JP2023022600A - 製造委託支援装置および製造委託支援プログラム - Google Patents

製造委託支援装置および製造委託支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】加工業者が保有する自動化装置の稼働率を向上させることができ、更に、生産性のより高い加工方法を選定することができる製造委託支援装置および製造委託支援プログラムを提供すること。【解決手段】製造委託支援装置は、制御部が、製造業者の端末から、製造委託品の三次元図面データおよび加工希望条件を取得し、三次元図面データと、複数の加工業者の端末から予め取得しておいた、三次元装置データおよび加工可能条件とに基づいて、三次元空間上で製造委託品の加工工程をシミュレーションし、各加工業者が保有する自動化装置のうち、加工希望条件を満たす加工工程を実施可能な自動化装置を特定し、その特定結果を製造業者の端末に出力し、製造業者の端末から発注指示を取得した場合、特定した自動化装置を保有する加工業者の端末に対して、製造委託品の加工指示と、自動化装置を動作させるためのティーチングプログラムとを出力する。【選択図】図3

Description

本発明は、製造委託支援装置および製造委託支援プログラムに関する。
特許文献1には、製造委託元の端末から受信した部品の発注依頼に基づいて、当該部品を加工可能な加工業者を選定し、選定した加工業者に発注指示を行う技術が開示されている。
特許第6462945号公報
部品を加工する自動化装置(例えば溶接ロボット等)を動作させるためには、専用のティーチングプログラムが必要となる。このティーチングプログラムは、例えばティーチングマンと呼ばれるオペレータが、自動化装置に対して、実際の作業を行う際の動作を制御することにより作成される。
しかしながら、現在このティーチングマン不足が大きな課題となっている。また、自動化装置へのティーチングをアウトソーシングすることも可能であるが、高コストであるという問題がある。
ここで、特許文献1で開示された技術では、自動化装置のティーチングを自前で行うことが可能な加工業者、または自動化装置を用いない加工業者が選定される仕組みとなっている。そのため、部品を加工可能な自動化装置を保有している加工業者であっても、ティーチングを行うことができない場合は、部品の発注先として選定されない。従って、自動化装置を用いたほうが、生産性が高い場合であっても、発注先として選定されないため、生産性のより低い方法で加工が行われることになる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、加工業者が保有する自動化装置の稼働率を向上させることができ、更に、生産性のより高い加工方法を選定することができる製造委託支援装置および製造委託支援プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る製造委託支援装置は、ハードウェアを有する制御部を備え、前記制御部が、製造委託品の委託元である製造業者の端末から、前記製造委託品の三次元図面データおよび加工希望条件を取得し、前記三次元図面データと、前記製造委託品を加工可能な複数の加工業者の端末から予め取得しておいた、各加工業者が保有する自動化装置の三次元装置データおよび加工可能条件とに基づいて、前記自動化装置ごとに、三次元空間上で前記製造委託品の加工工程をシミュレーションし、各加工業者が保有する自動化装置のうち、前記加工希望条件を満たす加工工程を実施可能な自動化装置を特定し、その特定結果を前記製造業者の端末に出力し、前記製造業者の端末から発注指示を取得した場合、特定した自動化装置を保有する加工業者の端末に対して、前記製造委託品の加工指示と、前記自動化装置を動作させるためのティーチングプログラムとを出力する。
また、本発明に係る製造委託支援装置は、上記発明において、前記制御部が、前記製造委託品の加工工程をシミュレーションする際に、前記三次元図面データに基づいて、前記自動化装置によって加工する範囲と、人手によって加工する範囲とをそれぞれ識別した上で、前記製造委託品の加工工程をシミュレーションし、前記加工業者の端末に対して前記ティーチングプログラムを出力する際に、前記自動化装置によって加工する範囲についてのみ、前記ティーチングプログラムを出力する。
また、本発明に係る製造委託支援装置は、上記発明において、前記制御部が、前記製造委託品の実際の加工工程において、前記加工業者によって前記ティーチングプログラムが修正された場合、前記加工業者の端末から修正後のティーチングプログラムを取得し、取得した修正後のティーチングプログラムに基づいて、予め作成しておいた元のティーチングプログラムのアルゴリズムを修正する。
また、本発明に係る製造委託支援装置は、上記発明において、前記制御部が、複数の加工業者の端末から、前記自動化装置の稼働率に関する情報を取得し、前記製造委託品の加工工程をシミュレーションする際に、前記稼働率が所定値未満の自動化装置に対してシミュレーションを行う。
また、本発明に係る製造委託支援装置は、上記発明において、前記制御部が、複数の加工業者の端末から、前記自動化装置の稼働率に関する情報を取得し、前記製造委託品の加工工程をシミュレーションした際に、一台の自動化装置だけでは、前記加工希望条件を満たす加工工程を実施できないと判定した場合、複数の自動化装置を組み合わせて、前記製造委託品の加工工程をシミュレーションし、各加工業者が保有する自動化装置のうち、前記加工希望条件を満たす加工工程を実施可能な複数の自動化装置を特定し、その特定結果を前記製造業者の端末に出力する。
また、本発明に係る製造委託支援装置は、上記発明において、前記制御部が、前記製造業者の端末から、希望納品場所に関する情報を更に取得し、各加工業者が保有する自動化装置のうち、前記加工希望条件を満たす加工工程を実施可能であり、かつ前記希望納品場所に最も近い加工業者が保有する自動化装置または前記希望納品場所の最も近くに配置された自動化装置を特定し、その特定結果を前記製造業者の端末に出力する。
また、本発明に係る製造委託支援装置は、上記発明において、前記加工希望条件が、希望納期、希望工数および希望コストの少なくとも一つを含む。
また、本発明に係る製造委託支援装置は、上記発明において、前記特定結果が、前記加工業者ごとに設定された前記製造委託品の加工単価に基づいて算出された、前記製造委託品の見積価格を含む。
また、本発明に係る製造委託支援装置は、上記発明において、前記製造委託品の加工単価が、前記自動化装置による加工に基づく加工単価と、人手による加工に基づく加工単価と、を含む。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る製造委託支援プログラムは、ハードウェアを有する制御部に、製造委託品の委託元である製造業者の端末から、前記製造委託品の三次元図面データおよび加工希望条件を取得し、前記三次元図面データと、前記製造委託品を加工可能な複数の加工業者の端末から予め取得しておいた、各加工業者が保有する自動化装置の三次元装置データおよび加工可能条件とに基づいて、前記自動化装置ごとに、三次元空間上で前記製造委託品の加工工程をシミュレーションし、各加工業者が保有する自動化装置のうち、前記加工希望条件を満たす加工工程を実施可能な自動化装置を特定し、その特定結果を前記製造業者の端末に出力し、前記製造業者の端末から発注指示を取得した場合、特定した自動化装置を保有する加工業者の端末に対して、前記製造委託品の加工指示と、前記自動化装置を動作させるためのティーチングプログラムとを出力する。
本発明に係る製造委託支援装置および製造委託支援プログラムによれば、加工業者が保有する自動化装置の稼働率を向上させることができ、更に、生産性のより高い加工方法を選定することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る製造委託支援装置を含む製造委託支援システムの全体構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る製造委託支援装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る製造委託支援装置が実行する製造委託支援方法の手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る製造委託支援装置および製造委託支援プログラムについて、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、以下の実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものも含まれる。
(製造委託支援システム)
実施形態に係る製造委託支援装置を含む製造委託支援システムについて、図1および図2を参照しながら説明する。製造委託支援システム1は、図1に示すように、製造委託支援装置10と、製造業者端末20と、加工業者端末30と、を有している。
製造委託支援装置10、製造業者端末20および加工業者端末30は、いずれも通信機能を備えており、ネットワークNWを通じて相互に通信可能に構成されている。このネットワークNWは、例えばインターネット回線網、携帯電話回線網等から構成される。
(製造委託支援装置)
製造委託支援装置10は、製造委託品の委託元である製造業者と、製造委託品の委託先である加工業者との間で行われる製造委託品の製造委託を支援するためのものである。この製造委託支援装置10は、製造委託支援業者(仲介業者)が保有しており、例えばワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータによって実現される。
ここで、「製造委託品」としては、例えば溶接加工品、工業部品、食品(加工食品)等の製造委託の対象となりえる種々のものが含まれる。本実施形態では、製造委託品が溶接加工品であることを想定して説明を行う。
製造委託支援装置10は、図2に示すように、制御部11と、通信部12と、記憶部13と、を備えている。制御部11は、具体的には、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等からなるプロセッサと、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等からなるメモリ(主記憶部)と、を備えている。
制御部11は、記憶部13に格納されたプログラムを主記憶部の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等を制御することにより、所定の目的に合致した機能を実現する。制御部11は、記憶部13に格納されたプログラムの実行を通じて、シミュレーション部111、装置特定部112、加工指示部113およびプログラム修正部114として機能する。
シミュレーション部111は、製造業者端末20および加工業者端末30から取得した情報に基づいて、製造委託品の加工工程(または製造工程)をシミュレーションする。以下、シミュレーション部111における処理の詳細について説明する。
まず、シミュレーション部111は、製造委託品を加工可能な複数の加工業者の加工業者端末30から、各加工業者が保有する自動化装置40の三次元装置データと、当該自動化装置40の加工可能条件と、製造委託品の加工単価に関する情報と、を取得する。なお、製造委託品の加工単価に関する情報には、自動化装置40による加工に基づく加工単価のみが含まれていてもよく、あるいは自動化装置40による加工に基づく加工単価に加えて、人手による加工に基づく加工単価が含まれていてもよい。
「三次元装置データ」とは、自動化装置40を動作させるティーチングプログラムを作成するために必要な情報であり、例えば自動化装置40のサイズ、可動範囲、動作速度等の情報が含まれる。また、「加工可能条件」とは、自動化装置40によって加工可能な製造委託品に関する情報であり、例えば製造委託品の重量、サイズ等が含まれる。
シミュレーション部111は、例えば製造委託支援契約を締結している複数の加工業者の加工業者端末30から、当該加工業者が保有する自動化装置40の三次元装置データおよび加工可能条件を、予め取得する。シミュレーション部111が自動化装置40の三次元装置データおよび加工可能条件を取得するタイミングは特に限定されず、例えば後記する「加工工程のシミュレーション」の前のタイミングで取得しておけばよい。シミュレーション部111は、加工業者端末30から取得した三次元装置データ、加工可能条件および加工単価に関する情報を、必要に応じて記憶部13に格納する。
なお、シミュレーション部111は、各加工業者の加工業者端末30から、自動化装置40の稼働率に関する情報を更に取得してもよい。「稼働率」とは、例えば加工業者が保有する自動化装置40が現在どの程度稼働しているか、または将来的にどの程度稼働するのかを示す情報である。例えば現時点から7日間の将来の稼働率の場合、「8時間×7日=56時間」が全稼働時間となる。そして、稼働率が80%の場合、約45時間が自動化装置40の稼働時間となり、残りの約11時間が加工を受託できる時間となる。この稼働率に関する情報は、加工業者ごとに取得され、必要に応じて記憶部13に格納される。
また、稼働率に関する情報は、例えば加工業者が保有する自動化装置40の稼働可能な時間を示す情報であってもよい。また、稼働率に関する情報は、加工業者端末30から製造委託支援装置10に対して常時送信(出力)されてもよく、あるいは所定のタイミングごとに逐次送信されてもよい。
また、シミュレーション部111は、各加工業者の加工業者端末30から、各加工業者の所在地に関する情報や、当該加工業者が保有する自動化装置40の所在地に関する情報を更に取得してもよい。
続いて、シミュレーション部111は、製造委託品の委託元である製造業者の製造業者端末20から、製造委託品の三次元図面データと、当該製造委託品の加工希望条件と、を取得する。
「三次元図面データ」とは、製造委託品を加工(製造)する際に必要な情報であり、例えば製造委託品の三次元CADデータと、加工範囲(例えば溶接範囲)に関する情報と、自動化装置40によって加工する範囲および人手によって加工する範囲に関する情報と、が含まれる。なお、三次元図面データには、三次元CADデータのみが含まれていてもよい。この場合、例えば製造業者が三次元図面データを製造委託支援装置10に送信する際に、製造業者端末20の画面上で加工範囲が指定され、指定された加工範囲に関する情報が、三次元図面データとは別に製造委託支援装置10へと送られる。
また、「加工希望条件」とは、製造委託品を加工する際の条件であり、例えば希望納期、希望工数および希望コストのうち、少なくとも一つが含まれる。この加工希望条件は、言い換えると、製造委託品を加工する際に、製造業者が納期、工数およびコストのうちのどの条件を優先するのかを示している。シミュレーション部111は、製造業者端末20から取得した製造委託品の三次元図面データおよび加工希望条件を、必要に応じて記憶部13に格納する。
また、シミュレーション部111は、製造業者端末20から、製造委託品の希望納品場所に関する情報を更に取得してもよい。「希望納品場所」とは、製造委託品を納品する国や地域に関する情報である。シミュレーション部111は、製造業者端末20から取得した希望納品場所に関する情報を、必要に応じて記憶部13に格納する。
続いて、シミュレーション部111は、製造業者端末20から取得した製造委託品の三次元データと、複数の加工業者端末30から予め取得しておいた自動化装置40の三次元装置データおよび加工可能条件とに基づいて、自動化装置40ごとに、三次元空間上で製造委託品の加工工程をシミュレーションする。すなわち、シミュレーション部111は、製造委託品の加工工程のシミュレーションを、各加工業者が保有する自動化装置40ごとに実施する。
シミュレーション部111は、例えば公知のオフラインティーチング技術(例えば自動ティーチング型のオフラインティーチング技術等)を利用して、製造委託品の加工工程をシミュレーションする。この場合、シミュレーション部111は、三次元空間上で自動化装置40の動きをシミュレーションし、自動化装置40の姿勢や、加工対象物との干渉等を確認する。
なお、シミュレーション部111は、加工業者が保有する自動化装置40の稼働率を考慮して加工工程のシミュレーションを行ってもよい。この場合、シミュレーション部111は、前記したように、複数の加工業者端末30から、自動化装置40の稼働率に関する情報をそれぞれ取得する。
そして、シミュレーション部111は、製造委託品の加工工程をシミュレーションする際に、現在または将来の稼働率が所定値未満の自動化装置40に対してシミュレーションを行う。なお、シミュレーションの対象とする自動化装置40の具体的な稼働率は特に限定されず、例えば稼働率80%未満の自動化装置40を対象としてもよく、あるいは稼働率100%未満の自動化装置40を対象としてもよい。
このように、稼働率の高い自動化装置40を除外して製造委託品の加工工程のシミュレーションを行うことにより、例えば後記する装置特定部112において、製造委託品を加工可能であると判断された自動化装置40が、実際には稼働できないという事態を回避することができる。また、稼働率の高い自動化装置40を除外して製造委託品の加工工程のシミュレーションを行うことにより、製造業者の希望納期に間に合うように、稼働率を考慮して自動化装置を選定することができる。
また、シミュレーション部111は、複数の自動化装置40による加工工程のシミュレーションを行ってもよい。この場合、シミュレーション部111は、前記したように、複数の加工業者端末30から、自動化装置40の稼働率に関する情報をそれぞれ取得する。
そして、シミュレーション部111は、自動化装置40ごとに製造委託品の加工工程をシミュレーションした際に、一台の自動化装置40だけで加工希望条件を満たす加工工程を実施できるか否かを判定する。すなわち、シミュレーション部111は、一台の自動化装置40によって加工した場合に、製造業者が要求する希望納期、希望工数、希望コスト等を満たすことができるか否かを判定する。
そして、シミュレーション部111は、一台の自動化装置40だけでは、加工希望条件を満たす加工工程を実施できないと判定した場合、複数の自動化装置40を組み合わせて、製造委託品の加工工程をシミュレーションする。なお、「複数の自動化装置40」とは、例えば一つの加工業者が保有する複数の自動化装置40であってもよく、あるいは複数の加工業者が保有する複数の自動化装置40であってもよい。
また、製造委託品の加工工程は、例えば全体の80%を自動化装置40によって加工し、残りの20%を人手で加工する場合も想定される。この場合、シミュレーション部111は、製造委託品の加工工程をシミュレーションする際に、製造業者端末20から取得した製造委託品の三次元データに基づいて、自動化装置40によって加工する範囲と、人手によって加工する範囲とをそれぞれ識別する。そして、その上で、製造委託品の加工工程をシミュレーションする。これにより、製造委託品の加工工程の一部を人手により実施する場合においても、自動化装置40による加工と人手による加工とを組み合わせて、加工工程のシミュレーションを行うことができる。
装置特定部112は、シミュレーション部111におけるシミュレーション結果に基づいて、各加工業者が保有する自動化装置40のうち、製造業者の加工希望条件を満たす加工工程を実施可能な自動化装置40を特定する。そして、装置特定部112は、その特定結果を製造業者端末20に送信する。この特定結果には、例えば特定された自動化装置40を保有する加工業者の名称、製造委託品の見積価格等の情報が含まれる。なお、製造委託品の見積価格は、予め加工業者端末30から取得しておいた、加工業者ごとに設定された製造委託品の加工単価に基づいて算出することができる。
また、装置特定部112は、製造委託品の加工工程の一部を人手で行う場合、自動化装置40による加工に基づく加工単価と、人手による加工に基づく加工単価とに基づいて、製造委託品の見積価格を算出し、前記した特定結果として製造業者端末20に送信する。これにより、製造委託品の加工工程の一部を人手により実施する場合においても、両者の加工単価を考慮して見積価格を算出することができる。
また、装置特定部112は、シミュレーション部111において、複数の自動化装置40による加工工程のシミュレーションが行われた場合、各加工業者が保有する自動化装置40のうち、製造業者の加工希望条件を満たす加工工程を実施可能な、複数の自動化装置40を特定する。そして、装置特定部112は、その特定結果を製造業者端末20に送信する。この特定結果には、例えば特定された複数の自動化装置40を保有する各加工業者の名称、製造委託品の見積価格等の情報が含まれる。
このように、複数の自動化装置40による加工工程のシミュレーションを行うことにより、一台の自動化装置40では製造委託品を加工することができない場合においても、複数の自動化装置40を組み合わせた製造委託品の加工を提案することができる。また、複数の自動化装置40を組み合わせて加工工程を実施することにより、複数の自動化装置40の稼働率を向上させることができる。
また、装置特定部112は、製造業者端末20から、製造委託品の希望納品場所に関する情報を更に取得している場合、各加工業者が保有する自動化装置40のうち、加工希望条件を満たす加工工程を実施可能な自動化装置40であって、かつ希望納品場所に最も近い加工業者が保有する自動化装置40または希望納品場所の最も近くに配置された自動化装置40を特定する。なお、「希望納品場所に最も近い加工業者が保有する自動化装置40」とは、加工業者の所在地と自動化装置40の所在地とが一致している場合を想定している。
そして、装置特定部112は、その特定結果を製造業者端末20に送信する。この特定結果には、例えば特定された自動化装置40を保有する各加工業者の名称、製造委託品の見積価格、製造委託品の納品場所等の情報が含まれる。
このように、製造業者が要求する希望納品場所を考慮して自動化装置40を特定することにより、希望納品場所に近い場所で製造委託品の加工を行うことができるため、加工後の製造委託品を早期に製造業者に納品することができる。
加工指示部113は、製造業者端末20からの指示に基づいて、加工業者端末30に対して、製造委託品の加工指示を行う。加工指示部113は、具体的には、製造業者端末20から製造委託品の発注指示を取得した場合に、装置特定部112で特定した自動化装置40を保有する加工業者端末30に対して、製造委託品の加工指示と、自動化装置40を動作させるためのティーチングプログラムとを送信する。
また、加工指示部113は、製造委託品の加工工程の一部を人手で行う場合、加工業者端末30に対してティーチングプログラムを出力する際に、自動化装置40によって加工する範囲についてのみ、ティーチングプログラムを送信する。これにより、製造委託品の加工工程の一部を人手により実施する場合においても、必要な加工範囲についてのみティーチングプログラムを作成して加工業者に提供することができる。
ここで、加工指示部113が加工業者端末30に対して送信するティーチングプログラムは、製造業者が委託した製造委託品の加工工程において、自動化装置40を動作させるためのプログラムである。このティーチングプログラムの作成方法としては、オフラインティーチングを利用して作成する方法が挙げられる。
この場合、例えば加工対象物の加工条件を全て指定して、三次元空間上で加工工程を再現する方法や、加工対象物の加工条件をある程度指定して、それに基づいて自動化装置40の動作を確定する方法等を用いることができる。
また、オフラインティーチングによってティーチングプログラムを作成する場合、機械学習を利用することも可能である。この場合、例えば溶接範囲、溶接形状、溶接条件、溶接ワイヤ径等を入力データとし、自動化装置40の動作、溶接施工条件(アーク電圧、溶接電流、溶接速度等)等からなるティーチングプログラムを出力データとした予測モデルを予め作成する。そして、この予測モデルを用いて、自動化装置40のティーチングプログラムを作成する。なお、機械学習の手法としては、例えばニューラルネットワーク、決定木、ランダムフォレスト、サポートベクター回帰等の種々の手法を用いることができる。
なお、ティーチングプログラムを作成するタイミングについては、特に限定されない。例えばオフラインティーチングによってティーチングプログラムを作成する場合、シミュレーション部111におけるシミュレーションの段階で各自動化装置40についてのティーチングプログラムを全て作成し、装置特定部112で特定した自動化装置40のティーチングプログラムを、当該自動化装置40を保有する加工業者の加工業者端末30に送信してもよい。あるいは、シミュレーション部111におけるシミュレーションの段階ではティーチングプログラムは作成せず、装置特定部112で自動化装置40を特定した段階で、当該自動化装置40のティーチングプログラムを作成し、当該自動化装置40を保有する加工業者の加工業者端末30に送信してもよい。
また、オフラインティーチングで機械学習を利用する場合は、シミュレーション部111におけるシミュレーションから、装置特定部112における自動化装置40の特定までの間の任意のタイミングで自動化装置40のティーチングプログラムを作成し、当該自動化装置40を保有する加工業者の加工業者端末30に送信してもよい。あるいは、自動化装置40ごとに予めティーチングプログラムを作成しておき、装置特定部112で自動化装置40を特定した後に、当該自動化装置40を保有する加工業者の加工業者端末30に送信してもよい。なお、オフラインティーチングによって作成されたティーチングプログラムは、必要に応じて記憶部13に格納される。
プログラム修正部114は、ティーチングプログラムの修正を行う。プログラム修正部114は、例えば製造委託品の実際の加工工程において、加工業者によってティーチングプログラムが修正された場合に、当該加工業者の加工業者端末30から、修正後のティーチングプログラムを取得する。そして、プログラム修正部114は、取得した修正後のティーチングプログラムに基づいて、予め作成しておいた元のティーチングプログラムのアルゴリズムを修正する。
このように、実際の加工工程で用いられたティーチングプログラムが修正された場合に、これに応じて元のティーチングプログラムのアルゴリズムを修正することにより、ティーチングプログラムを作成するためのアルゴリズムを最適化することができる。
通信部12は、例えばLAN(Local Area Network)インターフェースボード、無線通信のための無線通信回路等から構成される。通信部12は、公衆通信網であるインターネット等のネットワークNWに接続されている。そして、通信部12は、当該ネットワークNWに接続することにより、製造業者端末20および加工業者端末30との間で通信を行う。
記憶部13は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)およびリムーバブルメディア等の記録媒体から構成される。リムーバブルメディアとしては、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)のようなディスク記録媒体が挙げられる。記憶部13には、オペレーティングシステム(Operating System:OS)、各種プログラム、各種テーブル、各種データベース等が格納可能である。
記憶部13には、例えば加工業者端末30から取得した自動化装置40の三次元装置データ、自動化装置40の加工可能条件、自動化装置40の稼働率に関する情報、製造委託品の加工単価に関する情報、製造業者端末20から取得した製造委託品の三次元図面データ、製造委託品の加工希望条件、製造委託品の希望納品場所に関する情報、シミュレーション部111の機能を実現するためのオフラインティーチングアプリケーションソフトウェア、予め作成された自動化装置40のティーチングプログラム等が、必要に応じて格納される。
(製造業者端末)
製造業者端末20は、製造委託支援装置10との間で情報のやり取りを行うためのものである。この製造業者端末20は、製造業者が保有しており、例えばワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータによって実現される。
製造業者端末20は、図2に示すように、制御部21と、通信部22と、記憶部23と、を備えている。制御部21、通信部22および記憶部23は、ハードウェアとしては制御部11、通信部12および記憶部13と同様である。なお、同図では図示を省略したが、製造業者端末20には、マウスやキーボード等の入力手段と、ディスプレイやプリンタ等の出力手段とが接続されていてもよい。
制御部21は、例えば製造業者に所属する操作者の操作に基づいて、製造委託品の三次元図面データ、製造委託品の加工希望条件、製造委託品の希望納品場所に関する情報等を、製造委託支援装置10に送信する。
記憶部23には、製造委託品の三次元図面データ、例えば製造委託支援装置10から取得した製造委託品の見積価格等の情報が、必要に応じて格納される。
(加工業者端末)
加工業者端末30は、製造委託支援装置10との間で情報のやり取りを行うためのものである。この加工業者端末30は、加工業者が保有しており、例えばワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータによって実現される。
加工業者端末30は、図2に示すように、制御部31と、通信部32と、記憶部33と、を備えている。制御部31、通信部32および記憶部33は、ハードウェアとしては制御部11、通信部12および記憶部13と同様である。なお、同図では図示を省略したが、製造業者端末20には、マウスやキーボード等の入力手段と、ディスプレイやプリンタ等の出力手段とが接続されていてもよい。
制御部31は、例えば加工業者に所属する操作者の操作に基づいて、自動化装置40の三次元装置データ、自動化装置40の加工可能条件、自動化装置40の稼働率に関する情報、製造委託品の加工単価に関する情報等を、製造委託支援装置10に送信する。また、制御部31は、製造委託支援装置10から取得した自動化装置40のティーチングプログラムを自動化装置40に送信することにより、自動化装置40に製造委託品の加工工程を実施させる。
記憶部33には、例えば自動化装置40の三次元装置データ、自動化装置40の加工可能条件、自動化装置40の稼働率に関する情報、製造委託品の加工単価に関する情報、製造委託支援装置10から取得した自動化装置40のティーチングプログラム等が、必要に応じて格納される。
(製造委託支援方法)
実施形態に係る製造委託支援装置10が実行する製造委託支援方法の処理手順の一例について、図3を参照しながら説明する。
まず、シミュレーション部111は、加工業者端末30から、自動化装置40の三次元装置データ、加工可能条件および加工単価に関する情報を取得する(ステップS1)。続いて、シミュレーション部111は、製造業者端末20から、製造委託品の三次元図面データ、製造希望条件を取得する(ステップS2)。
続いて、シミュレーション部111は、製造委託品の三次元データ、自動化装置40の三次元装置データおよび加工可能条件に基づいて、自動化装置40ごとに、三次元空間上で製造委託品の加工工程をシミュレーションする(ステップS3)。
続いて、装置特定部112は、ステップS3のシミュレーション結果に基づいて、各加工業者が保有する自動化装置40のうち、製造業者の加工希望条件を満たす加工工程を実施可能な自動化装置40を特定する(ステップS4)。続いて、装置特定部112は、特定した自動化装置40による加工工程の見積価格を算出し、当該見積価格を製造業者端末20に送信する(ステップS5)。
続いて、加工指示部113は、製造業者端末20から製造委託品の発注指示を受信したか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6において、製造業者端末20から製造委託品の発注指示を受信したと判定した場合(ステップS6でYes)、加工指示部113は、製造委託品の加工指示およびティーチングプログラムを、加工業者端末30に送信し(ステップS7)、本処理を完了する。なお、ステップS6において、製造業者端末20から製造委託品の発注指示を受信していないと判定した場合(ステップS6でNo)、加工指示部113は、本処理を完了する。
以上説明した実施形態に係る製造委託支援装置および製造委託支援プログラムによれば、加工業者が保有する自動化装置40ごとに、製造委託品の加工工程をシミュレーションし、製造業者の加工希望条件を満たす加工工程を実施可能な自動化装置40を特定し、製造業者に提案することにより、加工業者が保有する自動化装置40の稼働率を向上させることができる。
また、実施形態に係る製造委託支援装置および製造委託支援プログラムによれば、加工業者に対して、製造委託品を製造する際に必要な自動化装置40のティーチングプログラムを提供することにより、加工業者が保有する自動化装置40の稼働率を向上させることができる。また、実施形態に係る製造委託支援装置および製造委託支援プログラムによれば、加工業者に対して、製造委託品の加工工程のシミュレーション結果に基づいて作成したティーチングプログラムを提供することにより、加工業者の工数を軽減することができる。
また、実施形態に係る製造委託支援装置および製造委託支援プログラムによれば、製造委託を行う製造業者に対して、最も生産性の高い加工業者への委託を仲介することができるとともに、製造業者の加工業者選定にかかる工数を削減することができる。また、実施形態に係る製造委託支援装置および製造委託支援プログラムによれば、生産性のより高い加工方法を選定することができる。
以上、本発明に係る製造委託支援装置および製造委託支援プログラムついて、発明を実施するための形態および実施例により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
1 製造委託支援システム
10 製造委託支援装置
11 制御部
111 シミュレーション部
112 装置特定部
113 加工指示部
114 プログラム修正部
12 通信部
13 記憶部
20 製造業者端末
21 制御部
22 通信部
23 記憶部
30 加工業者端末
31 制御部
32 通信部
33 記憶部
40 自動化装置

Claims (10)

  1. ハードウェアを有する制御部を備え、
    前記制御部は、
    製造委託品の委託元である製造業者の端末から、前記製造委託品の三次元図面データおよび加工希望条件を取得し、
    前記三次元図面データと、前記製造委託品を加工可能な複数の加工業者の端末から予め取得しておいた、各加工業者が保有する自動化装置の三次元装置データおよび加工可能条件とに基づいて、前記自動化装置ごとに、三次元空間上で前記製造委託品の加工工程をシミュレーションし、
    各加工業者が保有する自動化装置のうち、前記加工希望条件を満たす加工工程を実施可能な自動化装置を特定し、その特定結果を前記製造業者の端末に出力し、
    前記製造業者の端末から発注指示を取得した場合、特定した自動化装置を保有する加工業者の端末に対して、前記製造委託品の加工指示と、前記自動化装置を動作させるためのティーチングプログラムとを出力する、
    製造委託支援装置。
  2. 前記制御部は、前記製造委託品の加工工程をシミュレーションする際に、前記三次元図面データに基づいて、前記自動化装置によって加工する範囲と、人手によって加工する範囲とをそれぞれ識別した上で、前記製造委託品の加工工程をシミュレーションし、
    前記加工業者の端末に対して前記ティーチングプログラムを出力する際に、前記自動化装置によって加工する範囲についてのみ、前記ティーチングプログラムを出力する、
    請求項1に記載の製造委託支援装置。
  3. 前記制御部は、
    前記製造委託品の実際の加工工程において、前記加工業者によって前記ティーチングプログラムが修正された場合、前記加工業者の端末から修正後のティーチングプログラムを取得し、
    取得した修正後のティーチングプログラムに基づいて、予め作成しておいた元のティーチングプログラムのアルゴリズムを修正する、
    請求項1または請求項2に記載の製造委託支援装置。
  4. 前記制御部は、
    複数の加工業者の端末から、前記自動化装置の稼働率に関する情報を取得し、
    前記製造委託品の加工工程をシミュレーションする際に、前記稼働率が所定値未満の自動化装置に対してシミュレーションを行う、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の製造委託支援装置。
  5. 前記制御部は、
    複数の加工業者の端末から、前記自動化装置の稼働率に関する情報を取得し、
    前記製造委託品の加工工程をシミュレーションした際に、一台の自動化装置だけでは、前記加工希望条件を満たす加工工程を実施できないと判定した場合、複数の自動化装置を組み合わせて、前記製造委託品の加工工程をシミュレーションし、
    各加工業者が保有する自動化装置のうち、前記加工希望条件を満たす加工工程を実施可能な複数の自動化装置を特定し、その特定結果を前記製造業者の端末に出力する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の製造委託支援装置。
  6. 前記制御部は、
    前記製造業者の端末から、希望納品場所に関する情報を更に取得し、
    各加工業者が保有する自動化装置のうち、前記加工希望条件を満たす加工工程を実施可能であり、かつ前記希望納品場所に最も近い加工業者が保有する自動化装置または前記希望納品場所の最も近くに配置された自動化装置を特定し、その特定結果を前記製造業者の端末に出力する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の製造委託支援装置。
  7. 前記加工希望条件は、希望納期、希望工数および希望コストのうちの少なくとも一つを含む、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の製造委託支援装置。
  8. 前記特定結果は、前記加工業者ごとに設定された前記製造委託品の加工単価に基づいて算出された、前記製造委託品の見積価格を含む、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の製造委託支援装置。
  9. 前記製造委託品の加工単価は、前記自動化装置による加工に基づく加工単価と、人手による加工に基づく加工単価と、を含む、
    請求項8に記載の製造委託支援装置。
  10. ハードウェアを有する制御部に、
    製造委託品の委託元である製造業者の端末から、前記製造委託品の三次元図面データおよび加工希望条件を取得し、
    前記三次元図面データと、前記製造委託品を加工可能な複数の加工業者の端末から予め取得しておいた、各加工業者が保有する自動化装置の三次元装置データおよび加工可能条件とに基づいて、前記自動化装置ごとに、三次元空間上で前記製造委託品の加工工程をシミュレーションし、
    各加工業者が保有する自動化装置のうち、前記加工希望条件を満たす加工工程を実施可能な自動化装置を特定し、その特定結果を前記製造業者の端末に出力し、
    前記製造業者の端末から発注指示を取得した場合、特定した自動化装置を保有する加工業者の端末に対して、前記製造委託品の加工指示と、前記自動化装置を動作させるためのティーチングプログラムとを出力する、
    ことを実行させる製造委託支援プログラム。
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