JP2023003156A - 端末機器及びその制御方法並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが鞄やポケットの中に端末機器を入れた場合に精度よく節電モードに遷移することができる端末機器及びその制御方法並びにプログラムを提供する。【解決手段】デジタルカメラ100は、その周辺の輝度分布を取得する輝度分布取得部120と、輝度分布取得部120で取得された輝度分布を含む時系列の情報から生成したモデルデータを記憶する記憶領域142と、この時系列の情報及び記憶領域142に記憶されるモデルデータに基づいて、デジタルカメラ100に対してユーザは操作終了しているか、操作途中であるかを判断する判断部154と、判断部154で判断された結果に応じてデジタルカメラ100を節電モードに移行させる制御部153とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、端末機器及びその制御方法並びにプログラムに関し、特に節電モードを有する端末機器及びその制御方法並びにプログラムに関する。
カメラなどの端末機器の使用時間を延ばすには消費電力を低減する必要があるが、ユーザは端末機器の操作をしていないときに意図せず電源をONのままにしてしまうことがある。その結果、端末機器のバッテリーの持ちが悪くなってしまうという問題があった。
特に端末機器を鞄の中やポケットの中に入れて持ち歩いている場合に電源をONのままにすると、明らかにユーザは端末機器の操作をしていないにも関わらず、余計な電力を消費し、端末機器の使用時間に影響を与える。
ここで、一定期間、端末機器への操作が無かった場合に端末機器を節電モードに移行させる従来技術が存在する。しかし、鞄の中で端末機器の操作部が何かに触れたり、端末機器の近接センサが反応したりすると、端末機器への操作が有ったと判断されてタイマーカウントがクリアされてしまい、端末機器が節電モードに入れないといった問題が生じていた。
そこで、特許文献1では、端末機器に設けられた照度センサにより測定された照度が予め定められた閾値以下となった場合、端末機器を節電モードに移行させる技術を提示している。
また、特許文献2では、端末機器の姿勢情報をバッファに蓄積し、蓄積された姿勢情報をもとに判別された端末機器の動きに基づき、端末機器を節電モードに移行させる技術を提示している。
特開2014-147125号公報 特開2012-165243号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、照度センサで取得した照度が予め定められた閾値以下であるか否かという判断のみで端末機器を節電モードに移行させている。しかし、かかる判断のみを用いると、ユーザが端末機器の操作をしている途中に環境光が暗くなった場合等、意図しないタイミングで節電モードへ移行してしまう。更に、端末機器を鞄などに入れている場合、ユーザが必ず鞄を閉めるとは限らない為、かかる判断のみを用いると、的確に意図したタイミングで端末機器を節電モードへ移行させることができない場合がある。
一方、特許文献2の技術で判別された端末機器の動きが、操作終了の合図かまだ操作途中かが判断できかねる場合がある。更には特許文献2では、端末機器の周囲の明るさは考慮していない為、電源ONの状態で端末機器を鞄の中に入れた際、節電モードへ移行させることができない場合もある。
そこで本発明の目的は、ユーザが鞄やポケットの中に端末機器を入れた場合に精度よく節電モードに遷移することができる端末機器及びその制御方法並びにプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る端末機器は、端末機器の周辺の輝度分布を取得する輝度分布取得手段と、前記輝度分布取得手段で取得された輝度分布を含む時系列の情報から生成したモデルデータを記憶する記憶領域と、前記時系列の情報及び前記モデルデータに基づいて、前記端末機器に対してユーザは操作終了しているか、操作途中であるかを判断する判断手段と、前記判断手段で判断された結果に応じて前記端末機器を節電モードに移行させる電源制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが鞄やポケットの中に端末機器を入れた場合に精度よく節電モードに遷移することができる。
本発明の実施形態に係る端末機器としてのデジタルカメラのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1におけるシステム制御部、システムメモリ、及びメモリの詳細な構成を示すブロック図である。 図1における判断部で実行される学習済モデルを用いた推定処理の概念図である。 図1における学習部で実行される学習処理に用いられる入力データと教師データの関係を示す概念図である。 デジタルカメラにおける推定フェーズでの処理を説明するための図である。 デジタルカメラにおける、推定フェーズでの処理、及び学習フェーズでの処理の詳細フローチャートである。 図6Aのフローチャートの続きである。 周辺輝度が明るいシーンからデジタルカメラを鞄の中にY軸方向から入れた際の輝度分布時系列情報とモーションセンサ時系列情報の例を示す図である。 周辺輝度が暗いシーンからデジタルカメラを鞄の中にY軸方向から入れた際の輝度分布時系列情報とモーションセンサ時系列情報の例を示す図である。 図1におけるモーションセンサのX,Y,Z軸の向きを示す図である。
以下、本発明を実施するための端末機器の最良の形態について図面を用いて説明する。尚、以下説明する本発明の実施形態においては、端末機器としてデジタルカメラ100を例示しているがこれに限定されない。すなわち、ユーザが端末機器に対して操作終了しているか、操作途中であるかを判定し、その判定結果に応じて節電モードに移行させることができる端末機器であればよい。例えば、端末機器は、スマートフォン、ワイヤレスイヤホン、タブレット、ノートパソコン等であってもよい。
図1は、本実施形態に係る端末機器としてのデジタルカメラ100のハードウェア構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ100は、モーションセンサ110、輝度分布取得部120、表示部130、通信部131、システムタイマー132、操作部133、メモリ140、システムメモリ141、システム制御部150、及び電源部160を備える。
モーションセンサ110(動き検知手段)は、加速度センサやジャイロスコープセンサなどで構成され、デジタルカメラ100自身の動きを検知し、モーション情報として出力する。図8に、モーションセンサ110のX軸、Y軸、Z軸の向きを示す。
輝度分布取得部120(輝度分布取得手段)は、撮像センサなどで構成され、デジタルカメラ100の周辺の輝度分布を取得する。輝度分布取得部120は、不図示のレンズ、絞り、シャッター等を介して被写体の光学像を結像し、その光学像を電気信号に変換する。また、輝度分布取得部120は、表示部130と同一面にも配置される。これにより、鞄やポケットの中にデジタルカメラ100を入れた際に、鞄やポケットの中で反射する表示部130のバックライト照明による発光を僅かではあるが輝度分布取得部120が輝度分布として検出する。
表示部130(表示手段)は、ディスプレイ及びバックライト照明等から構成される。ディスプレイは、有機EL型や液晶ディスプレイ型等により構成される。例えば液晶ディスプレイ型の場合、薄膜トランジスタアクティブマトリクス駆動方式の透過型液晶パネルを有する。また、バックライト照明は、ディスプレイの背面に固定され、ディスプレイを背面から投光する照明である。例えば、バックライト照明は、LED、蛍光管、有機EL等の光源、及びその光源からの光をディスプレイ全体で面発光させるための導光板、反射板、拡散板等から構成される。この面発光は、デジタルカメラ100がON状態であって、且つ節電モードには移行していない場合に行われる。
通信部131は、無線または有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。また、通信部131は、無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。
システムタイマー132は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する。
操作部133は、システム制御部150に各種所定の動作指示を入力する操作手段である。操作部133は、電源スイッチの他、スイッチやダイヤル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等のいずれか一つ又はそれらの組み合わせにより構成される。電源スイッチ(操作手段)の状態は、ユーザ操作に応じてON状態又はOFF状態に切り替えられる。ここで、電源スイッチは、ON状態となったとき、デジタルカメラ100を電源ONに切り替え、OFF状態となったとき、デジタルカメラ100を電源OFFに切り替える。
メモリ140は、電気的に消去・記憶可能な不揮発性メモリであるROMが用いられ、システム制御部150の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態の後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。また、メモリ140は、輝度分布取得部120からの輝度分布の情報及びモーションセンサ110からのモーション情報の夫々の時系列情報から生成した、後述する学習済モデル301(図3)からなるモデルデータを記憶する機能も担う。
システムメモリ141は、RAMにより構成され、メモリ140から読み出した、システム制御部150の動作用の定数、プログラム等を展開する。また、システムメモリ141は、輝度分布取得部120からの輝度情報の情報及びモーションセンサ110からのモーション情報の時系列情報を蓄積する機能も担う。
システム制御部150は、CPUやGPUなどの少なくとも一つのプロセッサーを有する構成であり、デジタルカメラ100全体の動作を制御する。なお、GPUはデータをより多く並列処理することで効率的な演算を行うことができるので、ディープラーニングのような学習モデルを用いて複数回に渡り学習を行う場合にはGPUで処理を行うことが有効である。そこで本実施形態では、システム制御部150の一部である、後述する学習部155(図2)による処理には、CPUに加えてGPUを用いる。具体的には、学習モデルを含む学習プログラムを実行する場合に、CPUとGPUが協働して演算を行うことで学習を行う。なお、学習部155の処理はCPUまたはGPUのみにより演算が行われても良い。また、システム制御部150の一部である、後述する判断部154(図2)による処理においても同様にGPUを用いても良い。
電源部160は、電池、電池検出回路、保護回路、電源回路等から構成される。電源部160は、システム制御部150の指令に基づき、所望の電源電圧を所望の期間、デジタルカメラ100の各部に供給する。また、電源部160は、電池装着の有無や電池種類、残量検出などが検出であり、検出結果をシステム制御部150に通知する機能を有する。更には、電源部160は、過電流・過電圧などの電源異常を検出した際には電源を遮断することにより電源回路に接続された負荷回路を保護する機能を有する。電源回路は、DCDCコンバータ、特にLDOレギュレータにより構成される。
次に、図2を用いて、システム制御部150、システムメモリ141、及びメモリ140の詳細な構成について説明する。
システム制御部150は、データ送受信部151、センサデータ取得部152、制御部153、判断部154、及び学習部155を備える。
センサデータ取得部152(生成手段)は、輝度分布取得部120からの輝度分布の情報及びモーションセンサ110からのモーション情報(以下各センサ検出情報」という)を所定のサンプリングレートで周期的に取得し、これらの時系列情報を生成する。センサデータ取得部152は、更に、この生成した各センサ検出情報の時系列情報を、データ送受信部151を介してシステムメモリ141の蓄積領域143に送信し、貯蓄させる制御を行う。
データ送受信部151は、システム制御部150と、デジタルカメラ100の、輝度分布取得部120及びモーションセンサ110以外のブロックとの間のデータの送受信を担う。例えば、データ送受信部151は、推定に用いる学習済モデル301を判断部154に受け渡すために、メモリ140の記憶領域142から学習済モデル301を受信し、判断部154に送信する制御を行う。また、データ送受信部151は、システムメモリ141の蓄積領域143に保存された各センサ検出情報の時系列情報を受信し、学習部155や判断部154に送信する制御を行う。更には、データ送受信部151は、判断部154から節電モードへ遷移させる指令を受信し、これを電源部160に送信する。
システムメモリ141の蓄積領域143は、有限バッファなどで構成され、センサデータ取得部152から送信された各センサ検出情報の時系列情報を格納する。また、蓄積領域143は、判断部154からのデータ送信要求に応じて、各センサ検出情報の時系列情報を判断部154に送信する。
メモリ140の記憶領域142は、デジタルカメラ100全体を制御する動作用の定数、プログラム、学習済モデル301を記憶する。記憶領域142は、システム制御部150の判断部154からの学習済モデル301の送信要求に応じて、その内部に記憶する学習済モデル301をデータ送受信部151を介して送信する。尚、記憶領域142は、学習済モデル301ではなく、その内部パラメータを記憶してもよい。また記憶領域142は、学習済モデル301に準ずるルールベースのリストを記憶し、判断部154が推定処理を行う際に送信するようにしてもよい。
制御部153は、デジタルカメラ100を制御する為のプログラムをメモリ140から読み出し、プログラムの一部をシステムメモリ141に展開する事で、デジタルカメラ100全体を制御する。また、制御部153は所定の条件を満たした際には学習部155(追加学習手段)に対して、学習済モデル301の追加学習を行うように指令を出す。
判断部154(判断手段)は、ユーザがデジタルカメラ100を鞄の中に入れたか否か(操作終了か操作途中か)を判定する推定処理をCPU又はGPUを用いて実施する。この推定処理は、システムメモリ141の蓄積領域143にある各センサ検出情報の時系列情報と、メモリ140の記憶領域142にある学習済モデル301とに基づいて、実行される。判断部154は、この推定処理の結果を制御部153に通知する。制御部153(電源制御手段)は、ユーザがデジタルカメラ100を鞄の中に入れたとの推定処理の結果が判断部154から通知された場合、データ送受信部151を介して、節電モードへ遷移させる指令を電源部160に送信する。
また、判断部154は、システムメモリ141の蓄積領域143に貯蓄された各センサ検出情報の時系列情報が所定の条件を満たしたか否かについても判定する。判断部154においてこの所定の条件を満たしていると判定された場合、制御部153は、学習部155で追加学習を行う為の条件を満たしているかを判断する。制御部153は、追加学習を行う為の条件を満たしていると判断した場合、学習部155に追加学習を行うよう指令を行う。この処理の流れの詳細については図6A、図6Bにて説明する。
学習部155は、制御部153から(追加)学習処理の指令を受け取った場合に、システムメモリ141の蓄積領域143に蓄積された各センサ検出情報の時系列情報を入力データとして受信して、CPU又はGPUを用いて(追加)学習処理を実行する。
また、学習部155は、誤差検出部と、更新部と、を備えてもよい。
誤差検出部は、入力層に入力される入力データ(学習データ)に応じてニューラルネットワークの出力層から出力される出力データと、教師データとの誤差を得る。誤差検出部は、損失関数を用いて、ニューラルネットワークからの出力データと教師データとの誤差を計算するようにしてもよい。
更新部は、誤差検出部で得られた誤差に基づいて、その誤差が小さくなるように、ニューラルネットワークのノード間の結合重み付け係数等を更新する。この更新部は、例えば、誤差逆伝播法を用いて、結合重み付け係数等を更新する。誤差逆伝播法は、上記の誤差が小さくなるように、各ニューラルネットワークのノード間の結合重み付け係数等を調整する手法である。
なお、上記推定処理に用いられる学習済モデル301がメモリ140の記憶領域142に記憶されておればよく、この学習済モデル301を生成するための学習処理を実行する学習部155がなくても本発明の動作は成立する。また、以下後述する学習部155による追加学習処理は、本発明の精度を向上させるために必要であるが、本発明に必須の構成ではない。
電源部160は、制御部153からの指令に基づいて電源制御を実行する。
次に図3と図4を用いて、判断部154において学習済モデル301を用いて推定する内容について説明する。
図3は、判断部154で実行される学習済モデル301を用いた推定処理の概念図である。
学習済モデル301は、学習部155で実行される学習処理(機械学習)により学習済のニューラルネットワークである。尚、学習済モデル301は、機械学習により得られれば、ニューラルネットワークに限定されず、最近傍法、ナイーブベイズ法、決定木、サポートベクターマシンなどであってもよい。また、その学習方法は、ニューラルネットワークを利用して、学習するための特徴量、結合重み付け係数を自ら生成する深層学習(ディープラーニング)を用いてもよい。また本実施形態においては、時間的に変化する各センサ検出情報の時系列データが入力データとして用いられるため、RNN(再帰的ニューラルネットワーク)を用いることも好ましい。
輝度分布時系列情報302は、学習済モデル301への入力データの一つであって、デジタルカメラ100の輝度分布取得部120で取得した輝度分布情報の時系列情報である。
モーションセンサ時系列情報303は、学習済モデル301への入力データの一つであって、デジタルカメラ100のモーションセンサ110で取得したモーション情報の時系列情報である。
出力データ304は、判断部154が、輝度分布時系列情報302とモーションセンサ時系列情報303を学習済モデル301に入力し、学習済モデル301で推定処理を実行したとき出力されるデータである。出力データ304には、ユーザがデジタルカメラ100を鞄(又はポケット等)の中に入れて操作終了しているか、それとも操作途中かを示す判定結果が含まれる。
図4は、学習部155で実行される学習処理に用いられる入力データ(学習データ)と教師データの関係を示す概念図である。
図4に示すように、入力データである輝度分布時系列情報302とモーションセンサ時系列情報303は、例えば、図4の行401に示すように、輝度分布時系列情報(BD_01)とモーションセンサ時系列情報(ACC_01)のセットとなっている。
この、輝度分布時系列情報(BD_01)とモーションセンサ時系列情報(ACC_01)は夫々、同時刻に輝度分布取得部120とモーションセンサ110で取得された情報である。
教師データ402は、行401の入力データが輝度分布取得部120及びモーションセンサ110で取得された期間において、ユーザがデジタルカメラ100を鞄やポケット等に入れて操作終了していたか、操作途中であったかを示すデータである。具体的には、教師データ402のようなTrueという教師データは、デジタルカメラ100が操作終了していることを示す。一方、Falseというという教師データは、デジタルカメラ100が操作途中であることを示す。
次に、デジタルカメラ100を鞄の中に入っているか否かの判定を行う学習済モデルへの入力データとして用いる輝度分布時系列情報302とモーションセンサ時系列情報303の関係について、図7A、図7Bに示す例を用いて説明する。
図7Aは、周辺輝度が明るいシーンからデジタルカメラ100を鞄の中にY軸(図8)方向から入れた際の輝度分布時系列情報302とモーションセンサ時系列情報303の例を示す図である。ここで、時刻t0~t3は、センサデータ取得部152が所定のサンプリングレートで輝度分布取得部120及びモーションセンサ110からの各センサ検出情報を取得した時刻である。また、図7Aの例では、ユーザは時刻t0の直後にデジタルカメラ100を鞄の中に入れ、その後時刻t1~t3では、デジタルカメラ100はそのまま鞄の中に入っている。
周辺輝度が明るい場合、鞄の中に入れる前の時刻t0においては、輝度分布取得部120で取得される輝度分布701は明の状態である。一方、鞄の中に入れた後である時刻t1~t3においては、輝度分布取得部120で取得される輝度分布702~704に示すように、デジタルカメラ100を鞄の中に挿入した方向(以下単に挿入方向という)から徐々に暗くなる。その後、最終的には、時刻t3の輝度分布704に示すように全面が暗の状態になる。
一方、時刻t0~t3において、モーションセンサ時系列情報303では、挿入方向であるY軸の加速度変化が顕著に検出される。
このように、鞄の中にデジタルカメラ100を入れると、輝度分布時系列情報302とモーションセンサ時系列情報303には特徴的な時系列変化が発生する。この為、この特徴的な時系列変化を用いて、ユーザがデジタルカメラ100を鞄の中に入れたか否かを判定する事が可能となる。
一方で、図7Bは、周辺輝度が暗いシーンからデジタルカメラ100を図7Aと同様に鞄の中にY軸方向から入れた際の輝度分布時系列情報302とモーションセンサ時系列情報303の例を示す図である。尚、図7Bの例も、図7Aと同様に、ユーザは時刻t0の直後にデジタルカメラ100を鞄の中に入れ、その後時刻t1~t3では、デジタルカメラ100はそのまま鞄の中に入っている。
周辺輝度が暗い場合、鞄の中に入れる前の時刻t0においては、輝度分布取得部120で取得される輝度分布801は完全に暗の状態である。一方、鞄の中に入れた後である時刻t1~t3においては、輝度分布取得部120で取得される輝度分布802~804に示すように、挿入方向から徐々に輝度分布が若干明るくなる。その後、最終的には、時刻t3の輝度分布804に示すように全面が若干明るい状態になる。これは、デジタルカメラ100を鞄やポケットの中に入れた際、表示部130のバックライト照明による光の鞄やポケットの中での反射光を、表示部130と同一面に配置される輝度分布取得部120が検出する事ができる為である。
一方、時刻t0~t3において、モーションセンサ時系列情報303では、図7Aと同様図7Bにおいても挿入方向であるY軸の加速度変化が顕著に検出される。
このように、暗所シーンからデジタルカメラ100を鞄の中に入れた場合も、輝度分布時系列情報302とモーションセンサ時系列情報303に特徴的な時系列変化が発生する。この為、この特徴的な時系列変化を用いて、ユーザがデジタルカメラ100を鞄の中に入れたか否かを判定する事が可能となる。
次に図5を用いて、デジタルカメラ100における推定フェーズでの処理を説明する。
まず、ステップS501において、センサデータ取得部152は、輝度分布取得部120及びモーションセンサ110からの各センサ検出情報を所定のサンプリングレートで周期的に取得し、蓄積領域143に保存する。
ステップS502において、判断部154は、蓄積領域143に対して、入力データ、すなわち、蓄積領域143に保存される各センサ時系列情報(輝度分布時系列情報302、モーションセンサ時系列情報303)の送信要求を行う。
ステップS503において、蓄積領域143は、ステップS502の判断部154からの送信要求に応じて、蓄積領域143に保存される各センサ時系列情報(輝度分布時系列情報302、モーションセンサ時系列情報303)を判断部154に送信する。
ステップS504において、判断部154は、記憶領域142に対して、学習済モデル301の送信要求を行う。
ステップS505において、記憶領域142は、ステップS504の判断部154からの送信要求に応じて、判断部154に対して、学習済モデル301を送信する。
ステップS506において、判断部154は、記憶領域142から受信した学習済モデル301と、ステップS503で受信した入力データとに基づき推定処理を行う。この推定処理により、ユーザがデジタルカメラ100を鞄(又はポケット)の中に入れた(操作終了である)か、否(操作途中である)かが判定される。その後、判断部154は、この推定処理の判定結果を制御部153に送信する。
ステップS507において、制御部153は、ステップS506で判断部154よりユーザがデジタルカメラ100を鞄の中に入れた(操作終了である)という判定結果が送信された場合、電源部160に対して節電モードに遷移するように指令を出す。
ステップS508において、電源部160は、ステップS507の制御部153からの指令に基づき電源制御を実行し、節電モードに移行する。
このように学習済モデル301と入力データを用いた推定処理の結果、ユーザがデジタルカメラ100を鞄(又はポケット)の中に入れた(操作終了である)と判定された際、電源部160を即座に節電モードに移行できる。このためバッテリー(電池)の持ちの改善が可能となると言った効果が得られる。
次に図6A、図6Bのフローチャートを用いて、デジタルカメラ100における、推定フェーズでの処理、及び推定フェーズでの処理で節電モードに遷移しなかった場合に実行される学習フェーズでの処理(追加学習処理)についての説明を行う。
図6Aにおいてまず、ステップS601で、制御部153は、操作部133の電源スイッチの状態がON状態かOFF状態かを判定する。ON状態であると判定された場合(ステップS601でYES)、ステップS602に移行する。一方、ユーザ操作に応じて電源スイッチの状態をON状態からOFF状態に切り替えた場合(ステップS602でNO)、ステップS621(図6B)に遷移する。
ステップS602で、制御部153は、モーションセンサ110が所定の閾値以上のモーション情報の変化を検出したかの判定を行う。検出したと判定された場合(ステップS602でYES)、ステップS603に移行する。一方、検出していないと判定された場合(ステップS602でNO)、ステップS604に移行する。
ステップS603で、制御部153は、輝度分布取得部120及びモーションセンサ110からの各センサ検出情報をセンサデータ取得部152が取得する際のサンプリングレートを初期値から上げる。尚、本実施形態では、輝度分布取得部120及びモーションセンサ110の双方に対するサンプリングレートを上げたが、少なくとも1方に対するサンプリングレートを上げる構成であれば、これに限定されない。
ここで、ステップS603でサンプリングレートを上げる理由は、ユーザがデジタルカメラ100を鞄やポケットの中に入れる際、所定の閾値以上のモーション情報変化(加速度変化)が生じる可能性が高い為である。これにより、判断部154による推定処理の精度を向上させることができる。一方、所定の閾値以上のモーション情報変化が検出されなかった場合、ユーザがデジタルカメラ100を鞄やポケットの中に入れた可能性は低いので、サンプリングレートは上げず初期値のままとする。これにより、センサデータ取得部152、輝度分布取得部120及びセンサデータ取得部152の消費電力を節電することができる。
ステップS604で、判断部154は、システムメモリ141の蓄積領域143に蓄積された輝度分布時系列情報302とモーションセンサ時系列情報303とを入力データとして取得する。更に、判断部154はメモリ140の記憶領域142に記憶された学習済モデル301を取得する。
ステップS605で、判断部154は、入力データ(輝度分布時系列情報302とモーションセンサ時系列情報303)を学習済モデル301に入力し、出力データ304を取得する。以下、入力データ(輝度分布時系列情報302とモーションセンサ時系列情報303)を入力データ(302,303)と表記する。その後、判断部154は、制御部153に対して、取得した出力データ304を通知する。
ステップS606で、制御部153は、ステップS605で判断部154から通知された出力データが、ユーザがデジタルカメラ100を鞄の中に入れた(操作終了である)か否かの判定を行う。ここで鞄の中に入れた(操作終了である:第2の条件を満たしている)と判定された場合(ステップS606でYES)、ステップS607に移行する。一方、鞄の中に入れていない(操作途中である)と判定された場合(ステップS606でNO)、ステップS615(図6B)に移行する。
ステップS607で、制御部153は、操作部133に対する操作が有ったか否かを操作部133からの信号により判定する。ここで操作が無かったと判定された場合(ステップS607でYES)、ステップS608に移行する。一方、操作が有ったと判定された場合(ステップS607でNO)、ステップS610に移行する。
ステップS608で、制御部153は、システムタイマー132を用いてステップS606で鞄の中に入れたと判定されてから所定時間(第2の時間)が経過したか否かの判定を行う。所定時間が経過したと判定された場合(ステップS608でYES)、ステップS609に移行する。一方、所定時間が経過していないと判定された場合(ステップS608でNO)、ステップS607に戻る。
ステップS609で、制御部153は、ステップS603で上げたサンプリングレートを初期値に戻し、かつ電源部160に対して節電モードの指令を出す。電源部160が、この指令に応じて節電モードに移行すると、本処理を終了する。
ステップS610で、制御部153は、ステップS604で取得した入力データ(302,303)に対して操作途中(False)という教師データを生成する。その後、制御部153は、学習部155に対し、入力データ及び生成された教師データを用いた追加学習により学習済モデル301を更新するように指令を出す。学習部155は、この制御部153からの指令に基づき、入力データ(302,303)及び生成された教師データを用いて、学習部155が保持する学習済モデルを更新する追加学習処理を実行する。
ステップS611で、学習部155による追加学習処理が完了したか否かの判定を行う。追加学習が完了したと判定された場合(ステップS611でYES)、ステップS612に移行する。一方で、追加学習が完了していないと判定された場合(ステップS612でNO)、ステップS611の判定を繰り返す。
ステップS612で、学習部155は、学習部155が保持する、更新後の学習済モデルで、メモリ140の記憶領域142に記憶された学習済モデル301を更新する。
ステップS613で、制御部153は、システムタイマー132を用いてステップS603でサンプリングレートを上げてから所定時間が経過したかの判定を行う。所定時間が経過したと判定された場合(ステップS613でYES)、ステップS614に移行し、サンプリングレートを初期値に戻して、ステップS601に戻る。一方で、所定時間経過していないと判定された場合(ステップS613でNO)、ステップS601から同様の動作を繰り返す。
図6Bに進み、ステップS615で、判断部154は、ステップS605で取得した入力データ(302,303)の夫々の変化方向が一致しているか否かを判定する。入力データ(302,303)の夫々の変化方向が一致している(第1の条件を満たしている)と判定された場合(ステップS615でYES)、ステップS616に移行する。一方、一致していないと判定された場合(ステップS615でNO)、ステップS613に戻る。
ここで図7A、図7Bに示すように、Y方向から垂直にユーザがデジタルカメラ100を鞄に入れた場合、Y軸方向の加速度変化が大きくなり、かつ輝度分布もY軸方向から徐々に変化する。つまり、ステップS605の入力データ(302,303)の夫々の変化方向が一致している場合、ステップS606における鞄の中に入れていない(操作途中)との判定結果は誤りで、実際は鞄の中に入れた可能性がある。例えば、鞄の中にデジタルカメラ100を入れた際、操作部133が何かに触れたため、ステップS606で操作途中と判定された場合などである。そこで、以下のステップでは、かかる可能性が高い場合、入力データ及び操作終了(True)という教師データを用いて学習済モデル301を更新する追加学習を行う。
ステップS616で、制御部153は、操作部133に対する操作が有ったか否かを操作部133からの信号により判定する。ここで操作が無かったと判定された場合(ステップS616でYES)、ステップS617に移行する。一方、操作が有ったと判定された場合(ステップS616でNO)、ステップS613に戻る。
ステップS617で、制御部153は、システムタイマー132を用いてステップS606で操作途中と判定されてから所定時間(第1の時間)が経過したか否かの判定を行う。所定時間が経過したと判定された場合(ステップS617でYES)、ステップS618に移行する。一方、所定時間が経過していないと判定された場合(ステップS617でNO)、ステップS616に戻る。
ステップS618で、制御部153は、学習部155に対し、入力データ(302,303)に対して、鞄の中に入れた、すなわち操作終了(True)という教師データを生成する。その後、制御部153は、学習部155に対し、入力データ及び生成された教師データを用いた追加学習により学習済モデル301を更新するように指令を出す。学習部155は、この制御部153からの指令に基づき、入力データ(302,303)及び生成された教師データを用いて、学習部155が保持する学習済モデルを更新する追加学習処理を実行する。
ステップS619で、学習部155による追加学習処理が完了したか否かの判定を行う。追加学習が完了したと判定された場合(ステップS619でYES)、ステップS620に移行する。一方で、追加学習が完了していないと判定された場合(ステップS619でNO)、ステップS619の判定を繰り返す。
ステップS620で、学習部155は、学習部155が保持する、更新後の学習済モデルで、メモリ140の記憶領域142に記憶された学習済モデル301を更新し、ステップS609に戻る。
ステップS621で、制御部153は、輝度分布取得部120及びモーションセンサ110からの各センサ検出情報をセンサデータ取得部152が取得する際のサンプリングレートを初期値から上げる。
ステップS622で、判断部154は、システムメモリ141の蓄積領域143に蓄積された輝度分布時系列情報302とモーションセンサ時系列情報303とを入力データとして取得する。
ステップS623で、判断部154は、ステップS622で取得した入力データ(302,303)の夫々の変化方向が一致しているか否かを判定する。入力データ(302,303)の夫々の変化方向が一致している(第3の条件を満たしている)と判定された場合(ステップS623でYES)、ステップS618に移行する。一方、一致していないと判定された場合(ステップS623でNO)、ステップS624に移行する。
ステップS624で、制御部153は、システムタイマー132を用いてステップS601で電源スイッチOFFと判定されてから所定時間(第3の時間)が経過したか否かの判定を行う。所定時間が経過していないと判定された場合(ステップS624でYES)、ステップS622に戻る。一方で、所定時間が経過したと判定された場合(ステップS624でNO)、ステップS609に遷移し、学習せずに通常の節電モード処理に移行する。
以上、本実施形態では、輝度分布時系列情報302とモーションセンサ時系列情報303を入力データとして学習済モデル301に入力し、デジタルカメラ100は操作終了しているか、それとも操作途中であるかを判定する推定フェーズを有する。この推定フェーズで、操作終了と判定されると節電モードに遷移する。
更に、本実施形態では、推定フェーズ後に、学習部155による追加学習処理を実行する。これにより、ユーザ個々のクセにも学習済モデル301が対応可能となり、デジタルカメラ100をユーザが使用していくにつれて推定フェーズでの判定精度が向上し、誤検知なく素早く節電モードへの遷移ができるようになる。
尚、本実施形態では、判断部154は、機械学習された学習済モデル301をモデルデータとして用いた推定処理を実行したが、ルックアップテーブル(LUT)等をモデルデータとして用いたルールベースでの推定処理を行ってもよい。その場合には、例えば、入力データと出力データとの関係をあらかじめLUTとして作成し、この作成したLUTをメモリ140に格納しておくとよい。これにより、判断部154は、この格納されたLUTを参照して、パターンマッチングする事で出力データを取得することができる。つまり、この場合判断部154は、LUTを学習済モデル301と同等の機能を発揮するプログラムとして用いることができる。
尚、本実施形態では、1つ以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは記憶媒体を介してシステムまたは装置のコンピュータに供給し、そのシステムまたは装置のシステム制御部がプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。システム制御部は、1つまたは複数のプロセッサーまたは回路を有し、実行可能命令を読み出し実行するために、分離した複数のシステム制御部または分離した複数のプロセッサーまたは回路のネットワークを含みうる。
プロセッサーまたは回路は、中央演算処理装置(CPU)、マイクロプロセッシングユニット(MPU)、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含みうる。また、プロセッサーまたは回路は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、データフロープロセッサ(DFP)、またはニューラルプロセッシングユニット(NPU)を含みうる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
110 モーションセンサ
120 輝度分布取得部
142 記憶領域
143 蓄積領域
153 制御部
154 判断部
155 学習部
160 電源部
301 学習済モデル
302 輝度分布時系列情報
303 モーションセンサ時系列情報

Claims (11)

  1. 端末機器の周辺の輝度分布を取得する輝度分布取得手段と、
    前記輝度分布取得手段で取得された輝度分布を含む時系列の情報から生成したモデルデータを記憶する記憶領域と、
    前記時系列の情報及び前記モデルデータに基づいて、前記端末機器に対してユーザは操作終了しているか、操作途中であるかを判断する判断手段と、
    前記判断手段で判断された結果に応じて前記端末機器を節電モードに移行させる電源制御手段とを備えることを特徴とする端末機器。
  2. 前記輝度分布取得手段により前記輝度分布を取得するのと同時刻に前記端末機器の動きを検知し、モーション情報として出力する動き検知手段を更に備え、
    前記時系列の情報は、前記動き検知手段で出力されたモーション情報を更に含むことを特徴とする請求項1記載の端末機器。
  3. 前記時系列の情報を、前記輝度分布取得手段からの輝度分布及び前記動き検知手段からのモーション情報を所定のサンプリングレートで周期的に取得することにより生成する生成手段と、
    前記動き検知手段で出力されたモーション情報に所定の閾値以上の変化があった場合、前記輝度分布取得手段及び前記動き検知手段の少なくとも一方に対するサンプリングレートを上げるよう前記生成手段を制御する制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項2記載の端末機器。
  4. 前記記憶領域に記憶されているモデルデータは、学習データとして前記時系列の情報、その教師データとして、前記学習データが前記輝度分布取得手段で取得された期間において前記端末機器に対して前記ユーザは操作終了していたか操作途中であったかを示すデータを使用して、学習させた学習済モデルであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の端末機器。
  5. 前記学習済モデルの追加学習を行う追加学習手段を更に備えることを特徴とする請求項4記載の端末機器。
  6. 前記時系列の情報が第1の条件を満たし、かつ第1の時間が経過するまでに前記端末機器への操作が無い場合、前記追加学習手段は、前記時系列の情報を前記学習データとし、前記ユーザは端末機器に対して操作終了していたことを示すデータを前記教師データとして前記学習済モデルの追加学習を行うことを特徴とする請求項5記載の端末機器。
  7. 前記時系列の情報が第2の条件を満たし、かつ第2の時間が経過するまで前記端末機器への操作があった場合、前記追加学習手段は、前記時系列の情報を前記学習データとし、前記ユーザは前記端末機器に対して操作途中であったことを示すデータを前記教師データとして前記学習済モデルの追加学習を行うことを特徴とする請求項5又は6記載の端末機器。
  8. ユーザ操作に応じて前記端末機器の電源ONと電源OFFとを切り替える操作手段を更に備え、
    前記ユーザ操作に応じて、前記操作手段が前記端末機器を電源ONから電源OFFに切り替えた際、第3の時間が経過するまでに前記時系列の情報が第3の条件を満たした場合、前記追加学習手段は、前記時系列の情報を前記学習データとし、前記ユーザは前記端末機器に対して操作終了していたことを示すデータを前記教師データとして前記学習済モデルの追加学習を行うことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の端末機器。
  9. 前記端末機器が電源ONの状態であって且つ前記節電モードに移行していない場合に面発光を行う表示手段を更に備え、
    前記輝度分布取得手段は、前記表示手段と同一面に配置されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の端末機器。
  10. 端末機器の周辺の輝度分布を取得する輝度分布取得ステップと、
    前記輝度分布取得ステップで取得された輝度分布を含む時系列の情報から生成したモデルデータを記憶する記憶ステップと、
    前記時系列の情報及び前記モデルデータに基づいて、前記端末機器に対してユーザは操作終了しているか、操作途中であるかを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで判断された結果に応じて前記端末機器を節電モードに移行させる電源制御ステップとを備えることを特徴とする制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか1項に記載された端末機器の各手段として機能させるためのプログラム。
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