JP2023017332A - ハイブリッド車 - Google Patents

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Norihiro Tsukamoto
章 竹市
Akira Takeichi
宏四郎 小坂
Koshiro Kosaka
宏将 高井
Hiromasa Takai
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Abstract

【課題】運転者に違和感を与えるのを抑制する。【解決手段】エンジンおよびモータと、エンジンとモータとの間に設けられたクラッチと、モータに入力軸が接続されると共に駆動輪に出力軸が接続された変速機と、走行中にエンジンを始動する際には、クラッチのスリップ係合によるエンジンの回転数の増加を伴ってエンジンが始動されるようにクラッチとエンジンとを制御する始動制御を実行する制御装置と、を備えるハイブリッド車であって、制御装置は、走行中にエンジンの始動条件が成立したときにおいて、変速機のアップシフトの開始までの猶予時間が所定時間以上であるときには、始動制御を実行し、猶予時間が所定時間未満であるときには、アップシフトの完了後に始動制御を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド車に関する。
従来、この種のハイブリッド車としては、動力源としてのエンジンおよびモータと、エンジンおよびモータと駆動輪との間に設けられた変速機とを備え、エンジンおよびモータの作動状態が異なる複数の運転モードで走行するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド車では、変速機の変速比を変更する変速時に運転モードの切替を禁止したり、運転モードを切り替えるモード切替時に変速機の変速比の変更を禁止したりする。このようにして、運転モードの切替と変速比の変更とを同時に実行することに起因するショックの発生を抑制している。
特開平10-2241号公報
上述のハード構成に加えてエンジンとモータとの間にクラッチが設けられたハイブリッド車において、エンジンの始動完了後に比較的短時間で変速機のアップシフトを実行すると、エンジンを始動するときのエンジンの回転数の増加と、変速機のアップシフトに伴うエンジンの回転数の低下と、が比較的短時間で生じ、運転者に違和感を与える可能性がある。
本発明のハイブリッド車は、運転者に違和感を与えるのを抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド車は、
エンジンおよびモータと、
前記エンジンと前記モータとの間に設けられたクラッチと、
前記モータに入力軸が接続されると共に駆動輪に出力軸が接続された変速機と、
走行中に前記エンジンを始動する際には、前記クラッチのスリップ係合による前記エンジンの回転数の増加を伴って前記エンジンが始動されるように前記クラッチと前記エンジンとを制御する始動制御を実行する制御装置と、
を備えるハイブリッド車であって、
前記制御装置は、
走行中に前記エンジンの始動条件が成立したときにおいて、
前記変速機のアップシフトの開始までの猶予時間が所定時間以上であるときには、前記始動制御を実行し、
前記猶予時間が前記所定時間未満であるときには、前記アップシフトの完了後に前記始動制御を実行する、
ことを要旨とする。
本発明のハイブリッド車では、走行中に(モータおよび変速機の入力軸が回転している状態で)エンジンを始動する際には、クラッチのスリップ係合によるエンジンの回転数の増加を伴ってエンジンが始動されるようにクラッチとエンジンとを制御する始動制御を実行する。この場合、走行中にエンジンの始動条件が成立したときにおいて、変速機のアップシフトの開始までの猶予時間が所定時間以上であるときには、始動制御を実行し、猶予時間が所定時間未満であるときには、アップシフトの完了後に始動制御を実行する。これにより、エンジンの始動完了後に比較的短時間で変速機のアップシフトを実行する(エンジンの回転数の増加と低下とが比較的短時間で生じる)のを抑制することができる。この結果、運転者に違和感を与えるのを抑制することができる。
本発明のハイブリッド車において、前記制御装置は、走行中に前記始動条件が成立したときにおいて、前記猶予時間が前記所定時間未満であるときでも、前記変速機の前記入力軸の回転数が所定回転数以上であるときには、前記アップシフトの完了を待たずに前記始動制御を実行するものとしてもよい。こうすれば、クラッチが比較的高温になるのを抑制することができる。これは、始動制御を実行するときの変速機の入力軸の回転数が高いほどクラッチの発熱量が大きくなりやすいことに基づく。
本発明のハイブリッド車において、前記制御装置は、走行中に前記始動条件が成立したときにおいて、前記所定時間未満の前記猶予時間が経過したときに前記アップシフトが要求されていないときには、前記アップシフトを待たずに前記始動制御を実行するものとしてもよい。
本発明のハイブリッド車において、前記制御装置は、走行中に前記始動条件が成立したときには、アクセル操作量、車速、車両加速度、走行用の要求トルク、路面勾配、走行抵抗のうちの少なくとも1つに基づいて前記猶予時間を予測するものとしてもよい。
本発明の一実施例としてのハイブリッド車20の構成の概略を示す構成図である。 変速機40の変速線図の一例を示す説明図である。 HVECU70により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 実施例および比較例のアクセル開度Accやエンジン22の始動条件の成立の有無、変速機40の目標変速段M*および変速段M、エンジン22の回転数Ne、変速機40の入力軸41の回転数Ni、クラッチK0の温度Tclの一例を示すタイムチャートである。 HVECU70により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 HVECU70により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24と、モータ30と、インバータ32と、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)34と、クラッチK0と、クラッチWSCと、変速機40と、油圧制御装置44と、変速機用電子制御ユニット(以下、「変速機ECU」という)46と、蓄電装置としてのバッテリ50と、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70とを備える。
エンジン22は、燃料タンクからのガソリンや軽油などの燃料を用いて動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22のクランクシャフト23は、クラッチK0を介してモータ30の回転軸31に接続されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。エンジンECU24には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。エンジンECU24に入力される信号としては、例えば、エンジン22のクランクシャフト23の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrや、エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサからの冷却水温Tw、エンジン22の吸入空気量を検出するエアフローメータからの吸入空気量Qaを挙げることができる。エンジンECU24からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24から出力される信号としては、例えば、スロットルバルブへの制御信号や、燃料噴射弁への制御信号、点火プラグへの制御信号を挙げることができる。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23aからのクランクシャフト23のクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算している。
モータ30は、同期発電電動機として構成されており、回転子コアに永久磁石が埋め込まれた回転子と、固定子コアに三相コイルが巻回された固定子とを有する。モータ30の回転子が固定された回転軸31は、クラッチK0を介してエンジン22のクランクシャフト23に接続されていると共にクラッチWSCを介して変速機40の入力軸41に接続されている。インバータ32は、モータ30の駆動に用いられると共に電力ライン54を介してバッテリ50に接続されている。モータ30は、インバータ32の複数のスイッチング素子のスイッチングにより、回転駆動される。
モータECU34は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。モータECU34には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。モータECU34に入力される信号としては、例えば、モータ30の回転子(回転軸31)の回転位置を検出する回転位置センサ30aからの回転位置θmや、モータ30の各相の電流を検出する電流センサからの相電流Iu,Ivを挙げることができる。モータECU34からは、インバータ32への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU34は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。モータECU34は、回転位置センサ30aからのモータ30の回転子(回転軸31)の回転位置θmに基づいてモータ30の回転数Nmを演算している。
クラッチK0は、例えば油圧駆動の摩擦クラッチとして構成されており、エンジン22のクランクシャフト23とモータ30の回転軸31との接続およびその解除を行なう。クラッチWSCは、例えば油圧駆動の摩擦クラッチとして構成されており、モータ30の回転軸31と変速機40の入力軸41との接続およびその解除を行なう。
変速機40は、4段変速の自動変速機として構成されており、入力軸41や出力軸42、複数の遊星歯車、油圧駆動の複数の摩擦係合要素(クラッチやブレーキ)を有する。入力軸41は、クラッチWSCを介してモータ30の回転子に接続されており、出力軸42は、駆動輪49にデファレンシャルギヤ48を介して連結されている。複数の摩擦係合要素は、何れも、ピストン、複数の摩擦係合プレート(摩擦プレートおよびセパレータプレート)、作動油が供給される油室などにより構成される油圧サーボを有する。変速機40は、複数の摩擦係合要素を係合状態または解放状態とすることにより、第1速~第4速の前進段や後進段を形成して入力軸41と出力軸42とを接続したり(両者間で動力を伝達したり)、入力軸41と出力軸42との接続を解除したりする。
油圧制御装置44は、複数の油路が形成されたバルブボディや、複数のレギュレータバルブ、複数のリニアソレノイドバルブなどを有する。この油圧制御装置44は、機械式オイルポンプや電動オイルポンプからの作動油の油圧を調圧してクラッチK0やクラッチWSC、変速機40の複数の摩擦係合要素などに供給する。
変速機ECU46は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。変速機ECU46には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。変速機ECU46に入力される信号としては、例えば、変速機40の入力軸41の回転数を検出する回転数センサ41aからの回転数Niや、変速機40の出力軸42の回転数を検出する回転数センサ42aからの回転数No、油圧制御装置44の作動油の油温Thoを挙げることができる。変速機ECU46からは、油圧制御装置44への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。変速機ECU46は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、上述したように、電力ライン54を介してインバータ32に接続されている。バッテリECU52は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、例えば、バッテリ50の電圧を検出する電圧センサからの電圧Vbや、バッテリ50の電流を検出する電流センサからの電流Ib(放電するときが正の値)、バッテリ50の温度を検出する温度センサからの温度Tbを挙げることができる。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。バッテリECU52は、電流センサからのバッテリ50の電流Ibの積算値に基づいてバッテリ50の蓄電割合SOCを演算している。
HVECU70は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、スタートスイッチ80からのスタート信号や、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPを挙げることできる。アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBPも挙げることができる。車速センサ87からの車速Vや、加速度センサ88からの車両加速度α、勾配センサ89からの路面勾配θrも挙げることができる。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU34、変速機ECU46、バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。HVECU70は、車速センサ87からの車速Vと勾配センサ89からの路面勾配θrとに基づいて走行抵抗Rrを演算している。
こうして構成された実施例のハイブリッド車20は、HVECU70とエンジンECU24とモータECU34と変速機ECU46との協調制御により、ハイブリッド走行(HV走行)モードや電動走行(EV走行)モードで走行する。HV走行モードは、クラッチK0,WSCを係合状態としてエンジン22の回転を伴って走行する走行モードである。EV走行モードは、クラッチK0を解放状態とすると共にクラッチWSCを係合状態としてエンジン22の回転を伴わずに走行する走行モードである。なお、クラッチK0,WSCの係合状態には、完全係合状態だけでなく、スリップ係合状態も含まれる。
HV走行モードやEV走行モードにおける変速機40の制御では、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vと変速線図とに基づいて変速機40の目標変速段M*を設定して変速機ECU46に送信する。変速機ECU46は、変速機40の変速段Mと目標変速段M*とが一致するときには、変速段Mが保持されるように油圧制御装置44を制御し、変速段Mと目標変速段M*とが異なるときには、変速段Mが目標変速段M*に一致するように油圧制御装置44を制御する変速制御(アップシフトやダウンシフト)を実行する。図2は、変速機40の変速線図の一例を示す説明図である。図中、実線は、アップシフトの変速線(アップシフト線)であり、破線は、ダウンシフト用の変速線(ダウンシフト線)である。
変速制御では、最初に、複数の摩擦係合要素のうち係合状態から解放状態に切り替える解放側要素の油圧を1段低下させると共に解放状態から係合状態に切り替える係合側要素のストローク制御を実行する。ストローク制御では、係合側要素のピストンと摩擦係合プレートとの隙間を詰める(ピストンをストロークさせる)ファストフィルと、係合側要素の油圧を比較的低い待機圧で保持する低圧待機とを実行する。続いて、解放側要素の油圧を徐々に低下させると共に係合側要素の油圧を徐々に上昇させて、トルクの伝達を解放側要素から係合側要素に変更する(トルク相)。そして、解放側要素の油圧を徐々に低下させると共に係合側要素の油圧を徐々に上昇させて、変速機40の入力軸41の回転数Niを目標変速段M*(変更後の変速段M)に対応する回転数に変更する(イナーシャ相)。入力軸41の回転数Niが目標変速段M*に対応する回転数に至ると、係合側要素の油圧を更に上昇させて、変速制御を完了する。なお、実施例では、変速制御を実行するときに、アクセル開度Accや車速V、油圧制御装置44の作動油の油温Thoなどの学習(以下、「変速学習」という)を行なうものとした。
HV走行制御におけるエンジン22およびモータ30の制御では、HVECU70は、最初に、アクセル開度Accおよび車速Vに基づいて走行に要求される(変速機40の出力軸42に要求される)要求トルクTd*を設定し、設定した要求トルクTd*および変速機40の変速段M(ギヤ比Gt)に基づいて変速機40の入力軸41の要求トルクTi*を設定する。続いて、要求トルクTi*が入力軸41に出力されるようにエンジン22の目標トルクTe*やモータ30のトルク指令Tm*を設定する。そして、エンジン22の目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共にモータ30のトルク指令Tm*をモータECU34に送信する。エンジンECU24は、エンジン22が目標トルクTe*で運転されるようにエンジン22の運転制御(吸入空気量制御や燃料噴射制御、点火制御など)を行なう。モータECU34は、モータ30がトルク指令Tm*で駆動されるようにインバータ32の複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
EV走行モードにおけるモータ30の制御では、HVECU70は、HV走行モードと同様に入力軸41の要求トルクTi*を設定し、設定した要求トルクTi*が入力軸41に出力されるようにモータ30のトルク指令Tm*を設定し、設定したトルク指令Tm*をモータECU34に送信する。モータECU34によるインバータ32の制御については上述した。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド車20の動作、特に、走行中にエンジン22を始動するときの動作について説明する。図3は、走行中にエンジン22の始動条件が成立したときにHVECU70により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。ここで、エンジン22の始動条件としては、例えば、アクセル開度Accが閾値Aref以上である条件や、車速Vが閾値Vref以上である条件、車両加速度αが閾値αref以上である条件、要求トルクTd*が閾値Tdref以上である条件、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Sref以下である条件、走行抵抗Rrが閾値Rrref以上である条件などのうちの少なくとも1つが用いられる。
図3の処理ルーチンが実行されると、HVECU70は、最初に、アクセル開度Accや車速V、車両加速度αなどのデータを入力する(ステップS100)。ここで、アクセル開度Accは、アクセルペダルポジションセンサ84により検出された値が入力される。車速Vは、車速センサ87により検出された値が入力される。車両加速度αは、加速度センサ88により検出された値が入力される。なお、車両加速度αは、車速Vの単位時間当たりの変化量として演算された値が入力されるものとしてもよい。
こうしてデータを入力すると、現在のアクセル開度Accにおける変速機40のアップシフト線の車速であるアップシフト車速Vupを設定する(ステップS110)。この処理は、図2の変速線図に現在のアクセル開度Accを適用して行なうことができる。例えば、現在の変速段Mが1速のときには、図2の変速線図における現在のアクセル開度Accと1速から2速のアップシフト線との交点の車速Vをアップシフト車速Vupに設定する。
続いて、アップシフト車速Vupから現在の車速Vを減じて車速差ΔVを演算し(ステップS120)、車両加速度αおよび車速差ΔVに基づいて、変速機40のアップシフトの開始までの猶予時間Tgrを予測する(ステップS130)。ステップS130の処理では、車両加速度αが正であるときには、車速差ΔVを車両加速度αで除して猶予時間Tgrを予測し、車両加速度αが値0以下であるときには、後述の閾値Tgrrefよりも長い時間を猶予時間Tgrとして予測する。
そして、予測した猶予時間Tgrを閾値Tgrrefと比較する(ステップS140)。ここで、閾値Tgrrefは、エンジン22の始動完了後に比較的短時間で変速機40のアップシフトを実行すると想定されるか否かを判定するのに用いられる閾値であり、例えば、数sec程度が用いられる。
ステップS140で猶予時間Tgrが閾値Tgrref以上であるときには、エンジン22の始動完了後に比較的短時間で変速機40のアップシフトを実行すると想定されないと判断し、エンジン22の始動制御を実行して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。EV走行モードでの走行中にエンジン22の始動条件が成立したときを考えているから、モータ30および変速機40の入力軸41は回転している。これを踏まえて、エンジン22の始動制御では、HVECU70とエンジンECU24との協調制御により、クラッチK0をスリップ係合状態として、その係合力を増加させながらエンジン22の回転数Neを増加させ(変速機40の入力軸41の回転数Niに接近させ)、エンジン22の回転数Neが所定回転数Nst以上に至ると、エンジン22の燃料噴射制御や点火制御を開始し、クラッチK0の係合力を更に増加させて完全係合状態として、エンジン22の回転数Neを変速機40の入力軸41の回転数Niに一致させる。
ステップS140で猶予時間Tgrが閾値Tgrref未満であるときには、エンジン22の始動完了後に比較的短時間で変速機40のアップシフトを実行すると想定されると判断し、猶予時間Tgrと変速機40の変速制御(アップシフト)の所要時間Tgsとの和の時間が経過するのを待って(ステップS150)、エンジン22の始動制御を実行して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。ここで、変速機40の変速制御の所要時間Tgsとしては、実験や解析により予め定められた時間が用いられる。
このようにして、変速機40の変速制御(アップシフト)の完了後にエンジン22の始動制御を実行することにより、エンジン22の始動完了後に比較的短時間で変速機40のアップシフトを実行する(エンジン22を始動するときのエンジン22の回転数Neの増加と、変速機40のアップシフトに伴うエンジン22の回転数Neの低下と、が比較的短時間で生じる)のを抑制することができる。この結果、運転者に違和感を与えるのを抑制することができる。また、変速機40のアップシフト後の入力軸41の回転数Ni(モータ30の回転数Nm)は、アップシフト前の入力軸41の回転数Niに比して低いため、アップシフトの完了後にエンジン22の始動制御を実行することにより、エンジン22の回転数Neの増加のために用いられるパワーが大きくなるのを抑制して走行用の駆動力が低下する(ドライバビリティが悪化する)のを抑制することができると共に、エンジン22の始動制御のときのクラッチK0の発熱量が大きくなるのを抑制してクラッチK0の温度上昇を抑制することができる。
図4は、実施例および比較例のアクセル開度Accやエンジン22の始動条件の成立の有無、変速機40の目標変速段M*および変速段M、エンジン22の回転数Ne、変速機40の入力軸41の回転数Ni、クラッチK0の温度Tciの一例を示すタイムチャートである。比較例では、エンジン22の始動条件が成立すると、猶予時間Tgrに拘わらずにエンジン22の始動制御を実行するものとした。
図示するように、比較例では、エンジン22の始動条件が成立すると(時刻t11)、エンジン22の始動制御を実行し、その始動制御中に変速機40の変速段Mと目標変速段M*とが異なってアップシフトが要求されると(時刻t12)、エンジン22の始動制御と変速機40の変速制御(アップシフト)とを同時に実行するのを避けるために、エンジン22の始動完了後に、変速機40の変速制御を実行する。このため、エンジン22を始動するときのエンジン22の回転数Neの増加と、変速機40のアップシフトに伴うエンジン22の回転数Neの低下と、が比較的短時間で生じ、運転者に違和感を与える可能性がある。また、エンジン22の始動制御でエンジン22の回転数Neを増加させる程度が比較的大きいため、エンジン22の回転数Neの増加のために用いられるパワーが大きくなって走行用の駆動力が低下したり(ドライバビリティが悪化したり)、エンジン22の始動制御のときのクラッチK0の発熱量が大きくなってクラッチK0の温度上昇が大きくなったりする可能性もある。さらに、変速機40のアップシフトが要求されてからアップシフトを実行する(開始する)までの時間が変わることにより、運転者に与える変速フィーリングが変わったり、変速学習を適切に行なえなかったりする可能性もある。
これに対して、実施例では、エンジン22の始動条件が成立したときに(時刻t11)、猶予時間Tgrが閾値Tgrref未満である場合、エンジン22の始動制御を保留する。そして、変速機40のアップシフトが要求されると(時刻t12)、変速制御を実行し、その完了後に、エンジン22の始動制御を実行する。これにより、エンジン22の始動完了後に比較的短時間で変速機40のアップシフトを実行する(エンジン22を始動するときのエンジン22の回転数Neの増加と、変速機40のアップシフトに伴うエンジン22の回転数Neの低下と、が比較的短時間で生じる)のを抑制し、運転者に違和感を与えるのを抑制することができる。また、エンジン22の始動制御でエンジン22の回転数Neを増加させる程度を小さくすることができるから、エンジン22の回転数Neの増加のために用いられるパワーが大きくなるのを抑制して走行用の駆動力が低下する(ドライバビリティが悪化する)のを抑制することができると共に、エンジン22の始動制御のときのクラッチK0の発熱量が大きくなるのを抑制してクラッチK0の温度上昇が大きくなるのを抑制することができる。さらに、変速機40のアップシフトが要求されてからアップシフトを実行する(開始する)までの時間が変わるのを抑制することができるから、運転者に与える変速フィーリングが変わるのを抑制することができると共に、変速学習をより適切に行なうことができる。
以上説明した実施例のハイブリッド車20では、走行中にエンジン22の始動条件が成立したときにおいて、変速機40のアップシフトの開始までの猶予時間Tgrが閾値Tgrref以上であるときには、エンジン22の始動制御を実行し、猶予時間Tgrが閾値Tgrref未満であるときには、変速機40のアップシフトの完了後にエンジン22の始動制御を実行する。これにより、エンジン22の始動完了後に比較的短時間で変速機40のアップシフトを実行するのを抑制することができる。この結果、エンジン22の回転数Neの増加と低下とが比較的短時間で生じるのを抑制し、運転者に違和感を与えるのを抑制することができる。
実施例のハイブリッド車20では、アクセル開度Accと車速Vと変速線図とを用いて変速機40の目標変速段M*を設定し、変速機40の変速段Mと目標変速段M*との比較により、変速機40のアップシフトが要求されているか否かを判定するものとした。しかし、アクセル開度Accおよび車速Vに加えてまたはこれらのうちの少なくとも一部に代えて、要求トルクTd*や車両加速度α、路面勾配θr、走行抵抗Rrのうちの少なくとも1つを用いて目標変速段M*を設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド車20では、車両加速度αおよび車速差ΔVを用いて猶予時間Tgrを予測するものとした。しかし、これらのうちの何れかだけに基づいて猶予時間Tgrを予測するものとしてもよい。猶予時間Tgrは、車両加速度αが大きいほど短くなり、車速差ΔVが大きいほど長くなるように予測される。これらに加えてまたはこれらのうちの少なくとも一部に代えて、アクセル開度Accや要求トルクTd*、路面勾配θr、走行抵抗Rrのうちの少なくとも1つを用いて猶予時間Tgrを予測するものとしてもよい。猶予時間Tgrは、アクセル開度Accが大きいほど短くなり、要求トルクTd*が大きいほど短くなり、路面勾配θrが登坂側に大きいほど長くなり、走行抵抗Rrが大きいほど長くなるように予測される。
実施例のハイブリッド車20では、走行中にエンジン22の始動条件が成立したときにおいて、猶予時間Tgrが閾値Tgrref未満であるときには、猶予時間Tgrと変速機40の変速制御(アップシフト)の所要時間Tgsとの和の時間が経過するのを待って、エンジン22の始動制御を実行するものとした。しかし、このときには、変速機40の変速制御の完了を待って、エンジン22の始動制御を実行するものとしてもよい。変速機40の変速制御を完了したか否かを判定は、例えば、複数の摩擦係合要素のうち解放状態から係合状態に切り替える係合側要素に油圧を供給するリニアソレノイドバルブの電流値を調べることにより行なうことができる。
実施例のハイブリッド車20では、HVECU70は、図3の処理ルーチンを実行するものとした。しかし、これに代えて、HVECU70は、図5の処理ルーチンや図6の処理ルーチンを実行するものとしてもよい。以下、順に説明する。
図5の処理ルーチンについて説明する。このルーチンは、ステップS100の処理がステップS200の処理に置き換えられた点や、ステップS210~S230の処理が追加された点を除いて、図3の処理ルーチンと同一である。したがって、図5の処理ルーチンのうち、図3の処理ルーチンと同一の処理については、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図5の処理ルーチンでは、HVECU70は、ステップS100の処理と同様にアクセル開度Accや車速V、車両加速度αを入力するのに加えて、回転数センサ41aにより検出された変速機40の入力軸41の回転数Niを入力し(ステップS200)、入力した変速機40の入力軸41の回転数Niを閾値Nirefと比較する(ステップS210)。ここで、閾値Nirefとしては、エンジン22の始動制御を実行するとクラッチK0が比較的高温になると想定される入力軸41の回転数範囲の下限よりも若干低い回転数が用いられる。これは、エンジン22の始動制御を実行するときの入力軸41の回転数Niが高いほどクラッチK0の発熱量が大きくなりやすいことに基づく。
ステップS210で変速機40の入力軸41の回転数Niが閾値Niref以上であるときには、猶予時間Tgrに拘わらずに、エンジン22の始動制御を実行して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。これにより、エンジン22の始動制御を実行したときにクラッチK0が比較的高温になるのを抑制することができる。
ステップS210で変速機40の入力軸41の回転数Niが閾値Niref未満であるときには、ステップS110以降の処理を実行する。そして、ステップS140で猶予時間Tgrが閾値Tgrref未満であるときには、ステップS200の処理と同様に、変速機40の入力軸41の回転数Niを入力し(ステップS220)、ステップS210の処理と同様に、入力軸41の回転数Niを閾値Nirefと比較する(ステップS230)。
入力軸41の回転数Niが閾値Niref未満であるときには、猶予時間Tgrと変速機40の変速制御(アップシフト)の所要時間Tgsとの和の時間(Tgr+Tgs)が経過したか否かを判定し(ステップS150)、この時間(Tgr+Tgs)が経過していないときには、ステップS220に戻る。こうしてステップS220,S230,S150の処理を繰り返し実行して、ステップS150で時間(Tgr+Tgs)が経過したと判定すると、エンジン22の始動制御を実行して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。
ステップS230で入力軸41の回転数Niが閾値Niref以上であるときには、時間(Tgr+Tgs)が経過していなくても、エンジン22の始動制御を実行して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。即ち、このときには、変速機40のアップシフトの完了を待たずにエンジン22の始動制御を実行するのである。これにより、エンジン22の始動制御を実行したときにクラッチK0が比較的高温になるのを抑制することができる。
次に、図6の処理ルーチンについて説明する。このルーチンは、ステップS150の処理がステップS300~S320の処理に置き換えられた点を除いて、図3の処理ルーチンと同一である。したがって、図6の処理ルーチンのうち、図3の処理ルーチンと同一の処理については、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図6の処理ルーチンでは、HVECU70は、ステップS140で猶予時間Tgrが閾値Tgrref未満であるときには、猶予時間Tgrが経過するのを待って(ステップS300)、変速機40のアップシフトが要求されている(すでに変速制御を開始している場合を含む)か否かを判定する(ステップS310)。そして、変速機40のアップシフトが要求されていると判定したときには、変速機40の変速制御(アップシフト)の所要時間Tgsが経過するのを待って(ステップS320)、エンジン22の始動制御を実行して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。一方、変速機40のアップシフトが要求されていないと判定したときには、所要時間Tgsが経過するのを待つことなく、エンジン22の始動制御を実行して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。
ここで、猶予時間Tgrが経過したときに変速機40のアップシフトが要求されていないときとしては、例えば、猶予時間Tgrが経過するのを待っている間に、走行路が登坂路になったり、運転者がアクセルペダル83の踏込を緩めたりして、車両加速度αが低下したときを挙げることができる。変形例では、これらのときには、その後に比較的短時間で変速機40のアップシフトを実行する可能性が低下したと判断し、変速機40のアップシフトを待たずに、エンジン22の始動制御を実行するものとした。
HVECU70が図5の処理ルーチンや図6の処理ルーチンを実行する場合について説明した。しかし、HVECU70は、これらを組み合わせたルーチンを実行するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド車20では、変速機40は、4段変速の自動変速機として構成されるものとした。しかし、変速機40は、3段変速や5段変速、6段変速などの自動変速機として構成されるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド車20では、蓄電装置としてバッテリ50を用いるものとした。しかし、蓄電装置として、キャパシタを用いるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド車20では、エンジンECU24とモータECU34と変速機ECU46とバッテリECU52とHVECU70とを備えるものとした。しかし、これらのうちの少なくとも2つを一体に構成するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータ30が「モータ」に相当し、クラッチK0が「クラッチ」に相当し、変速機40が「変速機」に相当し、HVECU70とエンジンECU24とモータECU34と変速機ECU46とが「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド車、22 エンジン、23 クランクシャフト、23a クランクポジションセンサ、24 エンジンECU、30 モータ、30a 回転位置センサ、31 回転軸、32 インバータ、34 モータECU、K0,WSC クラッチ、40 変速機、41 入力軸、41a 回転数センサ、42 出力軸、42a 回転数センサ、44 油圧制御装置、46 変速機ECU、48 デファレンシャルギヤ、49 駆動輪、50 バッテリ、52 バッテリECU、54 電力ライン、70 HVECU、80 スタートスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、87 車速センサ、88 加速度センサ、89 勾配センサ。

Claims (4)

  1. エンジンおよびモータと、
    前記エンジンと前記モータとの間に設けられたクラッチと、
    前記モータに入力軸が接続されると共に駆動輪に出力軸が接続された変速機と、
    走行中に前記エンジンを始動する際には、前記クラッチのスリップ係合による前記エンジンの回転数の増加を伴って前記エンジンが始動されるように前記クラッチと前記エンジンとを制御する始動制御を実行する制御装置と、
    を備えるハイブリッド車であって、
    前記制御装置は、
    走行中に前記エンジンの始動条件が成立したときにおいて、
    前記変速機のアップシフトの開始までの猶予時間が所定時間以上であるときには、前記始動制御を実行し、
    前記猶予時間が前記所定時間未満であるときには、前記アップシフトの完了後に前記始動制御を実行する、
    ハイブリッド車。
  2. 請求項1記載のハイブリッド車であって、
    前記制御装置は、走行中に前記始動条件が成立したときにおいて、前記猶予時間が前記所定時間未満であるときでも、前記変速機の前記入力軸の回転数が所定回転数以上であるときには、前記アップシフトの完了を待たずに前記始動制御を実行する、
    ハイブリッド車。
  3. 請求項1または2記載のハイブリッド車であって、
    前記制御装置は、走行中に前記始動条件が成立したときにおいて、前記所定時間未満の前記猶予時間が経過したときに前記アップシフトが要求されていないときには、前記アップシフトを待たずに前記始動制御を実行する、
    ハイブリッド車。
  4. 請求項1ないし3のうちの何れか1つの請求項に記載のハイブリッド車であって、
    前記制御装置は、走行中に前記始動条件が成立したときには、アクセル操作量、車速、車両加速度、走行用の要求トルク、路面勾配、走行抵抗のうちの少なくとも1つに基づいて前記猶予時間を予測する、
    ハイブリッド車。
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