JP2023012381A - 検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出領域をより変形しやすくできる検出装置を提供する。【解決手段】検出装置1は、フレキシブル基板21と、検出領域AAに設けられた複数の光センサと、フレキシブル基板21の一端に設けられて外部の機器を接続可能な端子831と、フレキシブル基板21に設けられて検出領域AAと端子831との間に位置する駆動回路800、選択回路810及びリセット回路820と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、検出装置に関する。
二次元的な明暗パターンを得るために複数の光センサを利用した検出装置が知られている(例えば特許文献1)。
特開2016-164787号公報
特許文献1に記載の検出装置には、複数の光センサからの出力を伝送する複数の信号線と接続される受光信号読出回路と、複数の光センサと複数の信号線との間に介在するスイッチング素子を動作させる受光センサ操作回路と、が設けられている。受光信号読出回路は、複数の光センサが配置された矩形状の検出領域の一辺に沿って設けられる。従って、当該一辺と交差する方向を軸として検出領域が湾曲又は屈曲するような変形を生じると、受光信号読出回路が破損する可能性が高い。また、受光センサ操作回路は、矩形状の検出領域の他の一辺であって、受光信号読出回路が沿う一辺と直交する一辺に沿って設けられる。従って、当該他の一辺と交差する方向を軸として検出領域が湾曲又は屈曲するような変形を生じると、受光センサ操作回路が破損する可能性が高い。このように、特許文献1に記載の検出装置では、検出領域を変形可能に設けることが困難だった。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたもので、検出領域をより変形しやすくできる検出装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様による検出装置は、フレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の検出領域に設けられた複数の光センサと、前記フレキシブル基板の一端に設けられて外部の機器を接続可能な端子と、前記フレキシブル基板に設けられて前記検出領域と前記端子との間に位置する周辺回路と、を備える。
図1は、検出装置の主要構成を示す模式図である。 図2は、フォトダイオードと、選択回路と、リセット回路と、の関係を示す回路図である。 図3は、検出領域に含まれる複数の部分検出領域の座標と、信号線と、走査線と、接続線と、の関係を示す模式図である。 図4は、フレキシブル基板の一面側に積層される構成によって形成される積層構造を示す模式図である。 図5Aは、図3に示す拡大視領域内のスイッチング素子付近における信号線、走査線、接続線の位置関係を示す平面視点図である。 図5Bは、図5Aに示す3×3の構成のうち、X座標の値とY座標の値が同じ(p)であるもののさらなる拡大図である。 図6は、図5AのA-A´断面図である。 図7は、一般的な検出装置の主要構成を示す模式図である。
以下に、本開示の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本開示の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、検出装置1の主要構成を示す模式図である。検出装置1は、フレキシブル基板21と、検出領域AAに設けられた複数のフォトダイオードPD(図2参照)と、駆動回路800と、選択回路810と、リセット回路820と、端子領域830と、を備える。
フレキシブル基板21は、可撓性を有する基板である。具体的には、フレキシブル基板21は、例えばFPC(Flexible Printed Circuits)である。駆動回路800は、いわゆるゲートドライバである。駆動回路800は、信号を与える対象を順次シフトさせるシフトレジスタ等が組み込まれた回路である。
図2は、フォトダイオードPDと、選択回路810と、リセット回路820と、の関係を示す回路図である。フォトダイオードPDは、個別電極321側がカソードとして機能する。フォトダイオードPDは、共通電極322側がアノードとして機能する。なお、個別電極321がアノードとして機能し、共通電極322がカソードとして機能してもよい。その場合、後述する第1バッファ層37の機能(電子輸送層、ホールブロック層)と第2バッファ層38の機能(ホール輸送層、電子ブロック層)との関係も逆転する。また、フォトダイオードPDは、個別電極321を介して、スイッチング素子Trのソース又はドレインの一方と接続される。また、フォトダイオードPDは、スイッチング素子Trのソース又はドレインの一方と、共通電極322との間で、容量素子Caと並列に接続される。
スイッチング素子Trのソース又はドレインの他方は、複数の信号線SGL(n),SGL(n+1),…のいずれかと接続される。以降、特筆しない限り、信号線SGLという記載は、複数の信号線SGL(n),SGL(n+1),…のいずれかをさす。スイッチング素子Trのゲートは、複数の走査線GCL(m),GCL(m+1),…のいずれかと接続される。以降、特筆しない限り、走査線GCLという記載は、複数の走査線GCL(m),SGL(m+1),…のいずれかをさす。なお、m,nは自然数である。
フォトダイオードPDが光を受けることで生じた電力は、当該フォトダイオードPDと並列に接続された容量素子Caに蓄積される。スイッチング素子Trのゲートに対して駆動信号が与えられると、スイッチング素子Trを介して容量素子Caと信号線SGLとが接続された状態になる。従って、スイッチング素子Trのゲートに駆動信号が与えられるまでの間に行われたフォトダイオードPDによる光の検出結果を示す電力が容量素子Caに蓄えられる。そして、スイッチング素子Trのゲートに駆動信号が与えられることで、容量素子Caの電力に応じて生じた信号がスイッチング素子Tr及び信号線SGLを介して出力される。このように、フォトダイオードPDは、光センサとして機能する。
選択回路810は、検出回路48と接続される対象を切り替え可能に設けられた回路である。具体的には、選択回路810は、複数のスイッチTrSを有する。複数のスイッチTrSのソース又はドレインの一方は、それぞれ異なる信号線SGLと接続される。複数のスイッチTrSのソース又はドレインの他方は、検出回路48と接続される。複数のスイッチTrSは、それぞれ異なるタイミングでゲートに動作信号ASWを与えられる。これによって、複数の信号線SGLは、それぞれ異なるタイミングで検出回路48と接続される。
検出回路48は、例えばアナログフロントエンド回路(AFE、Analog Front End)である。検出回路48は、少なくとも検出信号増幅部42及びA/D変換部43の機能を有する信号処理回路である。検出信号増幅部42は、検出信号Vdetを増幅する。A/D変換部43は、検出信号増幅部42から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
検出回路48は、スイッチSSWがオンになることで、信号線SGLと接続される。検出回路48の検出信号増幅部42は、信号線SGLから供給された電流の変動を電圧の変動に変換して増幅する。検出信号増幅部42の非反転入力部(+)には、固定された電位を有する基準電圧Vrefが入力され、反転入力端子(-)には、信号線SGLが接続される。本実施形態では、基準電圧Vrefとして後述するリセット電位線COMと同じ電位の信号が入力される。また、検出信号増幅部42は、容量素子Cb及びリセットスイッチRSWを有する。検出回路48は、リセットスイッチRSWがオンになることで、容量素子Cbの電荷がリセットされる。検出回路48の動作制御は、後述するホストによる。
図2及び後述する図3に示すように、走査線GCLの延出方向と信号線SGLの延出方向と、は交差する。各走査線GCLは、走査線GCLの延出方向に沿って並ぶ複数のスイッチング素子Trで共有される。各信号線SGLは、信号線SGLの延出方向に沿って並ぶ複数のスイッチング素子Trで共有される。複数のスイッチング素子Trは、走査線GCLの延出方向及び信号線SGLの延出方向に沿って二次元的に配置される。各スイッチング素子Trと接続される個別電極321、フォトダイオードPD及び容量素子Caも、複数のスイッチング素子Trと同様、二次元的に配置される。以下、複数のスイッチング素子Trのうち1つと、当該1つのスイッチング素子Trと接続された個別電極321、フォトダイオードPD及び容量素子Caを含む領域を、部分検出領域PAAとする。また、部分検出領域PAAからの出力と記載した場合、当該部分検出領域PAAに含まれる容量素子Caからの出力をさす。
走査線GCLを共有するスイッチング素子Trは、信号線SGLを共有せず、それぞれ異なる信号線SGLと接続される。信号線SGLを共有するスイッチング素子Trは、走査線GCLを共有せず、それぞれ異なる走査線GCLと接続される。従って、走査線GCLに駆動信号が与えられるタイミングをそれぞれ異ならせることで、複数の信号線SGLを介して、それぞれ異なる部分検出領域PAAからの出力を得られる。そして、選択回路810が検出回路48と接続される信号線SGLを切り替えるように動作することで、検出回路48に対してそれぞれ異なる部分検出領域PAAからの出力を順次与えられる。
リセット回路820は、信号線SGLの電位をリセットする。具体的には、リセット回路820は、例えば、複数のスイッチTrRを有する。複数のスイッチTrRのソース又はドレインの一方は、それぞれ異なる信号線SGLと接続される。言い換えれば、各信号線SGLには、複数のスイッチTrRのうち1つのソース又はドレインの一方が接続される。複数のスイッチTrRのソース又はドレインの他方は、リセット電位線COMと接続される。リセット電位線COMには、リセット電位が与えられている。当該リセット電位は、部分検出領域PAAからの出力を伝送した後の信号線SGLをリセットするための電位である。当該リセット電位は、例えば接地電位であるが、これに限られるものでなく、検出装置1の設計に従って予め設定された他の電位であってもよい。
選択回路810によって複数の信号線SGLがそれぞれ1回ずつ検出回路48と接続された後、リセット回路820が動作する。具体的には、リセット回路820が有する複数のスイッチTrRのゲートに動作信号RST2が与えられる。これによって、複数の信号線SGLとリセット電位線COMとが接続され、駆動信号が与えられた走査線GCLと接続されているスイッチング素子Trを含む部分検出領域PAAの容量素子Caと、複数の信号線SGLと、の電位がリセットされる。
端子領域830は、検出装置1と外部の機器(ホスト)との接続を可能にする。図1に示すように、端子領域830には、端子831が設けられる。図1では、端子領域830に複数の端子が設けられているが、端子領域830に設けられる端子831は1つ以上であればよい。なお、本開示の実施形態では、上述の検出回路48はホストに設けられる。端子領域830は、選択回路810と検出回路48との間に介在する。端子領域830の端子831の少なくとも1つは、選択回路810から延出する配線811と接続されている。端子領域830の形状等の具体的な規格は、検出回路48のスイッチSSWから延出する配線481の具体的な規格と対応する。
また、端子領域830は、駆動回路800、選択回路810、リセット回路820に接続される信号入力線の端子831を含んでいてもよい。上述した動作信号ASW、動作信号RST2のような各種の信号は、当該信号入力線を介してホストから与えられる。また、これら以外に検出装置1の動作制御に必要な信号の入出力がある場合、当該入出力のための配線も端子領域830の端子831に接続される。
図1に示すように、端子領域830は、フレキシブル基板21の一部分であって、検出領域AAを縁取る周辺領域SAの一端に設けられる。また、駆動回路800、選択回路810及びリセット回路820は、検出領域AAと端子領域830との間に配置される。また、上述したように、フレキシブル基板21は、可撓性を有する。従って、駆動回路800よりも検出領域AA側は、駆動回路800、選択回路810、リセット回路820及び端子領域830が設けられた非変形範囲NDを変形させない範囲内で、湾曲等の変形が可能である。例えば、図1に示す変形軸SHを中心とした円筒状に検出領域AAを丸めるように検出領域AAを含むフレキシブル基板21の一部分を変形させることができる。
走査線GCLに駆動信号を与えるのは、駆動回路800である。駆動回路800は、接続線GCC(図3参照)を介して走査線GCLと接続される。以下、接続線GCCを介した駆動回路800と走査線GCLとの接続について、図3を参照して説明する。
図3は、検出領域AAに含まれる複数の部分検出領域PAAの座標と、信号線SGLと、走査線GCLと、接続線GCCと、の関係を示す模式図である。図3を参照した説明では、マトリクス状に配置された8×8の部分検出領域PAAを例として説明するが、部分検出領域PAAの数及び配置はこれに限られるものでなく、適宜変更可能である。また、図3を参照した説明では、部分検出領域PAAの並び方向のうち一方に沿って、X座標として、X(1),X(2),…,X(8)を付している。また、X方向と記載した場合、当該一方の並び方向である。また、図3を参照した説明では、部分検出領域PAAの並び方向のうち他方に沿って、Y座標として、Y(1),Y(2),…,Y(8)を付している。また、Y方向と記載した場合、当該他方の並び方向である。なお、Z方向と記載した場合、X方向及びY方向に直交する方向である。
X座標とY座標との組み合わせで構成の位置を説明する場合、(X,Y)=(p,q)と記載する。p及びqは、1から8までの範囲内のいずれかの自然数である。なお、部分検出領域PAAのX方向の並び数が8でない別の自然数Pである場合、pは、1からPまでの範囲内のいずれかの自然数である。また、部分検出領域PAAのY方向の並び数が8でない別の自然数Qである場合、qは、1からQまでの範囲内のいずれかの自然数である。例えば、(X,Y)=(1,1)の構成と記載した場合、X(1)であって、かつ、Y(1)である位置の構成をさす。
図3に示すように、信号線SGLは、X座標毎に設けられる。具体的には、SGL(p)がX(p)のに設けられてY方向に延出する。例えば、信号線SGL(1)は、X(1)に設けられる。同一のX座標でY方向に並ぶ部分検出領域PAAは、当該X座標に設けられた信号線SGLを共有する。すなわち、X座標がX(p)である部分検出領域PAAに含まれるスイッチング素子Tr(図2参照)は、信号線SGL(p)を共有する。
図3に示すように、走査線GCLは、Y座標毎に設けられる。具体的には、SGL(q)がY(q)に設けられてX方向に延出する。例えば、走査線GCL(1)は、Y(1)に設けられる。同一のY座標でX方向に並ぶ部分検出領域PAAは、当該Y座標に設けられた走査線GCLを共有する。すなわち、Y座標がY(q)である部分検出領域PAAに含まれるスイッチング素子Tr(図2参照)は、走査線GCL(q)を共有する。
図3に示すように、駆動回路800は、接続線GCC(q)を介して走査線GCL(q)と接続される。走査線GCL(q)と接続線GCC(q)とは、コンタクトCP(q)を介して接続される。例えば、走査線GCL(1)と接続線GCC(1)とは、コンタクトCP(1)を介して接続される。そして、走査線GCL(1)と駆動回路800とは、接続線GCC(1)を介して接続される。
接続線GCCは、Y方向に延出する。図3に示す例では、部分検出領域PAAのX方向の並び数と部分検出領域PAAのY方向の並び数とが一致しているため、接続線GCCは、X座標毎に設けられている。図3に示す例では、接続線GCC(1),GCC(2),…,GCC(8)が例示されている。接続線GCCと記載した場合、接続線GCC(1),…,GCC(q)のいずれかである。
図3に示すコンタクトCP(q)は、(X,Y)=(q,q)の部分検出領域PAAの範囲内で走査線GCL(q)と接続線GCC(q)とを接続する。具体的には、図3に示すコンタクトCP(q)は、(X,Y)=(q,q)の部分検出領域PAAに含まれる個別電極321と平面視点で重なる位置に設けられる。平面視点とは、検出領域AAを正面視する視点である。例えば、コンタクトCP(1)は、(X,Y)=(1,1)の部分検出領域PAAに含まれる個別電極321と平面視点で重なる位置に設けられる。
次に、部分検出領域PAAに設けられるフォトダイオードPDとスイッチング素子Trを構成する積層構造について、図4を参照して説明する。
図4は、フレキシブル基板21の一面側に積層される構成によって形成される積層構造を示す模式図である。フレキシブル基板21の一面側には、フレキシブル基板21側から順に、アンダーコート層221、遮光メタル222、アンダーコート層223、半導体224、ゲート絶縁膜225、ゲートメタル226、絶縁膜227、メタル層、平坦化膜23、バリア層231、個別電極321、第1バッファ層37、光電変換層31、第2バッファ層38、共通電極322、封止膜24がZ方向に積層されている。
アンダーコート層221,223、ゲート絶縁膜225、絶縁膜227、平坦化膜23及び封止膜24は、絶縁性を示す。従って、アンダーコート層221,223、ゲート絶縁膜225、絶縁膜227、平坦化膜23及び封止膜24のいずれかで遮断された構成同士の間では通電しない。
具体的な構成例を挙げると、アンダーコート層221,223は、例えばエポキシ樹脂組成物で形成されたコート層であるが、無機膜であってもよい。また、ゲート絶縁膜225、絶縁膜227は、例えば窒化シリコン等の窒化物で形成された絶縁層である。また、平坦化膜23は、例えば、アクリル、ポリイミド、ポリアクリルアミドのいずれかで形成された有機平坦化膜である。また、封止膜24は、例えばパリレン(登録商標)等のポリマーを用いて形成された封止膜である。
遮光メタル222は、半導体224に対してフレキシブル基板21側に位置し、遮光性を示す。従って、フレキシブル基板21側からの光の大部分は、遮光メタル222で遮られ、半導体224までほとんど到達しない。遮光メタル222と半導体224との間にはアンダーコート層223が介在する。
半導体224は、スイッチング素子Trのソースとドレインとの間に介在する半導体である。ゲートメタル226は、半導体224のゲートとして機能する。半導体224とゲートメタル226との間には、ゲート絶縁膜225が介在する。
上述のメタル層には、SDメタル2281、SDメタル2282が含まれる。SDメタル2281は、スイッチング素子Trのソース又はドレインの他方であり、信号線SGLと接続される。SDメタル2282は、スイッチング素子Trのソース又はドレインの一方であり、個別電極321と接続される。SDメタル2281は、ゲート絶縁膜225及び絶縁膜227に形成されたコンタクトホールCH1内を埋めるように形成されて半導体224と接続される。SDメタル2282は、ゲート絶縁膜225及び絶縁膜227に形成されたコンタクトホールCH2内を埋めるように形成されて半導体224と接続される。SDメタル2281とSDメタル2282とは半導体224を介して接続される。なお、ゲートメタル226は、SDメタル2281とSDメタル2282との間に位置し、ゲート絶縁膜225及び絶縁膜227によってSDメタル2281及びSDメタル2282と絶縁される。
なお、半導体224と、SDメタル2281、SDメタル2282を含むメタル層と、ゲートメタル226と、の具体的組成は、TFT(thin film transistor)として機能するスイッチング素子Trで採用される半導体材料及び配線材料に対応する。半導体224は、例えばa-Si:H(hydrogenated amorphous silicon)であり、メタル層は、例えばアルミニウム(Al)であり、ゲートメタル226は、ポリシリコン又はアルミニウム(Al)であるが、この例示に限られるものでない。
個別電極321は、SDメタル2282に積層された平坦化膜23及びバリア層231に形成されたコンタクトホールCH3の内周面に沿って形成される。コンタクトホールCH3の底で、個別電極321とSDメタル2282とが接続される。また、個別電極321は、バリア層231と光電変換層31との間で、コンタクトホールCH3からバリア層231に沿って延出する。図3に示すように、個別電極321は、部分検出領域PAA毎に設けられる。すなわち、複数のフォトダイオードPDは、個別の個別電極321を有する。
光電変換層31は、照射される光に応じて特性(例えば、電圧電流特性や抵抗値)が変化する。光電変換層31の材料として、有機材料が用いられる。具体的には、光電変換層31として、例えば、低分子有機材料であるC60(フラーレン)、PCBM(フェニルC61酪酸メチルエステル:Phenyl C61-butyric acid methyl ester)、CuPc(銅フタロシアニン:Copper phthalocyanine)、F16CuPc(フッ素化銅フタロシアニン)、rubrene(ルブレン:5,6,11,12-tetraphenyltetracene)、PDI(Perylene(ペリレン)の誘導体)等を用いることができる。
光電変換層31は、これらの低分子有機材料を用いて蒸着型(Dry Process)で形成することができる。この場合、光電変換層31は、例えば、CuPcとF16CuPcとの積層膜、又はrubreneとC60との積層膜であってもよい。光電変換層31は、塗布型(Wet Process)で形成することもできる。この場合、光電変換層31は、上述した低分子有機材料と高分子有機材料とを組み合わせた材料が用いられる。高分子有機材料として、例えばP3HT(poly(3-hexylthiophene))、F8BT(F8-alt-benzothiadiazole)等を用いることができる。光電変換層31は、P3HTとPCBMとが混合した状態の膜、又はF8BTとPDIとが混合した状態の膜とすることができる。
第1バッファ層37は、個別電極321を覆うように形成される。第2バッファ層38は、光電変換層31と共通電極322との間に形成される。第1バッファ層37及び第2バッファ層38は、光電変換層31で発生した正孔及び電子が共通電極322又は個別電極321に到達しやすくするために設けられる。第1バッファ層37は、電子輸送層(ホールブロック層)として機能する。第2バッファ層38は、ホール輸送層(電子ブロック層)として機能する。
第1バッファ層37の材料としては、酸化チタン(TiOx)などが、第2バッファ層38の材料としては、酸化タングステン(WO3)や酸化イットリウム(Y2O3)などを用いることができる。p型半導体層32は、上述した有機材料のうち、例えばP3HTが用いられる。n型半導体層33は、上述した有機材料のうち、例えばPCBMが用いられる。
共通電極322は、光電変換層31を覆うように形成される。共通電極322は、平面視点で、検出領域AA全体をカバーする。すなわち、複数のフォトダイオードPDは、共通電極322を共有する。封止膜24は、共通電極322を覆うように形成される。封止膜24は、平面視点で、検出領域AA全体をカバーする。
個別電極321と、共通電極322とは、光電変換層31を挟んで対向する。個別電極321と共通電極322との間の光電変換層31が生じさせる光起電力効果によって、各部分検出領域PAAにおける個別電極321、共通電極322及び光電変換層31は、フォトダイオードPDとして機能する。個別電極321は、例えば、銀(Ag)やアルミニウム(Al)等の金属材料が用いられる。又は、個別電極321は、これらの金属材料の少なくとも1以上を含む合金材料であってもよい。共通電極322は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)等の透光性を有する導電性材料が用いられる。
次に、平面視点で個別電極321とフレキシブル基板21との間に設けられるスイッチング素子Tr付近における信号線SGL、走査線GCL、接続線GCCの位置関係について、図5A及び図5Bを参照して説明する。
図5Aは、図3に示す拡大視領域CU内のスイッチング素子Tr付近における信号線SGL、走査線GCL、接続線GCCの位置関係を示す平面視点図である。図5Bは、図5Aに示す3×3の構成のうち、X座標の値とY座標の値が同じ(p)であるもののさらなる拡大図である。図5Bでは、ゲートメタル226と同層の構成に同一のドットパターンを付している。以下、スイッチング素子Tr付近における信号線SGL、走査線GCL、接続線GCCの位置関係を、(X,Y)=(1,1)の部分検出領域PAAにおけるこれらの構成を例として説明するが、他のXY座標における部分検出領域PAAにおいても、同様である。
図5Aにおいて破線で示す走査線GCL(1)は、(X,Y)=(1,1)における個別電極321のフレキシブル基板21側で、ゲートメタル226を介して接続される。より具体的には、走査線GCL(1)として形成されるメタル層は、個別電極321のフレキシブル基板21側でX方向に分断されている。走査線GCL(1)は、平面視点で個別電極321と重なる領域内でゲートメタル226を介して接続される。一般化して記載すると、走査線GCL(q)は、(X,Y)=(p,q)における個別電極321のフレキシブル基板21側で、ゲートメタル226を介して接続される。
なお、本開示では、走査線GCL(1)が形成されるメタル層は、SDメタル2281が形成されるメタル層と同一である。
図5Aにおいて破線で示す信号線SGL(1)は、(X,Y)=(1,1)における個別電極321のフレキシブル基板21側で、SDメタル2281及び迂回部2880を介して連続している。破線で示す迂回部2880は、平面視点で、ゲートメタル226を迂回するように屈曲する。(X,Y)=(1,1)における迂回部2880は、(X,Y)=(1,1)における個別電極321のフレキシブル基板21側で、Y(2)側から延出してゲートメタル226を迂回してSDメタル2281と接続される。従って、信号線SGL(1)は、SDメタル2281及び迂回部2880の位置を経由することで、平面視点でゲートメタル226と重ならない位置で連続する。一般化して記載すると、信号線SGL(p)は、(X,Y)=(p,q)における個別電極321のフレキシブル基板21側で、SDメタル2281及び迂回部2880を介して連続している。なお、信号線SGL及び迂回部2880は、SDメタル2281が形成されるメタル層と同一である。
個別電極321のフレキシブル基板21側で、平面視点でゲートメタル226を挟んで半導体224と対向する位置にSDメタル2282が位置する。図4を参照して説明したように、SDメタル2282と個別電極321とが接続されている。
図5Aにおいて実線で示す接続線GCC(1)は、平面視点で個別電極321外では信号線SGL(1)と重なっている。また、接続線GCC(1)は、平面視点で個別電極321内ではゲートメタル226を挟んで迂回部2880の反対側で、ゲートメタル226を迂回するように屈曲している。従って、接続線GCCは、ゲートメタル226と接触しない。一般化して記載すると、接続線GCC(q)は、平面視点で個別電極321外では信号線SGL(q)と重なっている。また、接続線GCC(q)は、平面視点で個別電極321内ではゲートメタル226を挟んで迂回部2880の反対側で、ゲートメタル226を迂回するように屈曲している。
なお、接続線GCCは、ゲートメタル226と同層に形成される。従って、本開示の接続線GCCは、信号線SGLが形成されるメタル層よりもフレキシブル基板21側に形成される。走査線GCLとゲートメタル226との間及び接続線GCCと信号線SGLとの間は、絶縁膜227で絶縁される。
図6は、図5AのA-A´断面図である。図6に示すように、コンタクトCP(q)は、ゲートメタル226を覆う絶縁膜227に形成されたコンタクトホールCH4内を埋めるように走査線GCL(q)と連続して形成される。より具体的には、図5Aに示すコンタクトCP(1),CP(2)、CP(3)の位置で、絶縁膜227にコンタクトホールCH4が形成される。一例として、図5Aに示すコンタクトCP(1)の位置は、(X,Y)=(1,1)における個別電極321のフレキシブル基板21側に設けられた接続線GCC(1)と走査線GCL(1)とが平面視点で交差する位置である。一般化して記載すると、コンタクトCP(q)の位置は、(X,Y)=(q,q)における個別電極321のフレキシブル基板21側に設けられた接続線GCC(q)と走査線GCL(q)とが平面視点で交差する位置である。そして、コンタクトホールCH4に重ねるように走査線GCL(1),GCL(2),GCL(3)を形成することで、走査線GCL(1),GCL(2),GCL(3)と、コンタクトCP(1),CP(2)、CP(3)とが形成される。なお、コンタクトCP(1),CP(2)、CP(3)以外のコンタクトCP(q)も、コンタクトCP(1),CP(2)、CP(3)と同様に、(X,Y)=(q,q)における個別電極321のフレキシブル基板21側で、接続線GCC(q)と走査線GCL(q)とが平面視点で交差する位置で、接続線GCC(q)と走査線GCL(q)とを接続するように形成される。
なお、図6に示すように、コンタクトCP(q)が形成される位置と平面視点で重なる走査線GCL(q)と隣り合う走査線GCL(q+1)(又は走査線GCL(q-1))は、当該コンタクトCP(q)が形成されるX座標(X(q))内では、走査線GCL(q+1)(又は走査線GCL(q-1))と接続されない。
図7は、一般的な検出装置1000の主要構成を示す模式図である。検出装置1は、基板1021と、検出領域AA2と、駆動回路1800と、選択回路1810と、リセット回路1820と、端子領域1830と、を備える。基板1021は、フレキシブル基板21と同様の構成である。検出領域AA2は、上述の検出領域AAに設けられるフォトダイオードPDと同様のフォトダイオードPDが二次元的に配置される。ただし、検出領域AA2に設けられるフォトダイオードPDと接続されるスイッチング素子のゲートは、上述の接続線GCCと走査線GCLとの立体的な接続を介さず、直接走査線GCLを介して駆動回路1800と接続される。駆動回路1800は、上述の接続線GCCを介さず直接走査線GCLと接続され、検出領域AAと駆動回路1800との間でない位置に設けられる点を除いて駆動回路800と同様の構成である。選択回路1810は、上述の選択回路810と同様の構成である。リセット回路1820は、検出領域AAを挟んで選択回路1810と対向する位置に設けられる点を除いて、リセット回路820と同様の構成である。端子領域1830は、上述の端子領域830と同様の構成である。
図7に示すように、矩形状の検出領域AA2の直交する2辺の一方に沿って駆動回路1800が設けられ、他方に沿って選択回路1810、リセット回路1820及び端子領域1830が設けられる構成では、基板1021が可撓性を有していても、検出領域AA2を変形させることが困難である。仮に検出領域AA2を変形させた場合、駆動回路1800、選択回路1810及びリセット回路1820のような回路及び端子領域1830のようなインタフェースといった各構成のうち、検出領域AA2の変形に伴って実装面が湾曲した構成が破損することがある。これに対し、上述の検出装置1によれば、変形軸SHを中心とした円筒状の湾曲で例示したように、非変形範囲NDに影響しない範囲内での変形の自由度がより高くなる。
以上説明したように、本開示によれば、検出装置1は、フレキシブル基板(フレキシブル基板21)と、当該フレキシブル基板の検出領域(検出領域AA)に設けられた複数の光センサ(フォトダイオードPD)と、当該フレキシブル基板の一端に設けられて外部の機器を接続可能な端子(端子831)と、当該フレキシブル基板に設けられて当該検出領域と当該端子との間に位置する周辺回路(駆動回路800、選択回路810等)と、を備える。
これによって、検出領域(検出領域AA)と端子(端子831)との間(例えば、非変形範囲ND)に干渉しない限り、当該検出領域が変形したとしても、周辺回路(駆動回路800、選択回路810等)及び当該端子に影響はない。従って、本開示によれば、当該検出領域をより変形しやすくできる。
また、周辺回路は、複数の光センサ(フォトダイオードPD)からの出力を伝送する複数の信号線(信号線SGL)との接続関係を切り替え可能に設けられて当該複数の信号線のうち1つとの間の伝送経路を成立させる選択回路(選択回路810)と、当該複数の光センサと当該複数の信号線との間に介在する複数のスイッチング素子(スイッチング素子Tr)のゲートに駆動信号を与える駆動回路(駆動回路800)と、を含む。これによって、検出領域(検出領域AA)をより変形しやすくすることと、当該複数の光センサの動作に必要な当該選択回路及び当該駆動回路をフレキシブル基板(フレキシブル基板21)に設けることと、を両立できる。
また、周辺回路は、光センサ(フォトダイオードPD)をリセットするリセット回路(リセット回路820)を含む。これによって、検出領域(検出領域AA)をより変形しやすくすることと、当該リセット回路をフレキシブル基板(フレキシブル基板21)に設けることと、を両立できる。
また、検出装置1では、検出領域(検出領域AA)の周辺に位置するフレキシブル基板(フレキシブル基板21)の周辺領域(周辺領域SA)のうち、当該検出領域と端子(端子831)との間以外の位置に選択回路(選択回路810)、駆動回路(駆動回路800)及びリセット回路(リセット回路820)は設けられない。これによって、当該検出領域と当該端子との間以外の位置に当該選択回路、当該駆動回路又は当該リセット回路の少なくとも1つが設けられた場合に生じる当該検出領域の変形の制約が生じない。従って、当該検出領域をより変形しやすくできる。
また、検出装置1は、複数のスイッチング素子(スイッチング素子Tr)のゲートと接続される複数の走査線(走査線GCL)と、当該複数の走査線と駆動回路(駆動回路800)とを個別に接続する複数の接続線(接続線GCC)と、を備える。当該走査線は、行列状に配置された当該複数のスイッチング素子の並び方向のうち一方(X方向)に延出し、当該一方に沿って並ぶスイッチング素子のゲートと接続される。複数の走査線は、複数のスイッチング素子の並び方向のうち他方(Y方向)に並ぶ。当該接続線は、当該他方に延出する。複数の接続線は、当該一方に並ぶ。これによって、当該駆動回路を検出領域(検出領域AA)と端子(端子831)との間により配置しやすくなる。
また、接続線(接続線GCC)の一端は、図3に示すように、複数の走査線(走査線GCL)のうち駆動回路(駆動回路800)から最も遠い走査線(走査線GCL(1))よりも当該駆動回路に対して遠方に位置する。これによって、当該駆動回路と当該接続線の一端との間に、当該複数の走査線が全て並んだ状態になる。従って、複数の当該接続線による、当該駆動回路と当該複数の走査線との接続関係をより確実に成立させることができる。
また、信号線(信号線SGL)と、接続線(接続線GCC)と、は検出領域(検出領域AA)内で絶縁された状態で重なる。これによって、当該検出領域内で当該信号線及び当該接続線の配線を完結させやすくなる。従って、フレキシブル基板(フレキシブル基板21)の周辺領域(周辺領域SA)をより狭くできる。
また、走査線(走査線GCL)は、信号線(信号線SGL)と絶縁された状態で当該信号線と交差する交差部(ゲートメタル226)を有し、当該交差部以外の部分は、フレキシブル基板(フレキシブル基板21)に形成された積層構造で当該信号線と同層に形成される。これによって、当該走査線のうち当該交差部を除く部分と当該信号線とをそれぞれ異なる層に形成する場合に比して、当該積層構造の層数をより少なくできる。
また、光センサ(フォトダイオードPD)は、光起電力効果を生じる光電変換層(光電変換層31)と、当該光電変換層で生じた電力に応じて生じる電子又は正孔の移動を促すバッファ層(第1バッファ層37、第2バッファ層38)と、当該バッファ層を介して当該光電変換層と当接して当該光電変換層を挟んで対向する2つの電極(個別電極321、共通電極322)と、を備える。当該2つの電極のうち一方(個別電極321)は、交差部(ゲートメタル226)と絶縁された状態で重なる。これによって、当該光センサと走査線(走査線GCL)と信号線(信号線SGL)との交差部(ゲートメタル226)とを立体的に重ねられる。従って、検出領域(検出領域AA)内で当該走査線及び当該信号線の配線を完結させやすくなる。従って、フレキシブル基板(フレキシブル基板21)の周辺領域(周辺領域SA)をより狭くできる。
なお、リセット回路820はフレキシブル基板21に形成されなくてもよい。例えば、リセット回路820は、ホストに設けられ、端子831を介して、リセット回路820が省略された検出装置1と接続されるようにしてもよい。
また、上述の記載では、PとQがともに8であって等しいが、PとQとは等しくなくてもよいし、少なくとも一方が8でない他の自然数であってもよい。PがQよりも大きい場合、信号線SGLの一部は、接続線GCCと重複しない。PがQよりも小さい場合、接続線GCCの一部は、信号線SGLと重複しない。
また、本実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について本明細書記載から明らかなもの、又は当業者において適宜想到し得るものについては、当然に本開示によりもたらされるものと解される。
1 検出装置
226 ゲートメタル
321 個別電極
322 共通電極
800 駆動回路
810 選択回路
820 リセット回路
831 端子
AA 検出領域
GCC 接続線
GCL 走査線
PD フォトダイオード
SA 周辺領域
SGL 信号線
Tr スイッチング素子

Claims (9)

  1. フレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板の検出領域に設けられた複数の光センサと、
    前記フレキシブル基板の一端に設けられて外部の機器を接続可能な端子と、
    前記フレキシブル基板に設けられて前記検出領域と前記端子との間に位置する周辺回路と、を備える、
    検出装置。
  2. 前記周辺回路は、
    前記複数の光センサからの出力を伝送する複数の信号線との接続関係を切り替え可能に設けられて前記複数の信号線のうち1つとの間の伝送経路を成立させる選択回路と、
    前記複数の光センサと前記複数の信号線との間に介在する複数のスイッチング素子のゲートに駆動信号を与える駆動回路と、を含む、
    請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記周辺回路は、
    前記光センサをリセットするリセット回路を含む、
    請求項2に記載の検出装置。
  4. 前記検出領域の周辺に位置する前記フレキシブル基板の周辺領域のうち、前記検出領域と前記端子との間以外の位置に前記選択回路、前記駆動回路及び前記リセット回路は設けられない、
    請求項3に記載の検出装置。
  5. 前記複数のスイッチング素子のゲートと接続される複数の走査線と、
    前記複数の走査線と前記駆動回路とを個別に接続する複数の接続線と、を備え、
    前記走査線は、行列状に配置された前記複数のスイッチング素子の並び方向のうち一方に延出し、当該一方に沿って並ぶスイッチング素子のゲートと接続され、
    複数の前記走査線は、前記複数のスイッチング素子の並び方向のうち他方に並び、
    前記接続線は、前記他方に延出し、
    前記複数の接続線は、前記一方に並ぶ、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の検出装置。
  6. 前記接続線の一端は、前記複数の走査線のうち前記駆動回路から最も遠い走査線よりも前記駆動回路に対して遠方に位置する、
    請求項5に記載の検出装置。
  7. 前記信号線と、前記接続線と、は前記検出領域内で絶縁された状態で重なる、
    請求項5又は6に記載の検出装置。
  8. 前記走査線は、前記信号線と絶縁された状態で前記信号線と交差する交差部を有し、前記交差部以外の部分は、前記フレキシブル基板に形成された積層構造で前記信号線と同層に形成される、
    請求項5から7のいずれか一項に記載の検出装置。
  9. 前記光センサは、
    光起電力効果を生じる光電変換層と、
    前記光電変換層で生じた電力に応じて生じる電子又は正孔の移動を促すバッファ層と、
    前記バッファ層を介して前記光電変換層と当接して前記光電変換層を挟んで対向する2つの電極と、を備え、
    前記2つの電極のうち一方は、前記交差部と絶縁された状態で重なる、
    請求項8に記載の検出装置。
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