JP2023002895A - クロスフローろ過に用いられる分離膜を用いたスラリー濃縮装置の洗浄方法 - Google Patents

クロスフローろ過に用いられる分離膜を用いたスラリー濃縮装置の洗浄方法 Download PDF

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【課題】複雑な内部形状を有するクロスフローろ過に用いられる分離膜を用いたフィルターユニットを簡易に洗浄できるスラリー濃縮装置の洗浄方法を提供する。【解決手段】クロスフローろ過に用いられる分離膜を用いたスラリー濃縮装置の洗浄方法は、濃縮装置1の内部の流路に空気溜まりを形成した後に、フィルター部31および連結流路32に、スラリーまたは他の液体と、空気溜まりの空気とを含む気液混合流体を通過させ、フィルターユニット3は、複数のフィルター部31と、隣接するフィルター部31の間に配置される連結流路32とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、スラリー濃縮装置の洗浄方法に関し、特に、CMPプロセスから排出される使用済CMPスラリー再生用のクロスフローろ過に用いられる分離膜を用いたスラリー濃縮装置の洗浄方法に関する。
半導体集積回路の製造において、ウェハー基板表面の平坦化に加えて、近年はダマシン法における基板に埋め込まれた導体金属の平坦化、SiOに比較して低い比誘電率をもつ絶縁材料の平坦化、セルの積層数を増やすためのビアホールの平坦化など、高密度セルの製造および100nm以下のより微細なパターンの製造などの方法が重要となってきている。ウェハーおよびこの基板上に形成された部材の平坦化は化学機械研磨法(以下、CMPプロセスという)が広く採用され、半導体製造プロセスにおいてより重要となっている。半導体材料の平坦化がより重要となるに従って、CMPプロセスに使用されるCMPスラリーの量が増えるとともに、半導体集積回路の製造コストに占める割合も高まっている。このため、CMPスラリーの品質を維持しながら価格を低減することが求められている。
CMPスラリーの価格を低減するための一つの方法として、使用済みのCMPスラリーを再生する方法が知られている。CMPスラリーを再生する方法として、例えば、砥粒、分散媒および不純物を含む使用済CMPスラリーより分散媒の一部を除去する濃縮工程と、濃縮されたスラリーのpHを調整するpH調整工程と、pHが調整されたスラリーより所定粒径以下の砥粒および分散媒を回収する回収工程とを有するCMPスラリー再生方法が知られている(特許文献1)。この特許文献1は、固液分離により砥粒(研磨剤)を効率的に回収することを目的としている。
また、CMPスラリー再生方法として、タンクに回収された使用済CMPスラリーを、クロスフロー型の限外濾過ユニットを通じて水を除去しながら循環濃縮し、濃縮物のpHを調整してCMPスラリーを再生させる方法も知られている(特許文献2)。限外濾過ユニットとしては、セラミックフィルターなどの膜フィルターが用いられる。
クロスフロー型の限外濾過ユニットなどを用いた循環濃縮を長期間にわたって行うとフィルターユニットに凝集物などの汚染物質が付着するため、その場合はフィルターユニットの洗浄が行われる。フィルターユニットの洗浄は、濃縮装置を分解してフィルター部や、連結流路に付着している凝集物などを物理的に除去したり、濃縮装置は分解せず洗浄液を循環させたり、透過液側から濃縮液側へ洗浄液を流す逆洗をしたりするなどして行われる(特許文献3)。洗浄効果の観点からは、装置を分解して洗浄することが最も好ましいが、多くの費用を要する場合がある。そのため、洗浄に要する負担や費用を鑑みると、装置の分解を行わない洗浄方法が好ましい。しかし、濃縮装置を分解せずに行う洗浄方法では、汚染物質の種類、量によっては、その除去が不十分な場合がある。
特許文献4には、フィルターユニット(中空糸膜モジュール)の洗浄方法として、原水室に空気を供給して該原水室の上部から空気及び該原水室内の水の一部を排出する第1次空気洗浄工程と、該第1次空気洗浄工程の後、透過水を原水側に押し出す逆洗浄工程と、該逆洗浄工程の後に該容器の下部から洗浄排水を排出する排水工程とを有する方法が開示されており、中空糸膜に付着した濁質を万遍なく十分に除去できる旨が記載されている。
特開2002-331456号公報 特表2013-535848号公報 特開2005-88008号公報 特開2020-157250号公報
装置の分解を行わない洗浄方法として、空気を含む液体をフィルターに流してフィルター表面の堆積物を除去する空気洗浄が知られているが、空気洗浄を行うために、気泡を発生させる気体発生装置を別途設けるなどする必要がある。これは、装置コストの上昇やメンテナンス負担の増大につながるおそれがある。また、フィルターユニット内部に凹凸形状や屈曲形状があったり、流路の内径が一定でなかったりする場合、凝集物などが堆積しやすく、洗浄性が不十分となるおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、複雑な内部形状を有するフィルターユニットを、特別な機構を追加することなく、簡易に洗浄できるクロスフローろ過に用いられる分離膜を用いたスラリー濃縮装置の洗浄方法の提供を目的とする。
本発明の洗浄方法は、貯液タンクと、上記貯液タンクからポンプによりスラリーが通液するクロスフロー型のフィルターユニットと、上記貯液タンクと上記フィルターユニットとを環状に繋ぎ、上記スラリーを循環可能とする循環流路とを備えたスラリー濃縮装置(以下、単に「濃縮装置」ともいう)の洗浄方法であって、上記フィルターユニットは、複数のフィルター部と、隣接する上記フィルター部の間に配置される連結流路とを有し、上記洗浄方法は、上記濃縮装置の内部の流路に空気溜まりを形成した後に、上記フィルター部および上記連結流路に、上記スラリーまたは他の液体と、上記空気溜まりの空気とを含む気液混合流体を通過させることを特徴とする。以下、本発明の洗浄方法を、「本空気洗浄」ともいう。
上記スラリーとしては、一般的に懸濁液と言われている様々な液体を考え得るが、半導体製造工程に用いられるシリカやセリア等の砥粒を含んだスラリー、半導体集積回路を製造するためのスラリーであることを特徴とする。上記スラリーは、高密度半導体集積回路を製造するためのCMPプロセスから排出される使用済CMPスラリーであることが好ましい。
上記空気溜まりは、上記フィルターユニットの流路前に設けられた少なくとも2つのバルブを閉止し、閉止された当該バルブの間の上記スラリーまたは他の液体を抜き取ることで形成されることを特徴とする。また、上記フィルターユニットの流路前に設けられたバルブを閉止し、上記フィルターユニットにおける上記連結流路と上記フィルター部、および上記循環流路のスラリーの全部または一部を上記貯液タンクに戻すことで形成してもよい。
上記フィルター部は、セラミックフィルターを有することを特徴とする。
上記連結流路の形状に限定は無いが、複数のフィルターユニットの配置が容易な屈曲形状を用いる場合が多く、本空気洗浄を実施する際に、連結流路内部の流速変化が起こりやすくなる。これにより、U字管のような屈曲形状の連結流路の内側壁に付着している凝集物の剥離がより起こりやすくなり、洗浄効果に一層優れる。
本空気洗浄は、濃縮装置の内部の流路に空気溜まりを形成した後に、フィルター部および連結流路に、スラリーまたは他の液体と、空気溜まりの空気とを含む気液混合流体を通過させ、フィルターユニットは、複数のフィルター部と、隣接するフィルター部の間に配置される連結流路とを有するので、特別な気体発生装置を追加することなくフィルターユニット全体に対して、効果的に洗浄を行うことが可能となる。これにより、フィルターユニット内、特にフィルター部間の屈曲形状の連結流路に付着している凝集物を除去することができる。
CMPプロセスから排出された使用済CMPスラリーを濃縮して再生させる場合、フィルターユニット内の連結流路などには、パット屑、スラリー凝集物などのゲルが蓄積されやすい。本空気洗浄で洗浄される濃縮装置により濃縮されるスラリーは、半導体集積回路を製造するためのCMPプロセスから排出される使用済CMPスラリーである。本発明では、このような使用済CMPスラリーの濃縮時の凝集物の除去が可能であり、フィルターユニット全体としてみた場合の透過水量の低下を防止することができる。このため、使用済CMPスラリーの再生効率を向上させることができる。
空気溜まりは、フィルターユニットの流路前に設けられた少なくとも2つのバルブを閉止し、閉止された当該バルブの間のスラリーまたは他の液体を抜き取ることで形成されるので、特別な気体発生装置を用いることなく、フィルターユニットの流路前において、バルブで閉じられた範囲の流路に空気溜まりを形成できる。これにより、フィルターユニット洗浄のための気液混合流体を簡易に形成できる。
フィルターユニットに用いられる分離膜としてセラミック製のフィルターを有する場合は本発明の最も好ましいケースである。フィルター部の強度が有機材料を素材とした場合よりも高く、急激な流速変化や圧力変化を受けても、微細孔の孔径変化やフィルター部の破損のおそれが少ない。
連結流路の形状に限定は無いが、複数のフィルターユニットの配置が容易な屈曲形状を用いる場合が多く、連結流路に空気を含む液体を流す時に、連結流路内部の流速変化が起こりやすくなる。これにより、U字管のような屈曲形状の連結流路の内側壁に付着している凝集物の剥離がより起こりやすくなり、洗浄効果に一層優れる。
第1実施形態の方法で洗浄される濃縮装置の模式図である。 第2実施形態の方法で洗浄される濃縮装置の模式図である。 膜差圧の一日ごとの平均値の推移を示す図である。 正転運転時の透過水量の一日ごとの平均値の推移を示す図である。 逆転運転時の透過水量の一日ごとの平均値の推移を示す図である。
本空気洗浄の対象となるスラリー濃縮装置について説明する。図1は、本発明の第1実施形態の洗浄方法で洗浄される濃縮装置の一例を示す模式図である。図1において、P01はスラリーなどの流体を流すために加圧するポンプ、V01~V04は流体の流れる方向および流量を調節するためのバルブである。
図1に示すように、濃縮装置1は、貯液タンク2と、貯液タンク2からポンプP01により送液されるスラリーが通液するクロスフロー型のフィルターユニット3と、貯液タンク2とフィルターユニット3とを環状に繋ぎ、スラリーを循環可能とする循環流路4とを備える。フィルターユニット3は、複数のフィルター部31と、隣接するフィルター部31の間に配置される連結流路32とを有する。濃縮装置1は、複数のバルブV01~V04を備える。なお、連結流路32や循環流路4には、スラリーを濃縮装置1の外へ導出したり、洗浄用の液体を導入したりするための流路やポンプが別途設けられていてもよい。
上記濃縮装置を用いてスラリーを濃縮する方法の一例として、半導体集積回路を製造するためのCMPプロセスから排出される使用済みCMPスラリーを濃縮する方法について説明する。CMPスラリーの濃縮方法において、使用済みCMPスラリーは、まず貯液タンク2に貯液される。貯液された使用済みCMPスラリーはポンプP01によって送液されてフィルターユニット3を通液する。上記スラリーは、フィルターユニット3の流入口3aから流入し各フィルター部31の内部のスラリー流通経路(フィルターチャンネル)の側壁に設けられたろ過膜を介して濃縮(ろ別)される。ろ過膜を透過した透過水は、排出口31dより濃縮装置1の外部へ排出される。透過水を濃縮装置1の外部へ排出しながら、濃縮されたスラリー(流出液)は貯液タンク2へ戻される。この循環を繰り返すことにより使用済みCMPスラリーの濃縮度は高まっていく。なお、上記濃縮は、スラリーをフィルターユニット3の流出口3bの側から流入させて流入口3aより流出させる逆転運転により行ってもよい。
上記のようなスラリーの濃縮を長期間にわたって行うと、スラリーの濃度、酸性度、組成などの変化が起こることで、液中の有機粒子や無機粒子が凝集した凝集物が発生する場合がある。凝集物は、凝集が進み粗大化した過大な凝集物(例えば1μm以上の大きさの凝集物)となる場合がある。ここで、凝集物の大きさは、その凝集物の最大長さ(長径)をいう。過大な凝集物が増加すると、フィルターユニットを閉塞するおそれが高まる。このような場合に、本発明の洗浄方法を用いることにより濃縮装置を簡易に洗浄でき、フィルターユニットが閉塞する可能性を低減できる。
正転運転で第1実施形態の洗浄方法を実施する詳細について説明する。正転運転を行う場合、予めバルブV02、V03は閉止しておき、装置の洗浄中もこれらのバルブは閉止した状態を維持する。これにより、バルブV01、V04の開閉に応じて、気液混合流体はフィルターユニットの流入口3aから流れ込んで流出口3bから流出し、循環流路4を正転する方向に流れる。
洗浄を行う作業者は、ポンプP01の稼働を停止して、フィルターユニット3の流路前(流入口3aの側)に設けられたバルブV04を閉止する。作業者は、フィルターユニット3における連結流路32とフィルター部31のスラリーの一部を貯液タンク2に戻すことで、濃縮装置1の内部の流路に空気溜まりを形成する。なお、作業者は、バルブV04を開放した状態で空気溜まりを形成してもよい。また、フィルターユニット3における連結流路32とフィルター部31、および循環流路4のスラリーの全部または一部を貯液タンク2に戻してもよい。作業者は、スラリーの一部を貯液タンク2に戻すことに限らず、特別な気体発生装置により発生させた空気を導入するなどして空気溜まりを形成してもよい。
具体的には、作業者は、スラリーの濃縮運転の途中でポンプP01の稼働を停止し、フィルターユニット3における連結流路32とフィルター部31の内部のスラリーを、回収用流路(図示省略)を通じて貯液タンク2へ戻す。これにより、濃縮装置1の内部の流路には液体と空気が存在する。この際、バルブV01、V04は、開放状態、閉止状態のいずれの状態でもよい。なお、回収用流路として、連結流路32や循環流路4を用いてもよいし、各部位に別途接続した配管を用いてもよい。
空気溜まりを形成する前には、スラリーの濃縮運転に限らず、液体での洗浄を行ってもよい。そのため、濃縮装置の流路内にはスラリーに限らず、純水やアルカリ性水溶液などの液体が満たされていてもよい。液体としては、例えば、シリカ砥粒スラリーの場合、スラリーや、純水、アルカリ性水溶液、水道水、イオン交換水、透過水などが用いられる。液体は、洗浄性の観点からは純水、アルカリ性水溶液、イオン交換水、透過水が好ましく、作業性の観点からスラリーが好ましい。
作業者は、濃縮装置1の内部の流路に空気溜まりを形成した後に、フィルター部31および連結流路32に、スラリーと、空気溜まりの空気とを含む気液混合流体を通過させる。具体的には、ポンプP01を再度稼働して気液混合流体を濃縮装置1の内部の流路に循環させる。なお、バルブV04を閉止している場合は当該バルブを開放する。その場合、バルブV04の開放は、ポンプP01の稼働の前に行ってもよいし、稼働の後に行ってもよい。なお、作業者は、スラリーに限らず、他の液体と、空気溜まりの空気とを含む気液混合流体を通過させてもよい。
複数のフィルター部と、隣接するフィルター部の間に配置される連結流路とから構成されるフィルターユニット全体に対して、空気と液体の混合流体を通過させることで、フィルターユニット通過時に効果的な洗浄が行われる。これにより、フィルターチャンネルを通過できずにフィルター部間の連結流路に付着している凝集物(堆積物)が小粒径化されて連結流路の外へ除去することができる。
濃縮装置の洗浄は、流体をフィルターユニットの流入口3aの側から流出口3bの側へ流す正転運転で行ってもよいし、流出口3bの側から流入口3aの側へと流す逆転運転で行ってもよい。洗浄性の観点からは、正転運転と逆転運転を組み合わせて洗浄することが好ましい。さらに、本発明の洗浄方法は、透過水側から濃縮液側へ流体を流す逆洗による洗浄方法と組み合わせて行ってもよい。
次に、図1に示した装置を逆転運転により洗浄する場合について説明する。逆転運転では、正転運転の場合に閉止したバルブV02、V03を開放して洗浄する。バルブV01、V04については予め閉止しておき、装置の洗浄中もこれらのバルブは閉止した状態を維持する。その他の操作は正転運転時と同様に行うことができる。洗浄時の正転運転および逆転運転は、それぞれ交互に運転してもよいし、いずれか一方のみを連続的に運転してもよい。本空気洗浄の効果は非常に高く、また、短時間で実行できることが特徴であるが、濃縮装置を連続で運転している場合でも、1~3ヶ月に一回実施すれば十分な効果を得ることができる。
図1に示した濃縮装置の詳細について以下に説明する。フィルターユニット3は、3本のフィルター部31と、隣接するフィルター部31の間を繋ぐように配置される2本の屈曲形状の連結流路32とを有する。フィルターユニット3には、フィルターユニット3の流入口3aの側から、流出口3bの側へ向かって順番に、フィルター部31a、31b、31cが配置されている。
連結流路32の形状に限定は無いが、複数のフィルターユニットの配置が容易なU字管のような屈曲形状を用いることが多い。なお、連結流路32は屈曲形状でなく直管形状であってもよい。また、内径が異なる異径連結流路を用いることもできる。
フィルター部は、内部にろ過膜としてセラミックフィルターを有する。なお、フィルター部が内部に有するろ過膜としては、セラミックフィルターに限らず、種々のフィルターから自由に選択できる。
濃縮装置に使用されるろ過膜は、クロスフローろ過に用いられる分離膜であって、中空糸型の形状を有するものであれば、限外ろ過膜であってもよく、逆浸透膜であっても使用できる。使用済みCMPスラリーの濃縮、再生に用いる場合、回収後の濃縮液中の研磨剤粒子を最も効率よく回収する観点から、限外ろ過膜を好適に用いることができる。
本洗浄方法を適用するクロスフローろ過に用いられる分離膜は、有機材料からなる有機膜であってもよく、無機セラミックからなる無機膜(セラミックフィルター)であってもよい。有機膜としては、ポリエチレン、4フッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、酢酸セルロース、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリスルホン、またはポリエーテルスルホン、芳香族ポリアミドまたはポリビニルアルコールのいずいれかで構成されていることが好ましく、無機膜としては、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタンのセラミックス材料や、ステンレス、ガラスなどを用いることが好ましい。
本空気洗浄で洗浄される濃縮装置のフィルター部に好ましいろ過膜はセラミックフィルターである。この膜は、1つのセラミック製モジュールに蓮根の様に内径3mm~4mmの穴(フィルターチャンネル)が約30本~40本開いており、それを伸ばした形で長さが1m程度あり、それを約20本束ね、フィルター部に収容される。流速は自由に設定できるが、例えば、液体が濃縮装置の内部の流路を60m/hの流速で流れる場合、フィルターチャンネルの中の流路を約3.4m/sで流れる。
フィルター部は3本に限らず、自由な数を設けることができる。フィルター部の数は、例えば、1本~10本とすることができる。濃縮処理速度、装置の費用、メンテナンス負担などの観点から、フィルター部は2本~8本であることが好ましく、3本~6本であることがより好ましい。
フィルター部がセラミックフィルターを有することで、フィルター部の強度が有機材料を素材とした場合よりも高く、急激な流速変化や圧力変化を受けても、微細孔の孔径変化やフィルター部の破損のおそれが少ない。これにより、通常の濃縮運転時よりも高い圧力をフィルターユニットにかけることができ、より大きな洗浄効果が得られる。
フィルターユニットに流入した気液混合流体は、多数の小径のフィルターチャンネルを透過しながら、流入時よりもさらに細かく気体が分断され、0.5mm~1mm程度の泡を含む気液混合流体となる。これにより、連結流路の内側に付着した堆積物が、一層剥離や除去されやすくなると考えられる。
次に、本発明の第2実施形態の洗浄方法について、図2を用いて説明する。なお、図1を用いて説明した事項については、詳細な説明を省略する。
図2は、第2実施形態の洗浄方法で洗浄される濃縮装置の一例を示す模式図である。図2において、P01は流体を流すために加圧するポンプ、V01~V04’は流体の流れる方向および流量を調節するためのバルブである。図2に示すように、循環流路4はポンプP01からフィルターユニット3へ向かって延出し、2つに分岐する。分岐した一方の循環流路4において、正転運転の場合にフィルターユニット3の流路前となる流入口3aの側には2つのバルブV04およびV04’が設けられる。また、分岐した他方の循環流路4において、逆転運転の場合にフィルターユニット3の流路前となる流出口3bの側には2つのバルブV02、V02’が設けられる。ここで、「フィルターユニットの流路前」とは、フィルターユニットに流体が流入する際に実際に流入する側であり、正転運転時にはフィルターユニット3の流入口3aの側がフィルターユニットの流路前であり、逆転運転時にはフィルターユニット3の流出側3bの側がフィルターユニットの流路前である。
なお、第2実施形態において、正転運転のみを行う場合はフィルターユニット3の流出口3bの側には1つのバルブV02のみが設けられていてもよく、逆転運転のみを行う場合はフィルターユニット3の流入口3aの側には1つのバルブV04のみが設けられていてもよい。正転運転で洗浄する場合、2つのバルブV04、V04’は、空気溜まりを形成する前に閉止されるとともに、気液混合流体をフィルターユニットへ通過させる前に開放される。また、逆転運転で洗浄する場合、2つのバルブV02、V02’は、空気溜まりを形成する前に閉止されるとともに、気液混合流体をフィルターユニットへ通過させる前に開放される。
正転運転で第2実施形態の洗浄方法を実施する詳細について説明する。正転運転を行う場合、予めバルブV02、V02’、V03は閉止しておき、装置の洗浄中もこれらのバルブは閉止した状態を維持する。これにより、バルブV01、V04、V04’の開閉に応じて、気液混合流体はフィルターユニットの流入口3aから流れ込んで流出口3bから流出し、循環流路4を正転する方向に流れる。
洗浄を行う作業者は、ポンプP01の稼働を停止して、フィルターユニット3の流路前に設けられた2つのバルブV04、V04’を閉止し、閉止された当該バルブの間のスラリーを抜き取る。これにより、2つのバルブV04、V04’の間の流路に空気溜まりが形成される。なお、作業者は、フィルターユニットの流路前に設けられた2つよりも多くのバルブを閉止してもよく、抜き取る液体はスラリーに限らず純水や透過水などの液体であってもよい。
具体的には、作業者は、スラリーの濃縮運転の途中でポンプP01の稼働を停止し、2つのバルブV04、V04’を閉止し、2つのバルブV04、V04’の間の流路内のスラリーを、回収用流路(図示省略)を通じて抜き取り、貯液タンク2へ戻す。これにより、濃縮装置1の内部の流路には液体と空気が存在する。なお、この際ポンプP01は稼働を停止してもよいし、稼働したままでもよい。また、抜き取られたスラリーは貯液タンク2へ戻さなくてもよい。
作業者は、濃縮装置1の内部の流路に空気溜まりを形成した後に、フィルター部31および連結流路32に、スラリーと、空気溜まりの空気とを含む気液混合流体を通過させる。具体的には、ポンプP01を再度稼働するとともに、バルブV04、V04’を開放して気液混合流体を濃縮装置1の内部の流路に循環させる。なお、バルブV04、V04’の開放は、ポンプP01の稼働の前に行ってもよいし、稼働の後に行ってもよい。
上述の方法で洗浄することで、特別な気体発生装置を設けなくとも、フィルターユニットの流路前において、バルブで閉じられた範囲の流路に空気溜まりを形成できる。これにより、フィルターユニット洗浄のための気液混合流体を簡易に形成できる。
また、バルブV04、V04’を開放する際にかかる圧力が大きいほど、急激な圧力変化が生じ、フィルターユニット内の流路が受ける振動や衝撃も大きくなる。そのため、洗浄性の観点から、空気溜まりを形成したバルブV04、V04’を開放するのと同時にポンプP01を稼働させて気液混合流体に加圧することが好ましく、バルブV04、V04’を開放する前からポンプP01を稼働させて空気溜まりに加圧しておくことがより好ましい。急激な圧力変化が生じると、連結流路に気液混合流体が急激に流れ込み、バルブ開放後にポンプを稼働する場合よりも大きな振動や衝撃が連結流路に与えられるため、洗浄効果により優れる。なお、バルブV04、V04’とともにバルブV01も閉止した場合、フィルター部31および連結流路32に気液混合流体を通過させるために、バルブV04、V04’とともにバルブV01も開放する。複数の閉止状態のバルブを開放する場合、急激な圧力変化を生じさせる観点から、閉止状態のバルブは同時に開放することが好ましい。
濃縮装置の内部の流路で急激に圧力降下すると、流体として水系の液体を使用している場合に、いわゆるキャビテーションと呼ばれる水蒸気の気泡が発生する。本発明の洗浄方法は、ポンプの稼働とバルブ開閉の操作により急激な圧力降下を生じさせ、それに起因して気泡を発生させて気液混合流体として洗浄に用いることもできる。
また、第2実施形態の洗浄方法は、第1実施形態に倣って正転、逆転のいずれの方向で運転してもよい。逆転で運転した場合、連結流路には正転運転の場合とは逆方向に気液混合流体が流れ込む。これにより、連結流路に対して通常の運転時(正転運転時)には流体からの流れを受けにくい方向から気液混合流体による振動や衝撃が与えられ、洗浄効果に優れることが期待できる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
フィルター部にセラミックフィルターを備えた図1の濃縮装置を200日間運転させる間に、後述する実施例、比較例、参考例の方法で洗浄試験を行い、各洗浄前後での膜差圧、透過水量の変化について評価した。ここで、膜差圧は、フィルター部31aの流入口3aの側の端部における圧力(圧力1)と、フィルター部31cの流出口3bの側の端部における圧力(圧力3)との間の圧力差である(図1参照)。正転運転の場合の膜差圧は圧力1-圧力3であり、逆転運転の場合の膜差圧は圧力3-圧力1である。また、透過水量について、フィルター部31aからの透過水量をF1透過水量、フィルター部31bからの透過水量をF2透過水量、フィルター部31cからの透過水量をF3透過水量という。
[実施例]
フィルター部にセラミックフィルターを備える図1に示した濃縮装置1において、スラリーを約60m/hの流速で循環する濃縮運転の途中でポンプP01の稼働を停止した。フィルター部31、連結流路32、循環流路4の内部のスラリーを貯液タンク2へ戻して濃縮装置1の内部の流路に空気溜まりを形成した。この際、バルブV01、V04は、開放状態であった。次に、停止したポンプP01を再度稼働して濃縮装置1の内部の流路に、スラリーと空気溜まりの空気とを含む気液混合流体を循環させて洗浄した。正転運転によりスラリーの流速として約30m/hで9時間循環した(空気洗浄)。
[比較例]
フィルター部31に設けられた排出口31dからフィルターユニット3の内部へ透過水を送液してスラリーと置換することにより、濃縮装置1の流路内に透過水を満たした。その後、空気貯まりを形成することなく、正転運転により透過水を流速約60m/hで9時間循環した(液体洗浄)。ここで、透過水は含有成分濃度が非常に低く純水に近い状態であった。
[参考例]
従来の洗浄方法として、濃縮装置を分解して、貯液タンクや、循環流路、連結流路の内部洗浄、セラミックフィルターの交換などを行った(分解洗浄)。
図3に、濃縮装置を200日間運転した際の、正転運転での膜差圧(圧力1-圧力3)と、逆転運転での膜差圧(圧力3-圧力1)の一日ごとの平均値の推移を示す。濃縮運転中、正転運転と逆転運転は約1時間ごとに交互に運転した。なお、洗浄時や、設備上の理由で装置が停止していた期間については測定されていない。また、図4には濃縮装置を200日間運転した際の、正転運転での透過水量の一日ごとの平均値の推移を示し、図5には逆転運転での透過水量の一日ごとの平均値の推移を示す。図中において、実施例、比較例、参考例として示した箇所は、各洗浄方法での洗浄を行った時期を意味する。
図3に示すように、膜差圧は、正転運転、逆転運転ともに、全期間にわたって運転状況、洗浄の前後に関わらず、殆ど変化していない。正転運転時の膜差圧が約430kPaであるのに対して、逆転運転時の膜差圧が約380kPaであるのは、ポンプ側および貯液タンク側からみた、配管長さ、バルブ、フィルターユニットなどの位置関係(距離)の違いによるものと考えられる。
透過水量については、洗浄後に回復し、経時で徐々に減少していく傾向が確認された。正転運転の場合、洗浄後の運転によるF1透過水量の減少は比較的小さい一方、F3透過水量は減少が顕著であった。またF3透過水量だけでなく、F2透過水量も運転の継続により徐々に減少する傾向を示した(図4)。また、逆転運転の場合、正転運転とは反対に、洗浄後の運転によるF3透過水量の減少は比較的小さく、F1透過水量の減少が最も大きかった。またF1透過水量だけでなくF2透過水量も運転の継続により徐々に減少する傾向を示した(図5)。
各洗浄方法での洗浄による透過水量の回復程度を比較すると、参考例(分解洗浄)は、濃縮装置の各部材を、洗浄器具を用いて物理的に洗浄するとともに、セラミックフィルターの交換も行うため、洗浄後の透過水量の回復程度が大きく、洗浄効果が大きい。実施例(空気洗浄)は、参考例ほどではないものの、濃縮装置の分解やフィルターの交換などを行っていないにもかかわらず、透過水量の大幅な回復が確認された。これに対し、比較例(液体洗浄)でも、透過水量の若干の回復が確認されたが、実施例に比べて回復の程度は小さく、また洗浄後の運転初期における急速な透過水量の減少が見られた。
図4および図5に示したように、長期間の濃縮運転による経時での透過水量の減少は、正転運転、逆転運転いずれでも確認された。貯液タンク内に貯液されるスラリーが、仮に汚れの無い純水などであったとすると、経時での透過水量の減少は起こらないと考えられる。しかし、実際にはCMP研磨により発生するパット屑、スラリー中の粒子成分の凝集物、またはそれらのゲル化物などが少しずつ蓄積され、透過水量の減少を引き起こしていると考えられる。
一般的には、セラミックフィルターの内径3mmのフィルターチャンネル内の側壁に形成されている50nm程度の微細孔は、フィルター詰まりの原因とみなされやすい。しかし、クロスフロー型のフィルターユニットを備えるこのような濃縮装置には、濃縮運転の間に設定された時間毎に逆洗タンクに透過水を貯液し、高圧にてフィルターチャンネルに戻して微細孔の目詰まりを抑制する逆洗モードが実行される。このため、通常の濃縮運転運転において目詰まりは起こりにくい。
正転運転時の流入口側のフィルター部からの透過水量であるF1透過水量と、逆転運転時の流出口側のフィルター部からの透過水量であるF3透過水量は、ともに約20L/minであり、経時的な減少も起こらなかったことから、3本のセラミックフィルター自体の目詰まりには大差がないと考えられる。
経時での透過水量の減少の原因としてフィルター部以外を考えた場合、フィルターユニットが備える連結流路に付着した凝集物の可能性が考えられる。本試験に用いた連結流路はU字管であるため、管内の流れは乱流となりやすく、流れの停滞しやすい場所ができやすい。さらに、連結流路の内径は一定でないことから、U字管内の場所によって流速も異なり、管内側壁の流速が遅い箇所などに凝集物の堆積が起こりやすいものと考えられる。
流体がフィルター部から出て、連結流路を通って隣接する次のフィルター部へ流れ込む場合、最も流速が遅くなるのは管径が大きい部分や、凹状の部分などである。例えば、フィルター部に接続する部分である両端部の内径が約200mmで、中間部の内径が約100mmの連結流路の場合、両端部の流路内を通過する流体の流速は、中間部の流速の約1/4と大幅に遅くなる。連結流路はチャンネル径3mmのセラミックフィルターを備えたフィルター部に挟まれるため、凝集物の粒径が3mmを超える場合、連結流路内に留まって堆積しやすい。この堆積物がフィルターハウジング表面に滞積するとフィルターチャンネルを閉塞すると考えられる。
フィルターユニットの流入口側、流出口側に配置される各フィルター部の、循環流路に接続される側のハウジング表面にも凝集物は堆積しうる。しかし、濃縮運転時に定期的に行われる逆洗モードでは、通常の濃縮運転の流速の約5倍の流速で送液するため、ハウジング表面に堆積物が一時的に発生しても、逆洗の強力な流れにより押し流されて、除去されやすいと考えられる。
分解洗浄がされた直後の、堆積物やフィルター目詰まりが無い状態などの流体が理想的に流れる場合の各フィルター部からの透過水量について説明する。正転運転条件で、流入口から60m/hで流入した場合、F1透過水量は20L/min、F2透過水量は19.6L/min、F3透過水量は19.2L/minで、流出口からは56.5m/hで流出する。しかし実際には、図4に示したように、貯液タンク側の2つのフィルター部からの透過水量(F2透過水量およびF3透過水量)のみが経時で減少する挙動を示した。これは、濃縮運転を長期間継続することで、2本のU字管内に凝集物が堆積し、各フィルターの膜差圧にアンバランスが生じたためと考えられる。
具体的には、3つの各フィルター部に理想的に掛かる膜差圧は、フィルターユニット全体に掛かる膜差圧の約1/3である。濃縮運転を長期間行って連結流路内に凝集物が堆積して連結流路を流れるのに要する負荷が増えた場合、当該連結流路に接続する下流側のフィルター部には、理想的な膜差圧から上記負荷が圧力損失として失われた膜差圧が掛かると考えられる。このため、各セラミックフィルターの微細孔が目詰まりしていないにもかかわらず、下流側の2つのフィルター部からの透過液量が経時で減少したと考えられる。
本発明の濃縮装置の洗浄方法は、複雑な内部形状を有するフィルターユニットを簡易に洗浄できるので、CMPプロセスから排出される使用済CMPスラリーの再生に用いられる濃縮装置の洗浄に好適に利用できる。
1 濃縮装置
2 貯液タンク
3 フィルターユニット
3a 流入口
3b 流出口
31、31a、31b、31c フィルター部
31d 排出口
32 連結流路
4 循環流路
P01 ポンプ
V01~V04、V02’、V04’ バルブ

Claims (4)

  1. 貯液タンクと、前記貯液タンクからポンプによりスラリーが通液するクロスフロー型のフィルターユニットと、前記貯液タンクと前記フィルターユニットとを環状に繋ぎ、前記スラリーを循環可能とする循環流路とを備えたクロスフローろ過に用いられる分離膜を用いたスラリー濃縮装置の洗浄方法であって、
    前記フィルターユニットは、複数のフィルター部と、隣接する前記フィルター部の間に配置される連結流路とを有し、
    前記洗浄方法は、前記濃縮装置の内部の流路に空気溜まりを形成した後に、前記フィルター部および前記連結流路に、前記スラリーまたは他の液体と、前記空気溜まりの空気とを含む気液混合流体を通過させることを特徴とするクロスフローろ過に用いられる分離膜を用いたスラリー濃縮装置の洗浄方法。
  2. 前記スラリーは、半導体集積回路を製造するためのCMPプロセスから排出される使用済CMPスラリーであることを特徴とする請求項1記載のクロスフローろ過に用いられる分離膜を用いたスラリー濃縮装置の洗浄方法。
  3. 前記空気溜まりは、前記フィルターユニットの流路前に設けられた少なくとも2つのバルブを閉止し、閉止された当該バルブの間の前記スラリーまたは他の液体を抜き取ることで形成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のクロスフローろ過に用いられる分離膜を用いたスラリー濃縮装置の洗浄方法。
  4. 前記フィルター部は、セラミックフィルターを有することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項記載のクロスフローろ過に用いられる分離膜を用いたスラリー濃縮装置の洗浄方法。
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