JP2023018292A

JP2023018292A - 不満処理システム

Info

Publication number: JP2023018292A
Application number: JP2021122313A
Authority: JP
Inventors: 純平島谷; Jumpei Shimatani
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 2021-07-27
Filing date: 2021-07-27
Publication date: 2023-02-08

Abstract

【課題】車両に対する不満を収集して処理し、不満発生の原因究明にかかる工数を削減することができる不満処理システムを提供する。【解決手段】車両５に搭載され、車両５に乗車する使用者の車両５に対する不満を収集する不満収集装置２０と、データセンタ６に設置され、不満収集装置２０によって収集された不満を管理する不満管理装置３０と、を有し、不満を処理する不満処理システム１０であって、不満収集装置２０は、不満を検出する不満検出部２１と、不満検出部２１によって不満が検出された際の、使用者の状況、車両５の状況、車両５の周辺の状況のうち少なくとも一つを含む不満発生状況を記録する不満発生状況記録部２２と、不満及び不満発生状況を不満管理装置３０に送信する送信部２３と、を有する。【選択図】図１

Description

本発明は、車両に乗車する使用者の不満を処理する不満処理システムに関する。

不満処理システムは、車両に乗車する使用者の当該車両に対する不満を処理するシステムである。例えば、特許文献１には、車載装置(ナビゲーションシステム)への不満をデータセンタに収集する不満処理システムが開示されている。この不満処理システムは、使用者の音声又は生態認証によって使用者の不満を検出し、検出された使用者の不満をデータセンタに送信する。

特開２００８－０５８０３９号公報

しかし、上述した特許文献１に開示される不満処理システムは、車載装置への不満のみを収集するものであって、車両に対する不満については言及されていない。また、不満が発生した状況を特定するための使用者の状況、車両状況又は車両の周辺状況を収集していない。そのため、不満が発生した状況を容易に再現することができず、不満発生の原因究明にかかる工数が増加することになる。

そこで、本発明は、車両に対する不満を収集して不満発生の原因究明にかかる工数を削減することができる不満処理システムを提供することを目的とする。

本発明に係る不満処理システムは、車両に搭載され、車両に乗車する使用者の車両に対する不満を収集する不満収集装置と、データセンタに設置され、不満収集装置によって収集された不満を管理する不満管理装置と、を有し、不満を処理する不満処理システムであって、不満収集装置は、不満を検出する不満検出部と、不満検出部によって不満が検出された際の、使用者の状況、車両の状況、及び車両の周辺の状況のうち少なくとも一つを含む不満発生状況を記録する不満発生状況記録部と、不満及び不満発生状況を不満管理装置に送信する送信部と、を有し、不満管理装置は、不満及び不満発生状況を受信する受信部と、受信した不満及び不満発生状況を蓄積する蓄積部と、を有することを特徴とする。

本発明の不満処理システムによれば、車両に対する不満を収集して不満が発生した状況における、使用者の状況、車両状況又は車両の周辺状況のうち少なくとも一つを含む不満発生状況を不満に関連付けることによって、不満が発生した状況を容易に再現することができる。これにより、不満発生の原因究明にかかる工数を大幅に削減することができる。

実施形態の一例である不満処理システムを示す模式図である。実施形態の一例である不満処理システムを示すブロック図である。

以下、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。以下の説明において、具体的な形状、材料、方向、数値等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができる。

図１及び図２を用いて、実施形態の一例である不満処理システム１０について説明する。

不満処理システム１０は、使用者の車両５に対する不満を処理するシステムである。不満処理システム１０によれば、詳細は後述するが、車両５への不満を処理するにあたって、不満が発生した状況における、使用者の状況、車両５の状況、及び車両５の周辺状況のうちの少なくとも一つを含む不満発生状況を不満に関連付けることによって、不満が発生した状況を容易に再現することができる。これにより、不満発生の原因究明にかかる工数を大幅に削減することができる。

不満処理システム１０は、車両５に搭載され、使用者の車両５に対する不満を不満として収集する不満収集装置２０と、データセンタ６に設置され、不満収集装置２０によって収集された不満を管理する不満管理装置３０と、不満管理装置３０と接続可能な情報端末装置４０とを有している。

車両５は、本例では、電動車両が好適に用いられる。車両５は、上述した不満収集装置２０と、無線装置である車載装置と、車両５の状況を検出するセンサを有している。車載装置には、道路交通情報通信システム、ナビゲーションシステム、車載カメラ等が含まれる。車両５の状況には、車両５の速度、バッテリ電圧、ステアリング角度、車室内の温度、車室外の温度等が含まれる。

データセンタ６は、後述する不満管理装置３０が設置され、不満処理システム１０の管理者が管理する施設である。管理者には、モビリティ開発メーカ、行政機関、モビリティサービス会社、自動車メーカが含まれる。

不満収集装置２０は、上述したように、使用者の車両５に対する不満を収集する。図２において、不満収集装置２０は、使用者の不満を検出する不満検出部２１と、不満検出部２１によって不満が検出された際の、使用者の状況、車両５の状況、及び車両５の周辺状況のうち少なくとも一つを含む不満発生状況を記録する不満発生状況記録部と、不満及び不満発生状況を不満管理装置３０に送信する送信部２３とを有している。

不満検出部２１は、使用者が車両５に対する不満を感じた際に不満を検出する。車両５に対する不満には、車両５の挙動に対する不満、車載装置に対する不満が含まれる。不満検出部２１には、使用者が車両５に対する不満を感じた際に押される操作ボタン、使用者が車両５に対する不満を感じた際に発する音声を認識する音声認識部、使用者が車両５に対する不満を感じた際の顔の表情を認識する生体認証部等が含まれる。

不満発生状況記録部２２は、不満検出部２１によって車両５に対する不満が検出された際の不満発生状況を記録する。不満発生状況には、使用者の状況、車両５の状況、及び車両５の周辺の状況のうち少なくとも一つが含まれる。

使用者の状況には、使用者の車両５の操作内容、使用者の車載装置の操作内容が含まれる。車両５の状況には、車両５に設けられるセンサが検出する車両５の速度、バッテリ電圧、ステアリング角度、車室内の温度、車室外の温度等が含まれる。車両５の周辺の状況には、道路交通情報通信システム、ナビゲーションシステム、車載カメラによって取得される車両５の走行位置、車両５の周囲の映像等が含まれる。

換言すれば、不満発生状況記録部２２は、車両５に対する不満が検出された際の、使用者の状況、車両５の状況及び車両５の周辺の状況を車両５に対する不満と関連付けて記録する。

送信部２３は、不満検出部２１によって検出された不満、並びに不満発生状況記録部２２によって記録された不満発生状況を不満管理装置３０の後述する受信部３１に送信する。

不満管理装置３０は、上述したように、データセンタ６に設置され、不満収集装置２０によって収集された不満及び不満発生状況を管理する。不満管理装置３０は、不満を受信する受信部３１と、受信した不満を蓄積する蓄積部３２とを有している。

情報端末装置４０は、不満管理装置３０と接続可能な装置である。情報端末装置４０には、使用者の所有するスマートフォン、車両５の車載装置、不満処理システム１０の管理者が所有する専用端末装置が含まれる。

情報端末装置４０は、不満管理装置３０に管理された不満及び不満発生状況を閲覧する閲覧部４１と、不満及び不満発生状況に内容を追加する追加部４２とを有している。

追加部４２は、例えば、使用者がスマートフォンを用いて、車両５又は車載装置の不満、並びに、当該不満が発生する頻度を追加する構成であってもよい。

追加部４２は、例えば、使用者がスマートフォンを用いて、当該使用者が過去に送信した不満管理装置３０に管理される不満を選択し、当該不満に関連する内容を追加する構成であってもよい。

追加部４２は、例えば、使用者がスマートフォンを用いて、他の使用者が過去に送信した不満管理装置３０に管理される不満を選択し、当該不満に関連する内容を追加する構成であってもよい。

不満処理システム１０によれば、車両５への不満を処理するにあたって、不満が発生した状況における、使用者の状況、車両状況又は車両の周辺状況のうち少なくとも一つを不満に関連付けることによって、不満が発生した状況を容易に再現することができる。これにより、不満発生の原因究明にかかる工数を大幅に削減することができる。

また、不満に関連付けられた使用者の状況、車両５の状況又は車両５の周辺状況を閲覧可能とし、不満にさらに内容を追加する構成とすることで、より多くの不満を処理することができる。

なお、本発明は上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能であることは勿論である。

例えば、移動、物流、物販等を多目的に活用できるモビリティサービスにおいて不満処理システム１０を適用し、車両５を多目的自動運転を行う電気自動車とし、不満収集装置２０によって利用客の不満を収集し、利用客が電気自動車を利用後に情報端末装置４０によって車両５の不満を閲覧かつ内容を追加する構成であってもよい。また、他の利用客の不満について情報端末装置４０によって内容を追加する構成であってもよい。

また、車両５を自動運転車両とし、不満収集装置２０によって使用者の自動運転に対して感じた不安又は恐怖体験を不満として収集する構成であってもよい。このとき、不満管理装置３０によって、道路交通情報通信システム、ナビゲーションシステム等によって取得される車両５の周辺の状況を関連付けて、不満管理装置３０によって不満を取得した同じ場所又は状況で収集した不満を集約して分類する構成であってもよい

さらに、他の車両５の不満に基づいて車両５に不満を送信し、当該不満の内容を追加するように促す構成であってもよい。これにより、不満管理装置３０によって事故又はヒヤリハット時に自車だけではなく他車の不満も管理することができ、事故又はヒヤリハット時の原因究明に役立たせることができる。

５車両、６データセンタ、１０不満処理システム、２０不満収集装置、２１不満検出部、２２不満発生状況記録部、２３送信部、３０不満管理装置、３１受信部、３２蓄積部、４０情報端末装置、４１閲覧部、４２追加部

Claims

車両に搭載され、前記車両に乗車する使用者の前記車両に対する不満を収集する不満収集装置と、データセンタに設置され、前記不満収集装置によって収集された前記不満を管理する不満管理装置と、を有し、前記不満を処理する不満処理システムであって、
前記不満収集装置は、前記不満を検出する不満検出部と、前記不満検出部によって前記不満が検出された際の、前記使用者の状況、前記車両の状況、及び前記車両の周辺の状況のうち少なくとも一つを含む不満発生状況を記録する不満発生状況記録部と、前記不満及び前記不満発生状況を前記不満管理装置に送信する送信部と、を有し、
前記不満管理装置は、前記不満及び前記不満発生状況を受信する受信部と、受信した前記不満及び前記不満発生状況を蓄積する蓄積部と、を有する、
不満処理システム。