JP2023017331A - 車両の走行予定ルート変更装置および車両制御システム - Google Patents

車両の走行予定ルート変更装置および車両制御システム Download PDF

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Daiki Yokoyama
俊哉 橋本
Toshiya Hashimoto
俊太郎 岡崎
Shuntaro Okazaki
聖悟 津下
Shogo TSUGE
和久 松田
Kazuhisa Matsuda
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Abstract

【課題】車両に非接触で電力を伝送する給電装置が交差点に設置されている場合に、車両が電力の伝送を受ける機会が低下することを抑制する。【解決手段】車両の走行予定ルート変更装置は、車両3の走行予定ルートに目標方向への進路変更を予定している第1の交差点がある場合に、第1の交差点の目標方向への進路変更レーンに車両3に非接触電力伝送を行う給電装置2が設置されているか否かを判定するとともに、第1の交差点では進路変更せずに第2の交差点で目標方向に進路変更する場合に、第2の交差点の目標方向への進路変更レーンに給電装置2が設置されているか否かを判定する交差点判定部343bと、第1の交差点の進路変更レーンに給電装置2が設置されておらず、第2の交差点の進路変更レーンに給電装置2が設置されている場合、第1の交差点では車両3を目標方向に進路変更させずに、第2の交差点で車両3を目標方向に進路変更させるように走行予定ルートを変更する走行予定ルート変更部343eと、を備える。【選択図】図5

Description

本開示は、車両の走行予定ルート変更装置および車両制御システムに関する。
磁界結合(電磁誘導)、電界結合、磁界共振結合(磁界共鳴)及び電界共振結合(電界共鳴)のような伝送方式を用いて、地面に設けられた地上側給電装置から、走行中の車両へ電力を非接触で伝送する非接触給電システムが検討されている。このように地上側給電装置から車両へ非接触で電力を伝送するためには、車両から地上側給電装置に、車両に関する情報を送信し、この情報に基づいて地上側給電装置を制御することが必要である。このような非接触給電システムとして、車両走行中において、車両から給電要求が無線送信されると、地上側給電装置から走行中の車両に非接触で電力を伝送する非接触給電システムが検討されている(例えば、特許文献1)。
特開2018-157686号公報
ところで、給電装置が交差点に設置されることが想定される。しかし、例えば交差点において片側車線に複数の走行レーンが設けられており、複数の走行レーンのうちの一部の走行レーンのみに給電装置が設置されていると、車両が走行予定ルートに従って交差点で進路変更を行う際に、給電装置が設置されていない進路変更レーンを通過してしまう可能性がある。この場合、交差点に設置された給電装置から車両へ電力伝送を行うことができないので、結果として車両が給電装置によって電力伝送される機会が少なくなる問題がある。そして、車両が給電装置によって電力伝送される機会が少なくなると、車両のバッテリのSOCが低下する問題が生じる。
上記課題に鑑みて、本開示の目的は、車両に非接触で電力を伝送する給電装置が交差点に設置されている場合に、車両が電力の伝送を受ける機会が低下することを抑制することが可能な車両の走行予定ルート変更装置および車両制御システムを提供することにある。
本開示の要旨は以下のとおりである。
(1) 車両の走行予定ルートに目標方向への進路変更を予定している第1の交差点がある場合に、前記第1の交差点の前記目標方向への進路変更レーンに車両に非接触電力伝送を行う給電装置が設置されているか否かを判定するとともに、前記第1の交差点では前記目標方向に進路変更せずに第2の交差点で前記目標方向に進路変更する場合に、前記第2の交差点の前記目標方向への進路変更レーンに前記給電装置が設置されているか否かを判定する交差点判定部と、
前記第1の交差点の前記進路変更レーンに前記給電装置が設置されておらず、前記第2の交差点の前記進路変更レーンに前記給電装置が設置されている場合、前記第1の交差点では車両を前記目標方向に進路変更させずに、前記第2の交差点で車両を前記目標方向に進路変更させるように前記走行予定ルートを変更する走行予定ルート変更部と、
を備える、車両の走行予定ルート変更装置。
(2) 前記第2の交差点で車両を進路変更させるように前記走行予定ルートを変更する場合に、車両が目的地に到達するまでの時間の損失が所定値以下であるか否か、又は車両が目的地に到達するまでに走行する距離の損失が所定値以下であるか否かを判定する損失判定部を備え、
前記走行予定ルート変更部は、車両が目的地に到達するまでの時間の損失が前記所定値以下の場合、または車両が目的地に到達するまでに走行する距離の損失が前記所定値以下の場合に、前記第2の交差点で車両を進路変更させるように前記走行予定ルートを変更する、上記(1)に記載の車両の走行予定ルート変更装置。
(3) 変更された前記走行予定ルートに基づいて車両を制御する車両制御部を備える、上記(1)又は(2)に記載の車両の走行予定ルート変更装置。
(4) 変更された前記走行予定ルートを車両の乗員に提示させるため、変更された前記走行予定ルートを送信する送信部を備える、上記(1)~(3)のいずれかに記載の車両の走行予定ルート変更装置。
(5) 車両のバッテリの充電率を取得する充電率取得部を備え、
前記走行予定ルート変更部は、前記充電率が、前記走行予定ルートに従って車両が目的地まで走行するために必要な電力量から求まる所定値以下の場合に、前記走行予定ルートを変更する、上記(1)~(4)のいずれかに記載の車両の走行予定ルート変更装置。
(6) 前記走行予定ルート変更部は、前記充電率が、前記走行予定ルートを変更した場合に車両が前記第2の交差点まで走行するために必要な電力量から求まる所定値以下の場合は、前記走行予定ルートを変更しない、上記(5)に記載の車両の走行予定ルート変更装置。
(7) 車両に設けられた制御装置と、該制御装置と無線通信可能に接続された上記(1)に記載の走行予定ルート変更装置とを備える車両制御システムであって、
前記制御装置は、変更された走行予定ルートに基づいて車両を制御する車両制御部を備える、車両制御システム。
本開示によれば、車両に非接触で電力を伝送する給電装置が交差点に設置されている場合に、車両が電力の伝送を受ける機会が低下することを抑制することが可能な走行予定ルート変更装置および車両制御システムが提供される。
図1は、非接触給電システムの構成を概略的に示す図である。 図2は、コントローラ及びコントローラに接続された機器の概略的な構成図である。 図3は、ECU及びECUに接続された機器の概略的な構成図である。 車両の走行予定ルートと、交差点における地上側給電装置の設置状況を示す模式図であって、交差点における地上側給電装置の設置状況に応じて走行予定ルートが変更される例を説明するための図である。 ECUのプロセッサの機能ブロックを示す模式図である。 ECUのプロセッサが行う処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
以下、図1~図3を参照して、一実施形態に係る情報送受信システムを有する非接触給電システム1について説明する。
図1は、非接触給電システム1の構成を概略的に示す図である。非接触給電システム1は、地上側給電装置2と、道路100上の走行する車両3とを有し、地上側給電装置2から車両3へ磁界共振結合(磁界共鳴)による非接触電力伝送を行う。特に、本実施形態では、非接触給電システム1は、車両3が走行しているときに、地上側給電装置2から車両3への非接触電力伝送を行う。地上側給電装置2は、非接触で送電するように構成された送電装置4を有し、車両3は、非接触で送電装置4から受電するように構成された受電装置5を有する。図1に示したように、送電装置4は車両3が走行する道路100内(地中)に埋め込まれる。
<地上側給電装置の構成>
図1に示したように、地上側給電装置2は、送電装置4に加えて、電源21及びコントローラ22を備える。電源21及びコントローラ22は、道路100内に埋め込まれてもよいし、道路100内とは別の場所(地上を含む)に配置されてもよい。
電源21は、送電装置4に電力を供給する。電源21は、例えば、単層交流電力を供給する商用交流電源である。なお、電源21は、三相交流電力を供給する交流電源等であってもよいし、燃料電池又は太陽電池のような直流電源であってもよい。
送電装置4は、電源21から供給された電力を車両3へ送る。送電装置4は、送電側整流回路41、インバータ42及び送電側共振回路43を有する。送電装置4では、電源21から供給される交流電力が送電側整流回路41において整流されて直流電流に変換され、この直流電流がインバータ42において交流電力に変換され、この交流電力が送電側共振回路43に供給される。
送電側整流回路41は、電源21及びインバータ42に電気的に接続される。送電側整流回路41は、電源21から供給される交流電力を整流して直流電力に変換し、直流電力をインバータ42に供給する。送電側整流回路41は例えばAC/DCコンバータである。
インバータ42は送電側整流回路41及び送電側共振回路43に電気的に接続される。インバータ42は、送電側整流回路41から供給された直流電力を、電源21の交流電力よりも高い周波数の交流電力(高周波電力)に変換し、高周波電力を送電側共振回路43に供給する。
送電側共振回路43は、コイル44及びコンデンサ45から構成される共振器を有する。コイル44及びコンデンサ45の各種パラメータ(コイル44の外径及び内径、コイル44の巻数、コンデンサ45の静電容量等)は、送電側共振回路43の共振周波数が所定の設定値になるように定められる。所定の設定値は、例えば10kHz~100GHzであり、好ましくは、非接触電力伝送用の周波数帯域としてSAE TIR J2954規格によって定められた85kHzである。
送電側共振回路43は、コイル44の中心が車線の中央に位置するように、車両3が通過する車線の中央に配置される。インバータ42から供給された高周波電力が送電側共振回路43に印加されると、送電側共振回路43は、送電するための交流磁界を発生させる。なお、電源21が直流電源である場合には、送電側整流回路41は省略されてもよい。
コントローラ22は、例えば汎用コンピュータであり、地上側給電装置2の各種制御を行う。例えば、コントローラ22は、送電装置4のインバータ42に電気的に接続され、送電装置4による電力送信を制御すべくインバータ42を制御する。
図2は、コントローラ22及びコントローラ22に接続された機器の概略的な構成図である。コントローラ22は、通信インターフェース221、メモリ222及びプロセッサ223を備える。通信インターフェース221、メモリ222及びプロセッサ223は信号線を介して互いに接続されている。
通信インターフェース221は、地上側給電装置2を構成する各種機器(例えば、インバータ42、後述する電波検出機76など)にコントローラ22を接続するためのインターフェース回路を有する。コントローラ22は、通信インターフェース221を介して他の機器と通信する。
メモリ222は、例えば、揮発性の半導体メモリ(例えば、RAM)及び不揮発性の半導体メモリ(例えば、ROM)を有する。メモリ222は、プロセッサ223において各種処理を実行するためのコンピュータプログラムや、プロセッサ223によって各種処理が実行されるときに使用される各種データ等を記憶する。
プロセッサ223は、一つ又は複数のCPU(Central Processing Unit)及びその周辺回路を有する。プロセッサ223は、論理演算ユニット又は数値演算ユニットのような演算回路を更に有していてもよい。プロセッサ223は、メモリ222に記憶されたコンピュータプログラムに基づいて、各種処理を実行する。
<車両の構成>
一方、車両3は、図1に示したように、受電装置5に加えて、モータ31、バッテリ32、パワーコントロールユニット(PCU)33及び電子制御ユニット(ECU)34を備える。本実施形態では、車両3は、モータ31が車両3を駆動する電動車両(EV)である。しかしながら、車両3は、モータ31に加えて内燃機関が車両3を駆動するハイブリッド車両(HV)であってもよい。本実施形態では、車両3として、例えば、米国自動車技術会(SAE)が定めるレベル2またはレベル3程度、もしくはそれ以上のレベルの自律的な走行が可能な自動運転車両を例示する。一方、車両3は、乗員(ドライバ)が手動で運転する手動運転車両であってもよい。
モータ31は、例えば交流同期モータであり、電動機及び発電機として機能する。モータ31は、電動機として機能するとき、バッテリ32に蓄えられた電力を動力源として駆動される。モータ31の出力は減速機及び車軸を介して車輪30に伝達される。一方、車両3の減速時には車輪30の回転によってモータ31が駆動され、モータ31は発電機として機能して回生電力を発電する。
バッテリ32は、充電可能な二次電池であり、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等から構成される。バッテリ32は車両3の走行に必要な電力(例えばモータ31の駆動電力)を蓄える。モータ31によって発電された回生電力がバッテリ32に供給されると、バッテリ32が充電され、バッテリ32の充電率(SOC:State Of Charge)が回復する。なお、バッテリ32は、車両3に設けられた充電ポートを介して地上側給電装置2以外の外部電源によっても充電可能であってもよい。
PCU33はバッテリ32及びモータ31に電気的に接続される。PCU33は、インバータ、昇圧コンバータ及びDC/DCコンバータを有する。インバータは、バッテリ32から供給された直流電力を交流電力に変換し、交流電力をモータ31に供給する。一方、インバータは、モータ31によって発電された交流電力(回生電力)を直流電力に変換し、直流電力をバッテリ32に供給する。昇圧コンバータは、バッテリ32に蓄えられた電力がモータ31に供給されるときに、必要に応じてバッテリ32の電圧を昇圧する。DC/DCコンバータは、バッテリ32に蓄えられた電力がヘッドライト等の電子機器に供給されるときに、バッテリ32の電圧を降圧する。
受電装置5は、送電装置4から受電し、受電した電力をバッテリ32に供給する。受電装置5は、受電側共振回路51、受電側整流回路54及び充電回路55を有する。
受電側共振回路51は、路面との距離が小さくなるように車両3の底部に配置される。本実施形態では、受電側共振回路51は、車幅方向において車両3の中央に配置される。受電側共振回路51は、送電側共振回路43と同様の構成を有し、コイル52及びコンデンサ53から構成される共振器を有する。コイル52及びコンデンサ53の各種パラメータ(コイル52の外径及び内径、コイル52の巻数、コンデンサ53の静電容量等)は、受電側共振回路51の共振周波数が送電側共振回路43の共振周波数と一致するように定められる。なお、受電側共振回路51の共振周波数と送電側共振回路43の共振周波数とのずれ量が小さければ、例えば受電側共振回路51の共振周波数が送電側共振回路43の共振周波数の±20%の範囲内であれば、受電側共振回路51の共振周波数は送電側共振回路43の共振周波数と必ずしも一致している必要はない。
図1に示したように受電側共振回路51が送電側共振回路43と対向しているときに、送電側共振回路43によって交流磁界が生成されると、交流磁界の振動が、送電側共振回路43と同一の共振周波数で共鳴する受電側共振回路51に伝達される。この結果、電磁誘導によって受電側共振回路51に誘導電流が流れ、誘導電流によって受電側共振回路51において誘導起電力が発生する。すなわち、送電側共振回路43は受電側共振回路51へ送電し、受電側共振回路51は送電側共振回路43から受電する。
受電側整流回路54は受電側共振回路51及び充電回路55に電気的に接続される。受電側整流回路54は、受電側共振回路51から供給される交流電力を整流して直流電力に変換し、直流電力を充電回路55に供給する。受電側整流回路54は例えばAC/DCコンバータである。
充電回路55は受電側整流回路54及びバッテリ32に電気的に接続される。充電回路55は、受電側整流回路54から供給された直流電力をバッテリ32の電圧レベルに変換してバッテリ32に供給する。送電装置4から送電された電力が受電装置5によってバッテリ32に供給されると、バッテリ32が充電される。充電回路55は例えばDC/DCコンバータである。
ECU34は車両3の各種制御を行う。例えば、ECU34は、受電装置5の充電回路55に電気的に接続され、送電装置4から送信された電力によるバッテリ32の充電を制御すべく充電回路55を制御する。また、ECU34は、PCU33に電気的に接続され、バッテリ32とモータ31との間の電力の授受を制御すべくPCU33を制御する。さらに、ECU34は、後述する電波信号発信装置66を含む信号発信装置を制御する。
図3は、ECU34及びECU34に接続された機器の概略的な構成図である。ECU34は、通信インターフェース341、メモリ342及びプロセッサ343を有する。通信インターフェース341、メモリ342及びプロセッサ343は信号線を介して互いに接続されている。
通信インターフェース341は、CAN(Controller Area Network)等の規格に準拠した車内ネットワークにECU34を接続するためのインターフェース回路を有する。ECU34は、通信インターフェース341を介して他の機器と通信する。
メモリ342は、例えば、揮発性の半導体メモリ(例えば、RAM)及び不揮発性の半導体メモリ(例えばROM)を有する。メモリ342は、プロセッサ343において各種処理を実行するためのコンピュータプログラムや、プロセッサ343によって各種処理が実行されるときに使用される各種データ等を記憶する。
プロセッサ343は、一つ又は複数のCPU(Central Processing Unit)及びその周辺回路を有する。プロセッサ343は、論理演算ユニット又は数値演算ユニットのような演算回路を更に有していてもよい。プロセッサ343は、メモリ342に記憶されたコンピュータプログラムに基づいて、各種処理を実行する。
また、図3に示したように、車両3は、GNSS受信機35、ストレージ装置36、複数のセンサ37、通信モジュール38、ナビゲーション装置39、HMI40、車載カメラ65を更に備える。GNSS受信機35、ストレージ装置36、センサ37、通信モジュール38、ナビゲーション装置39、HMI40、及び車載カメラ65はECU34に電気的に接続される。
GNSS受信機35は、複数(例えば3つ以上)の測位衛星から得られる測位情報に基づいて、車両3の現在位置(例えば車両3の緯度及び経度)を検出する。具体的には、GNSS受信機35は、複数の測位衛星を捕捉し、測位衛星から発信された電波を受信する。そして、GNSS受信機35は、電波の発信時刻と受信時刻との差に基づいて測位衛星までの距離を算出し、測位衛星までの距離及び測位衛星の位置(軌道情報)に基づいて車両3の現在位置を検出する。GNSS受信機35の出力、すなわちGNSS受信機35によって検出された車両3の現在位置はECU34に送信される。このGNSS受信機35として、例えば、GPS受信機が用いられる。
ストレージ装置36は、データを記憶する。ストレージ装置36は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)又は光記録媒体を備える。本実施形態では、ストレージ装置36は、地図情報を記憶する。地図情報には、道路に関する情報に加えて、地上側給電装置2の設置位置及び種類、並びに地上側給電装置2の周りの外部環境(例えば、地上側給電装置2が設けられた道路の舗装の種類など)に関する情報等が含まれる。更に、地図情報には、交差点の走行レーン毎の地上側給電装置2設置状況を示す情報が含まれる。ECU34はストレージ装置36から地図情報を取得する。なお、ストレージ装置が車両3の外部(例えばサーバ等)に設けられ、ECU34は通信モジュール38を介して車両3の外部から地図情報を取得してもよい。
センサ37は、車両3の状態及び車両3の周辺における外部環境を検出する。本実施形態では、センサ37は、車両3の状態を検出するセンサとして、例えば、車両3の速度を検出する速度センサを含む。また、センサ37は、バッテリ32の端子間電流を検出する電流センサ、バッテリ32の端子間電圧を検出する電圧センサを含む。これらセンサ37の出力は、ECU34に入力される。
通信モジュール38は、車両3と車両3の外部のサーバ(図示せず)との広域通信を可能とする機器であり、例えば、データ通信モジュール(DCM:Data Communication Module)である。広域通信は、通信距離が10メートル程度から10キロメートル程度である通信であり、例えばLTE(Long Term Evolution)等が用いられる。
ナビゲーション装置39は、車両3の現在地から移動目的地までの走行予定ルートを、ダイクストラ法といった所定の経路探索手法に従って求める。また、ナビゲーション装置39は、走行予定ルートに基づいて、車両3が目的地に到達するまでの時間、車両3が目的地に到達するまでに走行する距離を算出する。
HMI40は、乗員へ情報提示を行う情報提示装置の一態様であり、液晶表示装置(LCD)、スピーカ等を含む。HMI40は、ナビゲーション装置39が求めた走行予定ルートまたは後述する処理により変更された走行予定ルート、およびこれに付随する情報を乗員に提示する。具体的には、HMI40は、ナビゲーション装置39が求めた走行予定ルートおよび走行予定ルートに基づく案内をLCDの画面に表示し、またスピーカから音声で発する。
<信号送受信システムの構成>
上述したように、非接触給電システム1は、送電装置4の送電側共振回路43において発生させた交流磁界を介して、地上側給電装置2から車両3に電力を伝送する。このような非接触電力伝送を行うには、走行中の車両3から地上側給電装置2へ、車両識別情報や要求給電量などの車両に関する情報(以下、「車両情報」という)を送信し、地上側給電装置2はこの車両情報に基づいて送電装置4を制御することが行われる。このため、本実施形態の非接触給電システム1は、車両3から地上側給電装置2へ車両情報を含む信号を送信する信号送受信システムを有する。
信号送受信システムは、車両3から地上側給電装置2へ車両情報を含む信号を無線で発信する信号発信装置6と、信号発信装置6から発信された信号を検出する信号検出装置7とを有する。本実施形態では、信号発信装置6は、電波を利用して地上側給電装置へ向けて信号を発信する電波信号発信装置66と、電波信号発信装置66を制御するECU34とを含む。信号検出装置7は、電波信号発信装置66によって発信された信号を含む電波を検出する電波検出機76と、電波検出機76に接続されたコントローラ22とを含む。
信号発信装置6の電波信号発信装置66は、電波により、地上側給電装置2へ車両3の車両情報を送信する。電波信号発信装置66は、交流電流発生回路67及びアンテナ68を備える。
交流電流発生回路67は、バッテリ32及びアンテナ68に電気的に接続される。交流電流発生回路67は、交流電流を発生させ、交流電流をアンテナ68に供給する。例えば、交流電流発生回路67は、発振回路、変調回路及び増幅器を有する。発振回路は、搬送波を生成し、変調回路は送信すべき車両情報に応じて搬送波を変調し、増幅器は変調された交流電流を増幅する。
アンテナ68は、本実施形態では、路面との距離が小さくなるように車両3の底部に配置される。本実施形態では、アンテナ68は、車幅方向において車両3の中央に配置され、車両3の前後方向において受電側共振回路51よりも前方に配置される。なお、アンテナ68は、車両3の前後方向において受電側共振回路51と同一の位置又は受電側共振回路51よりも後方に配置されてもよい。また、アンテナ68は、車両3が地上側給電装置2に近づいたときにのみ地上側給電装置2のアンテナ77へ電波を送信することができれば、車両3の底部以外に配置されてもよい。
アンテナ68は、交流電流発生回路67に電気的に接続され、アンテナ68には、交流電流発生回路67において発生された交流電流が供給される。アンテナ68は、交流電流発生回路67から交流電流が供給されると、変調された交流電流に応じた、情報発信用の電波を発生させる。発生される電波の周波数は、例えば、数百kHz~数GHzである。
信号検出装置7の電波検出機76は、電波信号発信装置66から発信される特定の周波数の電波を検出する。電波検出機76は、送電装置4が設けられた道路において、車両3の進行方向において送電装置4の送電側共振回路43よりも手前に配置され、車両3が通過する車線の中央に配置される。電波検出機76は地中(路面の下)又は路面の上に配置される。電波検出機76の周囲の車両3から情報送信用の電波が発せられると、電波検出機76は情報送信用の電波を検出する。
電波検出機76は、アンテナ77、増幅器及び復調回路を有する。アンテナ77は、アンテナ77の周りを飛び交う電波を電気信号波に変換する。増幅器は、アンテナ77で変換された信号波を増幅する。復調回路は、増幅器で増幅された信号波からこの信号波にのせられた情報、具体的には車両情報を取り出す。
電波検出機76はコントローラ22に電気的に接続され、電波検出機76の出力はコントローラ22に送信される。コントローラ22は、電波検出機76の出力に基づいて車両3から送信された車両情報を取得し、この車両情報に基づいて地上側給電装置2を制御する。すなわち、コントローラ22は、アンテナ68から発せられた電波を検出することによって、車両3から送信された車両情報を取得する。
特に、本実施形態では、電波信号発信装置66及び電波検出機76は、通信距離が10メートル未満の狭域通信を行うように構成される。狭域通信としては、通信距離が短い種々の近距離無線通信を用いることができ、例えば、IEEE、ISO、IEC等によって策定された任意の通信規格(例えば、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標))に準拠した通信が用いられる。また、狭域通信を行うための技術としては、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)、DSRC(dedicated Short Range Communication)等が用いられる。
以上のように、本実施形態に係る信号送受信システムは、電波信号発信装置66及び電波検出機76により電波を利用して車両情報を含む信号を送受信する方法により、車両3から地上側給電装置2へ車両情報を送信することができる。電波を利用した信号の送受信は、比較的高い周波数の電波によって行われる。したがって、電波を介して伝達することができる情報量は多い。また、電波を利用した信号の送受信では、電波の周波数が高いほど、電波を介して単位時間に伝達することができる情報量が多くなる。したがって、多くの情報を伝達するという観点からは、高周波の電波を利用して信号の送受信を行うことが好ましい。
<交差点における地上側給電装置の設置状況に応じた車両制御>
ところで、道路の交差点においては、片側車線に直進レーン、および進路変更レーン(例えば、右折レーン、左折レーン)など複数の走行レーンが設けられている場合がある。交差点に地上側給電装置2が設置される場合に、全ての走行レーンに地上側給電装置2が設置されていれば、車両3が交差点でいずれの走行レーンを走行したとしても、地上側給電装置2から車両3への非接触電力伝送を行うことが可能である。
一方、交差点に地上側給電装置2が設置される場合に、一部の走行レーンのみに地上側給電装置2が設置されていると、地上側給電装置2が設置されていない走行レーンを車両3が走行すると、車両3への非接触電力伝送を行うことができなくなる。例えば、直進レーンに地上側給電装置2が設置されており、右折レーンに地上側給電装置2が設置されていない場合、右折車両へ非接触電力伝送を行うことはできない。
本実施形態では、ナビゲーション装置39が求めた走行予定ルートに従って車両3が交差点で目標方向に進路変更する際に、目標方向への進路変更レーンに地上側給電装置2が設置されていない場合は、その交差点では進路変更させることなく車両3を通過させ、目標方向への進路変更レーンに地上側給電装置2が設置された次の交差点で車両3を進路変更させるように走行予定ルートが変更される。なお、次の交差点とは、進路変更をしなかった交差点の1つ以上先の交差点である。
図4は、車両3の走行予定ルートと、交差点における地上側給電装置2の設置状況を示す模式図であって、交差点における地上側給電装置2の設置状況に応じて走行予定ルートが変更される例を説明するための図である。
図4では、車両3が出発地110から目的地120へ走行する場合に、ナビゲーション装置39が求めた走行予定ルート150(図中に実線の矢印で示す)が地図上に示されている。走行予定ルート150では、車両3が交差点130で右折することになっている。一方、交差点130には、2本の直進レーン132と、右折レーン134と、左折レーン136が設けられており、このうち2本の直進レーン132のみに地上側給電装置2が設置されている。
このため、車両3が走行予定ルート150に従って交差点130で右折する際には、車両3が地上側給電装置2の設置されていない右折レーン134を走行するので、車両3への非接触電力伝送を行うことができなくなる。
一方、車両3が交差点130を直進した場合、交差点130の次の交差点140には、2本の直進レーン142と、右折レーン144と、左折レーン146が設けられており、これら全ての走行レーンに地上側給電装置2が設置されている。このため、走行予定ルート150の一部を、交差点130を直進し、次の交差点140で右折するルート152(図中に破線の矢印で示す)に変更すると、交差点140で右折する際に、車両3が地上側給電装置2の設置された右折レーン144を走行するので、車両3へ非接触電力伝送を行うことが可能になる。
なお、次の交差点140で右折した場合に、目的地120に到達するまでの時間の損失、または目的地120に到達するまでの走行距離の損失が過度に大きくなる場合は、走行予定ルート150に従って交差点130で進路変更が行われてもよい。
以上のような走行予定ルートの変更を行うことにより、目的地120までの進路を大幅に変更することなく、車両3が地上側給電装置2から給電される機会が増加される。
また、車両3が比較的高い速度で走行しているときには、車両3が比較的短時間で地上側給電装置2を通過してしまうため、地上側給電装置2から車両3へ電力を伝送する際の伝送量が比較的少なくなり、伝送効率も低下する。このため、地上側給電装置2から車両3への電力伝送量を多くして、伝送効率を向上するためには、車両3が比較的低い速度で走行しているときに地上側給電装置2から車両3へ電力を伝送することが好ましい。
本実施形態では、進路変更レーンに地上側給電装置2が設置された交差点で車両3を進路変更させるように走行予定ルートが変更される。地上側給電装置2が設置された進路変更レーンを車両3が通過する際の車速は、車両3が交差点以外を走行する場合の車速よりも低下している。したがって、進路変更レーンに地上側給電装置2が設置された交差点で車両3の進路が変更されることによって、車両3が交差点以外に設置された地上側給電装置2から電力伝送される場合と比較して、伝送量がより多くなり、伝送効率が向上される。
図5は、以上のような車両制御を行うためのECU34のプロセッサ343の機能ブロックを示す模式図である。ECU34のプロセッサ343は、車両の走行予定ルート変更装置の一態様であり、走行予定ルート取得部343aと、交差点判定部343bと、損失判定部343cと、SOC取得部343dと、走行予定ルート変更部343eと、車両制御部343fと、送信部343gと、を有している。プロセッサ343が有するこれらの各部は、例えば、プロセッサ343上で動作するコンピュータプログラムにより実現される機能モジュールである。つまり、プロセッサ343が有するこれらの各部は、プロセッサ343とこれを機能させるためのプログラム(ソフトウェア)から構成される。また、そのプログラムは、ECU34が備えるメモリ342または外部から接続される記録媒体に記録されていてもよい。あるいは、プロセッサ343が有するこれらの各部は、プロセッサ343に設けられる専用の演算回路であってもよい。
プロセッサ343の走行予定ルート取得部343aは、ナビゲーション装置39が求めた走行予定ルートをナビゲーション装置39から取得する。なお、走行予定ルート取得部343aは、ナビゲーション装置39と同等の機能を備えていてもよく、車両3の現在地から移動目的地までの走行予定ルートを、ダイクストラ法といった所定の経路探索手法に従って取得してもよい。
プロセッサ343の交差点判定部343bは、地図情報に基づいて、車両3の走行予定ルートに目標方向(例えば、右方向または左方向のいずれか)への進路変更を予定している第1の交差点(例えば、図4の交差点130)がある場合に、第1の交差点の目標方向への進路変更レーンに車両3に非接触電力伝送を行う地上側給電装置2が設置されているか否かを判定する。
また、交差点判定部343bは、地図情報に基づいて、第1の交差点では目標方向に進路変更に進路変更せずに第2の交差点(例えば、図4の交差点140)で目標方向に進路変更する場合に、第2の交差点の目標方向への進路変更レーンに地上側給電装置2が設置されているか否かを判定する。なお、第2の交差点は、第1の交差点の次の交差点であって、第1の交差点の1つ以上先の交差点である。
プロセッサ343の損失判定部343cは、第2の交差点で車両3を進路変更させるように走行予定ルートを変更する場合の距離又は時間の損失を判定する。具体的に、損失判定部343cは、第2の交差点で車両3を進路変更させるように走行予定ルートを変更する場合に、車両3が目的地に到達するまでの時間の損失が所定値以下であるか否か、または車両3が目的地に到達するまでに走行する距離の損失が所定値以下であるか否かを判定する。例えば、損失判定部343cは、走行予定ルートを変更した場合に車両3が目的地に到達するまでの時間が、走行予定ルートを変更しない場合に車両3が目的地に到達するまでの時間の所定割合(例えば、120%)以下であるか否かを判定する。同様に、損失判定部343cは、走行予定ルートを変更した場合に車両3が目的地に到達するまでに走行する距離が、走行予定ルートを変更しない場合に車両3が目的地に到達するまでに走行する距離の所定割合(例えば、120%)以下であるか否かを判定する。
プロセッサ343のSOC取得部343dは、センサ37が検出したバッテリ32の端子間電流、端子間電圧に基づいてバッテリ32のSOCを取得する。
プロセッサ343の走行予定ルート変更部343eは、交差点判定部343bの判定結果に基づいて、走行予定ルートを変更する。走行予定ルート変更部343eは、第1の交差点の目標方向への進路変更レーンに地上側給電装置2が設置されておらず、第2の交差点の目標方向への進路変更レーンに地上側給電装置2が設置されている場合、第1の交差点では車両3を目標方向に進路変更させずに、第2の交差点で車両3を目標方向に進路変更させるように走行予定ルートを変更する。また、走行予定ルート変更部343eは、損失判定部343cの判定結果に基づき、車両3が目的地に到達するまでの時間の損失が所定値以下の場合、または車両3が目的地に到達するまでに走行する距離の損失が所定値以下の場合に、第2の交差点で車両3を進路変更させるように走行予定ルートを変更する。
走行予定ルート変更部343eは、SOC取得部343dが取得したバッテリ32のSOCが所定値以下の場合に、走行予定ルートを変更してもよい。この所定値は、例えば走行予定ルートに従って車両が目的地まで走行するために必要な電力量から求まり、より具体的には、例えば、目的地まで走行するために必要な電力量をバッテリ32の満充電時の電力量で除算した値である。
なお、車両3が目的地に到達するまでの時間の損失が所定値以下の場合、または車両3が目的地に到達するまでに走行する距離の損失が所定値以下の場合であっても、バッテリ32のSOCが十分に低い場合は、走行予定ルートを変更したことによって電欠が生じる可能性がある。このため、走行予定ルート変更部343eは、SOC取得部343dが取得したバッテリ32のSOCが所定値以下の場合は、走行予定ルートを変更しなくてもよい。この所定値は、走行予定ルートを変更した場合に、例えば車両3が第2の交差点まで走行するために必要な電力量から求まり、より具体的には、例えば、第2の交差点まで走行するために必要な電力量をバッテリ32の満充電時の電力量で除算した値である。これにより、走行予定ルートを変更した場合に、電欠が生じることが抑制される。
プロセッサ343の車両制御部343fは、車両3が自動運転中の場合に、ナビゲーション装置39が求めた走行予定ルートに沿って車両3を走行させるための制御を行う。この制御は、地図情報、または車載カメラ65が生成した画像から得られる各種情報(例えば、走行レーンを規定する車線の位置、他車両などの障害物の位置など)に基づく、モータ31による車輪30の駆動および制動、摩擦ブレーキによる車輪30の制動、ならびに操舵を含む。また、車両制御部343fは、走行予定ルート変更部343eにより走行予定ルートが変更されると、変更された走行予定ルートに基づいて、第1の交差点では車両を目標方向に進路変更させずに、第2の交差点で車両を目標方向に進路変更させるように車両3を制御する。
プロセッサ343の送信部343gは、変更された走行予定ルートを乗員(ドライバ)に提示させるため、乗員へ情報提示を行うHMI40へ変更された走行予定ルートを送信する。また、送信部343gは、変更された走行予定ルートをナビゲーション装置39に送信してもよく、ナビゲーション装置39は、変更された走行予定ルートを乗員(ドライバ)に提示させるため、HMI40へ送信する。車両3が自動運転中でない場合、または車両3が手動運転車両である場合、変更された走行予定ルートをHMI40から提示されたドライバが、変更された走行予定ルートに基づいて車両3を運転する。
なお、図5に示したECU34のプロセッサ343の機能ブロックの少なくとも一部は、車両3の外部(例えばサーバ等)に設けられていてもよく、ECU34は、通信モジュール38を介して、車両3の外部から変更された走行予定ルートを取得してもよい。この場合、具体的には、車両3のECU34とサーバとが例えば上述した広域通信により無線通信可能に接続された車両制御システムが構成され、サーバ側には、図5に示した機能ブロックのうち、例えば走行予定ルート取得部343a、交差点判定部343b、損失判定部343c、SOC取得部343d、および走行予定ルート変更部343eが設けられる。走行予定ルート取得部343aは、広域通信により車両3のナビゲーション装置39が求めた走行予定ルートを取得する。また、SOC取得部343dは、広域通信によりバッテリ32の端子間電流および端子間電圧を取得し、バッテリ32のSOCを取得する。また、上述したように地図情報はサーバのストレージ装置に記憶される。走行予定ルート変更部343eにより走行予定ルートが変更されると、車両3のECU34は、広域通信により、サーバから変更された走行予定ルートを取得する。ECU34のプロセッサ343の車両制御部343fは、サーバにより変更された走行予定ルートに基づいて、第1の交差点では車両を目標方向に進路変更させずに、第2の交差点で車両を目標方向に進路変更させるように車両3を制御する。また、プロセッサ343の送信部343gは、変更された走行予定ルートを乗員(ドライバ)に提示させるため、HMI40またはナビゲーション装置39へ変更された走行予定ルートを送信する。
図6は、ECU34のプロセッサ343が行う処理を示すフローチャートである。図6の処理は、プロセッサ343により所定の制御周期毎に行われる。先ず、走行予定ルートに進路変更を予定している交差点があるか否かが判定される(ステップS10)。進路変更を予定している交差点がある場合はステップS12へ進み、進路変更を予定している交差点がない場合は本制御周期における処理が終了する。
次に、ステップS12では、交差点判定部343bが、進路変更を予定している交差点の目標方向への進路変更レーンに地上側給電装置2があるか否かを判定する。ステップS12で進路変更レーンに地上側給電装置2がない場合はステップS14へ進み、進路変更レーンに地上側給電装置2がある場合はステップS20へ進む。ステップS20へ進んだ場合、走行予定ルートを変更することなく、本制御周期における処理が終了する。
ステップS14では、交差点判定部343bが、進路変更を予定している交差点を直進して次の交差点で進路変更する場合に、次の交差点の目標方向への進路変更レーンに地上側給電装置2があるか否かを判定する。ステップS14で次の交差点の進路変更レーンに地上側給電装置2がある場合はステップS16へ進み、次の交差点の進路変更レーンに地上側給電装置2がない場合はステップS20へ進む。ステップS20へ進んだ場合、走行予定ルートを変更することなく、本制御周期における処理が終了する。
次に、ステップS16では、損失判定部343cが、次の交差点で進路変更する場合に、距離又は時間の損失が所定値以下であるか否かを判定する。距離または時間の損失が所定値以下の場合、走行予定ルート変更部343eが走行予定ルートを変更する(ステップS18)。一方、距離または走行時間の損失が所定値以下でない合、走行予定ルートを変更することなく(ステップS20)、本制御周期における処理が終了する。
ステップS18の後、車両3が自動運転中であるか否かが判定され(ステップS22)、自動運転中の場合、車両制御部343fが、変更した走行予定ルートに基づいて車両3を制御する(ステップS24)。
一方、ステップS22で自動運転中でない場合、すなわちドライバが手動で運転している場合は、送信部343gが、変更された走行予定ルートを乗員(ドライバ)に提示させるため、HMI40またはナビゲーション装置39へ変更された走行予定ルートを送信する。これにより、変更された走行予定ルートを提示されたドライバが、変更された走行予定ルートに基づいて車両3を運転する。ステップS24,S26の後は本制御周期における処理が終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、車両3が交差点で進路変更する際に、進路変更レーンに地上側給電装置2が設置されていない場合は、その交差点では進路変更させることなく車両3を通過させ、進路変更レーンに地上側給電装置2が設置された次の交差点で車両3を進路変更させるように走行予定ルートが変更される。したがって、車両3が非接触電力伝送により電力を伝送される機会が低下することが抑制される。
以上、本発明に係る好適な実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内で様々な修正及び変更を施すことができる。
1 非接触給電システム
2 地上側給電装置
3 車両
130,140 交差点
150 走行予定ルート
343b 交差点判定部
343c 損失判定部
343d SOC取得部
343e 走行予定ルート変更部
343f 車両制御部
343g 送信部

Claims (7)

  1. 車両の走行予定ルートに目標方向への進路変更を予定している第1の交差点がある場合に、前記第1の交差点の前記目標方向への進路変更レーンに車両に非接触電力伝送を行う給電装置が設置されているか否かを判定するとともに、前記第1の交差点では前記目標方向に進路変更せずに第2の交差点で前記目標方向に進路変更する場合に、前記第2の交差点の前記目標方向への進路変更レーンに前記給電装置が設置されているか否かを判定する交差点判定部と、
    前記第1の交差点の前記進路変更レーンに前記給電装置が設置されておらず、前記第2の交差点の前記進路変更レーンに前記給電装置が設置されている場合、前記第1の交差点では車両を前記目標方向に進路変更させずに、前記第2の交差点で車両を前記目標方向に進路変更させるように前記走行予定ルートを変更する走行予定ルート変更部と、
    を備える、車両の走行予定ルート変更装置。
  2. 前記第2の交差点で車両を進路変更させるように前記走行予定ルートを変更する場合に、車両が目的地に到達するまでの時間の損失が所定値以下であるか否か、又は車両が目的地に到達するまでに走行する距離の損失が所定値以下であるか否かを判定する損失判定部を備え、
    前記走行予定ルート変更部は、車両が目的地に到達するまでの時間の損失が前記所定値以下の場合、または車両が目的地に到達するまでに走行する距離の損失が前記所定値以下の場合に、前記第2の交差点で車両を進路変更させるように前記走行予定ルートを変更する、請求項1に記載の車両の走行予定ルート変更装置。
  3. 変更された前記走行予定ルートに基づいて車両を制御する車両制御部を備える、請求項1又は2に記載の車両の走行予定ルート変更装置。
  4. 変更された前記走行予定ルートを車両の乗員に提示させるため、変更された前記走行予定ルートを送信する送信部を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の車両の走行予定ルート変更装置。
  5. 車両のバッテリの充電率を取得する充電率取得部を備え、
    前記走行予定ルート変更部は、前記充電率が、前記走行予定ルートに従って車両が目的地まで走行するために必要な電力量から求まる所定値以下の場合に、前記走行予定ルートを変更する、請求項1~4のいずれか1項に記載の車両の走行予定ルート変更装置。
  6. 前記走行予定ルート変更部は、前記充電率が、前記走行予定ルートを変更した場合に車両が前記第2の交差点まで走行するために必要な電力量から求まる所定値以下の場合は、前記走行予定ルートを変更しない、請求項5に記載の車両の走行予定ルート変更装置。
  7. 車両に設けられた制御装置と、該制御装置と無線通信可能に接続された請求項1に記載の走行予定ルート変更装置とを備える車両制御システムであって、
    前記制御装置は、変更された走行予定ルートに基づいて車両を制御する車両制御部を備える、車両制御システム。
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