JP2023005698A - 情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、管理者が自身の管理する機器にのみライセンスを適用する場合と比較して、ライセンスの有効活用を可能とする情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法を提供することを目的とする。【解決手段】プロセッサを備え、前記プロセッサは、管理対象である複数の機器について、何れの前記機器が複数の管理者のうち何れの管理者の管理下にあるかを表す管理権限に関する情報を取得し、複数の前記機器について、インストールして利用されるアプリケーションのライセンスを適用する適用優先度を設定し、複数の前記管理者の各々が有する前記アプリケーションのライセンスを表すライセンス情報を取得し、前記適用優先度に応じて、複数の前記管理者のうち第1の管理者の管理下にある機器以外の機器に、前記第1の管理者が有するライセンスを適用する情報処理装置。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法に関する。
特許文献1には、機能を実現するプログラムの起動が、プログラムの正当利用者であることを示すライセンス情報により認められる画像形成装置であって、ユーザのログインを受け付けるログイン受け付け手段と、プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、ユーザ個人にライセンスされたプログラムとライセンス情報を外部から取得し、前記プログラム記憶手段に記憶する機能導入手段と、ユーザIDに対応づけて前記機能導入手段が記憶したプログラムのライセンス情報が登録されたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、前記機能導入手段が記憶したプログラムが前記プログラム記憶手段から削除される削除タイミングの設定を受け付ける削除タイミング受け付け手段と、前記削除タイミング受け付け手段が受け付けた削除タイミングが到来した場合に、前記機能導入手段が前記プログラム記憶手段に記憶したプログラムを削除する削除手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、外部から所定の機能に対応するソフトウェアのインストールデータのダウンロードを行ってインストールするインストール手段と、前記機能をアクティベートするため外部からライセンスファイルを取得するライセンスファイル取得手段と、前記ライセンスファイルの有無とは別に、前記機能のライセンスの有無を管理するライセンス有無管理手段と、前記ライセンスファイルで前記機能を利用できる利用上限数が規定される場合に、当該利用上限数から実際の利用数を差し引いた利用可能数の範囲内で他の機器で前記機能が利用できない利用保護数を管理する利用保護管理手段と、機器間でライセンスの移動を行い、該当する前記機能のライセンスの有無を更新するライセンス移動手段と、前記利用上限数および前記利用保護数から前記機能の利用を制御する機能制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置が開示されている。
特開2012-022621号公報 特開2012-234525号公報
アプリケーション実行のためのライセンスの適用方式の一つに、機器一台ごとに一つのライセンスを適用するシリアルライセンス方式がある。シリアルライセンス方式を採用するアプリケーションのライセンス管理においては、機器の台数及びライセンスの数に応じて、機器に対するアプリケーションの管理権限を有するユーザが明示的に機器を選択して、ライセンスの割り当てを適宜行う必要がある。
例えば、あるユーザが管理する機器の台数分のライセンスを購入しても、機器の使用状況によって稼働する機器の台数の減少が生じた際には、ライセンスの数に余剰が生じる場合がある。一方で、別の管理者が自身の管理する機器の台数分のライセンスを購入している場合に管理する機器の台数の追加が生じた際には、当該別の管理者が管理する機器に対してライセンスの数に不足が生じる場合もある。
本発明は、管理者が自身の管理する機器にのみライセンスを適用する場合と比較して、ライセンスの有効活用を可能とする情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法を提供することを目的とする。
第1の態様に係る情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、管理対象である複数の機器について、何れの前記機器が複数のユーザのうち何れのユーザの管理下にあるかを表す管理権限に関する情報を取得し、複数の前記機器について、インストールして利用されるアプリケーションのライセンスを適用する適用優先度を設定し、複数の前記ユーザの各々が有する前記アプリケーションのライセンスを表すライセンス情報を取得し、前記適用優先度に応じて、複数の前記ユーザのうち第1のユーザの管理下にある機器以外の機器に、前記第1のユーザが有するライセンスを適用する。
第2の態様に係る情報処理装置では、前記プロセッサは、前記第1のユーザの管理下にある第1の機器に設定された前記適用優先度が、複数の前記ユーザのうち第2のユーザの管理下にある第2の機器よりも低い場合に、前記第1のユーザが有するライセンスを前記第2の機器に適用する。
第3の態様に係る情報処理装置では、前記プロセッサは、前記適用優先度を、前記機器の使用頻度に基づいて設定する。
第4の態様に係る情報処理装置では、前記使用頻度は、前記機器の使用者数、稼働率、及び、使用状況の少なくとも何れかを用いて定められる。
第5の態様に係る情報処理装置では、前記プロセッサは、前記適用優先度を、予め定めた期間における前記機器の前記使用頻度に応じて設定する。
第6の態様に係る情報処理装置では、前記プロセッサは、前記適用優先度の更新を受け付け、前記適用優先度の変更に基づいて、前記予め定めた期間における前記機器の前記使用頻度に応じて前記適用優先度を設定する。
第7の態様に係る情報処理装置では、前記プロセッサは、前記ライセンスを適用する前に、複数の前記機器のうち第3の機器に既にライセンスが適用されている場合であって、前記第3の機器に設定されている前記適用優先度が、複数の前記機器のうちライセンスが適用されていない第4の機器に設定されている前記適用優先度よりも低い場合、前記第3の機器に対する前記ライセンスの適用を解除する。
第8の態様に係る情報処理装置では、前記プロセッサは、前記ライセンスの適用を解除する前に、予め定められた期間中、前記管理権限を有するユーザに対し警告を表示する。
第9の態様に係る情報処理装置では、前記プロセッサは、適用が解除された前記ライセンスを、前記第4の機器に適用する。
第10の態様に係る情報処理装置では、前記プロセッサは、前記ユーザが有する前記アプリケーションのライセンスを、当該ユーザの管理下にある機器以外の機器で適用可能とする範囲を、前記アプリケーション毎又は前記機器毎に設定する。
第11の態様に係る情報処理装置では、前記プロセッサは、前記ライセンス情報、及び前記ライセンス情報の適用対象となる前記機器の情報を表示する。
第12の態様に係る情報処理プログラムは、コンピュータに、管理対象である複数の機器について、何れの前記機器が複数のユーザのうち何れのユーザの管理下にあるかを表す管理権限に関する情報を取得し、複数の前記機器について、インストールして利用されるアプリケーションのライセンスを適用する適用優先度を設定し、複数の前記ユーザの各々が有する前記アプリケーションのライセンスを表すライセンス情報を取得し、前記適用優先度に応じて、複数の前記ユーザのうち第1のユーザの管理下にある機器以外の機器に、前記第1のユーザが有するライセンスを適用することを実行させる。
第13の態様に係る情報処理方法は、管理対象である複数の機器について、何れの前記機器が複数のユーザのうち何れのユーザの管理下にあるかを表す管理権限に関する情報を取得し、複数の前記機器について、インストールして利用されるアプリケーションのライセンスを適用する適用優先度を設定し、複数の前記ユーザの各々が有する前記アプリケーションのライセンスを表すライセンス情報を取得し、前記適用優先度に応じて、複数の前記ユーザのうち第1のユーザの管理下にある機器以外の機器に、前記第1のユーザが有するライセンスを適用する。
第1の態様に係る情報処理装置によれば、管理者が自身の管理する機器にのみライセンスを適用する場合と比較して、ライセンスを有効活用することができる。
第2の態様に係る情報処理装置によれば、適用優先度に基づいて、適用優先度が相対的に高い機器に対しては、管理権限外の機器であったとしてもライセンスを適用することができる。
第3の態様に係る情報処理装置によれば、使用頻度が高い機器にライセンスを適用できる。
第4の態様に係る情報処理装置によれば、機器の使用実績に応じて適用優先度を設定できる。
第5の態様に係る情報処理装置によれば、予め定めた期間に限定して適用優先度を設定することができる。
第6の態様に係る情報処理装置によれば、機器の最新状況における適用優先度に基づいてライセンスを適用することができる。
第7の態様に係る情報処理装置によれば、ライセンスの適用だけでなく、ライセンス適用の解除も行うことによって、よりライセンスの有効活用を図ることができる。
第8の態様に係る情報処理装置によれば、ユーザの知らないうちに機器のライセンス適用が解除されることを防ぐことができる。
第9の態様に係る情報処理装置によれば、適用解除され余剰となったライセンスを、適用優先度がより高い機器に再度適用することで、よりライセンスの有効活用を図ることができる。
第10の態様に係る情報処理装置によれば、ライセンスの適用可能範囲の選択をユーザが行うことで、より現状に即したライセンスの有効活用を図ることができる。
第11の態様に係る情報処理装置によれば、最新のライセンス適用状況を視認可能とすることができる。
第12の態様に係る情報処理プログラムによれば、管理者が自身の管理する機器にのみライセンスを適用する場合と比較して、ライセンスを有効活用することができる。
第13の態様に係る情報処理方法によれば、管理者が自身の管理する機器にのみライセンスを適用する場合と比較して、ライセンスを有効活用することができる。
本実施の形態に係る情報処理システム全体の概略を示す図である。 シリアルライセンス方式によるライセンスの適用の一例を示す図である。 本実施の形態に係る情報処理装置を用いたライセンスの適用の一例を示す図である。 本実施の形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 管理権限に関する情報の一例を示す図である。 ライセンスに関する情報の一例を示す図である。 適用優先度の設定に関する情報の一例を示す図である。 ライセンスの適用状況に関する表示例を示す図である。 本実施の形態に係る情報処理装置の処理を表すフローチャート図である。
以下、図面を参照して開示の技術にかかる実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る、情報処理装置10を含む情報処理システム全体の概略を示す図である。本実施の形態に係る情報処理システムは、図1に示すように、情報処理装置10と、機器20と、情報管理サーバ30とを含んで構成され、機器20及び情報管理サーバ30はそれぞれ、情報処理装置10と接続される。図示を省略するが、これらの装置はネットワークに接続されており、ネットワークを介して互いに通信可能である。このネットワークには、一例としてインターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等が適用される。
機器20は、複写機、プリンタ、イメージスキャナ、ファクシミリなどの機能が一つにまとめられている複合機である。機器20は多様な機能を有する装置であり、予め備わっている機能の他に、随時アプリケーションをインストールして新たに機能を追加することもできる。
アプリケーションを機器20にインストールする際には、アプリケーション購入の際に発行されたライセンスに関する情報を入力する。ライセンスに関する情報とは認証用の情報であり、例えばライセンスキーとして所定の数字、文字及び記号等を入力することでアプリケーション販売者及び購入者間の認証が行われ、認証に成功すると機器20に対するアプリケーションのインストールが可能となる。本実施の形態においては、ライセンスに関する情報を機器20に入力することをライセンスの適用と表現する。機器20は、複合機等の画像形成装置以外の装置、例えば、スマートフォン、パソコン、又はサーバ等の、ライセンスキーにより認証したアプリケーションがインストール可能な、いかなる装置であっても良い。
機器20は、機器情報を保有する。機器情報は、一例として、機器20のID、機器20を管理している管理者の情報、機器20の使用頻度に関する情報等、機器20に関する情報を含む。機器20は、保有する機器情報を情報処理装置10へ送信し、情報処理装置10からアプリケーションのインストールに伴うライセンス適用等を受け付けるために、情報処理装置10と相互に接続されている。また、図1に示すように、情報処理装置10は同時に複数の機器20と通信可能である。
情報管理サーバ30は、管理権限に関する情報、及びライセンス情報を管理する装置である。情報管理サーバ30は管理権限に関する情報、及びライセンス情報を情報処理装置10へ送信し、情報処理装置10からの通信及び指示等を受け付ける。
情報管理サーバ30は、管理権限に関する情報として、例えば、機器20の管理者のユーザ名、各管理者が管理している機器20、各管理者が保有しているライセンスについての情報を保有している。ライセンス情報としては、例えば、ライセンスにも基づくアプリケーションの名前及び種類、ライセンスの形態、ライセンスを保有している管理者、アプリケーションのバージョン、対象機種、及びアプリケーションをインストールする際のアクセス先等がある。本実施の形態においては、機器20の管理者をユーザと表現する。また、管理者が機器を管理するとは、管理者が機器にライセンスを適用するかどうか判断することをいう。
次に、機器20に対してライセンスを適用し、アプリケーションをインストールする場合について説明する。図2は、シリアルライセンス方式によるライセンスの適用の一例を示す図である。上述の通り、アプリケーション実行のためのライセンスの適用方式の一つに、機器一台ごとに一つのライセンスを適用するシリアルライセンス方式がある。
図2において、ユーザをU1、U2、U3として示している。各々のユーザU1、U2、U3を中心に囲む点線40は管理権限を表している。以下、管理権限40と表現する。管理権限40は、各ユーザの管理対象である複数の機器20について、何れの機器20が、複数のユーザのうち何れのユーザの管理下にあるかを表す。図2においては、一例として、ユーザU1は機器20A~20Eの五台を管理しており、ユーザU2は機器20F~20Hの三台、ユーザU3は機器20I~20Kの三台を管理している。以降、機器20をそれぞれ区別して説明する際には、機器20A~20Kと表現する。各ユーザは機器20に対してアプリケーションをインストールするためのライセンス50を保有する。一例として、ユーザU1はライセンス50a~50cを保有しており、ユーザU2はライセンス50d~50f、ユーザU3はライセンス50g~50jを保有している。以降、ライセンス50をそれぞれ区別して説明する際には、ライセンス50a~50jと表現する。
シリアルライセンス方式では、ユーザがそれぞれ、管理している機器20の台数及び保有しているライセンス50の数に応じて、明示的に機器20を選択して、ライセンス50を割り当てて適用する。しかし、図2に示す通り、ユーザU1は管理対象としている機器20が五台なのに対し、保有するライセンス50が三つであるため、ライセンス50を適用しない機器20が二台余剰する。余剰した機器20D及び機器20Eにはライセンス50が適用されない。換言すると、ユーザU1の管理下においては、ライセンス50が不足している。一方、ユーザU3は、管理対象としている機器20が三台なのに対し、保有するライセンス50が四つであるため、ライセンス50jが一つ余剰している。そのため、せっかく購入したアプリケーションのライセンス50jを利用することなく持て余している。図2に示す例では、ユーザU1においてもユーザU3においても、機器20及びライセンス50に無駄が生じている。
次に、本実施形態に係る情報処理装置10を用いて機器20に対してライセンス50を適用し、アプリケーションをインストールする場合について説明する。図3は、情報処理装置10を用いたライセンス50の適用の一例を示す図である。図3の例においては、ユーザU1~U3、機器20A~20K、及びライセンス50a~50jの各々の管理状況については図2と同様である。しかし、図3の例においては、以下の二点で図2の例と異なる。一つ目は、機器20D及び機器20Eにもライセンス50が適用されている点、つまり、すべてのライセンス50a~50jが機器20A~20Kの何れか一台に各々適用されている点である。二つ目は、ライセンス50f及びライセンス50hが、ユーザU1の管理下にある機器20D及び機器20Eに対し適用されている点である。つまり、元々ライセンス50f及びライセンス50hを保有するユーザU2及びユーザU3の管理下にある機器20F~20H又は機器20I~20Kの何れにも適用されていない点である。
図3に示す通り、本実施形態に係る情報処理装置10を用いることで、機器20の管理権限40の枠を超えて選定した機器20に対してライセンス50を適用することができる。そのため、機器20の管理権限40の枠内でユーザが自身の管理する機器20にのみライセンス50を適用する場合と比較して、ライセンス50を有効活用することができる。ライセンス50の適用の手法については、後述する。
次に、図4を参照して、情報処理装置10の構成について説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。一例として、本実施形態に係る情報処理装置10は、パーソナルコンピュータ等の端末である形態について説明する。しかし、これに限定されない。情報処理装置10は、機器20である複合機等の画像形成装置に搭載されていてもよい。
図4に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、ストレージ14、入力部15、モニタ16、及び通信インターフェース(通信I/F)17を含んで構成されている。CPU11、ROM12、RAM13、ストレージ14、入力部15、モニタ16、及び通信I/F17の各々は、バス18により相互に接続されている。ここで、CPU11は、プロセッサの一例である。
CPU11は、情報処理装置10の全体を統括し、制御する。ROM12は、本実施形態で用いる情報処理プログラムを含む各種プログラム及びデータ等を記憶している。RAM13は、各種プログラムの実行時のワークエリアとして用いられるメモリである。CPU11は、ROM12に記憶されたプログラムをRAM13に展開して実行することにより、各画像及び文字列を表示する処理を行う。ストレージ14は、一例としてHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリ等である。なお、ストレージ14には、情報処理プログラム等を記憶してもよい。入力部15は、文字の入力等を受け付けるマウス、及びキーボード等である。モニタ16は、各画面を表示する。通信I/F17は、データの送受信を行う。
次に、図5を参照して、情報処理装置10の機能構成について説明する。図5は、本実施形態に係る情報処理装置10の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、情報処理装置10は、機能的な構成として、取得部101、設定部102、適用部103、及び表示部104を備えている。CPU11が情報処理プログラムを実行することで、取得部101、設定部102、適用部103、及び表示部104として機能する。
取得部101は、管理対象である複数の機器20について、何れの機器20が複数のユーザのうち何れのユーザの管理下にあるかを表す管理権限40に関する情報を取得する。
図2及び図3で示したように、管理権限40は、何れの機器20が何れのユーザの管理下にあるかを表すものであり、取得部101は管理権限40に関する情報を情報管理サーバ30から取得する。図6は、それぞれの機器20における管理権限40に関する情報の一例を示す図である。取得部101は、それぞれの機器20について、何れのユーザが管理しているかについての情報を取得する。図6の例では、各機器20のIDとしての機器名機器20W、機器20X・・・に対し、各々ユーザU5、又はU6が対応付けられている。図6の例においては機器20とユーザが1対1で対応付けられているが、一台の機器20に対して複数のユーザが管理者として登録されても良く、管理権限40に関する情報には、それぞれの機器20のライセンス50の適用状況が含まれていても良い。
また、取得部101は、複数のユーザの各々が有するアプリケーションのライセンス50を表すライセンス情報を取得する。
ライセンス情報とは、例えば、アプリケーションの名前及び種類、ライセンス50のユーザ、アプリケーションのバージョン、及びアプリケーションをインストール際のアクセス先等である。図7は、ライセンス50に関する情報の一例を示す図である。図7においては、ライセンス50のIDとしてライセンス名0001、0002・・に対応する、アプリケーションの名前及び種類、各ライセンス50を保有しているユーザ、各ライセンス50の適用状況がライセンス50に関する情報の一例として記録されている。取得部101は、ライセンス情報を情報管理サーバ30から取得する。
設定部102は、複数の機器20について、インストールして利用されるアプリケーションのライセンス50を適用する適用優先度を設定する。
適用優先度とは、ライセンス50の適用に際して割り当てを行う際、ライセンス50を適用する対象となる機器20の選定に用いる基準である。図3において、機器20A~機器20Kにそれぞれ「高」、「中」、「低」、「無」と示したものが適用優先度である。本実施形態において適用優先度は「高」、「中」、「低」、「無」の順に四段階ある。適用優先度が「高」として設定された機器20は、複数の機器20の中でも優先的にライセンス50が割り当てられる。適用優先度が「中」、適用優先度が「低」、及び適用優先度が「無」として、それぞれ設定された機器20は、適用優先度が「高」として設定された機器20にライセンス50が適用された後に残ったライセンス50があれば適用される。図3においても、適用優先度が「高」として設定された機器20にはすべてライセンス50が適用されている。しかし、適用優先度が「無」として設定された機器20Hに対しては、適用優先度「高」、「中」、「低」の順にライセンス50が適用された後に余剰したライセンス50が一つも残らなかったため、ライセンス50が適用されていない。
また、設定部102は、適用優先度を、機器20の使用頻度に基づいて設定する。
図6に示す例において、管理権限40に関する情報の一例として、それぞれの機器20に関するユーザの情報、ライセンス適用状況の情報の他に、使用頻度としてそれぞれの機器20の使用実績に関する情報を記録している。設定部102は、取得部101が取得した管理権限40に関する情報を基に、機器20の使用頻度に基づいて適用優先度を設定する。
また、設定部102は、機器20の使用頻度を、機器20の使用者数、稼働率、及び、使用状況の少なくともいずれかに基づいて設定する。
図6に示す例において、取得部101は、管理権限40に関する情報に含まれる機器20の使用頻度を、使用者数、稼働率、使用状況として取得する。使用者数とは、機器20を使用した使用者の数を累積的に記録した情報であり、使用者には管理者も含まれていてもよい。稼働率とは、電源が入っている時間に対して機器20が機能を実行した時間の割合を算出した情報である。使用状況とは、ユーザが入力する項目であり、図6の例では「とてもよく使う」、「よく使う」、「未使用」の三段階で表記している。使用状況は、ユーザが任意に入力できる項目であり、図6の例に限らず「あまり使わない」等、段階及びバリエーションの数を増やしても良い。また、使用頻度として参照する機器20の使用実績に関する情報は使用者数、稼働率、使用状況の三項目に限らなくても良い。本実施の形態において設定部102は、機器20の使用頻度を、機器20の使用者数、稼働率、及び、使用状況の少なくともいずれかに基づいて設定するため、何れかの項目を複数組み合わせて機器20の使用頻度を算出することもできる。
図8は、適用優先度の設定に関する情報の一例を示す図である。図8の例においては、適用優先度が「高」、「中」、「低」、「無」の四段階に設定されている。何れの機器20に何れの適用優先度を設定するかは、取得部101が取得した上述の適用優先度の設定に関する情報に基づいて、設定部102が設定する。図8においては、適用優先度「高」、「中」、「低」、「無」に対してそれぞれ「優先度定義」及び「ライセンス適用判断ロジック」が定義されている。
「優先度定義」は、機器20の使用頻度を用いた適用優先度の定義である。例えば、適用優先度「高」は、「使用状況」が「とてもよく使う」場合、又は「稼働率」が3%以上で「利用者」が30人以上の場合の何れか一つを満たす場合に設定される。図8における「優先度定義」はユーザが任意で条件の変更及び削除を行うことができる。例えば、適用優先度「中」の優先度定義は三つの条件の何れかを満たすものとされているが、三つの条件すべてを満たす場合のみと定義しても良く、それぞれの条件内の数値等を変更することもできる。また、条件の追加及び削除を行うことも可能である。
さらに、適用優先度の設定には、「ライセンス適用判断ロジック」も用いる。図8に示すように、適用優先度の各「高」、「中」、「低」、「無」は、それぞれ三つのロジックからライセンス適用判断ロジックを選択できるようになっている。例えば、ロジック1では、ライセンス保有者問わず適用することが定められている。つまり、ロジック1を設定すると、管理権限40の枠を超えて、適用優先度の高低によってライセンス50を適用する機器20を選定することになる。ただし、図8の通り、ロジック1が設定してある場合でも、同じ適用優先度の機器20が存在する場合には、当該ライセンス50保有者の管理権限40内の機器20を優先してライセンス50を適用することになる。
図8に示す「ライセンス適用判断ロジック」は三種類である。しかし、これに限らず、ロジックの内容についてユーザが適宜変更等しても良い。また、図8に示すように、「ライセンス適用判断ロジック」は全ての適用優先度に対して一律に適用しなくて良い。「ライセンス適用判断ロジック」は各適用優先度「高」、「中」、「低」、「無」に対してそれぞれの設定が可能である。そのため図8の例においては、適用優先度「高」及び「中」にはロジック1が適用されているが、適用優先度「低」にはロジック2、適用優先度「無」にはロジック3が適用されるよう設定されている。
また、設定部102は、適用優先度を、予め定めた期間における機器20の使用頻度に応じて設定する。
設定部102は、例えば直近3か月等、予め適用優先度を設定するに際して用いる機器20の使用頻度を算出する期間を設定する。そのため、設定部102は、最新の状況に即した使用頻度に基づいて適用優先度を設定することができる。
また、設定部102は、適用優先度の更新を受け付け、適用優先度の変更に基づいて、予め定めた期間における機器20の使用頻度に応じて適用優先度を設定する。
設定部102は、予め定めた期間における機器20の使用頻度に伴い、適用優先度を変更するための更新を受け付ける。上述の通り、ユーザが任意で適用優先度の設定に関する「優先度定義」及び「ライセンス適用判断ロジック」を変更することができる。そのため、設定部102が適用優先度の更新を行うことにより、最新の状況に即したユーザの意図を反映した適用優先度を設定することができる。
また、設定部102は、ユーザが有するアプリケーションのライセンス50を、当該ユーザの管理下にある機器20以外の機器20で適用可能とする範囲を、アプリケーション毎又は機器20毎に設定する。
本実施の形態におけるライセンス50の適用は、機器20毎に、ユーザが有するアプリケーションのライセンス50を、当該ユーザの管理下にある機器20以外の機器20で適用可能とする範囲を設定しても良い。また、ユーザが有するアプリケーションのライセンス50毎にユーザが有するアプリケーションのライセンス50を、当該ユーザの管理下にある機器20以外の機器20で適用可能とする範囲を設定しても良い。例えば、あるライセンス50については管理権限40の枠を超えた適用を許可し、他方のライセンス50については、管理権限40の枠を超えた適用については許可しない設定を行うこともできる。
適用部103は、適用優先度に応じて、複数のユーザのうち第1のユーザの管理下にある機器以外の機器に、第1のユーザが有するライセンス50を適用する。
適用部103は、設定部102が設定した適用優先度に応じて、ライセンス50を保有するユーザ以外のユーザの管理下にある機器20に、ライセンス50を適用する。例えば図3に示す例において第1のユーザがユーザU2である場合、ユーザU2が保有するライセンス50fは、本来、ユーザU2が保有する機器20に適用される。しかし、適用部103は、ユーザU2が保有するライセンス50fを、ユーザU2の保有する機器20F~20H以外の機器20である、ユーザU1の管理する機器20Dに適用する。つまり、適用部103により、何れのライセンス50も適用されないままだった機器20Dにライセンス50fが適用されるため、機器20の管理権限40の枠を超えて選定した機器20に対してライセンス50を適用することができる。
また、適用部103は、第1のユーザの管理下にある第1の機器20に設定された適用優先度が、複数のユーザのうち第2のユーザの管理下にある第2の機器20よりも低い場合に、第1のユーザが有するライセンス50を第2の機器20に適用する。
図3に示す例において、第1のユーザがユーザU2、第2のユーザがユーザU1である場合、ユーザU2の保有するライセンス50fが本来適用される機器20Hに設定された適用優先度は「無」である。複数のユーザのうちの第2のユーザであるユーザU1の管理下にある第2の機器20Dと機器20Hとを比較すると、機器20Hに設定された適用優先度「無」は機器20Dに設定された適用優先度「高」よりも低い。そのため、適用部103は、管理権限40の枠を超えて、第1のユーザであるユーザU2が保有するライセンス50fを、第2の機器20であるユーザU1の管理する機器20Dに適用する。
また、適用部103は、ライセンス50を適用する前に、複数の機器20のうち第3の機器20に既にライセンス50が適用されている場合であって、第3の機器20に設定されている適用優先度が、複数の機器20のうちライセンス50が適用されていない第4の機器20に設定されている適用優先度よりも低い場合、第3の機器20に対するライセンス50の適用を解除する。
図2の例において、ライセンス50fは、機器20Hに既に適用されている。しかし、図3の例において機器20Hの適用優先度は「無」として設定されており、何れのライセンス50も適用されていない機器20Dの適用優先度は「高」として設定されている。この場合に例えば、第3の機器20を20H、第4の機器を20Dとする。第3の機器20である機器20Hと第4の機器20である機器20Dとを比較すると、第3の機器20Hに設定されている適用優先度は、複数の機器20のうちライセンス50が適用されていない第4の機器20Dに設定されている適用優先度よりも低い。従って、この場合、適用部103は、第3の機器20Hに対するライセンス50の適用を解除する。
また、適用部103は、適用が解除されたライセンス50を、第4の機器20に適用する。
上述の例において、適用部103は、機器20Hに対する適用が解除されたライセンス50fを、第4の機器20Dに適用する。既に何れかの機器20に適用されていたライセンス50であっても、割り当てし直すことで別の機器20に再び適用することができる。
表示部104は、ライセンス50の適用を解除する前に、予め定められた期間中、管理権限40を有するユーザに対し警告を表示する。
適用部103が何れかの機器20のライセンス50の適用を解除する際、表示部104は、予め定められた期間、ライセンス50の適用を解除する対象となる機器20の管理権限40を有するユーザに対して警告を表示する。例えば、上述の例において、適用部103が、第3の機器20Hに対するライセンス50の適用を解除する際、表示部104は、機器20Hの管理権限40を有するユーザU2に対して予め定められた警告を表示する。
警告内容としては、例えば所定の日数後にライセンス50が解除される旨を注意的に表示することが挙げられる。他にも、警告内容の例として、ライセンス50の解除の実行を防ぐためのライセンス50適用設定の変更の要否を機器20の管理者に案内する表示、ライセンス50の即時解除の同意及び実行を求める表示が挙げられる。また、解除されたライセンス50がどの機器20に新たに適用されるのかを通知する表示等であっても良い。警告の表示にあたってはモニタ16上の表示のみならず、ユーザ及び機器20に紐づいている他の使用者にメール送信などで個別に通知を行っても良い。
また、表示部104は、ライセンス情報、及びライセンス情報の適用対象となる機器20の情報を表示する。
図9は、表示部104がモニタ16に表示する一例を示した図である。図9においては、左側に「機器一覧」が表示されている。「機器一覧」にはライセンス50の適用対象となる機器20が一覧として表示されている。「機器一覧」に表示されている機器20のリストには「機器チェックボックス」160設けられており、「機器チェックボックス」160で選択した機器20は、モニタ16の中央上部、「機器名表示ボックス」161に表示される。
図9の例においては、ライセンス情報の適用対象となる機器20の情報として「機器20L」という機器20の情報を表示している。表示部104は、「機器チェックボックス」160で選択した機器20の情報として、当該機器20にインストール済みのアプリケーション「アプリA」、「アプリB」、「アプリC」を表示している。さらに、「機器チェックボックス」160で選択した機器20の情報として、当該機器20にインストールされていないアプリケーション「アプリD」、「アプリE」のリストを表示している。図9の中心部に表示した「アプリケーション操作ボックス」162は、一覧として表示された各アプリケーションのアンインストール、更新、及びインストール等を手動で実行させるボタンである。ユーザは一覧として表示された各アプリケーションに対して適宜手動でアンインストール、更新、及びインストール等の操作を行っても良い。また、表示部104は、モニタ16の右上部に「機器20L」の管理者として登録されているユーザU7及びユーザU8を管理者一覧として表示している。
さらに、表示部104は、ライセンス情報として「ライセンス一覧」を表示する。図9の右下部に表示された「ライセンス一覧」においては、各アプリケーションのバージョン及び保有残数が表示されている。各アプリケーションの右側に「自動」と表記されている「自動適用チェックボックス」163にチェックを入力すると、当該アプリケーションが「機器チェックボックス」160で選択した機器20の適用優先度に基づいて自動で適用される。図9に示す場合においては、「アプリD」の「自動適用チェックボックス」163にチェックが入力されている。適用部103は、「機器チェックボックス」160で選択した「機器20L」という機器20に設定されている適用優先度を基に、自動的に「アプリD」のライセンス50の適用可否を判断し、適用を行う。
なお、図9においては関するライセンス情報、及びライセンス情報の適用対象となる機器20の情報を、「機器チェックボックス」160で選択した機器20の表示例を挙げて示した。しかし、モニタ16に表示させるライセンス情報、及びライセンス情報の適用対象となる機器20の情報の別例としては、保有している何れかのライセンス50をチェックボックス等で選択し、当該ライセンスに関連するライセンス情報、及びライセンス情報の適用対象となる機器20の情報を表示する表示形態であっても良い。
次に本実施形態に係る情報処理装置10の作用について説明する。図10は、本実施形態に係る情報処理装置10の処理を表すフローチャート図である。本実施形態に係る情報処理装置10の処理は、CPU11がRAM13等に記憶された情報処理プログラムを読み込んで実行する。
ステップS101では、CPU11が、取得部101として、管理権限40に関する情報を取得する。
ステップS102では、CPU11が、設定部102として、適用優先度を設定、又は更新する。
ステップS103では、CPU11が、取得部101として、ライセンス情報を取得する。
ステップS104では、CPU11が、各ユーザの保有ライセンス50の数と各ユーザの管理下にある機器20の数を比較する。各ユーザの保有ライセンス50の数と各ユーザの管理下にある機器20の数とに過不足がない場合(ステップS104:NO)、即ち、数が一致する場合、処理はステップS105へ移行する。各ユーザの保有ライセンス50の数と各ユーザの管理下にある機器20の数とに過不足がある場合(ステップS104:YES)、処理はステップS107へ移行する。なお、ユーザ毎に保有ライセンス50の数と管理下にある機器20の数との過不足は異なる。従って、以下の処理では、ユーザ毎に、過不足を確認し、ユーザ毎にステップS104以降の処理が実行される。
ステップS105では、CPU11が、適用部103として、ユーザの保有しているライセンス50を、ユーザの保有している機器20に割り当てて適用する。
ステップS106では、CPU11が、表示部104として、ライセンス情報、及びライセンス情報の適用対象となる機器20の情報を表示する。
ステップS107では、CPU11が、ユーザの保有ライセンス50の数とユーザの管理下にある機器20の数とを比較した結果、保有ライセンス50の数に不足があるか否かを判定する。保有ライセンス50の数に不足がない場合(ステップS107:NO)、処理はステップS105へ移行する。保有ライセンス50の数に不足がある場合(ステップS107:YES)、処理はステップS108へ移行する。
ステップS108では、CPU11が、ユーザの管理権限40外に余剰しているライセンス50があるか否かを判定する。ユーザの管理権限40外に余剰しているライセンス50がある場合(ステップS108:YES)、処理はステップS109へ移行する。ユーザの管理権限40外に余剰しているライセンス50がない場合(ステップS108:NO)、処理はステップS110へ移行する。
ステップS109では、CPU11が、適用部103として、あるユーザの管理権限40外で余剰しているライセンス50を、適用優先度の順に管理権限40内の機器20に割り当てて適用する。
ステップS110では、CPU11が、取得部101として、あるユーザの管理権限40外に、適用優先度の低い機器20があるか否かを判定する。あるユーザの管理権限40外に、適用優先度の低い機器20がある場合、処理はステップS112へ移行する。あるユーザの管理権限40外に、適用優先度の低い機器20がない場合、処理はステップS106へ移行する。
ステップS111では、あるユーザの管理権限40外で適用優先度の低い順に、適用されているライセンス50を解除する旨を通知する。
ステップS112では、前ステップS111において通知したあるユーザの管理権限40外で適用優先度の低い機器20に適用されているライセンス50を解除する。その後、あるユーザの管理権限40内でライセンス50が適用されていない、適用優先度の高い機器20に割り当てて適用する。
以上、説明したように、本実施形態に係る情報処理装置10によれば、機器20の管理権限40の枠を超えて選定した機器20に対してライセンス50を適用することができる。そのため、ユーザが自身の管理する機器にのみライセンス50を適用する場合と比較して、ライセンス50を有効活用することができる。
なお、ライセンス50の有効活用として、本実施の形態において情報処理装置10の利用は、新規に購入したライセンス50を機器20に新たなに割り当てて適用する場合に限られない。既に他の機器20に適用されているライセンス50をより適切な機器20に割り当てて適用し直す場合において、本実施の形態における情報処理装置10が利用されても良い。
なお、本実施の形態における情報処理装置10は、機器20の使用状況の変化による機器20の台数の変化、及びライセンス50の数の過不足による余剰資源の解消を目的とした利用に限られない。ライセンス50の有効活用として、機器20の台数及びライセンス50の数に過不足が生じていない場合であっても、使用頻度が著しく低い機器20がある場合等に、より適切な機器20にライセンス50を割り当てて適用するために用いても良い。
本実施形態では、情報処理プログラムがRAM13にインストールされている形態を説明したが、これに限定されるものではない。本実施形態に係る情報処理プログラムを、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記録した形態で提供しても良い。例えば、本実施形態に係る情報処理プログラムを、CD(CompactDisc)-ROM及びDVD(DigitalVersatileDisc)-ROM等の光ディスクに記録した形態、若しくはUSB(UniversalSerialBus)メモリ及びメモリカード等の半導体メモリに記録した形態で提供しても良い。また、本実施形態に係る情報処理プログラムを、通信I/F17に接続された通信回線を介して外部装置から取得するようにしても良い。
上記実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また上記実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであっても良い。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更しても良い。
10 情報処理装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 ストレージ
15 入力部
16 モニタ
17 通信I/F
18 バス
20 機器
30 情報管理サーバ
40 管理権限
50 ライセンス
101 取得部
102 設定部
103 適用部
104 表示部
160 機器チェックボックス
161 機器名表示ボックス
162 アプリケーション操作ボックス
163 自動適用チェックボックス

Claims (13)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    管理対象である複数の機器について、何れの前記機器が複数の管理者のうち何れの管理者の管理下にあるかを表す管理権限に関する情報を取得し、
    複数の前記機器について、インストールして利用されるアプリケーションのライセンスを適用する適用優先度を設定し、
    複数の前記管理者の各々が有する前記アプリケーションのライセンスを表すライセンス情報を取得し、
    前記適用優先度に応じて、複数の前記管理者のうち第1の管理者の管理下にある機器以外の機器に、前記第1の管理者が有するライセンスを適用する
    情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記第1の管理者の管理下にある第1の機器に設定された前記適用優先度が、複数の前記管理者のうち第2の管理者の管理下にある第2の機器よりも低い場合に、前記第1の管理者が有するライセンスを前記第2の機器に適用する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記適用優先度を、前記機器の使用頻度に基づいて設定する
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記機器の前記使用頻度を、前記機器の使用者数、稼働率、及び、使用状況の少なくとも何れかに基づいて設定する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記適用優先度を、予め定めた期間における前記機器の前記使用頻度に応じて設定する
    請求項3又は請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記適用優先度の更新を受け付け、前記適用優先度の変更に基づいて、前記予め定めた期間における前記機器の前記使用頻度に応じて前記適用優先度を設定する
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記ライセンスを適用する前に、複数の前記機器のうち第3の機器に既にライセンスが適用されている場合であって、前記第3の機器に設定されている前記適用優先度が、複数の前記機器のうちライセンスが適用されていない第4の機器に設定されている前記適用優先度よりも低い場合、前記第3の機器に対する前記ライセンスの適用を解除する
    請求項1~6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記ライセンスの適用を解除する前に、予め定められた期間中、前記管理権限を有する管理者に対し警告を表示する
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記プロセッサは、
    適用が解除された前記ライセンスを、前記第4の機器に適用する
    請求項7又は請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記管理者が有する前記アプリケーションのライセンスを、当該管理者の管理下にある機器以外の機器で適用可能とする範囲を、前記アプリケーション毎又は前記機器毎に設定する
    請求項1~9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記プロセッサは、
    前記ライセンス情報、及び前記ライセンス情報の適用対象となる前記機器の情報を表示する
    請求項1~10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. コンピュータに、
    管理対象である複数の機器について、何れの前記機器が複数の管理者のうち何れの管理者の管理下にあるかを表す管理権限に関する情報を取得し、
    複数の前記機器について、インストールして利用されるアプリケーションのライセンスを適用する適用優先度を設定し、
    複数の前記管理者の各々が有する前記アプリケーションのライセンスを表すライセンス情報を取得し、
    前記適用優先度に応じて、複数の前記管理者のうち第1の管理者の管理下にある機器以外の機器に、前記第1の管理者が有するライセンスを適用することを実行させる
    情報処理プログラム。
  13. 管理対象である複数の機器について、何れの前記機器が複数の管理者のうち何れの管理者の管理下にあるかを表す管理権限に関する情報を取得し、
    複数の前記機器について、インストールして利用されるアプリケーションのライセンスを適用する適用優先度を設定し、
    複数の前記管理者の各々が有する前記アプリケーションのライセンスを表すライセンス情報を取得し、
    前記適用優先度に応じて、複数の前記管理者のうち第1の管理者の管理下にある機器以外の機器に、前記第1の管理者が有するライセンスを適用する
    情報処理方法。
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