JP2023025801A - 予測装置、予測方法およびプログラム - Google Patents

予測装置、予測方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】目的変数の予測精度の向上を図ることができる予測装置、予測方法およびプログラムを提供する。【解決手段】予測アルゴリズム、1または複数の説明変数、および、学習期間がそれぞれ定義され、予測アルゴリズム、1または複数の説明変数、および、学習期間の一部または全部が互いに異なり、同一の目的変数の値をそれぞれ予測する複数の学習済み予測モデル、を用いて、目的変数の各値を予測する1以上の予測部と、学習済み予測モデル毎に目的変数の各値の予測精度を評価する評価部と、予測精度の評価結果に基づき目的変数の値を出力する出力部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、予測装置、予測方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、次のようなデータ分析システムが開示されている。すなわち、特許文献1に開示されているデータ分析システムは、各々が複数の説明変数と、複数の説明変数に対応する目的変数とを含む複数のレコードからなる学習データを保持する。そして、学習データに基づいて、複数の説明変数から目的変数を予測する予測モデルを生成する。また、各レコードについて、予測モデルに基づく予測の確からしさを示す信頼度を計算し、複数のレコードのうち、信頼度が所定の範囲内であるレコードからなるサブセットを作成する。さらに、サブセットに属するレコードに基づいて、複数の説明変数から、目的変数との相関が高い説明変数の組合せを抽出し、抽出した説明変数の組合せを新たな説明変数として学習データに追加し、新たな説明変数が追加された学習データに基づいて、複数の説明変数から目的変数を予測する予測モデルを生成する。特許文献1に開示されているデータ分析システムによれば、適切な説明変数の組合せを新たな説明変数としてデータに加えることで、精度よく目的変数を予測することができるとされている。
特開2016-4525号公報
上述したように、特許文献1に記載のデータ分析システムは、学習データに新たな説明変数の組合せを追加し、予測モデルを再作成することで、目的変数の予測精度の向上を図っている。しかしながら、新たな説明変数の組合せの追加では適切に対応することができないような性状の変化が目的変数に発生した場合には、目的変数の予測精度を適切に向上させることができない場合があるという課題があった。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、目的変数の予測精度の向上を図ることができる予測装置、予測方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る予測装置は、予測アルゴリズム、1または複数の説明変数、および、学習期間がそれぞれ定義され、前記予測アルゴリズム、前記1または複数の説明変数、および、前記学習期間の一部または全部が互いに異なり、同一の目的変数の値をそれぞれ予測する複数の学習済み予測モデル、を用いて、前記目的変数の各値を予測する1以上の予測部と、前記学習済み予測モデル毎に前記目的変数の各値の予測精度を評価する評価部と、前記予測精度の評価結果に基づき前記目的変数の値を出力する出力部と、を備える。
本開示に係る予測方法は、予測アルゴリズム、1または複数の説明変数、および、学習期間がそれぞれ定義され、前記予測アルゴリズム、前記1または複数の説明変数、および、前記学習期間の一部または全部が互いに異なり、同一の目的変数の値をそれぞれ予測する複数の学習済み予測モデル、を用いて、前記目的変数の各値を予測するステップと、前記学習済み予測モデル毎に前記目的変数の各値の予測精度を評価するステップと、前記予測精度の評価結果に基づき前記目的変数の値を出力するステップと、を含む。
本開示に係るプログラムは、予測アルゴリズム、1または複数の説明変数、および、学習期間がそれぞれ定義され、前記予測アルゴリズム、前記1または複数の説明変数、および、前記学習期間の一部または全部が互いに異なり、同一の目的変数の値をそれぞれ予測する複数の学習済み予測モデル、を用いて、前記目的変数の各値を予測するステップと、前記学習済み予測モデル毎に前記目的変数の各値の予測精度を評価するステップと、前記予測精度の評価結果に基づき前記目的変数の値を出力するステップと、をコンピュータに実行させる。
本開示の予測装置、予測方法およびプログラムによれば、目的変数の予測精度の向上を図ることができる。
本開示の実施形態に係る予測装置の構成例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る学習済み予測モデルの構成例を示す図表である。 本開示の実施形態に係る予測装置の動作例を説明するための模式図である。 本開示の実施形態に係る予測装置の動作例を説明するための模式図である。 本開示の実施形態に係る予測装置の動作例を示すフローチャートである。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
(予測装置の構成)
以下、本開示の実施形態に係る予測装置、予測方法およびプログラムについて、図1~図6を参照して説明する。図1は、本開示の実施形態に係る予測装置の構成例を示すブロック図である。図2は、本開示の実施形態に係る学習済み予測モデルの構成例を示す図表である。図3および図4は、本開示の実施形態に係る予測装置の動作例を説明するための模式図である。図5は、本開示の実施形態に係る予測装置の動作例を示すフローチャートである。図6は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。なお、各図において同一または対応する構成には同一の符号を用いて説明を適宜省略する。
なお、以下では、本実施形態に係る予測装置が、予測対象である目的変数を、電力取引市場のスポット価格(スポット市場取引(以下「スポット取引」と記載する)のシステムプライス、エリアプライス等)とする場合について説明する。ただし、目的変数は、電力取引市場のスポット価格に限定されず、連続的な応答を有する任意の社会現象および自然現象を表す変数とすることができる。
図1に示すように予測装置1は、例えば、サーバ、パーソナルコンピュータ等のコンピュータと、そのコンピュータの周辺装置等のハードウェアと、そのコンピュータが実行するプログラム等のソフトウェアとの組み合わせから構成される機能的構成として、次の各部を備える。すなわち、予測装置1は、データ収集部11と、収集データDB(データベース)12と、評価部13と、出力部14と、複数の更新部15と、予測モデルDB16と、複数の予測部17と、予測値DB18とを備える。
データ収集部11は、例えば、インターネット等の通信ネットワーク2を介して、外部の1または複数のサーバ31~33等から、スポット価格の実績データ、所定のオープンデータ、温度、湿度、天気等の気象データ、市況データ、各種設備の稼働データ、環境データ、各種設備の保守・フィールドデータ等を収集し、収集データDB12に蓄積する。なお、目的変数の種類によっては、データ収集部11は、例えば、外部からデータを収集するのに加えてあるいは代えて一定の構内の各種データを構内通信網等を用いて収集する構成であってもよい。あるいは、データ収集部11は、例えば、Web画面(GUI(Graphical User Interface))などの入力部を介して、人による設備運転計画などの条件入力などを受けつけることで、データを収集する構成を含んでいてもよい。
収集データDB12は、複数種類の入力データの時系列である複数の入力データ時系列121と、目的変数の実績値の時系列である実績値時系列122とを記憶する。各入力データ時系列121は、データ収集部11が収集した、所定のオープンデータ、温度、湿度、天気等の気象データ、市況データ、各種設備の稼働データ、環境データ、各種設備の保守・フィールドデータ等の時系列である。実績値時系列122は、この例では、スポット価格の実績値の時系列であり、例えば、30分ごとの価格を含む。
予測モデルDB16は、複数の学習済み予測モデル161を記憶する。各学習済み予測モデル161には、予測アルゴリズム、1または複数の説明変数、および、学習期間がそれぞれ定義されている。また、各学習済み予測モデル161は、予測アルゴリズム、1または複数の説明変数、および、学習期間の一部または全部が互いに異なる。各学習済み予測モデル161は、同一の目的変数(この例ではスポット価格)の値をそれぞれ予測する複数の学習済み予測モデル(機械学習モデル)である。
図2は、本開示の実施形態に係る学習済み予測モデル161の構成例を示す。図2は、ID(識別符号)がID1~ID5までの5つの学習済み予測モデルの構成例を示す。ID1~ID5までの5つの学習済み予測モデルの目的変数は、すべてスポット価格であり、同一である。また、ID1~ID3までの3つの学習済み予測モデルは、学習期間が同一である。ID1~ID3までの3つの学習済み予測モデルは、予測アルゴリズムが互いに異なる。また、ID4およびID5の2つの学習済み予測モデルは、説明変数(1)および(2)と予測アルゴリズムが同一であり、学習期間が異なる。ID4およびID5の2つの学習済み予測モデルは、説明変数が説明変数(1)と説明変数(2)のみである。
図2に示す例において、目的変数の値は、例えば30分単位のスポット価格の予測値の時系列である。説明変数(1)の値は、例えば30分単位のスポット価格の実績値の時系列またはスポット価格の予測値の時系列もしくは予測値である。説明変数(2)は、カレンダ情報を表し、説明変数の値は例えば平日と休日の別を示す1日単位の時系列である。説明変数(3)の値は、気温の実績値または予測値であり、例えば1時間単位の時系列である。説明変数(4)の値は、湿度の実績値または予測値であり、例えば1時間単位の時系列である。説明変数(5)は、設備の稼働情報を表し、所定の1または複数の設備の稼働の有無または消費電力や発電電力の実績値または予測値を示す情報である。
学習期間は、学習済み予測モデル161を機械学習する際の学習データの期間を表す。例えば、1年であれば、過去1年間の目的変数の実績値の時系列と1または複数の説明変数の実績値の時系列を学習データ(教師データ)として、学習済み予測モデル161(あるいは学習済みでない予測モデル161)が機械学習される。
予測アルゴリズムは、回帰アルゴリズムであり、例えば、線形回帰、非線形回帰、ランダムフォレスト、ニューラルネットワーク等の複数種類のアルゴリズムを含む。A法、B法、C法は、予測アルゴリズムの種類が異なること、あるいは、種類が同じで予め設定可能なパラメータの設定値等が異なることを表す。
複数の更新部15は、予測モデルDB16に記憶されている複数の学習済み予測モデル161にそれぞれ対応して設けられている。各更新部15は、各学習済み予測モデル161をそれぞれ再学習して更新する。各更新部15は、例えば、各学習期間に基づいて予め設定された更新期間毎に各学習済み予測モデル161を再学習して更新する。更新期間は、例えば、学習期間に関わらず1日単位、3日単位、1週間単位、1ヶ月単位等とすることができる。あるいは、学習期間と更新期間は同一としてもよい。また、各更新部15は省略してもよい。
複数の予測部17は、予測モデルDB16に記憶されている複数の学習済み予測モデル161にそれぞれ対応して設けられている。各予測部17は、各学習済み予測モデル161を用いて目的変数の各値を予測して、予測した各値を、各予測値時系列181として予測値DB18に記憶する。各予測部17は、複数の学習済み予測モデル161を用いて、並列的に、学習済み予測モデル161毎に設定された1または複数の説明変数の時系列を各学習済み予測モデル161へ入力し、各学習済み予測モデル161の出力として目的変数の各値(時系列または1つの値)をそれぞれ予測する。
評価部13は、学習済み予測モデル161毎に目的変数の各値の予測精度を評価する。また、出力部14は、評価部13による予測精度の評価結果に基づき目的変数の値を所定の出力媒体に出力する。ここで、図3を参照して、評価部13の処理と出力部14の処理の概要について説明する。図3は、横軸を時間、縦軸を目的変数の値として、目的変数の実績線(実測値の時系列の近似曲線(実線の曲線))、図2に示すID1~ID3の3種類の学習済み予測モデル161の予測値(図の“黒丸”、“白四角”および“白三角”で表すプロット)、出力部14が出力した値(“白丸”)および予測線(破線の曲線)の例を示す。この場合、予測値“黒丸”の予測アルゴリズムがA法、予測値“白四角”の予測アルゴリズムがB法、および、予測値“白三角”の予測アルゴリズムがC法である。
評価部13は、現在から所定時間前までの評価期間において、実績値(実績線)と各予測値(図の“黒丸”、“白四角”および“白三角”)とを比較し、予測精度を評価する。図3に示す例では、評価部13は、例えば、A法の予測値(“黒丸”)の予測精度が最も高かったと評価する。一方、出力部14は、予測精度の評価結果が最も高かったID1(A法)の学習済み予測モデル161を選択し、選択した学習済み予測モデル161が予測した目的変数の値(“白丸”)と予測線(破線の曲線)を出力する。
なお、評価部13は、例えば、次の評価指標I1~I6のいずれか、または、重み付けした複数の評価指標I1~I6の複数の値に基づいて、目的変数の各値(各予測値)の予測精度を評価する。ただし、評価指標はこれらに限定されない。
Figure 2023025801000002
Figure 2023025801000003
Figure 2023025801000004
Figure 2023025801000005
Figure 2023025801000006
Figure 2023025801000007
ここで、yaは実績値、ypは予測値、nは評価期間における予測値の個数である。
指標I1は、RMSE(Root Mean Squared Error)と呼ばれる指標であり、平均的な誤差を評価し、誤差が大きいほどペナルティを大きくしたい場合に用いられる。指標I2は、MAE(Mean Absolute Error)と呼ばれる指標であり、平均的な誤差を評価し、RMSEよりも外れ値(大きな誤差)を重視する場合に用いられる。指標I3は、MAPE(Mean Absolute Percentage Error)と呼ばれる指標であり、平均的な誤差を評価し、誤差率として評価するため値の大きさの影響を受けにくく、値自体が小さい時と大きい時でも、同様の評価ができる指標である。指標I4は、ME(Max Error)と呼ばれる指標であり、最大誤差を評価する場合に用いられる。なお、max(Y1、Y2、Y3、…)はY1、Y2、Y3、…の最大値を出力する関数である。指標I5は、R2 Scoreと呼ばれる指標であり、平均的な誤差傾向を評価し、予測値の上振れ、下振れの影響を含めて評価する場合に用いられる。指標I5は、閾値に対する定性的な傾向(大小関係)を評価する場合に用いられる。
また、出力部14は、図3を参照して説明したように評価部13が予測精度が最も高いと評価した学習済み予測モデル161の予測値(出力値)を選択して出力してもよいし、例えば、予測精度が上位の複数の学習済み予測モデル161の予測値の平均値や加重平均値を算出して出力してもよい。出力部14は、例えば、図4に示すように、将来(○年○月○日の24時間)の予測値および予測線と、過去の予測値および予測線ならびに実績値および実績線を表す画像141を所定の表示装置や外部の端末の画面に表示することで出力する。また、出力部14(あるいは評価部13)は、評価結果に基づいて選択した予測値や算出した予測値を例えば予測値時系列181として予測値DB18に記憶したり、あるいは、例えば、どの予測値が選択されたのかを識別するための情報を予測値DB18などに記憶したりしてもよい。この場合、記憶した予測値に対して例えば次の処理(最適化計算など)を容易に行うことができる。
また、予測値DB18は、各学習済みモデル161を用いて予測された各予測値の時系列(または1個の予測値)(予測値時系列)181などを記憶する。
(予測装置の動作例)
図5を参照して、予測装置1の動作例について説明する。図5は、予測装置1が1回分(例えば将来の1日~複数日分)の予測値を演算して出力する際の処理の流れである。変数kは学習済み予測モデル161の予測モデルIDを表す変数である。また、図5に示す処理では、予測モデルID=1~NのN個の学習済み予測モデル161が並列的に処理される。図5に示す処理は、例えば、1日1回実行される。
図5に示す処理が開始されると、予測装置1は、まず、変数kを0に初期化する(ステップS1)。次に、予測装置1は、変数kを1だけ増分する(ステップS2)。次に、予測装置1では、予測モデルID=kの学習済み予測モデル161に対応する更新部15が、予測モデルID=kの学習済み予測モデル161を、更新期間毎に、当該学習済み予測モデル161に対して設定されている学習期間分の学習データを用いて再学習し、更新する(ステップS3)。次に、予測モデルID=kの学習済み予測モデル161に対応する予測部17が、予測モデルID=kの学習済み予測モデル161で予測値を算出する(ステップS4)。次に、評価部13が、予測モデルID=kの学習済み予測モデル161の評価指標を算出して、所定の記憶領域に記憶する(ステップS5)。次に、予測装置1は、予測モデルIDがNに達したか否かを判断する(ステップS6)。
予測モデルIDがNに達していなかった場合(ステップS6:NO)、予測装置1は、ステップS2以降の処理を再度実行する。
予測モデルIDがNに達した場合(ステップS6:YES)、出力部14が、評価指標に基づいて学習済み予測モデル161を選択し(ステップS7)、選択した学習済み予測モデル161による予測値を出力して(ステップS8)、図5に示す処理を終了する。
以上の処理によって、予測装置1は、予測アルゴリズム、1または複数の説明変数、および、学習期間の一部または全部が互いに異なる複数の学習済み予測モデル161を併行して運用する。また、予測装置1は、複数の学習済み予測モデル161を、同一または異なる学習期間で、併行的に再学習し、更新する。この構成によれば、併行して処理されている複数の学習済み予測モデル161の中から1または複数の最適な学習済み予測モデル161を選択して、選択した学習済み予測モデル161が予測した値に基づいて目的変数の予測値を決定することができる。したがって、例えば連続性が損なわれるような性状の変化が説明変数や目的変数に発生した場合であっても、その変化に適した学習済み予測モデルを用いて予測値を求めることができ、目的変数の予測精度を適切に向上させることができる。
(作用効果)
上記構成の予測装置、予測方法およびプログラムによれば、目的変数の予測精度の向上を図ることができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、複数の学習済予測モデル161がクラウド上に保存され、それらクラウド上の各学習済予測モデル161のデータを一つ一つ別のPC(Personal Computer)などで呼び出し、当該PCにて上述した予測と、評価と、出力を行うような実施形態も考えられる。
また、図1に示した構成例では、予測装置1が、予測モデルDB16に記憶されている複数の学習済み予測モデル161にそれぞれ対応する複数の更新部15と複数の予測部17を備えているが、これに限定されない。例えば、1個の予測部17が複数の学習済予測モデル161を例えば段階的に用いて複数の目的変数の値を予測するようにしたり、学習済み予測モデル161の個数より少ない複数の予測部17が併行的にそれぞれ複数の学習済予測モデル161を例えば段階的に用いて複数の目的変数の値を予測するようにしたりしてもよい。更新部15についても同様である。この場合、予測装置1は、1個、学習済み予測モデル161の個数より少ない複数個、または、学習済み予測モデル161と同数の複数個の予測部17を備える。同様に、予測装置1は、1個、学習済み予測モデル161の個数より少ない複数個、または、学習済み予測モデル161の同数の複数個の更新部15を備える。
また、図2に示す5個の学習済み予測モデル161の例では説明変数(1)「スポット価格」と説明変数(2)「カレンダ情報」が共通であるが、他の学習済み予測モデル161と共通の説明変数を持たない学習済み予測モデル161があってもよい。すなわち、他の学習済み予測モデル161と同一の説明変数を1つも有していない(つまり全部の説明変数が他と異なる)学習済み予測モデル161があってもよい。図2に示す例では、例えば、「スポット価格」と「カレンダ情報」と「気温」と「湿度」と「設備稼働情報」を説明変数に含まない学習済み予測モデル161があってもよい。また、説明変数に限らず、説明変数と学習期間と予測アルゴリズムの全部が他の学習済み予測モデル161と異なる学習済み予測モデル161があってもよい。
(コンピュータ構成)
図6は、上述したように、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ90は、プロセッサ91、メインメモリ92、ストレージ93、および、インタフェース94を備える。
上述の予測装置1は、コンピュータ90に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ93に記憶されている。プロセッサ91は、プログラムをストレージ93から読み出してメインメモリ92に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ91は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ92に確保する。
プログラムは、コンピュータ90に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージに既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータは、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。この場合、プロセッサによって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてもよい。
ストレージ93の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ93は、コンピュータ90のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース94または通信回線を介してコンピュータ90に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ90に配信される場合、配信を受けたコンピュータ90が当該プログラムをメインメモリ92に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ93は、一時的でない有形の記憶媒体である。
<付記>
上記実施形態に記載の予測装置1は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る予測装置1は、予測アルゴリズム、1または複数の説明変数、および、学習期間がそれぞれ定義され、前記予測アルゴリズム、前記1または複数の説明変数、および、前記学習期間の一部または全部が互いに異なり、同一の目的変数の値をそれぞれ予測する複数の学習済み予測モデル161、を用いて、前記目的変数の各値を予測する1以上の予測部17と、前記学習済み予測モデル161毎に前記目的変数の各値の予測精度を評価する評価部13と、前記予測精度の評価結果に基づき前記目的変数の値を出力する出力部14と、を備える。この構成によれば、目的変数の予測精度の向上を図ることができる。
(2)第2の態様に係る予測装置1は、(1)の予測装置1であって、前記各学習期間で前記各学習済み予測モデルを再学習して更新する1以上の更新部15をさらに備える。この構成によれば、複数の学習済み予測モデル161を例えば最新の学習データに基づく予測モデルに維持することができる。
(3)第3の態様に係る予測装置1は、(1)または(2)の予測装置1であって、前記出力部は、前記予測精度の評価結果に基づき1の前記学習済み予測モデルを選択し、選択した前記学習済み予測モデルが予測した前記目的変数の値を出力する。この構成によれば、簡単な処理で目的変数の値を出力することができる。
(4)第4の態様に係る予測装置1は、(1)から(3)の予測装置1であって、前記目的変数が、電力取引市場のスポット価格である。
1 予測装置
11 データ収集部
12 収集データDB
13 評価部
14 出力部
15 更新部
16 予測モデルDB
17 予測部
18 予測値DB
161 学習済み予測モデル

Claims (6)

  1. 予測アルゴリズム、1または複数の説明変数、および、学習期間がそれぞれ定義され、前記予測アルゴリズム、前記1または複数の説明変数、および、前記学習期間の一部または全部が互いに異なり、同一の目的変数の値をそれぞれ予測する複数の学習済み予測モデル、を用いて、前記目的変数の各値を予測する1以上の予測部と、
    前記学習済み予測モデル毎に前記目的変数の各値の予測精度を評価する評価部と、
    前記予測精度の評価結果に基づき前記目的変数の値を出力する出力部と、
    を備える予測装置。
  2. 前記各学習期間で前記各学習済み予測モデルを再学習して更新する1以上の更新部
    をさらに備える請求項1に記載の予測装置。
  3. 前記出力部は、前記予測精度の評価結果に基づき1の前記学習済み予測モデルを選択し、選択した前記学習済み予測モデルが予測した前記目的変数の値を出力する
    請求項1または2に記載の予測装置。
  4. 前記目的変数が、電力取引市場のスポット価格である
    請求項1から3のいずれか1項に記載の予測装置。
  5. 予測アルゴリズム、1または複数の説明変数、および、学習期間がそれぞれ定義され、前記予測アルゴリズム、前記1または複数の説明変数、および、前記学習期間の一部または全部が互いに異なり、同一の目的変数の値をそれぞれ予測する複数の学習済み予測モデル、を用いて、前記目的変数の各値を予測するステップと、
    前記学習済み予測モデル毎に前記目的変数の各値の予測精度を評価するステップと、
    前記予測精度の評価結果に基づき前記目的変数の値を出力するステップと、
    を含む予測方法。
  6. 予測アルゴリズム、1または複数の説明変数、および、学習期間がそれぞれ定義され、前記予測アルゴリズム、前記1または複数の説明変数、および、前記学習期間の一部または全部が互いに異なり、同一の目的変数の値をそれぞれ予測する複数の学習済み予測モデル、を用いて、前記目的変数の各値を予測するステップと、
    前記学習済み予測モデル毎に前記目的変数の各値の予測精度を評価するステップと、
    前記予測精度の評価結果に基づき前記目的変数の値を出力するステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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