JP2023000988A - 改良中間軸構造体、それを用いた金属ディスクのカップリング、それを備えた機械装置 - Google Patents
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Abstract
Description
歯車式軸継手については、解説を含む規格の規定が既にある。例えば非特許文献2参照。
ギヤカップリングのシャピン式(特殊型)構造の特定については、既にある。例えば非特許文献3参照。
金属ディスクカップリングのアダプターハブ構造の特定については、既にある。例えば特許文献1参照。
金属ディスクカップリングの反転ハブ構造の特定については、既にある。例えば特許文献2参照。
このため電気用途で発生する定格トルク×300%を超える瞬時最大トルクに対し暖簾に腕押しの対処ができる非特許文献3のシャピン式を参考にして、今回新たにシャーピン構造を用いた中間軸構造体として見直しをするものである。見直しは、特許文献1の特許第6596762号公報の図1、図2を参考としたアダプターハブ構造(ハブは使っていないが構造はアダプターハブ構造と見なした)の場合から始める。
同軸に配置されトルクを伝達する複数の軸嵌合アダプターハブ(10a)に、前記軸嵌合アダプターハブ(10a)に同軸に配置されるフランジ(11e)と、たわみ板(13n)と、分割スペーサー(12a)と、シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)とからなるアダプターハブ構造における前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)であって、
前記フランジ(11e)における、分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と軸方向同一位置に周方向互い違いに配置されたフランジたわみ板フランジ(11f)と、
前記分割スペーサー(12a)における、前記フランジたわみ板フランジ(11f)と軸方向同一位置に周方向互い違いに配置された前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と、
前記フランジたわみ板フランジ(11f)における、径方向外側且つ軸方向外側に軸方向厚さを有するフランジチューブ結合部(11j)と、
前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)における、径方向外側且つ軸方向内側に軸方向厚さを有する分割スペーサーチューブ結合部(12g)と、
前記フランジたわみ板フランジ(11f)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)を、前記フランジたわみ板フランジ(11f)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)の軸方向外側から連結する前記たわみ板(13n)及び複数のクランプワッシャー(16)と、
前記たわみ板(13n)を、前記フランジたわみ板フランジ(11f)と前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)とに締め付ける複数のたわみ板用のボルト(14)及び複数の回り止めナット(17)と、
前記フランジたわみ板フランジ(11f)と前記たわみ板(13n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(16c)と、
前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と前記たわみ板(13n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(16d)とを備え、
前記たわみ板(13n)は、軸方向内側に周方向互い違いに配置された前記各複数のクランプワッシャー(16c)及びクランプワッシャー(16d)と、軸方向外側に周方向に配置された前記たわみ板用のボルト(14)の頭部と一体の複数のクランプワッシャー(16)と、径方向同一ピッチ円直径上に挟まれ位置するものであり、
前記クランプワッシャー(16c)は、前記フランジたわみ板フランジ(11f)との間に境界面を設けることなく、前記フランジたわみ板フランジ(11f)と連続して一体に構成され、
前記クランプワッシャー(16d)は、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)との間に境界面を設けることなく、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と連続して一体に構成され、
前記軸嵌合アダプターハブ(10a)のアダプターハブ外フランジ(11c)内側は、前記複数のたわみ板用のボルト(14)の頭部を収納するアダプターハブの段付穴(11d)内へ収納でき、前記フランジチューブ結合部(11j)の径方向外側且つ軸方向外側のフランジ外フランジ(11k)を、軸方向外側から締結し、
前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)において、前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)を軸方向より平面視した時シャーピンの設置PCDをDs、シャーピンの径をds、たわみ板用のボルトの径をdbとし、たわみ板のボルト本数をN、シャーピンの設置本数をNsとすると、
Ds/dsは11.25≦Ds/ds≦11.75であり、ds=dbであり、シャーピンの設置本数Nsは0.6×N、又は0.6×Nとなる本数の端数を繰り上げた本数、又はバランスが崩れた時0.6×Nとなる本数の端数を繰り上げた本数に1加えた本数であることを特徴とする。係る構成によれば、主軸径をある程度大きく採れるアダプターハブ構造を採用しており、たわみ板フランジ外径より内側の空間を活用したシャーピン構造の設定は容易である。短絡トルク発生時の被駆動側主軸径は、シャーピン切断時の切断トルク(定格トルク×300%)に基づき見直されるべきで、従来の定格トルク×700%に耐える被駆動側主軸径の設定に比べ十分小さくできる。
同軸に配置されトルクを伝達する複数の軸嵌合反転ハブ(20a)に、前記軸嵌合反転ハブ(20a)に同軸に配置されるたわみ板(23n)と、分割スペーサー(22a)と、シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)とからなる反転ハブ構造における前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)であって、
前記軸嵌合反転ハブ(20a)の反転ハブたわみ板フランジ(21a)における、分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と軸方向同一位置に径方向互い違いに配置された前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)と、
前記分割スペーサー(22a)における、前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)と軸方向同一位置に径方向互い違いに配置された前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と、
前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)における、径方向内側且つ軸方向拡張位置に配置される前記軸嵌合反転ハブ(20a)と、
前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)における、径方向外側且つ軸方向内側に配置される分割スペーサーチューブ(22e)と、
前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)を、前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)の軸方向内側から連結する前記たわみ板(23n)及び複数のクランプワッシャー(26)と、
前記たわみ板(23n)を、前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)と前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)とに締め付ける複数のたわみ板用のボルト(24)及び複数の座付き回り止めナット(27)と、
前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)と前記たわみ板(23n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(26c)と、
前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と前記たわみ板(23n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(26d)とを備え、
前記たわみ板(23n)は、軸方向外側に径方向互い違いに配置された前記各複数のクランプワッシャー(26c)及びクランプワッシャー(26d)と、軸方向内側に周方向に配置された前記たわみ板用のボルト(24)の頭部と一体の複数のクランプワッシャー(26)と、径方向同一ピッチ円直径上に挟まれ位置するものであり、
前記クランプワッシャー(26c)は、前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)との間に境界面を設けることなく、前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)と連続して一体に構成され、
前記クランプワッシャー(26d)は、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)との間に境界面を設けることなく、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と連続して一体に構成され、
前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)は、軸方向内側に前記たわみ板(23n)を連結し、
前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)において、前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)を軸方向より平面視した時シャーピンの設置PCDをDs、シャーピンの径をds、たわみ板用のボルトの径をdbとし、たわみ板のボルト本数をN、シャーピンの設置本数をNsとすると、
Ds/dsは11.25≦Ds/ds≦11.75であり、ds=dbであり、シャーピンの設置本数Nsは0.6×N、又は0.6×Nとなる本数の端数を繰り上げた本数、又はバランスが崩れた時0.6×Nとなる本数の端数を繰り上げた本数に1加えた本数であることを特徴とする。係る構成によれば、反転ハブ構造を採用しており、たわみ板フランジ外径より内側の空間を活用したシャーピン構造の設定は容易である。短絡トルク発生時の被駆動側主軸径は、シャーピン切断時の切断トルク(定格トルク×300%)に基づき見直されるべきで、従来の定格トルク×700%に耐える被駆動側主軸径の設定に比べ十分小さくできる。
請求項1のアダプターハブ構造のアダプターハブ同士と、請求項2の反転ハブ構造の反転ハブ同士との間における、前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)と前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)との設置の適用において、2通りある各々について前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)と前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)との少なくとも一方が設置適用されることを特徴とする。係る構成によれば、駆動側と被駆動側との主軸径の違い及び伝達トルク遮断への対処の他、潤滑条件の適切選定による駆動側主軸の伝達トルク遮断後のクーリング時間短縮等、各装置メーカーからの要求に柔軟に対応可能である。
駆動側に請求項1のアダプターハブ構造のアダプターハブと被駆動側に請求項2の反転ハブ構造の反転ハブと、駆動側に請求項2の反転ハブ構造の反転ハブと被駆動側に請求項1のアダプターハブ構造のアダプターハブとの間における、前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)と前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)との設置の適用において、2通りある各々について前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)と前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)との少なくとも一方が設置適用されることを特徴とする。係る構成によれば、伝達トルク遮断への対処の他、潤滑条件の適切選定による駆動側主軸の伝達トルク遮断後のクーリング時間短縮等、各装置メーカーからの要求に柔軟に対応可能である。
請求項3と請求項4とに記載のシャーピン構造を含む中間軸構造体において、アダプターハブ構造用の複数のボルト(18)及び回り止めナット(19)と、反転ハブ構造用の複数のボルト(28)及び回り止めナット(29)とを、共通部品としてシャーピン構造を含む中間軸構造体の組込みに用いることを特徴とする。係る構成によれば、アダプターハブ同士と反転ハブ同士と、アダプターハブと反転ハブとの互い違い組合せとに使用される各締結用部品は、金属ディスクのカップリングへの中間軸構造体組込み用の共通部品として適用可能である。
請求項5に記載の金属ディスクのカップリングを備えたことを特徴とする。係る金属ディスクのカップリングを備えることは、短絡トルク対応を含む電気向け用途の分野へより広く対応が可能である。
図2で示されたボルト本数より、使用されるたわみ板は10本ボルトのたわみ板であるが、さらにボルト本数を増やした伝達トルク大たわみ板を用いる場合について述べる。伝達トルクとハブ(又はフランジ)の最大軸穴径とは、例えば非特許文献3カタログP15のフランジ構造相当のCEB-285の場合、伝達トルクは22.4tonf-mであり、最大軸穴径はφ285である。図2のアダプターハブ構造のたわみ板フランジ外径φ500、16本ボルトたわみ板使用の場合、伝達トルクは22.4tonf-mをわずか上回り、最大軸穴径はφ250を充分上回るがφ280は下回る。伝達トルク大への対応としては必要な最小軸径に配慮し、軸と穴との結合にインボリュートスプラインを使用するのが良い。非特許文献1第106表・第107表参照。
図3の左駆動側半分を図1のアダプターハブ構造の強制潤滑とする場合について説明する。図3と図1と比較して考えると分かるように、図1のアダプターハブ主軸1の端面から中間軸構造体10の左端面の間に新たに延長チューブを追加することで給油(油の注ぎ込み)が可能である。アダプターハブ構造は、反転ハブ構造の場合より軸端間寸法大となるが、中間軸構造体20と同様の強制潤滑の他、追加となる軸径大とが共に可能である。主軸1~主軸4は請求項に含まれないが、タービン主軸(主軸1、主軸3)は、縦型旋盤等を用いワーク取付され低速で駆動され、長尺のドリルを用い深穴加工が施される。ドリルの長さが足りない時はワーク主軸を反転取付し、深穴加工を貫通させることができる。この軸心深穴加工するやり方は、既に知られている。
図4で示されるたわみ板は10本ボルトのたわみ板であるが、さらにシャーピンの設置PCDがより外側の580mm以上となる場合について述べる。シャーピンの設置PCDと回転数3000rpm時の重力加速度とは、図3の反転ハブ構造、たわみ板フランジ外径φ500、シャーピンの設置PCD410mmの場合、シャーピンの設置PCDで発生する重力加速度は2050G程度であり、例えば非特許文献3P19のシャピン式設定を用いP14ハブ構造相当のCCB-285に適用した場合、シャピンの推定設置PCD580mm程度であり、シャピンの設定PCDで発生する重力加速度は2900G程度と大きくなる。シャーピン破損片の軸方向飛び出しは防止できるとしても、その時の径方向飛び出し力(遠心力)は残ったままである。本発明図3のシャーピン設定としては、シャーピンが破損して軸方向飛び出しが防止された場合でも、図3のごとく飛び出しが内部で防止できるのが良い。この考えは図1のアダプターハブ構造の場合についても同様である。
図3に示された例えばタービン側主軸3が駆動され、主軸3に嵌合された反転ハブ20aの反転ハブたわみ板フランジ21a、たわみ板フランジのボルト穴21c(含むクランプワッシャー26c)へ伝達され、次に座付き回り止めナット27、たわみ板用のボルト24(含むボルトの頭部と一体のクランプワッシャー26)を介してたわみ板23nの10ケ所の内5ケ所のボルト穴へ伝達される。つぎに10ケ所の内5ケ所のたわみ板の引張り側を介して 残り10ケ所の内の5ケ所のボルト穴へ伝達され、ボルトの頭部と一体のクランプワッシャー26(含むたわみ板用のボルト24)、座付き回り止めナット27を介して分割スペーサーたわみ板フランジのボルト穴22c(含むクランプワッシャー26d)へ伝達される。次に分割スペーサーたわみ板フランジ22b、分割スペーサーチューブ22eへ伝達される。次に分割スペーサー外フランジ22fと中間軸構造体外フランジ22j同士とは、複数のボルト28とナット29を介して中間軸構造体たわみ板フランジ22kへ伝達され、中間軸構造体20のたわみ板フランジ外径より内側はトルク伝達上一体と見なせ、残り半分は同様となるので省略する。被駆動側は、例えば発電機側の主軸4となる。
なお、本発明の改良中間軸構造体、それを用いた金属ディスクのカップリング、それを備えた機械装置を板ばね式フレキシブルカップリング以外の分野に用いることを妨げるものではない。
2 主軸(被駆動側)
3 主軸(駆動側)
4 主軸(被駆動側)
10 シャーピン構造を含む中間軸構造体(アダプターハブ構造)
10a アダプターハブ
11b 主軸径
11c アダプターハブ外フランジ
11d アダプターハブの段付穴
11e フランジ
11f フランジたわみ板フランジ
11h フランジたわみ板フランジのボルト穴
11i フランジチューブ
11j フランジチューブ結合部
11k フランジ外フランジ
12a 分割スペーサー
12b 分割スペーサーたわみ板フランジ
12c 分割スペーサーたわみ板フランジのボルト穴
12f 分割スペーサーチューブ
12g 分割スペーサーチューブ結合部
12h 分割スペーサー外フランジ
12j 中間軸構造体外フランジ
12k 中間軸構造体たわみ板フランジ
L たわみ板の腕の長さ
w たわみ板の腕の巾
Ds シャーピンの設置PCD
db たわみ板用のボルトの径
ds シャーピンの径(ブッシュ穴への取付径)
N たわみ板のボルト本数
Ns シャーピンの設置本数
Jn たわみ板を含む連結部金物
Tn たわみ板の厚さ
13n たわみ板
14 たわみ板用のボルト(六角穴付段付ボルト)
15 シャーピン
16 クランプワッシャー(たわみ板用のボルトの頭部と一体)
16c クランプワッシャー(フランジたわみ板フランジと一体)
16d クランプワッシャー(分割スペーサーたわみ板フランジと一体)
17 座付回り止めナット(又は座金+回り止めナット)
18 ボルト(六角穴付ボルト)
19 回り止めナット
20 シャーピン構造を含む中間軸構造体(反転ハブ構造)
20a 反転ハブ
21a 反転ハブたわみ板フランジ
21b 主軸径
21c 反転ハブたわみ板フランジのボルト穴
22a 分割スペーサー
22b 分割スペーサーたわみ板フランジ
22c 分割スペーサーたわみ板フランジのボルト穴
22e 分割スペーサーチューブ
22f 分割スペーサー外フランジ
22j 中間軸構造体外フランジ
22k 中間軸構造体たわみ板フランジ
L たわみ板の腕の長さ
w たわみ板の腕の巾
Ds シャーピンの設置PCD
db たわみ板用のボルトの径
ds シャーピンの径(ブッシュ穴への取付径)
N たわみ板のボルト本数
Ns シャーピンの設置本数
Jn たわみ板を含む連結部金物
Tn たわみ板の厚さ
23n たわみ板
24 たわみ板用のボルト(六角穴付段付ボルト)
25 シャーピン
26 クランプワッシャー(たわみ板用のボルトの頭部と一体)
26c クランプワッシャー(反転ハブたわみ板フランジと一体)
26d クランプワッシャー(分割スペーサーたわみ板フランジと一体)
27 座付回り止めナット(又は座金+回り止めナット)
28 ボルト(六角穴付ボルト)
29 回り止めナット
Claims (6)
- 同軸に配置されトルクを伝達する複数の軸嵌合アダプターハブ(10a)に、前記軸嵌合アダプターハブ(10a)に同軸に配置されるフランジ(11e)と、たわみ板(13n)と、分割スペーサー(12a)と、シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)とからなるアダプターハブ構造における前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)であって、
前記フランジ(11e)における、分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と軸方向同一位置に周方向互い違いに配置されたフランジたわみ板フランジ(11f)と、
前記分割スペーサー(12a)における、前記フランジたわみ板フランジ(11f)と軸方向同一位置に周方向互い違いに配置された前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と、
前記フランジたわみ板フランジ(11f)における、径方向外側且つ軸方向外側に軸方向厚さを有するフランジチューブ結合部(11j)と、
前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)における、径方向外側且つ軸方向内側に軸方向厚さを有する分割スペーサーチューブ結合部(12g)と、
前記フランジたわみ板フランジ(11f)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)を、前記フランジたわみ板フランジ(11f)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)の軸方向外側から連結する前記たわみ板(13n)及び複数のクランプワッシャー(16)と、
前記たわみ板(13n)を、前記フランジたわみ板フランジ(11f)と前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)とに締め付ける複数のたわみ板用のボルト(14)及び複数の回り止めナット(17)と、
前記フランジたわみ板フランジ(11f)と前記たわみ板(13n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(16c)と、
前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と前記たわみ板(13n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(16d)とを備え、
前記たわみ板(13n)は、軸方向内側に周方向互い違いに配置された前記各複数のクランプワッシャー(16c)及びクランプワッシャー(16d)と、軸方向外側に周方向に配置された前記たわみ板用のボルト(14)の頭部と一体の複数のクランプワッシャー(16)と、径方向同一ピッチ円直径上に挟まれ位置するものであり、
前記クランプワッシャー(16c)は、前記フランジたわみ板フランジ(11f)との間に境界面を設けることなく、前記フランジたわみ板フランジ(11f)と連続して一体に構成され、
前記クランプワッシャー(16d)は、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)との間に境界面を設けることなく、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(12b)と連続して一体に構成され、
前記軸嵌合アダプターハブ(10a)のアダプターハブ外フランジ(11c)内側は、前記複数のたわみ板用のボルト(14)の頭部を収納するアダプターハブの段付穴(11d)内へ収納でき、前記フランジチューブ結合部(11j)の径方向外側且つ軸方向外側のフランジ外フランジ(11k)を、軸方向外側から締結し、
前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)において、前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)を軸方向より平面視した時シャーピンの設置PCDをDs、シャーピンの径をds、たわみ板用のボルトの径をdbとし、たわみ板のボルト本数をN、シャーピンの設置本数をNsとすると、
Ds/dsは11.25≦Ds/ds≦11.75であり、ds=dbであり、シャーピンの設置本数Nsは0.6×N、又は0.6×Nとなる本数の端数を繰り上げた本数、又はバランスが崩れた時0.6×Nとなる本数の端数を繰り上げた本数に1加えた本数であることを特徴とするシャーピン構造を含む中間軸構造体。 - 同軸に配置されトルクを伝達する複数の軸嵌合反転ハブ(20a)に、前記軸嵌合反転ハブ(20a)に同軸に配置されるたわみ板(23n)と、分割スペーサー(22a)と、シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)とからなる反転ハブ構造における前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)であって、
前記軸嵌合反転ハブ(20a)の反転ハブたわみ板フランジ(21a)における、分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と軸方向同一位置に径方向互い違いに配置された前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)と、
前記分割スペーサー(22a)における、前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)と軸方向同一位置に径方向互い違いに配置された前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と、
前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)における、径方向内側且つ軸方向拡張位置に配置される前記軸嵌合反転ハブ(20a)と、
前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)における、径方向外側且つ軸方向内側に配置される分割スペーサーチューブ(22e)と、
前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)を、前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)及び前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)の軸方向内側から連結する前記たわみ板(23n)及び複数のクランプワッシャー(26)と、
前記たわみ板(23n)を、前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)と前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)とに締め付ける複数のたわみ板用のボルト(24)及び複数の座付き回り止めナット(27)と、
前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)と前記たわみ板(23n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(26c)と、
前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と前記たわみ板(23n)との間に介在させる複数のクランプワッシャー(26d)とを備え、
前記たわみ板(23n)は、軸方向外側に径方向互い違いに配置された前記各複数のクランプワッシャー(26c)及びクランプワッシャー(26d)と、軸方向内側に周方向に配置された前記たわみ板用のボルト(24)の頭部と一体の複数のクランプワッシャー(26)と、径方向同一ピッチ円直径上に挟まれ位置するものであり、
前記クランプワッシャー(26c)は、前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)との間に境界面を設けることなく、前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)と連続して一体に構成され、
前記クランプワッシャー(26d)は、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)との間に境界面を設けることなく、前記分割スペーサーたわみ板フランジ(22b)と連続して一体に構成され、
前記反転ハブたわみ板フランジ(21a)は、軸方向内側に前記たわみ板(23n)を連結し、
前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)において、前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)を軸方向より平面視した時シャーピンの設置PCDをDs、シャーピンの径をds、たわみ板用のボルトの径をdbとし、たわみ板のボルト本数をN、シャーピンの設置本数をNsとすると、
Ds/dsは11.25≦Ds/ds≦11.75であり、ds=dbであり、シャーピンの設置本数Nsは0.6×N、又は0.6×Nとなる本数の端数を繰り上げた本数、又はバランスが崩れた時0.6×Nとなる本数の端数を繰り上げた本数に1加えた本数であることを特徴とするシャーピン構造を含む中間軸構造体。 - 請求項1のアダプターハブ構造のアダプターハブ同士と、請求項2の反転ハブ構造の反転ハブ同士との間における、前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)と前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)との設置の適用において、2通りある各々について前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)と前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)との少なくとも一方が設置適用されることを特徴とするシャーピン構造を含む中間軸構造体。
- 駆動側に請求項1のアダプターハブ構造のアダプターハブと被駆動側に請求項2の反転ハブ構造の反転ハブと、駆動側に請求項2の反転ハブ構造の反転ハブと被駆動側に請求項1のアダプターハブ構造のアダプターハブとの間における、前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)と前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)との設置の適用において、2通りある各々について前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(10)と前記シャーピン構造を含む中間軸構造体(20)との少なくとも一方が設置適用されることを特徴とするシャーピン構造を含む中間軸構造体。
- 請求項3と請求項4とに記載のシャーピン構造を含む中間軸構造体において、アダプターハブ構造用の複数のボルト(18)及び回り止めナット(19)と、反転ハブ構造用の複数のボルト(28)及び回り止めナット(29)とを、共通部品としてシャーピン構造を含む中間軸構造体の組込みに用いることを特徴とする金属ディスクのカップリング。
- 請求項5に記載の金属ディスクのカップリングを備えたことを特徴とする機械装置。
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