JP2022550942A - 窓付き格納建屋 - Google Patents

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Abstract

本発明の主題は、空間(12)を画定するコンクリートタイプの材料でできた壁(10)と少なくとも1つの観察用モジュール(30)とを含む格納建屋(1)において、この観察用モジュールが壁(10)内の開口部(32)内に配設された少なくとも1つの窓(33)を含み、前記窓がフレーム(36)を有し、このフレーム内には高エネルギ及び/又は中性子放射線からの保護を提供する少なくとも1つの光学ユニット(34)が設置されており、前記フレームが開口部(32)内に嵌合され、観察用モジュールは保護要素(37)も有しており、保護要素(37)は、ペイン(39)を担持する窓枠(38)を含み、かつ建屋の内側の面において開口部を閉鎖するように配設されており、前記観察用モジュールが、それによって2つの表面(S)の間に少なくとも1つの界面(I)を含んでいる格納建屋であって、少なくとも1つの界面(I)に配設された少なくとも1つの封止システム(40)も含んでいること、を特徴とする格納建屋(1)である。

Description

本発明は、格納建屋に関する。このような格納建屋は、特定の製品の保管又は取扱いのために使用される。これらの特定の製品は、特に放射線、特にガンマ線タイプの放射線を放出する製品である。
これらの格納建屋は、包囲された空間を形成する壁で構成され、この壁はコンクリート製である。建屋内側を視認できるようにするために、前記建屋内に観察用システムが配設されている。このようなシステムは、コンクリート壁内に埋込まれた窓枠を含む。この窓枠は、中に窓が設置される開口部を有する。この窓はフレームを含み、このフレーム内に、放射線耐性ユニットを形成する複数のガラス板が配設されている。優先的には、窓枠には、壁と建屋の間に配設された保護ペインも備わっている。この保護ペインは、追加の保護を提供する
この壁の嵌合には、優れた気密性が必要とされる。この目的で、Oリングタイプの単純なシールが使用され、窓枠と保護ペインの界面に配設される。これらのシールにより、建屋内の潜在的に汚染された空気が窓及び建屋の外部と接触するのを防止することができる。
しかしながら、単純なシールは、放射線及び時間の作用下で性能が低下する傾向を有し、これが漏洩発生の原因となり得る。
これらの漏洩の発生により、シールを交換する目的で窓を取外すことからなるメンテナンス作業の実施が必要となる。このメンテナンス作業は、多くの時間と労力を要し、費用がかかる。
したがって、本発明の目的は、信頼性が高く耐久性のある封止を備えた格納建屋を提案することによって、従来の技術の問題点を解決することにある。
本発明の主題は、空間を画定するコンクリートタイプの材料でできた壁と少なくとも1つの観察用モジュールとを含む格納建屋において、この観察用モジュールが壁内の開口部内に配設された少なくとも1つの窓を含み、前記窓がフレームを有し、このフレーム内には高エネルギ及び/又は中性子放射線からの保護を提供する少なくとも1つの光学ユニットが設置されており、前記フレームが開口部内に嵌合されており、観察用モジュールは保護要素も有しており、前記保護要素は、ペインを担持する窓枠を含み、かつ建屋の内側の面において開口部を閉鎖するように配設されており、前記観察用モジュールが、それによって2つの表面の間に少なくとも1つの界面(I)を含んでいる格納建屋であって、
少なくとも1つの界面に配設された少なくとも1つの封止システムも含んでおり、前記封止システムが界面の外周に少なくとも1つの密閉チャンバを含んでおり、前記チャンバには中性ガスが充填されていること、及び前記封止システムがチャンバ内の圧力を測定するための装置及び圧力測定装置によって提供された値に応じてチャンバ内に一定量の中性ガスを注入するためのガス注入装置を含むこと、を特徴とする格納建屋に関する。一例では、密閉チャンバは、界面を形成する2つの表面と協働する接合部品によって形成されている。
一例では、前記接合部品は、界面の一方の表面と少なくとも2つの接触点を有しかつ界面の他方の表面と少なくとも1つの接触点を有するような形状を有する単一のシールを含んでいる。
一例では、前記接合部品は、各々ループの形をしておりかつ界面を形成する2つの表面間で同心的に配設されている2つのシールを含む。
一例では、ケーシングは、チャンバ内の圧力を測定するための装置及びガス注入装置の封止設置のための少なくとも1つのチャネルを含み、前記チャネルは密閉チャンバ内へ開放している。
一例では、観察用モジュールの前記少なくとも1つの界面は、チャンバ内の圧力を測定するための装置及びチャンバ内に一定量の中性ガスを注入するためのガス注入装置と各々結び付けられている2つの密閉チャンバを含んでいる。
一例では、各チャンバは別個の封止システムに属している。
一例では、2つのチャンバは単一の接合部品によって形成されている。
一例では、前記接合部品は、界面の一方の表面と少なくとも2つの接触点を有しかつ界面の他方の表面と少なくとも3つの接触点を有するような形状を有して2つの別個のチャンバを形成する単一のシールを含んでいる。
一例では、観察用モジュールは、壁の中に配設されたケーシングを含み、このケーシングは開口部を有する。
一例では、前記窓及び/又は前記保護要素とケーシングとの間の界面には、少なくとも封止システムが配設されている。
一例では、各々の界面は封止システムを有する。
本発明は、下記の工程を含むことを特徴とする、以上のいずれか1つに記載の建屋の封止を管理する方法にも関する:
- 圧力測定装置を用いて密閉チャンバ内の圧力を測定すること;
- 測定された圧力と基準圧力値とを比較すること;
- 測定値が基準値よりも低い場合に、チャンバ内に一定量の中性ガスを注入するためのガス注入装置を活動化し、ここで、前記ガス注入装置は、密閉チャンバ内の圧力が基準圧力値に達することを可能にする量のガスを注入すること。
他の特徴及び利点は、添付図面を参照しながら、全く非限定的な指示として提供されているこれらの特徴及び利点についての以下の説明から、明確になるものである。
図1は、格納建屋の概略的表現である。 図2は、格納建屋の概略的表現である。 図3は、本発明に係る封止システムの概略的表現である。 図4は、本発明に係る封止システムの概略的表現である。 図5は密閉チャンバを形成する接合部品の概略的表現である。 図6は密閉チャンバを形成する接合部品の概略的表現である。 図は、2つの密閉チャンバを形成する接合部品の概略的表現である。 図8は、2つの密閉チャンバを形成する接合部品の概略的表現である。 図9は、複数の封止システムを担持する観察用モジュールの概略的表現である。
本発明は、格納建屋、より特定的には、X放射線、γ放射線及び/又は中性子放射線などの高エネルギ放射線を発する材料の格納のための建屋に関する。
このような建屋1は、図1に見られるような空間12を画定する壁10を含む。この壁10は、コンクリート又は鉄筋コンクリートタイプの材料でできているが、鋼又は鉛などの格納建屋を建設するためのあらゆる材料で作ることができる。
この建屋1は、図2を見れば分かるように、前記建屋1内で起こっている事象をオペレータが観察できるようにする観察用モジュール30を含む。このような観察用モジュール30は、少なくとも1つの窓33を含む。この窓33は、少なくとも1枚のガラス板35を含む光学ユニット34を含む。好ましくは、前記光学ユニット34は、互いに接合された複数のガラス板35を含む。この光学ユニット34は、フレーム36内に配設されている。任意には、これらのガラス板を接着することができ、あるいは、充填材料を用いて、光学ユニット34とフレーム36の間に設けられた空間又は隙間を充填することが可能である。
窓33は次に壁10の中の開口部32内に設置される。フレーム36及び開口部32は、光学ユニット34を担持するフレーム36が開口部32内に嵌合されるようなものである。ねじなどの締結手段が、耐久性ある締結を保証するために使用される。
この壁10がコンクリートタイプの材料で作られている場合、ケーシング31が提供される。このケーシング31はこうして、壁10の中に埋込まれて一体化される。このとき、ケーシング31は、前記貫通開口部32を含む。
優先的には、窓33は、オペレータ側から、すなわち建屋1の外側のケーシング31の面を介して、開口部32内に挿入される。
任意には、観察用モジュール30は、保護要素37も含んでいる。この保護要素37は、建屋1の内部由来の攻撃から窓33を保護するために使用される。この目的で、この保護要素37は、ケーシング31の内側面、すなわち建屋の内部を臨むケーシングの面上の開口部32に配設されている。
この保護要素37は、ペイン39を担持する窓枠38を含む。この窓枠38は、前記保護要素37をケーシングに締結するために使用される。
本発明によると賢明にも、建屋1は少なくとも1つの封止システム40も含んでいる。この封止システム40は、図3及び4を見れば分かるように、観察用モジュール30の界面Iの1つに配設される。このような界面Iは、別個の構成要素の2つの表面Sの間の共通の接合表面として定義される。例えば、界面Iは、フレーム36とケーシング31の間、又は窓枠38とケーシング31の間に存在する。
本発明に係る封止システム40は、封止すべき観察用モジュール30の界面に配設された密閉チャンバ42を含む。この密閉チャンバ42には、圧力測定装置44及びガス注入装置46が付随している。具体的には、この密閉チャンバ42には、例えば窒素などの中性タイプのガスが充填される。この中性ガスは、規定/基準圧力pにされる。圧力測定装置44は、密閉チャンバ42内部の圧力を測定するために配設される。こうして、測定装置44は、測定された圧力を表わす信号を生成する。圧力を測定するために使用される測定装置は、50Pa、好ましくは20Pa、さらに一層好ましくは10Pa、そして理想的には5Paの感度を有する。この信号は、チャンバ内の規定圧力pの値と測定された圧力値とを比較する演算ユニット(図示せず)によって受信される。測定値が規定圧力値pと異なる場合には、漏洩が存在する。したがって、前記演算ユニットにより、コマンドが送られる。このコマンドは、ガス注入装置46に送られる。このガス注入装置46(詳細には図示せず)は、例えば非限定的に、ガスシリンダ又はカーボイなどの貯蔵要素を含み、その中にガスが、任意には加圧下で貯蔵されている。この貯蔵要素は、演算ユニットにより制御可能なバルブ及び流量計と結び付けられている。したがって、演算ユニットは、測定圧力と規定圧力pの間の圧力差に応じて、密閉チャンバ42内に注入されるべきガスの量を計算することができる。制御可能なバルブ及び流量計は、密閉チャンバに通じる出口パイプ内に正確な量のガスを注入するために共同で使用される。密閉チャンバ内へのこのガス注入は、有利にも、観察用モジュール30の封止を持続的なものにすることができる。
圧力の変動は、封止システム40の双方の側での圧力と密閉チャンバ42内の圧力との間の圧力差によって左右される。密閉チャンバ内の圧力が外部の圧力よりも低い場合には、漏洩は、前記密閉チャンバ内の圧力の上昇によって特徴付けられる。対照的に、密閉チャンバ内の圧力が外部の圧力よりも高い場合には、漏洩は、チャンバ内の圧力の降下により特徴付けられる。
圧力降下の場合、チャンバ内の圧力は再調整され、一方上昇の場合には、アラームが活動化されるか、又は、ガス注入装置46は余剰圧力を排出することができる。
理想的には、封止システムにおける漏洩がガスをチャンバ42から建屋へと移送させるように、密閉チャンバ42内の圧力は、建屋1内の圧力よりも高いものである。
より具体的には、密閉チャンバ42は接合部品48によって形成される。この接合部品48は、チャンバが創出されるように、界面Iを形成する2つの表面Sと協働する。この接合部品48は、優先的には、周辺チャンバ42を創出するために界面Iの外周上にくるように設計されている。例えば、界面を創出する2つの表面が円形である場合には、接合部品は円形となる。
この接合部品48はさまざまな形態を呈する。
図5に見られる第1の形態は、単一のシール48aを含む接合部品48を有することからなる。この単一シール48aは、界面を形成する一方の表面Sとの少なくとも2つの接触点と、界面を形成する他方の表面Sとの少なくとも1つの接触点を有するような形状を有する。例えば、V字形又はW字形のシールを使用することができる。この単一シールは、より大きな接触表面積ひいてはより優れた性能を有するように、接触点においてより大きな圧力を有し得る。
図6に見られる第2の形態によると、接合部品48は2つのシール48aの形態を呈する。各シール48bは、ループの形をしている。このとき、2つのシール48bは、同心的に配置されるように配設される。好ましくは、2つのシール48bは互いに平行である。したがって、2つの同心シール48bの間の空間は、チャンバ42を画定し、このチャンバ内に中性ガスが入れられる。
任意には、界面の表面内には溝又はスロットGが配設され、接合部品48をその中に設置できるようになっている。こうして、前記接合部品48の正確な位置付けを保証し、ひいては最適な動作を保証することが可能となる。
測定及びチャンバのガス充填の機能を実施できるように、密閉チャンバ42には少なくとも1つのチャネルCが具備されており、これを介して圧力測定装置44及びガス注入装置46が活動できる。このチャネルCは、ガス注入装置46の出口パイプ及び圧力測定装置44が内部に配設されている開口部からなる。圧力測定装置44(詳細には図示せず)は、例えば非限定的に、同じ筐体又は別個の筐体内で信号を生成するためのモジュール及びセンサを有する単一の要素の形をしている。圧力測定装置44及びガス注入装置46の出口パイプは、前記開口部内に封止的に嵌合される。このために、例えばOリングタイプのシールが使用される。
圧力測定装置44用の第1のチャネルC及びガス注入装置46用のチャネルCという2本のチャネルCを配設することも可能である。
一変形形態は、同じ密閉チャンバ42内の圧力を測定するための2つの圧力測定装置44を有することからなる。この変形形態によると、圧力降下が無い場合に前記密閉チャンバ42にガスが追加されるのを防止する目的でセンサの故障を緩和できる冗長性効果を得ることが可能になる。
チャネルCは、優先的には、外部から圧力測定装置44及びガス注入装置46にアクセスできるようにケーシング31内に配設される。それでも、所望の通りに配設され得るようにチャネルCが剛性又は可撓性の連結を含むことができるようにすることは可能である。
具体的には、本発明に係る封止システム40を、観察用モジュール30の少なくとも1つの界面に設置することができるものの、異なる場所、さらには各界面に設置してもよい。このような観察用モジュール30は、実際上、互いに締結されている多数の構成要素を含み、2つの構成要素間の各界面1は封止可能である。例えば図9において、ペイン39を担持する保護要素37のフレーム38は、支持体38aとカウンタ支持体38bを含む。支持体は、ペインを担持する担持表面を含み、カウンタ支持体は、支持体の担持表面とカウンタ支持体の間にペインを間置できるようにしながら支持体に締結されるように配設されている。したがって、ペインと担持表面の間の界面及び/又はペインとカウンタ支持体の間の界面、及び/又は支持体とカウンタ支持体の間の界面に、本発明に係る封止システム40を置くことが構想可能である。
別の変形形態は、各界面について本発明に係る2つの封止システム40の設置を想定することからなり、ここで各封止システム40は独立している。この変形形態は、有利にも、より優れた封止を有することを可能にする。同じ界面1のために使用される2つの封止システム40は、2つのチャンバ42が同じ又は異なる圧力になるように配設される。
この変形形態に対する代替案は、図7に見られるように、2つの別個の密閉チャンバ42を画定するように設計された接合部品48を有することからなる。各密閉チャンバは、少なくとも1つの圧力測定装置44及び少なくとも1つのガス注入装置46と協働する。2つの密閉チャンバは、同じ圧力を示してよいが、同じ接合部品47によって形成されている2つの密閉チャンバが異なる圧力にあることも構想可能である。この場合、これらの2つの密閉チャンバは、図7に見られる単一のシール48cによって創出され、このシールの形状が2つの別個の密閉チャンバ42を生み出すことを可能にしている。しかしながら、これら2つの密閉チャンバ42は、図8を見れば分かるように、同心的に配設されたループ状の3つのシールによって創出され得る。
当然のことながら、本発明は、例示された実施例に限定されず、当業者には明白となるさまざまな形で変形され修正され得る。
したがって、2つの表面間の界面の封止システムは、界面の外周に少なくとも1つ密閉チャンバを含み、前記チャンバには中性ガスが充填されており、前記封止システムは、チャンバ内の圧力を測定するための装置及び圧力測定装置によって提供された値に応じてチャンバ内に一定量の中性ガスを注入するためのガス注入装置を含む。この封止システムは、化学又は生物学における利用分野の枠内で、又は高エネルギ及び/又は中性子放射線用に使用される。
一例では、密閉チャンバは、界面を形成する2つの表面と協働する接合部品によって形成されている。
一例では、前記接合部品は、界面の一方の表面と少なくとも2つの接触点を有しかつ界面の他方の表面と少なくとも1つの接触点を有するような形状を有する単一のシールを含んでいる。
一例では、前記接合部品は、各々ループの形をしておりかつ界面を形成する2つの表面の間で同心的に配設されている2つのシールを含む。
一例では、チャンバ内の圧力を測定するための装置及びチャンバ内に一定量の中性ガスを注入するためのガス注入装置と各々結び付けられている2つの密閉チャンバが配設されている。
一例では、2つのチャンバは単一の接合部品によって形成されている。
一例では、前記接合部品は、界面の一方の表面と少なくとも2つの接触点を有しかつ界面の他方の表面と少なくとも3つの接触点を有するような形状を有して2つの別個のチャンバを形成する単一のシールを含んでいる。
本発明は、内部にインサートが配設されている開口部及び、壁の表面とインサートの表面の間の界面を含む外部環境と内部環境の間の分離壁において、本発明に係る少なくとも1つの封止システムがこの界面に配設されていることを特徴とする分離壁にも関する。
一例では、壁及び/又はインサートは、チャンバ内の圧力を測定するための装置及びガス注入装置の封止設置のための少なくとも1本のチャネルを含み、前記チャネルは密閉チャンバ内に開放している。
本発明は、下記のいずれかを含むことを特徴とする、以上のいずれか1つに記載の内部環境と外部環境の間の壁の封止を管理する方法において、
- 圧力測定装置を用いて密閉チャンバ内の圧力を測定すること;
- 測定された圧力と基準圧力値とを比較すること;
- 測定値が基準値よりも低い場合に、チャンバ内に一定量の中性ガスを注入するためのガス注入装置を活動化し、ここで、前記ガス注入装置は、密閉チャンバ内の圧力が基準圧力値に達することができるようにする量のガスを注入すること。

Claims (13)

  1. 空間(12)を画定するコンクリートタイプの材料でできた壁(10)と、少なくとも1つの観察用モジュール(30)とを含む格納建屋(1)において、この観察用モジュールが前記壁(10)内の開口部(32)内に配設された少なくとも1つの窓(33)を含み、前記窓がフレーム(36)を有し、このフレーム内には高エネルギ及び/又は中性子放射線からの保護を提供する少なくとも1つの光学ユニット(34)が設置されており、前記フレームが前記開口部(32)内に嵌合されており、前記観察用モジュールは保護要素(37)も有しており、前記保護要素(37)は、ペイン(39)を担持する窓枠(38)を含み、かつ前記建屋の内側の面において前記開口部を閉鎖するように配設されており、前記観察用モジュールが、それによって2つの表面(S)の間に少なくとも1つの界面(I)を含んでいる、格納建屋であって、
    少なくとも1つの界面(I)に配設された少なくとも1つの封止システム(40)も含んでおり、前記封止システムが前記界面の外周に少なくとも1つの密閉チャンバ(42)を含んでおり、前記チャンバには中性ガスが充填されていること、及び前記封止システムが前記チャンバ内の圧力を測定するための装置(44)及び前記圧力測定装置によって提供された値に応じて前記チャンバ内に一定量の中性ガスを注入するためのガス注入装置(46)を含むこと、
    を特徴とする、格納建屋。
  2. 前記密閉チャンバ(42)が、前記界面(I)を形成する前記2つの表面(S)と協働する接合部品(48)によって形成されている、請求項1に記載の格納建屋。
  3. 前記接合部品(48)が、前記界面の一方の表面と少なくとも2つの接触点を有しかつ前記界面の他方の表面と少なくとも1つの接触点を有するような形状を有する単一のシール(48a)を含んでいる、請求項2に記載の格納建屋。
  4. 前記接合部品(48)が、各々ループの形をしておりかつ前記界面を形成する前記2つの表面間で同心的に配設されている2つのシール(48b)を含む、請求項2に記載の格納建屋。
  5. 前記チャンバ内の前記圧力を測定するための前記装置(44)及び前記ガス注入装置(46)の封止設置のための少なくとも1つのチャネル(C)を含み、前記チャネルが前記密閉チャンバ内へ開放している、請求項2~4のいずれか1項に記載の格納建屋。
  6. 前記観察用モジュールの前記少なくとも1つの界面が、前記チャンバ内の前記圧力を測定するための装置及び前記チャンバ内に一定量の中性ガスを注入するためのガス注入装置と各々結び付けられている2つの密閉チャンバを含んでいる、請求項1~5のいずれか1項に記載の格納建屋。
  7. 各チャンバが別個の封止システムに属している、請求項1~6のいずれか1項に記載の格納建屋。
  8. 前記2つのチャンバが単一の接合部品によって形成されている、請求項6に記載の格納建屋。
  9. 前記接合部品が、前記界面の一方の表面と少なくとも2つの接触点を有しかつ前記界面の他方の表面と少なくとも3つの接触点を有するような形状を有して2つの別個のチャンバを形成する単一のシール(48c)を含んでいる、請求項6に記載の格納建屋。
  10. 前記観察用モジュールが、前記壁(10)の中に配設されたケーシング(31)を含み、このケーシング(31)が前記開口部(32)を有する、請求項9に記載の格納建屋。
  11. 前記窓及び/又は前記保護要素と前記ケーシングとの間の界面には、少なくとも封止システムが配設されている、請求項10に記載の格納建屋。
  12. 各々の界面が封止システムを有する、請求項11に記載の格納建屋。
  13. 下記の工程を含むことを特徴とする、請求項1~12のいずれか1項に記載の建屋の前記封止を管理する方法:
    - 前記圧力測定装置を用いて前記密閉チャンバ内の前記圧力を測定すること;
    - 前記測定された圧力と基準圧力値(p)とを比較すること;
    - 前記測定値が前記基準値よりも低い場合に、前記チャンバ内に一定量の中性ガスを注入するための前記ガス注入装置を活動化し、ここで、前記ガス注入装置は、前記密閉チャンバ内の圧力が前記基準圧力値に達することを可能にする量のガスを注入すること。
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