JP2023000118A - 電池モジュール - Google Patents

電池モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2023000118A
JP2023000118A JP2021100750A JP2021100750A JP2023000118A JP 2023000118 A JP2023000118 A JP 2023000118A JP 2021100750 A JP2021100750 A JP 2021100750A JP 2021100750 A JP2021100750 A JP 2021100750A JP 2023000118 A JP2023000118 A JP 2023000118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchange
batteries
curved portion
cooling pipe
curved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021100750A
Other languages
English (en)
Inventor
大樹 内山
Daiki Uchiyama
高広 左右木
Takahiro Soki
啓善 山本
Hiroyoshi Yamamoto
智秀 ▲高▼橋
Tomohide Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2021100750A priority Critical patent/JP2023000118A/ja
Priority to CN202210677441.XA priority patent/CN115498310A/zh
Publication of JP2023000118A publication Critical patent/JP2023000118A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/61Types of temperature control
    • H01M10/613Cooling or keeping cold
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/62Heating or cooling; Temperature control specially adapted for specific applications
    • H01M10/625Vehicles
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/64Heating or cooling; Temperature control characterised by the shape of the cells
    • H01M10/647Prismatic or flat cells, e.g. pouch cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/65Means for temperature control structurally associated with the cells
    • H01M10/655Solid structures for heat exchange or heat conduction
    • H01M10/6556Solid parts with flow channel passages or pipes for heat exchange
    • H01M10/6557Solid parts with flow channel passages or pipes for heat exchange arranged between the cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/65Means for temperature control structurally associated with the cells
    • H01M10/656Means for temperature control structurally associated with the cells characterised by the type of heat-exchange fluid
    • H01M10/6567Liquids
    • H01M10/6568Liquids characterised by flow circuits, e.g. loops, located externally to the cells or cell casings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】複数の電池を蛇行形状の冷却管で冷却する電池モジュールにおいて、複数の電池と冷却管を拘束する拘束荷重を低く抑えつつ電池と冷却管の密着性を確保するのに有効な技術を提供する。【解決手段】電池モジュール101は、第1方向Xに隙間Sを隔てて配置される複数の電池10と、複数の電池10を冷却する冷却管20と、複数の電池10と冷却管20を第1方向Xに拘束する拘束部30と、を備え、冷却管20は、複数の熱交換部21と複数の湾曲部24とを組み合わせて蛇行形状をなすように構成されており、湾曲部24は、拘束部30から受ける拘束荷重Fに応じて第1方向Xに曲がり変形可能であり、第1方向Xの曲げ剛性について比較湾曲部を下回るように構成されており、比較湾曲部は、湾曲部24を、仮に、熱交換部21と同一の材料で同一の断面形状を有するように構成したとしたときに得られるものと定義される。【選択図】図2

Description

本発明は、電池モジュールに関する。
下記特許文献1には、複数の電池と、各電池を冷却する冷却管としての冷却ブラダと、を有する電池スタックアセンブリが開示されている。この電池スタックアセンブリにおいて、複数の電池は間隔を空けて積層配置されており、冷却ブラダは隣接する2つの電池の間に介装される平面部と平面部同士を繋ぐ屈曲部とを有する蛇行形状をなしている。冷却ブラダは管内に冷却用の熱媒体が流れる管形状であり、各電池を冷却ブラダの平面部で両面から挟み込むことによって、電池と平面部の管内を流れる熱媒体との間で熱交換を行うように構成されている。
特許第4510467号公報
上記電池スタックアセンブリにおいて、電池の冷却性能の向上を図るためには、電池に対する冷却ブラダの平面部の密着性を高めるのが好ましい。このためには、電池と冷却ブラダを拘束する拘束荷重を上げるのが有効であるが、その分、冷却ブラダの屈曲部に生じる反力が高くなる。したがって、拘束荷重を上げるために、組付け時に冷却ブラダを屈曲部に生じる反力に抗して圧縮方向に強く押圧する必要がある。この場合、組付け作業時の作業性が悪化するという問題や、屈曲部の反力に抗して拘束荷重を上げるための構造を追加することによって体格が大きくなるという問題などが生じ得る。そこで、この種の電池モジュールを設計する際には、電池と冷却管を拘束する拘束荷重が低くても電池と冷却管を所望の高いレベルで密着させることができる技術が要請される。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、複数の電池を蛇行形状の冷却管で冷却する電池モジュールにおいて、複数の電池と冷却管を拘束する拘束荷重を低く抑えつつ電池と冷却管の密着性を確保するのに有効な技術を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
厚み方向(X)に隙間(S)を隔てて配置される複数の電池(10)と、
上記複数の電池を冷却する冷却管(20)と、
上記複数の電池と上記冷却管を上記厚み方向に拘束する拘束部(30)と、
を備え、
上記冷却管は、上記隙間に介装される熱交換部(21)と、互いに隣接する2つの上記熱交換部の端部同士を繋ぐように湾曲状に延びる湾曲部(24)と、を有し、複数の上記熱交換部と複数の上記湾曲部とを組み合わせて蛇行形状をなすように構成されており、
上記湾曲部は、上記拘束部から受ける拘束荷重(F)に応じて上記厚み方向に曲がり変形可能であり、上記厚み方向の曲げ剛性について比較湾曲部(24C)を下回るように構成されており、
上記比較湾曲部は、上記湾曲部を、仮に、上記熱交換部と同一の材料で同一の断面形状を有するように構成したときに得られるものと定義される、電池モジュール(101,102,103,104,105)、
にある。
上述の態様の電池モジュールにおいて、複数の電池のそれぞれが厚み方向に隙間を隔てて配置される。複数の電池を冷却する冷却管は、複数の熱交換部と複数の湾曲部とを組み合わせることによって蛇行形状をなしている。各熱交換部は、2つの電池の間の隙間に介装されることによって電池を挟み込んで電池との間で冷却のための熱交換を行う。各湾曲部は、互いに隣接する2つの熱交換部の端部同士を繋ぐように湾曲状に延びている。複数の湾曲部を設けることによって、複数の熱交換部に連続的に冷媒が流れる冷媒流路が形成される。
複数の電池と冷却管は、拘束部によって複数の電池の厚み方向に拘束される。拘束部を設けることよって、各電池と冷却管の熱交換部とを密着させて電池の冷却性能を向上させることができる。このとき、冷却管の各湾曲部は、拘束部から受ける拘束荷重に応じて、複数の電池の厚み方向に曲がり変形可能とされているため、拘束部による拘束荷重が強まるほどに各湾曲部に反力が生じる。このため、電池と冷却管の熱交換部との密着性を高めるために拘束荷重を上げると、これに応じて湾曲部の反力も上がることになる。
そこで、電池の厚み方向の湾曲部の曲げ剛性が、熱交換部と同一の材料で同一の断面形状を有する比較湾曲部の同方向の曲げ剛性を下回るようにする。比較湾曲部は、2つの熱交換部の端部同士を繋ぐという機能を有する点で湾曲部と一致する一方で、電池の厚み方向の曲げ剛性が湾曲部よりも高い高剛性湾曲部であるという点で湾曲部と相違している。
これにより、冷却管の熱交換部の端部同士を比較湾曲部で繋ぐ構造に比べて、拘束部による拘束荷重に対して生じる、湾曲部の反力を低く抑えることができる。したがって、湾曲部の反力が上がることによって生じる、組付け作業時の作業性が悪化するという問題や拘束部が大型化するという問題を回避できる。このとき、拘束部による拘束荷重を低く抑えた場合でも、電池と冷却管の熱交換部との間の高い密着性を確保することが可能になる。
以上のごとく、上述の態様によれば、複数の電池を蛇行形状の冷却管で冷却する電池モジュールにおいて、複数の電池と冷却管を拘束する拘束荷重を低く抑えつつ電池と冷却管の密着性を確保するのに有効な技術を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1の電池モジュールの斜視図。 図1の電池モジュールの平面図。 図1中の冷却管の斜視図。 図3の冷却管の平面図。 図2中の冷却管の第1熱交換部を矢印X1で示す矢視方向からみた図。 図2中の冷却管の第2熱交換部を矢印X1で示す矢視方向からみた図。 図2中の冷却管の第3熱交換部を矢印X2で示す矢視方向からみた図。 図4のVIII-VIII線矢視断面図。 実施形態1の電池モジュールの性能を比較例ものと比較して示す図。 実施形態2の電池モジュールの平面図。 実施形態2の電池モジュールの性能を実施形態1のものと比較して示す図。 実施形態3の電池モジュールの平面図。 実施形態4の電池モジュールを部分的に示す平面図。 実施形態5の電池モジュールを部分的に示す平面図。
以下、電池モジュールの実施形態について、図面を参照しつつ説明する。この電池モジュールは、電動機器の電力源として使用され、典型的には、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載されるモータの駆動源として好適に使用される。
なお、本明細書では、特に断わらない限り、電池モジュールを構成する電池の厚み方向である第1方向を矢印Xで示し、電池の幅方向である第2方向を矢印Yで示し、電池の高さ方向である第3方向を矢印Zで示すものとする。
また、電池モジュールは、その搭載状況に応じて位置や姿勢が変化するため、電池モジュールの上下については特に限定されないが、関連する図面では、便宜上、電池に端子が設けられている側を電池モジュールの高さ方向の上方と定義し、その反対側を電池モジュールの高さ方向の下方と定義している。
(実施形態1)
図1及び図2に示されるように、実施形態1の電池モジュール101は、複数の電池10と、冷却管20と、拘束部30と、を備えている。
複数の電池10は、電池10の厚み方向である第1方向Xに隙間Sを隔てて配置された電池構造体として構成されている。この電池構造体において、複数の電池10が隙間Sを隔てて第1方向Xに積層されている。このため、第1方向Xを「積層方向」ということもできる。第1方向Xに隣接する2つの電池10の間に隙間Sが形成されており、各隙間Sに冷却管20の熱交換部21(図2を参照)が介装されている。
電池10は、第1方向Xの厚みが一様である扁平な板状部材(断面形状が矩形の箱状部材)である。電池10は、外装ケースの上部から上方へ突出する一対の端子51を備えている。電池10は、一対の端子51を通じて外部機器(図示省略)に電気的に接続される。複数の電池10は、互いに同一形状を有する。
なお、電池構造体を構成する電池10の数は特に限定されるものでなく、適宜の数の電池10を使用することができる。電池モジュール101の蓄電容量を増やすためには、電池10の数を増やすのが好ましい。電池10の種類は特に限定されないが、一例として、正極と負極の間をリチウムイオンが移動することによって充電や放電を行うリチウムイオン二次電池を電池10として使用することができる。
冷却管20は、複数の電池10を冷却する冷却器であり、管内に冷媒を流すことができるように構成されている。冷却管20は、複数の熱交換部21と複数の湾曲部24とを組み合わせて蛇行形状をなすように構成されている。冷却管20は、複数の熱交換部21を複数の湾曲部24を介して直列接続するように構成されている。これにより、複数の熱交換部21の冷媒流路が直列化される。
冷却管20は、ステンレス、アルミニウム、炭素鋼などを含有する金属材料によって構成されている。電池10の冷却性能を向上させるためには、冷却管20の材料に熱伝導率の高い金属材料を使用するのが好ましい。
熱交換部21は、冷却管20の各部位のうち、2つの電池10の間の隙間Sに介装される部位である。湾曲部24は、冷却管20の各部位のうち、互いに隣接する2つの熱交換部21の端部同士を繋ぐように湾曲状に延びる部位である。湾曲部24の内周径(内周面の曲率半径の2倍の寸法)は、隣接する2つの熱交換部21の第1方向Xの間隔に概ね一致している。
なお、ここでいう「湾曲状」には、弓なりのように曲線状に曲がる形態は勿論、概ね直角に屈曲するように折れ曲がる形態なども広く包含される。
冷却管20の管内に流す冷媒は特に限定されないが、典型的には、水やアンモニア等の自然冷媒、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、フロリナート(登録商標)等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等を用いるのが好ましい。
拘束部30は、複数の電池10と冷却管20を第1方向Xに一体状に拘束するためのものである。この拘束部30は、2つのエンドプレート31,32と、連結バンド33と、を備えている。
2つのエンドプレート31,32は、冷却管20を間に挟んで互いに平行に配置されている。このとき、エンドプレート31は、第1方向Xを厚み方向とする板状部材であり、冷却管20の第1方向Xの一端側の熱交換部21に当接している。また、エンドプレート32は、エンドプレート31と同様の板状部材であり、冷却管20の第1方向Xの他端側の熱交換部21に当接している。2つのエンドプレート31,32はいずれも、第2方向Yの幅寸法が、電池10の第2方向Yの幅寸法を上回るように構成されている。
連結バンド33は、エンドプレート31とエンドプレート32の第2方向Yの両端部同士を連結するためのものであり、第1方向Xに延びている。連結バンド33は、第1方向Xに弾性変形可能な材料からなる。これにより、連結バンド33は2つのエンドプレート31,32を互いに近づけるように弾性付勢する。その結果、冷却管20は、2つのエンドプレート31,32から拘束荷重F(図2を参照)を受けて第1方向Xに圧縮されている。連結バンド33による拘束荷重Fが強まるほどに、複数の電池10と冷却管20の拘束力が高まり、各電池10と冷却管20との密着性が高まる。
図3及び図4に示されるように、本実施形態では、冷却管20の複数の熱交換部21には、第1方向Xの一端側の第1熱交換部21Aと、第1方向Xの他端側の第3熱交換部21Cと、第1熱交換部21Aと第3熱交換部21Cの間に位置する複数(本実施形態では9つ)の第2熱交換部21Bと、が含まれている。
第1熱交換部21Aには、流入口20aと流出口20bが設けられている。流入口20aは、冷却管20に冷媒が流入する開口であり、冷却管20における冷媒流路の最上流領域である。流出口20bは、冷却管20から冷媒が流出する開口であり、冷却管20における冷媒流路の最下流領域である。
また、本実施形態では、冷却管20の複数の湾曲部24には、2つの熱交換部21の第2方向Yの一端側の端部同士を繋ぐ第1湾曲部24Aと、2つの熱交換部21の第2方向Yの他端側の端部同士を繋ぐ第2湾曲部24Bと、が含まれている。
湾曲部24A,24Bはいずれも、拘束部30から受ける拘束荷重F(図2を参照)に応じて第1方向Xに弾性的に曲がり変形可能であり、第1方向Xについて所定の曲げ剛性を有するように構成されている。湾曲部24A,24Bの曲げ剛性は、断面二次モーメントとヤング率の積で示される。ここで、「断面二次モーメント」は、第1方向Xの曲げモーメントに対する湾曲部24A,24Bの変形のしにくさを表す指標である。また、「ヤング率」は、フックの法則が成立する弾性範囲における第1方向Xのひずみと応力の比例定数を表す指標である。
図3及び図5に示されるように、第1熱交換部21Aの管内空間は、冷媒流れ方向が互いに逆向きとなるように区画された2つの冷媒流路22,23に区画されている。第1熱交換部21Aの冷媒流路22は、流入口20aに連通する順方向冷媒流路であり、冷媒流路23に対して第3方向Zの上方に配置されている。この冷媒流路22には、流入口20aから流入した冷媒が第2方向Yに沿って冷媒流れ方向D1に流れる。第1熱交換部21Aの冷媒流路23は、流出口20bに連通する逆方向冷媒流路であり、冷媒流路22に対して第3方向Zの下方に配置されている。この冷媒流路23には、冷媒が冷媒流路22とは逆向きの冷媒流れ方向D2に流出口20bに向けて流れる。第3方向Zを上下方向としたとき、第1熱交換部21Aには上下二段の冷媒流路22,23が設けられている。
また、第1湾曲部24Aの管内空間は2つの冷媒流路25,26に区画されている。第1湾曲部24Aの冷媒流路25は、第1熱交換部21Aの冷媒流路22に連通する流路であり、冷媒流路26に対して第3方向Zの上方に配置されている。この冷媒流路25には、第1熱交換部21Aの冷媒流路22から流入した冷媒が流れる。第1湾曲部24Aの冷媒流路26は、第1熱交換部21Aの冷媒流路23に連通する流路であり、冷媒流路25に対して第3方向Zの下方に配置されている。この冷媒流路26には、冷媒が冷媒流路25とは逆向きに、第1熱交換部21Aの冷媒流路23に向けて流れる。第1湾曲部24Aには、第1熱交換部21Aと同様に上下二段の冷媒流路25,26が設けられている。
図5に示されるように、第1熱交換部21Aは、便宜上、ハッチングで示す熱交換面HEを有する。第1熱交換部21Aは、熱交換面HEにおいて電池10の第1方向Xの対向面である被冷却面12と直に面接触するように構成されている。電池10の被冷却面12は、第1熱交換部21Aの熱交換面HEとの間での熱交換によって冷却される。
熱交換面HEは、一定の面圧以上の面圧で電池10の被冷却面12に接触する接触面である。電池10に対する第1熱交換部21Aの対向面(電池10に接触可能な面)のうち熱交換面HEが占める面積の割合が増えることによって、電池10に対する第1熱交換部21Aの密着率が高くなる。
図3及び図6に示されるように、第2熱交換部21Bの管内空間は、第1熱交換部21Aの場合と同様の2つの冷媒流路22,23に区画されている。また、第2湾曲部24Bの管内空間は、第1湾曲部24Aの場合と同様の2つの冷媒流路25,26に区画されている。第2熱交換部21Bの冷媒流路22は、その上流側が第1湾曲部24Aの冷媒流路25に連通しており、その下流側が第2湾曲部24Bの冷媒流路25に連通している。この冷媒流路22には、第1湾曲部24Aの冷媒流路25から流入した冷媒が第2湾曲部24Bの冷媒流路25に向けて冷媒流れ方向D1に流れる。第2熱交換部21Bの冷媒流路23は、その上流側が第2湾曲部24Bの冷媒流路26に連通しており、その下流側が第1湾曲部24Aの冷媒流路26に連通している。この冷媒流路23には、第2湾曲部24Bの冷媒流路26から流入した冷媒が第1湾曲部24Aの冷媒流路26に向けて冷媒流れ方向D2に流れる。
図6に示されるように、第2熱交換部21Bは、第1熱交換部21Aの場合と同様に、熱交換面HEにおいて電池10の被冷却面12と面接触するように構成されている。電池10の被冷却面12は、第2熱交換部21Bの熱交換面HEとの間での熱交換によって冷却される。
図3及び図7に示されるように、第3熱交換部21Cの管内空間は、第1熱交換部21Aの場合と同様の2つの冷媒流路22,23に加えて、冷媒流れ方向を反転させるための冷媒流路27に区画されている。第3熱交換部21Cの冷媒流路22は、その上流側が第2湾曲部24Bの冷媒流路25に連通しており、その下流側が冷媒流路27に連通している。この冷媒流路22には、第2湾曲部24Bの冷媒流路25から流入した冷媒が冷媒流路27に向けて冷媒流れ方向D1に流れる。第3熱交換部21Cの冷媒流路23は、その上流側が冷媒流路27に連通しており、その下流側が第2湾曲部24Bの冷媒流路26に連通している。この冷媒流路23には、冷媒流路27で折り返して冷媒流れ方向が反転した冷媒が第2湾曲部24Bに向けて冷媒流れ方向D2に流れる。
図7に示されるように、第3熱交換部21Cは、熱交換部21A,21Bの場合と同様に、熱交換面HEにおいて電池10の被冷却面12と面接触するように構成されている。電池10の被冷却面12は、第3熱交換部21Cの熱交換面HEとの間での熱交換によって冷却される。
本実施形態の冷却管20では、第3熱交換部21Cで冷媒が折り返して流れるように冷媒流路が上下二段に形成されているため、冷媒流路が一段である場合に比べて冷媒流路が長くなり冷媒の線流速が大きくなる。
図8に示されるように、第2熱交換部21Bは、隔壁22bを隔てて互いに分割された複数の分割流路22aによって冷媒流路22を形成し、隔壁23bを隔てて互いに分割された複数の分割流路23aによって冷媒流路23を形成するように構成されている。なお、便宜上、分割流路22aと分割流路23aのうち分割流路22aのみにハッチングを付している。本構成によれば、電池10が使用時に第1方向Xに膨張する場合を想定して、この膨張に対抗し得る強度を実現する目的で、第2熱交換部21Bの剛性を高めるのに有効である。なお、特に図示しないものの、他の熱交換部21A,21Cも本構成と同様の構成を有している。
次に、上述の実施形態1の作用効果について説明する。
上記構成の電池モジュール101において、複数の電池10のそれぞれが第1方向Xに隙間Sを隔てて配置される。複数の電池10を冷却する冷却管20は、複数の熱交換部21と複数の湾曲部24とを組み合わせることによって蛇行形状をなしている。各熱交換部21は、2つの電池10の間の隙間Sに介装されることによって電池10を挟み込んで電池10との間で冷却のための熱交換を行う。各湾曲部は、互いに隣接する2つの熱交換部の端部同士を繋ぐように湾曲状に延びている。複数の湾曲部24を設けることによって、複数の熱交換部21に連続的に冷媒が流れる冷媒流路22,23が形成される。
複数の電池10と冷却管20は、拘束部30によって第1方向Xに拘束される。拘束部30を設けることよって、各電池10と冷却管20の熱交換部21とを密着させて電池10の冷却性能を向上させることができる。このとき、冷却管20の各湾曲部24は、拘束部30から受ける拘束荷重Fに応じて、第1方向Xに曲がり変形可能とされているため、拘束部30による拘束荷重Fが強まるほどに各湾曲部24に反力が生じる。このため、電池10と冷却管20の熱交換部21との密着性を高めるために拘束荷重Fを上げると、これに応じて湾曲部24の反力も上がることになる。
図9に示されるように、本実施形態では、湾曲部24との比較のための比較湾曲部24Cを定義し、湾曲部24(第1湾曲部24A及び第2湾曲部24B)を、その第1方向Xの曲げ剛性が、比較湾曲部24Cの第1方向Xの曲げ剛性を下回るように構成している。具体的には、曲げ剛性を導出するための指標の1つである断面二次モーメントについて、湾曲部24A,24Bが比較湾曲部24Cを下回るようになっている。
なお、冷却管20を第1方向Xに弾性変形可能な構造のばね部材として捉えることもできる。この場合、冷却管20の湾曲部24のばね定数(拘束荷重Fに対する第1方向Xの変位)を、上述の断面二次モーメントに比例するパラメータとすることができる。ばね部材が相対的に小さいことは、実質的に、断面二次モーメントが相対的に小さいことと同義である。このため、冷却管20をばね部材とした場合、湾曲部24A,24Bは、ばね部材について比較湾曲部24Cを下回るようになっている。
ここで、比較湾曲部24Cとして、冷却管20の熱交換部21と同一の材料で同一の断面形状を有する湾曲部を想定している。即ち、比較湾曲部24Cは、湾曲部24を、仮に、熱交換部21と同一の材料で同一の断面形状を有する部材によって構成したときに得られるものと定義される。この場合、比較湾曲部24Cは、2つの熱交換部21の端部同士を繋ぐという機能を有する点で湾曲部24A,24Bと一致する一方で、低剛性湾曲部である湾曲部24A,24Bに比べて曲げ剛性が高い高剛性湾曲部であるという点で湾曲部24A,24Bと相違している。
これにより、冷却管20の熱交換部21の端部同士を比較湾曲部24Cで繋ぐ構造に比べて、拘束部30による拘束荷重Fに対して生じる、湾曲部24A,24Bの反力を低く抑えることができる。したがって、湾曲部24A,24Bの反力が上がることによって生じる、組付け作業時の作業性が悪化するという問題や拘束部30が大型化するという問題を回避できる。
図9のグラフが参照されるように、拘束部30による拘束荷重FをFaからFbへと下げることができ、拘束荷重Fを下げても所望の密着率を確保することが可能になる。ここでいう「密着率」は、前述のように、電池10に対する熱交換部21の対向面(電池10に接触可能な面)のうち熱交換面HEが占める面積の割合として定義される。したがって、拘束部30による拘束荷重FをFaよりも低いFbに抑えた場合でも、電池10と冷却管20の熱交換部21との間の高い密着性を確保することが可能になる。
以上のように、上述の実施形態1の電池モジュール101によれば、複数の電池10と冷却管20を拘束する拘束荷重Fを低く抑えつつ電池10と冷却管20の密着性を確保することができる。
上述の実施形態1に関連する変更例では、冷却管20の湾曲部24が熱交換部21(即ち、熱交換部21と同一の金属材料からなる比較湾曲部24C)に比べてヤング率の低い材料からなる構造を採用することができる。例えば、熱交換部21を金属材料によって構成し、湾曲部24をこの金属材料よりもヤング率の低いゴム材料や樹脂材料によって構成する。この場合、曲げ剛性を導出するための指標の1つであるヤング率について、湾曲部24が比較湾曲部24Cを下回る。したがって、実施形態1の場合と同様に湾曲部24の第1方向Xの曲げ剛性が、比較湾曲部24Cの第1方向Xの曲げ剛性を下回ることになる。この変更例は、湾曲部24の形状変更を行うことなくその材料変更のみで、湾曲部24の曲げ剛性を低下させることができるという利点がある。
また、別の変更例では、曲げ剛性を導出するための指標である断面二次モーメントとヤング率の両方について、湾曲部24が熱交換部21(即ち、熱交換部21と同一の金属材料からなる比較湾曲部24C)を下回る構造を採用することができる。
次に、上述の実施形態1に関連する他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、実施形態1で説明した要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明を省略する。
(実施形態2)
図10に示されるように、実施形態2の電池モジュール102は、冷却管20の湾曲部24の構造について実施形態1の電池モジュール101のものと相違している。
実施形態2において、冷却管20の湾曲部24は、実施形態1の湾曲部24よりも周長が伸ばされている。即ち、実施形態2の湾曲部24は、その内周径d2が隣接する2つの熱交換部21の第1方向Xの間隔d1よりも大きく、且つその内周面の曲率半径が、実施形態1の湾曲部24の内周面の曲率半径よりも大きくなるように構成されている。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
実施形態2によれば、図11に示されるように、湾曲部24への入力荷重に対する変位量を実施形態1の場合よりも増やすことができ、実施形態1の場合に比べて湾曲部24の曲げ剛性を形状変更によって低下させることができる。このため、湾曲部24に同一の値の入力荷重が入力されたとき、実施形態2の湾曲部24の第1方向Xの変位量Dbは、実施形態1の湾曲部24の第1方向Xの変位量Daよりも大きくなる。その結果、実施形態1の場合に比べて、電池10と冷却管20の密着性を維持したままの状態で拘束荷重Fを低く抑えることが可能になる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
(実施形態3)
図12に示されるように、実施形態3の電池モジュール103は、冷却管20の湾曲部24の構造について実施形態1の電池モジュール101のものと相違している。
実施形態3において、冷却管20の湾曲部24は、実施形態1の湾曲部24とは異なる表面構造を有する。即ち、実施形態3の湾曲部24の内周面及び外周面のそれぞれには、第3方向Zに延びる複数のスリット24cが設けられている。湾曲部24は、複数のスリット24cを備えることにより、熱交換部21と肉厚が同一である厚肉部24aと、厚肉部24aよりも肉厚の薄い薄肉部24bと、を有する。必要に応じて、湾曲部24の内周面と外周面のいずれか一方のみに複数のスリット24cを設けるようにしてもよい。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
実施形態3の湾曲部24は、実施形態1の湾曲部24よりも拘束荷重Fに対して第1方向Xに曲がり易い形状、即ち、断面二次モーメントが相対的に低い形状になっている。したがって、実施形態3によれば、湾曲部24の第1方向Xの曲げ剛性を実施形態1の場合よりも下げることができる。その結果、拘束部30による拘束荷重Fを下げることができ、組付け作業時の作業性を向上させるとともに、拘束部30の小型化を図ることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
(実施形態4)
図13に示されるように、実施形態4の電池モジュール104は、冷却管20の熱交換部21の構造と、その熱交換部21の周辺構造について、実施形態1の電池モジュール101のものと相違している。
電池モジュール104は、熱伝導材40及び断熱材41を備えている。冷却管20の熱交換部21と電池10の被冷却面12との間には、熱移動を促進するための熱伝導材40が介装されている。また、この熱交換部21と隣接する別の電池10との間には、熱移動を減少させるための断熱材41が介装されている。この場合、熱交換部21は、第1方向Xの両面がいずれも電池10に直に接触するように対向するのではなく、熱伝導材40或いは断熱材41を介して電池10に間接的に対向するように構成されている。
熱交換部21は、第2方向Yに対して傾斜した傾斜方向に延びており、この傾斜方向が冷媒流路22における冷媒流れ方向D1と概ね一致している。また、特に図示しないものの、冷媒流路23についても冷媒流路22と同様である。
熱伝導材40は、第1方向Xの厚みが第1湾曲部24A側から第2湾曲部24B側に向かうにつれて漸減するように構成されている。この熱伝導材40において、厚い部分の方が薄い部分に比べて第1方向Xの熱の伝達率が低く、薄い部分の方が厚い部分に比べて第1方向Xの熱の伝達率が高い。即ち、薄い部分の方が熱伝導性に優れている。
断熱材41は、第1方向Xの厚みが第2湾曲部24B側から第1湾曲部24A側に向かうにつれて漸減するように構成されている。この断熱材41において、厚い部分の方が薄い部分に比べて第1方向Xの断熱率が高く、薄い部分の方が厚い部分に比べて第1方向Xの断熱率が低い。即ち、厚い部分の方が熱遮蔽性に優れている。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
実施形態4によれば、冷却管20の熱交換部21と電池10の被冷却面12との間で移動する熱の伝導率を、熱交換部21の冷媒流路22,23における冷媒流れ方向D1,D2の上流領域Raと下流領域Rbとの間で異ならせることができる。これにより、冷媒の温度が上流領域Raと下流領域Rbで異なる場合でも、第1方向Xの厚みが第2方向Yについて異なるように構成された熱伝導材40を利用して、熱交換部21と電池10の被冷却面12との間に温度勾配を形成させることで、電池10の被冷却面12の温度のばらつきが生じるのを抑制することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
実施形態4に特に関連する変更例では、断熱材41を熱伝導材40に置き換えた構造を採用することもできる。
(実施形態5)
図14に示されるように、実施形態5の電池モジュール105は、冷却管20の熱交換部21、熱伝導材40、断熱材41のそれぞれの構造について、実施形態4の電池モジュール104のものと相違している。
熱交換部21は、第2方向Yに延びており、この第2方向Yが冷媒流路22における冷媒流れ方向D1と概ね一致している。また、特に図示しないものの、冷媒流路23についても冷媒流路22と同様である。
熱伝導材40は、第1方向Xの厚みが一定であり、第2方向Yに横並びに設けられた第1熱伝導部40aと第2熱伝導部40bを有する。第2熱伝導部40bは、第1熱伝導部40aの材料よりも第1方向Xの熱伝導率の高い材料からなる。断熱材41は、第1方向Xの厚みが一定である。
その他の構成は、実施形態4と同様である。
実施形態5によれば、熱伝導率が異なる2種類の材料からなる熱伝導材40を利用して、熱交換部21と電池10の被冷却面12との間に温度勾配を形成させることで、電池10の被冷却面12の温度のばらつきが生じるのを抑制することができる。
その他、実施形態4と同様の作用効果を奏する。
実施形態5に特に関連する変更例では、熱伝導率が異なる材料を3種類以上に増やした構造を採用することもできる。
本発明は、上述の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、上述の実施形態を応用した次の形態を実施することもできる。
上述の実施形態では、冷却管20の管内を上下二段構造とし、上段側の冷媒流路を流れた冷媒が下流部で折り返して下段側の冷媒流路を流れる場合について例示したが、これに代えて、冷却管20の管内を一段構造にしてもよい。
10…電池、12…被冷却面、20…冷却管、21…熱交換部、21A…第1熱交換部(熱交換部)、21B…第2熱交換部(熱交換部)、21C…第3熱交換部(熱交換部)、22,23…熱交換部の冷媒流路、24…湾曲部、24A…第1湾曲部、24B…第2湾曲部、24C…比較湾曲部、24a…厚肉部、24b…薄肉部、30…拘束部、40…熱伝導材、101,102,103,104,105…電池モジュール、D1,D2…冷媒流れ方向、F…拘束荷重、Ra…上流領域、Rb…下流領域、S…隙間、X…第1方向(電池の厚み方向)

Claims (5)

  1. 厚み方向(X)に隙間(S)を隔てて配置される複数の電池(10)と、
    上記複数の電池を冷却する冷却管(20)と、
    上記複数の電池と上記冷却管を上記厚み方向に拘束する拘束部(30)と、
    を備え、
    上記冷却管は、上記隙間に介装される熱交換部(21)と、互いに隣接する2つの上記熱交換部の端部同士を繋ぐように湾曲状に延びる湾曲部(24)と、を有し、複数の上記熱交換部と複数の上記湾曲部とを組み合わせて蛇行形状をなすように構成されており、
    上記湾曲部は、上記拘束部から受ける拘束荷重(F)に応じて上記厚み方向に曲がり変形可能であり、上記厚み方向の曲げ剛性について比較湾曲部(24C)を下回るように構成されており、
    上記比較湾曲部は、上記湾曲部を、仮に、上記熱交換部と同一の材料で同一の断面形状を有するように構成したときに得られるものと定義される、電池モジュール(101,102,103,104,105)。
  2. 上記冷却管の上記湾曲部は、上記曲げ剛性を表す指標となる断面二次モーメントとヤング率の少なくも一方について上記比較湾曲部を下回るように構成されている、請求項1に記載の電池モジュール。
  3. 上記冷却管の上記湾曲部は、上記熱交換部と肉厚が同一である厚肉部(24a)と、上記厚肉部よりも肉厚の薄い薄肉部(24b)と、を有する、請求項2に記載の電池モジュール。
  4. 上記冷却管の上記湾曲部は、上記熱交換部よりもヤング率の小さい材料からなる、請求項2に記載の電池モジュール。
  5. 上記冷却管の上記熱交換部と上記複数の電池のそれぞれの被冷却面(12)との間に介装される熱伝導材(40)を備え、上記熱伝導材を介して上記熱交換部と上記被冷却面との間で移動する熱の伝導率が上記熱交換部の冷媒流路(22,23)における冷媒流れ方向(D1,D2)の上流領域(Ra)と下流領域(Rb)との間で異なるように構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の電池モジュール。
JP2021100750A 2021-06-17 2021-06-17 電池モジュール Pending JP2023000118A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021100750A JP2023000118A (ja) 2021-06-17 2021-06-17 電池モジュール
CN202210677441.XA CN115498310A (zh) 2021-06-17 2022-06-15 电池组件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021100750A JP2023000118A (ja) 2021-06-17 2021-06-17 電池モジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023000118A true JP2023000118A (ja) 2023-01-04

Family

ID=84464241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021100750A Pending JP2023000118A (ja) 2021-06-17 2021-06-17 電池モジュール

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023000118A (ja)
CN (1) CN115498310A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
CN115498310A (zh) 2022-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11150028B2 (en) Cooling device with superimposed fin groups and parallel heatpipes
US20110052960A1 (en) Secondary battery module having cooling conduit
US10274259B2 (en) Multi-sided heat exchangers with compliant heat transfer surfaces
JP5896484B2 (ja) 電池のための共形流体冷却熱交換器
JP5540114B2 (ja) 改善された冷却効率の、中型又は大型のバッテリパック
US9520626B2 (en) Expandable stacked plate heat exchanger for a battery unit
CN108369078B (zh) 热交换器
JP4479568B2 (ja) 積層型冷却器
JP7117609B2 (ja) 電池モジュール
JP2013045578A (ja) 電池パック
KR20220162479A (ko) 통합 쿨링 모듈
JP2021077583A (ja) 電池温調装置
JP4941398B2 (ja) 積層型冷却器
US20210013465A1 (en) Power storage module
JP7424033B2 (ja) 温度調整装置
WO2020179355A1 (ja) 組電池
JP2023000118A (ja) 電池モジュール
WO2012008348A1 (ja) 熱交換器
JP2023075547A (ja) 電池モジュール
JP2023000119A (ja) 電池モジュール
JP2010182580A (ja) 電池パック
CN221530042U (zh) 换热板及电池包
JP2020202254A (ja) 電力変換装置とその製造方法
WO2021176944A1 (ja) 温度調整装置およびその製造方法
JP2020061425A (ja) ウェーブフィンおよび熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240409