JP2023014783A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】最適な制御を行える洗濯機を提供する。【解決手段】本発明の洗濯機は、筐体と、筐体内に備えられる外槽10と、外槽10に内挿され洗濯物を投入する投入口を備えた内槽と、外槽10に洗剤及び液体を供給する給液ユニットと、給液ユニットからの洗剤及び液体が通る給液ホース30とを備え、外槽10は、給液ホース30が接続されるとともに、横方向から給液される給液接続口25が接続され、給液接続口25から外槽10に入る流路25sは、一部狭くなる形状26が形成されている。【選択図】図8
Description
本発明は、洗濯機に関する
ドラム式洗濯乾燥機は、洗濯に際して、給水ユニットから洗剤と水を洗濯槽に入れる接続口がある。接続口は本体の左上後部に設けられている。
そして、給水口と洗濯槽との間には、乾燥工程時の蒸気が給水ユニットに入らないように逆止弁が設けられている。
そして、給水口と洗濯槽との間には、乾燥工程時の蒸気が給水ユニットに入らないように逆止弁が設けられている。
給水ユニットから洗濯槽には、洗剤と水が上の接続給水口から下の洗濯槽に供給される。そこで、水と洗剤が勢いよく洗濯槽内に入ってドラム槽にかからないように、S字状に管路を形成している。
上述の接続口の構成について、特許文献1、2に記載がある。
特許文献1は、図1に図示されるように、乾燥行程において、高温多湿な乾燥空気が洗剤ケース(16)内に侵入するのを防止し、洗剤ケース(16)からの結露水の滴下をなくし、水蒸気の漏れをなくすために、給水蛇腹ホースをS字に曲げたトラップ管(給水経路27)を設けている。そして、給水蛇腹ホース(給水経路27)を外槽(3)に接続する向きが下向きである構成が記載されている。
特許文献1は、図1に図示されるように、乾燥行程において、高温多湿な乾燥空気が洗剤ケース(16)内に侵入するのを防止し、洗剤ケース(16)からの結露水の滴下をなくし、水蒸気の漏れをなくすために、給水蛇腹ホースをS字に曲げたトラップ管(給水経路27)を設けている。そして、給水蛇腹ホース(給水経路27)を外槽(3)に接続する向きが下向きである構成が記載されている。
特許文献2には、図3に図示されるように、給水された水が、外槽(2)の底部に流れるように、溝(55)が設けられた給水経路(50)が形成されている。そして、給水された水が外槽(2)の底部に設けた電導度センサ(4)に流れるようにしている。
ところで、特許文献1は、給水蛇腹ホース(給水経路27)を外槽(3)に接続する向きが下である。しかし、スペースの関係から洗剤ケース(16)と給水蛇腹ホース(給水経路27)との接続が横に変更になった場合、高水圧でたくさんの水が一気に流れ込んだ時に、外槽(3)に設けた流路に当たり、回転ドラム(1)の側に飛散してしまう場合がある。そして、回転ドラム(1)内の衣類に洗剤が付着していくと、電導度センサによる判定が狂うおそれがある。また、給水蛇腹ホースをS字に曲げたトラップ管(給水経路27)を設けたので、大きくスペースをとっている。
このようなことから、従来のドラム式洗濯乾燥機では、洗濯に用いる水硬度、洗濯水に含まれる洗剤量、すすぎ具合、脱水具合等精確に把握できておらず、洗い方、運転制御等、必ずしも最適なドラム式洗濯乾燥機の制御ができていない。
本発明の目的は、上述の課題を解決し、最適な制御を行える洗濯機を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明の洗濯機は、筐体と、前記筐体内に備えられる外槽と、前記外槽に内挿され洗濯物を投入する投入口を備えた内槽と、前記外槽に洗剤及び液体を供給する給液ユニットと、前記給液ユニットからの前記洗剤及び前記液体が通る給液ホースとを備え、前記外槽は、前記給液ホースが接続されるとともに、横方向から給液される給液接続口が接続され、前記給液接続口から前記外槽に入る流路は、一部狭くなる形状が形成されている。
本発明によれば、最適な制御を行える洗濯機を提供することができる。
以下、本発明の実施例について添付の図面を参照しつつ説明する。同様の構成要素には同様の符号を付し、同様の説明は繰り返さない。
本発明の各種の構成要素は必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、一の構成要素が複数の部材から成ること、複数の構成要素が一の部材から成ること、或る構成要素が別の構成要素の一部であること、或る構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複することなどを許容する。
図1に、本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機Dの外観斜視図を示す。
図2に、実施形態に係るドラム式洗濯機Dの筐体1を除いた内部の機体を左上後方から見た斜視図を示す。
図2に、実施形態に係るドラム式洗濯機Dの筐体1を除いた内部の機体を左上後方から見た斜視図を示す。
図3Aに、実施形態に係るドラム式洗濯機Dの筐体1と外槽10の上に設置される制御ユニット20、給水ユニット21Uおよび乾燥ユニット22を除いた機体を左前方から見た斜視図を示す。
図3Bに、実施形態に係るドラム式洗濯機Dの筐体1と外槽10の上に設置される制御ユニット20、給水ユニット21Uおよび乾燥ユニット22を除いた機体を左下前方から見た斜視図を示す。
図4に、実施形態に係るドラム式洗濯機Dの筐体1と外槽10の上に設置される制御ユニット20、給水ユニット21Uおよび乾燥ユニット22を除いた機体を右前方から見た斜視図を示す。
まず、説明に用いる各方向を定義する。本実施形態では、ドラム式洗濯機Dを使用者の視点の水平方向を左右方向、高さ方向を上下方向、奥行き方向を前後方向とする。
図1に示すドラム式洗濯機Dは、筐体1で外郭が形成されている。筐体1は、両側面と背面を形成する筐体本体1bと、アンダープレート(図示せず)と、ドア2の後方に位置する前面カバー1aと、上面カバー1cとで構成されている。
筐体本体1bは、両側面と背面とが一体の鋼板でU字状に形成されている。アンダープレート(図示せず)は、筐体本体1bの下方に配置されている。前面カバー1aは、筐体本体1bの前面を覆っている。上面カバー1cは、上部に配置されている。
筐体本体1bは、両側面と背面とが一体の鋼板でU字状に形成されている。アンダープレート(図示せず)は、筐体本体1bの下方に配置されている。前面カバー1aは、筐体本体1bの前面を覆っている。上面カバー1cは、上部に配置されている。
筐体1の前面カバー1aの前方には、ドア2が開閉可能に配置されている。ドア2は、前面カバー1aの左端部に設けたヒンジで開閉可能に支持されている。ドア2は、右上のドア開放取っ手2aを手前に引くことで、ロック機構が外れて手前に向かって開く。一方、ドア2を前面カバー1aに押し付けることでロックされて閉じる。
図2、図3Aに示すように、ドラム式洗濯機Dの筐体1の内部には、水を溜める外槽10が備えられている。
外槽10は、洗濯物を収容するためのドラム11を内挿する。外槽10は、円筒状の胴板10dと後板10u(外槽の底板)とを有している。
外槽10は、洗濯物を収容するためのドラム11を内挿する。外槽10は、円筒状の胴板10dと後板10u(外槽の底板)とを有している。
図5に、実施形態に係るドラム式洗濯機Dの筐体1と、外槽10の上に設置される制御ユニット20、給水ユニット21U、および乾燥ユニット22を除いた機体を左上後方から見た斜視図を示す。
外槽10は、ばね(図示せず)を介して筐体1(図1参照)の左右から吊るされ、外槽10の重心が筐体1の中央に配置されるようにしている。外槽10の下部は、筐体1に固定される防振部材12で支持されている。
外槽10は、ばね(図示せず)を介して筐体1(図1参照)の左右から吊るされ、外槽10の重心が筐体1の中央に配置されるようにしている。外槽10の下部は、筐体1に固定される防振部材12で支持されている。
外槽10の前部外周には、円筒状のソーカバー10cが設置されている。
図4に示すように、ドラム11は、円筒状のドラム胴板11dと平板である底板11sとを有している。
ドラム11には、ドラム11内の洗濯水を外槽10に排水するための複数個の脱水孔11aが設けられている。
図4に示すように、ドラム11は、円筒状のドラム胴板11dと平板である底板11sとを有している。
ドラム11には、ドラム11内の洗濯水を外槽10に排水するための複数個の脱水孔11aが設けられている。
図3Aに示すように、ドラム11の内周面には、複数個のバッフル14が備えられている。バッフル14は、ドラム11内に投入された衣類を持ち上げるための部材である。
バッフル14は、ドラム11の周方向に間隔をおいて配置され、ドラム11の前後方向に延びるように設置されている。
バッフル14は、ドラム11の周方向に間隔をおいて配置され、ドラム11の前後方向に延びるように設置されている。
ドア2の後方に配置される前面カバー1a(図1参照)は、外槽10(図3A参照)の開口部11k(投入口)と同中心に、衣類を出し入れするための円形の開口部1a1(図1参照)を有している。
図1に示すドア2には、操作スイッチ等を配置した操作部3が備えられている。操作部3は、ガラスタッチパネル方式となっており、筐体1の内部に備えられている制御ユニット20(図2参照)に電気的に接続している。
筐体1の背面上部には水道栓からドラム式洗濯機Dに給水(給液)するための図示しない給水ホース接続口が備えられている。
図5に示す外槽10の後部には、ドラム11と接続された回転軸4を回転自在に支持している。回転軸4には、プーリー5が接続されている。プーリー5には、ベルト6を介してモータ13が接続されている。モータ13は、ベルト6、プーリー5、回転軸4を介してドラム11(図3A参照)を回転駆動している。回転軸4は、水平または略水平になっている。回転軸4が水平または略水平なので、海外向けの機種とできる。
図2に示すように、外槽10の上部には、制御ユニット20を備えている。制御ユニット20は、後記する電導度センサ19の検出信号等が入力され、該検出信号等に基づきドラム式洗濯機Dを統括的に制御する。
図3Aに示す外槽10の開口部10aと筐体1の投入口1a1(図1参照)は、前後方向に主に伸縮するベローズ15により接続される。ベローズ15は、環状の弾性部材で成形され、ドア2を閉めることで、ドア2とドラム11とを水封する。また、筐体1の投入口1a1(図1参照)、外槽10の開口部10a、およびドラム11の開口部11kは連通している。
そして、ドア2を開くことで、投入口1a1、開口部10a、および開口部11kを介して、ドラム11内に対しての衣類の出し入れが可能となっている。
そして、ドア2を開くことで、投入口1a1、開口部10a、および開口部11kを介して、ドラム11内に対しての衣類の出し入れが可能となっている。
ソーカバー10cの手前下部には、排水口10h(図6A参照)が設けられている。排水口10hには、排水ホース8が接続されている。
図3Bに示す外槽10の下部に備えられた排水ホース8の排水経路には、排水ポンプ8p(図3B参照)が備えられている。排水ポンプ8pが動作しない場合には外槽10に給水した水が外槽10内に貯留する。一方、排水ポンプ8pを動作させた場合には外槽10の洗濯水が排水ホース8からドラム式洗濯機Dの機外に排水される。
図3Bに示す外槽10の下部に備えられた排水ホース8の排水経路には、排水ポンプ8p(図3B参照)が備えられている。排水ポンプ8pが動作しない場合には外槽10に給水した水が外槽10内に貯留する。一方、排水ポンプ8pを動作させた場合には外槽10の洗濯水が排水ホース8からドラム式洗濯機Dの機外に排水される。
ドラム式洗濯機Dは、排水ポンプ8pが備えられ、洗濯水を排出する排出弁は備えないので、洗濯水の排出位置がドラム式洗濯機Dより高い位置にある場合にも、排水ポンプ8pを稼働して洗濯水を排出することができる。
<給水ユニット21U>
図2に示すように筐体1内の後部には、給水弁21、シャワー弁21a、およびメイン弁21bを備えた給水ユニット21Uが備えられている。
給水弁21とシャワー弁21aが開くと、シャワー弁21aから流入した水は、前側(図2の矢印α11)と後側(図2の矢印α12)とに分岐する。
分岐した前側は、図2の矢印α11に示すように、図3Aに示すソーカバー10cの前部の前給水口k1からシャワーとして外槽10の内部に流入する。
図2に示すように筐体1内の後部には、給水弁21、シャワー弁21a、およびメイン弁21bを備えた給水ユニット21Uが備えられている。
給水弁21とシャワー弁21aが開くと、シャワー弁21aから流入した水は、前側(図2の矢印α11)と後側(図2の矢印α12)とに分岐する。
分岐した前側は、図2の矢印α11に示すように、図3Aに示すソーカバー10cの前部の前給水口k1からシャワーとして外槽10の内部に流入する。
分岐した後側は、図2の矢印α12に示すように、外槽10のダクト部k2からシャワーとして流入する。
図2に示す給水ユニット21には、洗剤を収容するための洗剤収容部21eと、仕上剤を収容するための仕上剤収容部21fを備えている。給水ユニット21の洗剤収容部21eと仕上剤収容部21fは、前側に引き出せる。そして、予め引き出した状態で使用者は洗剤及び仕上剤をそれぞれ洗剤収容部21e、仕上剤収容部21fに投入する。
図2に示す給水ユニット21には、洗剤を収容するための洗剤収容部21eと、仕上剤を収容するための仕上剤収容部21fを備えている。給水ユニット21の洗剤収容部21eと仕上剤収容部21fは、前側に引き出せる。そして、予め引き出した状態で使用者は洗剤及び仕上剤をそれぞれ洗剤収容部21e、仕上剤収容部21fに投入する。
洗濯時において、給水弁21とメイン弁21bとを開くと、給水ホース接続口から水が流入し、図2の矢印α21に示すように、洗剤収容部21e、給水蛇腹ホース30を介して、後部給水口k3から外槽10に給水される。洗剤収容部21e、仕上剤収容部21fには、それぞれ使用者によって予め洗剤、仕上げ剤が入れられている。洗剤は、メイン弁21bから供給される水と共に外槽10内に投入される。
すすぎ時には、供給された水と共に、仕上剤収容部21fから、給水蛇腹ホース30を介して、仕上剤が外槽10内に投入される。
すすぎ時には、供給された水と共に、仕上剤収容部21fから、給水蛇腹ホース30を介して、仕上剤が外槽10内に投入される。
<排水経路>
図3Bに示す外槽10の下部に備えられた排水ホース8の排水経路には、排水ポンプ8pが備えられている。排水ポンプ8pが動作しない場合には外槽10に給水した水が外槽10内に貯留する。一方、排水ポンプ8pを動作させた場合には外槽10の洗濯水が排水ホース8からドラム式洗濯機Dの機外に排水される。
ドラム式洗濯機Dは、排水ポンプ8pが備えられ、洗濯水を排出する排出弁は備えないので、洗濯水の排出位置がドラム式洗濯機Dより高い位置にある場合にも、洗濯水を排出することができる。
図3Bに示す外槽10の下部に備えられた排水ホース8の排水経路には、排水ポンプ8pが備えられている。排水ポンプ8pが動作しない場合には外槽10に給水した水が外槽10内に貯留する。一方、排水ポンプ8pを動作させた場合には外槽10の洗濯水が排水ホース8からドラム式洗濯機Dの機外に排水される。
ドラム式洗濯機Dは、排水ポンプ8pが備えられ、洗濯水を排出する排出弁は備えないので、洗濯水の排出位置がドラム式洗濯機Dより高い位置にある場合にも、洗濯水を排出することができる。
図2に示すように、筐体1(図1参照)内の外槽10の上部には、衣類の乾燥を行う乾燥ユニット22が備えられている。乾燥ユニット22は、空気を加熱するヒータが配置された加熱部22aと、加熱部22aに空気を送風するための送風ファン22bとを備えている。
制御ユニット20、給水ユニット21U、および乾燥ユニット22は、筐体1の前後方向に延びて配置されている。
<電導度センサ19>
図6Aに、ドラム11等を除いた外槽10を右上から見た斜視図を示す。図6Bに、外槽10のセンサ載置凹部10sに設置した電導度センサ19の斜視図を示す。
ソーカバー10cの手前下部は、排水口10hが設置された下方に凹んだ排水凹部10oが設けられている。
外槽10の底部には、ヒータ17を載置するためのヒータ載置凹部10pが扁平な前後方向に長い直方体形状に凹設されている。
図6Aに、ドラム11等を除いた外槽10を右上から見た斜視図を示す。図6Bに、外槽10のセンサ載置凹部10sに設置した電導度センサ19の斜視図を示す。
ソーカバー10cの手前下部は、排水口10hが設置された下方に凹んだ排水凹部10oが設けられている。
外槽10の底部には、ヒータ17を載置するためのヒータ載置凹部10pが扁平な前後方向に長い直方体形状に凹設されている。
外槽10のヒータ載置凹部10pの左前部に隣接して、センサ載置凹部10sが扁平な直方体形状を有して下方に凹んで形成されている。
センサ載置凹部10sには、図6Bに示す電導度センサ19が設置されている。電導度センサ19は、電極19dがほぼ対称に対向して設置されている。電導度センサ19は、対向する電極19d間に液体があることで導通し、液体の電導度を検出する。
電導度センサ19が洗濯水の電導度を測ることにより、洗濯に用いる水の硬度、外槽10に投入される洗剤量、すすぎ具合、脱水の進行程度等を測定できる。
電導度センサ19が洗濯水の電導度を測ることにより、洗濯に用いる水の硬度、外槽10に投入される洗剤量、すすぎ具合、脱水の進行程度等を測定できる。
<後部給水口k3>
図7に、ドラム式洗濯機Dの筐体1と、外槽10の上に設置される制御ユニット20、給水ユニット21U、および乾燥ユニット22を除いた機体の一部(後部給水筒25の断面を含む)を後方から見た後面図を示す。外槽10から横方向に延びて円筒状の後部給水筒25が形成されている。
後部給水口k3は、外槽10から横方向に延びる円筒状の後部給水筒25の先端部に形成されている。
図7に、ドラム式洗濯機Dの筐体1と、外槽10の上に設置される制御ユニット20、給水ユニット21U、および乾燥ユニット22を除いた機体の一部(後部給水筒25の断面を含む)を後方から見た後面図を示す。外槽10から横方向に延びて円筒状の後部給水筒25が形成されている。
後部給水口k3は、外槽10から横方向に延びる円筒状の後部給水筒25の先端部に形成されている。
ところで、後部給水口k3を通して高水圧でたくさんの水が一気に流れ込んだ場合、外槽10に設けた流路に当たり、洗濯槽のドラム11側に飛散してしまう事象が発生する。そして、ドラム11内の衣類に洗濯水と洗剤が付着した場合、電導度センサ19による洗剤を測定するための電導度の判定が狂ってしまうおそれがある。
そこで、本ドラム式洗濯機Dでは、後記するように、外槽10にある給水接続口の後部給水筒25(給液接続口)の流路の形状において、水が流れ込んだ時に勢いを殺すような形状で対応している。
そこで、本ドラム式洗濯機Dでは、後記するように、外槽10にある給水接続口の後部給水筒25(給液接続口)の流路の形状において、水が流れ込んだ時に勢いを殺すような形状で対応している。
<給水蛇腹ホース30>
図5に示すように、後部給水口k3には、給水蛇腹ホース30が接続されている。つまり、横方向に延びる後部給水筒25は、一方端部が外槽10に接続され、他方端部に給水蛇腹ホース30が接続されている。
図8に、図5のI方向矢視図を示す。なお、図8では、給水蛇腹ホース30の曲管状の出水部30dは内部を断面で示している。
給水蛇腹ホース30は、直管形状の入水部30aとU字状曲げのトラップ30bと蛇腹部30cと曲管状の出水部30dとを有している。給水蛇腹ホース30は、U字状曲げのトラップ30bを有するので小型となっている。
図5に示すように、後部給水口k3には、給水蛇腹ホース30が接続されている。つまり、横方向に延びる後部給水筒25は、一方端部が外槽10に接続され、他方端部に給水蛇腹ホース30が接続されている。
図8に、図5のI方向矢視図を示す。なお、図8では、給水蛇腹ホース30の曲管状の出水部30dは内部を断面で示している。
給水蛇腹ホース30は、直管形状の入水部30aとU字状曲げのトラップ30bと蛇腹部30cと曲管状の出水部30dとを有している。給水蛇腹ホース30は、U字状曲げのトラップ30bを有するので小型となっている。
入水部30aは、外槽10の後部給水口k3に供給するための洗濯時の水と洗剤、すすぎ時の水と仕上げ剤等が給水ユニット21Uを通って流入する。
U字状曲げのトラップ30bは、略U字形状を有するトラップである。U字状曲げのトラップ30bは、一度水が入ることでトラップが形成され、外槽10と外部空間(室内)を遮断する。U字状曲げのトラップ30bにより、外槽10からの蒸気の外部空間(室内)への漏出を防止または抑制する。蒸気は、ドラム式洗濯機Dでの温水運転、乾燥運転で発生する。
U字状曲げのトラップ30bは、略U字形状を有するトラップである。U字状曲げのトラップ30bは、一度水が入ることでトラップが形成され、外槽10と外部空間(室内)を遮断する。U字状曲げのトラップ30bにより、外槽10からの蒸気の外部空間(室内)への漏出を防止または抑制する。蒸気は、ドラム式洗濯機Dでの温水運転、乾燥運転で発生する。
蛇腹部30cは、脱水時の外槽10の振動動作に対して、蛇腹形状が伸縮して外槽10の変位を吸収する。
出水部30dは、蛇腹部30cに続いて形成され、図5に示すように、蛇腹部30cと後部給水口k3とに接続するように曲管形状を有している。
出水部30dは、蛇腹部30cに続いて形成され、図5に示すように、蛇腹部30cと後部給水口k3とに接続するように曲管形状を有している。
<後部給水筒25>
図7に示すように、後部給水筒25は外槽10に一体に形成されている。
後部給水筒25は、一方端縁に後部給水口k3が形成され、他方端部は外槽10に接続されている。
図7に示すように、後部給水筒25は外槽10に一体に形成されている。
後部給水筒25は、一方端縁に後部給水口k3が形成され、他方端部は外槽10に接続されている。
<狭路壁26>
図9に、図7のII-II断面図を示す。
後部給水筒25の外槽10への接続部25s近傍の外槽10内には、後部給水筒25の流路r1を狭める狭路壁26が形成されている。つまり、狭路壁26は、図8、図9に示すように、外槽10に入る流路r1を絞りながら背面側の外槽10の後板10u(外槽の底板)に向ける形状を有している(図9の白抜き矢印α10)。
図9に、図7のII-II断面図を示す。
後部給水筒25の外槽10への接続部25s近傍の外槽10内には、後部給水筒25の流路r1を狭める狭路壁26が形成されている。つまり、狭路壁26は、図8、図9に示すように、外槽10に入る流路r1を絞りながら背面側の外槽10の後板10u(外槽の底板)に向ける形状を有している(図9の白抜き矢印α10)。
狭路壁26は、後部給水筒25の流路r1の前部(図8、図9に示す流路r1の右側)から中央部に突出した形状に形成されている。狭路壁26により、後部給水筒25の流路r1の断面積が一部狭くなっている。そのため、後部給水筒25を流れる洗濯水は、狭路壁26によって、図9の白抜き矢印α10のように、外槽10の後板10uに向かうように案内される。
洗濯水が外槽10の後板10uに向かうように案内されることで、後部給水筒25から供給される洗濯水が、ドラム11のドラム胴板11d(図3A参照)にかかることが抑制される。
洗濯水が外槽10の後板10uに向かうように案内されることで、後部給水筒25から供給される洗濯水が、ドラム11のドラム胴板11d(図3A参照)にかかることが抑制される。
<外槽10の後板10uに形成される流路27>
図10に、外槽10の後板10uと後部給水筒25の断面を前方から見た図を示す。
後部給水筒25に連続して、外槽10の後板10uに後部給水筒25と前後方向にほほ同じ位置に位置する、または、より後方(図9の後部給水筒25の左側)に位置する流路27が下方に向けて形成されている。外槽10の後板10uに形成される流路27は、溝形状を有している。流路27を形成する土手部27dは、外槽10の後板10uから、前方のドラム11の底板11s(図4参照)に接触しない高さに形成されている。
図10に、外槽10の後板10uと後部給水筒25の断面を前方から見た図を示す。
後部給水筒25に連続して、外槽10の後板10uに後部給水筒25と前後方向にほほ同じ位置に位置する、または、より後方(図9の後部給水筒25の左側)に位置する流路27が下方に向けて形成されている。外槽10の後板10uに形成される流路27は、溝形状を有している。流路27を形成する土手部27dは、外槽10の後板10uから、前方のドラム11の底板11s(図4参照)に接触しない高さに形成されている。
つまり、外槽10の後板10uに形成される流路27は、後方側(図9の後部給水筒25の左側)に凹ませた流路としている。外槽10の後板10uの流路27の一段凹ませた形状は、ドラム11の底板11s(図4参照)に沿わせたまたは対向した状態して、洗濯水がドラム11のドラム胴板11d(図3A参照)側に行かないようにしている。
ドラム胴板11d(図3A参照)には、複数個の脱水孔11aがあるため、洗濯水が脱水孔11aを通してドラム11内の衣類にかかると、衣類の汚れが洗濯水に染み出し、電導度センサ19による洗濯水の電導度の検出に誤差が発生するからである。
ドラム胴板11d(図3A参照)には、複数個の脱水孔11aがあるため、洗濯水が脱水孔11aを通してドラム11内の衣類にかかると、衣類の汚れが洗濯水に染み出し、電導度センサ19による洗濯水の電導度の検出に誤差が発生するからである。
ドラム11の底板11s(図4参照)には穴が開いていないため、多少の洗濯水の飛散は問題ない。ただし、洗濯水の飛散が少しずれるとドラム胴板11d(図3A参照)側に飛散し、脱水孔11aを通してドラム11内の衣類にかかるおそれがあるので、可能な限り行かない形状にしている。
図10に示す流路27は、斜め下方に向かって延びる第1流路27aと、第1流路27aに連続して下方に延びる第2流路27bとを有している。
<案内壁27a1>
第1流路27aの開始位置に、斜め下向きの案内壁27a1(図10参照)が外槽10の後板10uから前方に突出して形成されている。案内壁27a1は、外槽10の後板10uに図9に示す狭路壁26の側端縁26c近くまで前方に突出して形成されている。
<案内壁27a1>
第1流路27aの開始位置に、斜め下向きの案内壁27a1(図10参照)が外槽10の後板10uから前方に突出して形成されている。案内壁27a1は、外槽10の後板10uに図9に示す狭路壁26の側端縁26c近くまで前方に突出して形成されている。
後板10uに形成される案内壁27a1(ガイド)には、後部給水筒25から外槽10内に流出する洗濯水(図10の矢印α11参照)が衝突(当接)する。そして、案内壁27a1に当たった洗濯水は、図10の矢印α12に示すように、下方に向かって案内され、勢いが弱められる。これにより、後部給水筒25から供給される洗濯水(図10の矢印α11)が、流路27の第1流路27a1を流れ勢いが弱まった洗濯水とされ(図10の矢印α13)、ドラム11のドラム胴板11d(図3A参照)にかかることが防止または抑制される。
流路27の第1流路27aを流れる洗濯水は、第1流路27aに続き鉛直方向に延びる第2流路27bに沿って下方向かって流れる(図10の矢印α14)。
こうして、水と洗剤は、ドラム11内にある衣類にかかることなく外槽10の底部に流し込まれ(図6Aの矢印β1)、図6Aに示す電導度センサ19が設置されるセンサ載置凹部10sに貯留される。
こうして、水と洗剤は、ドラム11内にある衣類にかかることなく外槽10の底部に流し込まれ(図6Aの矢印β1)、図6Aに示す電導度センサ19が設置されるセンサ載置凹部10sに貯留される。
上記構成によれば、後部給水筒25からの洗濯水の勢いを弱めるために、上方に向かう形状の案内壁27a1を作っていること、ドラム11のドラム胴板11d(図3A参照)側に飛散しないように、外槽10の後板10uに溝形状の流路27(図10参照)を形成することによって、水と洗剤をドラム槽11内にある衣類にかけずに外槽10底部の電導度センサ19がある場所に流し込む。
これにより、電導度センサ19による判定値がしっかり見ることができる。そのため、電導度センサ19による誤検知防止または誤検知抑制の効果を奏する。
これにより、電導度センサ19による判定値がしっかり見ることができる。そのため、電導度センサ19による誤検知防止または誤検知抑制の効果を奏する。
そのため、電導度センサ19による洗濯水の精確かつ正確な判定が可能であり、意図した洗濯の制御を的確に行われ、洗浄性能を向上できる。
以上のことから、ドラム式洗濯機Dの最適な洗濯制御を行える。
以上のことから、ドラム式洗濯機Dの最適な洗濯制御を行える。
<<その他の実施形態>>
1.前記実施形態では、液性質検知手段として、電導度センサ19を例に挙げて説明したが、電導度センサ19以外の汚れ検知センサ等の液性質検知手段も本明に適用できる。
1.前記実施形態では、液性質検知手段として、電導度センサ19を例に挙げて説明したが、電導度センサ19以外の汚れ検知センサ等の液性質検知手段も本明に適用できる。
2.本発明は、前記した実施形態、変形例の構成に限られることなく、添付の特許請求の範囲内で様々な変形形態、具体的形態が可能である。
1 筐体
10 外槽
10u 外槽の底板(後板)
11 ドラム(内槽)
11k 開口部(投入口
11s 底板(後板)
19 電導度センサ(液性質検知手段)
21U 給水ユニット(給液ユニット)
25 後部給水筒(給液接続口)
25s 接続部(液接続口から外槽に入る流路)
26 狭路壁(一部狭くする形状)
27 流路(液ガイド流路)
27a1 案内壁(ガイド)
30 給水蛇腹ホース(給液ホース)
30b U字状曲げのトラップ(U字状の形状)
D ドラム式洗濯機(洗濯機)
10 外槽
10u 外槽の底板(後板)
11 ドラム(内槽)
11k 開口部(投入口
11s 底板(後板)
19 電導度センサ(液性質検知手段)
21U 給水ユニット(給液ユニット)
25 後部給水筒(給液接続口)
25s 接続部(液接続口から外槽に入る流路)
26 狭路壁(一部狭くする形状)
27 流路(液ガイド流路)
27a1 案内壁(ガイド)
30 給水蛇腹ホース(給液ホース)
30b U字状曲げのトラップ(U字状の形状)
D ドラム式洗濯機(洗濯機)
Claims (5)
- 筐体と、前記筐体内に備えられる外槽と、前記外槽に内挿され洗濯物を投入する投入口を備えた内槽と、前記外槽に洗剤及び液体を供給する給液ユニットと、前記給液ユニットからの前記洗剤及び前記液体が通る給液ホースとを備え、
前記外槽は、前記給液ホースが接続されるとともに、横方向から給液される給液接続口が接続され、
前記給液接続口から前記外槽に入る流路は、一部狭くなる形状が形成されている
ことを特徴とする洗濯機。 - 請求項1に記載の洗濯機において、
前記外槽の平板状の底板には、前記給液接続口から流入した液体を上方に向かうように案内するガイドが形成されている
ことを特徴とする洗濯機。 - 請求項1に記載の洗濯機において、
前記外槽の平板状の底板には、前記内槽の後板に沿った前記液体と前記洗剤が流れる溝形状の液ガイド流路が形成されている、
ことを特徴とする洗濯機。 - 請求項1に記載の洗濯機において、
前記外槽の底部に、液性質検知手段が設けられている
ことを特徴とする洗濯機。 - 請求項1に記載の洗濯機において、
前記給液ホースは、U字状の形状のトラップを有している
ことを特徴とする洗濯機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021118940A JP2023014783A (ja) | 2021-07-19 | 2021-07-19 | 洗濯機 |
PCT/JP2022/014573 WO2023002711A1 (ja) | 2021-07-19 | 2022-03-25 | 洗濯機 |
CN202280026730.1A CN117098889A (zh) | 2021-07-19 | 2022-03-25 | 洗衣机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021118940A JP2023014783A (ja) | 2021-07-19 | 2021-07-19 | 洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023014783A true JP2023014783A (ja) | 2023-01-31 |
Family
ID=85130717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021118940A Pending JP2023014783A (ja) | 2021-07-19 | 2021-07-19 | 洗濯機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023014783A (ja) |
CN (1) | CN117098889A (ja) |
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2021
- 2021-07-19 JP JP2021118940A patent/JP2023014783A/ja active Pending
-
2022
- 2022-03-25 CN CN202280026730.1A patent/CN117098889A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
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CN117098889A (zh) | 2023-11-21 |
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