JP2023013011A - 信号処理装置、信号処理方法および信号処理プログラム - Google Patents

信号処理装置、信号処理方法および信号処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】生体試料から得られた信号から、所望の信号成分を分離する技術を提供する。【解決手段】信号処理装置は、時系列データである第1信号D11,第2信号D12を取得する第1信号取得部51,第2信号取得部52と、第1信号D11,第2信号D12から第1処理済信号D21,第2処理済信号D22を取得する第1信号処理部53,第2信号処理部54と、第1処理済信号D21と第2処理済信号D22との差分である分離信号D3を取得する差分処理部55とを有する。第1信号処理部53,第2信号処理部54が、第1信号D11,第2信号D12に対し少なくとも標準化処理を行うことにより、第1信号D11と第2信号D12とのスケールを適切に合わせることができる。これにより、第2信号D12が、第1信号D11に比例する信号と、当該信号よりも微小な信号とが重畳した信号である場合、微小な信号の成分を適切に抽出することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、生体試料から得られた信号を処理するための信号処理装置、信号処理方法および信号処理プログラムに関する。
生体試料から信号を取得および解析する生体計測の分野において、得られる信号には、複数の成分が重畳されたものがある。このような信号から各成分を分離する方法が、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1の方法では、2つの信号の周波数等の性質の違いを利用して、周波数制限フィルタや平均化処理フィルタを用いて信号の分離を行っている。
国際公開第2011/074702号 特開2020-150852号公報
特許文献1の方法において、周波数制限フィルタを用いる場合、対象の信号の周波数帯域が予めわかっている必要がある。このため、周波数帯域が未知の信号に対しては対応が困難となる。また、特許文献1の方法において、平均化フィルタを用いる場合、平均化によってリアルタイム性が低下したり、微小な信号変動の検出が困難になったりするという問題が生じる。
一方、電気生理学の分野において、単一あるいは集団における細胞イオンチャネルの挙動を解明するイオンチャネル検出装置が知られている。イオンチャネル検出装置として、パッチクランプ法を用いた細胞内活動電位検出装置や、微小多電極アレイ(MEA,Multi Electrode Array)法を用いた細胞外活動電位検出装置が広く使用されている。通常のパッチクランプ法やMEA法といった測定法では、細胞内外の活動電位のみが計測される。
特許文献2には、微小多電極アレイ(MEA)法の応用として、神経細胞の細胞外活動電位由来の電圧成分と、神経伝達物質由来の電流成分とを同時に計測する手法が記載されている。このとき、計測した電流値に細胞外活動電位由来の電圧成分に対応した電流成分が重畳する場合がある。このような計測電流値を特許文献1の方法を用いて細胞外活動電位由来の成分と神経伝達物質由来の成分とに分離しようとすると、微小な電流成分である神経伝達物質由来の電流成分を抽出するのは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、生体試料から得られた信号から、所望の信号成分を分離する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、2つの生体信号を処理するための信号処理装置であって、時系列データである第1信号を取得する第1信号取得部と、時系列データである第2信号を取得する第2信号取得部と、前記第1信号に対し、少なくとも標準化処理を行い、第1処理済信号を取得する第1信号処理部と、前記第2信号に対し、少なくとも標準化処理を行い、第2処理済信号を取得する第2信号処理部と、前記第1処理済信号と前記第2処理済信号との差分である分離信号を取得する差分処理部と、を有する。
本願の第2発明は、第1発明の信号処理装置であって、前記第1信号処理部は、前記第1信号を対数化処理をした後に標準化処理を行って前記第1処理済信号を取得し、前記第2信号処理部は、前記第2信号を対数化処理をした後に標準化処理を行って前記第2処理済信号を取得する。
本願の第3発明は、第2発明の信号処理装置であって、前記第1信号は神経細胞の細胞外電位の計測値であり、前記第2信号は神経細胞の細胞外電流の計測値である。
本願の第4発明は、2つの生体信号を処理するための信号処理方法であって、a)時系列データである第1信号を取得する第1信号取得工程と、b)時系列データである第2信号を取得する第2信号取得工程と、c)前記第1信号に対し少なくとも標準化処理を行って第1処理済信号を取得する第1信号処理工程と、d)前記第2信号に対し少なくとも標準化処理を行って第2処理済信号を取得する第2信号処理工程と、e)前記第1処理済信号と前記第2処理済信号との差分である分離信号を取得する差分処理工程と、を含む。
本願の第5発明は、第4発明の信号処理方法であって、前記工程c)において、前記第1信号を対数化処理をした後に標準化処理をして前記第1処理済信号を取得し、前記工程d)において、前記第2信号を対数化処理をした後に標準化処理をして前記第2処理済信号を取得する。
本願の第6発明は、第5発明の信号処理方法であって、前記第1信号は神経細胞の細胞外電位の計測値であり、前記第2信号は神経細胞の細胞外電流の計測値である。
本願の第7発明は、コンピュータに2つの生体信号を処理させるためのプログラムであって、コンピュータに、A)時系列データである第1信号を取得する第1信号取得工程と、B)時系列データである第2信号を取得する第2信号取得工程と、C)前記第1信号に対し少なくとも標準化処理を行って第1処理済信号を取得する第1信号処理工程と、D)前記第2信号に対し少なくとも標準化処理を行って第2処理済信号を取得する第2信号処理工程と、E)前記第1処理済信号と前記第2処理済信号との差分である分離信号を取得する差分処理工程と、を実行させる。
本願の第8発明は、第7発明のプログラムであって、前記工程C)において、前記第1信号を対数化処理をした後に標準化処理をして前記第1処理済信号を取得し、前記工程D)において、前記第2信号を対数化処理をした後に標準化処理をして前記第2処理済信号を取得する。
本願の第9発明は、第8発明のプログラムであって、前記第1信号は神経細胞の細胞外電位の計測値であり、前記第2信号は神経細胞の細胞外電流の計測値である。
本願の第1発明~第9発明によれば、標準化することにより、第1信号と第2信号とのスケールを適切に合わせることができる。第2信号が、第1信号に比例する信号と、当該信号よりも微小な信号とが重畳した信号である場合、第1信号と第2信号とが近似した形状となり、微小な信号の成分は、2つの信号の僅かな形状の差として現れる。このため、標準化して第1信号と第2信号のスケールを適切に合わせて差分をとることにより、微小な信号の成分を適切に抽出することができる。
特に、本願の第2発明、第5発明および第8発明によれば、第1信号および第2信号をそのまま標準化するのではなく、計測データを対数化してから用いる。対数化することにより、微小な信号の重み付けが大きくなる。これにより、微小な信号がより抽出しやすくなる。
特に、本願の第3発明、第6発明および第9発明によれば、第1信号は神経細胞の細胞外活動電位に対応する信号であり、第2信号は、第1信号とおおよそ比例する神経細胞の細胞外活動電位由来の電流成分と、当該電流成分よりも微小な成分である神経伝達物質由来の電流成分とが含まれる。したがって、本発明の手法が特に有用である。
第1実施形態に係る計測システムの電気的な接続を示した概略図である。 第1実施形態に係る細胞保持容器の斜視図である。 第1実施形態に係る信号処理部の機能ブロック図である。 第1実施形態に係る信号処理部で行われる信号処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における第1信号、第2信号および分離信号を概念的に示した図である。 一変形例に係る信号処理の流れを示すフローチャートである。 他の変形例に係る信号処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において細胞保持容器の底面に平行な方向を「水平方向」、水平方向に直交する方向を「上下方向」と称する。しかしながら、細胞保持容器の使用時の姿勢は、細胞保持容器の底面が必ずしも水平方向とならなくてもよい。
<1.第1実施形態>
<1-1.計測システム>
まず、本発明の第1実施形態に係る信号処理装置1を含む計測システム100について、図1を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る計測システム100の電気的な接続を示した概略図である。この計測システム100は、細胞保持容器20内に収容された細胞または組織の電気的特性を計測し、計測データを処理するためのシステムである。
ここで、「細胞」とは、後述する細胞保持容器20内で培養された細胞だけでなく、細胞保持容器20内に収容された、脳スライス試料等の生体組織の細胞も含まれる。計測システム100において、計測対象となる細胞は、例えば、ドーパミン作動性神経細胞や、セロトニン作動性神経細胞等の神経細胞である。
計測システム100は、細胞保持容器20と、計測装置30と、信号処理装置1とを有する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る細胞保持容器20の斜視図である。細胞保持容器20は、内部に細胞および培地を収容および保持するとともに、保持された細胞の電気的特性を計測するための細胞保持容器の一実施形態である。本実施形態の細胞保持容器20は、内部で細胞を培養するとともに、培養された細胞の電気的特性を計測するための容器である。具体的には、本発明の細胞保持容器20は、計測装置30とともに用いられ、細胞保持容器20内で培養された細胞の細胞外電圧と電圧印加時電流とが計測される。
図2に示すように、細胞保持容器20は、カップ状の内面90を有する本体部9と、複数の配列電極81と、複数の周縁電極82と、挿入電極83とを有する。細胞保持容器20の内部の空間900には、細胞および培地が保持される。なお、細胞保持容器20内に保持される試料は、細胞および保存液、生体組織および培地、生体組織および保存液等であってもよい。
本体部9の内面90は、平らな底面91と、底面91の縁部から上方に延びる側面92を有する。本実施形態の本体部9は有底円筒状である。しかしながら、本体部9は、カップ状であれば、底面が楕円形、四角形等の他の形状であってもよいし、底部が半球状であってもよい。細胞の培養時には、底面91の中央を中心として、細胞が播かれる。これにより、底面91の中央を中心として細胞が配置される。
複数の配列電極81および複数の周縁電極82はそれぞれ、底面91に固定される。複数の配列電極81は、底面91の中央において、2次元的に配列される。本実施形態では、電極部8は縦4列、横4列に配列された16個の配列電極81を有する。なお、図2中で符号の付されていない電極はすべて配列電極81である。また、配列電極81には、例えば、表面がカーボンナノチューブの薄膜により覆われたカーボンナノチューブ電極が用いられる。
複数の周縁電極82は、底面91の周縁部に配置される。すなわち、周縁電極82はそれぞれ、複数の配列電極81の外側に配置される。本実施形態では、電極部8は、周方向に等間隔に配置された4個の周縁電極82を有する。また、周縁電極82には、例えば、カーボンナノチューブ電極が用いられる。
挿入電極83は、本体部9の空間900に挿入された電極である。本実施形態では、挿入電極83は、鉛直方向に延びる円柱状の電極である。また、本実施形態では、挿入電極83は、複数の配列電極81よりも外側に配置される。なお、挿入電極83は、底面91上に載置される板状の電極であってもよいし、空間900内に配置できれば、その形状は問わない。挿入電極83は、例えば、白金(Pt)により形成される。
図1に示すように、これらの電極81,82,83のうちの一部が、計測装置30と接続する第1作用電極21、対向電極22、参照電極23および第2作用電極24として用いられる。具体的には、複数の配列電極81のうちの1つが、第1作用電極21として用いられる。挿入電極83が、対向電極22として用いられる。複数の周縁電極82のうちの1つが、参照電極23として用いられる。また、複数の配列電極81のうちの他の1つが、第2作用電極24として用いられる。
ここで、細胞を細胞保持容器20内に配置する際には、細胞と接触する領域内に第1作用電極21および第2作用電極24が配置されるように、細胞を配置する。具体的には、細胞保持容器20内で細胞を培養する場合には、第1作用電極11および第2作用電極14の上に重なるように細胞を播く。なお、細胞の培養後に、配列電極81の中で、その上面を細胞が十分に覆っているものの中から、第1作用電極21および第2作用電極24を設定してもよい。一方、計測対象が組織である場合には、第1作用電極21および第2作用電極24の双方を覆うように、当該組織を配置する。
一方、細胞を細胞保持容器20内に配置する際に、少なくとも参照電極23が細胞配置領域外に配置されるように、細胞を配置する。すなわち、周縁電極82の少なくとも1つの上に細胞が配置されないように、細胞を配置する。
計測装置30は、電圧監視回路31と、電流検出回路32と、電圧検出回路33と、電流値演算部34とを有する。電圧監視回路31、電流検出回路32および電圧検出回路33は、例えば、1つの基板上に配置される。
電圧監視回路31は、第1作用電極21と対向電極22との間に電圧を印加するとともに、第1作用電極21と参照電極23との間の印加電圧を監視する、電圧源付きの回路である。電圧監視回路31は、第1作用電極21-対向電極22間の電圧に比例した電圧である監視電圧Vmを出力する。
電流検出回路32は、第1作用電極21と接続され、第1作用電極21を流れる電流を検出する。電流検出回路32は、第1作用電極21-対向電極22間の電流に比例した電圧値を有する電流検出電圧Viを出力する。
電圧検出回路33は、参照電極23と第2作用電極24との間の電圧を検出する。電圧検出回路33は、第2作用電極24-参照電極23間の電圧に比例した電圧である検出電圧Vvを出力する。
電流値演算部34には、電圧監視回路31が検出した監視電圧Vmと、電流検出回路32の出力電圧である電流検出電圧Viとが入力される。電流値演算部34は、監視電圧Vmおよび電流検出電圧Viに基づいて、第1作用電極21を流れる電流の電流値に対応する検出電流Itを算出する。
信号処理部10は、計測装置30によって検出された検出電圧Vvと、検出電流Itとから、検出電流Itに含まれる神経伝達物質由来の電流成分Inを分離する。信号処理部10の具体的な構成については、後述する。
電流値演算部34および信号処理部10は、例えば、パーソナルコンピュータ40により実現される。また、本実施形態の信号処理装置1は、信号処理部10を有するパーソナルコンピュータ40によって構成される。なお、本実施形態において、電流値演算部34と信号処理部10とは、同じパーソナルコンピュータ40によって実現されるが、本発明はこの限りではない。電流値演算値34と信号処理部10とがそれぞれ異なるパーソナルコンピュータによって実現されてもよい。また、電流値演算値34は、電圧監視回路31、電流検出回路32および電圧検出回路33と同じ基板上に備えられたマイクロコントローラであってもよい。
パーソナルコンピュータ40は、CPU等の演算処理部401、RAM等のメモリ402、およびハードディスクドライブ等の記憶部403から構成される。パーソナルコンピュータ40の記憶部403には、信号処理プログラムPが記憶されている。パーソナルコンピュータ40の演算処理部401は、信号処理プログラムPを実行する。これにより、信号処理部10の後述する信号処理が実現される。すなわち、これにより、電流値演算部34および信号処理部10が実現される。
信号処理プログラムPは、例えば、信号処理プログラムPが記憶された記憶媒体Mから読み出されて、コンピュータ40の記憶部403に記憶される。記憶媒体Mは、例えば、CD-ROM、DVD-ROM、フラッシュメモリなどである。ただし、信号処理プログラムPは、ネットワークを介してコンピュータ40に入力されてもよい。
また、パーソナルコンピュータ40は、ディスプレイ装置等からなる表示部41と、キーボードやマウス等からなる入力部42と接続されている。
<1-2.信号処理装置>
次に、信号処理装置1を構成する信号処理部10について、図3を参照しつつ説明する。図3は、信号処理部10の機能ブロック図である。
信号処理部10は、2つの生体信号である第1信号D11および第2信号D12を処理する。具体的には、信号処理部10は、第1信号D11を用いて、第2信号D12から、第1信号D11と比例する成分を除去し、他の成分を分離・抽出する。この信号処理部10は、計測装置30によって検出された検出電圧Vvの時系列データを第1信号D11、計測装置30によって算出された検出電流Itの時系列データを第2信号D12として処理を行う。
図3に示すように、信号処理部10は、動作制御上実現される処理部として、第1信号取得部51と、第2信号取得部52と、第1信号処理部53と、第2信号処理部54と、差分処理部55とを有する。
第1信号取得部51には、計測装置30において計測を行っている間、計測装置30から検出電圧Vvが入力される。第1信号取得部51は、検出電圧Vvの時系列データVv(t)を第1信号D11として取得する。
第2信号取得部52には、計測装置30において計測を行っている間、計測装置30から検出電流Itが入力される。第2信号取得部52は、検出電流Itの時系列データIt(t)を第2信号D12として取得する。検出電流It(t)は、検出電圧Vv(t)と同じタイミングで取得された電流検出電圧Viに対応する時系列データである。なお、取得された第2信号D12が第1信号D11と逆位相である場合、第1信号取得部51および第2信号取得部52は、第1信号D11と第2信号D12のいずれか一方を反転させて位相を揃える。
第1信号処理部53は、第1信号D11に対して、少なくとも標準化処理を行って第1処理済信号D21を取得する。本実施形態では、第1信号処理部53は、第1信号D11に対して、対数化処理をした後に標準化処理を行って第1処理済信号D21を取得する。
第2信号処理部54は、第2信号D12に対して、少なくとも標準化処理を行って第2処理済信号D22を取得する。本実施形態では、第2信号処理部54は、第2信号D12に対して、対数化処理をした後に標準化処理を行って第2処理済信号D22を取得する。
差分処理部55は、第1処理済信号D21と第2処理済信号D22との差分である分離信号D3を取得する。
以下に、信号処理部10における信号処理の流れを、図4および図5を参照しつつ説明する。図4は、信号処理部10で行われる信号処理の流れを示すフローチャートである。図5は、検出電圧Vv(t)、検出電流It(t)および分離信号Z(t)を概念的に示した図である。
まず、計測装置30において計測を行っている間、計測装置30から信号処理部10に、検出電圧Vvと、検出電流Itとが同時に入力される(ステップS1)。このとき、第1信号取得部51は、検出電圧Vvの時系列データVv(t)を第1信号D11として取得する。第2信号取得部52は、検出電流Itの時系列データIt(t)を第2信号D12として取得する。なお、取得された第2信号D12が第1信号D11と逆位相である場合、第1信号取得部51および第2信号取得部52は、第1信号D11と第2信号D12のいずれか一方を反転させて位相を揃える。
すなわち、ステップS1は、時系列データである第1信号D11を取得する第1信号取得工程と、時系列データである第2信号D12を取得する第2信号取得工程とを含む。
計測装置30における計測が完了すると、第1信号取得部51は、第1信号処理部53に第1信号D11を引き渡す。また、第2信号取得部52は、第2信号処理部54に第2信号D12を引き渡す。
検出電圧Vv(t)と、検出電流It(t)とは、同じ期間(時間軸における期間)における細胞外電位と細胞外電流とに相当する時系列データである。検出電圧Vv(t)は、神経細胞の細胞外活動電位に対応する。また、検出電流It(t)には、神経細胞の細胞外活動電位由来の電流成分Iv(t)と、神経伝達物質由来の電流成分In(t)とが含まれる。ここで、細胞外活動電位由来の電流成分Iv(t)は、細胞外活動電位由来の検出電圧Vv(t)とおおよそ比例する。
以下の工程においては、このことを利用して、検出電流It(t)から細胞外活動電位由来の電流成分Iv(t)を差し引いて、神経伝達物質由来の電流成分In(t)を抽出する。
次に、第1信号処理部53は、入力された第1信号D11に対して対数化処理を行って、第1対数化信号を算出する(ステップS2)。第1信号D11をVv(t)、第1信号D11を対数化した第1対数化信号をX1(t)で示すと、以下のように示される。
Figure 2023013011000002
なお、第1信号処理部53は、第1信号D11がゼロまたは負の値を持つ場合に、第1対数化信号の算出前に、第1信号D11の補正を行ってもよい。具体的には、Vv(t)≦0となるデータ期間(時間軸における期間)が存在する場合に、常にVv(t)+K1>0となるような定数K1をすべての期間について第1信号D11に加算する。
続いて、第1信号処理部53は、算出した第1対数化信号に対して標準化処理を行って、第1処理済信号D21を取得する(ステップS3)。そして、第1信号処理部53は、取得した第1処理済信号D21を、差分処理部55に引き渡す。
ステップS3において、具体的には、まず、第1対数化信号X1(t)のデータ期間(時間軸における期間)における平均値x1および分散値σ1をそれぞれ算出する。そして、以下の式のように、第1処理済信号D21を算出する。なお、以下の式では、第1処理済信号D21をY1(t)で示す。
Figure 2023013011000003
ステップS2およびステップS3は、第1信号D11に対し少なくとも標準化処理を行って第1処理済信号D21を取得する第1信号処理工程を構成する。本実施形態においては、ステップS2,S3の第1信号処理工程において、第1信号D11を対数化処理した後に標準化処理をして第1処理済信号D21を取得する。
ステップS2~S3に続いて、または、ステップS2~S3と並行して、ステップS4~S5が行われる。ステップS4では、第2信号処理部54は、入力された第2信号D12に対して対数化処理を行って、第2対数化信号を算出する。第2信号D12をIt(t)、第2信号D12を対数化した第2対数化信号をX2(t)で示すと、以下のように示される。
Figure 2023013011000004
なお、第2信号処理部54は、第2信号D12がゼロまたは負の値を持つ場合に、第1対数化信号の算出前に、第2信号D12の補正を行ってもよい。具体的には、It(t)≦0となるデータ期間(時間軸における期間)が存在する場合に、常にIt(t)+K2>0となるような定数K2をすべての期間について第2信号D12に加算する。
続いて、第2信号処理部54は、算出した第2対数化信号に対して標準化処理を行って、第2処理済信号D22を取得する(ステップS5)。そして、第2信号処理部54は、取得した第2処理済信号D22を、差分処理部55に引き渡す。
ステップS5において、具体的には、まず、第2対数化信号X2(t)のデータ期間における平均値x2および分散値σ2をそれぞれ算出する。そして、以下の式のように、第2処理済信号D22を算出する。なお、以下の式では、第2処理済信号D22をY2(t)で示す。
Figure 2023013011000005
ステップS4およびステップS5は、第2信号D12に対し少なくとも標準化処理を行って第2処理済信号D22を取得する第2信号処理工程を構成する。本実施形態においては、ステップS4,S5の第1信号処理工程において、第2信号D12を対数化処理した後に標準化処理をして第2処理済信号D22を取得する。
ステップS2~S3およびステップS4~S5の完了後、差分処理部55は、第1処理済信号D21と第2処理済信号D22との差分を算出し、分離信号D3を取得する(ステップS6)。ステップS6は、第1処理済信号D21と第2処理済信号D22との差分である分離信号D3を取得する差分処理工程である。分離信号D3をZ(t)で示すと、以下のように示される。
Figure 2023013011000006
前述の通り、第1信号D11である検出電圧Vv(t)は、神経細胞の細胞外活動電位由来の電圧を計測したものである。また、第2信号D12である検出電流It(t)は、神経細胞の細胞外活動電位由来の電流成分Iv(t)と、神経伝達物質由来の電流成分In(t)とが重畳したものである。そして、細胞外活動電位由来の電流成分Iv(t)は、細胞外活動電位由来の検出電圧Vv(t)と略比例する。このため、第2信号D12から、第1信号D11と比例する成分を適切に分離することにより、神経伝達物質由来の電流成分In(t)と対応する信号を得ることができる。
図5には、第1信号D11である細胞外活動電位由来の検出電圧Vv(t)と、第2信号D12である検出電流It(t)と、分離信号D3であるZ(t)とを模式的に示した例が示されている。上述のステップS1~S6に示す信号処理を行うことにより、図5に示すように、第2信号D12に含まれる第1信号D11由来の成分が除去され、第2信号D12のみに含まれる信号成分(神経伝達物質由来の電流成分)In(t)に対応する分離信号Z(t)を得ることができる。
本実施形態では、ステップS3およびステップS5において、第1信号D11由来の信号(第1対数化信号)と、第2信号D12由来の信号(第2対数化信号)とをそれぞれ標準化している。標準化することにより、第1信号D11由来の信号(第1対数化信号)と、第2信号D12由来の信号(第2対数化信号)とのスケールを適切に合わせることができる。
特に、本実施形態のように、第2信号D12(検出電流It(t))が、第1信号D11(検出電圧Vv(t))に比例する信号(電流成分Iv(t))と、当該信号よりも微小な信号(電流成分In(t))とが重畳した信号である場合、第1信号D11と第2信号D12とが相似形となり、微小な信号の成分は、2つの信号の僅かな形状の差として現れる。このため、標準化して第1信号と第2信号のスケールを適切に合わせて差分をとることにより、微小な信号の成分(電流成分In(t))を適切に抽出することができる。
また、本実施形態では、ステップS3およびステップS5の標準化処理を行う前に、ステップS2およびステップS4において対数化処理を行っている。第1信号D11および第2信号D12を対数化することにより、より値の小さな領域の信号の重み付けを大きくして定常性を持たせている。これにより、微小な信号の成分(電流成分In(t))をより適切に抽出することができる。
なお、本実施形態では、第1信号処理部53および第2信号処理部54は、第1信号D11および第2信号D12のデータ期間全体を通して標準化を含む処理を行うが、本発明はこれに限られない。データ処理をするための期間(時間期間)を予め決められた期間(例えば10sec)とし、第1信号D11および第2信号D12を当該期間ごとに分割して標準化を含む処理を行ってもよい。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
図6は、一変形例に係る信号処理の流れを示すフローチャートである。上記の実施形態では、第1信号処理部53および第2信号処理部54が、第1信号D11および第2信号D12を対数化した後に標準化していた。これに対し、図6の例では、第1信号処理部53および第2信号処理部54が、第1信号D11および第2信号に対して対数化処理を行わず、標準化処理のみを行う。
図6の例では、まず、上記の実施形態と同様に、第1信号取得部51および第2信号取得部52がそれぞれ第1信号D11および第2信号D12を取得する(ステップS1A)。
次に、第1信号処理部53が、第1信号D11に標準化処理を行って第1処理済信号D21を取得する(ステップS2A)。また、第2信号処理部54が、第2信号D12に標準化処理を行って第2処理済信号D22を取得する(ステップS3A)。
その後、差分処理部55が、第1処理済信号D21と第2処理済信号D22との差分を算出し、分離信号D3を取得する(ステップS4A)。
図6の例のように、第1信号処理部53および第2信号処理部54が、差分処理(ステップS4A)を行う前に、第1信号D11および第2信号D12に対して少なくとも標準化処理を行っていればよい。この場合であっても、第1信号D11と第2信号D12とのスケールを合わせることにより、第1信号D11と第2信号D12とに共通する成分を適切に除去した分離信号D3を得ることができる。
図7は、他の変形例に係る信号処理の流れを示すフローチャートである。上記の実施形態では、第1信号処理部53および第2信号処理部54が、第1信号D11および第2信号D12を対数化した後に標準化していた。これに対し、図7の例では、第1信号処理部53および第2信号処理部54が、第1信号D11および第2信号に対して標準化処理を行った後に対数化処理を行う。
図7の例では、まず、上記の実施形態と同様に、第1信号取得部51および第2信号取得部52がそれぞれ第1信号D11および第2信号D12を取得する(ステップS1B)。
次に、第1信号処理部53が、第1信号D11に標準化処理を行って第1標準化信号を取得する(ステップS2B)。続いて、第1信号処理部53は、第1標準化信号に対数化処理を行って第1処理済信号D21を取得する(ステップS3B)。
また、第2信号処理部54が、第2信号D12に標準化処理を行って第2標準化信号を取得する(ステップS4B)。続いて、第2信号処理部54は、第1標準化信号に対数化処理を行って第2処理済信号D22を取得する(ステップS5B)。
その後、差分処理部55が、第1処理済信号D21と第2処理済信号D22との差分を算出し、分離信号D3を取得する(ステップS6B)。
第1信号D11と第2信号D12のスケールが大きく異なる場合、このように、先に標準化処理を行った後に対数化処理を行うことにより、第2信号D12に含まれる第1信号D11に相似する成分に対して、スケールの違いによって対数化において重み付けが大きく異なることを抑制できる。
また、上記の実施形態および変形例では、第1信号処理部53および第2信号処理部54が、第1信号D11および第2信号D12に対して、標準化処理のみ、または標準化処理および対数化処理をするものであったが、本発明はこれに限られない。第1信号処理部53および第2信号処理部54は、第1信号D11および第2信号D12に対して、標準化処理と、その他必要な各処理を行ってもよい。
例えば、第1信号処理部53および第2信号処理部54は、第1信号D11および第2信号D12に対して、標準化処理に加えて、既知のノイズの除去処理を行ってもよい。また、処理対象の信号が上述の神経細胞における検出電圧および検出電流以外の信号である場合に、当該信号の性質にあったフィルタリング処理等の信号処理工程が標準化処理に加えて行われてもよい。
また、計測システムの構成や、細胞保持容器の細部の構成については、本願の各図と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 信号処理装置
10 信号処理部
51 第1信号取得部
52 第2信号取得部
53 第1信号処理部
54 第2信号処理部
55 差分処理部
D11 第1信号
D12 第2信号
D21 第1処理済信号
D22 第2処理済信号
D3 分離信号

Claims (9)

  1. 2つの生体信号を処理するための信号処理装置であって、
    時系列データである第1信号を取得する第1信号取得部と、
    時系列データである第2信号を取得する第2信号取得部と、
    前記第1信号に対し、少なくとも標準化処理を行い、第1処理済信号を取得する第1信号処理部と、
    前記第2信号に対し、少なくとも標準化処理を行い、第2処理済信号を取得する第2信号処理部と、
    前記第1処理済信号と前記第2処理済信号との差分である分離信号を取得する差分処理部と、
    を有する、信号処理装置。
  2. 請求項1に記載の信号処理装置であって、
    前記第1信号処理部は、前記第1信号を対数化処理をした後に標準化処理を行って前記第1処理済信号を取得し、
    前記第2信号処理部は、前記第2信号を対数化処理をした後に標準化処理を行って前記第2処理済信号を取得する、信号処理装置。
  3. 請求項2に記載の信号処理装置であって、
    前記第1信号は神経細胞の細胞外電位の計測値であり、
    前記第2信号は神経細胞の細胞外電流の計測値である、信号処理装置。
  4. 2つの生体信号を処理するための信号処理方法であって、
    a)時系列データである第1信号を取得する第1信号取得工程と、
    b)時系列データである第2信号を取得する第2信号取得工程と、
    c)前記第1信号に対し少なくとも標準化処理を行って第1処理済信号を取得する第1信号処理工程と、
    d)前記第2信号に対し少なくとも標準化処理を行って第2処理済信号を取得する第2信号処理工程と、
    e)前記第1処理済信号と前記第2処理済信号との差分である分離信号を取得する差分処理工程と、
    を含む、信号処理方法。
  5. 請求項4に記載の信号処理方法であって、
    前記工程c)において、前記第1信号を対数化処理をした後に標準化処理をして前記第1処理済信号を取得し、
    前記工程d)において、前記第2信号を対数化処理をした後に標準化処理をして前記第2処理済信号を取得する、
    信号処理方法。
  6. 請求項5に記載の信号処理方法であって、
    前記第1信号は神経細胞の細胞外電位の計測値であり、
    前記第2信号は神経細胞の細胞外電流の計測値である、
    信号処理方法。
  7. コンピュータに2つの生体信号を処理させるためのプログラムであって、コンピュータに、
    A)時系列データである第1信号を取得する第1信号取得工程と、
    B)時系列データである第2信号を取得する第2信号取得工程と、
    C)前記第1信号に対し少なくとも標準化処理を行って第1処理済信号を取得する第1信号処理工程と、
    D)前記第2信号に対し少なくとも標準化処理を行って第2処理済信号を取得する第2信号処理工程と、
    E)前記第1処理済信号と前記第2処理済信号との差分である分離信号を取得する差分処理工程と、
    を実行させる、プログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムであって、
    前記工程C)において、前記第1信号を対数化処理をした後に標準化処理をして前記第1処理済信号を取得し、
    前記工程D)において、前記第2信号を対数化処理をした後に標準化処理をして前記第2処理済信号を取得する、
    プログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムであって、
    前記第1信号は神経細胞の細胞外電位の計測値であり、
    前記第2信号は神経細胞の細胞外電流の計測値である、
    プログラム。
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