JP2023004214A

JP2023004214A - 画像形成装置

Info

Publication number: JP2023004214A
Application number: JP2021105766A
Authority: JP
Inventors: 秀明小川; Hideaki Ogawa
Original assignee: Riso Kagaku Corp
Current assignee: Riso Kagaku Corp
Priority date: 2021-06-25
Filing date: 2021-06-25
Publication date: 2023-01-17

Abstract

【課題】二次元バーコード等の符号画像を、好適な形状で用紙等の印刷媒体の束の側面に印刷する。【解決手段】用紙Ｐを積載した用紙Ｐの束の側面に、セルＣの画像を複数セル分組み合わせた二次元バーコードＢＣを印刷する画像形成装置１であって、セルＣのサイズ（高さＣｈ、幅Ｃｗ）が用紙Ｐの厚さで割り切れる値である場合は、用紙Ｐの束の側面に二次元バーコードＢＣを印刷し、セルＣのサイズが用紙Ｐの厚さで割り切れない値である場合は、用紙Ｐの厚さで割り切れる値にセルＣのサイズを変更し、セルＣの変更後のサイズに基づいた二次元バーコードＢＣを用紙Ｐの束の側面に印刷する。【選択図】図１

Description

本発明は、画像形成装置に関する。

画像形成装置で画像を印刷した用紙束に対し、後処理装置で後処理を行って印刷物として完成させる場合がある。特許文献１では、後処理によって印刷物とする用紙束を用紙束単位で区別するための後処理指示情報を、用紙束の側面に印刷する方法が記載されている。この方法では、後処理指示情報を用紙束の用紙枚数で短冊状に分割した分割画像を作成し、作成した分割画像を印刷画像の一部として、用紙束の各用紙の側面にかかる部分に印刷する。

用紙束の側面に文字を印刷する場合は、例えば、特許文献２に記載された技術のように、複数のラインで構成される文字の１ラインを、用紙束の何枚の用紙に印刷するかを、用紙の厚さによって決めることができる。

特開２０１２－２３６３２２号公報特許第４８５６７９１号公報

例えば、用紙束の側面に印刷する画像が二次元バーコードである場合は、特許文献２の技術を適用して好適な二次元バーコードの画像を用紙束の側面に印刷することが難しくなる。

例えば、用紙の厚さが０．１５ｍｍ、二次元バーコードのセルサイズが０．２５ｍｍの場合、特許文献２の方法を適用し、二次元バーコードの１つのセルを印刷する用紙の枚数を用紙の厚さから割り出すと、計算上では０．２５÷０．１５＝１．６枚となる。実際には整数枚の用紙に印刷するので、１つのセルを印刷する用紙の枚数は、計算上の枚数とは異なる１枚又は２枚となる。

ここで、画像形成装置が、インクを使用する印刷機の場合、インクは１枚の用紙の側面に浸透するため、２枚の用紙の用紙側面に１．６枚分の大きさのセルを印刷することは難しい。

本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、二次元バーコード等の符号画像を、好適な形状で用紙等の印刷媒体の束の側面に印刷できるようにすることにある。

上記目的を達成するために、本発明の一つの態様による画像形成装置は、
印刷媒体を積載した媒体束の側面に、単位領域の画像を複数領域分組み合わせた符号画像を印刷する画像形成装置であって、
前記単位領域のサイズが前記印刷媒体の厚さで割り切れる値である場合は、前記媒体束の側面に前記符号画像を印刷し、
前記単位領域のサイズが前記印刷媒体の厚さで割り切れない値である場合は、前記印刷媒体の厚さで割り切れる値に前記単位領域のサイズを変更し、前記単位領域の変更後のサイズに基づいた前記符号画像を前記媒体束の側面に印刷する
ことを特徴とする。

本発明によれば、二次元バーコード等の符号画像を、好適な形状で用紙等の印刷媒体の束の側面に印刷できる。

図１は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の説明図である。図２は、図１の用紙束の側面に印刷される二次元バーコードの説明図である。図３は、図１のコントローラが行う二次元バーコードの画像の生成処理の手順例を示すフローチャートである。

以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。

また、以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。

図１は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の説明図である。図１に示す本実施形態の画像形成装置１は、内部にプリンタエンジン１０及びコントローラ２０を有しており、外側に露出する部分に給紙部３０を有している。

プリンタエンジン１０は、印刷ジョブに基づいて、給紙部３０から給紙された用紙Ｐ（印刷媒体）に、印刷ジョブの印刷データに対応する画像を印刷することができる。プリンタエンジン１０は、インクジェット方式、電子写真方式、孔版印刷方式等、いずれの方式のものであってもよい。

複数枚の用紙Ｐに画像を印刷する印刷ジョブの印刷データが、複数枚の用紙Ｐを積載した用紙Ｐの束の側面に印刷する画像のデータを含む場合、プリンタエンジン１０は、印刷ジョブを実行する際に、複数枚の用紙Ｐの束の側面にも画像を印刷することができる。

コントローラ２０は、印刷ジョブに基づいてプリンタエンジン１０の動作等を制御する。コントローラ２０は、ＣＰＵ（中央処理装置）、メモリ、及び入出力部を備えるマイクロコンピュータを用いて実現可能である。コントローラ２０は、マイクロコンピュータをコントローラ２０として機能させるためのコンピュータプログラムを、マイクロコンピュータにインストールして実行する。これにより、マイクロコンピュータは、コントローラ２０が備える情報処理部を、仮想的に実現させることができる。

ここでは、ハードウェアとソフトウェアとでコントローラ２０を実現する例を示すが、もちろん、各情報処理を実行するための専用のハードウェアを用意して、コントローラ２０を構成することも可能である。専用のハードウェアには、実施形態に記載された機能を実行するようにアレンジされた特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）や従来型の回路部品のような装置を含む。

コントローラ２０は、印刷ジョブに基づいて、用紙Ｐに画像を印刷するようにプリンタエンジン１０の動作を制御する。印刷ジョブは、例えば、画像形成装置１に接続されたクライアント端末（図示せず）から入力されたものでもよく、画像形成装置１のスキャナ部（図示せず）における原稿画像の読み取りにより内部で発生したものでもよい。

コントローラ２０は、情報処理部として、二次元バーコード生成部２１を備える。二次元バーコード生成部２１は、用紙厚設定部２２及びセルサイズ設定部２３を備える。

用紙厚設定部２２には、プリンタエンジン１０が画像を印刷する用紙Ｐの厚さを示す用紙厚データが設定される。用紙厚データは、例えば、印刷ジョブの印刷設定で指定された用紙Ｐの種類に基づいて特定されたものでもよく、不図示の操作部からユーザが入力した情報の内容に基づいて特定されたものでもよい。ユーザが操作部から入力する情報は、例えば、用紙Ｐの種類でもよく、用紙Ｐの厚さでもよい。

セルサイズ設定部２３は、印刷ジョブが、その印刷ジョブで印刷する複数枚の用紙Ｐの束の側面に印刷する二次元バーコードＢＣ（図２参照）の印刷データを含んでいる場合に、側面に印刷する二次元バーコードＢＣの構成要素であるセルのサイズを設定する。図２に示すように、二次元バーコードＢＣは、セルＣを単位領域とし、単位領域であるセルＣの白（無着色部分）又は黒（着色部分）の画像を複数セル分（複数領域分）組み合わせた符号画像である。

セルＣは、例えば、高さＣｈ及び幅Ｃｗが等しい正方形であり、セルＣの高さＣｈ及び幅Ｃｗは、プリンタエンジン１０が印刷可能な１ピクセル～複数ピクセル分の長さとすることができる。図１のプリンタエンジン１０は、図２の二次元バーコードＢＣを複数枚の用紙Ｐの束の側面に印刷する場合、１つのセルＣを複数枚の用紙Ｐに跨がって印刷する。

セルサイズ設定部２３は、用紙Ｐの束の側面に印刷する二次元バーコードＢＣのセルＣの印刷データ上でのサイズが、用紙厚設定部２２に設定された用紙厚データが示す用紙Ｐの厚さで割り切れる値である場合に、セルＣのサイズをそのままとする。セルサイズ設定部２３は、印刷データ上でのセルＣのサイズが用紙Ｐの厚さで割りきれない値である場合に、セルＣのサイズを用紙Ｐの厚さで割りきれる値に変更する。セルＣのサイズとは、セルＣの高さＣｈ及び幅Ｃｗである。

セルサイズ設定部２３は、例えば、印刷データ上でのセルＣのサイズが用紙Ｐの厚さで割りきれない値である場合に、セルＣのサイズ（高さＣｈ及び幅Ｃｗ）を、現在の印刷データ上でのサイズに最も近い、用紙Ｐの厚さの倍数の値に変更することができる。セルＣの変更後のサイズは、変更前のサイズよりも大きい値であってもよく、変更前のサイズよりも小さい値であってもよい。セルサイズ設定部２３は、例えば、印刷データ上でのセルＣのサイズが用紙Ｐの厚さで割りきれない値である場合に、セルＣのサイズを、一律に、用紙Ｐの厚さの２倍の値に変更してもよい。

二次元バーコード生成部２１は、セルサイズ設定部２３が設定したセルＣのサイズで、印刷データに含まれる二次元バーコードＢＣの画像を生成する。

コントローラ２０の用紙厚設定部２２及びセルサイズ設定部２３は、上述したそれぞれの処理を、例えば、図３のフローチャートに示す、用紙厚設定処理（ステップＳ１１）、セルサイズ設定処理（ステップＳ１３）の手順で行うことができる。

以上に説明した本実施形態の画像形成装置１では、印刷ジョブに基づいて画像が印刷される複数枚の用紙Ｐの束の側面に印刷する二次元バーコードＢＣのセルＣのサイズが、用紙Ｐの厚さの倍数でない場合に、用紙Ｐの厚さの倍数にセルＣのサイズが変更される。セルＣのサイズを変更した後の二次元バーコードＢＣは、全体の大きさが変わるだけで、二次元バーコードＢＣの形状が用紙Ｐの厚さ方向に変形することはない。

セルＣのサイズの変更後に二次元バーコードＢＣの形状が変形しないので、二次元バーコードＢＣの形状を規格内に保ち、二次元バーコードＢＣを好適な形状で用紙Ｐの束の側面に印刷することができる。

なお、本実施形態では、符号画像が、複数のセルＣを組み合わせて構成される二次元バーコードＢＣである場合について説明した。しかし、符号画像は、二次元バーコードＢＣに限らず、一次元バーコード等、複数の単位領域を複数領域分組み合わせて構成される種々の画像とすることができる。

また、本実施形態では、印刷媒体が用紙Ｐであり、符号画像を印刷する媒体束が用紙Ｐの束である場合について説明した。しかし、印刷媒体は、例えば、金属、樹脂、木材等の薄板等、重ねた束の側面に符号画像を印刷できる板材であってもよい。板材が印刷媒体である場合の画像形成装置は、本実施形態の画像形成装置１のような、給紙部３０から内部に給紙した用紙Ｐに対して、プリンタエンジン１０が画像を印刷する構造のものでなくてもよい。

なお、本発明は上記の実施形態のままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。

［付記］
以上に説明した実施形態によって、以下に示す態様の発明が開示される。

即ち、一つの態様の発明として、
印刷媒体を積載した媒体束の側面に、単位領域の画像を複数領域分組み合わせた符号画像を印刷する画像形成装置であって、
前記単位領域のサイズが前記印刷媒体の厚さで割り切れる値である場合は、前記媒体束の側面に前記符号画像を印刷し、
前記単位領域のサイズが前記印刷媒体の厚さで割り切れない値である場合は、前記印刷媒体の厚さで割り切れる値に前記単位領域のサイズを変更し、前記単位領域の変更後のサイズに基づいた前記符号画像を前記媒体束の側面に印刷する
ことを特徴とする画像形成装置が開示される。

そして、上記態様による発明によれば、二次元バーコード等の符号画像を、好適な形状で用紙等の印刷媒体の束の側面に印刷できる。

１画像形成装置
１０プリンタエンジン
２０コントローラ
２１二次元バーコード生成部
２２用紙厚設定部
２３セルサイズ設定部
３０給紙部
ＢＣ二次元バーコード（符号画像）
Ｃセル（単位領域）
Ｃｈセル高さ
Ｃｗセル幅
Ｐ用紙（印刷媒体）

Claims

印刷媒体を積載した媒体束の側面に、単位領域の画像を複数領域分組み合わせた符号画像を印刷する画像形成装置であって、
前記単位領域のサイズが前記印刷媒体の厚さで割り切れる値である場合は、前記媒体束の側面に前記符号画像を印刷し、
前記単位領域のサイズが前記印刷媒体の厚さで割り切れない値である場合は、前記印刷媒体の厚さで割り切れる値に前記単位領域のサイズを変更し、前記単位領域の変更後のサイズに基づいた前記符号画像を前記媒体束の側面に印刷する
ことを特徴とする画像形成装置。