JP2023025700A - 光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプ、ならびにそれを使用するための方法およびシステム - Google Patents

光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプ、ならびにそれを使用するための方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】光学構成要素を固定するための以前の解決策は、光学構成要素の損傷および/または不整合に寄与してしまうため、本発明者らは、光学構成要素を動作可能に結合するための装置、システム、および方法が必要であることを認識した。【解決手段】1つ以上の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプ100が提供される。関心対象のクランプには、フレーム101と、フレームに設けられた1つ以上のフレクシャタブ102とが含まれる。1つ以上のクランプを含む光検出モジュールおよびシステムも提供される。本開示の態様は、サンプルを分析し、光検出モジュールを組み立てるための方法をさらに含む。【選択図】図1

Description

生体液中の分析物の特徴付けは、生物学的研究、医学的診断、ならびに患者の全体的健康およびウェルネス評価の重要な部分になっている。ヒト血液または血液由来製品などの生体液中の分析物を検出することで、さまざまな病状を有する患者の治療プロトコルを決定する上で役割を果たし得る結果を提供することができる。
粒子分析(例えばフローサイトメトリ)は、血液サンプルの細胞または別の種類の生物学的もしくは化学的サンプルの関心対象粒子などの生物学的物質を特徴付けて、しばしばソートするために使用される技術である。フローサイトメータは典型的には、血液サンプルなどの流体サンプルを受け取るためのサンプルリザーバと、シース流体を含むシースリザーバとを含む。フローサイトメータは、流体サンプル中の粒子(細胞を含む)を細胞ストリームとしてフローセルに輸送するとともに、シース流体をフローセルに導く。フローストリームの構成要素を特徴付けるために、フローストリームに光を照射する。モルホロジまたは蛍光標識の存在などの、フローストリーム内の材料の変動により、観測光に変動が生じ得、これらの変動により特徴付けおよび分離が可能になる。フローストリーム内の構成要素を特徴付けるには、光がフローストリームに衝突して収集される必要がある。フローサイトメータの光源はさまざまとすることができ、1つ以上の広域スペクトルランプ、発光ダイオード、および単一波長レーザを含み得る。光源はフローストリームと位置合わせされ、照射された粒子からの光学応答が収集されて定量化される。
粒子分析器を使用して測定されるパラメータには典型的には、前方散乱(FSC)と呼ばれる、ほとんど前方方向に沿って狭い角度で粒子によって散乱される励起波長の光、側方散乱(SSC)と呼ばれる、粒子によって励起レーザの直交方向に散乱される励起光、および蛍光分子または蛍光色素から放出される光が含まれる。異なる細胞タイプは、それらの光散乱特性、およびさまざまな細胞タンパク質または他の成分を蛍光色素標識抗体または他の蛍光プローブで標識することから生じる蛍光発光によって識別できる。前方散乱光、側方散乱光、および蛍光は、粒子分析器内に配置された光検出器によって検出される。
収集された信号の不要なノイズを低減するために、光学構成要素(例えばダイクロイックミラー、バンドパスフィルタ、ビームスプリッタなど)はしばしば、粒子分析器の他の要素に対してそれらが動かないままとされるように配置される。光学構成要素を固定するための従来のアプローチは、光学接着剤を採用してきた。このようなアプローチでは、光学構成要素に損傷を与え、または検出信号を損ない得る、光学面への接着剤の意図しない塗布およびガス放出に関するリスクを管理する必要がある。他の従来のアプローチは、ピン上で旋回するように構成されたプレートを含んでいた。しかし、このようなプレートは、公称厚さで光学構成要素を取り付けるように設計されており、結果的に、厚さの変動は考慮されていない。これにより、より厚いフィルタはプレートから圧力を受ける一方、より薄いフィルタは同圧力を受けずに緩むこととなる。
光学構成要素を固定するための以前の解決策は、光学構成要素の損傷および/または不整合に寄与してしまうため、本発明者らは、光学構成要素を動作可能に結合するための装置、システム、および方法が必要であることを認識した。
本発明の態様は、光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプを含む。関心対象のクランプには、フレームと、フレームに設けられたフレクシャタブとが含まれる。ある場合には、フレクシャタブは、光学構成要素に接触するための屈曲部を含む。いくつかの実施形態では、クランプは、複数のフレクシャタブにおけるフレクシャタブの数が2から12の範囲(例えば10)である場合など、複数のフレクシャタブを含む。ある例では、フレクシャタブの第1のサブセットがフレームの上部に設けられ、フレクシャタブの第2のサブセットがフレームの下部に設けられている。隣接するフレクシャタブは、隣接するフレクシャタブが2mmから25mmの範囲の距離で分離されている場合など、任意の都合のよい距離で分離され得る。クランプのフレームは、フレームが長方形である場合またはフレームが正方形である場合など、任意の都合の良い形状を有し得る。ある場合には、フレームの高さは10mmから50mmの範囲であり、フレームの幅は20mmから100mmの範囲である。いくつかの実施形態では、複数のフレクシャタブのうち、フレームの角に隣接して配置されたフレクシャタブは、隣のフレクシャタブと比較して光学構成要素のより小さな表面に接触するように構成されている。クランプは、任意の都合の良い材料(例えば金属、ステンレス鋼)で構成され得る。いくつかの例では、クランプは、光学構成要素を出る光の遮蔽を防止するための切り欠きをさらに含む。本開示のクランプは、いくつかの場合には、ねじを受け入れるように構成されたフレームの開口部などの、クランプを取り付けブロックに固定するように構成された取り付け機構を含み得る。ある場合には、クランプは、開口部の数が2から8の範囲(例えば8)である場合など、複数の開口部を含む。本明細書に記載のクランプは、任意の適切な数の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するように構成され得る。いくつかの場合には、クランプは、単一の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するように構成されている。他の場合、クランプは、光学構成要素の数が2から6を含む2から8の範囲である場合など、複数の光学構成要素を動作可能に結合するように構成されている。
本発明の態様は、取り付けブロック、光線を変調するための光学構成要素、および光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するクランプを有する光検出モジュールをさらに含む。主題の光検出モジュールにおける関心対象のクランプは、フレームと、(例えば上記のような)フレームに設けられた1つ以上のフレクシャタブとを含む。ミラー(例えば細長いミラーまたはダイクロイックミラー)などの任意の都合の良い光学構成要素を主題の光検出モジュールにて採用し得る。ある実施形態では、光学構成要素は、所定のスペクトル範囲を有する光を通過させるように構成されている。本明細書に記載の光検出モジュールは、任意の適切な数の光学構成要素を含み得る。いくつかの場合には、光検出モジュールは、単一の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプを含む。他の場合において、クランプは、光学構成要素の数が2から6(例えば4)を含む2から8の範囲である場合など、複数の光学構成要素を動作可能に結合するように構成されている。いくつかの実施形態では、光検出モジュールは、複数の取り付けブロックと、光学構成要素を複数の取り付けブロックのうち各取り付けブロックに動作可能に結合するクランプとを含む(すなわち、各取り付けブロックが別個のクランプに関連付けられるように)。そのような実施形態では、取り付けブロックおよびクランプの数が2から4の範囲である場合など、任意の都合の良い数の取り付けブロックおよびクランプを含み得る。
本開示の要素は、粒子を分析するためのシステム(例えばフローサイトメトリックシステム)をさらに含む。関心対象のシステムには、光源と光検出モジュールとが含まれる。主題のシステムで使用するための光検出モジュールは、取り付けブロック、光線を変調するための光学構成要素、および光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するクランプを含む。主題のシステムにおける関心対象のクランプには、フレームと、(例えば上記のような)フレームに設けられた1つ以上のフレクシャタブとが含まれる。任意の都合の良い数の光検出モジュールは、主題のシステムに含まれ得る。いくつかの実施形態では、システムは、単一の光検出モジュールを含む。他の実施形態では、システムは、光検出モジュールの数が2から6を含む2から8の範囲である場合など、複数の光検出モジュールを含む。関心対象のシステムは、1つ以上の光学構成要素(例えば波長分離器)をさらに含み得る。ある例では、波長分離器は、プリズム、ダイクロイックミラー、または回折格子である。いくつかの実施形態では、システムは、それぞれが所定のスペクトル範囲を有する光を通過するように構成された3つ以上の波長分離器と、各波長分離器と光通信する1つ以上の光検出モジュールとを含み、光検出モジュールは、複数の光検出器と、所定のサブスペクトル範囲を有する光を光検出器に伝達する光学構成要素とを有する。粒子分析システムでサンプルを分析し、光検出モジュールを組み立てるための方法およびキットも提供される。
本発明は、添付の図面と併せて読むと、以下の詳細な説明から最もよく理解され得る。図面には次の図が含まれている。
ある実施形態によるクランプを示す。 ある実施形態によるクランプおよび光学構成要素を示す。 一組の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するクランプの代替図を示す。 一組の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するクランプの代替図を示す。 クランプを介して光学構成要素に固定力を印加することを示す。 ある実施形態による光検出モジュールの概略図を示す。 ある実施形態によるクラスタ化波長分割光検出システムの概略図を示す。 ある実施形態によるフローサイトメトリックシステムの機能ブロック図を示す。 ある実施形態によるソート制御システムを示す。 ある実施形態による粒子ソータシステムの概略図を示す。 ある実施形態による粒子ソータシステムの概略図を示す。 ある実施形態によるコンピューティングシステムのブロック図を示す。
1つ以上の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプが提供される。関心対象のクランプには、フレームと、フレームに設けられた1つ以上のフレクシャタブとが含まれる。1つ以上のクランプを含む光検出モジュールおよびシステムも提供される。本開示の態様は、サンプルを分析し、光検出モジュールを組み立てるための方法をさらに含む。
本発明がより詳細に説明される前に、この発明は、説明された特定の実施形態に限定されず、したがってもちろんさまざまであり得ることを理解されたい。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるので、本明細書で使用される用語は特定の実施形態を説明することのみを目的としており、限定することを意図しないことも理解されたい。
値の範囲が提供される場合、文脈が明確に別段の指示をしない限り、下限の単位の10分の1までの、その範囲の上限と下限との間における各介在値、および、記載範囲における任意の別様記載のまたは介在する値は、本発明に含まれる。これらのより小さな範囲の上限および下限は、独立してより小さな範囲に含まれ得、また、記載範囲において具体的に除外された限界を条件として、本発明に含まれる。記載範囲が一方または両方の限界を含む場合、それらの含まれる限界のいずれかまたは両方を除外する範囲も、本発明に含まれる。
ある範囲が本明細書に提示されており、数値の前に「約」という用語が付いている。「約」という用語は、本明細書では、それが先行する正確な数、ならびにその用語が先行する数に近いかまたはほぼその数である数に対する文字通りのサポートを提供するために使用される。数が、具体的に記載された数に近いかまたはほぼ等しいかどうかを決定する際に、近いかまたは近似する不記載の数は、それが提示される文脈において、具体的に記載された数についての実質的均等をもたらす数であり得る。
別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、この発明が属する技術の当業者によって共通して理解されるのと同じ意味を有する。本明細書に記載されているものと類似または均等の任意の方法および材料もまた、本発明の実施または試験に使用することができるが、代表的な例示的方法および材料をここで説明する。
この明細書で引用されるすべての刊行物および特許は、各個々の刊行物または特許が参照により組み込まれることが具体的かつ個別に示されているかのように参照により本明細書に組み込まれ、刊行物が関連して引用されている方法および/または材料を記述および説明するために参照により本明細書に組み込まれる。任意の刊行物の引用は、出願日より前のその開示についてであり、本発明が先行発明のためにそのような刊行物に先行する権利がないことを認めるものと解釈されるべきではない。さらに、提供される発行日は、個別に確認する必要があり得る実際の発行日とは異なり得る。
本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が明確に別段の指示をしない限り、複数の指示対象を含むことに留意されたい。特許請求の範囲は、任意の任意選択的要素を除外するために起草され得ることにさらに留意されたい。したがって、この記載は、特許請求の範囲の要素の列挙に関連して「単独」、「のみ」などの排他的な用語を使用する、または「否定的な」制限を使用するための先行する基礎として機能することを目的としている。
この開示を読むと当業者には明らかであるように、本明細書に記載および図示された個々の実施形態のそれぞれは、本発明の範囲または精神から逸脱することなく他のいくつかの実施形態のいずれかの特徴から容易に分離またはそれに組み合わせされ得る別個の構成要素および特徴を有する。任意の列挙された方法は、列挙されたイベントの順序で、または論理的に可能な任意の他の順序で実行することができる。
システムおよび方法は、機能的な説明を伴って文法的流動性のために説明されているか、または説明されるが、35U.S.C.§112の下で明示的に定式化されていない限り、特許請求の範囲は、「手段」または「ステップ」の制限の構築によっていかなる場合であっても必ずしも制限されると解釈されるべきではなく、均等法論の下で特許請求の範囲によって提供される定義の意味および均等物の全範囲を与えられるべきであり、特許請求の範囲が35U.S.C.§112に基づいて明示的に定式化されている場合には、35U.S.C.§112に基づく完全な法定均等物が付与されると明示的に理解されるべきである。
光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプ
上記のように、本開示の態様は、1つ以上の光学構成要素(例えばダイクロイックミラー、バンドパスフィルタ、ビームスプリッタなど)を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプを含む。「動作可能に結合する」とは、光学構成要素が取り付けブロックに対して移動しないように、光学構成要素を取り付けブロックと関連付けることを意味する。別の言い方をすれば、いくつかの例では、光学構成要素を動作可能に結合することにより、粒子分析器(例えばフローサイトメータ)内の取り付けブロックおよび/または関連光学部品に対して適切な位置に前記光学構成要素を固定する。ある場合には、主題のクランプは、光学構成要素に固定力を印加することによって、光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合する。「固定力」とは、光学構成要素(複数可)が周囲の要素(例えば取り付けブロック)に対して位置を変えるのを防ぐのに十分な力を意味する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の固定力は、周囲の要素に対する光学構成要素(複数可)の位置が、0.25μm以上、例えば0.5μm以上、例えば0.75μm以上、例えば1μm以上、例えば1.25μm以上、および1.5μm以上、変動するのを防ぐのに十分である。ある場合には、固定力は、周囲の要素に対する光学構成要素(複数可)の位置が1μm以上、変動するのを防ぐのに十分である。
主題のクランプは、任意の都合の良い数の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するように構成され得、例えば、光学構成要素の数は、2から6を含む2から8の範囲である。いくつかの例では、クランプは、取り付けブロックに4つの光学構成要素を結合するように構成され得る。クランプが複数の光学構成要素を動作可能に結合するように構成される場合、クランプは、各光学構成要素に対して均等に力を印加するように構成される。言い換えれば、力が不均一に印加されることはない。
主題のクランプの態様には、フレームと、光学構成要素(複数可)に固定力を印加するための1つ以上のフレクシャタブとが含まれる。本明細書で論じられるように、「フレーム」は、入射光が取り付けブロックに動作可能に結合された光学構成要素に接触することができるオープンスペースを取り囲む構造を指す。換言すれば、フレームは、その中心に、光が透過され得るオープンスペースを有する。オープンスペースは、関心対象の形状が以下を含むがこれらに限定されない任意の都合の良い形状を有し得る:直線断面形状、例えば正方形、長方形、台形、三角形、六角形など、曲線断面形状、例えば円、楕円、ならびに不規則な形状、例えば平面上部に結合された放物線状下部。いくつかの実施形態では、オープンスペースは長方形である。他の実施形態では、オープンスペースは正方形である。オープンスペースは、任意の都合の良い面積を有し得る。例えば、いくつかの場合には、オープンスペースの面積は、100mmから500mmなど、80mmから650mmの範囲である。
フレームのエッジは、関心対象の形状が以下を含むがこれらに限定されない任意の都合の良い形状を有し得る:直線断面形状、例えば正方形、長方形、台形、三角形、六角形など、曲線断面形状、例えば円、楕円、ならびに不規則な形状、例えば平面上部に結合された放物線状下部。いくつかの実施形態では、フレームは長方形である。他の実施形態では、フレームは正方形である。フレームは、例えば高さおよび幅など、任意の適切な寸法を有し得る。例えば、いくつかの場合には、フレームの高さは、10mmから50mmなど、10mmから100mmの範囲である。同様に、フレームの幅は、20mmから100mmなど、10mmから100mmの範囲であり得る。フレームはまた、厚さが5から25mmなど、1から50mmの範囲である場合など、任意の都合の良い厚さ(すなわち、フレームの前面とフレームの背面とを隔てる距離によって測定される)を有し得る。いくつかの実施形態では、フレームは、上部および下部のみを含む。このような実施形態では、上部および下部は、取り付けブロックに独立して取り付けられ、互いに接続されていない。
関心対象のクランプには、フレームに設けられたフレクシャタブが追加で含まれる。本明細書で説明するように、「フレクシャタブ」は、弾性体変形で光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するように構成されたクランプのフレームからの突起を指す。いくつかの場合には、フレクシャタブは、光学構成要素(複数可)を含む取り付けブロックにクランプを配置した後、その元の形状から変形した後に固定力を印加する。「弾性体変形」とは、変形の原因を取り除いた後に変形体がその元の形状に戻る傾向を意味する。したがって、フレクシャアームは、その元の形状から「屈曲」し、フレクシャアームがその元の状態に戻る傾向の結果として固定力を発揮するように構成されている。ある実施形態では、フレクシャアームの動きは、ある自由度によって特徴付けられ得る。「自由度」は、剛体の位置を定義するために必要な独立変数の数を指すために、その従来の意味で論じられている。ある場合には、主題のフレクシャアームは単一の自由度内で動作する。そのような場合、弾性変形されたフレクシャタブは、単一方向、例えば、光学構成要素の表面に対して実質的に(すなわち、多かれ少なかれ)直交および/または垂直である方向に外向きに屈曲するように構成される。変形に続いて、フレクシャタブは、屈曲方向に対して反対の方向に固定力を印加する、すなわち、固定力が光学構成要素に印加されるようにする。
いくつかの場合には、フレクシャタブは、光学構成要素に接触するための屈曲部(すなわち屈曲)を有する。このような場合、屈曲の位置は、フレクシャタブが光学構成要素に接触するように構成されている位置でもある。いくつかの実施形態では、フレクシャタブは、「U字型」または「V字型」形状を有し、「U」または「V」形状の変曲点(すなわち屈曲)は、フレクシャタブが光学構成要素に接触するように構成される位置である。いくつかの例では、屈曲は丸められている。屈曲部は、そのような例では、光学構成要素に接触する鋭い角またはエッジを有しない。いくつかの実施形態では、フレクシャタブの屈曲部は、クランプが適用される光学構成要素に最小限の(ゼロを含む)損傷または変形を与えるように形作られている。フレクシャタブは、任意の都合の良いサイズとし得る。例えば、いくつかの場合には、フレクシャタブの幅(すなわち、フレクシャタブによって占められているフレームのエッジに沿った距離によって測定される)は、2mmから30mmなど、1mmから50mmの範囲である。フレクシャタブは、任意の都合の良い長さ(つまり、フレームから屈曲までで測定される)を有し得る。例えば、いくつかの場合には、フレクシャタブの長さは、5mmから20mmなど、5mmから30mmの範囲である。
本明細書に記載のクランプは、任意の都合の良い数のフレクシャタブを含み得る。ある場合には、主題のクランプは単一のフレクシャタブを含み得る。他の場合には、クランプは複数のフレクシャタブを含む。例えば、複数のフレクシャタブにおけるフレクシャタブの数は、2から14、例えば2から10、および2から8の範囲であり得る。ある例では、クランプは10個のフレクシャタブを含む。フレクシャタブは、任意の都合の良い方法でフレームに対して配置され得る。いくつかの実施形態では、フレクシャタブはフレームの上部に設けられている。他の実施形態では、フレクシャタブはフレームの下部に取り付けられている。さらに他の実施形態では、フレクシャタブは、フレームの1つ以上の側部に配置されている。さらに他の実施形態では、フレクシャタブの第1のサブセットがフレームの上部に設けられ、フレクシャタブの第2のサブセットがフレームの下部に設けられている。フレクシャタブがフレームの上部および下部の間に分散されている実施形態では、上部および下部のそれぞれは、それに設けられた同じ数または異なる数のフレクシャタブを有し得る。フレクシャタブは、ある場合には上部および下部の間で均等に分散される。例えば、クランプが10個のフレクシャタブを含む場合、5個のフレクシャタブを上部に取り付け得、5個のフレクシャタブを下部に取り付け得る。隣接するフレクシャタブ(すなわち、フレームの同じ部分上で互いに隣接して配置されたフレクシャタブ)は、任意の都合のよい距離で互いに分離され得る。例えば、フレクシャタブ間の距離がフレクシャタブを分離するギャップのサイズによって測定される場合、隣接するフレクシャタブは、5から50mmおよび5から25mmなど、5から100mmの範囲の距離で分離され得る。ある場合には、フレクシャタブがフレームに沿って配置され、それにより、1つ以上のフレクシャタブが2つの光学構成要素に一度に固定力を印加するように構成される。言い換えれば、1つ以上のフレクシャタブが、隣接する光学構成要素間の接合部に配置される。このような場合、フレクシャタブは両方の光学構成要素に対して均等に固定力を印加する(つまり、それにより、1つの光学構成要素が別の光学構成要素よりも多いまたは少ない固定力を受けない)。
クランプが複数のフレクシャタブを含む場合、各フレクシャタブの特性は同じであっても異なっていてもよい。例えばいくつかの場合には、複数のフレクシャタブのうち各フレクシャタブは屈曲部を有する。他の場合には、いくつかのフレクシャタブは屈曲部を有しているが、他のものは有していない。さらに、各フレクシャタブは同じサイズまたは異なるサイズを有し得る。ある場合には、複数のフレクシャタブのうち、フレームの角に隣接して配置されたフレクシャタブは、隣のフレクシャタブと比較して、光学構成要素のより小さな表面積に接触するように構成される。このような場合、フレームの角に隣接して配置されたフレクシャタブは、フレームの角に隣接して配置されたフレクシャタブが残りのフレクシャタブの幅よりも40%~60%小さい幅を有する場合など、残りのフレクシャタブよりも小さい幅を有する。ある実施形態では、フレームの角に隣接して配置されたフレクシャタブは、フレクシャタブの残りの部分の幅よりも50%小さい幅を有する。
いくつかの場合には、フレクシャタブによって光学構成要素(複数可)に印加される固定力は、次の式によって決定される。
Figure 2023025700000002
ここで、Fはフィルタに印加される力(N)であり、kはばね定数(N/mm)であり、xはフレクシャタブの変位(mm)である。クランプのばね定数kは、それが片持ち梁に似ているため、フレクシャタブの剛性であると見なすことができ、したがって、次の式で決定され得る。
Figure 2023025700000003
ここで、Eはクランプ材料の弾性率(Gpa)であり、Iは断面二次モーメント(mm)であり、Lはフレクシャタブの長さ(つまり、フレームから屈曲までのmm単位での測定)である。
いくつかの場合には、クランプは、クランプによって固定化された光学構成要素に入射および/またはそれから反射する光が遮蔽されないように構成される。換言すれば、クランプのフレームおよびフレクシャタブは、クランプによって固定化された光学構成要素によって受光および放出される光が遮蔽されないままであるように形作られて配置される。いくつかの実施形態では、フレームは、光学構成要素に入射する、および/またはそれから出る光の遮蔽を防止するための1つ以上の切り欠きを含む。本明細書に記載の切り欠きは、フレームによって定義されるオープンスペースに入るおよび/またはそれから出る光が遮断または遮蔽されないように除去されるフレームの一部である。切り欠きは、関心対象の形状が以下を含むがこれらに限定されない任意の都合の良い形状を有し得る:直線断面形状、例えば正方形、長方形、台形、三角形、六角形など、曲線断面形状、例えば円、楕円、三日月形、ならびに不規則形状、例えば平面上部に結合された放物線状下部。いくつかの実施形態では、特許請求された切り欠きは三日月形である。ある場合には、フレームは、切り欠きの数が2から4の範囲である場合など、複数の切り欠きを含む。いくつかの例では、フレームは、2つの切り欠きを含む。フレームに複数の切り欠きが含まれている場合、各切り欠きは同じであっても異なっていてもよい。フレームが2つの切り欠きを含む一例では、第1の切り欠きは三日月形を有し得、第2の切り欠きは長方形を有し得る。
主題のクランプの実施形態は、光検出モジュール内の取り付けブロックにクランプを固定するための取り付け機構をさらに含む。クランプを「固定」することは、クランプが取り付けブロックに取り付けられたままであることを保証し、クランプが前記取り付けブロックから意図せずに外れるのを防ぐことを意味する。ある場合には、取り付け機構は、ねじを受け入れるように構成された開口部を含む。そのような場合、開口部は、クランプのフレームに沿った任意の都合のよい位置に配置され得る。例えば、開口部は、上部、側部、または下部に配置され得る。クランプは、任意の都合の良い数の開口部を含み得る。いくつかの実施形態では、クランプは単一の開口部を含む。他の実施形態では、クランプは、開口部の数が、2から8、および2から10の開口部など、2から12の開口部の範囲である場合など、複数の開口部を含む。いくつかの実施形態では、クランプは8つの開口部を含む。クランプが複数の開口部を含むある例では、開口部の第1のサブセットがフレームの上部に配置され、開口部の第2のサブセットがフレームの下部に配置されている。いくつかの場合には、開口部は隣接するフレクシャタブ間の位置にてフレームに設けられている。
他の実施形態では、取り付け機構はクリップを含む。関心対象のクリップは、取り付けブロックの相補的なサイズの溝と(例えば嵌合関係で)係合するように構成されたクランプからの突起を含み得る。クランプがクリップを含む場合、クリップは、クランプが検出モジュール上に配置されるときに溝と係合し、かつ係合されると、クランプが取り付けブロックから持ち上げられるのを防ぐように構成され得る。主題のクランプは、任意の都合の良い数のクリップを含み得る。いくつかの例では、クランプは、取り付けブロックの単一の溝と嵌合するように構成された単一のクリップを含む。追加の実施形態では、クランプは、クリップの数が2から4の範囲である場合など、複数のクリップを含む。
主題のクランプは、任意の都合の良い材料で構成され得る。ある例では、クランプは、例えば、アルミニウム、チタン、真ちゅう、鉄、鉛、ニッケル、鋼(例えばステンレス鋼)、銅、スズ、ならびにそれらの組み合わせおよび合金を含む1つ以上の金属を含む。いくつかの実施形態では、金属は、301半硬質ステンレス鋼を含む。追加の実施形態では、クランプは、例えばポリカーボネート、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、他の高分子プラスチック材料などの1つ以上の硬質プラスチック材料を含む。ある場合には、クランプは3D印刷ポリマーを含む。例えばアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリ乳酸(PLA)、アクリルスチレンアクリロニトリル(ASA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール修飾ポリエチレンテレフタレート(PETG)、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ナイロン、ならびにそれらの複合材料およびハイブリッドなどの任意の都合の良い3D印刷ポリマーが採用され得る。本クランプで使用するのに適した3D印刷ポリマーの例は、商品名Ultem(登録商標)で市販されている。いくつかの実施形態では、3D印刷ポリマーは、Carbon,Incによって製造されたEPX82などのエポキシ材料を含む。
追加の実施形態では、クランプは、射出成形可能ポリマーを含む。任意の都合の良い射出成形可能ポリマーを採用し得る。射出成形可能ポリマーには、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)、脂肪族ポリアミド(PPA)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニルスルホン(PPSU)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)およびポリエーテルイミド(PEI)が含まれ得るが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、クランプは、ガラス充填ポリマー(すなわち、ポリマー材料のマトリックス中にガラス繊維を有する)を含む。そのような実施形態では、任意の適切なポリマー(例えば、上記のものなど)をガラス繊維と組み合わせて、ガラス充填ポリマーを生成し得る。例えば、関心対象のガラス充填ポリマーは、ガラス充填ナイロンまたはガラス充填ポリエーテルイミドを含み得る。
図1は、本発明のある実施形態によるクランプを示す。図1に示すように、クランプ100は、オープンスペース106を取り囲むフレーム101を有する。フレーム101の可視面は、取り付けブロック(図示せず)とインターフェースするように構成される。フレーム101に取り付けられているのは、複数のフレクシャタブ102である。図1の例では、フレーム101には10個のフレクシャタブが含まれている。各フレクシャタブは、クランプ100を採用して光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するときに光学構成要素(図示せず)に接触するように構成された屈曲部を含む。フレーム101の角に最も近いフレクシャタブは、より小さな幅を有し、波長分離器のより小さな表面積に接触するように構成される。フレーム101は、ねじ(すなわち、クランプ100を取り付けブロックに取り付けるための)を受け入れるように構成された複数の開口部103をさらに含む。フレーム101は、光の遮蔽を防止するための三日月形の切り欠き104と、クランプを取り付けブロックに固定するためのクリップ107とを有する。
光検出モジュール
本発明の態様は、光検出モジュール内に配置された1つ以上の光学構成要素に固定力を印加するためにその上に取り付けられたクランプを有する光検出モジュールをさらに含む。本明細書で論じられるように、「光検出モジュール」は、ある波長の光を検出するための1つ以上の光検出器を有するモジュール式ユニットを指す。関心対象の光検出モジュールは、クランプ(上記のものなど)を介して1つ以上の取り付けブロックに動作可能に結合された1つ以上の光学構成要素をさらに含む。「光学構成要素」とは、入射光線を変調するように構成された平坦な表面を有する光学要素を意味する。「変調」とは、光の1つ以上の特性(例えば、波長、方向、コリメーション、焦点など)の変化を意味する。いくつかの場合には、光学構成要素は反射性である。例えば、光線を反射および/または方向転換することが望ましい場合、光学構成要素はミラーを含み得る。ある例では、ミラーは細長いミラー(例えば、長方形の形状のミラー)である。ある例では、光学構成要素は、波長分離器、すなわち他の特性(例えば波長)を有する光を遮断/吸収または反射しながら、ある特性(例えば波長)を有する光を通過させるように設計された光学構成要素であり得る。いくつかの実施形態では、主題の光学構成要素は、ある波長の光を通過させ、他の波長を吸収するように構成される。他の実施形態では、主題の光学構成要素は、ある波長の光を通過させ、他の波長を反射するように構成される。上記に加えて、関心対象の光学構成要素には、ダイクロイックミラー、レンズ、回折格子、バンドパスフィルタ、ビームスプリッタなどが含まれるが、これらに限定されない。ある場合には、光学構成要素はダイクロイックミラーである。
本明細書で論じられるように、「取り付けブロック」は、1つ以上の光学構成要素が動作可能に結合され得る基板である。言い換えれば、取り付けブロックは、光学構成要素がシステムの他の要素に対して適切に機能するように、光学構成要素を光学システム内に配置して固定する。主題の取り付けブロックは、任意の都合の良い形状を有し得る。いくつかの例では、取り付けブロックの形状は直方体である。例えば、いくつかの実施形態では、取り付けブロックは、正方形立方体または長方形立方体の形状を有し得る。取り付けブロックに動作可能に結合された光学構成要素がある波長の光を通過させるように構成されている場合など、ある場合には、取り付けブロックは中空部分を含み得る。そのような場合、光学構成要素を通過した光は、取り付けブロックを通って伝播し、光学構成要素が動作可能に結合されている側とは反対側の取り付けブロックの側に放出され得る。取り付けブロックは、取り付けブロックが6,000~24,000mmの範囲の内部容積を有する場合など、任意の都合の良いサイズの内部容積を有し得る。
主題の光検出モジュールは、任意の都合の良い数の光学構成要素および取り付けブロックを含み得る。いくつかの場合には、関心対象の光検出モジュールには、単一の光学構成要素と単一の取り付けブロックとが含まれる。そのような実施形態では、光検出モジュールは、光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するための単一のクランプを含み得る。他の実施形態では、光検出モジュールは、複数の光学構成要素、単一の取り付けブロック、および複数の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するための単一のクランプを含み得る。そのような実施形態では、複数の光学構成要素における光学構成要素の数は、例えば2から8、例えば2から6の範囲であり得る。ある場合には、クランプは、4つの光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合する。クランプが複数の光学構成要素を動作可能に結合するように構成される場合、クランプは、各光学構成要素に対して均等に力を印加するように構成される。言い換えれば、力が不均一に印加されることはない。他の場合には、光検出モジュールは、複数の取り付けブロックと、光学構成要素を複数の取り付けブロックのうち各取り付けブロックに動作可能に結合するクランプ(すなわち、各取り付けブロックに関連付けられた別個のクランプ)とを含む。主題の光検出モジュールは、取り付けブロックの数が2から4の範囲である場合など、任意の適切な数の取り付けブロックを含み得る。いくつかの例では、光検出モジュールは3つの取り付けブロックを含む。光検出モジュールが複数の取り付けブロックを含む場合、各取り付けブロックは、それに動作可能に結合される1つの光学構成要素または複数の光学構成要素(例えば、2から8の範囲、例えば2から6)を有し得る。光検出モジュールが3つの取り付けブロックを含む1つの例では、第1のクランプは、単一の光学構成要素(例えば波長分離器)を第1の取り付けブロックに動作可能に結合し、第2のクランプは、単一の細長いミラーを第2の取り付けブロックに動作可能に結合し、第3のクランプは、複数の波長分離器(例えば4つ)を第3の取り付けブロックに動作可能に結合する。
図2は、ある実施形態による、光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するクランプを示す。図2に示されるように、クランプ200は、フレーム201と、それに設けられた複数の(すなわち10個の)フレクシャタブ202とを含む。フレクシャタブ202は、複数の(すなわち4つの)光学構成要素205に固定力を印加し、それにより、取り付けブロック(クランプ200および光学構成要素205の後ろに位置する)に対する前記構成要素の移動を防止する。直径206は、複数の光学構成要素205のうち各光学構成要素によって変調された光線の外径を示す。フレームもフレクシャタブも、直径206によって定義される円のどの部分とも重ならず、ビームのどの部分もクランプ200に遮蔽されないことを示す。この目的のために、フレーム201は、光の遮蔽を防止するための切り欠き204を含む。フレーム201はさらに、クランプ200を取り付けブロックに固定するためにねじが挿入された複数の(すなわち8つの)開口部203を含む。
図3Aおよび図3Bは、一組の光学構成要素305を取り付けブロックに動作可能に結合するクランプ300の代替の図を示す。クランプ300は、複数の(すなわち10個の)フレクシャタブ302が設けられているフレーム301を含む。フレーム301は、クランプ300を取り付けブロック306(図3Bに示される)に固定するためにねじが挿入された複数の(すなわち8つの)開口部303をさらに含む。切り欠き304は、光の遮蔽を防ぐためにフレーム301に配置されている。図3Bでは、クランプを取り付けブロック306に固定するためのクリップ307が見える。
図4は、クランプによる光学構成要素への固定力の印加の側面像を示す。図4に示されるように、クランプ401は、フレクシャタブ402を含む。ねじ403は、クランプ401を取り付けブロック406に固定する。光学構成要素405がクランプ401を介して取り付けブロック406に動作可能に結合されると、フレクシャタブ402は「屈曲し」、矢印xで示される水平方向に変位する。変位の結果として、フレクシャタブは、波長分離器405に対して反対方向に力Fを印加する。
ある場合には、本明細書に記載の光検出モジュールは、米国特許出願第17/159,453号にて提供される光検出モジュールであり、その開示は参照によりその全体が組み込まれる。そのような場合、光検出モジュールは、クラスタ化波長分割(CWD)光検出システムで使用するように構成され、波長分離器によって生成された光の所定のスペクトル範囲を受け取る。ある例では、波長分離器は、プリズム、回折格子、またはダイクロイックミラーである。実施形態では、光検出モジュールは、複数の光検出器と、光を光学的に調整する(例えばあるサブスペクトル波長を有する光を光検出器に通過させる)ように構成された1つ以上の追加の光学構成要素とを含む。いくつかの実施形態では、各光学構成要素は、5nmから50nmのサブスペクトル範囲を有する光を各光検出器に通過させるように構成され、例えば約20nmのサブスペクトル範囲を各光検出器に通過させるように構成される。光検出器および光学構成要素は、単一の平面に沿って、または2つ以上の平行な平面に沿って、各光検出モジュールに配置され得る。ある実施形態では、光検出器および光学構成要素は、各光検出モジュールに六角形、七角形、または八角形の構成などの多角形の構成で配置される。
(上記のように)波長分離器から光検出モジュールに通過される光の波長に応じて、光検出モジュールのうち1つ以上の光学構成要素は、第1の波長Yi(ナノメートル、nm)から第2の波長Yn(ナノメートル、nm)の範囲の波長を有する光を光検出器へ伝達するように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の光学構成要素は、光検出器に100nmから1500nmの範囲の波長を有する光を、例えば150nmから1450nm、例えば200nmから1400nm、例えば250nmから1350nm、例えば300nmから1300nm、例えば350nmから1250nm、例えば400nmから1200nm、例えば450nmから1150nm、例えば500nmから1100nm、例えば550nmから1050nm、および600nmから1000nmの範囲の波長を有する伝播光を光検出器に伝達するように構成される。
実施形態では、各光検出モジュールの光学構成要素は、所定のサブスペクトル範囲の光Y(ナノメートル、nm)を各光検出器に伝達するように構成される。各光学構成要素によって伝達される所定のサブスペクトル範囲はさまざまであり得、関心対象のある光学構成要素は、5nmから50nm、例えば6nmから49nm、例えば7nmから48nm、例えば8nmから47nm、例えば9nmから46nm、および10nmから45nmに及ぶ光のサブスペクトル範囲を伝達するように構成される。ある実施形態では、光学構成要素は、20nmに及ぶ光のスペクトル範囲を通過させるように構成される。
いくつかの実施形態では、各光検出モジュール内の光学構成要素は、互いの間で光を伝達するように配置されるなど、互いに光学的に通信している。光学構成要素は、光検出モジュールにおいて(X-Z平面で参照される場合に)、10°から180°、例えば15°から170°、例えば20°から160°、例えば25°から150°、例えば30°から120°、および45°から90°の範囲の角度で互いに対して配向され得る。いくつかの例では、光学構成要素は単一の平面に沿って配置される。他の例では、光学構成要素は1つ超の平面に沿って配置される。例えば、光学構成要素は、2つ以上の平行な平面、例えば3つ以上、例えば4つ以上、および5つ以上の平行な平面に沿って配置され得る。ある例では、光学構成要素は幾何学的構成に配置され、関心対象の配置には、正方形構成、長方形構成、台形構成、三角形構成、六角形構成、七角形構成、八角形構成、九角形構成、十角形構成、十二角形構成、円形構成、楕円形構成、および不規則形状構成が含まれるが、これらに限定されない。ある実施形態では、光学構成要素は六角形構成で配置されている。他の実施形態では、光学構成要素は七角形構成で配置されている。
任意の都合の良い光検出器を主題の光検出モジュールに採用し得る。関心対象の光検出器には、アクティブピクセルセンサ(APS)、アバランシェフォトダイオード、画像センサ、電荷結合デバイス(CCD)、強化電荷結合デバイス(ICCD)、発光ダイオード、フォトンカウンター、ボロメータ、熱電検出器、フォトレジスタ、光起電力セル、フォトダイオード、光電子増倍管(PMT)、フォトトランジスタ、量子ドット光伝導体またはフォトダイオード、およびそれらの組み合わせ、他の光検出器などの光学センサまたは光検出器が含まれ得るが、これらに限定されない。ある実施形態では、収集された光は、電荷結合デバイス(CCD)、半導体電荷結合デバイス(CCD)、アクティブピクセルセンサ(APS)、相補型金属酸化物半導体(CMOS)画像センサ、またはN型金属酸化物半導体(NMOS)画像センサで測定される。ある実施形態では、光検出器は光電子増倍管である。他の実施形態では、光検出器はアバランシェフォトダイオードである。
本明細書に記載の光検出モジュールは、任意の都合の良い数の光検出器を含み得る。いくつかの場合には、光検出モジュールに単一の光検出器が含まれる。他の実施形態では、光検出モジュールは、複数の光検出器を含む。例えば、光検出モジュールは、例えば2から6、および2から4などの2から8の範囲のいくつかの光検出器を含み得る。いくつかの場合には、関心対象の光検出モジュールは、4つの光検出器を含む。他の場合には、光検出モジュールには6つの光検出器が含まれる。
主題の光検出モジュールが複数の光検出器を含む場合、各光検出器は同じであり得るか、または複数の光検出器は異なるタイプの光検出器の組み合わせであり得る。例えば、主題の光検出モジュールが2つの光検出器を含む場合、いくつかの実施形態では、第1の光検出器はCCDタイプの装置であり、第2の光検出器(または画像センサ)はCMOSタイプの装置である。他の実施形態では、第1および第2の光検出器の両方がアバランシェフォトダイオードである。さらに他の実施形態では、第1および第2の光検出器の両方がCMOSタイプの装置である。さらに他の実施形態では、第1の光検出器はアバランシェフォトダイオードであり、第2の光検出器は光電子増倍管(PMT)である。さらに他の実施形態では、第1の光検出器は、CMOSタイプの装置であり、第2の光検出器は、光電子増倍管である。さらに他の実施形態では、第1および第2の光検出器の両方が光電子増倍管である。
ある場合には、主題の光検出モジュールは、印刷回路基板(PCB)をさらに含む。当技術分野で知られているように、印刷回路基板は、非導電性基板内に配置された導電性材料を介して複数の電子部品を電気的に接続する。そのような場合、光検出モジュールの1つ以上の構成要素は、印刷回路基板と電気的に通信し得る。例えば、いくつかの実施形態では、光検出モジュールは、光検出器のリード線が(例えば、はんだ付けを介して)印刷回路基板に接続されるように配置されている。
主題の光検出モジュールの実施形態は、検出ブロックをさらに含む。関心対象の検出ブロックは、その中に1つ以上の光検出器を受容するように構成される。本明細書に記載の検出ブロックは、任意の都合の良い材料から構築され得る。いくつかの実施形態では、検出ブロックは、熱伝導性材料を含む。ある実施形態では、熱伝導性材料は、銅またはアルミニウムなどの金属を含む。ある場合には、検出ブロックは銅で製造されている。
実施形態では、光検出モジュールは、検出ブロックの底面と接触する熱電冷却器を含む。「熱電冷却器」という用語は、本明細書ではその従来の意味で、電流の印加に応答して2つの異なる表面(例えば、「低温」表面および「高温」表面)の接合部間で熱を伝達するヒートポンプを指すために使用される。ある実施形態では、2つの異なる表面間の熱流束は、ペルチェ効果によって生成され、関心対象の熱電冷却器は、ペルチェヒートポンプである。いくつかの実施形態では、熱電冷却器の2つの異なる表面(例えばプレート)は、狭バンドギャップ半導体および低熱伝導率を有する重元素材料などの異なる材料(n型半導体、p型半導体)から形成される。例えば、関心対象の熱電冷却器の表面は、テルル化ビスマス、テルル化鉛、シリコンゲルマニウム、ビスマス-アンチモン合金、およびそれらの組み合わせなどの半導体から形成され得る。ある実施形態において、関心対象の熱電冷却器は、それらの開示が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許公開第2004/0155251号、米国特許第6,499,306号;第4,581,898号;第4,922,822号;第5,409,547号および第2,984,077号に記載されているものを含む。
図5は、ある実施形態による2つの平行な平面に沿って配置された光検出モジュールの構成要素を示す。一組の波長501(例えば360nmから480nm)を有する波長分離器からの光SRxのスペクトル範囲は、第1のサブスペクトル範囲の光sSR1(例えば360nmから380nm)を通過させるように構成された第1の光学構成要素OA1に伝達され、一組の波長502(例えば380nmから480nm)を有する光が第2の光学構成要素OA2に伝達される。波長502を有する光は、第2の光学構成要素OA2に到達する前に、細長いミラー510によって反射される。第1のサブスペクトル範囲の光sSR1は、第1の光検出器D1に伝達される。第2の光学構成要素OA2は、第2のサブスペクトル範囲の光sSR2(例えば380nmから400nm)を通過させ、一組の波長503(例えば400nmから480nm)を有する光を第3の光学構成要素OA3に伝達するように構成される。第2のサブスペクトル範囲の光sSR2は、第2の光検出器D2に伝達される。第3の光学構成要素OA3は、第3のサブスペクトル範囲の光sSR3(例えば400nmから420nm)を通過させ、一組の波長504(例えば420nmから480nm)を有する光を第4の光学構成要素OA4に伝達するように構成される。第3のサブスペクトル範囲の光sSR3は、第3の光検出器D3に伝達される。第4の光学構成要素OA4は、第4のサブスペクトル範囲の光sSR4(例えば420nmから440nm)を通過させ、一組の波長505(例えば440nmから480nm)を有する光を第5の光学構成要素OA5に伝達するように構成される。第4のサブスペクトル範囲の光sSR4は、第4の光検出器D4に伝達される。第5の光学構成要素OA5は、第5のサブスペクトル範囲の光sSR5(例えば440nmから460nm)を通過させ、一組の波長506(例えば460nmから480nm)を有する光を第6の光学構成要素OA6に伝達するように構成される。第5のサブスペクトル範囲の光sSR5は、第5の光検出器D5に伝達される。第6の光学構成要素OA6は、第6のサブスペクトル範囲の光sSR6(例えば460nmから480nm)を通過させるように構成される。第6のサブスペクトル範囲の光sSR6は、第6の光検出器D6に伝達される。この実施形態では、光は、連続的なジグザグ光経路に沿って伝達される。波長502~506を有する光は、後続の光学構成要素(それぞれOA2~OA6)に到達する前に、細長いミラー510によって反射される。
図5に示される光検出モジュールの1つ以上の要素は、本明細書に記載のクランプによって動作可能に結合され得る。例えばいくつかの場合には、光学構成要素OA1~OA6は、単一の適切なサイズのクランプを介して集合的に固定化され得る。他の場合には、光学構成要素OA1~OA6のそれぞれは、個々のクランプによって固定化され得る(すなわち、光学構成要素ごとに1つのクランプが存在するように)。さらに他の場合において、光学構成要素の第1のサブセット(例えばOA1~OA3)は、第1のクランプによって固定化され、光学構成要素の第2のサブセット(例えばOA4~OA6)は、第2のクランプによって固定化される。前述の実施形態が例として提供されているが、必要に応じて、光学構成要素およびクランプの任意の適切な組み合わせを採用し得る。ある実施形態では、細長いミラー510は、クランプによって固定化される。
粒子分析システム
本発明の態様はまた、粒子分析システムを含む。関心対象のシステムは、(例えば上記のような)1つ以上のクランプによって固定化される光学構成要素を含む。関心対象の粒子分析器は、フローストリーム内の粒子を輸送するためのフローセルと、調査ポイントでフローストリーム内の粒子を照射するための光源とを含み得る。主題の粒子分析器は、粒子変調光を検出するための1つ以上の光検出器をさらに含む。実施形態では、粒子分析器は、(例えば上記のような)1つ以上の光検出モジュールを含む。
本明細書で論じられるように、「フローセル」は、その従来の意味で、シース流体中の粒子を輸送するための液体フローストリームを有するフローチャネルを含むキュベットなどの構成要素を指すために説明される。関心対象のキュベットには、そこを通る通路を有する容器が含まれる。フローストリームは、サンプルチューブから注入された液体サンプルを含み得る。関心対象のフローセルには、光アクセス可能なフローチャネルが含まれる。いくつかの例では、フローセルは、そこを通る光の通過を可能にする透明材料(例えば石英)を含む。いくつかの実施形態では、フローセルは、粒子の光調査がフローセルの外側(すなわち自由空間内)で行われるストリームインエアフローセルである。
いくつかの場合には、フローストリームは、調査ポイントにて光源からの光で照射されるように構成される。フローチャネルが構成されるフローストリームは、サンプルチューブから注入された液体サンプルを含み得る。ある実施形態では、フローストリームは、その中で輸送される線形に分離された粒子が一列に並んで互いに分離されるように配置された、狭くて急速に流れる液体のストリームを含み得る。本明細書で論じられる「調査ポイント」は、例えば分析のために、粒子が光源からの光によって照射されるフローセル内の領域を指す。調査ポイントのサイズは、必要に応じてさまざまであり得る。例えば、0μmが光源によって放出される光の軸を表す場合、調査ポイントは、-100μmから100μm、例えば-50μmから50μm、例えば-25μmから40μm、および-15μmから30μmの範囲であり得る。
粒子がフローセル内で照射された後、粒子変調光が観察され得る。「粒子変調光」とは、光源からの光を粒子に照射した後、フローストリーム内の粒子から受け取る光を意味する。いくつかの場合には、粒子変調光は側方散乱光である。本明細書で論じられるように、側方散乱光は、粒子の表面および内部構造から屈折および反射された光を指す。追加の実施形態では、粒子変調光は、前方散乱光(すなわち、粒子を通ってまたは粒子の周りを主に前方方向に移動する光)を含む。さらに他の場合において、粒子変調光は、蛍光(すなわち、励起波長光の照射後に蛍光色素から放出される光)を含む。
上記のように、本発明の態様はまた、調査ポイントでフローセルを通過する粒子を照射するように構成された光源を含む。本明細書に記載の光源として、任意の都合の良い光源を採用し得る。いくつかの実施形態では、光源はレーザである。実施形態では、レーザは、連続波レーザなどの任意の都合の良いレーザであり得る。例えば、レーザは、紫外線ダイオードレーザ、可視ダイオードレーザ、および近赤外線ダイオードレーザなどのダイオードレーザであり得る。他の実施形態では、レーザは、ヘリウムネオン(HeNe)レーザであり得る。いくつかの例ではレーザは、ヘリウム-ネオンレーザ、アルゴンレーザ、クリプトンレーザ、キセノンレーザ、窒素レーザ、COレーザ、COレーザ、アルゴン-フッ素(ArF)エキシマレーザ、クリプトン-フッ素(KrF)エキシマレーザ、キセノン塩素(XeCl)エキシマレーザもしくはキセノン-フッ素(XeF)エキシマレーザまたはそれらの組み合わせなどのガスレーザである。他の例では、主題のフローサイトメータは、スチルベン、クマリン、またはローダミンレーザなどの色素レーザを含む。さらに他の例では、関心対象のレーザには、ヘリウムカドミウム(HeCd)レーザ、ヘリウム水銀(HeHg)レーザ、ヘリウムセレン(HeSe)レーザ、ヘリウム銀(HeAg)レーザ、ストロンチウムレーザ、ネオン銅(NeCu)レーザ、銅レーザまたは金レーザ、およびそれらの組み合わせなどの金属蒸気レーザが含まれる。さらに他の例では、主題のフローサイトメータは、ルビーレーザ、Nd:YAGレーザ、NdCrYAGレーザ、Er:YAGレーザ、Nd:YLFレーザ、Nd:YVOレーザ、Nd:YCaO(BOレーザ、Nd:YCOBレーザ、チタンサファイアレーザ、ツリウムYAGレーザ、イッテルビウムYAGレーザ、イッテルビウムレーザまたはセリウムドープレーザ、およびそれらの組み合わせなどの固体レーザを含む。
ある実施形態によるレーザ光源はまた、1つ以上の光学調整構成要素を含み得る。ある実施形態では、光学調整構成要素は、光源とフローセルとの間に配置され、照射の空間幅、または例えば照射方向、波長、ビーム幅、ビーム強度、および焦点などの光源からの照射のなんらかの他の特性を変更することができる任意の装置を含み得る。光学調整プロトコルは、レンズ、ミラー、フィルタ、光ファイバ、波長分離器、ピンホール、スリット、コリメートプロトコル、およびそれらの組み合わせを含むがこれらに限定されない、光源の1つ以上の特性を調整する任意の都合の良い装置を含み得る。ある実施形態では、関心対象のフローサイトメータは、1つ以上の集束レンズを含む。集束レンズは、1つの例では縮小レンズであり得る。さらに他の実施形態では、関心対象のフローサイトメータは光ファイバを含む。
光学調整構成要素が移動するように構成されている場合、光学調整構成要素は、連続的にまたは離散的な間隔で、例えば0.01μm以上の増分で、例えば0.05μm以上、例えば0.1μm以上、例えば0.5μm以上、例えば1μm以上、例えば10μm以上、例えば100μm以上、例えば500μm以上、例えば1mm以上、例えば5mm以上、例えば10mm以上、および25mm以上の増分で移動するように構成され得る。
任意の変位プロトコルを採用して、可動支持ステージに結合させることにより、またはモータ作動式並進ステージ、親ねじ並進アセンブリ、ギア付き並進装置、例えばステッピングモータ、サーボモータ、ブラシレス電気モータ、ブラシ付きDCモータ、マイクロステップドライブモータ、高解像度ステッピングモータ、その他のタイプのモータを採用するものなどにより直接になど、光学調整構成要素構造を移動し得る。
光源は、光源とフローセルとが0.005mm以上、例えば0.01mm以上、例えば0.05mm以上、例えば0.1mm以上、例えば0.5mm以上、例えば1mm以上、例えば5mm以上、例えば10mm以上、例えば25mm以上、および100mm以上などの距離だけ離れている場合など、フローセルから任意の適切な距離に配置され得る。さらに、光源は、フローセルに対して任意の適切な角度、例えば10度から90度、例えば15度から85度、例えば20度から80度、例えば25度から75度、および30度から60度の範囲の角度、例えば90度の角度で配置され得る。
いくつかの実施形態では、関心対象の光源は、フローストリームの離散照射のためのレーザ光を提供するように構成された複数のレーザ、例えば2つ以上のレーザ、例えば3つ以上のレーザ、例えば4つ以上のレーザ、例えば5つ以上のレーザ、例えば10以上のレーザ、およびフローストリームの離散照射のためのレーザ光を提供するように構成された15以上のレーザを含む。フローストリームを照射するための光の所望の波長に応じて、各レーザは、200nmから1500nm、例えば250nmから1250nm、例えば300nmから1000nm、例えば350nmから900nm、および400nmから800nmで変動する特定波長を有し得る。ある実施形態では、関心対象のレーザは、405nmレーザ、488nmレーザ、561nmレーザ、および635nmレーザのうちの1つ以上を含み得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の粒子分析システムは、その開示が参照によりその全体が組み込まれる米国出願第17/159,453号に記載されているものなどのクラスタ化波長分割(CWD)システムである。そのような実施形態による粒子分析システムは、光源から所定のスペクトル範囲の光を生成するように構成された1つ以上(例えば3つ以上)の波長分離器と、光の所定のスペクトル範囲のそれぞれを受光するように構成された1つ以上(例えば3つ以上)の光検出モジュールとを含み、光検出モジュールは、複数の光検出器、および所定のサブスペクトル範囲を有する光を光検出器に伝達する光学構成要素を有する。実施形態では、システムは、複数の光検出モジュールにおける光検出モジュールの数が2から6などの2から8の範囲である場合など、複数の光検出モジュールを含む。ある例では、波長分離器はプリズム、ダイクロイックミラーまたは回折格子である。ある実施形態では、システムは、それぞれが所定のスペクトル範囲を有する光を通過させるように構成された3つ以上の波長分離器と、各波長分離器と光通信し、複数の光検出器および光検出器に所定のサブスペクトル範囲を有する光を伝達する光学構成要素を有する1つ以上の光検出モジュールとを含む。いくつかの実施形態では、波長分離器は、互いに光を伝達するように構成される。波長分離器は、単一の平面に沿って、または2つ以上の平行な平面に沿って配置され得る。ある実施形態では、波長分離器は、五角形または六角形構成などの多角形構成で配置される。実施形態では、波長分離器は、所定のスペクトル範囲の光を通過させるように構成される。いくつかの実施形態では、波長分離器は、360nmから960nmなど、200nmから1200nmの範囲の波長を有する光を通過させるように構成される。いくつかの実施形態では、波長分離器はそれぞれ、75nmから150nmに及ぶスペクトル範囲を有する光を通過させるように構成される。ある例において、波長分離器はそれぞれ、100nmに及ぶスペクトル範囲を有する光を通過させる(例えば、360nmから460nmの範囲の波長を有する光を通過させる)ように構成される。
関心対象の粒子分析システムには、各波長分離器と光通信する1つ以上の光検出モジュールが含まれる。実施形態では、各光検出モジュールは、複数の光検出器と、所定のサブスペクトル範囲を有する光を光検出器に伝達するように構成された光学構成要素とを含む。いくつかの実施形態では、各光学構成要素は、5nmから50nmのサブスペクトル範囲を有する光を各光検出器に通過させるように構成され、例えば約20nmのサブスペクトル範囲を各光検出器に通過させるように構成される。光検出器および光学構成要素は、単一の平面に沿って、または2つ以上の平行な平面に沿って、各光検出モジュールに配置され得る。ある実施形態では、光検出器および光学構成要素は、各光検出モジュールに六角形、七角形、または八角形構成などの多角形構成で配置される。関心対象の光検出モジュールは、(例えば上記のように)その中に配置された光検出器を固定化するためのクランプを含む。システムが複数の光検出モジュールを含む場合、各モジュールは、1つ以上のそれぞれのクランプを含み得る。
いくつかの実施形態では、各波長分離器からの光は、光学収集システムによって各光検出モジュールに伝達される。各光収集システムは、波長分離器を通過した光のスペクトル範囲を収集し、光を光検出モジュールに導く任意の適切な光収集プロトコルであり得る。いくつかの実施形態では、光収集システムは、光ファイバ光リレーバンドルなどの光ファイバを含む。他の実施形態では、光収集システムは、自由空間光中継システムである。
図6は、ある実施形態による、複数の波長分離器および光検出モジュールを有する粒子分析システムを示す。サンプルからの光は、第1のスペクトル範囲の光SR1を通過させ一組の波長602を有する光を第2の波長分離器WS2へ伝達するように構成された第1の波長分離器WS1に、一組の波長601を有する光を通過させるように構成された光学構成要素を有する光学収集システムOCを介して伝達される。第1のスペクトル範囲の光SR1は、第1の光検出モジュールLDM1に伝達される。第2の波長分離器WS2は、第2のスペクトル範囲の光SR2を通過させ、一組の波長603を有する光を第3の波長分離器WS3に伝達するように構成される。スペクトル範囲の光SR2は、第2の光検出モジュールLDM2に伝達される。第3の波長分離器WS3は、第3のスペクトル範囲の光SR3を通過させ、一組の波長604を有する光を第4の波長分離器WS4に伝達するように構成される。第3のスペクトル範囲の光SR3は、第3の光検出モジュールLDM3に伝達される。第4の波長分離器WS4は、第4のスペクトル範囲の光SR4を通過させ、第5のスペクトル範囲の光SR5を有する光を第5の光検出モジュールLDM5に伝達するように構成される。第4のスペクトル範囲の光SR4は、第4の光検出モジュールLDM4に伝達される。この実施形態では、光SR1、SR2、SR3、SR4およびSR5のスペクトル範囲のそれぞれは、前後のジグザグ構成を有する光検出モジュールLDM1、LDM2、LDM3、LDM4およびLDM5にそれぞれ伝達される。
図6に示される光学構成要素のいずれもが、本明細書に記載されるクランプを介して取り付けブロックに動作可能に結合され得る。例えば、いくつかの場合には、波長分離器WS1~WS4のそれぞれは、個々のクランプによって固定化され得る(すなわち、波長分離器ごとに1つのクランプが存在するように)。さらに、LDM1~LDM4のそれぞれの中に存在する光学構成要素は、クランプによって固定化され得る(例えば、図5に関して上で論じたように)。
上記のように、主題のフローサイトメータの態様は、フローストリーム内の粒子を伝播するように構成されたフローセルを含む。流体サンプルをサンプル調査領域に伝播する任意の都合の良いフローセルを採用し得、いくつかの実施形態では、フローセルは、円筒形フローセル、円錐台フローセル、または長手方向軸を規定する近位円筒形部分および長手方向軸を横切るオリフィスを有する平坦表面で終端する遠位円錐台部分を含むフローセルを含む。
いくつかの実施形態では、サンプルフローストリームは、フローセルの遠位端にあるオリフィスから放出される。フローストリームの所望の特性に応じて、フローセルオリフィスは、関心対象の断面形状が以下を含むがこれらに限定されない任意の適切な形状であり得る:直線断面形状、例えば正方形、長方形、台形、三角形、六角形など、曲線断面形状、例えば円、楕円、ならびに不規則形状、例えば平面上部に結合された放物線状下部。ある実施形態では、関心対象のフローセルは、円形オリフィスを有する。ノズルオリフィスのサイズはさまざまであり得、いくつかの実施形態では、1μmから10000μm、例えば25μmから7500μm、例えば50μmから5000μm、例えば75μmから1000μm、例えば100μmから750μmおよび150μmから500μmの範囲である。ある実施形態では、ノズルオリフィスは100μmである。
いくつかの実施形態では、フローセルは、サンプルをフローセルに提供するように構成されたサンプル注入ポートを含む。サンプル注入ポートは、内部チャンバの壁に配置されたオリフィスであり得るか、または内部チャンバの近位端に配置された導管であり得る。サンプル注入ポートが内部チャンバの壁に配置されたオリフィスである場合、サンプル注入ポートのオリフィスは、関心対象の断面形状が以下を含むがこれらに限定されない任意の適切な形状であり得る:直線断面形状、例えば正方形、長方形、台形、三角形、六角形など、曲線断面形状、例えば円、楕円など、ならびに不規則形状、例えば平面上部に結合された放物線状下部。ある実施形態では、サンプル注入ポートは円形オリフィスを有する。サンプル注入ポートオリフィスのサイズは形状に応じてさまざまであり得、ある例では、0.1mmから5.0mm、例えば0.2から3.0mm、例えば0.5mmから2.5mm、例えば0.75mmから2.25mm、例えば1mmから2mm、および1.25mmから1.75mmの範囲の、例えば1.5mmの開口部を有する。
ある例では、サンプル注入ポートは、フローセル内部チャンバの近位端に配置された導管である。例えば、サンプル注入ポートは、サンプル注入ポートのオリフィスがフローセルオリフィスと一直線になるように配置された導管であり得る。サンプル注入ポートがフローセルオリフィスと一直線になるように配置された導管である場合、サンプル注入チューブの断面形状は、関心対象の断面形状が以下を含むがこれらに限定されない任意の適切な形状であり得る:直線断面形状、例えば正方形、長方形、台形、三角形、六角形など、曲線断面形状、例えば円、楕円、ならびに不規則形状、例えば平面上部に結合された放物線状下部。導管のオリフィスは、形状に応じてさまざまであり得、ある例では、0.1mmから5.0mm、例えば0.2から3.0mm、例えば0.5mmから2.5mm、例えば0.75mmから2.25mm、例えば1mmから2mm、および1.25mmから1.75mmの範囲の、例えば1.5mmの開口部を有する。サンプル注入ポートの先端の形状は、サンプル注入チューブの断面形状と同じであっても異なっていてもよい。例えば、サンプル注入ポートのオリフィスは、1度から10度、例えば2度から9度、例えば3度から8度、例えば4度から7度の範囲のベベル角度、および5度のベベル角度を有するベベルチップを含み得る。
いくつかの実施形態では、フローセルはまた、シース流体をフローセルに提供するように構成されたシース流体注入ポートを含む。実施形態では、シース流体注入システムは、例えばサンプルと併せてフローセル内部チャンバにシース流体のフローを提供して、サンプルフローストリームを取り囲むシース流体の積層フローストリームを生成するように構成される。フローストリームの所望の特性に応じて、フローセルチャンバに伝達されるシース流体の速度は、25μL/秒から2500μL/秒、例えば50μL/秒から1000μL/秒、および75μL/秒以上から750μL/秒であり得る。
いくつかの実施形態では、シース流体注入ポートは、内部チャンバの壁に配置されたオリフィスである。シース流体注入ポートオリフィスは、関心対象の断面形状が以下を含むがこれらに限定されない任意の適切な形状であり得る:直線断面形状、例えば正方形、長方形、台形、三角形、六角形など、曲線断面形状、例えば円、楕円、ならびに不規則形状、例えば平面上部に結合された放物線状下部。サンプル注入ポートオリフィスのサイズは、形状に応じてさまざまであり得、ある例では、0.1mmから5.0mm、例えば0.2から3.0mm、例えば0.5mmから2.5mm、例えば0.75mmから2.25mm、例えば1mmから2mm、および1.25mmから1.75mmの範囲の、例えば1.5mmの開口部を有する。
いくつかの実施形態では、システムは、フローセルを介してフローストリームを伝播するために、フローセルと流体連通するポンプをさらに含む。フローセルを通るフローストリームのフローを制御するために、任意の都合の良い流体ポンププロトコルを採用し得る。ある例では、システムは、パルスダンパーを有する蠕動ポンプなどの蠕動ポンプを含む。主題のシステムのポンプは、フローストリーム内のサンプルからの光の多光子カウントに適した速度でフローセルを介して流体を伝達するように構成されている。例えば、システムは、1nL/分から500nL/分、例えば1nL/分から250nL/分、例えば1nL/分から100nL/分、例えば2nL/分から90nL/分、例えば3nL/分から80nL/分、例えば4nL/分から70nL/分、例えば5nL/分から60nL/分、および10nL/分から50nL/分などの範囲の速度でフローセルを通してサンプルを流すように構成されたポンプを含み得る。ある実施形態では、フローストリームの流量は5nL/分から6nL/分である。
適切なフローサイトメトリシステムには、限定されないが、Ormerod(編)、Flow Cytometry:A Practical Approach、Oxford Univ.Press(1997);Jaroszeskiら(編)、Flow Cytometry Protocols、Methods in Molecular Biology No.91、Humana Press(1997);Practical Flow Cytometry、第3版、Wiley-Liss(1995);Virgoら(2012)Ann Clin Biochem.Jan;49(pt1):17-28;Lindenら、Semin Throm Hemost.2004年10月;30(5):502-11;AlisonらJ Pathol、2010年12月;222(4):335-344;およびHerbigら(2007)Crit Rev Ther Drug Carrier Syst.24(3):203-255に記載のものが含まれ得;それらの開示は、参照により本明細書に組み込まれる。ある例において、関心対象のフローサイトメトリシステムには、BD Biosciences FACSCanto(商標)フローサイトメータ、BD Biosciences FACSCanto(商標)IIフローサイトメータ、BD Accuri(商標)フローサイトメータ、BD Accuri(商標)C6 Plusフローサイトメータ、BD Biosciences FACSCelesta(商標)フローサイトメータ、BD Biosciences FACSLyric(商標)フローサイトメータ、BD Biosciences FACSVerse(商標)フローサイトメータ、BD Biosciences FACSymphony(商標)フローサイトメータ、BD Biosciences LSRFortessa(商標)フローサイトメータ、BD Biosciences LSRFortessa(商標)X-20フローサイトメータ、BD Biosciences FACSPresto(商標)フローサイトメータ、BD Biosciences FACSVia(商標)フローサイトメータ、およびBD Biosciences FACSCalibur(商標)セルソータ、BD Biosciences FACSCount(商標)セルソータ、BD Biosciences FACSLyric(商標)セルソータ、BD Biosciences Via(商標)セルソータ、BD Biosciences Influx(商標)セルソータ、BD Biosciences Jazz(商標)セルソータ、BD Biosciences Aria(商標)セルソータ、BD Biosciences FACSAria(商標)IIセルソータ、BD Biosciences FACSAria(商標)IIIセルソータ、BD Biosciences FACSAria(商標)FusionセルソータおよびBD Biosciences FACSMelody(商標)セルソータ、BD Biosciences FACSymphony(商標)S6セルソータなどが含まれる。
いくつかの実施形態では、主題のシステムは、米国特許第10,663,476号;第10,620,111号;第10,613,017号;第10,605,713号;第10,585,031号;第10,578,542号;第10,578,469号;第10,481,074号;第10,302,545号;第10,145,793号;第10,113,967号;第10,006,852号;第9,952,076号;第9,933,341号;第9,726,527号;第9,453,789号;第9,200,334号;第9,097,640号;第9,095,494号;第9,092,034号;第8,975,595号;第8,753,573号;第8,233,146号;第8,140,300号;第7,544,326号;第7,201,875号;第7,129,505号;第6,821,740号;第6,813,017号;第6,809,804号;第6,372,506号;第5,700,692号;第5,643,796号;第5,627,040号;第5,620,842号;第5,602,039号;第4,987,086号;第4,498,766号に記載されているもののようなフローサイトメトリシステムであり;それらの開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
ある例において、本発明のフローサイトメトリシステムは、それらの開示が参照により本明細書に組み込まれる、Dieboldら、Nature Photonics Vol.7(10);806-810(2013)および米国特許第9,423,353号;第9,784,661号;第9,983,132号;第10,006,852号;第10,078,045;第10,036,699号;第10,222,316号;第10,288,546号;第10,324,019号;第10,408,758号;第10,451,538号;第10,620,111号;および米国特許公開番号2017/0133857号;第2017/0328826号;第2017/0350803号;第2018/0275042号;第2019/0376895号および第2019/0376894号に記載されているものなどの高周波タグ付き発光(FIRE)を使用する蛍光イメージングによってフローストリーム中の粒子をイメージングするように構成される。
図7は、本発明の例示的な実施形態によるフローサイトメトリ用のシステム700を示す。システム700は、フローサイトメータ710、コントローラ/プロセッサ790、およびメモリ795を含む。フローサイトメータ710は、1つ以上の励起レーザ715a~715c、集束レンズ720、フローセル725、前方散乱光検出器730、側方散乱光検出器735、収集レンズ726、および光検出システム740を含む。
励起レーザ715a~715cは、レーザビームの形で光を放出する。励起レーザ715a~715cから放出されるレーザビームの波長は、図7の例示的システムにおいて、それぞれ488nm、633nm、および325nmである。レーザビームは最初に、1つ以上のビームスプリッタ745aおよび745bを通して導かれる。ビームスプリッタ745aは、488nmの光を透過し、633nmの光を反射する。ビームスプリッタ745bは、UV光(10から400nmの範囲の波長を有する光)を透過し、488nmおよび633nmの光を反射する。
次に、レーザビームは集束レンズ720に導かれ、集束レンズ720は、フローセル725内の、サンプルの粒子が位置する流体ストリームの部分にビームを集束させる。フローセルは、典型的には一度に1つずつ、調査のために集束レーザビームへストリームにおける粒子を導く流体システムの一部である。フローセル725は、ベンチトップサイトメータのフローセルまたはストリームインエアサイトメータのノズルチップを含むことができる。
レーザビーム(複数可)からの光は、回折、屈折、反射、散乱および吸収によってサンプル内の粒子と相互作用し、粒子のサイズ、内部構造、および、粒子に付着しているかまたは粒子上もしくは粒子内に自然に存在する1つ以上の蛍光分子の存在などの粒子の特性に応じて、さまざまな波長で再発光する。蛍光発光ならびに回折光、屈折光、反射光および散乱光は、前方散乱光検出器730、側方散乱光検出器735、および光検出システム740のうちの1つ以上にルーティングされ得る。
前方散乱光検出器730は、フローセルを通る直接ビームからわずかに軸ずれして配置され、回折光、主に前方方向に粒子を通ってまたは粒子の周りを移動する励起光を検出するように構成される。前方散乱光検出器によって検出される光の強度は、粒子の全体的なサイズに依存する。前方散乱光検出器は、フォトダイオードを含むことができる。側方散乱光検出器735は、構造の粒子の複雑さが増すにつれて増加する傾向がある粒子の表面および内部構造からの屈折および反射光を検出するように構成される。側方散乱光検出器735は、光電子増倍管を含むことができる。光検出システム740は、6つの波長分離器741a、741b、741c、741d、741eおよび741fを含む。各波長分離器は、光検出モジュール742a、742b、742c、742d、742eおよび742fにそれぞれ光学的に結合される。各光検出モジュールは、(例えば上記のような)複数の光検出器を含む。前方散乱光検出器730、側方散乱光検出器735、および光検出モジュール742a~742fにおける光検出器で検出された信号は、光検出器により電子信号(電圧)に変換することができる。このデータは、サンプルに関する情報を提供できる。
図7のシステムの光学構成要素のいずれかは、本明細書に記載のクランプを介して取り付けブロックに動作可能に結合され得る。例えば、1つ以上の波長分離器741a~741fはそれぞれ、主題のクランプを介して光検出モジュール742a~742fの取り付けブロックに動作可能に結合され得る。さらに、光検出モジュール742a~742f内に存在する1つ以上の光学構成要素は同様に、(例えば上記のように)クランプを介して取り付けブロックに動作可能に結合され得る。
当業者は、本発明の実施形態によるフローサイトメータが、図7に示されるフローサイトメータに限定されないが、当技術分野で知られている任意のフローサイトメータを含むことができることを認識するであろう。例えば、フローサイトメータは、さまざまな波長およびさまざまな異なる構成で、任意の数のレーザ、ビームスプリッタ、フィルタ、および光検出器を有し得る。
動作中、サイトメータ動作はコントローラ/プロセッサ790によって制御され、光検出器からの測定データは、メモリ795に記憶され、コントローラ/プロセッサ790によって処理されることができる。明示的に示されていないが、コントローラ/プロセッサ790は、そこからの出力信号を受信するように光検出器に結合され、またフローサイトメータ710の電気的および電気機械的構成要素に結合されて、レーザ、流体フローパラメータなどを制御し得る。入出力(I/O)機能797が、システムにおいてまた提供され得る。メモリ795、コントローラ/プロセッサ790、およびI/O797は、フローサイトメータ710の不可欠な部分として完全に提供され得る。そのような実施形態では、ディスプレイもまた、サイトメータ710のユーザに実験データを提示するためのI/O機能797の一部を形成し得る。あるいは、メモリ795およびコントローラ/プロセッサ790およびI/O機能の一部またはすべては、汎用コンピュータなどの1つ以上の外部装置の一部であり得る。いくつかの実施形態では、メモリ795およびコントローラ/プロセッサ790の一部またはすべては、サイトメータ710と無線または有線通信することができる。メモリ795およびI/O797と組み合わせたコントローラ/プロセッサ790は、フローサイトメータ実験の準備および分析に関連するさまざまな機能を実行するように構成することができる。
フローサイトメータ実験に使用される異なる蛍光分子は、それぞれのその特徴的な波長帯域で発光する。実験に使用される特定の蛍光標識およびそれらの関連蛍光発光帯域は、光検出器のフィルタウィンドウと概ね一致するように選択され得る。I/O797は、蛍光標識のパネルおよび複数のマーカを有する複数の細胞集団を有するフローサイトメータ実験に関するデータを受信するように構成することができ、各細胞集団は、複数のマーカのサブセットを有する。I/O797は、1つ以上のマーカを1つ以上の細胞集団に割り当てる生物学的データ、マーカ密度データ、発光スペクトルデータ、1つ以上のマーカにラベルを割り当てるデータおよびサイトメータ構成データを受信するように構成することもできる。ラベルスペクトル特性およびフローサイトメータ構成データなどのフローサイトメータ実験データもまた、メモリ795に記憶することができる。コントローラ/プロセッサ790は、マーカへのラベルの1つ以上の割り当てを評価するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、主題のシステムは、その開示が参照により本明細書に組み込まれる2017年3月28日に出願された米国特許公開第2017/0299493号に記載されているものなどの封入粒子ソートモジュールで粒子をソートするように構成された粒子ソータシステムである。ある実施形態では、サンプルの粒子(例えば細胞)は、その開示が参照により本明細書に組み込まれる2019年12月23日に出願された米国特許公開第2020/0256781号に記載されているものなど、複数のソート決定ユニットを有するソート決定モジュールを使用してソートされる。いくつかの実施形態では、サンプルの構成要素をソートするためのシステムは、その開示が参照により本明細書に組み込まれる2017年3月28日に出願された米国特許公開第2017/0299493号に記載されているような、偏向プレートを有する粒子ソートモジュールを含む。
図8は、生物学的イベントを分析および表示するための、プロセッサ800などのシステムの一例の機能ブロック図を示す。プロセッサ800は、生物学的イベントのグラフィック表示を制御するためのさまざまなプロセスを実装するように構成することができる。
フローサイトメータまたはソートシステム802は、生物学的イベントデータを取得するように構成することができる。例えば、フローサイトメータは、フローサイトメトリックイベントデータ(例えば粒子変調光データ)を生成することができる。フローサイトメータ802は、生物学的イベントデータをプロセッサ800に提供するように構成することができる。データ通信チャネルを、フローサイトメータ802とプロセッサ800との間に含めることができる。生物学的イベントデータは、データ通信チャネルを介してプロセッサ800に提供することができる。
プロセッサ800は、フローサイトメータ802から生物学的イベントデータを受信するように構成することができる。フローサイトメータ802から受信される生物学的イベントデータは、フローサイトメトリックイベントデータを含むことができる。プロセッサ800は、生物学的イベントデータの第1のプロットを含むグラフィカルディスプレイをディスプレイ装置806に提供するように構成することができる。プロセッサ800は、関心対象領域を、例えば第1のプロット上にオーバーレイされたディスプレイ装置806によって示される生物学的イベントデータの集団の周りのゲートとしてレンダリングするようにさらに構成することができる。いくつかの実施形態では、ゲートは、単一のパラメータヒストグラムまたは二変量プロット上に描かれた1つ以上のグラフィカル関心対象領域の論理的組み合わせとすることができる。いくつかの実施形態では、ディスプレイを使用して、粒子パラメータまたは飽和光検出器データを表示することができる。
プロセッサ800は、ゲート外の生物学的イベントデータ内の他のイベントとは異なる方法で、ゲート内でディスプレイ装置806上に生物学的イベントデータを表示するようにさらに構成することができる。例えば、プロセッサ800は、ゲート内に含まれる生物学的イベントデータの色を、ゲート外の生物学的イベントデータの色と区別してレンダリングするように構成することができる。ディスプレイ装置806は、モニタ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、またはグラフィカルインターフェースを提示するように構成された他の電子装置として実装することができる。
プロセッサ800は、第1の入力装置からゲートを識別するゲート選択信号を受信するように構成することができる。例えば、第1の入力装置は、マウス810として実装することができる。マウス810は、プロセッサ800へのゲート選択信号を開始して、ディスプレイ装置806上に表示されるかまたはディスプレイ装置806を介して操作されるゲートを識別することができる(例えばカーソルがそこにあるときに所望のゲート上または内でクリックすることによって)。いくつかの実装では、第1の装置は、キーボード808、またはタッチスクリーン、スタイラス、光学光検出器、もしくは音声認識システムなどのプロセッサ800に入力信号を提供するための他の手段として実装することができる。一部の入力装置には、複数の入力機能を含めることができる。このような実装では、入力機能はそれぞれ入力装置と見なすことができる。例えば図8に示すように、マウス810は、マウスの右ボタンおよびマウスの左ボタンを含むことができ、そのそれぞれがトリガーイベントを生成することができる。
トリガーイベントは、プロセッサ800に、データが表示される方法、データのどの部分が実際にディスプレイ装置806に表示されるかを変更させ、および/または粒子ソートについての関心対象集団の選択などのさらなる処理への入力を提供させることができる。
いくつかの実施形態では、プロセッサ800は、ゲート選択がマウス810によって開始されるときを検出するように構成することができる。プロセッサ800は、ゲートプロセスを容易にするためにプロット視覚化を自動的に修正するようにさらに構成することができる。修正は、プロセッサ800によって受信された生物学的イベントデータの特定の分布に基づくことができる。いくつかの実施形態では、プロセッサ800は、(例えば上記のように)第2のゲートが生成されるように第1のゲートを拡張する。
プロセッサ800は、記憶装置804に接続することができる。記憶装置804は、プロセッサ800からの生物学的イベントデータを受信および記憶するように構成することができる。記憶装置804はまた、プロセッサ800からのフローサイトメトリックイベントデータを受信および記憶するように構成することもできる。記憶装置804は、プロセッサ800によるフローサイトメトリックイベントデータなどの生物学的イベントデータの取得を可能にするようにさらに構成することができる。
ディスプレイ装置806は、プロセッサ800から表示データを受信するように構成することができる。表示データは、生物学的イベントデータのプロットおよびプロットのセクションの輪郭を描くゲートを含むことができる。ディスプレイ装置806は、フローサイトメータ802、記憶装置804、キーボード808、および/またはマウス810からの入力と併せて、プロセッサ800から受信した入力に従って提示される情報を変更するようにさらに構成することができる。
いくつかの実装では、プロセッサ800は、ソートについての例示的イベントを受信するためのユーザインターフェースを生成することができる。例えば、ユーザインターフェースには、例示的イベントまたは例示的画像を受信するためのメカニズムを含めることができる。例示的イベントもしくは画像、または例示的ゲートは、サンプルについてのイベントデータを収集する前に、またはサンプルの一部についてのイベントの初期セットに基づいて提供できる。
図9Aは、本明細書にて提示される一実施形態による、粒子ソータシステム900(例えば図8のフローサイトメータ802)の概略図である。いくつかの実施形態では、粒子ソータシステム900は、セルソータシステムである。図9Aに示されるように、液滴形成変換器902(例えば圧電発振器)は、流体導管901に結合され、流体導管901は、ノズル903に結合されることができるか、ノズル903を含むことができるか、またはノズル903とすることができる。流体導管901内でシース流体904は、移動流体カラム908(例えばストリーム)へと粒子909を含むサンプル流体906を流体力学的に集束させる。移動流体カラム908内で、粒子909(例えば細胞)は、照射源912(例えばレーザ)によって照射された監視領域911(例えばレーザストリームが交差する場所)を横切るように一列にてラインナップされる。液滴形成変換器902の振動は、移動流体カラム908を複数の液滴910へと破壊させ、そのいくつかは粒子909を含む。
動作中、検出ステーション914(例えばイベント検出器)は、関心対象の粒子(または関心対象の細胞)が監視領域911を横切るときを識別する。検出ステーション914は、タイミング回路928にフィードし、次に、タイミング回路928は、フラッシュ電荷回路930にフィードする。時限液滴遅延(Δt)によって通知される液滴ブレークオフポイントで、フラッシュ電荷を移動流体カラム908に印加して、それにより、関心対象液滴が電荷を担う。関心対象の液滴には、ソートされる1つ以上の粒子または細胞を含めることができる。次に、帯電した液滴は、偏向プレート(図示せず)を活性化して、液滴を収集管またはマルチウェルもしくはマイクロウェルサンプルプレートなどの容器に偏向させることによってソートすることができ、そこではウェルまたはマイクロウェルを特定の関心対象の液滴と関連付けることができる。図9Aに示されるように液滴は、ドレインレセプタクル938に集めることができる。
検出システム916(例えば液滴境界検出器)は、関心対象粒子が監視領域911を通過するときに、液滴駆動信号の位相を自動的に決定するように機能する。例示的な液滴境界検出器は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第7,679,039号に記載されている。検出システム916は、機器が、液滴内の検出された各粒子の位置を正確に計算することを可能にする。検出システム916は、振幅信号920および/または位相信号918へとフィードでき、次にそれらは(増幅器922を介して)振幅制御回路926および/または周波数制御回路924にフィードされる。振幅制御回路926および/または周波数制御回路924は次に、液滴形成変換器902を制御する。振幅制御回路926および/または周波数制御回路924は、制御システムに含めることができる。
いくつかの実装では、ソート電子機器(例えば検出システム916、検出ステーション914、およびプロセッサ940)は、検出されたイベントおよびそれに基づくソート決定を格納するように構成されたメモリと結合させることができる。ソート決定は、粒子のイベントデータに含めることができる。いくつかの実装では、検出システム916および検出ステーション914は、イベント測定値が検出システム916または検出ステーション914の1つによって収集されて非収集要素に提供されるように、単一の検出ユニットとして実装されるか、または通信可能に結合されることができる。
図9Bは、本明細書にて提示される一実施形態による、粒子ソータシステムの概略図である。図9Bに示す粒子ソータシステム900は、偏向プレート952および954を含む。電荷は、バーブ内のストリーム帯電ワイヤを介して印加することができる。これは、分析のために粒子909を含む液滴910のストリームを作り出す。粒子は、1つ以上の光源(例えばレーザ)で照射されて、光散乱および蛍光情報を生成することができる。粒子の情報は、ソート電子機器または他の検出システム(図9Bには示されていない)などによって分析される。偏向プレート952および954は、帯電した液滴を引き付けまたは反発させて、液滴を目的の収集容器(例えば972、974、976または978のうちの1つ)に向けて案内するように独立して制御することができる。図9Bに示されるように、偏向プレート952および954は、粒子を第1の経路962に沿って容器974に導いて、または第2の経路968に沿って容器978に導くように制御することができる。粒子が関心対象でない(例えば、指定されたソート範囲内で散乱または照明情報を示さない)場合、偏向プレートは、粒子が流路964に沿って継続することを可能にし得る。そのような帯電していない液滴は、吸引器970などを介して廃棄物レセプタクルに通過させられ得る。
ソート電子機器は、測定値の収集を開始し、粒子の蛍光信号を受信し、粒子のソートを引き起こすために偏向プレートを調整する方法を決定するために含めることができる。図9Bに示される実施形態の例示的な実施形態は、Becton、Dickinson and Company(ニュージャージー州フランクリンレイクス)によって商業的に提供されているBD FACSAria(商標)ラインのフローサイトメータを含む。
サンプルを分析する方法
本発明の態様は、サンプルを分析する方法をさらに含む。関心対象の方法は、光源および1つ以上の光検出モジュールを有する粒子分析システムにサンプルを導入することを含む。本発明の方法で使用するための光検出モジュールは、取り付けブロック、光線を変調するための光学構成要素、および光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するクランプを含む。主題の方法のための関心対象のクランプは、フレームおよびそれに設けられた1つ以上のフレクシャタブを含む。光検出モジュールは、任意の都合の良い数の光学構成要素を含み得る。ある場合には、光検出モジュールには単一の光学構成要素が含まれる。他の場合において、光検出モジュールは、例えば複数の光学構成要素における光学構成要素の数が2から8、例えば2から6および2から4の範囲である場合など、複数の光学構成要素を含む。粒子分析システムは、任意の都合の良い数の光検出モジュールを含み得る。いくつかの例では、システムには単一の光検出モジュールが含まれる。他の実施形態では、光検出モジュールは、複数の光検出モジュールにおける光検出モジュールの数が2から8、例えば2から6の範囲である場合など、複数の光検出モジュールを含む。
いくつかの例では、本発明の方法で分析されるサンプルは生物学的サンプルである。「生物学的サンプル」という用語は、生物全体、植物、真菌、またはある場合に血液、粘液、リンパ液、滑液、脳脊髄液、唾液、気管支肺胞洗浄液、羊水、羊膜血、尿、膣液および精液中に見られ得る、動物組織、細胞もしくは構成要素部分のサブセットを指すためにその従来の意味で使用される。したがって、「生物学的サンプル」は、天然の生物またはその組織のサブセットの両方、ならびに生物またはその組織のサブセットから調製されたホモジネート、溶解物または抽出物を指し、例えばこれらに限定されないが、血漿、血清、脊髄液、リンパ液、皮膚、呼吸器、胃腸、心臓血管および泌尿生殖器の切片、涙、唾液、乳、血球、腫瘍、臓器を指す。生物学的サンプルは、健康な組織と病気の組織(例えば癌性、悪性、壊死など)との両方を含む、任意のタイプの生物組織であり得る。ある実施形態では、生物学的サンプルは、血液またはその誘導体、例えば血漿、涙、尿、精液などの液体サンプルであり、いくつかの例では、サンプルは、静脈穿刺または指先から得られた血液などの全血を含む血液サンプルである(血液は、保存剤、抗凝固剤など、アッセイの前に任意の試薬と組み合わされても、組み合わされなくともよい)。
ある実施形態では、サンプルの供給源は「哺乳動物」または「哺乳類」であり、これらの用語は、肉食動物(例えば犬および猫)、齧歯目(例えばマウス、モルモットおよびラット)、霊長類(例えばヒト、チンパンジーおよびサル)を含む哺乳綱クラス内の有機体を記述するために広く使用される。いくつかの例では、対象はヒトである。本方法は、両方の性別および発達の任意段階(すなわち新生児、乳児、若年期、青年期、成人)のヒト対象から得られたサンプルに適用され得、ある実施形態では、ヒト対象は、若年期、青年期、または成人である。本発明は、ヒト対象からのサンプルに適用され得るが、本方法は、これらに限定されないが、鳥、マウス、ラット、犬、猫、家畜および馬などの他の動物対象(すなわち「非ヒト対象」)からのサンプルに対しても実施され得ることを理解されたい。
関心対象の細胞は、関心対象の細胞への特定の蛍光標識の付着を介して識別される表現型の特徴など、さまざまなパラメータに従って特徴付けられるように標的化され得る。いくつかの実施形態では、システムは、標的細胞を含むと決定された分析液滴を偏向させるように構成される。さまざまな細胞は、主題の方法を使用して特徴付けられ得る。関心対象の標的細胞には、幹細胞、T細胞、樹状細胞、B細胞、顆粒球、白血病細胞、リンパ腫細胞、ウイルス細胞(例えばHIV細胞)、NK細胞、マクロファージ、単球、線維芽細胞、上皮細胞、内皮細胞、および赤芽球細胞が含まれるが、これらに限定されない。関心対象の標的細胞には、都合の良い親和性剤またはそのコンジュゲートによって捕捉または標識され得る都合の良い細胞表面マーカまたは抗原を有する細胞が含まれる。例えば標的細胞は、CD11b、CD123、CD14、CD15、CD16、CD19、CD193、CD2、CD25、CD27、CD3、CD335、CD36、CD4、CD43、CD45RO、CD56、CD61、CD7、CD8、CD34、CD1c、CD23、CD304、CD235a、T細胞受容体アルファ/ベータ、T細胞受容体ガンマ/デルタ、CD253、CD95、CD20、CD105、CD117、CD120b、Notch4、Lgr5(N末端)、SSEA-3、TRA-1-60抗原、ジシアロガングリオシドGD2およびCD71などの、細胞表面抗原を含み得る。いくつかの実施形態において、標的細胞は、全血、骨髄または臍帯血からのHIV含有細胞、Treg細胞、抗原特異的T細胞集団、腫瘍細胞または造血前駆細胞(CD34+)から選択される。
主題の方法を実施する際に、サンプル(例えばフローサイトメータのフローストリーム内の)を、光源からの光で照射する。いくつかの実施形態では、光源は、広帯域光源であり、例えば50nm以上、例えば100nm以上、例えば150nm以上、例えば200nm以上、例えば250nm以上、例えば300nm以上、例えば350nm以上、例えば400nm以上、および500nm以上にわたるなどの広範囲の波長を有する光を放出する。例えば1つの適切な広帯域光源は、200nmから1500nmの波長を有する光を放出する。適切な広帯域光源の別の例には、400nmから1000nmの波長を有する光を放出する光源が含まれる。方法が広帯域光源での照射を含む場合、関心対象の広帯域光源プロトコルは、これらに限定されないが、ハロゲンランプ、重水素アークランプ、キセノンアークランプ、安定化ファイバ結合広帯域光源、連続性スペクトルを備えた広帯域LED、スーパールミネセント発光ダイオード、半導体発光ダイオード、ワイドスペクトルLED白色光源、マルチLED一体型白色光源、その他の広帯域光源またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。
他の実施形態では、方法は、特定の波長または狭い範囲の波長を放出する狭帯域光源、例えば50nm以下、例えば40nm以下、例えば30nm以下、例えば25nm以下、例えば20nm以下、例えば15nm以下、例えば10nm以下、例えば5nm以下、例えば2nm以下の範囲などの狭い範囲の波長の光を放出する光源、または特定の波長の光(つまり単色光)を放出する光源で照射することを含む。方法が狭帯域光源での照射を含む場合、関心対象の狭帯域光源プロトコルは、これらに限定されないが、狭波長LED、レーザダイオード、または、1つ以上の光学バンドパスフィルタ、回折格子、モノクロメータもしくはそれらの任意の組み合わせに結合された広帯域光源を含み得る。
ある実施形態では、方法は、サンプルを1つ以上のレーザで照射することを含む。上記のように、レーザの種類および数は、サンプルと収集する所望の光とによってさまざまであり、ヘリウムネオンレーザ、アルゴンレーザ、クリプトンレーザ、キセノンレーザ、窒素レーザ、COレーザ、COレーザ、アルゴン-フッ素(ArF)エキシマレーザ、クリプトン-フッ素(KrF)エキシマレーザ、キセノン塩素(XeCl)エキシマレーザもしくはキセノン-フッ素(XeF)エキシマレーザまたはそれらの組み合わせなどのガスレーザであり得る。他の例では、方法は、スチルベン、クマリンまたはローダミンレーザなどの色素レーザでフローストリームを照射することを含む。さらに他の例では、方法は、ヘリウムカドミウム(HeCd)レーザ、ヘリウム水銀(HeHg)レーザ、ヘリウムセレン(HeSe)レーザ、ヘリウム銀(HeAg)レーザ、ストロンチウムレーザ、ネオン銅(NeCu)レーザ、銅レーザまたは金レーザ、およびそれらの組み合わせなどの金属蒸気レーザでフローストリームを照射することを含む。さらに他の例では、方法は、ルビーレーザ、Nd:YAGレーザ、NdCrYAGレーザ、Er:YAGレーザ、Nd:YLFレーザ、Nd:YVOレーザ、Nd:YCaO(BOレーザ、Nd:YCOBレーザ、チタンサファイアレーザ、ツリウムYAGレーザ、イッテルビウムYAGレーザ、イッテルビウムレーザまたはセリウムドープレーザ、およびそれらの組み合わせなどの固体レーザでフローストリームを照射することを含む。
サンプルは、上記の光源のうちの1つ以上、例えば2つ以上の光源、例えば3つ以上の光源、例えば4つ以上の光源、例えば5つ以上の光源、および10以上の光源で照射され得る。光源は、光源のタイプの任意の組み合わせを含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、方法は、フローストリーム内のサンプルに、1つ以上のガスレーザ、1つ以上の色素レーザおよび1つ以上の固体レーザを有するアレイなどのレーザのアレイで照射することを含む。
サンプルは、200nmから1500nm、例えば250nmから1250nm、例えば300nmから1000nm、例えば350nmから900nm、および400nmから800nmの範囲の波長で照射され得る。例えば、光源が広帯域光源である場合、サンプルは、200nmから900nmの波長で照射され得る。光源が複数の狭帯域光源を含む他の例では、サンプルは、200nmから900nmの範囲の特定の波長で照射され得る。例えば光源は、それぞれが200nmから900nmの間の波長範囲を有する光を独立して放出する複数の狭帯域LED(1nm~25nm)であり得る。他の実施形態では、狭帯域光源は、1つ以上のレーザ(レーザアレイなど)を含み、サンプルは、上記のガスレーザ、エキシマレーザ、色素レーザ、金属蒸気レーザおよび固体レーザを有するレーザアレイなど、200nmから700nmの範囲の特定の波長で照射される。
1つ超の光源が採用される場合、サンプルは、同時にまたは順次、またはそれらの組み合わせで光源により照射され得る。例えばサンプルは、各光源で同時に照射され得る。他の実施形態では、フローストリームは、各光源で順次、照射される。1つ超の光源を採用してサンプルを順次、照射する場合、各光源がサンプルを照射する時間は独立して、0.001マイクロ秒以上、例えば0.01マイクロ秒以上、例えば0.1マイクロ秒以上、例えば1マイクロ秒以上、例えば5マイクロ秒以上、例えば10マイクロ秒以上、例えば30マイクロ秒以上、および60マイクロ秒以上であり得る。例えば方法は、0.001マイクロ秒から100マイクロ秒、例えば0.01マイクロ秒から75マイクロ秒、例えば0.1マイクロ秒から50マイクロ秒、例えば1マイクロ秒から25マイクロ秒、および5マイクロ秒から10マイクロ秒の範囲の持続時間の間、サンプルを光源(例えばレーザ)で照射することを含み得る。サンプルが2つ以上の光源で順次、照射される実施形態では、サンプルが各光源によって照射される持続時間は、同じであっても異なっていてもよい。
各光源による照射間の期間もまた、必要に応じてさまざまであり得、0.001マイクロ秒以上、例えば0.01マイクロ秒以上、例えば0.1マイクロ秒以上、例えば1マイクロ秒以上、例えば5マイクロ秒以上、例えば10マイクロ秒以上、例えば15マイクロ秒以上、例えば30マイクロ秒以上、および60マイクロ秒以上の遅延によって独立して分離され得る。例えば、各光源による照射間の期間は、0.001マイクロ秒から60マイクロ秒、例えば0.01マイクロ秒から50マイクロ秒、例えば0.1マイクロ秒から35マイクロ秒、例えば1マイクロ秒から25マイクロ秒、および5マイクロ秒から10マイクロ秒の範囲であり得る。ある実施形態では、各光源による照射間の期間は10マイクロ秒である。サンプルが2つ超(すなわち3つ以上)の光源によって順次、照射される実施形態では、各光源による照射間の遅延は、同じであっても異なっていてもよい。
サンプルは連続的にまたは離散的な間隔で照射され得る。いくつかの例では、方法は、サンプル中のサンプルを光源で連続的に照射することを含む。他の例では、サンプルは、0.001ミリ秒ごと、0.01ミリ秒ごと、0.1ミリ秒ごと、1ミリ秒ごと、10ミリ秒ごと、100ミリ秒ごと、および1000ミリ秒ごと、またはなんらかの他の間隔での照射など、離散的な間隔で光源により照射される。
光源によっては、サンプルは、0.01mm以上、例えば0.05mm以上、例えば0.1mm以上、例えば0.5mm以上、例えば1mm以上、例えば2.5mm以上、例えば5mm以上、例えば10mm以上、例えば15mm以上、例えば25mm以上、および50mm以上など、さまざまな距離から照射され得る。また、照射の角度もさまざまであり得、10°から90°、例えば15°から85°、例えば20°から80°、例えば25°から75°、および30°から60°の範囲、例えば90°の角度である。
上記のように、実施形態では、照射されたサンプルからの光は、本明細書に記載されるような光検出システムに伝達され、1つ以上の光検出器によって測定される。主題の方法を実施する際に、サンプルからの光は、それぞれが所定のスペクトル範囲を有する光を通過させるように構成された3つ以上の波長分離器に伝達される。各波長分離器からの光のスペクトル範囲は、所定のサブスペクトル範囲を有する光を光検出器に伝達するように構成された光学構成要素を有する1つ以上の光検出モジュールに伝達される。
光は、光検出システムを使用して連続的にまたは離散的な間隔で測定され得る。いくつかの例では、方法は、光の測定を連続的に行うことを含む。他の例では、光は、0.001ミリ秒ごと、0.01ミリ秒ごと、0.1ミリ秒ごと、1ミリ秒ごと、10ミリ秒ごと、100ミリ秒ごと、および1000ミリ秒ごと、またはその他の間隔で測定されるなど、個別の間隔で測定される。
収集された光の測定は、主題の方法の間に1回以上、例えば2回以上、例えば3回以上、例えば5回以上、および10回以上、行い得る。ある実施形態では、光伝播は2回以上、測定され、ある例でデータは平均化される。
いくつかの実施形態では、方法は、主題の光検出システムで光を検出する前に光を調整することを含む。例えば、サンプル源からの光は、1つ以上のレンズ、ミラー、ピンホール、スリット、格子、光屈折器、およびそれらの任意の組み合わせを通過し得る。いくつかの例では、収集された光は、上記のように光検出システムまたは光学収集システムに導かれた光のプロファイルを低減するためになど、1つ以上の集束レンズを通過する。他の例では、サンプルから放出された光は、1つ以上のコリメータを通過して、光検出システムに伝達される光線の発散を低減する。
関心対象の方法は、研究、実験室試験、または治療において粒子を採用することをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、主題の方法は、標的の流体または組織の生物学的サンプルから調製された個々の細胞を取得することを含む。例えば主題の方法は、癌などの疾患の研究または診断標本として使用される流体または組織サンプルから細胞を取得することを含む。同様に、主題の方法は、治療に使用される流体または組織サンプルから細胞を取得することを含む。細胞治療プロトコルは、例えば細胞および組織を含む生存可能な細胞材料が調製され、治療的処置として対象に導入され得るプロトコルである。フローサイトメトリックにソートされたサンプルの投与によって治療され得る状態には、血液障害、免疫系障害、臓器損傷などが含まれるが、これらに限定されない。
典型的な細胞治療プロトコルは、以下のステップを含み得る:サンプル収集、細胞単離、遺伝子改変、培養、およびインビトロでの増殖、細胞採取、サンプル量の低減および洗浄、生物保存、貯蔵、および対象への細胞の導入。プロトコルは、細胞および/または組織のサンプルを生成するために、対象のソース組織からの生存可能な細胞および組織の収集から開始し得る。サンプルは、例えば、対象への細胞動員剤の投与、対象からの採血、対象からの骨髄の除去などを含む任意の適切な手順を介して収集され得る。サンプルを収集した後、細胞濃縮は、例えば遠心分離ベースの方法、フィルタベースの方法、水簸、磁気分離法、蛍光活性化セルソーティング(FACS)などを含むいくつかの方法を介して起こり得る。いくつかの場合には、濃縮された細胞は、任意の都合の良い方法、例えばヌクレアーゼ媒介遺伝子編集によって遺伝子組み換えされ得る。遺伝子組み換え細胞は、インビトロで培養、活性化、増殖させることができる。いくつかの場合には、細胞は保存され、例えば凍結保存され、将来の使用のために保存され、そこでは細胞は解凍され、次いで患者に投与され、例えば細胞が患者に注入され得る。
光検出モジュールを組み立てる方法
本開示の態様は、光学構成要素を有する光検出モジュールを組み立てる方法をさらに含む。関心対象の方法は、光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプを取り付けブロックに取り付けることを含む。主題の方法の関心対象のクランプには、フレームと、フレームに設けられた1つ以上のフレクシャタブとが含まれる(例えば上記で説明したように)。方法は、光検出モジュール内に任意の都合の良い数の光学構成要素を配置することを含み得る。いくつかの例では、方法は、光検出モジュール内に単一の光学構成要素を配置することを含む。他の例では、方法は、光検出モジュール内に複数の光学構成要素を配置することを含み、例えば、複数の光学構成要素における光学構成要素の数が、2から6、および2から4などの2から8の範囲である。本方法のある実施形態は、複数の(例えば2から4の範囲の)クリップを取り付けブロックに取り付けることを含む。
関心対象の方法は、取り付け機構を介してクランプを1つ以上の取り付けブロックに固定することをさらに含む。いくつかの場合には、取り付け機構は、ねじを受け入れるように構成された開口部を含む。クランプは、任意の都合の良い数の開口部を含み得る。いくつかの実施形態では、クランプは単一の開口部を含む。他の実施形態では、クランプは、開口部の数が2から10、および2から8の開口部などの2から12の開口部の範囲である場合など、複数の開口部を含む。いくつかの実施形態では、クランプは8つの開口部を含む。本発明の実施形態による方法はさらに、1つ以上のねじを介して取り付けブロックを固定することを含む。
他の場合には、取り付け機構には1つ以上のクリップが含まれる。関心対象のクリップは、取り付けブロックの相補的なサイズの溝と嵌合関係にて係合するように構成されたクランプからの突起を含み得る。クランプがクリップを含む場合、クリップは、クランプが検出モジュール上に配置されるときに溝に係合し、かつ係合されると、クランプが検出モジュールから持ち上げられるのを防ぐように構成され得る。主題のクランプは、任意の都合の良い数のクリップを含み得る。いくつかの例では、クランプは、検出モジュールの単一の溝と嵌合するように構成された単一のクリップを含む。追加の実施形態では、クランプは、クリップの数が2から4の範囲である場合など、複数のクリップを含む。
コンピュータ制御システム
本開示の態様は、コンピュータ制御システムをさらに含み、システムは、完全自動化または部分自動化のための1つ以上のコンピュータを含む。いくつかの実施形態では、システムは、コンピュータプログラムがそこに格納された非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を有するコンピュータを含み、コンピュータにロードされたときのコンピュータプログラムは、1つ以上の光検出器(例えば光検出モジュール中の光検出器)からのデータを分析するための命令を含む。
実施形態では、システムは、入力モジュール、処理モジュール、および出力モジュールを含む。主題のシステムは、ハードウェアおよびソフトウェア構成要素の両方を含み得、ここで、ハードウェア構成要素は、1つ以上のプラットフォームの形態、例えば、サーバの形態をとり得、それにより、機能要素、すなわちシステムの特定のタスク(情報の入力および出力の管理、情報の処理など)の実行を行うシステムのそれらの要素は、システムを表す1つ以上のコンピュータプラットフォーム上およびその全体でソフトウェアアプリケーションを実行することによって実行され得る。
システムは、ディスプレイおよびオペレータ入力装置を含み得る。オペレータ入力装置は、例えばキーボード、マウスなどであり得る。処理モジュールは、主題の方法のステップを実行するためにその上に記憶された命令を有するメモリにアクセスできるプロセッサを含む。処理モジュールは、オペレーティングシステム、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)コントローラ、システムメモリ、メモリ記憶装置、および入出力コントローラ、キャッシュメモリ、データバックアップユニット、および多くの他の装置を含み得る。プロセッサは、市販のプロセッサであり得、または、それは利用可能であるか、または利用可能になるであろう他のプロセッサの1つであり得る。プロセッサはオペレーティングシステムを実行し、オペレーティングシステムはよく知られた方法でファームウェアおよびハードウェアとインターフェースし、プロセッサがJava、Perl、C++、Python、当技術分野で知られている他の高レベルまたは低レベルの言語、およびそれらの組み合わせなどのさまざまなプログラミング言語で記述され得るさまざまなコンピュータプログラムの機能を調整および実行するのを容易にする。オペレーティングシステムは、典型的にはプロセッサと連携して、コンピュータの他の構成要素の機能を調整および実行する。オペレーティングシステムはまた、スケジューリング、入出力制御、ファイルおよびデータ管理、メモリ管理、ならびに通信制御および関連サービスを、すべて既知の手法に従って提供する。いくつかの実施形態では、プロセッサは、例えば負のフィードバック制御などのフィードバック制御を提供するアナログ電子機器を含む。
システムメモリは、さまざまな既知または将来のメモリ記憶装置のいずれかであり得る。例としては、一般的に利用可能なランダムアクセスメモリ(RAM)、常駐ハードディスクまたはテープなどの磁気媒体、読み取りおよび書き込みコンパクトディスクなどの光学媒体、フラッシュメモリ装置、または他のメモリ記憶装置がある。メモリ記憶装置は、コンパクトディスクドライブ、テープドライブ、またはディスケットドライブを含む、さまざまな既知または将来の装置のいずれかであり得る。そのようなタイプのメモリ記憶装置は典型的には、コンパクトディスクなどのプログラム記憶媒体(図示せず)から読み取り、および/またはそこに書き込む。これらのプログラム記憶媒体のいずれか、または現在使用されている、もしくは後で開発され得る他の媒体は、コンピュータプログラム製品と見なされ得る。理解されるように、これらのプログラム記憶媒体は典型的には、コンピュータソフトウェアプログラムおよび/またはデータを記憶する。コンピュータ制御ロジックとも呼ばれるコンピュータソフトウェアプログラムは典型的には、システムメモリおよび/またはメモリ記憶装置と組み合わせて使用されるプログラム記憶装置に記憶される。
いくつかの実施形態では、制御ロジック(プログラムコードを含むコンピュータソフトウェアプログラム)がそこに格納されたコンピュータ使用可能媒体を含むコンピュータプログラム製品が説明されている。制御ロジックは、プロセッサ、コンピュータによって実行されると、プロセッサに本明細書に記載の機能を実行させる。他の実施形態では、いくつかの機能は、例えばハードウェアステートマシンを使用するハードウェアで主に実装される。本明細書に記載の機能を実行するためのハードウェアステートマシンの実装は、関連技術分野の当業者には明らかであろう。
メモリは、磁気、光学、またはソリッドステート記憶装置(磁気または光学ディスクまたはテープまたはRAM、または固定もしくはポータブルのいずれかの任意の他の適切な装置を含む)など、プロセッサがデータを格納および取得できる任意の適切な装置であり得る。プロセッサは、必要なプログラムコードを運ぶコンピュータ可読媒体から適切にプログラムされた汎用デジタルマイクロプロセッサを含み得る。プログラミングは、通信チャネルを介してプロセッサにリモートで提供されるか、または、メモリに関連してそれらの装置のいずれかを使用して、メモリまたはなんらかの他のポータブルもしくは固定のコンピュータ可読記憶媒体などのコンピュータプログラム製品に事前に保存されることができる。例えば、磁気または光ディスクがプログラミングを担い得、ディスクライタ/リーダで読み取ることができる。本発明のシステムはまた、例えばコンピュータプログラム製品の形態でのプログラミング、上記の方法を実施する際に使用するためのアルゴリズムを含む。本発明によるプログラミングは、コンピュータ可読媒体、例えばコンピュータによって直接読み取ってアクセスすることができる任意の媒体に記録することができる。このような媒体には、以下が含まれるが、これらに限定されない:フロッピーディスク、ハードディスク記憶媒体、および磁気テープなどの磁気記憶媒体;CD-ROMなどの光記憶媒体;RAMおよびROMなどの電気記憶媒体;ポータブルフラッシュドライブ;および磁気/光学記憶媒体などのこれらのカテゴリのハイブリッド。
プロセッサはまた、遠隔地にいるユーザと通信するために通信チャネルにアクセスし得る。遠隔地とは、ユーザがシステムに直接接触しておらず、広域ネットワーク(「WAN」)、電話ネットワーク、衛星ネットワーク、または携帯電話(すなわちスマートフォン)を含む任意の他の適切な通信チャネルに接続されたコンピュータなどの外部装置から入力マネージャに入力情報を中継することを意味する。
いくつかの実施形態では、本開示によるシステムは、通信インターフェースを含むように構成され得る。いくつかの実施形態では、通信インターフェースは、ネットワークおよび/または別の装置と通信するための受信機および/または送信機を含む。通信インターフェースは、無線周波数(RF)通信(例えば無線周波数識別(RFID)、Zigbee通信プロトコル、Wi-Fi、赤外線、無線ユニバーサルシリアルバス(USB)、ウルトラワイドバンド(UWB)、Bluetooth(登録商標)通信プロトコル、およびコード分割マルチアクセス(CDMA)またはグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)などのセルラー通信)を含むがこれらに限定されない有線または無線通信用に構成できる。
一実施形態では、通信インターフェースは、1つ以上の通信ポート、例えばUSBポート、USB-Cポート、RS-232ポート、または主題のシステムと同様の補完的データ通信用に構成されたコンピュータ端末(例えば診療所または病院環境での)などの他の外部装置との間のデータ通信を可能にする任意の他の適切な電気接続ポートなどの物理ポートまたはインターフェースを含むように構成される。
一実施形態では、通信インターフェースは、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)通信、または任意の他の適切な無線通信プロトコル用に構成され、主題のシステムがコンピュータ端末および/またはネットワーク、通信対応携帯電話、携帯情報端末、またはユーザが組み合わせて使用し得る任意の他の通信装置などの他の装置と通信できるようにする。
一実施形態では、通信インターフェースは、携帯電話ネットワークを介したインターネットプロトコル(IP)、ショートメッセージサービス(SMS)、インターネットに接続されているローカルエリアネットワーク(LAN)上のパーソナルコンピュータ(PC)への無線接続、または、Wi-FiホットスポットでのインターネットへのWi-Fi接続を利用するデータ転送のための接続を提供するように構成される。
一実施形態では、主題のシステムは、例えば802.11またはBluetooth(登録商標)RFプロトコル、またはIrDA赤外線プロトコルなどの共通規格を使用して、通信インターフェースを介してサーバ装置と無線通信するように構成される。サーバ装置は、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、もしくはノートブックコンピュータなどの別のポータブル装置、または、デスクトップコンピュータ、アプライアンス等のより大きな装置であり得る。いくつかの実施形態では、サーバ装置は、液晶ディスプレイ(LCD)などのディスプレイ、ならびにボタン、キーボード、マウスまたはタッチスクリーンなどの入力装置を有する。
いくつかの実施形態では、通信インターフェースは、主題のシステム、例えば、オプションのデータ記憶ユニットに格納されたデータを、上記の通信プロトコルおよび/またはメカニズムの1つ以上を使用してネットワークまたはサーバ装置と自動的または半自動的に通信するように構成される。
出力コントローラは、ローカルであろうとリモートであろうと、ヒトであろうと機械であろうと、ユーザに情報を提示するためのさまざまな既知のディスプレイ装置のいずれかのためのコントローラを含み得る。ディスプレイ装置の1つが視覚情報を提供する場合、この情報は典型的には、画像要素のアレイとして論理的および/または物理的に編成され得る。グラフィカルユーザインターフェース(GUI)コントローラは、システムとユーザとの間にグラフィカル入力および出力インターフェースを提供し、ユーザ入力を処理するための、さまざまな既知または将来のソフトウェアプログラムのいずれかを含み得る。コンピュータの機能要素は、システムバスを介して互いに通信し得る。これらの通信のいくつかは、ネットワークまたは他のタイプのリモート通信を使用する代替の実施形態で達成され得る。出力マネージャはまた、既知の技術に従って、例えばインターネット、電話または衛星ネットワークを介して、遠隔地にいるユーザに処理モジュールによって生成された情報を提供し得る。出力マネージャによるデータの提示は、さまざまな既知の技術に従って実装され得る。いくつかの例として、データには、SQL、HTMLまたはXMLドキュメント、電子メールもしくは他のファイル、または他の形式のデータが含まれ得る。ユーザがリモートソースから追加のSQL、HTML、XML、または他のドキュメントもしくはデータを取得し得るように、データにはインターネットURLアドレスが含まれ得る。主題のシステムに存在する1つ以上のプラットフォームは、任意のタイプの既知のコンピュータプラットフォームまたは将来開発されるタイプであり得るが、それらは典型的には、一般にサーバと呼ばれるコンピュータのクラスのものであろう。しかし、それらはまたメインフレームコンピュータ、ワークステーション、または他の種類のコンピュータであり得る。それらは、ネットワーク化されているかどうかにかかわらず、既知または将来のタイプのケーブルつきまたはワイヤレスシステムを含む他の通信システムを介して接続され得る。それらは同じ場所に配置され得、または、それらは物理的に分離され得る。おそらくは選択されたコンピュータプラットフォームのタイプおよび/またはメーカ(make)に応じて、さまざまなオペレーティングシステムを任意のコンピュータプラットフォームで採用し得る。適切なオペレーティングシステムには、Windows(登録商標)NT(登録商標)、Windows(登録商標)XP、Windows(登録商標)7、Windows(登録商標)8、Windows(登録商標)10、iOS(登録商標)、macOS(登録商標)、Linux(登録商標)、Ubuntu(登録商標)、Fedora(登録商標)、OS/400(登録商標)、i5/OS(登録商標)、IBM i(登録商標)、Android(商標)、SGI IRIX(登録商標)、Oracle Solaris(登録商標)などが含まれる。
図10は、ある実施形態による例示的なコンピューティング装置1000の全般的なアーキテクチャを示す。図10に示されるコンピューティング装置1000の全般的なアーキテクチャは、コンピュータハードウェアおよびソフトウェア構成要素の配置を含む。しかし、有効な開示を提供するために、これらの全般的に従来の要素のすべてが示される必要はない。図示のように、コンピューティング装置1000は、処理ユニット1010、ネットワークインターフェース1020、コンピュータ可読媒体ドライブ1030、入力/出力装置インターフェース1040、ディスプレイ1050、および入力装置1060を含み、これらはすべて通信バス経由で互いに通信し得る。ネットワークインターフェース1020は、1つ以上のネットワークまたはコンピューティングシステムへの接続を提供し得る。処理ユニット1010はしたがって、ネットワークを介して他のコンピューティングシステムまたはサービスから情報および命令を受信し得る。処理ユニット1010はまた、メモリ1070と通信し、入力/出力装置インターフェース1040を介してオプションのディスプレイ1050の出力情報をさらに提供し得る。例えば、分析システムの非一時的メモリに実行可能命令として保存された分析ソフトウェア(例えばデータ分析ソフトウェアまたはFlowJo(登録商標)などのプログラム)は、フローサイトメトリイベントデータをユーザに表示できる。入力/出力装置インターフェース1040はまた、キーボード、マウス、デジタルペン、マイク、タッチスクリーン、ジェスチャ認識システム、音声認識システム、ゲームパッド、加速度計、ジャイロスコープ、または他の入力装置などのオプションの入力装置1060からの入力を受け入れ得る。
メモリ1070は、1つ以上の実施形態を実装するために処理ユニット1010が実行するコンピュータプログラム命令(いくつかの実施形態ではモジュールまたはコンポーネントとしてグループ化される)を含み得る。メモリ1070は一般に、RAM、ROM、および/または他の永続的、補助的、または非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。メモリ1070は、コンピューティング装置1000の全般的な管理および動作において処理ユニット1010によって使用されるコンピュータプログラム命令を提供するオペレーティングシステム1072を格納し得る。データは、データ記憶装置1090に格納され得る。メモリ1070は、本開示の態様を実装するためのコンピュータプログラム命令および他の情報をさらに含み得る。
効用
主題の光検出システムは、特に低レベルの光が収集される場合に光学特性によるサンプルの特徴付けが望まれる場合に、使用を見出す。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるシステムおよび方法は、蛍光タグで標識された生物学的サンプルのフローサイトメトリ特徴付けにおいて使用を見出す。他の実施形態では、システムおよび方法は、透過光または散乱光の分光法での使用を見出す。さらに、主題のシステムおよび方法は、(例えばフローストリームにおいて)サンプルから収集された光から得られる信号を増加させるのに使用を見出す。ある例では、本開示は、フローサイトメータ内のフローストリームで照射されるサンプルから収集された光の測定値を強化するのに使用を見出す。例えば本発明は、動作中の光学構成要素の望ましくない動きによって引き起こされるノイズを低減するために採用され得る。本開示の実施形態は、研究およびハイスループット実験室試験などにおいて、フローサイトメトリにおける発光測定の有効性を高めることが望まれる場合に使用を見出す。本開示はまた、改善された細胞ソート精度、増強された粒子収集、低減されたエネルギー消費、粒子帯電効率、より正確な粒子帯電、および細胞ソート中の増強された粒子偏向を有するフローサイトメータを提供することが望ましい場合に使用を見出す。本開示はさらに、粒子分析器を組み立て得る容易さを増すのに使用を見出し得る。
本発明の実施形態は、生物学的サンプルから調製された細胞が、研究、実験室試験、または治療での使用のために望まれ得る用途での使用を見出す。いくつかの実施形態では、主題の方法および装置は、標的の流体または組織の生物学的サンプルから調製された個々の細胞の取得を容易にし得る。例えば、主題の方法およびシステムは、癌などの疾患の研究または診断標本として使用される流体または組織サンプルからの細胞の取得を容易にする。同様に、主題の方法およびシステムは、治療に使用される流体または組織サンプルからの細胞の取得を容易にし得る。本開示の方法および装置は、従来のフローサイトメトリシステムと比較して、効率が向上し、低コストで、生物学的サンプル(例えば器官、組織、組織断片、流体)から細胞を分離および収集することを可能にする。
キット
本発明の態様は、キットをさらに含み、キットは、1つ以上の光学構成要素(例えばダイクロイックミラー、バンドパスフィルタ、ビームスプリッタなど)と、光学構成要素(複数可)を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプとを含む。主題のキットの関心対象のクランプには、フレームと、フレームに設けられた1つ以上のフレクシャタブとが含まれる。主題のキットの実施形態は、複数のクランプを含む。いくつかの実施形態では、キットは、1つ以上の取り付けブロックを含む。キットには、光ファイバなどの光収集構成要素(例えば光ファイバリレーバンドル)または自由空間リレーシステム用の構成要素も含まれ得る。いくつかの例では、キットには、アバランシェフォトダイオードなどの1つ以上の光検出器がさらに含まれる。
上記の構成要素に加えて、主題のキットは、(いくつかの実施形態では)、例えば1つ以上のクランプを介して光検出モジュールを組み立てるための説明書をさらに含み得る。これらの説明書は、さまざまな形で主題のキットに存在し得、そのうちの1つ以上がキットに存在し得る。これらの説明書が存在し得る1つの形態は、適切な媒体または基板上に印刷された情報として、例えば、情報が印刷された一枚または複数枚の紙、キットの包装、添付文書などである。これらの説明書のさらに別の形式は、情報が記録されているコンピュータ可読媒体、例えばディスケット、コンパクトディスク(CD)、ポータブルフラッシュドライブなどである。存在し得るこれらの説明書のさらに別の形式は、移動先サイトの情報にアクセスするためにインターネットを介して使用され得るウェブサイトアドレスである。
添付の特許請求の範囲にかかわらず、本開示は以下の付記によっても定義される。
1.光源と、
取り付けブロック、光線を変調するための光学構成要素、および光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するクランプを含む光検出モジュールと
を含み、
クランプは
フレーム、および
フレームに設けられたフレクシャタブ
を含む、システム。
2.フレクシャタブが光学構成要素に接触するための屈曲部を含む、付記1に記載のシステム。
3.クランプが複数のフレクシャタブを含む、付記1または2に記載のシステム。
4.複数のフレクシャタブにおけるフレクシャタブの数が2から12の範囲である、付記3に記載のシステム。
5.フレクシャタブの第1のサブセットがフレームの上部に設けられ、フレクシャタブの第2のサブセットがフレームの下部に設けられている、付記3または4に記載のシステム。
6.隣接するフレクシャタブが2mmから25mmの範囲の距離で分離されている、付記3から5のいずれかに記載のシステム。
7.フレームが長方形である、前述の付記のいずれかに記載のシステム。
8.複数のフレクシャタブのうち、フレームの角に隣接して配置されたフレクシャタブが、隣のフレクシャタブと比較して光学構成要素のより小さな表面積に接触するように構成されている、付記7に記載のシステム。
9.フレームが、光学構成要素を出る光の遮蔽を防止するための切り欠きを含む、前述の付記のいずれかに記載のシステム。
10.クランプを取り付けブロックに固定するように構成された取り付け機構をさらに含む、前述の付記のいずれかに記載のシステム。
11.取り付け機構が、ねじを受け入れるように構成されたフレームにおける開口部を含む、付記10に記載のシステム。
12.取り付け機構が複数の開口部を含む、付記11に記載のシステム。
13.光学構成要素がミラーを含む、前述の付記のいずれかに記載のシステム。
14.ミラーが細長いミラーである、付記13に記載のシステム。
15.ミラーがダイクロイックミラーである、付記13に記載のシステム。
16.光学構成要素が、所定のスペクトル範囲を有する光を通過させるように構成されている、前述の付記のいずれかに記載のシステム。
17.クランプが、複数の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合する、前述の付記のいずれかに記載のシステム。
18.光学構成要素の数が2から6の範囲である、付記17に記載のシステム。
19.クランプが4つの光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合する、付記18に記載のシステム。
20.光検出モジュールは、
複数の取り付けブロックと、
複数の取り付けブロックのうち各取り付けブロックに光学構成要素を動作可能に結合するクランプと
を含む、前述の付記のいずれかに記載のシステム。
21.複数の取り付けブロックにおける取り付けブロックの数が2から4の範囲である、付記20に記載のシステム。
22.システムが複数の光検出モジュールを含む、前述の付記のいずれかに記載のシステム。
23.複数の光検出モジュールにおける光検出モジュールの数が2から6の範囲である、付記22に記載のシステム。
24.光学構成要素が、光検出モジュール間で光を伝達するように構成されている、付記22または23に記載のシステム。
25.システムが粒子分析器である、前述の付記のいずれかに記載のシステム。
26.システムがフローサイトメータである、付記25に記載のシステム。
27.取り付けブロック、
光線を変調するための光学構成要素、および
光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するクランプ
を含み、
クランプは
フレーム、および
フレームに設けられたフレクシャタブ
を含む、光検出モジュール。
28.フレクシャタブが、光学構成要素に接触するための屈曲部を含む、付記27に記載の光検出モジュール。
29.クランプが複数のフレクシャタブを含む、付記27または28に記載の光検出モジュール。
30.複数のフレクシャタブにおけるフレクシャタブの数が2から12の範囲である、付記29に記載の光検出モジュール。
31.フレクシャタブの第1のサブセットがフレームの上部に設けられ、フレクシャタブの第2のサブセットがフレームの下部に設けられている、付記29または30に記載の光検出モジュール。
32.隣接するフレクシャタブが2mmから25mmの範囲の距離で分離されている、付記29から31のいずれかに記載の光検出モジュール。
33.フレームが長方形である、付記27から32のいずれかに記載の光検出モジュール。
34.複数のフレクシャタブのうち、フレームの角に隣接して配置されたフレクシャタブが、隣のフレクシャタブと比較して光学構成要素のより小さな表面積に接触するように構成されている、付記33に記載の光検出モジュール。
35.フレームが、光学構成要素を出る光の遮蔽を防止するための切り欠きを含む、付記27から34のいずれかに記載の光検出モジュール。
36.クランプを取り付けブロックに固定するように構成された取り付け機構をさらに含む、付記27から35のいずれかに記載の光検出モジュール。
37.取り付け機構が、ねじを受け入れるように構成されたフレームにおける開口部を含む、付記36に記載の光検出モジュール。
38.取り付け機構が複数の開口部を含む、付記37に記載の光検出モジュール。
39.光学構成要素がミラーを含む、付記27から38のいずれかに記載の光検出モジュール。
40.ミラーが細長いミラーである、付記39に記載の光検出モジュール。
41.ミラーがダイクロイックミラーである、付記39に記載の光検出モジュール。
42.光学構成要素が、所定のスペクトル範囲を有する光を通過させるように構成されている、付記27から41のいずれかに記載の光検出モジュール。
43.クランプが、複数の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合する、付記27から42のいずれかに記載の光検出モジュール。
44.光学構成要素の数が2から6の範囲である、付記43に記載の光検出モジュール。
45.クランプが4つの光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合する、付記44に記載の光検出モジュール。
46.光検出モジュールは、
複数の取り付けブロック、および
複数の取り付けブロックのうち各取り付けブロックに光学構成要素を動作可能に結合するクランプ
を含む、付記27から45のいずれかに記載の光検出モジュール。
47.複数の取り付けブロックにおける取り付けブロックの数が2から4の範囲である、付記46に記載の光検出モジュール。
48.光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプであって、
フレーム、および
フレームに設けられたフレクシャタブ
を含む、クランプ。
49.フレクシャタブが、光学構成要素に接触するための屈曲部を含む、付記48に記載のクランプ。
50.クランプが複数のフレクシャタブを含む、付記48または49に記載のクランプ。
51.複数のフレクシャタブにおけるフレクシャタブの数が2から12の範囲である、付記50に記載のクランプ。
52.クランプが10個のフレクシャタブを含む、付記51に記載のクランプ。
53.フレクシャタブの第1のサブセットがフレームの上部に設けられ、フレクシャタブの第2のサブセットがフレームの下部に設けられている、付記50から52のいずれかに記載のクランプ。
54.隣接するフレクシャタブが2mmから25mmの範囲の距離で分離されている、付記50から53のいずれかに記載のクランプ。
55.フレームが長方形である、付記48から54のいずれかに記載のクランプ。
56.フレームが正方形である、付記55に記載のクランプ。
57.フレームの高さが10mmから50mmの範囲である、付記55または56に記載のクランプ。
58.フレームの幅が20mmから100mmの範囲である、付記55から57のいずれかに記載のクランプ。
59.複数のフレクシャタブのうち、フレームの角に隣接して配置されたフレクシャタブが、隣のフレクシャタブと比較して光学構成要素のより小さな表面積に接触するように構成されている、付記55から58のいずれかに記載のクランプ。
60.クランプが金属で構成されている、付記48から59のいずれかに記載のクランプ。
61.金属がステンレス鋼を含む、付記60に記載のクランプ。
62.金属が301半硬質ステンレス鋼を含む、付記61に記載のクランプ。
63.フレームが、光学構成要素を出る光の遮蔽を防止するための切り欠きを含む、付記48から62のいずれかに記載のクランプ。
64.クランプを取り付けブロックに固定するように構成された取り付け機構をさらに含む、付記48から63のいずれかに記載のクランプ。
65.取り付け機構が、ねじを受け入れるように構成されたフレームにおける開口部を含む、付記64に記載のクランプ。
66.取り付け機構が複数の開口部を含む、付記65に記載のクランプ。
67.複数の開口部における開口部の数が2から8の範囲である、付記66に記載のクランプ。
68.フレームが8つの開口部を含む、付記67に記載のクランプ。
69.サンプルを分析する方法であって、
(a)光源および光検出モジュールを含むシステムにサンプルを導入することと、
(b)サンプルをフローサイトメトリックで分析することと
を含み、
光検出モジュールは、
取り付けブロック、
光線を変調するための光学構成要素、および
光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するクランプ
を含み、
クランプは、
フレーム、および
フレームに設けられたフレクシャタブ
を含む、方法。
70.フレクシャタブが、光学構成要素に接触するための屈曲部を含む、付記69に記載の方法。
71.クランプが複数のフレクシャタブを含む、付記69または70に記載の方法。
72.複数のフレクシャタブにおけるフレクシャタブの数が2から12の範囲である、付記71に記載の方法。
73.フレクシャタブの第1のサブセットがフレームの上部に設けられ、フレクシャタブの第2のサブセットがフレームの下部に設けられている、付記71または72に記載の方法。
74.隣接するフレクシャタブが2mmから25mmの範囲の距離で分離されている、付記71から73のいずれかに記載の方法。
75.フレームが長方形である、付記69から74のいずれかに記載の方法。
76.複数のフレクシャタブのうち、フレームの角に隣接して配置されたフレクシャタブが、隣のフレクシャタブと比較して光学構成要素のより小さな表面積に接触するように構成されている、付記75に記載の方法。
77.フレームが、光学構成要素を出る光の遮蔽を防止するための切り欠きを含む、付記69から76のいずれかに記載の方法。
78.クランプが、クランプを取り付けブロックに固定するように構成された取り付け機構をさらに含む、付記69から77のいずれかに記載の方法。
79.取り付け機構が、ねじを受け入れるように構成されたフレームにおける開口部を含む、付記78に記載の方法。
80.取り付け機構が複数の開口部を含む、付記79に記載の方法。
81.光学構成要素がミラーを含む、付記69から80のいずれかに記載の方法。
82.ミラーが細長いミラーである、付記81に記載の方法。
83.ミラーがダイクロイックミラーである、付記81に記載の方法。
84.光学構成要素が、所定のスペクトル範囲を有する光を通過させるように構成されている、付記69から83のいずれかに記載の方法。
85.クランプが、複数の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合する、付記69から84のいずれかに記載の方法。
86.光学構成要素の数が2から6の範囲である、付記85に記載の方法。
87.クランプが、4つの光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合する、付記86に記載の方法。
88.光検出モジュールは、
複数の取り付けブロック、および
複数の取り付けブロックのうち各取り付けブロックに光学構成要素を動作可能に結合するクランプ
を含む、付記69から87のいずれかに記載の方法。
89.複数の取り付けブロックにおける取り付けブロックの数が2から4の範囲である、付記88に記載の方法。
90.システムが複数の光検出モジュールを含む、付記69から89のいずれかに記載の方法。
91.複数の光検出モジュールにおける光検出モジュールの数が2から6の範囲である、付記90に記載の方法。
92.光学構成要素が、光検出モジュール間で光を伝達するように構成されている、付記90または91に記載の方法。
93.光学構成要素を有する光検出モジュールを組み立てる方法であって、
光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプを取り付けブロックに取り付けることを含み、
クランプは、
フレーム、および
フレームに設けられたフレクシャタブ
を含む、方法。
94.フレクシャタブが、光学構成要素に接触するための屈曲部を含む、付記93に記載の方法。
95.クランプが複数のフレクシャタブを含む、付記93または94に記載の方法。
96.複数のフレクシャタブにおけるフレクシャタブの数が2から12の範囲である、付記95に記載の方法。
97.フレクシャタブの第1のサブセットがフレームの上部に設けられ、フレクシャタブの第2のサブセットがフレームの下部に設けられている、付記95または96に記載の方法。
98.隣接するフレクシャタブが2mmから25mmの範囲の距離で分離されている、付記95から97のいずれかに記載の方法。
99.フレームが長方形である、付記93から98に記載の方法。
100.複数のフレクシャタブのうち、フレームの角に隣接して配置されたフレクシャタブが、隣のフレクシャタブと比較して光学構成要素のより小さな表面積に接触するように構成されている、付記99に記載の方法。
101.フレームが、光学構成要素を出る光の遮蔽を防止するための切り欠きを含む、付記93から100のいずれかに記載の方法。
102.取り付け機構を介してクランプを取り付けブロックに固定することをさらに含む、付記93から101のいずれかに記載の方法。
103.取り付け機構が、ねじを受け入れるように構成されたフレームにおける開口部を含む、付記102に記載の方法。
104.取り付け機構が複数の開口部を含む、付記103に記載の方法。
105.光学構成要素がダイクロイックミラーを含む、付記93から104のいずれかに記載の方法。
106.光学構成要素が、所定のスペクトル範囲を有する光を通過させるように構成されている、付記93から105のいずれかに記載の方法。
107.クランプが、複数の光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合する、付記93から106のいずれかに記載の方法。
108.光学構成要素の数が2から6の範囲である、付記107に記載の方法。
109.クランプが4つの光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合する、付記108に記載の方法。
110.光学構成要素と、
光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプと
を含み、
クランプは、
フレーム、および
フレームに設けられたフレクシャタブ
を含む、キット。
111.フレクシャタブが、光学構成要素に接触するための屈曲部を含む、付記110に記載のキット。
112.クランプが複数のフレクシャタブを含む、付記110または111に記載のキット。
113.複数のフレクシャタブにおけるフレクシャタブの数が2から12の範囲である、付記112に記載のキット。
114.フレクシャタブの第1のサブセットがフレームの上部に設けられ、フレクシャタブの第2のサブセットがフレームの下部に設けられている、付記112または113に記載のキット。
115.隣接するフレクシャタブが2mmから25mmの範囲の距離で分離されている、付記112から114のいずれかに記載のキット。
116.フレームが長方形である、付記110から115のいずれかに記載のキット。
117.複数のフレクシャタブのうち、フレームの角に隣接して配置されたフレクシャタブが、隣のフレクシャタブと比較して光学構成要素のより小さな表面積に接触するように構成されている、付記116に記載のキット。
118.フレームが、光学構成要素を出る光の遮蔽を防止するための切り欠きを含む、付記110から117のいずれかに記載のキット。
119.クランプは、クランプを取り付けブロックに固定するように構成された取り付け機構をさらに含む、付記110から118のいずれかに記載のキット。
120.取り付け機構が、ねじを受け入れるように構成されたフレームにおける開口部を含む、付記119に記載のキット。
121.取り付け機構が複数の開口部を含む、付記120に記載のキット。
122.光学構成要素がダイクロイックミラーを含む、付記110から121のいずれかに記載のキット。
123.複数の光学構成要素をさらに含む、付記110から122のいずれかに記載のキット。
124.光学構成要素の数が2から6の範囲である、付記123に記載のキット。
125.キットが4つの光学構成要素を含む、付記124に記載のキット。
126.取り付けブロックをさらに含む、付記110に記載のキット。
前述の発明は、理解を明確にするために例示および例としていくらか詳細に説明されてきたが、この発明の教示に照らして当業者には、添付の特許請求の範囲の精神または範囲から逸脱することなく、なんらかの変更および修正をそれに行い得ることが容易に明らかである。
したがって、上記は単に本発明の原理を説明するものである。当業者は、本明細書に明示的に記載または示されていないが、本発明の原理を具体化し、その精神および範囲内に含まれるさまざまな構成を考案することができることが理解されよう。さらに、本明細書に記載されたすべての例および条件付き言語は、主に、本発明の原理および本発明者が技術を促進するために寄与する概念を読者が理解することを支援することを意図しており、そのような具体的に列挙された例および条件に限定されるものではないと解釈されるべきである。さらに、本発明の原理、態様、および実施形態を本明細書にて記載するすべての記載、ならびにそれらの具体例は、それらの構造的および機能的均等物の両方を包含することを意図している。さらに、そのような均等物には、現在知られている均等物および将来開発される均等物、すなわち、構造に関係なく、同じ機能を実行する任意の開発要素が含まれることが意図される。さらに、本明細書に開示されているものはすべて、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公衆に献上することは意図されていない。
したがって、本発明の範囲は、本明細書に示され、説明される例示的な実施形態に限定されることを意図するものではない。むしろ、本発明の範囲および精神は、添付の特許請求の範囲によって具体化される。特許請求の範囲では、35U.S.C.§112(f)または35U.S.C.§112(6)は、請求項にて「ための手段」という正確な句または「ためのステップ」という正確な句がそのような制限の冒頭に記載されている場合にのみ、請求項の制限について適用されると明示的に定義されており、そのような正確な句が請求項における制限で使用されていない場合、35U.S.C.§112(f)または35U.S.C.§112(6)は適用されない。
関連出願への相互参照
35U.S.C.§119(e)に従い、この出願は、2021年8月10日に出願された米国仮特許出願第63/231,461号の出願日に優先権を主張し、その出願の開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

Claims (15)

  1. 光源と、
    取り付けブロック、光線を変調するための光学構成要素、および前記光学構成要素を前記取り付けブロックに動作可能に結合するクランプを含む光検出モジュールと
    を含み、
    前記クランプは、
    フレーム、および
    前記フレームに設けられたフレクシャタブ
    を含む、システム。
  2. 前記フレクシャタブは、前記光学構成要素に接触するための屈曲部を含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記クランプは、複数のフレクシャタブを含む、請求項1または2に記載のシステム。
  4. フレクシャタブの第1のサブセットが前記フレームの上部に設けられ、フレクシャタブの第2のサブセットが前記フレームの下部に設けられている、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記フレームは、前記光学構成要素を出る光の遮蔽を防止するための切り欠きを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 前記クランプを前記取り付けブロックに固定するように構成された取り付け機構をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 前記光学構成要素はミラーを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記光学構成要素は、所定のスペクトル範囲を有する光を通過させるように構成されている、請求項1から7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記クランプは、複数の光学構成要素を前記取り付けブロックに動作可能に結合する、請求項1から8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記光検出モジュールは、
    複数の取り付けブロックと、
    前記複数の取り付けブロックのうち各取り付けブロックに光学構成要素を動作可能に結合するクランプと
    を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載のシステム。
  11. 前記システムが複数の光検出モジュールを含む、請求項1から10のいずれか一項に記載のシステム。
  12. 前記システムは粒子分析器である、請求項1から11のいずれか一項に記載のシステム。
  13. 前記システムはフローサイトメータである、請求項12に記載のシステム。
  14. 光学構成要素を取り付けブロックに動作可能に結合するためのクランプであって、
    フレーム、および
    前記フレームに設けられたフレクシャタブ
    を含む、クランプ。
  15. サンプルを分析する方法であって、
    (a)光源及び光検出モジュールを含むシステムにサンプルを導入することと、
    (b)前記サンプルをフローサイトメトリックで分析することと
    を含み、
    前記光検出モジュールは、
    取り付けブロック、
    光線を変調するための光学構成要素、および
    前記光学構成要素を前記取り付けブロックに動作可能に結合するクランプ
    を含み、
    前記クランプは、
    フレーム、および
    前記フレームに設けられたフレクシャタブ
    を含む、方法。
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