JP2023017052A - 医薬組成物用のドラッグデリバリーデバイス - Google Patents

医薬組成物用のドラッグデリバリーデバイス Download PDF

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JP2023017052A JP2022197066A JP2022197066A JP2023017052A JP 2023017052 A JP2023017052 A JP 2023017052A JP 2022197066 A JP2022197066 A JP 2022197066A JP 2022197066 A JP2022197066 A JP 2022197066A JP 2023017052 A JP2023017052 A JP 2023017052A
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アシシュ,クマール
Ashish Kumar
カライセルバン,ラマラジュ
Kalaiselvan Ramaraju
ロミ,バラット,シン
Barat Singh Romi
ブーペシュ,クマール,ミッタル
Kumar Mittal Bhupesh
ラーフル,バルガヴァ
Bhargava Rahul
モヒット,ミッタル
Mittal Mohit
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Abstract

【課題】先行技術に対して有意な改善を伴い、且つ様々な薬物を組み込むという未だ対処されていない要求を満たす患者適合型のデュアルチャンバーパックを提供する。【解決手段】薬学的に許容される賦形剤がプレフィルドされている容器を含む第一のチャンバーと;有効成分の固体組成物がプレフィルドされているリザーバー、二相性コネクター、プランジャー、及び破壊可能な高分子膜を有するプラグを含む第二のチャンバーと;を有するデュアルチャンバーパックであって、有効成分の固体組成物は、デュアルチャンバーパックをアクティベーションさせると、薬学的に許容される賦形剤と混合されて液体医薬組成物を形成するデュアルチャンバーパックによって解決される。【選択図】図1

Description

本発明は、容器を含む第一のチャンバーと、リザーバー、二相性コネクター、プランジ
ャー、および破壊可能な高分子膜を有するプラグを含む第二のチャンバーとを有するデュ
アルチャンバーパック(dual-chamber pack)に関する。第一のチャン
バーの容器には、薬学的に許容される賦形剤がプレフィルドされており、かつ第二のチャ
ンバーのリザーバーには、有効成分の固体組成物がプレフィルドされており、ここで、有
効成分の固体組成物は、デュアルチャンバーパックをアクティベーションさせると、薬学
的に許容される賦形剤と混合されて液体医薬組成物を形成する。
液体医薬組成物は、固体剤形、例えば錠剤およびカプセル剤と比較して、特に老人患者
および小児患者への経口投与のための好適な剤形である。それらは投与し易く、患者コン
プライアンスの向上につながる。さらに、液体医薬組成物は、柔軟な投薬計画を有する独
自の利点を提供する。液体医薬組成物はまた、世界中の様々な規制当局によって課せられ
るサイズおよび形状要件ならびに剤形の嚥下性を考慮すると、高用量薬物の場合には固体
剤形よりも好ましい。液体医薬組成物は、一般に、薬学的に許容される賦形剤、例えば水
に有効成分が溶解または分散した形態のまま存在する溶液、乳濁液または懸濁液の形態を
とる。
しかしながら、いくつかの有効成分は、長期間貯蔵したときに、薬学的に許容される賦
形剤、例えば水の存在下で不安定のままである。これを克服するために、有効成分は、主
に乾燥粉末として製剤化され、これが投与時に薬学的に許容される賦形剤で再構成される
ことになる。再構成は、エンドユーザーによって行われ、ここで、乾燥粉末は、家庭で予
め煮沸して冷却した水に溶解または懸濁されて液体医薬組成物を形成する。あるいは、薬
学的に許容される賦形剤または精製水が、乾燥粉末を有するボトルと一緒に別々に供給さ
れる。この従来のパックは、患者コンプライアンスに欠けており、不相応な水質に基づき
コンタミを招く可能性がある。さらに、薬学的に許容される賦形剤または水が、マークさ
れた基準線にまで加えられない場合、投与過誤が起こる可能性が依然としてある。
米国特許第3156369号明細書;米国特許第3603469号明細書;米国特許第
3840136号明細書;および米国特許第4982875号明細書は、2つの組成物を
2つのコンパートメントに別々に貯蔵して該組成物を使用時に混合することができるデュ
アルチャンバーパックの使用を開示している。この2つのコンパートメントは、一方の組
成物が他方の組成物中に放出して混合されるように、プランジャーを押し下げることによ
り破裂させられる破壊可能な膜によって隔てられている。しかしながら、膜の破片が分離
して最終製品に入り込む可能性が依然としてある。このことは、望ましくないコンタミを
招く可能性があり、かつ重大な健康災害をもたらすおそれがある。さらに、先行技術に開
示されているデュアルチャンバーパックは、コンパートメントの容量が限られていること
から、高用量薬物または慢性投与が必要な薬物には適していないことがある。また、液体
組成物は、貯蔵中に膜を横切って固体組成物に浸透することがあり、これが固体組成物の
凝集を招くおそれがある。この結果、固体組成物の流動性が低下し、かくして最終製品の
含量均一性に影響を及ぼすことになる。また、液体組成物が浸透すると、湿分感受性薬物
の安定性に影響を及ぼすおそれがある。
米国特許第3156369号明細書 米国特許第3603469号明細書 米国特許第3840136号明細書 米国特許第4982875号明細書
本発明は、先行技術に対して有意な改善を伴い、かつ様々な薬物を組み込むという未だ
対処されていない要求を満たす患者適合型のデュアルチャンバーパックを提供する。本発
明のデュアルチャンバーパックは、高用量薬物、慢性投与が必要な薬物または湿分感受性
薬物を含む任意の種類の薬物に適切であり得る。このパックを用いて、反復用量(mul
ti-dose)液体組成物を好適に投与することができる。さらに、本発明のパック中
で用いられるプランジャーは、破壊可能な膜がアクティベーション時にプラグに接着し続
け、膜の破片が最終製品に入り込まないように設計されている。アクティベーション中、
パックは、最終製品が患者の使用に安全であり続けることを保証する。パックはまた、固
体組成物が液体組成物中に完全に放出され、そうして最終製品の含量均一性が維持される
ことを保証する。パックはさらに、有効成分を含む固体組成物を有するチャンバー内への
湿分の浸透が一切なく、かつ貯蔵中に有効成分の安定性が影響を受けないままであること
を保証する。
本発明は、容器を含む第一のチャンバーと、リザーバー、二相性コネクター、プランジ
ャー、および破壊可能な高分子膜を有するプラグを含む第二のチャンバーとを有するデュ
アルチャンバーパックに関する。第一のチャンバーの容器には、薬学的に許容される賦形
剤がプレフィルドされており、かつ第二のチャンバーのリザーバーには、有効成分の固体
組成物がプレフィルドされており、ここで、有効成分の固体組成物は、デュアルチャンバ
ーパックをアクティベーションさせると、薬学的に許容される賦形剤と混合されて液体医
薬組成物を形成する。このパックにより、エンドユーザーは、再構成に必要なほんのわず
かの単純なステップにより簡単に調剤することができる。このパックは、慢性投与に必要
な薬物、高用量薬物および湿分感受性薬物に適している。このパックは、固体組成物が薬
学的に許容される賦形剤に完全に入り込み、そうして含量均一性を維持することを保証す
る。このパックはまた、最終製品がパックコンポーネントによるいかなるコンタミからも
免れ続け、かつエンドユーザーにとって安全であることを保証する。このパックはさらに
、貯蔵中の有効成分の安定性を保証する。
デュアルチャンバーパックのコンポーネントの概略図である。 二相性コネクターの概略図-上面図および正面図である。 デュアルチャンバーパックのアセンブリを表す概略図である。 デュアルチャンバーパックの機能性を表す概略図である。 ドラッグデリバリーデバイスのコンポーネントの概略図である。 リザーバーに充填された懸濁用粉末を有するデュアルチャンバーパックのコンポーネントの概略図である。
本発明の第一の態様は、
(a)容器を含む第一のチャンバーと、
(b)リザーバー、二相性コネクター、プランジャー、および破壊可能な高分子膜を有
するプラグを含む第二のチャンバーと
を含むデュアルチャンバーパックを提供する。
上記態様の1つの実施形態によれば、第一のチャンバーの容器には、薬学的に許容され
る賦形剤がプレフィルドされており、かつ第二のチャンバーのリザーバーには、有効成分
の固体組成物がプレフィルドされている。あるいは、第二のチャンバーのリザーバーには
、有効成分の液体濃縮組成物がプレフィルドされている。
上記態様の別の実施形態によれば、固体組成物は、デュアルチャンバーパックをアクテ
ィベーションさせると、薬学的に許容される賦形剤と混合されて液体医薬組成物を形成す
る。
上記態様の別の実施形態によれば、液体医薬組成物は、溶液または懸濁液である。
上記態様の別の実施形態によれば、デュアルチャンバーパックは、液体医薬組成物の反
復用量投与に用いられる。
上記態様の別の実施形態によれば、第二のチャンバーのリザーバーには、約40ccよ
り高い体積の固体組成物がプレフィルドされている。上記態様の好ましい実施形態では、
第二のチャンバーのリザーバーには、約40cc~約500ccの範囲の体積の固体組成
物がプレフィルドされている。
上記態様の別の実施形態によれば、第二のチャンバーの二相性コネクターは、リザーバ
ーを第一のチャンバーの容器に接続する。
上記態様の別の実施形態によれば、プランジャーは、破壊可能な高分子膜がアクティベ
ーション中にプラグに張り付いたままであることを保証する。
上記態様の別の実施形態によれば、プランジャーは、実質的に尖っていない連続領域と
ともに1つ以上の鋭い突起部で構成される。好ましい実施形態では、プランジャーは、実
質的に尖っていない連続領域とともに1つの鋭い突起部で構成される。プランジャーはさ
らに、1つ以上の溝を有することもできる。プランジャー本体は、シリンダーまたは漏斗
の形態をとることもできる。
上記態様の別の実施形態によれば、プラグは、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル、環状オレフィンポリマー、環状オレフィンコポリマー、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート-G、ポリプロピレンおよびポリ
カーボネートを含む群から選択される高分子材料で構成されている。好ましい実施形態で
は、プラグは、ポリエチレンで構成されている。
上記態様の別の実施形態によれば、プラグはさらに、1種以上の防湿添加剤を含む。
上記態様の別の実施形態によれば、防湿添加剤は、重合プロセスにより活性化されて効
果的な有機化学物質を形成するモノマーおよびコポリマーを含むプラスチック添加剤の群
から選択される。
上記態様の別の実施形態によれば、防湿添加剤は、防湿特性を最大50%改善する。防
湿添加剤は特に、防湿特性を最大30%改善する。
上記態様の別の実施形態によれば、破壊可能な高分子膜を有するプラグは、第一のチャ
ンバーから第二のチャンバー内への透湿を防止する。
上記態様の別の実施形態によれば、液体医薬組成物は、安定な組成物である。
上記態様の別の実施形態によれば、液体医薬組成物は、味覚マスキング組成物である。
本発明の第二の態様は、
a)薬学的に許容される賦形剤がプレフィルドされており、かつ上端に開口部(7)が
設けられた容器(8)の形態の第一のチャンバーと、
b)第二のチャンバーであって、
(i)有効成分の固体組成物がプレフィルドされた、プランジャー(2)に嵌合する
ように適合されたリザーバー(1)と、
(ii)任意に開封明示バンド(6)を有する二相性コネクター(5)に嵌合するよ
う適合された、破壊可能な高分子膜(4)を有するプラグ(3)と
を含み、該プランジャー(2)はさらに、上部平面を有するプラグ(3)に嵌合するよう
に適合されており、かつ該二相性コネクター(5)はさらに、下端から容器(8)の開口
部(7)に接続されている第二のチャンバーと
を含むデュアルチャンバーパックを提供し、ここで、第二のチャンバーの上部のリザーバ
ー(1)は、プラグの破壊可能な高分子膜(4)を部分的に破裂させて固体組成物を容器
(8)の薬学的に許容される賦形剤に送達するように、プランジャー(2)に圧力を印加
する手段を有し、第二のチャンバーは、キャップ(9)と取り替えられ、ここで、固体組
成物は、薬学的に許容される賦形剤と混合されて液体医薬組成物を形成する。
上記態様の1つの実施形態によれば、第二のチャンバーのリザーバーには、約40cc
より高い体積の固体組成物がプレフィルドされている。上記態様の好ましい実施形態では
、第二のチャンバーのリザーバーには、約40cc~約500ccの範囲の体積の固体組
成物がプレフィルドされている。
上記態様の別の実施形態によれば、キャップは、従来のキャップまたは小児用安全キャ
ップである。
上記態様の別の実施形態によれば、二相性コネクターは、第一のチャンバーの容器への
接続側に開封明示バンドを有し、かつ他方の側には第二のチャンバーのリザーバーと締結
するための溝を有する。
上記態様の別の実施形態によれば、プランジャーは、両端が開かれている。
上記態様の別の実施形態によれば、リザーバーは、それがねじ込まれると、デュアルチ
ャンバーパックのアクティベーション中にプランジャーに圧力を印加する。
本発明の第三の態様は、以下のステップ:
(a)容器(8)を含む第一のチャンバーと、リザーバー(1)、プランジャー(2)
、破壊可能な高分子膜(4)を有するプラグ(3)および二相性コネクター(5)を含む
第二のチャンバーとを準備するステップ;
(b)第一のチャンバーの容器(8)に薬学的に許容される賦形剤をプレフィルして第
一のチャンバーを形成するステップ;
(c)第二のチャンバーのリザーバー(1)に固体組成物をプレフィルするステップ;
(d)二相性コネクター(5)をリザーバー(1)に固定するステップ;
(e)プランジャー(2)を二相性コネクター(5)に固定するステップ;
(f)プラグ(3)を二相性コネクター(5)のプランジャーに取り付けて第二のチャ
ンバーを形成するステップ;
(g)第二のチャンバーを第一のチャンバーの容器(8)の開口部(7)に取り付ける
ステップ;
(h)プランジャーが破壊可能な高分子膜の周囲を部分的に破裂させるように、第二の
チャンバーのリザーバー(1)をねじ込むことによってデュアルチャンバーパックをアク
ティベートさせるステップ;および
(i)第二のチャンバーを取り外して、それをキャップ(9)と取り替えるステップ;
および
(j)容器(8)を振ることで、固体組成物と薬学的に許容される賦形剤とを混合させ
て液体医薬組成物を得るステップ
を含む、デュアルチャンバーパックに貯蔵された液体医薬組成物を提供する方法を提供す
る。
上記態様の1つの実施形態によれば、第二のチャンバーのリザーバーには、約40cc
より高い体積の固体組成物がプレフィルドされている。上記態様の好ましい実施形態では
、第二のチャンバーのリザーバーには、約40cc~約500ccの範囲の体積の固体組
成物がプレフィルドされている。
上記態様の別の実施形態によれば、二相性コネクターは、第一のチャンバーの容器への
接続側に開封明示バンドを有し、かつ他方の側には第二のチャンバーのリザーバーと締結
するための溝を有する。開封明示バンドは、アクティベーションプロセスを開始させるた
めに最初に取り外される。
本発明の固体組成物を形成するために用いられる有効成分は、即時放出、遅延放出また
は持続放出を提供する形態で存在し得る。固体組成物は、1種以上の薬学的に許容される
医薬品添加物(excipients)と直接混合された有効成分を含むことができる。
あるいは、固体組成物は、任意に1種以上の薬学的に許容される医薬品添加物と混合され
た有効成分のコアを含むこともできる。コアは、即時放出または持続放出コーティングで
コーティングされていてもよい。即時放出コーティングは、苦味のある有効成分の味覚を
マスキングするためまたは安定性を改善するために皮膜形成剤を含むことができる。前記
コーティングは、貯蔵中に再構成された液体医薬組成物中に不溶性であり続け、一度摂取
されただけで有効成分を放出する。皮膜形成剤は、再構成された組成物中で高モル濃度の
溶質を用いることによって有効成分の放出が防止される水溶性ポリマーであってよく、こ
こで、溶質は、水に対してより高い親和性を有する。高モル濃度の溶質により、高浸透圧
をもたらす高張条件を生じさせ、かくしてコーティングされたコアからの有効成分の浸出
を防止する。これは、苦い有効成分の味覚をマスキングするためまたは有効成分の安定性
を改善するために役立つだろう。皮膜形成剤はさらに、該皮膜形成剤が再構成された組成
物中で溶解せず、生理的条件に曝されると溶解するように、再構成された組成物の予め調
整されたpHを用いることによって有効成分の放出が防止されるpH依存性の溶解性を有
することができる。あるいは、固体組成物は、任意に1種以上の薬学的に許容される医薬
品添加物と混合された、イオン交換樹脂複合体またはシクロデキストリン複合体のような
複合体の形態の有効成分から成る。この場合、摂取されて生理的条件に曝されると有効成
分が放出される。持続放出コーティングは、pH依存性の放出制御剤、pH非依存性の放
出制御剤、またはそれらの混合物を含み得る。
pH依存性の放出制御剤の適切な例は、アクリル酸コポリマー、例えばメタクリル酸と
メタクリル酸メチルとのコポリマー、例えばEudragit(登録商標)L 100お
よびEudragit(登録商標)S 100、メタクリル酸とアクリル酸エチルとのコ
ポリマー、例えばEudragit(登録商標)L 100-55およびEudragi
t(登録商標)L 30 D-55、メタクリル酸ジメチルアミノエチルとメタクリル酸
ブチルとメタクリル酸メチルとのコポリマー、例えばEudragit(登録商標)E
100、Eudragit(登録商標)E PO、アクリル酸メチルとメタクリル酸とア
クリル酸オクチルとのコポリマー、スチレンとアクリル酸とのコポリマー、アクリル酸ブ
チルとスチレンとアクリル酸とのコポリマーおよびアクリル酸エチル-メタクリル酸コポ
リマー;酢酸フタル酸セルロース;酢酸コハク酸セルロース;フタル酸ヒドロキシアルキ
ルセルロース、例えばフタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース;酢酸コハク酸ヒド
ロキシアルキルセルロース、例えば酢酸コハク酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース;
酢酸フタル酸ビニル;酢酸コハク酸ビニル;トリメリト酸酢酸セルロース(cellul
ose acetate trimelliate);ポリビニル誘導体、例えばポリビ
ニルアセテートフタレート、ポリビニルアルコールフタレート、ポリビニルブチレートフ
タレートおよびポリビニルアセトアセタールフタレート;ゼイン;シェラック;ならびに
それらの混合物を含む群から選択される。
pH非依存性の放出制御剤の適切な例は、セルロースポリマー、例えばエチルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびカルボ
キシメチルセルロース;アクリル酸コポリマー、例えばメタクリル酸コポリマー、例えば
Eudragit(登録商標)RS、Eudragit(登録商標)RL、Eudrag
it(登録商標)NE 30D;酢酸セルロース;ポリエチレン誘導体、例えばポリエチ
レングリコールおよびポリエチレンオキシド;ポリビニルアルコール;ポリ酢酸ビニル;
ガム、例えばグアールガム、ローカストビーンガム、トラガカントガム、カラギーナン、
アルギン酸、アカシアガム、アラビアガム、ジェランガムおよびキサンタンガム;トリグ
リセリド;ワックス、例えばCompritol(登録商標)、Lubritab(登録
商標)およびGelucires(登録商標);脂質;脂肪酸またはその塩/誘導体;ポ
リ酢酸ビニルとポリビニルピロリドンとの混合物、例えばKollidon(登録商標)
SR;ならびにそれらの混合物を含む群から選択される。
本明細書中で用いられる「液体濃縮組成物」という用語は、再構成されると所望の力価
を与える有効成分を含む濃縮液体組成物を指す。
上記態様の別の実施形態によれば、コアは、ビーズ、ペレット、顆粒、回転楕円体など
の形態をとる。
上記態様の別の実施形態によれば、有効成分は、不活性粒子上に積層されてコアを形成
する。
本発明の第四の態様は、ドラッグデリバリーデバイスをアクティベーションさせて持続
放出型の経口懸濁液をin situ調製するためのドラッグデリバリーデバイスを提供
し、該デバイスは、
a)懸濁ベースを含む第一のチャンバーと、
b)コーティングされたコアを形成するための放出制御剤でコーティングされた有効成
分のコアを含む固体組成物を含む第二のチャンバーと、
c)第一のチャンバーと第二のチャンバーとを隔てる破壊可能な実質的に不浸透性の高
分子膜と
を含み、ここで、固体組成物は、40℃/75%RHで少なくとも3ヶ月間にわたり貯蔵
したときに安定し続ける。
上記態様の1つの実施形態によれば、破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜は、約5
.0g/m/日未満の水蒸気透過度を有する。より好ましくは、破壊可能な実質的に不
浸透性の高分子膜は、約1.0g/m/日未満の水蒸気透過度を有する。
上記態様の別の実施形態によれば、破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜は、アクテ
ィベーション前の第一のチャンバーの中身と第二のチャンバーの中身との間の緊密な接触
を防止する。
上記態様の別の実施形態によれば、デバイスは、デバイスをアクティベーションさせて
第二のチャンバーから第一のチャンバーへのコーティングされたコアの自由な流れを保証
する。
上記態様の別の実施形態によれば、破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜は、ポリエ
チレン(PE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDP
E)、高密度ポリエチレン(HDPE)および高バリア性PEから成る群から選択される
高分子材料で構成されている。
上記態様の別の実施形態によれば、破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜は、0.1
0mm以上の厚さを有する。
上記態様の別の実施形態によれば、第二のチャンバーは、固体組成物を貯蔵するための
プランジャーと、破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜が装着されたプラグとを含む。
上記態様の別の実施形態によれば、第二のチャンバーにプレフィルドされた固体組成物
は、約0.5cc~約40ccの範囲の体積で存在する。
上記態様の別の実施形態によれば、第一のチャンバーは容器を含み、かつ第二のチャン
バーは、オーバーキャップ、プランジャー、および破壊可能な実質的に不浸透性の高分子
膜を有するプラグを含む。プランジャーには、約0.5cc~約40ccの範囲の体積の
固体組成物がプレフィルドされている。
上記態様の別の実施形態によれば、デバイスのアクティベーション後、破壊可能な実質
的に不浸透性の高分子膜の周囲の約50%以下がプラグに張り付いたままで、第二のチャ
ンバーから第一のチャンバーへのコーティングされたコアの自由な流れが可能になる。好
ましくは、デバイスのアクティベーション後、破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜の
周囲の約30%以下がプラグに張り付いたままで、第二のチャンバーから第一のチャンバ
ーへのコーティングされたコアの自由な流れが可能になる。より好ましくは、デバイスの
アクティベーション後、破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜の周囲の約15%以下が
プラグに張り付いたままで、第二のチャンバーから第一のチャンバーへのコーティングさ
れたコアの自由な流れが可能になる。
上記態様の別の実施形態によれば、プランジャーは、約60°以下の角度で実質的に尖
っていない連続領域とともに1つ以上の鋭い突起部を含む。
上記態様の別の実施形態によれば、ドラッグデリバリーデバイスは、
(a)1種以上の薬学的に許容される不活性医薬品添加物を含有する懸濁ベースを含む
、上端に開口部(6)が設けられた容器(7)の形態の第一のチャンバーと、
(b)第二のチャンバーであって、
(i)コーティングされたコアを形成するための放出制御剤でコーティングされた有
効成分のコアを含む固体組成物を含有する、上部平面を有するプラグ(4)に嵌合するよ
うに適合されたプランジャー(3);および
(ii)破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜(5)を有し、下端からは開口部(
6)に、上端からはキャップ(1)に嵌合するように適合されたプラグ(4)
を含む第二のチャンバーと、
(c)プラグ(4)の破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜(5)を部分的に破裂さ
せて固体組成物を容器(7)に送達するように、プランジャー(3)に圧力を印加する手
段を含む第二のチャンバー上のキャップ(1)と
を含み、ここで、両方のチャンバーの組成物は、キャップ(1)に圧力を印可することに
よって最初の投与時に混合されて持続放出型の経口液体懸濁液をin-situ形成する
本発明の第五の態様は、持続放出型の再構成された懸濁組成物用粉末を提供し、ここで
、該粉末は、
a)高用量、低用量、水溶性および水不溶性の有効成分から成る群から選択される有効
成分を含むコアと、
b)コーティングされたコアを形成するためのpH非依存性の放出制御剤を含む1つ以
下の機能性コーティング層を含むコア上のコーティング層と
を含み、ここで、再構成後の組成物は沈降せず、再構成後少なくとも約12時間後に約1
の沈降体積を示す。
上記態様の1つの実施形態によれば、再構成後の組成物は、少なくとも約1ヶ月後に沈
降しない。
上記態様の別の実施形態によれば、コーティングされたコアは、約40°未満の息角を
示す。
上記態様の別の実施形態によれば、コーティングされたコアは、所望の流動性を示す。
上記態様の別の実施形態によれば、コーティングされたコアは、Retsch Tec
hnologyのCamSizer粒子分析器を用いて測定すると、約0.7を超える球
形度(SPHT3)値を示す。
上記態様の別の実施形態によれば、組成物は、バークホルデリア・セパシア複合体の増
殖を防止するのに十分低い懸濁ベースの水分活性を有することを特徴とする。
上記態様の別の実施形態によれば、組成物は、約0.9未満の懸濁ベースの水分活性を
有することを特徴とする。好ましくは、組成物は、約0.88の懸濁ベースの水分活性を
有することを特徴とする。水分活性は、Rotronic hygropalmによって
測定した。
上記態様の別の実施形態によれば、組成物は、有効成分の均一な用量を提供し、かつ約
500cps~約15,000cpsの範囲の粘度を有する。好ましくは、組成物の粘度
は、約1,000cps~約13,000cpsの範囲である。より好ましくは、組成物
の粘度は、約1300cps~約12,000cpsの範囲である。本発明の組成物の粘
度は、ブルックフィールド粘度計を用いて測定される。
本発明の第六の態様は、コーティングされたコアを形成するための放出制御剤でコーテ
ィングされた有効成分のコアを含む有効成分の持続放出型懸濁組成物用粉末を提供し、こ
こで、コーティングされたコアは、懸濁ベースで再構成されると、約1.5~約10の範
囲のpHを有する媒体中に置かれたときに、持続放出型のコーティングされたコアからの
有効成分の有意な浸出を有さないことを特徴とする懸濁液を形成する。
本発明の第七の態様は、ドラッグデリバリーデバイスをアクティベーションさせて即時
放出型の経口液体組成物をin situ調製するためのドラッグデリバリーデバイスを
提供し、該デバイスは、
a)賦形剤を含む第一のチャンバーと、
b)固体組成物を含む第二のチャンバーと、
c)第一のチャンバーと第二のチャンバーとを隔てる破壊可能な実質的に不浸透性の高
分子膜と
を含み、ここで、固体組成物は、即時放出粉末の形態をとる。
本発明のデュアルチャンバーパックは、有効成分の反復用量投与に適している。本発明
の液体医薬組成物は、懸濁液または溶液の形態をとる。
本発明の薬学的に許容される賦形剤は、精製水、1種以上の適切な有機溶媒、およびそ
れらの混合物を含み得る。有機溶媒は、エタノール、グリセリン、プロピレングリコール
、ポリエチレングリコール、およびそれらの混合物から成る群から選択することができる
。薬学的に許容される賦形剤は、任意に1種以上の薬学的に許容される医薬品添加物を有
していてもよい。
本明細書中で用いられる「アクティベーション」という用語は、薬学的に許容される賦
形剤で固体組成物を再構成して液体医薬組成物を形成するプロセスを意味する。アクティ
ベーションは、患者または薬剤師または介護者などのエンドユーザーによって行われるこ
とができる。アクティベーションプロセスは、リザーバーをねじ込むことによって開始さ
れる。
本明細書中で用いられる「反復用量」という用語は、液体医薬組成物が、再構成後に、
例えば7日を超える期間、または1ヶ月を超える期間、または3ヶ月を超える期間にわた
り多回用量で投与されることを意味する。
本明細書中で用いられる「約」という用語は、値の±10%までの変動によって定義さ
れる範囲内にある任意の値を指す。
本明細書中で用いられる「安定」という用語は、化学的安定性を指し、ここで、5%w
/w以下の関連物質全体が、少なくとも3ヶ月~組成物の販売および使用に必要な範囲ま
での期間にわたる40℃および75%の相対湿度(R.H.)または25℃および60%
のR.H.での貯蔵時に形成される。
本明細書中で用いられる「薬学的に許容される医薬品添加物」という用語は、医薬組成
物において日常的に用いられる医薬品添加物を指す。薬学的に許容される医薬品添加物は
、流動化剤、甘味剤、沈殿防止剤、固結防止剤、湿潤剤、防腐剤、緩衝剤、香味剤、酸化
防止剤、キレート剤、溶質およびそれらの組合せを含み得る。
本明細書中で用いられる「持続放出(型)」という用語は、長期間にわたる、例えば0
.5時間、2時間、4時間、6時間、8時間、12時間、24時間以上の期間にわたる有
効成分の放出プロファイルを指す。
本明細書中で用いられる「実質的」という用語は、平均値から±15までの変動によっ
て定義される範囲内にある任意の値を指す。
本明細書中で用いられる「懸濁ベース」という用語は、コーティングされた有効成分の
コアを懸濁させるために用いられる媒体を指す。懸濁ベースは、薬学的に許容される賦形
剤、1種以上の浸透化剤、および薬学的に許容される医薬品添加物を含む。本発明のコー
ティングされた有効成分のコアを有する懸濁用粉末は、浸透化剤、薬学的に許容される医
薬品添加物、および薬学的に許容される賦形剤を有する懸濁ベースで再構成されることが
できる。あるいは、浸透化剤および薬学的に許容される医薬品添加物を、コーティングさ
れた有効成分のコアと混合してもよく、次いでこれを薬学的に許容される賦形剤で再構成
してもよい。本発明の懸濁ベースは、有効成分の飽和溶液を含まない。
本明細書中で用いられる「不活性粒子」という用語は、糖球状顆粒でできた粒子を指し
、ノンパレイルシード、微晶質セルロース球、二塩基性リン酸カルシウムビーズ、マンニ
トールビーズ、シリカビーズ、酒石酸ペレット、ワックス系ペレットなどとしても知られ
ている。
本明細書中で用いられる「球形度」という用語は、物体の形状が数学的に完全な球体の
形状に近似していることを指す。完全に球状の粒子は、1の球形度(SPHT3)値を有
する。放出制御剤でコーティングされた有効成分のコアは、Retsch Techno
logyのCamSizer粒子分析器を用いて測定すると、約0.7を超える球形度(
SPHT3)値を示す。
本明細書中で用いられる「息角(AoR)」という用語は、水平基線に材料を注いでそ
れを円錐状に堆積させることによって求められる角度を指す。放出制御剤でコーティング
された有効成分のコアは、約40°未満の息角を示す。
本明細書中で用いられる「ハウスナー比(HR)」という用語は、変動体積/タップ体
積(すなわち、タッピング後の体積は、それ以上の体積変化を起こさない)、あるいはタ
ップ密度/かさ密度を指す。放出制御剤でコーティングされた有効成分のコアは、約1.
25未満のハウスナー比を示す。
本明細書中で用いられる「Carrの圧縮性指数(CI)」という用語は、ハウスナー
比(HR)からCI=100×[1-(1/HR)]として計算することができる。放出
制御剤でコーティングされた有効成分のコアは、約20未満のCarrの圧縮性指数を示
す。
本明細書中で用いられる「所望の流動性」という用語は、コーティングされたコアの充
填重量の均一性を指す。言い換えれば、本発明のコーティングされたコアが充填された後
の第二のチャンバーは、約±7.5%の範囲内の重量変化を示す。
本明細書中で用いられる「沈降体積(懸濁性、F)」という用語は、沈降前の懸濁液の
元の体積(または高さ)、Vo(またはHo)に対する沈殿物の最終的なまたは極限的な
体積(または高さ)、Vu(またはHu)の比を指す。したがって、F=Vu/Vo(ま
たはHu/Ho)である。
本明細書中で用いられる「水分活性(aw)」という用語は、自由水または非化学的に
結合した水によって発生する水蒸気圧の測定を指す。高い水分活性を有する組成物は、微
生物の増殖を促す。微生物コンタミを制御する方法の1つが、低水分活性組成物を配合す
ることである。本発明の再構成された組成物は、バークホルデリア・セパシア複合体の増
殖を防止するのに十分低い懸濁ベースの水分活性を有することを特徴とする。
本明細書中で用いられる「高用量」という用語は、約250mg以上の用量を有する有
効成分を指す。
本明細書中で用いられる「低用量」という用語は、約250mg未満の用量を有する有
効成分を指す。
本明細書中で用いられる「水溶性」という用語は、溶質1部を溶解するのに約1,00
0部未満の溶媒を必要とする有効成分を指す。
本明細書中で用いられる「水不溶性」という用語は、溶質1部を溶解するのに約1,0
00部以上の溶媒を必要とする有効成分を指す。
本明細書中で用いられる「実質的に不浸透性の高分子膜」という用語は、約5.0g/
m2/日未満の水蒸気透過度を有する高分子膜を指す。
上記態様の1つの実施形態によれば、破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜は、約0
.8~約0.9g/m2/日の範囲の水蒸気透過度を有する。
コーティングされたコアの平均直径(D50)は、Retsch Technolog
yのCamSizer粒子分析器を用いて測定すると、約10μm~約2000μm、特
に約100μm~約1000μm、より具体的には約100μm~約500μmの範囲で
ある。コアのサイズがより微細であると、口内のざらつき感を回避するのに役立ち、ひい
てはより許容され得る。
デュアルチャンバーパックは、可溶性、水不溶性、または難溶性の有効成分のために用
いることができる。有効成分は、投与時に薬学的に許容される賦形剤を用いて該有効成分
が再構成されることに基づき安定性の問題を有することがある。このデュアルチャンバー
パックは、有効成分、例えばバラシクロビル、メトホルミン、アジスロマイシン、クロキ
サシリン、クラリスロマイシン、エリスロマイシン、アモキシシリン単剤またはクラブラ
ン酸との合剤、セフジニル、セフロキシムアキセチル、セフィキシム、セファドロキシル
、セフポドキシム、セファクロール、セフプロジル、フルコナゾール、ボリコナゾール、
アカルボース、ミグリトール、ボグリボース、レパグリニド、ナテグリニド、グリベンク
ラミド、グリメプリド、グリピジド、グリクラジド、クロロプロパミド、トルブタミド、
フェンホルミン、アログリプチン、シタグリプチン、リナグリプチン、サクサグリプチン
、ロシグリタゾン、ピオグリタゾン、トログリタゾン、ファルグリタザール(faraglitaza
r)、エングリタゾン、ダルグリタゾン、イサグリタゾン、ゾルグリタゾン、リラグルチド
、ムラグリタザール、ペリグリタザール、テサグリタザール、カナグリフロジン、ダパグ
リフロジン、レモグリフロジン、セルグリフロジン、ベラパミル、アルブテロール、サル
メテロール、アセブトロール、ソタロール、ペニシラミン、ノルフロキサシン、シプロフ
ロキサシン、オフロキサシン、レボフロキサシン、モキシフロキサシン、トロバフロキサ
シン、ガチフロキサシン、テトラサイクリン、塩酸デメクロサイクリン、ロサルタン、イ
ルベサルタン、エプロサルタン、バルサルタン、ジルチアゼム、一硝酸イソソルビド、ラ
ノラジン、プロパフェノン、ヒドロキシ尿素、ヒドロコドン、デラビルジン、ペントサン
ポリサルフェート、アバカビル、アマンタジン、アシクロビル、ガンシクロビル、バルガ
ンシクロビル、サキナビル、インジナビル、ネルフィナビル、ラミブジン、ジダノシン、
ジドブジン、ナブメトン、セレコキシブ、メフェナム酸、ナプロキセン、プロポキシフェ
ン、シメチジン、ラニチジン、アルベンダゾール、メベンダゾール、チオベンダゾール、
ピラジナミド、プラジカンテル、クロルプロマジン、スマトリプタン、ブプロピオン、ア
ミノベンゾエート、臭化ピリドスチグミン、塩化カリウム、ナイアシン、トカイニド、ク
エチアピン、フェキソフェナジン、セルトラリン、クロルフェニラミン、リファンピン、
メテナミン、ネファゾドン、モダフィニル、メタキサロン、モルヒネ、セベラマー、炭酸
リチウム、酢酸フレカイニド、シメチコン、メチルドーパ、クロロチアジド、メチロシン
、プロカインアミド、エンタカポン、メトプロロール、塩酸プロパノロール、クロルゾキ
サゾン、トルメチン、トラマドール、ベプリジル、フェニトイン、ガバペンチン、テルビ
ナフィン、アトルバスタチン、ドキセピン、リファブチン、メサラミン、エチドロネート
、ニトロフラントイン、トリサリチル酸コリンマグネシウム、テオフィリン、ニザチジン
、メトカルバモール、ミコフェノール酸モフェチル、トルカポン、チクロピジン、カペシ
タビン、オルリスタット、コルセベラム、メペリジン、ヒドロキシクロロキン、グアイフ
ェネシン、グアンファシン、アミオダロン、キニジン、アトモキセチン、フェルバメート
、プソイドエフェドリン、カリソプロドール、ベンラファキシン、エトドラク、コンドロ
イチン、ランソプラゾール、パントプラゾール、エソメプラゾール、デクスランソプラゾ
ール、デクスメチルフェニデート、メチルフェニデート、ナトリウムオキシベート、バル
プロ酸またはその塩、ジバルプロエクス、トピラメート、カルバマゼピン、オキシカルバ
ゼピン、イソトレチノイン、オセルタミビル、コレスチラミン、ナイスタチン、アルテメ
テル、ルメファントリン、またはそれらの合剤のために用いることができる。
本発明の液体医薬組成物は、2種以上の異なる有効成分または不適合性の有効成分から
成っていてもよい。
適切な皮膜形成剤には、セルロースポリマー、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドン、アクリ
ル酸ポリマー、例えばEudragit(登録商標)EおよびEudragit(登録商
標)EPOの商標で市販されているもの、脂質コーティング物質、例えばステアリン酸、
パルミチン酸、およびモノステアリン酸グリセロール;親水性コロイド、例えばアルギン
酸塩、キトサン、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、カルボキシビニルポリ
マー、Carbomer(登録商標)94、ポリリジン、ゼラチン;ならびにそれらの混
合物が含まれるが、これらに限定されない。
イオン交換樹脂、例えばカチオン交換マトリックスおよびアニオン交換マトリックスは
当該技術分野において周知である。本発明に従って用いることができるいくつかの例示的
な樹脂粒子の例には、Dowex(登録商標)樹脂およびDow Chemical製の
他の樹脂;Rohm and Haas製のAmberlite(登録商標)、Ambe
rlyst(登録商標)および他の樹脂;Ion Exchange,Ltd(インド)
製のIndion(登録商標)樹脂、三菱によるDiaion(登録商標)樹脂;Bio
RadによるAG(登録商標)タイプおよび他の樹脂;Amersham製のSepha
dex(登録商標)およびSepharose(登録商標);Flukaにより販売され
ているLewatit樹脂;東ソー株式会社によるToyopearl(登録商標)樹脂
;VWRにより販売されているIONAC(登録商標)およびWhatman(登録商標
)樹脂;ならびにJT Bakerにより販売されているBakerBond(登録商標
)樹脂;Rohm and Haas(フィラデルフィア)から入手可能なDUOLIT
E(商標)AP143の商品名で販売されている、スチレン-ジビニルベンゼンコポリマ
ーを含み、かつペンダントアンモニウム官能基またはペンダントテトラアルキルアンモニ
ウム官能基を有するポリマー骨格を有する樹脂が含まれるが、これらに限定されない。
適切な沈殿防止剤は、セルロース誘導体、例えば微晶質セルロースとカルボキシメチル
セルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
またはその塩/誘導体との同時処理された噴霧乾燥形態および微晶質セルロース;カルボ
マー;ガム、例えばローカストビーンガム、キサンタンガム、トラガカントガム、アラビ
ノガラクタンガム、アガーガム、ジェランガム、グアールガム、アプリコットガム、カラ
ヤガム、アラヤガム、アカシアガム、アラビアガムおよびカラギーナン;ペクチン;デキ
ストラン;ゼラチン;ポリエチレングリコール;ポリビニル化合物、例えばポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドン;糖アルコール、例えばキシリト
ールおよびマンニトール;コロイド状シリカ;ならびにそれらの混合物を含む群から選択
される。微晶質セルロースとカルボキシメチルセルロースナトリウムとの同時処理された
噴霧乾燥形態は、Avicel(登録商標)RC-501、Avicel(登録商標)R
C-581、Avicel(登録商標)RC-591およびAvicel(登録商標)C
L-611の商品名で市販されている。
適切な流動化剤は、シリカ、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、コロイド状二酸
化ケイ素、コーンスターチ、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステア
リン酸カルシウム、ステアリルフマル酸ナトリウム、水素化植物油およびそれらの混合物
を含む群から選択される。
適切な甘味剤は、サッカリンまたはナトリウム、カリウムもしくはカルシウムなどのそ
の塩、シクラミン酸またはその塩、アスパルテーム、アリテーム、アセスルファムまたは
その塩、ステビオシド、グリシルリジンまたはその誘導体、スクラロースおよびそれらの
混合物を含む群から選択される。
適切な固結防止剤は、コロイド状二酸化ケイ素、三塩基性リン酸カルシウム、粉末セル
ロース、三ケイ酸マグネシウム、デンプンおよびそれらの混合物を含む群から選択される
適切な湿潤剤は、アニオン性、カチオン性、非イオン性または双性イオン性界面活性剤
またはそれらの組合せを含む群から選択される。湿潤剤の適切な例は、ラウリル硫酸ナト
リウム;セトリミド;ポリエチレングリコール;ポリオキシエチレン-ポリオキシプロピ
レンブロックコポリマー、例えばポロキサマー;ポリグリセリン脂肪酸エステル、例えば
モノラウリン酸デカグリセリルおよびモノミリスチン酸デカグリセリル;ソルビタン脂肪
酸エステル、例えばモノステアリン酸ソルビタン;ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、例えばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン;ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル、例えばモノステアリン酸ポリオキシエチレン;ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル;ポリオキシエチレンヒマ
シ油;ならびにそれらの混合物である。
適切な防腐剤は、パラベン、例えばメチルパラベンおよびプロピルパラベン;安息香酸
ナトリウム;ならびにそれらの混合物を含む群から選択される。
適切な緩衝剤は、クエン酸、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、クエン酸カリウ
ム、酢酸緩衝液およびそれらの混合物を含む群から選択される。
適切な香味剤は、ペパーミント、グレープフルーツ、オレンジ、ライム、レモン、マン
ダリン、パイナップル、ストロベリー、ラズベリー、マンゴー、パッションフルーツ、キ
ーウィ、アップル、ナシ、ピーチ、アプリコット、チェリー、グレープ、バナナ、クラン
ベリー、ブルーベリー、クロスグリ、フサスグリ、グーズベリー、コケモモ、クミン、タ
イム、バジル、カミール、バレリアン、フェンネル、パセリ、カモミール、タラゴン、ラ
ベンダー、ディル、ベルガモット、サルビア、アロエベラバルサム、スペアミント、ユー
カリおよびそれらの組合せから成る群から選択される。
適切な酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシア
ニソール(BHA)、メタ重亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸、没食子酸プロピル、チ
オ尿素、トコフェロール、β-カロチンおよびそれらの混合物を含む群から選択される。
適切なキレート剤は、エチレンジアミン四酢酸またはその誘導体/塩、例えばエデト酸
二ナトリウム;ジヒドロキシエチルグリシン;グルカミン;酸、例えばクエン酸、酒石酸
、グルコン酸およびリン酸;ならびにそれらの混合物を含む群から選択される。
本明細書中で用いられる「溶質」という用語は、薬学的に許容される賦形剤に対して高
い親和性を有する薬学的に許容される不活性薬剤を指す。溶質は、高浸透圧をもたらす高
張条件を生じさせ、かくしてコーティングされたコアからの有効成分の浸出を防止する。
溶質は、薬学的に許容される賦形剤または固体組成物または両方の中に存在していてもよ
い。適切な溶質は、炭水化物、例えばキシリトール、マンニトール、ソルビトール、アラ
ビノース、リボース、キシロース、グルコース、フルクトース、マンノース、ガラクトー
ス、スクロース、マルトース、ラクトース、デキストロースおよびラフィノース;無機酸
の水溶性塩、例えば塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸カリウム、塩化リチウム
、塩化ナトリウム、塩化カリウム、リン酸水素リチウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸
水素カリウム、リン酸二水素リチウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム
および三塩基性リン酸ナトリウム;有機酸の水溶性塩、例えば酢酸ナトリウム、酢酸カリ
ウム、コハク酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムおよびアスコル
ビン酸ナトリウム;水溶性アミノ酸、例えばグリシン、ロイシン、アラニン、メチオニン
;尿素またはその誘導体;プロピレングリコール;グリセリン;ポリエチレンオキシド;
キサンタンガム;ヒドロキシプロピルメチルセルロース;およびそれらの混合物を含む群
から選択される。特に、用いられる溶質は、キシリトール、マンニトール、グルコース、
ラクトース、スクロースおよび塩化ナトリウムである。
有効成分を含む本発明のコアは、当該技術分野で公知の任意の方法、例えば押出-球形
化、湿式造粒、乾式造粒、ホットメルト押出造粒、噴霧乾燥および噴霧凝結によって調製
することができる。
あるいは、有効成分を不活性粒子上に積層してコアを形成することもできる。さらに、
有効成分粒子を皮膜形成層で直接コーティングして、微粒子またはマイクロカプセルを形
成することもできる。微粒子またはマイクロカプセルは、均質化、溶媒蒸発、コアセルベ
ーション相分離、噴霧乾燥、噴霧凝結、ポリマー沈殿または超臨界流体抽出のプロセスに
よって調製することができる。イオン交換樹脂は、複数の樹脂粒子に有効成分を負荷して
薬物-樹脂コアを形成することを含む。有効成分を樹脂粒子上に負荷する方法は、当該技
術分野において一般的に知られている。
第一のチャンバーは、ガラスまたはプラスチックまたは金属製ボトルの形態をとる容器
を含む。第二のチャンバーのリザーバーは、プラスチック、金属またはガラスで構成され
ていてもよい;リザーバーは特に、プラスチックボトルである。第二のチャンバーのリザ
ーバーはさらに、滑りやすいコーティングまたは金型研磨を有することができる。このコ
ーティングまたは研磨は、アクティベーション中の固体組成物の流動特性を改善するのに
役立つ。
デュアルチャンバーパックは、約40ccより高い体積の固体組成物を組み込むのに適
している。デュアルチャンバーパックにおいて、プランジャーは、両端が開かれている。
二相性コネクターは、強度を与えるクロスブリッジを構成している。このブリッジは、粉
末の堆積を例外なく回避するためにエッジ部が先細りに成っていてよい。さらに、リザー
バーは、エンドユーザーがより良好なグリップ感を得られるように刻み目を有することが
できる。二相性コネクターは、第一のチャンバーの容器への接続側に開封明示バンドを有
し、これはアクティベーションプロセスを開始させるために最初に取り外される。二相性
コネクターは、他方の側にはリザーバーと締結するための溝を有している。この側には、
パックをアクティベーションさせるための時計回りの回転といった回転の方向に関するエ
ンドユーザーへの指示がある。
本明細書中で用いられる「開封明示バンド」という用語は、二相性コネクターと同軸に
張り付いたバンドを指す。バンドは、引き離すと簡単に破れる。開封明示バンドは、アク
ティベーションまで製品の全体的な保全性を保証する。
本発明のプランジャーは、実質的に尖っていない連続領域とともに1つ以上の鋭い突起
部で構成されていてもよい。プランジャーは特に、実質的に尖っていない連続領域ととも
に1つの鋭い突起部で構成される。あるいは、プランジャーは、単独の連続した突起部を
、残りの尖っていない連続領域とともに有することができ、これはフルート形プランジャ
ーと呼ばれることもある。プランジャーはさらに、1つ以上の溝を有することができる。
プランジャー本体は、シリンダーまたは漏斗の形態をとることもできる。漏斗形プランジ
ャーは、高用量有効成分または慢性投与が必要な有効成分を貯蔵するための追加の容量を
提供する。
本発明において用いられるプランジャーは、破壊可能な高分子膜がアクティベーション
中にプラグに張り付いたままであることを保証する。プラグおよびプランジャーは、ポリ
オレフィン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、環状オレフィンポリマー
、環状オレフィンコポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレー
ト-G、ポリプロピレンおよびポリカーボネートを含む群から選択される高分子材料で構
成されていてもよい。プラグおよびプランジャーは特に、ポリエチレンで構成されている
。より具体的には、プラグおよびプランジャーは、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE
)で構成されている。
容器の第一のチャンバーの組成物と第二のチャンバーの組成物とは、プラグの破壊可能
な高分子膜によって隔てられている。本発明において用いられるプランジャーは、ねじ込
み式機構により圧力を印加して破壊可能な高分子膜を破裂させるのに役立つ。リザーバー
に圧力が印加されると、破壊可能な高分子膜は、プランジャーによって破裂させられる。
破裂させられていない高分子膜は、プラグの周囲に張り付いたままである。第一のチャン
バーと第二のチャンバーとの間にボトルライナーが存在する場合、プランジャーは、破壊
可能な高分子膜を破裂させるのと同じようにボトルライナーを破壊する。ボトルライナー
の破裂させられていない部分は、容器の開口部に張り付いたままである。破壊可能な高分
子膜を有するプラグは、第一のチャンバーから第二のチャンバー内への透湿を防止する。
プラグを作製するために用いられる材料はまた、重合プロセスにより活性化されて効果
的な有機化学物質を形成するモノマーおよびコポリマーを含むプラスチック添加剤の群か
ら選択される防湿添加剤も含み得る。本発明において用いられる防湿添加剤は、透湿を防
止することができる任意の材料を含み得る。防湿添加剤は、プラグ内部に層の形態で存在
していてよい。防湿添加剤は、プラグを作製するために用いられる材料の全重量を基準と
して、0.1%~10%w/w、特に0.5%~5%w/wの量で存在し得る。
リザーバーの作製のために用いられる材料もまた、防湿添加剤を含み得る。この防湿添
加剤は、リザーバー内部に層の形態で存在していてよい。
透湿試験は、USP(37)-671の容器性能試験に従って、防湿添加剤を有するデ
ュアルチャンバーパックおよび防湿添加剤を有さないデュアルチャンバーパックにより実
施した。本発明において用いられる防湿添加剤は、防湿特性を最大50%改善する。防湿
添加剤は特に、防湿特性を最大30%改善する。
したがって、防湿添加剤の使用は、貯蔵中の薬学的に許容される賦形剤から有効成分を
含む固体組成物中への透湿を防止するのに役立つ。したがって、有効成分、特に湿分感受
性有効成分は、貯蔵中安定し続ける。
本発明は、以下の実施例によってさらに説明することができるが、これは単に例示を目
的としており、本発明の範囲をいかようにも限定するものと解釈すべきではない。
実施例1
Figure 2023017052000002
手順:
1.塩酸メトホルミンとヒドロキシプロピルメチルセルロースとを、精製水に溶解した

2.微晶質セルロース球を、ステップ1の溶液でコーティングした。
3.エチルセルロースとセバシン酸ジブチルとを、アセトンと精製水との混合物に分散
させた。
4.ステップ2のビーズを、ステップ3のコーティング分散液でコーティングし、乾燥
させて懸濁用粉末を形成した。
5.精製水を加熱してメチルパラベンとプロピルパラベンとを溶解させた。
6.塩酸メトホルミン、キシリトール、微晶質セルロース-ナトリウムカルボキシメチ
ルセルロース、キサンタンガム、ストロベリーフレーバー、スクラロースおよびコロイド
状二酸化ケイ素を、ステップ5の溶液中で混合して懸濁ベースを形成した。
7.ステップ4の懸濁用粉末を、ドラッグデリバリーデバイスの第二のチャンバーに充
填した。
8.ステップ6の懸濁ベースを、ドラッグデリバリーデバイスの第一のチャンバーの容
器に充填した。
9.2つのチャンバーを組み立て、必要に応じ、ドラッグデリバリーデバイスをアクテ
ィベーションさせて持続放出型の液体組成物を形成した。
持続放出型の再構成された懸濁用粉末のIn-Vitro試験
実施例1に従って調製した持続放出型の再構成された懸濁用粉末(塩酸メトホルミン7
50mgと同等の用量)を室温で120日間にわたり貯蔵した。in-vitro溶解を
、USP II型装置を用いて、100rpmにて、37℃でpH6.8のリン酸緩衝液
1000mL中で、0日目、45日目、90日目および120日目に測定した。放出試験
の結果を第1表に示す。
第1表:USP II型装置におけるIn-Vitroメトホルミン放出の割合(%)
(媒体:リン酸緩衝液、pH6.8、1000mLおよび100rpm)
Figure 2023017052000003
上記のin-vitro放出データから分かることは、実施例1に従って調製した持続
放出型の再構成された懸濁用粉末は、120日間にわたり実質的に同様のin-vitr
oメトホルミン放出を提供することである。
ドラッグデリバリーデバイスを、加速条件、すなわち40℃/75%R.Hで1ヶ月間
にわたり保持した。1ヶ月後、ドラッグデリバリーデバイスをアクティベーションさせて
持続放出型の再構成された懸濁用粉末を形成し、これを室温で120日間にわたり保持し
た。in-vitro溶解を、USP II型装置を用いて、100rpmにて、37℃
でpH6.8のリン酸緩衝液1000mL中で、0日目、45日目、90日目および12
0日目に測定した。放出試験の結果を第2表に示す。
第2表:USP II型装置におけるIn-Vitroメトホルミン放出の割合(%)
(媒体:リン酸緩衝液、pH6.8、1000mLおよび100rpm)
Figure 2023017052000004
ドラッグデリバリーデバイスを、加速条件、すなわち40℃/75%R.Hで3ヶ月間
にわたり保持した。3ヶ月後、ドラッグデリバリーデバイスをアクティベーションさせて
持続放出型の再構成された懸濁用粉末を形成し、これを室温で120日間にわたり保持し
た。in-vitro溶解を、USP II型装置を用いて、100rpmにて、37℃
でpH6.8のリン酸緩衝液1000mL中で、0日目、45日目、90日目および12
0日目に測定した。放出試験の結果を第3表に示す。
第3表:USP II型装置におけるIn-Vitroメトホルミン放出の割合(%)
(媒体:リン酸緩衝液、pH6.8、1000mLおよび100rpm)
Figure 2023017052000005
ドラッグデリバリーデバイスを、加速条件、すなわち40℃/75%R.Hで6ヶ月間
にわたり保持した。6ヶ月後、ドラッグデリバリーデバイスをアクティベーションさせて
持続放出型の再構成された懸濁用粉末を形成し、これを室温で120日間にわたり保持し
た。in-vitro溶解を、USP II型装置を用いて、100rpmにて、37℃
でpH6.8のリン酸緩衝液1000mL中で、0日目、45日目、90日目および12
0日目に測定した。放出試験の結果を第4表に示す。
第4表:USP II型装置におけるIn-Vitroメトホルミン放出の割合(%)
(媒体:リン酸緩衝液、pH6.8、1000mLおよび100rpm)
Figure 2023017052000006
上記のデータから明らかなことは、ドラッグデリバリーデバイスをアクティベーション
させて、本発明のドラッグデリバリーデバイスに1ヶ月間、3ヶ月間および6ヶ月間にわ
たり加速条件で貯蔵した懸濁用粉末および懸濁ベースは、室温で120日間にわたり貯蔵
したときに実質的に同様のin-vitroメトホルミン放出を提供する持続放出型の再
構成された懸濁用粉末を形成することである。
持続放出型の再構成された懸濁用粉末の安定性データ
実施例1に従って調製した持続放出型の再構成された懸濁用粉末の関連物質を、0日目
および室温で45日間および120日間にわたり貯蔵した後に測定した。懸濁用粉末およ
び懸濁ベースを、ドラッグデリバリーデバイスにおいて40℃/75%R.Hで1ヶ月間
および3ヶ月間にわたり貯蔵した。1ヶ月後または3ヶ月後、ドラッグデリバリーデバイ
スをアクティベーションさせて持続放出型の再構成された懸濁用粉末を形成し、次いで関
連物質を、0日目および室温で45日間および120日間にわたり貯蔵した後に測定した
メトホルミンの関連物質を、HPLC法によって測定した。結果を第5表に示す。
第5表:ドラッグデリバリーデバイスにおけるメトホルミンの安定性データ
Figure 2023017052000007
上記のデータから分かることは、実施例1に従って調製した持続放出型の再構成された
懸濁用粉末は、加速条件で3ヶ月間にわたり貯蔵した後でも安定し続けることである。
持続放出型の再構成された懸濁用粉末の抗菌効力試験
実施例1に従って調製した懸濁用粉末および懸濁ベースを、ドラッグデリバリーデバイ
スにおいて25℃/60%R.Hで24ヶ月間にわたり貯蔵した。24ヶ月後、ドラッグ
デリバリーデバイスをアクティベーションさせて持続放出型の再構成された懸濁用粉末を
形成し、これの抗菌効力をUSPに従って、さらにはバークホルデリア・セパシア複合体
を接種することによって試験した。ドラッグデリバリーデバイスのアクティベーション後
に調製した持続放出型の再構成された懸濁液は、USPに従った抗菌効力試験に準拠する
ことが判明した。バークホルデリア・セパシア複合体の増殖が、再構成された懸濁液中で
阻害されていることが判明した。
上記の試験から明らかなことは、ドラッグデリバリーデバイスのアクティベーション後
に調製した持続放出型の再構成された懸濁組成物用粉末において微生物増殖が促進されな
かったことである。
持続放出型のコーティングされたコアのIn-Vitro試験
実施例1(ステップ4)の持続放出型のコーティングされたコアを、ドラッグデリバリ
ーデバイスに貯蔵して、加速条件、すなわち40℃/75%RHで1ヶ月間、3ヶ月間お
よび6ヶ月間にわたり保持した。次いで、コーティングされたコアを、カールフィッシャ
ー装置を用いて40℃/75%RHで1ヶ月、3ヶ月および6ヶ月の貯蔵後に含水量の測
定にかけた。含水量測定の結果を第5A表に示す。
第5A表:持続放出型のコーティングされたコアの含水量
Figure 2023017052000008
上記のデータから分かることは、実施例1(ステップ4)に従って調製した持続放出型
のコーティングされたコアの含水量は、40℃/75%RHで6ヶ月貯蔵した後に変化が
なかったことである。
実施例2
Figure 2023017052000009
手順:
1.塩酸メトホルミンとヒドロキシプロピルメチルセルロースとを、精製水に溶解した

2.微晶質セルロース球を、ステップ1の溶液でコーティングした。
3.エチルセルロースとセバシン酸ジブチルとを、アセトンと精製水との混合物に分散
させた。
4.ステップ2のビーズを、ステップ3のコーティング分散液でコーティングし、乾燥
させて持続放出ビーズを形成した。
5.ステップ4の持続放出ビーズを、ステアリン酸マグネシウムで滑沢化して懸濁用粉
末を形成した。
6.精製水を加熱してメチルパラベンとプロピルパラベンとを溶解させた。
7.塩酸メトホルミン、キシリトール、微晶質セルロース-ナトリウムカルボキシメチ
ルセルロース、キサンタンガム、ストロベリーフレーバー、スクラロースおよびコロイド
状二酸化ケイ素を、ステップ6の溶液中で混合して懸濁ベースを形成した。
8.ステップ5の懸濁用粉末を、ドラッグデリバリーデバイスの第二のチャンバーに充
填した。
9.ステップ7の懸濁ベースを、ドラッグデリバリーデバイスの第一のチャンバーの容
器に充填した。
10.2つのチャンバーを組み立て、必要に応じ、アクティベーションさせて持続放出
型の液体組成物を形成した。
持続放出型のコーティングされたコアの流動特性
実施例2(ステップ5)の持続放出型のコーティングされたコアを、以下のパラメータ
ーについて評価した:
息角(AoR)-持続放出型のコーティングされたコアをEnar Reposogr
aphに通して円錐体を作り出すことによって息角を求めた。次いで、このようにして形
成された円錐体の高さ(h)および円錐体の底面の半径(r)を求めた。息角(θ)を以
下のとおり計算した:
θ=tan-1(h/r)
ハウスナー比(HR)-タップ密度(ρtap)をバルク密度(ρbulk)で除する
ことによってハウスナー比を求めた。
Carrの圧縮性指数(CI)-ハウスナー比(HR)からCI=100×[1-(1
/HR)]としてCarrの圧縮性指数を求めた。
第6表:塩酸メトホルミンの持続放出型のコーティングされたコアの流動特性
Figure 2023017052000010
懸濁用粉末は、所望の流動性を有していることが判明した。
持続放出型のコーティングされたコアのIn-Vitro試験
実施例2(ステップ5)の持続放出型のコーティングされたコアを、ドラッグデリバリ
ーデバイスに貯蔵し、加速条件、すなわち40℃/75%RHで6ヶ月間にわたり保持し
た。次いで、コーティングされたコアを、6ヶ月間の貯蔵後に、USP II型装置を用
いて、100rpmにて、37℃でpH6.8のリン酸緩衝液1000mL中でin-v
itro溶解試験にかけた。放出試験の結果を第7表に示す。
第7表:USP II型装置における持続放出型のコーティングされたコアからのIn
-Vitroメトホルミン放出の割合(%)(媒体:リン酸緩衝液、pH6.8、100
0mLおよび100rpm)
Figure 2023017052000011
上記のin-vitro放出データから分かることは、実施例2(ステップ5)に従っ
て調製した持続放出型のコーティングされたコアが、40℃/75%RHで6ヶ月間貯蔵
した後に実質的に同様のin-vitroメトホルミン放出を提供することである。した
がって、本発明に従って調製した持続放出型のコーティングされたコアは、ドラッグデリ
バリーデバイスの第二のチャンバーに加速条件下で少なくとも6ヶ月間にわたり貯蔵した
ときに安定である。
持続放出型のコーティングされたコアの充填重量の均一性
実施例2(ステップ5)に従って調製した持続放出型のコーティングされたコアを、ド
ラッグデリバリーデバイスの第二のチャンバーに充填した。計960のドラッグデリバリ
ーデバイスに充填した。目標充填重量は106.995gであった。平均重量は107.
52gであることが判明し、最小測定充填重量は106.14gであり、最大充填重量は
107.95gであり、かつ%RSDは0.25であることが判明した。バッチ全体を、
目標重量の±7.5%以内で充填した。
したがって、持続放出型のコーティングされたコアの目標充填重量に関する%重量変化
は、約±7.5%の範囲内であることが判明した。
持続放出型の再構成された懸濁用粉末のIn-Vitro試験
実施例2に従って調製した持続放出型の再構成された懸濁用粉末を、室温で100日間
にわたり貯蔵した。in-vitro溶解を、USP II型装置を用いて、100rp
mにて、37℃でpH6.8のリン酸緩衝液1000mL中で、0日目、45日目および
100日目に測定した。放出試験の結果を第8表に示す。
第8表:USP II型装置におけるIn-Vitroメトホルミン放出の割合(%)
(媒体:リン酸緩衝液、pH6.8、1000mLおよび100rpm)
Figure 2023017052000012
上記のin-vitro放出データから分かることは、実施例2に従って調製した持続
放出型の再構成された懸濁用粉末が、100日間にわたり実質的に同様のin-vitr
oメトホルミン放出を提供することである。
ドラッグデリバリーデバイスを、加速条件、すなわち40℃/75%R.Hで1ヶ月間
にわたり保持した。1ヶ月後、ドラッグデリバリーデバイスをアクティベーションさせて
持続放出型の再構成された懸濁用粉末を形成し、これを室温で100日間にわたり保持し
た。in-vitro溶解を、USP II型装置を用いて、100rpmにて、37℃
でpH6.8のリン酸緩衝液1000mL中で、0日目、45日目および100日目に測
定した。放出試験の結果を第9表に示す。
第9表:USP II型装置におけるIn-Vitroメトホルミン放出の割合(%)
(媒体:リン酸緩衝液、pH6.8、1000mLおよび100rpm)
Figure 2023017052000013
ドラッグデリバリーデバイスを、加速条件、すなわち40℃/75%R.Hで3ヶ月間
にわたり保持した。3ヶ月後、ドラッグデリバリーデバイスをアクティベーションさせて
持続放出型の再構成された懸濁用粉末を形成し、これを室温で100日間にわたり保持し
た。in-vitro溶解を、USP II型装置を用いて、100rpmにて、37℃
でpH6.8のリン酸緩衝液1000mL中で、0日目および100日目に測定した。放
出試験の結果を第10表に示す。
第10表:USP II型装置におけるIn-Vitroメトホルミン放出の割合(%
)(媒体:リン酸緩衝液、pH6.8、1000mLおよび100rpm)
Figure 2023017052000014
ドラッグデリバリーデバイスを、加速条件、すなわち40℃/75%R.Hで6ヶ月間
にわたり保持した。6ヶ月後、ドラッグデリバリーデバイスをアクティベーションさせて
持続放出型の再構成された懸濁用粉末を形成し、これを室温で100日間にわたり保持し
た。in-vitro溶解を、USP II型装置を用いて、100rpmにて、37℃
でpH6.8のリン酸緩衝液1000mL中で、0日目および100日目に測定した。放
出試験の結果を第11表に示す。
第11表:USP II型装置におけるIn-Vitroメトホルミン放出の割合(%
)(媒体:リン酸緩衝液、pH6.8、1000mLおよび100rpm)
Figure 2023017052000015
上記のデータから明らかなことは、ドラッグデリバリーデバイスをアクティベーション
させて、本発明のドラッグデリバリーデバイスに1ヶ月間、3ヶ月間および6ヶ月間にわ
たり加速条件で貯蔵した懸濁用粉末および懸濁ベースは、室温で少なくとも100日間に
わたり貯蔵したときに実質的に同様のin-vitroメトホルミン放出を提供する持続
放出型の懸濁用粉末を形成することである。
実施例3
Figure 2023017052000016
手順:
1.アモキシシリンを、箱形乾燥器内で45~55℃にて乾燥させた。
2.キサンタンガム、ストロベリーフレーバー、クエン酸ナトリウム、クエン酸一ナト
リウム、アスパルテームおよびコロイド状無水シリカを、75~80℃で乾燥させた。
3.乾燥させたクエン酸一ナトリウムおよびクエン酸ナトリウムを、適切な篩に通して
篩分した。
4.ストロベリーフレーバー、キサンタンガム、アスパルテームおよび二酸化ケイ素を
、適切な篩を用いてステップ1からのブレンドと一緒に篩分した。
5.アモキシシリン三水和物、クラブラン酸カリウムおよびコロイド状無水シリカを、
適切な篩を用いてステップ2からのブレンドと一緒に篩分した。
6.ステップ3からの材料を、低剪断ブレンダー中で30~45分間にわたりブレンド
した。
7.ステップ4からのブレンドを、ドラッグデリバリーデバイスの第二のチャンバーに
充填した。
8.安息香酸ナトリウムを、精製水に溶解して賦形剤を形成した。
9.ステップ6の賦形剤を、ドラッグデリバリーデバイスの第一のチャンバーに充填し
た。
10.2つのチャンバーを組み立て、必要に応じ、デバイスをアクティベーションさせ
て即時放出型の液体組成物を形成した。
即時放出型の再構成された懸濁用粉末の安定性データ
実施例3に従って調製した即時放出型の再構成された懸濁用粉末の関連物質を0日目に
測定し、懸濁用粉末をドラッグデリバリーデバイスの第二のチャンバーに、かつ懸濁ベー
スを第一のチャンバーに40℃/75%R.Hで1ヶ月間および3ヶ月間にわたり貯蔵し
た。1ヶ月後または3ヶ月後、デバイスをアクティベーションさせて即時放出型の再構成
された懸濁用粉末を形成し、次いで関連物質を測定した。
関連物質を、HPLC法によって測定した。結果を第12表に示す。
第12表:アモキシシリンおよびクラブラン酸におけるアモキシシリンの安定性データ
ドラッグデリバリーデバイスにおける即時放出型の再構成された懸濁用粉末
Figure 2023017052000017
上記のデータから分かることは、実施例3に従って調製した即時放出型の再構成された
懸濁用粉末は、加速条件で3ヶ月間にわたり貯蔵した後でさえ安定し続けることである。
1 リザーバー、キャップ
2 プランジャー、開封明示バンド
3 プラグ、プランジャー
4 破壊可能な高分子膜、プラグ
5 二相性コネクター、破壊可能な実質的に不浸透性の膜
6 開封明示バンド、容器の開口部
7 容器の開口部、容器
8 容器
9 キャップ
A 製品を保持しない先細りのデザイン
B コンポーネントに強度を付与する断面リブ
C 締結機構
D 開封明示バンド

Claims (7)

  1. ドラッグデリバリーデバイスをアクティベーションさせて持続放出型の経口懸濁液をイ
    ン・サイチュ(in situ)調製するためのドラッグデリバリーデバイスであって、
    該デバイスは、
    a)懸濁ベースを含む第一のチャンバーと、
    b)コーティングされたコアを形成するための放出制御剤でコーティングされた有効成
    分のコアを含む固体組成物を含む第二のチャンバーと、
    c)第一のチャンバーと第二のチャンバーとを隔てる破壊可能な実質的に不浸透性の高
    分子膜と、
    を含み、
    前記固体組成物は、40℃/75%相対湿度で少なくとも3ヶ月間にわたり貯蔵したと
    きに安定し続ける、ドラッグデリバリーデバイス。
  2. 前記破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜は、アクティベーション前の第一のチャン
    バーの中身と第二のチャンバーの中身との間の緊密な接触を防止する、請求項1に記載の
    ドラッグデリバリーデバイス。
  3. 前記破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜は、ポリエチレン(PE)、低密度ポリエ
    チレン(LDPE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(H
    DPE)、及び高バリア性PEからなる群から選択される高分子材料で構成されている、
    請求項1に記載のドラッグデリバリーデバイス。
  4. 前記破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜は、0.10mm以上の厚さを有する、請
    求項1に記載のドラッグデリバリーデバイス。
  5. 前記第二のチャンバーは、前記固体組成物を貯蔵するためのプランジャーと、破壊可能
    な実質的に不浸透性の高分子膜が装着されたプラグと、を含む、請求項1に記載のドラッ
    グデリバリーデバイス。
  6. デバイスのアクティベーション後、破壊可能な実質的に不浸透性の高分子膜の周囲の5
    0%以下がプラグに張り付いたままで、第二のチャンバーから第一のチャンバーへのコー
    ティングされたコアの自由な流れが可能になる、請求項5に記載のドラッグデリバリーデ
    バイス。
  7. 前記プランジャーは、60°以下の角度で実質的に尖っていない連続領域と共に1以上
    の鋭い突起部を含む、請求項5に記載のドラッグデリバリーデバイス。
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