JP2023019041A - 運転支援装置 - Google Patents

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將人 関根
Masato Sekine
龍矢 東
Tatsuya Azuma
輝 由川
Teru Yukawa
啓輔 茂木
Keisuke Motegi
優太 佐藤
Yuta Sato
悠 長谷川
Yu Hasegawa
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Abstract

Figure 2023019041000001
【課題】 運転者が設定している目的地に向けた目標走行経路を間違えて走行した場合に逆走して目標走行経路に戻そうとすることを未然に防ぐ運転支援装置の提供。
【解決手段】 運転支援装置1は、走行制御ユニット22が自車両Mを運転者が目標走行経路Rに沿って走行させているときに、目標走行経路Rと異なる分岐路102に進入したとき、運転者によって目標走行経路Rへの復帰操作を検出すると、目標走行経路Rに復帰可能である場合に自車両Mを目標走行経路Rに復帰させる制御を実行し、復帰不可能である場合に分岐路を経由する目的地までの新たな走行経路R1を再設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、逆走を防止する運転支援装置に関するものである。
車両が道路に規定されている車両進行方向を逆走する行為は、非常に危険であり、車両を逆走させないことが課題となっている。また、運転者が車両を車両進行方向に対して逆走することが問題となっている。
近年、車両の逆走を検出して防止する技術に関しては、種々の提案がされている。例えば、特許文献1には、自車両の逆走解消運転制御部が逆走している道路の出口までの距離が所定値以内である場合に、逆走を継続して出口先の道路まで走行する目標軌道を生成する内容が記載されている。
また、逆走解消運転制御部は、自車両の位置から道路リンクの出口までの距離を認識し、認識した距離が所定値以内である場合に、逆走状態を継続し、道路リンクに移動するための目標軌道を生成して、自車両の逆走状態を速やかに解消させる内容が記載されている。
特開2019-66948号公報
ところで、運転者が設定している目的地に向けた目標走行経路とは異なる経路に間違って走行しまった場合に気付き、目標走行経路に戻ろうとして自車両を逆走させてしまう場合がある。このような場合に、従来の逆走解消運転制御部では、対応できないという課題があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、運転者が設定している目的地に向けた目標走行経路を間違えて走行した場合に逆走して目標走行経路に戻そうとすることを未然に防ぐ運転支援装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の運転支援装置は、自車両の周囲の走行環境情報を取得する外部認識装置と、道路地図情報が記憶され、測位信号に基づき自車位置を検出するロケータユニットと、前記外部認識装置による前方走行環境情報に基づいて車両を制御する走行制御ユニットと、を備え、前記走行制御ユニットは、前記自車両を運転者が目標走行経路に沿って走行させているときに、前記自車両が前記目標走行経路と異なる分岐路に進入したとき、前記運転者によって前記目標走行経路への復帰操作を検出すると、前記目標走行経路に復帰可能かを判定し、復帰可能である場合に前記自車両を前記目標走行経路に復帰させる制御を実行し、復帰不可能である場合に前記分岐路を経由する目的地までの新たな走行経路を再設定する。
本発明によれば、運転者が設定している目的地に向けた目標走行経路を間違えて走行した場合に逆走して目標走行経路に戻そうとすることを未然に防ぐ運転支援装置を提供することができる。
運転支援装置の構成を示す機能ブロック図 自律センサを搭載する車両の上面図 道路の本線から分岐する分岐路を示す図 走行制御ユニットにより自車両の逆走を未然に防止する制御例を示すフローチャート 走行制御ユニットにより自車両の方向転換復帰判定制御例を示すフローチャート 自車両を分岐路から本線の目標走行経路に復帰させる状態を説明する図 走行経路を再設定して自車両を分岐路経由に走行させる状態を説明する図 方向転換経路を設定して自車両を目標走行経路に復帰させる状態を説明する図
以下に図面を参照しながら、本発明の一態様の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明に用いる図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、および各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。本実施形態における車両の運転支援装置としての走行制御装置10は、図1に示すように、車外の走行環境を認識するためのユニットとして、走行環境認識ユニット11およびロケータユニット12を有する。
また、走行制御装置10は、走行制御ユニット(以下、「走行_ECU」と称す)22と、エンジン制御ユニット(以下、「E/G_ECU」と称す)23と、ステアリング(操舵)制御ユニットであるパワーステアリング制御ユニット(以下、「PS_ECU」と称す)24と、ブレーキ制御ユニット(以下、「BK_ECU」と称す)25と、を備える。これら各制御ユニット22~25は、走行環境認識ユニット11およびロケータユニット12と共に、CAN(Controller Area Network)などの車内通信回線を介して接続されている。
外部認識装置である走行環境認識ユニット11は、例えば、車室内前部の上部中央に固定されている。この走行環境認識ユニット11は、メインカメラ11aおよびサブカメラ11bからなる車載カメラ(ステレオカメラ)と、画像処理ユニット(IPU)11cと、走行環境認識部11dと、を有している。
メインカメラ11aおよびサブカメラ11bは、例えば、自車両Mの前方の実空間をセンシングする自律センサである。これらメインカメラ11aおよびサブカメラ11bは、例えば、図2に示すように、車幅方向中央を挟んでフロントガラス上部手前の車室内の左右対称な位置に配置され、自車両Mの前方領域を異なる視点からステレオ撮像する。
IPU11cは、両カメラ11a,11bで撮像した自車両Mの前方の前方走行環境画像情報を所定に画像処理し、対応する対象の位置のズレ量から求めた距離情報を含む前方走行環境画像情報(距離画像情報)を生成する。走行環境認識部11dは、IPU11cから受信した距離画像情報などに基づき、自車両Mの周辺の道路を区画する車線区画線を求める。
また、走行環境認識部11dは、自車両Mが走行する走行路(自車走行レーン)の左右を区画する車線区画線の道路曲率[1/m]、および左右車線区画線間の幅(車線幅)を求める。この道路曲率、および車線幅の求め方は種々知られているが、例えば、走行環境認識部11dは、道路曲率を前方走行環境画像情報に基づき輝度差による二値化処理にて、左右の車線区画線を認識し、最小二乗法による曲線近似式などにて左右車線区画線の曲率を所定区間毎に求める。
また、走行環境認識部11dは、距離画像情報に対して所定のパターンマッチングなどを行い、道路に沿って存在するガードレール、縁石、および、自車両Mの周辺の道路上に存在する歩行者、二輪車、二輪車以外の車両などの立体物、障害物などの認識を行う。
ここで、走行環境認識部11dにおける立体物、障害物などの認識では、例えば、立体物の種別、立体物までの距離、立体物の速度、立体物と自車両Mとの相対速度などの認識が行われる。なお、このように車載カメラからの画像に基づいて認識した立体物を、カメラオブジェクト(カメラOBJ)と称する。
さらに、走行環境認識部11dには、自律センサとして、複数のレーダ装置(例えば、左前側方レーダ装置11fl、右前側方レーダ装置11fr、左後側方レーダ装置11rl、および、右後側方レーダ装置11rr)が接続されている。
これら複数のレーダ装置(左前側方レーダ装置11fl、右前側方レーダ装置11fr、左後側方レーダ装置11rl、および、右後側方レーダ装置11rr)は、例えば、図2に示すように、車室外において、フロント-リア方向および車幅方向の中央を挟むと共に、前後左右対称な位置となるようにバンパーなどに配置されている。
左前側方レーダ装置11flおよび右前側方レーダ装置11frは、上述したカメラ11a,11bからの画像では監視することのできない自車両Mの左右斜め前方および側方の2つの領域を監視する。左後側方レーダ装置11rlおよび右後側方レーダ装置11rrは、上述した左前側方レーダ装置11flおよび右前側方レーダ装置11frでは監視することのできない自車両Mの左右側方から後方にかけての2つの領域を監視する。
これらの各レーダ装置11fl,11fr,11rl,11rrは、ミリ波レーダ、レーザ・レーダ、ライダー(LIDER:Light Detection and Ranging)などを備えて構成されている。各レーダ装置11fl,11fr,11rl,11rrは、水平方向に発射したレーダ波(電波やレーザビームなど)の反射波を受信することにより、自車両Mの周囲に存在する立体物上の複数の反射点を検出して立体物を認識する。
このように各レーダ装置11fl,11fr,11rl,11rrにおいて認識されたレーダOBJに関する情報は、走行環境認識部11dに入力される。これにより、走行環境認識部11dでは、自車両Mの前方に存在する先行車などのみならず、自車両Mの側方に存在する並走車両、交差点などにおいて自車進行路に交差する方向から自車両Mに接近する交差車両および自車両Mの後方に存在する後続車両などについても認識することが可能となっている。
なお、左後側方レーダ装置11rl、および、右後側方レーダ装置11rrを設けず、バックカメラを用いて後方の並走車両、後続車両を認識してもよい。
ロケータユニット12は、道路地図上の自車位置を推定するものであり、自車位置を推定するロケータ演算部13を有している。このロケータ演算部13の入力側には、自車両Mの前後加速度を検出する加速度センサ14、前後左右各車輪の回転速度を検出する車輪速センサ15、自車両Mの角速度または角加速度を検出するジャイロセンサ16、複数の測位衛星から発信される測位信号を受信するGNSS受信機17、図示しないステアリングの回転角度を検出する舵角センサ18など、自車両Mの位置(自車位置)を推定するに際して必要とするセンサ類が接続されている。
ロケータ演算部13には、高精度道路地図データベース19が接続されている。高精度道路地図データベース19は、HDDなどの大容量記憶媒体であり、高精度な道路地図情報(ダイナミックマップ)が記憶されている。
すなわち、高精度度道路地図情報は、主として道路情報を構成する静的情報および準静的情報と、主として交通情報を構成する準動的情報および動的情報と、からなる4層の情報を有する。
ロケータ演算部13は、地図情報取得部13aと、自車位置推定部13bと、を備えている。地図情報取得部13aは、例えば運転者が自動運転に際してセットした目的地に基づき、現在地から目的地までのルート地図情報を高精度道路地図データベース19に格納されている地図情報から取得する。
また、地図情報取得部13aは、取得したルート地図情報(ルート地図上の車線データ)を自車位置推定部13bへ送信する。自車位置推定部13bは、GNSS受信機17で受信した測位信号に基づき自車両Mの位置座標を取得する。
さらに、自車位置推定部13bは、取得した位置座標をルート地図情報上にマップマッチングして、道路地図上の自車位置を推定すると共に自車走行路(走行車線)を区画する左右の車線区画線を認識し、道路地図データに記憶されている走行車線中央の道路曲率を取得する。
また、自車位置推定部13bは、トンネル内走行などのようにGNSS受信機17の感度低下により測位衛星からの有効な測位信号を受信することができない環境において、車輪速センサ15で検出した車輪速に基づき求めた車速、ジャイロセンサ16で検出した角速度、および前後加速度センサ14で検出した前後加速度に基づいて自車位置を推定する自律航法に切換えて、道路地図上の自車位置を推定する。
さらに、自車位置推定部13bは、上述のようにGNSS受信機17で受信した測位信号或いはジャイロセンサ16などで検出した情報などに基づいて道路地図上の自車位置を推定すると、推定した道路地図上の自車位置に基づき、自車両Mが走行中の走行路の道路種別などを判定する。
また、走行_ECU22の入力側には、運転者が自動運転(走行制御)のオン/オフ切換などを行うモード切換スイッチ、運転者による運転操作量としての操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ、運転者による運転操作量としてのブレーキペダルの踏込量を検出するブレーキセンサ、運転者による運転操作量としてのアクセルペダルの踏込量を検出するアクセルセンサおよび自車両Mに作用するヨーレートを検出するヨーレートセンサなどの各種スイッチ・センサ類が接続されている(何れも図示せず)。
走行_ECU22には、運転モードとして、手動運転モードと、走行制御のためのモードである第1の走行制御モードおよび第2の走行制御モードと、退避モードと、が設定されている。これらの各運転モードは、モード切換スイッチに対する操作状況などに基づき、走行_ECU22において選択的に切換可能となっている。
ここで、手動運転モードとは、運転者による保舵を必要とする運転モードであり、例えば、運転者によるステアリング操作、アクセル操作およびブレーキ操作などの運転操作に従って、自車両Mを走行させる運転モードである。
また、第1の走行制御モードも同様に、運転者による保舵を必要とする運転モードである。すなわち、第1の走行制御モードは、運転者による運転操作を反映しつつ、例えば、E/G_ECU23、PS_ECU24、BK_ECU25などの制御を通じて、主として、先行車追従制御(ACC:Adaptive Cruise Control)と、車線中央維持(ALKC:Active Lane Keep Centering)制御および車線逸脱抑制(Active Lane Keep Bouncing)制御と、を適宜組み合わせて行うことにより、目標走行経路に沿って自車両Mを走行させる、いわば半自動運転モードである。
また、第2の走行制御モードとは、運転者による保舵、アクセル操作およびブレーキ操作を必要とすることなく、例えば、E/G_ECU23、PS_ECU24、BK_ECU25などの制御を通じて、主として、先行車追従制御と、車線中央維持制御および車線逸脱抑制制御とを適宜組み合わせて行うことにより、目標ルート(ルート地図情報)に従って自車両Mを走行させる自動運転モードである。
退避モードは、例えば、第2の走行制御モードによる走行中に、当該モードによる走行が継続不能となり、且つ、運転者に運転操作を引き継ぐことができなかった場合(すなわち、手動運転モード、または、第1の走行制御モードに遷移できなかった場合)に、自車両Mを路側帯などに自動的に停止させるためのモードである。
E/G_ECU23の出力側には、スロットルアクチュエータ35が接続されている。このスロットルアクチュエータ35は、エンジンのスロットルボディに設けられている電子制御スロットルのスロットル弁を開閉動作させるものであり、E/G_ECU23からの駆動信号によりスロットル弁を開閉動作させて吸入空気流量を調整することで、所望のエンジン出力を発生させる。
PS_ECU24の出力側には、駆動源である電動パワステモータ28が接続されている。この電動パワステモータ28は、ステアリング(操舵)機構にモータの回転力で操舵トルクを付与するものであり、自動運転では、PS_ECU24からの駆動信号により電動パワステモータ28を制御動作させることで、現在の走行車線の走行を維持させる車線中央維持制御および自車両Mを隣接車線へ移動させる車線変更制御(追越制御などのための車線変更制御)が実行される。
BK_ECU25の出力側には、ブレーキアクチュエータ29が接続されている。このブレーキアクチュエータ29は、各車輪に設けられているブレーキホイールシリンダに対して供給するブレーキ油圧を調整するもので、BK_ECU25からの駆動信号によりブレーキアクチュエータ29が駆動されると、ブレーキホイールシリンダにより各車輪に対して、制動機構のブレーキ(制動)力が発生し、強制的に減速される。
なお、走行_ECU22の入力側には、図示しない方向指示器制御装置である方向指示器(ウインカ)制御部などが接続されている。この方向指示器制御部は、運転者によって操作される方向指示操作部(ウインカーレバー)である方向指示レバー(不図示)からのON信号が入力される。
また、方向指示器制御部には、リレー回路が組まれており、運転者による方向指示レバーの操作により、図2に示す、自車両Mの前後左右の4つの方向指示器(ウインカ)37a,37b,38a,38bのうち、左右の対を成す2つを点滅させる。なお、ここでは、例えば、右前方向指示器37aと右後方向指示器38aが対となり、左前方向指示器37bと左後方向指示器38bが対となっている。
さらに、走行_ECU22の出力側には、警報装置31が接続されている。この警報装置31は、音声、ブザーなどの警報音、インストルメントパネル26、ナビゲーションモニタ30などへの警告表示などを実行する。
以上のように構成された運転支援装置1は、自車両Mが運転者(ドライバ)により手動運転モード中のマニュアル操作されている際に、逆走を判定して未然に防止する制御を実行する。なお、運転支援装置1は、先行車追従制御(ACC)、車線中央維持(ALKC)制御などを実行中も逆走を未然に防止する制御を行うものである。
ここでは、運転者(ドライバ)がナビゲーションシステムによる目的地を設定して、自車両Mを目標走行経路Rに沿って本線100をマニュアル操作で走行中に、図3に示すように、本線100の目標走行経路Rから間違って分岐路102に進入する方向に自車両Mを走行させてしまった場合に、運転支援装置1が実行する目標走行経路Rを復帰させたり、目標走行経路Rに復帰できないときには新たな走行経路R1(図7参照)を再設定したりして逆走を未然に防止する制御例を図4および図5に基づいて説明する。
なお、分岐路102は、高速道路の出口に向かう側道、一般道から高速道路の入口に向かう側道、他の道路へ入るジャンクションの側道、道路休憩施設であるサービスエリア、パーキングエリア(米国ではレストエリアという)などへ入る種々の側道を含むものであ
る。
(逆走未然防止制御)
先ず、運転支援装置1の走行_ECU22は、図4に示す、目標走行経路Rを算出する(S1)。走行_ECU22は、現在地から設定された目的地までの走行ルート情報を高精度道路地図データベース19に格納されている地図情報から取得して目標走行経路Rを算出する。
なお、目標走行経路Rは、地図上の走行ルートとしてナビゲーションモニタ30に表示される。また、デジタルのインストルメントパネル26にも、目標走行経路Rの走行ルートが表示される構成としてもよい。
走行_ECU22は、目標走行経路Rに対して、現在の走行位置が一致しているか否かを判定する(S2)。走行_ECU22は、GNSS受信機17で受信した測位信号に基づき自車両Mの位置座標または自車位置推定部13b推定した自車両Mの位置が地図上の目標走行経路Rと一致しているか判定する。
走行_ECU22は、現在の走行位置が目標走行経路Rと一致している場合、ステップS1のルーチンに戻る。一方、走行_ECU22は、現在の自車両Mの走行位置が目標走行経路Rと一致してない場合、分岐路102に進入しているか否かを判定する(S3)。
走行_ECU22は、自車両Mの走行位置の地図情報から分岐路102に進入していない場合、ステップS1のルーチンに戻る。一方、走行_ECU22は、自車両Mの走行位置の地図情報から分岐路102に進入している場合、目標走行経路Rへの復帰操作を検出したか否かを判定する(S4)。
この復帰操作とは、運転者の運転操作に基づき、舵角センサ18の舵角量から目標走行経路Rへ戻ろうとする操舵、方向指示器制御部による方向指示器37a,38aの点灯などが行われたことを走行_ECU22が検出する。
走行_ECU22は、目標走行経路Rへ戻ろうとする運転者による復帰操作を検出しない場合、分岐路102を走行する目的地の新たな走行経路R1(図6参照)に再設定する(S5)。
走行_ECU22は、設定された目的地に向けた新たな走行経路R1を地図情報から取得して再設定する。即ち、走行_ECU22は、自車両Mが分岐路102を経由する目的地までの新たな走行ルートを算出して再設定する。
なお、走行_ECU22は、分岐路102が高速道路の出口または入口に向かう側道である場合、料金所を通過して、一般道路または高速道路の本線100に戻る走行ルートに再設定し、道路休憩施設であるサービスエリア、パーキングエリア(米国ではレストエリアという)などへの側道の場合、本線100に合流する合流路(不図示)を経由する走行ルートに再設定し、他の道路へのジャンクションの側道である場合、他の道路を経由する走行ルートなどに再設定する。
そして、走行_ECU22は、新たな走行経路R1の案内を開始し(S6)、ステップS1のルーチンに戻る。
ステップS4において、走行_ECU22は、目標走行経路Rへ戻ろうとする運転者による復帰操作を検出した場合、分岐点101までの距離を取得する(S8)。走行_ECU22は、自車両Mの走行位置、地図情報、IPU11cから入力されたメインカメラ11aとサブカメラ11bで撮像した前方走行環境画像情報などに基づき分岐点101までの距離を取得する。
なお、ここでは、走行_ECU22は、前方走行環境画像情報に基づき、パイロン(カラーコーン(登録商標))、クッションドラムなどの障害物または走路表示のエッジまでの距離を演算して取得する。
そして、走行_ECU22は、後方車両の情報を取得する(S8)。走行_ECU22は、左後側方レーダ装置11rlおよび右後側方レーダ装置11rr(またはバックカメラ)により、後方の所定の距離以内に後続車が走行しているかを検出する。なお、本実施形態においては、後方距離70m程度以内に後続車が走行しているかを検出する。
次に、走行_ECU22は、後方車両の情報から減速可能であるか否かを判定する(S9)。走行_ECU22は、後方距離70m程度以内に後続車がいる場合、減速不可として、上述したステップS5のルーチンに移行し、新たな走行ルートを再設定して、ステップS6の新たな走行経路R1の案内を開始する。
一方、走行_ECU22は、後方距離70m程度以内に後続車がいない場合、自車両Mを所定の速度まで減速する(S10)。走行_ECU22は、BK_ECU25を制御して、ブレーキアクチュエータ29を駆動させる。このとき、走行_ECU22は、警報装置31を駆動して警報音、警告表示などを行い運転者に注意喚起してもよい。
なお、減速させる所定の速度は、高速道路の場合、例えば60km/h程度に設定され、一般道の場合、例えば40km/h程度に設定されている。
次に、走行_ECU22は、目標走行経路Rへ復帰可能な走行スペースがあるか否かを判定する(S11)。走行_ECU22は、分岐点101までの距離、自車両Mの車速、最小回転半径、舵角量から目標走行経路Rへ復帰可能な走行スペースがあるかを判定する。
走行_ECU22は、目標走行経路Rへ復帰可能な走行スペースがない場合、後述の図5に示す方向転換復帰判定制御を実行する。
一方、走行_ECU22は、目標走行経路Rへ復帰可能な走行スペースがある場合、目標走行経路R後方に接近車両があるか否かを判定する(S12)。走行_ECU22は、ここでも、左後側方レーダ装置11rlおよび右後側方レーダ装置11rr(またはバックカメラ)により、目標走行経路Rの後方の接近車両を検出する。
走行_ECU22は、目標走行経路Rの後方に接近車両がいる場合、目標走行経路Rへの復帰不可として、上述のステップS5のルーチンに移行し、新たな走行ルートを再設定して、ステップS6の新たな走行経路R1の案内を開始する。
一方、走行_ECU22は、目標走行経路R後方に接近車両がいない場合、目標走行経路Rへの復帰経路を設定する(S13)。即ち、走行_ECU22は、分岐点101から分岐路102に進入しようとしている自車両Mを目標走行経路Rへ復帰させる経路を生成して設定する。
そして、走行_ECU22は、復帰制御を実行する(S14)。この復帰制御は、走行_ECU22が運転者に代わって、前方走行環境画像情報に基づき、E/G_ECU23、PS_ECU24およびBK_ECU25により電動パワステモータ28、ブレーキアクチュエータ29、スロットルアクチュエータ27などを駆動制御させて、図7に示すように、復帰経路に従って自車両Mを本線100の目標走行経路Rへ走行させる。
なお、このときも、走行_ECU22は、警報装置31を駆動して警報音、警告表示などを行い運転者に自車両Mを目標走行経路Rに復帰させる注意喚起をしてもよい。そして、走行_ECU22は、自車両Mを目標走行経路Rに復帰させた後、自車両Mの操作を運転者(ドライバ)に引き継ぎ(S15)、ステップS1のルーチンに戻る。
(方向転換復帰判定制御)
ここで、ステップS16の方向転換復帰判定制御について、図5に基づいて説明する。
走行_ECU22は、目標走行経路Rに方向転換可能なスペースがあるか否かを判定する(S21)。走行_ECU22は、分岐点101までの距離、最小回転半径、舵角量から目標走行経路Rへ復帰可能な方向転換スペースがあるかを判定する。
走行_ECU22は、目標走行経路Rに方向転換可能なスペースがある場合、目標走行経路R後方の所定の距離内に後続車がいるか否かを判定する(S22)。ここでの所定の距離は、300m以上とすることが好ましいが、左後側方レーダ装置11rlおよび右後側方レーダ装置11rr(またはバックカメラ)では、検出(探索)範囲がレーダ検知範囲(バックカメラ認識範囲)内の距離であればレーダから情報取得となり、レーダ検知範囲(バックカメラ認識範囲)外の場合は、走行_ECU22が路車間通信(V2I:Vehicle-to-roadside-Infrastructure)または車車間通信(V2V:Vehicle-to-Vehicle)から後続車情報を取得する。
走行_ECU22は、ステップS21において、目標走行経路Rに方向転換可能なスペースがない場合や、ステップS22において、目標走行経路R後方の所定の距離内に後続車がいる場合には、図6に示すように、目標走行経路Rへの方向転換不可として、上述のステップS5のルーチンに移行し、新たな走行ルートを再設定して、ステップS6の新たな走行経路R1の案内を開始する。
一方、走行_ECU22は、ステップS22において、目標走行経路R後方の所定の距離内に後続車がいない場合、目標走行経路Rへ方向転換経路を設定する(S23)。即ち、走行_ECU22は、分岐点101から分岐路102に入ろうとしている自車両Mを目標走行経路Rへ方向転換させて復帰させる経路を生成して設定する。
走行_ECU22は、方向転換制御を実行し(S24)、ステップS15の自車両Mの操作を運転者(ドライバ)に引き継ぎして、ステップS1のルーチンに戻る。ステップS24の方向転換制御も、走行_ECU22が運転者に代わって、前方走行環境画像情報に基づき、E/G_ECU23、PS_ECU24およびBK_ECU25により電動パワステモータ28、ブレーキアクチュエータ29、スロットルアクチュエータ27などを駆動制御させて、図8に示すように、自車両Mを減速して停車させて方向転換させて本線100の目標走行経路Rへ走行させる。
以上に説明したように、車両の運転支援装置1は、運転者が設定している目的地に向けた目標走行経路Rとは異なる経路、例えば、分岐路102に間違って走行しまった場合に走行システムによって目標走行経路Rに復帰させたり、別の走行経路R1を再設定したりすることで逆走することを防止する。
即ち、運転支援装置1は、自車両Mの逆走を未然防止するため、本線100から分岐路102進入後に予定していた目標走行経路Rでないことに気づいた運転者が、逆走して目標走行経路100に戻ろうとするのを未然に防ぐため、目標走行経路が本線100であるにもかかわらず分岐路102へ進入した場合は、本線100の目標走行経路Rへ復帰させることができる場合、システム介入させて目標走行経路Rへ自車両Mを復帰させる。
そして、運転支援装置1は、本線100の目標走行経路Rへ復帰させることができない場合、分岐路102経由の目的地までの新たな走行経路R1を再設定して案内を開始する。
これにより、本実施の形態の運転支援装置1は、運転者が設定している目的地に向けた目標走行経路Rを間違えて、自車両Mを逆走させて目標走行経路Rに戻そうとすることを未然に防ぐことができる。
なお、自車両Mの運転支援装置1の各ECU22~25は、中央処理装置(CPU)、ROM、RAMなどの記憶装置などを含むプロセッサを有している。また、プロセッサの複数の回路の全て若しくは一部の構成は、ソフトウェアで実行してもよい。例えば、ROMに格納された各機能に対応する各種プログラムをCPUが読み出して実行するようにしてもよい。
さらに、プロセッサの全部若しくは一部の機能は、論理回路あるいはアナログ回路で構成してもよく、また各種プログラムの処理を、FPGAなどの電子回路により実現するようにしてもよい。
以上の実施の形態に記載した発明は、それらの形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得るものである。
例えば、各形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、述べられている課題が解決でき、述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るものである。
1…運転支援装置
10…走行制御装置
11…走行環境認識ユニット
11a…メインカメラ
11b…サブカメラ
11d…走行環境認識部
11fl…左前側方レーダ装置
11fr…右前側方レーダ装置
11rl…左後側方レーダ装置
11rr…右後側方レーダ装置
12…ロケータユニット
13…ロケータ演算部
13a…地図情報取得部
13b…自車位置推定部
14…加速度センサ
15…車輪速センサ
16…ジャイロセンサ
17…GNSS受信機
18…舵角センサ
19…高精度道路地図データベース
22…走行制御ユニット
23…エンジン制御ユニット
24…パワーステアリング制御ユニット
25…ブレーキ制御ユニット
26…インストルメントパネル
27…スロットルアクチュエータ
28…電動パワステモータ
29…ブレーキアクチュエータ
30…ナビゲーションモニタ
31…警報装置
35…スロットルアクチュエータ
37a…右前方向指示器
37b…左前方向指示器
38a…右後方向指示器
38b…左後方向指示器
100…本線
101…分岐点
102…分岐路
M…自車両
R…目標走行経路
R1…新たな走行経路

Claims (3)

  1. 自車両の周囲の走行環境情報を取得する外部認識装置と、
    道路地図情報が記憶され、測位信号に基づき自車位置を検出するロケータユニットと、
    前記外部認識装置による前方走行環境情報に基づいて車両を制御する走行制御ユニットと、
    を備え、
    前記走行制御ユニットは、前記自車両を運転者が目標走行経路に沿って走行させているときに、前記自車両が前記目標走行経路と異なる分岐路に進入したとき、前記運転者によって前記目標走行経路への復帰操作を検出すると、前記目標走行経路に復帰可能かを判定し、復帰可能である場合に前記自車両を前記目標走行経路に復帰させる制御を実行し、復帰不可能である場合に前記分岐路を経由する目的地までの新たな走行経路を再設定することを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記走行制御ユニットは、前記運転者の運転操作に基づき、舵角センサの舵角量から前記目標走行経路へ戻ろうとする操舵、または方向指示器の点灯から前記復帰操作を検出することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記走行制御ユニットは、前記目標走行経路に方向転換可能なスペースがある場合、前記自車両を方向転換させて、前記目標走行経路に復帰させる制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
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