また、構成が簡便である。
本実施形態では、肘置き部10のうち、カバー部18の上端面部11と、カバー部18の内面部15との縫い目19は、後方に向かうにしたがって、側方に向けて曲がっている(図2参照。)。この構成により、角部13は、縫い目19に沿った方向である側方に向けて変形し易い。すなわち、角部13は、起きて来た背もたれ部5が最初にすれ違う部分である後方端部が、より変形し易いため、仮に、被施術者の腕が背もたれ部5と角部13との隙間9に挟まっても、安全である。
なお、本発明の他の実施形態は、支持脚部が、飾り脚部によって実現する。すなわち、支持脚部は、脚本体部に替えて飾り脚部を有し、飾り脚部が設置面に置かれて椅子本体部を下方から支持している。この場合、被覆板の縁及び四隅が、横向き飾り脚部に接続されたことで、飾り脚部は、被覆板によって補強される。
他の実施形態では、飾り脚部を有していない。
他の実施形態では、飾り脚部は、脚基部に固定され、囲い部から離れている。
他の実施形態では、飾り脚部を有しておらず、囲い部の下方端部が、設置面の直上に至っている。
他の実施形態では、飾り脚部は、縦向き飾り脚部のみで構成され、横向き飾り脚部を有していない。
他の実施形態では、縦向き飾り脚部は、囲い部の下方端部又は外側面に固定されている。
他の実施形態では、縦向き飾り脚部は、設置面に向かって斜めに伸びている。
他の実施形態では、飾り脚部は、フットスイッチを有していない。
他の実施形態では、フットスイッチは、横向き右方飾り脚部又は横向き左方飾り脚部に備えられている。
他の実施形態では、各スイッチ領域のフットスイッチの数や機能は任意である。したがって、単一のフットスイッチであってもよい。
他の実施形態では、各スイッチ領域のフットスイッチの表面は、同一平面上に揃えられ、凹凸がない。なお、厳密には、切断部による切れ目や刻印が凹凸となり得るが、ここでいう凹凸は、フットスイッチの機能を確保する上で採用せざるを得ない構造的な凹凸を除き、外観的に美麗な平坦面を有するという趣旨である。付言すれば、切断部や刻印は、遠目で目視できない程度であるため、フットスイッチは外観上、目立った凹凸がない。
他の実施形態では、各スイッチ領域のフットスイッチの横幅は、施術者の片足で踏み込める程度の幅である。したがって、各スイッチ領域のフットスイッチの横幅は、片足の幅よりも広いし、換言すれば、片足の幅よりも狭くない。仮に、各スイッチ領域のフットスイッチの横幅が、片足の幅よりも過剰に狭い場合、隣接する二つ以上の各スイッチ領域のフットスイッチを、片足で同時に踏み込んでしまう場合が考えられるが、各スイッチ領域のフットスイッチは、そうならない程度の横幅である。
また、各スイッチ領域のフットスイッチ同士のピッチは、片足で踏み込んだ場合に、隣接する二つ以上の各スイッチ領域のフットスイッチを同時に踏み込んでしまうことがない程度である。
他の実施形態は、脚置き部を有していない。
他の実施形態は、枕部を有していない。
他の実施形態は、肘置き部を有していない。
他の実施形態は、制御部を有していない。
他の実施形態では、回転部の形状は任意である。例えば、回転部は、例えば、四角形、多角形の平板状である。
他の実施形態では、脚本体部の形状は任意である。例えば、脚本体部は、角柱状である。
他の実施形態では、椅子本体部の全体が、内側範囲内で昇降する。
他の実施形態では、制御部は、最下状態において、背もたれ部が倒れる動作を拒否する。
他の実施形態では、制御部は、座部に対する背もたれ部の回転軸が、内側範囲の外側にあるときに、背もたれ部が倒れる動作を許容する。換言すれば、背もたれ部は、倒れる際に後方の囲い部と干渉する内側範囲内では、制御部の制御によって、倒れる動作が規制される。
他の実施形態では、内容部の上端面部の前後方向の長さが、内容部の後端面部の上下方向の長さと同じである。この場合、内容部の上端面部に対する斜辺の角度は、45度である。
他の実施形態では、角部は、例えば、四角形、台形などである。
他の実施形態では、肘置き部のうち、カバー部の上端面部と、カバー部の内面部との縫い目は、肘置き部の前後方向に沿って直線状である。
他の実施形態では、飾り脚部を有していない。
他の実施形態では、飾り脚部は、脚基部に固定され、囲い部から離れている。
他の実施形態では、飾り脚部を有しておらず、囲い部の下方端部が、設置面の直上に至っている。
他の実施形態では、飾り脚部は、縦向き飾り脚部のみで構成され、横向き飾り脚部を有していない。
他の実施形態では、縦向き飾り脚部は、囲い部の下方端部又は外側面に固定されている。
他の実施形態では、縦向き飾り脚部は、設置面に向かって斜めに伸びている。
他の実施形態では、飾り脚部は、フットスイッチを有していない。
他の実施形態では、フットスイッチは、横向き右方飾り脚部又は横向き左方飾り脚部に備えられている。
他の実施形態では、各スイッチ領域のフットスイッチの数や機能は任意である。したがって、単一のフットスイッチであってもよい。
他の実施形態では、各スイッチ領域のフットスイッチの表面は、同一平面上に揃えられ、凹凸がない。なお、厳密には、切断部による切れ目や刻印が凹凸となり得るが、ここでいう凹凸は、フットスイッチの機能を確保する上で採用せざるを得ない構造的な凹凸を除き、外観的に美麗な平坦面を有するという趣旨である。付言すれば、切断部や刻印は、遠目で目視できない程度であるため、フットスイッチは外観上、目立った凹凸がない。
他の実施形態では、各スイッチ領域のフットスイッチの横幅は、施術者の片足で踏み込める程度の幅である。したがって、各スイッチ領域のフットスイッチの横幅は、片足の幅よりも広いし、換言すれば、片足の幅よりも狭くない。仮に、各スイッチ領域のフットスイッチの横幅が、片足の幅よりも過剰に狭い場合、隣接する二つ以上の各スイッチ領域のフットスイッチを、片足で同時に踏み込んでしまう場合が考えられるが、各スイッチ領域のフットスイッチは、そうならない程度の横幅である。
また、各スイッチ領域のフットスイッチ同士のピッチは、片足で踏み込んだ場合に、隣接する二つ以上の各スイッチ領域のフットスイッチを同時に踏み込んでしまうことがない程度である。
他の実施形態は、脚置き部を有していない。
他の実施形態は、枕部を有していない。
他の実施形態は、肘置き部を有していない。
他の実施形態は、制御部を有していない。
他の実施形態では、回転部の形状は任意である。例えば、回転部は、例えば、四角形、多角形の平板状である。
他の実施形態では、脚本体部の形状は任意である。例えば、脚本体部は、角柱状である。
他の実施形態では、椅子本体部の全体が、内側範囲内で昇降する。
他の実施形態では、制御部は、最下状態において、背もたれ部が倒れる動作を拒否する。
他の実施形態では、制御部は、座部に対する背もたれ部の回転軸が、内側範囲の外側にあるときに、背もたれ部が倒れる動作を許容する。換言すれば、背もたれ部は、倒れる際に後方の囲い部と干渉する内側範囲内では、制御部の制御によって、倒れる動作が規制される。
他の実施形態では、内容部の上端面部の前後方向の長さが、内容部の後端面部の上下方向の長さと同じである。この場合、内容部の上端面部に対する斜辺の角度は、45度である。
他の実施形態では、角部は、例えば、四角形、台形などである。
他の実施形態では、肘置き部のうち、カバー部の上端面部と、カバー部の内面部との縫い目は、肘置き部の前後方向に沿って直線状である。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 理美容用椅子
2 椅子本体部
3 座部
4 脚置き部
5 背もたれ部
6 側面部
7 枕部
8 回転軸
9 隙間
10 肘置き部
11 上端面部
12 後端面部
13 角部
14 カバー角部
15 内面部
16 肘置き本体部
17 内容部
18 カバー部
19 縫い目
20 支持脚部
21 回転部
22 脚本体部
23 脚基部
24 被覆板
25 昇降機構
26 囲い部
27 左側板部
28 右側板部
29 後方板部
30 飾り脚部
31 縦向き飾り脚部
32 縦向き第一飾り脚部
33 縦向き第二飾り脚部
34 縦向き第三飾り脚部
35 縦向き第四飾り脚部
36 横向き飾り脚部
37 横向き右方飾り脚部
38 横向き後方飾り脚部
39 横向き左方飾り脚部
40 フットスイッチ
41 第一スイッチ領域
42 第二スイッチ領域
43 第三スイッチ領域
44 第四スイッチ領域
45 飾り脚基板部
46 下基板部
47 前基板部
48 後基板部
49 切欠き部
50 スイッチ本体
51 押圧板部
52 操作支持板部
53 操作後板部
54 操作部(外面部)
55 切断部
56 下端折曲部
MA 可動範囲
IA 内側範囲
2 椅子本体部
3 座部
4 脚置き部
5 背もたれ部
6 側面部
7 枕部
8 回転軸
9 隙間
10 肘置き部
11 上端面部
12 後端面部
13 角部
14 カバー角部
15 内面部
16 肘置き本体部
17 内容部
18 カバー部
19 縫い目
20 支持脚部
21 回転部
22 脚本体部
23 脚基部
24 被覆板
25 昇降機構
26 囲い部
27 左側板部
28 右側板部
29 後方板部
30 飾り脚部
31 縦向き飾り脚部
32 縦向き第一飾り脚部
33 縦向き第二飾り脚部
34 縦向き第三飾り脚部
35 縦向き第四飾り脚部
36 横向き飾り脚部
37 横向き右方飾り脚部
38 横向き後方飾り脚部
39 横向き左方飾り脚部
40 フットスイッチ
41 第一スイッチ領域
42 第二スイッチ領域
43 第三スイッチ領域
44 第四スイッチ領域
45 飾り脚基板部
46 下基板部
47 前基板部
48 後基板部
49 切欠き部
50 スイッチ本体
51 押圧板部
52 操作支持板部
53 操作後板部
54 操作部(外面部)
55 切断部
56 下端折曲部
MA 可動範囲
IA 内側範囲
Claims (10)
- 被施術者が着座する座部及び前記座部の後部に配置された背もたれ部を有する椅子本体部と、
設置面に置かれて前記椅子本体部を下方から支持する支持脚部と、
前記支持脚部と前記座部との間に連結された昇降機構と、
前記椅子本体部及び前記昇降機構の左右側方及び後方を囲って前記支持脚部に備えられた囲い部と、を有し、
前記椅子本体部が、前記囲い部で囲まれた内側範囲を昇降する、
ことを特徴とする理美容用椅子。 - 前記支持脚部が、前記椅子本体部を回転させる回転部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載された理美容用椅子。 - 前記椅子本体部が、肘置き部を有する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された理美容用椅子。 - 前記座部に対する前記背もたれ部の回転軸が、前記内側範囲の内側にあるときに、前記背もたれ部が、前記囲い部に当たらない範囲で倒れるように動作を制御する制御部を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された理美容用椅子。 - 前記座部に対する前記背もたれ部の回転軸が、前記内側範囲の外側にあるときに、前記背もたれ部が倒れる動作を許容する制御部を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された理美容用椅子。 - 前記囲い部から前記設置面に向けて伸びた縦向き飾り脚部を有し、
前記縦向き飾り脚部の下端部が、前記設置面と離れている、
ことを特徴とする請求項2、請求項2に従属する請求項3、請求項2に従属する請求項4、請求項2に従属する請求項3に従属する請求項4、請求項2に従属する請求項5、請求項2に従属する請求項3に従属する請求項5、のいずれか1項に記載された理美容用椅子。 - 複数の前記縦向き飾り脚部の前記下端部が、横向き飾り脚部によって連結されている、
ことを特徴とする請求項6に記載された理美容用椅子。 - 前記横向き飾り脚部が、フットスイッチである、
ことを特徴とする請求項7に記載された理美容用椅子。 - 複数の前記フットスイッチが、
後方の前記横向き飾り脚部に備えられた、
ことを特徴とする請求項8に記載された理美容用椅子。 - 前記支持脚部が、
前記設置面に置かれて回転する前記回転部と、
前記回転部の上面を覆った被覆板と、を有し、
前記被覆板の縁が前記横向き飾り脚部に接続された、
ことを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載された理美容用椅子。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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