JP2023015629A - アーク溶接制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】正逆送給アーク溶接において、スラグの付着状態がひどい場合にも良好なアークスタートを行うこと。【解決手段】溶接を開始する際に、溶接ワイヤの送給開始時点から溶接電流の通電開始時点までの初期期間Ti中は、送給速度Fwを正送期間と逆送期間とに交互に切り換える正逆送給制御を行うアーク溶接制御方法において、初期期間Ti中に、スラグが除去されていない状態が継続していると判別して時刻t5に判別信号HdがHighレベルに変化したときは、それ以降の初期期間Ti中は、送給速度Fwの振幅及び/又は平均値を増加させて、溶接ワイヤと母材との衝突の衝撃を強くする。これにより、スラグの除去効果を増大させる。判別は、初期期間Tiの経過時間が基準時間以上になったこと、又は、送給モータのトルクが基準トルク以上になったことに基づいて行う。【選択図】 図2

Description

本発明は、溶接を開始する際に、溶接ワイヤの送給開始時点から溶接電流の通電開始時点までの初期期間中は、送給速度を正送期間と逆送期間とに交互に切り換える正逆送給制御を行うアーク溶接制御方法に関するものである。
一般的な消耗電極式アーク溶接では、消耗電極である溶接ワイヤを一定速度で送給し、溶接ワイヤと母材との間にアークを発生させて溶接が行なわれる。消耗電極式アーク溶接では、溶接ワイヤと母材とが短絡期間とアーク期間とを交互に繰り返す溶接状態になることが多い。
溶接品質をさらに向上させるために、溶接ワイヤの送給速度を正送期間と逆送期間とに交互に切り換える正逆送給制御を行い、短絡期間とアーク期間とを発生させて溶接するアーク溶接制御方法が使用されている。ここで、正送とは、溶接ワイヤを母材に近づく方向に送給することであり、逆送とは正送とは逆方向(溶接ワイヤが母材から遠ざかる方向)に送給することである。
ところで、消耗電極式アーク溶接においては、溶接終了時に溶接ワイヤの先端部にスラグと呼ばれる絶縁物が付着した状態になる場合がある。スラグは溶接ワイヤに含まれている成分が化学反応して生成される。スラグの付着状態は、溶接ワイヤの種類、平均溶接電流値、溶接姿勢等の溶接条件によって異なる。溶接ワイヤの先端部にスラグが付着した状態で、次のアークスタートを行うと、溶接ワイヤが母材と接触しても、スラグが絶縁物であるので、アークが発生しない状態となり、アークスタート不良となる。正逆送給制御によるアーク溶接の場合も同様である。
正逆送給制御アーク溶接において、スラグによるアークスタート不良を改善する方法が特許文献1に開示されている。特許文献1の発明では、溶接開始時に溶接ワイヤの送給を開始してから溶接電流が通電するまでの初期期間中も、正逆送給制御を行っている。これにより、溶接ワイヤ先端にスラグが付着しているために溶接ワイヤ先端が母材と接触しても溶接電流が通電しないときには、溶接ワイヤ先端と母材との衝突が反復されることになる。特許文献1の発明では、この衝突の反復によって溶接ワイヤ先端のスラグを除去して、アークを発生させている。
特許第6593923号公報
上述した従来技術においては、初期期間中に正逆送給制御を行うことによって、溶接ワイヤ先端にスラグが付着していても、溶接ワイヤ先端と母材とが何度か衝突を繰り返す間にスラグが除去されてアークが発生する。しかし、スラグの付着状態がひどい場合には、溶接ワイヤ先端と母材との複数回の衝突にも関わらず、アークが発生しない場合がある。
そこで、本発明では、スラグの付着状態がひどい場合にも、確実にアークスタートさせることができるアーク溶接制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
溶接を開始する際に、溶接ワイヤの送給開始時点から溶接電流の通電開始時点までの初期期間中は、送給速度を正送期間と逆送期間とに交互に切り換える正逆送給制御を行うアーク溶接制御方法において、
前記初期期間中に、スラグが除去されていない状態が継続していると判別したときは、それ以降の前記初期期間中は前記送給速度の振幅及び/又は平均値を増加させる、
ことを特徴とするアーク溶接制御方法である。
請求項2の発明は、
前記判別を、前記初期期間の経過時間が基準時間以上になったことによって行う、
ことを特徴とする請求項1に記載のアーク溶接制御方法である。
請求項3の発明は、
前記判別を、前記初期期間中に送給モータのトルクが基準トルク以上になったことに基づいて行う、
ことを特徴とする請求項1に記載のアーク溶接制御方法である。
本発明に係るアーク溶接制御方法によれば、スラグの付着状態がひどい場合にも、確実にアークスタートさせることができる。
本発明の実施の形態1に係るアーク溶接制御方法を実施するための溶接電源のブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るアーク溶接制御方法を示す図1の溶接電源における溶接開始時の各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係るアーク溶接制御方法を実施するための溶接電源のブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係るアーク溶接制御方法を実施するための溶接電源のブロック図である。以下、同図を参照して各ブロックについて説明する。
電源主回路PMは、3相200V等の商用電源(図示は省略)を入力として、後述する駆動信号Dvに従ってインバータ制御等による出力制御を行い、出力電圧Eを出力する。この電源主回路PMは、図示は省略するが、商用電源を整流する1次整流器、整流された直流を平滑する平滑コンデンサ、平滑された直流を高周波交流に変換する上記の駆動信号Dvによって駆動されるインバータ回路、高周波交流を溶接に適した電圧値に降圧する高周波変圧器、降圧された高周波交流を直流に整流する2次整流器を備えている。
リアクトルWLは、上記の出力電圧Eを平滑する。このリアクトルWLのインダクタンス値は、例えば100μHである。
送給モータWMは、後述する送給制御信号Fcを入力として、正送期間と逆送期間とを交互に切り換えて溶接ワイヤ1を送給速度Fwで送給する。送給モータWMには、過渡特性の良いモータが使用される。溶接ワイヤ1の送給速度Fwの変化率及び送給方向の反転を速くするために、送給モータWMは溶接トーチ4の先端の近くに設置される場合がある。また、送給モータWMを2個使用して、プッシュプル方式の送給系とする場合もある。
溶接ワイヤ1は、上記の送給モータWMに結合された送給ロール5の回転によって溶接トーチ4内を送給されて、母材2との間にアーク3が発生する。溶接トーチ4内の給電チップ(図示は省略)と母材2との間には溶接電圧Vwが印加し、溶接電流Iwが通電する。
出力電圧設定回路ERは、予め定めた出力電圧設定信号Erを出力する。出力電圧検出回路EDは、上記の出力電圧Eを検出し平滑して、出力電圧検出信号Edを出力する。
電圧誤差増幅回路EVは、上記の出力電圧設定信号Er及び上記の出力電圧検出信号Edを入力として、出力電圧設定信号Er(+)と出力電圧検出信号Ed(-)との誤差を増幅して、電圧誤差増幅信号Evを出力する。この回路によって、溶接電源は定電圧制御される。
ホットスタート電流設定回路IHRは、予め定めたホットスタート電流設定信号Ihrを出力する。電流検出回路IDは、上記の溶接電流Iwを検出して、電流検出信号Idを出力する。
電流誤差増幅回路EIは、上記のホットスタート電流設定信号Ihr及び上記の電流検出信号Idを入力として、ホットスタート電流設定信号Ihr(+)と電流検出信号Id(-)との誤差を増幅して、電流誤差増幅信号Eiを出力する。この回路によって、ホットスタート電流が通電する期間(ホットスタート期間)中は溶接電源は定電流制御される。
電流通電判別回路CDは、上記の電流検出信号Idを入力として、この値がしきい値(10A程度)以上のときは溶接電流Iwが通電していると判別してHighレベルとなる電流通電判別信号Cdを出力する。
電源特性切換回路SWは、上記の電流誤差増幅信号Ei、上記の電圧誤差増幅信号Ev及び上記の電流通電判別信号Cdを入力として、電流通電判別信号CdがHighレベル(通電)に変化した時点から予め定めたホットスタート期間中は電流誤差増幅信号Eiを誤差増幅信号Eaとして出力し、それ以外の期間中は電圧誤差増幅信号Evを誤差増幅信号Eaとして出力する。
電圧検出回路VDは、上記の溶接電圧Vwを検出して、電圧検出信号Vdを出力する。短絡判別回路SDは、上記の電圧検出信号Vdを入力として、この値が短絡判別値(10V程度)未満のときは短絡期間であると判別してHighレベルとなり、以上のときはアーク期間であると判別してLowレベルとなる短絡判別信号Sdを出力する。
溶接開始回路STは、溶接電源を起動するときにHighレベルとなる溶接開始信号Stを出力する。この溶接開始回路STは、溶接トーチ4の起動スイッチ、溶接工程の制御装置、溶接ロボットを使用する場合のロボット制御装置等が相当する。
駆動回路DVは、上記の誤差増幅信号Ea及び上記の溶接開始信号Stを入力として、溶接開始信号StがHighレベル(溶接開始)のときは誤差増幅信号Eaに基づいてPWM変調制御を行い、上記の電源主回路PM内のインバータ回路を駆動するための駆動信号Dvを出力する。
初期期間タイマ回路STIは、上記の溶接開始信号St及び上記の電流通電判別信号Cdを入力として、溶接開始信号StがHighレベル(溶接開始)に変化した時点でHighレベルとなり、電流通電判別信号CdがHighレベル(通電)に変化した時点でLowレベルとなる初期期間タイマ信号Stiを出力する。
判別回路HDは、上記の初期期間タイマ信号Stiを入力として、初期期間タイマ信号StiがHighレベル(初期期間)に変化した時点からの経過時間が基準時間以上になるとHighレベルとなり、初期期間タイマ信号StiがLowレベルに変化するとLowレベルになる判別信号Hdを出力する。上記の基準時間は、溶接ワイヤ1の送給が開始された時点(初期期間の開始時点)から溶接ワイヤ1の先端が母材2と複数回の衝突を繰り返すまでの時間として設定される。したがって、判別信号HdがHighレベルに変化した時点とは、溶接ワイヤ1の先端と母材2とが複数回の衝突を繰り返しても、まだスラグが除去されていない状態が継続している場合である。溶接ワイヤ1が母材2と最初に衝突するまでの時間は、例えば0.5秒程度である。そして、衝突を50回繰り返す時間は、例えば0.5秒程度である。この場合には、基準時間は0.5+0.5=1.0秒に設定される。実際には、初期時間は、0.5から2.0秒程度に設定される。
定常正送ピーク値設定回路FSCRは、予め定めた定常正送ピーク値設定信号Fscrを出力する。定常逆送ピーク値設定回路FRCRは、予め定めた定常逆送ピーク値設定信号Frcrを出力する。
定常溶接期間送給速度設定回路FCRは、上記の短絡判別信号Sd、上記の定常正送ピーク値設定信号Fscr及び上記の定常逆送ピーク値設定信号Frcrを入力として、短絡判別信号Sdに基づいて正送期間と逆送期間とが切り換えられ、定常正送ピーク値設定信号Fscrによって定まる定常正送ピーク値Fsc及び定常逆送ピーク値設定信号Frcrによって定まる定常逆送ピーク値Frcから形成される台形波の定常溶接期間送給速度設定信号Fcrを出力する。定常溶接期間送給速度設定信号Fcrについては、図2で詳述する。
初期正送ピーク値設定回路FSIRは、上記の判別信号Hdを入力として、判別信号HdがLowレベルのときは予め定めた標準値となり、判別信号HdがHighレベルのときは予め定めた増加値となる初期正送ピーク値設定信号Fsirを出力する。標準値<増加値である。したがって、増加値に切り換えられると、初期正送ピーク値設定信号Fsirの値が大きくなり、送給速度Fwの振幅が増加する。
初期逆送ピーク値設定回路FRIRは、上記の判別信号Hdを入力として、判別信号HdがLowレベルのときは予め定めた標準値となり、判別信号HdがHighレベルのときは予め定めた増加値となる初期逆送ピーク値設定信号Frirを出力する。標準値<増加値である。したがって、増加値に切り換えられると、初期逆送ピーク値設定信号Frirの絶対値が大きくなり、送給速度Fwの振幅が増加する。
初期周波数設定回路SIRは、上記の判別信号Hdを入力として、判別信号HdがLowレベルのときは予め定めた標準値となり、判別信号HdがHighレベルのときは予め定めた増加値となる初期周波数設定信号Sirを出力する。初期周波数設定信号Sirは、初期期間中の正送期間と逆送期間とを切り換える周波数を設定する信号である。標準値<増加値である。したがって、増加値に切り換えられると、初期周波数設定信号Sirの値は増加する。
初期時間比率設定回路DIRは、上記の判別信号Hdを入力として、判別信号HdがLowレベルのときは予め定めた標準値となり、判別信号HdがHighレベルのときは予め定めた増加値となる初期時間比率設定信号Dirを出力する。初期時間比率設定信号Dirは、初期期間中の正送期間と逆送期間との時間比率を設定する。時間比率=(正送期間の時間長さ)/(正送期間+逆送期間の時間長さ)である。すなわち、初期周波数設定信号Sirの逆数1/Sirによって定まる1周期に占める正送期間の時間比率となる。したがって、正送期間の時間長さ=Dir/Sirであり、逆送期間の時間長さ=(1-Dir)/Sirである。上記において、標準値<増加値である。この結果、増加値に切り換えられると、正送期間の比率が大きくなるので、送給速度Fwの平均値が増加することになる。
初期期間送給速度設定回路FIRは、上記の初期正送ピーク値設定信号Fsir、上記の初期逆送ピーク値設定信号Frir、上記の初期周波数設定信号Sir及び上記の初期時間比率設定信号Dirを入力として、初期周波数設定信号Sir及び初期時間比率設定信号Dirに基づいて正送期間及び逆送期間が定まり、初期正送ピーク値設定信号Fsirによって初期正送ピーク値Fsiが定まり、初期逆送ピーク値設定信号Frirによって初期逆送ピーク値Friが定まる台形波の初期期間送給速度設定信号Firを出力する。初期期間送給速度設定信号Firについては、図2で詳述する。
送給速度設定回路FRは、上記の定常溶接期間送給速度設定信号Fcr、上記の初期期間送給速度設定信号Fir及び上記の初期期間タイマ信号Stiを入力として、初期期間タイマ信号StiがHighレベルである初期期間中は初期期間送給速度設定信号Firを送給速度設定信号Frとして出力し、初期期間タイマ信号StiがLowレベルである定常溶接期間中は定常溶接期間送給速度設定信号Fcrを送給速度設定信号Frとして出力する。
送給制御回路FCは、上記の溶接開始信号St及び上記の送給速度設定信号Frを入力として、溶接開始信号StがHighレベル(溶接開始)のときは送給速度設定信号Frの値に相当する送給速度Fwで溶接ワイヤ1を送給するための送給制御信号Fcを上記の送給モータWMに出力する。
図2は、本発明の実施の形態1に係るアーク溶接制御方法を示す図1の溶接電源における溶接開始時の各信号のタイミングチャートである。同図(A)は溶接開始信号Stの時間変化を示し、同図(B)は送給速度Fwの時間変化を示し、同図(C)は溶接電流Iwの時間変化を示し、同図(D)は溶接電圧Vwの時間変化を示し、同図(E)は電流通電判別信号Cdの時間変化を示し、同図(F)は短絡判別信号Sdの時間変化を示し、同図(G)は初期期間タイマ信号Stiの時間変化を示し、同図(H)は溶接ワイヤ先端と母材表面との距離である溶接ワイヤ先端・母材間距離Lwの時間変化を示し、同図(I)は判別信号Hdの時間変化を示す。以下、同図を参照して溶接開始時における各信号の動作について説明する。
同図(B)に示すように、送給速度Fwは、0よりも上側が正送期間となり、下側が逆送期間となる。送給速度Fwは、初期期間Ti中は図1の初期期間送給速度設定信号Firによって制御され、所定の周波数で正送期間と逆送期間とが切り換えられる。他方、送給速度Fwは、定常溶接期間Tc中は図1の定常溶接期間送給速度設定信号Fcrによって制御され、短絡期間とアーク期間とに同期して正送期間と逆送期間とが切り換えられる。送給速度Fwは、台形波状に変化している。送給速度Fwの平均値は正の値となり、溶接ワイヤ1は平均的には正送されている。
溶接開始時の時刻t1においては、溶接ワイヤ1の先端と母材2の表面とは離れているので、同図(H)に示すように、溶接ワイヤ先端・母材間距離Lwは正の値となる。時刻t1時点におけるLwの値は2~20mm程度である。同図(A)に示す溶接開始信号StがHighレベルとなる時刻t1から同図(E)に示す電流通電判別信号CdがHighレベルとなる時刻t7までの期間が初期期間Tiとなり、それ以降の期間が定常溶接期間Tcとなる。
[時刻t1~t7の初期期間Tiの動作]
時刻t1において、同図(A)に示すように、溶接開始信号StがHighレベル(溶接開始)に変化すると、同図(G)に示すように、初期期間タイマ信号StiがHighレベルに変化して初期期間Tiが開始する。同時に、溶接電源が起動されるので、同図(D)に示すように、溶接電圧Vwは最大出力電圧値(70V程度)の無負荷電圧値になる。溶接ワイヤ1の先端と母材2の表面とは離れているので、同図(C)に示すように、溶接電流Iwは通電しない。同時に、同図(B)に示すように、溶接ワイヤ1の送給が開始される。
同図(B)に示すように、初期期間Ti中の送給速度Fwに対しては、所定の初期周波数Si[Hz]で正送期間と逆送期間とを交互に繰り返す正逆送給制御が行われる。初期周波数Siは、図1の初期周波数設定信号Sirの標準値(100Hz程度)によって設定される。初期期間中の正送期間及び逆送期間は、図1の初期周波数設定信号Sirの標準値及び初期時間比率設定信号Dirの標準値(55%程度)によって設定される。
時刻t1~t2の正送期間中の送給速度Fwは、0から所定の変化率で加速し、所定の初期正送ピーク値Fsiに到達するとその値を維持し、所定の期間が経過すると所定の変化率で0まで減速する。初期正送ピーク値Fsiは、図1の初期正送ピーク値設定信号Fsirの標準値(25m/min程度)によって設定される。時刻t2~t3の逆送期間中の送給速度Fwは、0から所定の変化率で加速し、所定の負の値である初期逆送ピーク値Friに到達するとその値を維持し、所定の期間が経過すると所定の変化率で0まで減速する。初期逆送ピーク値Friは、図1の初期逆送ピーク値設定信号Frirの標準値(-21m/min程度)によって設定される。時刻t1~t3の期間が1周期となり、初期周波数Siの逆数1/Siとなる。
同図(H)に示すように、溶接ワイヤ先端・母材間距離Lwは、時刻t1~t2の正送期間中は次第に短くなり、時刻t2~t3の逆送期間中は次第に長くなる。但し、時刻t3時のLwの値は、時刻t1時点のLwの値よりも短くなっている。これは、1周期あたりの送給速度Fwの平均値が正の値になるように波形パラメータが調整されているからである。時刻t3~t4の周期においても、上記と同様の動作を繰り返す。同図においては、時刻t1~t4の2周期分だけ描画しているが、実際には、この期間は最初に衝突が発生するまでの数十周期となる。
同図(B)に示すように、時刻t4~t42の正送期間中の時刻41において、溶接ワイヤ1の先端が母材2の表面と接触(衝突)すると、同図(H)に示すように、溶接ワイヤ先端・母材間距離Lw=0となる。しかし、溶接ワイヤ1の先端にスラグが付着しているために、非導通接触状態となる。このために、同図(C)に示すように、溶接電流Iwは通電せず、同図(D)に示すように、溶接電圧Vwは無負荷電圧値のままである。時刻t41~t42の正送期間中の溶接ワイヤ先端・母材間距離Lwは0のままである。続く時刻t42~t5の逆送期間中は、溶接ワイヤ先端・母材間距離Lwは0から次第に長くなる。同図においては、時刻t4~t5の1周期分だけ描画しているが、実際には、この期間は数十周期となる。また、この期間中の送給速度Fwの波形は、溶接ワイヤ1と母材2との短絡期間中も送給経路にあそびがあるために台形波のままとなる。スラグがほとんど付着していない場合又はそれほど付着していない場合は、溶接ワイヤ1と母材2との初回又は数回の衝突でアークが発生することが多い。
時刻t5において、時刻t1の初期期間Tiの開始時点からの経過時間が予め定めた基準時間以上になると、同図(I)に示すように、スラグが除去されていない状態が継続していると判別して判別信号HdがHighレベルに変化する。これに応動して、同図(B)に示すように、送給速度Fwの波形パラメータは以下のように変化し、振幅及び/又は平均値が1.2~1.5倍程度増加する。初期正送ピーク値Fsiは図1の初期正送ピーク値設定信号Fsirの増加値に増加し、初期逆送ピーク値Friは図1の初期逆送ピーク値設定信号Frirの増加値に増加し、初期周波数Siは図1の初期周波数設定信号Sirの増加値に増加し、初期時間比率Diは図1の初期時間比率設定信号Dirの増加値に増加する。これらの波形パラメータは、全てが増加値に変化する必要はなく、少なくとも一つが増加値に変化して、送給速度Fwの振幅及び/又は平均値が増加すれば良い。そして、同図(B)に示すように、時刻t5~t52の正送期間中の時刻51において、溶接ワイヤ1の先端が母材2の表面と接触(衝突)すると、同図(H)に示すように、溶接ワイヤ先端・母材間距離Lw=0となる。しかし、溶接ワイヤ1の先端にスラグが付着しているために、非導通接触状態が継続している。このために、同図(C)に示すように、溶接電流Iwは通電せず、同図(D)に示すように、溶接電圧Vwは無負荷電圧値のままである。時刻t51~t52の正送期間中の溶接ワイヤ先端・母材間距離Lwは0のままである。続く時刻t52~t6の逆送期間中は、溶接ワイヤ先端・母材間距離Lwは0から次第に長くなる。同図においては、時刻t5~t6の1周期分だけ描画しているが、実際には、この期間はアークが発生するまでの数周期~数十周期となる。この期間中は、送給速度Fwの振幅及び/又は平均値が増加するために、溶接ワイヤ1の先端と母材2との衝突時の衝撃が強くなり、スラグの除去作用が増大する。この結果、スラグの付着状態がひどい場合でも、有効にスラグを除去することができる。しかし、このようにすると、図1の送給モータWMへのストレスが大きくなり寿命が短くなるおそれがある。このために、最初から送給速度Fwの振幅及び/平均値を大きくすることを避けて、基準時間が経過したときにのみ大きくするようにしている。スラグの付着状態がひどくない場合は、基準時間が経過するまでの複数回の衝突によってアークが発生することが多い。
同図(B)に示すように、時刻t6からの正送期間中の時刻t7において、溶接ワイヤ1の先端が母材2の表面と再び接触(衝突)すると、同図(H)に示すように、溶接ワイヤ先端・母材間距離Lw=0となる。溶接ワイヤ1の先端に付着したスラグは前周期までの衝突によって削り取られて除去されたために、今回の接触では導通接触状態(短絡状態)となる。このために、同図(C)に示すように、溶接電流Iwが通電を開始し、同図(D)に示すように、溶接電圧Vwは、無負荷電圧値から低下して数Vの短絡電圧値となる。これに応動して、時刻t7において、同図(E)に示すように、電流通電判別信号CdがHighレベル(通電)となるので、同図(G)に示すように、初期期間タイマ信号StiがLowレベルに変化して初期期間Tiが終了する。同時に、同図(I)に示すように、判別信号HdもLowレベルに変化する。時刻t7において、同図(F)に示すように、短絡判別信号SdはHighレベル(短絡)となる。
[時刻t7以降の定常溶接期間Tcの動作]
時刻t7において短絡状態となると、同図(C)に示すように、予め定めたホットスタート電流値(200~500A程度)の溶接電流Iwが通電する。ホットスタート電流は、時刻t7~t91の予め定めたホットスタート期間中通電する。
時刻t7に電流通電判別信号CdがHighレベルに変化してから予め定めた遅延期間が経過した時刻t8において、同図(B)に示すように、送給速度Fwは正送から逆送に切り換えられて、所定の定常逆送ピーク値Frcまで急加速し、その値を維持する。上記の遅延期間は1~10ms程度に設定される。遅延期間を0にして、遅延しないようにしても良い。この遅延は、溶接ワイヤ1が母材2に接触したときに、初期アークを円滑に発生させるために設けている。
時刻t9において上記のホットスタート電流の通電によって、アーク3が発生すると、同図(D)に示すように、溶接電圧Vwは数十Vのアーク電圧値に急増し、これに応動して、同図(F)に示すように、短絡判別信号SdはLowレベル(アーク)に変化する。逆送ピーク期間中に短絡判別信号SdがLowレベル(アーク)に変化すると、同図(B)に示すように、送給速度Fwは正送期間への移行を開始する。送給速度Fwは、時刻t9から所定の変化率で減速されて、時刻t10において0となる。逆送減速期間中の時刻t91において、同図(C)に示すように、溶接電流Iwはホットスタート電流値からアーク負荷に応じて変化するアーク電流値に減少する。上述したように、時刻t7~t91のホットスタート期間は所定値であるので、ホットスタート期間が終了する時点において、送給速度Fwがどの期間になっているかは不確定である。時刻t9~t11の期間がアーク期間となる。
時刻t10から正送期間に入り、所定の変化率で0から加速され、所定の定常正送ピーク値Fscに達するとその値を維持する。正送ピーク期間中の時刻t11において、短絡が発生すると、同図(D)に示すように、溶接電圧Vwは数Vの短絡電圧値に急減し、同図(F)に示すように、短絡判別信号SdはHighレベル(短絡)に変化する。これに応動して、同図(B)に示すように、送給速度Fwは逆送期間への移行を開始する。送給速度Fwは、時刻t11~t12の期間中に所定の変化率で減速して0となる。同図(C)に示すように、溶接電流Iwは時刻t11~13の短絡期間中に次第に増加する。
時刻t12から逆送期間に入り、所定の変化率で0から加速され、所定の定常逆送ピーク値Frcに達するとその値を維持する。時刻t13において、逆送によってアークが発生すると、同図(D)に示すように、溶接電圧Vwは数十Vのアーク電圧値に急増し、同図(F)に示すように、短絡判別信号SdはLowレベル(アーク)に変化する。これに応動して、同図(B)に示すように、送給速度Fwは正送期間への移行を開始する。送給速度Fwは、時刻t13~t14の期間中に所定の変化率で減速して0となる。同図(C)に示すように、溶接電流Iwはアーク期間中に次第に減少する。
溶接ワイヤ先端・母材間距離Lwの変化は以下のようになる。初めて導通状態(短絡状態)になる時刻t7からアークが発生する時刻t9までは、Lw=0となる。時刻t9~t10の逆送減速期間中は、Lwの値は0から次第に長くなる。時刻t10~t11までの正送期間中は、Lwの値は次第に短くなり0となる。時刻t11~t13の期間中は、Lwの値は0のままである。時刻t13~t14の逆送減速期間中は、Lwの値は次第に長くなる。
実施の形態1によれば、初期期間中に、スラグが除去されていない状態が継続していると判別したときは、それ以降の初期期間中は前記送給速度の振幅及び/又は平均値を増加させる。判別は、初期期間の経過時間が基準時間以上になったことによって行う。スラグの付着状態がひどいために、溶接ワイヤと母材との衝突を複数回繰り返してもアークが発生しない場合が生じる。本実施の形態では、このような状態を判別したときは、送給速度の振幅及び/又は平均値を増加させることによって、衝突の衝撃を強くして、スラグの除去作用を大きくしている。この結果、本実施の形態では、スラグの付着状態がひどい場合にも、確実にアークスタートさせることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2の発明は、初期期間中に送給速度の振幅及び/又は平均値を増加させるタイミングを、送給モータのトルクが基準トルク以上になったことに基づいて行うものである。
図3は、本発明の実施の形態2に係るアーク溶接制御方法を実施するための溶接電源のブロック図である。同図は上述した図1と対応しており、同一ブロックには同一符号を付してそれらの説明は繰り返さない。同図は、図1にモータ電流検出回路IMDを追加し、図1の判別回路HDを第2判別回路HD2に置換したものである。以下、同図を参照してこれらのブロックについて説明する。
モータ電流検出回路IMDは、送給モータWMのモータ電流を検出して、モータ電流検出信号Imdを出力する。このモータ電流検出信号Imdは、送給モータWMのトルクと比例関係にあるので、トルクを検出していることになる。
第2判別回路HD2は、上記の初期期間タイマ信号Sti及び上記のモータ電流検出信号Imdを入力として、以下の1)又は2)のいずれかの処理を行い、判別信号Hdを出力する。
1)初期期間タイマ信号StiがHighレベルであるときに、モータ電流検出信号Imdの値が基準電流値(基準トルク)以上に変化したことによって溶接ワイヤ1と母材2との衝突を判別する。そして、初回の衝突の判別から所定時間(0.5~1.5秒程度)が経過するとHighレベルとなり、初期期間タイマ信号StiがLowレベルに変化するとLowレベルになる判別信号Hdを出力する。
2)初期期間タイマ信号StiがHighレベルであるときに、モータ電流検出信号Imdの値が基準電流値(基準トルク)以上に変化したことによって溶接ワイヤ1と母材2との衝突を判別する。そして、衝突の判別回数が所定回数(50~150回程度)に達するとHighレベルとなり、初期期間タイマ信号StiがLowレベルに変化するとLowレベルになる判別信号Hdを出力する。
図3における各信号のタイミングチャートは上述した図2と同一であるので、省略する。但し、時刻t5において判別信号HdがHighレベルとなるタイミングが、第2判別回路HD2によって行われる点が異なっている。
上述した実施の形態2によれば、送給速度の振幅及び/平均値を増大させるタイミングの判別を、初期期間中に送給モータのトルクが基準トルク以上になったことに基づいて行う。このようにすると、溶接ワイヤと母材との衝突が所定回数行われてもアークが発生しない場合に送給速度の振幅及び/平均値を増加させるので、送給モータへのストレスを必要最少減に留めることができる。さらに、送給開始時の溶接ワイヤ先端・母材間距離のばらつきによる最初の衝突までの時間のばらつきに影響されることがないので、アークスタートに要する時間を短くすることができ、生産性を向上させることができる。
1 溶接ワイヤ
2 母材
3 アーク
4 溶接トーチ
5 送給ロール
CD 電流通電判別回路
Cd 電流通電判別信号
DIR 初期時間比率設定回路
Dir 初期時間比率設定信号
DV 駆動回路
Dv 駆動信号
E 出力電圧
Ea 誤差増幅信号
ED 出力電圧検出回路
Ed 出力電圧検出信号
EI 電流誤差増幅回路
Ei 電流誤差増幅信号
ER 出力電圧設定回路
Er 出力電圧設定信号
EV 電圧誤差増幅回路
Ev 電圧誤差増幅信号
FC 送給制御回路
Fc 送給制御信号
FCR 定常溶接期間送給速度設定回路
Fcr 定常溶接期間送給速度設定信号
FIR 初期期間送給速度設定回路
Fir 初期期間送給速度設定信号
FR 送給速度設定回路
Fr 送給速度設定信号
Frc 定常逆送ピーク値
FRCR 定常逆送ピーク値設定回路
Frcr 定常逆送ピーク値設定信号
Fri 初期逆送ピーク値
FRIR 初期逆送ピーク値設定回路
Frir 初期逆送ピーク値設定信号
Fsc 定常正送ピーク値
FSCR 定常正送ピーク値設定回路
Fscr 定常正送ピーク値設定信号
Fsi 初期正送ピーク値
FSIR 初期正送ピーク値設定回路
Fsir 初期正送ピーク値設定信号
FW 送給速度
HD 判別回路
Hd 判別信号
HD2 第2判別回路
ID 電流検出回路
Id 電流検出信号
IHR ホットスタート電流設定回路
Ihr ホットスタート電流設定信号
IMD モータ電流検出回路
Imd モータ電流検出信号
Iw 溶接電流
Lw 溶接ワイヤ先端・母材間距離
PM 電源主回路
SD 短絡判別回路
Sd 短絡判別信号
Si 初期周波数
SIR 初期周波数設定回路
Sir 初期周波数設定信号
ST 溶接開始回路
St 溶接開始信号
STI 初期期間タイマ回路
Sti 初期期間タイマ信号
SW 電源特性切換回路
Tc 定常溶接期間
Ti 初期期間
VD 電圧検出回路
Vd 電圧検出信号
Vw 溶接電圧
WL リアクトル
WM 送給モータ

Claims (3)

  1. 溶接を開始する際に、溶接ワイヤの送給開始時点から溶接電流の通電開始時点までの初期期間中は、送給速度を正送期間と逆送期間とに交互に切り換える正逆送給制御を行うアーク溶接制御方法において、
    前記初期期間中に、スラグが除去されていない状態が継続していると判別したときは、それ以降の前記初期期間中は前記送給速度の振幅及び/又は平均値を増加させる、
    ことを特徴とするアーク溶接制御方法。
  2. 前記判別を、前記初期期間の経過時間が基準時間以上になったことによって行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアーク溶接制御方法。
  3. 前記判別を、前記初期期間中に送給モータのトルクが基準トルク以上になったことに基づいて行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアーク溶接制御方法。
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