JP2023001796A - 低周波治療器 - Google Patents

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Kosuke Inoue
良和 井波
Yoshikazu Inami
知之 西田
Tomoyuki Nishida
浩平 早河
Kohei Hayakawa
鑑介 福田
Kansuke Fukuda
義人 浅井
Yoshito Asai
直己 武石
Naoki Takeishi
岳 長谷川
Takeshi Hasegawa
由樹 土居
Yoshiki Doi
真由美 赤塚
Mayumi Akatsuka
遼 水山
Ryo MIZUYAMA
聡 野口
Satoshi Noguchi
修二 鶴田
Shuji Tsuruta
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Abstract

【課題】体表面の適正位置への電極パッドの位置合わせを容易にすることができる技術を提供する。【解決手段】本発明の一側面に係る低周波治療器は、ユーザの体表面に低周波パルス電流を供給するための電極パッドと、前記電極パッドを保持する帯部材であって、前記ユーザに巻付けることにより前記電極パッドが前記体表面に押し当てられた状態を維持するための帯部材と、を備え、前記帯部材は、前記電極パッドの前記体表面への位置合わせ時に前記体表面の基準位置に接触させるための凸部と、前記帯部材の長さ方向において前記凸部を中心として互いに対称な各位置に設けられた、前記位置合わせ時に前記ユーザが手で把持するための2つの凹凸部と、を含む。【選択図】図9

Description

本発明は、低周波治療器に関する。
従来、導電層を有するパッドをユーザの身体に取り付けて、身体に低周波パルス電流を供給することで、ユーザの肩こりをほぐす等の治療を行う低周波治療器が知られている。特許文献1には、保持部材に位置合わせ部としてプレート部を設け、保持部材の上端を臍に合わせたり、プレート部を背骨に重なるように位置合わせしたりするように構成された低周波治療器が記載されている。
特開2019-103734号公報
電極パッドが設けられた帯部材をユーザに巻付けるように構成された低周波治療器においては、体表面の適正位置への電極パッドの位置合わせが困難であった。例えば、電極パッドの適正位置がユーザから見えにくい部位(一例としては腰)である場合、ユーザにとって、電極パッドが自身の適性位置に接しているか否かが視角のみではわかりにくく、電極パッドを適正位置に維持した状態で帯部材を巻き付けることが困難である。
その結果、適正位置ではない位置に電極パッドが接した状態で治療が行われてしまったり、帯部材を適切に巻き付けることが困難なことによりユーザの治療へのモチベーションが低下してしまったりするという問題が生じ得る。しかしながら、特許文献1には、このような課題を解決する手段は開示されていない。
本発明は、一側面では、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、体表面の適正位置への電極パッドの位置合わせを容易にすることができる技術を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係る低周波治療器は、ユーザの体表面に低周波パルス電流を供給するための電極パッドと、前記電極パッドを保持する帯部材であって、前記ユーザに巻付けることにより前記電極パッドが前記体表面に押し当てられた状態を維持するための帯部材と、を備え、前記帯部材は、前記電極パッドの前記体表面への位置合わせ時に前記体表面の基準位置に接触させるための凸部と、前記帯部材の長さ方向において前記凸部を中心として互いに対称な各位置に設けられた、前記位置合わせ時に前記ユーザが手で把持するための2つの凹凸部と、を含む。凹凸部とは凹部又は凸部である。
上記構成では、電極パッドの体表面への位置合わせ時に、ユーザは左右の手でそれぞれ第1凹凸部及び第2凹凸部を把持し、凸部を自身の体表面に接触させることができる。これにより、体表面に接した凸部と、手で把持した第1凹凸部及び第2凹凸部と、の3箇所の触覚により、体表面の適正位置への電極パッドの位置合わせが容易になる。
上記一側面に係る低周波治療器において、前記帯部材は、前記帯部材の長さ方向において前記凸部を中心として非対称な長さを有してもよい。当該構成によれば、ユーザに巻き付ける帯部材の長さを確保して、巻き付け対象部位の幅広いサイズに対応しつつ、帯部材の両端部のうち凸部から近い方の端部が内側、凸部から遠い方の端部が外側となるように帯部材をユーザに巻き付けることで、ユーザに巻き付けた帯部材の内側の端部が第1電極パッド及び第2電極パッドとユーザの体表面との間に巻き込まれることを回避することができる。そして、このような凸部を中心として非対称な長さを有する帯部材であっても、凸部を中心として互いに対称な各位置に設けられた2つの凹凸部を有することで、上記のように体表面の適正位置への電極パッドの位置合わせが容易になる。
上記一側面に係る低周波治療器において、前記帯部材は、前記帯部材の長さ方向における両端部のうち前記凸部に近い方の端部に設けられた第1凹凸部と、前記帯部材の長さ方向において前記凸部を中心として前記第1凹凸部と対称な位置に設けられた第2凹凸部と、前記両端部のうち前記凸部から遠い方の端部に設けられた第3凹凸部と、を含んでもよい。当該構成によれば、ユーザは、電極パッドの体表面への位置合わせ後に、帯部材の端部にある第3凹凸部を手で把持することで、巻き付けの外側となる帯部材の端部の位置を第3凹凸部からの触覚で容易に認識し、帯部材の巻き付けを容易に行うことができる。
上記一側面に係る低周波治療器において、前記帯部材は、前記第2凹凸部と前記第3凹凸部とを繋ぐ第4凹凸部を含んでもよい。当該構成によれば、電極パッドの体表面への位置合わせ後に、ユーザは、電極パッドの体表面への位置合わせ時には第2凹凸部を把持していた手を、第4凹凸部からの触覚を頼りに、第3凹凸部に移動させることができる。このため、電極パッドの体表面への位置合わせの作業から帯部材の巻き付けの作業へ移行が容易になる。
上記一側面に係る低周波治療器において、前記帯部材は、前記電極パッドを保持する面に設けられた、前記体表面に粘着する粘着部を有し、前記凸部は、前記粘着部よりも前記体表面の側に突出している。当該構成によれば、粘着部によって電極パッドが体表面に押し当てられた状態を維持することを容易にしつつ、電極パッドの体表面への位置合わせの際に粘着部がユーザの体表面にくっついて位置合わせが困難になることを抑制することができる。
上記一側面に係る低周波治療器において、前記帯部材における前記電極パッドが保持される面とは反対側の面に対する前記電極パッドの側への押下により、前記帯部材の面方向と垂直な方向において、前記凸部の先端と、前記電極パッドの少なくとも一部と、の各位置が互いに近づく。当該構成によれば、凸部を利用した電極パッドの体表面への位置合わせの後に、帯部材を電極パッドの側へ押下することで、電極パッドに対する凸部の突出量が少なくなり、電極パッドを体表面に押し当てやすくなる。このため、凸部を設けて体表面の適正位置への電極パッドの位置合わせを容易にしつつ、その凸部によって電極パッドが体表面に押し当てにくくなることを抑制することができる。
上記一側面に係る低周波治療器において、前記電極パッドの少なくとも一部は、前記押下に応じて変形する可撓性を有し、前記帯部材は、前記押下による力を、前記凸部と、前記電極パッドの少なくとも一部と、のうち前記電極パッドの少なくとも一部のみに伝える剛性部材を有してもよい。当該構成によれば、帯部材の押下により凸部の先端と電極パッドの少なくとも一部との各位置が互いに近づくようにすることができる。
上記一側面に係る低周波治療器において、前記凸部は、前記押下に応じて変形する可撓性を有してもよい。当該構成によれば、帯部材の押下により凸部の先端と電極パッドの少なくとも一部との各位置が互いに近づくようにすることができる。
本発明によれば、体表面の適正位置への電極パッドの位置合わせを容易にすることができる技術を提供することができる。
実施の形態1に係る低周波治療器を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る低周波治療器を示す平面図である。 実施の形態1に係る低周波治療器の分解斜視図である。 実施の形態に係る低周波治療器を右膝の下方に巻付けた巻付状態を示す図である。 図4に示す巻付け状態において第1電極パッド及び第2電極パッドが体表面に接触する位置を示す図である。 図4に示す巻付状態において第1電極パッド及び第2電極パッドが体表面に接触する位置とデルマトームとの関係を示す図である。 実施の形態2に係る低周波治療器の平面図である。 実施の形態2に係る低周波治療器を腰に巻き付けた際に第1電極パッド及び第2電極パッドが体表面に接触する位置とデルマトームとの関係を示す図である。 実施の形態3に係る低周波治療器の裏面図である。 実施の形態3に係る低周波治療器の正面図である。 実施の形態3に係る保持部材の内部構造の一部の一例を示す正面断面図(その1)である。 実施の形態3に係る保持部材の内部構造の一部の一例を示す正面断面図(その2)である。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態を、図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
<実施の形態1に係る低周波治療器>
図1は、実施の形態1に係る低周波治療器を示す概略断面図である。図2は、実施の形態1に係る低周波治療器を示す平面図である。図3は、実施の形態1に係る低周波治療器の分解斜視図である。図1から図3を参照して、実施の形態1に係る低周波治療器100について説明する。
図1から図3に示すように、実施の形態1に係る低周波治療器100は、本体部10、保持部材20、第1電極パッド41及び第2電極パッド42を備える。
低周波治療器100は、例えば、ユーザの体表面に接触された第1電極パッド41及び第2電極パッド42に低周波パルス電流を供給することで、ユーザの治療(例えば疼痛の緩和)を行う低周波治療器である。低周波パルス電流の周波数は、例えば、1[Hz]以上1200[Hz]以下である。
保持部材20は、例えば、ユーザの右下肢に巻付け可能に構成されている帯状の部材(帯部材)である。保持部材20は、巻付け前の状態において長尺状の形状を有する。保持部材20は、平面視した場合に略矩形形状を有する。
保持部材20は、第1電極パッド41及び第2電極パッド42を保持するとともに、第1電極パッド41及び第2電極パッド42がユーザの体表面に押し当てられた状態を維持する。
DR1方向は、保持部材20が右下肢に巻付けられた巻付状態において周方向となる、保持部材20の長さ方向(長手方向)である。DR2方向は、DR1方向に直交する幅方向である。保持部材20は、巻付状態においてユーザの体表面に対向する第1主面20a及び第1主面20aの反対側に位置する第2主面20bを有する。
保持部材20は、第1部材21、第2部材22、マーク部30、凸部50、第1凹凸部51、及び第2凹凸部52を有する。第1部材21及び第2部材22は、可撓性を有する。第1部材21は、巻付状態において保持部材20の外周側を構成する部材である。巻付状態において外周側となる第1部材21の表面(保持部材20の第2主面20b)は、後述する面ファスナ25を係止可能に構成されている。第1部材21には、後述する本体部10の第1端子111及び第2端子112に対応する位置に開口部26,27が設けられている。
第2部材22は、巻付状態において保持部材20の内周側を構成する部材である。巻き付状態において内周側となる第2部材22の表面(保持部材20の第1主面20a)には、面ファスナ25が設けられている。巻付状態において、面ファスナ25が第2主面20bに係止されることにより、保持部材20が右下肢に固定される。
第2部材22には、第1電極パッド41及び第2電極パッド42に対応する位置に窓部23,24が設けられている。窓部23,24が設けられることにより、巻付状態において、第1電極パッド41及び第2電極パッド42をユーザの体表面に接触させることができる。
本体部10は、保持部材20に固定されている。本体部10は、保持部材20の第2主面20b側に位置する。本体部10は、電流供給部11及び筐体12を含む。電流供給部11は、第1電極パッド41及び第2電極パッド42に電流を供給する。電流供給部11は、回路基板110に搭載されている。
回路基板110には、低周波治療器100の各部の動作を制御する制御部が設けられている。回路基板110には、第1端子111及び第2端子112が設けられている。第1端子111は、第1電極パッド41に電気的に接続されている。第2端子112は、配線部44によって第2電極パッド42に電気的に接続されている。なお、第1電極パッド41は、第1端子111に直接接続されずに、配線によって第1端子111に電気的に接続されてもよい。
筐体12は、箱型形状を有する。筐体12は、内部に電流供給部11及び回路基板110を収容する。筐体12は、保持部材20の第2主面20b側に配置されている。筐体12の正面側には、電源ボタン13、及び電気刺激強度の調整を行うための調整ボタン14が設けられている。
マーク部30は、第1電極パッド41及び第2電極パッド42を体表面に押し当てる際に、右下肢の特定の位置(基準位置)に位置合わせすることにより、第1電極パッド41及び第2電極パッド42を、疼痛を緩和可能なデルマトームに導くための目印である。マーク部30は、直線形状を有し、保持部材20の幅方向に沿って延在する。また、マーク部30は、保持部材20の第2主面20b上に設けられている。
また、マーク部30は、本体部10から露出するように設けられている。これにより、ユーザが保持部材20を巻き付ける際に、ユーザは、マーク部30を容易に視認することができる。このため、後述するようにマーク部30をユーザの特定の位置に容易に位置合わせすることができる。
第1電極パッド41及び第2電極パッド42は、多角形状を有する。なお、多角形状には、角部が丸みを帯びたものも含まれるものとする。第1電極パッド41及び第2電極パッド42は、一例としては正方形形状を有する。第1電極パッド41及び第2電極パッド42において、保持部材20の長さ方向に平行な長さは、一例としては40[mm]であり、保持部材20の幅方向に平行な長さが、一例としては40[mm]である。
また、第1電極パッド41及び第2電極パッド42は、接触する体表面に沿って曲がって体表面に密着できるように、可撓性を有する。なお、第1電極パッド41及び第2電極パッド42は、多角形状に限定されず、楕円形、長円形、及びトラック形状等のオーバル形状、又は、円形状であってもよい。
第1電極パッド41及び第2電極パッド42は、保持部材20に固定される。第1電極パッド41及び第2電極パッド42は、保持部材20の長さ方向に沿って並んで配置されている。第1電極パッド41は、マーク部30に対して保持部材20の長さ方向の一方側に配置されている。第2電極パッド42は、マーク部30に対して保持部材20の長さ方向の他方側に配置されている。
保持部材20の長さ方向におけるマーク部30から第1電極パッド41までの距離と、保持部材20の長さ方向におけるマーク部30から第2電極パッド42までの距離とは、互いに異なる。例えば、マーク部30から第2電極パッド42までの距離は、マーク部30から第1電極パッド41までの距離よりも大きい。
例えば、第2電極パッド42側に位置する第1電極パッド41の端部は、マーク部30の中心線と重なる。第1電極パッド41側に位置する第2電極パッド42の端部は、マーク部30の中心線から例えば30[mm]離れて位置する。
このような位置関係とする場合には、保持部材20を右膝に巻き付けた場合に、第1電極パッド41及び第2電極パッド42を後述するように、好適にデルマトームに導くことができる。
第1電極パッド41及び第2電極パッド42は、第2部材22の窓部23,24から露出する。これにより、巻付状態において、第1電極パッド41及び第2電極パッド42をユーザの体表面に接触させることができる。
第1電極パッド41及び第2電極パッド42は、ユーザに電流を流すための電極パッドである。第1電極パッド41及び第2電極パッド42をユーザの体表面に接触させた状態で、第1電極パッド41及び第2電極パッド42に電流を供給することにより、ユーザに電流を流すことができる。
凸部50は、ユーザの体表面への第1電極パッド41及び第2電極パッド42の位置合わせ時に、ユーザの体表面の基準位置(右下肢の特定の位置)に接触させるための凸部である。例えば、凸部50は、直線形状を有し、保持部材20の幅方向に沿って延在する。また、凸部50は、保持部材20の第1主面20a上に設けられている。
すなわち、凸部50は、保持部材20において、第2主面20b上に設けられたマーク部30の裏側に沿って設けられている。ユーザが保持部材20を巻き付ける際に、ユーザは、凸部50の位置を触覚により容易に認識することができる。このため、ユーザの体表面への位置合わせがより容易になる。
凸部50の高さは、第1電極パッド41及び第2電極パッド42の位置合わせ時にユーザの体表面の基準位置に接触するように、第1電極パッド41や第2電極パッド42の高さ以上の高さとすることが望ましい。凸部50の材質は、ユーザの体表面への凸部50の接触によりユーザが触覚を得やすい材質とすることが望ましい。例えば、凸部50は、剛性が高い材質や、金属などのユーザに冷感を与える材質などであってもよい。凸部50の形状は、保持部材20の幅方向に沿った直線形状に限らず、円形や多角形など各種の形状とすることができる。
第1凹凸部51及び第2凹凸部52は、ユーザの体表面への第1電極パッド41及び第2電極パッド42の位置合わせ時に、ユーザ自身の手で把持可能な構造を有する。また、第1凹凸部51及び第2凹凸部52は、保持部材20の長さ方向において、凸部50を中心として互いに対称な各位置に設けられている。
具体的には、第1凹凸部51及び第2凹凸部52は、保持部材20の長さ方向において凸部50を挟むように、保持部材20の長さ方向において凸部50からともに距離D1だけ離れた位置に設けられている。図1から図3の例では、第1凹凸部51及び第2凹凸部52は、保持部材20の両端部に設けられている。
また、図1から図3の例では、第1凹凸部51及び第2凹凸部52のそれぞれは、平面視した場合に略円形となる形状である。ただし、第1凹凸部51及び第2凹凸部52のそれぞれの形状は、円形に限らず、多角形、線状、帯状などの各種の形状とすることができる。
また、図1から図3の例では、第1凹凸部51及び第2凹凸部52のそれぞれは、第1主面20aの一部をエンボス加工等で窪ませることにより形成された凹部である。ただし、第1凹凸部51及び第2凹凸部52のそれぞれは、第1主面20aの一部を各種の加工方法によって隆起させたり、第1主面20aに突起部材を設けたりすることにより形成された凸部であってもよい。
ユーザは、第1電極パッド41及び第2電極パッド42の位置合わせ時に、左右の手でそれぞれ第1凹凸部51及び第2凹凸部52を把持する。これにより、体表面に接した凸部50と、手で把持した第1凹凸部51及び第2凹凸部52と、の3箇所の触覚により、ユーザの体表面の基準位置に合わせるべき保持部材20の位置(例えばマーク部30の位置)をユーザが容易に認識することができる。
<実施の形態に係る低周波治療器を右膝の下方に巻付けた巻付状態>
図4は、実施の形態に係る低周波治療器を右膝の下方に巻付けた巻付状態を示す図である。図5は、図4に示す巻付け状態において第1電極パッド及び第2電極パッドが体表面に接触する位置を示す図である。図4及び図5を参照して、低周波治療器100を右膝の下方に巻付けた巻付け状態について説明する。
図4に示すように、低周波治療器100を右膝の下方に巻付ける際には、ユーザの正面から見た場合に、右膝蓋骨215の中心を右下肢の長さ方向に沿って通過する仮想線VL1にマーク部30が重なるように、保持部材20を巻き付ける。この右膝蓋骨215の中心は、生体の基準位置となる。なお、仮想線VL1とマーク部30の中心線とを重ねることが好ましい。仮想線VL1とマーク部30とが重なった状態で、面ファスナ25を第2主面20bに係止する。
ユーザは、上記仮想線VL1に重なるようにマーク部30の位置合わせを行う。ここで、保持部材20の第1主面20aに凸部50が設けられている。また、保持部材20には、凸部50を中心として互いに対象な各位置に第1凹凸部51及び第2凹凸部52が設けられている。こいため、ユーザは、凸部50、第1凹凸部51、及び第2凹凸部52の3箇所の接触も頼りにして、仮想線VL1に重なるようにマーク部30の位置合わせを容易に行うことができる。これにより、第1電極パッド41及び第2電極パッド42がそれぞれの目標位置に導かれる。
具体的には、第1電極パッド41は、ユーザの正面から見た場合に、上端が右膝蓋骨215の下端から10[mm]下方に位置し、第2電極パッド42側に位置する端部が仮想線VL1上又は当該仮想線VL1に近接するように、導かれる。
第2電極パッド42は、ユーザの正面から見た場合に、上端が右膝蓋骨215の下端から10[mm]下方に位置し、第1電極パッド41側に位置する端部が、第1電極パッド41の第2電極パッド42側に位置する端部から右下肢の内側に向けて30[mm]離れて位置するように、導かれる。
<図4に示す巻付状態において第1電極パッド及び第2電極パッドが体表面に接触する位置とデルマトームとの関係>
図6は、図4に示す巻付状態において第1電極パッド及び第2電極パッドが体表面に接触する位置とデルマトームとの関係を示す図である。
皮膚の表面は、デルマトーム(皮膚知覚帯)と呼ばれる特定の領域に分割されていることが知られている。下肢においては、皮膚の表面は、図6に示すように、デルマトームL2~L5,S1に分割されている。各領域は、1つの脊髄神経根の感覚神経線維に支配されており、各領域での感覚情報は、感覚神経線維によって、それぞれ特定の脊髄神経根に伝達される。
マーク部30を仮想線VL1に重なるように位置合わせすることにより、巻付状態において、第1電極パッド41及び第2電極パッド42は、ユーザの体表面上において互いに異なるデルマトームに接触する。
具体的には、第1電極パッド41は、デルマトームL4に接触し、第2電極パッド42は、デルマトームL3に接触する。第1電極パッド41及び第2電極パッド42が互いに異なるデルマトームに接触する状態で電流を流すことにより、効果的に治療を行うことができる。
なお、第1電極パッド41は、全体的にデルマトームL4に接触することが好ましいが、大部分がデルマトームL4に接触する限り、一部がデルマトームL5に接触していてもよい。
上述のような位置に配置されるように、第1電極パッド41及び第2電極パッド42をユーザの体表面に接触させて、電流を流すことにより、効果的に疼痛緩和効果を得ることができる。
以上のように、実施の形態1に係る低周波治療器100にあっては、保持部材20に凸部50、第1凹凸部51及び第2凹凸部52を設けたことにより、これらの3箇所の触覚を頼りにして、凸部50を右膝蓋骨の中心を通る仮想線VL1に位置合わせすることにより、第1電極パッド41及び第2電極パッド42を体表面の適切な位置に導くことができる。
なお、実施の形態1に係る低周波治療器100にあっては、右下肢に巻き付け可能に構成される場合を例示して説明したが、これに限定されず、左下肢に巻き付け可能に構成されていてもよい。また、実施の形態1に係る低周波治療器100において、保持部材20にマーク部30を設けない構成としてもよい。
(実施の形態2)
<実施の形態2に係る低周波治療器の平面図>
図7は、実施の形態2に係る低周波治療器の平面図である。図7を参照して、実施の形態2に係る低周波治療器100Aについて説明する。
図7に示すように、実施の形態2に係る低周波治療器100Aは、実施の形態1に係る低周波治療器100と比較した場合に、胴部に装着可能に構成されている点が、主として相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
保持部材20は、ユーザの胴部(例えば腰)に巻き付け可能に構成されている。保持部材20は、第1電極パッド41及び第2電極パッド42を保持するとともに、第1電極パッド41及び第2電極パッド42がユーザの体表面に押し当てられた状態を維持する。
また、保持部材20は、低周波治療器100の凸部50に代えて、プレート部30Aを有する。プレート部30Aは、凸部50と同様に、第1電極パッド41及び第2電極パッド42の位置合わせ時に、ユーザの体表面の基準位置に接触させるための凸部である。プレート部30Aの形状等は凸部50と同様であるが、図7に示す例ではプレート部30Aとして、剛性が高い幅広のプレートを用いている。
プレート部30Aは、長さ方向における保持部材20の略中央に設けられている。プレート部30Aは、保持部材20の幅方向に沿って延在する。プレート部30Aは、例えば、可撓性を有する樹脂部材によって構成されている。
また、プレート部30Aは、保持部材20の第1主面20aに設けられている。第1電極パッド41及び第2電極パッド42は、プレート部30Aに対してほぼ対称の位置に設けられている。
第1凹凸部51及び第2凹凸部52は、保持部材20の長さ方向においてプレート部30Aを中心として対称な各位置に設けられている。具体的には、第1凹凸部51及び第2凹凸部52は、保持部材20の長さ方向においてプレート部30Aを挟むように、保持部材20の長さ方向においてプレート部30Aからともに距離D2だけ離れた位置に設けられている。図7の例では、第1凹凸部51及び第2凹凸部52は、保持部材20の両端部の付近に設けられている。
<実施の形態2に係る低周波治療器を腰に巻き付けた際に第1電極パッド及び第2電極パッドが体表面に接触する位置とデルマトームとの関係>
図8は、実施の形態2に係る低周波治療器を腰に巻き付けた際に第1電極パッド及び第2電極パッドが体表面に接触する位置とデルマトームとの関係を示す図である。
図8に示すように、低周波治療器100Aを胴に巻き付ける際には、プレート部30Aがユーザの背骨に重なるように、保持部材20を巻き付ける。この際、保持部材20の上端をユーザの臍に合わせることが好ましい。ユーザの背骨及び臍は、基準位置となる。
プレート部30Aが設けられている部分は、プレート部30Aが設けられていない部分の保持部材20と比べて剛性が高くなっている。このため、ユーザは、剛性が高い部分が背中に接触する感触によって、プレート部30Aが背骨に重なっていることを感覚的に確認することができる。
背骨に重なるようにプレート部30Aを位置合わせすることにより、第1電極パッド41及び第2電極パッド42がそれぞれの目標位置に導かれる。
具体的には、第1電極パッド41は、少なくともデルマトームL3に接触する。より詳細には、第1電極パッド41は、例えば、後方側から見て背中の左側に位置するデルマトームL1~L4に跨る。同様に、第2電極パッド42は、少なくともデルマトームL3に接触する。より詳細には、第2電極パッド42は、後方側から見て背中の右側に位置するデルマトームL1~L4に跨る。
上述のような位置に配置されるように、第1電極パッド41及び第2電極パッド42をユーザの体表面に接触させて、電流を流すことにより、特にヘルニア等の腰痛を効果的に治療することが可能となる。
以上のように、実施の形態2に係る低周波治療器100Aにあっては、第1電極パッド41及び第2電極パッド42の位置合わせ時にユーザの体表面の基準位置に接触させるための凸部としてプレート部30Aを設けた構成である。したがって、体表面に接したプレート部30Aと、手で把持した第1凹凸部51及び第2凹凸部52と、の3箇所の触覚により、ユーザの体表面の基準位置(例えば背中の中心線)に合わせるべき保持部材20の位置(例えば保持部材20の長さ方向の中心)をユーザが容易に認識することができる。これにより、第1電極パッド41及び第2電極パッド42を体表面の適切な位置に容易に導くことができる。
(実施の形態3)
<実施の形態3に係る低周波治療器の平面図>
図9は、実施の形態3に係る低周波治療器の裏面図である。図10は、実施の形態3に係る低周波治療器の正面図である。図9及び図10を参照して、実施の形態3に係る低周波治療器100Bについて説明する。実施の形態3に係る低周波治療器100Bは、実施の形態2に係る低周波治療器100Aと同様に、ユーザの胴部(例えば腰)に装着可能に構成されている。
また、実施の形態3に係る低周波治療器100Bは、実施の形態2に係る低周波治療器100Aと同様に、本体部10、保持部材20、第1電極パッド41及び第2電極パッド42を備える。ただし、図9及び図10においては本体部10の図示を省略している。また、低周波治療器100Bは、粘着部91を備える。
低周波治療器100Bの保持部材20は、第1電極パッド41及び第2電極パッド42が設けられた中央部20Aと、中央部20Aの両側に設けられ中央部20Aより幅が狭い2つの帯部20B,20Cと、を有する。また、低周波治療器100Bの保持部材20は、中央部20Aが、帯部20B,20Cよりも厚くなっている。
また、低周波治療器100Bの保持部材20は、中央部20Aに対して、一方の帯部20Bが他方の帯部20Cより短く形成された左右非対称の形状である。これにより、保持部材20の長さ方向の長さを確保して幅広い胴部サイズに対応しつつ、短い方の帯部20Bが内側、長い方の帯部20Cが外側となるように保持部材20をユーザの胴部に巻き付けることで、内側の帯部20Bが第1電極パッド41及び第2電極パッド42と体表面との間に巻き込まれることを回避することができる。
そして、このような凸部50を中心として非対称な長さを有する保持部材20であっても、凸部50を中心として互いに対称な各位置に設けられた第1凹凸部51及び第2凹凸部52を有することで、ユーザの体表面に接した凸部50と、ユーザの手で把持した第1凹凸部51及び第2凹凸部52と、の3箇所の触覚により、体表面の適正位置への第1電極パッド41及び第1電極パッド41の位置合わせが容易になる。
低周波治療器100Bの保持部材20は、凸部50、第1凹凸部51及び第2凹凸部52に加えて、第3凹凸部53及び第4凹凸部54を有する。凸部50は中央部20Aに設けられている。第1凹凸部51は、帯部20Bにおける、凸部50から距離D3だけ離れた位置に設けられている。第2凹凸部52は、帯部20Cにおける、凸部50から距離D3だけ離れた位置に設けられている。ここで、第2凹凸部52は帯部20Bの端部に設けられている一方で、第1凹凸部51は、帯部20Cが帯部20Bより長い分だけ、帯部20Cの端部より内側に設けられている。
第3凹凸部53は、帯部20Cの端部に設けられている。また、第3凹凸部53は、第1凹凸部51及び第2凹凸部52と同様に、保持部材20の第2主面20bに設けられている。第3凹凸部53の形状は、例えば第1凹凸部51又は第2凹凸部52と同様であってもよいし、第1凹凸部51及び第2凹凸部52と異なっていてもよい。
すなわち、第1凹凸部51は、保持部材20の長さ方向における両端部のうち凸部50に近い方の端部に設けられ、第3凹凸部53は、保持部材20の長さ方向における両端部のうち凸部50から遠い方の端部に設けられる。
保持部材20に第3凹凸部を設けることにより、ユーザは、第1電極パッド41及び第2電極パッド42の体表面への位置合わせ後に、保持部材20の端部にある第3凹凸部53を手で把持することで、巻き付けの外側となる保持部材20の端部の位置を第3凹凸部53からの触覚で容易に認識し、保持部材20の巻き付けを容易に行うことができる。
第4凹凸部54は、帯部20Cにおいて、第1凹凸部51と第3凹凸部53とを繋ぐように様に設けられた凹部である。ただし、第4凹凸部54は、第1凹凸部51と第3凹凸部53とを繋ぐように様に設けられた凸部であってもよい。
保持部材20に第4凹凸部54を設けることにより、第1電極パッド41及び第2電極パッド42の体表面への位置合わせ後に、ユーザは、位置合わせ時には第2凹凸部52を把持していた手を、第4凹凸部54からの触覚を頼りに、第3凹凸部53に移動させることができる。このため、第1電極パッド41及び第2電極パッド42の体表面への位置合わせの作業から保持部材20の巻き付けの作業へ移行が容易になる。
図9及び図10の例では、第1電極パッド41及び第2電極パッド42のそれぞれは、複数の電力を有する多電極構造となっている。この場合に、本体部10は、第1電極パッド41及び第2電極パッド42の各電極のうちの2つの電極間でパルス電圧を印加する。これにより、2つの電極のうち、一方の電極がプラス極性となり、他方の電極がマイナス極性となる。
粘着部91は、第1電極パッド41及び第2電極パッド42のそれぞれに設けられている。例えば、第1電極パッド41において、第1電極パッド41の電極が体表面側に露出するように2つの環状の粘着部91が設けられている。同様に、第2電極パッド42において、第2電極パッド42の電極が体表面側に露出するように2つの環状の粘着部91が設けられている。粘着部91をユーザの体表面に接触させることで、粘着部91の粘着力により、保持部材20がユーザの体表面に固定される。
粘着部91は、第1電極パッド41及び第2電極パッド42の各電極とほぼ同じ高さになるように、又は第1電極パッド41及び第2電極パッド42の各電極よりわずかに低くなるように形成されている。これにより、粘着部91をユーザの体表面に密着させることにより、第1電極パッド41及び第2電極パッド42の各電極もユーザの体表面に密着する。これに対して、凸部50は、粘着部91よりも高くなるように設けられる。
ユーザは、低周波治療器100Bを装着する際に、まず第1凹凸部51及び第2凹凸部52をそれぞれ左右の手で把持して中央部20Aを胴部に当て、凸部50、第1凹凸部51、及び第3凹凸部53の3箇所の触覚を頼りに位置合わせを行う。
このとき、凸部50は粘着部91よりも高いため、ユーザの体表面上で凸部50を移動させている状態においては粘着部91がユーザの体表面に接触しない。このため、位置合わせの際に粘着部91がユーザの体表面にくっついて位置合わせが困難になることを抑制することができる。
そして、位置合わせの後、ユーザは、粘着部91を胴部に密着させる。これにより、粘着部91の粘着力により、ユーザの胴部に対する第1電極パッド41及び第2電極パッド42の位置が固定される。
この状態で、ユーザは、第1凹凸部51を把持していた方の手を、第4凹凸部54の触覚を頼りに滑らせて第3凹凸部53に移動させる。これにより、ユーザは、第1電極パッド41及び第2電極パッド42を胴部の適正位置に固定したまま、保持部材20の両端部である第2凹凸部52及び第3凹凸部53を把持することができる。
次に、ユーザは、帯部20Cが内側に、帯部20Bが外側になるように保持部材20を胴部に巻き付ける。これにより、第1電極パッド41及び第2電極パッド42を胴部の適正位置に固定した状態で、保持部材20を胴部に巻き付けることができる。
なお、図示を省略するが、保持部材20の帯部20B,20Cのいずれかの第1主面20aには面ファスナ25が設けられており、巻付状態において、面ファスナ25が第2主面20bに係止されることにより、保持部材20が胴部に固定されるようにしてもよい。
なお、図9及び図10の例では、保持部材20の第2主面20bに第1凹凸部51、第2凹凸部52、第3凹凸部53、及び第4凹凸部54が設けられる構成について説明したが、これらの凹凸部は第1主面20aに設けられてもよい。
<保持部材20の内部構造の一部>
図11及び図12は、実施の形態3に係る保持部材の内部構造の一部の一例を示す正面断面図である。図11及び図12において、図9及び図10に示した低周波治療器100Bのうち、図10の一点鎖線枠101で囲んだ部分の断面を示している。
保持部材20のうち凸部50が設けられる部分(中央部20A)の内部には空洞部121が設けられている。この場合に、例えば、凸部50は、保持部材20に対して、保持部材20の幅方向(図11,図12の奥行方向)に接続されることにより固定される。空洞部121には剛性部材122が設けられている。剛性部材122は、可撓性を有する保持部材20、第1電極パッド41、及び第2電極パッド42よりも剛性が高い樹脂や金属等の部材である。
剛性部材122は、保持部材20における第1主面20a側に固定された底面122aを有する。また、剛性部材122は、底面122aとは反対側に、凸部122b及び凹部122cを有する。第1電極パッド41及び第2電極パッド42における凸部50の付近の部分は、空洞部121の一部を覆うように延出して設けられている。
図11は、図9,図10に示したように、第1主面20aが第2主面20b(第1電極パッド41及び第2電極パッド42)に向かって押下されていない状態を示している。この状態において、剛性部材122の凸部122bは、第1電極パッド41及び第2電極パッド42における凸部50の付近に接している。
図12は、第1主面20aが第2主面20bに向かって押下された状態を示している。この状態においては、剛性部材122が第2主面20bの側に押下される。第1電極パッド41及び第2電極パッド42は可撓性を有するため、第1電極パッド41及び第2電極パッド42における凸部50の付近の部分が、剛性部材122の凸部122bによって押下され、第1主面20aとは反対側に向かって曲がる。
一方で、凸部50は、押下されて移動した剛性部材122の凹部122cに納まり、剛性部材122の凸部122bによって押下されない。その結果、凸部50の少なくとも一部が、第1電極パッド41及び第2電極パッド42に埋没する。すなわち、保持部材20の面方向と垂直な方向(図11,図12の縦方向)において、凸部122bの先端と、第1電極パッド41及び第2電極パッド42における凸部50の付近の部分と、の各位置が互いに近づく。
例えば、ユーザは、図11に示した状態において、上記のように第1電極パッド41及び第2電極パッド42の位置合わせの後に、不図示の本体部10をユーザの胴部に押し付ける。これにより、本体部10から第1主面20aが第2主面20bに向かって押下され、図12に示すように、凸部50の少なくとも一部が、第1電極パッド41及び第2電極パッド42に埋没する。
これにより、凸部50があっても、第1電極パッド41及び第2電極パッド42に設けられた粘着部91や電極がユーザの体表面に密着しやすくなる。また、低周波治療器100Bの装着後において、凸部50がユーザに与える違和感を抑制することができる。
このように、第1電極パッド41及び第2電極パッド42のうち、少なくとも凸部50の付近の部分は、第1主面20aの押下に応じて変形する可撓性を有し、剛性部材122は、第1主面20aの押下による力を、凸部50と、第1電極パッド41及び第2電極パッド42の少なくとも一部と、のうち第1電極パッド41及び第2電極パッド42の少なくとも一部のみに伝える。これにより、第1主面20aの押下により凸部50の先端と第1電極パッド41及び第2電極パッド42の少なくとも一部との各位置が互いに近づくようにすることができる。
したがって、凸部50を利用した第1電極パッド41及び第2電極パッド42の体表面への位置合わせの後に、第1主面20aを第1電極パッド41及び第2電極パッド42の側へ押下することで、第1電極パッド41及び第2電極パッド42に対する凸部50の突出量が少なくなり、第1電極パッド41及び第2電極パッド42を体表面に押し当てやすくなる。このため、凸部50を設けて体表面の適正位置への電極パッドの位置合わせを容易にしつつ、その凸部50によって第1電極パッド41及び第2電極パッド42が体表面に押し当てにくくなることを抑制することができる。
なお、図11及び図12に示した構成に限らず、例えば、凸部50が、第1主面20aの押下に応じて変形する構成としてもよい。この構成においても、第1主面20aを第1電極パッド41及び第2電極パッド42の側へ押下することで、凸部50が潰れて、第1主面20aの押下により凸部50の先端と第1電極パッド41及び第2電極パッド42の少なくとも一部との各位置が互いに近づくようにすることができる。
10 本体部
11 電流供給部
12 筐体
13 電源ボタン
14 調整ボタン
20 保持部材
20A 中央部
20B,20C 帯部
20C 帯部20B
20a 第1主面
20b 第2主面
21 第1部材
22 第2部材
23,24 窓部
25 面ファスナ
26,27 開口部
30 マーク部
30A プレート部
41 第1電極パッド
42 第2電極パッド
44 配線部
50,122b 凸部
51 第1凹凸部
52 第2凹凸部
53 第3凹凸部
54 第4凹凸部
91 粘着部
100,100A,100B 低周波治療器
101 一点鎖線枠
110 回路基板
111 第1端子
112 第2端子
121 空洞部
122 剛性部材
122a 底面
122c 凹部
215 右膝蓋骨

Claims (8)

  1. ユーザの体表面に低周波パルス電流を供給するための電極パッドと、
    前記電極パッドを保持する帯部材であって、前記ユーザに巻付けることにより前記電極パッドが前記体表面に押し当てられた状態を維持するための帯部材と、を備え、
    前記帯部材は、前記電極パッドの前記体表面への位置合わせ時に前記体表面の基準位置に接触させるための凸部と、前記帯部材の長さ方向において前記凸部を中心として互いに対称な各位置に設けられた、前記位置合わせ時に前記ユーザが手で把持するための2つの凹凸部と、を含む、
    低周波治療器。
  2. 請求項1記載の低周波治療器であって、
    前記帯部材は、前記帯部材の長さ方向において前記凸部を中心として非対称な長さを有する、
    低周波治療器。
  3. 請求項2記載の低周波治療器であって、
    前記帯部材は、前記帯部材の長さ方向における両端部のうち前記凸部に近い方の端部に設けられた第1凹凸部と、前記帯部材の長さ方向において前記凸部を中心として前記第1凹凸部と対称な位置に設けられた第2凹凸部と、前記両端部のうち前記凸部から遠い方の端部に設けられた第3凹凸部と、を含む、
    低周波治療器。
  4. 請求項3記載の低周波治療器であって、
    前記帯部材は、前記第2凹凸部と前記第3凹凸部とを繋ぐ第4凹凸部を含む、
    低周波治療器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の低周波治療器であって、
    前記帯部材は、前記電極パッドを保持する面に設けられた、前記体表面に粘着する粘着部を有し、
    前記凸部は、前記粘着部よりも前記体表面の側に突出している、
    低周波治療器。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の低周波治療器であって、
    前記帯部材における前記電極パッドが保持される面とは反対側の面に対する前記電極パッドの側への押下により、前記帯部材の面方向と垂直な方向において、前記凸部の先端と、前記電極パッドの少なくとも一部と、の各位置が互いに近づく、
    低周波治療器。
  7. 請求項6記載の低周波治療器であって、
    前記電極パッドの少なくとも一部は、前記押下に応じて変形する可撓性を有し、
    前記帯部材は、前記押下による力を、前記凸部と、前記電極パッドの少なくとも一部と、のうち前記電極パッドの少なくとも一部のみに伝える剛性部材を有する、
    低周波治療器。
  8. 請求項6記載の低周波治療器であって、
    前記凸部は、前記押下に応じて変形する可撓性を有する、
    低周波治療器。
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