JP2023023085A - コネクタユニット - Google Patents

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郷司 山中
Satoshi Yamanaka
啓介 神谷
Keisuke Kamiya
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Abstract

【課題】コネクタの挿抜口を適正に認識させる照明が可能なコネクタユニットを構成する。【解決手段】コネクタ1と、発光体2と、発光体2の光をコネクタ1の挿抜口の近傍の照光部11に導く導光部材10と、を基板3に実装し、基板3を収容する筐体21,22を備えている。導光部材10が、入射部14で入射した光を照光部11に導くためコネクタ1の外周を取り囲む領域に配置される環状部12を有している。基板3が、コネクタ1と発光体2とを同じ実装面に備えており、環状部12のうち、コネクタ1を基準に実装面と反対側に環状部12の肉厚方向に貫通する孔部Hが形成され、筐体21は、基板3を収容した状態で孔部Hに挿入される係合突起28を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、コネクタユニットに関する。
特許文献1には、筐体にコネクタアダプタが備えられ、このコネクタアダプタのうち、筐体から突出する部位の外周部を発光させる状態表示部が記載されている。
この特許文献1では、状態表示器が、採光部と、連絡部と、表示部とを一体形成した導光部材で形成され、採光部に光を送り出すLED(発光ダイオード)を基板に備えている。このLEDを電子装置の動作状態に応じて発光させることにより、電子装置の状態を状態表示部の発光から視認できるように構成されている。
特許文献2には、ケーシングにレセプタクルコネクタ部を備え、このレセプタクルコネクタ部に光を導く導光レンズを備えたコネクタボックスが示されている。
この特許文献2では、導光レンズが、レセプタクルコネクタ部を取り囲む環状部と、環状部から突出する一対の係止部とを有し、透明樹脂等により一体的に形成されている。また、基板には、係止部に光を送り出すLEDを備えており、このLEDからの光を係止部から環状部に導くことにより、環状部を光らせて視認性を向上させたものである。
特開2018-97207号公報 特開2019-67604号公報
コネクタユニットとして、例えば、自動車の車内に備えられるものを例に挙げると、車内においてタブレットやスマートフォン等の情報端末を車載装置に接続する場合や、これらの情報端末を充電する場合の利用を想像できる。
また、自動車の車内に備えられるコネクタは、夜間において視覚による位置の把握を容易にするため、特許文献1や特許文献2に記載されるように、コネクタの挿抜口の周囲を発光させることも考えられる。このように挿抜口の周囲を発光させるためにLED等の発光体からの光を導くため特許文献1に示される状態表示器や、特許文献2に示される導光レンズ等の導光部材を用いることも有効である。
しかしながら、コネクタの挿抜口の周囲を取り囲む環状部を有する導光部材と、この導光部材に光を導く発光体とを有する構成では、発光体の光が導光部材の内部に導かれる際に、導光部材の環状部のうち発光体に近い部位の光量が増大し、この発光体から離れる部位ほど光量が減少するため、コネクタの挿抜口を照射する環状部の場所によって光量に差が生じることがあり、これによりコネクタの挿抜部の位置や大きさを誤認識させることも想像できた。
このような理由から、コネクタの挿抜口を照射する光量を均一化して適正に認識させる照明が可能なコネクタユニットが求められる。
本発明に係るコネクタユニットの特徴構成は、基板と、前記基板に実装され、プラグの挿入が可能なコネクタと、前記基板に実装され、光を発する発光体と、前記基板に実装され、前記発光体からの光を入射部から入射させ、前記コネクタの外端の挿抜口の近傍の照光部に導く透明材料でなる導光部材と、前記基板を収容し、前記挿抜口と前記照光部とを露出させる開口を有する筐体と、を備え、前記導光部材が、前記入射部から入射した光を前記照光部に導くため前記コネクタの外周を取り囲む領域に配置される環状部を有し、前記基板が、前記コネクタと前記発光体とを同じ実装面に実装しており、前記環状部のうち前記コネクタを基準に前記実装面と反対側に前記環状部を肉厚方向に貫通する孔部を有し、前記筐体が、前記基板を収容した状態で前記孔部に挿入される係合突起を有する点にある。
この特徴構成によると、基板に備えた発光体からの光を、導光部材の入射部から導光部材の環状部を介して照光部に導くことにより、この光を、照光部からコネクタの挿抜口を取り囲む領域に照射できる。また、この構成では、環状部のうち、コネクタを基準に基板の実装面と反対側に孔部が形成され、基板を筐体に収容した状態で環状部の孔部に対して筐体の係止突起が挿入することになり、導光部材の固定が実現する。
特に、この構成では、入射部から導光部材の内部に導入した光が導かれる環状部に孔部を形成し、該孔部に係合突起を挿入しているため、孔部と係合突起の位置や形状の設定により入射部から照光部の各場所に導かれる光の光量を調節し、照光部から挿抜口に照射される光量を均一化させることも可能となる。
従って、コネクタの挿抜口を照射する光量を均一化して適正に認識させる照明が可能なコネクタユニットが構成された。
上記構成に加えた構成として、前記筐体が、第1筐体と、第2筐体と、前記第1筐体または前記第2筐体に支持され前記照光部を露出させる前記開口を有する壁部材を備えており、前記基板が前記第1筐体または前記第2筐体に支持されても良い。
これによると、例えば、コネクタユニットを組み立てる場合には、第1筐体と第2筐体との一方に基板を支持した状態で、壁部材の開口から導光部材の照光部を露出させる形態で配置することになる。また、この構成では、壁部材を、第1筐体と第2筐体と別体として製造することが可能であり、例えば、コネクタユニットを自動車の車内に備えるものを想定すると、この壁部材として、当該コネクタユニットが備えられる車内のパネル部と共通する色調のものや、共通する質感のものを用いることが可能となる。
上記構成に加えた構成として、前記壁部材が前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか一方と一体化されていても良い。
これによると、壁部材が第1筐体と第2筐体とのいずれか一方と一体化するため、壁部材が一体化する対象を選択でき、壁部材の支持強度を高めることも可能となる。
上記構成に加えた構成として、前記基板が、複数の前記コネクタを実装し、複数の前記コネクタの少なくとも1つの外端の前記挿抜口の近傍が前記導光部材の前記照光部により照明されても良い。
これによると、筐体に複数のコネクタを備えても、複数のコネクタの少なくとも1つのコネクタ部の挿抜口が照明されることになり、暗い環境であっても視認性を向上できる。また、この構成では規格や構造が異なる複数のコネクタを用いることも可能となる。
上記構成に加えた構成として、前記筐体は、前記発光体からの光のうち、前記入射部から外れる方向に向かう光を遮断する遮光体を備えても良い。
これによると、発光体からの光のうち入射部から外れる方向に向かう光が遮光体によって遮断させるため、設計時に意図していない光が導光部材に入射して照光部において照射される光量のバランスを崩すことや、光が筐体の隙間等から漏れる不都合を招くことがない。
上記構成に加えた構成として、前記入射部が、前記実装面に平行となる第1入射面と、前記第1入射面に対して傾斜する姿勢の第2入射面とを備えても良い。
発光体として、例えば、基板に実装され、発光面から全体に拡がるように光を送り出す性質のものを用いた場合には、発光体の発光面から基板に対して垂直となる方向に送り出された光は、第1入射面から導光部材の内部に送られ、発光体の発光面から基板に対して傾斜する方向に送り出された光は、第2入射面から導光部材の内部に送られることを可能にする。
上記構成に加えた構成として、前記係合突起が、前記孔部を挿通した状態で前記基板の前記実装面に垂直な垂直面と、前記孔部に挿通した状態で前記垂直面に対して傾斜している傾斜面とを有しても良い。
これによると、環状部に形成された孔部に係合突起が挿入した状態で、導光部材の内部を基板の実装面に沿って導かれ孔部の内部に出射した光は、係合突起の垂直面が反射して導光部材内に戻され、導光部材の内部を、係合突起の垂直面に傾斜する方向に導かれ、孔部の内部に出射した光は、傾斜面が反射して導光部材内に戻される。これにより、開口縁から孔部の内部の空間に漏れる光を係合突起の垂直面と傾斜面とで反射させて導光部材に戻し、孔部と係合突起がない場合に照光部の特定の位置に多くの光が伝わる不都合を抑制し、照光部において照射する光量を均一化することができる。
上記構成に加えた構成として、前記筐体が第1筐体と第2筐体により構成され、前記第1筐体と前記第2筐体のうち前記基板が固定されるものに前記係合突起が一体形成され、当該係合突起は、前記孔部を挿通した状態で前記コネクタに近接する当接面を有しても良い。
このように構成することにより、第1筐体と第2筐体とのうち基板が固定されるものに一体形成された係合突起を、導光部材の孔部に挿通させ、この係合部材の当接面をコネクタに近接する位置に配置させることが可能となる。
コネクタユニットの斜視図である。 コネクタユニットの分解斜視図である。 基板と発光ダイオードと導光部材との位置関係を示す断面図である。 基板とコネクタと導光部材との位置関係を示す断面図である。 基板から導光部材を分離した状態を示す底面図である。 基板から導光部材を分離した状態を示す斜視図である。 導光部材の斜視図である。 導光部材の配置状態を示す横断平面図である。 第1筐体の前端部と導光部材との位置関係を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1、図2に示すように、2つのコネクタ1と、4つの発光ダイオード2(発光体の一例)と、発光ダイオード2からの光をコネクタ1の外端の挿抜口1aの近傍に導くようにコネクタ1に対応する2つの導光部材10とを実装面3s(図2に下面、図3、図4を参照)に備えた基板3を、筐体20に収容してコネクタユニットAが構成されている。
筐体20は、コネクタ1においてプラグ(図示せず)が挿抜される挿抜口1aと、挿抜口1aを取り囲む導光部材10の一部とを露出させる開口25が2つ形成されている。
このコネクタユニットAは、自動車等の車内においてタブレットやスマートフォン等の情報端末を車載装置に接続する場合や、これらの情報端末の充電を行うためケーブル等を介して情報端末に接続するものを想定している。
コネクタユニットAは、図3、図4に示すように、夜間のように車内の照明が充分でない場合に、発光ダイオード2(発光体)からの光を、導光部材10内を導光させコネクタ1の挿抜口1aを取り囲む照光部11に導くことでコネクタ1の挿抜口1aの外周を照明し、この照明によりコネクタ1の位置や動作状態等の容易な視認を可能にする。
このコネクタユニットAは、姿勢に拘わらず機能するものであるが、以下では、図1に示す姿勢を基準に上下方向を説明し、同図の前壁24の位置を前側として前後方向を説明する。
〔基板:コネクタ:導光部材〕
図2~図6に示すように、2つのコネクタ1は夫々、基板3の実装面3s(下面)の前端部において、横方向(上下方向と横方向とに垂直な方向)に並列する位置関係で基板3に実装されている。また、基板3の実装面3sの後端部には入力ケース4を備えている。コネクタ1は、例えば、USB(Universal Serial Busの略)のうちType-Cと称される小型のインタフェースであり、2つのコネクタ1と入力ケース4の内部の端子との間にプリント配線が形成されている。
図3~図7に示すように、導光部材10は、コネクタ1の外端側にある挿抜口1aを取り囲む領域に配置される照光部11と、コネクタ1を取り囲む位置に配置される環状部12と、環状部12から照光部11と反対側に延びる一対のアーム部13と、アーム部13の延出端に形成された入射部14とが透明材料によって一体形成されている。尚、導光部材10にはアクリル樹脂や、ポリカーボネート樹脂等が用いられている。また、透明材料には、無色の材料だけでなく、透明色の材料や半透明の材料といった透光性を有する材料全般を含む。
図3、図4、図7に示すように、照光部11には、コネクタ1の挿抜口1aに連なる挿通孔部11aが形成され、この挿通孔部11aを取り囲む領域に環状リブ11bが形成されている。環状部12は、照光部11に連結しており全体的にコネクタ1を取り囲む筒状に成形されている。また、環状部12のうち、コネクタ1を基準に実装面3sと反対側に環状部12の肉厚方向に貫通する孔部Hが形成されている。
図5、図7に示すように、孔部Hは、コネクタ1の長手方向(前後方向)に対して直交する姿勢となる一対の第1開口縁Haと、コネクタ1の長手方向に対して傾斜する一対の第2開口縁Hbとを有することで平行四辺形(展開した状態での形状)に近似する形状で形成されている。
図3、図6に示すように、一対のアーム部13は、環状部12横方向での外端位置に連結しており、この環状部12の横方向の両端部から後方向(照光部11から入力ケース4に向かう方向)に直線的に延びる姿勢で、環状部12の肉厚と等しい厚みで形成されている。但し、発光体の大きさ等により、アーム部13の厚みは、環状部12よりも肉厚になることや、肉薄となる場合がある。また、アーム部13には、基板3の下面に接触する直線状の接触面13aが形成されている。
図3に示すように、入射部14は、基板3の実装面3sに平行姿勢となる第1入射面14aと、この第1入射面14aより環状部12に近い位置で、第1入射面14aから実装面3sに近づく方向に傾斜する第2入射面14bとが形成されている。更に、この入射部14は、第1入射面14aからアーム部13に導入された光をアーム部13の長手方向(前方向)に反射させる反射面14cを、アーム部13の延出端部に配置している。
この実施形態では、第1入射面14aを延長した基準ラインと、第2入射面14bとが作る角度θは、直角若しくは鋭角であって受光に適している角度であれば良く、例えば45度に設定することが可能である。
〔基板の嵌合凹部〕
図5に示すように、平面視においてコネクタ1は、その外端位置を、基板3の前端位置から僅かに前方向に突出させる位置に配置され、このコネクタ1の外端位置に照光部11の内面を近接(当接させても良い)する位置関係で導光部材10が基板3に支持されている。
このような導光部材10の配置を可能にするため、基板3の前端部でコネクタ1を挟む2箇所に、前後方向に延びるスリット状の嵌合凹部3aが形成され、基板3の前端部から導光部材10の環状部12を一対の嵌合凹部3aに挿入することにより、コネクタ1の外端位置に照光部11の内面を近接させ、コネクタ1を取り囲む領域に環状部12を配置する位置関係で導光部材10が基板3に支持される。
このように導光部材10を基板3に支持した状態では、アーム部13に形成された接触面13aが基板3の実装面3sに当接することにより、基板3の厚み方向での導光部材10の位置が決まる。
〔発光ダイオードと入射部〕
図3に示すように、発光ダイオード2(発光体の一例)は、ブロック状であり基板3の実装面3sのプリント配線に対してハンダ等によって直接的に接続されている。この発光ダイオード2は、発光面(実装面3s)に対して垂直となる方向だけでなく、発光面に対して傾斜する方向にも光を送り出す性能のものが用いられている。
尚、1つの導光部材10に一対のアーム部13が形成されており、一つのアーム部13に対して1個の発光ダイオード2が対応している。基板3には2つコネクタ1が実装されているため、基板3には合計4つの発光ダイオード2が支持される。
前述したように基板3に対して導光部材10が支持された状態では、基板3の実装面3sに直交する方向視において、入射部14の第1入射面14aが、発光ダイオード2の発光面と重なり合う位置に配置される。尚、この場合、発光ダイオード2は第1入射面14aにより基板上下方向からみて投影的に覆い隠されている。
これにより、図3に示すように、発光ダイオード2から送り出される光のうち、実装面3sに直交する方向に向かう光は第1入射面14aからアーム部13の内部に導かれ、反射面14cで反射されることによりアーム部13の長手方向に沿って環状部12の方向に導かれる。これに対し、実装面に対して傾斜する姿勢で送り出される光の一部は第2入射面14bからアーム部13の内部に導かれる。
導光部材10が透明材料で形成されるため、例えば、第1入射面14aからアーム部13の内部に導かれた光は、アーム部13の内部において全反射を繰り返すように導かれ環状部12に達する。
〔筐体〕
図2に示すように、筐体20は、下側の第1筐体21と、上側の第2筐体22とを重ねることにより箱状に形成されている。また、基板3は、第1筐体21の内部に複数のビス23によって支持されている。
また、第2筐体22に前壁24(壁部材の一例)が備えられ、この前壁24に対し前述した2つの開口25が穿設されている。この前壁24は、第2筐体22の前端に対して着脱自在に支持されるものであり、第2筐体22の本体部分(上壁、側壁など)と異なる材料で製造されるものであっても良い。更に、第2筐体22の後端側では入力ケース4の後端を露出させている。
図2、図8、図9に示すように、第1筐体21の前端近くに、補強リブ26が横方向に延びる姿勢で底壁面と一体的に形成されている。第1筐体21の前端部分の2箇所に、導光部材10を嵌め込み状態で支持するため、導光部材10の幅と等しい間隔で、前後方向に延びる縦壁状の一対のリブ体27(遮光体の一例)が、補強リブ26に連結して形成されている。
また、対向する位置関係にある一対のリブ体27の内側で第1筐体21の前端近傍には、導光部材10の環状部12の孔部Hに嵌め込まれる一対の係合突起28が形成されている。更に、この一対のリブ体27の内側で後端近傍には発光ダイオード2を幅方向から挟み込む位置と、後方位置とに壁部を有する遮光壁29(遮光体の一例)が形成されている。
図8、図9に示すように、夫々の係合突起28は、基板3の実装面3sに対して垂直となる一対の垂直面28aを、この係合突起28の前後位置に有し、この一対の垂直面28aに対して傾斜する一対の傾斜面28bを有し、更に、一対の傾斜面28bの間でコネクタ1に近接し第1筐体21の底壁面に平行する姿勢の当接面28cを有している。
これにより、係合突起28が導光部材10の孔部Hに挿通された状態で、一対の垂直面28aは孔部Hの第1開口縁Haに近接する位置に配置され、一対の傾斜面28bは第2開口縁Hbに近接する位置に配置され、当接面28cはコネクタ1に近接する位置に配置される(図4を参照)。また、当接面28cがコネクタ1に近接する位置に配置されることにより、コネクタ1に対しコジリ等によって基板上下方向に外力が加わった場合、コネクタ1が、係合突起28を一体形成された当接面28cと、第1筐体21にビスで固定された基板3とで挟持されることになり基板剥離などの損壊を抑制できる。
〔組み立て状態〕
このような構成から、基板3に2つのコネクタ1と、4つの発光ダイオード2(発光体)と、入力ケース4とを備え、夫々のコネクタ1を挟む位置に形成された一対の嵌合凹部3aに環状部12の一部を挿入するように、コネクタ1に対応して導光部材10を基板3に備えることが可能となる。
また、基板3に2つの導光部材10を備えることにより、導光部材10の一対のアーム部13の延出端の入射部14が発光ダイオード2に重複する位置に配置される。
この状態の基板3を第1筐体21の適正な位置に配置してビス23で固定することにより、図8、図9に示すように、一対の導光部材10が、対応する一対のリブ体27の間に嵌め込まれると共に、一対の導光部材10の環状部12の孔部Hに、対して係合突起28が嵌まり込む状態に達する。また、このように基板3を第1筐体21に固定した場合には、4つの発光ダイオード2が、リブ体27と遮光壁29とで形成される空間の内部に収容され、発光ダイオード2の光のうち導光部材10の入射部14から外れた方向へ放射された光が筐体20内で乱反射するのを遮断すると共に、当該光をリブ体27と遮光壁29とで反射させて導光部材10に入射させることができる。
更に、一対の導光部材10の照光部11の環状リブ11bを前壁24の2つの開口25のうち、対応するものに嵌め込む状態で配置できるように前壁24との位置を決め、第2筐体22と第1筐体21とを連結することでコネクタユニットAが完成する。
〔実施形態の作用効果〕
導光部材10は、一対のアーム部13が、環状部12の幅方向での端部位置に連結するため、例えば、導光部材10に孔部Hが形成されないものでは、発光ダイオード2からの光が環状部12に直線的に導かれるため、照光部11の横方向での両端部の光量を上昇させ、照光部11から照射される光量が照光部11の場所によって異なり、バランスを崩す不都合を招くことになる。
これに対し、導光部材10の環状部12のうち、一対のアーム部13からの光が直線的に導かれる位置の2箇所に、導光部材10の肉厚方向に貫通する孔部Hを形成することにより、発光ダイオード2からの光の一部を孔部Hが遮ることになり、発光ダイオード2からの光が環状部12に直線的に導かれる現象を抑制できる。その結果、照光部11の横方向での両端部の光量を上昇させる不都合を招くことなく、照光部11から照射される光量を場所によらず均一化することが可能となる。
特に、導光部材10の環状部12に形成された孔部Hに係合突起28を挿通し、この係合突起28の一対の垂直面28aを孔部Hの第1開口縁Haに近接させ、一対の傾斜面28bを孔部Hの第2開口縁Hbに近接させている。これにより、孔部Hの開口縁から孔部Hの内部に光が漏れた場合でも、この光を垂直面28aと傾斜面28bとで遮断且つ反射し、孔部Hの内部に漏れた光が、直接照光部11に伝えられる現象を防止すると共に、孔部Hに漏れた光を再度、導光部材10の内部に戻すので、照光部11から照射される光量のバランスを崩す不都合を招くことがない。
尚、導光部材10に孔部Hを形成することにより、孔部Hの開口縁で光が孔部Hの内部に出射することなく、導光部材10の内部に向けて光を反射させることも考えられ、このように反射させた光を環状部12の幅方向での中央側に導き、照光部11のうち前壁24の開口25から露出する部位の全体での光を均一化させて照明強度にムラのない良好な照明を行うことも可能にしている。
更に、発光ダイオード2の光のうち導光部材10の内部に導かれない光を、筐体20の内部のリブ体27と遮光壁29とで遮光するため、この光が、例えば、筐体20の内部で乱反射し、照光部11の外周からコネクタ1の挿抜口1aに達し、光量の分布を変化させる不都合を抑制している。リブ体27と遮光壁29とは、光を反射させて導光部材10に戻すように機能させることも可能であり、このような機能から発光ダイオード2として光量が小さいものを用いても照光部11に対して必要とする光量の光を導くことも可能になる。
前壁24(壁部材)を、第2筐体22の本体部分(上壁、側壁など)と異なる材料で製造することが可能であるため、例えば、コネクタユニットAを車内に備える場合に、車内の内装の色調や、表面の手触り等が車内の内壁と共通する材料を用いることにより、コネクタユニットAを違和感なく車内に設置するが可能となる。
このコネクタユニットAは、基板3に対し、コネクタ1の両側にスリット状の嵌合凹部3aを形成することにより、基板3の前端にコネクタ1を備えた構成でありながら、コネクタ1の全周を覆う位置に環状部12を配置でき、導光部材10を基板3に対して安定的な支持を可能にする。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)実施形態では、導光部材10の環状部12のうち、基板3においてコネクタ1が実装された面から離間する側(下側)に孔部Hを形成していたが、これに代えて環状部12において基板3のうちコネクタ1が実装された面と反対側の面(基板3より上側の面)に孔部Hを形成することも考えられる。
特に、この別実施形態(a)では、実施形態に示すように環状部12の下側に孔部Hを形成した構成と組み合わせることにより、コネクタ1を挟む上側と下側とに孔部Hを形成することも可能である。このように、環状部12のうちコネクタ1を挟む2箇所の面に孔部Hを形成することにより、発光ダイオード2(発光体)から照光部11に導かれる光の光量を一層良好に調節できる。
(b)係合突起28は、単純な棒状や、ブロック状であっても良い。また、係合突起28を、このような棒状はブロック状に成形したものでも、孔部Hにおいて光を遮断するように機能させることが可能となる。
(c)前壁24(壁部材)を第1筐体21に支持するように構成する、あるいは、基板3の前端に支持するように構成する。前壁24を、第1筐体21、第2筐体22、基板3の何れに支持されるように構成する場合に、支持側の部材に対して着脱自在に構成するものであっても良い。若しくは、前壁24が第1筐体21と第2筐体22のいずれか一方と一体的に形成されても良い。
(d)コネクタはUSB(Universal Serial Busの略)に限るものではなく、例えば、電子機器の充電のために用いる専用の電極を有する他のコネクタ構造であっても良い。
(e)コネクタ1を介して情報のアクセスが行われる場合に、発光ダイオード2(発光体)を点滅させることや、輝度や、発光色を変化させることにより、情報がアクセスしていることを視認させるように構成しても良い。また、コネクタ1が充電のために用いられている場合には、情報がアクセスする際の発光形態と異なる発光を行わせるように構成しても良い。
(f)実施形態では導光部材10に対して2つの発光ダイオード2(発光体)からの光を導いていたが、これに代えて3つ以上の発光ダイオード2から光を供給するように構成する。このように多くの発光ダイオード2を用いることにより照光部11からコネクタ1の挿抜口1aを照明する光の光量の分布を良好に平均化できる。
(g)別実施形態(c)のように3つ以上の発光ダイオード2を用いる場合には、光量の分布を平均化させるように、例えば、3つ以上のアーム部13を設け、このアーム部13の長さや、環状部12に連結する位置や、アーム部13の肉厚の設定によりコネクタ1の挿抜口1aを照明する光の光量の分布を一層良好に平均化できる。
本発明は、コネクタの挿抜口の照明が可能なコネクタユニットに利用できる。
1 コネクタ
1a 挿抜口
2 発光ダイオード(発光体)
3 基板
3s 実装面
10 導光部材
11 照光部
12 環状部
14 入射部
14a 第1入射部
14b 第2入射部
20 筐体
21 第1筐体
22 第2筐体
24 前壁(壁部材)
25 開口
27 リブ体(遮光隊)
28 係合突起
28c 当接面
29 遮光壁(遮光体)
H 孔部

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板に実装され、プラグの挿入が可能なコネクタと、
    前記基板に実装され、光を発する発光体と、
    前記基板に実装され、前記発光体からの光を入射部から入射させ、前記コネクタの外端の挿抜口の近傍の照光部に導く透明材料でなる導光部材と、
    前記基板を収容し、前記挿抜口と前記照光部とを露出させる開口を有する筐体と、を備え、
    前記導光部材が、前記入射部から入射した光を前記照光部に導くため前記コネクタの外周を取り囲む領域に配置される環状部を有し、
    前記基板が、前記コネクタと前記発光体とを同じ実装面に実装しており、
    前記環状部のうち前記コネクタを基準に前記実装面と反対側に前記環状部を肉厚方向に貫通する孔部を有し、
    前記筐体が、前記基板を収容した状態で前記孔部に挿入される係合突起を有するコネクタユニット。
  2. 前記筐体が、第1筐体と、第2筐体と、前記第1筐体または前記第2筐体に支持され前記照光部を露出させる前記開口を有する壁部材と、を備えており、前記基板が前記第1筐体または前記第2筐体に支持されている請求項1に記載のコネクタユニット。
  3. 前記壁部材が前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか一方と一体化されている請求項2に記載のコネクタユニット。
  4. 前記基板が、複数の前記コネクタを実装し、複数の前記コネクタの少なくとも1つの外端の前記挿抜口の近傍が前記導光部材の前記照光部により照明される請求項1から3のいずれか一項に記載のコネクタユニット。
  5. 前記筐体は、前記発光体からの光のうち、前記入射部から外れる方向に向かう光を遮断する遮光体を備えている請求項1から4のいずれか一項に記載のコネクタユニット。
  6. 前記入射部が、前記実装面に平行となる第1入射面と、前記第1入射面に対して傾斜する姿勢の第2入射面とを備えている請求項1から5のいずれか一項に記載のコネクタユニット。
  7. 前記係合突起が、前記孔部を挿通した状態で前記基板の前記実装面に垂直な垂直面と、前記孔部に挿通した状態で前記垂直面に対して傾斜している傾斜面とを有している請求項1から6のいずれか一項に記載のコネクタユニット。
  8. 前記筐体が第1筐体と第2筐体により構成され、前記第1筐体と前記第2筐体のうち前記基板が固定されるものに前記係合突起が一体形成され、当該係合突起は、前記孔部を挿通した状態で前記コネクタに近接する当接面を有している請求項1から7のいずれか一項に記載のコネクタユニット。
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