JP2023020469A - 測量システム、測量装置、測量方法及びプログラム - Google Patents

測量システム、測量装置、測量方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力する。【解決手段】測量システムは、現実空間の撮影画像を取得し、前記現実空間の3次元データを取得し、取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成し、取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示し、前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得し、表示した前記複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定し、前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和2年8月3日に自社ウェブサイトにて公開 〔刊行物等〕 令和2年8月3日に自社ウェブサイトにて公開 〔刊行物等〕 令和2年11月30日に自社運営ウェブサイト「デジコン」にて公開 〔刊行物等〕 令和3年6月15日に自社運営ウェブサイト「デジコン」にて公開 〔刊行物等〕 令和3年6月4日に動画サイト「Youtube」にて「https://www.youtube.com/watch?v=7gDmJg_WQM4」として公開 〔刊行物等〕 令和2年10月29日に株式会社日刊建設通信新聞社のウェブサイト「建築通信新聞DIGITAL」にて公開 〔刊行物等〕 令和3年6月16日に株式会社 建設ITワールドのウェブサイト「建設ITワールド」にて公開 〔刊行物等〕 令和2年10月27日に自社が運営するウェビナー「OPTiM INNOVATION 2020」にて発表 〔刊行物等〕 令和2年10月27日に自社が運営するウェビナー「OPTiM INNOVATION 2020」にて発表
本発明は、測量に有効な技術に関する。
現実の空間を測量する方法として、LiDAR(Laser imaging Detection And Ranging)技術により画像検出と測距とをすることが知られている(特許文献1参照)。LiDARは、レーザ等を照射し、照射した各地点で点群を形成する。
このようなLiDAR技術を用いることにより、例えば、対象物の3次元点群を測量し、かつ、測量した3次元点群の全ての点を世界測地系座標に紐付け、検証点を設定することにより、座標変換(世界測地系座標の紐付)の精度を確認することが可能となる。
特開2019-078732号公報
しかしながら、座標変換に必要な標定点の世界測地系座標は、桁数が多く、間違えずに入力することが困難であった。
そこで、本発明者らは、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能な測量システム、測量装置、測量方法及びプログラムが必要であることに着目した。
そこで、本発明は、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能な測量システム、測量装置、測量方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部と、
前記現実空間の3次元データを取得する3次元データ取得部と、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部と、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部と、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部と、
表示した前記複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定する指定部と、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部と、
を備える測量システムを提供する。
本発明によれば、現実空間の撮影画像を取得し、前記現実空間の3次元データを取得し、取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成し、取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示し、前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得し、表示した前記複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定し、前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する。
本発明は、システムのカテゴリであるが、装置、方法及びプログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
本発明によれば、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能となる。
測量システム1の概要を説明する図である。 測量システム1の機能構成を示す図である。 測量システム1が実行する3次元位置情報設定処理のフローチャートを示す図である。 測量装置10が取得する撮影画像の一例を模式的に示したものである。 測量装置10が表示する複合現実の一例を模式的に示す図である。 測量装置10が表示する測量画面の一例を模式的に示した図である。 測量装置10が表示する一覧の一例を模式的に示した図である。 測量装置10が表示する任意座標系の一例を模式的に示した図である。 測量装置10が表示する測量画面の一例を模式的に示した図である。 測量装置10が表示する標定点の一例を模式的に示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
[基本概念/基本構成]
図1は、測量システム1の概要を説明するための図である。
測量システム1は、少なくとも測量装置10を含み、LiDAR技術による測量を行うシステムである。本実施形態では、測量システム1は、測量装置10と、GNSS(Global Navigation Satellite System)デバイス、トータルステーション等の測量装置が測量した現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイス(例えば、GNSSデバイス、トータルステーション、クラウドコンピュータ)20とが、データ通信可能に接続されている。
本実施形態では、前提として、LiDAR技術による測量を行うものであり、3次元位置記憶デバイス20は、測量装置が測量した現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果(任意の点の3次元位置情報)を記憶するデバイスである。
測量システム1が、標定点又は検証点に、3次元位置情報を設定する場合についての処理ステップについて、図1に基づいて説明する。
はじめに、測量装置10は、現実空間の撮影画像を取得する(ステップS1)。
測量装置10は、自身に設けられたカメラ等の撮影装置により、測量を行う現実空間を撮影する。測量装置10は、現実空間を撮影することにより、現実空間の撮影画像を取得する。
測量装置10は、現実空間の3次元データを取得する(ステップS2)。
測量装置10は、LiDAR技術により、現実空間の3次元データを取得する。例えば、測量装置10は、LiDAR技術により、現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づいて、現実空間の3次元データを取得する。
測量装置10は、取得した3次元データに基づいて、現実空間の3次元モデルを生成する(ステップS3)。
測量装置10は、取得した3次元データに基づいて、3次元点群やTIN(Triangulated Irregular Network)等のデータ構造により、現実空間の3次元モデルを生成する。例えば、測量装置10は、3次元モデルとして、現実空間のメッシュ映像データを生成する。
測量装置10は、取得した撮影画像に、生成した3次元モデルを重ねた複合現実を表示する(ステップS4)。
測量装置10は、この複合現実を、自身の表示部に表示する。
測量装置10は、現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイス20から、現実空間の3次元位置情報を取得する(ステップS5)。
測量装置10は、GNSSデバイス、トータルステーション又はクラウドコンピュータ等から、現実空間の3次元位置情報を取得する。
GNSSデバイスやトータルステーションは、現実空間に設定した複数の標定点の3次元位置を予め測量しておき、この標定点の3次元位置の測量結果を、測量装置10の要求に応じて、現実空間の3次元位置情報として、測量装置10に送信する。
また、トータルステーションは、現実空間に設定した複数の標定点の3次元位置を予め測量しておき、この標定点の3次元位置の測量結果を、現実空間の3次元位置情報として、クラウドコンピュータに送信する。クラウドコンピュータは、この現実空間の3次元位置情報を受信し、この現実空間の3次元位置情報を記憶する。クラウドコンピュータは、この記憶した現実空間の3次元位置情報を、測量装置10の要求に応じて、測量装置10に送信する。
測量装置10は、これらの方法により送信された現実空間の3次元位置情報を受信することにより、この現実空間の3次元位置情報を取得する。
測量装置10は、表示した複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定する(ステップS6)。
本明細書において、標定点は、データを補正するための既知の点を意味し、検証点は、作成されたデータがどのくらい正しいかを確認するための既知の点を意味する。
測量装置10は、表示した複合現実に対して、標定点又は検証点の何れの入力を行うかの入力を受け付ける。測量装置10は、この入力内容と、表示した複合現実に対するタップ操作等の入力とに基づいて、受け付けた箇所を、標定点又は検証点に指定する。
測量装置10は、標定点又は検証点の指定時、取得した3次元位置情報を、標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する(ステップS7)。
測量装置10は、上述した標定点又は検証点の指定処理(ステップS6)に際して、測量済みの3次元位置情報を、一覧又は任座座標系として複合現実上に重ねて表示する。測量装置10は、作業者から、この3次元位置情報へのタップ操作等の入力を受け付けることにより、入力を受け付けた3次元位置情報を、指定した標定点又は検証点に設定する。
このような測量システム1によれば、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能となる。
[機能構成]
図2に基づいて、測量システム1の機能構成について説明する。
測量システム1は、少なくとも測量装置10を含み、GNSSデバイス、トータルステーション等の測量装置が測量した現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイス(GNSSデバイス、トータルステーション、クラウドコンピュータ等)20と、公衆回線網等のネットワーク9を介して、データ通信可能に接続されたLiDAR技術による測量を行うシステムである。
測量システム1は、その他の端末や装置類等が含まれていても良い。この場合、測量システム1は、後述する処理を、測量装置10、含まれる端末や装置類等の何れか又は複数の組み合わせにより実行する。
本明細書におけるクラウドコンピュータとは、ある特定の機能を果たす際に、任意のコンピュータをスケーラブルに用いるものや、あるシステムを実現するために複数の機能モジュールを含み、その機能を自由に組み合わせて用いるものの何れであってもよい。
測量装置10は、測量を行う作業者が所持する携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末等であり、自身にインストールされた所定のアプリケーションにより、LiDAR技術による測量に関する処理、複合現実の表示に関する処理、各種データ通信に関する処理、その他の各種データ処理等を行う端末装置である。
測量装置10は、制御部として、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部11等を備える。
また、測量装置10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス、現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部12、現実空間の3次元データを取得する3次元データ取得部13、現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部14、撮影画像に3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部15、複合現実の任意の点を標定点又は検証点に指定する指定部16、3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部17等を備える。
測量装置10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、3次元位置情報取得モジュールを実現する。
また、測量装置10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、撮影画像取得モジュール、3次元データ取得モジュール、3次元モデル生成モジュール、複合現実表示モジュール、認識モジュール、指定モジュール、設定モジュール、一覧表示モジュール、一覧入力受付モジュール、任意座標系表示モジュール、座標系入力受付モジュールを実現する。
以下、本測量システム1が実行する各処理について、上述した各モジュールが実行する処理と併せて説明する。
[測量装置10が実行する3次元位置情報設定処理]
図3に基づいて、測量装置10が実行する3次元位置情報設定処理について説明する。同図は、測量装置10が実行する3次元位置情報設定処理のフローチャートを示す図である。本3次元位置情報設定処理は、上述した撮影画像の取得処理(ステップS1)、3次元データの取得処理(ステップS2)、3次元モデルの生成処理(ステップS3)、複合現実の表示処理(ステップS4)、3次元位置情報の取得処理(ステップS5)、標定点又は検証点の指定処理(ステップS6)、標定点又は検証点の3次元位置情報の設定処理(ステップS7)の詳細である。
撮影画像取得モジュールは、現実空間の撮影画像を取得する(ステップS10)。
撮影画像取得モジュールは、測量を行う現実空間を撮影する。作業者は、この現実空間に、標定点又は検証点を示す標示30を設置し、撮影画像取得モジュールは、この標示30が設置された現実空間を撮影することにより、現実空間の撮影画像31を取得する(図4参照)。
なお、撮影画像取得モジュールは、測量装置10とデータ通信可能に接続されたその他の撮影機能を有する端末や装置類等が撮影した撮影画像を取得する構成も可能である。
3次元データ取得モジュールは、現実空間の3次元データを取得する(ステップS11)。
3次元データ取得モジュールは、LiDAR技術により、測量を行う現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づいて、現実空間の3次元データを取得する。
3次元モデル生成モジュールは、取得した3次元データに基づいて、現実空間の3次元モデルを生成する(ステップS12)。
3次元モデル生成モジュールは、取得した3次元データに基づいて、3次元点群やTIN等のデータ構造により、現実空間の3次元モデルを生成する。本実施形態では、3次元モデル生成モジュールは、3次元データに基づいたメッシュ映像データを生成する。
なお、3次元モデルは、上述した例に限らず、その他のデータ構造のものであっても良い。
複合現実表示モジュールは、取得した撮影画像に、生成した3次元モデルを重ねた複合現実を表示する(ステップS13)。
複合現実表示モジュールは、この複合現実40を自身の表示部に表示する(図5参照)。本実施形態では、複合現実モジュールは、撮影画像に、メッシュ映像データを重ねたものを複合現実として表示する。
なお、複合現実表示モジュールが表示する複合現実は、上述した例に限らず、その他のものであっても良い。
認識モジュールは、複合現実における標定点又は検証点を示す標示30を自動認識する(ステップS14)。
認識モジュールは、画像認識等を行い、複合現実40における標示30を認識する。
例えば、認識モジュールは、撮影画像を画像認識し、その特徴量や特徴点を抽出することにより、この撮影画像における標示30を認識する。認識モジュールは、撮影画像における標示30を認識することにより、複合現実における標示30を認識する。
3次元位置情報取得モジュールは、3次元位置記憶デバイス20から、現実空間の3次元位置情報を取得する(ステップS15)。
3次元位置情報取得モジュールは、GNSSデバイス、トータルステーション又はクラウドコンピュータ等から、この3次元位置情報を取得する。
<GNSSデバイス又はトータルステーションから3次元位置情報を取得する場合>
3次元位置情報取得モジュールが、GNSSデバイス又はトータルステーションから3次元位置情報を取得する場合について説明する。
GNSSデバイス又はトータルステーションは、現実空間に設定した複数の標定点の3次元位置を予め測量しておき、この標定点の3次元位置の測量結果を、測量装置10の要求に応じて、現実空間の3次元位置情報として、測量装置10に送信する。
3次元位置情報取得モジュールは、この3次元位置情報を受信することにより、現実空間の3次元位置情報を取得する。
<クラウドコンピュータから3次元位置情報を取得する場合>
3次元位置情報取得モジュールが、クラウドコンピュータから3次元位置情報を取得する場合について説明する。
トータルステーションは、現実空間に設定した複数の標定点の3次元位置を予め測量しておき、この標定点の3次元位置の測量結果を、現実空間の3次元位置情報として、クラウドコンピュータに送信する。クラウドコンピュータは、この現実空間の3次元位置情報を受信し、この現実空間の3次元位置情報を記憶する。クラウドコンピュータは、記憶した現実空間の3次元位置情報を、測量装置10の要求に応じて、測量装置10に送信する。
3次元位置情報取得モジュールは、この3次元位置情報を受信することにより、現実空間の3次元位置情報を取得する。
指定モジュールは、表示した複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定する(ステップS16)。
指定モジュールは、作業者からの入力を受け付け、測量画面を立ち上げる。指定モジュールは、この測量画面において、標定点又は検証点の何れを指定するのかの入力を受け付ける。指定モジュールは、図6に示す測量画面50において、標定点アイコン50又は検証点アイコン51の何れかに対する入力を受け付けることにより、指定する任意の点が、標定点又は検証点の何れであるかの入力を受け付ける。同図では、作業者が、標定点アイコン50を入力する場合を例として図示している。
指定モジュールは、表示した複合現実のおける標示30に対する入力を受け付けることにより、入力を受け付けた箇所を、測量画面50において入力を受け付けた標定点又は検証点に指定する(本実施形態では、標定点を指定することになる)。このとき、指定モジュールは、標示30の中心に対して入力を受け付け、この箇所を、標定点又は検証点に指定する。
設定モジュールは、標定点又は検証点の指定時、取得した3次元位置情報を、標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する(ステップS17)。
設定モジュールは、複合現実上に重ねて、一覧又は任意座標系として表示された3次元位置情報に対する入力に基づいて、標定点又は検証点の3次元位置情報を設定する。
<一覧による3次元位置情報の設定>
設定モジュールが、一覧に対する入力に基づいて、標定点又は検証点の3次元位置情報を設定する場合について、図7に基づいて説明する。
一覧表示モジュールは、複合現実表示モジュールが表示する複合現実40に重ねて、取得した3次元位置情報の一覧60を表示する。この、一覧60は、複合現実の一部に重ねて表示しても良いし、複合現実の全体に透過表示しても良いし、その他の箇所又は方法により表示しても良い。
一覧60は、取得した3次元位置情報をまとめたものであり、標定点又は検証点の候補となる座標の識別子、3次元位置情報及び測量日が示されたものである。加えて、一覧60は、既に、標定点又は検証点に設定済みの3次元位置情報については、その旨が明示される。例えば、同図において、「座標2」には、標定点又は検証点に設定されていることを明示する「設定済み」との記載がなされ、「座標1」には、標定点又は検証点に設定されていないことを明示するために、「設定済み」との記載がなされていない。
なお、設定済みであるか否かの明示方法は、上述した例に限らず、表示態様の相違、項目や文字列の大きさの変更、アイコンやマークの付与等の他の方法により行われても良い。
一覧入力受付モジュールは、一覧60における3次元位置情報に対する入力(例えば、セルや座標の識別子に対するタップ操作)を、作業者から受け付ける。
設定モジュールは、入力を受け付けた3次元位置情報を、指定モジュールが指定する任意の点における3次元位置情報として設定する。
<任意座標系による3次元位置情報の設定>
次に、設定モジュールが、任意座標系に対する入力に基づいて、標定点又は検証点の3次元位置情報を設定する場合について、図8に基づいて説明する。
任意座標系表示モジュールは、複合現実表示モジュールが表示する複合現実40に重ねて、取得した3次元位置情報の任意座標系61を表示する。この、任意座標系61は、複合現実の一部に重ねて表示しても良いし、複合現実の全体に透過表示しても良いし、その他の箇所又は方法により表示しても良い。
任意座標系61は、取得した3次元位置情報を、任意の座標系(同図では、XY座標系)上にまとめたものであり、標定点又は検証点の候補となる座標の点が示されたものである。各座標の点には、3次元位置情報が紐付けられている。加えて、任意座標系61は、既に、標定点又は検証点に設定済みの3次元位置情報については、その旨が明示される。例えば、同図において、「標定点1」、「標定点2」及び「検証点1」は、標定点又は検証点に設定されていることを明示するアイコンで、座標が示され、「座標4」~「座標8」は、標定点又は検証点に設定されていないことを明示するアイコンで、座標が示されている。さらに、任意座標系61は、各座標軸の内容が明示される。例えば、同図において、座標軸がX軸とY軸であることが、其々、明示されている。
なお、設定済みであるか否かの明示方法は、上述した例に限らず、表示態様の相違、項目や文字列の大きさの変更、マークの付与等の他の方法により行われても良い。また、座標時の明示方法は、上述した例に限らず、軸の端部に記載、軸上に記載、表示態様の相違、アイコンやマーク等の付与等の他の方法により行われても良い。
座標系入力受付モジュールは、任意座標系61における3次元位置情報に対する入力(例えば、座標やアイコンに対するタップ操作)を、作業者から受け付ける。
設定モジュールは、入力を受け付けた3次元位置情報を、指定モジュールが指定する任意の点における3次元位置情報として設定する。
測量装置10は、この3次元位置情報の設定後、測量画面を立ち上げ、この任意の点における3次元位置情報を、測量画面に表示する(図9参照)。測量装置10は、追加アイコン53の入力を受け付けることにより、指定した任意の点と、この任意の点に設定した3次元位置情報を、測量結果に追加する。測量装置10は、この任意の点の近傍に、指定した標定点又は検証点の文字を併せて表示する(図10参照)。同図において、測量装置10は、複合現実40上に、指定した標定点70を表示するとともに、この点が標定点であることを示すために、標定点の文字を併せて表示した状態である。
以上が、3次元位置情報設定処理である。
上述した処理において、標定点を主として例とした説明を行っているが、検証点であっても同様の処理となることは言うまでもない。加えて、標定点又は検証点の何れかに限らず、両者の場合であっても、本3次元位置情報設定処理は、適用可能である。
また、測量装置10は、一覧60と、任意座標系61とを同時に、複合現実40上に重ねて表示しても良い。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態やクラウドサービスで提供されてよい。また、プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供されてよい。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
(1)現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部(例えば、撮影画像取得部12、撮影画像取得モジュール)と、
前記現実空間の3次元データを取得する3次元データ取得部(例えば、3次元データ取得部13、3次元データ取得モジュール)と、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部(例えば、3次元モデル生成部14、3次元モデル生成モジュール)と、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部(例えば、複合現実表示部15、複合現実表示モジュール)と、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイス(例えば、GNSSデバイス、トータルステーション、クラウドコンピュータ)から、前記現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部(例えば、3次元位置情報取得部11、3次元位置情報取得モジュール)と、
表示した前記複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定する指定部(例えば、指定部16、指定モジュール)と、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部(例えば、設定部17、設定モジュール)と、
を備える測量システム。
(1)の発明によれば、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能となる。
(2)前記標定点又は検証点を示す標示を自動認識する認識部(例えば、認識モジュール)と、
を更に備え、
前記指定部は、認識した標示が示す点を、前記標定点又は検証点に指定する、
(1)に記載の測量システム。
(2)の発明によれば、標示の認識を適切に行うことが可能となり、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能となる。
(3)取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示する一覧表示部(例えば、一覧表示モジュール)と、
一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付ける一覧入力受付部(例えば、一覧入力受付モジュール)と、
を更に備え、
前記設定部は、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
(1)に記載の測量システム。
(3)の発明によれば、一覧に表示された3次元位置情報を設定することにより、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能となる。
(4)取得した前記3次元位置情報を、前記複合現実上に任意の座標系で表示する任意座標系表示部(例えば、任意座標系表示モジュール)と、
前記任意の座標系における前記3次元位置情報に対する入力を受け付ける座標系入力受付部(例えば、座標系入力受付モジュール)と、
を更に備え、
前記設定部は、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
を備える(1)に記載の測量システム。
(4)の発明によれば、任意座標系に表示された3次元位置情報を設定することにより、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能となる。
(5)前記任意座標系表示部は、前記標定点又は検証点の3次元位置情報が設定済みか否かを明示する、
(4)に記載の測量システム。
(5)の発明によれば、3次元位置情報が設定済みであるか否かを容易に把握することが可能となる。
(6)前記任意座標系表示部は、各座標軸の内容を明示する、
(4)に記載の測量システム。
(6)の発明によれば、座標軸の内容を把握することが可能となる。
(7)現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部(例えば、撮影画像取得部12、撮影画像取得モジュール)と、
前記現実空間の3次元データを取得する3次元データ取得部(例えば、3次元データ取得部13、3次元データ取得モジュール)と、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部(例えば、3次元モデル生成部14、3次元モデル生成モジュール)と、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部(例えば、複合現実表示部15、複合現実表示モジュール)と、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部(例えば、3次元位置情報取得部11、3次元位置情報取得モジュール)と、
表示した前記複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定する指定部(例えば、指定部16、指定モジュール)と、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部(例えば、設定部17、設定モジュール)と、
を備える測量装置。
(8)コンピュータが実行する測量方法であって、
現実空間の撮影画像を取得するステップ(例えば、ステップS10)と、
前記現実空間の3次元データを取得するステップ(例えば、ステップS11)と、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成するステップ(例えば、ステップS12)と、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示するステップ(例えば、ステップS13)と、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得するステップ(例えば、ステップS15)と、
表示した前記複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定するステップ(例えば、ステップS16)と、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定するステップ(例えば、ステップS17)と、
を備える測量方法。
(9)コンピュータに、
現実空間の撮影画像を取得するステップ(例えば、ステップS10)、
前記現実空間の3次元データを取得するステップ(例えば、ステップS11)、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成するステップ(例えば、ステップS12)、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示するステップ(例えば、ステップS13)、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得するステップ(例えば、ステップS15)、
表示した前記複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定するステップ(例えば、ステップS16)、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定するステップ(例えば、ステップS17)、
を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
1 測量システム
9 ネットワーク
10 測量装置
11 3次元位置情報取得部
12 撮影画像取得部
13 3次元データ取得部
14 3次元モデル生成部
15 複合現実表示部
16 指定部
17 設定部
20 3次元位置記憶デバイス
30 標示
31 撮影画像
40 複合現実
50 測量画面
51 標定点アイコン
52 検証点アイコン
53 追加アイコン
60 一覧
61 任意座標系
70 標定点

本発明は、測量に有効な技術に関する。
現実の空間を測量する方法として、LiDAR(Laser imaging Detection And Ranging)技術により画像検出と測距とをすることが知られている(特許文献1参照)。LiDARは、レーザ等を照射し、照射した各地点で点群を形成する。
このようなLiDAR技術を用いることにより、例えば、対象物の3次元点群を測量し、かつ、測量した3次元点群の全ての点を世界測地系座標に紐付け、検証点を設定することにより、座標変換(世界測地系座標の紐付)の精度を確認することが可能となる。
特開2019-078732号公報
しかしながら、座標変換に必要な標定点の世界測地系座標は、桁数が多く、間違えずに入力することが困難であった。
そこで、本発明者らは、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能な測量システム、測量装置、測量方法及びプログラムが必要であることに着目した。
そこで、本発明は、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能な測量システム、測量装置、測量方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部と、
前記現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づくデータを前記現実空間の3次元データとして取得する3次元データ取得部と、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部と、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部と、
前記現実空間の任意の複数の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部と、
表示した前記複合現実の任意の点を、データを補正するための標定点又はデータがどのくらい正しいかを確認するための検証点に指定する指定部と、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部と、
取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示する一覧表示部と、
一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付ける一覧入力受付部と、
を備え
前記設定部は、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
測量システムを提供する。
本発明によれば、現実空間の撮影画像を取得し、前記現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づくデータを前記現実空間の3次元データとして取得し、取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成し、取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示し、前記現実空間の任意の複数の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得し、表示した前記複合現実の任意の点を、データを補正するための標定点又はデータがどのくらい正しいかを確認するための検証点に指定し、前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定し、取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示し、一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付け、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する
本発明は、システムのカテゴリであるが、装置、方法及びプログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
本発明によれば、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能となる。
測量システム1の概要を説明する図である。 測量システム1の機能構成を示す図である。 測量システム1が実行する3次元位置情報設定処理のフローチャートを示す図である。 測量装置10が取得する撮影画像の一例を模式的に示したものである。 測量装置10が表示する複合現実の一例を模式的に示す図である。 測量装置10が表示する測量画面の一例を模式的に示した図である。 測量装置10が表示する一覧の一例を模式的に示した図である。 測量装置10が表示する任意座標系の一例を模式的に示した図である。 測量装置10が表示する測量画面の一例を模式的に示した図である。 測量装置10が表示する標定点の一例を模式的に示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
[基本概念/基本構成]
図1は、測量システム1の概要を説明するための図である。
測量システム1は、少なくとも測量装置10を含み、LiDAR技術による測量を行うシステムである。本実施形態では、測量システム1は、測量装置10と、GNSS(Global Navigation Satellite System)デバイス、トータルステーション等の測量装置が測量した現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイス(例えば、GNSSデバイス、トータルステーション、クラウドコンピュータ)20とが、データ通信可能に接続されている。
本実施形態では、前提として、LiDAR技術による測量を行うものであり、3次元位置記憶デバイス20は、測量装置が測量した現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果(任意の点の3次元位置情報)を記憶するデバイスである。
測量システム1が、標定点又は検証点に、3次元位置情報を設定する場合についての処理ステップについて、図1に基づいて説明する。
はじめに、測量装置10は、現実空間の撮影画像を取得する(ステップS1)。
測量装置10は、自身に設けられたカメラ等の撮影装置により、測量を行う現実空間を撮影する。測量装置10は、現実空間を撮影することにより、現実空間の撮影画像を取得する。
測量装置10は、現実空間の3次元データを取得する(ステップS2)。
測量装置10は、LiDAR技術により、現実空間の3次元データを取得する。例えば、測量装置10は、LiDAR技術により、現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づいて、現実空間の3次元データを取得する。
測量装置10は、取得した3次元データに基づいて、現実空間の3次元モデルを生成する(ステップS3)。
測量装置10は、取得した3次元データに基づいて、3次元点群やTIN(Triangulated Irregular Network)等のデータ構造により、現実空間の3次元モデルを生成する。例えば、測量装置10は、3次元モデルとして、現実空間のメッシュ映像データを生成する。
測量装置10は、取得した撮影画像に、生成した3次元モデルを重ねた複合現実を表示する(ステップS4)。
測量装置10は、この複合現実を、自身の表示部に表示する。
測量装置10は、現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイス20から、現実空間の3次元位置情報を取得する(ステップS5)。
測量装置10は、GNSSデバイス、トータルステーション又はクラウドコンピュータ等から、現実空間の3次元位置情報を取得する。
GNSSデバイスやトータルステーションは、現実空間に設定した複数の標定点の3次元位置を予め測量しておき、この標定点の3次元位置の測量結果を、測量装置10の要求に応じて、現実空間の3次元位置情報として、測量装置10に送信する。
また、トータルステーションは、現実空間に設定した複数の標定点の3次元位置を予め測量しておき、この標定点の3次元位置の測量結果を、現実空間の3次元位置情報として、クラウドコンピュータに送信する。クラウドコンピュータは、この現実空間の3次元位置情報を受信し、この現実空間の3次元位置情報を記憶する。クラウドコンピュータは、この記憶した現実空間の3次元位置情報を、測量装置10の要求に応じて、測量装置10に送信する。
測量装置10は、これらの方法により送信された現実空間の3次元位置情報を受信することにより、この現実空間の3次元位置情報を取得する。
測量装置10は、表示した複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定する(ステップS6)。
本明細書において、標定点は、データを補正するための既知の点を意味し、検証点は、作成されたデータがどのくらい正しいかを確認するための既知の点を意味する。
測量装置10は、表示した複合現実に対して、標定点又は検証点の何れの入力を行うかの入力を受け付ける。測量装置10は、この入力内容と、表示した複合現実に対するタップ操作等の入力とに基づいて、受け付けた箇所を、標定点又は検証点に指定する。
測量装置10は、標定点又は検証点の指定時、取得した3次元位置情報を、標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する(ステップS7)。
測量装置10は、上述した標定点又は検証点の指定処理(ステップS6)に際して、測量済みの3次元位置情報を、一覧又は任座座標系として複合現実上に重ねて表示する。測量装置10は、作業者から、この3次元位置情報へのタップ操作等の入力を受け付けることにより、入力を受け付けた3次元位置情報を、指定した標定点又は検証点に設定する。
このような測量システム1によれば、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能となる。
[機能構成]
図2に基づいて、測量システム1の機能構成について説明する。
測量システム1は、少なくとも測量装置10を含み、GNSSデバイス、トータルステーション等の測量装置が測量した現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイス(GNSSデバイス、トータルステーション、クラウドコンピュータ等)20と、公衆回線網等のネットワーク9を介して、データ通信可能に接続されたLiDAR技術による測量を行うシステムである。
測量システム1は、その他の端末や装置類等が含まれていても良い。この場合、測量システム1は、後述する処理を、測量装置10、含まれる端末や装置類等の何れか又は複数の組み合わせにより実行する。
本明細書におけるクラウドコンピュータとは、ある特定の機能を果たす際に、任意のコンピュータをスケーラブルに用いるものや、あるシステムを実現するために複数の機能モジュールを含み、その機能を自由に組み合わせて用いるものの何れであってもよい。
測量装置10は、測量を行う作業者が所持する携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末等であり、自身にインストールされた所定のアプリケーションにより、LiDAR技術による測量に関する処理、複合現実の表示に関する処理、各種データ通信に関する処理、その他の各種データ処理等を行う端末装置である。
測量装置10は、制御部として、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部11等を備える。
また、測量装置10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス、現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部12、現実空間の3次元データを取得する3次元データ取得部13、現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部14、撮影画像に3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部15、複合現実の任意の点を標定点又は検証点に指定する指定部16、3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部17等を備える。
測量装置10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、3次元位置情報取得モジュールを実現する。
また、測量装置10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、撮影画像取得モジュール、3次元データ取得モジュール、3次元モデル生成モジュール、複合現実表示モジュール、認識モジュール、指定モジュール、設定モジュール、一覧表示モジュール、一覧入力受付モジュール、任意座標系表示モジュール、座標系入力受付モジュールを実現する。
以下、本測量システム1が実行する各処理について、上述した各モジュールが実行する処理と併せて説明する。
[測量装置10が実行する3次元位置情報設定処理]
図3に基づいて、測量装置10が実行する3次元位置情報設定処理について説明する。同図は、測量装置10が実行する3次元位置情報設定処理のフローチャートを示す図である。本3次元位置情報設定処理は、上述した撮影画像の取得処理(ステップS1)、3次元データの取得処理(ステップS2)、3次元モデルの生成処理(ステップS3)、複合現実の表示処理(ステップS4)、3次元位置情報の取得処理(ステップS5)、標定点又は検証点の指定処理(ステップS6)、標定点又は検証点の3次元位置情報の設定処理(ステップS7)の詳細である。
撮影画像取得モジュールは、現実空間の撮影画像を取得する(ステップS10)。
撮影画像取得モジュールは、測量を行う現実空間を撮影する。作業者は、この現実空間に、標定点又は検証点を示す標示30を設置し、撮影画像取得モジュールは、この標示30が設置された現実空間を撮影することにより、現実空間の撮影画像31を取得する(図4参照)。
なお、撮影画像取得モジュールは、測量装置10とデータ通信可能に接続されたその他の撮影機能を有する端末や装置類等が撮影した撮影画像を取得する構成も可能である。
3次元データ取得モジュールは、現実空間の3次元データを取得する(ステップS11)。
3次元データ取得モジュールは、LiDAR技術により、測量を行う現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づいて、現実空間の3次元データを取得する。
3次元モデル生成モジュールは、取得した3次元データに基づいて、現実空間の3次元モデルを生成する(ステップS12)。
3次元モデル生成モジュールは、取得した3次元データに基づいて、3次元点群やTIN等のデータ構造により、現実空間の3次元モデルを生成する。本実施形態では、3次元モデル生成モジュールは、3次元データに基づいたメッシュ映像データを生成する。
なお、3次元モデルは、上述した例に限らず、その他のデータ構造のものであっても良い。
複合現実表示モジュールは、取得した撮影画像に、生成した3次元モデルを重ねた複合現実を表示する(ステップS13)。
複合現実表示モジュールは、この複合現実40を自身の表示部に表示する(図5参照)。本実施形態では、複合現実モジュールは、撮影画像に、メッシュ映像データを重ねたものを複合現実として表示する。
なお、複合現実表示モジュールが表示する複合現実は、上述した例に限らず、その他のものであっても良い。
認識モジュールは、複合現実における標定点又は検証点を示す標示30を自動認識する(ステップS14)。
認識モジュールは、画像認識等を行い、複合現実40における標示30を認識する。
例えば、認識モジュールは、撮影画像を画像認識し、その特徴量や特徴点を抽出することにより、この撮影画像における標示30を認識する。認識モジュールは、撮影画像における標示30を認識することにより、複合現実における標示30を認識する。
3次元位置情報取得モジュールは、3次元位置記憶デバイス20から、現実空間の3次元位置情報を取得する(ステップS15)。
3次元位置情報取得モジュールは、GNSSデバイス、トータルステーション又はクラウドコンピュータ等から、この3次元位置情報を取得する。
<GNSSデバイス又はトータルステーションから3次元位置情報を取得する場合>
3次元位置情報取得モジュールが、GNSSデバイス又はトータルステーションから3次元位置情報を取得する場合について説明する。
GNSSデバイス又はトータルステーションは、現実空間に設定した複数の標定点の3次元位置を予め測量しておき、この標定点の3次元位置の測量結果を、測量装置10の要求に応じて、現実空間の3次元位置情報として、測量装置10に送信する。
3次元位置情報取得モジュールは、この3次元位置情報を受信することにより、現実空間の3次元位置情報を取得する。
<クラウドコンピュータから3次元位置情報を取得する場合>
3次元位置情報取得モジュールが、クラウドコンピュータから3次元位置情報を取得する場合について説明する。
トータルステーションは、現実空間に設定した複数の標定点の3次元位置を予め測量しておき、この標定点の3次元位置の測量結果を、現実空間の3次元位置情報として、クラウドコンピュータに送信する。クラウドコンピュータは、この現実空間の3次元位置情報を受信し、この現実空間の3次元位置情報を記憶する。クラウドコンピュータは、記憶した現実空間の3次元位置情報を、測量装置10の要求に応じて、測量装置10に送信する。
3次元位置情報取得モジュールは、この3次元位置情報を受信することにより、現実空間の3次元位置情報を取得する。
指定モジュールは、表示した複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定する(ステップS16)。
指定モジュールは、作業者からの入力を受け付け、測量画面を立ち上げる。指定モジュールは、この測量画面において、標定点又は検証点の何れを指定するのかの入力を受け付ける。指定モジュールは、図6に示す測量画面50において、標定点アイコン50又は検証点アイコン51の何れかに対する入力を受け付けることにより、指定する任意の点が、標定点又は検証点の何れであるかの入力を受け付ける。同図では、作業者が、標定点アイコン50を入力する場合を例として図示している。
指定モジュールは、表示した複合現実のおける標示30に対する入力を受け付けることにより、入力を受け付けた箇所を、測量画面50において入力を受け付けた標定点又は検証点に指定する(本実施形態では、標定点を指定することになる)。このとき、指定モジュールは、標示30の中心に対して入力を受け付け、この箇所を、標定点又は検証点に指定する。
設定モジュールは、標定点又は検証点の指定時、取得した3次元位置情報を、標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する(ステップS17)。
設定モジュールは、複合現実上に重ねて、一覧又は任意座標系として表示された3次元位置情報に対する入力に基づいて、標定点又は検証点の3次元位置情報を設定する。
<一覧による3次元位置情報の設定>
設定モジュールが、一覧に対する入力に基づいて、標定点又は検証点の3次元位置情報を設定する場合について、図7に基づいて説明する。
一覧表示モジュールは、複合現実表示モジュールが表示する複合現実40に重ねて、取得した3次元位置情報の一覧60を表示する。この、一覧60は、複合現実の一部に重ねて表示しても良いし、複合現実の全体に透過表示しても良いし、その他の箇所又は方法により表示しても良い。
一覧60は、取得した3次元位置情報をまとめたものであり、標定点又は検証点の候補となる座標の識別子、3次元位置情報及び測量日が示されたものである。加えて、一覧60は、既に、標定点又は検証点に設定済みの3次元位置情報については、その旨が明示される。例えば、同図において、「座標2」には、標定点又は検証点に設定されていることを明示する「設定済み」との記載がなされ、「座標1」には、標定点又は検証点に設定されていないことを明示するために、「設定済み」との記載がなされていない。
なお、設定済みであるか否かの明示方法は、上述した例に限らず、表示態様の相違、項目や文字列の大きさの変更、アイコンやマークの付与等の他の方法により行われても良い。
一覧入力受付モジュールは、一覧60における3次元位置情報に対する入力(例えば、セルや座標の識別子に対するタップ操作)を、作業者から受け付ける。
設定モジュールは、入力を受け付けた3次元位置情報を、指定モジュールが指定する任意の点における3次元位置情報として設定する。
<任意座標系による3次元位置情報の設定>
次に、設定モジュールが、任意座標系に対する入力に基づいて、標定点又は検証点の3次元位置情報を設定する場合について、図8に基づいて説明する。
任意座標系表示モジュールは、複合現実表示モジュールが表示する複合現実40に重ねて、取得した3次元位置情報の任意座標系61を表示する。この、任意座標系61は、複合現実の一部に重ねて表示しても良いし、複合現実の全体に透過表示しても良いし、その他の箇所又は方法により表示しても良い。
任意座標系61は、取得した3次元位置情報を、任意の座標系(同図では、XY座標系)上にまとめたものであり、標定点又は検証点の候補となる座標の点が示されたものである。各座標の点には、3次元位置情報が紐付けられている。加えて、任意座標系61は、既に、標定点又は検証点に設定済みの3次元位置情報については、その旨が明示される。例えば、同図において、「標定点1」、「標定点2」及び「検証点1」は、標定点又は検証点に設定されていることを明示するアイコンで、座標が示され、「座標4」~「座標8」は、標定点又は検証点に設定されていないことを明示するアイコンで、座標が示されている。さらに、任意座標系61は、各座標軸の内容が明示される。例えば、同図において、座標軸がX軸とY軸であることが、其々、明示されている。
なお、設定済みであるか否かの明示方法は、上述した例に限らず、表示態様の相違、項目や文字列の大きさの変更、マークの付与等の他の方法により行われても良い。また、座標時の明示方法は、上述した例に限らず、軸の端部に記載、軸上に記載、表示態様の相違、アイコンやマーク等の付与等の他の方法により行われても良い。
座標系入力受付モジュールは、任意座標系61における3次元位置情報に対する入力(例えば、座標やアイコンに対するタップ操作)を、作業者から受け付ける。
設定モジュールは、入力を受け付けた3次元位置情報を、指定モジュールが指定する任意の点における3次元位置情報として設定する。
測量装置10は、この3次元位置情報の設定後、測量画面を立ち上げ、この任意の点における3次元位置情報を、測量画面に表示する(図9参照)。測量装置10は、追加アイコン53の入力を受け付けることにより、指定した任意の点と、この任意の点に設定した3次元位置情報を、測量結果に追加する。測量装置10は、この任意の点の近傍に、指定した標定点又は検証点の文字を併せて表示する(図10参照)。同図において、測量装置10は、複合現実40上に、指定した標定点70を表示するとともに、この点が標定点であることを示すために、標定点の文字を併せて表示した状態である。
以上が、3次元位置情報設定処理である。
上述した処理において、標定点を主として例とした説明を行っているが、検証点であっても同様の処理となることは言うまでもない。加えて、標定点又は検証点の何れかに限らず、両者の場合であっても、本3次元位置情報設定処理は、適用可能である。
また、測量装置10は、一覧60と、任意座標系61とを同時に、複合現実40上に重ねて表示しても良い。
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態やクラウドサービスで提供されてよい。また、プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供されてよい。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
(1)現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部(例えば、撮影画像取得部12、撮影画像取得モジュール)と、
前記現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づくデータを前記現実空間の3次元データとして取得する3次元データ取得部(例えば、3次元データ取得部13、3次元データ取得モジュール)と、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部(例えば、3次元モデル生成部14、3次元モデル生成モジュール)と、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部(例えば、複合現実表示部15、複合現実表示モジュール)と、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイス(例えば、GNSSデバイス、トータルステーション、クラウドコンピュータ)から、前記現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部(例えば、3次元位置情報取得部11、3次元位置情報取得モジュール)と、
表示した前記複合現実の任意の複数の点を、データを補正するための標定点又はデータがどのくらい正しいかを確認するための検証点に指定する指定部(例えば、指定部16、指定モジュール)と、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部(例えば、設定部17、設定モジュール)と、
取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示する一覧表示部(例えば、一覧表示モジュール)と、
一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付ける一覧入力受付部(例えば、一覧入力受付モジュール)と、
を備え
前記設定部は、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
測量システム。
(1)の発明によれば、一覧に表示された3次元位置情報を設定することにより、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能となる。
(2)前記標定点又は検証点を示す標示を自動認識する認識部(例えば、認識モジュール)と、
を更に備え、
前記指定部は、認識した標示が示す点を、前記標定点又は検証点に指定する、
(1)に記載の測量システム。
(2)の発明によれば、標示の認識を適切に行うことが可能となり、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能となる。
)取得した前記3次元位置情報を、前記複合現実上に任意の座標系で表示する任意座標系表示部(例えば、任意座標系表示モジュール)と、
前記任意の座標系における前記3次元位置情報に対する入力を受け付ける座標系入力受付部(例えば、座標系入力受付モジュール)と、
を更に備え、
前記設定部は、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
を備える(1)に記載の測量システム。
)の発明によれば、任意座標系に表示された3次元位置情報を設定することにより、座標変換に必要な世界測地系座標を間違えずに入力することが可能となる。
)前記任意座標系表示部は、前記標定点又は検証点の3次元位置情報が設定済みか否かを明示する、
)に記載の測量システム。
)の発明によれば、3次元位置情報が設定済みであるか否かを容易に把握することが可能となる。
)前記任意座標系表示部は、各座標軸の内容を明示する、
)に記載の測量システム。
)の発明によれば、座標軸の内容を把握することが可能となる。
)現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部(例えば、撮影画像取得部12、撮影画像取得モジュール)と、
前記現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づくデータを前記現実空間の3次元データとして取得する3次元データ取得部(例えば、3次元データ取得部13、3次元データ取得モジュール)と、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部(例えば、3次元モデル生成部14、3次元モデル生成モジュール)と、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部(例えば、複合現実表示部15、複合現実表示モジュール)と、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部(例えば、3次元位置情報取得部11、3次元位置情報取得モジュール)と、
表示した前記複合現実の任意の複数の点を、データを補正するための標定点又はデータがどのくらい正しいかを確認するための検証点に指定する指定部(例えば、指定部16、指定モジュール)と、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部(例えば、設定部17、設定モジュール)と、
取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示する一覧表示部(例えば、一覧表示モジュール)と、
一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付ける一覧入力受付部(例えば、一覧入力受付モジュール)と、
を備え
前記設定部は、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
を備える測量装置。
)コンピュータが実行する測量方法であって、
現実空間の撮影画像を取得するステップ(例えば、ステップS10)と、
前記現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づくデータを前記現実空間の3次元データとして取得するステップ(例えば、ステップS11)と、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成するステップ(例えば、ステップS12)と、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示するステップ(例えば、ステップS13)と、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得するステップ(例えば、ステップS15)と、
表示した前記複合現実の任意の複数の点を、データを補正するための標定点又はデータがどのくらい正しいかを確認するための検証点に指定するステップ(例えば、ステップS16)と、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定するステップ(例えば、ステップS17)と、
取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示するステップ(例えば、ステップS16)と、
一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付けるステップ(例えば、ステップS16)と、
を備え
前記設定するステップは、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
測量方法。
)コンピュータに、
現実空間の撮影画像を取得するステップ(例えば、ステップS10)、
前記現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づくデータを前記現実空間の3次元データとして取得するステップ(例えば、ステップS11)、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成するステップ(例えば、ステップS12)、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示するステップ(例えば、ステップS13)、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得するステップ(例えば、ステップS15)、
表示した前記複合現実の任意の複数の点を、データを補正するための標定点又はデータがどのくらい正しいかを確認するための検証点に指定するステップ(例えば、ステップS16)、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定するステップ(例えば、ステップS17)、
取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示するステップ(例えば、ステップS16)、
一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付けるステップ(例えば、ステップS16)、
を実行させ
前記設定するステップは、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
ためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
1 測量システム
9 ネットワーク
10 測量装置
11 3次元位置情報取得部
12 撮影画像取得部
13 3次元データ取得部
14 3次元モデル生成部
15 複合現実表示部
16 指定部
17 設定部
20 3次元位置記憶デバイス
30 標示
31 撮影画像
40 複合現実
50 測量画面
51 標定点アイコン
52 検証点アイコン
53 追加アイコン
60 一覧
61 任意座標系
70 標定点
本発明は、現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部と、
前記現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づくデータを前記現実空間の3次元データとして取得する3次元データ取得部と、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部と、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部と、
前記現実空間の任意の複数の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部と、
表示した前記複合現実の任意の点を、データを補正するための標定点又はデータがどのくらい正しいかを確認するための検証点に指定する指定部と、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部と、
取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示し、前記3次元位置情報が前記標定点又は前記検証点に設定済みの場合は、前記標定点又は前記検証点に設定されていることを明示する一覧表示部と、
一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付ける一覧入力受付部と、
を備え、
前記設定部は、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
測量システムを提供する。
本発明によれば、現実空間の撮影画像を取得し、前記現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づくデータを前記現実空間の3次元データとして取得し、取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成し、取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示し、前記現実空間の任意の複数の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得し、表示した前記複合現実の任意の点を、データを補正するための標定点又はデータがどのくらい正しいかを確認するための検証点に指定し、前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定し、取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示し、前記3次元位置情報が前記標定点又は前記検証点に設定済みの場合は、前記標定点又は前記検証点に設定されていることを明示し、一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付け、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する。
(1)現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部(例えば、撮影画像取得部12、撮影画像取得モジュール)と、
前記現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づくデータを前記現実空間の3次元データとして取得する3次元データ取得部(例えば、3次元データ取得部13、3次元データ取得モジュール)と、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部(例えば、3次元モデル生成部14、3次元モデル生成モジュール)と、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部(例えば、複合現実表示部15、複合現実表示モジュール)と、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイス(例えば、GNSSデバイス、トータルステーション、クラウドコンピュータ)から、前記現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部(例えば、3次元位置情報取得部11、3次元位置情報取得モジュール)と、
表示した前記複合現実の任意の複数の点を、データを補正するための標定点又はデータがどのくらい正しいかを確認するための検証点に指定する指定部(例えば、指定部16、指定モジュール)と、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部(例えば、設定部17、設定モジュール)と、
取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示し、前記3次元位置情報が前記標定点又は前記検証点に設定済みの場合は、前記標定点又は前記検証点に設定されていることを明示する一覧表示部(例えば、一覧表示モジュール)と、
一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付ける一覧入力受付部(例えば、一覧入力受付モジュール)と、
を備え、
前記設定部は、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
測量システム。
(6)現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部(例えば、撮影画像取得部12、撮影画像取得モジュール)と、
前記現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づくデータを前記現実空間の3次元データとして取得する3次元データ取得部(例えば、3次元データ取得部13、3次元データ取得モジュール)と、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部(例えば、3次元モデル生成部14、3次元モデル生成モジュール)と、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部(例えば、複合現実表示部15、複合現実表示モジュール)と、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部(例えば、3次元位置情報取得部11、3次元位置情報取得モジュール)と、
表示した前記複合現実の任意の複数の点を、データを補正するための標定点又はデータがどのくらい正しいかを確認するための検証点に指定する指定部(例えば、指定部16、指定モジュール)と、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部(例えば、設定部17、設定モジュール)と、
取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示し、前記3次元位置情報が前記標定点又は前記検証点に設定済みの場合は、前記標定点又は前記検証点に設定されていることを明示する一覧表示部(例えば、一覧表示モジュール)と、
一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付ける一覧入力受付部(例えば、一覧入力受付モジュール)と、
を備え、
前記設定部は、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
を備える測量装置。
(7)コンピュータが実行する測量方法であって、
現実空間の撮影画像を取得するステップ(例えば、ステップS10)と、
前記現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づくデータを前記現実空間の3次元データとして取得するステップ(例えば、ステップS11)と、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成するステップ(例えば、ステップS12)と、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示するステップ(例えば、ステップS13)と、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得するステップ(例えば、ステップS15)と、
表示した前記複合現実の任意の複数の点を、データを補正するための標定点又はデータがどのくらい正しいかを確認するための検証点に指定するステップ(例えば、ステップS16)と、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定するステップ(例えば、ステップS17)と、
取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示し、前記3次元位置情報が前記標定点又は前記検証点に設定済みの場合は、前記標定点又は前記検証点に設定されていることを明示するステップ(例えば、ステップS16)と、
一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付けるステップ(例えば、ステップS16)と、
を備え、
前記設定するステップは、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
測量方法。
(8)コンピュータに、
現実空間の撮影画像を取得するステップ(例えば、ステップS10)、
前記現実空間の地形をスキャンし、スキャン結果に基づくデータを前記現実空間の3次元データとして取得するステップ(例えば、ステップS11)、
取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成するステップ(例えば、ステップS12)、
取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示するステップ(例えば、ステップS13)、
前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得するステップ(例えば、ステップS15)、
表示した前記複合現実の任意の複数の点を、データを補正するための標定点又はデータがどのくらい正しいかを確認するための検証点に指定するステップ(例えば、ステップS16)、
前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定するステップ(例えば、ステップS17)、
取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示し、前記3次元位置情報が前記標定点又は前記検証点に設定済みの場合は、前記標定点又は前記検証点に設定されていることを明示するステップ(例えば、ステップS16)、
一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付けるステップ(例えば、ステップS16)、
を実行させ、
前記設定するステップは、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
ためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。

Claims (9)

  1. 現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部と、
    前記現実空間の3次元データを取得する3次元データ取得部と、
    取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部と、
    取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部と、
    前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部と、
    表示した前記複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定する指定部と、
    前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部と、
    を備える測量システム。
  2. 前記標定点又は検証点を示す標示を自動認識する認識部と、
    を更に備え、
    前記指定部は、認識した標示が示す点を、前記標定点又は検証点に指定する、
    請求項1に記載の測量システム。
  3. 取得した前記3次元位置情報の一覧を、前記複合現実上に表示する一覧表示部と、
    一覧における前記3次元位置情報に対する入力を受け付ける一覧入力受付部と、
    を更に備え、
    前記設定部は、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
    請求項1に記載の測量システム。
  4. 取得した前記3次元位置情報を、前記複合現実上に任意の座標系で表示する任意座標系表示部と、
    前記任意の座標系における前記3次元位置情報に対する入力を受け付ける座標系入力受付部と、
    を更に備え、
    前記設定部は、入力を受け付けた3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する、
    を備える請求項1に記載の測量システム。
  5. 前記任意座標系表示部は、前記標定点又は検証点の3次元位置情報が設定済みか否かを明示する、
    請求項4に記載の測量システム。
  6. 前記任意座標系表示部は、各座標軸の内容を明示する、
    請求項4に記載の測量システム。
  7. 現実空間の撮影画像を取得する撮影画像取得部と、
    前記現実空間の3次元データを取得する3次元データ取得部と、
    取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成する3次元モデル生成部と、
    取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示する複合現実表示部と、
    前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得する3次元位置情報取得部と、
    表示した前記複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定する指定部と、
    前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定する設定部と、
    を備える測量装置。
  8. コンピュータが実行する測量方法であって、
    現実空間の撮影画像を取得するステップと、
    前記現実空間の3次元データを取得するステップと、
    取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成するステップと、
    取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示するステップと、
    前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得するステップと、
    表示した前記複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定するステップと、
    前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定するステップと、
    を備える測量方法。
  9. コンピュータに、
    現実空間の撮影画像を取得するステップ、
    前記現実空間の3次元データを取得するステップ、
    取得した前記3次元データに基づいて、前記現実空間の3次元モデルを生成するステップ、
    取得した前記撮影画像に、生成した前記3次元モデルを重ねた複合現実を表示するステップ、
    前記現実空間の任意の点の3次元位置の測量結果を記憶する3次元位置記憶デバイスから、前記現実空間の3次元位置情報を取得するステップ、
    表示した前記複合現実の任意の点を、標定点又は検証点に指定するステップ、
    前記標定点又は検証点の指定時、取得した前記3次元位置情報を、前記標定点又は検証点の3次元位置情報として設定するステップ、
    を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。

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