JP2023010033A - 電流センサ及び電力量計 - Google Patents

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藤一郎 木村
Toichiro Kimura
晋 栗原
Susumu Kurihara
芳准 山内
Yoshinori Yamauchi
滋章 原山
Shigeaki Harayama
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Abstract

【課題】電流センサが電流バーに近接していても電流バーの測定電流を精度良く検出することができる電流センサ及び電力量計を提供すること。【解決手段】電流を流す電流バー1の周囲に形成される磁界を検出して電流バー1に流れる電流信号を検出する電流センサ2であって、電流を流す電流バー1を囲むように形成された集磁コア11a,11bと、集磁コア11a,11bのギャップgに介在して一端がグランドに接続されて磁気検出を行う第1のコイル2aと第2のコイル2bが設けられたプリント基板4と、を備え、少なくともプリント基板4の電流バー1側の表面に第1のコイル2aと第2のコイル2bとの一端が接続されるベタグランド層3aを配置する。【選択図】図2

Description

本発明は、電流センサが電流バーに近接していても電流バーの測定電流を精度良く検出することができる電流センサ及び電力量計に関する。
従来、用いられている電流センサとしては、変流器(カレントトランス:CT)や、集磁コアのギャップ部にホール素子などの磁電変換素子を配置した構成や、集磁コアのギャップ部に、巻線コイルや誘電体基板上にコイルパターンを形成した素子をもつ構成などがある。特に、集磁コアのギャップ部に、基板上にホール素子などの磁電変換素子やコイルパターンを形成した素子を配置する方法は、測定対象である一次電流が流れる回路とは電気的に分離されているため、一次電流側の回路に影響を与えることなく、精度よく電流を計測可能な点で優れている。さらにコイルパターンを形成した素子を配置する方法は、直線性および温度特性に優れ、部品点数が少なく製造が容易となる特徴を有する(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された電流センサは、環状の集磁コアの中央開口部に電流バーを通し、集磁コアのギャップ部にコイルパターンが施された基板を配置するものである。電流バーに電流が流れると、電流路の周辺には、電流バーに流れる電流の大きさに比例する磁束が発生する。発生した磁束は、集磁コアによって集磁される。電流が周期的電流である場合、その周期に応じて発生する磁束も周期的に変化する。これにより、コイルパターンをもつ検出コイルには、電流の大きさ及び周波数に応じた誘導電圧が発生し、この誘導電圧を電流バーに流れる電流の検出信号として用いている。
特開2010-48755号公報
ところで、電流センサと電流バーとが近距離に配置されているため、電流センサは電流バーとの間で静電結合が発生し、静電容量を介して電流センサに微小な漏洩電流が流れ、検出電圧に誤差が発生してしまうことがある。この誤差は、電流バーに測定電流が流れていない場合でも、電流バーと電流センサとの電位差により生じるため、測定電流とは関係のない不要な電流検出信号である。このため、理想的には、測定電流に電流が流れない無負荷状態では電流センサの検出電圧は発生しないため検出電力はゼロとなるが、電流バーと電流センサの間に発生する静電容量を介して、電流センサの検出信号に電流バーの通電電流とは相関の無い出力が発生し、電力を誤計量してしまうという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電流センサが電流バーに近接していても電流バーの測定電流を精度良く検出することができる電流センサ及び電力量計を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、電流を流す電流バーの周囲に形成される磁界を検出して前記電流バーに流れる電流信号を検出する電流センサであって、電流を流す電流バーを囲むように形成された集磁コアと、前記集磁コアのギャップに介在して一端がグランドに接続されて磁気検出を行う磁気検出コイルが設けられたプリント基板と、を備え、少なくとも前記プリント基板の前記電流バー側の表面に前記磁気検出コイルの一端が接続されるベタグランド層を配置したことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記プリント基板の両側表面に前記磁気検出コイルの一端が接続されるベタグランド層を配置したことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記プリント基板は、前記集磁コアが生成する異なる方向の磁束を検出する2つの磁気検出コイルが設けられ、各磁気検出コイルの一端が前記ベタグランド層に接続され、各磁気検出コイルは直列接続されることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記プリント基板は、多層プリント基板であり、前記磁気検出コイルは、各層に形成されたコイルパターンが直列接続されることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明のいずれか一つに記載した電流センサが検出した電流信号と電圧センサが検出した電圧信号とをもとに前記電流バーを流れる電力量を算出することを特徴とする。
本発明によれば、電流センサが電流バーに近接していても静電結合の影響を受けずに電流バーの測定電流を精度良く検出することができる。
図1は、本発明の実施の形態である電流センサの概要構成を示す斜視図である。 図2は、電流センサの断面構成を示す図である。 図3は、電流センサの詳細構成を示す断面図である。 図4は、電流センサの各層構造を説明する説明図である。 図5は、電流センサと電流バーとの静電結合による不要な漏れ電流の発生防止を説明する説明図である。 図6は、電流センサの変形例を示す図である。 図7は、従来の電源電圧に対する無負荷時電力計量値と本実施の形態のベタグランド層を設けた場合の電源電圧に対する無負荷時電力計量値の実測結果を示す図である。 図8は、実施の形態で示した電流センサを用いた電力量計の一例を示すブロック図である。 図9は、三相電流及び三相電圧間のベクトル図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態である電流センサ2の概要構成を示す斜視図である。また、図2は、電流センサ2の断面構成を示す図である。図1及び図2に示すように、電流センサ2は、電流を流す電流バー1を囲むように形成された直線状の集磁コア11a,11bの間のギャップgに配置される。電流センサ2は、プリント基板4上の両端部に第1のコイル2a及び第2のコイル2bが配置される。
電流バー1に電流が流れることで磁束Φが発生し、この磁束は集磁コア11a,11bにより集磁される。この磁束が第1のコイル2a及び第2のコイル2bに鎖交することで、第1のコイル2a及び第2のコイル2b内に誘導電圧が発生する。演算部3は、この誘導電圧を検出して処理することによって、電流バー1に流れる電流信号を検出する。
ここで、図2に示すように、プリント基板4の表面及び裏面には、磁気検出コイルとしての第1のコイル2a及び第2のコイル2bを覆い、第1のコイル2aの一端及び第2のコイル2bの一端が接続されるベタグランド層3a,3bが配置される。
図3は、電流センサ2の詳細構成を示す断面図である。図3に示すように、電流センサ2は、多層のプリント基板4を用いて、第1のコイル2a及び第2のコイル2bをそれぞれ4つの層L1~L4で形成している。外部接続端子22a,22bは、演算部3などの信号処理回路と接続するための端子である。図4は、各層構造を説明する説明図である。図4に示すように、各層L1~L4には、第1のコイル2aの中心に、層L1,L2間を接続するビアa1及び層L3,L4間を接続するビアc1が形成されるとともに、第1のコイル2aの外周に層L2,L3間を接続するビアb1が形成されている。同様に、第2のコイル2bの中心に、層L1,L2間を接続するビアa2及び層L3,L4間を接続するビアc2が形成されるとともに、第2のコイル2bの外周に層L2,L3間を接続するビアb2が形成されている。また、第1のコイル2aと第2のコイル2bとの間には、第1のコイル2aの一端と第2のコイル2bの一端とベタグランド層3aに接続するとともに、ベタグランド層3a,3b間を接続するビアdが形成されている。多層化することによって、小型で高精度の電流センサとすることができる。
図5は、電流センサ2と電流バー1との静電結合による不要な漏れ電流の発生防止を説明する説明図である。図5(a)に示すように、ベタグランド層3a,3bを設けない場合、電流バー1とコイル基板(電流センサ2)との間の静電結合により、電流バー1側から電流センサ2側に漏れ電流が流れる。ここで、図5(b)に示すように、電流センサにベタグランド層3a,3bを設けると、電流バー1からの漏れ電流は電流センサ2側には流れず、電流センサ2が漏れ電流の検出を低減することができる。
なお、図6に示すように、ベタグランド層3a,3bは、電流バー1との静電結合を小さくすればよいので、電流バー1側のベタグランド層3aのみを設けた電流センサ2´としてもよい。
また、ベタグランド層3a,3bの材質は、電流センサ2による磁気検出機能を妨げないように、比透磁率が大きい鉄は用いず、比透磁率が1に近いアルミニウムや銅を用いる。
図7は、従来の電源電圧に対する無負荷時電力計量値と本実施の形態のベタグランド層3a,3bを設けた場合の電源電圧に対する無負荷時電力計量値の実測結果を示す図である。図7に示すように、本実施の形態の電流センサ2では、電源電圧に対する無負荷時電力軽量の誤軽量を従来に比して大きく低減することができる。
なお、電流センサ2は多層構造であったが、これに限らず、単層構造であってもよい。
<電力量計>
図8は、実施の形態で示した電流センサを用いた電力量計200の一例を示すブロック図である。この電力量計200は、電源SPと負荷LDとの間の三相電力量を計測するものであり、2電力計法により求めている。なお、図9は、三相電流IR,IS,IT及び三相電圧VR,VS,VT間のベクトル図を示している。
図8に示すように、電力量計200は、実施の形態及び変形例で示した電流センサ2に対応する電流センサ20a,20b、電圧センサ201a,201b、電力量算出部202、出力部203を有する。電流センサ20aは、R相の電流信号を検出する。電流センサ20bは、T相の電流信号を検出する。また、電圧センサ201aは、R相とS相との間の電圧信号を検出する。電圧センサ201bは、T相とS相との間の電圧信号を検出する。
電力量算出部202は、電流センサ20aの電流信号と電圧センサ201aの電圧信号とを乗算して瞬時電力信号を生成し、これをローパスフィルタで平滑した有効電力を求めるとともに、電流センサ20bの電流信号と電圧センサ201bの電圧信号とを乗算して瞬時電力信号を生成し、これをローパスフィルタで平滑した有効電力を求め、各有効電力を加算した有効電力を電力量として算出する。出力部203は、この算出された電力量を表示出力あるいは外部出力する。
なお、2電力計法で求める三相電力Pは、
P=VRS・IR+VTS・IT
=(VR-VS)・IR+(VT-VS)・IT
=VR・IR+VS・(-IR-IT)+VT・IT
=VR・IR+VS・IS+VT・IT
となり、各相の電力を合計した電力を求めたことと同じになる。
また、上記の実施の形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置及び構成要素の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 電流バー
2,2´ 電流センサ
2a 第1のコイル
2b 第2のコイル
3 演算部
3a,3b ベタグランド層
4 プリント基板
11a,11b 集磁コア
22a,22b 外部接続端子
200 電力量計
201a,201b 電圧センサ
202 電力量算出部
203 出力部
a1,a2,b1,b2,c1,c2,d ビア
IR,IS,IT 三相電流
L1,L2,L3,L4 層
LD 負荷
P 三相電力
SP 電源
VR,VS,VT 三相電圧
Φ 磁束

Claims (5)

  1. 電流を流す電流バーの周囲に形成される磁界を検出して前記電流バーに流れる電流信号を検出する電流センサであって、
    電流を流す電流バーを囲むように形成された集磁コアと、
    前記集磁コアのギャップに介在して一端がグランドに接続されて磁気検出を行う磁気検出コイルが設けられたプリント基板と、
    を備え、
    少なくとも前記プリント基板の前記電流バー側の表面に前記磁気検出コイルの一端が接続されるベタグランド層を配置したことを特徴とする電流センサ。
  2. 前記プリント基板の両側表面に前記磁気検出コイルの一端が接続されるベタグランド層を配置したことを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記プリント基板は、前記集磁コアが生成する異なる方向の磁束を検出する2つの磁気検出コイルが設けられ、各磁気検出コイルの一端が前記ベタグランド層に接続され、各磁気検出コイルは直列接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電流センサ。
  4. 前記プリント基板は、多層プリント基板であり、
    前記磁気検出コイルは、各層に形成されたコイルパターンが直列接続されることを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の電流センサ。
  5. 請求項1~4のいずれか一つに記載した電流センサが検出した電流信号と電圧センサが検出した電圧信号とをもとに前記電流バーを流れる電力量を算出することを特徴とする電力量計。
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