JP2023017280A - 複合体 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯が容易なグリーンフォークとマーカーとを得ること。【解決手段】グリーンフォークとマーカーとの複合体であって、前記グリーンフォークが、本体部と、前記マーカーの保持部と、前記本体部の表側と前記保持部の裏側とが対向するようにこれらを接続する接続部とを含み、前記マーカーが前記保持部に保持され、前記マーカーの少なくとも表側が樹脂層を含む、前記複合体。【選択図】図1
Description
特許法第30条第2項適用申請有り 1.公開の事実1 発明を実施した日:令和3年1月15日及び同年2月19日、実施した者:有限会社山脇バネ製作所、実施した場所:近鉄百貨店草津店(滋賀県草津市渋川1丁目1-50)3階及び有限会社山脇バネ製作所(滋賀県草津市笠山2丁目9-26) 2.公開の事実2 発明を実施した日:令和3年3月15日、実施した者:有限会社山脇バネ製作所、実施した場所:有限会社山脇バネ製作所(滋賀県草津市笠山2丁目9-26)
本発明は、グリーンフォークとマーカーとの複合体に関する。
従来、ゴルフのプレーに際してグリーン面上でゴルフボールの位置をマークするために、ボールマーカーが用いられている。このようなボールマーカーの代表的なものとして、円盤状の金属製マーカー等が知られている。しかしながら、従来のボールマーカーは、小型のものがほとんどであり、グリーン上で使用する際にズボンのポケットの中等から取り出し難く、また紛失し易いという問題があった。また、ゴルフプレーヤーは、ボールマーカーとともに、プレー中にグリーンの芝の凹みを修復するための道具として、グリーンフォークを携帯することが多い。しかしながら、グリーンフォークにも、取り出しや持ち運びが煩わしく不便であるという問題があった。
前記のような問題を解決する手段として、グリーンフォークとマーカーとを結合させて、これらを同時に携帯出来るようにした複合体が検討されている。例えば、特許文献1は、マーカー本体と、マーカー本体から突出して設けられるフォーク部と、を備え、マーカー本体、及び/又は衣服に挟着可能なクリップ等の保持体に埋設される磁石を介して、保持体に着脱可能に保持せしめたグリーンフォーク付きゴルフ用ボールマーカーを開示している。また、特許文献2は、孔を空けたグリーンフォークと、係合突起を有したマーカーとを含んだゴルフ用ティー装置を開示している。
前記特許文献1のグリーンフォークは、マーカーと兼用となっているため、フォーク部分を小さくせざるを得ず、使用者がグリーンを補修しようとした際の使い勝手が良くない。また、マーカー部分が平板であり、クリップ部分から取り外す際の引っかかりが無いため、クリップ部分からマーカーを取り外す際に手間がかかる。一方、特許文献2のティー装置におけるマーカーは、係合突起を介してグリーンフォークに固定されているが、このような係合突起を外す際には、グリーンフォークとマーカーとを両手で保持して取り外さなければならず、グリーン上で手軽に使用することが困難であった。
前記のような課題を解決すべく本発明者が鋭意検討を重ねた結果、特定構造のグリーンフォークとマーカーとの複合体により前記課題を解決出来ることを見いだし、本発明に至った。
すなわち本発明は、
[1]グリーンフォークとマーカーとの複合体であって、
前記グリーンフォークが、本体部と、前記マーカーの保持部と、前記本体部の表側と前記保持部の裏側とが対向するようにこれらを接続する接続部とを含み、
前記マーカーが前記保持部に保持され、
前記マーカーの少なくとも表側が樹脂層を含む、前記複合体、
[2]前記樹脂層がコーティング膜である、[1]に記載の複合体、
[3]前記コーティング膜がエネルギー線硬化型樹脂を含む、[2]に記載の複合体、
[4]前記接続部が、前記本体部と前記保持部との間隔を調整できる部材からなる、[1]~[3]のいずれかに記載の複合体、並びに
[5]前記マーカーが、磁力を利用して前記保持部に保持される、[1]~[4]のいずれかに記載の複合体、
に関する。
すなわち本発明は、
[1]グリーンフォークとマーカーとの複合体であって、
前記グリーンフォークが、本体部と、前記マーカーの保持部と、前記本体部の表側と前記保持部の裏側とが対向するようにこれらを接続する接続部とを含み、
前記マーカーが前記保持部に保持され、
前記マーカーの少なくとも表側が樹脂層を含む、前記複合体、
[2]前記樹脂層がコーティング膜である、[1]に記載の複合体、
[3]前記コーティング膜がエネルギー線硬化型樹脂を含む、[2]に記載の複合体、
[4]前記接続部が、前記本体部と前記保持部との間隔を調整できる部材からなる、[1]~[3]のいずれかに記載の複合体、並びに
[5]前記マーカーが、磁力を利用して前記保持部に保持される、[1]~[4]のいずれかに記載の複合体、
に関する。
本発明により、グリーンフォークとマーカーとを服や帽子等に保持した状態で携帯可能となり、かつ、マーカーを使用する際には片手で極めて簡単にグリーンフォークから取り外すことができる。
以下、図面等を参照しながら、具体的な実施形態に基づいて本発明を説明する。なお、図面及び以下の説明はあくまでも本発明の一形態を説明するものであり、本発明の範囲に何ら制限を加えるものではない。また、文中における「上下」、「前後」及び「左右」は、各図面に記載の方向を意味する。
本発明の複合体1は、図1に示すように、グリーンフォーク2とマーカー3との複合体であって、
前記グリーンフォーク2が、本体部21と、前記マーカー3の保持部22と、前記本体部21の表側と前記保持部22の裏側とが対向するようにこれらを接続する接続部23とを含み、
前記マーカー3が前記保持部22に保持され、
前記マーカー3の少なくとも表側が樹脂によりコーティングされているものである。
以下に、構成ごとに説明する。
前記グリーンフォーク2が、本体部21と、前記マーカー3の保持部22と、前記本体部21の表側と前記保持部22の裏側とが対向するようにこれらを接続する接続部23とを含み、
前記マーカー3が前記保持部22に保持され、
前記マーカー3の少なくとも表側が樹脂によりコーティングされているものである。
以下に、構成ごとに説明する。
1.グリーンフォーク2
図2に示すように、グリーンフォーク2は、本体部21、保持部22及び接続部23を含む。
本体部21は、芝の修復というグリーンフォークとしての機能を果たす部分である。本体部21の形、長さ、幅及び厚みについては、グリーンフォークとしての機能を果たし、かつ携帯する場合、例えば、複合体1を服や帽子に挟着させて携帯する場合に使用者の動きを過度に制限しないことを条件として、適宜調整可能である。本体部21の具体的な長さは、例えば、50~100mmである。本体部21の具体的な幅は、例えば、10~30mmである。本体部21の具体的な厚みは、例えば、0.5~5mmである。本体部21の素材は、一般的にグリーンフォークを製造する際に使用される素材を特に制限なく使用可能である。このような素材として、例えば、鉄、鉄鋼、ステンレス及びアルミニウム等の金属素材、ポリカーボネート、ABS及びポリプロピレン等の樹脂素材及び木材等があげられる。
図2に示すように、グリーンフォーク2は、本体部21、保持部22及び接続部23を含む。
本体部21は、芝の修復というグリーンフォークとしての機能を果たす部分である。本体部21の形、長さ、幅及び厚みについては、グリーンフォークとしての機能を果たし、かつ携帯する場合、例えば、複合体1を服や帽子に挟着させて携帯する場合に使用者の動きを過度に制限しないことを条件として、適宜調整可能である。本体部21の具体的な長さは、例えば、50~100mmである。本体部21の具体的な幅は、例えば、10~30mmである。本体部21の具体的な厚みは、例えば、0.5~5mmである。本体部21の素材は、一般的にグリーンフォークを製造する際に使用される素材を特に制限なく使用可能である。このような素材として、例えば、鉄、鉄鋼、ステンレス及びアルミニウム等の金属素材、ポリカーボネート、ABS及びポリプロピレン等の樹脂素材及び木材等があげられる。
保持部22は、後述するマーカー3を保持する部分である。保持部22を平面方向から見た場合の形状は、後述するマーカー3を保持できることを条件として、適宜変更可能である。例えば、図2に示すような楕円を含む円形、三角形、四角形、五角形及び六角形等の多角形、並びに星形やハート型等の形状であってもよい。保持部22の大きさ及び厚みについては、後述するマーカー3を保持することができ、かつ携帯する場合、例えば、複合体1を服や帽子に挟着させて携帯する場合に使用者の動きを過度に制限しないことを条件として、適宜調整可能である。保持部22の素材は、一般的にグリーンフォークを製造する際に使用される素材を特に制限なく使用可能である。このような素材として、例えば、鉄、鉄鋼、ステンレス及びアルミニウム等の金属素材、ポリカーボネート、ABS及びポリプロピレン等の樹脂素材及び木材等があげられる。
保持部22には、マーカー3を保持するための機構を設けてもよい。マーカー3を保持する機構としては、例えば、後述するように、グリーンフォーク2とマーカー3とを指で挟んでマーカー3を指で横にずらすことでマーカー3を取り外すことができる機構が挙げられる。例えば、図3(A)及び(B)に示すように、保持部22の表面略中央に吸盤221を設けてもよい。また、後述するように、磁力を利用してマーカー3を保持部22に保持する場合、例えば、マーカー3を磁性素材で形成する場合には、図3(C)及び(D)に示すように、保持部22に磁石222を埋め込んでよい。なお、磁力を利用してマーカー3を保持部22に保持することで、グリーンフォーク2とマーカー3とを指で挟んでマーカー3を指で横にずらすことでマーカー3を取り外すことがより容易となる。また、磁力を利用してマーカー3を保持部22に保持する場合において、後述するようにマーカー3に保持機構を設ける場合には、保持部22を磁性素材のものとすることで、保持部22側にマーカー3を保持する機構を特に設ける必要はなくなる。
前記本体部21と前記保持部22とは、接続部23により前記本体部21の表側と前記保持部22の裏側とが対向するようにこれらを接続される。接続部23の形状、素材、大きさ等については、本体部21と保持部22とが接続でき、かつ携帯する場合、例えば、複合体1を服や帽子に挟着させて携帯する場合に使用者の動きを過度に制限しないことを条件として、適宜調整可能である。本体部21の表面と保持部22の裏面とが対向するように接続されることにより、本体部21の表面と保持部22の裏面との間で帽子のつばや衣服の布を挟み込み、本発明の複合体1をより容易に携帯できる。
なお、接続部23を、本体部21と保持部22との間隔を調整できる部材とすることで、例えば、本体部21の表面と保持部22の裏面とで、様々な厚さを有する衣服や帽子に、より容易に挟着させることができる。このような接続部23の例として、例えば、図4(A)に示すように、クリップ状の部材とすることができる。また、接続部23の素材を金属素材として、さらにその形を図4(B)及び(C)に示すように折り曲げられた薄い板又は細い棒状の部材としてもよい。具体的には、例えば、接続部23を、図4(B)及び(C)に示すように、本体部21及び保持部22と厚みが同じであるが幅が本体部21よりも狭い板状の部材としてもよい。このような部材とすることにより、クリップのような複雑な機構を使用することなく、本体部21と保持部22とに押圧するだけで、より容易に本体部21と保持部22との間隔を調整可能である。また、接続部23を薄い板又は細い棒状の部材として、かつ本体部21、保持部22及び接続部23を同一の素材、例えば、鉄、鉄鋼及びステンレス等の磁性体素材によるものとすることで、磁力によるマーカー3の保持を可能としつつ、本発明のグリーンフォーク2の製造をより容易に行うことができる。例えば、金属板を図4(D)に示すような形状に型抜きし、接続部23の箇所で折り曲げることで、グリーンフォーク2をより容易に製造可能となる。
2.マーカー3
マーカー3は、グリーンフォーク2の保持部22に保持され、ゴルフプレー中にグリーン上でボールの位置を示すために使用される。マーカー3を平面方向から見た場合の形状は、グリーンで使用するマーカーとして使用でき、かつ複合体1を携帯する場合、例えば、複合体1を服や帽子に挟着させて携帯する場合に使用者の動きを過度に制限しないことを条件として、適宜変更可能である。例えば、図3(A)及び(B)に示すような、楕円を含む円形、三角形、四角形、五角形及び六角形等の多角形、並びに星形やハート型等の形状であってもよい。なお、マーカー3の平面方向から見た形状及び大きさと、グリーンフォーク2の保持部22を平面方向から見た形状及び大きさとを同じにしてもよいし、それぞれ異なる形状及び大きさとしてもよい。
マーカー3は、グリーンフォーク2の保持部22に保持され、ゴルフプレー中にグリーン上でボールの位置を示すために使用される。マーカー3を平面方向から見た場合の形状は、グリーンで使用するマーカーとして使用でき、かつ複合体1を携帯する場合、例えば、複合体1を服や帽子に挟着させて携帯する場合に使用者の動きを過度に制限しないことを条件として、適宜変更可能である。例えば、図3(A)及び(B)に示すような、楕円を含む円形、三角形、四角形、五角形及び六角形等の多角形、並びに星形やハート型等の形状であってもよい。なお、マーカー3の平面方向から見た形状及び大きさと、グリーンフォーク2の保持部22を平面方向から見た形状及び大きさとを同じにしてもよいし、それぞれ異なる形状及び大きさとしてもよい。
マーカー3の大きさ及び厚みについては、マーカーとしてグリーン上で使用でき、かつ携帯する場合、例えば、複合体1を服や帽子に挟着させて携帯する場合に使用者の動きを過度に制限しないことを条件として、適宜調整可能である。マーカー3の素材は、一般的にゴルフで使用するマーカーを製造する際に使用される素材を特に制限なく使用可能である。このような素材として、例えば、鉄、鉄鋼、ステンレス及びアルミニウム等の金属素材、ポリカーボネート、ABS及びポリプロピレン等の樹脂素材、木材等があげられる。
マーカー3には、マーカー3をグリーンフォーク2の保持部22に保持させるための機構を設けてもよい。例えば、図5(C)及び(D)に示すように、マーカー3の裏面略中央に吸盤311を設けてもよい。また、後述するように、磁力を利用してマーカー3を保持部22に保持する場合、例えば、保持部22を磁性素材で形成する場合には、図5(E)及び(F)に示すように、マーカー3の裏面に磁石312を埋め込んでよい。なお、磁力を利用してマーカー3を保持部22に保持することで、グリーンフォーク2とマーカー3とを指で挟んでマーカー3を指で横にずらすことでマーカー3を取り外すことがより容易となる。また、磁力を利用してマーカー3を保持部22に保持する場合において、前述のように磁石をマーカー3に埋め込む場合には、保持部22の素材を磁性素材、例えば、鉄、鉄鋼及びステンレス等にすることで、保持部22にマーカー3を保持する機構を特に設ける必要はなくなる。
本発明のマーカー3は少なくとも表側が樹脂層を含む。本発明のマーカー3の少なくとも表側が樹脂層を含むことにより、後述するようにマーカー3を指でずらして保持部22から取り外す際に指とマーカー3との間の摩擦を高めてより容易にマーカー3を取り外すことができる。また、マーカー3の表側が樹脂層を含むことにより、マーカー3をグリーン上に置いたときに、光が樹脂層の表面で反射されることにより、マーカー3のグリーン上における視認性をより高めることができる。ここで、「少なくとも表側が」とは、マーカー3全体が樹脂からなるものであってもよいし、マーカー3の本体が樹脂素材又は樹脂以外の素材、例えば金属素材からなり、本体の表側が樹脂素材でカバーされ又はコーティングされていてもよいことを意味する。例えば、図5(G)に示すように、マーカー3は、本体部31とその表面に施されたコーティング膜32とを含んでよい。コーティング膜32は、本体部31の少なくとも表側に施されているが、本体部31の表裏両面に施されてもよい。コーティング膜32を施すことにより、前記効果とともに、コーティング膜32の端部(図5(G)におけるe)に生じた湾曲に光が反射し、グリーン上での視認性をより向上できる。
前記コーティング膜32の厚みは、グリーンで使用するマーカーとして使用でき、かつ複合体1を携帯する場合、例えば、複合体1を服や帽子に挟着させて携帯する場合に使用者の動きを過度に制限しないことを条件として、適宜変更可能である。具体的な厚みとして、例えば、100~3000μm、好ましくは200~2500μm、さらに好ましくは300~2000μmである。コーティング膜32の厚みが前記数値範囲であることにより、コーティング膜32による視認性をより高めることができ、かつ、適度な厚みにより保持部22からマーカー3をより容易に取り外すことができる。なお、前記コーティング膜の厚みは、マーカー3の全体にわたって均一な厚さである場合には均一な厚さの膜厚を意味し、コーティング膜が不均一、例えば、図5(G)に示すように中央部が盛り上がって周辺部が徐々に薄くなっている場合には、前記盛り上がった中央部の膜厚(一番厚い箇所の膜厚)の数値を意味する。
コーティング膜32の素材は、一般的に塗料等で使用されている樹脂素材のいずれも特に制限なく使用できる。このような樹脂素材の例として、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂、アクリルシリコン樹脂及び無機樹脂等があげられる。これら樹脂の1種を単独で使用してもよいし、これら樹脂を2種以上組み合わせて使用してもよい。コーティング膜32は、前記樹脂のほかに塗料において一般的に使用されている顔料、染料及び添加剤を含んでもよい。このような添加剤として、例えば、着色顔料、体質顔料、可塑剤、分散剤、沈降防止剤、乳化剤、増粘剤、消泡剤、防藻剤、防カビ剤、防腐剤、皮張り防止剤、乾燥剤、たれ防止剤、つや消し剤等があげられる。
コーティング膜32の表面光沢は特に制限されないが、例えば、60°光沢において90~130、好ましくは95~125、さらに好ましくは100~120であり、45°光沢において100~145、好ましくは105~140、さらに好ましくは110~135であることにより、グリーン上におけるマーカー3の視認性をより向上できる。なお、コーティング膜32の表面光沢は、直接測定可能な場合は、マーカー3の表面のコーティング膜32を、デジタル携帯用光沢計(日本電色工業株式会社製、型番:VG-2P-D3型)により測定できる。また、コーティング膜32の光沢を直接測定する事が困難な場合(例えば、コーティング膜32の表面に凹凸があるような場合)は、例えば、シリコンシート等の表面にコーティング膜32を形成するために使用したコーティング素材(塗料等)を塗布して塗膜(約300μm)を形成し、当該形成したコーティング膜の表面をデジタル携帯用光沢計(日本電色工業株式会社製、型番:VG-2P-D3型)により好適に測定可能である。また、コーティング膜32は、前記の通り着色顔料や染料を含んでもよいが、いわゆるクリアー塗膜とすることにより、例えば、図5(H)に示すように、本体部31の表面にハートマーク等の画像をプリントし、その上からクリアー塗膜であるコーティング膜32を施すことにより、マーカー3のデザイン性をより向上できる。
コーティング膜32は、エネルギー線硬化型樹脂を硬化させて得られる膜であることがより好ましい。このようなエネルギー線硬化型樹脂を使用することにより、ほかの樹脂、例えば2液型の溶剤系樹脂を使用したときと比較して素早く硬化させることができ、より厚いコーティング膜32を短時間で得ることができる。また、例えば、図5(I)及び(J)に示すように、本体部31の表面に星型の凹み313を形成して当該凹み313にインクを流し込み、その上からエネルギー線硬化型樹脂によりコーティングを施し、エネルギー線を照射することにより、より短時間でかつより容易にデザイン性の高いマーカー3を製造することが可能である。エネルギー線硬化型樹脂の種類として、例えば、紫外線硬化型樹脂及び電子線硬化型樹脂等があげられる。このようなエネルギー線硬化型樹脂の具体例として、例えば、藤久株式会社製紫外線硬化型樹脂(商品名:プレミアム・UV/LEDレジン液)が挙げられる。
3.複合体1
本発明の複合体1は、前記のようなグリーンフォーク2とマーカー3とを含む。本発明の複合体1を、例えば、図6(A)に示すように帽子Cのつば部分に挟着させて携帯することができる。また、本発明の複合体1を、例えば、図6(B)に示すようにゴルフウェアWの前合わせの部分に挟着させて携帯することができる。例えば、マーカー3が磁力により保持部22に保持されている場合には、図6(C)に示すように、マーカー3の表面を人差し指F1で、グリーンフォーク2の裏面を親指F2で上下方向から挟み込み、人差し指F1のみを左方向に動かすことにより、マーカー3のみを保持部22から片手で極めて容易に取り外すことができる。また、本発明のマーカー3は、その表側が樹脂層を含むため、人差し指F1とマーカー3との摩擦をより高めることができ、マーカー3の取り外しをより容易に行う事ができる。一方、複合体1をグリーンフォークとして使用したい場合には、図6(D)に示すように、マーカー3の表面を人差し指F1でグリーンフォーク2の裏面を親指F2で上下方向から挟み込み、人差し指F1と親指F2とを左方向に動かすことにより、複合体1を片手のみで極めて容易にゴルフウェアWから取り外すことができる。
本発明の複合体1は、前記のようなグリーンフォーク2とマーカー3とを含む。本発明の複合体1を、例えば、図6(A)に示すように帽子Cのつば部分に挟着させて携帯することができる。また、本発明の複合体1を、例えば、図6(B)に示すようにゴルフウェアWの前合わせの部分に挟着させて携帯することができる。例えば、マーカー3が磁力により保持部22に保持されている場合には、図6(C)に示すように、マーカー3の表面を人差し指F1で、グリーンフォーク2の裏面を親指F2で上下方向から挟み込み、人差し指F1のみを左方向に動かすことにより、マーカー3のみを保持部22から片手で極めて容易に取り外すことができる。また、本発明のマーカー3は、その表側が樹脂層を含むため、人差し指F1とマーカー3との摩擦をより高めることができ、マーカー3の取り外しをより容易に行う事ができる。一方、複合体1をグリーンフォークとして使用したい場合には、図6(D)に示すように、マーカー3の表面を人差し指F1でグリーンフォーク2の裏面を親指F2で上下方向から挟み込み、人差し指F1と親指F2とを左方向に動かすことにより、複合体1を片手のみで極めて容易にゴルフウェアWから取り外すことができる。
本発明の複合体により、グリーンフォークとマーカーの携帯をより容易に行う事ができる。本発明により、ゴルフ場におけるグリーンフォークとマーカーの利用をより促進できる。
1:複合体
2:グリーンフォーク、21:本体部、22:保持部、221:吸盤、222:磁石、23:接続部
3:マーカー、31:本体部、311:吸盤、312:磁石、313:凹み、32:コーティング膜
2:グリーンフォーク、21:本体部、22:保持部、221:吸盤、222:磁石、23:接続部
3:マーカー、31:本体部、311:吸盤、312:磁石、313:凹み、32:コーティング膜
Claims (5)
- グリーンフォークとマーカーとの複合体であって、
前記グリーンフォークが、本体部と、前記マーカーの保持部と、前記本体部の表側と前記保持部の裏側とが対向するようにこれらを接続する接続部とを含み、
前記マーカーが前記保持部に保持され、
前記マーカーの少なくとも表側が樹脂層を含む、前記複合体。 - 前記樹脂層がコーティング膜である、請求項1に記載の複合体。
- 前記コーティング膜がエネルギー線硬化型樹脂を含む、請求項2に記載の複合体。
- 前記接続部が、前記本体部と前記保持部との間隔を調整できる部材からなる、請求項1~3のいずれか1項に記載の複合体。
- 前記マーカーが、磁力を利用して前記保持部に保持される、請求項1~4のいずれか1項に記載の複合体。
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