JP2023009936A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Takayuki Yamamoto
卓 尾頭
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Abstract

【課題】弁先端部に付着した液体の噴孔の内部への流入を抑制することが可能となる燃料噴射弁を提供する。【解決手段】インジェクタ10は、エンジンの燃焼室に臨むように開口する噴孔24が形成された噴孔形成部23を有し燃焼室内に燃料を直接噴射する弁先端部12を備える。噴孔形成部23の外表面は、噴孔24に隣り合う表面張力調整面30を含む。表面張力調整面30は、噴孔24の周囲に位置する液体W1を噴孔24側から表面張力調整面30側に向かって移動させる表面張力Fを生じさせる。【選択図】図5

Description

本発明は、燃料噴射弁に関する。
従来、内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁が知られている(例えば特許文献1)。内燃機関においては、例えば排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に還流させる場合など、吸気中に含まれる水蒸気が凝縮して凝縮水が生じうる。この凝縮水は、排気ガスの成分に起因して酸性を帯びている。特許文献1に記載の技術では、例えば内燃機関の運転の停止の際に着目し、内燃機関の制御によって燃料噴射弁の先端部の結露の防止又は抑制が図られている。
特開2018-080610号公報
ところで、凝縮水は、例えば吸気マニホールドの内壁面などで結露して生じることもある。このような凝縮水(液体)は、吸気と共に燃焼室内に運ばれて燃料噴射弁の先端部の噴孔の周囲に付着することがある。一般的に、燃料噴射弁の先端部では、外表面に耐食処理を施すことは容易であるが、噴孔の内部に耐食処理を適切に施すことは難しい。そのため、本技術分野では、燃料噴射弁の先端部に付着した液体の噴孔の内部への流入を抑制することが望まれている。
本発明は、弁先端部に付着した液体の噴孔の内部への流入を抑制することが可能となる燃料噴射弁を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る燃料噴射弁は、内燃機関の燃焼室に臨むように開口する噴孔が形成された噴孔形成部を有し燃焼室内に燃料を直接噴射する弁先端部を備える燃料噴射弁であって、噴孔形成部の外表面は、噴孔に隣り合う表面張力調整面を含み、表面張力調整面は、噴孔の周囲に位置する液体を噴孔側から表面張力調整面側に向かって移動させる液体の表面張力を生じさせるように構成されている。
本発明の一態様に係る燃料噴射弁では、弁先端部が、内燃機関の燃焼室に臨むように開口する噴孔が形成された噴孔形成部を有するため、吸気と共に燃焼室内に運ばれた液体が、噴孔形成部の外表面の噴孔の周囲に付着する可能性がある。噴孔形成部の外表面には、表面張力調整面が噴孔に隣り合って設けられている。表面張力調整面は、噴孔の周囲に位置する液体を噴孔側から表面張力調整面側に向かって移動させる液体の表面張力を生じさせるように構成されている。これにより、例えば噴孔の周囲に液体が付着したとしても、液体が表面張力調整面側に向かって移動させられるため、液体が噴孔側から遠ざけられる。したがって、本発明の一態様に係る燃料噴射弁によれば、弁先端部に付着した液体の噴孔の内部への流入を抑制することが可能となる。
一実施形態において、表面張力調整面は、弁先端部の軸方向に沿って延在する縦凹部を含んでもよい。この構成によれば、軸方向に交差する方向に沿って噴孔側から縦凹部側に向かって液体を移動させるように、縦凹部によって液体の表面張力を生じさせることができる。
一実施形態において、弁先端部は、軸方向に交差する方向に噴孔形成部から連なって延びる交差面を有し、縦凹部は、軸方向における噴孔の位置よりも交差面側に少なくとも設けられていてもよい。この構成によれば、軸方向に交差する方向に加えて、更に軸方向において噴孔の位置よりも交差面側に液体を移動させることができる。
一実施形態において、縦凹部は、軸方向に交差する方向に所定の幅を有して一対の噴孔の間を通って延在しており、所定の幅は、軸方向において交差面側から噴孔形成部の先端側に向かうにつれて狭くなってもよい。この構成によれば、一対の噴孔の間の部分の幅と比べて、軸方向において交差面側の幅が先端側の幅よりも広くなる。そのため、例えば縦凹部の幅が一対の噴孔の間の部分の幅で一定の場合と比べて、交差面側に向かうに従って噴孔と縦凹部とが離れていくことが抑制され、縦凹部側に向かって液体を移動させる表面張力が生じ易くなる。
一実施形態において、縦凹部は、噴孔形成部の先端に達していなくてもよい。この構成によれば、噴孔形成部の先端に縦凹部を形成しないことで、噴孔形成部の強度を保ちやすくなる。
一実施形態において、弁先端部は、弁先端部の軸方向に交差する方向に噴孔形成部から連なって延びる交差面を有し、表面張力調整面は、噴孔形成部と交差面との境界に沿って延在する横凹部を含んでもよい。この構成によれば、軸方向に沿って噴孔側から横凹部側に向かって液体を移動させるように、横凹部によって液体の表面張力を生じさせることができる。
一実施形態において、表面張力調整面は、噴孔形成部の外表面において噴孔の開口縁に連なると共に開口縁よりも弁先端部の径方向内側に窪んで延在する凹曲面であってもよい。この構成によれば、表面張力調整面が噴孔の開口縁に連なる凹曲面であるため、噴孔の周囲に位置する液体が表面張力調整面の凹曲面の底に向かって案内され易くなる。
本発明によれば、弁先端部に付着した液体の噴孔の内部への流入を抑制することが可能となる。
実施形態の燃料噴射弁を備えたエンジンの概略断面図である。 図1の燃料噴射弁の弁先端部の側面図である。 図2の弁先端部を拡大して示す側面図である。 図3のIV-IV線に沿っての断面図である。 表面張力調整面による表面張力の調整を説明するための概念図である。 表面張力の比較例を示す概念図である。 第1変形例に係る燃料噴射弁の弁先端部を拡大して示す側面図である。 第2変形例に係る燃料噴射弁の弁先端部を拡大して示す側面図である。 第3変形例に係る燃料噴射弁の弁先端部を拡大して示す側面図である。 第4変形例に係る燃料噴射弁の弁先端部を拡大して示す側面図である。 第5変形例に係る燃料噴射弁の弁先端部を拡大して示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、実施形態の燃料噴射弁を備えたエンジンの概略断面図である。図1に示されるように、実施形態に係るインジェクタ(燃料噴射弁)10は、直噴式のエンジン(内燃機関)1に適用される。エンジン1は、例えばディーゼルエンジンである。エンジン1は、シリンダブロック2と、シリンダブロック2の上面に配置されたシリンダヘッド3と、を備えている。
シリンダブロック2には、複数(例えば4つ)のシリンダ4が形成されている。シリンダ4内には、ピストン5が往復昇降可能に配置されている。シリンダ4内には、シリンダライナ(図示省略)が圧入されていてもよい。この場合、ピストン5は、シリンダライナに摺接しつつ往復昇降が可能である。シリンダブロック2(シリンダライナ)とシリンダヘッド3とピストン5とで囲まれる空間は、燃焼室6を画成する。
シリンダヘッド3には、燃焼室6への吸気が流通する吸気ポート7が形成されている。吸気ポート7の一端は、燃焼室6に連通している。吸気ポート7の他端は、シリンダヘッド3の一側面3aに開口している。吸気ポート7は、例えばシリンダ4の数に対応して、ここでは4個の吸気ポート7が一側面3aに並設されている。吸気ポート7は、燃焼室6側において吸気バルブ3bの数に対応して分岐していてもよい。
吸気ポート7の他端は、吸気マニホールド8を介してサージタンク(図示省略)に連通している。吸気マニホールド8の内部空間は、サージタンクから吸気ポート7への吸気が流通する吸気通路である。
エンジン1は、燃焼室6内に燃料を直接噴射するインジェクタ10と、インジェクタ10と接続され、高圧燃料を貯留すると共にインジェクタ10に高圧燃料を供給するコモンレール(不図示)とを備えている。また、エンジン1は、燃焼室6で発生した排気ガスの一部をEGR(排気再循環)ガスとして吸気通路に還流させるEGRユニット(図示省略)を備えている。
図2は、図1の燃料噴射弁の弁先端部の側面図である。図1及び図2に示されるように、インジェクタ10は、本体部11と、弁先端部12と、を備えている。本体部11は、外形略円柱状を呈するインジェクタ10の胴体部分である。インジェクタ10は、本体部11に形成された座面13においてガスケット14を介してシリンダヘッド3に取り付けられている。
弁先端部12は、本体部11から連なるインジェクタ10の先端部分であり、本体部11に対して燃焼室6側に位置している。弁先端部12は、燃焼室6内に臨んでおり、燃焼室6内に燃料を直接噴射する。
弁先端部12は、本体部11の座面13から軸方向Xに延びる基端部21と、基端部21から連なって軸方向Xに交差する方向に沿って延びる交差面22と、交差面22に連なって軸方向Xに突出するように形成された噴孔形成部23と、を有している。軸方向Xは、弁先端部12の軸方向である。軸方向Xは、例えば、インジェクタ10の軸(本体部11の軸)が延びる方向と一致している。軸方向Xは、例えば重力が作用する方向に沿ってインジェクタ10が配置されている場合、鉛直上下方向に沿う方向となる。
基端部21は、弁先端部12の基部であり、例えば本体部11より小径な外形略円柱状を呈している。基端部21は、座面13から軸方向Xに延在している。基端部21は、インジェクタ10が取り付けられるシリンダヘッド3の貫通孔3cに挿通されている。これにより、弁先端部12は、貫通孔3cを介してシリンダヘッド3の下面3d(燃焼室6の天井面)から突出している。
図3は、図2の弁先端部を拡大して示す側面図である。図2及び図3に示されるように、交差面22は、基端部21と噴孔形成部23とを接続する弁先端部12の外壁面である。交差面22は、軸方向Xに交差する方向に噴孔形成部23から連なって延びている。本実施形態では、一例として、交差面22は、弁先端部12の周方向Yに対して傾斜する方向に沿って延びている。周方向Yは、軸方向Xに直交する方向であり、本体部11及び弁先端部12(基端部21)の円柱部分の外周面に沿う方向である。交差面22は、周方向Yに対して傾斜するテーパ状の傾斜面となっている。交差面22は、軸方向Xに沿って弁先端部12の先端12a側に向かうに従って先細りとなる。
噴孔形成部23は、本体部11から遠ざかる方向に交差面22の中央部から突出している部分である。噴孔形成部23は、一例として、半球状(ドーム状)を呈する外形形状を有しており、軸方向Xについて軸対称となっている。ここでの噴孔形成部23は、シリンダヘッド3の下面3dよりも下方に位置している。噴孔形成部23の内部には、弁先端部12の内部において噴射前の燃料を一時的に貯留する空間(サック部)が形成されている。
噴孔形成部23には、燃焼室6に臨むように開口する複数の噴孔24が形成されている。複数の噴孔24は、噴孔形成部23の外表面23aに開口している。噴孔形成部23の外表面23aにおいて、複数の噴孔24は、周方向Yに沿って互いに離間して形成されている。複数の噴孔24は、軸方向X視で放射状に並ぶように設けられている。噴孔24の開口縁24aの形状は、例えば円形とされている。噴孔形成部23では、燃料が燃焼室6内に噴射される際に、噴孔形成部23の内部に溜まった燃料が複数の噴孔24のそれぞれを流通して噴射される。
以上のようなエンジン1では、EGRユニットによってEGRガスとして還流させられた排気ガスの一部に含まれる水蒸気が、吸気ポート7又は吸気マニホールド8で凝縮されて凝縮水(液体)となることがある。この液体は、吸気マニホールド8の内部空間を流通する吸気と共に吸気ポート7を介して燃焼室6に流入する場合がある。噴孔形成部23がシリンダヘッド3の下面3dよりも下方に位置しているため、吸気と共に燃焼室6に流入した液体は、インジェクタ10の弁先端部12(特に噴孔形成部23の外表面23a)に付着する可能性がある。本実施形態のインジェクタ10では、噴孔24の周囲に液体が付着したとしても液体が噴孔24から遠ざかるように液体を移動させるための構成として、噴孔形成部23に表面張力調整面30が設けられている。
図4は、図3のIV-IV線に沿っての断面図である。図3及び図4に示されるように、噴孔形成部23の外表面23aは、噴孔24に隣り合う表面張力調整面30を含んでいる。図3の例では、外表面23aのうち破線L1と破線L2とで挟まれる部分が表面張力調整面30として構成されている。破線L1,L2は、外表面23a上における表面張力調整面30の縁を図中で示すための仮想的な線である。なお、外表面23aでは、表面張力調整面30を含め、排気ガスの成分に起因する酸性に抗する耐食処理としてのコーティング層23cで噴孔形成部23の基材23bが覆われている。噴孔24の内部には、コーティング層23cが設けられておらず、噴孔形成部23の基材23bが噴孔24の内部の内壁面となっている。
表面張力調整面30は、例えば、外表面23aにおいて噴孔24の開口縁24aに連なると共に開口縁24aよりも弁先端部12の径方向内側に窪んで延在する凹曲面である。具体的な一例として、図3に示されるように、表面張力調整面30は、噴孔形成部23の外表面23aにおいて周方向Yに沿って延在する横凹部31と、噴孔形成部23の外表面23aにおいて弁先端部12の軸方向Xに沿って延在する縦凹部32と、を含む。横凹部31は、軸方向Xにおいて噴孔24に隣り合う表面張力調整面30である。縦凹部32は、周方向Yにおいて噴孔24に隣り合う表面張力調整面30である。
横凹部31は、例えば、周方向Y視で開口縁24aよりも弁先端部12の径方向内側に窪んでいる凹部である。図3の例では、横凹部31は、周方向Y視で仮想的な接線L3よりも径方向内側にて湾曲する凹曲面をなしている。接線L3は、周方向Y視で噴孔24の開口縁24aで噴孔形成部23の外表面23aに接する仮想的な接線である。ここでの横凹部31は、接線L3よりも径方向内側において、周方向Y視で弁先端部12の径方向外側に凸となる頂部31aと、周方向Y視で弁先端部12の径方向内側に凸となる底部31bと、を含む。頂部31aは、例えば、外表面23aにおいて軸方向Xに沿って噴孔24の開口縁24aに連なっている。底部31bは、例えば、弁先端部12の径方向内側に凸となる凹曲面で頂部31aと境界25とを繋いでいる。
横凹部31は、例えば、噴孔形成部23の外表面23aにおいて噴孔形成部23と交差面22との境界25に沿って延在する。ここでの横凹部31は、境界25に沿って連続して延在し、軸方向Xを軸とする環状となっている。横凹部31は、噴孔24の周囲に付着した液体に表面張力を生じさせる観点から、弁先端部12にのみ設けられていればよく、境界25より本体部11側となる基端部21及び交差面22には形成されていなくてもよい。
図4に示されるように、縦凹部32は、例えば、軸方向X視で開口縁24aよりも弁先端部12の径方向内側に窪んでいる凹部である。図4の例では、縦凹部32は、軸方向X視で仮想的な外接円L4よりも径方向内側にて湾曲する凹曲面をなしている。外接円L4は、軸方向X視で複数の噴孔24の開口縁24aを繋ぐように噴孔形成部23の外表面23aに外接する仮想的な外接円である。ここでの縦凹部32は、外接円L4よりも径方向内側において、軸方向X視で弁先端部12の径方向外側に凸となる頂部32aと、軸方向X視で弁先端部12の径方向内側に凸となる底部32bと、を含む。頂部32aは、例えば、外表面23aにおいて周方向Yに沿って噴孔24の開口縁24aに連なっている。底部32bは、例えば、隣り合う一対の頂部32a同士をその凹曲面で繋いでいる。
図3に示されるように、縦凹部32は、軸方向Xにおける噴孔24の位置よりも交差面22側に少なくとも設けられている。縦凹部32は、軸方向Xにおける噴孔24の位置よりも先端12a側に設けられていてもよい。図3の例では、縦凹部32は、交差面22側において横凹部31と連なっており、横凹部31から軸方向Xに沿って先端12a側に延在し、周方向Yに隣り合う一対の噴孔24の間を通り、軸方向Xにおける噴孔24の位置よりも先端12a側において先端12aまで所定の距離離れた位置まで延在するように形成されている。このように縦凹部32が先端12aに達していないことで、縦凹部32の形成に伴う噴孔形成部23の肉厚減少を抑制し、強度確保の容易化を図ることができる。縦凹部32は、隣り合う一対の噴孔24の間の全てについて形成されていてもよい。つまり、縦凹部32の数は、例えば噴孔24の数と同じであってもよい。
外表面23aにおいて表面張力調整面30と噴孔24との距離は、表面張力調整面30の少なくとも一部において仮想液滴径以下とされていてもよい。仮想液滴径は、外表面23aに付着した液体の液滴の仮想的な径寸法である。図4の例では、縦凹部32の頂部32aの少なくとも一部は、軸方向X視において噴孔24の開口縁24aの周囲に平面部を介することなく連なっている。つまり、表面張力調整面30は、噴孔24に平面部を介することなく隣り合って設けられている。隣り合う一対の噴孔24に挟まれる部分において、縦凹部32と噴孔24との周方向Yの距離は略0であり、すなわち、仮想液滴径以下とされている。
図3に示されるように、縦凹部32は、周方向Yに沿って所定の幅を有している。縦凹部32の幅は、縦凹部32の周方向Yにおける両端部間の距離であり、図3の例では、一対の噴孔24の間における破線L2同士の周方向Yに沿う離間距離に対応する。縦凹部32の幅は、例えば、軸方向Xにおいて交差面22側から先端12a側に向かうにつれて狭くなっている。縦凹部32の幅は、軸方向Xにおける噴孔24の位置よりも交差面22側では、隣り合う一対の噴孔24に挟まれる部分と比べて広くなっている。縦凹部32の幅は、軸方向Xにおける噴孔24の位置よりも先端12a側では、隣り合う一対の噴孔24に挟まれる部分と比べて狭くなっている。
以上のように構成された表面張力調整面30は、噴孔24の周囲に位置する液体を噴孔24側から表面張力調整面30側に向かって移動させるように、噴孔24の周囲に付着した液体に表面張力を生じさせる。
図5は、表面張力の調整を説明するための概念図である。図6は、比較例を示す概念図である。図5及び図6に示されるように、噴孔24の周囲に液体W1,W100が付着した状況を想定する。
まず、図6の比較例について説明すると、軸方向X視の所定断面において噴孔形成部123の外表面123aが円形の場合(噴孔124の開口縁124aの外接円と一致する場合)、噴孔124の周囲に付着した液体W100の形状は、周方向Yに沿って特に非対称とはならない傾向にあると考えられる。液体W100の形状は、外表面123aに対する一対の接触角θが、周方向Yについて互いに同程度となるような形状と考えられる。したがって、外表面123aに沿って液体W100を噴孔24から遠ざけるような有意な表面張力は、液体W100には生じていない。
これに対し、本実施形態のインジェクタ10では、図5に示されるように、縦凹部32が外接円L4よりも径方向内側に窪んでいることから、噴孔24の周囲に付着した液体W1の形状は、窪みの形状に従って底部32bに向かうように噴孔24側と底部32b側とで非対称に変形する。具体的には、液体W1の縦凹部32に対する接触角について、底部32b側の接触角θ2よりも噴孔24側の接触角θ1の方が大きくなる傾向にあるものと考えられる。これにより、液体W1に生じる表面張力Fは、噴孔24側から底部32b側に向かう力(液体W1を駆動する力)になるものと考えられる(表面張力の調整)。このような表面張力の調整の作用は、頂部32aの形状が軸方向X視で弁先端部12の径方向外側に凸となっていることで、一層好適に奏されるものと考えられる。
底部32bでは、液体W2の形状が、液体W1の形状と比べて周方向Yに沿って非対称ではなくなっている。そのため、底部32bでは、縦凹部32に対する液体W2の接触角θ3,θ4の差が、液体W1の接触角θ1,θ2の差よりも小さくなり、液体W2を駆動させる表面張力が生じにくくなる(表面張力の調整)。その結果、液体W1は、噴孔24から遠ざけられて、液体W2として底部32bにおいて滞留することとなる。このような表面張力の調整の作用は、底部32bの形状が軸方向X視で弁先端部12の径方向内側に凸となっていることで、一層好適に奏されるものと考えられる。
なお、吸気と共に次々と液体が噴孔24の周囲に付着すると、次々と付着する複数の液体W1が互いに接触して連続した液滴となり、底部32bで滞留している液体W2に接触する。このように、液体W2によって、液体W1が液体W2に引き寄せられる表面張力が生じることも期待される。
ちなみに、上述のように、周方向Yについては縦凹部32によって液体W1を駆動する力が生じ、噴孔24に対する液体W1,W2の表面張力の調整の作用が奏されたが、軸方向Xについては、図3の横凹部31によって同様の作用が奏される。すなわち、横凹部31によって、軸方向Xについて噴孔24側から底部31b側に向かう表面張力が、噴孔24の周囲に付着した液体に生じる。噴孔24の周囲に付着した液体は、噴孔24側から頂部31aを介して底部31bに駆動され、噴孔24から遠ざけられて、底部31bにおいて滞留することとなる。
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態のインジェクタ10では、弁先端部12が、エンジン1の燃焼室6に臨むように開口する噴孔24が形成された噴孔形成部23を有するため、吸気と共に燃焼室6内に運ばれた液体が、噴孔形成部23の外表面23aの噴孔24の周囲に付着する可能性がある。噴孔形成部23の外表面23aには、表面張力調整面30が噴孔24に隣り合って設けられている。表面張力調整面30は、噴孔24の周囲に位置する液体W1を噴孔24側から表面張力調整面30側に向かって移動させる液体の表面張力Fを生じさせるように構成されている。これにより、例えば噴孔24の周囲に液体W1が付着したとしても、液体W1が表面張力調整面30側に向かって移動させられるため、液体W1が噴孔24側から遠ざけられる。したがって、インジェクタ10によれば、弁先端部12に付着した液体W1の噴孔24の内部への流入を抑制することが可能となる。
インジェクタ10において、表面張力調整面30は、弁先端部12の軸方向Xに沿って延在する縦凹部32を含んでいる。この構成によれば、軸方向Xに交差する方向である周方向Yに沿って噴孔24側から縦凹部32側に向かって液体W1を移動させるように、縦凹部32によって液体W1の表面張力を生じさせることができる。
インジェクタ10において、弁先端部12は、軸方向Xに交差する方向である周方向Yに噴孔形成部23から連なって延びる交差面22を有している。縦凹部32は、軸方向Xにおける噴孔24の位置よりも交差面22側に少なくとも設けられている。この構成によれば、周方向Yに加えて、更に軸方向Xにおいて噴孔24の位置よりも交差面22側に液体を移動させることができる。
インジェクタ10において、縦凹部32は、周方向Yに所定の幅を有して一対の噴孔24の間を通って延在している。所定の幅は、軸方向Xにおいて交差面22側から噴孔形成部23の先端12a側に向かうにつれて狭くなっている。この構成によれば、一対の噴孔24の間の部分の幅と比べて、軸方向Xにおいて交差面22側の幅が先端12a側の幅よりも広くなる。そのため、例えば縦凹部の幅が一対の噴孔24の間の部分の幅で一定の場合と比べて、交差面22側に向かうに従って噴孔24と縦凹部32とが離れていくことが抑制され、縦凹部32側に向かって液体を移動させる表面張力が生じ易くなる。
インジェクタ10において、縦凹部32は、弁先端部12の先端12a(噴孔形成部の先端)に達していない。この構成によれば、先端12aに縦凹部32を形成しないことで、噴孔形成部23の強度を保ちやすくなる。
インジェクタ10において、弁先端部12は、周方向Yに噴孔形成部23から連なって延びる交差面22を有している。表面張力調整面30は、噴孔形成部23と交差面22との境界25に沿って延在する横凹部31を含んでいる。この構成によれば、軸方向Xに沿って噴孔24側から横凹部31側に向かって液体を移動させるように、横凹部31によって液体の表面張力を生じさせることができる。
インジェクタ10において、表面張力調整面30は、噴孔形成部23の外表面23aにおいて噴孔24の開口縁24aに連なると共に開口縁24aよりも弁先端部12の径方向内側に窪んで延在する凹曲面である。この構成によれば、表面張力調整面30が噴孔24の開口縁24aに連なる凹曲面であるため、噴孔24の周囲に位置する液体W1が表面張力調整面30の凹曲面の底である底部31b,32bに向かって案内され易くなる。なお、表面張力調整面30が噴孔24の開口縁24aに連なる部分において、仮想液滴径を考慮して表面張力調整面30を構成することで、より一層、噴孔24の周囲に位置する液体W1が底部32bに向かって案内され易くなる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限られるものではない。
[第1変形例]
上記実施形態では、表面張力調整面30は、弁先端部12の軸方向Xに沿って延在する縦凹部32を含んでいたが、これに限定されない。例えば、表面張力調整面30は、噴孔形成部23と交差面22との境界25に沿って延在する横凹部33のみを含んでいてもよい。図7は、第1変形例に係るインジェクタ10Aの弁先端部12Aを拡大して示す側面図である。図7に示されるように、インジェクタ10Aの弁先端部12Aは、横凹部31及び縦凹部32に代えて横凹部33のみが設けられている点で、インジェクタ10の弁先端部12と異なっている。横凹部33は、横凹部31と基本的に同様に構成されているが、噴孔24との距離がより接近している点で異なっている。
図7の例では、横凹部33の頂部33aの少なくとも一部は、噴孔24の開口縁24aの周囲に平面部を介することなく連なっている。つまり、表面張力調整面30は、噴孔24に平面部を介することなく隣り合って設けられている。噴孔24の開口縁24aにおける先端12aとは反対側の部分において、横凹部33と噴孔24との外表面23aに沿う軸方向Xの距離は略0であり、すなわち、仮想液滴径以下とされている。噴孔24の周囲に付着した液体W3には、横凹部33によって、軸方向Xについて噴孔24側から底部33b側に向かう表面張力が生じる。噴孔24の周囲に付着した液体W3は、噴孔24側から頂部33aを介して底部33bに駆動され、液体W4として底部33bにおいて滞留することとなる。
[第2変形例]
上記実施形態では、表面張力調整面30は、噴孔24の開口縁24aよりも弁先端部12の径方向内側に窪んで延在する凹曲面であったが、これに限定されない。例えば、表面張力調整面30は、縦凹部の他の態様として、噴孔24の開口縁24aよりも弁先端部12の径方向内側に窪む段付溝34であってもよい。図8は、第2変形例に係るインジェクタ10Bの弁先端部12Bを拡大して示す側面図である。図8に示されるように、インジェクタ10Bの弁先端部12Bは、横凹部31及び縦凹部32に代えて段付溝34のみが設けられている点で、インジェクタ10の弁先端部12と異なっている。
図8の例では、段付溝34は、軸方向Xに沿って延在する傾斜面34aと、周方向Yに沿って延在する傾斜面34bと、傾斜面34aと傾斜面34bと境界25とで画成される底面34cと、を含む。傾斜面34a,34bは、噴孔24の開口縁24aよりも弁先端部12の径方向内側に向かって所定の傾きを有する斜面である。これにより、段付溝34は、深さが一様な断面矩形状の溝となっている。図8の例では、傾斜面34aの縁は、一対の噴孔24の間において、噴孔24の開口縁24aに所定幅D1の平面部を介して連なっている。つまり、表面張力調整面30は、噴孔24に所定幅D1の平面部を介して隣り合って設けられている。所定幅D1は、例えば、仮想液滴径以下の寸法とすることができる。これにより、液体W5には、噴孔24側から底面34c側に向かう表面張力(液体W5を駆動する力)が生じるものと考えられる。液体W5は、噴孔24から遠ざけられて、液体W6として底面34cにおいて滞留することとなる。
[第3変形例]
上記実施形態では、横凹部31は、境界25に沿って連続して延在し、軸方向X視で環状となっていたが、周方向Yに沿って断続的に延在していてもよい。例えば、表面張力調整面30は、複数の段付溝35として構成されてもよい。図9は、第3変形例に係るインジェクタ10Cの弁先端部12Cを拡大して示す側面図である。図9に示されるように、インジェクタ10Cの弁先端部12Cは、横凹部31及び縦凹部32に代えて複数の段付溝35が設けられている点で、インジェクタ10の弁先端部12と異なっている。複数の段付溝35は、それぞれ、軸方向X視で噴孔24と重複するような周方向Yの範囲を含んで設けられている。複数の段付溝35は、境界25に沿って断続的に(互いに離間して)配置されている。
図9の例では、複数の段付溝35のそれぞれは、周方向Yの両端に位置する溝側面35aと、軸方向Xの両端に位置する溝側面35bと、溝側面35aと溝側面35bとで画成される底面35cと、を含む。複数の段付溝35は、外表面23a上において先端12a側とは反対側に凸となるような略V字をなしている。図9の例では、溝側面35bの縁の少なくとも一部は、噴孔24の開口縁24aに所定幅D2の平面部を介して連なっている。つまり、表面張力調整面30は、噴孔24に所定幅D2の平面部を介して隣り合って設けられている。段付溝35が略V字をなしているため、平面部を介して連なる箇所は、1つの段付溝35につき2箇所となる。所定幅D2は、例えば、仮想液滴径以下の寸法とすることができる。これにより、図8の例と同様に、噴孔24の周囲に付着した液体に、噴孔24側から底面35c側に向かう表面張力(液体を駆動する力)を生じさせることができる。
[第4変形例]
上記実施形態では、噴孔形成部23は、半球状を呈する外形形状を有していたが、この形状に限定されない。例えば、図10に示されるように、インジェクタ10Dの弁先端部12Dにおいて、噴孔形成部23Dは、円錐状を呈する外形形状を有していてもよい。この場合においても、上述の表面張力調整面30による作用効果は、上記実施形態と同様に奏することができる。
[第5変形例]
上記実施形態では、交差面22は、弁先端部12の周方向Y(つまり軸方向Xに直交する面)に対して傾斜する方向に沿って延びていたが、これに限定されない。例えば、図11に示されるように、インジェクタ10Eの弁先端部12Eにおいて、交差面22Eは、弁先端部12の周方向Yに対して傾斜しないで(つまり軸方向Xに直交する面に沿って)延びていてもよい。この場合においても、上述の表面張力調整面30による作用効果は、上記実施形態と同様に奏することができる。
[その他の変形例]
上記実施形態及び変形例では、縦凹部32,段付溝34が軸方向Xに沿って延在する態様として、縦凹部32,段付溝34の軸方向Xにおける仮想的な中央軸線の延長上に先端12aが位置するような態様であったが、これに限定されない。縦凹部が軸方向Xに沿って延在する態様は、縦凹部の軸方向Xにおける仮想的な中央軸線の延長上に先端12aが位置しないような態様であってもよい。
上記実施形態及び変形例では、縦凹部32,段付溝34は、隣り合う一対の噴孔24の間の全てについて形成されていたが、これに限定されない。例えば、縦凹部32,段付溝34は、隣り合う一対の噴孔24の間に一つおきに形成されていてもよい。つまり、縦凹部32,段付溝34の数は、例えば噴孔24の数の半分であってもよい。
上記実施形態及び変形例では、噴孔24から表面張力調整面30の一部までの外表面23aに沿う距離が仮想液滴径以下である構成を説明したが、表面張力調整面30の一部又は全部が噴孔24から仮想液滴径よりも長い距離で離れていてもよい。要は、表面張力調整面30は、噴孔24に隣り合っていればよい。
上記実施形態では、横凹部31は、周方向Y視で仮想的な接線L3よりも径方向内側に全て納まっていたが、一部が接線L3よりも径方向外側にあってもよい。縦凹部32は、軸方向X視で仮想的な外接円L4よりも径方向内側に全て納まっていたが、一部が外接円L4よりも径方向外側にあってもよい。要は、必ずしも表面張力調整面30の全体が、開口縁24aよりも弁先端部12の径方向内側に窪んで延在していなくてもよい。
上記実施形態及び変形例では、噴孔24は、単純な円柱状の内部空間を有する貫通孔であったが、これに限定されない。例えば、噴孔24では、開口縁24aの燃料出口部分に座繰り部が形成されていてもよい。座繰り部は、噴孔24の孔径よりも径が大きい凹部であり、凹部の底面に噴孔24の燃料出口が開口している。つまり、噴孔24の内部には、座繰り部によって段差が形成されていてもよい。
上記実施形態及び変形例では、凝縮水が生じる状況として、EGRユニットによって、燃焼室6で発生した排気ガスの一部がEGRガスとして還流させられる場合を例示したが、これに限定されない。例えばEGRガスが還流されておらずEGRガスが混入していない吸気の場合であっても、弁先端部に付着する液体が存在する状況であれば、当該液体の噴孔24の内部への流入を抑制することが可能となる。
上記実施形態及び変形例では、内燃機関としてディーゼルエンジンであるエンジン1を例示したが、例えばガソリンエンジン等、直噴式のエンジンであれば、その他の内燃機関であってもよい。
1…エンジン(内燃機関)、6…燃焼室、10,10A,10B,10C,10D,10E…インジェクタ(燃料噴射弁)、12,12A,12B,12C,12D,12E…弁先端部、12a…先端、22,22E…交差面、23,23D…噴孔形成部、23a…外表面、24…噴孔、24a…開口縁、25…境界、30…表面張力調整面、31,33…横凹部、32…縦凹部、34…段付溝(縦凹部)、F…表面張力、X…軸方向。

Claims (7)

  1. 内燃機関の燃焼室に臨むように開口する噴孔が形成された噴孔形成部を有し前記燃焼室内に燃料を直接噴射する弁先端部を備える燃料噴射弁であって、
    前記噴孔形成部の外表面は、前記噴孔に隣り合う表面張力調整面を含み、
    前記表面張力調整面は、前記噴孔の周囲に位置する液体を前記噴孔側から前記表面張力調整面側に向かって移動させる前記液体の表面張力を生じさせるように構成されている、燃料噴射弁。
  2. 前記表面張力調整面は、前記弁先端部の軸方向に沿って延在する縦凹部を含む、請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記弁先端部は、前記軸方向に交差する方向に前記噴孔形成部から連なって延びる交差面を有し、
    前記縦凹部は、前記軸方向における前記噴孔の位置よりも前記交差面側に少なくとも設けられている、請求項2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記縦凹部は、前記軸方向に交差する方向に所定の幅を有して一対の前記噴孔の間を通って延在しており、
    前記所定の幅は、前記軸方向において前記交差面側から前記噴孔形成部の先端側に向かうにつれて狭くなる、請求項3に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記縦凹部は、前記噴孔形成部の先端に達していない、請求項2~4の何れか一項に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記弁先端部は、前記弁先端部の軸方向に交差する方向に前記噴孔形成部から連なって延びる交差面を有し、
    前記表面張力調整面は、前記噴孔形成部と前記交差面との境界に沿って延在する横凹部を含む、請求項1~5の何れか一項に記載の燃料噴射弁。
  7. 前記表面張力調整面は、前記噴孔形成部の外表面において前記噴孔の開口縁に連なると共に前記開口縁よりも前記弁先端部の径方向内側に窪んで延在する凹曲面である、請求項1~6の何れか一項に記載の燃料噴射弁。
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