JP2023025572A - ヒーター制御装置、ヒーター制御方法および暖房装置 - Google Patents

ヒーター制御装置、ヒーター制御方法および暖房装置 Download PDF

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Abstract

【課題】使用者が2個以上の複数個のヒーターを作動するに際して、使用者が最大消費電力を選択して当該ヒーターを動作させることができるようにする。【解決手段】2個以上の複数個のヒーターをオン/オフ制御するヒーター制御装置において、2個以上の複数個のヒーターより構成されるヒーター群と、ヒーター群における消費電力として、動作時における最大の消費電力を設定する動作時最大消費電力設定手段と、ヒーター群について、動作時最大消費電力設定手段により設定された消費電力となるヒーター単体ならびにヒーターの組み合わせの全てを制御対象として設定する制御対象設定手段と、制御対象設定手段により設定された制御対象の少なくともいずれか1個をオン/オフ制御する制御手段とを有するようにしたものである。【選択図】 図7

Description

本発明は、ヒーター制御装置、ヒーター制御方法および暖房装置に関する。
さらに詳細には、本発明は、電気をエネルギーとした発熱体(本明細書ならびに本特許請求の範囲においては、「電気をエネルギーとした発熱体」を単に「ヒーター」と適宜に称するものとする。)を2個以上の複数個備えた各種の装置(機器)における当該ヒーターの制御に用いて好適なヒーター制御装置ならびにヒーター制御方法に関する。
また、さらに詳細には、本発明は、筐体内にヒーターを2個以上の複数個備えた暖房装置に関する。
従来より、電流のオン(ON)/オフ(OFF)により制御されるヒーター(オンのときにはヒーターに通電されて当該ヒーターが発熱し、一方、オフのときにはヒーターに通電されずに当該ヒーターは発熱しない。)を2個以上の複数個備えた暖房装置が知られている。
こうした暖房装置においては、ヒーター制御装置により複数個のヒーターのオン/オフを制御することにより、当該暖房装置による屋内あるいは屋外における暖房温度を調整している。
また、ヒーター制御装置としては、複数個のヒーターを個別にオン/オフ制御するようにしたものも知られている。
ここで、図1には、複数個のヒーターを個別にオン/オフ制御するようにした従来のヒーター制御装置を搭載した従来の暖房装置を模式的に示す概略構成断面説明図があらわされている。
この従来の暖房装置1000は、筐体1002内に複数個のヒーターとして4個の第1ヒーター1004、第2ヒーター1006、第3ヒーター1008ならびに第4ヒーター1010を備えている。
これら4個の第1ヒーター1004、第2ヒーター1006、第3ヒーター1008ならびに第4ヒーター1010は、例えば、それぞれの消費電力が300ワット(W)のヒーターであり、筐体1002の左側壁1002Lの内面1002Laの近傍に沿って第1ヒーター1004が上方に配置されるとともに第2ヒーター1006が下方に配置され、一方、筐体1002の右側壁1002Rの内面1002Raの近傍に沿って第3ヒーター1008が上方に配置されるとともに第4ヒーター1010が下方に配置されている。
さらに、暖房装置1000は、これら4個の第1ヒーター1004、第2ヒーター1006、第3ヒーター1008ならびに第4ヒーター1010のオン/オフを制御するヒーター制御手段として、例えば、コンピューターシステムを用いて構築されるヒーター制御装置1012を備えている。
即ち、第1ヒーター1004と第2ヒーター1006と第3ヒーター1008と第4ヒーター1010とは、ヒーター制御装置1012によってそれぞれオン/オフ制御されることになる。
また、暖房装置1000においては、第1ヒーター1004と第2ヒーター1006と第3ヒーター1008と第4ヒーター1010とがオンの状態において暖房温度が目標温度(目標温度とは、使用者が暖房温度の目標として設定した温度である。)に到達した際に、他のヒーターとは別個に独立してまず最初にオフに制御されるヒーターとして、予め第2ヒーター1006が固定的に設定されている。
なお、筐体1002の下端部1002B側には、外部から筐体1002の内部に空気を取り入れるため空気流入口1014が設けられている。
一方、筐体1002の上端部1002T側には、筐体1002の内部の空気を外部へ放出するための空気流出口1016が配設されている。
以上の構成において、上記した暖房装置1000においては、第1ヒーター1004、第2ヒーター1006、第3ヒーター1008ならびに第4ヒーター1010のなかのいずれか1個(単数個)あるいは2個以上の複数個に通電されて発熱すると、筐体1002内における発熱した当該ヒーターの近傍の空気が加熱されて当該空気の密度が低下することになって、筐体1002内の空気が上昇する。
その結果、筐体1002の下端部1002B側に位置する空気流入口1014から筐体1002内部に空気が取り入れられる。
そして、筐体1002の内部に取り込まれた空気は筐体1002内を上昇し、その空気は発熱した当該ヒーターの近傍を通過する際に温められてさらに上昇して、筐体1002の上端部1002T側に位置する空気流出口1016から暖房装置1000の外部に放出されることになって、暖房装置1000が配置された場所の周囲が暖房される。
ここで、こうした従来の暖房装置1000を作動するにあたっては、一般に、使用者が暖房温度の目標として設定した温度(目標温度)に到達するまでは、図2(a)に示すように、ヒーター制御装置1012によって4個の第1ヒーター1004、第2ヒーター1006、第3ヒーター1008ならびに第4ヒーター1010を全てオンにして通電して発熱させ、「300W×4=1200W」の消費電力により筐体1002の表面温度(外郭温度)を急速に上昇するようにして加熱する。
このとき、第1ヒーター1004、第2ヒーター1006、第3ヒーター1008ならびに第4ヒーター1010は全てオンで通電されて発熱しているので、筐体1002の左側壁1002Lと右側壁部1002Rとは均一にムラ無く加熱されることになり、これにより筐体1002全体としても均一にムラ無く加熱されることになる。
その後に、暖房温度が目標温度に到達すると、暖房温度を当該目標温度に維持するために、図2(b)に示すように、第1ヒーター1004、第2ヒーター1006、第3ヒーター1008ならびに第4ヒーター1010のなかで最初にオフ制御されるヒーターとして予め固定的に設定されている第2ヒーター1006をオフにして通電を遮断し、第2ヒーター1006の発熱を停止する。
これにより、第1ヒーター1004、第3ヒーター1008ならびに第4ヒーター1010がオンである一方で第2ヒーター1006がオフとなるので、「300W×3=900W」の消費電力となって、第1ヒーター1004、第2ヒーター1006、第3ヒーター1008ならびに第4ヒーター1010を全てオンにした場合と比較して消費電力が低減されて、暖房装置1000全体としての発熱量が低下することになり、目標温度を超えて暖房温度が高温になることが抑止され、暖房温度が目標温度に維持される。
ここで、第1ヒーター1004、第3ヒーター1008ならびに第4ヒーター1010がオンである一方で第2ヒーター1006のオフの状態が長時間継続し、仮に暖房温度が目標温度よりも低くなったような場合には、第2ヒーター1006をオンにして、図2(a)に示すように、第1ヒーター1004、第2ヒーター1006、第3ヒーター1008ならびに第4ヒーター1010を全てオンの状態にして発熱させて、暖房温度を目標温度に到達させれる。
つまり、従来の暖房装置1000においては、こうした図2(a)と図2(b)とに示す動作を繰り返すことによって、消費電力の低減を図りながら暖房温度を目標温度付近に保持することができることとなる。
即ち、従来の暖房装置1000においては、上記のようにして暖房装置1000を作動することにより、消費電力を低減させて省エネ化を図りながら、かつ、暖房温度を目標温度付近に維持することができるものであった。
ところで、上記したような従来の暖房装置におけるヒーターの最大の消費電力(最大消費電力)は、当該暖房装置の製造メーカーにおいて設計値として予め固定的に設定されていた。
例えば、従来の暖房装置1000においては、図2(a)に示すように、4個の第1ヒーター1004、第2ヒーター1006、第3ヒーター1008ならびに第4ヒーター1010を全てオンにして通電して発熱させたときの「300W×4=1200W」がヒーターの最大消費電力となる。
このため、電気会社と契約しているアンペア数との関係で、消費電力の余裕が1200W未満の家庭などにおいては、最大消費電力が1200W以上のヒーターを備えた暖房装置を導入することが困難なものとなっていた。
即ち、家庭が電気会社と契約しているアンペア数は一定のため、家庭において暖房装置などの各種の装置(機器)を選択する際に、デザインや機能に魅力がある装置(機器)があっても、当該装置(機器)のヒーターの最大消費電力が大きい場合には当該アンペサ数の制限を超えてしまうため、当該装置(機器)の導入を諦めざるを得ないという問題点があった。
なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、本願明細書に記載すべき先行技術文献情報はない。
本発明は、上記したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、使用者が2個以上の複数個のヒーターを作動するに際して、使用者が最大消費電力を選択して当該ヒーターを動作させることができるようにしたヒーター制御装置、ヒーター制御方法および暖房装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明によるヒーター制御装置ならびにヒーター制御方法は、2個以上の複数個配置されたヒーターについて、当該2個以上の複数個配置されたヒーターを選択的に動作させるようにして、動作時における最大消費電力を使用者が選択することができるようにしたものである。
従って、本発明によるヒーター制御装置ならびにヒーター制御方法によれば、2個以上の複数個配置されたヒーターを全て動作させたときの最大消費電力が、家庭が電気会社と契約しているアンペア数の制限を超えるような場合であっても、動作時における最大消費電力を使用者が選択することができるので、アンペア数の制限を超えることなく最大消費電力で動作させることができる。
また、本発明による暖房装置は、筐体内において配置された2個以上の複数個のヒーターを備え、上記した本発明によるヒーター制御装置によって、当該2個以上の複数個配置されたヒーターを選択的に動作させるようにして、暖房装置の動作時における最大消費電力を使用者が選択することができるようにしたものである
従って、本発明による暖房装置によれば、筐体内に2個以上の複数個配置されたヒーターを全て動作させたときの最大消費電力が、家庭が電気会社と契約しているアンペア数の制限を超えるような場合であっても、暖房装置の動作時における最大消費電力を使用者が選択することができるので、アンペア数の制限を超えることなく暖房装置を最大消費電力で動作させることができる。
即ち、本発明によるヒーター制御装置は、2個以上の複数個のヒーターをオン/オフ制御するヒーター制御装置において、2個以上の複数個のヒーターより構成されるヒーター群と、上記ヒーター群における消費電力として、動作時における最大の消費電力を設定する動作時最大消費電力設定手段と、上記ヒーター群について、上記動作時最大消費電力設定手段により設定された消費電力となるヒーター単体ならびにヒーターの組み合わせの全てを制御対象として設定する制御対象設定手段と、上記制御対象設定手段により設定された上記制御対象の少なくともいずれか1個をオン/オフ制御する制御手段とを有するようにしたものである。
また、本発明によるヒーター制御装置は、上記した本発明によるヒーター制御装置において、上記制御対象設定手段により2個以上の複数個の制御対象が設定されたとき、上記制御手段は、上記制御対象設定手段により設定された上記2個以上の複数個の制御対象を切り換えてオン/オフ制御するようにしたものである。
また、本発明によるヒーター制御装置は、上記した本発明によるヒーター制御装置において、さらに、 上記制御対象設定手段により設定された上記制御対象の少なくともいずれか1個を選択する制御対象選択手段とを有し、上記制御手段は、上記制御対象選択手段により選択された制御対象をオン/オフ制御するようにしたものである。
また、本発明によるヒーター制御装置は、上記した本発明によるヒーター制御装置において、上記制御対象設定手段により3個以上の複数個の制御対象が設定されたとき、上記制御対象選択手段は、上記制御対象設定手段により設定された上記3個以上の複数個の制御対象のなかから少なくとも2個以上の制御対象を選択し、上記制御手段は、上記制御対象選択手段により選択された制御対象を切り換えてオン/オフ制御するようにしたものである。
また、本発明によるヒーター制御装置は、上記した本発明によるヒーター制御装置において、さらに、暖房温度を検出する暖房温度検出手段と、上記暖房温度の目標として設定する目標温度を設定する目標温度設定手段と、上記暖房温度検出手段により検出された暖房温度と上記目標温度設定手段により設定された目標温度とを比較して、上記暖房温度が上記目標温度以上の温度であるかを判定する判定手段とを有し、上記制御手段は、上記判定手段により上記暖房温度が上記目標温度以上の温度であると判定されると、予め設定された順番で上記制御対象を一つずつ切り換えてオン/オフ制御するようにしたものである。
また、本発明によるヒーター制御装置は、上記した本発明によるヒーター制御装置において、さらに、使用者に対して通知を行う通知手段とを有し、上記通知手段は、上記制御対象設定手段が設定する制御対象がないときに、使用者に対して通知するようにしたものである。
また、本発明によるヒーター制御方法は、2個以上の複数個のヒーターをオン/オフ制御するヒーター制御方法において、2個以上の複数個のヒーターより構成されるヒーター群における消費電力として、動作時における最大の消費電力である動作時最大消費電力を設定し、上記ヒーター群について、設定された動作時最大消費電力となるヒーター単体ならびにヒーターの組み合わせの全てを制御対象として設定し、設定した上記制御対象の少なくともいずれか1個をオン/オフ制御するようにしたものである。
また、本発明によるヒーター制御方法は、上記した本発明によるヒーター制御方法において、2個以上の複数個の制御対象を設定したとき、設定した上記2個以上の複数個の制御対象を切り換えてオン/オフ制御するようにしたものである。
また、本発明によるヒーター制御方法は、上記した本発明によるヒーター制御方法において、さらに、 設定した上記制御対象の少なくともいずれか1個を選択し、選択した制御対象をオン/オフ制御するようにしたものである。
また、本発明によるヒーター制御方法は、上記した本発明によるヒーター制御方法において、3個以上の複数個の制御対象を設定したとき、設定した上記3個以上の複数個の制御対象のなかから少なくとも2個以上の制御対象を選択し、選択した制御対象を切り換えてオン/オフ制御するようにしたものである。
また、本発明によるヒーター制御方法は、上記した本発明によるヒーター制御方法において、さらに、暖房温度と上記暖房温度の目標として設定する目標温度とを比較して、上記暖房温度が上記目標温度以上の温度であるかを判定し、上記暖房温度が上記目標温度以上の温度であると判定すると、予め設定された順番で上記制御対象を一つずつ切り換えてオン/オフ制御するようにしたものである。
また、本発明によるヒーター制御方法は、上記した本発明によるヒーター制御方法において、さらに、設定する制御対象がないときに、使用者に対して通知するようにしたものである。
また、本発明による暖房装置は、筐体内に2個以上の複数個のヒーターを配置した暖房装置において、筐体と、上記筐体内に配置された2個以上の複数個のヒーターよりなるヒーター群と、上記ヒーター群を制御するヒーター制御装置とを有し、上記ヒーター制御装置は、上記した本発明によるヒーター制御装置のいずれかであるようにしたものである。
また、本発明による暖房装置は、上記した本発明による暖房装置において、さらに、一日24時間を複数に分割した各時間帯のそれぞれにおいて上記ヒーター群の運転条件を設定し、上記ヒーター群を上記各時間帯において設定した上記運転条件に基づいて制御するタイマー装置とを有するようにしたものである。
また、本発明による暖房装置は、上記した本発明による暖房装置において、さらに、作動状況な視覚的に認知させるための照明装置とを有するようにしたものである。
また、本発明による暖房装置は、上記した本発明による暖房装置において、さらに、予め設定された照度を検出する照度センサーとを有し、上記照度センサーが上記予め設定された照度を検出したとき、上記照明装置を予め設定された照度により予め設定された色で発光するようにしたものである。
また、本発明による暖房装置は、上記した本発明による暖房装置において、さらに、温度センサーを内蔵した電源プラグと、警告表示を行う警告表示手段と、警告音を発生する警告音発生手段とを有し、上記温度センサーにより上記電源プラグの温度の検知を行い、上記温度センサーが検知した上記電源プラグの温度に応じて、上記警告表示手段への警告表示および/または上記警告音発生手段による警告音の発生を行うようにしたものである。
また、本発明による暖房装置は、上記した本発明による暖房装置において、上記温度センサーが検知した上記電源プラグの温度に応じて、上記ヒーター群の一部または全部をオフするようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、使用者が2個以上の複数個のヒーターを作動するに際して、使用者が最大消費電力を選択して当該ヒーターを動作させることができるようになるという優れた効果を奏するものである。
図1は、複数個のヒーターを個別にオン/オフ制御するようにした従来のヒーター制御装置を搭載した従来の暖房装置を模式的に示す概略構成断面説明図である。 図2(a)(b)は、図1に示す暖房装置の作動状態を示す模式的に示す説明図である。なお、図2(a)は、4個のヒーターを全てオンした状態を模式的に示す説明図である。また、図2(b)は、4個のヒーターのうちの3個をオンにし、かつ、1個をオフにした状態を模式的に示す説明図である。 図3は、本発明によるヒーター制御装置を備えた本発明による暖房装置の実施の形態の一例を模式的に示す斜視外観構成説明図である。 図4は、図3に示す暖房装置の縦断面における要部の構成を模式的に示す縦断面構成説明図である。 図5(a)(b)(c)(d)は、図3に示す暖房装置において配置される複数個のヒーターの消費電力の一例を模式的に示す説明図である。 図6は、図3に示す暖房装置においてコンピューターシステムを用いて構築されるタイマー装置によって制御されるシステム全体の機能的構成を示すブロック構成説明図である。 図7は、図3に示す暖房装置におけるヒーター制御部の詳細な機能的構成を示すブロック構成説明図である。 図8は、図3に示す暖房装置の動作例の一例を模式的に示す説明図である。 図9は、図3に示す暖房装置の動作例の一例を模式的に示す説明図である。 図10(a)(b)(c)(d)は、図3に示す暖房装置の動作例一例を模式的に示す説明図である。 図11は、図3に示す暖房装置による処理手順の一例を示すフローチャートである。 図12は、図3に示す暖房装置に配設された操作パネル部を模式的に示す概略構成説明図であって、表示部には初期状態における表示状態の一例があらわされている状態を示す。 図13は、図3に示す暖房装置に配設された操作パネル部を模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム設定時における表示状態の一例があらわされている状態を示す。 図14は、図3に示す暖房装置に配設された操作パネル部を模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム運転時における表示状態の一例があらわされている状態を示す。 図15は、図3に示す暖房装置を遠隔制御するためのリモートコントローラーを模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム設定時における表示状態の一例があらわされている状態を示す。 図16は、図3に示す暖房装置を遠隔制御するためのリモートコントローラーを模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム運転時における表示状態の一例があらわされている状態を示す。 図17は、図3に示す暖房装置を遠隔制御するための携帯通信端末の一種であるスマートフォンを模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム設定時における表示状態の一例があらわされている状態を示す。 図18は、図3に示す暖房装置を遠隔制御するための携帯通信端末の一種であるスマートフォンを模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム運転時における表示状態の一例があらわされている状態を示す。 図19は、図3に示す暖房装置を遠隔制御するための携帯通信端末の一種であるスマートフォンの他の例を模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム運転時における表示状態の一例があらわされている状態を示す。 図20は、図3に示す暖房装置を遠隔制御するための携帯通信端末の一種であるスマートフォンの他の例を模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム運転時における表示状態の一例があらわされている状態を示す。 図21は、図3に示す暖房装置の動作例の一例を示す説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるヒーター制御装置、ヒーター制御方法および暖房装置の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
(I) 本発明によるヒーター制御装置ならびに本発明による暖房装置の全体の構成の説明
図3には、本発明によるヒーター制御装置を備えた本発明による暖房装置の実施の形態の一例を模式的に示す斜視外観構成説明図があらわされている。
また、図4には、図3に示す暖房装置の縦断面における要部の構成を模式的に示す縦断面構成説明図があらわされている。
さらに、図5(a)(b)(c)(d)には、図3に示す暖房装置において配置される複数個のヒーターの消費電力の一例を模式的に示す説明図があらわされている。
さらにまた、図6には、図3に示す暖房装置においてコンピューターシステムを用いて構築されるタイマー装置によって制御されるシステム全体の機能的構成を示すブロック構成説明図があらわされている。
また、図7には、図3に示す暖房装置におけるヒーター制御部の詳細な機能的構成を示すブロック構成説明図があらわされている。
この本発明の実施の形態の一例による暖房装置10は、電源コード(図示を省略した。)を介して、ヒーターユニット24を構成する複数個のヒーターとしての4個の第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32d(図2を参照する。)へ電力を供給して、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dを作動させて発熱(加熱)することにより暖房を行うものである。
より詳細には、この暖房装置10は、内部に後述するヒーターユニット24などの各種の構成部品を配置した略四角筒形状を備えた筐体12と、筐体12の一方側の側端部12aの上端部12b側に配設された操作パネル部14と、筐体12の下端部12cにおける四隅に配設されたキャスター取付板16と、キャスター取付板16の下面16aに配設されたキャスター18とを有して構成されている。
従って、使用者は、キャスター18を利用することにより、暖房装置10を所望の場所へ容易に移動することができる。
なお、操作パネル部14は、各種の表示領域を備えた表示部14a(図12、図13ならびに図14を参照する。)ならびに各種の操作子を配設された操作部14b(図12、図13ならびに図14を参照する。)とを有して構成されている。
なお、これら操作パネル部14の表示部14aと操作部14bとの詳細の構成や動作ならびに作用効果については、図12、図13ならびに図14の各図を参照しながら後に詳述する。
ここで、筐体12の下端部12c側には、外部から筐体12の内部に空気を取り入れるため空気流入口20aを備えた空気入口グリル20が配設されている。
一方、筐体12の上端部12b側には、筐体12の内部の空気を外部へ放出するための空気流出口22aを備えた空気出口グリル22が配設されている。
そして、筐体12の内部には、ヒーターユニット24と、空気入口グリル20の近傍に配置されて温度を検出する温度センサー26とが配設されている。
この温度センサー26は、検出した温度に応じた電圧を温度検知部48(図6を参照する。)へ出力し、温度検知部48は温度センサー26から入力された電圧を温度情報に変換して、制御部42(図6を参照する。)ならびにヒーター制御部50(図6ならびに図7を参照する。)へ出力する。
こうした温度情報の取得処理は、予め設定された時間間隔毎(例えば、1分間毎である。)に繰り返し実行され、制御部42はメモリ装置44(図6を参照する。)に温度情報を記憶させる。
なお、メモリ装置44には、現在の時刻から24時間前までの温度情報が順次更新されて記憶される。
上記したヒーターユニット24は、筐体12の左側壁12Lの内面12Laと右側壁12Rの内面12Raと予め設定された間隔Gを開けて配置されており、空気入口グリル20とヒーターユニット24と空気出口グリル22との間において、上下方向に空気が流通可能な空気流路28が形成されている。
また、ヒーターユニット24は、より詳細には、上下方向に延長するようにして対向して配置された一対の左放熱板30Lおよび右放熱板30Rと、ヒーター制御部50(図6ならびに図7を参照する。)によりオン/オフ制御される発熱体として、例えば、シーズヒーターなどにより構成される4本の第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dとを有して構成されている。
ここで、これら4個の第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dは、筐体12の左側壁12Lの内面12Laの近傍に沿って配置される左放熱板30Lと筐体12の右側壁12Rの内面12Raの近傍に沿って配置される右放熱板30Rとにそれぞれ取り付けされている。
具体的には、第1ヒーター32aと第2ヒーター32bとについては、左放熱板30Lにおける上方側に第1ヒーター32aが配置されるとともに、左放熱板30Lにおける下方側に第2ヒーター32bが配置されている。
また、第3ヒーター32cと第4ヒーター32dとについては、右放熱板30Rにおける上方側に第3ヒーター32cが配置されるとともに、右放熱板30Rにおける下方側に第4ヒーター32dが配置されている。
さらに、左放熱板30Lと右放熱板30Rとの間には複数枚の仕切板34が配設されており、この仕切板34によって左放熱板30Lと右放熱板30Rとが連結され、ヒーターユニット24が一体的に形成されている。
なお、上記した第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dの消費電力については、設計条件などに応じて適宜に設定するようにしてよい。
例えば、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのそれぞれの消費電力について、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dを一律に同一の消費電力に設定してもよい。
具体的には、図5(a)に示すように、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dを一律に同一の消費電力である300Wに設定してもよい。
あるいは、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのなかのいくつかのヒーターの消費電力を同一とし、その他のヒーターの消費電力をそれとは異なる消費電力としてもよい。
具体的には、図5(b)に示すように、第1ヒーター32aの消費電力を300W、第2ヒーター32bの消費電力を450W、第3ヒーター32cの消費電力を300W、第4ヒーター32dの消費電力を450Wに設定してもよいし、あるいは、図5(c)に示すように、第1ヒーター32aの消費電力を300W、第2ヒーター32bの消費電力を400W、第3ヒーター32cの消費電力を300W、第4ヒーター32dの消費電力を500Wに設定してもよい。
また、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのそれぞれの消費電力について、それぞれが異なる消費電力に設定するようにしてもよい。
具体的には、図5(d)に示すように、第1ヒーター32aの消費電力を300W、第2ヒーター32bの消費電力を450W、第3ヒーター32cの消費電力を250W、第4ヒーター32dの消費電力を500Wに設定してもよい。
要するに、本発明においては、複数個のヒーター(本実施の形態における第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dに相当する。)のそれぞれの消費電力は、設計条件などに応じて適宜にそれぞれ任意の消費電力に設定するようにしてよい。
なお、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dを全てオンにして加熱する際に、筐体12の表面温度(外郭温度)に温度ムラが生じ難くなって均一化を図るためには、左放熱板30Lに配置する第1ヒーター32aの消費電力と第2ヒーター32bの消費電力とを合計した合計消費電力と右放熱板30Rに配置する第3ヒーター32cの消費電力と第4ヒーター32dの消費電力とを合計した合計消費電力とを一致させることが好ましい。
さらに、筐体12の一方側の側端部12aにおける下端部12cの上方位置には、例えば、LED(Llight Emitting Diode)ランプなどにより構成されていて、発光状態や発光色などによって暖房装置10の作動状況などを使用者に視覚的に認知させるための照明装置38が配設されている。
この照明装置38に対しては、制御部42(図6を参照する。)によって、点灯/消灯の制御、点灯した際に発光色の制御、点灯した際の照度の制御などの各種の制御が行われる。
この暖房装置10は、図6に示すように、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dへの通電のオン/オフ制御を含む全体の動作を、コンピューターシステムによって構築されるタイマー装置40を用いて制御するように構成されている。
本実施の形態においては、タイマー装置40は、制御部42と、メモリ装置44と、タイマー制御部46と、温度検知部48と、ヒーター制御部50と、操作パネル部14と、リモートコントローラー52と、携帯通信端末の一例としてのスマートフォン54とを有して構成されている。
ここで、制御部42は、予め設定された全体の処理の実行の制御を司る中央処理装置(CPU)を備えている。
この制御部42には、メモリ装置44が接続されている。メモリ装置44は、例えば、制御部42が実行するタイマープログラム(後述する。)などの各種のプログラムなどが格納されたリード・オンリ・メモリ(ROM)や、制御部42による各種のプログラムの実行に必要な各種のバッファやレジスタなどが設定されたワーキング・エリアとしてのランダム・アクセス・メモリ(RAM)などを備えて構成されている。
こうしたメモリ装置44は、例えば、EEPROMなどのような不揮発性メモリを有して構成されており、暖房装置10への電源の投入を遮断(オフ(OFF))した場合においても、記憶したタイマープログラムなどの各種の設定情報である記憶内容を保持可能に構成されている。
なお、タイマープログラムとは、タイマー装置40によって暖房装置10を自動運転するためのプログラムとして予め設定されるプログラムである。
そして、暖房装置10へ電源を投入(オン(ON))して通電した際には、メモリ装置44に記憶されているタイマープログラムなどの各種の設定情報は、制御部42に読み込まれて処理に供される。
また、制御部42には、時間をカウントしてタイマー装置40内において時間を管理するタイマー制御部46が接続されている。
さらに、制御部42には、タイマープログラムにより暖房温度の目標して設定された温度(目標温度)や温度センサー26により検出された暖房温度(本実施の形態において「暖房温度」とは、後に説明するように温度センサー26で検出された温度を意味するものとする。)などに応じて、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのそれぞれのオン(ON)/オフ(OFF)制御を管理するヒーター制御部50が接続されている。
即ち、ヒーター制御部50には、ヒーターユニット24を構成する第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dが接続されており、ヒーター制御部50からオン(ON)信号が出力されると第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cや第4ヒーター32dをオンして通電する出力制御が行われ、ヒーター制御部50からオフ(OFF)信号が出力される第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cや第4ヒーター32dをオフして通電を停止する出力制御が行われる。
なお、ヒーター制御部50の詳細な機能的構成については、図7を参照しながら後に詳述する。
さらにまた、制御部42には、表示部14aならびに操作部14bを有する操作パネル部14が有線通信により接続されている。
そして、使用者が操作パネル部14の操作部14bを構成する各種の操作子を操作すると、当該操作を示す操作情報が操作パネル部14から制御部42にへ出力されるとともに、制御部42からは当該操作情報に応じて操作パネル部14の表示部14aの表示領域を制御するための表示制御情報が表示部14aに出力される。
さらにまた、制御部42には、操作パネル部14の表示部14aに相当する表示部52aを有するとともに、操作パネル部14の操作部14bに相当する操作部52bを有するリモートコントローラー52が、有線通信ではなく赤外線通信などの無線通信により接続されている。
さらに、制御部42には、操作パネル部14の表示部14aに相当する表示部54aを有するとともに、操作パネル部14の操作部14bに相当する操作部54bを有するスマートフォン54が、有線通信ではなく無線ネットワークにより接続されている。
また、制御部42には、暖房装置10の作動状況などを使用者に視覚的に認知させるための照明装置38が接続されている。
さらに、制御部42は無線ネットワークを介してサーバー56と接続されており、制御部42とサーバー56とは適宜に情報の交換を行っている。
同様に、スマートフォン54は無線ネットワークを介してサーバー56と接続されており、スマートフォン54とサーバー56とは適宜に情報の交換を行っている。
(II) ヒーター制御部の機能的構成の説明
図7には、ヒーター制御部50の詳細な機能的構成を示すブロック構成説明図があらわされている。
ヒーター制御部50は、制御対象設定部50aと、制御対象切り換え部50bと、制御対象構成ヒーター切り換え部50cとを有して構成されている。
このヒーター制御部50は、本発明によるヒーター制御装置を構築し、また、本発明によるヒーター制御方法を実施するものである。
(II-1) 制御対象設定部についての説明
制御対象設定部50aは、動作時最大消費電力(後述する。)に応じて、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのなかでオン/オフ制御する対象となるヒーターより構成されるヒーター群たる制御対象を設定する。
ここで、動作時最大消費電力とは、2個以上の複数個のヒーターがある場合に、当該2個以上の複数個のヒーターそれぞれの単体ならびに当該2個以上の複数のヒーターによる組み合わせにかかる消費電力のパターンのなかから、当該2個以上の複数個のヒーターを適宜に作動する際における最大の消費電力(最大消費電力)として指定したパターンの消費電力を意味する。
こうした動作時最大消費電力は、後述するように、使用者が操作パネル部14の操作部14b、リモートコントローラー52の操作部52bあるいはスマートフォン54の操作部54bを操作することによって、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dの消費電力に応じて種々の値を任意に指定して設定することができる。
換言すれば、制御対象設定部50aは、使用者が任意に指定して設定された動作時最大消費電力となるように、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのなかでオン/オフ制御する対象であるヒーターよりなるヒーター群を制御対象として設定するものである。
そして、制御対象設定部50aは、上記した制御対象を設定する際に、同一の消費電力となるようなヒーター単体あるいはヒーターの組み合わせが1個(単数個)のみの場合には、当該1個(単数個)のヒーター単体あるいはヒーターの組み合わせを構成するヒーターを制御対象として設定する。
一方、制御対象設定部50aは、上記した制御対象を設定する際に、同一の消費電力となるようなヒーター単体あるいはヒーターの組み合わせが2個以上の複数個ある場合には、当該2個以上の複数数個のヒーター単体あるいはヒーターの組み合わせを構成するヒーターをそれぞれ制御対象として設定する。
具体的には、例えば、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dの消費電力が図5(b)に示す例の場合には、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dをそれぞれ個別にオン制御またはオフ制御することによって、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dそれぞれの単体ならびにそれらによる組み合わせにかかる消費電力のパターンとしては、300W、450W、600W、750W、900W、1050W、1200Wおよび1500Wの8パターンが存在するものである。
従って、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dの消費電力が図5(b)に示す例の場合には、300W、450W、600W、750W、900W、1050W、1200Wおよび1500Wの8パターンのなからいずれかのパターンを動作時最大消費電力として設定することが可能となる。
このため、この図5(b)に示す例においては、設定された動作時最大消費電力に応じて、制御対象設定部50aは以下に示すようにして制御対象を設定する。
a:動作時最大消費電力が300Wの場合
第1ヒーター32aのみより構成される制御対象と第3ヒーター32cのみより構成される制御対象との2個(複数個)の制御対象を設定する。
b:動作時最大消費電力が450Wの場合
第2ヒーター32bのみより構成される制御対象と第4ヒーター32dのみより構成される制御対象との2個(複数個)の制御対象を設定する。
c:動作時最大消費電力が600Wの場合
第1ヒーター32aおよび第3ヒーター32cより構成される1個(単数個)の制御対象を設定する。
d:動作時最大消費電力が750Wの場合
第1ヒーター32aおよび第2ヒーター32bより構成される制御対象と、第1ヒーター32aおよび第4ヒーター32dより構成される制御対象と、第2ヒーター32bおよび第3ヒーター32cより構成される制御対象と、第3ヒーター32cおよび第4ヒーター32dより構成される制御対象との4個(複数個)の制御対象を設定する。
e:動作時最大消費電力が900Wの場合
第2ヒーター32bおよび第4ヒーター32dより構成される1個(単数個)の制御対象を設定する。
f:動作時最大消費電力が1050Wの場合
第1ヒーター32aおよび第2ヒーター32bおよび第3ヒーター32cより構成される制御対象と第1ヒーター32aおよび第3ヒーター32cおよび第4ヒーター32dより構成される制御対象との2個(複数個)の制御対象を設定する。
g:動作時最大消費電力が1200Wの場合
第1ヒーター32aおよび第2ヒーター32bおよび第4ヒーター32dより構成される制御対象と第2ヒーター32bおよび第3ヒーター32cおよび第4ヒーター32dより構成される制御対象との2個(複数個)の制御対象を設定する。
h:動作時最大消費電力が1500Wの場合
第1ヒーター32aおよび第2ヒーター32bおよび第3ヒーター32cおよび第4ヒーター32dより構成される1個(単数個)の制御対象を設定する。
このように、制御対象設定部50aによって、任意に設定された動作時最大消費電力となる制御対象として、単数個あるいは複数個の制御対象を設定することができるようになり、これにより使用者は、所望の動作時最大消費電力、あるいは、当該動作時最大消費電力以下の消費電力によって、暖房装置10を適宜に動作させることができるようになる。
即ち、暖房装置10においては、動作時最大消費電力を設定して、複数のヒーターである第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dを単体あるいは組み合わせよりなる制御対象を設定することによって、暖房装置10を動作する際の最大消費電力を選択的に制御することができる。
つまり、使用者は、暖房装置10において最大で運転したい消費電力(最大消費電力)を、暖房装置10の動作時最大消費電力として任意に設定することができ、後述するように自動的に動作時最大消費電力または動作時最大消費電力以下の消費電力で暖房装置10を動作させることができるようになる。
その結果、従来の暖房装置では消費電力が固定的に設定されているため、当該消費電力が大きすぎる場合にはブレーカーが落ちてしまうことになるので、その他の電気機器の電源をオフにして使用する必要があったが、暖房装置10においては動作時最大消費電力を使用者が任意に適宜に設定することができるので、ブレーカーが落ちる恐れやその他の電気機器の電源をオフにする必要性を排除することができる。
(II-2) 制御対象切り換え部についての説明
次に、制御対象切り換え部50bは、暖房装置10を作動させて加熱する際に、制御対象設定部50aにより設定された制御対象が複数個である場合には、予め設定された条件(この「条件」は、設計条件などに応じて任意の設定すればよい。また、使用者が操作部14b、操作部52bあるいは操作部54bなどを操作して任意に設定できるようにしてもよい。)に応じて、当該複数個の制御対象について予め設定された順番(この「順番」は、設計条件などに応じて任意の設定すればよい。また、使用者が操作部14b、操作部52bあるいは操作部54bなどを操作して任意に設定できるようにしてもよい。)に従って、オン/オフ制御する制御対象を予め設定された時間間隔(この「時間間隔」は、設計条件などに応じて任意の設定すればよい。また、使用者が操作部14b、操作部52bあるいは操作部54bなどを操作して任意に設定できるようにしてもよい。)で切り換えてオン/オフ制御する。
なお、制御対象設定部50aにより設定された制御対象が単数個である場合には、制御対象切り換え部50bは、暖房装置10を作動させて加熱する際に制御対象の切り替えは行わない。
具体的には、例えば、上記(II-1)で説明した上記「g」に示す動作時最大消費電力が1200Wの場合には、制御対象設定部50aは、「第1ヒーター32aおよび第2ヒーター32bおよび第4ヒーター32dより構成される制御対象」(第1制御対象)と「第2ヒーター32bおよび第3ヒーター32cおよび第4ヒーター32dより構成される制御対象」(第2制御対象)との2個(複数個)の制御対象を設定する。
そして、制御対象切り換え部50bは、暖房装置10を作動させて加熱する際に、上記した予め設定された条件として、「暖房温度が目標温度に到達するまでは制御対象を切り換えて加熱する。」という条件が設定されている場合には、暖房温度が目標温度に到達するまでは、オン/オフ制御する制御対象を予め設定された時間間隔(例えば、1秒間や10分間などである。)で第1制御対象と第2制御対象とに予め設定された順番で交互に切り換える。
即ち、制御対象切り換え部50bは、図8に示すように、暖房温度が目標温度に到達するまで、例えば、「第1制御対象→第2制御対象→第1制御対象→第2制御対象→第1制御対象→・・・」の予め設定された順番により、予め設定された時間間隔(例えば、1秒間や10分間などである。)でオン/オフ制御する制御対象たるヒーターを切り換える。
また、例えば、上記(II-1)で説明した上記「d」に示す動作時最大消費電力が750Wの場合には、制御対象設定部50aは、「第1ヒーター32aおよび第2ヒーター32bより構成される制御対象」(第1制御対象)と、「第1ヒーター32aおよび第4ヒーター32dより構成される制御対象」(第2制御対象)と、「第2ヒーター32bおよび第3ヒーター32cより構成される制御対象」(第3制御対象)と、「第3ヒーター32cおよび第4ヒーター32dより構成される制御対象」(第4制御対象)との4個(複数個)の制御対象を設定する。
そして、制御対象切り換え部50bは、暖房装置10を作動させて加熱する際に、上記した予め設定された条件として、「暖房温度が目標温度に到達するまでは制御対象を切り換えて加熱する。」という条件が設定されている場合には、暖房温度が目標温度に到達するまでは、オン/オフ制御する制御対象を予め設定された時間間隔(例えば、1秒間や10分間などである。)で第1制御対象と第2制御対象と第3制御対象と第4制御対象とを予め設定された順番で交互に切り換える。
即ち、制御対象切り換え部50bは、図9に示すように、暖房温度が目標温度に到達するまで、例えば、「第1制御対象→第2制御対象→第3制御対象→第4制御対象→第1制御対象→第2制御対象→第3制御対象→第4制御対象→第1制御対象→・・・」の予め設定された順番により、予め設定された時間間隔(例えば、1秒間や10分間などである。)でオン/オフ制御する制御対象たるヒーターを切り換える。
さらに、例えば、上記(II-1)で説明した上記「h」に示す最大消費電力が1500Wの場合には、制御対象設定部50aは、「第1ヒーター32aおよび第2ヒーター32bおよび第3ヒーター32cおよび第4ヒーター32dより構成される1個(単数個)の制御対象」を設定する。
この上記「h」の場合には、制御対象設定部50aにより設定された制御対象が単数個であるので、制御対象切り換え部50bは制御対象たるヒーターの切り替えを行わない。
従って、上記した制御対象切り換え部50bによって、オン/オフ制御する対象のヒーターの配置がそれぞれ異なる制御対象を切り換えることができる。
その結果、特定の位置に配置されたヒーターのみがオン/オフ制御されることがなくなって、オフされるヒーターの位置が変動していくことになるので、ヒーターの配置位置に応じたヒーターのオフに伴う暖房温度の温度ムラが生じ難くなり均一化を図ることが可能となって、利用者に対してヒーターのオフに伴う暖房温度の温度低下を感じさせる恐れを極力排除することができる。
なお、制御対象切り換え部50bにおいて、制御対象を切り換える時間間隔として、上記した例においては1秒間や10分間を例示したが、制御対象を切り換える時間間隔は1秒間や10分間に限られるものではないことは勿論であり、1秒間や10分間よりも長くても短くてもよい。
ただし、制御対象を切り換える時間間隔が短ければ短いほど、換言すれば、制御対象を切り換える速度が高速であれば高速であるほど、オフされるヒーターの位置が高速で変動することになり、そうすることによって、筐体12の表面温度(外郭温度)をより均一に維持することができるようになって、屋内や屋外をより均一に暖めることができるようになるためより好ましい。
(II-3) 制御対象構成ヒーター切り換え部についての説明
制御対象構成ヒーター切り換え部50cは、制御対象設定部50aにより設定された制御対象が単数個である場合には当該単数の制御対象について、また、制御対象設定部50aにより設定された制御対象が複数個である場合には、制御対象切り換え部50bによりオン/オフ制御の対象として切り換えられている制御対象について、予め設定された条件(この「条件」は、設計条件などに応じて任意の設定すればよい。また、使用者が操作部14b、操作部52bあるいは操作部54bなどを操作して任意に設定できるようにしてもよい。)に応じて、予め設定された時間間隔(この「時間間隔」は、設計条件などに応じて任意の設定すればよい。また、使用者が操作部14b、操作部52bあるいは操作部54bなどを操作して任意に設定できるようにしてもよい。)、かつ、予め設定された順番(この「順番」は、設計条件などに応じて任意の設定すればよい。また、使用者が操作部14b、操作部52bあるいは操作部54bなどを操作して任意に設定できるようにしてもよい。)により、当該制御対象を構成するヒーターのオンとオフとを選択的に切り換えるオン/オフ制御を行う。
具体的に、例えば、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dの消費電力が図5(a)に示す例である場合について説明すると、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dを全てオン制御した場合の消費電力は1200Wとなる。
この図5(a)に示す例において、動作時最大消費電力として1200Wが設定された場合には、制御対象設定部50aは、「第1ヒーター32aおよび第2ヒーター32bおよび第3ヒーター32cおよび第4ヒーター32dより構成される1個(単数個)の制御対象」を制御対象として設定する。
そして、上記した予め設定された条件としては、「暖房温度が目標温度に到達したのちは動作時最大消費電力の1200Wよりも低い消費電力である900Wで加熱する。」という条件が設定されているものとする。
この場合には、まず、暖房温度が目標温度に到達するまでは制御対象を構成する全てのヒーター(第1ヒーター32aおよび第2ヒーター32bおよび第3ヒーター32cおよび第4ヒーター32dである。)をオン制御する。
そして、暖房温度が目標温度に到達すると、上記した「暖房温度が目標温度に到達したのちは動作時最大消費電力の1200Wよりも低い消費電力である900Wで加熱する。」という予め設定された条件により、制御対象構成ヒーター切り換え部50cによって、消費電力が900Wとなるように、予め設定された時間間隔、かつ、予め設定された順番により、制御対象を構成する第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dについて、オンとオフとを選択的に切り換えるオン/オフ制御を行う。
より詳細には、制御対象を構成する全てのヒーターである第1ヒーター32aおよび第2ヒーター32bおよび第3ヒーター32cおよび第4ヒーター32dをオン制御した状態から、図10(a)(b)(c)(d)に示すように、予め設定された時間間隔(例えば、1秒間や10秒間である。)で、制御対象を構成する全てのヒーターのなかから予め設定された順番(例えば、「図10(a)→図10(b)→図10(c)→図10(d)→図10(a)→図10(b)→図10(c)→図10(d)→図10(a)→・・・」の順番である。)で1個のヒーターを選択してオフ制御に切り換えることによりオフするヒーターを切り換え、これにより筐体12内においてオフされているヒーターの位置を変更する。
なお、図10(a)は、第1ヒーター32aをオン、第2ヒーター32bをオン、第3ヒーター32cをオン、第4ヒーター32dをオフに制御した状態を示している。
また、図10(b)は、第1ヒーター32aをオフ、第2ヒーター32bをオン、第3ヒーター32cをオン、第4ヒーター32dをオンに制御した状態を示している。
さらに、図10(c)は、第1ヒーター32aをオン、第2ヒーター32bをオフ、第3ヒーター32cをオン、第4ヒーター32dをオンに制御した状態を示している。
さらにまた、図10(d)は、第1ヒーター32aをオン、第2ヒーター32bをオン、第3ヒーター32cをオフ、第4ヒーター32dをオンに制御した状態を示している。
従って、上記した制御対象構成ヒーター切り換え部50cの制御によって、動作時最大消費電力1200Wよりも低い消費電力である900Wで加熱することができる。
また、この際に、筐体12内のそれぞれ異なる位置に配置された第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのいずれか1個オフするものであるが、オフするヒーターは順次に切り換えられることになる。
その結果、特定の位置に配置されたヒーターのみがオフされることがなくなって、オフされるヒーターの位置が変動していくことになるので、ヒーターの配置位置に応じたヒーターのオフに伴う暖房温度の温度ムラが生じ難くなり均一化を図ることが可能となって、消費電力の低減を図りながら、利用者に対してヒーターのオフに伴う暖房温度の温度低下を感じさせる恐れを極力排除することができる。
なお、制御対象構成ヒーター切り換え部50cにおいて、オンとオフとを選択的に切り換える時間間隔として、上記した例においては1秒間や10秒間を例示したが、オンとオフとを選択的に切り換える時間間隔は1秒間や10秒間に限られるものではないことは勿論であり、1秒間や10秒間よりも長くても短くてもよい。
ただし、オンとオフとを選択的に切り換える時間間隔が短ければ短いほど、換言すれば、オンとオフとを選択的に切り換える速度が高速であれば高速であるほど、オフされるヒーターの位置が高速で変動することになり、そうすることによって、筐体12の表面温度(外郭温度)をより均一に維持することができるようになって、屋内や屋外をより均一に暖めることができるようになるためより好ましい。
(III) 本発明によるヒーター制御装置およびヒーター制御装置を備えた暖房装置の全体の動作の説明
上記(I)(II)(II-1)(II-2)ならびに(II-3)において説明した暖房装置10においては、ヒーターユニット24を構成する第1ヒーター32aや第2ヒーター32bがオンされて通電され発熱すると、第1ヒーター32aや第2ヒーター32bが取け付けられた左放熱板30Lが加熱され、また、ヒーターユニット24を構成する第3ヒーター32cや第4ヒーター32dがオンされて通電され発熱すると、第3ヒーター32cや第4ヒーター32dが取け付けられた右放熱板30Rが加熱される。
こうして左放熱板30Lと右放熱板30Rとが加熱されると、熱伝導により左放熱板30Lと右放熱板30Rとを接続している複数枚の仕切板34も加熱されることになって、ヒータユニット24全体が加熱されて発熱することになる。
ここで、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dへの通電の有無、即ち、オン/オフ制御は、ヒーター制御部50によって制御されている。
即ち、この暖房装置10においては、上記(II)(II-1)(II-2)ならびに(II-3)において説明したヒーター制御部50における制御手法によって、選択的に第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dへの通電が制御され、通電するヒーターの本数を増減することによって、ヒータユニット24の発熱温度の温度調整(出力制御)を行うことができる。
なお、通電するヒーターの本数は、最大で4本(第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cおよび第4ヒーター32dの全てに通電した場合である。)であり、最小0本(第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのいずれにも通電しない場合である。)である。
上記したようにして、ヒータユニット24が発熱すると、筐体12内におけるヒータユニット24の近傍の空気が加熱されて当該空気の密度が低下することになって、空気流路28内の空気が上昇する。
その結果、筐体12の下端部12c側に位置する空気入口グリル20の空気流入口20aから筐体12内部に空気が取り入れられ、その取り入れられた空気の温度が空気入口グリル20の近傍に備えられた温度センサー26により測定される。
そして、筐体12の内部に取り込まれた空気は空気流路28内を上昇し、その空気はヒータユニット24の近傍を通過する際に温められてさらに上昇して、空気出口グリル22の空気流出口22aから暖房装置10の外部に放出されることになって、暖房装置10が配置された場所の周囲が暖房される。
ここで、この暖房装置10においては、温度センサー26により検出される温度は、暖房装置10が配置された場所の表面(例えば、屋内においては床面であり、屋外においては地面である。)付近の空気の温度に近いため、温度センサー26により測定された温度を暖房装置10が配置された場所の周囲の温度として当該暖房装置10の運転状況を示す暖房温度(暖房温度は、暖房装置10が屋内に配置された場合には当該配置された部屋の室温であり、暖房装置10が屋外に配置された場合には当該配置された暖房装置10の周囲の外気温である。)としている。
そして、暖房装置10においては、温度センサー26により測定された当該暖房装置10の運転状況を示す暖房温度とタイマー装置40により暖房温度を目標とする運転条件として予め設定された所望の温度たる目標温度(タイマー装置40による目標温度の設定操作などについては後述する。)とを比較して、例えば、PDI制御(Proportional-Integral-Differential Controller)などのフィードバック制御技術などを用いて制御部42によりヒーター制御部50を制御して、当該温度センサー26により測定された当該暖房装置10の運転状況を示す暖房温度とタイマー装置40により運転条件として予め設定された所望の温度たる目標温度とが一致するように、ヒータユニット24を加熱して発熱させる際の発熱温度の温度調整(出力制御)を行う。
なお、本明細書ならびに本特許請求の範囲おいては、「温度センサー26により測定された当該暖房装置10の運転状況を示す暖房温度」については単に「暖房温度」と適宜に称しており、また、「タイマー装置40により暖房温度を目標とする運転条件として予め設定された所望の温度たる目標温度」については単に「目標温度」と適宜に称している。
(IV) 本発明による暖房装置の処理手順の説明
図11には、上記した暖房装置10による処理手順の一例を示すフローチャートがあらわされている。
以下、この図11に示すフローチャートを参照しながら、暖房装置10が、タイマープログラム(後述する。)に従って、設定されたパラメーター(パラメーターとしては、例えば、動作時最大消費電力や「暖房温度が目標温度に到達したのちは動作時最大消費電力の1200Wよりも低い消費電力である900Wで加熱する。」などの条件などがあげられる。)に応じて動作する際の処理手順の一例を説明する。
この暖房装置10においては、電源が投入されると当該電源が遮断されるまで、図11に示すフローチャートに示す処理手順が実行されて、タイマープログラムに従った暖房装置10の自動運転が行われる。
即ち、暖房装置10に電源が投入されると、まず、使用者が操作部14bなどを操作して作成したタイマープログラムにより設定された動作時最大消費電力や目標温度や「暖房温度が目標温度に到達したのちは動作時最大消費電力よりも低い消費電力で加熱する。」などの条件を含む各種のパラメーターの設定を含む各種の初期設定を行う(ステップS1102)。
ステップS1102の処理を終了すると、ステップS1104の処理へ進み、ステップS1102で設定された動作時最大消費電力に応じて、制御対象設定部50aにより制御対象を設定する。
ステップS1104の処理を終了すると、ステップS1106の処理へ進み、ステップS1104の処理で設定された制御対象が1個(単数個)であるか2個以上の複数個であるかを判定する。
ステップS1106の判定処理において、S1104の処理で設定された制御対象が1個(単数個)であると判定された場合には、ステップS1108の処理へ進み、S1104の処理で設定された制御対象についてオン制御して通電する。
ステップS1108の処理を終了すると、ステップS1110の処理へ進み、温度センサー26の測定による暖房温度がS1102で設定された目標温度以上か否かが判定される。
ステップS1110の判定処理において、温度センサー26の測定による暖房温度がS1102で設定された目標温度以上でない(No)と判定された場合には、ステップS1108の処理へ戻って上記した処理を繰り返す。
一方、ステップS1110の判定処理において、温度センサー26の測定による暖房温度がS1102で設定された目標温度以上である(Yes)と判定された場合には、ステップS1112の処理へ進む。
ステップS1112の処理においては、制御対象構成ヒーター切り換え部50cにより、「暖房温度が目標温度に到達したのちは動作時最大消費電力の1200Wよりも低い消費電力である900Wで加熱する。」などのような予め設定された条件に応じて、制御対象を構成するヒーターのオンとオフとを予め設定された時間間隔で選択的に切り換える制御を行う。
ステップS1112の処理を終了すると、ステップS1114の処理へ進み、温度センサー26の測定による暖房温度がS1102で設定された目標温度以上か否かが判定される。
ステップS1114の判定処理において、温度センサー26の測定による暖房温度がS1102で設定された目標温度以上である(Yes)と判定された場合には、ステップS1112へ戻って処理を繰り返す。
一方、ステップS1114の判定処理において、温度センサー26の測定による暖房温度がS1102で設定された目標温度以上でない(No)と判定された場合には、ステップS1108へ戻って処理を繰り返す。
また、ステップS1106の判定処理において、S1104の処理で設定された制御対象が2個以上の複数個であると判定された場合には、ステップS1116の処理へ進み、制御対象切り換え部50bによりS1104の処理で設定された2個以上の複数個の制御対象を予め設定された時間間隔で選択的に切り換えながらオン制御を行う。
ステップS1116の処理を終了すると、ステップS1118の処理へ進み、温度センサー26の測定による暖房温度がS1102で設定された目標温度以上か否かが判定される。
ステップS1118の判定処理において、温度センサー26の測定による暖房温度がS1102で設定された目標温度以上でない(No)と判定された場合には、ステップS1116へ戻って処理を繰り返す。
一方、ステップS1118の判定処理において、温度センサー26の測定による暖房温度がS1102で設定された目標温度以上である(Yes)と判定された場合には、ステップS1120の処理へ進む。
ステップS1120の処理においては、制御対象構成ヒーター切り換え部50cにより、「暖房温度が目標温度に到達したのちは動作時最大消費電力の1200Wよりも低い消費電力である900Wで加熱する。」などのような予め設定された条件に応じて、当該ステップS1120の処理の直前のステップS1118の処理でオン制御されていた制御対象を構成するヒーターについて、当該ヒーターのオンとオフとを予め設定された時間間隔で選択的に切り換える制御を行う。
ステップS1120の処理を終了すると、ステップS1122の処理へ進み、温度センサー26の測定による暖房温度がS1102で設定された目標温度以上か否かが判定される。
なお、ステップS1116において2個以上の複数個の制御対象を選択的に切り換えながらオン制御を行う際の予め設定された時間間隔と、ステップS1120において制御対象を構成するヒーターのオンとオフとを選択的に切り換える制御を行う際の予め設定された時間間隔とは、両者が同一あってもよいし、あるいは、異なっていてもよい。
ステップS1122の判定処理において、温度センサー26の測定による暖房温度がS1102で設定された目標温度以上である(Yes)と判定された場合には、ステップS1120へ戻って処理を繰り返す。
一方、ステップS1122の判定処理において、温度センサー26の測定による暖房温度がS1102で設定された目標温度以上でない(No)と判定された場合には、ステップS1116へ戻って処理を繰り返す。
従って、暖房装置10においては、上記した処理手順を行うことにより、任意に設定された動作時最大消費電力となる制御対象として、単数個あるいは複数個の制御対象が設定され、これにより使用者は、所望の動作時最大消費電力によって、暖房装置10を適宜に動作させることができるようになる。
即ち、使用者は、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第2ヒーター32cおよび第4ヒーター32dの消費電力を合計した暖房装置10の最大消費電力になんら関わることなく、当該最大消費電力ならびに当該最大消費電力よりも低い消費電力を含む使用者が指定した動作時最大消費電力に従って暖房装置10を作動することができるものであり、これにより最大消費電力または最大消費電力よりも低い消費電力で暖房装置10を自動的に動作させることができるようになる。
また、暖房装置10においては、上記した処理手順を行うことにより、オン/オフ制御する対象のヒーターの配置がそれぞれ異なる制御対象を切り換えて、当該制御対象をオン/オフ制御することができる。
その結果、特定の位置に配置されたヒーターのみがオン/オフ制御されることがなくなって、オフされるヒーターの位置が変動していくことになるので、ヒーターの配置位置に応じたヒーターのオフに伴う暖房温度の温度ムラが生じ難くなり均一化を図ることが可能となって、利用者に対してヒーターのオフに伴う暖房温度の温度低下を感じさせる恐れを極力排除することができる。
さらに、暖房装置10においては、上記した処理手順を行うことにより、制御対象を構成するヒーターのオンとオフとが切り替えれるので、動作時最大消費電力よりも低い消費電力で加熱することができ、かつ、特定の位置に配置されたヒーターのみがオフされることがなくなって、オフされるヒーターの位置が変動していくことになるので、ヒーターの配置位置に応じたヒーターのオフに伴う暖房温度の温度ムラが生じ難くなり均一化を図ることが可能となって、消費電力の低減を図りながら、利用者に対してヒーターのオフに伴う暖房温度の温度低下を感じさせる恐れを極力排除することができるものである。
(V) 本発明による暖房装置における照明装置の動作の説明
暖房装置10においては、制御部42により照明装置38の点灯/消灯の制御、点灯した際の発光色の制御、点灯した際の照度の制御などの各種の制御が行われる。
より詳細には、制御部42は、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dの通電状態や暖房装置10による暖房の状態などを、照明装置38による照明の色や明るさなどで表現するように、当該照明装置38を制御する。
具体的には、制御部42は、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dの少なくともいずれ1本がオンのとき、即ち、通電時には、照明装置38が、例えば、オレンジ色で発光して点灯するように制御し、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dへの通電本数に応じてオレンジ色の発光の照度を変更する。
即ち、動作時最大消費電力となるようにヒーターに通電しているときはオレンジ色の発光の照度を高くし、一方、動作時最大消費電力よりも低い消費電力となるようにヒーターに通電しているときはオレンジ色の発光の照度を低くして、使用者が視覚的に暖房装置10の現在の動作状態を理解しやすいようにする。
なお、照明装置38を点灯させる際には、発光状態が蝋燭の火のように揺らぐように発光させてもよい。
また、暖房装置10の筐体12は電源を遮断した直後においては加熱されて熱い状態にあり、使用者が触れると火傷する恐れがあり危険である。
このため、暖房装置10の電源を遮断してから予め設定された時間間隔(例えば、筐体12の温度が使用者が触れても火傷しないような温度にまで下がる時間である。)の間、照明装置38を、例えば、赤色で点灯し、使用者に筐体12が高温であることの注意を促すようにしてもよい。
あるいは、使用者が屋内照明を消灯して就寝中のときなどには、照明装置38を白色で照度を低く発光させて足元灯として用いるようにしてもよい。
即ち、照明装置38による照明について、暖房装置10の運転状態を示す照明から足元灯の照明に切り換え、照度を低く白色で発光させる。
なお、暖房装置10に照度を検出する照度センサーを搭載し、照度センサーが予め設定された照度(例えば、人間が暗くて対象物を視認できないような照度である。)であることを検出したときに、照明装置38を予め設定された照度(例えば、人間が対象物を視認できるほど仄明るい照度である。)により予め設定された色(例えば、白色である。)で発光するようにして、足元灯として機能させるようにしてもよい。
(VI) 本発明による暖房装置におけるタイマー装置の操作パネル部ならびに表示部の詳細な構成ならびに動作の説明
ここで、図12は、図3に示す暖房装置に配設された操作パネル部を模式的に示す概略構成説明図であって、表示部には初期状態における表示状態の一例があらわされている。
図12を参照しながら、操作パネル部14の表示部14aならびに操作部14bについて詳細に説明する。
操作パネル部14の表示部14aは、後に詳述するように、一日24時間について1時間を単位時間とした各時間帯において目標温度として設定された温度の表示や第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのオフ設定の表示などを、一日24時間全体または一日24時間を二分割した12時間単位で一括してグラフ表示する。
なお、図12に示す例においては、一日24時間全体を一括してグラフ表示する場合をあらわしている。
即ち、操作パネル部14の表示部14aには、一日24時間について1時間を単位時間とした各時間帯において目標温度として設定された温度や第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのオフ設定などがグラフ表示されるので、使用者は操作パネル部14の表示部14aを一見するだけで、時間帯毎の目標温度の設定状態や第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのオフ設定などを確認することができるようになる。
また、使用者は、表示部14aに表示されているグラフ表示を視認しながら、グラフ表示を編集するように操作パネル部14の操作部14bを操作して、時間帯毎の目標温度の設定の変更操作や第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのオフ設定操作などを行うことができるので、使用者にとって時間帯毎の目標温度の設定操作の操作状況を視認し易くなって直感的に確認できるようになり、このため使用者は時間帯毎の目標温度の設定操作を容易かつ確実に誤りなく行うことができるようになる。
以下に、操作パネル部14の表示部14aと操作部14bとにそれぞれ設けられた各種の表示領域ならびに各種の操作子について説明する。
まず、操作パネル部14の表示部14aは、例えば、液晶パネルなどにより構成されている。
そして、表示部14aの上方側の表示領域には、交差する一方の軸たる縦軸に温度表示目盛62を配置するとともに、交差する他方の軸たる横軸に時間表示目盛64を配置した棒グラフ表示部60が設けられている。
なお、この実施の形態においては、縦軸の時間表示目盛64と横軸の温度表示目盛62とは直交している。
ここで、棒グラフ表示部60の縦軸に位置する温度表示目盛62には、原点位置(縦軸と横軸との交点の位置)に第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのオフ設定(第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dの通電を停止する。)を示す「OFF」のヒーターオフ目盛が配置され、当該ヒーターオフ目盛から上方に向けて「5℃」、「10℃」、「12℃」、「14℃」、「16℃」、「18℃」、「20℃」、「22℃」、「24℃」、「26℃」、「28℃」および「30℃」の温度を示す温度目盛が上方に向けて昇温順に順次に配置されている。
一方、棒グラフ表示部60の横軸に位置する時間表示目盛64には、原点位置に「0時」の時刻を示す時刻目盛が配置され、当該0時の時刻目盛から右方に向けて「1時」、「2時」、「3時」、「4時」、「5時」、「6時」、「7時」、「8時」、「9時」、「10時」、「11時」、「12時」、「13時」、「14時」、「15時」、「16時」、「17時」、「18時」、「19時」、「20時」、「21時」、「22時」および「23時」の時刻を示す時刻目盛が右方に向けて時刻順に順次に配置されている。
ここで、0時の時刻目盛は0時から始まってから1時に至るまでの一時間の時間帯を示し、1時の時刻目盛は1時から始まってから2時に至るまでの一時間の時間帯を示ものであって、2時の時刻目盛以降の各時刻目盛も同様である。
なお、温度表示目盛62の各温度目盛ならびに時間表示目盛64の各時刻目盛は、点灯、点滅または消灯あるいは点灯色を変更するなどのようにして、その表示態様を変更可能に設定されている。
温度表示目盛62におけるヒーターオフ目盛を除く各温度目盛と時間表示目盛64の各時刻目盛との各交差位置には、点灯、点滅または消灯あるいは点灯色を変更するなどのようにして、その表示態様を変更可能な温度表示セグメント66がそれぞれ配置されている。
なお、こうした温度表示セグメント66は、10℃と12℃との間の11℃に相当する温度目盛位置と時間表示目盛64の各時刻目盛との各交差位置にも配置されており、12℃と14℃との間などそれぞれの温度目盛位置についても同様である。
即ち、温度表示セグメント66は、10℃以上の温度域については1℃毎に独立して配置されている。
また、温度表示目盛62におけるヒーターオフ目盛と時間表示目盛64の各時刻目盛との各交差位置には、点灯、点滅または消灯あるいは点灯色を変更するなどのようにして、その表示態様を変更可能なヒーターオフ表示セグメント67がそれぞれ配置されている。
棒グラフ表示部60の下方側における最左方位置には、タイマー装置40によって暖房装置10を自動運転するためのプログラムとして予め設定されるタイマープログラムの種類を示すタイマープログラム表示部68が設けられている。
なお、本実施の形態においては、タイマープログラムとして「タイマープログラム1(P1)」と「タイマープログラム2(P2)」との二種類のタイマープログラムを設定可能とされている。
後述するタイマー装置40におけるタイマープログラムによる運転時においては、暖房装置10を自動運転するために選択されたタイマープログラムのみ(タイマープログラム1(P1)またはタイマープログラム2(P2)のいずれか一方である。)のみが表示される。
また、タイマープログラム表示部68の右方側には、タイマープログラム1またはタイマープログラム2のいずれかによる自動運転中であることを示すタイマー運転中表示部70が設けられている。
さらに、タイマー運転中表示部70の右方側には、現在の時刻や使用者により選択された時刻を表示する時計表示部72が設けられている。
また、タイマープログラム表示部68とタイマー運転中表示部70との下方位置には、後述する操作部14bの操作によって指定されて設定された動作時最大消費電力を表示する動作時最大消費電力表示部74が設けられている。
一方、時計表示部72の下方位置には、温度センサー26により測定された温度である暖房温度や使用者により選択された温度を表示する暖房温度表示部76が設けられている。
次に、操作パネル部14の操作部14bに設けられた各種の操作子について説明するが、本実施の形態においては、これら各種の操作子は押しボタンスイッチにより構成されており、これら操作子を操作することによって動作時最大消費電力などのタイマープログラムを構成する各種のパラメーターの設定を行う。
操作部14bを構成する各種の操作子は表示部14aの下方側に配置されており、左方側から右方側に向けて電源スイッチ80と、タイマースイッチ82と、設定スイッチ84と、戻るスイッチ86と、進むスイッチ88と、高スイッチ90と、低スイッチ92と、決定スイッチ94と、動作時最大消費電力を設定する際に用いる動作時最大消費電力設定モードスイッチ96とが設けられている。
ここで、暖房装置10においては、操作パネル部14の操作部14bに設けられた電源スイッチ80を押す度毎に電源のオン(電力投入)とオフ(電力遮断)とが切り替わる。
電源スイッチ80を押して電源をオンにすると、タイマー装置40を使用せずに、温度センサー26により検出される温度が暖房温度表示部76に示す温度となるように第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dの出力を制御する通常の運転が開始される。
このタイマー装置40を使用しない通常の運転においては、高スイッチ90を押す毎に温度表示部76に示す温度が1℃上昇し、一方、低スイッチ92を押す毎に温度表示部76に示す温度が1℃下降する。
このようなタイマー装置40を使用しない通常の運転中において、タイマースイッチ82を押すと、タイマー運転中表示部70が点灯して表示されるとともにタイマープログラム表示部68に選択されたタイマープログラムが表示され、タイマー装置40によって24時間制御されるタイマープログラムによる自動運転が開始される。
タイマー装置40においては、複数のタイマープログラムをメモリ装置44に記憶させることができるものであり、本実施の形態においては上記したようにタイマープログラム1(P1)とタイマープログラム2(P2)との2組のタイマープログラムをメモリ装置44に記憶させることができる。
暖房装置10においては、これらタイマープログラム1(P1)とタイマープログラム2(P2)といずれかのタイマープログラムを選択して自動運転させることができる。
なお、タイマースイッチ48を押すたび毎に、「「タイマープログラム1(P1)によるタイマープログラム運転」→「タイマープログラム2(P2)によるタイマープログラム運転」→「タイマー装置40を使用しない通常の運転」→「タイマープログラム1(P1)によるタイマープログラム運転」→「タイマープログラム2(P2)によるタイマープログラム運転」→「タイマー装置40を使用しない通常の運転」→・・・」というように循環しながら順次切り替わる。
(VII) 本発明による暖房装置におけるタイマー装置によるタイマープログラムの設定方法の説明
図13は、図3に示す暖房装置に配設された操作パネル部を模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム設定時における表示状態の一例があらわされている。
この図13を参照しながら、タイマー装置40におけるタイマープログラムの設定方法について説明するが、タイマー装置40においてタイマープログラムを設定するには、その設定前に、まず、タイマー装置40のタイマー制御部46に現在の時刻を設定する。
ここで、タイマー装置40のタイマー制御部46に現在の時刻を設定する方法としては、例えば、使用者が操作パネル部14の操作部14bに設けられた現在の時刻を設定するための操作子(図示を省略した。)を操作して当該使用者が手動で現在の時刻を設定する方法や、あるいは、リモートコントローラー52に設定されている現在の時刻の情報を当該リモートコントローラー52から無線通信によりタイマー制御部46に転送する方法や、あるいは、スマートフォン54に設定されている現在の時刻の情報を当該スマートフォン54から無線通信によりタイマー制御部46に直接転送する方法や、あるいは、スマートフォン54に設定されている現在の時刻の情報を当該スマートフォン54から無線通信によりタイマー制御部46にネットワークを経由して転送する方法や、あるいは、タイマー装置40のタイマー制御部46がネットワーク経由でサーバー56から現在の時刻情報を取得する方法などように、各種の方法を適宜に用いることができる。
なお、上記において種々説明したタイマー装置40のタイマー制御部46に現在の時刻を設定する方法は、従来より公知の技術を用いることができるので、その詳細な説明については省略する。
ここで、図13に示すように、暖房装置10をタイマープログラム(タイマープログラム1またはタイマープログラム2である。)による自動運転中(図13に示す例は、タイマープログラム1による自動運転中を示している。)に設定スイッチ84を押すと、タイマー運転中表示部70の表示が消灯して消え、現在自動運手中のタイマープログラム(図13に示す例は、タイマープログラム1である。)の設定処理に移行する。
このとき、棒グラフ表示部60には、現在自動運転中のタイマープログラム(図13に示す例は、タイマープログラム1である。)の設定が棒グラフ状に表示されている。
具体的には、時間表示目盛64における各時刻目盛が示す時間帯に温度が設定されている場合には、当該時刻目盛が示す時間帯に設定されている温度の温度目盛に対応する温度表示セグメント66の位置まで、当該時刻目盛が示す時間帯における各温度目盛に対応する温度表示セグメント66を全て点灯して棒グラフ状に表示するとともに、ヒーターオフ表示セグメント67を消灯する。
一方、時間表示目盛64における各時刻目盛が示す時間帯に温度が設定されていない場合には、当該時刻目盛が示す時間帯に対応する温度表示セグメント66全て消灯するとともに、ヒーターオフ表示セグメント67を点灯する。
図13を参照しながら、より具体的に説明すると、時間表示目盛64における9時の時刻目盛が示す時間帯に20℃の温度が設定されているとすると、設定されている20℃の温度目盛に対応する温度表示セグメント66の位置まで、20℃の温度が設定されている9時から始まって10時に至る時間帯における各温度目盛に対応する温度表示セグメント66(即ち、5℃乃至20℃に対応する温度表示セグメント66である。)を全て点灯するとともに他の温度表示セグメント66を消灯して棒グラフ様に表示するとともに、ヒーターオフ表示セグメント67を消灯する。
一方、図13に示すように、時間表示目盛64における11時の時刻目盛が示す時間帯に温度が設定されていないとすると、11時の時刻目盛が示す時間帯に対応する温度表示セグメント66全て消灯するとともに、ヒーターオフ表示セグメント67を点灯する。
ここで、温度設定を変更する場合には、使用者は戻るスイッチ86や進むスイッチ88を押すことにより、温度設定を変更したい時間帯の時刻目盛を選択する。
なお、使用者が戻るスイッチ86を押す度毎に23時の時刻目盛から0時の時刻目盛に向かう方向で変更したい時間帯を1つ前の時間帯に順次切り替えて選択可能であり、一方、使用者が進むスイッチ88を押す度毎に0時の時刻目盛から23時の時刻目盛に向けて変更したい時間帯を1つ後ろの時間帯に順次切り替えて選択可能である。
使用者が戻るスイッチ86や進むスイッチ88を押すことにより選択した時刻目盛は点滅して表示され、かつ、当該時刻目盛に対応する時間帯の温度表示セグメント66も全て点滅して表示されるものであり、これにより使用者が選択した時刻の視認性を向上させている。
また、使用者が戻るスイッチ86や進むスイッチ88を押すことにより選択した時刻目盛に対応する時刻は時計表示部72にも点滅して表示され、使用者が選択した時刻の視認性が一層向上される。
図13を参照しながら、具体的に説明すると、例えば、使用者が戻るスイッチ86や進むスイッチ88を押すことにより「23」の時刻目盛を選択すると、時計表示部72に「23:00」が点滅して表示され、時間表示目盛64の「23」の時刻目盛が点滅して表示され、「23」の時刻目盛の上方に位置する5℃乃至20℃に対応する温度表示セグメント66も点滅して表示される。
従って、使用者は、操作パネル部14の表示部14aを一見するだけで、温度設定を変更するために選択した時間帯が23時の時刻目盛に示す時間帯であることを容易に確認することができる。
次に、使用者は、温度設定を変更するために選択した時間帯における温度を変更する操作を行うことになるが、この変更操作は使用者が高スイッチ90や低スイッチ92を押すことにより行う。
即ち、使用者が高スイッチ90を押す度毎に選択した時間帯において設定された温度が1℃ずつ昇温され、一方、使用者が低スイッチ92を押す度毎に選択した時間帯において設定された温度が1℃ずつ降温する。
そして、使用者による高スイッチ90や低スイッチを押す度毎に、点滅している温度表示セグメント66と暖房温度表示部76の表示が変化する。
即ち、使用者による高スイッチ90や低スイッチを押すことにより指定された温度に対応する温度表示セグメント66が点滅して表示されるとともに、暖房温度表示部76の表示が当該指定された温度に変化する。
図13を参照しながら、具体的に説明すると、例えば、使用者が戻るスイッチ86や進むスイッチ88を押すことにより「23」の時刻目盛を選択し、その後に使用者が高スイッチ90を2回押すと、5℃乃至20℃に対応する温度表示セグメント66の点滅の表示が、5℃乃至22℃に対応する温度表示セグメント66の点滅の表示に切り替わり、かつ、暖房温度表示部76の表示が20℃から22℃に切り替わる。
一方、例えば、使用者が戻るスイッチ86や進むスイッチ88を押すことにより「23」の時刻目盛を選択し、その後に使用者が低スイッチ92を2回押すと、5℃乃至20℃に対応する温度表示セグメント66の点滅の表示が、5℃乃至18℃に対応する温度表示セグメント66の点滅の表示に切り替わり、かつ、暖房温度表示部76の表示が20℃から18℃に切り替わる。
なお、本実施の形態において最も低い温度設定は5℃であるが、この5℃の温度設定でさらに低スイッチ92を押すと、温度表示セグメント66を消灯するとともに、ヒーターオフ表示セグメント67を点滅の表示に切り替え、設定中の時間帯は暖房温度(室温)に関わらず常にヒーター32がオフの設定となる。
また、動作時最大消費電力を設定するには、、動作時最大消費電力設定モードスイッチ96を押して動作時最大消費電力設定モードに設定した後に、高スイッチ90や低スイッチ92を押すことにより動作時最大消費電力を変更する。
ここで、動作時最大消費電力設定モードにおいて高スイッチ90を押すと、動作時最大消費電力を現在値よりも高く設定することができ、一方、動作時最大消費電力設定モードにおいて低スイッチ90を押すと、動作時最大消費電力を現在値よりも低く設定することができる。
上記のようにして、動作時最大消費電力設定モードにおいて動作時最大消費電力を変更した後に、動作時最大消費電力設定モードスイッチ96をもう一度押すと、動作時最大消費電力設定モードが終了し、変更した値が動作時最大消費電力として設定される。
上記のようにして、使用者は所望の時間帯について所望の温度の設定を変更や動作時最大消費電力の変更などを行い、その後に使用者が決定スイッチ94を押すと、当該変更した設定を指定したタイマープログラム(図13に示す例においては、タイマープログラム1である。)に反映させて、タイマープログラムの設定の処理を完了する。
なお、メモリ装置44に記憶されていた当該変更した設定を指定したタイマープログラム(図13に示す例においては、タイマープログラム1である。)は、当該変更した設定を反映したタイマープログラムに更新して記憶される。
(VIII) 本発明による暖房装置におけるタイマー装置によるタイマープログラムの運転時の説明
図14は、図3に示す暖房装置に配設された操作パネル部を模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム運転時における表示状態の一例があらわされている。
ここで、タイマープログラムによる自動運転中は、図14に示すように、タイマー運転中表示部70が点灯して表示されるとともに、タイマープログラム表示部68には自動運転中のタイマープログラム(図14に示す例においては、タイマープログラム1である。)が点灯して表示される。
また、時計表示部72には現在の時刻が表示され(図14に示す例においては、「16:08」が表示されている。)、動作時最大消費電力表示部74には動作時最大消費電力が表示され(図14に示す例においては、「1500W」が表示されている。)、暖房温度表示部76には現在の時刻における現在の暖房温度(図14に示す例においては、「14℃」が表示されている。)が表示される。
なお、現在の暖房温度は、温度センサー26が検出した温度に応じて出力する電圧を温度検知部48で温度情報に変換して得られるものである。
そして、棒グラフ表示部60においては、温度表示セグメント66ならびにヒーターオフ表示セグメント67を点灯、点滅または消灯あるいは点灯色を変更するなどのようにして、その表示態様を変化させることによって、タイマープログラムとして各時間毎に設定した目標温度、現在の時刻における暖房温度ならびに当該現在の時刻から過去24時間まで遡った時間帯における運転状況を示す暖房温度の履歴が表示される。
ここで、棒グラフ表示部60における表示態様を詳しく説明すると、タイマープログラムとして各時間毎に設定した目標温度を表示する際に、現在の時刻に対応する時刻目盛の上方に示される当該時刻目盛の時間帯に設定された目標温度については、当該目標温度に対応する温度表示セグメント66(温度表示セグメント66-1)のみを点灯し、一方、現在の時刻以外に対応する時刻目盛の上方に示される当該時刻目盛の時間帯に設定された目標温度については、時刻目盛の上方に位置する温度表示セグメント66を全て点灯して表示して、両者の表示態様を変化させることによって現在の時刻において設定された温度の視認性を向上している。
さらに、現在の時刻に対応する時刻目盛の上方に示される当該時刻目盛の時間帯における温度表示セグメント66については、当該時刻目盛の直上の温度表示セグメント66である5℃に対応する温度表示セグメント66(温度表示セグメント66-2)から現在の時刻における暖房温度(図6に示す例においては、14℃である。)までの全ての温度表示セグメント66(温度表示セグメント66-2)が点滅して棒グラフ状に表示される。
ここで、棒グラフ表示部60においては、現在の時刻から過去24時間まで遡った時間帯における暖房温度の履歴が、各時刻目盛に対応する24時間前の暖房温度の温度表示セグメント66(温度表示セグメント66-3)のみを点灯して表示し、その履歴を折れ線グラフ状に表示する。
なお、この暖房温度の履歴を折れ線グラフ様に表示する際には、温度表示セグメント66を点灯させる際の色彩を他の場合と変更してもよい。
例えば、タイマープログラムとして設定された温度を棒グラフ状に表示する場合には、温度表示セグメント66を赤色で点灯させ、一方、暖房温度の履歴を折れ線グラフ状に表示する際には、温度表示セグメント66を青色で点灯させる。
また、暖房温度の履歴については、各目盛時刻に対応する時間帯において最新に取得された現在の温度をメモリ装置44に随時更新して記憶しておき、このメモリ装置に記憶された暖房温度を読み出して表示することが好ましい。。
(IX) 本発明による暖房装置におけるリモートコントローラーによるタイマープログラムの設定時の説明
図15は、図3に示す暖房装置を遠隔制御するためのリモートコントローラーを模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム設定時における表示状態の一例があらわされている。
なお、以下に詳述するリモートコントローラー52の説明においては、図3乃至図14の各図を参照しながら説明した操作パネル部14の表示部14aと操作部14bとにおける各種の表示領域ならびに各種の操作子の構成ならびに作用と同一あるいは相当する構成ならびに作用については、図3乃至図14の各図において用いた符号と同一の符号をそれぞれ付して示すことにより、その詳細な構成ならびに作用の説明は省略する。
以下に、リモートコントローラー52を用いてタイマープログラムを設定する方法について説明するが、リモートコントローラー52としては小型化ならびに軽量化が求めらるため、表示部52aとして操作パネル部14の表示部14aのような大きな表示領域を備えることが困難である。
一方、小さな表示領域に多くの情報を表示させようとすると、表示の大きさが小さくなってしまって視認性が悪化するため、リモートコントローラー52の表示部52aにおいては、横軸に24時間分の時間帯に対応する時間表示目盛64を配置した棒グラフ表示部60に代えて、横軸に12時間分の時間帯に対応する時間表示目盛104を配置した棒グラフ表示部100を設け、1日24時間にわたって設定されたタイマープログラムの設定内容を午前の12時間と午後の12時間とに分割して、棒グラフ表示部100に午前12時間と午後12時間とを切り換えて表示するようにしている。
なお、時間表示目盛104には、原点位置に「0時」の時刻を示す時刻目盛が配置され、当該0時の時刻目盛から右方に向けて「1時」、「2時」、「3時」、「4時」、「5時」、「6時」、「7時」、「8時」、「9時」、「10時」および「11時」の時刻を示す時刻目盛が時刻順に順次に配置されている。
また、棒グラフ表示部100においては、温度表示目盛62に代えて、温度表示目盛62における5℃の位置に「L」(Low)を配置した温度表示目盛102を備えている。
なお、符号106は、棒グラフ表示部100の表示が午前の12時間か午後の12時間かを示すための午前・午後表示部である。
図7に示す例においては、午前・午後表示部106には午前が表示されており、棒グラフ表示部100には午前の12時間分が表示されていることを示している。
また、符号108は、リモートコントローラー52により設定した全ての設定情報を暖房装置10の制御部42へ送信する赤外線送信部である。
上記したリモートコントローラー52においては、タイマープログラムの0時台を設定中に戻るスイッチ86を押すと、当該0時台を含む12時間分とは別の12時間分の11時台の設定に切り替わり、一方、タイマープログラムの11時台を設定中に進むスイッチ88を押すと、当該11時台を含む12時間分とは別の12時間分の0時台の設定に切り替わる。
そして、上記において説明した操作パネル部14と同様にして、リモートコントローラー52においてタイマープログラムを設定して決定スイッチ94を押すと、現在の時刻の設定や1日24時間におけるタイマープログラムの設定などを含むリモートコントローラー52により設定した全ての設定情報が、赤外線送信部108から制御部42へ送信され、さらに制御部42からメモリ装置44に送信されて記憶されるとともに、タイマープログラムによる自動運転を開始する。
(X) 本発明による暖房装置におけるリモートコントローラーによるタイマープログラムの運転時の説明
図16は、図3に示す暖房装置を遠隔制御するためのリモートコントローラーを模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム運転時における表示状態の一例があらわされている。
ここで、リモートコントローラー52においても、タイマープログラムによる自動運転中は、図16に示すように、タイマー運転中表示部70が点灯して表示されるとともに、タイマープログラム表示部68には自動運転中のタイマープログラム(図16に示す例においては、タイマープログラム1である。)が点灯して表示される。
そして、棒グラフ表示部100には、現在の時刻に設定されているタイマープログラムの設定が表示されるが、この状態において戻るスイッチ86または進むスイッチ88を押すと、現在の時刻を含む12時間とは別の12時間のタイマープログラムが予め設定された時間間隔(例えば、10秒である)だけ一時的に表示されるので、使用者は現在の時刻を含む12時間分とは別の12時間分のタイマープログラムの設定内容を視認して確認することができる。
(XI) 本発明による暖房装置におけるスマートフォンによるタイマープログラムの設定時の説明
図17は、図3に示す暖房装置を遠隔制御するための携帯通信端末の一種であるスマートフォンを模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム設定時における表示状態の一例があらわされている。
なお、以下に詳述するスマートフォン54の説明においては、図3乃至図16の各図を参照しながら説明した各種の表示領域ならびに各種の操作子の構成ならびに作用と同一あるいは相当する構成ならびに作用については、図3乃至図16の各図において用いた符号と同一の符号をそれぞれ付して示すことにより、その詳細な構成ならびに作用の説明は省略する。
以下に、スマートフォン54を用いてタイマープログラムを設定する方法について説明するが、スマートフォン54は表示部54aと操作部54bとを組み合わせて一体化した表示操作部を構成するタッチパネル200を備えている。
こうしたタッチパネル200としては、液晶タッチパネルや有機ELタッチパネルなどの種々の構成のものを用いることができる。
なお、スマートフォン54を用いてタイマープログラムを設定して暖房装置10を自動運転ささせるには、スマートフォン54へのアプリケーションソフトウェア(アプリケーションプログラム)のインストールや通信ネットワークの初期設定が必要であるが、こうしたインストールや初期設定については公知の技術を利用することができるので詳細な説明は省略する。
ここで、スマートフォン54のタッチパネル200は、一般的に縦長で使用することが多いので、グラフ表示操作部202において、交差する一方の軸である縦軸に24時間分の時間帯に対応する時間表示目盛204(時間表示目盛64に相当するものである。)を配置し、一方、交差する他方の軸である横軸に温度表示目盛206(温度表示目盛62に相当するものである。)を配置している。
なお、この実施の形態においては、縦軸の時間表示目盛204と横軸の温度表示目盛206とは直交している。
また、スマートフォン54を横向きに倒して使用する場合には、タッチパネル200も横長になるので、横長のタッチパネル200に最適な表示態様(例えば、グラフ表示操作部202における時間表示目盛204を横軸とするとともに時間表示目盛204を縦軸にするなどである。)に切り替わるようにしてもよい。
また、スマートフォン54を用いる場合には、複数台の暖房装置10の設定を行うことができ、暖房装置選択表示操作部208のドロップダウンリストから設定する暖房装置10を選択する。
また、これら複数の暖房装置10には、それぞれ複数のタイマープログラムを設定することができ、タイマープログラム選択表示操作部210のドロップダウンリストから設定するタイマープログラムを選択する。
各時間体における温度設定とヒーター32のオフ設定とを行うには、グラフ表示操作部202において各時間帯毎に設定されている温度調整スライドボタン212を左右に移動することにより、温度調整スライドボタン212を温度表示目盛206の所望の温度の位置やオフ(OFF)の位置に合わせることにより行う。
この温度調整スライドボタン212を右方に移動にするに従って温度表示部213がOFF位置から温度調整スライドボタン212の位置まで伸長し、一方、温度調整スライドボタン212を左方に移動にするに従って温度表示部213が温度調整スライドボタン212の位置からOFF位置に向けて短縮されて、温度調整スライドボタン212の左右に移動により設定中の温度の視認性を向上させている。
そして、設定ボタン214を押すと、設定したタイマープログラムは無線通信で制御部42に直接送信されたり、あるいは、設定したタイマープログラムはLANやインターネットなどのネットワークを経由しての制御部42に送信されて、制御部42からメモリ装置44へ出力されて記憶される。
ここで、タイマー運転開始表示操作部216を押すと、タイマープログラムによる自動運転が開始される。
なお、符号218は、タイマープログラムの設定を全て取り消す際に操作するキャンセル表示操作部である。
また、スマートフォン54で設定したタイマープログラムなどの設定や暖房装置10の状態などを、ネットワークを介してサーバー56へ出力して記憶させておき、サーバー56で各種の管理を行うようにしてもよい。
このようにサーバー56で各種の管理を行うようにした場合には、暖房装置10ならびにスマートフォン54とサーバー56とを所定の時間間隔(例えば、10分間隔である。)で定期的に接続してデータの送受信を行うだけでよいので、ネットワークの設定は容易になる。
(XII) 本発明による暖房装置におけるスマートフォンによるタイマープログラムの運転時の説明
図18は、図3に示す暖房装置を遠隔制御するための携帯通信端末の一種であるスマートフォンを模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム運転時における表示状態の一例があらわされている。
ここで、スマートフォン54においても、タイマープログラムによる自動運転中は、図18に示すように、タイマー運転中表示部70を点灯して表示するとともに、タイマープログラム選択表示操作部210には自動運転中のタイマープログラム(図18に示す例においては、タイマープログラム1である。)が表示される。
そして、グラフ表示操作部202において、タイマープログラムで設定された目標温度については実線折れ線グラフ220により表示し、現在の時刻から過去24時間まで遡った時間帯における暖房温度の履歴については破線折れ線グラフ222により表示する。
なお、グラフ表示操作部202においては、現在の時刻に対応する時間帯を最下部に表示することによって、現在の時刻から24時間前までの暖房温度の履歴を破線折れ線グラフ222により全て表示している。
ここで、タイマープログラムにより暖房装置10の自動運転中において、使用者が寒く感じたり、あるいは、使用者が暑く感じたりした際には、一時温度設定スライドボタン224を左右に移動することにより、一時温度設定スライドボタン224を温度表示目盛206の所望の温度の位置やオフ(OFF)の位置に合わせることにより、一時的にその時間帯の温度設定を変更することができる。
なお、上記した一時温度設定スライドボタン224を使用した温度設定の変更は一時的なものであって、タイマープログラムへ変更が加えられるものではない。
従って、一時温度設定スライドボタン224を使用して一時的に温度設定を変更した時間帯が終了し、次の時間帯でのタイマープログラムによる自動運転が開始されると、一時温度設定スライドボタン224を使用して一時的に温度設定を変更した時間帯の温度設定は、自動的に元のタイマープログラムの温度設定に戻る。
なお、タイマープログラムによる自動運転中においては、スマートフォン54にはタイマー運転停止表示部226と、チャイルドロックスライドボタン228と、エコ運転設定スライドボタン230とが表示される。
ここで、タイマー運転停止表示部226を押すと、タイマープログラムによる自動運転が停止され、暖房装置10はタイマー装置40を使用しない通常の運転を開始する。
また、チャイルドロックスライドボタン228を図18に示す現在位置から左方にスライドさせると、チャイルドロック機能が開始され、スマートフォン54のいずれの表示操作部を操作しても当該操作前の状態が維持される。
一方、チャイルドロックスライドボタン228を上記した左方の位置から図18に示す現在位置へ左方からから右方にスライドさせると、チャイルドロック機能が解除され、スマートフォン54のいずれかの表示操作部を操作すると当該操作が反映される。
また、エコ運転設定スライドボタン230を図18に示す現在位置から右方にスライドさせると、予め設定されたエコ運転機能プログラムが起動し、タイマープログラムによる温度設定を維持しながら最小限の電力消費量となるように自動運転が制御される。
一方、エコ運転設定スライドボタン230を上記した右方の位置から図18に示す現在位置へ右方から左方にスライドさせると、予め設定されたエコ運転機能プログラムが停止し、通常の自動運転に戻る。
なあ、エコ運転機能プログラムについては、従来より公知の省エネルギーに利用できるアプリケーションソフトウェア(アプリケーションプログラム)を利用することができるので、その詳細な説明は省略する。
(XIII) 本発明による暖房装置におけるスマートフォンによる他の例のタイマープログラムの運転時の説明
図19は、図3に示す暖房装置を遠隔制御するための携帯通信端末の一種であるスマートフォンの他の例を模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム運転時における表示状態の一例があらわされている。
なお、以下に詳述するスマートフォン54の説明においては、図3乃至図18の各図を参照しながら説明した各種の表示領域ならびに各種の操作子や表示操作部の構成ならびに作用と同一あるいは相当する構成ならびに作用については、図3乃至図18の各図において用いた符号と同一の符号をそれぞれ付して示すことにより、その詳細な構成ならびに作用の説明は省略する。
ここで、この図19に示すスマートフォン54と上記において図17ならびに図18を参照しながら説明したスマートフォン54とを比較すると、タッチパネル200におけるグラフ表示操作部の構成が異なる。
即ち、図19に示すスマートフォン54のタッチパネル200においては、1日24時間分のタイマープログラムを午前の12時間と午後の12時間とに分割し、午前の12時間のタイマープログラムを午前環状グラフ表示操作部300において表示し、午後の12時間のタイマープログラムを午後環状グラフ表示操作部302において表示している。
つまり、図19に示すスマートフォン54のタッチパネル200は、午前環状グラフ表示操作部300と午後環状グラフ表示操作部302との二つのグラフ表示を備えている。
そして、午前環状グラフ表示操作部300ならびに午後環状グラフ表示操作部302は、円形の領域内において、アナログ式時計の文字盤と同様にして中心角30°で等分に12時間分の時間帯に対応する時間表示目盛304(時間表示目盛64に相当するものである。)を当該円形の領域の周部に配置し、各時間表示目盛304が示す時刻間における中心角30°の領域の各時間帯に対して運転条件の温度設定ができるようにするとともに、当該設定した目標温度を中心角30°の領域を点灯してグラフ表示するようにしたものである。
なお、温度表示目盛206は、円形の領域の中心部C側にOFF位置を配置するとともに当該円形の領域の周部側に30°温度目盛が配置されるようにして、円形の領域の中心部Cから放射状に配置されている。
即ち、午前環状グラフ表示操作部300ならびに午後環状グラフ表示操作部302は、円形の領域内において、中心角30°で等分に12時間分の各時間帯を示す時間表示目盛304を当該円形の領域の周部に配置し、かつ、運転条件である目標温度を示す温度表示目盛206を当該円形の領域の中心部C側から放射状に配置して、中心角30°で等分された領域毎に各時間帯と目標温度との対応関係をグラフ状に表示するものである。
なお現在時刻短針指示表示部306は、アナログ式時計の短針が現在の時刻を示す角度と同じ角度の位置に表示され、現在時刻短針指示表示部306と重なった時間帯において点灯している温度表示セグメント66が、現在の時刻における目標温度を示す。
また、現在時刻長針指示表示部308は、アナログ式時計の長針が現在の分を示す角度と同じ角度の位置に表示されるものであり、午前環状グラフ表示操作部300ならびに午後環状グラフ表示操作部302における現在時刻短針指示表示部306が位置する時間帯に必ずしも位置するものではないので、温度表示セグメント66とは重ならないようにして、アナログ式時計の長針の先端に対応する部分のみを表示している。
これにより、現在時刻長針指示表示部308の表示によって、午前環状グラフ表示操作部300ならびに午後環状グラフ表示操作部302における目標温度の視認性が妨げられることはない。
符号310は温度設定スライドボタンであり、タイマープログラムの設定時においては、この温度設定スライドボタン310を温度表示目盛206に沿って移動させることによって、温度設定スライドボタン310を温度表示目盛206の所望の温度の位置やオフ(OFF)の位置に合わせることにより、タイマープログラムとして設定する温度を変更する。
また、タイマープログラムの自動運転中においては、現在時刻短針指示表示部306と重なった時間帯に位置する温度設定スライドボタン310を温度表示目盛206に沿って移動させることによって、温度設定スライドボタン310を温度表示目盛206の所望の温度の位置やオフ(OFF)の位置に合わせることにより、一時的にその時間帯の温度設定を変更することができる。
なお、上記した温度設定スライドボタン310を使用した温度設定の変更は一時的なものであって、タイマープログラムへ変更が加えられるものではない。
従って、温度設定スライドボタン310を使用して一時的に温度設定を変更した時間帯が終了し、次の時間帯でのタイマープログラムによる自動運転が開始されると、温度設定スライドボタン310を使用して一時的に温度設定を変更した時間帯の温度設定は、自動的に元のタイマープログラムの温度設定に戻る。
なお、1日24時間のタイマープログラムの運転中に重要な現在の時刻を示す現在時刻短針指示表示部306については、他の表示とは色を変えたりあるいは点滅させるなどして強調表示するようにしてもよい。
(XIV) 本発明による暖房装置におけるスマートフォンによる他の例のタイマープログラムの運転時の説明
図20は、図3に示す暖房装置を遠隔制御するための携帯通信端末の一種であるスマートフォンの他の例を模式的に示す概略構成説明図であって、表示部にはタイマープログラム運転時における表示状態の一例があらわされている。
なお、以下に詳述するスマートフォン54の説明においては、図3乃至図19の各図を参照しながら説明した各種の表示領域ならびに各種の操作子や表示操作部の構成ならびに作用と同一あるいは相当する構成ならびに作用については、図3乃至図19の各図において用いた符号と同一の符号をそれぞれ付して示すことにより、その詳細な構成ならびに作用の説明は省略する。
ここで、この図20に示すスマートフォン54と上記において図19を参照しながら説明したスマートフォン54とを比較すると、タッチパネル200におけるグラフ表示操作部の構成が異なる。
即ち、図20に示すスマートフォン54のタッチパネル200においては、1日24時のタイマープログラムを午前6時から午後6時までの昼間の12時間と午後6時から翌日の午前6時までの夜間の12時間とに分割し、午前6時から午後6時までの昼間の12時間のタイマープログラムを昼間環状グラフ表示操作部400において表示し、午後6時から翌日の午前6時までの夜間の12時間のタイマープログラムを夜間環状グラフ表示操作部402において表示している。
この昼間環状グラフ表示操作部400と夜間環状グラフ表示操作部402とを備えたタッチパネル200を有するスマートフォン54においても、図19を参照しながら説明したスマートフォン54の場合と同様に、アナログ式時計の短針が示す時刻の時間帯と同じ角度の位置において当該時間帯の温度設定ができる。
ここで、この昼間環状グラフ表示操作部400ならびに夜間環状グラフ表示操作部402と午後環状グラフ表示操作部302ならびに午前環状グラフ表示操作部300とは類似しているが、昼間環状グラフ表示操作部400ならびに夜間環状グラフ表示操作部402は午前6時と午後6時とを境界にして12時間ずつに分けて1日24時間のタイマープログラムを示すものであるので、午前0時や正午(午後0時)をまたぐタイマープログラムの設定が容易になるとともに当該設定の際の視認性が向上する。
なお、図20に示すスマートフォン54において、暖房装置選択表示操作部208には、暖房装置選択表示操作部208のドロップダウンリストから選択して設定した暖房装置10を示す「リビング」が表示され、また、タイマープログラム選択表示操作部210には、タイマープログラム選択表示操作部210のドロップダウンリストから選択して設定したタイマープログラムを示す「休日」が表示されている。
(XV) その他の実施の形態および変形例の説明
なお、上記した実施の形態は例示に過ぎないものであり、本発明は他の種々の形態で実施することができるものである。即ち、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換えあるいは変更などを適宜に行うことができる。
例えば、上記した実施の形態は、以下の(XV-1)乃至(XV-27)に示すように変形するようにしてもよい。
(XV-1) 上記した実施の形態において、図21に模式的に示すように、暖房装置10の操作パネル部14の表示部14a、リモートコントロラー52の表示部52aならびにスマートフォン54の表示部54aなどに警告表示を行う警告表示手段としての警告表示領域14aaを設けるとともに、警告音発生手段として警告音を発生するブザーなどの音響発生器500を設ける。
そして、暖房装置10の電源コード502に接続される電源プラグ504として、特許第6045619号(特開2016-142607)「電源プラグの温度検知回路」に開示された技術を利用して、電源プラグ504に配置(内蔵)された温度センサー506で電源プラグ504の温度検知を行い、電源プラグ504の温度の上昇の程度により、危険はないが予め設定されている第1の温度よりも電源プラグの温度が高めの場合には、表示部14aなどに警告表示を行って使用者へ通知したり、あるいは、音響発生器500により警告音を発生して使用者へ通知したり、あるいは、その両方を行って使用者へ通知して、自動的に第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dの出力を抑制するために、制御部42によりヒーター制御部50を制御して、自動的に第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dのうちの一部をオフにするように制御してもよい。
そして、さらに電源プラグ504の温度が上昇して、危険な程度の温度として予め設定された第2の温度まで電源プラグ504の温度が上昇した場合には、表示部14aなどに警告表示を行って使用者へ通知したり、あるいは、音響発生器500により警告音を発生して使用者へ通知したり、あるいは、その両方を行って使用者へ通知して、制御部42によりヒーター制御部50を制御して、自動的に第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dの全部を全てオフするように制御してもよい。
(XV-2) 上記した実施の形態においては、制御対象切り換え部50bは、予め設定された条件(例えば、「暖房温度が目標温度に到達するまでは制御対象を切り換えて加熱する。」である。)に応じて、オン/オフ制御する制御対象を切り換えるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、何らの条件も設けることなしに、制御対象切り換え部50bが、オン/オフ制御する制御対象を切り換えるようにしてもよい。
(XV-3) 上記した実施の形態においては、制御対象構成ヒーター切り換え部50cは、予め設定された条件(例えば、「暖房温度が目標温度に到達したのちは動作時最大消費電力よりも低い消費電力で加熱する。」である。)に応じて、制御対象を構成するヒーターのオンとオフとを切り換えてオン/オフ制御するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、何らの条件も設けることなしに、制御対象切り換え部50bが、制御対象を構成するヒーターのオンとオフとを切り換えてオン/オフ制御するようにしてもよい。
(XV-4) 上記した実施の形態においては、制御対象切り換え部50bにおける制御対象の切り換えの際の予め設定された条件として、「暖房温度が目標温度に到達するまでは制御対象を切り換えて加熱する。」という例を示したが、予め設定された条件はこれに限られるものではないことは勿論である。
例えば、ある特定の温度になったときに制御対象を切り換えるなどの条件や、あるいは、ある時点からある時間間隔が経過したら制御対象の切り換えを開始するなどの条件などであってもよい。
(XV-5) 上記した実施の形態においては、制御対象構成ヒーター切り換え部50cにおけるヒーターを切り換えの際の予め設定された条件として、「暖房温度が目標温度に到達したのちは動作時最大消費電力よりも低い消費電力で加熱する。」という例を示したが、予め設定された条件はこれに限られるものではないことは勿論である。
例えば、ある特定の温度になったときにヒーターを切り換えるなどの条件や、あるいは、ある時点からある時間間隔が経過したらヒーターの切り換えを開始するなどの条件などであってもよい。
(XV-6) 上記した実施の形態においては、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dの消費電力として具体的な数値を例示したが、これらは一例に過ぎないものであって、各種の設計条件などに応じて適宜の数値に設定してよいことは勿論である。
(XV-7) 上記した実施の形態においては、制御対象切り換え部50bは、図9に示すように、「第1制御対象→第2制御対象→第3制御対象→第4制御対象→第1制御対象→第2制御対象→第3制御対象→第4制御対象→第1制御対象→・・・」の順番で切り換えたが、これは一例に過ぎないものであって、各種の設計条件などに応じて切り換えの順番は適宜に設定してよいことは勿論である。
(XV-8) 上記した実施の形態においては、制御対象構成ヒーター切り換え部50cは、図10(a)(b)(c)(d)に示すように、オフするヒーターを「第4ヒーター32d→第1ヒーター32a→第2ヒーター32b→第3ヒーター32c→第4ヒーター32d→第1ヒーター32a→第2ヒーター32b→第3ヒーター32c→第4ヒーター32d→・・・」の順番で切り換えたが、これは一例に過ぎないものであって、各種の設計条件などに応じて切り換えの順番は適宜に設定してよいことは勿論である。
(XV-9) 上記した実施の形態においては、ヒーター制御部50が制御対象構成ヒーター切り換え部50cを備えるようにしたが、ヒーター制御部50が制御対象構成ヒーター切り換え部50cを備えていなくてもよいことは勿論である。
ヒーター制御部50が制御対象構成ヒーター切り換え部50cを備えていない場合においても、制御対象切り換え部50bが制御対象設定部50aで設定された制御対象を切り換える動作を行うので、これにより筐体12内においてオフされるヒーターの位置は移動する。
即ち、これにより、筐体12内の特定の位置に配置されたヒーターのみがオン/オフ制御されることがなくなって、オンとオフとをされるヒーターの位置が変動していくことになるので、ヒーターの配置位置に応じたヒーターのオフに伴う暖房温度の温度ムラが生じ難くなり均一化を図ることが可能となって、利用者に対してヒーターのオフに伴う暖房温度の温度低下を感じさせる恐れを極力排除することができる。
(XV-10) 上記した実施の形態においては、ヒーター制御部50が制御対象設定部50aならびに制御対象切り換え部50bを備えるようにしたが、ヒーター制御部50が制御対象設定部50aならびに制御対象切り換え部50bを備えていなくてもよいことは勿論である。
ヒーター制御部50が制御対象設定部50aならびに制御対象切り換え部50bを備えていない場合には、制御対象構成ヒーター切り換え部50cは、筐体12内に配置されている全てのヒーターを制御対象を構成するヒーターとみなして、当該全てのヒーターについてオンとオフとを切り換える動作を行うこととし、これにより筐体12内においてオフされるヒーターの位置は移動する。
その結果、特定の位置に配置されたヒーターのみがオフされることがなくなって、オフされるヒーターの位置が変動していくことになるので、ヒーターの配置位置に応じたヒーターのオフに伴う暖房温度の温度ムラが生じ難くなり均一化を図ることが可能となって、消費電力の低減を図りながら、利用者に対してヒーターのオフに伴う暖房温度の温度低下を感じさせる恐れを極力排除することができる。
(XV-11) 上記した実施の形態においては、詳細な説明を省略したが、使用者が操作部14b、操作部52bあるいは操作部54bなどを操作することにより、制御対象構成ヒーター切り換え部50cにおいて切り換えの対象となるヒーターを選択し、制御対象構成ヒーター切り換え部50cにより当該選択したヒーターを切り換えるようにしてもよい。
(XV-12) 上記した実施の形態において、制御対象が複数個の場合には、制御対象切り換え部50bが自動的に複数個の制御対象を切り換えながらオン制御するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち制御対象切り換え部50bは、予め設定された条件(例えば、「電源投入後において予め設定された時間(例えば、10分間である。)が経過した後に切り換えを開始する。」などである。)に従って、複数個の制御対象を切り換えながらオン制御するようにしてもよい。
(XV-13) 上記した実施の形態においては、制御対象設定部50aにより設定された制御対象が2個以上の複数個の場合には、当該2個以上の複数個の制御対象の全てを切り換えの対象とした場合について説明したが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、制御対象設定部50aにより設定された制御対象が,例えば、3個以上の複数個である場合には、使用者が操作部14b、操作部52bあるいは操作部54bなどを操作することにより、制御対象設定部50aにより設定された制御対象のなかから、制御対象切り換え部50bにおいて切り換えの対象となるいずれか2個以上の複数個の制御対象を選択し、制御対象切り換え部50cにより当該選択した制御対象を切り換えるようにしてもよい。
つまり、制御対象切り換え部50cにおいて切り換えの対象とする制御対象は、制御対象設定部50aにより設定された全ての制御対象とすることに限られるものではなく、制御対象切り換え部50cにおいて切り換えの対象とする制御対象の数が、制御対象設定部50aにより設定された制御対象も数よりも少なくてもよい。
(XV-14) 上記した実施の形態においては、ヒーター制御部50が制御対象切り換え部50bを備えるようにしたが、ヒーター制御部50が制御対象切り換え部50bを備えていなくてもよいことは勿論である。
ヒーター制御部50が制御対象切り換え部50bを備えていない場合においては、制御対象設定部50aにより設定された使用者が指定した所望の動作時最大消費電力となる制御対象のなかで使用者が動作させたい制御対象を、例えば、使用者が操作部14b、操作部52bあるいは操作部54bなどを操作して任意に選択するようにすればよい。
なお、この際には、例えば、制御対象設定部50aにより設定された制御対象を表示部14a、表示部52aあるいは表示部54aに表示させ、使用者が操作部14b、操作部52bあるいは操作部54bを操作して所望の制御対象を選択できるようにすることが好ましい。
制御対象設定部50aによって、使用者が任意に設定した動作時最大消費電力となる制御対象が設定されているので、使用者が任意に選択した制御対象であっても、動作時最大消費電力または動作時最大消費電力以下の消費電力で暖房装置10を自動的に動作させることができるようになる。
その結果、従来の暖房装置では消費電力が固定的に設定されているため、当該消費電力が大きすぎる場合にはブレーカーが落ちてしまうことになるので、その他の電気機器の電源をオフにして使用する必要があったが、暖房装置10においては動作時最大消費電力を使用者が任意に適宜に設定することができるので、ブレーカーが落ちる恐れやその他の電気機器の電源をオフにする必要性を排除することができる。
なお、暖房装置10を使用する際に、任意の動作時最大消費電力で動作させることのみを目的とする場合には、ヒーター制御部50の制御対象切り換え部50bならびに制御対象構成ヒーター切り換え部50cの機能を停止して、実質的に、ヒーター制御部50が制御対象切り換え部50bならびに制御対象構成ヒーター切り換え部50cを備えることなく、ヒーター制御部50が制御対象設定部50aのみを備えるようにしてもよい。
また、制御対象設定部50aにより設定された使用者が指定した所望の動作時最大消費電力となる制御対象のなかで使用者が動作させたい制御対象を、例えば、使用者が操作部14b、操作部52bあるいは操作部54bなどを操作して任意に選択する際に、使用者は2個以上の複数個も制御対象を選択できるようにして、制御対象切り換え部50bは当該選択された制御対象を切り換えるようにしてもよい。
(XV-15) 上記した実施の形態においては、詳細な説明は省略したが、使用者が操作パネル部14の操作部14b、リモートコントローラー52の操作部52bあるいはスマートフォン54の操作部54bを操作することによって指定した動作時最大消費電力と一致するヒーター単体ならびにヒーターの組み合わせがなく、制御対象設定部50aにより制御対象を設定できない場合には、操作パネル部14の表示部14a、リモートコントロー52の表示部52aあるいはスマートフォン54の表示部52aなどに「動作時最大消費電力と一致する制御対象がない。」旨の警告表示を行って使用者へ通知したり、あるいは、音響発生器により警告音を発生して使用者へ通知したり、あるいは、その両方を行って使用者へ通知などを行う通知手段を設けるようにして、当該通知手段により使用者に対して新たな動作時最大消費電力を指定する操作を促すようにしてもよい。
(XV-16) 上記した実施の形態においては、詳細な説明は省略したが、暖房温度や目標温度は特定の温度値(例えば、「24℃」などである。)のみを示すものに限られるものではなく、暖房温度や目標温度はある範囲の温度(例えば、「24℃乃至28℃の範囲」などである。)を示すものであってもよい。
(XV-17) 上記した実施の形態においては、本発明によるヒーター制御装置や本発明によるヒーター制御方法を暖房装置10に適用した場合について説明したが、本発明によるヒーター制御装置や本発明によるヒーター制御方法を適用することのできる装置は暖房装置10に限られるものではないことは勿論である。
即ち、本発明によるヒーター制御装置や本発明によるヒーター制御方法は、屋内や屋外などの任意の場所へ移動して使用することのできる移動自在な暖房装置、あるいは、ある場所に固定的に設置して使用する暖房装置などのような各種の暖房装置などのように、運転条件として温度を設定して動作させる種々の温度調整装置などに搭載して利用することができる。
そして、こうした温度調整装置には、上記した暖房装置の他に、空気調和機や冷暖房機(エアコンディショナー)などの種々の装置(機器)が含まれる。
(XV-18) 上記した実施の形態においては、タイマー装置40を暖房装置10に適用した場合について説明したが、タイマー装置40を適用することのできる装置は暖房装置10に限られるものではないことは勿論である。
即ち、タイマー装置40は、屋内や屋外などの任意の場所へ移動して使用することのできる移動自在な暖房装置、あるいは、ある場所に固定的に設置して使用する暖房装置などのような各種の暖房装置などのように、運転条件として温度を設定して動作させる種々の温度調整装置などに搭載して利用することができる。
そして、こうした温度調整装置には、上記した暖房装置の他に、空気調和機や冷暖房機(エアコンディショナー)などの種々の装置(機器)が含まれる。
また、タイマー装置40は、運転条件として照度などを設定して動作させる照明装置などのように、一日24時間における任意の各時間帯においてそれぞれ個別に運転条件を任意に設定して使用する各種の装置(機器)に搭載して利用することができる。
(XV-19) 上記した実施の形態においては、詳細な説明は省略したが、一日24時間を複数に分割する際の時間帯(時間間隔)は、上記した実施の形態のように1時間に限られるものではないことは勿論である。即ち、一日24時間を複数の時間帯(時間間隔)に分割する際には、設計条件や使用条件のような諸条件などに応じて適宜に任意の時間帯(時間間隔)に分割すればよく、例えば、10分間隔や1分間隔などに分割してもよい。
また、一日24時間を一律に同一の時間帯(時間間隔)で分割することには限られず、一日24時間を複数の異なる時間帯(時間間隔)で分割するようにしてもよい。即ち、一日24時間のうちで午前6時から午後9時までは10分間の時間帯(時間間隔)で分割し、午後9時から午前6時までは1時間(60分間)の時間帯(時間間隔)で分割するなどしてもよい。
(XV-20) 上記した実施の形態においては、詳細な説明は省略したが、棒グラフ表示部60、棒グラフ表示部100ならびにグラフ表示操作部200における交差する縦軸と横軸とにそれぞれ設けられた目盛(温度表示目盛と時間表示目盛とである。)については、縦軸と横軸とでそれぞれ入れ換えるようにしてもよいことは勿論である。
(XV-21) 上記した実施の形態においては、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dとして、例えば、シーズヒーターを用いた場合を示したが、これに限られるものではないことは勿論である。
第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cならびに第4ヒーター32dとしては、シーズヒーターの他に各種の線状(棒状)の発熱体や面状の発熱体などを用いるようにしてもよいことは勿論である。
(XV-22) 上記した実施の形態においては、左放熱板30Lと右放熱板30Rとの材料についての説明は省略したが、放熱板の材料としては、例えば、アルミニウムやスチールなどの金属材料やセラミックなどの非金属材料を用いるようにしてもよい。
(XV-23) 上記した実施の形態においては、ヒーターとして4個のヒーター、即ち、第1ヒーター32a、第2ヒーター32b、第3ヒーター32cおよび第4ヒーター32dを用いた場合について説明したが、ヒーターの数は4個に限られるものではないことは勿論である。
即ち、ヒーター32は、少なくとも2個(2本)以上の複数個(複数本)備えていればよく、2個、3個あるいは5個以上あってもよい。
(XV-24) 上記した実施の形態においては、詳細な説明は省略したが、タイマー装置40において、操作パネル部14とリモートコントローラー42とスマートフォン54とのいずれか一つのみを利用可能としてもよいし、あるいは、いずれか二つを併用して利用可能としてもよいし、上記した実施の形態のように三つ全て併用して利用可能としてもよい。
(XV-25) 上記した実施の形態においては、携帯通信端末の一例としてスマートフォンを示したが、携帯通信端末はスマートフォンに限られるものではないことは勿論である。即ち、携帯通信端末として、スマートフォンに代えて、タブレット端末、携帯電話あるいはPDAなどを適宜に用いるようにしてよい。
(XV-26) 上記した実施の形態においては、詳細な説明は省略したが、タイマー装置40において、操作パネル部14、リモートコントローラー42あるいはスマートフォン54に代えて、パーソナルコンピューターを適宜に用いるようにしてよいことは勿論である。
(XV-27) 上記した実施の形態ならびに上記した(XV-1)乃至(XV-26)に示す各実施の形態や変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよいことは勿論である。
本発明によるヒーター制御装置ならびにヒーター制御方法は、ヒーターを2個以上の複数個備えた各種の装置(機器)に対して利用することができる。
こうした各種の装置(機器)としては、屋内や屋外などの任意の場所へ移動して使用することのできる移動自在な暖房装置、あるいは、ある特定の場所に固定的に設置して使用する暖房装置などのような各種の暖房装置などのように、運転条件として温度を設定してして動作させる種々の温度調整装置などがある。
なお、こうした温度調整装置には、上記した暖房装置の他に、空気調和機や冷暖房機(エアコンディショナー)などの種々の装置(機器)が含まれる。
また、本発明による暖房装置は、屋内や屋外などの任意の場所を所望の温度で暖房する際に利用することができる。
10 暖房装置
12 筐体
12a 側端部
12b 上端部
12c 下端部
12L 左側壁
12La 内面
12R 右側壁
12Ra 内面
14 操作パネル部
14a 表示部(通知手段)
14aa 警告表示領域(警告表示手段)
14b 操作部(動作時最大消費電力設定手段、制御対象選択手段、目標温度設定手段)
16 キャスター取付板
16a 下面
18 キャスター
20 空気入口グリル
20a 空気流入口
22 空気出口グリル
22a 空気流出口
24 ヒーターユニット
26 温度センサー(暖房温度検出手段)
28 空気流路
30L 左放熱板
30R 右放熱板
32a 第1ヒーター(ヒーター群)
32b 第2ヒーター(ヒーター群)
32c 第3ヒーター(ヒーター群)
32d 第4ヒーター(ヒーター群)
34 仕切板
38 照明装置
40 タイマー装置
42 制御部(動作時最大消費電力設定手段、暖房温度検出手段、目標温度設定手段、判定手段、通知手段)
44 メモリ装置
46 タイマー制御部
48 温度検知部(暖房温度検出手段)
50 ヒーター制御部(制御対象設定手段、制御手段)
50a 制御対象設定部(制御対象設定手段)
50b 制御対象切り換え部(制御手段)
50c 制御対象構成ヒーター切り換え部
52 リモートコントローラー
52a 表示部(通知手段)
52b 操作部(動作時最大消費電力設定手段、制御対象選択手段、目標温度設定手段)
54 スマートフォン
54a 表示部(通知手段)
54b 操作部(動作時最大消費電力設定手段、制御対象選択手段、目標温度設定手段)
56 サーバー
60 棒グラフ表示部
62 温度表示目盛
64 時間表示目盛
66 温度表示セグメント
66-1 目標温度に対応する温度表示セグメント
66-2 5℃に対応する温度表示セグメントから現在の時刻における暖房温度までの全ての温度表示セグメント
66-3 各時刻目盛に対応する24時間前の暖房温度の履歴を示す温度表示セグメント
67 ヒーターオフ表示セグメント
68 タイマープログラム表示部
70 タイマー運転中表示部
72 時計表示部
74 動作時最大消費電力表示部
76 暖房温度表示部
80 電源スイッチ
82 タイマースイッチ
84 設定スイッチ
86 戻るスイッチ
88 進むスイッチ
90 高スイッチ
92 低スイッチ
94 決定スイッチ
96 動作時最大消費電力設定モードスイッチ
100 棒グラフ表示部
102 温度表示目盛
104 時間表示目盛
106 午前・午後表示部
108 赤外線送信部
200 タッチパネル
202 グラフ表示操作部
204 時間表示目盛
206 温度表示目盛
208 暖房装置選択表示操作部
210 タイマープログラム選択表示操作部
212 温度調整スライドボタン
213 温度表示部
214 設定ボタン
216 タイマー運転開始表示操作部
218 キャンセル表示操作部
220 実線折れ線グラフ
222 破線折れ線グラフ
224 一時温度設定スライドボタン
226 タイマー運転停止表示部
228 チャイルドロックスライドボタン
230 エコ運転設定スライドボタン
300 午前環状グラフ表示操作部
302 午後環状グラフ表示操作部
304 時間表示目盛
306 現在時刻短針指示表示部
308 現在時刻長針指示表示部
310 温度設定スライドボタン
400 昼間環状グラフ表示操作部
402 夜間環状グラフ表示操作部
500 音響発生器(警告音発生手段)
502 電源コード
504 電源プラグ
506 温度センサー
1000 暖房装置
1002 筐体
1002L 左側壁
1002La 内面
1002R 右側壁
1002Ra 内面
1002B 下端部
1002T 上端部
1004 第1ヒーター
1006 第2ヒーター
1008 第3ヒーター
1010 第4ヒーター
1012 ヒーター制御装置
1014 空気流入口
1016 空気流出口
A 下部領域
G 間隔
C 中心部

Claims (18)

  1. 2個以上の複数個のヒーターをオン/オフ制御するヒーター制御装置において、
    2個以上の複数個のヒーターより構成されるヒーター群と、
    前記ヒーター群における消費電力として、動作時における最大の消費電力を設定する動作時最大消費電力設定手段と、
    前記ヒーター群について、前記動作時最大消費電力設定手段により設定された消費電力となるヒーター単体ならびにヒーターの組み合わせの全てを制御対象として設定する制御対象設定手段と、
    前記制御対象設定手段により設定された前記制御対象の少なくともいずれか1個をオン/オフ制御する制御手段と
    を有することを特徴とするヒーター制御装置。
  2. 請求項1に記載のヒーター制御装置において、
    前記制御対象設定手段により2個以上の複数個の制御対象が設定されたとき、
    前記制御手段は、前記制御対象設定手段により設定された前記2個以上の複数個の制御対象を切り換えてオン/オフ制御する
    ことを特徴とするヒーター制御装置。
  3. 請求項1に記載のヒーター制御装置において、さらに、
    前記制御対象設定手段により設定された前記制御対象の少なくともいずれか1個を選択する制御対象選択手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記制御対象選択手段により選択された制御対象をオン/オフ制御する
    ことを特徴とするヒーター制御装置。
  4. 請求項3に記載のヒーター制御装置において、
    前記制御対象設定手段により3個以上の複数個の制御対象が設定されたとき、
    前記制御対象選択手段は、前記制御対象設定手段により設定された前記3個以上の複数個の制御対象のなかから少なくとも2個以上の制御対象を選択し、
    前記制御手段は、前記制御対象選択手段により選択された制御対象を切り換えてオン/オフ制御する
    ことを特徴とするヒーター制御装置。
  5. 請求項2または4のいずれか1項に記載のヒーター制御装置において、さらに、
    暖房温度を検出する暖房温度検出手段と、
    前記暖房温度の目標として設定する目標温度を設定する目標温度設定手段と、
    前記暖房温度検出手段により検出された暖房温度と前記目標温度設定手段により設定された目標温度とを比較して、前記暖房温度が前記目標温度以上の温度であるかを判定する判定手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記判定手段により前記暖房温度が前記目標温度以上の温度であると判定されると、予め設定された順番で前記制御対象を一つずつ切り換えてオン/オフ制御する
    ことを特徴とするヒーター制御装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載のヒーター制御装置において、さらに、
    使用者に対して通知を行う通知手段と
    を有し、
    前記通知手段は、前記制御対象設定手段が設定する制御対象がないときに、使用者に対して通知する
    ことを特徴とするヒーター制御装置。
  7. 2個以上の複数個のヒーターをオン/オフ制御するヒーター制御方法において、
    2個以上の複数個のヒーターより構成されるヒーター群における消費電力として、動作時における最大の消費電力である動作時最大消費電力を設定し、
    前記ヒーター群について、設定された動作時最大消費電力となるヒーター単体ならびにヒーターの組み合わせの全てを制御対象として設定し、
    設定した前記制御対象の少なくともいずれか1個をオン/オフ制御する
    ことを特徴とするヒーター制御方法。
  8. 請求項7に記載のヒーター制御方法において、
    2個以上の複数個の制御対象を設定したとき、
    設定した前記2個以上の複数個の制御対象を切り換えてオン/オフ制御する
    ことを特徴とするヒーター制御方法。
  9. 請求項7に記載のヒーター制御方法において、さらに、
    設定した前記制御対象の少なくともいずれか1個を選択し、
    選択した制御対象をオン/オフ制御する
    ことを特徴とするヒーター制御方法。
  10. 請求項9記載のヒーター制御方法において、
    3個以上の複数個の制御対象を設定したとき、
    設定した前記3個以上の複数個の制御対象のなかから少なくとも2個以上の制御対象を選択し、
    選択した制御対象を切り換えてオン/オフ制御する
    ことを特徴とするヒーター制御方法。
  11. 請求項8または10のいずれか1項に記載のヒーター制御方法において、さらに、
    暖房温度と前記暖房温度の目標として設定する目標温度とを比較して、前記暖房温度が前記目標温度以上の温度であるかを判定し、
    前記暖房温度が前記目標温度以上の温度であると判定すると、予め設定された順番で前記制御対象を一つずつ切り換えてオン/オフ制御する
    ことを特徴とするヒーター制御方法。
  12. 請求項7、8、9、10または11のいずれか1項に記載のヒーター制御方法において、さらに、
    設定する制御対象がないときに、使用者に対して通知する
    ことを特徴とするヒーター制御方法。
  13. 筐体内に2個以上の複数個のヒーターを配置した暖房装置において、
    筐体と、
    前記筐体内に配置された2個以上の複数個のヒーターよりなるヒーター群と、
    前記ヒーター群を制御するヒーター制御装置と
    を有し、
    前記ヒーター制御装置は、請求項1、2、3、4、5または6のいずれか1項に記載のヒーター制御装置である
    ことを特徴とする暖房装置。
  14. 請求項13に記載の暖房装置において、さらに、
    一日24時間を複数に分割した各時間帯のそれぞれにおいて前記ヒーター群の運転条件を設定し、前記ヒーター群を前記各時間帯において設定した前記運転条件に基づいて制御するタイマー装置と
    を有することを特徴とする暖房装置。
  15. 請求項13または14のいずれか1項に記載の暖房装置において、さらに、
    作動状況な視覚的に認知させるための照明装置と
    を有することを特徴とする暖房装置。
  16. 請求項15に記載の暖房装置において、さらに、
    予め設定された照度を検出する照度センサーと
    を有し、
    前記照度センサーが前記予め設定された照度を検出したとき、前記照明装置を予め設定された照度により予め設定された色で発光する
    ことを特徴とする暖房装置。
  17. 請求項13、14、15または16のいずれか1項に記載の暖房装置において、さらに、
    温度センサーを内蔵した電源プラグと、
    警告表示を行う警告表示手段と、
    警告音を発生する警告音発生手段と
    を有し、
    前記温度センサーにより前記電源プラグの温度の検知を行い、
    前記温度センサーが検知した前記電源プラグの温度に応じて、前記警告表示手段への警告表示および/または前記警告音発生手段による警告音の発生を行う
    ことを特徴とする暖房装置。
  18. 請求項17に記載の暖房装置において、
    前記温度センサーが検知した前記電源プラグの温度に応じて、前記ヒーター群の一部または全部をオフする
    ことを特徴とする暖房装置。
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