JP2023003662A - 充電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】充電時に生じ得る様々なエラーを充電前に検出して記録することができる充電システムを提供する。【解決手段】充電システムが、蓄電装置の充電前に複数のステップを経て蓄電装置の充電を開始する対象制御装置(PWC-ECU)を含む。複数のステップの各々は、対象制御装置が他の制御装置との通信を伴う処理を実行するステップである。対象制御装置は、複数のステップの各々でエラーの有無を判定するように構成される。対象制御装置は、エラーが生じたと判定した場合に、複数のステップのうちいずれのステップでエラーが生じたと判定されたかを示すエラー情報を記録するように構成される。【選択図】図4
Description
本開示は、充電システムに関する。
特開2012-170181号公報(特許文献1)には、車両に搭載された蓄電装置を充電する前に充電プラグの接続異常(たとえば、充電プラグの挿し忘れ又は脱落)を検出する技術が開示されている。
上記特許文献1に記載される技術は、充電プラグの接続異常を検出することはできるが、それ以外の異常(エラー)を検出することはできない。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、充電時に生じ得る様々なエラーを充電前に検出して記録することができる充電システムを提供することである。
本開示に係る充電システムは、蓄電装置の充電前に複数のステップを経て蓄電装置の充電を開始する制御装置を含む。複数のステップの各々は、制御装置が他の制御装置との通信を伴う処理を実行するステップである。制御装置は、複数のステップの各々でエラーの有無を判定するように構成される。制御装置は、エラーが生じたと判定した場合に、複数のステップのうちいずれのステップでエラーが生じたと判定されたかを示すエラー情報を記録するように構成される。
以下、エラーの有無を判定することを、単に「エラー判定」とも称する。また、上記制御装置を「対象制御装置」と称し、上記他の制御装置とは区別する。
対象制御装置は、ステップごとにエラー判定を行なう。この際、対象制御装置は、他の制御装置と通信を行なうことで、対象制御装置の制御範囲だけでなく他の制御装置の制御範囲も含めてエラーの有無を確認できる。このため、対象制御装置は、充電時に生じ得る様々なエラー(通信エラーを含む)の有無を充電開始前に確認できる。そして、いずれかのステップにおいてエラーが生じたと判定された場合には、対象制御装置が、いずれのステップでエラーが生じたかを示すエラー情報を記録する。こうしたエラー情報が記録されることで、たとえばユーザ又はメンテナンス業者(修理業者を含む)が、どのステップまで進んだ段階でエラーが生じたかを把握しやすくなり、エラーの原因を特定しやすくなる。
蓄電装置は、車両に搭載された蓄電装置であってもよい。車両は、蓄電装置に蓄えられた電力を動力に変換して走行するように構成されてもよい。車両は、EV(電気自動車)であってもよいし、PHV(プラグインハイブリッド車両)であってもよい。
上記充電システムは、他の制御装置として複数の制御装置を含んでもよい。上記蓄電装置の充電は、車両の外部の電源から供給される電力を用いて、車両に搭載された蓄電装置を充電する外部充電であってもよい。
上記複数のステップは、対象制御装置が充電制御に関わる他の制御装置の電源オンを行なう第1ステップと、対象制御装置が蓄電装置の状態を示す情報を他の制御装置に要求する第2ステップと、対象制御装置が他の制御装置に充電許可を要求する第3ステップと、対象制御装置が他の制御装置に充電指令を送信する第4ステップとを含んでもよい。対象制御装置は、各ステップの処理前にエラー判定を行なってもよい。
第1ステップの処理前のエラー判定では、車両のインレットに対して充電プラグが正しく接続されていない場合にエラーが生じていると判定されてもよい。また、第1ステップの処理前のエラー判定では、車両外部の電源から車両に電力が正常に供給されない場合にエラーが生じていると判定されてもよい。
第2ステップの処理前のエラー判定では、車両が駐車状態になっていない場合にエラーが生じていると判定されてもよい。
第3ステップの処理前のエラー判定では、充電開始を妨げる異常が車両に生じている場合にエラーが生じていると判定されてもよい。第3ステップの処理前のエラー判定では、蓄電装置の状態が異常である場合にエラーが生じていると判定されてもよい。
第4ステップの処理前のエラー判定では、第3ステップの処理(充電許可の要求)に対して充電許可を受けられなかった場合にエラーが生じていると判定されてもよい。
本開示によれば、充電時に生じ得る様々なエラーを充電前に検出して記録することができる充電システムを提供することが可能になる。
本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。以下では、電子制御ユニット(Electronic Control Unit)を「ECU」と称する。
図1は、この実施の形態に係る充電システムが搭載された車両の概要を示す図である。図1を参照して、車両100はPHV(プラグインハイブリッド車両)である。この実施の形態では、前輪駆動の4輪自動車を想定しているが、車輪の数及び駆動方式は適宜変更可能である。たとえば、駆動方式は4輪駆動であってもよい。
車両100は、充電システム1と、第1モータジェネレータ21a(以下、「MG21a」と表記する)と、第2モータジェネレータ21b(以下、「MG21b」と表記する)と、モータECU23と、PCU(Power Control Unit)24と、エンジン31と、エンジンECU33と、変速機構421と、油圧回路422とを備える。
充電システム1は、メインバッテリ11と、電圧センサ12aと、電流センサ12bと、温度センサ12cと、SMR(System Main Relay)14と、HV(Hybrid Vehicle)-ECU50と、インレット81と、電力変換回路82と、充電リレー83と、BAT(Battery)-ECU501と、PWC(Plugin Wireless Charge)-ECU502と、CHG(Charge)-ECU503とを含む。
車両100が備えるモータECU23、エンジンECU33、HV-ECU50、BAT-ECU501、PWC-ECU502、及びCHG-ECU503の各々は、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、記憶装置と、通信I/F(インターフェース)とを備えるマイクロコンピュータである。プロセッサとしては、たとえばCPU(Central Processing Unit)を採用できる。通信I/Fは、たとえばCAN(Controller Area Network)コントローラを含む。RAMは、プロセッサによって処理されるデータを一時的に記憶する作業用メモリとして機能する。記憶装置は、格納された情報を保存可能に構成される。記憶装置は、たとえば、ROM(Read Only Memory)及び書き換え可能な不揮発性メモリを含む。記憶装置には、プログラムのほか、プログラムで使用される情報(たとえば、マップ、数式、及び各種パラメータ)が記憶されている。記憶装置に記憶されているプログラムをプロセッサが実行することで、ECUにおいて各種制御が実行される。ただしこれに限られず、各種制御は、専用のハードウェア(電子回路)によって実行されてもよい。各ECUが備えるプロセッサの数も任意であり、いずれかのECUが複数のプロセッサを備えてもよい。
各ECUは、所定のECUと通信可能に接続されている。通信方式は、たとえばCAN通信である。HV-ECU50は、モータECU23、エンジンECU33、BAT-ECU501、及びPWC-ECU502の各々と通信可能に接続されている。PWC-ECU502は、HV-ECU50、BAT-ECU501、及びCHG-ECU503の各々と通信可能に接続されている。PWC-ECU502は、HV-ECU50とCHG-ECU503との間に位置し、双方のECUと通信可能に構成される。PWC-ECU502は、HV-ECU50とCHG-ECU503との通信を仲介してもよい。
メインバッテリ11は、再充電可能な蓄電装置である。メインバッテリ11は、PCU24(ひいては、走行用モータであるMG21a,21b)に電力を供給するように構成される。メインバッテリ11は、液系二次電池、全固体二次電池、組電池、及び電気二重層キャパシタからなる群より選択される1以上の蓄電装置を含んでもよい。二次電池の例としては、リチウムイオン電池又はニッケル水素電池が挙げられる。この実施の形態に係るメインバッテリ11は、本開示に係る「蓄電装置」の一例に相当する。
電圧センサ12aは、メインバッテリ11の電圧を検出する。電流センサ12bは、メインバッテリ11に流れる電流を検出する。温度センサ12cは、メインバッテリ11の温度を検出する。各センサは、その検出結果をBAT-ECU501へ出力する。BAT-ECU501は、各センサの検出結果を用いて、メインバッテリ11の状態(たとえば、温度、電流、電圧、SOC(State Of Charge)、及び内部抵抗)を取得することができる。
SMR14は、PCU24とメインバッテリ11とを結ぶ電路の接続/遮断を切り替えるように構成される。メインバッテリ11はSMR14を介してPCU24と接続されている。SMR14は、HV-ECU50によって制御される。SMR14は、たとえば車両100の走行時に閉状態(接続状態)にされる。
MG21a及び21bの各々はモータジェネレータである。MG21a、MG21bはそれぞれロータ軸43a、43bを有する。ロータ軸43a、43bはそれぞれMG21a、MG21bの回転軸に相当する。MG21a、21bには、それぞれMG21a、21bの状態(たとえば、電流、電圧、温度、及び回転速度)を検出するモータセンサ22a、22bが設けられている。モータセンサ22a及び22bの各々は、その検出結果をモータECU23へ出力する。
MG21a及び21bの各々はPCU24及びSMR14を介してメインバッテリ11に電気的に接続されている。PCU24は、たとえば、MG21a,21bに対応して設けられる2つのインバータと、各インバータとメインバッテリ11との間に配置されたコンバータと(いずれも図示せず)を含んで構成される。PCU24は、メインバッテリ11に蓄積された電力をMG21a及びMG21bの各々に供給するとともに、MG21a及びMG21bの各々により発電された電力をメインバッテリ11に供給するように構成される。
エンジン31は、複数の気筒(たとえば、4つの気筒)を含む内燃機関である。エンジン31は、たとえば各気筒内で燃料を燃焼させることによって動力を生成し、生成された動力によって全ての気筒に共通のクランクシャフト(図示せず)を回転させる。クランクシャフトが回転することによって出力軸41も回転する。エンジン31には、エンジン31の状態(たとえば、吸気量、吸気圧、吸気温度、排気圧、排気温度、触媒温度、エンジン冷却水温、及び回転速度)を検出するエンジンセンサ32が設けられている。エンジンセンサ32は、その検出結果をエンジンECU33へ出力する。
車両100は、シングルピニオン型のプラネタリギヤ431をさらに備える。エンジン31の出力軸41は変速機構421を介してプラネタリギヤ431に連結されている。変速機構421の出力軸42とMG21aのロータ軸43aとの各々は、プラネタリギヤ431に連結されている。プラネタリギヤ431は、サンギヤと、サンギヤと同軸に配置されたリングギヤと、サンギヤ及びリングギヤに噛み合うピニオンギヤと、ピニオンギヤを自転及び公転可能に保持するキャリヤとを有する。変速機構421の出力軸42は、プラネタリギヤ431のキャリヤに連結されている。MG21aのロータ軸43aは、プラネタリギヤ431のサンギヤに連結されている。プラネタリギヤ431のキャリヤには、変速機構421の出力軸42からトルクが入力される。
変速機構421は、油圧回路422によって駆動されて変速比を変更するように構成される。油圧回路422は、HV-ECU50の指令に従い、変速機構421に供給する油圧を調整するように構成される。HV-ECU50は、たとえばシフトレンジに応じて油圧回路422を制御することにより、変速機構421をニュートラル状態にしたり、変速比を調整したりする。変速機構421が非ニュートラル状態であるときには、エンジン31が出力するトルクをプラネタリギヤ431がサンギヤ(ひいては、MG21a)とリングギヤとに分割して伝達するように構成される。エンジン31が出力するトルクがリングギヤへ出力されるときには、MG21aによる反力トルクがサンギヤに作用する。
プラネタリギヤ431及びMG21bは、プラネタリギヤ431から出力される動力(すなわち、リングギヤに出力される動力)とMG21bから出力される動力(すなわち、ロータ軸43bに出力される動力)とが合わさって駆動輪45a,45bに伝達されるように構成される。より具体的には、プラネタリギヤ431のリングギヤには、ドリブンギヤ432に噛み合う出力ギヤ(図示せず)が取り付けられている。また、MG21bのロータ軸43bに取り付けられたドライブギヤ(図示せず)も、ドリブンギヤ432に噛み合っている。ドリブンギヤ432は、MG21bがロータ軸43bに出力するトルクと、プラネタリギヤ431のリングギヤから出力されるトルクとを合成するように作用する。このように合成された駆動トルクは、デファレンシャルギヤ44に伝達され、さらに、デファレンシャルギヤ44から左右に延びたドライブシャフト44a,44bを介して駆動輪45a,45bに伝達される。
HV-ECU50は、必要に応じて、モータECU23及びエンジンECU33からモータセンサ22a、22b及びエンジンセンサ32の検出値を受信する。また、HV-ECU50は、必要に応じて、メインバッテリ11の状態を示す情報をBAT-ECU501から受信する。図示は省略しているが、他のセンサ(たとえば、車速センサ、燃料計、オドメータ、アクセル開度センサ、大気圧センサ、及び外気温センサ)も、車両100に搭載されている。HV-ECU50は、車両100に搭載された各種センサ(車載センサ)の出力に基づいて、車両100の情報を把握することができる。
HV-ECU50は、エンジン31を制御するための指令(制御指令)をエンジンECU33へ出力するように構成される。エンジンECU33は、HV-ECU50からの指令に従ってエンジン制御を行なうように構成される。具体的には、エンジンECU33は、エンジン31の各種アクチュエータ(たとえば、図示しないスロットル弁、点火装置、及びインジェクタ)を制御する。HV-ECU50はエンジンECU33を通じてエンジン制御を行なうことができる。
HV-ECU50は、MG21a及びMG21bの各々を制御するための指令(制御指令)をモータECU23へ出力するように構成される。モータECU23は、HV-ECU50からの指令に従ってモータ制御を行なうように構成される。具体的には、モータECU23は、HV-ECU50からの指令に従って、MG21a及びMG21bの各々の目標トルクに対応した電流信号(たとえば、電流の大きさ及び周波数を示す信号)を生成し、生成した電流信号をPCU24へ出力する。HV-ECU50はモータECU23を通じてモータ制御を行なうことができる。
車両100は、シフトレバー101と、Pポジションスイッチ102と、パワースイッチ103とをさらに備える。パワースイッチ103は、車両システムを起動させるための起動スイッチである。一般に、起動スイッチは「パワースイッチ」又は「イグニッションスイッチ」と称される。ユーザは、パワースイッチ103を操作することにより、車両システムの作動状態(Ready-ON状態)/停止状態(Ready-OFF状態)を切り替えることができる。
また、ユーザは、シフトレバー101を所定の位置(図1参照)に動かすことによってN(ニュートラル)レンジ、R(リバース)レンジ、D(ドライブ)レンジ、及びB(ブレーキ)レンジのいずれかを選択できる。さらに、ユーザは、車両100を停車させ、Pポジションスイッチ102を押すことによって、P(パーキング)レンジを選択できる。HV-ECU50は、車両100のシフトレンジを、ユーザによって選択されたレンジに切り替える。シフトレンジがPレンジであるときには、プラネタリギヤ431のリングギヤの回転を機械的に阻止するパーキング装置(図示せず)によってプラネタリギヤ431のリングギヤがロックされる。これにより、車両100が駐車状態になる。また、車両100が駐車状態であるときにユーザが図示しないパーキングブレーキ(駐車状態の車両100が動かないように制動する装置)を作動させることによって、パーキング装置の負担を軽減することができる。
インレット81は、車両100の受電部に相当する。電力変換回路82は、車両外部からインレット81に供給される交流電力を直流電力に変換して出力する。電力変換回路82から出力される直流電力は、充電リレー83及びSMR14を通じてメインバッテリ11に供給される。電力変換回路82は車載充電器として機能する。電力変換回路82はCHG-ECU503によって制御される。充電リレー83はHV-ECU50によって制御される。車両100は、こうした構成によりメインバッテリ11の外部充電を行なうことができる。図2は、車両100において行なわれるメインバッテリ11の外部充電について説明するための図である。
図1とともに図2を参照して、車両100のインレット81にはリッド81cが設けられている。ユーザがリッド81cを開くと、図2の上部に示すようにインレット81が露出する。なお、インレット81の位置は図2に示す位置(車体の後方側面)に限られず任意に設定できる。
インレット81は、EVSE(Electric Vehicle Supply Equipment)400につながる充電ケーブル420のコネクタ430が接続可能に構成される。コネクタ430は充電ケーブル420の先端に位置する。EVSE400は電源回路410を内蔵する。電源回路410は、外部電源PGから供給される電力に所定の電力変換を行ない、変換後の電力を充電ケーブル420へ出力する。外部電源PGは、電源回路410に交流電力を供給する商用電源(たとえば、電力会社によって提供される電力系統)であってもよい。この実施の形態では、外部電源PGから電源回路410を通じてコネクタ430に交流電力が供給される。
インレット81には、ロックピン81aを含むロック機構と、接続センサ81bと、ロック機構を駆動するアクチュエータ(図示せず)とがさらに設けられている。接続センサ81bは、コネクタ430がインレット81に接続されているか否かを検出して、検出結果をPWC-ECU502(図1)へ出力する。また、PWC-ECU502は上記アクチュエータを制御する。コネクタ430がインレット81に接続された状態で、PWC-ECU502が上記アクチュエータを制御することにより、コネクタロック状態とコネクタアンロック状態とが切り替えられる。コネクタロック状態は、インレット81からのコネクタ430の取り外しが規制された状態である。たとえばインレット81にコネクタ430が接続されると、PWC-ECU502がインレット81をコネクタロック状態にする。コネクタロック状態では、アクチュエータによって駆動されたロックピン81aがコネクタ430と係合することにより、コネクタ430の取り外しが規制される。一方、コネクタアンロック状態は、インレット81からのコネクタ430の取り外しが許容された状態である。たとえば外部充電が終了すると、PWC-ECU502がインレット81をコネクタアンロック状態にする。コネクタアンロック状態では、ロックピン81aがコネクタ430と係合しなくなり、コネクタ430の取り外しが許容される。
メインバッテリ11の外部充電は、車両100が駐車状態であるときに行なわれる。車両100がメインバッテリ11の外部充電を行なう場合には、外部充電の開始前に、PWC-ECU502がインレット81をコネクタロック状態にするとともに、HV-ECU50が充電リレー83及びSMR14の各々を閉状態(接続状態)にする。その後、PWC-ECU502は、後述する4つのステップ(図3参照)を経てメインバッテリ11の外部充電を開始する。外部充電中は、CHG-ECU503がメインバッテリ11の充電電力を調整するように電力変換回路82を制御する。外部充電が終了すると、CHG-ECU503は、EVSE400に給電停止を要求するとともに、メインバッテリ11の充電を停止するように電力変換回路82を制御する。その後、HV-ECU50が充電リレー83及びSMR14の各々を開状態(遮断状態)にするとともに、PWC-ECU502がインレット81をコネクタアンロック状態にする。これにより、ユーザがインレット81からコネクタ430を取り外すことが可能になる。
この実施の形態では、車両100に搭載されたECU電源から各ECUに電力が供給される。ECU電源は、メインバッテリ11であってもよいし、補機バッテリ(図示せず)であってもよい。たとえば、メインバッテリ11からDC/DCコンバータ(図示せず)を通じて降圧された電力が各ECUに供給されてもよい。あるいは、補機バッテリから各ECUに電力が供給されてもよい。
車両100が駐車状態であるときには、車両100が備える各ECUは停止状態(たとえば、スリープ状態)になっている。ただし、インレット81にコネクタ430が接続されると(すなわち、PWC-ECU502が接続センサ81bからプラグインを示す信号を受信すると)、PWC-ECU502が起動(すなわち、スリープ状態から作動状態に復帰)する。そして、起動したPWC-ECU502がインレット81をコネクタロック状態にする。その後、PWC-ECU502は、以下に説明する第1~第4ステップの各々において所定の処理を実行する。図3は、メインバッテリ11の外部充電開始時にPWC-ECU502によって実行されるエラー判定について説明するための図である。この実施の形態では、PWC-ECU502が「対象制御装置」に相当し、HV-ECU50、BAT-ECU501、及びCHG-ECU503の各々が「他の制御装置」に相当する。
図1及び図2とともに図3を参照して、PWC-ECU502は、充電制御に関わる他のECUの電源オンを行なう第1ステップと、バッテリ情報をBAT-ECU501に要求する第2ステップと、HV-ECU50に充電許可を要求する第3ステップと、CHG-ECU503に充電指令を送信する第4ステップとを経て、メインバッテリ11の外部充電を開始する。
PWC-ECU502は、ステップごとにエラーの有無を判定するように構成される。この実施の形態では、PWC-ECU502が上記第1~第4ステップの各々の処理前にエラー判定を行なう。以下では、第1、第2、第3、第4ステップの処理前のエラー判定を、それぞれ「第1エラー判定」、「第2エラー判定」、「第3エラー判定」、「第4エラー判定」と称する。
第1エラー判定では、インレット81に対してコネクタ430(充電プラグ)が正しく接続されていないプラグインエラーと、EVSE400(車両外部の電源)から車両100に電力が正常に供給されない電源エラーとの少なくとも一方のエラーが生じているか否かを、PWC-ECU502が判断する。そして、少なくとも一方のエラーが生じている場合に、PWC-ECU502はエラーあり(エラーが生じている)と判定する。他方、いずれのエラーも生じていない場合には、PWC-ECU502はエラー無し(エラーは生じていない)と判定する。PWC-ECU502は、アクチュエータに対してロック機構(たとえば、図2に示したロックピン81a)の駆動を指示してもインレット81がコネクタロック状態にならない場合に、プラグインエラーが生じていると判断してもよい。PWC-ECU502は、外部電源PG(たとえば、電力系統)が停電している場合に、電源エラーが生じていると判断してもよい。
第1エラー判定でエラー無しと判定されると、PWC-ECU502が第1ステップにおける前述の処理(充電制御に関わる他のECUの電源オン)を実行する。この実施の形態では、HV-ECU50、BAT-ECU501、及びCHG-ECU503が、充電制御に関わる他のECUに相当する。電源オンは、停止状態のECUを作動状態にすることである。停止状態のECUは、起動信号を受信すると、作動状態になる。第1ステップでは、まず、PWC-ECU502がHV-ECU50へ起動信号を送信することにより、HV-ECU50の電源オンを行なう。さらに、PWC-ECU502は、起動したHV-ECU50に対して、BAT-ECU501及びCHG-ECU503の各々の電源オンを要求する。以下、この要求を「IGB-ON要求」とも称する。HV-ECU50は、上記IGB-ON要求に応じて、BAT-ECU501及びCHG-ECU503の各々へ起動信号を送信する。これにより、BAT-ECU501及びCHG-ECU503の各々が起動する。
上記第1ステップの処理後、第2エラー判定が行なわれる。第2エラー判定では、車両100が駐車状態になっているか否かを、PWC-ECU502が判断する。そして、車両100が駐車状態になっていない場合に、PWC-ECU502はエラーありと判定する。また、他のECUの電源系統に異常がある場合(すなわち、PWC-ECU502がHV-ECU50、BAT-ECU501、及びCHG-ECU503の少なくとも1つを電源オンできなかった場合)にも、PWC-ECU502はエラーありと判定する。他方、車両100が駐車状態になっており、かつ、上記電源系統の異常も生じていない場合には、PWC-ECU502はエラー無しと判定する。PWC-ECU502は、車速とシフトレンジとパーキングブレーキの状態との少なくとも1つに基づいて、車両100が駐車状態になっているか否かを判断してもよい。
第2エラー判定でエラー無しと判定されると、PWC-ECU502が第2ステップにおける前述の処理(他のECUに対するバッテリ情報の要求)を実行する。バッテリ情報は、メインバッテリ11の状態(たとえば、温度、電流、電圧、SOC、及び内部抵抗)を示す情報である。充電システム1においては、BAT-ECU501が、電圧センサ12a、電流センサ12b、及び温度センサ12cの各々の検出結果に基づいてバッテリ情報を取得するように構成される。第2ステップでは、PWC-ECU502がBAT-ECU501にバッテリ情報を要求する。以下、この要求を「開始要求」とも称する。BAT-ECU501は、上記開始要求に応じて、バッテリ情報をPWC-ECU502へ送信する。
上記第2ステップの処理後、第3エラー判定が行なわれる。第3エラー判定では、充電開始を妨げる異常が車両100に生じているか否かを、PWC-ECU502が判断する。そして、車両100に異常が生じている場合(すなわち、車両要因によって充電を開始できない場合)に、PWC-ECU502はエラーありと判定する。また、HV-ECU50とBAT-ECU501との通信に異常がある場合(すなわち、HV-ECU50がBAT-ECU501からバッテリ情報を取得できない場合)にも、PWC-ECU502はエラーありと判定する。他方、車両100に異常が生じておらず、かつ、上記通信異常も生じていない場合には、PWC-ECU502はエラー無しと判定する。PWC-ECU502は、メインバッテリ11の状態が異常である場合(たとえば、メインバッテリ11が過剰な高温状態である場合)に、充電開始を妨げる異常が車両100に生じていると判断してもよい。
第3エラー判定でエラー無しと判定されると、PWC-ECU502が第3ステップにおける前述の処理(他のECUに対する充電許可の要求)を実行する。第3ステップでは、PWC-ECU502がHV-ECU50に充電許可を要求する。以下、この要求を「起動要求」とも称する。HV-ECU50は、上記起動要求に応じて、車両100における各種制御の状況を確認し、メインバッテリ11の外部充電を許可するか否かを決定する。たとえば、充電制御よりも優先される制御(たとえば、走行制御)が動いていて充電制御に移行できない場合には、HV-ECU50は、メインバッテリ11の外部充電を許可しない旨を示す信号をPWC-ECU502へ送信する。他方、充電制御よりも優先度の低い制御のみが動いている場合には、HV-ECU50は、必要に応じてその制御を停止して、メインバッテリ11の外部充電を許可する旨を示す信号をPWC-ECU502へ送信する。このように、HV-ECU50は充電制御と他の制御との調停を行なう。HV-ECU50は、モータECU23、エンジンECU33、BAT-ECU501、及びPWC-ECU502の各々と通信可能に接続されているため、各種制御の調停を効率良く行なうことができる。
上記第3ステップの処理後、第4エラー判定が行なわれる。第4エラー判定では、HV-ECU50による充電許可が得られたか否かを、PWC-ECU502が判断する。PWC-ECU502は、第3ステップの処理(要求)に対して充電許可を受けられなかった場合にエラーありと判定する。また、PWC-ECU502は、第3ステップの処理(要求)によって充電許可を受けられた場合にエラー無しと判定する。
第4エラー判定でエラー無しと判定されると、PWC-ECU502が第4ステップにおける前述の処理(他のECUに対する充電指令の送信)を実行する。第4ステップでは、PWC-ECU502がCHG-ECU503に充電指令を送信する。これにより、メインバッテリ11の外部充電が開始される。外部充電中は、PWC-ECU502からCHG-ECU503へ継続的に充電指令が送信される。充電指令は、メインバッテリ11の充電電力の指令値を含む。PWC-ECU502は、BAT-ECU501から取得したバッテリ情報に基づいて充電電力(指令値)を算出する。CHG-ECU503は、メインバッテリ11の充電電力がPWC-ECU502から指示された大きさ(指令値)になるように、電力変換回路82を制御する。外部充電中は、PWC-ECU502がBAT-ECU501から最新のバッテリ情報を取得して充電電力(指令値)を算出し、CHG-ECU503がPWC-ECU502からの充電指令に従って電力変換回路82を制御する。
図4は、メインバッテリ11の外部充電開始時に各ECUが実行する上述の処理の流れを示す図である。
図1~図3とともに図4を参照して、EVSE400につながる充電ケーブル420のコネクタ430(充電プラグ)がインレット81に接続されると(S11)、PWC-ECU502が起動する。その後、起動したPWC-ECU502が第1エラー判定を行なう(S12)。第1エラー判定でエラー無しと判定されると、PWC-ECU502が、HV-ECU50の電源オンを行なうとともに、HV-ECU50にIGB-ON要求を行なう(S13)。S13は、第1ステップに相当する。その後、PWC-ECU502は第2エラー判定を行なう(S14)。第2エラー判定でエラー無しと判定されると、PWC-ECU502がBAT-ECU501に開始要求を行ない(S15)、PWC-ECU502がBAT-ECU501からバッテリ情報を取得する(S16)。S15は、第2ステップに相当する。その後、PWC-ECU502は第3エラー判定を行なう(S17)。第3エラー判定でエラー無しと判定されると、PWC-ECU502がHV-ECU50に起動要求を行なう(S18)。S18は、第3ステップに相当する。その後、PWC-ECU502は第4エラー判定を行なう(S20)。HV-ECU50がメインバッテリ11の外部充電を許可すると(S19)、第4エラー判定でエラー無しと判定され、HV-ECU50がCHG-ECU503に充電指令を送信する(S21)。S21は、第4ステップに相当する。
再び図1及び図2とともに図3を参照して、第1~第4エラー判定のいずれかでエラーありと判定されると、PWC-ECU502が、第1~第4ステップのうちいずれのステップでエラーが生じたと判定されたかを示すエラー情報を記録する。エラー情報は、PWC-ECU502の記憶装置に保存される。
さらに、メインバッテリ11の外部充電開始後も、PWC-ECU502は、メインバッテリ11の充電中において前述した第1~第4エラー判定と同様の判定を行なう。以下、この充電中のエラー判定を「第5エラー判定」とも称する。充電中に充電を継続できないエラーが生じると、第5エラー判定でエラーありと判定される。第5エラー判定でエラーありと判定されると、PWC-ECU502が、メインバッテリ11の外部充電中にエラーが生じたことを示すエラー情報を記録する。この場合も、エラー情報は、PWC-ECU502の記憶装置に保存される。以下では、第1、第2、第3、第4、第5エラー判定でエラーありと判定されたときにエラー情報を記録することを、それぞれ「第1記録」、「第2記録」、「第3記録」、「第4記録」、「第5記録」と称する。
たとえば、PWC-ECU502の記憶装置内に予めエラーフラグが用意されてもよい。そして、PWC-ECU502は、エラーフラグの値を更新することによって、エラー情報を記録してもよい。この実施の形態では、第1記録、第2記録、第3記録、第4記録、第5記録により、それぞれエラーフラグの値が「1」、「2」、「3」、「4」、「5」に更新される。エラーフラグの値が「0」(初期値)であることは、エラーが生じていないことを意味する。エラーフラグの値が「1」であることは、第1ステップの処理前(開始時)にエラーが生じていたことを示す。エラーフラグの値が「2」であることは、第1ステップの処理後かつ第2ステップの処理前にエラーが生じたことを示す。エラーフラグの値が「3」であることは、第2ステップの処理後かつ第3ステップの処理前にエラーが生じたことを示す。エラーフラグの値が「4」であることは、第3ステップの処理後かつ第4ステップの処理前にエラーが生じたことを示す。エラーフラグの値が「5」であることは、第4ステップの処理後にエラーが生じたことを示す。このように、エラー情報(たとえば、上記エラーフラグの値)は、どのステップまで進んだ段階でエラーが生じたかを示す。
第1~第4エラー判定のいずれかでエラーありと判定されると、PWC-ECU502は、メインバッテリ11の外部充電を開始しない。この場合、PWC-ECU502は、車両100に搭載された所定の報知装置(たとえば、図示しない表示装置、ランプ、及びスピーカの少なくとも1つ)を制御して、充電を開始できない旨をユーザに報知する。この際、PWC-ECU502は、上記エラーフラグの値に応じて、ユーザに対する報知内容(たとえば、メッセージ)を変えてもよい。また、第5エラー判定でエラーありと判定されると、PWC-ECU502は、メインバッテリ11の外部充電を中止する。この場合、PWC-ECU502は、上記所定の報知装置を制御して、外部充電を中止した旨をユーザに報知する。なお、PWC-ECU502は、車両100のユーザが携帯する携帯端末に上記報知を行なわせてもよい。
PWC-ECU502に記録されたエラー情報は、たとえば所定のサービスツールによって読み出すことができる。エラー情報は、OBD(自己診断)で使用されてもよい。こうしたエラー情報が記録されることで、たとえばユーザ又はメンテナンス業者(修理業者を含む)が、どのステップまで進んだ段階でエラーが生じたかを把握しやすくなり、エラーの原因を特定しやすくなる。また、PWC-ECU502は上記エラー情報を送信してもよい。たとえば、PWC-ECU502は上記エラー情報を自動車メーカのサーバ(図示せず)へ送信してもよい。こうした形態では、自動車メーカが、上記エラー情報に基づいて、車両部品の交換を行なったり、車両の使用方法に関する助言をユーザに行なったりすることができる。
以上説明したように、PWC-ECU502は、充電開始前のシーケンスを監視し、充電開始制御がどのフェーズまで進んだ段階でエラーが生じたかを検出するように構成される。具体的には、この実施の形態に係る充電システム1は、メインバッテリ11(蓄電装置)の充電前に複数のステップ(第1~第4ステップ)を経てメインバッテリ11の充電を開始するPWC-ECU502(制御装置)を含む。第1~第4ステップの各々は、PWC-ECU502が他のECU(他の制御装置)との通信を伴う処理を実行するステップである。PWC-ECU502は、第1~第4ステップの各々でエラーの有無を判定するように構成される(第1~第4エラー判定)。PWC-ECU502は、エラーが生じたと判定した場合に、第1~第4ステップのうちいずれのステップでエラーが生じたと判定されたかを示すエラー情報を記録するように構成される(第1~第4記録)。
外部充電開始時にエラー判定を行なう充電システムは知られているが、公知の充電システムでは、エラー判定機能が複数のECUに分散して搭載されている。こうした充電システムでは、外部充電開始の可否を判断することはできるものの、エラーの原因を解析することが困難であった。これに対し、上記実施の形態では、エラー判定機能をPWC-ECU502に集約することで、メインバッテリ11の外部充電を開始するための制御においてPWC-ECU502がステップごとにエラー判定を行なうことを可能にしている。PWC-ECU502は、インレット81の状態とメインバッテリ11の状態との各々を監視し、他のECUと通信しながらエラー判定を行なう。PWC-ECU502は、他のECUと通信を行なうことで、PWC-ECU502の制御範囲だけでなく他のECUの制御範囲も含めてエラーの有無を確認できる。このため、PWC-ECU502は、充電時に生じ得る様々なエラー(通信エラーを含む)の有無を充電開始前に確認できる。こうした構成により、より詳細なエラー情報をPWC-ECU502に記録することが可能になる。
なお、充電開始前のシーケンスにおけるステップ(より特定的には、制御装置間の通信を伴う処理を実行するステップ)の数は4つに限られず2以上であれば任意である。ステップの数は適宜増減されてもよい。
上記実施の形態では、車両100が走行状態から駐車状態になるとPWC-ECU502が停止状態になり、プラグインによってPWC-ECU502が起動する。しかしこれに限られず、車両100が駐車状態になってもPWC-ECU502が停止状態にならず、駐車状態においてPWC-ECU502が常に作動状態を維持してもよい。
車両の構成は、図1に示した構成に限られない。たとえば、上記実施の形態では、車両が、車両外部から供給されるAC(交流)電力によって蓄電装置を充電可能に構成される。しかし、車両は、車両外部から供給されるDC(直流)電力によって蓄電装置を充電可能に構成されてもよい。車両は、DC方式のEVSE(直流電力を出力するEVSE)から電力の供給を受けてもよい。電力変換回路(充電器)は、車両ではなくEVSEに搭載されていてもよい。また、車両は、非接触充電(ワイヤレス充電)可能に構成されてもよい。こうした車両に搭載された制御装置は、非接触充電の開始前に前述のエラー判定を行なってもよい。
車両は、エンジン(内燃機関)を備えないEV(電気自動車)であってもよい。車両は、乗用車に限られず、バスであってもよいし、トラックであってもよい。車両は、自動運転又は遠隔運転によって無人走行可能に構成されてもよい。車両は、無人搬送車(AGV)であってもよい。
充電システムの適用対象は車両に限られない。充電システムは、複数の制御装置と、充電可能な蓄電装置とを備える任意の媒体(たとえば、移動体、ロボット、定置機器、携帯機器、又は建物)に適用可能である。充電システムは、車両以外の乗り物(船、飛行機等)、無人の移動体(無人搬送車(AGV)、農業機械、歩行ロボット、ドローン、ロボットクリーナ、宇宙探査機等)、装着型ロボット(たとえば、介護ロボット)、定置型ロボット(たとえば、産業用ロボット)、家庭用電気機械器具(空調設備、調理器具、テレビ、冷蔵庫、洗濯機等)、携帯機器(スマートフォン、ウェアラブルデバイス等)、又は建物(住宅、工場等)に搭載されてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 充電システム、11 メインバッテリ、12a 電圧センサ、12b 電流センサ、12c 温度センサ、21a 第1モータジェネレータ、21b 第2モータジェネレータ、23 モータECU、31 エンジン、33 エンジンECU、50 HV-ECU、501 BAT-ECU、502 PWC-ECU、503 CHG-ECU、81 インレット、82 電力変換回路、100 車両、400 EVSE、PG 外部電源。
Claims (1)
- 蓄電装置の充電前に複数のステップを経て前記蓄電装置の充電を開始する制御装置を含む充電システムであって、
前記複数のステップの各々は、前記制御装置が他の制御装置との通信を伴う処理を実行するステップであり、
前記制御装置は、前記複数のステップの各々でエラーの有無を判定するように構成され、
前記制御装置は、エラーが生じたと判定した場合に、前記複数のステップのうちいずれのステップでエラーが生じたと判定されたかを示すエラー情報を記録するように構成される、充電システム。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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2021
- 2021-06-24 JP JP2021104876A patent/JP2023003662A/ja active Pending
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