JP2022551384A - シェルとボトルを備える、ユーザーが保持するオブジェクト - Google Patents

Abstract

【解決手段】 ユーザーが保持するオブジェクト（３０）は、ユーザーが保持するように配置された外部構造と、内部容積を画定する本体とカラー（２１）を備えたプラスチック製の薄壁の密閉ボトル（２０）と、を備え、外部構造は、ボトル（２０）の本体の少なくとも一部と接触しているシェル（１０）であり、シェル（１０）は、開いたＵ字型またはＣ字型を形成し、ボトル（２０）のカラー（２１）の少なくとも一部に弾性的にインターロックするように配置された上部カラー（１１）を備えることを特徴とする。【選択図】図６

Description

本発明は、一般に、液体食品容器の分野に関するものであり、特に、非炭酸ミネラル水などの液体食品を入れるシェルおよび薄壁ボトル（通常はプラスチック製）を備えるオブジェクトに関する。したがって、本発明は、消費者が容易に取り扱うことができるオブジェクトに関する。

保存された風味と品質を備えた高品質の水を消費したい消費者に、ミネラルウォーターを輸送し届けるための、液体食品、特にプラスチック製の薄壁ボトル用の従来技術の容器が知られている。そのようなプラスチック容器またはボトルは、参考文献ＷＯ２０１０１２９５６Ａ１、ＷＯ２０１０９３６０２Ａ２、ＥＰ１８７３０６７Ａ１またはＷＯ２０１４１０１９５７Ａ１に開示されている。

その見返りとして、これらのペットボトルの生産は環境に影響を与える可能性があり、この影響を最小限に抑えるためにリサイクル部門も提供する必要がある。

さらに、これらのボトルの厚みを最小限に抑えることは（経済的または生態学的に）興味深いかもしれないが、ボトルを扱いやすくし、消費者がボトルを持ったときに変形したり、過度に変形したりしないようにする必要がある（通常は２０ニュートンの力）。この形態は、小容量のボトル（２Ｌ未満、好ましくは１．５Ｌ未満、さらに好ましくは１Ｌ）の場合に特に重要である。それらは消費者の動作に付き添うことを目的としているため、変形のリスク（消費者がボトルを強く絞るとオーバーフローにつながる）を最小限に抑える必要がある。参考文献ＵＳ２００４０１２４１９２Ａ１、ＦＲ１１１４７５０Ａ、またはＤＥ２９９１５６１８Ｕ１は、外部構造に結合されたボトルについて説明する。ただし、特に結合または分離の段階で、使用と取り扱いが簡単なオブジェクトをユーザーに提供するための実用的で低コストのソリューションを提供する参考文献はない。

最後に、参考文献ＤＥ２０２００５００３５２７Ｕ１は、固定セクションを含む剛性材料で作られた分割された本体を含み、薄壁容器上を滑らせることができる、薄壁容器の取り扱い領域の少なくとも部分的な補強のための装置を開示している。参考文献ＵＳＤ３５７３８７Ｓは、ボトルハンドルを開示する。参考文献ＵＳ７９０９２０２Ｂ１は、ボトルホルダーを開示する。

本発明の１つの目的は、上記の先行技術の参考文献の欠点を克服することであり、第一に、特にユーザーのために用意された取り扱い（結合、ボトルの開閉、分離…）のために、製造が容易で実用的な、外部構造およびボトルを備える、ユーザーが保持するオブジェクトを提案することである。

その目的のために、本発明の第一の態様は、ユーザーが保持するオブジェクトに関する。オブジェクトは、
ユーザーが保持するように配置された外部構造と、
内部容積を画定する本体とカラーを備えたプラスチック製の薄壁の密閉ボトルと、を備え、
外部構造は、ボトルの本体の少なくとも一部と接触しているシェルであり、
シェルは、開いたＵ字型またはＣ字型を形成し、ボトルのカラーの少なくとも一部に弾性的にインターロックするように配置された上部カラーを備えることを特徴とする。

上記の実装によるオブジェクトは、シェル上のボトルのカラーの弾性インターロックのおかげで、取り扱いが簡単である。このような弾性インターロックはスナップフィットとも呼ばれる。ただし、シェルにはＵ字型またはＣ字型の開いた上部カラーがある。すなわち、ボトルのカラーを挿入したり取り外したりするために簡単に開くことができるオープンクランプを形成し、これにより、ユーザーに適度な労力をかけることが保証される。ただし、剛性のあるシェルはボトルを確実かつ堅牢に維持する。これにより、取り扱いとセットアップ（結合と分離）が容易なオブジェクトが提供される。

有利には、シェルは、カラーと側壁との間に配置された側壁およびショルダーを備え、ショルダーは、ボトルのカラーのための通路を提供するように配置された通路開口部を含み、通路開口部は、シェルの上部カラーのＵ字型またはＣ字型の開口部に開口する。通路開口部は、シェルの上部カラーの開口部の高さで、ボトルのカラーを挿入して提示することを可能にし、これにより簡単に設置できる。

有利には、通路開口部は、シェルの上部カラーのＵ字型またはＣ字型の通路寸法よりも大きい通路寸法を有する。

有利には、
シェルの通路開口部の通路寸法は、例えばフランジを含むボトルのカラーの寸法よりも厳密に大きく、および／または
シェルの上部カラーのＵ字型またはＣ字型の通路寸法は、例えばフランジを含むボトルのカラーの寸法よりも厳密に小さい。通路開口部へのボトルのカラーの取り付けは、特別なまたは細心の注意を必要とせず、次に、ボトルのカラーをシェルの開いた上部カラーに傾けるか押し込むだけで、弾性インターロックおよび結合を実現できる。

有利には、シェルは、側壁に配置され、ユーザーがボトルをシェルに導入できるように配置された導入開口部を備える。導入開口部は、通常、通路開口部の反対側に配置されているため、ボトルは通路開口部を簡単に通過でき、そのカラーは通路開口部に配置でき、ボトルの残りの部分は簡単に導入開口部を通過できる。

有利には、ボトルのカラーはフランジを備える。

有利には、ボトルのカラーは、シェルの上部カラーのＵ字型またはＣ字型の開口部に係合するように、好ましくはフランジの下に配置された突起を備える。このような突起は、特にボトルにねじ込み式キャップが装備されている場合に、ボトルを開閉するのに役立つ回転止めを提供する。ただし、弾性インターロック付きの蓋やヒンジ付きキャップなど、他のタイプの閉め方も可能である。そのような突起はまた、角度インデックスを提供し、これにより、例えば、ボトルの刻印がシェルの開口部に面することを保証することができる。

言い換えれば、ボトルは、ねじ込み式またはインターロック式の上部などの、蓋または弁を閉める手段を含む。閉める手段は、最初の使用時に破断するブリッジによって上部に連結された開封明示仕上げなどの開封明示検査手段をさらに含み得る。それはまた、最初の使用時に永久に取り外されるように、カラーに密封された蓋にすることができる。閉める手段は、適切な場合、最初の使用後にボトルを再び閉めることを可能にする可逆的手段を含み得る。これは、例えば、ねじ込み式およびねじ抜き式の上部の場合である。充填されたボトルは、ねじ込み式またはインターロック式の上部によって閉じられ、ブリッジが壊れていない開封明示仕上げが施されていることが好ましいと述べられている。

一実施形態によれば、上部は、開封後もボトルのカラーに取り付けられたままでいられるように配置されている。例えば、上部は、開封明示ストリップとキャップの本体またはキャップの本体の一部との間に、少なくとも１つの材料のストリップおよび／またはヒンジの形態の接続を含むことができる。

有利には、ボトルは、ボトルの内部容積の少なくとも８０％、好ましくは水、好ましくは非炭酸水を満たす飲用液体を備える。

有利には、
シェルの上部カラーのＵ字型またはＣ字型の開口部は、オブジェクトの軸方向に対して第一の角度寸法を有し、
突起は、オブジェクトの軸方向に対して、第一の角度寸法よりも小さい第二の角度寸法を有する。突起の存在は、シェルの上部カラーの開口部を妨げず、弾性インターロックを損なうことはない。

有利には、ボトルは凹面、例えば半球形の底部を有し、シェルは、垂直位置に沿ってオブジェクトを置くための少なくとも１つの平面支持部分を画定する底部を有する。平面または平らな底部は安定した垂直方向のベアリングを提供するが、薄壁ボトルだけでは、画定上柔らかく、底部が半球形であるため、作業面に垂直に置いて保持することはできない。

有利には、シェルは外径を有し、シェルの底部は、少なくとも１つの平面クラウン（すなわち、平面に含まれる）、または平面クラウンに沿って分布する（すなわち、平面に含まれる）支持部分を備え、平面クラウンは、外径の５０％以上の直径を有する。このようなクラウンは、平面リングとも呼ばれ、すなわち、安定したベアリングを提供する平面に含まれている。

有利には、シェルは、例えばハンドルを形成する少なくとも１つの把持ハンドルを備える。取り扱いを容易にするために２つのグリップを提供することができる。

有利には、ボトルは、厚みのある好ましくは円筒形の本体を有し、厚みは、
３０μｍ～１５０μｍの範囲であって、
例えば、３０μｍ～５０μｍ、５０μｍ～７０μｍ、７０μｍ～１００μｍ、１００μｍ～１２５μｍ、または１２５μｍ～１５０μｍの範囲であって、
好ましくは１００μｍ～１２５μｍの範囲である。このような厚みのボトルは、例えば２０ニュートンのクランプ力またはグリップ力に耐えるのに十分な剛性がなく、（剛性の）シェルをロックすることで、これらの変形を制限または回避できる。言い換えれば、ボトルは、特にそれがユーザーによって取り扱われるとき、必然的に柔らかく、変形可能である。

有利には、ボトルは、直径に含まれる底部の中央部分を除いて、ボトルの本体の厚みの±２０％に等しい厚みの底部を有し、
本体の円筒形部分の直径の５０％以下であって、
好ましくは、本体の円筒形部分の直径の３５％以下であって、
より好ましくは、本体の円筒形部分の直径の２０％以下である。

有利には、ボトルのカラーは、シェルの上部カラーが弾性的にインターロックするフランジなどの周辺突起を備える。

有利には、ボトルのフランジなどのボトルのカラーおよび／または周辺突起は、１５０μｍ超、好ましくは２００μｍ超、より好ましくは２５０μｍ超の厚みを有する。

有利には、ボトルおよび／またはシェルは、少なくとも１つの円筒形部分を有することができる。これは、母線が平行な直線である側面を持ち、閉曲線である基本曲線（側面とボトルの軸方向に垂直な平面との交点によって画定される）に従うシェルまたはボトル部分を「壁または円筒形の部分」と意味する。この閉じた基本曲線は、円形（円）、楕円形（楕円または任意の楕円形）、または必要に応じて角が丸い正方形または長方形にすることができる。

円筒形部分のそのようなセクションは、グリップを改善し、柔軟性を制限し、および／またはボトルが開いたときの漏れのリスクを制限することができる。

有利には、ボトルはポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）で形成されている。

有利には、ボトルは内部容積を有し、
２Ｌ以下であって、
好ましくは１．５Ｌ以下であって、
より好ましくは１Ｌ以下であって、
さらにより好ましくは、０．８Ｌ以下である。

有利には、シェルの上部カラーは上部縁を有し、上部縁は、オブジェクトの軸方向に対して１８０°を超えて形成される。言い換えれば、ボトルのカラーの外周の半分以上がシェルの開いた上部カラーに受け止め、保持されて、効果的な保持を提供する。

有利には、上部縁は平面に含まれる。

有利には、シェルは、
ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、ポリアミド（ＰＡ）、またはポリカーボネート（ＰＣ）、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）などのポリマー材料から形成され、繊維や鉱物粒子などのフィラー材料を備えてもよく、
または、アルミニウムなどの金属から形成される。

有利には、シェルの厚みは、
ボトルの本体の厚みの少なくとも２倍超、または
少なくとも２００μｍ超である。したがって、シェルはボトルよりも剛性がある。

有利には、ボトルをシェルと結合する操作中に、シェルは、ボトルよりも変形が少なくなるように配置される。言い換えれば、シェルは剛性があり、ユーザーが操作するときに変形することはない。その結果、そのような剛性のあるシェルは、ユーザーの手から溢れたり落下したりという実証済みの危険性なしで、それ自体では扱うことができなかった、薄くて柔らかくて変形可能なボトルを扱うことを可能にする。

本発明の他の特徴および優位性は、非限定的な例として与えられ、添付の図面によって示される本発明の一実施形態の以下の詳細な説明を読むと、より明確に明らかになるであろう。
図１は、本発明によるオブジェクトのシェルの第一の斜視図を表す。 図２は、図１のシェルの第二の斜視図を表す。 図３は、図１のシェルの第三の斜視図を表す。 図４は、本発明によるオブジェクトを形成するために図１のシェルと結合されるボトルの斜視図を表す。 図５は、図４のボトルの側面図を表す。 図６は、図４のボトルを図１のシェルと結合する段階を表す。 図７は、図１のシェルと結合された図４のボトルのセクションを表す。 図８は、本発明によるオブジェクトの図１のシェルの代替案の第一の図を表す。 図９は、図８の代替シェルの第二の図を表す。 図１０は、結合されたボトルのスケッチをともなう、図８の代替シェルの第二の図を表す。

図１から３は、さまざまな方向から見たシェル１０を表す。一般に、シェル１０は、上部カラー１１、側壁１５、底部１４、および上部カラー１１と側壁１５との間に配置されたショルダー１６とを備える。

示されている例では、側壁１５は円筒形または実質的に円筒形である（すなわち、その外面は、基本曲線、ここでは円に従う平行な真っ直ぐな母線を備える）。底部１４は、その部分のために、図７で議論されるように、垂直位置に沿ってシェル１０を置くことを可能にする下部プレートを有する。

さらに、シェル１０は、ショルダー１６に配置され、主に図１および３で見える通路開口部１２と、主に図２で見える導入開口部１３を備える。

最後に、図１および３に示すように、上部カラー１１はＣ字型（またはＵ字型）のオープンカラーである。上部カラー１１は、その最大内径に応じた通路寸法Ｄ２と、その開口部での通路寸法Ｄ’２とを有する。図３に見られるように、（寸法Ｄ’２の）上部カラー１１の開口部は、通路開口部１２につながるか、または通路開口部１２に開口し、通路開口部１２の通路寸法Ｄ１は、上部カラー１１の通路寸法Ｄ２およびＤ’２よりも大きいことに留意されたい。詳細については、以下の図６で説明する。

図４および５は、カラー２１（またはネック）、側壁２４、および底部２５を備えるボトル２０を表す。示されている例では、カラー２１は、キャップ２６（図６に見える）を受けるためにねじ山が付けられ、フランジ２２がねじ山の下に設けられ、突起２７がフランジ２２の下に配置されている。ボトル２０はまた、液体食品（例えば、非炭酸ミネラル水）を含む。

上で説明したように、カラー２１は、キャップ２６を受けるためにねじ山が付けられているが、他の閉める手段（蓋、弾性インターロックを備えたヒンジ付きキャップなど）を想定することができる。図５は、フランジ２２の外形寸法Ｄ３を表しており、この外形寸法Ｄ３は、シェル１０の通路開口部１２の通路寸法Ｄ１よりも小さいが、シェルの１０の上部カラー１１の通路寸法Ｄ２またはＤ’２よりも大きい。

実際、図６および７に示されているように、シェル１０およびボトル２０は、結合され、一緒に保持できる。特に、シェル１０の上部カラー１１は、ボトル２０のカラー２１と弾性的にインターロックするように設けられている。示されている例では、シェル１０の上部カラー１１は、フランジ２２の下で、ボトル２０上で弾性的にインターロックするように適合された寸法を有する。

この目的のために、図１および３で見えるように、シェル１０の上部カラー１１は、特にフランジ２２を保持することにより、ボトル２０のカラー２１から離れて移動し、受け、保持することができるように、１８０°を超えて（例えば、２７０°、±４５°で）形成される。

ボトル２０をシェル１０と結合するために、図６に示されるように、ユーザーは、シェル１０の導入開口部１３を通してボトル２０を導入し、シェル１０の通路開口部１２にあるボトル２０のキャップ２６でキャップされたカラー２１にねじ山を付けるだけで十分である（フランジ２２（およびキャップ２６）の外形寸法Ｄ３は、通路開口部１２の通路寸法Ｄ１よりも小さいため）。次にボトル２０を傾けて、底部２５をシェル１０に通し終え、特にボトル２０のカラー２１をシェル１０の上部カラー１１に弾性的にインターロックする（上部カラー１１の通路寸法Ｄ’２およびＤ２は、カラー２１の寸法およびフランジ２２の外形寸法Ｄ３よりも小さいため）。

詳細には、シェルの上部カラー１１は、数ミリメートルの円筒形の縁を有し、ボトル２０は、フランジ２０と、フランジ２２とボトル２０のショルダーとの間に配置された円筒形のカラー部分とを備え、上部カラー１１の円筒形の縁は、ボトル２０の円筒形カラー部分を圧迫し、フランジ２２と軸方向に隣接し、シェル１０とボトル２０のアセンブリを提供する。

ボトル２０をシェル１０からリリースするには、キャップ２６に横方向、横方向、または傾斜の力を加えて、ボトル２０のカラー２１をシェル１０の上部カラー１１から「クリップ解除」すれば十分である。シェル１０の下部、導入開口部１３の反対側にオリフィスを配置して、ユーザーが指でボトルをシェル１０から横方向に押し出すことができるようにすることも可能である。

図７に示されるように、結合されると、シェル１０およびボトル２０は、ユーザーにとって扱いやすいオブジェクト３０を形成する。シェル１０の底部１４は平らであるため、オブジェクト３０は、それが作業面上に置かれたときに安定した垂直位置を有する。さらに、戻り部１６がシェル１０の下部に提供されて、ボトル２０とシェル１０アセンブリの結合および保持を固定する。

すでに上で述べたように、キャップ２６はボトル２０にねじ込み式に閉められている。シェル１０に対してボトル２０の回転止めを提供するために、突起２７が、シェル１０の上部カラー１１の開口部に収容されるボトル２０上に提供される。したがって、ボトル２０に加えられたトルクは、突起２７を介してシェル１０に伝達される。非円形セクションを備えたボトル２０のカラー２１、フランジ２２の逆形状に係合する上部カラー１１の高さでのクレネレーションなど、そのようなインデックス付けのための他の実装を想定することが可能である。

キャップ２６のねじ込み／ねじ戻し式とは関係なく、結合後に見えるようにし、通路開口部１２または導入開口部１３、またはシェル１０の他の任意の開口部に面するようにするよう、上部カラー１１の開口部に係合する突起２７によって提供されるボトル２０とシェル１０との間の角度インデックスを利用して、ボトル２０にマーキングを印刷または貼付することも可能である。

これらの実装により、かなり剛性があるか、少なくとも柔軟性が高すぎて（通常は２０ニュートンの力で）大きく変形せずに保持できない再利用可能なシェル１０を提案でき、非常に薄い使い捨てボトル２０を提案できる。したがって、柔らかすぎたり柔軟性が高すぎたりして（通常は同じ２０ニュートンの力で）、変形せずに保持することができない。シェル１０は十分に剛性があり、再利用可能であるため、この結合により、材料をほとんど使用せず、人間工学に基づいて製造された使い捨てでリサイクル可能なボトル２０を提案できる。

ストラップまたはリストストラップまたはテキスタイルループおよびフックファスナーストリップ（「ベルクロ（登録商標）」の商標で知られている、またはスクラッチと呼ばれる）を提供して、消費者がさまざまな活動（スポーツ、ハイキングなど）でオブジェクト３０を運べるようにすることもできる。シェル１０に１つまたは複数のグリップを設けられる。

図１から３のシェル１０の代わりに、図８から１０に示されるシェル１０Ａの実装を表すことができ、別個の要素のみが説明される。

シェル１０Ａは、図８および９に見られるように、特に、底部をショルダーに接続する２つの側縁１７および１８を備える。特に、図９では、第一の側縁１７が外側に向かって曲がっているまたは湾曲しており、第二の側縁１８がかなり真っ直ぐまたは直線であることに留意されたい。

そのような配置は、ボトル２０がシェル１０Ａに結合されると、統合されたハンドルを提供することを可能にする。実際、ボトル２０の輪郭が一点鎖線で追加された図１０に見られるように、第一の側縁１７はボトル２０から離れているので、第一の側縁１７とボトル２０との間の把持スペースがユーザーに提供され、ハンドルＰを形成する。第二の側縁１８のその部分は、ボトル２０に一致し、それが外れるのを防ぐベアリングを提供する。

したがって、ボトル２０がシェル１０Ａに結合されると、ユーザーは、第一の側縁１７を介して、このように形成されたオブジェクトを容易に把持することができる。そのような実装は低コストの実装であるが、それにもかかわらず、シェル１０Ａとボトル２０との間の確実な結合を提供する。

ボトル２０は、薄壁の熱可塑性材料から形成されている。材料は、好ましくは、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、ポリトリメチレンテレフタレート（ＰＴＴ）、ポリエチレンフラノエート（ＰＥＦ）またはポリトリメチレンフラノエート（ＰＴＦ）などのポリエステルである。それは、好ましくは、射出ブロー成形プロセス、例えば、射出ストレッチブロー成形プロセスによって成形される。これらのプロセスでは、材料を金型に射出し、次に冷却することによって固体プリフォームを製造し、次にプリフォームを加熱して軟化させ、任意でロッドを使用して縦方向に引き伸ばし、ボトルの形に成形する。

これらのポリエステル材料および方法は、当業者に知られている。それらの組み合わせにより、優れた機械的抵抗と優れた密封性またはその他のバリア特性を備えた、薄くて軽い壁を得ることができる。これらの特性は、少なくとも部分的に結晶化を誘発する高分子鎖の配向によるものである。これらのポリエステルは、材料を節約するだけでなく、リサイクルが容易であるという利点がある。回収、選別、再生の各セクターが組織されている。再生は、例えば、射出ブロー成形などの新しいプラスチック加工操作の前に、溶融および成形をともなう機械的リサイクル、もしくは解重合、モノマーまたは前駆体の回収、新しい重合をともなう化学的リサイクルである可能性がある。

その結果、本発明の薄壁ボトルの実施および使用は、特に活性化不可能でより厚い従来のペットボトルの実施に関して、優れた実用性に加えて、非常に有利な環境記録を提示する。

薄壁は、好ましくは、ボトルの本体が３０μｍ～１５０μｍの範囲内、例えば、３０μｍ～５０μｍ、５０μｍ～７０μｍ、７０μｍ～１００μｍ、または１００μｍ～１２５μｍ、１２５μｍ～１５０μｍ、好ましくは１００μｍから１２５μｍの範囲の厚みを有するものである。言及される厚みは、本体の少なくとも一点での厚みであり、好ましくは、本体の長さまたは表面で少なくとも５０％を表す部分にわたる平均厚み、好ましくは少なくとも８０％、好ましくは体全体にわたる平均厚みである。ボトルの底部は、本体よりわずかに厚くすることができ、例えば、本体より最大５０％厚く、例えば、最大２０％厚くすることができる。底部はまた、典型的にはプリフォームの底部およびその射出点に対応するカップを有することができる。

厚みは、目標のボトル容量に合わせて、プリフォームの特性、特にその形状と壁の厚み、および伸縮特性を適合させることによって調整できる。プリフォームの壁の厚み、プリフォームの長さ、直径、底部の形状などが、ボトルネックを形成する可能性のあるカラーとともに重量を決定すると述べられている。充填されていない、閉じられていないボトルおよび／またはプリフォームは、一般に同じ重量を有する。続いて、与えられた重量は、ボトルの重量またはプリフォームの重量のいずれかを指す。７５ｃｌのボトルの場合、８～１３ｇのプリフォームを実装することが有利には可能である。全体的な延伸速度は、例えば、１２．０から２７．０の間、好ましくは１５．０から２０．０の間で構成することができる。軸方向の延伸速度（通常、ボトルの高さとプリフォームの伸縮可能な部分の長さの比、通常はカラーの下の距離）は、例えば、３．０から４．５の間で構成することができる。半径方向の延伸速度（通常、ボトルの直径とプリフォームの伸縮可能な部分の直径との間の比）は、例えば、４．０から６．０の間で構成することができる。全体的な延伸速度は、一般に、軸方向の延伸速度と半径方向の延伸速度の積に等しいと述べられている。

例えば、次の特徴で良好な結果が得られる。

添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載される本発明の異なる実施形態に対して、当業者に明らかなさまざまな修正および／または改善を行うことができることが理解されよう。

Claims (20)

1. ユーザーが保持するオブジェクト（３０）であって、
   前記ユーザーが保持するように配置された外部構造と、
   内部容積を画定する本体とカラー（２１）を備えたプラスチック製の薄壁の密閉ボトル（２０）と、を備え、
   前記外部構造は、前記ボトル（２０）の前記本体の少なくとも一部と接触しているシェル（１０）であり、
   前記シェル（１０）は、開いたＵ字型またはＣ字型を形成し、前記ボトル（２０）の前記カラー（２１）の少なくとも一部に弾性的にインターロックするように配置された上部カラー（１１）を含むことを特徴とするオブジェクト（３０）。
2. 前記シェル（１０）は、側壁（１５）および前記上部カラー（１１）と前記側壁（１５）との間に配置されたショルダー（１６）を備え、前記ショルダー（１６）は、前記ボトル（２０）の前記カラー（２１）に通路を提供するように配置された通路開口部（１２）を備え、前記通路開口部（１２）は、前記シェルの（１０）の前記上部カラー（１１）の前記Ｕ字型またはＣ字型の前記開口部に開口する、請求項１に記載のオブジェクト（３０）。
3. 前記ボトル（２０）の前記カラー（２１）に通路を提供するように配置された前記通路開口部（１２）は、前記ボトル（２０）の前記カラー（２１）の少なくとも一部に弾性的にインターロックするように配置された前記シェル（１０）の前記上部カラー（１１）の前記Ｕ字型またはＣ字型の通路寸法（Ｄ２、Ｄ’２）よりも大きい通路寸法（Ｄ１）を有する、請求項２に記載のオブジェクト（３０）。
4. 前記ボトル（２０）の前記カラー（２１）に通路を提供するように配置された前記シェル（１０）の前記通路開口部（１２）の前記通路寸法（Ｄ１）は、前記ボトル（２０）の前記カラー（２１）の寸法（Ｄ３）よりも厳密に大きく、および／または、
   前記ボトル（２０）の前記カラー（２１）の少なくとも一部に弾性的にインターロックするように配置された、前記シェル（１０）の前記上部カラー（１１）の前記Ｕ字型またはＣ字型の前記通路寸法（Ｄ２、Ｄ’２）は、前記ボトル（２０）のカラー（２１）の前記寸法（Ｄ３）よりも厳密に小さい、請求項３に記載のオブジェクト（３０）。
5. 前記シェル（１０）は、前記側壁（１５）に配置され、ユーザーが前記ボトル（２０）を前記シェル（１０）に導入できるように配置された導入開口部（１３）を備える、請求項２～４のいずれかに記載のオブジェクト（３０）。
6. 前記ボトル（２０）の前記カラー（２１）は、フランジ（２２）を備える、請求項１～５のいずれかに記載のオブジェクト（３０）。
7. 前記ボトル（２０）の前記カラー（２１）は、前記シェル（１０）の前記上部カラー（１１）の前記Ｕ字型またはＣ字型の前記開口部に係合する突起（２７）を備え、好ましくは前記ボトル（２０）の前記カラー（２１）のフランジ（２２）の下に配置される、請求項１～６のいずれかに記載のオブジェクト（３０）。
8. 前記シェル（１０）の前記上部カラー（１１）の前記Ｕ字型またはＣ字型の前記開口部は、前記オブジェクト（３０）の軸方向に対して第一の角度寸法を有し、
   前記突起（２７）は、前記オブジェクト（３０）の前記軸方向に対して、前記第一の角度寸法よりも小さい第二の角度寸法を有する、請求項７に記載のオブジェクト（３０）。
9. 外側から見た前記ボトル（２０）は、凹面、例えば半球形の底部（２５）を有し、前記シェル（１０）は、垂直位置に沿って前記オブジェクト（３０）を置くための少なくとも１つの平面支持部分を画定する底部（１４）を有する、請求項１～８のいずれかに記載のオブジェクト（３０）。
10. 前記シェル（１０）は外径を有し、前記シェル（１０）の前記底部（１４）は、少なくとも１つの平面クラウン、または平面クラウンに沿って分布する支持部分を備え、前記平面クラウンは、前記外径の５０％以上の直径を有する、請求項９に記載のオブジェクト（３０）。
11. 前記シェル（１０）は、例えば、ハンドルを形成する少なくとも１つの把持ハンドルを備えることを特徴とする、請求項１～１０のいずれかに記載のオブジェクト（３０）。
12. 前記ボトル（２０）は、厚みのある好ましくは円筒形の本体を有し、厚みは、
    ３０μｍ～１５０μｍの範囲であって、
    例えば、３０μｍ～５０μｍ、５０μｍ～７０μｍ、７０μｍ～１００μｍ、１００μｍ～１２５μｍ、または１２５μｍ～１５０μｍの範囲であって、
    好ましくは１００μｍ～１２５μｍの範囲である、請求項１～１１のいずれかに記載のオブジェクト（３０）。
13. 前記ボトル（２０）は、直径に含まれる前記底部（２５）の中央部分を除いて、前記ボトル（２０）の前記本体の前記厚みの±２０％に等しい厚みの底部（２５）を有し、
    前記本体の前記円筒形部分の前記直径の５０％以下であって、
    好ましくは、前記本体の前記円筒形部分の前記直径の３５％以下であって、
    より好ましくは、前記本体の前記円筒形部分の前記直径の２０％以下である、請求項１２に記載のオブジェクト（３０）。
14. 前記ボトル（２０）の前記カラー（２１）および／または前記フランジ（２２）は、１５０μｍ超、好ましくは２００μｍ超、より好ましくは２５０μｍ超の厚みを有する、請求項１～１３のいずれかに記載のオブジェクト（３０）。
15. 前記ボトル（２０）は、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）で形成されている、請求項１～１４のいずれかに記載のオブジェクト（３０）。
16. 前記ボトル（２０）は、内部容積を有し、
    ２Ｌ以下であって、
    好ましくは１．５Ｌ以下であって、
    より好ましくは１Ｌ以下であって、
    さらにより好ましくは、０．８Ｌ以下である、請求項１～１５のいずれかに記載のオブジェクト（３０）。
17. 前記シェル（１０）の前記上部カラー（１１）は、上部縁を有し、前記上部縁は、前記オブジェクト（３０）の軸方向に対して１８０°を超えて形成される、請求項１～１６のいずれかに記載のオブジェクト（３０）。
18. 前記上部縁は平面に含まれる、請求項１７に記載のオブジェクト（３０）。
19. 前記シェル（１０）は、
    ポリマー材料から形成され、任意で繊維や鉱物粒子などのフィラー材料を含み、または
    アルミニウムなどの金属から形成される、請求項１～１８のいずれかに記載のオブジェクト（３０）。
20. 前記シェル（１０）の厚みは、
    前記ボトル（２０）の前記本体の厚みの少なくとも２倍超、または
    少なくとも２００μｍ超である、請求項１～１９のいずれかに記載のオブジェクト（３０）。
    

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