JP2023008990A - コネクタ・ハウジング・アセンブリおよびコネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】本発明により、コネクタ・ハウジング・アセンブリの内側の水蒸気経路がシールされているので、コネクタ・ハウジング・アセンブリの内側から電気機器のシェルに水蒸気が侵入するのを防止することができる、コネクタ・ハウジング・アセンブリおよびコネクタを提供する。【解決手段】合わせコネクタと合わせるための挿入口および設置口を備えるハウジングと、ハウジングに接続され、電気機器のシェルに取り付けられるように適合されたシールド接続部材と、シールド接続部材に接続され、電気接続部材が貫通する貫通孔が形成されているシールカバーとを備える、コネクタ・ハウジング・アセンブリおよびコネクタが開示される。シールカバーとシールド接続部材との間の合わせ界面、およびシールカバーと電気接続部材との間の合わせ界面はシールされているので、ハウジングの内側から電気機器のシェル内に水蒸気が侵入することはできない。【選択図】図１

Description

（関連出願との相互参照）
本願は、２０２１年７月６日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第２０２１２１５２５７３６．２号の利益を主張し、その開示全体は、参照により本明細書中に援用される。

本発明は、コネクタ・ハウジング・アセンブリおよびコネクタ・ハウジング・アセンブリを含むコネクタに関する。

先行技術では、電気機器と電源または他の機器との間の電気接続を実現するために、通常、電気機器と電源または他の機器との間の電気接続を便利に実現できるように、電源または他の機器上の合わせコネクタと迅速に一致させることができるコネクタを電気機器のシェルに予め設置する必要がある。

電気機器のコネクタを合わせコネクタに一致させた後、コネクタと合わせコネクタとの間でシールを実現することができる。しかし、合わせコネクタとの組み立て前は、電気機器に予め設置されたコネクタのハウジングに隙間があり、外部の水蒸気がコネクタのハウジングの内側から電気機器の内側に侵入し、電気機器を損傷し、更には安全上の事故が発生する可能性がある。

本発明は、上述した欠点の少なくとも一面を克服または緩和するためになされたものである。

本発明の１つの態様によれば、合わせコネクタと合わせる（またはつがいを成すもしくは嵌り合うようになっている；mate）ための挿入口および挿入口と反対側の設置口を備えたハウジング、ハウジングに接続され、かつ電気機器のシェルに取り付けられるように適合されたシールド接続部材、並びにシールド接続部材に接続され、かつ電気接続部材が貫通する（または通過する；pass through）貫通孔が形成されたシールカバー（または密閉カバーまたは封止カバー）を備えるコネクタ・ハウジング・アセンブリが提供される。シールカバーとシールド接続部材との間の合わせ界面、およびシールカバーと電気接続部材との間の合わせ界面がシールされて、ハウジングの内側から電気機器のシェル内に水蒸気が侵入するのを防止する。

本発明の例示的な実施形態によれば、ハウジングとシールド接続部材との間の合わせ界面、およびシールド接続部材と電気機器のシェルとの間の合わせ界面がシールされて、ハウジングの外側から電気機器のシェル内への水蒸気の侵入するのを防止する。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、合わせ界面にシール部材を配置して、合わせ界面をシールする。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、シール部材が、シールストリップ、シールブロック、シールリングまたはシーラントを含む。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、シールカバーに弾性シールブロックが配置され、弾性シールブロックが、シールカバーと電気接続部材との間の合わせ界面をシールする。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、シールカバーが周壁と底壁とを備え、貫通孔がシールカバーの底壁に形成され、シールカバーの周壁が弾性シールブロックを半径方向に圧縮して、弾性シールブロックと気密的に適合し（またはフィットし）、電気接続部材は、弾性シールブロックを貫通し、かつ弾性シールブロックと気密的に適合される。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、シールカバーは周壁と底壁とを備え、貫通孔はシールカバーの底壁に形成され、電気接続部材と貫通孔との合わせ面にシーラントがコートされて、電気接続部材と貫通孔との間の合わせ界面をシールする。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、シールド接続部材とハウジングとの合わせ面の間に第１の弾性シールリングが配置され、第１の弾性シールリングがシールド接続部材とハウジングとの合わせ面の間で圧縮されて、シールド接続部材とハウジングとの間の合わせ界面をシールする。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、シールカバーとシールド接続部材との間に第２の弾性シールリングが配置され、第２の弾性シールリングがシールカバーとシールド接続部材との間で軸方向に圧縮されて、シールカバーとシールド接続部材との間の合わせ界面をシールする。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、シールカバーが周壁および底壁によって囲まれた収容キャビティを備え、収容キャビティが底壁と反対側の端部開口部を有し、シールカバーは端部開口部に位置するリップ部を有し、第２の弾性シールリングは、シールカバーのリップ部とシールド接続部材の底面との間で軸方向に圧縮される。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、電気機器のシェルと接触するシールド接続部材の底面に第３の弾性シールリングが配置され、第３の弾性シールリングは、シールド接続部材と電気機器のシェルとの間で軸方向に圧縮されるように適合されて、シールド接続部材と電気機器のシェルとの間の合わせ界面をシールする。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、コネクタ・ハウジング・アセンブリは、本体部（main body part）と、本体部から連続的に延在する接触部とを有するシールドシェルを更に備え、シールドシェルの本体部がハウジングに設置され、シールドシェルの接触部はシールド接続部材と電気的に接触して、シールド接続部材を介して電気機器のシェルと電気的に接続する。

本発明の別の例示的な実施形態によれば、接触部は、ハウジングの外側に延在し、かつシールド接続部材と電気的に接続される接触ばねシートを含む。

本発明の別の態様によれば、上記コネクタ・ハウジング・アセンブリと、コネクタ・ハウジング・アセンブリに設置され、かつシールカバーから延在する電気接続部材とを備えるコネクタが提供される。電気接続部材は、電力接続端子、信号接続端子、または接続ワイヤを含む。

本発明の例示的な実施形態によれば、コネクタは、ハウジングとシールド接続部材との間の合わせ界面、シールド接続部材とシールカバーとの間の合わせ界面、およびシールカバーと電気接続部材との間の合わせ界面をそれぞれシールする複数のシール部材を更に備え、コネクタはハウジングの設置口においてシールされる。

本発明による前述の例示的な実施形態では、コネクタ・ハウジング・アセンブリの内側の水蒸気経路がシールされ、それによって、コネクタ・ハウジング・アセンブリの内側から電気機器のシェルに水蒸気が侵入することが防止される。

本発明の上記および他の特徴は、添付の図面を参照してその例示的な実施形態を詳細に説明することによってより明らかになる。
本発明の例示的な実施形態によるコネクタ・ハウジング・アセンブリの例示的な斜視図を示す。 図１に示されたコネクタ・ハウジング・アセンブリの軸方向断面図を示す。 電気接続部材が示されている、図１に示すコネクタ・ハウジング・アセンブリのシールカバーおよび弾性シールブロックの分解概略図を示す。 図３に示された弾性シールブロックと電気接続部材の組立図を示す。 本発明の別の例示的な実施形態によるコネクタ・ハウジング・アセンブリの軸方向断面図を示す。 図５に示されたコネクタ・ハウジング・アセンブリのシールカバーおよび電気接続部材の例示的な斜視図を示す。

以下、本開示の例示的な実施形態を、添付の図面を参照して詳細に説明するが、ここで、同様の参照数字は、同様の要素を指す。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具体化され得、本明細書に記載された実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が十分かつ完全なものとなり、当業者に本開示の概念を十分に伝えるように提供されるものである。

以下の詳細な説明では、説明のために、開示された実施形態の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載される。しかしながら、１つ以上の実施形態は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることは明らかであろう。他の例では、図面を簡略化するために、周知の構造およびデバイスが概略的に示される。

本発明の一般的な概念によれば、合わせコネクタと合わせるための挿入口および挿入口と反対側の設置口を備えたハウジングと、ハウジングに接続され、かつ電気機器のシェルに取り付けられるように適合されたシールド接続部材と、シールド接続部材に接続され、かつ電気接続部材が貫通する貫通孔が形成されたシールカバーとを備えるコネクタ・ハウジング・アセンブリが提供される。シールカバーとシールド接続部材との間の合わせ界面、およびシールカバーと電気接続部材との間の合わせ界面がシールされて、ハウジングの内側から電気機器のシェル内に水蒸気が侵入するのを防止する。

図１は、本発明の例示的な実施形態によるコネクタ・ハウジング・アセンブリの例示的な斜視図であり、図２は、図１に示すコネクタ・ハウジング・アセンブリの軸方向断面図である。

図１および図２に示すように、例示的な実施形態において、コネクタ・ハウジング・アセンブリは、主に、ハウジング１０と、シールド接続部材２０と、シールカバー３０とを含む。ハウジング１０は、合わせコネクタ（図示せず）と合わせるのに好適な挿入口１３と、シールド接続部材２０およびシールカバー３０と合わせるための設置口とを有する。シールド接続部材２０は、ハウジング１０に接続され、かつ電気機器のシェル１００に取り付けられるように適合されている。図示の実施形態では、ハウジング１０の軸は、シールカバー３０の軸と一致している。

図１および図２に示すように、図示の実施形態では、シールド接続部材２０は、上記図に示されるネジ１２を介してハウジング１０に接続されてもよいし、他の着脱手段、例えばラッチを介してハウジング１０に接続されてもよい。同様に、シールド接続部材２０は、例えば、ネジによって電気機器のシェル１００に接続されてもよい。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、シールド接続部材２０は、他の着脱手段、例えば、ラッチによって電気機器のシェル１００に接続されてもよい。

図３は、電気接続部材１、２、３が示されている、図１に示すコネクタ・ハウジング・アセンブリのシールカバー３０と弾性シールブロック４０の分解概略図を示す。

図１～図３に示すように、図示の実施形態では、シールカバー３０は、シールド接続部材２０に接続され、シールカバー３０には、電気接続部材１、２、３が貫通する貫通孔３１、３２、３３が形成されている。図示の実施形態では、シールカバー３０とシールド接続部材２０との間の合わせ界面、およびシールカバー３０と電気接続部材１、２、３との間の合わせ界面は、ハウジング１０の内側から電気機器のシェル１００内に水蒸気が侵入できないようにシールされている。

図１～図３に示すように、図示の実施形態では、シールド接続部材２０とハウジング１０との間の合わせ界面、およびシールド接続部材２０と電気機器のシェル１００との間の合わせ界面は、ハウジング１０の外側から電気機器のシェル１００内へ水蒸気が侵入できないようにシールされている。

図１～図３に示すように、図示の実施形態では、上記合わせ界面にシール部材が設けられて、これらの合わせ界面をシールする。本発明の１つの実施形態では、シール部材は、シールストリップ、シールブロック、シールリング、またはシーラントであってもよい。

図４は、図３に示す弾性シールブロック４０と電気接続部材１、２、３との組立図である。

図１～図４に示すように、図示の実施形態では、シールカバー３０と電気接続部材１、２、３との間の合わせ界面をシールする弾性シールブロック４０が、シールカバー３０に配置されている。

図１～図４に示すように、図示の実施形態では、シールカバー３０は、周壁と底壁とを含み、貫通孔３１、３２、３３は、シールカバー３０の底壁に形成されている。シールカバー３０の周壁は、シールカバー３０の半径方向に沿って弾性シールブロック４０を圧縮して、弾性シールブロック４０と気密的に適合する。電気接続部材１、２、３は、弾性シールブロック４０の貫通孔４１、４２を貫通し、弾性シールブロック４０と気密的に適合される。

図１～図４に示すように、図示の実施形態では、シールド接続部材２０とハウジング１０との合わせ面の間に第１の弾性シールリングＳ１が配置され、第１の弾性シールリングＳ１がハウジング１０の軸方向に沿ってシールド接続部材２０とハウジング１０の間で圧縮されて、シールド接続部材２０とハウジング１０との間の合わせ界面をシールする。

図１～図４に示すように、図示の実施形態では、シールカバー３０とシールド接続部材２０との合わせ面の間に第２の弾性シールリングＳ２が配置され、第２の弾性シールリングＳ２がハウジング１０の軸方向に沿ってシールカバー３０とシールド接続部材２０の間で圧縮されて、シールカバー３０とシールド接続部材２０との間の合わせ界面をシールする。

図１～図４に示すように、図示の実施形態では、シールカバー３０の周壁と底壁とが、底壁と反対側の端部開口部を有する収容キャビティを画定している。シールカバー３０は、端部開口部にリップ部を有し、第２の弾性シールリングＳ２は、シールカバー３０のリップ部に配置され、かつシールカバー３０のリップ部とシールド接続部材２０の底面との間で軸方向に圧縮される。

図１～図４に示すように、図示の実施形態では、電気機器のシェル１００と接触するシールド接続部材２０の底面に第３の弾性シールリングＳ３が配置されている。第３の弾性シールリングＳ３は、ハウジング１０の軸方向に沿ってシールド接続部材２０と電気機器のシェル１００との間で圧縮されて、シールド接続部材２０と電気機器のシェル１００との間の合わせ界面をシールする。

図１～図４に示すように、図示の実施形態では、コネクタ・ハウジング・アセンブリは、シールドシェル１１も含む。シールドシェル１１は、ハウジング１０に取り付けられた本体部と、本体部に接続され、かつ本体部から連続的に延在する接触部１１ａとを有する。シールドシェル１１の接触部１１ａは、ハウジング１０の外側まで延在し、かつシールド接続部材２０と電気的に接触しているので、シールドシェル１１は、シールド接続部材２０を介して電気機器のシェル１００と電気的に接続することが可能である。

図１～図４に示すように、図示の実施形態では、接触部１１ａは、ハウジング１０の外側に延在し、かつシールド接続部材２０と電気的に接続される接触ばねシートを含む。図示の実施形態では、シールドシェル１１の本体部は、円筒状である。接触部１１ａは、円筒状の本体部の下端部に接続され、外側に折り曲げられている。シールドシェル１１の接触部１１ａは、シールド接続部材２０の内壁面と電気的に接触しており、シールドシェル１１は、シールド接続部材２０を介して電気機器のシェル１００と電気的に接続することが可能である。

図１～図４に示すように、図示の実施形態では、電気接続部材１、２、３は、電力接続端子１、信号接続端子２、または接続ワイヤ３を含む。

本発明の例示的な実施形態において、電気接続部材１、２、３は、コネクタ・ハウジング・アセンブリの要素であってもよいし、電気機器の要素であってもよい。図１～図４に示すように、図示の実施形態では、信号接続端子２はコネクタ・ハウジング・アセンブリの要素であり、電力接続端子１および接続ワイヤ３は電気機器の要素である。

図５は、本発明の別の例示的な実施形態によるコネクタ・ハウジング・アセンブリの軸方向断面図であり、図６は、図５に示すコネクタ・ハウジング・アセンブリのシールカバー３０および電気接続部材１、２、３の例示的な斜視図である。

図５および図６に示すコネクタ・ハウジング・アセンブリと図１～図４に示すコネクタ・ハウジング・アセンブリとの間の主な相違点は、いくつかの合わせ界面における異なるシール方法に存在する。

図５および図６に示すように、図示の実施形態では、ハウジング１０の軸は、シールカバー３０の軸に対して所定の角度で傾斜している。このようにして、合わせコネクタの合わせコネクタ・ハウジング・アセンブリを、コネクタ・ハウジング・アセンブリのハウジング１０に所定の角度で挿入することができる。

図５および図６に示すように、図示の実施形態では、シールカバー３０とシールド接続部材２０との間の合わせ界面、シールカバー３０と電気接続部材１、２、３との間の合わせ界面、およびシールド接続部材２０とハウジング１０との間の合わせ界面は、シーラントＧでシールされている。

図５および図６に示すように、図示の実施形態では、シールカバー３０は周壁および底壁を含み、貫通孔３１、３２および３３はシールカバー３０の底壁に形成されている。電気接続部材１、２、３と貫通孔３１、３２、３３との合わせ面にはシーラントＧがコートされて、電気接続部材１、２、３とシールカバー３０の貫通孔３１、３２、３３との間の合わせ界面をシールする。

図５および図６に示すように、図示の実施形態では、シールド接続部材２０とハウジング１０との合わせ面にシーラントＧをコートして、シールド接続部材２０とハウジング１０との間の合わせ界面をシールする。

図５および図６に示すように、図示の実施形態では、シールカバー３０とシールド接続部材２０との合わせ面にシーラントＧをコートして、シールカバー３０とシールド接続部材２０との間の合わせ界面をシールする。

図５および図６に示すように、図示の実施形態では、電気機器のシェル１００と接触するシールド接続部材２０の底面に弾性シールリングＳが配置されている。弾性シールリングＳは、シールカバー３０の軸方向に沿ってシールド接続部材２０と電気機器のシェル１００との間で圧縮されて、シールド接続部材２０と電気機器のシェル１００との間の合わせ界面をシールする。

上記の相違点に加えて、図５および図６に示すコネクタ・ハウジング・アセンブリの他の技術的特徴は、図１～図４に示すコネクタ・ハウジング・アセンブリを参照することができ、ここでは繰り返さないが、基本的に図１～図４に示すものと同様である。

本発明の別の例示的な実施形態では、コネクタも開示される。このコネクタは、コネクタ・ハウジング・アセンブリと、電気接続部材１、２、３とを備える。電気接続部材１、２、３は、コネクタ・ハウジング・アセンブリに取り付けられ、シールカバー３０から延在している。図示の実施形態では、電気接続部材１、２、３は、電力接続端子１、信号接続端子２、または接続ワイヤ３を含むことができる。

図１～図６に示すように、図示の実施形態では、コネクタはまた、複数のシール部材Ｓ、Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３、４０、Ｇを含むこともできる。複数のシール部材は、ハウジング１０とシールド接続部材２０との間の合わせ界面、シールド接続部材２０とシールカバー３０との間の合わせ界面、およびシールカバー３０と電気接続部材１、２、３との間の合わせ界面をそれぞれシールするために使用される。従って、図示の実施形態では、ハウジング１０の設置口においてコネクタがシールされる。

当業者であれば、上記の実施形態は例示を意図したものであり、制限的なものではないことが理解されるはずである。例えば、当業者であれば、上記実施形態に多くの変更を加えることができ、異なる実施形態で説明した様々な特徴を、構成や原理が矛盾することなく、互いに自由に組み合わせてもよい。

いくつかの例示的な実施形態が示され、説明されてきたが、本開示の原理および精神から逸脱することなく、これらの実施形態において様々な変更または修正を行ってもよいことが当業者には理解され、その範囲は特許請求の範囲およびその同等物において定義される。

本明細書中で使用される場合、単数形で記載され、用語「ａ」または「ａｎ」を用いて進められる要素は、そのような排除が明示されない限り、当該要素またはステップの複数形を排除しないものとして理解されるべきである。更に、本発明の「１つの実施形態」への言及は、記載された特徴も組み込んだ追加の実施形態の存在を排除するものと解釈することを意図していない。更に、反対のことを明示的に述べない限り、特定の特性を有する要素または複数の要素を「含む（comprising）」または「有する（having）」実施形態は、その特性を有さない別のそのような要素を含むことができる。

１ … 電気接続部材（電力接続端子）
２ … 電気接続部材（信号接続端子）
３ … 電気接続部材（接続ワイヤ）
１０ … ハウジング
１１ … シールドシェル
１１ａ … （シールドシェルの）接触部
１２ … ネジ
１３ … 挿入口
２０ … シールド接続部材
３０ … シールカバー
３１、３２、３３ … 貫通孔
Ｓ … シール部材（弾性シールリング）
Ｓ１ … シール部材（第１の弾性シールリング）
Ｓ２ … シール部材（第２の弾性シールリング）
Ｓ３ … シール部材（第３の弾性シールリング）
４０ … シール部材（弾性シールブロック）
Ｇ … シール部材（シーラント）
１００ … 電気機器のシェル

Claims (15)

1. 合わせコネクタと合わせるための挿入口（１３）および前記挿入口（１３）と反対側の設置口を備えたハウジング（１０）、
   前記ハウジング（１０）に接続され、かつ電気機器のシェル（１００）に取り付けられるように適合されたシールド接続部材（２０）、並びに
   前記シールド接続部材（２０）に接続され、かつ電気接続部材（１、２、３）が貫通する貫通孔（３１、３２、３３）が形成されたシールカバー（３０）
   を備え、
   前記シールカバー（３０）と前記シールド接続部材（２０）との間の合わせ界面、および前記シールカバー（３０）と前記電気接続部材（１、２、３）との間の合わせ界面がシールされて、前記ハウジング（１０）の内側から前記電気機器のシェル（１００）内に水蒸気が侵入するのを防止する、コネクタ・ハウジング・アセンブリ。
2. 前記ハウジング（１０）と前記シールド接続部材（２０）との間の合わせ界面、および前記シールド接続部材（２０）と前記電気機器のシェル（１００）との間の合わせ界面がシールされて、前記ハウジング（１０）の外側から前記電気機器のシェル（１００）内への水蒸気の侵入を防止する、請求項１に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ。
3. 前記合わせ界面にシール部材（Ｓ、Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３、４０、Ｇ）を配置して、前記合わせ界面をシールする、請求項２に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ。
4. 前記シール部材（Ｓ、Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３、４０、Ｇ）が、シールストリップ、シールブロック、シールリングまたはシーラント（Ｇ）を備える、請求項３に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ。
5. 前記シールカバー（３０）に弾性シールブロック（４０）が配置され、前記弾性シールブロック（４０）が前記シールカバー（３０）と前記電気接続部材（１、２、３）との間の合わせ界面をシールする、請求項１に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ。
6. 前記シールカバー（３０）が周壁および底壁を備え、前記貫通孔（３１、３２、３３）が前記シールカバー（３０）の底壁に形成され、
   前記シールカバー（３０）の周壁が前記弾性シールブロック（４０）を半径方向に圧縮して、前記弾性シールブロック（４０）と気密的に適合し、
   前記電気接続部材（１、２、３）は、前記弾性シールブロック（４０）を貫通し、かつ前記弾性シールブロック（４０）と気密的に適合される、請求項５に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ。
7. 前記シールカバー（３０）は周壁および底壁を備え、前記貫通孔（３１、３２、３３）は前記シールカバー（３０）の底壁に形成され、
   前記電気接続部材（１、２、３）と前記貫通孔（３１、３２、３３）との合わせ面にシーラント（Ｇ）がコートされて、前記電気接続部材（１、２、３）と前記貫通孔（３１、３２、３３）との間の合わせ界面をシールする、請求項１に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ。
8. 前記シールド接続部材（２０）と前記ハウジング（１０）との合わせ面の間に第１の弾性シールリング（Ｓ１）が配置され、前記第１の弾性シールリング（Ｓ１）が前記シールド接続部材（２０）と前記ハウジング（１０）との合わせ面の間で圧縮されて、前記シールド接続部材（２０）と前記ハウジング（１０）との間の合わせ界面をシールする、請求項１に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ。
9. 前記シールカバー（３０）と前記シールド接続部材（２０）との間に第２の弾性シールリング（Ｓ２）が配置され、前記第２の弾性シールリング（Ｓ２）が前記シールカバー（３０）と前記シールド接続部材（２０）との間で軸方向に圧縮されて、前記シールカバー（３０）と前記シールド接続部材（２０）との間の合わせ界面をシールする、請求項１に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ。
10. 前記シールカバー（３０）が周壁および底壁によって囲まれた収容キャビティを備え、前記収容キャビティが前記底壁と反対側の端部開口部を有し、
    前記シールカバー（３０）は前記端部開口部に位置するリップ部を有し、前記第２の弾性シールリング（Ｓ２）は、前記シールカバー（３０）のリップ部と前記シールド接続部材（２０）の底面との間で軸方向に圧縮される、請求項９に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ。
11. 前記電気機器の前記シェル（１００）と接触するシールド接続部材（２０）の底面に、第３の弾性シールリング（Ｓ３）が配置され、前記第３の弾性シールリング（Ｓ３）は、前記シールド接続部材（２０）と前記電気機器の前記シェル（１００）との間で軸方向に圧縮されるように適合されて、前記シールド接続部材（２０）と前記電気機器の前記シェル（１００）との間の合わせ界面をシールする、請求項１に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ。
12. 本体部と、前記本体部から連続的に延在する接触部（１１ａ）とを有するシールドシェル（１１）を更に備え、
    前記シールドシェル（１１）の前記本体部が、前記ハウジング（１０）に設置され、
    前記シールドシェル（１１）の前記接触部（１１ａ）は、前記シールド接続部材（２０）と電気的に接触して、前記シールド接続部材（２０）を介して前記電気機器の前記シェル（１００）と電気的に接続する、請求項１～１１のいずれか１項に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ。
13. 前記接触部（１１ａ）は、前記ハウジング（１０）の外側に延在し、かつ前記シールド接続部材（２０）と電気的に接続される接触ばねシートを含む、請求項１２に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ。
14. 請求項１～１３のいずれか１項に記載のコネクタ・ハウジング・アセンブリ、および
    前記コネクタ・ハウジング・アセンブリに設置され、かつ前記シールカバー（３０）から延在する電気接続部材（１、２、３）
    を備え、
    前記電気接続部材（１、２、３）が、電力接続端子（１）、信号接続端子（２）または接続ワイヤ（３）を含む、コネクタ。
15. 前記ハウジング（１０）と前記シールド接続部材（２０）との間の合わせ界面、前記シールド接続部材（２０）と前記シールカバー（３０）との間の合わせ界面、および前記シールカバー（３０）と前記電気接続部材（１、２、３）との間の合わせ界面をそれぞれシールする複数のシール部材（Ｓ、Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３、４０、Ｇ）
    を更に備え、
    前記コネクタは、前記ハウジング（１０）の設置口においてシールされる、請求項１４に記載のコネクタ。

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