JP2023011223A - 口内疾患改善剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用者にとって使用感が良くて継続利用性が高い口内疾患改善剤を提供する。【解決手段】 エリスリトールが含有された口内疾患改善剤であり、犬等のペット、子供、高齢者等幅広い使用対象に用いられ、ジェル等として口腔内に使用者の指等によって塗布されることや水溶液としてスプレー等により口腔内に噴射して塗布されることによって使用され、使用者にとって触り心地がよく且つ塗布しやすく安全で円滑な塗布作業を行うことができ、使用感が良くて継続利用性が高いもの。【選択図】なし

Description

本発明は、使用者にとって使用感が良くて継続利用性が高い口内疾患改善剤に関する。
近年、犬や猫をはじめとする伴侶動物は増加の一途をたどっている。高まりを見せる動物愛護の観点からも、これら伴侶動物のQOL(Quality Of Life)を改善することは極めて重要な課題であるといえる。QOLを損なう疾患は、様々に存在するが、中でも、大きくQOLを損なう疾患は口腔内疾患である。
特に問題となる口腔内疾患は歯周病であろう。特に犬では、3歳以上では全体の80%程度が罹患しているといわれているほど多い病気であり、歯垢中の細菌が原因となり歯肉が腫れたり(歯肉炎)、歯を支えている歯周組織が破壊されてしまう疾患である。歯周病が進行すると歯槽骨(歯を支えている顎の骨)がどんどん溶けてしまい、最終的には歯が抜け落ちたり、ひどい時には下顎が骨折してしまうこともありうる。また、炎症部位の粘膜では血管に細菌が入り込み、心臓病や腎臓病の原因となることも指摘されている。また、近年では、ヒトのおやつなどのスクロースが混入した食品を食する機会も多いことから、従来では、伴侶動物ではおこりえなかったう蝕(虫歯)も増加している。
伴侶動物のQOLを向上させるうえでは、口腔内疾患の改善は必須の課題である。
しかし、伴侶動物は、自発的に口腔内のケアを行うことができず、飼い主に委ねられている。飼い主が快適に伴侶動物の口腔ケアを行うことができるように、様々な方法が検討されている。
例えば、特許文献1に記載された口腔ケア清掃具は、歯肉部分に付着した食品残渣を除去する器具である。上記口腔ケア清掃具は、口内に挿入されて歯に連結する歯肉部に接触する接触部材と、使用者が手で保持する操作部材からなり、上記接触部材によって上記歯肉部に付着した食品残渣を除去するものである。
また、特許文献2に記載された口腔衛生を向上させる組成物は、例えば、乳酸菌であるバインダー微生物又はその断片を含み、強い臭気や味を有することなく、歯周病の原因たる歯石、う蝕及び口臭の予防、治療に有効とされるものである。
また、このような問題は、伴侶動物に限定されるものではない。例えば、自発的に歯磨きを行えない赤ちゃんや高齢者に対する保育者並びに介護者にも同様である。
特許第6347015号公報 特開2017-71596号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
すなわち、従来のものは、使用者である飼い主や保育者及び介護者にとって心地よく使用でき、且つ、継続的に使用できるとは言いづらかった。
特許文献1の口腔ケア清掃具は、被使用者の口内に挿入し歯に接触させて使用するものであるため、歯の隅々までケアしたり、歯間をケアすることは困難であり、使用者にとっても確実に口内を清掃できたと感じられず使用感が好ましいとは言えなかった。
また、特許文献2の口腔衛生を向上させる組成物は、特有な味や臭気はないものの、食品や経口投与される医薬品などの添加物として用いられるものであり、使用者が被使用者に対して使用する性質のものではなく、使用者にとって心地よく使用できるようなものではなかった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、使用者にとって使用感が良くて継続利用性が高い口内疾患改善剤を提供することを目的とする。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による口内疾患改善剤は、エリスリトールを含有することを特徴とするものである。
又、請求項2による口内疾患改善剤は、請求項1記載の口内疾患改善剤において、エリスリトールが1重量%~12重量%含有されることを特徴とするものである。
又、請求項3による口内疾患改善剤は、請求項1記載の口内疾患改善剤において、エリスリトールが3重量%~10重量%含有されることを特徴とするものである。
又、請求項4による口内疾患改善剤は、請求項1記載の口内疾患改善剤において、エリスリトールが5重量%含有されることを特徴とするものである。
又、請求項5による口内疾患改善剤は、請求項1~請求項4の何れかに記載の口内疾患改善剤において、フルボ酸が含有されることを特徴とするものである。
又、請求項6による口内疾患改善剤は、請求項5記載の口内疾患改善剤において、フルボ酸が0.1重量%~1重量%含有されることを特徴とするものである。
以上述べたように本願発明の請求項1による口内疾患改善剤によると、エリスリトールを含有するので、使用者にとって使用感が良くて継続利用性が高いものとすることができる。
又、請求項2による口内疾患改善剤は、請求項1記載の口内疾患改善剤において、エリスリトールが1重量%~12重量%含有されるので、更に使用者にとっての使用感、ひいては、継続利用性を高めることができる。
又、請求項3による口内疾患改善剤は、請求項1記載の口内疾患改善剤において、エリスリトールが3重量%~10重量%含有されるので、更に使用者にとっての使用感、ひいては、継続利用性を高めることができる。
又、請求項4による口内疾患改善剤は、請求項1記載の口内疾患改善剤において、エリスリトールが5重量%含有されるので、更に使用者にとっての使用感、ひいては、継続利用性を高めることができる。
又、請求項5による口内疾患改善剤は、請求項1~請求項4の何れかに記載の口内疾患改善剤において、フルボ酸が含有されるので、更に使用者にとっての使用感、ひいては、継続利用性を高めることができる。
又、請求項6による口内疾患改善剤は、請求項5記載の口内疾患改善剤において、フルボ酸が0.1重量%~1重量%含有されるので、更に使用者にとっての使用感、ひいては、継続利用性を高めることができる。
以下、本発明の一実施の形態について説明する。
この一実施の形態による口内疾患改善剤はエリスリトールを含有するものである。上記口内疾患改善剤を口内、特に歯に塗布することで、歯周病やう蝕等の口内疾患を改善するものである。
また、上記口内疾患改善剤の剤型は、例えば、ジェル、クリーム、水溶液等が考えられ、本発明の効果を損なわない範囲で適当な基剤に配合されることが考えられる。また、上記口内疾患改善剤は、上記基剤成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲で医薬品、医薬部外品、化粧品を製造するにあたって許容される各種成分、すなわち、抗酸化剤、防腐剤、湿潤剤、粘稠剤、緩衝剤、吸着剤、溶剤、乳化剤および安定化剤等の添加剤が配合されることも考えられる。
本発明で使用するエリスリトールは、四価の糖アルコールであり、地衣類、キノコ類、果実類等の天然の食品に含まれており、安全性の高い素材である。エリスリトールの製法に関しては、化学的合成法と発酵法に分けられるが、多くは、例えば、ぶどう糖を原料として酵母による発酵で製造される。
エリスリトールは、う蝕の原因菌であるStreptococcus mutansの増殖を抑制することが古くから知られている(P.de Cock, K. et al. Int J Dent., 9868421. 2016)。また、エリスリトールは、さらに、歯周病菌Porphyromonas gingivalisの核酸合成系、解糖系を含む様々な代謝経路に影響を及ぼすことにより各菌の増殖を抑制することも報告されている(橋野恵衣. 糖アルコールによるバイオフィルム形成阻害機構の解明. 科学研究費助成事業研究成果報告書. 2013)。
使用者が上記エリスリトールを含有させた口内疾患改善剤を、自発的に歯磨き等が出来ない伴侶動物(イヌ、ネコ等)の口内に塗布し、上記伴侶動物(イヌ、ネコ等)の口内疾患を改善させることができるようになっている。また、後述する実施例における実験の結果から、上記使用者にとっても、触り心地が良くて、塗布しやすく、且つ、上記伴侶動物にとっても心地良く、安全で円滑な塗布作業を行うことができるものとなっている。
本発明の口内疾患改善剤におけるエリスリトールの含有量は、組成物の全量に対して1~12重量%が好ましく、3~10重量%が特に好ましく、5重量%は最も好ましい。1重量%未満だと効果はあるもののその効果が低下し、10重量%を超えると同じく効果はあるものの溶解性が悪くなり外用剤を作成するのに好ましくない状況が発生することがわかった。1重量%未満になると効果が見られない。
なお、エリスリトールが15重量%より増えると結晶化してしまい、口内疾患改善剤として用いることができなくなってしまう。
口内疾患は、伴侶動物(イヌ、ネコ等)だけでなく、例えば、自発的に歯磨きを行えないヒトの赤ちゃんや高齢者にとっても重大な問題である。そのため、本発明は、伴侶動物(イヌ、ネコ等)だけでなく、ヒトにも適用できるものである。
また、上記口内疾患改善剤には、フルボ酸が含有される場合が考えられる。
フルボ酸とは、植物などが土中微生物により分解されることで生成される腐食物質のうち、酸によって沈殿しない無固形高分子有機酸であり、土壌や天然水中には広く分布している成分である。
後述する実施例における実験の結果から、上記エリスリトールに加え、更に上記フルボ酸も含有されることで、上記使用者にとって、更に触り心地が良くて、塗布しやすく、且つ、上記伴侶動物にとっても心地良く、安全で円滑な塗布作業を行うことができるものとなっている。
本発明の口内疾患改善剤におけるフルボ酸の含有量は、組成物の全量に対して0.1~1.0重量%が好ましい。
以上述べたように、本発明は、エリスリトール、又は、エリスリトールとフルボ酸を含有する口内疾患改善剤であり、使用者の使用感が優れたものである。すなわち、使用者にとっては、被使用者又は被使用動物に対する塗布のしやすさ、上記口内疾患改善剤の触り心地の良さ、塗布した対象の触り心地の良さが高いとともに、被使用者又は被使用動物が塗布中に不快に感じないため円滑に塗布作業を行うことができ、上記被使用者又は被使用動物の口臭が軽減され上記使用者が不快に感じないといった効果を奏するものである。また、上記使用感から、上記使用者が継続して使用することも期待される。
また、エリスリトールやフルボ酸は、一般流通している化粧品や健康食品や一般食品においても配合されている成分であるため、安全且つ効果が高い。
また、口内、特に歯に塗布するだけでよく、使用方法は簡単である。
以下、実施例を挙げて、この一実施の形態について具体的に説明する。
但し、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
以下の実施例では、表中の試薬の濃度を示す百分率(%)は重量%を示す。
[実施例1]
「飼い主の使用感と継続性」は、ペットサロンに通っており、愛犬を保有している飼い主5名を対象として実施した。また、対象とした犬は、フレンチブルドッグ、レトリバー、チワワ、柴犬、コーギーであり、小型~大型犬を網羅する形で選出した。
この実施例1では、後述する処方例1~13及び比較例1による口内疾患改善剤をジェルとし、毎日1回1.5mLから2.0mL程度を手にとり、指先にて飼い犬の口腔内に塗布した。
1週間の試験を実施して、飼い主(使用者)の使用感を数値化して使用感スコアとし、上記5名の飼い主の使用感スコアの平均を記録した。上記使用感スコアは毎日記録した。

飼い主の使用感は以下の7項目について評価した。
(1)歯の隅々にいきわたっている感じがするか
(2)歯間への浸透性が高いと感じるか
(3)剤そのものの触り心地がいいか
(4)塗布した後の伴侶動物の歯の触り心地がよいか
(5)犬の嫌がり方が少ないか
(6)口臭が軽減されているか
(7)総合的に評価して使い心地がよく継続を希望する使用感となっているか

上記7項目のそれぞれについて下記の5段階のスコアにて評価を行い、上記7項目のスコアの平均を各使用者の評価したスコアとし、さらに5人の使用者のスコアの平均を算出した。
4:非常に強く感じる
3:強く感じる
2:ある程度感じる
1:少し感じる
0:全く感じない

また、「剤を塗布して歯がきれいになったと感じるまでの時間」も測定して記録した。

有意差検定は、スチューデントt-testを用いて行い、P<0.05にて有意な差がみられると判断した。

(処方例1)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 0.5重量%
精製水 残り

(処方例2)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 1重量%
精製水 残り

(処方例3)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 3重量%
精製水 残り

(処方例4)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
精製水 残り

(処方例5)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 10重量%
精製水 残り

(処方例6)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 12重量%
精製水 残り

(処方例7)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 15重量%
精製水 残り

(処方例8)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 0.01重量%
精製水 残り

(処方例9)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 0.05重量%
精製水 残り

(処方例10)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 0.1重量%
精製水 残り

(処方例11)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 0.5重量%
精製水 残り

(処方例12)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 1重量%
精製水 残り

(処方例13)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 3重量%
精製水 残り
処方例1にはエリスリトールが0.5重量%含有されている。処方例2にはエリスリトールが1重量%含有されている。処方例3にはエリスリトールが3重量%含有されている。処方例4にはエリスリトールが5重量%含有されている。処方例5にはエリスリトールが10重量%含有されている。処方例6にはエリスリトールが12重量%含有されている。処方例7にはエリスリトールが15重量%含有されている。
尚、前述したように、エリスリトールが15重量%より増えると結晶化してしまい、口内疾患改善剤として用いることができなくなってしまう。
また、処方例8にはエリスリトールが5重量%含有されるとともに、フルボ酸が0.01重量%含有されている。処方例9にはエリスリトールが5重量%含有されるとともに、フルボ酸が0.05重量%含有されている。処方例10にはエリスリトールが5重量%含有されるとともに、フルボ酸が0.1重量%含有されている。処方例11にはエリスリトールが5重量%含有されるとともに、フルボ酸が0.5重量%含有されている。処方例12にはエリスリトールが5重量%含有されるとともに、フルボ酸が1重量%含有されている。処方例13にはエリスリトールが5重量%含有されるとともに、フルボ酸が3重量%含有されている。
また、比較対象として比較例1を用意した。

(比較例1)
セルロース 1.4重量%
精製水 残り
比較例1にはエリスリトールもフルボ酸も含有されていない。
尚、処方例1~処方例13、比較例1において、エリスリトールとして三菱ケミカルフーズ株式会社製の「エリスリトール」、セルロースとして三晶株式会社製の「粉末セルロース」、フルボ酸として株式会社スタイルアンドバリュージャパン製の「ヒューミクルHC」をそれぞれ使用した。又、精製水として水道水又は地下水をメンブレンフィルタで濾過したものを使用した。
上記処方例1~13及び比較例1によって、表1~表10に示す結果が得られた。
表1には処方例1~処方例3の使用感スコアを示し、表2には処方例4~処方例7の使用感スコアを示し、表3には処方例8~処方例10の使用感スコアを示し、表4には処方例11~処方例13の使用感スコアを示し、表5には比較例1の使用感スコアを示す。また、表6には処方例1~処方例3における「剤を塗布して歯がきれいになったと感じるまでの時間」を示し、表7には処方例4~処方例7における「剤を塗布して歯がきれいになったと感じるまでの時間」を示し、表8には処方例8~処方例10における「剤を塗布して歯がきれいになったと感じるまでの時間」を示し、表9には処方例11~処方例13における「剤を塗布して歯がきれいになったと感じるまでの時間」を示し、表10には比較例1における「剤を塗布して歯がきれいになったと感じるまでの時間」を示す。
Figure 2023011223000001
Figure 2023011223000002
Figure 2023011223000003
Figure 2023011223000004
Figure 2023011223000005
Figure 2023011223000006
Figure 2023011223000007
Figure 2023011223000008
Figure 2023011223000009
Figure 2023011223000010
エリスリトールもフルボ酸も含有されていない比較例1での平均スコアを100%とすると、エリスリトールが0.5重量%含有された処方例1の平均スコアは108.99%であり、エリスリトールが1重量%含有された処方例2の平均スコアは285.39%であり、エリスリトールが3重量%含有された処方例3の平均スコアは321.35%であり、エリスリトールが5重量%含有された処方例4の平均スコアは330.34%であり、エリスリトールが10重量%含有された処方例5の平均スコアは324.72%であり、エリスリトールが12重量%含有された処方例6の平均スコアは221.35%であり、エリスリトールが15重量%含有された処方例7の平均スコアは105.62%である。
以上から、エリスリトールが含有されることにより、使用者にとって使用感が良くて継続利用性が高い口内疾患改善剤を得ることができることが分かった。その中でも、エリスリトールが1重量%~12重量%含有されている場合にその効果は高く、エリスリトールが3重量%~10重量%含有される場合にその効果はさらに高く、エリスリトールが5%含有されている場合にその効果が最も高いといえる。
また、エリスリトールもフルボ酸も含有されていない比較例1での平均スコアを100%とすると、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が0.01重量%含有された処方例8の平均スコアは304.49%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が0.05重量%含有された処方例9の平均スコアは369.66%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が0.1重量%含有された処方例10の平均スコアは411.24%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が0.5重量%含有された処方例11の平均スコアは378.65%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が1重量%含有された処方例12の平均スコアは388.76%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が3重量%含有された処方例13の平均スコアは237.08%である。
以上から、エリスリトールとフルボ酸を組み合わせることでより大きな効果が得られることがわかった。特に、フルボ酸が0.1重量%~1重量%含有された場合の効果は高く、その中でもフルボ酸が0.1重量%含有されたものが特に効果が高かった。
また、「剤を塗布して歯がきれいになったと感じるまでの時間」についても、次のような結果が得られた。
エリスリトールもフルボ酸も含有されていない比較例1での平均時間を100%とすると、エリスリトールが0.5重量%含有された処方例1の平均時間は106.21%であり、エリスリトールが1重量%含有された処方例2の平均時間は77.38%であり、エリスリトールが3重量%含有された処方例3の平均時間は74.28%であり、エリスリトールが5重量%含有された処方例4の平均時間は71.62%であり、エリスリトールが10重量%含有された処方例5の平均時間は77.83%であり、エリスリトールが12重量%含有された処方例6の平均時間は76.94%であり、エリスリトールが15重量%含有された処方例7の平均時間は104.21%である。
ここでも、エリスリトールが含有されることにより時間を短縮させることができることが分かった。特に、エリスリトールが1重量%~12重量%含有されている場合にその効果は高く、エリスリトールが5%含有されたものが最も効果が高かった。
また、エリスリトールもフルボ酸も含有されていない比較例1での平均時間を100%とすると、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が0.01重量%含有された処方例8の平均時間は74.94%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が0.05重量%含有された処方例9の平均時間は57.87%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が0.1重量%含有された処方例10の平均時間は49.89%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が0.5重量%含有された処方例11の平均時間は48.05%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が1重量%含有された処方例12の平均時間は48.56%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が3重量%含有された処方例13の平均時間は84.48%である。
ここでは、エリスリトールとフルボ酸を組み合わせることでより効果が得られ、特に、フルボ酸が0.1重量%~1重量%含有された場合の効果は高く、フルボ酸が0.5重量%含有されたものが特に効果が高い。
このように、エリスリトールを含有させた口内疾患改善剤は、使用者に対する心地良さ、すなわち、良好な使用感を高めるとともに、今後も上記口内疾患改善剤を使用し続けようと思わせる継続利用性を高めることができる。
又、更に、フルボ酸を含有させることで更に使用感及び継続利用性を高めることができる。
[実施例2]
「介護者・保育者の使用感と継続性」についてボランティアの協力を得て確認した。具体的には、日常生活において自発的に歯磨きが難しいが、認知機能は十分に維持されており、アンケート項目に関し自発的に明確な回答が得られることを事前に確認した80歳代の女性の被介護者3名と、保育園に通っている5歳の女子2名、男子1名の3名であって、アンケート項目に関し、自発的に明確な回答が得られる発達状態にあることを事前に確認した子供である被保育者を対象とした。介護者は日常的に歯磨きの補助をおこなっているデーサービスの介護担当者の女性3名、保育者は上記被保育者のそれぞれの30代の母親3名である。
この実施例2では、後述する処方例14~26及び比較例2による口内疾患改善剤をジェルとし、毎日1回1.5mLから2.0mL程度を手にとり、指先にて被介護者又は被保育者の口腔内に塗布した。
1週間の試験を実施して、次の評価シートによって使用感を数値化して使用感スコアとし、上記3名の介護者・保育者の使用感スコアの平均を記録した。上記使用感スコアは毎日記録した。また、この実施例2では、被使用者である被介護者・被保育者側のスコアも記録した。
使用者である介護者・保育者の使用感の評価基準は以下の7項目について評価した。
(1)歯の隅々にいきわたっている感じがするか
(2)歯間への浸透性が高いと感じるか
(3)剤そのものの触り心地がいいか
(4)塗布した後の被介護者・被保育者の歯の触り心地がよいか
(5)被介護者・被保育者の嫌がり方が少ないか
(6)口臭が軽減されているか
(7)総合的に評価して使い心地がよく継続を希望する使用感となっているか

また、被使用者である被介護者・被保育者の使用感の評価基準は以下の7項目について評価した。
(1)歯の隅々にいきわたっている感じがするか
(2)歯間への浸透性が高いと感じるか
(3)剤そのものの触り心地がいいか
(4)塗布した後の歯の触り心地がよいか
(5)塗布した際に嫌な感じがしないか
(6)口臭が軽減されているか
(7)総合的に評価して使い心地がよく継続を希望する使用感となっているか

なお、スコアの数値化の基準は、前記した実施例1と同様である。
有意差検定も、前記した実施例1と同様である。

(処方例14)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 0.5重量%
精製水 残り

(処方例15)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 1重量%
精製水 残り

(処方例16)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 3重量%
精製水 残り

(処方例17)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
精製水 残り

(処方例18)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 10重量%
精製水 残り

(処方例19)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 12重量%
精製水 残り

(処方例20)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 15重量%
精製水 残り

(処方例21)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 0.01重量%
精製水 残り

(処方例22)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 0.05重量%
精製水 残り

(処方例23)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 0.1重量%
精製水 残り

(処方例24)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 0.5重量%
精製水 残り

(処方例25)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 1重量%
精製水 残り

(処方例26)
セルロース 1.4重量%
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 3重量%
精製水 残り
処方例14にはエリスリトールが0.5重量%含有されている。処方例15にはエリスリトールが1重量%含有されている。処方例16にはエリスリトールが3重量%含有されている。処方例17にはエリスリトールが5重量%含有されている。処方例18にはエリスリトールが10重量%含有されている。処方例19にはエリスリトールが12重量%含有されている。処方例20にはエリスリトールが15重量%含有されている。
尚、前述したように、エリスリトールが15重量%より増えると結晶化してしまい、口内疾患改善剤として用いることができなくなってしまう。
また、処方例21にはエリスリトールが5重量%含有されるとともに、フルボ酸が0.01重量%含有されている。処方例22にはエリスリトールが5重量%含有されるとともに、フルボ酸が0.05重量%含有されている。処方例23にはエリスリトールが5重量%含有されるとともに、フルボ酸が0.1重量%含有されている。処方例24にはエリスリトールが5重量%含有されるとともに、フルボ酸が0.5重量%含有されている。処方例25にはエリスリトールが5重量%含有されるとともに、フルボ酸が1重量%含有されている。処方例26にはエリスリトールが5重量%含有されるとともに、フルボ酸が3重量%含有されている。
また、比較対象として比較例2を用意した。

(比較例2)
セルロース 1.4重量%
精製水 残り
比較例2にはエリスリトールもフルボ酸も含有されていない。
尚、処方例14~処方例26、比較例2において使用したエリスリトール、セルロース、フルボ酸、精製水は、前記した実施例1と同じである。
上記処方例14~26及び比較例2によって、表11~表20に示す結果が得られた。
表11には処方例14~処方例16の使用感スコアを示し、表12には処方例17~処方例20の使用感スコアを示し、表13には処方例21~処方例23の使用感スコアを示し、表14には処方例24~処方例26の使用感スコアを示し、表15には比較例2の使用感スコアを示す。
表16には処方例14~処方例16の被使用者にとっての使用感スコアを示し、表17には処方例17~処方例20の被使用者にとっての使用感スコアを示し、表18には処方例21~処方例23の被使用者にとっての使用感スコアを示し、表19には処方例24~処方例26の被使用者にとっての使用感スコアを示し、表20には比較例2の被使用者にとっての使用感スコアを示す。
Figure 2023011223000011
Figure 2023011223000012
Figure 2023011223000013
Figure 2023011223000014
Figure 2023011223000015
Figure 2023011223000016
Figure 2023011223000017
Figure 2023011223000018
Figure 2023011223000019
Figure 2023011223000020
エリスリトールもフルボ酸も含有されていない比較例2での平均スコアを100%とすると、エリスリトールが0.5重量%含有された処方例14の平均スコアは高齢者を介護する介護者では114.08%、子供を保育する保育者では113.16%であり、エリスリトールが1重量%含有された処方例15の平均スコアは高齢者を介護する介護者では381.69%、子供を保育する保育者では288.16%であり、エリスリトールが3%含有された処方例16の平均スコアは高齢者を介護する介護者では388.73%、子供を保育する保育者では351.32%であり、エリスリトールが5重量%含有された処方例17の平均スコアは高齢者を介護する介護者では402.82%、子供を保育する保育者では369.74%であり、エリスリトールが10重量%含有された処方例18の平均スコアは高齢者を介護する介護者では369.01%、子供を保育する保育者では338.16%であり、エリスリトールが12重量%含有された処方例19の平均スコアは高齢者を介護する介護者では301.41%、子供を保育する保育者では269.74%であり、エリスリトールが15重量%含有された処方例20の平均スコアは高齢者を介護する介護者では121.13%、子供を保育する保育者では93.42%である。
以上から、エリスリトールが含有されることにより、使用者にとって使用感が良くて継続利用性が高い口内疾患改善剤を得ることができることが分かった。その中でも、エリスリトールが1重量%~12重量%含有されている場合にその効果は高く、エリスリトールが3重量%~10重量%含有される場合にその効果はさらに高く、エリスリトールが5重量%含有されたものが最も効果が高い。
また、エリスリトールもフルボ酸も含有されていない比較例2での平均スコアを100%とすると、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が0.01重量%含有された処方例21の平均スコアは高齢者を介護する介護者では381.69%、子供を保育する保育者では288.16%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が0.05重量%含有された処方例22の平均スコアは高齢者を介護する介護者では469.01%、子供を保育する保育者では442.11%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が0.1重量%含有された処方例23の平均スコアは高齢者を介護する介護者では490.14%、子供を保育する保育者では432.89%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が0.5重量%含有された処方例24の平均スコアは高齢者を介護する介護者では490.14%、子供を保育する保育者では444.74%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が1重量%含有された処方例25の平均スコアは高齢者を介護する介護者では495.77%、子供を保育する保育者では438.16%であり、エリスリトールが5重量%含有されフルボ酸が3重量%含有された処方例26の平均スコアは高齢者を介護する介護者では271.83%、子供を保育する保育者では292.11%である。
以上から、エリスリトールとフルボ酸を組み合わせることでより効果が得られ、特に、フルボ酸が0.1重量%~1重量%含有された場合の効果は高く、かつ、フルボ酸が0.1重量%含有されたものが特に効果が高かった。
また、表16乃至表20から、被使用者である高齢者や子供にとっての感じ方は、エリスリトールの含有の有無、含有量によって大きく変化することはなく、つまり、エリスリトールの含有によって使用者の使用感を向上させるために、被使用者の被使用感を大きく犠牲にすることはないことがわかった。これは、フルボ酸についても同様であり、フルボ酸の含有の有無、その含有量によって被使用者である高齢者や子供にとっての感じ方が大きく変化することはなく、つまり、フルボ酸の含有によって使用者の使用感を向上させるために、被使用者の被使用感を大きく犠牲にすることはないことがわかった。
[実施例3]
「飼い主の使用感と継続性」は、ペットサロンに通っており愛犬を保有している飼い主5名を対象として実施した。また、対象とした犬は、チワワ(2頭)、レトリバー、柴犬、ブルドックであり、小型~大型犬を網羅する形で選出した。
この実施例3では、後述する処方例27、処方例28、及び、比較例3による口内疾患改善剤を水溶液とし、スプレーにより使用し、毎日1回1.5mLから2.0mL程度を、飼い犬の口腔内に噴射した。

尚、処方例27、処方例28、比較例3において使用したエリスリトール、フルボ酸、精製水は、前記した実施例1と同じである。
使用感の評価基準は、次の6項目である。
(1)歯の隅々にいきわたっている感じがするか
(2)歯間への浸透性が高いと感じるか
(3)塗布した後の伴侶動物の歯の触り心地がよいか
(4)犬の嫌がり方が少ないか
(5)口臭が軽減されているか
(6)総合的に評価して使い心地がよく継続を希望する使用感となっているか
スコアの数値化の基準、スコアの集計方法、及び、有意差検定は前記した実施例1と同様である。

(処方例27)
エリスリトール 5重量%
精製水 残り

(処方例28)
エリスリトール 5重量%
フルボ酸 0.1重量%
精製水 残り

(比較例3)
精製水 のみ
表21には処方例27、処方例28、及び、比較例3の使用感スコアを示す。
Figure 2023011223000021
エリスリトールもフルボ酸も含まれない比較例3のスコアを100%とすると、エリスリトールを5重量%含む処方例27では413.51%、エリスリトール5重量%とフルボ酸0.1重量%を含む処方例28では490.54%のスコアが得られた。
スプレーによる使用の場合も、ジェルと同様の効果を奏する。
このように、エリスリトールを含有させた口内疾患改善剤は、使用感及び継続利用性を高めることができる。
又、更に、フルボ酸を含有させることで更に使用感及び継続利用性を高めることができる。
実施例1~実施例3の結果から、まず、エリスリトールを含有することにより、使用者にとって使用感が良くて継続利用性が高い口内疾患改善剤を得ることができることが分かった。特に、エリスリトールが1重量%~12重量%含有されている場合にその効果が高く、エリスリトールが3重量%~10重量%含有されている場合にその効果がさらに高く、エリスリトールが5重量%含有されている場合にその効果が最も高かった。
又、フルボ酸がさらに含有されることによりその効果が高くなり、特に、フルボ酸を0.1重量%~1.0重量%含有させるとより高い効果を得られるといえる。
本発明は、口内疾患改善剤に係り、特に、使用者にとって使用感が良くて継続利用性が高くなるように工夫したものに関し、例えば、犬用の口内疾患改善剤に好適である。

Claims (6)

  1. エリスリトールを含有することを特徴とする口内疾患改善剤。
  2. 請求項1記載の口内疾患改善剤において、
    エリスリトールが1重量%~12重量%含有されていることを特徴とする口内疾患改善剤。
  3. 請求項1記載の口内疾患改善剤において、
    エリスリトールが3重量%~10重量%含有されることを特徴とする口内疾患改善剤。
  4. 請求項1記載の口内疾患改善剤において、
    エリスリトールが5重量%含有されることを特徴とする口内疾患改善剤。
  5. 請求項1~請求項4の何れかに記載の口内疾患改善剤において、
    フルボ酸が含有されることを特徴とする口内疾患改善剤。
  6. 請求項5記載の口内疾患改善剤において、
    フルボ酸が0.1重量%~1重量%含有されることを特徴とする口内疾患改善剤。
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