JP2023019828A - 情報処理装置、画像処理装置、及びプログラム等 - Google Patents

情報処理装置、画像処理装置、及びプログラム等 Download PDF

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Yuki Shimizu
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和正 石田
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Abstract

【課題】撮影部によって撮影された画像に対してユーザーの求める画像処理を行えるようにするなど、従来に比べて優れたシステム等を提供する。【解決手段】情報処理システム3000において、情報表示端末3800A~3800Cは、制御部を有する。制御部は、車両3400が備える撮影装置の撮影部によって撮影された画像を取得し、画像に関する情報を含む画面を表示するよう制御する。画面は、ユーザーの複数の操作指示を受け付け可能に構成される。複数の操作指示のそれぞれは、画像に関する異なる処理結果の表示を指示するものである。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、画像処理装置、及びプログラム等に関する。
ユーザーによって室内強調ボタンが選択されると、映像表示領域に表示されている映像を表す映像データに対して暗い映像の明るさ補正を行う技術が開示されている(特許文献1)。
特開2019-129530号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、画面には映像データに対する画像処理を行うボタンとして室内強調ボタンしか表示されないため、ユーザーの求める画像処理を行うことができなかった。
本発明は、係る事情を鑑みてなされたものであり、撮影された画像に対して適切な画像処理を行えるようにすること、例えば、撮影部によって撮影された画像に対してユーザーの求める画像処理を行えるようにすることなど、従来に比べて優れたシステム等を提供することを目的とする。
(1)本開示の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、制御部を有してもよい。制御部は、撮影部によって撮影された画像を取得してもよい。画像に関する情報を含む画面を表示するよう制御してもよい。画面は、ユーザーの複数の操作指示を受け付け可能に構成されてもよい。複数の操作指示のそれぞれは、画像に関する異なる処理結果の表示を指示するものであってもよい。
本発明の一つによれば、撮影された画像に対して適切な画像処理を行えるようにすること、例えば、撮影部によって撮影された画像に対してユーザーの求める画像処理を行えるようにすることができる。ユーザーは、画像に関する異なる複数の処理のうちのいずれかを指示し、その指示に従って撮影部によって撮影された画像を処理した結果の画像を見ることができる。
例えば、次に記載の各態様で提供されるとよい。
(2)前記情報処理装置において、前記画面には、オブジェクトが含まれ前記制御部は、ユーザーによって選択された前記オブジェクトに対する操作指示を受け取り、前記操作指示に対応する、前記画像に関する処理結果の表示の指示を受け付け、前記画像に関する処理結果を含む画面を表示するよう制御する、情報処理装置。
このような態様によれば、オブジェクトの操作に対応する任意の画像処理をユーザーの選択によって実行することができる。
(3)前記情報処理装置において、前記画面には、オブジェクトが含まれ、前記オブジェクトは、前記画像に関する異なる処理結果ごとに異なり、前記制御部は、ユーザーによって選択されたオブジェクトに対応する、前記画像に関する処理結果の表示の指示を受け付け、前記画像に関する処理結果を含む画面を表示するよう制御する、情報処理装置。
このような態様によれば、オブジェクトに対応する任意の画像処理をユーザーの選択によって実行することができる。
(4)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記画面を介して第1のオブジェクトと第2のオブジェクトとが選択された場合、前記第1のオブジェクトに対応する、前記画像に関する第1の処理結果の表示の指示と、前記第2のオブジェクトに対応する、前記画像に関する第2の処理結果の表示の指示と、を受け付け、前記画像に関する前記第1の処理結果と、前記画像に関する前記第2の処理結果とを含む画面を表示するよう制御する、情報処理装置。
このような態様によれば、任意の画像処理を複数同時に実行することができる。
(5)前記情報処理装置において、前記第1のオブジェクトに関連する画像処理と前記第2のオブジェクトに関連する画像処理とでは、前記画像における画像処理の対象とする領域が異なる、情報処理装置。
このような態様によれば、異なる領域に対して、任意の画像処理を複数同時に実行することができる。
(6)前記情報処理装置において、前記画面に表示されているオブジェクトは、天候に関する画像処理に関連するオブジェクトである、情報処理装置。
このような態様によれば、天候に対応させて適切な画像処理を行えるようにすることができる。
(7)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記画像の状態に基づいて前記画面に表示するオブジェクトを変更する、情報処理装置。
このような態様によれば、画像内の情報に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。
(8)前記情報処理装置において、前記制御部は、道路ネットワーク情報に基づいて前記画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを前記画面に表示するよう制御する、情報処理装置。
このような態様によれば、道路ネットワーク情報に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。
(9)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記撮影部を有する移動体の加速度を検出する加速度センサーの情報に基づいて前記画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを前記画面に表示するよう制御する、情報処理装置。
このような態様によれば、移動体の加速度センサーの情報に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。
(10)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記撮影部を有する移動体の位置情報に基づいて前記画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを前記画面に表示するよう制御する、情報処理装置。
このような態様によれば、移動体の位置情報に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。
(11)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記撮影部を有する移動体の位置情報と前記画像が撮影された日時の天候情報とに基づいて前記画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを前記画面に表示するよう制御する、情報処理装置。
このような態様によれば、移動体の位置情報とその位置での日時の天候情報に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。
(12)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記撮影部を有する移動体の操作情報に基づいて前記画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを前記画面に表示するよう制御する、情報処理装置。
このような態様によれば、移動体の操作情報に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。
(13)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記画像が撮影された日時に基づいて前記画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを前記画面に表示するよう制御する、情報処理装置。
このような態様によれば、画像が撮影された日時に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。
(14)前記情報処理装置において、前記画像に対する画像処理は、前記撮影部で撮影された画像の一部に対する画像処理である、情報処理装置。
このような態様によれば、撮影された画像の一部に対して画像処理を行えるようにすることができる。
(15)前記情報処理装置において、前記画像の一部とは、前記撮影部で撮影された画像の全領域のうち設定された領域である、情報処理装置。
このような態様によれば、画像処理を行う領域を設定することができる。
(16)前記情報処理装置において、前記画像の一部とは、前記撮影部で撮影された画像のうち設定された時間帯に撮影された画像である、情報処理装置。
このような態様によれば、設定された時間帯に撮影された画像の一部の領域に対して適切に画像処理を行えるようにすることができる。
(17)前記情報処理装置において、前記画像の一部とは、前記撮影部を有する移動体の位置情報が設定された範囲内で撮影された画像である、情報処理装置。
このような態様によれば、設定された位置を移動する移動体が撮影した画像の一部の領域に対して適切に画像処理を行えるようにすることができる。
(18)前記情報処理装置において、前記画像の一部とは、前記撮影部を有する移動体の位置における前記画像が撮影された日時の天候情報が設定された天気を示す画像である、情報処理装置。
このような態様によれば、移動体の位置における天候に基づいて撮影した画像の一部の領域に対して適切に画像処理を行えるようにすることができる。
(19)前記情報処理装置において、前記画像の一部とは、前記撮影部を有する移動体のセンサー情報が設定された閾値内の画像である、情報処理装置。
このような態様によれば、移動体のセンサー情報に基づいて撮影した画像の一部の領域に対して適切に画像処理を行えるようにすることができる。
(20)前記情報処理装置において、前記画面には、前記画像処理が行われる範囲が自動で選択されたか、手動で選択されたかの情報が含まれる、情報処理装置。
このような態様によれば、実行された画像処理の範囲が、自動で設定されたか又は手動で選択されたかを識別することができる。
(21)前記情報処理装置において、前記画面には、前記撮影部で撮影された画像と、1以上の画像処理後の画像と、が含まれる、情報処理装置。
このような態様によれば、画像処理の前後を比較して表示することができる。
(22)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記1以上の画像処理後の画像の選択に関する学習情報に基づいて、画像処理のパラメータを調整する、情報処理装置。
このような態様によれば、選択された画像処理結果を学習し、以降の画像処理をより適切に行えるようにすることができる
(23)前記情報処理装置において、前記画面には、画像処理後の画像が含まれ、前記制御部は、前記撮影部で撮影された画像を記憶領域に記憶する、情報処理装置。
このような態様によれば、画面に画像処理後の画像を表示しつつ、元の画像を記憶することができる。
(24)前記情報処理装置において、前記画面には、前記撮影部で撮影された画像に対してどのような画像処理を行ったかの情報が含まれる、情報処理装置。
このような態様によれば、どのような画像処理が行われたかを確認することができる。
(25)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記撮影部で撮影された画像に対してどのような画像処理を行ったかの情報をログ情報として記憶領域に記憶する、情報処理装置。
このような態様によれば、どのような画像処理が行われたかを確認することができる。
(26)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記ログ情報に基づいて画像処理後の画像から画像処理前の画像に変換して前記画面に出力する、情報処理装置。
このような態様によれば、画像処理後の画像を画像処理前の元の画像に戻すことができる。
(27)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記画像から検出された物体に応じて前記画面に含まれるオブジェクトを変更する、情報処理装置。
このような態様によれば、画像内の物体に基づいて画像処理の方法を変更することができる。
(28)前記情報処理装置において、前記画面には、前記画像処理の程度を調整する調整オブジェクトが含まれ、前記制御部は、前記調整オブジェクトの操作に応じて、前記画像処理の程度を調整する、情報処理装置。
このような態様によれば、明暗等の画像処理の程度を調整することができる。
(29)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記調整オブジェクトの操作のタイミングと、前記画像の記録タイミング又は前記画像の再生タイミングと、を関連付けて記憶する、情報処理装置。
このような態様によれば、どのようなタイミングで画像処理の程度の調整がされたかわかるようになる。
(30)前記情報処理装置において、前記画面には、前記調整オブジェクトによる調整を禁止する固定指示オブジェクトが含まれ、前記制御部は、前記固定指示オブジェクトの操作に応じて、前記調整オブジェクトによる調整を禁止する、情報処理装置。
このような態様によれば、画像処理の程度を固定することができる。
(31)前記情報処理装置において、前記制御部は、過去の前記画像処理の調整の程度の学習情報に基づいて、画像処理の程度を調整する、情報処理装置。
このような態様によれば、画像処理の程度の調整結果を学習し、以降の画像処理をより適切に行えるようにすることができる
(32)前記情報処理装置において、前記画面には、画像出力オブジェクトが含まれ、前記制御部は、前記画像出力オブジェクトの操作に応じて、前記画像の位置情報を削除して前記画像を出力する、情報処理装置。
このような態様によれば、画像に紐づく位置情報を削除する操作をすることができる。
(33)前記情報処理装置において、前記制御部は、前記画面を介した操作指示に基づき、画像処理を実行する、情報処理装置。
このような態様によれば、情報処理装置は、画像処理を実行することができる。
(34)前記情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、制御部を有し、前記制御部は、前記情報処理装置からの要求に基づいて、画像処理を実行する、情報処理装置。
(35)プログラムであって、コンピュータを、前記情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。
もちろん、この限りではない。
上述した(1)から(35)に示した発明は、任意に組み合わせることができる。例えば、(1)に示した発明の全て又は一部の構成に、(2)以降の少なくとも1つの発明の少なくとも一部の構成を加える構成としてもよい。特に、(1)に示した発明に、(2)以降の少なくとも1つの発明の少なくとも一部の構成を加えた発明とするとよい。また、(1)から(35)に示した発明から任意の構成を抽出し、抽出された構成を組み合わせてもよい。本願の出願人は、これらの構成を含む発明について権利を取得する意思を有する。また「~の場合」「~のとき」という記載があったとしても、その場合やそのときに限られる構成として記載はしているものではない。これらはよりよい構成の例を示しているものであって、これらの場合やときでない構成についても権利取得する意思を有する。また順番を伴った記載になっている箇所もこの順番に限らない。一部の箇所を削除したり、順番を入れ替えたりした構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。
本発明によれば、撮影された画像に対して適切な画像処理を行えるようにすること、例えば、撮影部によって撮影された画像に対してユーザーの求める画像処理を行えるようにすることなど、従来に比べて優れたシステム等を提供するができる。
なお、本願の発明の効果はこれに限定されず、本明細書及び図面等に開示される構成の領域から奏する効果についても開示されており、当該効果を奏する構成についても分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。例えば本明細書において「~できる」「~可能である」等と記載した箇所等は奏する効果を明示する記載であり、また「~できる」「~可能である」等といった記載がなくとも効果を示す領域が存在する。またこのような記載がなくとも当該構成よって把握される効果が存在する。
図1は、実施形態1に係る情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態1の車両の構成を説明する図である。 図3は、撮影装置の外観構成の一例を示す図である。 図4は、ブラケットの構成を示す図である。 図5は、撮影装置の電気的構成を示すブロック図である。 図6は、実施形態1に係るサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 図7は、実施形態1に係る情報表示端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図8は、実施形態1に係るサーバの機能構成の一例を示す図である。 図9は、実施形態1に係る情報表示端末の機能構成の一例を示す図である。 図10は、実施形態1に係るサーバの情報処理の流れを示すアクティビティ図である。 図11は、実施形態1に係る情報表示端末の情報処理の流れを示すアクティビティ図である。 図12は、実施形態1の表示制御部が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。 図13は、実施形態1の表示制御部が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。 図14は、実施形態1の変形例1の表示制御部が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。 図15は、実施形態1の変形例2の表示制御部が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。 図16は、実施形態1の変形例3の表示制御部が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。 図17は、実施形態1の変形例4の表示制御部が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。 図18は、実施形態1の変形例5の表示制御部が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。 図19は、実施形態1の変形例6の表示制御部が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。 図20は、実施形態1の変形例7の表示制御部が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。 図21は、実施形態1の変形例8の表示制御部が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。 図22は、実施形態1の変形例9の表示制御部が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。 図23は、実施形態1の変形例10の表示制御部が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。 図24は、実施形態1の変形例11の表示制御部が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。 図25は、実施形態1の変形例12の表示制御部が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。 図26は、実施形態1の変形例13の表示制御部が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。 図27は、実施形態1の変形例14の表示制御部が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。 図28は、実施形態1の変形例15の表示制御部が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。 図29は、実施形態1の変形例16の表示制御部が表示する、画面の一例を示す図である。 図30は、実施形態1の変形例17の表示制御部が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。 図31は、実施形態1の変形例18の表示制御部が表示する、画面の一例を示す図である。 図32は、実施形態1の変形例19の表示制御部が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。 図33は、実施形態1の変形例20の表示制御部が表示する、画面の一例を示す図である。 図34は、実施形態1の変形例21の表示制御部が表示する、画面の一例を示す図である。 図35は、実施形態1の変形例22の表示制御部が表示する、画面の一例を示す図である。 図36は、実施形態1の変形例23の表示制御部が表示する、画面の一例を示す図である。 図37は、実施形態2の変形例に係る情報処理システムのシステム構成を示す概略図である。 図38は、実施形態2の変形例に係る情報処理端末の機能構成を示す概略図である。 図39は、記憶部22及び制御部23によって実現される機能ブロック図である。 図40は、実施形態4に係る情報処理の流れを示すアクティビティ図である。 図41は、第1の補正処理の、空間的な補正範囲の一例を示す概略図である。 図42は、第1の補正処理の、時間的な補正範囲の一例を示す概略図である。 図43は、第1の補正処理及び第2の補正処理を実行した場合の、再生画面4に付された付加情報43を示す概略図である。 図44は、実施形態4の変形例3に係る情報処理の流れを示すアクティビティ図である。 図45は、制御部33によって実現される機能ブロック図である。 図46は、実施形態5に係る情報処理の流れを示すアクティビティ図である。 図47は、ライブビューとして表示される画像データIMと、後から再生可能に記録される画像データIMとの態様を示す概略図である。 図48は、推奨される第3のプログラムP3での再生を促す付加情報43が再生画面4に重畳された態様を示す概略図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明を提供した一つの実施形態であり、以下の記載に基づいて本願発明の内容が限定して解釈されるものではない。
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
[実施形態1]
[情報処理システムのシステム構成]
以下、情報処理システム3000の一例について説明する。図1は、実施形態1に係る情報処理システム3000のシステム構成の一例を示す図である。図1に示されるように、情報処理システム3000は、車両3400、サーバ3700、複数の情報表示端末3800A、3800B、3800C及びネットワーク3900により構成される。車両3400は、ネットワーク3900を介してサーバ3700と通信可能に構成される。より具体的に説明すると、車両3400は、ネットワーク3900を介して車両3400の持つ情報をサーバ3700に送信する。また、複数の情報表示端末3800A、3800B、3800Cは、ネットワーク3900を介してサーバ3700と通信可能に構成される。より具体的に説明すると、複数の情報表示端末3800A、3800B、3800Cは、ネットワーク3900を介してサーバ3700内の情報を取得する。なお、ここで、情報表示端末3800A、3800B、3800Cは、UI(User Interface)としての役割を持つデバイスであればよく、具体例としては、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット等が挙げられる。
[車両3400の全体構成]
図2は、実施形態1の車両3400の構成を説明する図である。図2には、車両3400を側面側から見た場合の模式図が示されている。車両3400は、第1の撮影装置としての撮影装置3100と、第2の撮影装置としての撮影装置3200と、を有する。車両3400は、例えば、エンジンを駆動源として有する内燃機関車両、エンジンと走行モータとを駆動源として有するハイブリット車両、走行モータを駆動源として有する電気自動車等である。車両3400は、例えば四輪の自動車であるが、撮影装置3100及び撮影装置3200を配置することが可能な車両であればよい。車両は、例えば、自動車、バス、トラック等の四輪以上の大型輸送車や、自動二輪車、自転車等の二輪車、その他の車両等であってもよい。車両は、例えば、電車、モノレール、リニアモーターカー等の交通機関の車両でもよい。
撮影装置3100は、車両3400の前方側に配置されたフロントカメラである。撮影装置3100は、例えば、車両3400の車室における前方側の所定の位置に取り付けられ、フロントガラス越しに、車両3400の前方を撮影方向として撮影する。撮影装置3100は、ドライブレコーダである。より具体的に説明すると、撮影装置3100は、撮影する機能と、撮影した画像を示す画像データを記録する機能と、撮影装置200から取得した画像データを記録する機能と、を有する。
撮影装置3200は、車両3400の後方側に配置されたリアカメラである。撮影装置3200は、例えば、車両3400の車室における後方側の所定の位置に取り付けられ、リアガラス越しに、車両の後方を撮影方向として撮影する。撮影装置3200は、撮影する機能と、撮影した画像を示す画像データを撮影装置3100に出力する機能と、を有する。
撮影装置3100と撮影装置3200とは、ケーブル3300を介して接続される。ケーブル3300は、撮影装置3100と撮影装置3200とを接続する有線の通信路である。ケーブル3300は、例えば、撮影装置3100から撮影装置3200へ動作用の電力を供給する電源線と、撮影装置3100と撮影装置3200との間で各種の信号を伝送するための信号線と、を有する。撮影装置3200は、ケーブル3300を介して、撮影装置3100からの電力の供給を受けて動作する。なお、撮影装置3100と撮影装置3200とが、有線の通信路ではなく、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)、その他の規格の無線の通信路によって接続されてもよい。また、撮影装置3100は、撮影装置200と通信により接続することなく使用されてもよい。
[撮影装置3100の外観構成]
図3は、撮影装置3100の外観構成の一例を示す図である。図3(A)は、撮影装置3100を前方側の右斜め上方向から見た図である。図3(B)は、撮影装置3100を後方側の右斜め上方向から見た図である。撮影装置3100は、筐体3101を有する。筐体3101は、上下方向よりも左右方向に長く、かつ厚みは比較的小さい直方体状である。筐体3101は、車両3400に取り付けられたときに上方を向く上面31011と、第1の側面31012と、第2の側面31013と、第2の側面31013の反対側に位置する第3の側面31014と、第1の側面31012の反対側に位置する第4の側面31015と、を有する。
上面31011には、ジョイントレール3102と、カメラジャック3191と、が設けられている。ジョイントレール3102は、撮影装置3100を車両3400の所定の取付位置に取り付けるためのブラケット(例えば、後述するブラケット3600)を着脱可能である。取付位置は、例えば、車両3400のフロントガラス(例えば、フロントガラスにおける上端付近)、又は車両3400のルームミラーや車室内の天井等としてもよい。撮影装置3100が車両3400に取りけられたとき、第1の側面31012が車両3400の前方側を向く。このとき、第2の側面31013は、車両3400の後方側から見て右側を向く。第3の側面31014は、車両3400の後方側から見て左側を向く。第4の側面31015は、車両3400の後方側を向く。
カメラジャック3191は、ケーブル3300の一端が接続される端子である。カメラジャック3191は、例えばUSB TypeCの規格に対応し、撮影装置3100が撮影装置3200とイーサネット規格の通信を行うための端子としてもよい。
第1の側面31012には、撮影レンズ3151と、放音孔3103と、マイク孔3104と、が設けられている。撮影レンズ3151は、撮影装置3100が備える撮影部(後述する撮影部3015)が有する集光用のレンズである。放音孔3103は、撮影レンズ3151の上方に設けられ、撮影装置3100が有する音声出力部(後述する音声出力部3014)が出力した音声を、筐体3101の内部から外部に透過させる孔である。マイク孔3104は、撮影レンズ3151の下方に設けられ、外部からの音を筐体3101の外部から内部に透過させる孔である。筐体3101の内部に透過した音は、撮影装置3100が有するマイクロホン(後述するマイクロホン3121)に入力される。
第2の側面31013には、イベント記録ボタン3122が設けられている。イベント記録ボタン3122は、撮影部3015が撮影した画像の記録(録画)の開始、又はその記録の終了を指示するための操作手段である。イベント記録が行われていないときに、ユーザーによりイベント記録ボタン3122が操作されると、撮影装置3100はイベント記録を開始する。イベント記録について詳しくは後述する。イベント記録ボタン3122は、右ハンドルの車両3400の運転者が操作しやすいように、運転者席側を向く第2の側面31013に設けられている。
第3の側面31014には、端子3192と、記憶媒体挿入口3181と、が設けられている。端子3192は、外部の機器から電力の供給を受けるための端子である。端子3192は、例えばDCジャックである。端子3192は、電源用のコード(例えば、シガープラグコード)の一端側のコネクタが接続される。電源用コードの他端側のコネクタは、例えば車両3400側に設けられた給電用の端子(例えば、シガーソケット)に接続される。
端子3192は、車両3400のOBDII(「II」は「2」のローマ数字である。)コネクタに接続可能なOBDIIアダプタが接続されてもよい。OBDIIコネクタは、故障診断コネクタとも称され、車両のECU(Engine Control Unit)に接続され、所定の期間毎(例えば、0.5秒毎)に各種の車両情報が出力される端子である。端子3192が、OBDIIアダプタを用いてOBDIIコネクタと接続されることで、撮影装置3100は、動作用の電力の供給を受けるとともに、車両情報を取得することができる。
車両情報は、車両3400の状態に関する情報である。車両情報は、例えば、車両3400の速度(車速)、エンジン回転数、エンジン負荷率、スロットル度、点火時期、残り燃料の割合、インテークマニホールドの圧力、吸入空気量(MAF)、インジェクション開時間、エンジン冷却水の温度(冷却水温度)、エンジンに吸気される空気の温度(吸気温度)、車外の気温(外気温度)、燃料タンクの残り燃料の量(残燃料量)、燃料流量、瞬間燃費、アクセル開度、ウインカー情報(左右のウインカーの動作(オン/オフ))、ブレーキ開度、ハンドルの回転操舵角、ギヤポジション、及びドア開閉状態の情報等の少なくとも1つ以上とするとよい。
記憶媒体挿入口3181は、外部の記憶手段としての記憶媒体3500を、撮影装置3100の内部に挿入するための挿入口である。記憶媒体3500は、撮影装置3100又は撮影装置3200で撮影された画像が記録される記憶媒体で、例えばSDカードである。SDカードは、例えば、SDメモリカード、miniSDカード、及びmicroSDカード等の何れの形状も含む。記憶媒体3500は、さらに、記憶した画像をパーソナルコンピュータ等の情報表示端末で再生するためのビューア(例えば、専用ビューア)のプログラムを記憶してもよい。
第4の側面31015には、操作部3123と、表示面3131と、発光部3021と、が設けられている。操作部3123は、第1のボタン31231と、第2のボタン31232と、第3のボタン31233と、第4のボタン31234と、を有する。第1のボタン31231、第2のボタン31232、第3のボタン31233、及び第4のボタン31234は、表示面3131の右側の一辺に沿って上下に並べて配置される。これら各ボタンに割り当てられる機能としては、例えば以下の機能がある。
第1のボタン31231は、長押しされた場合に画像を切り替るためのボタンとして機能し、短押しされた場合に記憶媒体3500のフォーマットを指示するためのボタンとして機能する。表示面3131に表示される画像は、例えば、撮影装置3100で現在撮影されている画像、及び撮影装置3200で現在撮影されている画像の一方又は両方である。記憶媒体3500をフォーマットすることは、記憶媒体3500を初期化することであり、例えば、記憶媒体3500に記憶された画像等のデータを消去すること、撮影装置3100が記憶媒体3500を使用できる状態にする(例えば、画像の記録及び読み出しをすることができる状態にする)ために、動作設定の内容を示す設定情報を記憶媒体3500に書き込むこと、及び記憶媒体3500を特定のファイル状態にすること、の少なくとも何れかとして把握される。
第2のボタン31232は、撮影装置3100が再生する画像を選択する選択画面を表示するためのボタンである。第3のボタン31233は、撮影装置3100、及び撮影装置3200の設定に関するメニューを表示するためのボタンである。第4のボタン31234は、画像の記録の開始、及び停止を指示するためのボタンである。例えば、後述する常時記録機能による記録中に、第4のボタン31234が短押しされた場合、その記録が一時停止する。その一時停止中に、第4のボタン31234が短押しされた場合、常時記録機能による画像の記録が再開する。第4のボタン31234が長押しされた場合、画像を記録する際のフレームレートを変更することができる。
表示面3131は、撮影装置3100が有する表示部(後述する表示部3013)が表示する画像が表示される領域である。表示面3131は、例えば、長方形又は正方形の領域である。表示面3131に重ねてユーザーのタッチ操作を検知するためのタッチセンサー3124が設けられている。
発光部3021は、第1のボタン31231よりも上方に設けられ、所定の色で発光する。
なお、撮影装置3200も、ドライブレコーダとしての機能を有してもよく、例えば撮影装置3100と同様の構成を有してもよい。また、撮影装置3100と通信により接続される撮影装置として、撮影装置3200に代えて又は加えて、他の方向を撮影する1又は複数の撮影装置が用いられてもよい。他の方向として、車両3400の右斜め後ろ、左斜め後ろ、車幅方向(側方)等の方向がある。
[ブラケット3600の構成]
図4は、ブラケット3600の構成を示す図である。図4(A)は、ブラケット3600を前方側の右斜め上方向から見た図である。図4(B)は、ブラケット3600を側面側から見た図である。図4(C)は、ブラケット3600を前方側の右斜め下方向から見た図である。ブラケット3600は、撮影装置3100を車両3400に取り付ける取付部材の一例である。
ブラケット3600は、ボールジョイント機構を用いた取付部材である。ブラケット3600において、平板状のベース部3610は、車両3400のフロントガラスに貼り付ける取付面3611を有する。ベース部3610は、ボールスタッド3620の支柱に対して所定角度だけ傾斜する。取付面3611に両面テープ等の接着部材を貼り付け、その接着部材を介して、車両3400のフロントガラス等に貼り付けられる。
ボールスタッド3620は、ベース部3610のうち取付面3611とは反対側の面から起立した部位である。ソケット部3630は、ボールスタッド3620のボール部3621が装着される。ナット3640は、ソケット部3630の周囲に着脱自在に取り付けられる。ソケット部3630の外周には、ネジ溝が形成されている。ソケット部3630の外周に当該ネジ溝に嵌め合うナット3640が装着される。ボールスタッド3620のボール部3621がソケット部3630内に装着された状態で、ナット3640が締め付けられる前は、ソケット部3630はボール部3621の周面に沿って所望の方向に回転して、ベース部3650の姿勢及び位置を変位可能である。ナット3640が締め付けられると、ベース部3650の姿勢及び位置が固定される。
ベース部3650は、ソケット部3630と一対に形成され、撮影装置3100に装着するための部位である。ベース部3650は、一対のガイドレール3651を下面に有する。一対のガイドレール3651は、撮影装置3100のジョイントレール3102に沿ってスライド可能に構成される。ベース部3650の先端部には爪状の先端部3652が設けられている。先端部3652が、ジョイントレール3102の撮影装置3100の前方側の端部付近に引っ掛けられることで、ブラケット3600が撮影装置3100に取り付けられる。
[撮影装置3100の電気的構成]
図5は、撮影装置3100の電気的構成を示すブロック図である。制御部3011は、撮影装置3100の各部を制御する。制御部3011は、例えば、プロセッサ3111、及びメモリ3112を含むコンピュータである。プロセッサ3111は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、及びFPGA(Field Programmable Gate Array)等を有する。メモリ3112は、例えば、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を有する主記憶装置である。プロセッサ3111は、メモリ3112のROMから読み出したプログラムをRAMに一時的に記憶させる。メモリ3112のRAMは、プロセッサ3111に作業領域を提供する。プロセッサ3111は、プログラムの実行中に生成されるデータをRAMに一時的に記憶させながら演算処理を行うことにより、各種の制御を行う制御部3011は、さらに、時刻を計る計時部3113を備える。計時部3113は、例えばリアルタイムクロックである。計時部3113は、プロセッサ3111のマザーボードに実装されていていてもよいし、プロセッサ3111に外付けされてもよい。
入力部3012は、ユーザーからの情報の入力を受け付ける。入力部3012は、例えば、上述したマイクロホン3121、イベント記録ボタン3122、操作部3123、及びタッチセンサー3124を有する。マイクロホン3121は、マイク孔3104等を介して入射した音を電気信号に変換する。マイクロホン3121は、例えばコンデンサマイクである。タッチセンサー3124は、表示面3131においてユーザーによりタッチされた位置を検知する。タッチセンサー3124は、例えば静電容量方式である。
表示部3013は、表示面3131に画像を表示する。表示部3013は、例えば液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)である。
音声出力部3014は、音声を出力する。この音声としては、例えば、報知音や、BGM、音声メッセージ等がある。音声出力部3014は、例えば音声処理回路及びスピーカを有する。
撮影部3015は、撮影し、撮影により得られた画像データを生成する、撮影部3015は、例えば、撮影レンズ3151、及び撮影レンズ3151により集光された光を撮影する撮影素子を有する。撮影素子は、例えば、CMOS(Complementary MOS)又はCCD(Charge Coupled Device)とする。撮影部3015は、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の色成分からなるカラー(多色)の画像を生成する。
通信部3016は、外部の装置と通信する。通信部3016は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)その他の無線LAN(Local Area Network)通信や近距離無線通信により、外部の装置と無線通信するための通信回路を有する。通信部3016は、例えば、LTE(Long Term Evolution)、4G、5G等の移動通信システムの規格等に準拠した通信を行うための通信回路を有してもよい。
センサー部3017は、各種のセンサーを有する。センサー部3017は、例えば、加速度センサー、ジャイロセンサー、気圧センサー、及び照度センサーの少なくとも何れかを有する。加速度センサーは、例えば車両の前後、左右、上下の加速度を測定する3軸の加速度センサーである。ジャイロセンサーは、撮影装置3100の傾きを測定するセンサーである。加速度センサー及びジャイロセンサーは、例えば、GNSS衛星からの信号が受信できない場合に、自律航法により車両3400の位置を推測するのに使用されてもよい。気圧センサーは、気圧を測定する。気圧センサーは、例えば、高低差を検知して、高速道と一般道を判定するために用いられる。照度センサーは、撮影装置3100の周辺である車室内の明るさを示す照度を検知するセンサーである。照度センサーは、例えば表示部3013の表示の輝度の調整に使用される。
リーダライタ3018は、記憶媒体挿入口3181から撮影装置3100の内部に挿入された記憶媒体3500を保持する媒体保持部として機能する。リーダライタ3018は、記憶媒体3500にデータを書き込んだり、記憶媒体3500からデータを読み出したりする。リーダライタ3018は、記憶媒体3500を1つだけ保持するものでもよいが、2つ以上の記憶媒体3500を同時に保持することが可能に構成されてもよい。
端子部3019は、外部の装置と電気的に接続するための端子を有する。端子部3019は、上述した、カメラジャック3191及び端子3192を有する。端子部3019に接続される装置として、車両3400側からの給電がなくても、撮影装置3100及び撮影装置3200が動作できるように、外付けのバッテリが用いられてもよい。端子部3019に接続される装置は、例えば、ユーザーの安全運転を支援する機能を有する装置であってもよい。このような装置として、例えば、運転手(例えば顔)を撮影して、わき見及び居眠り運転に例示される運転手の状態を検知して報知する機能を有する装置や、車両3400の周辺の障害物を検知して報知する機能を有する装置(例えば、前方車両追突警報システム(FCWS:Forward vehicle Collision Warning Systems)のための車両検知に使用される装置)がある。端子部3019に接続される装置は、その他にも、レーダー探知機、レーザー探知機、カーナビゲーション装置、ディスプレイ装置等の車載装置としてもよい。
位置情報取得部3020は、撮影装置3100の位置(より具体的に説明すると、現在位置)を示す位置情報を取得する。撮影装置3100の位置は、撮影装置3100が配置された車両3400の位置、車両3400に配置された撮影装置3200の位置、及び車両3400に乗車している運転手その他の人の位置と同視することができる。位置情報取得部3020は、例えば、GNSS(Global Navigation SatelliteSystem:全球測位衛星システム)の一つであるGPS(Global Posisioning System)からの信号に基づき、撮影装置3100の位置情報(緯度情報、及び経度情報)を取得する。位置情報取得部3020は、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System:準天頂衛星システム)として、みちびきを併せて利用してもよい。
発光部3021は、所定の色で発光する。発光部3021は、例えば、発光ダイオードを有する。
電源制御部3022は、撮影装置3100の各部や、撮影装置3200への電力の供給を制御する。電源制御部3022は、例えば、電源スイッチや電源制御回路を有する。電源制御部3022は、端子部3019を介して車両3400側から供給された電力を、撮影装置3100の各部や、撮影装置3200へ供給する。電源制御部3022は、さらに、蓄電手段として、二次電池やボタン電池、電気二重層コンデンサ(スーパーキャパシタとも呼ばれる。)を有してもよい。
撮影装置3100は、さらに、フラッシュメモリ(例えばeMMC、SSD)に例示される補助記憶装置を内部の記憶手段として有してもよい。補助記憶装置としては、光学式記憶媒体、磁気記憶媒体、及び半導体記憶媒体に例示される各種の記憶媒体を用いることができる。
[撮影装置3100の画像記録機能]
撮影装置3100は、画像記録機能として、以下の1つ又は2つ以上の機能を有する。画像記録機能は、撮影装置3100が撮影した画像を、所定のファイル形式の画像データとして記録する機能である。画像データは、動画形式の画像データとするとよく、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)形式(例えば、MPEG2、MPEG4)であるが、AVI、MOV、WMV等である。画像データには、Exif(Exchangeable image file format)情報として、撮影日時の情報、撮影場所の情報等が含まれるものとする。
[常時記録機能]
常時記録機能(常時録画機能ともいう。)は、撮影装置3100の動作中は、撮影装置3100及び撮影装置3200の一方又は両方により撮影された画像を継続して(つまり、常時)記録する機能である。制御部11は、常時記録機能を実行しているときには、車両3400の駆動源の始動から停止まで撮影した映像データを記憶する。制御部3011は、例えば、車両3400の電源(例えば、アクセサリ電源)のオンにより駆動源の始動を検知する。制御部3011は、例えば、車両3400の電源のオフにより駆動源の停止を検知する。
[イベント記録機能]
イベント記録機能は、特定のイベントが発生したことに応じて、撮影装置3100及び撮影装置3200の一方又は両方により撮影された画像を記録する機能である。イベントは、撮影装置3100又は撮影装置3200により撮影された画像を記録すべき事象であり、例えば、車両3400の走行中におけるユーザーの急ハンドル、急ブレーキ等の操作時、車両3400の他の物体との衝突時等とする。制御部3011は、イベントが発生したことを、例えば、センサー部3017の加速度センサーにより測定された加速度に基づいて、判定する。より具体的に説明すると、制御部3011は、測定された加速度が所定の閾値以上となった場合又は所定の時間的変化を示した場合に、イベントが発生したと判定する。イベントの発生の判定条件はこれに限られない。制御部3011は、車両情報に基づいて、例えば車速や操舵状態等の車両3400の状態が所定の条件を満たした場合に、イベントが発生したと判定してもよい。制御部3011は、撮影部3015又は撮影装置3200により撮影された画像を解析し、車両3400又は他車両の危険運転(例えば煽り運転、接近、又は異常接近)を検知した場合に、イベントが発生したと判定してもよい。制御部3011は、イベント記録ボタン3122が操作された場合にも、イベントが発生したと判定する。
制御部3011は、イベントが発生したと判定した場合、そのイベントの発生前後の所定期間(以下「イベント記録期間」という。)において撮影された画像を、記憶媒体3500に記録する。制御部3011は、例えば撮影部3015及び撮影装置3200により撮影された画像をメモリ3112(例えば、RAM)に一時的に記録しておき、イベントが発生したと判定した場合は、メモリ3112から読み出したイベント記録期間の画像を記憶媒体3500に記録するとよい。制御部3011は、例えば、イベントの発生前20秒、及びイベントの発生後20秒の合計40秒の画像を1つのファイルとする。イベント記録期間は一例であり、イベントの種類に応じて異なっていてもよいし、ユーザーが変更可能であってもよい。制御部3011は、1つのイベントの発生につき、複数のファイルからなる画像を記憶媒体3500に記録してもよい。制御部3011は、さらに、イベント記録期間にセンサー部3017で測定された値(例えば、3軸の各方向の加速度)や、位置情報取得部3020で取得された位置情報を、画像と関連付けて、記憶媒体3500に記録してもよい。
[駐車監視機能]
駐車監視機能は、車両3400の駐車中に撮影装置3100及び撮影装置3200の一方又は両方により撮影された画像を記録する機能である。駐車監視機能は、駐車中の車両3400の内部又は車両3400の周辺の外部を監視するための機能である。制御部3011は、車両3400の電源がオフ状態である場合は、外付けバッテリからの電力の供給を受けて、記憶媒体3500に画像を記録する。車両3400の駐車中であるか否かについて、制御部3011は、例えば、車両3400の電源がオフされたこと、車両3400の動力源がオフされたこと、外付けバッテリからの電源供給が開始されたこと、車速が0km/h又は所定速度以下であること、及び位置情報取得部3020が取得した位置情報が所定の位置情報(例えば、自宅や勤務先、駐車場の位置情報)であること、の1つ又は複数に基づいて判定する。
駐車監視機能は、タイムラプスモード、及び動体検知モードを有してもよい。より具体的に説明すると、制御部3011は、タイムラプスモードがユーザーにより選択された場合、常時記録機能及びイベント記録機能等の他の画像記録機能よりも、フレームレートを間引いて画像を記録する。例えば、他の画像記録機能のフレームレートが20~30フレーム/秒であるのに対して、タイムラプスモードのフレームレートは1フレーム/秒とする。動体検知モードは、移動体の検知に応じて画像を記録するモードである。より具体的に説明すると、制御部3011は、動体検知モードがユーザーにより選択された場合に、撮影装置3100及び撮影装置3200により撮影された画像の変化から動体を検知したときは、その検知前後の所定期間に撮影された画像を、記憶媒体3500に記録する。フレームレートは、常時記録機能及びイベント記録機能等と同じフレームレートとしてもよい。
なお、撮影装置3100、3200として、全天球、半天球といった天球画像を撮影する撮影装置が用いられてもよい。また、撮影装置3100として、表示部3013を有しない撮影装置が用いられてもよい。また、撮影装置3100の筐体は、直方体状のものでなくてもよく、例えば円筒状等であってもよい。
[サーバ3700のハードウェア構成]
以下、図6を参照して、サーバ3700のハードウェア構成について説明する。
図6は、実施形態1に係るサーバ3700のハードウェア構成の一例を示す図である。実施形態1において、サーバ3700は、画像処理装置としての役割を果たす。サーバ3700は、ハードウェア構成として、制御部3710、記憶部3720及び通信部3730を含む。制御部3710、記憶部3720及び通信部3730は、通信バスを介してそれぞれ電気的に接続されている。
制御部3710は、CPU及び半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、サーバ3700の動作の全体を制御する。特に、制御部3710は、記憶部3720に記憶された所定のプログラムを読み出し、実行することによって、サーバ3700に係る種々の機能を実現する。すなわち、制御部3710が、記憶部3720に記憶されている所定のプログラムに基づき処理を実行することによって、後述する図8に示される機能構成及び後述する図10に示されるアクティビティ図の処理等が実現される。なお、制御部3710は単一であることに限定されない。サーバ3700は、複数の制御部3710を含むように構成されてもよい。
記憶部3720は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及びSSD(Solid State Drive)の何れか、又はこれらの任意の組み合わせで構成される。記憶部3720には、車両3400から送られてきた画像情報、車両3400から送られてきた画像以外の情報、実施形態1に係る画像処理プログラムの一部を含む各種プログラムに関する各種データ、制御部3710がプログラムに基づき処理を実行する際に用いられるデータ等が記憶されている。
通信部3730は、インターネット及びLAN等のネットワーク3900を介して車両3400及び各情報表示端末3800A、3800B、3800Cと通信可能に接続される、いわゆるネットワークインターフェースである。実施形態1において、画像処理を行うサーバ3700の通信部3730は、情報表示端末3800の通信部3830と通信可能な画像処理装置である。サーバ3700が通信部3730を介して受信する主な情報としては、車両3400の撮影装置3100で撮影した画像情報、撮影装置3200で撮影した画像情報、車両3400の状態に関する情報(車両3400の速度(車速)、加速度、エンジン回転数、エンジン負荷率、スロットル開度、点火時期、残り燃料の割合、インテークマニホールドの圧力、吸入空気量(MAF)、インジェクション開時間、エンジン冷却水の温度(冷却水温度)、エンジンに吸気される空気の温度(吸気温度)、車外の気温(外気温度)、燃料タンクの残り燃料の量(残燃料量)、燃料流量、瞬間燃費、アクセル開度、ウインカー情報(左右のウインカーの動作(オン/オフ))、ブレーキ開度、ハンドルの回転操舵角、ギヤポジション、及びドア開閉状態の情報、位置情報等)、日時情報、気圧、照度、画像処理の指示、画像のダウンロード要求指示、画像以外の情報の要求指示等が挙げられる。サーバ3700が通信部3730を介して送信する主な情報としては、画像処理を実行する前の画像情報、画像処理を実行したあとの画像情報、画像処理方法に関する情報、車両3400の状態に関する情報(車両3400の速度(車速)、加速度、エンジン回転数、エンジン負荷率、スロットル開度、点火時期、残り燃料の割合、インテークマニホールドの圧力、吸入空気量(MAF)、インジェクション開時間、エンジン冷却水の温度(冷却水温度)、エンジンに吸気される空気の温度(吸気温度)、車外の気温(外気温度)、燃料タンクの残り燃料の量(残燃料量)、燃料流量、瞬間燃費、アクセル開度、ウインカー情報(左右のウインカーの動作(オン/オフ))、ブレーキ開度、ハンドルの回転操舵角、ギヤポジション、及びドア開閉状態の情報、位置情報等)、日時情報、気圧、照度等が挙げられる。
[情報表示端末3800のハードウェア構成]
次に、図7を参照して、情報表示端末3800のハードウェア構成について説明する。
図7は、実施形態1に係る情報表示端末3800のハードウェア構成の一例を示す図である。情報表示端末3800は、ハードウェア構成として、制御部3810、記憶部3820、通信部3830、入力部3840及び出力部3850を含む。制御部3810、記憶部3820、通信部3830、入力部3840及び出力部3850は、通信バスを介してそれぞれ電気的に接続されている。
制御部3810は、CPU及び半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、情報表示端末3800の動作の全体を制御する。特に、制御部3810は、記憶部3820に記憶された所定のプログラムを読み出し、実行することによって、情報表示端末3800に係る種々の機能を実現する。すなわち、制御部3810が、記憶部3820に記憶されている所定のプログラムに基づき処理を実行することによって、後述する図9に示される機能構成及び後述する図11に示すアクティビティ図の処理等が実現される。なお、制御部3810は単一であることに限定されない。情報表示端末3800は、複数の制御部3810を含むように構成されてもよい。
記憶部3820は、HDD、SSD、RAM及びROM等の何れか、又はこれらの任意の組み合わせで構成される。記憶部3820には、サーバ3700と画像処理に関するデータをやり取りするためのプログラム、制御部3810がプログラムに基づき処理を実行する際に用いられるデータ等が格納されている。
通信部3830は、情報表示端末3800とサーバ3700との間で各種データを送受信するために、ネットワーク3900に通信可能に接続される、いわゆるネットワークインターフェースである。すなわち、情報表示端末3800が通信部3830を介して受信する主な情報としては、画像処理を実行する前の画像情報、画像処理を実行したあとの画像情報、画像処理方法に関する情報、車両3400の状態に関する情報(車両3400の速度(車速)、加速度、エンジン回転数、エンジン負荷率、スロットル開度、点火時期、残り燃料の割合、インテークマニホールドの圧力、吸入空気量(MAF)、インジェクション開時間、エンジン冷却水の温度(冷却水温度)、エンジンに吸気される空気の温度(吸気温度)、車外の気温(外気温度)、燃料タンクの残り燃料の量(残燃料量)、燃料流量、瞬間燃費、アクセル開度、ウインカー情報(左右のウインカーの動作(オン/オフ))、ブレーキ開度、ハンドルの回転操舵角、ギヤポジション、及びドア開閉状態の情報等)、日時情報、位置情報、気圧、照度等が挙げられる。情報表示端末3800が通信部3830を介して送信する主な情報としては、画像処理の指示、画像のダウンロード要求指示、画像以外の情報の要求指示等が挙げられる。
入力部3840は、情報表示端末3800への操作を受け付ける。入力部3840の例として、マウス、キーボード、タッチパネル、マイク、ボタン等が挙げられる。
出力部3850は、入力部3840への操作の結果を出力する。出力部3850の例として、ディスプレイ、スピーカ、ライト、ボタン等が挙げられる。
[サーバ3700の機能構成]
以下、図8を参照して、サーバ3700の制御部3710の機能構成について説明する。
図8は、実施形態1に係るサーバ3700の機能構成の一例を示す図である。図8に示されるように、サーバ3700は、機能構成として、画像処理部3711、通信制御部3712及び記憶制御部3713を含む。
画像処理部3711は、情報表示端末3800からの要求に基づいて、記憶部3720内、又は情報表示端末3800から送信された画像について、画像処理を実行する。これにより、情報表示端末3800と通信可能なサーバ3700は、画像処理を実行することができる。実施形態1では、画像処理部3711が、情報表示端末3800からの要求に基づいて様々な画像処理を行うものとして説明を行う。しかし、サーバ3700は、画像処理ごとの画像処理部を有するようにしてもよい。また、サーバ3700のソフトウェアが画像処理を行うのではなく、サーバ3700の専用のハードウェア(例えば、GPU等)が画像処理を行うようにしてもよい。専用のハードウェアが画像処理を行う場合は、サーバ3700の1つのハードウェアが複数の画像処理を行うよう構成されてもよいし、複数の画像処理それぞれに対応するサーバ3700の複数のハードウェアがそれぞれ画像処理を行うよう構成されてもよい。
通信制御部3712は、ネットワーク3900を介して車両3400及び情報表示端末3800との情報のやり取りを制御する。
記憶制御部3713は、記憶部3720内に情報を記憶したり、記憶した情報を取得したりする。
[情報表示端末3800の機能構成]
以下、図9を参照して、情報表示端末3800の制御部3810の機能構成について説明する。
図9は、実施形態1に係る情報表示端末3800の機能構成の一例を示す図である。図9に示されるように、情報表示端末3800は、機能構成として、表示制御部3811、通信制御部3812及び記憶制御部3813を含む。
表示制御部3811は、情報表示端末3800の出力部3850に出力する情報を制御する。より具体的に説明すると、表示制御部3811は、画像に関する情報を含む画面を表示するよう制御する。
通信制御部3812は、ネットワーク3900を介してサーバ3700との情報のやり取りを制御する。より具体的に説明すると、通信制御部3812は、サーバ3700より撮影装置3100によって撮影された画像、撮影装置3200によって撮影された画像等を取得する。
記憶制御部3813は、記憶部3820内に情報を記憶したり、記憶した情報を取得したりする。
[情報処理の概要]
図10及び図11を用いて実施形態1に係る情報処理システム3000の情報処理の流れを説明する。
[サーバ3700の情報処理]
まず、サーバ3700の情報処理の流れを説明する。図10は、実施形態1に係るサーバ3700の情報処理の流れを示すアクティビティ図である。以下、このアクティビティ図に沿って、情報処理の流れを概説する。
A4001において、通信制御部3712は、車両3400からの情報の受信を待機する。通信制御部3712は、車両3400から情報を受信したと判定すると、処理をA4002に進める。通信制御部3712は、車両3400からの情報として、車両3400を識別する識別情報、撮影装置3100で撮影された画像情報、撮影装置3200で撮影された画像情報、車両3400の車両情報、及びその他の情報(例えば、画像が撮影された時間情報等)を受信するものとして説明を行う。
A4002において、記憶制御部3713は、受信した画像情報、車両情報、及びその他の情報を記憶部3720に記憶させる。より具体的に説明すると、記憶制御部3713は、受信した車両3400を識別する識別情報に関連付けて、画像情報、車両情報、及びその他の情報を記憶部3720の所定の領域に記憶する。
A4003において、画像処理部3711は、画像情報、車両情報、及びその他の情報について、解析を行う。実施形態1において、画像処理部3711は、取得した画像情報を解析することにより、例えば、2021年04月29日07時22分10秒~2021年04月29日07時24分18秒、車両3400は霧の中を走行している等と判定する。画像処理部3711は、時間情報ごとの解析結果を、車両3400を識別する識別情報に関連付けて、画像情報、車両情報、及びその他の情報とともに記憶部3720の所定の領域に記憶する。
なお、本実施形態では、サーバ3700が画像情報の解析を行うものとして説明を行うが、画像情報を受信した情報表示端末3800が画像情報を解析するようにしてもよい。
A4004において、通信制御部3712は、情報表示端末3800からの指示に基づき、画像情報、車両情報、解析結果及びその他の情報を情報表示端末3800に送信する。より具体的に説明すると、通信制御部3712は、情報表示端末3800から指示された識別情報で識別される車両に関する、指定された日時情報以降の、画像情報、車両情報、及びその他の情報を情報表示端末3800に送信する。
A4005において、通信制御部3712は、情報表示端末3800からの画像処理要求の受信を待機する。通信制御部3712は、情報表示端末3800から画像処理要求を受信したと判定すると、処理をA4006に進める。例えば、通信制御部3712は、情報表示端末3800から画像処理要求として、画像の全ての範囲について、霧補正を行う要求を受信する。
A4006において、画像処理部3711は、画像処理要求に基づいて、画像に対して画像処理を実行する。例えば、画像処理部3711は、画像処理要求に基づいて、画像の全てに対して霧補正を行う。霧補正は、霧による視界不良を改善するように、画像の明るさ等を調整する画像処理である。
A4007において、通信制御部3712は、画像処理部3711における画像処理の結果を情報表示端末3800に送信する。
[情報表示端末3800の情報処理]
次に、情報表示端末3800の情報処理の流れを説明する。図11は、実施形態1に係る情報表示端末3800の情報処理の流れを示すアクティビティ図である。以下、このアクティビティ図に沿って、情報処理の流れを概説する。
A4011において、表示制御部3811は、ビューア上に外部動画プレーヤの起動ボタンを表示する。このビューア上の起動ボタンが選択されることにより、通信制御部3812は、サーバ3700内の外部動画プレーヤを起動する。このとき、通信制御部3812は、「コマンドライン引数」として動画のファイル名と、ビデオエフェクト設定、外部動画プレーヤの操作部の少なくとも一部を無効にするパラメータ等をサーバ3700に送信する。また、このとき、通信制御部3812は、再生開始時間、再生終了時間、ループの有無等を送信してもよい。以降、通信制御部3812は、制御コマンドを送ることにより、外部動画プレーヤを制御する。このとき、通信制御部3812は、外部動画プレーヤの操作部の少なくとも一部を無効にする指示を送信するとよい。
A4012において、通信制御部3812は、サーバ3700からの情報の受信を待機する。通信制御部3812は、サーバ3700からの情報を受信したと判定すると、処理をA4013に進める。通信制御部3812は、サーバ3700からの情報として、画像情報、車両情報、画像処理部3711が解析した解析情報及びその他の情報を受信するものとして説明を行う。より具体的に説明すると、実施形態1において、通信制御部3812は、画像情報、加速度情報、車速情報、位置情報、解析情報、日時情報等をサーバ3700から受信するものとして説明を行う。
A4013において、表示制御部3811は、受信した画像情報、車両情報、解析情報、及びその他の情報を表示する。より具体的に説明すると、実施形態1において、表示制御部3811は、画像情報、加速度情報、車速情報、位置情報、解析情報、日時情報等を表示する。
A4014において、表示制御部3811は、画像処理の範囲指定を受け付けたか否かを判定する。表示制御部3811は、画像処理の範囲指定を受け付けたと判定すると、処理をA4015に進める。表示制御部3811は、画像処理の範囲指定を受け付けていないと判定すると、処理をA4016に進める。
画像処理の範囲指定を受けない場合、画像の全ての範囲が画像処理の対象となるものとして説明を行う。すなわち、図11では簡略化のため省略されているが、画像処理の範囲指定を受け付けない場合、範囲情報として、「画像の全て」が保持される。実施形態1では、範囲情報として「画像の全て」が保持されたものとして説明を行う。
A4015において、通信制御部3812は、画面等を介して情報表示端末3800の操作者によって選択された画像処理の範囲情報を保持する。
A4016において、表示制御部3811は、画面を介してユーザーより複数の画像処理のうちから選択された画像処理の実行指示の受け付けを待機する。表示制御部3811は、実施形態1において、表示制御部3811は、画面を介してユーザーより複数の画像処理のうちから霧補正の実行指示を受け付けたものとして説明を行う。
ユーザーによる画像処理の実行指示がされた場合、A4017において、通信制御部3812は、サーバ3700に画像処理の実行指示を送信する。実施形態1において、通信制御部3812は、サーバ3700に画像について霧補正の実行指示を送信する。
A4018において、通信制御部3812は、サーバ3700で処理された結果の画像の受信を待機する。通信制御部3812は、画像を受信すると、処理をA4019に進める。実施形態1において、通信制御部3812は、サーバ3700で処理された霧補正後の画像を受信する。
A4019において、表示制御部3811は、サーバ3700から取得した情報を画面に表示する。実施形態1において、表示制御部3811は、サーバ3700から取得した霧補正後の画像を画面に表示する。
なお、本実施形態では、情報表示端末3800上のビューアであるPC Browser(PCアプリ)から、サーバ3700内の外部動画プレーヤを制御する。ここで、外部動画プレーヤの例としては、例えば、VLC等のフリーソフトや、クラウドでの画像処理サービス、画像鮮明化サービス等が挙げられる。本実施形態のビューアのインストール時に、表示制御部3811は、外部動画プレーヤを併せてインストールするかを訪ねる。記憶制御部3813は、外部動画プレーヤをインストールする指示があった場合には、外部動画プレーヤのインストールを行う。外部動画プレーヤのインストール時又は起動直後に、表示制御部3811は、外部動画プレーヤを起動するボタンの案内、外部動画プレーヤ利用時の注意を表示する。表示制御部3811は、外部プレーヤ利用時の注意点として、「外部動画プレーヤのボタンを操作した場合、ビューアの表示状態とずれる可能性があること」と、「ビューアの表示状態とずれた場合、外部動画プレーヤを閉じた上で、再度ビューア上から外部動画プレーヤを起動させるとよいこと」等を表示してもよい。
クラウド上のシステムを用いる場合、記憶制御部3813は、クラウドの画像鮮明化サービスへ自動ログインするためのID等を記憶部3820に記憶する機能を持つように構成されてもよい。また、通信制御部3812は、情報を自動送出する機能、アップロードを行う機能、変換が完了したかを判定し変換完了したら自動的にダウンロードするか、ダウンロード可能になったこと知らせる機能を持つように構成されてもよい。さらに、表示制御部3811は、ダウンロードした映像を変換前の映像と同期させて再生する機能を備えるとよい。
さらに、表示制御部3811は、非推奨のビューアで再生する場合、専用のビューアで再生すると綺麗に再生できることを表示するように制御する。暗い映像を記録すると、専用のビューアで再生したときは補正されてきれいに表示されるが、例えばWindows(登録商標)等のOSに標準のプレーヤ等で再生すると再生した映像が暗いことがある。そこで、例えば、表示制御部3811は、非推奨のビューアで再生する場合、映像の上下の黒帯領域を設け、この黒帯領域に「この映像は専用ビューアで再生するときれいに再生されます」と表示するように制御する。このとき、表示制御部3811は、文字列とともに、ビューアをインストールできるURLを参照するコード(例えば、QRコード(登録商標))を併せて表示してもよい。他の形態として、表示制御部3811は、非推奨のビューアで再生する場合、映像の序盤に、「この映像は専用ビューアで再生するときれいに再生されます」の文字列を表示してもよいし、ビューアをインストールできるURLを参照するコード(例えば、QRコード(登録商標))を表示してもよい。
[情報処理の詳細]
続いて、前述した情報処理の詳細について説明する。
図12は、実施形態1の表示制御部3811が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。表示制御部3811は、サーバ3700内の情報をビューア4100に表示するよう制御する。ビューア4100は、各種機能の呼び出し及び情報を表示できるように構成される。より具体的に説明すると、ビューア4100は、ファイルボタン4101と、表示ボタン4102と、再生ボタン4103と、ツールボタン4104と、インフォメーションボタン4105と、を含み、これらのボタンにより様々な機能の呼び出し及び参照が可能となる。また、ビューア4100は、映像表示領域4110と、加速度グラフ表示領域4120と、地図画像表示領域4130と、日時表示領域4150と、車両状態表示領域4160と、速度グラフ表示領域4170と、を含み、これらの領域により再生中の画像及び画像に関する情報を参照することができる。さらに、ビューア4100は、映像表示領域4110と、霧補正ボタン4140と、HDRボタン4141と、鮮明化ボタン4142と、その他処理ボタン4143と、一部処理ボタン4144と、ストリーム表示ボタン4145と、操作ボタン4146と、プレイリスト表示領域4180と、を含み、これらのボタンの操作に応じて、表示制御部3811は、サーバ3700に画像処理及び画像の再生等を要求する。すなわち、ビューア4100は、ユーザーの複数の操作指示を受け付け可能に構成される。このとき、複数の操作指示のそれぞれは、画像に関する異なる処理結果の表示を指示するものである。
ファイルボタン4101は、様々なファイルの操作に関する処理を実行可能に構成されている。より具体的に説明すると、ファイルボタン4101が選択されと、表示制御部3811は、「ファイルの参照」、「上書き保存」、「名前を付けて保存」等のファイルに関する処理をプルダウン形式で画面に表示し、何れかのファイルに関する処理が選択されることにより、選択された処理の実行を制御部3810等に要求する。
表示ボタン4102は、様々な映像表示領域4110の表示に関する処理を実行可能にする。より具体的に説明すると、表示ボタン4102が選択されると、表示制御部3811は、「並べて表示」、「一列に表示」、「最小化」等の表示に関する処理をプルダウン形式で表示し、何れかの表示に関する処理が選択されることにより、選択された処理を実行する。
再生ボタン4103は、様々な映像の再生に関する処理を実行可能にする。より具体的に説明すると、再生ボタン4103が選択されると、表示制御部3811は、「次のプレイリストを再生」、「前のプレイリストを再生」、「次の画像処理から再生」、「前の画像処理から再生」等の再生に関する処理をプルダウン形式で表示し、何れかの表示に関する処理が選択されることにより、選択された処理を実行する。
ツールボタン4104は、様々な機能を呼び出すことができる。より具体的に説明すると、ツールボタン4104が選択されると、表示制御部3811は、「マクロ」、「ユーザー設定」等のプルダウン形式を表示し、何れかの処理が選択されることにより、選択された処理の実行を制御部3810等に要求する。
インフォメーションボタン4105は、様々な情報を参照することができる。より具体的に説明すると、ツールボタン4104が選択されると、表示制御部3811は、「バージョン情報」等の情報に関するボタンをプルダウン形式で表示し、何れかのボタンを選択することにより、選択された情報をユーザーが参照可能に表示する。
映像表示領域4110は、撮影装置3100、撮影装置3200で撮影された画像及び画像処理部3711で処理された画像が表示される領域である。また、映像表示領域4110は、ユーザーの指示により任意に表示形式を変更されるようにすることができる。より具体的に説明すると、映像表示領域4110には、ユーザーの指示に基づいて異なる方法による画像処理後の複数の画像を並べて表示されてもよいし、画像処理後の画像と画像処理前の画像とを並べて表示されてもよい。さらに、映像表示領域4110には、加速度グラフ表示領域4120等の任意の情報が表示されてもよい。
加速度グラフ表示領域4120は、映像を撮影した車両の加速度が三次元で表示される領域である。加速度グラフ表示領域4120には、奥行き方向にX軸、横方向にY軸、縦方向にZ軸が形成される。ここで、X軸は車両の前方及び後方についての加速度を示す軸であり、Y軸は車両の横方向についての加速度を示す軸であり、Z軸は車両の垂直方向についての加速度を示す軸である。車両の前方に対する加速度(正の加速度)は、X軸の上方向のグラフとなり、車両の後方に対する加速度(負の加速度)は、X軸の下方向のグラフとなる。車両に向かって右方向に対する加速度は、Y軸の上方向のグラフとなり、車両に向かって左方向に対する加速度は、Y軸の下方向のグラフとなる。車両の上方向に対する加速度は、Z軸においては左方向のグラフとなり、車両の下方向に対する加速度は、Z軸においては右方向のグラフとなる。
地図画像表示領域4130は、映像表示領域4110に表示されている映像の撮影場所近傍の地図の画像が表示される領域である。車両の位置を表すデータを情報表示端末3800からネットワーク3900上に存在する不図示の地図サーバに送信し、この地図サーバから車両の位置近傍の地図を表すデータを情報表示端末3800に送信することにより、地図画像表示領域4130に地図の画像が表示される。このとき、地図画像表示領域4130上には、現在地アイコン4131が表示される。
ビューア4100には、霧補正ボタン4140が含まれる。霧補正ボタン4140が選択されることにより、画像処理部3711は、映像表示領域4110に表示されている画像について、霧補正を行う。より具体的に説明すると、霧補正ボタン4140が選択されることにより、情報表示端末3800の通信制御部3812は、サーバ3700に画像を霧除去処理するよう指示する。指示を受け取ったサーバ3700は、画像処理部3711により、画像を霧除去処理する。サーバ3700の通信制御部3712は、霧除去処理がされた画像を情報表示端末3800に送信する。表示制御部3811は、霧除去処理がされた画像を含む映像表示領域4110を表示するよう制御する。言い換えると、PC Browser(PCアプリ)にてボタンを選択することにより映像補正をすることができる。また、このとき、画像処理部3711は、霧補正が行われている状態で、霧補正ボタン4140が再び操作された場合、霧補正を解除するように制御することができる。
なお、表示制御部3811は、霧補正ボタン4140の選択回数又は選択時間に応じて霧補正の度合いを調整して表示するよう制御することも可能である。より具体的に説明すると、表示制御部3811は、霧補正ボタン4140が押された回数に応じて霧補正の度合いを強めて表示するように制御したり、霧補正ボタン4140が押された時間に応じて霧補正の度合いを強めて表示するように制御したりする。つまり、表示制御部3811は、ユーザーによって選択された霧補正ボタン4140に対する操作指示を受け取り、操作指示に対応する、画像に関する処理結果の表示の指示を受け付け、画像に関する処理結果を含む映像表示領域4110を表示するよう制御する。霧補正ボタン4140は、オブジェクトの一例である。また、霧補正ボタン4140を選択する操作は、オブジェクトの操作の一例である。
ビューア4100には、HDR(High Dynamic Range)ボタン4141が含まれる。画像処理部3711は、HDRボタン4141が選択されることにより、映像表示領域4110に表示されている画像について、HDR処理を行う。ここで、HDR処理は、明るさを変えた複数の写真を合成することで、白飛びや黒つぶれのないように表現する処理のことである。より具体的に説明すると、HDRボタン4141が選択されることにより、情報表示端末3800の通信制御部3812は、サーバ3700に画像をHDR処理するよう指示する。指示を受け取ったサーバ3700は、画像処理部3711により、明るさを変えた複数の写真を合成してHDR処理をする。サーバ3700の通信制御部3712は、HDR処理がされた画像を情報表示端末3800に送信する。表示制御部3811は、HDR処理がされた画像を含む映像表示領域4110を表示するよう制御する。
また、表示制御部3811は、ユーザーによって選択されたボタンに対応する、画像に関する処理結果の表示の指示を受け付け、画像に関する処理結果を含む画面を表示するよう制御する。より具体的に説明すると、画像処理部3711は、霧補正ボタン4140の選択により霧補正の実行指示を受け付け、HDRボタン4141の選択によりHDR処理の実行指示を受け付け、処理結果を映像表示領域4110に表示するように制御する。ここで、霧補正ボタン4140とHDRボタン4141のように、画像処理に関するボタンは、画像に関する異なる処理結果ごとに異なる。霧補正ボタン4140、HDRボタン4141は、オブジェクトの例である。これにより、ボタンに対応する任意の画像処理をユーザーの選択によって実行することができる。また、表示制御部3811は、複数のボタンを表示する場合、これらを同時に表示しないように制御することができる。より具体的に説明すると、表示制御部3811は、霧補正ボタン4140とHDRボタン4141を同時に表示しないように制御することができる。
さらに、このとき、表示制御部3811は、画面を介して霧補正ボタン4140とHDRボタン4141とが選択された場合、霧補正ボタン4140に対応する、画像に関する第1の処理結果の表示の指示と、HDRボタン4141に対応する、画像に関する第2の処理結果の表示の指示と、を受け付け、画像に関する第1の処理結果と、画像に関する第2の処理結果とを含む画面を表示するよう制御するようにしてもよい。より具体的に説明すると、表示制御部3811は、ビューア4100を介して霧補正ボタン4140とHDRボタン4141とが選択された場合、霧補正ボタン4140に対応する、画像に関する霧補正の処理結果の表示の指示と、HDRボタン4141に対応する、画像に関するHDR処理の処理結果の表示の指示と、を受け付け、画像に関する霧補正の処理結果と、画像に関するHDR処理の処理結果とを含む画面を表示するよう制御する。これにより、任意の画像処理を複数同時に実行することができる。霧補正ボタン4140は、第1のオブジェクトの一例である。HDRボタン4141は、第2のオブジェクトの一例である。
ビューア4100には、鮮明化ボタン4142が含まれる。画像処理部3711は、鮮明化ボタン4142が選択されることにより、映像表示領域4110に表示されている映像について、鮮明化処理を行う。より具体的に説明すると、鮮明化ボタン4142が選択されることにより、情報表示端末3800の通信制御部3812は、サーバ3700に鮮明化処理を行うよう指示をする。指示を受け取ったサーバ3700は、画像処理部3711により、画像を鮮明化処理する。サーバ3700の通信制御部3712は、鮮明化処理を行った画像を情報表示端末3800に送信する。表示制御部3811は、鮮明化処理がされた画像を含む映像表示領域4110を表示するよう制御する。
ビューア4100には、その他処理ボタン4143が含まれる。表示制御部3811は、その他処理ボタン4143が選択されることにより、様々な画像処理のオプションをビューア4100に表示するよう制御する。ここで、画像処理のオプションは、例えば、後述する画像処理調整領域6290等が挙げられる。この画像処理のオプションが選択されることにより、情報表示端末3800の通信制御部3812は、サーバ3700に画像処理を行うよう指示をする。指示を受け取ったサーバ3700は、画像処理部3711により、画像処理する。サーバ3700の通信制御部3712は、画像処理を行った画像を情報表示端末3800に送信する。表示制御部3811は、画像処理がされた画像を含む映像表示領域4110を表示するよう制御する。
ビューア4100には、一部処理ボタン4144が含まれる。表示制御部3811は、一部処理ボタン4144が選択されることにより、映像表示領域4110のうち一部を選択できるように表示を制御する。この画像処理のオプションが選択されることにより、情報表示端末3800の通信制御部3812は、サーバ3700に画像の一部について画像処理を行うよう指示をする。指示を受け取ったサーバ3700は、画像処理部3711により、画像の一部について画像処理する。サーバ3700の通信制御部3712は、画像処理を行った画像を情報表示端末3800に送信する。表示制御部3811は、一部について画像処理がされた画像を含む映像表示領域4110を表示するよう制御する。ここで、表示制御部3811は、画像処理前の画像と画像処理後の画像とを用いて、その一部について、画像処理が行われた画像を含む映像表示領域4110に表示するように制御してもよい。なお、一部処理を行うための方法は、別の態様であってもよい。例えば、表示制御部3811は、映像表示領域4110に対して、補正対象範囲の指定を受け付ける。表示制御部3811は、範囲登録チェックボックスをさらに設ける。表示制御部3811は、範囲登録チェックボックスにチェックを入れた状態で補正ボタンが押された状態の間、指定された範囲を補正対象範囲にするというようにしてもよい。このとき、表示制御部3811は、範囲としては補正がかかった状態のまま、一時的に補正を外すボタンを設けてもよい。
ビューア4100には、ストリーム表示ボタン4145が含まれる。表示制御部3811は、ストリーム表示ボタン4145が選択されることにより、映像表示領域4110に複数の画像を並べて表示するように制御する。
ビューア4100に表示される各ボタンは、他の態様でもよい。例えば、ビューア4100に表示される各ボタンは、プッシュボタンの代わりにラジオボタン、チェックボックス、トグルボタン等を用いてもよい。また、例えば、各ボタンをビューア4100に表示されるソフトボタンとして説明したが、ビューア4100以外の場所に設けてもよく、物理スイッチ等、物理ボタンでもよい。
日時表示領域4150は、映像表示領域4110に表示されている映像の記録日時が表示される領域である。また、ここで、日時表示領域4150は、現在の日時を表示するように構成されてもよい。
車両状態表示領域4160は、映像の記録時における車両の速度等の情報が表示される領域である。車両状態表示領域4160には、映像表示領域4110に表示されている映像を記録した撮影装置3100、3200が取り付けられている車両の状態等を表示する。
速度グラフ表示領域4170は、車両の速度がグラフ化して表示される領域である。また、ここで、速度グラフ表示領域4170には、速度の他に加速度がグラフ化して表示されてもよい。
プレイリスト表示領域4180は、保存してある動画データの情報が表示される領域である。表示制御部3811は、プレイリスト表示領域4180内の動画データの情報が選択されることにより、サーバ3700内の動画データにアクセスし、映像表示領域4110に表示する。このとき、動画データは、サーバ3700内の他に、情報表示端末3800内に記憶されてもよいし、外部記憶装置に記憶されてもよい。
図13は、実施形態1の表示制御部3811が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。表示制御部3811は、サーバ3700内で処理された情報をビューア4200に表示するよう制御する。実施形態1におけるビューア4200の映像表示領域4210は、図12の映像表示領域4110について、霧補正ボタン4140が選択されることにより霧補正が行われた画像である。すなわち、映像表示領域4210には、画像処理後の画像が含まれる。このとき、霧補正ボタン4240は、選択されたことがわかるように、他のボタンと色が変わって表示されている。さらに、このとき、記憶制御部3813は、撮影装置3100で撮影された画像を記憶領域に記憶する。これにより、情報表示端末3800は、映像表示領域4210には、画像処理後の画像表示しながら、記憶部3820には、画像処理前の画像を記憶できる。
実施形態1では、記憶制御部3813が画像処理前の画像を記憶するように制御をし、表示制御部3811が画像処理後の画像を表示するように制御をする例について述べたが、画像処理後の画像を用いて、画像処理前の画像を再現して表示するようにしてもよい。より具体的に説明すると、記憶制御部3713は、画像処理後の画像と画像に対して実行された画像処理とについて、記憶部3720に記憶するように制御する。次に、画像処理部3711は、画像処理後の画像に関して、実行された画像処理の情報を基に、画像処理前の画像を再現するように制御する。その後、表示制御部3811は、この再現された画像処理前の画像を表示するように制御する。また、このとき、表示制御部3811は、映像表示領域4210に表示される画像がどのデータであるかを表示してもよい。より具体的に説明すると、表示制御部3811は、表示しているデータが、元のデータであるか、画像処理後のデータであるか、画像処理後のデータから画像処理前のデータに再現したデータであるかを表示するようにしてもよい。
[変形例1]
実施形態1の変形例1を説明する。
図14は、実施形態1の変形例1の表示制御部3811が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。変形例1におけるビューア4300の映像表示領域4310は、映像表示領域4310のうち一部について、霧補正がされた霧補正領域4311と、霧補正領域4311と異なる領域について鮮明化処理がされた鮮明化領域4313と、を含む。このように、変形例1の霧補正ボタン4340に関連する画像処理と鮮明化ボタン4342に関連する画像処理とでは、画像における画像処理の対象とする領域が異なるように構成される。霧補正ボタン4340は、第1のオブジェクトの一例である。鮮明化ボタン4342は、第2のオブジェクトの一例である。変形例1の情報表示端末3800は、異なる領域に対して、任意の画像処理を実行させることができる。
例えば、ユーザーは、映像表示領域4110において所定の領域(霧補正領域4311に対応する領域)を選択し、霧補正ボタン4340を選択する。また、ユーザーは、映像表示領域4110において所定の領域(鮮明化領域4313に対応する領域)を選択し、鮮明化ボタン4342を選択する。このような選択を行うことによって、図14に示されるような画面を表示させることができる。
また、表示制御部3811は、各処理領域に、処理内容を表示させることで、どの領域にどのような処理がなされたか表示することができる。すなわち、表示制御部3811は、霧補正領域4311に、処理内容表示部4312を表示させることで、霧補正領域4311が霧補正を行ったことがわかるように表示することができる。また、表示制御部3811は、鮮明化領域4313に、処理内容表示部4314を表示させることで鮮明化処理を行ったことがわかるように表示することができる。さらに、表示制御部3811は、霧補正ボタン4340と鮮明化ボタン4342と一部処理ボタン4344について、色を変更することで、これらの処理が実行されていることを表示することができる。
変形例1の例では、異なる領域に対する画像処理の例として、霧補正と鮮明化とを例に説明を行ったがこれに限定されるものではなく、他の画像処理であってもよい。また、同じ画像処理(例えば、霧補正)であっても程度の異なる処理を異なる領域に対して実行可能にするようにしてもよい。
[変形例2]
実施形態1の変形例2を説明する。
図15は、実施形態1の変形例2の表示制御部3811が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。変形例2におけるビューア4400に表示されているオブジェクトは、晴補正ボタン4440と、曇補正ボタン4441と、雨補正ボタン4442と、霧補正ボタン4443と、である。晴補正ボタン4440と、曇補正ボタン4441と、雨補正ボタン4442と、霧補正ボタン4443と、はそれぞれ天候に関する画像処理に関連するオブジェクトの例である。変形例2においては、ビューアで天候情報をつかって、晴れと雨と霧で異なった画像補正をかける。
表示制御部3811は、各ボタンの選択により、天候に対応したガンマ補正、色補正(色強調、色バランス)、エッジ強調等の画質補正の指示を受け付ける。例えば、表示制御部3811は、雨補正ボタン4442の選択により雨を消去するように、映像をガンマ補正、色補正(色強調、色バランス)、エッジ強調等する画像処理をサーバ3700の画像処理部3711に要求する。また、表示制御部3811は、霧補正ボタン4443の選択により、霧を透明化して霧の向こう側を見えるようにするように、映像をガンマ補正、色補正(色強調、色バランス)、エッジ強調等する画像処理をサーバ3700の画像処理部3711に要求する。また、表示制御部3811は、これらのボタン名として、吹雪を消す操作ボタン、霧を透明化して霧の向こう側を見えるようにするボタン、雨を消去するボタン等、映像により目的のあった映像補正をするボタン名を表示してもよい。さらに、表示制御部3811は、ビューア4400に、「晴」、「曇」、「雨」、「霧」の他にも、「快晴」、「薄曇」、「煙霧」、「砂塵嵐」、「地吹雪」、「霧雨」、「みぞれ」、「雪」、「あられ」、「ひょう」、「雷」等に関するオブジェクトを新たに設けたり、又は代わりに設けたりしてもよい。なお、天候毎に各オブジェクトを設ける代わりに、これらの天候を自動で検知して自動で補正を行う、オールマイティーの自動補正を行ってもよい。オールマイティーの自動補正を可能に構成する場合、表示制御部3811は、映像補正をする/しないボタンを画面上に表示する。表示制御部3811は、もし、オールマイティーの自動補正に限界があと判断した場合、何かしらの状態作り出す。例えば、表示制御部3811は、別の補正手段を表示する。これらにより、天候に対応させて適切な画像処理を行えるようにすることができる。
[変形例3]
実施形態1の変形例3を説明する。
図16は、実施形態1の変形例3の表示制御部3811が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。変形例3におけるビューア4500の映像表示領域4510には、天候が霧の路面を走行する車両3400の撮影装置3100により撮影された画像が映し出されている。
このとき、表示制御部3811は、霧補正ボタン4540を適切な補正方法として強調して表示するよう制御する。すなわち表示制御部3811は、画像の状態に基づいて画面に表示するボタンを変更する。これにより、画像内の情報に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。ボタンの変更の一態様として、表示制御部3811は、ボタンを新たに表示させることができる。また、ボタンの変更の別の態様として、ボタンの輪郭を強調することができる。さらに、ボタンの変更のさらに別の態様として、表示制御部3811ボタンを光らせて表示することができる。例えば、車両3400が街の中又は森の中を走行する場合、走行する場所及び/又は向きによって明るさが変わるため、表示制御部3811は、これに応じて、明るさ補正ボタンを新たに表示させたり、明るさ補正ボタンの輪郭を強調したり、明るさ補正ボタンを光らせて表示させたりするように制御するようにしてもよい。
[変形例4]
実施形態1の変形例4を説明する。
図17は、実施形態1の変形例4の表示制御部3811が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。変形例4におけるビューア4600の映像表示領域4610には、トンネルに入る直前の車両3400の撮影装置3100によって撮影された画像が映し出されている。このとき、地図画像表示領域4630中の現在地アイコン4631は、車両3400がトンネルに入る直前であることを示している。
情報表示端末3800の通信制御部3812は、ネットワーク3900を介して、車両3400の位置情報に関連する道路ネットワーク情報を不図示の地図サーバから取得する。そして、表示制御部3811は、トンネル内での画像処理に適したトンネル補正ボタン4640を表示するよう制御する。すなわち、表示制御部3811は、道路ネットワーク情報に基づいて画像に対する画像処理を示唆するボタンを画面に表示するよう制御する。ここで、トンネル補正ボタン4640が選択されることにより、画像処理部3711は、トンネル位置について自動で適切な種類の補正をする。具体的には、トンネル補正ボタン4640が選択されることにより、画像処理部3711は、トンネルの暗さを補正するように明るさを調整したり、トンネルに設けられた照明の影響を低減したり、前方車両の灯火器による影響を低減したりするように画像処理を行う。よって、道路ネットワーク情報に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。また、ここで、道路ネットワーク情報は、道路状況に関する情報であり、より具体的に説明すると、トンネルの位置情報の他に、規制速度情報、道路の幅情報、平日の12時間交通量情報、旅行速度情報(ある区間について、区間の距離を走行に要した時間で割ったもので、所要時間には、信号や渋滞等による停止も含む速度)、車線数情報等を含む情報である。
[変形例5]
実施形態1の変形例5を説明する。
図18は、実施形態1の変形例5の表示制御部3811が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。変形例5のセンサー部3017は、車両3400の加速度情報を計測する。すなわち、変形例5の車両情報には、センサー部3017で計測された加速度情報が含まれる。変形例5におけるビューア4700の映像表示領域4710には、急加速している車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。このとき、加速度グラフ表示領域4720は、X軸の上方向に大きな傾きが見られるグラフとなっており、速度グラフ表示領域4770は、速度が急上昇しているグラフとなっている。また、このとき、ビューア4700には、「1G以上検出」のような加速度表示部4721が設けられてもよい。
表示制御部3811は、車両3400が加速する時の画像処理に適した加速補正ボタン4740を表示するように制御する。すなわち、表示制御部3811は、撮影装置3100を有する車両3400の加速度を検出するセンサー部3017の情報に基づいて加速補正ボタン画面に表示するよう制御する。ここで、加速補正ボタン4740が選択されると、急加速に伴う画面の揺れ及び/又は視界不良等を補正する画像処理が行われる。これにより、移動体の加速度センサーの情報に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。撮影装置3100は、撮影部の一例である。車両3400は、移動体の一例である。センサー部3017は、加速度センサーの一例である。加速補正ボタンは、画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトの一例である。
また、表示制御部3811は、ユーザーによる1以上の加速度補正の設定を受け付ける。具体的には、表示制御部3811は、ユーザーによる加速度補正を行う数値の入力や加速度グラフ表示領域4720又は速度グラフ表示領域4770へのドラッグ等により1以上の加速度補正の設定を受け付ける。このとき、表示制御部3811は、加速度グラフ表示領域4720又は速度グラフ表示領域4770に補正の種類毎にその範囲に異なる色の帯を表示したり、ドラッグされた範囲を表示したり等する。
[変形例6]
実施形態1の変形例6を説明する。
図19は、実施形態1の変形例6の表示制御部3811が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。変形例6におけるビューア4800の映像表示領域4810には、車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。また、このとき、車両3400が走行する地図画像表示領域4830中の現在地アイコン4831は、地図上の車両3400の走行する場所を示している。
表示制御部3811は、ユーザー操作等に基づき地図画像表示領域4830上に処理領域4832を設定することができ、現在地アイコン4831がこの領域に入ったときに、霧補正ボタン4840を表示するように制御する。すなわち、表示制御部3811は、撮影装置3100を有する車両3400の位置情報に基づいて画像に対する画像処理を示唆するボタン等を画面に表示するよう制御する。これにより、車両3400の位置情報に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。
なお、処理領域4832は、上述したように、ユーザー操作等に基づき、設定されてもよいし、自動で設定されてもよい。例えば、トンネルに入ったら画像を明るくする画像処理のボタンを表示すると設定されている場合、表示制御部3811は、車両3400の位置情報に基づき、車両3400がトンネル内に入ったと判定した場合、画像を明るくする画像処理のボタンを画面に表示するよう制御する。
[変形例7]
実施形態1の変形例7を説明する。
図20は、実施形態1の変形例7の表示制御部3811が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。変形例7におけるビューア4900の映像表示領域4910には、曇りのち雨が予想される道を車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。このとき、ビューア4900には、その道における天候情報4911が表示されるようにすることができる。本実施形態では、ビューア4900には、曇のち雨に関する天候情報4911が表示されている。
通信制御部3812は、車両3400の位置情報と、撮影装置3100で撮影された画像に含まれる日時情報と、に基づき、不図示の天候情報提供サーバから、車両3400が通ったルートの天候情報を取得する。そして、表示制御部3811は、車両3400の位置情報と、位置情報に対応する天候情報と、に基づいて、画像処理を示唆するボタンを表示するよう制御する。すなわち、表示制御部3811は、撮影装置3100を有する車両3400の位置情報と画像が撮影された日時の天候情報とに基づいて画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを画面に表示するよう制御する。変形例7においては、ビューアで記録された時間帯に応じた画像補正をかけることができる。例えば、画像処理部3711は、通信制御部3812からの指示と天気情報4911に基づいて、朝と夜と夕方とで異なった画像補正をかけることができる。
変形例7の例では、表示制御部3811は、車両3400の位置情報と、天候情報と、に基づいて、ビューア4900に、雨補正ボタン4941を表示するように制御している。ここで、雨補正ボタン4941が選択されると、雨雲による暗さ及び雨による視界不良等を補正する画像処理が実行される。これにより、車両3400の位置情報とその位置での日時の天候情報に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。ここで、天候情報は、曇、雨の他にも、晴、快晴、薄曇、煙霧、砂塵嵐、地吹雪、霧雨、みぞれ、霧、雪、あられ、ひょう、雷を含む情報である。
[変形例8]
実施形態1の変形例8を説明する。
図21は、実施形態1の変形例8の表示制御部3811が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。変形例8におけるビューア5000の映像表示領域5010には、交差点に差し掛かる車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。このとき、地図画像表示領域5030中の現在地アイコン5031は、車両3400が交差点に差し掛かることを示している。速度グラフ表示領域5070は、車両3400が交差点に差し掛かるにあたって、車両3400が減速している様子を示している。
表示制御部3811は、車両3400の減速に応じてブレーキ補正ボタン5040を表示するように制御する。すなわち、表示制御部3811は、撮影装置3100を有する車両3400の操作情報に基づいて画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを画面に表示するよう制御する。ここで、ブレーキ補正ボタン5040が選択されることにより、減速による視界のブレが低減されたり、ブレーキランプによる映像表示領域5010への影響が低減されたりすることができる。これにより、車両3400の操作情報に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。ここで、車両3400の操作情報は、車両情報のうち、操作に係る情報である。また、車両情報は、ブレーキの他に、ウィンカーの操作、バック、その他OBD(On-board diagnostics)により取得できる情報を含む。
[変形例9]
実施形態1の変形例9を説明する。
図22は、実施形態1の変形例9の表示制御部3811が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。変形例9におけるビューア5100の映像表示領域5110には、車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。このとき、日時表示領域5150には、日時に関する情報が表示される。図22の例では、時刻が夜であることを示している。
表示制御部3811は、画像の属性情報である日時情報に基づいて夜補正ボタン5140を表示するように制御する。すなわち、表示制御部3811は、画像が撮影された日時に基づいて画像に対する画像処理を示唆するボタンを画面に表示するよう制御する。ここで、夜補正ボタン5140が選択されることにより、夜の暗さを明るく補正して周りに何があるかを表示できるようにする。これにより、画像が撮影された日時に基づいて適切な画像処理を行えるようにすることができる。
ここで、夜補正ボタンは、日時に基づいて画像に対する画像処理を示唆するボタンの一例であり、例えば、夕焼けによる明るさを補正して視界を明確にするためのボタン等であってもよい。
なお、上記変形例3から変形例9までの補正を組み合わせた自動補正を実行するように構成されてもよい。変形例3から変形例9までの補正の組み合わせはOR条件で設定されてもよいし、AND条件で設定されてもよい。
[変形例10]
実施形態1の変形例10を説明する。
図23は、実施形態1の変形例10の表示制御部3811が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。変形例10におけるビューア5200の映像表示領域5210には、天候が霧の路面を走行する車両3400の撮影装置3100により撮影された画像が映し出されている。また、映像表示領域5210の一部である霧補正領域5211には、霧補正がされた結果が表示されている。すなわち、霧補正領域5221には、撮影装置3100で撮影された画像の一部に対して行われた画像処理の結果が表示されている。霧補正領域5221に対する画像処理の実行が指示された場合、画像処理部3711は、撮影装置3100で撮影された画像の一部に対して画像処理を実行する。また、霧補正領域5211は、画像処理を行う前にユーザー操作等に応じて設定された領域である。つまり、画像の一部とは、撮影装置3100で撮影された画像の全領域のうち設定された領域である。
より具体的に説明すると、表示制御部3811は、一部処置ボタン5245が選択され、画面上において範囲を指定すること等によって、画像処理の範囲を設定する。次に、表示制御部3811は、霧補正ボタン5240が選択されると、設定した範囲が、霧補正が行われる霧補正領域5211であることを決定する。すると、情報表示端末3800の通信制御部3812は、ネットワーク3900を介してサーバ3700に霧補正領域5211について霧補正を行うよう要求する。要求を受け取ると、画像処理部3711は、霧補正領域5211について霧補正を実行する。通信制御部3812は、霧補正領域5211について霧補正された結果を取得する。表示制御部3811は、霧補正領域5211について画像処理をした結果を表示する。これにより、撮影された画像の一部に対して画像処理を行うことができる。また、これにより、画像処理を行う領域を設定することができる。
[変形例11]
実施形態1の変形例11を説明する。
図24は、実施形態1の変形例11の表示制御部3811が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。変形例11におけるビューア5300の映像表示領域5310には、一例として夜中に車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。また、映像表示領域5310の一部である夜補正領域5311には、夜補正がされた結果が表示されている。さらに、日時表示領域5350は、時刻が夜であることが示されている。日時表示領域5350が夜である場合に、夜補正領域5311には、夜補正がされた結果が表示される。すなわち、画像に対する画像処理は、撮影装置3100で撮影された画像の一部に対する画像処理であり、画像の一部とは、撮影装置3100で撮影された画像のうち設定された時間帯に撮影された画像である。
表示制御部3811は、一部処置ボタン5345への操作及び画像の日時情報に基づいて、画像処理の範囲を設定する。次に、表示制御部3811は、夜補正ボタン5340への操作に基づいて、その範囲が夜の時刻に補正が行われる夜補正領域5311であることを決定する。さらに、通信制御部3812は、ネットワーク3900を介してサーバ3700に夜補正領域5311について画像処理をするよう指示をする。次に、画像処理部3711は、夜補正領域5311について画像処理を実行する。さらに、通信制御部3812は、夜補正領域5311について画像処理をした結果を取得する。最後に、表示制御部3811は、夜補正領域5311について画像処理をした結果を表示する。これにより、設定された時間帯に撮影された画像の一部の領域に対して適切に画像処理を行えるようにすることができる。
変形例11では、一部処置ボタン5345及び夜補正ボタン5340を例に説明を行ったが、表示制御部3811は、ビューア5300に時間帯を入力する手段を設け、この手段を介して入力された時間帯に撮影された画像に対して、設定された画像処理を実行するよう指示するようにしてもよい。
[変形例12]
実施形態1の変形例12を説明する。
図25は、実施形態1の変形例12の表示制御部3811が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。変形例12の位置情報取得部3020は、車両3400の位置情報を取得する。すなわち、変形例12のその他の情報には、位置情報取得部3020が取得した位置情報が含まれる。変形例12におけるビューア5400の映像表示領域5410には、車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。また、映像表示領域5410の一部である霧補正領域5411には、霧補正がされた結果が表示されている。さらに、地図画像表示領域5430中の現在地アイコン5431は、地図上の車両3400の走行する場所を示している。また、地図画像表示領域5430には、処理領域5432が表示されている。この処理領域5432内に現在地アイコン5431がある場合に、霧補正領域5411には、霧補正がされた結果が表示される。すなわち、画像に対する画像処理は、撮影装置3100で撮影された画像の一部に対する画像処理であり、画像の一部とは、撮影装置3100を有する車両3400の位置情報が、設定された範囲内で撮影された画像である。
まず、表示制御部3811は、一部処置ボタン5445への操作及び位置情報に基づいて、画像処理の範囲を設定する。次に、霧補正ボタン5440の操作に基づいて、その範囲が所定の位置に霧補正が行われる霧補正領域5411であることを決定する。さらに、通信制御部3812は、ネットワーク3900を介してサーバ3700に霧補正領域5411について画像処理をするよう指示をする。次に、画像処理部3711は、霧補正領域5411について画像処理を実行する。さらに、通信制御部3812は、霧補正領域5411について画像処理をした結果を取得する。最後に、表示制御部3811は、霧補正領域5411について画像処理をした結果を表示する。これにより、設定された位置を移動する車両3400が撮影した画像の一部の領域に対して適切に画像処理を行えるようにすることができる。
変形例12では、一部処置ボタン5445及び霧補正ボタン5440を例に説明を行ったが、表示制御部3811は、ビューア5300に緯度情報及び経度情報を入力する手段を設け、この手段を介して入力された緯度及び経度で撮像された画像に対して、設定された画像処理を実行するよう指示するようにしてもよい。
なお、位置情報の入力は緯度情報及び経度情報に限られず、表示制御部3811は、ビューア5300に表示された地図上でユーザーが選択した範囲内の位置において撮像された画像に対して、設定された画像処理を実行するよう指示するようにしてもよい。
また、表示制御部3811は、ビューア5300にユーザーの車の履歴ルート情報を表示し、表示した履歴ルート上においてユーザーが選択した範囲内の位置において撮像された画像に対して、設定された画像処理を実行するよう指示するようにしてもよい。
[変形例13]
実施形態1の変形例13を説明する。
図26は、実施形態1の変形例13の表示制御部3811が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。変形例13におけるビューア5500の映像表示領域5510には、曇りのち雨が予想される道を車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。また、映像表示領域5510の一部である曇補正領域5511には、曇補正がされた結果が表示されている。さらに、ビューア5500には、その道における天候情報5512を表示されるようにすることができる。ここで、ビューア5500には、曇のち雨に関する天候情報5512が表示されている。この再生している画像の日時の天候が曇である場合に、曇補正領域5511には、曇補正がされた結果が表示される。すなわち、画像に対する画像処理は、撮影装置3100で撮影された画像の一部に対する画像処理であり、画像の一部とは、撮影装置3100を有する車両3400の位置における画像が撮影された日時の天候情報が設定された天気を示す画像である。
まず、情報表示端末3800の通信制御部3812は、車両3400の位置情報と、撮影装置3100で撮影された画像に含まれる日時情報と、に基づき、不図示の天候情報提供サーバから、車両3400が通ったルートの天候情報を取得する。次に、表示制御部3811は、一部処置ボタン5545への操作、時刻情報、天候情報等に基づいて、画像処理の範囲を設定する。さらに、曇補正ボタン5540の操作に基づいて、その範囲が所定の位置に曇補正が行われる曇補正領域5511であることを決定する。さらに、通信制御部3812は、ネットワーク3900を介してサーバ3700に曇補正領域5511について画像処理をするよう指示をする。次に、画像処理部3711は、曇補正領域5511について画像処理を実行する。さらに、通信制御部3812は、曇補正領域5511について画像処理をした結果を取得する。最後に、表示制御部3811は、曇補正領域5511について画像処理をした結果を表示する。これにより、車両3400の位置における天候に基づいて撮影した画像の一部の領域に対して適切に画像処理を行えるようにすることができる。ここで、天候情報は、曇、雨の他にも、晴、快晴、薄曇、煙霧、砂塵嵐、地吹雪、霧雨、みぞれ、霧、雪、あられ、ひょう、雷を含む情報である。
[変形例14]
実施形態1の変形例14を説明する。
図27は、実施形態1の変形例14の表示制御部3811が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。変形例14のセンサー部3017は、車両3400の加速度情報を計測する。すなわち、変形例14の車両情報には、センサー部3017で計測された加速度情報が含まれる。変形例14におけるビューア5600の映像表示領域5610には、急加速している車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。このとき、加速度グラフ表示領域5620は、X軸の上方向に大きな傾きが見られるグラフとなっており、速度グラフ表示領域5670は、速度が急上昇しているグラフとなっている。また、このとき、ビューア5600には、「1G以上検出」のような加速度表示部5621が設けられてもよい。また、映像表示領域5610の一部である加速度補正領域5611には、加速度補正がされた結果が表示されている。さらに、車両3400の加速度センサーが1G以上を検出した場合に、加速度補正領域5611には、加速度補正がされた結果が表示される。すなわち、画像に対する画像処理は、撮影装置3100で撮影された画像の一部に対する画像処理であり、画像の一部とは、撮影装置3100を有する車両3400のセンサー情報が設定された閾値内の画像である。
まず、情報表示端末3800の通信制御部3812は、ネットワーク3900を介してサーバ3700から画像情報及び車両3400の加速度情報等を取得する。次に、表示制御部3811は、一部処置ボタン5645への操作、車両3400の加速度情報等に基づいて、画像処理の範囲を設定する。さらに、加速補正ボタン5640の操作に基づいて、その範囲が所定の位置に加速度補正が行われる加速度補正領域5611であることを決定する。次に、通信制御部3812は、ネットワーク3900を介してサーバ3700に加速度補正領域5611について画像処理をするよう指示をする。さらに、画像処理部3711は、加速度補正領域5611について画像処理を実行する。次に、通信制御部3812は、加速度補正領域5611について画像処理をした結果を取得する。最後に、表示制御部3811は、加速度補正領域5611について画像処理をした結果を表示する。これにより、車両3400のセンサー情報に基づいて撮影した画像の一部の領域に対して適切に画像処理を行えるようにすることができる。ここで、センサー情報は、車両3400の加速度の他に、車両3400の速度(車速)、エンジン回転数、エンジン負荷率、スロットル開度、点火時期、残り燃料の割合、インテークマニホールドの圧力、吸入空気量(MAF)、インジェクション開時間、エンジン冷却水の温度(冷却水温度)、エンジンに吸気される空気の温度(吸気温度)、車外の気温(外気温度)、燃料タンクの残り燃料の量(残燃料量)、燃料流量、瞬間燃費、アクセル開度、ウインカー情報(左右のウインカーの動作(オン/オフ))、ブレーキ開度、ハンドルの回転操舵角、ギヤポジション、及びドア開閉状態の情報等の情報を含む。
なお、上記変形例10から変形例14までの補正を組み合わせた自動補正を実行するように構成されてもよい。変形例10から変形例14までの補正の組み合わせは、OR条件で設定してもよいし、AND条件で設定されてもよい。
[変形例15]
実施形態1の変形例15を説明する。
図28は、実施形態1の変形例15の表示制御部3811が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。変形例15におけるビューア5700の映像表示領域5710には、車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。
表示制御部3811は、予めの設定から補正を掛ける範囲として自動霧補正領域5711を設定したり、ユーザーの操作から補正を掛ける範囲として手動霧補正領域5713を設定したりするように制御する。また、表示制御部3811は、自動霧補正領域5711に対して「自動処理」といった処理内容表示部5712の表示をし、手動霧補正領域5713に対して「手動処理」といった処理内容表示部5714の表示をするように制御する。すなわち、画面には、画像処理が行われる範囲が自動で選択されたか、手動で選択されたかの情報が含まれる。これにより、実行された画像処理の範囲が、手動でつけた範囲と自動的についた範囲が区別することができる。
[変形例16]
実施形態1の変形例16を説明する。
図29は、実施形態1の変形例16の表示制御部3811が表示する、画面の一例を示す図である。変形例16におけるビューア5800の映像表示領域5810には、画像処理前のオリジナル画像表示部5811と、画像処理後の処理1結果表示部5813と、画像処理後の処理2結果表示部5815と、画像処理後の処理3結果表示部5817とが、異なる複数のストリームとして表示しされている。それぞれの表示部には、車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。すなわち、画面には、撮影装置3100で撮影された画像と、1以上の画像処理後の画像と、が含まれる。
表示制御部3811は、ストリーム表示ボタン5845の選択により、複数の画像を表示するように制御する。また、ここで、表示制御部3811は、複数の画像を時間的に前後に並べてつなげて表示してもよい。さらに、ここで、表示制御部3811は、オリジナル画像表示部5811に対して「オリジナル」といったオリジナル表示部5812の表示をし、処理1結果表示部5813に対して「処理1」といった処理1内容表示部5814の表示をし、処理2結果表示部5815に対して「処理2」といった処理2内容表示部5816の表示をし、処理3結果表示部5817に対して「処理3」といった処理3内容表示部5818の表示をするように制御する。これにより、画像処理の前後を比較して表示することができる。
また、表示制御部3811は、オリジナル画像表示部5811、処理1結果表示部5813、処理2結果表示部5815及び処理3結果表示部5817を複数のストリームとして表示する。さらに、表示制御部3811は、オリジナル画像表示部5811、処理1結果表示部5813、処理2結果表示部5815及び処理3結果表示部5817を書き出し対象又は再生対象等として、それぞれ選択可能に表示する。このとき、表示制御部3811は、選択された表示部について、再生するように制御をしたり、画像ファイルとして出力するように制御したりすることができる。変形例16では、表示制御部3811は、候補映像ウインドウである処理1結果表示部5813、処理2結果表示部5815及び処理3結果表示部5817を複数開いて元映像ウインドウであるオリジナル画像表示部5811と時間的に同期して再生する。表示制御部3811は、ユーザーの選択ボタン等の操作により、その中から最もよいものの選択を受け付ける。記憶制御部3813は、選択結果と、元映像の情報との関係性と、を記憶部3820に記憶する。さらに、記憶制御部3813は、記憶した選択結果と、元映像の情報との関係性と、に基づいて、ユーザーの画像処理の傾向を学習モデルに機械学習させ、記憶部3820にその結果を記憶する。表示制御部3811は、機械学習の結果に基づいて、画像処理を調整する。すなわち、表示制御部3811は、1以上の画像処理後の画像の選択に関する学習情報に基づいて、画像処理のパラメータを調整する。これにより、選択された画像処理結果を学習し、以降の画像処理をより適切に行えるようにすることができる。また、表示制御部3811は、画像の一部に対して画像処理を行ってもよい。
[変形例17]
実施形態1の変形例17を説明する。
図30は、実施形態1の変形例17の表示制御部3811が表示する、画像処理後の画面の一例を示す図である。変形例17におけるビューア5900の映像表示領域5910には、車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。
表示制御部3811は、霧補正ボタン5940が選択されることにより、霧補正の画像処理結果を映像表示領域5910に表示をするように制御する。また、表示制御部3811は、映像表示領域5910に対して「霧補正中」といった処理内容表示部5911の表示をするように制御する。すなわち、画面には、撮影装置3100で撮影された画像に対してどのような画像処理を行ったかの情報が含まれる。これにより、どのような画像処理が行われたかを確認することができる。
[変形例18]
実施形態1の変形例18を説明する。
図31は、実施形態1の変形例18の表示制御部3811が表示する、画面の一例を示す図である。変形例18におけるビューア6000のプレイリスト表示領域6080には、記憶部3720又は記憶部3820内の録画情報が表示されている。
記憶制御部3813は、撮影装置3100で撮影された画像に対してどのような画像処理を行ったかの情報をログ情報として記憶部3820に記憶する。このとき、記憶制御部3813は、ログ情報について、撮影中に変化しないスタティック(静的)なものと、撮影中の映像状態等によって変化するダイナミック(動的)なものと、に分けて記録するように制御することができる。より具体的に説明すると、記憶制御部3813は、静的なものはファイルに対して1つ、動的なものは少なくともその変化点に1つ望ましくはすべてのフレーム等複数のフレームに渡って、記録するように制御する。また、変形例18において、霧除去処理を行って記録するか、行わずに記録するかのユーザーの選択に従った記録を行う機能を備え、ビューアでいずれが選択されていたかを判定可能な情報を記録する機能を備えてもよい。サーバ3700の記憶制御部3713は、記憶部3720に対して同様の処理を行うことができる。表示制御部3811は、これらのログ情報を異なるタイミングで読み込んで処理するように制御することができる。また、記憶制御部3813は、ドライブレコーダのイメージセンサーや後述するISPのパラメータ等の画質に関わるドライブレコーダのパラメータを、そのパラメータで撮影したドライブレコーダの映像データと関連付けて記録するように構成されてもよい。このとき、表示制御部3811は、ビューアやドライブレコーダでの再生時に、このパラメータを用いた再生を行うようにしてもよい。表示制御部3811は、このパラメータを用いた再生を行うときには、このパラメータを用いずに再生を行うかを切り替える機能を備えていてもよい。
また、このとき、表示制御部3811は、撮影装置3100で撮影された画像に対してどのような画像処理を行ったかの情報を表示することができる。すなわち、表示制御部3811は、プレイリスト6081のように、撮影装置3100で撮影された画像に対して、どのようなタイミングでどのような画像処理がされたかを表示するように制御する。これにより、どのような画像処理が行われたかを確認することができる。
さらに、プレイリスト6081の再生時、表示制御部3811は、画像処理前の画像を再生するか、ログ情報を基に画像処理後の画像を再生するかを選択できるように表示してもよい。さらに、このとき、表示制御部3811は、ログ情報に基づいて画像処理後の画像から画像処理前の画像に変換して画面に出力するように構成されてもよい。このとき、画像処理部3711は、記憶部3720内の画像処理に関するログ情報及び画像処理後の画像を基に元の画像に戻すように画像処理を行う。次に、通信制御部3812は、元の画像に戻された画像を取得する。さらに、表示制御部3811は、この元の画像に戻された画像を表示する。これにより、画像処理後の画像を画像処理前の元の画像に戻すことができる。
[変形例19]
実施形態1の変形例19を説明する。
図32は、実施形態1の変形例19の表示制御部3811が表示する、画像処理前の画面の一例を示す図である。変形例19におけるビューア6100の映像表示領域6110には、霧の中を走る車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。
サーバ3700の画像処理部3711は、画像を解析し、霧を検出する。次に、通信制御部3712は、霧を検出した結果を情報表示端末3800に送信する。その後、表示制御部3811は、霧を検出という情報に基づいて、「霧を検出」といった検出情報表示部6111を表示するように制御する。また、このとき、表示制御部3811は、霧を検出という情報に基づいて、霧補正ボタン6140を表示するように制御する。すなわち、表示制御部3811は、画像から検出された物体に応じて画面に含まれるボタンを変更する。これにより、画像内の物体に基づいて画像処理の方法を変更することができる。
[変形例20]
実施形態1の変形例20を説明する。
図33は、実施形態1の変形例20の表示制御部3811が表示する、画面の一例を示す図である。変形例20におけるビューア6200には、画像処理調整領域6290が含まれる。表示制御部3811は、ユーザーによる画像処理調整領域6290の操作により、画質パラメータの調整を受け付ける。画像処理調整領域6290には、色相調整オブジェクト6291と、明るさ調整オブジェクト6292と、コントラスト調整オブジェクト6293と、彩度調整オブジェクト6294と、ガンマ値調整オブジェクト6295と、シグマ値調整オブジェクト6296と、半径調整オブジェクト6297と、変動量調整オブジェクト6298と、が含まれる。色相調整オブジェクト6291の選択により、画像の色相を調整する画像処理が実行される。また、明るさ調整オブジェクト6292の選択により、画像の明るさを調整する画像処理が実行される。さらに、コントラスト調整オブジェクト6293の選択により、画像のコントラストを調整する画像処理が実行される。また、彩度調整オブジェクト6294の選択により、画像の彩度を調整する画像処理が実行される。さらに、ガンマ値調整オブジェクト6295の選択により、画像のガンマ値を調整する画像処理が実行される。また、シグマ値調整オブジェクト6296の選択により、画像のシグマ値を調整する画像処理が実行される。さらに、画像の一部に対して処理がされている場合、半径調整オブジェクト6297の選択により、画像処理がされる領域と画像処理がされない領域の境界線を調整する画像処理が実行される。変動量調整オブジェクト6298の選択により、単位時間当たりの画像の数量を調整する画像処理が実行される。つまり、画面には、画像処理の程度を調整する調整オブジェクトが含まれる。変形例20では、各調整オブジェクトは、スライダー形式で表示されているが、スライダーの他にもラジオボタン、チェックボックス、プルダウンメニュー等を用いてもよい。
表示制御部3811は、これらの調整オブジェクトに設けられた操作部の操作を受け付けると、受け付けた操作に応じて、画像処理の程度を調整する。例えば、変形例20において、色相調整オブジェクト6291が左端に移動させられると、表示制御部3811は、色相を0にする画像処理を画像処理部3711に対して要求する。また、色相調整オブジェクト6291が中央に移動させられると、表示制御部3811は、色相を50にする画像処理を画像処理部3711に対して要求する。さらに、色相調整オブジェクト6291が右端に移動させられると、表示制御部3811は、色相を100にする画像処理を画像処理部3711に対して要求する。明るさ調整オブジェクト6292、コントラスト調整オブジェクト6293、彩度調整オブジェクト6294、ガンマ値調整オブジェクト6295、シグマ値調整オブジェクト6296、半径調整オブジェクト6297及び変動量調整オブジェクト6298についても同様である。すなわち、表示制御部3811は、調整オブジェクトの操作に応じて、画像処理の程度を調整する。これにより、明暗等の画像処理の程度を調整することができる。
また、調整オブジェクトは、画像を記録又は再生しながら調整するように構成することができる。このとき、記憶制御部3813は、調整オブジェクトの操作のタイミングと、画像の記録タイミング又は画像の再生タイミングと、を関連付けて記憶するように制御する。これにより、どのようなタイミングで画像処理の程度の調整がされたかわかるようになる。
さらに、記憶制御部3813は、調整結果と、元映像の情報との関係性と、を記憶部3820に記憶する。さらに、記憶制御部3813は、記憶した調整結果と、元映像の情報との関係性と、に基づいて、ユーザーの画像処理の傾向を学習モデルに機械学習させ、記憶部3820にその結果を記憶する。表示制御部3811は、この機械学習の結果に基づいて、画像処理を調整する。すなわち、表示制御部3811は、過去の画像処理の調整の程度の学習情報に基づいて、画像処理の程度を調整する。これにより、画像処理の程度の調整結果を学習し、以降の画像処理をより適切に行えるようにすることができる。また、表示制御部3811は、画像の一部に対して画像処理を行ってもよい。
また、表示制御部3811は、ドライブレコーダで補正を加えられた画質パラメータについては、ビューアではさらに補正を加える処理を控える方向の処理を指示できるように構成されてもよい。一方で、表示制御部3811は、ドライブレコーダで補正を加えていない又は補正できない画質パラメータについては、ビューアではより補正を加える方向での処理を指示できるように構成されてもよい。
[変形例21]
実施形態1の変形例21を説明する。
図34は、実施形態1の変形例21の表示制御部3811が表示する、画面の一例を示す図である。変形例21におけるビューア6300には、画像処理調整領域6390が含まれる。画像処理調整領域6390には、画像固定指示部6391と、シャープネス固定指示部6392と、バンディングノイズ除去固定指示部6393と、フィルム粒状化固定指示部6394と、が含まれる。つまり、画面には、調整オブジェクトによる調整を禁止する固定指示部が含まれる。固定指示部は、固定指示オブジェクトの一例である。
表示制御部3811は、調整オブジェクトを固定する固定指示部に固定指示がされた場合には、調整オブジェクトの操作の変更を禁止する。言い換えると、表示制御部3811は、これらの固定指示部を操作することにより、画像処理の程度の調整を固定することができる。例えば、変形例21において、画像固定指示部6391のチェックボックスにチェックを入れることで、表示制御部3811は、画像調整の領域内にある「色相」、「明るさ」、「コントラスト」、「彩度」及び「ガンマ」について、その程度の調整を固定する。このとき、表示制御部3811は、その固定された調整オブジェクトの画質調整結果を表示するすなわち、表示制御部3811は、固定指示オブジェクトの操作に応じて、調整オブジェクトによる調整を禁止する。これにより、画像処理の程度を固定することができる。このとき、表示制御部3811は、「色相」、「明るさ」、「コントラスト」、「彩度」及び「ガンマ」について、調整が固定されているように表示する。例えば、表示制御部3811は、固定指示部の操作のチェックボックスがチェックされることで、調整オブジェクトの操作部の色を薄く表示し、操作できなくしたり、調整オブジェクトの操作部を非表示にして、操作できなくしたりする。
[変形例22]
実施形態1の変形例22を説明する。
図35は、実施形態1の変形例22の表示制御部3811が表示する、画面の一例を示す図である。変形例22におけるビューア6400には、ファイルボタン6401が展開されることで、「ファイルの参照」、「上書き保存」、「名前を付けて保存」、「処理結果を書出」、「位置情報を削除して書出」及び「閉じる」の画像出力に関するオプションが表示された状態が映し出されている。すなわち、画面には、画像出力オブジェクトが含まれる。
表示制御部3811は、ファイルボタン6401が選択されることにより、「ファイルの参照」、「上書き保存」、「名前を付けて保存」、「処理結果を書出」、「位置情報を削除して書出」及び「閉じる」等のファイルの処理に関するメニューを表示するように制御する。何れかのファイルに関する処理を選択することにより、その処理が行われる。ここで、制御部3810は、「位置情報を削除して書出」が選択された場合は、画像情報に紐づく位置情報を削除して、画像情報を出力する。言い換えると、制御部3810は、画像出力オブジェクトの操作に応じて、画像の位置情報を削除して画像を出力する。これにより、画像に紐づく位置情報を削除する操作をすることができる。ここで、制御部3810は、「位置情報を削除して書出」が選択された場合、位置情報を削除した投稿用の映像を書き出してもよい。ここで、投稿用の映像とは、動画投稿用の形式に変換された映像である。このとき、制御部3810は、投稿用の動画について、タイトルやサムネイル等を自動で設定してもよい。また、制御部3810は、「処理結果を書出」が選択された場合は、画像情報に紐づく位置情報を削除せずに、画像情報を出力する。ここで、制御部3810は、「処理結果を書出」が選択された場合、位置情報を削除しない投稿用の映像を書き出してもよい。さらに、制御部3810は、画像情報を出力する場合、画像処理前の画像のみを出力するように構成してもよいし、画像処理後の画像を出力してもよいし、画像処理前の画像と画像処理後の画像を同時に出力するように構成してもよい。また、制御部3810は、投稿用の書き出し機能を使用する場合、元の映像と加工後の映像を1つのファイルに格納してアップロードする機能を備えるように構成してもよい。このとき、書き出される映像は、両映像を並べたストリームとされてもよいし、両映像を時間的に前後に並べてつなげた映像ストリームとされてもよい。また、このとき、制御部3810は、それぞれの映像が「元映像」「加工後の映像」であることを示す表示を埋め込んで書き出してもよい。さらに、制御部3810は、映像の書き出し時に映像を書き出す場所的範囲を矩形等で選択する機能を備えるように構成されてもよい。このとき、画質の補正は、選択された範囲内にのみ行ってから再エンコードして書き出して行われることが好ましい。
[変形例23]
実施形態1の変形例23を説明する。
図36は、実施形態1の変形例23の表示制御部3811が表示する、画面の一例を示す図である。変形例23におけるビューア6500の映像表示領域6510には、他車両6511の後ろを走る車両3400の撮影装置3100によって撮影された映像が映し出されている。映像表示領域6510には、HDRボタン6541の操作に基づいて、HDR化処理がされることにより、他車両6511を特定できるナンバープレート情報6512が含まれる。
表示制御部3811は、映像表示領域6510にナンバープレート情報6512のような個人を特定可能な情報が含まれている場合は、個人情報処理ボタン6540を表示するように制御する。表示制御部3811は、個人情報処理ボタン6540の操作に基づき、ナンバープレート情報6512をマスクして表示するように制御する。すなわち、表示制御部3811は、画像処理された画像に個人を特定可能な情報が含まれている場合は、個人を特定可能な情報に対してマスク処理の実行を要求する。これにより、個人を特定可能な情報が含まれないよう適切に画像処理を行えるようにすることができる。ここで、個人を特定可能な情報は、氏名、生年月日、顔、ナンバープレート、特定の個人に結び付けられる情報等を含む情報である。
[変形例24]
上述した実施形態では、例えば、図12に示されるように、複数の画像処理それぞれに対応するボタンが情報表示端末3800の画面に表示される例を用いて説明を行った。しかしながら、情報表示端末3800には、複数の画像処理それぞれよりは少ない数のボタンを表示するようにしてもよい。そして、表示制御部3811は、設定された、ボタンに対応する操作に応じて、画像処理部3711等に対して、画像処理を要求するようにしてもよい。より具体的に説明すると、表示制御部3811は、例えば、1つのボタンを画面に表示し、ボタンがクリックされると、第1の画像処理を画像処理部3711等に対して要求し、ボタンがダブルクリックされると、第2の画像処理を画像処理部3711等に対して要求し、ボタンがトリプルクリックされると、第3の画像処理を画像処理部3711等に対して要求するようにしてもよい。
変形例24によれば、少ないボタンで、ユーザーが望む画像処理を指示することが可能な画面を提供することができる。
[実施形態2]
実施形態1では、サーバ3700にて画像処理を行い、情報表示端末3800からその画像を表示する場合について述べた。
変形例では、図37及び図38を用いて、情報処理端末6800が画像処理及びその画像を表示する場合について、説明する。
[情報処理システム6600のシステム構成]
図37は、実施形態2の変形例に係る情報処理システム6600のシステム構成を示す概略図である。図37に示されるように、情報処理システム6600は、車両3400、複数の情報処理端末6800D、6800E、6800F及びネットワーク3900により構成される。車両3400は、ネットワーク3900を介して複数の情報処理端末6800D、6800E、6800Fと通信可能に構成される。より具体的に説明すると、車両3400は、ネットワーク3900を介して車両3400の持つ情報を複数の情報処理端末6800D、6800E、6800Fに送信する。複数の情報処理端末6800D、6800E、6800Fは、ネットワーク3900を介して車両3400と通信可能に構成される。より具体的に説明すると、複数の情報処理端末6800D、6800E、6800Fは、ネットワーク3900を介して複数の情報処理端末6800D、6800E、6800Fの情報を取得する。
[情報処理端末6800の機能構成]
図38は、実施形態2の変形例に係る情報処理端末6800の機能構成を示す概略図である。なお、情報処理端末6800のハードウェア構成は、実施形態1の情報表示端末3800のハードウェア構成と同様である。すなわち、情報処理端末6800の制御部が、情報処理端末6800の記憶部に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、図38に示される情報処理端末6800の機能構成等が実現される。
図38に示されるように、情報処理端末6800は、機能構成として、表示制御部6811、通信制御部6812、記憶制御部6813及び画像処理部6814を含む。
表示制御部6811は、情報処理端末6800の出力部(不図示)に出力する情報を制御する。より具体的に説明すると、表示制御部6811は、画像に関する情報を含む画面を表示するよう制御する。
通信制御部6812は、ネットワーク3900を介してサーバ3700との情報のやり取りを制御する。
記憶制御部6813は、情報処理端末6800の記憶部内に情報を記憶したり、記憶した情報を取得したりする。
画像処理部6814は、画面を介した操作指示に基づき、情報処理端末6800の記憶部内の画像について、画像処理を実行する。これにより、情報処理端末6800は、画像処理を実行することができる。実施形態2では、画像処理部6814が、情報表示端末3800の画面を介した要求等に基づいて様々な画像処理を行うものとして説明を行う。しかし、情報処理端末6800は、画像処理ごとの画像処理部を有するようにしてもよい。また、情報処理端末6800のソフトウェアが画像処理を行うのではなく、情報処理端末6800の専用のハードウェア(例えば、GPU等)が画像処理を行うようにしてもよい。専用のハードウェアが画像処理を行う場合は、情報処理端末6800の1つのハードウェアが複数の画像処理を行うよう構成されてもよいし、複数の画像処理それぞれに対応する情報処理端末6800の複数のハードウェアがそれぞれ画像処理を行うよう構成されてもよい。
実施形態2によれば、情報処理端末側で画像処理を行うことができる。
[実施形態3]
実施形態3では、車両3400の撮影装置3100内で画像処理を行う例について説明する。
制御部3011は、撮影部3015で撮影した画像を記憶媒体3500に記録する。制御部3011は、記録した画像をプロセッサ3111により画像処理を行う。このとき、制御部3011は、どのような画像処理をどのようなタイミングで行ったのかを記憶媒体3500に記録する。このとき、制御部3011は、記憶媒体3500に記録した情報を、ネットワーク3900を介して送信することができる。
制御部3011は、撮影装置3100での再生中に、所定の操作をすることで、画像処理した画像を書き出すように制御をする。制御部3011は、撮影装置3100内で画像処理した画像の書き出し中には、所定の報知を行う。より具体的に説明すると、制御部3011は、撮影装置3100内で画像処理した画像の書き出し中には、「エンジンを切らないでください」という表示を表示部3013に表示するように制御したり、「エンジンを切らないでください」という音声を音声出力部3014から出力するように制御したりする。これらの報知は、継続的(繰り返し)に行うことができる。
また、実施形態3では、制御部3011は、霧の除去が可能な画像処理機能を備えてもよい。このときは、制御部3011は、ユーザーの操作により、対象の映像について、霧の除去を行う。次に、制御部3011は、ユーザーの操作により、霧除去処理を行った後の映像を記録する。さらに、制御部3011は、霧除去処理を行う前の映像を再現して再生可能に構成されてもよい。この再現は、制御部3011は、霧除去処理を行う前の映像を、霧除去処理を行った後のデータと関連づけて記録することで実行してもよいし、霧除去処理による霧除去の度合いを示す情報を霧除去後の映像に関連づけて記録し、この情報を用いて実行してもよい。例えば、運転者が見ていた状態と映像の補正後の状態の差が大きいと、本来運転者が見ていた状態と異なる映像で記録され、運転者にとっては自分が事故を起こしたとき不利になってしまう可能性があるが、霧除去処理による霧除去の度合いを把握可能とすることができる。
また、制御部3011は、霧除去処理を行って記録するか、行わずに記録するかのユーザーの選択に従った記録を行う機能を備えていてもよい。さらに、制御部3011は、これらの情報を情報表示端末にて表示する機能を有していてもよい。制御部3011は、霧除去処理を行って記録されていたか、行わずに記録されていたかいずれが選択されていたかを情報表示端末のビューア上において判定可能な情報を記録する機能を備えてもよい。なお、このときのドライブレコーダから情報表示端末への情報の受け渡しは、ネットワーク3900を介してもよいし、SDカード等の情報記録媒体を用いてもよい。
実施形態3によれば、車両側で画像処理を行うことができる。
[実施形態4]
続いて、実施形態4について説明する。実施形態4は、図1に示される情報処理システム3000によって実施されてもよい。図39は、記憶部22及び制御部23によって実現される機能ブロック図である。図39に示される制御部23は、例えば、情報表示端末3800A、3800B、3800C等に具備される制御部3810であってもよい。図39に示される記憶部22は、例えば、情報表示端末3800A、3800B、3800C等に具備される記憶部3820であってもよい。
記憶部22は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部23によって実行される情報表示端末3800に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、又は、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組合せであってもよい。特に、記憶部32は、制御部33によって実行される情報表示端末3800に係る種々のプログラムとして、第1のプログラムP1及び第2のプログラムP2を記憶してもよい。
制御部23は、記憶部22に記憶された各種プログラムを実行することにより、取得部231、受付部232、補正部233、解除部234及び表示制御部235として機能してもよい。すなわち、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部23によって具体的に実現されることで、制御部23に含まれる各機能部として実行されてもよい。以下、制御部23に関する各機能部について説明する。
取得部231は、種々の情報を取得するように構成される。例えば、取得部231は、取得ステップとして、移動体の状態又は状況に関する特定情報IF1を取得してもよい。これについては後にさらに詳述する。
受付部232は、種々の情報を受け付けるように構成される。例えば、受付部232は、第1の受付ステップとして、ユーザーによる第1の入力を受け付けてもよい。受付部232は、第2の受付ステップとして、ユーザーによる第2の入力を受け付けてもよい。これについては後にさらに詳述する。
補正部233は、補正処理を実行するように構成される。例えば、補正部233は、第1の補正ステップとして、特定情報IF1に基づいて、この特定情報IF1に対応する時間における、移動体が有する撮影装置3100が生成した画像データIMへの第1の補正処理を実行してもよい。なお、第1の補正処理は、例えば人工知能等のプログラムによる自動補正処理を含んでもよい。補正部233は、第2の補正ステップとして、第2の入力に基づいて、画像データIMへの第2の補正処理を実行してもよい。なお、第2の補正処理は、例えばユーザーの入力に基づく任意の手動補正処理を含んでもよい。さらに、補正部233は、準備ステップと、処理ステップとを実行してもよい。これについては後にさらに詳述する。
解除部234は、補正部233による補正処理を解除するように構成される。例えば、解除部234は、解除ステップとして、第1の入力に基づいて、画像データIMに対する第1の補正処理を解除する。これについては後にさらに詳述する。
表示制御部235は、種々の視覚情報を、表示可能な表示部に表示させるように制御するように構成される。ここで、視覚情報とは、画面、画像、アイコン、テキスト等といった、ユーザーが視認可能な態様で生成された情報そのものでもよいし、画面、画像、アイコン、テキスト等を表示させるためのレンダリング情報であってもよい。例えば、表示制御部235は、表示制御ステップとして、第1の補正処理が実行された画像データIMを再生可能に表示させてもよい。これについては後にさらに詳述する。
[情報処理の概要]
続いて、実施形態4に係る情報処理システム3000の情報処理方法について説明する。情報処理方法は、情報処理装置の一例である情報表示端末3800の各ステップを備える。図40は、実施形態4に係る情報処理の流れを示すアクティビティ図である。以下、本アクティビティ図に沿って、本情報処理を概述する。
まず、移動体が走行中にあたっては、撮影装置3100が、走行中の態様を画像データIMとして記録してもよい(アクティビティA101)。画像データIMは、例えば所定のフレームレートを有する動画形式のデータであってよい。撮影装置3100のフレームレートは、特に限定されないが、例えば10fps以上であり、好ましくは、30fps以上であり、より好ましくは60fps以上であり、具体的には例えば、10,20,30,40,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140,150,160,170,180,190,200,210,220,230,240,250fpsであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。生成された画像データIMは、ライブビューとして、撮影装置3100が有する表示部3013に表示させてもよい。かかる画像データIMの記録は、移動体の走行が完了するまで、継続的に実施されてよい。
続いて、撮影装置3100とネットワークを介して接続された情報表示端末3800は、アクティビティA101において継続的に記録されることで生成された一連の画像データIMを受信してもよい(アクティビティA102)。つまり、受付部332は、撮影装置3100から画像データIMを受信してもよい。もちろん、ネットワークに代えて、受付部332は、SDカード(登録商標)等の記憶媒体を介して画像データIMを受け付けてもよい。以後の説明では、簡単のためにネットワーク経由を例示するが、必ずしもこれに限定されるものではない。
続いて、取得部231は、取得ステップとして、移動体の状態又は状況に関する特定情報IF1を取得してもよい(アクティビティA103)。具体的には、制御部23が記憶部22に記憶された専用プログラムを読み出すことで、特定情報IF1を取得して、記憶部22に記憶させてもよい。特定情報IF1は、受付部332が受信した画像データIMに含まれていてもよいし、撮影装置3100又は外部の装置から別個の情報として受信してもよい。好ましくは、特定情報IF1は、移動体の位置、向き、速度、加速度、時刻、時間帯、天候、走行状態及びペダルワークのうちの少なくとも1つであってよい。例えば、トンネル位置について自動で適切な種類の補正をしてもよいし、晴れと雨と霧で異なった画像補正をかけるようにしてもよい。また、朝と夜と夕方とで異なった画像補正をかけるようにしてもよいし、霧、雪、雨等、状況、天気等に応じて適切な補正方法を選択して補正するようにしてもよい。それぞれの最適なパラメータが予め用意されてもよい。さらに具体的には、吹雪を消す操作ボタン、霧を透明化して霧の向こう側を見えるようにするボタン、雨を消去するボタン等、映像により目的のあった映像補正をするボタンとして実施されてもよい。さらに、オールマイティーの自動補正として、これらを適宜組み合わせた自動補正としてもよい。このような態様によれば、具体的な移動体の状態である、位置、速度、加速度、走行状態及びペダルワークのうちの少なくとも1つを考慮して、より適切な画像処理を施すことができるため、ユーザビリティをさらに向上させることができる。
続いて、補正部233は、第1の補正ステップとして、特定情報IF1に基づいて、この特定情報IF1に対応する時間における、移動体が有する撮影装置3100が生成した画像データIMへの第1の補正処理を実行してもよい(アクティビティA104)。具体的には、制御部23が記憶部22に記憶された専用プログラムを読み出すことで、特定情報IF1に基づいて画像データIMに対する補正範囲を決定してもよい。すなわち好ましくは、補正部233は、第1の補正ステップとして、特定情報IF1に基づいて、補正される範囲である補正範囲を可変に、画像データIMへの第1の補正処理を実行してもよい。このような態様によれば、全範囲を補正しなくてもよいため、処理負荷を抑制することができる。また、好ましい範囲に補正がかかるため、ユーザビリティの高い機能を実現することができる。逆に、補正部233は、特定情報IF1に基づいて、補正すべきでない範囲を可変に、画像データIMへの第1の補正処理を実行してもよい。さらに、補正すべき範囲と、補正すべきでない範囲との両方を可変に、第1の補正処理が適宜実行されるようにしてもよい。
その後、表示制御部235は、表示制御ステップとして、第1の補正処理が実行された画像データIMを再生可能に、表示させてもよい(アクティビティA105)。このような表示は、画像データIMのフレームをコマ送りで表示することで、動画データとして再生可能であることが好ましい。
なお、表示制御部235による表示制御中に、受付部232は、第1の受付ステップとして、ユーザーによる第1の入力を受け付けてもよい。制御部33は、第1の入力に基づいて、画像データIMに対する補正処理の有無を切替可能に構成されるとよい(アクティビティA106)。例えば、画像データIMに対しての補正処理が行われている場合、解除部234は、解除ステップとして、第1の入力に基づいて、画像データIMに対する第1の補正処理を解除してもよい。例えば、画像データIMに対しての補正処理が解除されている場合、補正部233は、第1の入力に基づいて、画像データIMに対する第1の補正処理を再開してもよい。このような態様によれば、装置が提示した補正処理が不要な場合に、これをユーザーの意思で解除することで視認性を高めることが可能となり、よりユーザビリティを向上させることができる。
以上をまとめると、本実施形態に係る情報処理装置の一例である情報表示端末3800は、制御部23を備える。制御部23は、次の各部を備える。補正部233は、第1の補正ステップとして、特定情報IF1に基づいて、この特定情報IF1に対応する時間における、移動体が有する撮影装置3100が生成した画像データIMへの第1の補正処理を実行する。表示制御部235は、表示制御ステップとして、第1の補正処理が実行された画像データIMを再生可能に表示させる。このような態様によれば、移動体の状態又は状況に基づいた、適切な画像処理を施すことができるため、ユーザビリティを向上させることができる。
[情報処理の詳細]
続いて、先に概述した情報処理の詳細について説明する。図41は、第1の補正処理の、空間的な補正範囲の一例を示す概略図である。図42は、第1の補正処理の、時間的な補正範囲の一例を示す概略図である。すなわち、第1の補正処理は、場所的範囲又は時間的範囲を限定して適用されてもよい。
図41の態様においては、表示制御部235によって画像データIMが表示され、これが再生画面4として示されている。補正範囲は、画像データIMのフレームに設定された関心領域Rである。再生画面4は、補正領域41と、非補正領域42とを有している。関心領域Rは、補正領域41として図示されている。具体的には、特定情報IF1に含まれる種々の情報に応じて、補正領域41が決定されるとよい。
例えば、移動体の速度や加速度に応じて、補正領域41の大きさを変化させてもよい。例えば、移動体が左折する際には、巻き込み事故防止を懸念して、移動体の左側が可視化されるように補正処理が実行されてもよい。補正領域41の形状や大きさはあくまでも任意であり、例えば矩形でも円形でも楕円形でもよい。ユーザーによる入力に基づいて形状を変化可能に構成されてもよい。このような態様によれば、本来視認性を高めたい領域を絞って、補正をかけることができるため、ユーザビリティを向上させることができる。
また、例えば、時刻や時間帯から太陽の位置を把握させ、逆光状態でもユーザーが容易に視認可能なように、適切な補正処理が施されてもよい。図42の態様では、再生画面4の下方に位置する、画像データIMの再生時刻を示すシークバー5において、補正時間51が示されている。例えば、補正時間51は、西日が差し込む時間帯であり、且つ移動体の進行方向によって撮影装置3100にとって逆光の撮影となる時間帯である。換言すると、特定情報IF1は、移動体の位置と、向きとである。補正部233は、第1の補正ステップとして、位置と、向きとから推定される太陽の位置に基づいて、画像データIMへの第1の補正処理を実行してもよい。このような態様によれば、太陽の位置を加味して、適切な画像処理を施すことができるため、ユーザビリティをさらに向上させることができる。
また、前述の様々な補正処理は、第2の補正処理の一例であるユーザーによる恣意的な手動補正として実施されてもよい。換言すると、受付部232は、第2の受付ステップとして、ユーザーによる第2の入力を受け付け、補正部233は、第2の補正ステップとして、第2の入力に基づいて、画像データIMへの第2の補正処理を実行してもよい。このような態様によれば、装置が提示した補正処理に加えて、ユーザーの意思で補正を追加することで視認性を高めることが可能となり、よりユーザビリティを向上させることができる。
また、第1の補正処理及び第2の補正処理に関連し、表示制御部235は、第1の補正処理と、第2の補正処理とが区別可能な態様で、画像データIMを再生可能に表示させるとよい。換言すると、手動でつけた範囲と自動的についた範囲が区別できるように表示されるとよい。図43は、第1の補正処理及び第2の補正処理を実行した場合の、再生画面4に付された付加情報43を示す概略図である。図43に示されるように、再生画面4の右上に「自動補正中」や「手動補正中」といった付加情報43を付してもよい。ここでは付加情報43は、テキストによるアノテーションであるが、代わりにイラストやアイコンを用いてもよい。このような態様によれば、ユーザーは補正処理の種別を把握することができ、ユーザーフレンドリーである。
なお、補正処理の方法は特に限定されるものではなく、明度、ダイナミックレンジ、コントラスト、ガンマ、彩度、色相等のうちの少なくとも1つを適宜補正するようにしてもよい。また、人が見て視認しやすいことを基準として補正がなされることが好ましい。
逆にユーザーにとって視認しにくい画像データIMを実現してもよい。例えば、個人情報保護の観点から、不特定多数の人物が写り込んだ場合に、このような人物の顔に対してモザイクをかける機能等を実現してもよい。モザイクをかけるのは、録画するとき、男性を認識したとき、及び女性を認識したときの少なくともいずれかとするとよい。また、他の車のナンバープレートに対してモザイクをかける機能等を実現してもよい。モザイクをかける対象は、人工知能やその他の方法により決定されるとよい。このようなモザイクを掛ける処理は、画像をきれいにした後で汚くする補正処理の一例である。モザイクは、「視認しくい」の一例であり、他の手法によって実現してもよい。
また、かかる補正処理は、光学素子や光学系に基づく収差やノイズ等を除去するISP(Imaging Signal Processor)による補正とは異なり、ISPを経て得られた画像データIMに対してさらに行う補正処理である。具体的には、ガンマ補正、色強調、色バランス等の色補正、エッジ強調等が含まれてよい。逆に、オリジナルの画像データIMとは、ISPによる補正を経て得られた画像データIMを指している。このような補正処理は、ISPによる補正後、H264等の適切なファイル形式にエンコードする前に行われてもよいし、一度エンコードがなされた画像データIMに対して補正をして再びエンコードするように実施してもよい。
[変形例1]
続いて、実施形態4の変形例1について説明する。この変形例1では、取得部231は、特定情報IF1に加えて、特定情報IF1以外の種々の情報を外部の装置から取得してもよい。変形例1では、例えば、特定情報IF1は、移動体の位置であってよい。取得部231は、取得ステップとして、道路ネットワーク情報IF2を取得し、補正部233は、第1の補正ステップとして、位置と、道路ネットワーク情報IF2とに基づいて、画像データIMへの第1の補正処理を実行してもよい。具体的には、制御部23が記憶部22に記憶された専用プログラムを読み出すことで、道路ネットワーク情報IF2を取得し、さらにこれを用いて第1の補正処理が実行されればよい。
道路ネットワーク情報IF2は、例えば、規制速度、道路の幅、平日の12時間交通量、旅行速度(ある区間について、区間の距離を走行に要した時間で割ったもので、所要時間には、信号や渋滞等による停止も含む速度)や車線数等の種々の情報を属性データとして有する。補正部233は、これの情報に基づいて、適切な補正の種類又は補正範囲を決定して、第1の補正処理を実行してもよい。このような態様によれば、位置と、そのときの道路状況に応じて、適切な画像処理を施すことができるため、ユーザビリティをさらに向上させることができる。
[変形例2]
続いて、実施形態4の変形例2について説明する。この変形例2では、変形例1同様、取得部231は、特定情報IF1に加えて、特定情報IF1以外の種々の情報を外部の装置から取得してもよい。変形例2では、例えば、特定情報IF1は、移動体の位置であってよい。取得部231は、地形情報IF3を取得し、補正部233は、第1の補正ステップとして、位置と、地形情報IF3とに基づいて、画像データIMへの第1の補正処理を実行してもよい。具体的には、制御部23が記憶部22に記憶された専用プログラムを読み出すことで、地形情報IF3を取得し、さらにこれを用いて第1の補正処理が実行されればよい。
地形情報IF3は、例えば、地図データを発行する機関に係る外部のサーバから取得されてもよい。地形情報IF3は、都市部、郊外、高速道路、一般道、砂利道、山岳、トンネル内等の地形に関する情報を含む情報であってよい。補正部233は、これの情報に基づいて、適切な補正の種類又は補正範囲を決定して、第1の補正処理を実行してもよい。例えば、繁華街であれば、ネオン光の影響が強いため、これを緩和するような補正処理を実施してもよい。例えば、森林中であれば、全体的に明るさを強調する補正処理を実施してもよい。このような態様によれば、位置と、そのときの地形や環境等に応じて、適切な画像処理を施すことができるため、ユーザビリティをさらに向上させることができる。
[変形例3]
続いて、実施形態4の変形例3について説明する。この変形例3では、補正部233は、準備ステップと、処理ステップとを実行してもよい。また、制御部23は、予め記憶された第1のプログラムP1と、第1のプログラムP1とは異なる第2のプログラムP2とを呼出可能に構成されてもよい。特に、第1のプログラムP1は、画像データIMを再生するにあたって推奨されるプレーヤーアプリケーションであってよく、第2のプログラムP2は、補正処理機能を有している汎用のプレーヤーアプリケーションであってよい。つまり、標準的なビューアである第1のプログラムP1内に様々の機能を組み込みすぎると肥大化するため、VLC等のフリーソフトや、各社などが提供するクラウドサービスでの画像処理を用いて代替することができる。図44は、実施形態4の変形例3に係る情報処理の流れを示すアクティビティ図である。以下、本アクティビティ図に沿って、本情報処理を概述する。
まず、情報表示端末3800の受付部232がユーザーによる動画再生のための入力を受け付けると、制御部23が記憶部22に記憶された第1のプログラムP1を呼び出してもよい(アクティビティA201)。続いて、第1のプログラムP1に対して、画像データIMを読み込ませてもよい(アクティビティA202)。続いて、第1のプログラムP1に基づく動作として、取得部231は、画像データIMに含まれる複数のパラメータPTを抽出し、これらを取得してもよい(アクティビティA203)。
情報表示端末3800に予め第2のプログラムP2がインストールされていない場合は、第2のプログラムP2のインストールを提案してもよい。換言すると、表示制御部235は、第2のプログラムP2がインストールされていない場合、このインストールを推奨する画面を表示させてもよい。推奨する画面には、第2のプログラムP2の名称が記載されているとよく、そのインストール先のURLが記載されているとさらに好ましい。このような態様によれば、第2のプログラムがインストールされていない場合であっても、第2のプログラムを介した第1の補正処理を行うことができる。
具体的には、PCビューアである第1のプログラムP1のインストール時に、外部プレーヤをインストールするかを尋ね、インストールする指示があった場合にはインストールを行ってもよい。インストール時または起動直後に、外部プレーヤを起動するボタンの案内があってもよい。外部プレーヤ利用時の注意が表示されてもよい。外部プレーヤ利用時の注意としては、外部プレーヤのボタンを操作した場合にPCビューアである第1のプログラムP1の表示状態とずれる可能性があること、その場合、一旦外部プレーヤである第2のプログラムP2を閉じて再度PCビューアである第1のプログラムP1上から外部プレーヤである第2のプログラムP2を起動させるとよい、等が含まれてもよい。
情報表示端末3800に予め第2のプログラムP2がインストールされている場合は、制御部23が記憶部22に記憶された第1のプログラムP1を呼び出してもよい(アクティビティA205)。そして、第2のプログラムP2に基づく動作として、取得部231は、画像データIMに含まれる複数のパラメータPTを取得してもよい(アクティビティA206)。ここで、パラメータPTは、色相、明度、彩度、コントラスト、ガンマ、鮮鋭度、再生開始時刻、再生終了時刻及びループの有無のうち少なくとも1つを含んでよい。このような態様によれば、各パラメータが、画像データが有する一般的なものとなっているため、より汎用的な画像処理プログラムを第2のプログラムとして使用することもでき、ユーザビリティの高い装置を実現することができる。さらに、第2のプログラムP2に基づく動作として、取得部231は、第2のプログラムP2の動作に関する動作情報IF4を取得してもよい(アクティビティA207)。
具体的には、libvlc.dllなどをビューアに組み込むのではなく「コマンドライン引数」として、動画のファイル名と、ビデオエフェクト設定等とを渡して起動してもよい。

vlc.exe 20200101090000.avi --hue=0 --brightness=1.5 --contrast=0.6 --saturation=1.9 --gamma=0.3 --sharpen-sigma=0.9

また、再生開始時間、再生終了時間、ループの有無等を渡してもよい。外部プレーヤーである第2のプログラムP2の操作部の少なくとも一部を無効にするパラメータを渡してもよい。これに加えて、ビューアである第1のプログラムP1から制御コマンドを送って外部プレーヤである第2のプログラムP2をコントロールするようにしてもよい。例えば、第2のプログラムP2がVLCプレーヤであれば、http、telnet等でビューアである第1のプログラムP1側から制御してもよい。
以上を換言すると、第1のプログラムP1は、準備ステップを実行させてもよい。そして、補正部233は、準備ステップとして、画像データIMに含まれるパラメータPTを抽出し、抽出されたパラメータPTの値を、第2のプログラムP2に渡してもよい。また、補正部233は、準備ステップとして、第2のプログラムP2の動作に関する動作情報IF4を第2のプログラムP2に渡してもよい。
続いて、補正部233は、処理ステップとして、パラメータPTに対して第1の補正処理を実行することで、その値を変化させてもよい(アクティビティA208)。そして、表示制御部235は、処理部において変化したパラメータPTの値に基づく画像データIMを再生可能に表示させてもよい。このような態様によれば、より補正処理に特化した別プログラムを利用することができるため、計算コストの削減や画像処理性能の向上に寄与する。
また、好ましくは、表示制御部235は、動作情報IF4に基づいて、第2のプログラムP2が有する機能の少なくとも一部を制限して、画像データIMを再生可能に表示させてもよい(アクティビティA209)。このような態様によれば、第2のプログラムをあくまでも補正と再生のためだけに利用することができ、ユーザーが第2のプログラムが有する余計な機能等を使用せずに済み、ユーザビリティの高い装置を実現することができる。
[変形例4]
続いて、実施形態4の変形例4について説明する。ところで、前述した変形例3では、第2のプログラムP2がインストールされていない場合に、第2のプログラムP2のインストールを推奨する画面を表示させていた。この変形例4では、第2のプログラムP2を情報表示端末3800にインストールすることなく、ネットワーク経由で第2のプログラムP2を使用することができる。換言すると、第2のプログラムP2は、外部装置に記憶されたプログラムであってよい。そして、制御部23は、第2のプログラムP2を、ネットワークを介して呼び出すように構成されてもよい。このような態様によれば、第2のプログラムがインストールされていない場合であっても、第2のプログラムを介した第1の補正処理を行うことができる。
[変形例5]
続いて、実施形態4の変形例5について説明する。前述の補正処理は多様であり、異なる補正処理を重ねて行ってもよい。同一時刻の1つの再生画面4に対して異なる補正処理が施されてもよいし、異なる時刻に対して異なる補正処理が施されてもよい。異なる補正処理は、ニーズや場面によって決定されることが好ましい。
前者でいうならば例えば、魚眼レンズを用いた撮影装置3100を用いた場合、画像データIMの中央付近は移動体のデッキボードが映り込むことが多く、この部分は情報として不必要なことが多い。そこでかかる中央部分については補正処理をしないことで、全体としての処理負荷を抑えることができる。さらに補正をしていない箇所の情報は視認性が悪いため、この位置に何らかの付加情報43を埋め込むようにしてもよい。例えば補正前のオリジナルの画像データIMを埋め込んでもよいし、推奨されるプレイヤ等を提示してもよい。
後者でいうならば例えば、交通事故の瞬間において、物陰から人が飛び出す場合は、薄暗い箇所から徐々に前に出てくる当該人物にフォーカスを当て、ユーザーが適宜視認可能に補正処理が行われるとよい。車内と車外とで異なる処理を行ってもよい。
[変形例6]
続いて、実施形態4の変形例6について説明する。魚眼レンズを用いて撮影する撮影装置(例えば、撮影装置3100及び3200の一方または両方)で撮影した映像の一部を鮮明化する鮮明化処理が行われてもよい。鮮明化処理は、撮影した映像を補正する補正処理の一例である。特に、円周魚眼レンズを用いた撮影装置で撮影された映像(以下「円周魚眼映像」という。)の一部を鮮明化する鮮明化処理が行われるとよい。この場合において、円周魚眼映像のまま鮮明化処理をした後、形状変換(幾何学変換)をする処理パターンが採用されてもよい。特に、形状変換は、矩形等へ射影する処理、言い換えると、平面画像に変換する処理とするとよい。このようにすると、円周魚眼映像から複数の箇所を取り出して矩形画面に複数表示するような構成において処理を簡略化できる。あるいは、円周魚眼映像から一部を取り出して画像を表示する場合において、その取り出す領域を再生中に変更できる機能を有するときに、領域変更操作に対する追従性を高めることができる。また、複数の取り出し領域が重なるケースにおいて(例えば「回」の形状、「目」の形状のように複数の矩形領域が重なる状態)等で、重なり部分の鮮明化処理を削減する機能が備えられるとよい。このようにすると、重複した鮮明化処理が削減される分だけ処理を簡略化できる。
円周魚眼映像の一部を取り出して形状変換した後で鮮明化する処理パターンにおいて、取り出した領域以外の領域は鮮明化処理を行わないようするとよい。このようにすると、鮮明化処理範囲が限定されるため、処理負荷を軽減できる、
円周魚眼レンズで撮影した円周魚眼映像の一部を切り抜いて、形状変換(例えば、矩形等へ射影)し、形状変換した映像の一部を鮮明化する鮮明化処理を行ってもよい。このような処理は、鮮明化範囲の二重の絞り込みということができる。
鮮明化処理は、性能の低いPC等の装置では行わないようにするとよい。性能の低いPC等の装置であるかは、自動またはユーザーの手動で切り替えられるよい。性能の低いことは装置の処理能力が所定のスペック以下であることをいうとよく、特に、鮮明化処理はGPUを搭載していないPC等の装置では行わないようにするとよい。
鮮明化処理後の映像を書き出す機能や、Youtube等のSNS等へ投稿するための書き出し機能をアップロードする機能が備えられてもよい。
[変形例7]
続いて、実施形態4の変形例7について説明する。前述の実施形態では、記録された画像データIMを、走行中の移動体という話で説明したが、前述した撮影装置3100の駐車監視機能として、画像データIMを記録するようにしてもよい。かかる場合、撮影装置3100の駐車監視機能において、走行時と異なる補正処理が実行されてもよい。
[実施形態5]
続いて、実施形態5について説明する。実施形態5は、図1に示される情報処理システム3000によって実施されてもよい。図45は、制御部33によって実現される機能ブロック図である。図45に示される制御部33は、例えば、車両3400に搭載された撮影装置3100に具備される制御部3011であってもよい。図45に示される記憶部32は、例えば、撮影装置3100等に具備されるメモリ3112であってもよい。
記憶部32は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部33によって実行される撮影装置3100に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、又は、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組合せであってもよい。特に、記憶部32は、制御部33によって実行される撮影装置3100に係る種々のプログラムとして、第3のプログラムP3及び第4のプログラムP4を記憶してもよい。
制御部33は、記憶部32に記憶された各種プログラムを実行することにより、取得部331、受付部332、記録部333、補正部334及び表示制御部335として機能してもよい。すなわち、記憶部32に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部33によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部として実行されてもよい。以下、制御部33に関する各機能部について説明する。
取得部331は、種々の情報を取得するように構成される。
受付部332は、種々の情報を受け付けるように構成される。
記録部333は、データを記憶媒体に記録するように構成される。例えば、記録部333は、カメラが撮像した映像を、画像データIMとして記録する。これについては後にさらに詳述する。
補正部334は、補正処理を実行するように構成される。
表示制御部335は、種々の視覚情報を、表示可能な表示部に表示させるように制御するように構成される。ここで、視覚情報とは、画面、画像、アイコン、テキスト等といった、ユーザーが視認可能な態様で生成された情報そのものでもよいし、画面、画像、アイコン、テキスト等を表示させるためのレンダリング情報であってもよい。例えば、表示制御部335は、カメラが撮像した映像をライブビューとして表示させてもよい。これについては後にさらに詳述する。
続いて、実施形態5に係る情報処理システム3000の情報処理方法について説明する。実施形態5では、制御部33は、予め記憶された第3のプログラムP3と、第3のプログラムP3とは異なる第4のプログラムP4とを呼出可能に構成されてもよい。特に、第3のプログラムP3は、画像データIMを再生するにあたって推奨されるプレイヤーアプリケーションであってよく、第4のプログラムP4は、汎用のプレイヤーアプリケーションであってよい。図46は、実施形態5に係る情報処理の流れを示すアクティビティ図である。以下、本アクティビティ図に沿って、本情報処理を概述する。
移動体の走行中は、下記のアクティビティA301~A305が逐次繰り返されることとなる。まず、移動体が走行中にあたっては、記録部333が、撮影装置3100における撮影部3015が撮像した映像を、画像データIMとして記録してもよい(アクティビティA301)。具体的には、制御部33が記憶部32に記憶された専用プログラムを読み出すことで、画像データIMを逐次記憶部32に記憶させるように実施するとよい。
画像データIMは、例えば所定のフレームレートを有する動画形式のデータであってよい。撮影装置3100のフレームレートは、特に限定されないが、例えば10fps以上であり、好ましくは、30fps以上であり、より好ましくは60fps以上であり、具体的には例えば、10,20,30,40,50,60,70,80,90,100,110,120,130,140,150,160,170,180,190,200,210,220,230,240,250fpsであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
続いて、画像データIMを撮影装置3100の表示部3013に表示させるための、アクティビティA302及びA303の処理と、画像データIMを情報表示端末3800で後から再生するための、アクティビティA304及び305の処理とがパラレルに実行される。
具体的には、画像データIMが記録されるとともに、各フレームに第1の補正処理を施して(アクティビティA302)、ライブビュー表示するとよい(アクティビティA303)。換言すると、表示制御部335は、カメラが撮像した映像をライブビューとして表示させるとよい。ここで、記録された画像データIMと、表示された映像とのパラメータPTの値が、異なるように設定されてもよい。
図47は、ライブビューとして表示される画像データIMと、後から再生可能に記録される画像データIMとの態様を示す概略図である。図47に示されるように、記録部333が画像データIMを記録するにあたっては、記録部333は、映像を補正せずに画像データIMとして記録しつつ、表示制御部335は、映像を補正してライブビューとして表示させるとよい。このような態様によれば、ライブビューとして視認される映像の視認性を高めつつ、記録する画像データの加工による情報欠落を防止することができる。
一方で、ライブビューとして表示されている画像データIMが記録されると、取得部331は、画像データIMに含まれる各種パラメータPTを抽出して取得してもよい(アクティビティA304)。そして、記録部333は、記録部333は、表示された映像のパラメータPTをパラメータログPLとして、画像データIMとともに時系列で記録してもよい(アクティビティA305)。このような態様によれば、ライブビューとして視認される映像の視認性を保存しておくことができる。
移動体の走行完了後は、撮影装置3100とネットワークを介して接続された情報表示端末3800を介して、画像データIMを再生してもよい。画像データIMを情報表示端末3800で再生する場合、情報表示端末3800の受付部332は、第3の受付ステップとして、ユーザーによる、画像データIMを再生するための第3の入力を受け付ける(アクティビティA306)。続いて、第3の入力を契機として、制御部23が画像データIMを読み出してもよい(アクティビティA307)。
続いて、情報表示端末3800に第3のプログラムP3のプログラムがインストールされている場合は、第3のプログラムP3に基づく動作として、制御部23がパラメータログPLを読み出してもよい(アクティビティA308)。続いて、第3のプログラムP3に基づく動作として、補正部233がパラメータログPLの値を参照し、これに基づいて元の画像データIMの各パラメータの値を適切に変化させる第1の補正処理が実行されてもよい(アクティビティA309)。その後、第3のプログラムP3に基づく動作として、補正された画像データIMが、表示制御部235によって表示されるとよい(アクティビティA311)。
換言すると、表示制御部335は、第3の入力に基づいて、画像データIM及びパラメータログPLを読み出して、補正された画像データIMを再生可能に表示させてもよい。このような態様によれば、ユーザーの所望する場合に、視認性の高い映像をその場で再生することができ、ユーザビリティの高い装置を実現することができる。
一方、情報表示端末3800に第3のプログラムP3のプログラムがインストールされていない場合は、第4のプログラムP4に基づく動作として、制御部23が第3のプログラムP3での再生を推奨する付加情報43を生成してもよい(アクティビティA310)。その後、第4のプログラムP4に基づく動作として、記録された状態のままの画像データIMに付加情報43が重畳された態様で、表示制御部235によって表示されるとよい(アクティビティA311)。換言すると、表示制御部335は、画像データIMが第4のプログラムP4で再生された場合に、第3のプログラムP3での再生を促す情報を表示させるとよい。このような態様によれば、意図しないプログラムによって再生された場合でも、好ましいプログラムでの再生を誘導することができ、ユーザーに適切な情報を提供することができる。
図48は、推奨される第3のプログラムP3での再生を促す付加情報43が再生画面4に重畳された態様を示す概略図である。図48に示されるように、再生を促す情報は、画像データIMの再生画面とともに表示されるとよい。このような態様によれば、あくまでも現在の見え方が好ましくない状態であり、画像データ自体は問題ない旨を、ユーザーに適切に情報として提供することができる。
以上をまとめると、本実施形態に係る情報処理装置の一例である撮影装置3100は、制御部33を備える。制御部33は、次の各部を備える。記録部333は、カメラが撮像した映像を、画像データIMとして記録する。表示制御部335は、カメラが撮像した映像をライブビューとして表示させる。ここで、記録された画像データIMと、表示された映像とのパラメータPTが、異なるように設定される。このような態様によれば、ライブビューとして視認される映像と、記録しておく画像データとを異なるものとすることで、視認性とカスタム性の両方を担保することができる。
[変形例1]
続いて、実施形態5の変形例1について説明する。この変形例1では、記録される画像データIMは、実施形態5とは異なり、ライブビューに使用するものと略同様に、補正処理のなされた視認性の高い画像データIMである。これに対して、敢えて、補正前のオリジナルの画像データIMを後から再生したい場合には、情報表示端末3800等を用いて、画像データIMに対して補正処理をかけることで、画像データIMを生成するようにしてもよい。かかる補正処理は、好ましくは正確な逆変換処理であるが、逆変換と推測される補正処理がかけられてもよい。
[変形例2]
続いて、実施形態5の変形例2について説明する。この変形例2では、パラメータPTを2種類に分けて記録する。パラメータPTには、画像データIMの時系列全体を通して定数をとるものと、フレーム単位で変化するものとが含まれている。前者については、画像データIM単位で記録し、後者については画像データIMのフレーム単位で記録することで、より処理負荷を抑えて効率的に補正処理を行うことができる。
換言すると、パラメータPTについて、撮影中に変化しない決め打ちのスタティック(静的)なものと、撮影中の映像状態等によって変化するダイナミック(動的)なものとを分けて記録しておき、例えば、静的なものはファイルに対して1つ、動的なものは少なくともその変化点に1つ望ましくはすべてのフレームなど複数のフレームに渡って記録しておき、ビューアではこれらを異なるタイミングで、それぞれ別々に読み込んで処理してもよい。
[その他]
プログラムであって、コンピュータを情報処理装置の制御部、例えば撮影装置3100における制御部33や情報表示端末3800における制御部23として機能させる、ものが提供されてもよい。
霧・HDR・鮮明化などの異なるアルゴリズムのうちのいずれを現在再生中の映像に適用するか切り替える仕組みが必要となるという課題があるので、補正処理に関して、以下のような態様を採用してもよい。
1.GPSから太陽の位置と方向を得て、映像に補正をかける補正内容を変更したり変化させる。
2.GPS位置情報と地図情報から街なかか、森の中か等を判断して、適用アルゴリズムを変化させる。
3.フォグランプをオンにする操作が検出された場合には、霧のアルゴリズムを適用する。
4.コントラストの差が小さく、白いときは霧と判定し、霧除去アルゴリズムを適用する。
5.黒が多いときは、暗闇と判定し、明るくする。
6.CLAHE、ガンマ、コントラストを、セットで可変させる。
ドライブレコーダ等の撮影装置3100で記録した映像について、撮影装置3100で画質補正をかけた映像を記録した映像とは別のファイルに書き出す機能を備えてもよい。
ドライブレコーダ本体での再生中に所定の操作をすることで、画質補正した映像を書き出す機能を備えてもよい。
画質補正した映像の書き出し中にはエンジンを切らないでくださいという報知を継続的に行ってもよく、特に音声で繰り返し行うとよい。
ビューアにはユーザーが操作可能な画質パラメータを調整する操作部、例えばラジオボタン、チェックボックス、プルダウンメニュー、スライダー等が設けられ、記録された映像を再生しながら操作部の操作に応じた画質調整結果を表示し、表示された状態で操作部を固定する固定指示部、例えば固定する指示を与えるチェックボックス等に固定指示がされた場合には操作部の操作の変更を禁止し、その固定された操作部の画質調整結果を表示するようにしてもよい。
ビューアには、ユーザーが操作可能な画質パラメータを調整する操作部、例えばラジオボタン、チェックボックス、プルダウンメニュー、スライダー等が設けられ、ユーザーの操作部の操作と、映像の時刻とを同期させて、記録する機能を備えてもよい。記録されたユーザー操作部の操作に応じた画質調整を行って再生する機能を備えてもよい。
ドライブレコーダ等の撮影装置3100又はビューアとなる第1のプログラムP1がインストールされた情報表示端末3800には、位置情報を削除した投稿用の映像の書き出し機能と、位置情報を削除しない投稿用の書き出し機能とが備えられてもよい。
記録された映像の補正後の映像を補正の状態の異なる複数のストリームとして表示し、複数のストリームである表示画面の中から、書き出し対象または再生対象のストリームをユーザーが選択する選択機能を備えてもよい。これは例えば、候補映像ウインドウが複数開いて元映像ウインドウと時間的に同期して再生する、その中からユーザーが選択ボタン等で最も良いものを選ぶ、等とすればよい。
上記のユーザーの選択結果や選択の状態と、そのときの元映像の情報の関係性を使って、別の映像の再生時の画質調整パラメータ等を決定するようにしてもよい。ここでは当該関係性を記録するか、学習モデルに学習させて記録してもよい。
映像の書き出し時に映像を書き出す場所的範囲を矩形等で選択する機能を備え、画質の補正は選択された範囲内にのみ行ってから再エンコードして書き出すようにしてもよい。
例えばYoutube(登録商標)等のSNS等へ投稿するための書き出し機能を備え、元の映像と加工後の映像とを1つのファイルに格納してアップロードする機能を備えるとよい。両映像を並べたストリームとしてもよいし、両映像を時間的に前後に並べてつなげた映像ストリームとしてもよい。このとき、それぞれの映像が「元映像」「加工後の映像」であることを示す表示を埋め込んで書き出すとよい。
全天球、半天球カメラで撮影した映像については、映像を展開してその一部を座標変換して表示したものに対して、加工処理を行うとよい。このようにすれば処理負荷を低減できる。あるいは、例えば最外周部分を含むドーナツ状の部分について加工を加える一方、ドーナツの穴の部分、つまる内部の円領域については、加工を行わないか、又は別の加工を行うようにしてもよい。
さらに、次の態様でも提供可能である。
(1)本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、制御部を有する。制御部は、撮影部によって撮影された画像を取得する。画像に関する情報を含む画面を表示するよう制御する。画面は、ユーザーの複数の操作指示を受け付け可能に構成される。複数の操作指示のそれぞれは、画像に関する異なる処理結果の表示を指示するものである。
このような態様によれば、移動体の状態に基づいた、適切な画像処理を施すことができるため、ユーザビリティを向上させることができる。
前記情報処理装置において、前記第1の補正ステップでは、前記特定情報に基づいて、補正される範囲である補正範囲を可変に、前記画像データへの前記第1の補正処理を実行する、もの。
このような態様によれば、全範囲を補正しなくてもよいため、処理負荷を抑制することができる。また、好ましい範囲に補正がかかるため、ユーザビリティの高い機能を実現することができる。
前記情報処理装置において、前記補正範囲は、前記画像データのフレームに設定された関心領域である、もの。
このような態様によれば、本来視認性を高めたい領域を絞って、補正をかけることができるため、ユーザビリティを向上させることができる。
前記情報処理装置において、前記制御部は、次の各ステップをさらに実行するように構成され、第1の受付ステップでは、ユーザーによる第1の入力を受け付け、解除ステップでは、前記第1の入力に基づいて、前記画像データに対する前記第1の補正処理を解除する、もの。
このような態様によれば、装置が提示した補正処理が不要な場合に、これをユーザーの意思で解除することで視認性を高めることが可能となり、よりユーザビリティを向上させることができる。
前記情報処理装置において、前記制御部は、次の各ステップをさらに実行するように構成され、第2の受付ステップでは、ユーザーによる第2の入力を受け付け、第2の補正ステップでは、前記第2の入力に基づいて、前記画像データへの第2の補正処理を実行する、もの。
このような態様によれば、装置が提示した補正処理に加えて、ユーザーの意思で補正を追加することで視認性を高めることが可能となり、よりユーザビリティを向上させることができる。
前記情報処理装置において、前記表示制御ステップでは、前記第1の補正処理と、前記第2の補正処理とが区別可能な態様で、前記画像データを再生可能に表示させる、もの。
このような態様によれば、ユーザーは補正処理の種別を把握することができ、ユーザーフレンドリーである。
前記情報処理装置において、前記特定情報は、前記移動体の位置、向き、速度、加速度、時刻、時間帯、天候、走行状態及びペダルワークのうちの少なくとも1つである、もの。
このような態様によれば、具体的な移動体の状態である、位置、速度、加速度、走行状態及びペダルワークのうちの少なくとも1つを考慮して、より適切な画像処理を施すことができるため、ユーザビリティをさらに向上させることができる。
前記情報処理装置において、前記制御部は、取得ステップをさらに実行するように構成され、前記特定情報は、前記移動体の位置であり、前記取得ステップでは、道路ネットワーク情報を取得し、前記第1の補正ステップでは、前記位置と、前記道路ネットワーク情報とに基づいて、前記画像データへの第1の補正処理を実行する、もの。
このような態様によれば、位置と、そのときの道路状況に応じて、適切な画像処理を施すことができるため、ユーザビリティをさらに向上させることができる。
前記情報処理装置において、前記制御部は、取得ステップをさらに実行するように構成され、前記特定情報は、前記移動体の位置であり、前記取得ステップでは、地形情報を取得し、前記第1の補正ステップでは、前記位置と、前記地形情報とに基づいて、前記画像データへの第1の補正処理を実行する、もの。
このような態様によれば、位置と、そのときの地形や環境等に応じて、適切な画像処理を施すことができるため、ユーザビリティをさらに向上させることができる。
前記情報処理装置において、前記特定情報は、前記移動体の位置と、向きとであり、前記第1の補正ステップでは、前記位置と、前記向きとから推定される太陽の位置に基づいて、前記画像データへの第1の補正処理を実行する、もの。
このような態様によれば、太陽の位置を加味して、適切な画像処理を施すことができるため、ユーザビリティをさらに向上させることができる。
前記情報処理装置において、前記第1の補正ステップは、準備ステップと、処理ステップとを備え、前記制御部は、予め記憶された第1のプログラムと、前記第1のプログラムとは異なる第2のプログラムとを呼出可能に構成され、前記第1のプログラムは、前記準備ステップを実行させ、前記準備ステップでは、前記画像データに含まれるパラメータを抽出し、抽出された前記パラメータの値を、前記第2のプログラムに渡し、前記第2のプログラムは、前記処理ステップと、前記表示制御ステップとを実行させ、前記処理ステップでは、前記パラメータに対して前記第1の補正処理を実行することで、その値を変化させ、前記表示制御ステップでは、前記処理ステップにおいて変化した前記パラメータの値に基づく前記画像データを再生可能に表示させる、もの。
このような態様によれば、より補正処理に特化した別プログラムを利用することができるため、計算コストの削減や画像処理性能の向上に寄与する。
前記情報処理装置において、前記パラメータは、色相、明度、彩度、コントラスト、ガンマ、鮮鋭度、再生開始時刻、再生終了時刻及びループの有無のうち少なくとも1つを含む、もの。
このような態様によれば、各パラメータが画像データが有する一般的なものとなっているため、より汎用的な画像処理プログラムを第2のプログラムとして使用することもでき、ユーザビリティの高い装置を実現することができる。
前記情報処理装置において、前記準備ステップでは、前記第2のプログラムの動作に関する動作情報を前記第2のプログラムに渡し、前記表示制御ステップでは、前記動作情報に基づいて、前記第2のプログラムが有する機能の少なくとも一部を制限して、前記画像データを再生可能に表示させる、もの。
このような態様によれば、第2のプログラムをあくまでも補正と再生のためだけに利用することができ、ユーザーが第2のプログラムが有する余計な機能等を使用せずに済み、ユーザビリティの高い装置を実現することができる。
前記情報処理装置において、前記第1のプログラムは、前記表示制御ステップを実行するように構成され、前記表示制御ステップでは、前記第2のプログラムがインストールされていない場合、このインストールを推奨する画面を表示させる、もの。
このような態様によれば、第2のプログラムがインストールされていない場合であっても、第2のプログラムを介した第1の補正処理を行うことができる。
前記情報処理装置において、前記第2のプログラムは、外部装置に記憶されたプログラムであり、前記制御部は、前記第2のプログラムを、ネットワークを介して呼び出すように構成される、もの。
このような態様によれば、第2のプログラムがインストールされていない場合であっても、第2のプログラムを介した第1の補正処理を行うことができる。
情報処理装置であって制御部を備え、前記制御部は、次の各ステップを実行するように構成され、記録ステップでは、カメラが撮像した映像を、画像データとして記録し、表示制御ステップでは、前記カメラが撮像した映像をライブビューとして表示させ、記録された前記画像データと、表示された前記映像とのパラメータが、異なるように設定される、もの。
このような態様によれば、ライブビューとして視認される映像と、記録しておく画像データとを異なるものとすることで、視認性とカスタム性の両方を担保することができる。
前記情報処理装置において、前記記録ステップでは、前記映像を補正せずに前記画像データとして記録し、前記表示制御ステップでは、前記映像を補正して前記ライブビューとして表示させる、もの。
このような態様によれば、ライブビューとして視認される映像の視認性を高めつつ、記録する画像データの加工による情報欠落を防止することができる。
前記情報処理装置において、前記記録ステップでは、表示された前記映像のパラメータをパラメータログとして、前記画像データとともに時系列で記録する、もの。
このような態様によれば、ライブビューとして視認される映像の視認性を保存しておくことができる。
前記情報処理装置において、前記制御部は、第3の受付ステップをさらに実行するように構成され、前記第3の受付ステップでは、ユーザーによる第3の入力を受け付け、前記表示制御ステップでは、前記第3の入力に基づいて、前記画像データ及び前記パラメータログを読み出して、補正された前記画像データを再生可能に表示させる、もの。
このような態様によれば、ユーザーの所望する場合に、視認性の高い映像をその場で再生することができ、ユーザビリティの高い装置を実現することができる。
前記情報処理装置において、前記制御部は、予め記憶された第3のプログラムと、前記第3のプログラムとは異なる第4のプログラムとを呼出可能に構成され、前記表示制御ステップでは、前記画像データが前記第4のプログラムで再生された場合に、前記第3のプログラムでの再生を促す情報を表示させる、もの。
このような態様によれば、意図しないプログラムによって再生された場合でも、好ましいプログラムでの再生を誘導することができ、ユーザーに適切な情報を提供することができる。
前記情報処理装置において、前記再生を促す情報は、前記画像データの再生画面とともに表示される、もの。
このような態様によれば、あくまでも現在の見え方が好ましくない状態であり、画像データ自体は問題ない旨を、ユーザーに適切に情報として提供することができる。
情報処理方法であって、前記情報処理装置の各ステップを備える、方法。
このような方法によれば、前述の情報処理装置の機能を方法という形で実現及び提供することができる。
プログラムであって、コンピュータを前記情報処理装置の制御部として機能させる、もの。
このような態様によれば、前述の情報処理装置の機能をプログラムという形で実現及び提供することができる。
もちろん、これに限定されるものではない。
なお、本発明の範囲は、明細書に明示的に説明された構成や限定されるものではなく、本明細書に開示される本発明の様々な側面の組み合わせをも、その範囲に含むものである。本発明のうち、特許を受けようとする構成を、添付の特許請求の範囲に特定したが、現在の処は特許請求の範囲に特定されていない構成であっても、本明細書に開示される構成を、将来的に特許請求の範囲とする意思を有する。
本願発明は上述した実施形態に記載の構成に限定されない。上述した各実施形態や変形例の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また各実施形態や変形例の任意の構成要素と、発明を解決するための手段に記載の任意の構成要素又は発明を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成するとよい。これらについても本願の補正又は分割出願等において権利取得する意思を有する。「~の場合」「~のとき」という記載があったとしてもその場合やそのときに限られる構成として記載はしているものではない。これらの場合やときでない構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。また順番を伴った記載になっている箇所もこの順番に限らない。一部の箇所を削除したり、順番を入れ替えたりした構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。
また、意匠登録出願への変更により、全体意匠又は部分意匠について権利取得する意思を有する。図面は本装置の全体を実線で描画しているが、全体意匠のみならず当該装置の一部の領域に対して請求する部分意匠も包含した図面である。例えば当該装置の一部の部材を部分意匠とすることはもちろんのこと、部材と関係なく当該装置の一部の領域を部分意匠として包含した図面である。当該装置の一部の領域としては、装置の一部の部材としてもよいし、その部材の領域としてもよい。全体意匠はもちろんのこと、図面の実線領域のうち任意の領域を破線領域とした部分意匠を、権利化する意思を有する。また、装置の筐体の内部のモジュール・部材・部品等についても、図面に表示されているものは、何れも独立して取引の対象となるものであって、同様に、意匠登録出願への変更を行って権利化を行う意思を有するものである。
上述した実施形態及び変形例は任意に組み合わせて実施するようにしてもよい。
11 :制御部
22 :記憶部
23 :制御部
231 :取得部
232 :受付部
233 :補正部
234 :解除部
235 :表示制御部
32 :記憶部
33 :制御部
331 :取得部
332 :受付部
333 :記録部
334 :補正部
335 :表示制御部
4 :再生画面
41 :補正領域
42 :非補正領域
43 :付加情報
5 :シークバー
51 :補正時間
IF1 :特定情報
IF2 :道路ネットワーク情報
IF3 :地形情報
IF4 :動作情報
IM :画像データ
P1 :第1のプログラム
P2 :第2のプログラム
P3 :第3のプログラム
P4 :第4のプログラム
PL :パラメータログ
PT :パラメータ
R :関心領域
3000:情報処理システム
3011:制御部
3013:表示部
3014:音声出力部
3015:撮影部
3111:プロセッサ
3100:撮影装置
3200:撮影装置
3400:車両
3500:記録媒体
3700:サーバ
3710:制御部
3711:画像処理部
3712:通信制御部
3713:記憶制御部
3720:記憶部
3730:通信部
3800:情報表示端末
3810:制御部
3811:表示制御部
3812:通信制御部
3813:記憶制御部
3820:記憶部
3830:通信部
3840:入力部
3850:出力部
3900:ネットワーク
4100:ビューア
4101:ファイルボタン
4102:表示ボタン
4103:再生ボタン
4104:ツールボタン
4105:インフォメーションボタン
4110:映像表示領域
4120:加速度グラフ表示領域
4130:地図画像表示領域
4131:現在地アイコン
4140:霧補正ボタン
4141:HDRボタン
4142:鮮明化ボタン
4143:その他処理ボタン
4144:一部処理ボタン
4145:ストリーム表示ボタン
4146:操作ボタン
4150:日時表示領域
4160:車両状態表示領域
4170:速度グラフ表示領域
4180:プレイリスト表示領域
4200:ビューア
4210:映像表示領域
4240:霧補正ボタン
4300:ビューア
4310:映像表示領域
4311:霧補正領域
4312:処理内容表示部
4313:鮮明化領域
4314:処理内容表示部
4340:霧補正ボタン
4342:鮮明化ボタン
4344:一部処理ボタン
4400:ビューア
4440:晴補正ボタン
4441:雲補正ボタン
4442:雨補正ボタン
4443:霧補正ボタン
4500:ビューア
4510:映像表示領域
4540:霧補正ボタン
4600:ビューア
4610:映像表示領域
4630:地図画像表示領域
4631:現在地アイコン
4640:トンネル補正ボタン
4700:ビューア
4720:加速度グラフ表示領域
4721:加速度表示部
4740:加速補正ボタン
4770:速度グラフ表示領域
4800:ビューア
4810:映像表示領域
4830:地図画像表示領域
4831:現在地アイコン
4832:処理領域
4840:霧補正ボタン
4900:ビューア
4910:映像表示領域
4911:天候情報
4941:雨補正ボタン
5000:ビューア
5010:映像表示領域
5030:地図画像表示領域
5031:現在地アイコン
5040:ブレーキ補正ボタン
5070:速度グラフ表示領域
5100:ビューア
5110:映像表示領域
5140:夜補正ボタン
5150:日時表示領域
5200:ビューア
5210:映像表示領域
5211:霧補正領域
5240:霧補正ボタン
5300:ビューア
5310:映像表示領域
5311:夜補正領域
5340:夜補正ボタン
5350:日時表示領域
5400:ビューア
5410:映像表示領域
5411:霧補正領域
5430:地図画像表示領域
5431:現在地アイコン
5432:処理領域
5440:霧補正ボタン
5500:ビューア
5510:映像表示領域
5511:曇補正領域
5512:天候情報
5540:曇補正ボタン
5541:雨補正ボタン
5600:ビューア
5610:映像表示領域
5611:加速度補正領域
5620:加速度グラフ表示領域
5621:加速度表示部
5640:加速補正ボタン
5700:ビューア
5710:映像表示領域
5711:自動霧補正領域
5712:処理内容表示部
5713:手動霧補正領域
5714:処理内容表示部
5740:霧補正ボタン
5745:ストリーム表示ボタン
5800:ビューア
5810:映像表示領域
5811:オリジナル画像表示部
5812:オリジナル表示部
5813:処理1結果表示部
5814:処理1内容表示部
5815:処理2結果表示部
5816:処理2内容表示部
5817:処理3結果表示部
5818:処理3内容表示部
5846:操作ボタン
5900:ビューア
5910:映像表示領域
5911:処理内容表示部
5940:霧補正ボタン
6000:ビューア
6080:プレイリスト表示領域
6081:プレイリスト
6100:ビューア
6110:映像表示領域
6111:検出情報表示部
6140:霧補正ボタン
6200:ビューア
6290:画像処理調整領域
6291:色相調整オブジェクト
6292:明るさ調整オブジェクト
6293:コントラスト調整オブジェクト
6294:彩度調整オブジェクト
6295:ガンマ値調整オブジェクト
6296:シグマ値調整オブジェクト
6297:半径調整オブジェクト
6298:変動量調整オブジェクト
6300:ビューア
6390:画像処理調整領域
6391:画像固定指示オブジェクト
6392:シャープネス固定指示オブジェクト
6393:バンディングノイズ除去固定指示オブジェクト
6394:フィルム粒状化固定指示オブジェクト
6400:ビューア
6401:ファイルボタン
6410:映像表示領域
6500:ビューア
6510:映像表示領域
6511:他車両
6512:ナンバープレート情報
6540:個人情報処理ボタン
6541:HDRボタン
6600:情報処理システム
6800:情報処理端末
6811:表示制御部
6812:通信制御部
6813:記憶制御部
6814:画像処理部

Claims (35)

  1. 情報処理装置であって、
    制御部を有し、
    前記制御部は、
    撮影部によって撮影された画像を取得し、
    前記画像に関する情報を含む画面を表示するよう制御し、
    前記画面は、ユーザーの複数の操作指示を受け付け可能に構成され、
    前記複数の操作指示のそれぞれは、前記画像に関する異なる処理結果の表示を指示するものである、
    情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記画面には、オブジェクトが含まれ
    前記制御部は、ユーザーによって選択された前記オブジェクトに対する操作指示を受け取り、前記操作指示に対応する、前記画像に関する処理結果の表示の指示を受け付け、前記画像に関する処理結果を含む画面を表示するよう制御する、
    情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記画面には、オブジェクトが含まれ、
    前記オブジェクトは、前記画像に関する異なる処理結果ごとに異なり、
    前記制御部は、ユーザーによって選択されたオブジェクトに対応する、前記画像に関する処理結果の表示の指示を受け付け、前記画像に関する処理結果を含む画面を表示するよう制御する、
    情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、前記画面を介して第1のオブジェクトと第2のオブジェクトとが選択された場合、前記第1のオブジェクトに対応する、前記画像に関する第1の処理結果の表示の指示と、前記第2のオブジェクトに対応する、前記画像に関する第2の処理結果の表示の指示と、を受け付け、前記画像に関する前記第1の処理結果と、前記画像に関する前記第2の処理結果とを含む画面を表示するよう制御する、
    情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置において、
    前記第1のオブジェクトに関連する画像処理と前記第2のオブジェクトに関連する画像処理とでは、前記画像における画像処理の対象とする領域が異なる、
    情報処理装置。
  6. 請求項3から請求項5までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記画面に表示されているオブジェクトは、天候に関する画像処理に関連するオブジェクトである、
    情報処理装置。
  7. 請求項3から請求項6までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    前記画像の状態に基づいて前記画面に表示するオブジェクトを変更する、
    情報処理装置。
  8. 請求項3から請求項7までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    道路ネットワーク情報に基づいて前記画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを前記画面に表示するよう制御する、
    情報処理装置。
  9. 請求項3から請求項8までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    前記撮影部を有する移動体の加速度を検出する加速度センサーの情報に基づいて前記画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを前記画面に表示するよう制御する、
    情報処理装置。
  10. 請求項3から請求項9までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    前記撮影部を有する移動体の位置情報に基づいて前記画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを前記画面に表示するよう制御する、
    情報処理装置。
  11. 請求項3から請求項10までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    前記撮影部を有する移動体の位置情報と前記画像が撮影された日時の天候情報とに基づいて前記画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを前記画面に表示するよう制御する、
    情報処理装置。
  12. 請求項3から請求項11までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    前記撮影部を有する移動体の操作情報に基づいて前記画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを前記画面に表示するよう制御する、
    情報処理装置。
  13. 請求項3から請求項12までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    前記画像が撮影された日時に基づいて前記画像に対する画像処理を示唆するオブジェクトを前記画面に表示するよう制御する、
    情報処理装置。
  14. 請求項3から請求項13までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記画像に対する画像処理は、前記撮影部で撮影された画像の一部に対する画像処理である、
    情報処理装置。
  15. 請求項14に記載の情報処理装置において、
    前記画像の一部とは、前記撮影部で撮影された画像の全領域のうち設定された領域である、
    情報処理装置。
  16. 請求項14又は請求項15に記載の情報処理装置において、
    前記画像の一部とは、前記撮影部で撮影された画像のうち設定された時間帯に撮影された画像である、
    情報処理装置。
  17. 請求項14から請求項16までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記画像の一部とは、前記撮影部を有する移動体の位置情報が設定された範囲内で撮影された画像である、
    情報処理装置。
  18. 請求項14から請求項17までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記画像の一部とは、前記撮影部を有する移動体の位置における前記画像が撮影された日時の天候情報が設定された天気を示す画像である、
    情報処理装置。
  19. 請求項14から請求項18までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記画像の一部とは、前記撮影部を有する移動体のセンサー情報が設定された閾値内の画像である、
    情報処理装置。
  20. 請求項1から請求項19までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記画面には、前記画像処理が行われる範囲が自動で選択されたか、手動で選択されたかの情報が含まれる、
    情報処理装置。
  21. 請求項1から請求項20までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記画面には、前記撮影部で撮影された画像と、1以上の画像処理後の画像と、が含まれる、
    情報処理装置。
  22. 請求項21に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    前記1以上の画像処理後の画像の選択に関する学習情報に基づいて、画像処理のパラメータを調整する、
    情報処理装置。
  23. 請求項1から請求項22までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記画面には、画像処理後の画像が含まれ、
    前記制御部は、
    前記撮影部で撮影された画像を記憶領域に記憶する、
    情報処理装置。
  24. 請求項1から請求項23までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記画面には、前記撮影部で撮影された画像に対してどのような画像処理を行ったかの情報が含まれる、
    情報処理装置。
  25. 請求項1から請求項24までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    前記撮影部で撮影された画像に対してどのような画像処理を行ったかの情報をログ情報として記憶領域に記憶する、
    情報処理装置。
  26. 請求項25に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    前記ログ情報に基づいて画像処理後の画像から画像処理前の画像に変換して前記画面に出力する、
    情報処理装置。
  27. 請求項3から請求項26までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    前記画像から検出された物体に応じて前記画面に含まれるオブジェクトを変更する、
    情報処理装置。
  28. 請求項3から請求項27までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記画面には、前記画像処理の程度を調整する調整オブジェクトが含まれ、
    前記制御部は、
    前記調整オブジェクトの操作に応じて、前記画像処理の程度を調整する、
    情報処理装置。
  29. 請求項28に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    前記調整オブジェクトの操作のタイミングと、前記画像の記録タイミング又は前記画像の再生タイミングと、を関連付けて記憶する、
    情報処理装置。
  30. 請求項28又は請求項29に記載の情報処理装置において、
    前記画面には、前記調整オブジェクトによる調整を禁止する固定指示オブジェクトが含まれ、
    前記制御部は、
    前記固定指示オブジェクトの操作に応じて、前記調整オブジェクトによる調整を禁止する、
    情報処理装置。
  31. 請求項28から請求項30までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    過去の前記画像処理の調整の程度の学習情報に基づいて、画像処理の程度を調整する、
    情報処理装置。
  32. 請求項3から請求項31までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記画面には、画像出力オブジェクトが含まれ、
    前記制御部は、
    前記画像出力オブジェクトの操作に応じて、前記画像の位置情報を削除して前記画像を出力する、
    情報処理装置。
  33. 請求項1から請求項32までの何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記制御部は、
    前記画面を介した操作指示に基づき、画像処理を実行する、
    情報処理装置。
  34. 請求項1から請求項33までの何れか1項に記載の情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、
    制御部を有し、
    前記制御部は、前記情報処理装置からの要求に基づいて、画像処理を実行する、
    情報処理装置。
  35. プログラムであって、
    コンピュータを、請求項1から請求項33までの何れか1項に記載の情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。
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