JP2022552810A - 原子炉ヘッド、このような原子炉ヘッドを含む原子炉および原子炉のメンテナンス方法 - Google Patents

原子炉ヘッド、このような原子炉ヘッドを含む原子炉および原子炉のメンテナンス方法 Download PDF

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Abstract

容器頂部ヘッド(14)と;制御棒駆動機構(32)の制御シャフト(34)が容器頂部ヘッド(14)を通って原子炉(2)の対応する制御案内管(30)まで通過できるようにするため、貫通部軸(B)に沿って容器頂部ヘッド(14)を通って延在する貫通部(36)であって、容器頂部ヘッド(14)を通って延在する貫通部管(38)および、熱スリーブ(40)と貫通部管(38)との間に軸方向あそびを伴って貫通部管(38)の内側に貫通部管(38)と同軸的に延在する熱スリーブ(40)を含む貫通部(36)と、を含む原子炉ヘッドであって、原子炉ヘッドが対応する制御棒案内管(30)の上端部と最小限の離隔距離を維持するために熱スリーブ(40)の下端部に取付けられたスペーサ(60)をさらに含む原子炉ヘッド(12)。【選択図】図3

Description

本発明は、原子炉容器内に収容された炉心、炉心の反応度を調整するために炉心の内外へ移動させるべき原子炉容器の内側に収容された可動制御棒、および制御棒を移動させるために原子炉容器の外側に位置設定された制御棒駆動機構を含む核燃料反応炉の分野に関する。
原子炉は、原子炉容器内に収容された炉心で構成されており、この原子炉容器は、容器シェルおよびこの容器シェルの頂端部を閉鎖する容器頂部ヘッドを含んでいる。炉心は、核分裂性物質を格納する。使用中、冷却材流体が炉心を通って流れる。冷却材流体は、核反応を加減し炉心から熱を回収する機能を有する。
原子炉は、炉心の反応度を調整するために炉心の内外に移動可能な制御棒も含んでいる。
制御棒を炉心内に挿入することで、炉心の反応度は低下し、炉心から制御棒を取外すと炉心の反応度は上昇する。
原子炉は、制御棒を移動させるように構成された制御棒駆動機構を含む。制御棒は、制御棒アセンブリの形に集合させられる。各制御棒アセンブリは、互いにしっかりと取付けられた複数の制御棒を含む。各制御駆動機構は、それぞれ1つの制御棒アセンブリを駆動する。
各制御棒駆動機構は、原子炉容器の外側に位置設定され、貫通部を介して容器頂部ヘッドを通って延在するシャフトを介して制御棒アセンブリを駆動する。
各貫通部は、貫通部軸に沿って容器頂部ヘッドを通って延在し、容器頂部ヘッドに固定された貫通部管を、貫通部軸に沿って制限されたクリアランスを伴って貫通部管の内側に位置設定された熱スリーブと共に含む。この制限されたクリアランスは、貫通部軸に沿った貫通部管との関係における熱スリーブの運動を可能にする。
熱スリーブは、貫通部管の内側で懸吊されている。熱スリーブは、熱スリーブを軸方向に保定するためのものである貫通部管の担持表面上に載っている拡大上端部分を有する。
熱スリーブの下端部は、原子炉容器の内側にある貫通部管の内側に突出している。熱スリーブの下端部は、制御棒案内管の上端部と位置合わせされている。駆動シャフトは、熱スリーブの内側で、制御棒案内管内へと延在している。
熱スリーブは軸方向クリアランスを伴って貫通部管の内側に懸吊されていることから、熱スリーブと貫通部管との間の接触部域内に早期摩耗が発生し得る。
本発明の目的の一つは、この早期摩耗現象をよりうまく制御することである。
このために、容器頂部ヘッドと、制御棒駆動機構の制御シャフトが容器頂部ヘッドを通って原子炉の対応する制御案内管まで通過できるようにするため、貫通部軸に沿って容器頂部ヘッドを通って延在する貫通部であって、容器頂部ヘッドを通って延在する貫通部管および、熱スリーブと貫通部管との間に軸方向あそびを伴って貫通部管の内側に貫通部管と同軸的に延在する熱スリーブを含む貫通部と、を含む原子炉ヘッドにおいて、対応する制御棒案内管の上端部と最小限の離隔距離を維持するために熱スリーブの下端部に取付けられたスペーサをさらに含む、原子炉ヘッドが提供されている。
熱スリーブの下端部に具備されたスペーサは、貫通部管との関係における熱スリーブの下向きの移動を制限し、こうして、熱スリーブと貫通部管との間の接触部域における摩耗を回避している。
原子炉容器ヘッドを取外すことにより原子炉容器を開放することを必要とするメンテナンス作業と並行して、熱スリーブの下端部でスペーサをレトロフィットすることが可能である。
熱スリーブの下端部におけるスペーサの追加は、重大なことではなく、原子炉の安全性に対する影響は全く無い。スペーサは低コストで容易に製造できる。
具体的実施形態において、原子炉容器ヘッドは、単独でまたは技術的に実現可能な任意の組合せにしたがって、以下の特徴の単数または複数を含む:
- 熱スリーブは、下向きに放射状に広がる下端部分を含み、スペーサは下端部分の下縁部に取付けられている;
- 熱スリーブの下端部分は、円錐台状である;
- スペーサは、スペーサが制御棒案内管と接触している場合に流体が半径方向に流れることができるようにするための開口部を有している;
- スペーサは、透かし細工構造を有する;
- スペーサは、熱スリーブの下端部に取付けられた上端部と下端部とを有する脚部を含み、脚部は、貫通部軸との関係において脚部間を円周方向に延在する開口部を間に画定している;
- スペーサは、熱スリーブの下端部から軸方向に離隔した台座リングと、熱スリーブの下端部に台座リングを連結する脚部とを含み、脚部は円周方向に離隔して分布している;
- スペーサは、締結具を用いてかつ/または溶接によって熱スリーブに取付けられている;
- スペーサは、単数または複数の固定要素を介して熱スリーブに取付けられており、各固定要素はリベットまたはねじ山付き要素である。
本発明は、容器シェルおよび上記で定義した原子炉ヘッドを含む原子炉容器であって、原子炉ヘッドの容器頂部ヘッドが容器シェルの上部開口部を閉鎖している原子炉容器と、原子炉容器の内側に位置設定された制御棒案内管と、制御棒案内管の内側で誘導される制御棒アセンブリと、原子炉容器の外側に位置設定された制御棒駆動機構であって、貫通部を通って延在し制御棒案内管の内側での制御棒アセンブリの運動を制御するために制御棒アセンブリに連結されている制御シャフトを含む制御棒駆動機構と、を含む原子炉も提供している。
本発明は、容器シェルと容器シェルの上部開口部を閉鎖する容器頂部ヘッドを含む原子炉ヘッドとを含む原子炉容器と、制御棒駆動機構の制御シャフトが容器頂部ヘッドを通って原子炉の対応する制御棒案内管まで通過できるようにするため、貫通部軸に沿って容器頂部ヘッドを通って延在する貫通部であって、容器頂部ヘッドを通って延在する貫通部管および、貫通部管との関係における軸方向あそびを伴って貫通部管の内側に貫通部管と同軸的に具備された熱スリーブを含む貫通部と、を含む原子炉のメンテナンス方法において、対応する制御棒案内管の上端部と最小限の離隔距離を維持するために熱スリーブの下端部へのスペーサの取付けを含む方法も提供している。
本発明およびその利点は、単に非限定的な例として提供され添付図面を参照しながら成されている以下の説明を読むことにより、最も良く理解される。
原子炉の断面図である。 図1の原子炉の原子炉ヘッドの貫通部の断面図である。 制御棒案内管の上部部分をさらに例示する図2の貫通部の熱スリーブの下端部分の断面図である。 スペーサが備わった熱スリーブの下端部分の斜視組立図である。 組立て前の下端部分およびスペーサの斜視分解組立図である。
図1の原子炉2は、炉心6を格納する原子炉容器4を含む。
原子炉容器4は、実質的に垂直な中心軸Aを有する。以下では、「垂直」、「水平」、「上部」、「下部」、「底部」および「頂部」なる用語は、原子炉容器の垂直中心軸を基準にしたものである。
原子炉容器4は、中心軸Aに沿って延在する実質的に円筒形の容器シェル8および容器シェル8の底端部を閉鎖する容器底部ヘッド10を含む。容器シェル8は、その頂端部に開口部を有する。
原子炉容器4は、容器シェル8の頂端部を閉鎖する容器頂部ヘッド14を含む原子炉ヘッド12を含む。容器頂部ヘッド14は、取外し可能であり、ねじ16を介して容器シェル8に取付けられている。
炉心6は、核分裂性物質を含む。炉心6は、原子炉容器4の内側に並んで配設されている複数の核燃料集合体18で構成されている。各核燃料集合体18は典型的に、各燃料棒が核分裂性物質を格納している状態で、離隔した関係でアーマチュアにより支持された燃料棒の束を含む。
原子炉容器4は、冷却材流体入口20、冷却材流出口22および炉心6を取り囲む内部スリーブ24を有する。使用中、冷却材流体入口20に入る冷却材流体は、内部スリーブ24の外側を下向きに流れ、底端部で内部スリーブ24内に入り、その後、内部スリーブ24の内側を垂直方向上向きに炉心6を通って流れてから、冷却材流出口22を介して原子炉容器から退出する。
原子炉2は、炉心6の反応度を調整するために炉心の内外に移動可能な制御棒26を含む。制御棒26は、中性子吸収物質を格納する。
制御棒26を炉心6内に挿入することで、炉心6の反応度は低下し、炉心6から制御棒26を取外すことで炉心6の反応度は上昇する。
制御棒は、制御棒アセンブリ28の形に組合せられる。各制御棒アセンブリ28は、制御棒26の束を含む。
原子炉2は、制御棒案内管30を含む。各制御棒案内管30は、原子炉容器4の内側で炉心6の上方に位置設定され、制御棒案内管30の内側を垂直に摺動するそれぞれの制御棒アセンブリ28を収容する。
各制御棒案内管30は、各制御棒26が炉心6内に具備された対応する空間と整列した状態にとどまることを保証するために、対応する制御棒アセンブリ28のための誘導を提供する。
原子炉は、制御棒26、具体的には制御棒アセンブリ28を移動させるために構成されている制御棒駆動機構32を含む。各制御駆動機構32は、それぞれの1つの制御棒アセンブリ28に結び付けられている。
各制御棒駆動機構32は、原子炉容器4の外側に位置設定され、容器頂部ヘッド14を通って延在する駆動シャフト34(図2)を介してそれぞれの制御棒アセンブリ28を駆動する。各駆動シャフト34は、容器頂部ヘッド14を通ってそれぞれの制御棒駆動機構32を対応する制御棒アセンブリ28に連結する。
原子炉ヘッド12は、容器頂部ヘッド14を通って延在する貫通部36を含む。各貫通部36は、それぞれの駆動シャフト34を収容するような構成を有する。各駆動シャフト34は、対応する貫通部36の内側に摺動可能な形で収容される。
各貫通部36は、貫通部軸Bに沿って容器頂部ヘッド14を通って延在し、容器頂部ヘッド14に対して固定的に取付けられた貫通部管38および貫通部管38の内側に収容されている熱スリーブ40で構成されている。
各熱スリーブ40は、貫通部軸Bに沿って制限されたクリアランスを伴って対応する貫通部管38を収容する。この制限されたクリアランスは、貫通部軸に沿った貫通部管との関係における熱スリーブの運動を可能にする。
各熱スリーブ40は、熱スリーブ40の上端部分42を介して、対応する貫通部管38の内側で懸吊される。熱スリーブ40は、熱スリーブ40を軸方向に保定するために貫通部管38の台座表面44上に着座する拡大した上端部分42を有する。
貫通部管38は、拡大した上端部分46で構成されている。熱スリーブ40の上端部分42は、貫通部管38の拡大した上端部分46の内側に収容される。貫通部管38の台座表面44は、拡大した上端部分46の内側に位置設定されている。
熱スリーブ40の下端部は、原子炉容器4の内側で貫通部管38から突出している。各貫通部36のための熱スリーブ40の下端部は、対応する制御棒案内管30の上端部と位置合わせされている。駆動シャフト34は、熱スリーブ40の内側、ならびに制御棒案内管30内へと延在する。
図3に例示されているように、制御棒案内管30の上端部48は、駆動シャフト34の通過のための開口部52が具備されているカバープレート50によって閉鎖される。開口部52は、貫通部軸Bと整列させられている。
熱スリーブ40は、貫通部軸Bに沿って連続して、上端部分42、中間部分52および下端部分54を有する。中間部分52は、上端部分42と下端部分54との間に延在する。
熱スリーブ40の下端部分52は、下向きに放射状に広がっている。熱スリーブ40の下端部分52は円錐台状である。熱スリーブ40の下端部分52は、熱スリーブ40の下端部に向かって徐々に増大する直径を伴う円形横断面である。
中間部分52は、貫通部軸Bに沿った一定の横断面を伴う円筒形である。中間部分52は、円形横断面を有する。
一実施例において、中間部分52は、熱スリーブ管56で構成され、下端部分54は、溶接によってかまたはねじ山付き連結部を介して熱スリーブに取付けられた円錐台58で構成されている。
熱スリーブ40には、熱スリーブ40の下端部に取付けられたスペーサ60が具備されている。スペーサ60は、少なくとも、貫通部管38のための台座表面44の界面に位置設定された熱スリーブ40の既定の摩耗の後に、熱スリーブ40の下端部と対応する制御棒案内管30との間の軸方向離隔距離を維持するように構成されている。
スペーサ60は、熱スリーブの上端部分42と貫通部管38の台座表面44との間の既定の摩耗量の後、制御棒案内管30と接触するように構成されている。
スペーサ60は、熱スリーブ40の下端部と対応する制御棒案内管30との間で貫通部軸Bとの関係において半径方向に冷却材流体が流れることができるようにするために構成されている。
スペーサ60は、開放したフレーム構造を有する。
スペーサ60は、冷却材流体がスペーサ60を通って貫通部軸Bとの関係において半径方向に流れることができるようにするため、貫通部軸Bの周りで円周方向に分布した開口部62を含む。
スペーサ60は、熱スリーブ40の下端部に取付けられ熱スリーブ64の下端部から下向きに延在して摩耗後に制御棒案内管に接する離隔用脚部64を含む。
一例示的実施形態において、スペーサ60は、貫通部軸Bに沿って熱スリーブ38の下端部から離隔した台座リング66を含み、この台座リング66は、摩耗後に対応する制御棒案内管30に接するように構成されている。
図3および4に例示されているように、スペーサは、熱スリーブ40の下端部から下向きに延在する複数の離隔用脚部64を介して熱スリーブ40の下端部に取付けられる台座リング66を含む。
離隔用脚部64は、円周方向に分布している。流れ開口部62が、熱スリーブ40の下端部と台座リング66との間で軸方向に、そして離隔用脚部64の間で円周方向に境界画定されている。
複数の流れ開口部62が、円周方向に分布している。各流れ開口部62は、2つの隣接する脚部64の間で円周方向に、そして熱スリーブ40の下端部と台座リング66との間で軸方向に境界画定されている。
流れ開口部62は、正常運転中に冷却材流体が制御棒案内管30に出入りできるようにする。原子炉2の非常停止において制御棒26を落下させる場合、制御棒26は降下して熱スリーブは上昇し、制御棒駆動機構内へと上向きに冷却材流体が流れることができるようにする。
スペーサ60は当初、熱スリーブ40から離隔しており、熱スリーブ40に取付けられる。
スペーサ60は、リベットおよび/またはねじなどの締結具、詳細にはねじなどのねじ山付き締結具を用いて熱スリーブ40に取付けられる。代替的にまたは任意には、スペーサ60は、溶接によって熱スリーブ40に取付けられる。
少なくとも1つの熱スリーブ40、詳細には各熱スリーブ40が、熱スリーブ40の下端部に取付けられたスペーサ60を備えていない原子炉2に対して、原子炉2のメンテナンス方法が適用される。
該メンテナンス方法は、原子炉2の停止中に実施される。該メンテナンス方法は、容器シェル8からの容器頂部ヘッド14の取外しおよび、熱スリーブ40の下端部へのスペーサ60の取付けを含む。
本発明により、熱スリーブ40の交換が必要になると思われる熱スリーブの上端部の早期摩耗を回避することが可能となる。熱スリーブ40の下端部へのスペーサ60の取付けは、通常のメンテナンス作業中で行なうことができ、熱スリーブ40の交換よりもはるかに容易である。
2 原子炉
4 原子炉容器
6 炉心
8 容器シェル
10 容器底部ヘッド
12 原子炉ヘッド
14 容器頂部ヘッド
16 ねじ
18 核燃料集合体
20 冷却材流体入口
22 冷却材流出口
24 内部スリーブ
26 制御棒
28 制御棒アセンブリ
30 制御棒案内管
32 制御棒駆動機構
34 駆動シャフト
36 貫通部
38 貫通部管
40 熱スリーブ
60 スペーサ
62 流れ開口部
64 離隔用脚部
66 台座リング
A 中心軸
B 貫通部軸

Claims (11)

  1. 容器頂部ヘッドと、
    制御棒駆動機構の制御シャフトが前記容器頂部ヘッドを通って原子炉の対応する制御案内管まで通過できるようにするため、貫通部軸に沿って前記容器頂部ヘッドを通って延在する貫通部であって、前記容器頂部ヘッドを通って延在する貫通部管および、熱スリーブと前記貫通部管との間に軸方向あそびを伴って前記貫通部管の内側に前記貫通部管と同軸的に延在する熱スリーブを含む、貫通部と、
    前記対応する制御棒案内管の上端部と最小限の離隔距離を維持するために前記熱スリーブの下端部に取付けられたスペーサと、
    を含む原子炉ヘッド。
  2. 前記熱スリーブが、下向きに放射状に広がる下端部分を含み、前記スペーサが、前記下端部分の下縁部に取付けられている、請求項1に記載の原子炉ヘッド。
  3. 前記熱スリーブの前記下端部分が、円錐台状である、請求項1または2に記載の原子炉ヘッド。
  4. 前記スペーサが、前記スペーサが前記制御棒案内管と接触している場合に流体が半径方向に流れることができるようにするための開口部を有している、請求項1から3のいずれか一つに記載の原子炉ヘッド。
  5. 前記スペーサが、透かし細工構造を有する、請求項1から4のいずれか一つに記載の原子炉ヘッド。
  6. 前記スペーサが、前記熱スリーブの前記下端部に取付けられた上端部と下端部とを有する脚部を含み、前記脚部が、前記貫通部軸との関係において脚部間を円周方向に延在する開口部を間に画定している、請求項1から5のいずれか一つに記載の原子炉ヘッド。
  7. 前記スペーサが、前記熱スリーブの前記下端部から軸方向に離隔した台座リングと、前記熱スリーブの前記下端部に前記台座リングを連結する脚部とを含み、前記脚部が円周方向に離隔して分布している、請求項1から6のいずれか一つに記載の原子炉ヘッド。
  8. 前記スペーサが、締結具を用いてかつ/または溶接によって前記熱スリーブに取付けられている、請求項1から7のいずれか一つに記載の原子炉ヘッド。
  9. 前記スペーサが、単数または複数の固定要素を介して前記熱スリーブに取付けられており、各固定要素がリベットまたはねじ山付き要素である、請求項1から8のいずれか一つに記載の原子炉ヘッド。
  10. 容器シェルおよび請求項1から9のいずれか一つに記載の原子炉ヘッドを含む原子炉容器であって、前記原子炉ヘッドの前記容器頂部ヘッドが前記容器シェルの上部開口部を閉鎖している原子炉容器と、前記原子炉容器の内側に位置設定された制御棒案内管と、前記制御棒案内管の内側で誘導される制御棒アセンブリと、前記原子炉容器の外側に位置設定された制御棒駆動機構であって、前記貫通部を通って延在し前記制御棒案内管の内側での前記制御棒アセンブリの運動を制御するために前記制御棒アセンブリに連結されている制御シャフトを含む制御棒駆動機構と、を含む原子炉。
  11. 原子炉容器であって、容器シェルと前記容器シェルの上部開口部を閉鎖する容器頂部ヘッドを含む原子炉ヘッドとを含む原子炉容器と、制御棒駆動機構の制御シャフトが前記容器頂部ヘッドを通って原子炉の対応する制御棒案内管まで通過できるようにするため、貫通部軸に沿って前記容器頂部ヘッドを通って延在する貫通部であって、前記容器頂部ヘッドを通って延在する貫通部管および、前記貫通部管との関係における軸方向あそびを伴って前記貫通部管の内側に前記貫通部管と同軸的に具備された熱スリーブを含む貫通部と、を含む原子炉のメンテナンス方法において、
    前記対応する制御棒案内管の上端部と最小限の離隔距離を維持するために前記熱スリーブの下端部にスペーサを取付けるステップ、
    を含む方法。
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