JP2023008058A - ミスト観賞装置 - Google Patents

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Toshiya Hayashi
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Abstract

【課題】ミストが美観効果を発揮するミスト観賞装置を提供する。【解決手段】本開示のミスト観賞装置は、ケースと、前記ケースの内部を第1空間と第2空間とに分割する仕切り部と、前記第2空間の内部に貯留された液体により前記第2空間の内部でミストを発生させるミスト発生部と、を備え、前記仕切り部は、前記第2空間の内部から前記第1空間の内部へ前記ミストを通過させる通過部を有する。【選択図】図1C

Description

本発明は、主に装飾用途に用いられるミスト観賞装置に関する。
装飾効果のためにミストを用いる装飾装置が知られている。このような装飾装置は、ミストによって視覚的効果を生み出し、美観を得ている。例えば、特許文献1には、液体とミストと光により、視覚的効果を生み出すことができる装飾装置が開示されている。
特開2012-200898号公報
特許文献1に開示された装飾装置では、ミストは液体で形成される傘状の膜の内部に発生する。この膜のためにミストが直接視認しにくくなっており、ミストによる美観効果が不十分となっている。
本開示は、ミストが美観効果を発揮するミスト観賞装置を提供することを目的とする。
本開示のミスト観賞装置は、ケースと、前記ケースの内部を第1空間と第2空間とに分割する仕切り部と、前記第2空間の内部に貯留された液体により前記第2空間の内部でミストを発生させるミスト発生部と、を備え、前記仕切り部は、前記第2空間の内部から前記第1空間の内部へ前記ミストを通過させる通過部を有する。
本開示によれば、ミストが美観効果を発揮するミスト観賞装置を得ることができる。
第1の実施の形態に係るミスト観賞装置の上面図 第1の実施の形態に係るミスト観賞装置の正面図 図1Bにおけるa-a線断面図 第2の実施の形態に係るミスト観賞装置の上面図 第2の実施の形態に係るミスト観賞装置の正面図 図2Bにおけるb-b線断面図
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明、例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明等は省略する場合がある。なお、以下の説明および参照される図面は、当業者が本開示を理解するために提供されるものであって、本開示の請求の範囲を限定するためのものではない。
<第1の実施の形態>
まず、図1Aから図1Cを参照して、本開示の第1の実施の形態に係るミスト観賞装置100の構成について説明する。ミスト観賞装置100は、ミストを生成して内部に滞留させ、ミストによる美観効果を観賞者に観賞させる装置である。図1Aは第1の実施の形態に係るミスト観賞装置100の上面図、図1Bは正面図、図1Cは図1Bにおけるa-a線断面図である。
図1Aから図1Cに示すように、第1の実施の形態に係るミスト観賞装置100は、ケース1、仕切り部2、ミスト発生部3、蓋部4、ファン部5、照射部6、制御部7、及び送出部8を有する。
ケース1は、本第1の実施の形態では、ほぼ直方体に形成されている。ケース1の上端には開口が形成されており、この開口は蓋部4で覆われている。ケース1は、例えばガラス、または樹脂等で形成されている。なお、ケース1の形状については直方体ではなくてもよく、例えば円柱または楕円柱の形状であってもよい。
ケース1は、ミスト観賞装置100が台などに載置されたときに台などと接する底面と、底面とほぼ直交する側壁面と、を有する。上述したように、側壁面の上端には開口が形成されている。以下の説明において、図1B及び図1Cに示すように、ケース1の底面がある方をミスト観賞装置100の下方、その反対側、すなわちケース1の開口が形成されている方を上方とする。
仕切り部2は、ケース1内部の空間を分割する仕切りである。以下の説明において、仕切り部2によって分割された空間の一方を第1空間S1、他方を第2空間S2と記載する。以下の説明において、図1A及び図1Cに示すように、仕切り部2から見て第1空間S1がある方をミスト観賞装置100の前方、第2空間S2がある方を後方とする。さらに、ミスト観賞装置100を前方から見た(正面視した)場合の右方をミスト観賞装置100の右方、その反対側を左方とする。すなわち、仕切り部2は、ケース1の左側面から右側面まで、ミスト観賞装置100の左右方向に沿って設けられており、ケース1の内部空間は、仕切り部2によって前後方向に2つに分割される。
第1空間S1は、ミスト発生部3により発生したミストを滞留させる空間である。ミストとは、液体の微粒子を空間に分散させたものであり、言い換えると霧状の液体である。一方、第2空間S2には、ミストの元となる液体が貯留されており、ミスト発生部3が設けられている。第2空間S2においてミスト発生部3が発生したミストは、後述の第1仕切り部21と第2仕切り部22との間の通過部Gを通過して第1空間S1へ流れ込む。
ケース1の少なくとも前方の側壁面(仕切り部2と対向する側壁面)は、観賞者が第1空間S1内のミストを観賞できるように、透明または半透明に形成されている。ケース1の左右の側壁面のうち、第1空間S1に対応する箇所も、透明または半透明に形成されていてもよい。これにより、観賞者は、ケース1の側壁面を通してミストをはっきりと視認することができるようになる。もちろん、ケース1の側壁面全体が透明または半透明に形成されていてもよい。
また、ケース1の少なくとも前方の側壁面の内面(仕切り部2と対向する面)は、撥水性を有する。ケース1の左右の側壁面のうち、第1空間S1に対応する箇所の内面も、撥水性を有していてもよい。なお、撥水性は、ケース1の内面に撥水加工(コーティングなど)を行うことにより得られる。これにより、第1空間S1内に滞留するミストが、ケース1の内面に触れたときに水滴に戻り、水滴が付着してしまう事態を生じにくくすることができる。このような構成により、ケース1の内面に水滴が付着しにくくなるため、水滴により観賞者がミストを視認しにくくなる事態を防止することができる。
ミストの元となる液体は、第2空間S2内に貯留されている。液体は、例えば水であるが、少なくとも着色または着香のいずれかがなされた溶媒であってもよい。液体が着色されている場合、当該液体から生成されるミストも同系色に薄く着色されるため、ミストにより得られる美観の興趣性をより高めることができる。また液体が着香されている場合、ミストから香りが広がることが期待できるため、ミスト観賞装置100に観賞者が近づいたときに観賞者に興趣性が高い体験を与えることができる。
図1Bに示すように、仕切り部2は、第1仕切り部21と第2仕切り部22とを有する。第1仕切り部21は、ケース1の底面から上方に延びるように設けられた平板状の部材である。第2仕切り部22は、ケース1における第1仕切り部21よりも上方に設けられた板状の部材である。
図1Bに示す例では、第1仕切り部21は、ケース1の底面から直上に延びるように設けられており、第2仕切り部22は第1仕切り部21の直上に設けられている。第2仕切り部22は、例えばケース1の左右方向の内壁面によって保持されていればよい。このため、図1Bに示すように、第2仕切り部22の下端は第1仕切り部21の上端より上方にあり、第2仕切り部22の下端と第1仕切り部21の上端との間には、隙間としての通過部Gが設けられる。上述したように、この通過部Gを通って、第2空間S2内のミストを第1空間S1へ流入させることができる。
なお、本第1の実施の形態では、このように第2仕切り部22が第1仕切り部21の直上に設けられており、通過部Gを挟んでほぼ同一平面上に配置されている。第1仕切り部21及び第2仕切り部22が配置されている平面は、第1空間S1と第2空間S2との境界面である。
仕切り部2は、プラスチック、ガラス、カーボンなどの材料で形成されている。仕切り部2の材料はこれらに限定されないが、水分により変形しない材料が用いられることが好ましい。
仕切り部2の前側(第1空間側)の面の色は、暗色である。本明細書において、暗色とは、マンセル表色系における明度5以下の色であり、それぞれの色において、明るさの度合いが低く、暗い感じのするものであって、特定の色には限定されない。これにより、仕切り部2は、光を透過しない。一例としては、仕切り部2の第1空間側の面の色は、黒色である。
仕切り部2の前側の面の着色は、例えば仕切り部2を有色のプラスチックによって形成すること、塗料を塗布すること、またはシールを仕切り部2の表面に貼付することで実現される。仕切り部2の色を暗色にすることによって、ミスト観賞装置100を正面視したときのミストの視認性を向上させることができる。
ミスト発生部3は、第2空間S2内に貯留されている液体を用いて、ミストを発生させる。
ミスト発生部3は、例えば超音波発生装置であり、液体に超音波振動を印加することでミストを発生させる。または、ミスト発生部3は、例えばヒーターであり、液体を加熱することでミストを発生させる。ミスト発生部3が液体からミストを発生させる方法はこれらに限定されず、適宜の公知の技術を採用することができる。
ミストを発生させるための液体は、図1Cに示すように、第2空間S2の下部に貯留されている。図1Cにおいて、貯留された液体Lが斜線を付して示されている。なお、液体は、図1A及び図1Bにおいては図示が省略されている。液体は、例えばケース1の第2空間S2側に設けられた、図示しない流入口から、第2空間S2内に流入して貯留される。液体は、液面が第1仕切り部21の上端を超えない量となるように、流入量が調整される。これにより、液体は第1空間S1側へは流入しないようになっている。
ミスト発生部3は、例えば第2空間S2内におけるケース1の底面上に設置される。すなわち、ミスト発生部3は、第2空間S2内に貯留される液体に常に接触する位置に配置される。これにより、ミスト発生部3は、液体の貯留量が少なくても、ミストを発生させることができる。
ミスト発生部3によって発生したミストは、図1Cの矢印に示すように、仕切り部2の通過部Gを通って、第2空間S2から第1空間S1内へ流入し、第1空間S1内で滞留する。図1Cにおいて、ミストMは網掛けして示されている。図1Cでは、説明の都合上、ミストMが第1空間S1内にのみ存在するように示しているが、実際には第2空間S2内にもミストは存在しうる。一方、上述したように、第1空間S1内には、第1仕切り部21によって、液体は流入しないようになっている。このため、液体がミストを観賞するための妨げとなる事態を予防できる。これにより、ミスト観賞装置100は、ミストに観賞者に確実に視認させることができる。
蓋部4は、ケース1の上端に被せられる蓋である。なお、図1Aはミスト観賞装置100を上方から見た図である。よって、ケース1の内部に配置されているため蓋部4により直接見ることができない仕切り部2、ミスト発生部3、および送出部8を、破線で示している。蓋部4は、第1空間S1の内部とケース1の外部との間で空気を流通させる孔部41を有する。図1Cは、図1Bに示すa-a線における断面図、すなわち孔部41がある箇所での断面図であるため、孔部41を破線で示している。なお、孔部41が第1空間S1に対応する蓋部4の全体ではなく、一部のみに設けられていることにより、第1空間S1内に滞留するミストMの動きが、より孔部41を通過する気流に影響されやすくなり、ひいては観賞者がミスト観賞装置100の外部から、より直感的にミストMの形態を制御しやすくなる。また、図1Aから図1Cに示す例では、孔部41は、蓋部4の第1空間S1に対応する箇所にのみ設けられており、蓋部4の第2空間S2に対応する箇所には設けられていない。
図1Aに示す例では、孔部41は、蓋部4の第1空間S1に対応する箇所において4つ設けられているが、本開示はこれに限定されない。また、図1Aに示す例では、孔部41はほぼ長方形に形成されているが、本開示では、孔部41の大きさ、数、形状はどのようなものであってもよい。例えば、蓋部4が第2空間S2のみを覆い、第1空間S1を全く覆わない構成であってもよい。この場合、ケース1の上端の第1空間S1に対応する箇所全てが孔部41に相当する。
孔部41を通じて、ケース1の外部の空気が、ケース1の内部へと流入する。このため、第1空間S1内に滞留するミストは、ケース1外部の空気の動きに合わせて動く。具体的には、例えばミスト観賞装置100のケース1の前を観賞者などが通過したとき、その進行方向、速度に合わせて、第1空間S1内のミストが動く。
これにより、観賞者は、例えば自らの動きに合わせてミストが動く様子を観賞することができるので、ミスト観賞装置100は、興趣性が高い体験を観賞者に与えることができる。
蓋部4は、孔部41の大きさを調節できるように構成されていてもよい。このような蓋部4は、例えば、蓋部4が、ケース1の上端を覆う蓋部材と、ケース1の上端の一端に設けられた回転軸とにより構成され、回転軸を中心に蓋部材を回転させることにより実現される。このような構成により、ケース1外部の空気の動きがケース1内部のミストに与える影響の大きさを調節することができる。
ファン部5は、第1空間S1の内部にケース1外部の空気を送り込む、または第1空間S1内部の空気をケース1外部に吸い出す構成である。ファン部5は、回転する羽根部と、少なくとも一方向に羽根部を回転させる動力部と、を有する。動力部は、羽根部を回転させる方向を正逆2方向に切り替えられてもよい。動力部が、羽根部を回転させる方向を切り替えることができる場合、ファン部5は、第1空間S1の内部にケース1外部の空気を送り込む機能と、第1空間S1内部の空気をケース1外部に吸い出す機能との両方を有することができる。
ファン部5は、図1Aおよび図1Bに示すように、蓋部4の第1空間S1に対応する箇所に配置され、孔部41を通じて第1空間S1の内部に空気を送り込む、または第1空間S1内部の空気をケース1外部に吸い出す。このような構成により、ファン部5は、第1空間S1内の空気を攪拌または対流させることができ、第1空間S1内に滞留するミストに動きを与えることができる。
ファン部5を蓋部4に対して固定する方法は、特に限定されない。固定方法の例として、例えば粘着テープ、または、ボルト及びナットなどを用いることができる。なお、第1空間S1の上方に蓋部が設けられていない場合、例えばケース1の側壁面のうち、2つ以上の側壁面の上端の間に渡された棒状の部材にファン部5が固定されればよい。
本実施の形態において、ファン部5は2つ設けられているが、本開示はこれに限定されない。ファン部5の数、形状、大きさは、ミスト観賞装置100のサイズ、または要求されるミストの動きの大きさなどに応じて適宜変更されればよい。図1A及び図1Bに示す例において、2つのファン部5は、左右方向に並んで配置されている。
ファン部5は、空気を送る、または空気を吸い出す方向を左右方向において調節できるように構成されていてもよい。このような構成は、例えばファン部5が左右方向への首振り機能を有することにより実現されうる。
ファン部5は、制御部7と有線または無線で接続されている。要求されるミストの動きの大きさ、または向きに応じて、ファン部5の駆動の有無、風量、風向などが、制御部7によって制御される。例えば、第1空間S1の内部において右方から左方へ向かってミストが流れることが要求されている場合、制御部7は、第1空間S1内における風向が左方向となるように、ファン部5を制御する。
また、例えば、ミストの形状が、第1空間S1の左右方向における中央部付近が凹んだ形状となるように要求されている場合、制御部7は、第1空間S1の左右方向における中央部付近に空気を送り込むようにファン部5を制御する。一方、ミストの形状が、第1空間S1の左右方向における中央部付近が凸となった形状となるように要求されている場合、制御部7は、第1空間S1の中央部付近の空気をケース1の外部へ送り出す、または、第1空間S1の左右方向における両端部付近に空気を送り込むようにファン部5を制御する。このような要求は、例えば制御部7に接続されている、図示しない操作部によって、観賞者またはミスト観賞装置100の管理者によって入力される。
このようなファン部5の構成により、例えばミストの動きが要求された動きとなるように、自在に変化させることができる。これにより、例えばミスト観賞装置100の周囲を観賞者などの人物が通過したときに、その動きに合わせてミストの動きを増幅するなど、ミスト観賞装置100による演出性をより向上させ、観賞者に興趣性がより高い体験を与えることができる。
また、制御部7は、例えば後述する照射部6が光を照射するタイミングに合わせて、ファン部5を制御してもよい。さらに、制御部7は、ミスト観賞装置100の近傍に設置された再生装置により再生される音楽に合わせて、ファン部5を制御してもよい。これにより、照明または音楽の少なくともいずれかと連動したミストの動きを実現することができる。このような構成により、例えば音楽のBPM(Beats Per Minutes、テンポの速さ)に応じてミストの動きの速さまたは大きさを変化させることができ、音楽と、ミスト観賞装置100により生じるミストの美観との一体感を高めることができる。
さらに、制御部7は、観賞者の生体情報または属性情報などに基づいて、ファン部5を制御してもよい。生体情報は、観賞者の心拍数、血圧、体温等のパラメータである。属性情報は、例えば観賞者の年齢、性別など、観賞者の固有の属性を示すパラメータである。これにより、制御部7は、生体情報に基づき、例えば観賞者の心拍数が高いときにはミストの動きを緩やかにするようにファン部5を駆動することで、観賞者の気分を穏やかにするよう働きかけることができる。また、制御部7は、属性情報に基づき、例えば観賞者が子供である場合、観賞者の動作に合わせてファン部5を動作させたりすることで、観賞者が大人と比べて小さな気流の乱れしか生み出すことができなくても、大人と同じような体験を与えることができる。生体情報または属性情報は、例えば制御部7に接続されている、図示しない操作部によって、観賞者またはミスト観賞装置100の管理者によって入力される。
ファン部5は、空気を送る、または空気を吸い出す方向を、ミスト観賞装置100の左右方向だけではなく、前後方向において調節可能であってもよい。また、ファン部5は、第1空間S1の内部だけでなく、第2空間S2の内部に空気を送り込む、または第2空間S2の内部から空気を吸い出すことができるように構成されてもよい。例えば第2空間S2の内部に空気を送り込むことによって、第2空間S2内で生成されたミストを、通過部Gを通して第1空間S1へ、積極的に移動させることができる。
照射部6は、ケース1の底面に設けられ、ケース1の内部に向かって光を照射する光源であり、例えばLEDである。図1Cに示す例では、照射部6は、ケース1の底面の第1空間S1に対応する箇所にのみ設けられているが、本開示では、照射部6がケース1の底面の第2空間S2に対応する箇所に設けられていてもよい。照射部6が、少なくとも、第1空間S1内に滞留するミストに対して光を照射することにより、ミストによる美観の興趣性が向上する。
照射部6は、色調を調節可能である光源であってもよいし、単色の光源であってもよい。例えば、互いに異なる色を照射するLEDを組み合わせて照射部6を構成することにより、色調の調整が可能となる。照射される光の色調を調整することにより、ミストによる美観の興趣性をさらに向上させることができる。また、本第1の実施の形態では、照射部6は1つだけ設けられているが、本開示では照射部6の数は限定されない。ミストに対して光の照射をより精度よく行うためには、照射部6は、ケース1の底面及び側面に複数個設けられていてもよい。
本第1の実施の形態では、図において、照射部6はケース1の外側に設けられているが、本開示では照射部6はケース1の内側(例えば内面)に設けられていてもよい。また、照射部6は、蓋部4の内面に設けられていてもよい。
照射部6は、制御部7と有線または無線で接続されている。要求されるミストの動きや外的環境(音楽装置によって再生される音楽など)に応じて、照射部6の駆動の有無、照射する光の色調、光量などが、制御部7によって制御される。
制御部7は、例えばファン部5がミストに対して風を送るタイミング、風量、風向などに合わせて、照射部6を制御してもよい。これにより、ミストの動きに合わせて、ミストに光を照射させるタイミング、色調、光量などを変化させたりすることができる。さらに、制御部7は、ミスト観賞装置100の近傍に設置された再生装置により再生される音楽に合わせて、照射部6を制御してもよい。これにより、照明または音楽の少なくともいずれかと連動してミストに光を照射させたり、光の色調、光量などを変化させたりすることができる。このような構成により、音楽と、ミスト観賞装置100により生じるミストの美観との一体感を高めることができる。
さらに、制御部7は、観賞者の生体情報や属性情報などに基づいて、照射部6を制御してもよい。これにより、制御部7は、例えば観賞者の心拍数が高いときにはミストを緑色などの心を落ち着かせやすい色とし、かつ光量を控えめにするように照射部6を駆動することで、観賞者の気分を穏やかにするよう働きかけることができる。
制御部7は、ミスト観賞装置100全体の制御を行う制御ユニットである。制御部7は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)により構成されるプロセッサである。制御部7は、ROMに記憶されているプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムに従ってミスト観賞装置100の各構成の制御を行う。RAMは、CPUにより実行される各種プログラム、およびプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。ROMは、不揮発メモリ等により構成され、制御の際に用いられる各種プログラムや各種データを記憶する。なお、ミスト観賞装置100を制御するコンピュータは、ミスト観賞装置100の外部にあり、通信ネットワーク等を介して、ミスト観賞装置100を遠隔操作してもよい。
送出部8は、第1空間S1の底面付近に溜まった液体を第2空間S2に戻すポンプユニットである。送出部8は、例えば第1仕切り部21の下端、すなわちケース1の底面との接続部分付近に設けられた穴を通して液体を送り出すポンプを有する。これにより、送出部8は、第1空間S1から第2空間S2へ液体を送り出すことができる。また、送出部8は、シャッターまたはフィルターなどにより、第2空間S2から第1空間S1への液体の流入を防止できるように構成されている。
なお、送出部8は、ケース1の側壁面または底面の第1空間S1に対応する箇所に設けられた穴と、ケース1の側壁面または底面の第2空間S2に対応する箇所に設けられた穴とを結ぶチューブと、ポンプとを有していてもよい。この場合、送出部8はケース1の外部に配置されることになり、送出部8によりミストの視認性が低下する事態を生じにくくすることができる。
ミスト観賞装置100を継続して動作させた場合、第1空間S1内において、ミストの一部は液体に戻る。ミストから戻った液体は、第1空間S1におけるケース1の底面に溜まる。送出部8は、ミストから戻った液体を第2空間S2へ送り出すことで、第1空間S1内において液体がミストの観賞の妨げとなる事態を抑制することができる。
[作用、効果]
以上説明したように、本開示の第1の実施の形態に係るミスト観賞装置100は、ケース1と、ケース1の内部を第1空間S1と第2空間S2とに分割する仕切り部2と、第2空間S2の内部に貯留された液体により第2空間S2内部でミストを発生させるミスト発生部3と、を備え、仕切り部2は、第2空間S2の内部から第1空間S1の内部へミストを通過させる通過部Gを有する。
このような構成により、ミストを生成するために用いられる液体は、第2空間S2内に貯留されており、観賞者がミスト観賞装置100の外部から第1空間S1を見た場合、観賞者は液体をほとんど視認できないようになっている。このため、ミスト観賞装置100において、観賞者は、ミストを視認しやすい。
<第2の実施の形態>
以下では、図2Aから図2Cを参照して、本開示の第2の実施の形態に係るミスト観賞装置200について説明する。なお、以下の第2の実施の形態の説明において、上述した第1の実施の形態と同様の構成については同じ符号を付して図2Aから図2Cに図示し、説明を省略することがある。また、ミスト観賞装置200における前後方向及び左右方向は、図2Aから図2Cに示すように、第1の実施の形態に係るミスト観賞装置100における前後方向及び左右方向と同じである。図2Aは第2の実施の形態に係るミスト観賞装置200の上面図、図2Bは正面図、図2Cは図2Bにおけるb-b線断面図である。
第2の実施の形態に係るミスト観賞装置200は、第1の実施の形態に係るミスト観賞装置100の仕切り部2の代わりに、仕切り部9を備える。
仕切り部9は、ケース1内部の空間を分割する仕切りである。以下の説明において、仕切り部9によって分割された空間の一方を第1空間S1、他方を第2空間S2と記載する。第1空間S1はミスト観賞装置200の前方の空間であり、第2空間S2はミスト観賞装置200の後方の空間である。
仕切り部9は、第1仕切り部91と、第2仕切り部92と、を有する。第1仕切り部91及び第2仕切り部92は、平板状の部材である。図2Cに示す例では、第1仕切り部91は、ケース1の底面から直上に延びるように設けられている。そして、図2Cに示すように、第2仕切り部92は、第1仕切り部91よりも前側(第1空間S1側)にずれて設けられている。第2仕切り部92は、第1仕切り部91とほぼ平行となるように設けられている。
仕切り部9の前側(第1空間S1側)の面の色が暗色である点については、第1の実施の形態と同様である。
図2Cに示すように、第1仕切り部91の上端は、第2仕切り部92の下端よりも上方にある。しかしながら、上述したように第2仕切り部92は第1仕切り部91から前側にずれた位置にあるため、第1仕切り部91と第2仕切り部92との間には隙間としての通過部Gが確保されている。第1仕切り部91と第2仕切り部92との前後方向のずれの大きさを調節することにより、通過部Gの大きさを調節することができる。この通過部Gを通って、第2空間S2内でミスト発生部3によって発生したミストが第1空間S1内へ流入するのは、第1の実施の形態と同様である。したがって、第1仕切り部91と第2仕切り部92との前後方向のずれの大きさをある程度以上大きくすることによって、ミストの流通量を増大させることができる。
なお、図2A及び図2Cに示す例では、第2仕切り部92の方が第1仕切り部91よりも前側にずれているが、本開示では、第2仕切り部92の方が第1仕切り部91よりも後側にずれていてもよい。
このような構成により、以下のような効果が得られる。第1仕切り部91と第2仕切り部92とが前後方向にずれた位置に設けられていることにより、第1仕切り部91の上端91Uの高さをより高く、第2仕切り部92の下端の高さをより低くしても、通過部Gを確保できる。第1仕切り部91の上端91Uをより高くすることにより、第2空間S2内において貯留できる液体の量を増やすことができ、ミストを継続してより長時間発生させることができるようになる。
また、第2仕切り部92の下端92Lの高さを第1仕切り部91の上端91Uより低くすることにより、ミスト観賞装置200の正面視において、隙間である通過部Gを見えなくすることができる。これにより、ミスト観賞装置200の正面視において、仕切り部9が暗色でない領域が存在しなくなるため、ミストの視認性をより向上させることができる。
<変形例>
以上、本開示の各実施の形態について詳細に説明した。上述した実施の形態は、本開示の一例であり、本開示は他の形態を取ることも可能である。
上述した実施の形態では、仕切り部2,9がケース1の底面から直上へ延びている形態について説明したが、仕切り部2,9は、例えばケース1の底面から斜め前方または斜め後方に向かって傾斜して延びていてもよい。また、上述した実施の形態では、仕切り部2,9は、ケース1の左側面から右側面まで、左右方向に沿って設けられているとしたが、左右方向からずれた方向、つまり、左後方から右前方にまたは右後方から左前方に向かうように斜めに設けられていてもよい。また、仕切り部2、9は、曲面を有する板状部材、例えば、波形の板状部材であってもよい。
本開示のミスト観賞装置は、主に装飾用途として、家庭や施設などの屋内、広場や展示などの屋外に設置することができ、ミストによる美観を提供するために好適である。
100,200 ミスト観賞装置
1 ケース
2,9 仕切り部
21,91 第1仕切り部
22,92 第2仕切り部
3 ミスト発生部
4 蓋部
41 孔部
5 ファン部
6 照射部
7 制御部
8 送出部

Claims (13)

  1. ケースと、
    前記ケースの内部を第1空間と第2空間とに分割する仕切り部と、
    前記第2空間の内部に貯留された液体により前記第2空間の内部でミストを発生させるミスト発生部と、
    を備え、
    前記仕切り部は、前記第2空間の内部から前記第1空間の内部へ前記ミストを通過させる通過部を有する、
    ミスト観賞装置。
  2. 前記仕切り部の前記第1空間側の面の色は、暗色である、
    請求項1に記載のミスト観賞装置。
  3. 前記仕切り部は、前記ケースの底面から前記ケースの上方に向かって、前記液体の液面よりも高い位置まで延びるように設けられている第1仕切り部を有する、
    請求項1または2に記載のミスト観賞装置。
  4. 前記仕切り部は、前記第1仕切り部より上方に配置されている第2仕切り部をさらに有する、
    請求項3に記載のミスト観賞装置。
  5. 前記仕切り部は、前記第1仕切り部より前記第1空間側にずれて配置されている第2仕切り部をさらに有する、
    請求項3に記載のミスト観賞装置。
  6. 前記第2仕切り部の下端は、前記第1仕切り部の上端より下方に位置する、
    請求項5に記載のミスト観賞装置。
  7. 前記ミスト発生部は、前記第2空間の内部における、前記ケースの底面上に設置されている、
    請求項3に記載のミスト観賞装置。
  8. 前記第1空間の内部に空気を送り込む、または前記第1空間から空気を吸い出すファン部をさらに有する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のミスト観賞装置。
  9. 前記ケースの上端に設けられた開口を覆う蓋部をさらに備え、
    前記ファン部は、前記蓋部に固定されている、
    請求項8に記載のミスト観賞装置。
  10. 前記第1空間を挟んで前記仕切り部と対向する前記ケースの側壁面は、透明または半透明に形成されている、
    請求項1から9のいずれか一項に記載のミスト観賞装置。
  11. 前記第1空間を挟んで前記仕切り部と対向する前記ケースの側壁面の内面は、撥水性を有する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載のミスト観賞装置。
  12. 前記ミストに対して光を照射する照射部をさらに備える、
    請求項1から11のいずれか一項に記載のミスト観賞装置。
  13. 前記照射部は、前記第1空間の下方に設けられている、
    請求項12に記載のミスト観賞装置。
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