JP2022550647A - アップリンク制御情報の通信 - Google Patents

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Abstract

例示的な実施形態は、アップリンク制御情報の通信に関する。端末デバイスで実施される方法は、ネットワークデバイスへのアップリンク送信に利用可能な複数のアップリンクグラントを取得することであって、複数のアップリンクグラントが、アップリンク送信のためのリソースを示す、取得することと、所定の優先順位付けポリシーに基づいて、アップリンク制御情報の送信における複数のアップリンクグラントの優先順位付けを決定することと、決定された優先順位付けに基づいて、アップリンク制御情報をネットワークデバイスに送信するために、複数のアップリンクグラントからアップリンクグラントを選択することとを含む。そのようにして、アップリンク制御情報の送信の確率及び/または端末デバイスの電力効率を向上させる可能性を高めることができる。【選択図】図2

Description

本開示の実施形態は、一般に、電気通信の分野に関し、特に、アップリンク制御情報の通信に関する。
様々な無線セルラ通信システムが実施されてきており、また実施されているところである。その通信システムでは、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって提供されるアップリンクグラントを使用して、ネットワークデバイスとアップリンク情報を通信する。アップリンク情報には、アップリンクデータ及び/またはアップリンク制御情報が含まれる。アップリンク制御情報は、端末デバイスによって決定または監視される、データバッファ、電力ヘッドルーム、通信チャネル、及び/またはこれらに類するものの状態または条件を記述したものであり、これらはネットワークデバイスが効率的にスケジューリング及び/またはリソース割り当てを行うのを支援するために用いられ得る。
全体として、本開示の例示的な実施形態は、アップリンク制御情報の通信のためのソリューションを提供する。
第1の態様では、端末デバイスで実施される方法が提供される。本方法は、ネットワークデバイスへのアップリンク送信に利用可能な複数のアップリンクグラントを取得することであって、複数のアップリンクグラントが、アップリンク送信のためのリソースを示す、取得することと、所定の優先順位付けポリシーに基づいて、アップリンク制御情報の送信における複数のアップリンクグラントの優先順位付けを決定することと、決定された優先順位付けに基づいて、アップリンク制御情報をネットワークデバイスに送信するために、複数のアップリンクグラントからアップリンクグラントを選択することとを含む。
第2の態様では、ネットワークデバイスで実施される方法が提供される。本方法は、複数のアップリンクグラントが端末デバイスからのアップリンク送信に利用可能であると予想されると判定することに応答して、優先順位付けポリシーを用いて端末デバイスを設定することであって、複数のアップリンクグラントがアップリンク送信のためのリソースを示す、設定することと、複数のアップリンクグラントの少なくとも1つによって示されるリソースのうちの端末デバイスから、アップリンク制御情報を受信することであって、少なくとも1つのアップリンクグラントが、優先順位付けポリシーを適用することによって決定される複数のアップリンクグラントの優先順位付けに基づいて、端末デバイスによって選択される、受信することとを含む。
第3の態様では、装置が提供される。本装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサと共に、装置に、ネットワークデバイスへのアップリンク送信に利用可能な複数のアップリンクグラントを取得することであって、複数のアップリンクグラントが、アップリンク送信のためのリソースを示す、取得することと、所定の優先順位付けポリシーに基づいて、アップリンク制御情報の送信における複数のアップリンクグラントの優先順位付けを決定することと、決定された優先順位付けに基づいて、アップリンク制御情報をネットワークデバイスに送信するために、複数のアップリンクグラントからアップリンクグラントを選択することとを行わせるように構成されている。
第4の態様では、装置が提供される。本装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサと共に、装置に、複数のアップリンクグラントが端末デバイスからのアップリンク送信に利用可能であると予想されると判定することに応答して、優先順位付けポリシーを用いて端末デバイスを設定することであって、複数のアップリンクグラントがアップリンク送信のためのリソースを示す、設定することと、複数のアップリンクグラントの少なくとも1つによって示されるリソースのうちの端末デバイスから、アップリンク制御情報を受信することであって、少なくとも1つのアップリンクグラントが、優先順位付けポリシーを適用することによって決定される複数のアップリンクグラントの優先順位付けに基づいて、端末デバイスによって選択される、受信することとを行わせるように構成されている。
第5の態様では、上記の第1の態様による方法のステップを実行するための手段を備える装置が提供される。
第6の態様では、上記の第2の態様による方法のステップを実行するための手段を備える装置が提供される。
第7の態様では、少なくとも上記の第1の態様による方法を装置に実行させるためのプログラム命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。
第8の態様では、少なくとも上記の第2の態様による方法を装置に実行させるためのプログラム命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。
本発明の概要の節は、本開示の実施形態の重要または本質的な特徴を特定することを意図したものではなく、本開示の範囲を制限するために用いられることを意図したものでもない、ことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の説明を通じて容易に理解できるようになるであろう。
次に、いくつかの例示的な実施形態を、添付の図面を参照しながら説明する。
本開示の実施形態を実施し得る例示的な通信ネットワークを示す。 本開示の例示的な実施形態による、アップリンク制御情報の通信のために端末デバイスで実施される方法のフローチャートを示す。 本開示の例示的な実施形態による、アップリンク制御情報の通信のためにネットワークデバイスで実施される方法のフローチャートを示す。 本開示の実施形態を実施するのに適している装置の簡略ブロック図を示す。
図面全体を通して、同一または同様の参照番号は、同一または同様の要素を表す。
次に、本開示の原理について、いくつかの例示的な実施形態を参照しながら説明する。これらの実施形態は、ただ説明のために記載されたものにすぎず、当業者が本開示を理解し実施するのに役立つものであるが、本開示の範囲については、いかなる制限をも示唆するものではないことを理解されたい。本明細書に記載の開示は、以下に記載されている以外にも様々な方法で実施することができる。
以下の記述及び特許請求の範囲においては、別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同一の意味を有する。
本開示での「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」、及びこれらに類するものへの言及は、記載された実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含む可能性があることを示しているが、全ての実施形態がその特定の特徴、構造、または特性を含む必要はない。さらに、そのような語句は、必ずしも同じ実施形態を指しているわけではない。さらに、実施形態に関連して特定の特徴、構造、または特性が記載されている場合、明示的に記載されているか否かにかかわらず、他の実施形態に関するそのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは、当業者の知識の範囲内であると考えられる。
本明細書では、様々な要素を説明するために、「第1の」、「第2の」、及びこれらに類する用語を使用することがあるが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではないと理解されるものとする。これらの用語は、異なる要素を指す場合、または同じ要素を指す場合がある。例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶこともあり得、同様に、第2の要素を第1の要素と呼ぶこともあり得る。本明細書で使用するとき、用語「及び/または」は、列記された用語の1つ以上のありとあらゆる組み合わせを包含する。
本明細書で使用される用語法は、特定の実施形態の記述のみを目的としたものであり、例示的な実施形態を限定することを意図したものではない。本明細書で使用するとき、単数形である「a」、「an」、及び「the」は、文脈において別途明確に示さない限り、複数形もまた包含することを意図している。本明細書で使用される場合、用語「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「有する(has)」、「有している(having)」、「含む(includes)」、及び/または「含んでいる(including)」は、記載された特徴、要素、及び/または構成要素などの存在を明示するものであるが、1つ以上の他の特徴、要素、構成要素、及び/またはそれらの組み合わせの存在または追加を排除するものではないことをさらに理解されたい。
本願で使用するとき、用語「回路」は、以下のうちの1つ以上または全てを意味し得る。すなわち、
(a)ハードウェアのみの回路実装(アナログ及び/またはデジタル回路のみの実装など)と、
(b)ハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせ、例えば(該当する場合)、
(i)アナログ及び/またはデジタルハードウェア回路(複数可)とソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせ、ならびに
(ii)移動電話またはサーバなどの装置に様々な機能を実行させるために協働する、ソフトウェアを備えた(デジタルシグナルプロセッサ(複数可)を含む)ハードウェアプロセッサ(複数可)、ソフトウェア、及びメモリ(複数可)の任意の部分などと、
(c)動作のためにソフトウェア(例えば、ファームウェア)を必要とするが、動作に必要でないときにはソフトウェアが存在しなくてもよい、マイクロプロセッサ(複数可)、またはマイクロプロセッサ(複数可)の一部などの、ハードウェア回路(複数可)及びまたはプロセッサ(複数可)とである。
「回路」のこの定義は、請求項を含む、本出願書類におけるこの用語の全ての使用に適用される。さらなる例として、回路という用語は、本出願で使用する場合、単なるハードウェア回路またはプロセッサ(もしくは複数のプロセッサ)、あるいはハードウェア回路またはプロセッサの一部、ならびにそれに(またはそれらに)付随するソフトウェア及び/またはファームウェアの一実施態様も包含する。回路という用語はまた、例えば、特定の請求項要素に該当する場合、モバイルデバイスのベースバンド集積回路またはプロセッサ集積回路、あるいはサーバ、セルラネットワークデバイス、またはその他のコンピューティングデバイスもしくはネットワークデバイスの同様の集積回路を対象として含む。
本明細書で使用するとき、用語「通信ネットワーク」は、ロングタームエボリューション(LTE)、LTEアドバンスト(LTE-A)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、高速パケットアクセス(HSPA)、狭帯域インターネットオブシングス(NB-IoT)など、任意の適切な通信規格に準拠したネットワークを意味する。さらに、通信ネットワーク内の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の通信は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、次世代の第5世代(5G)の通信プロトコルを含むがこれらに限定されない、いずれかの適切な世代の通信プロトコル、及び/または現在知られているか、または今後開発されるであろう他の任意のプロトコルに従って行われてもよい。本開示の実施形態は、様々な通信システムに適用することができる。通信における急速な発展を考えると、もちろん、本開示を具現化することができる未来型の通信技術及びシステムも存在するであろう。本開示の範囲を前述のシステムのみに限定するものと見なすべきではない。
本明細書では、用語「ネットワークデバイス」は、端末デバイスが、それを介してネットワークにアクセスし、そこからサービスを受ける、通信ネットワーク内のノードを意味する。ネットワークデバイスは、適用される用語法及び技術に応じて、基地局(BS)またはアクセスポイント(AP)、例えば、ノードB(NodeBまたはNB)、発展型NodeB(eNodeBまたはeNB)、NR NB(gNBとも呼ばれる)、リモート無線ユニット(RRU)、無線ヘッダ(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、リレー(統合アクセス及びバックホール(integrated access and backhaul)(IAB)ノードのデータユニット(DU)部を含む)、フェムトやピコなどの低電力ノードなどのことを意味し得る。
用語「端末デバイス」は、無線通信することが可能であり得る任意のエンドデバイスを意味する。限定ではなく例として、端末デバイスは、通信デバイス、ユーザ機器(UE)、加入者局(SS)、携帯加入者局、移動局(MS)、リレー(統合アクセス及びバックホール(IAB)ノードのモバイル終端(MT)部を含む)、またはアクセス端末(AT)と呼ばれることもある。端末デバイスには、移動電話、携帯電話、スマートフォン、ボイスオーバIP(VoIP)電話、ワイヤレスローカルループ電話、タブレット、ウェアラブル端末デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャ端末デバイス、ゲーム端末デバイス、音楽ストレージ及び再生器具、車載ワイヤレス端末デバイス、ワイヤレスエンドポイント、移動局、ラップトップ組み込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、スマートデバイス、ワイヤレス顧客構内機器(CPE)、インターネットオブシングス(loT)デバイス、時計またはその他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、車両、ドローン、医療機器及びアプリケーション(例えば、リモート手術)、産業用デバイス及びアプリケーション(例えば、生産加工及び/または自動処理チェーンの文脈で動作するロボット及び/または他のワイヤレスデバイス)、家庭用電子機器、商用及び/または産業用ワイヤレスネットワーク上で動作するデバイス、ならびにこれらに類するものなどが含まれ得るが、これらに限定されない。以下の説明では、用語「端末デバイス」、「通信デバイス」、「端末」、「ユーザ機器」、及び「UE」は、区別なく用いられ得る。
図1は、本開示の実施形態を実施することが可能である例示的な通信ネットワーク100を示す。ネットワーク100は、ネットワークデバイス110と、ネットワークデバイス110によってサービスを提供される端末デバイス120とを含む。ネットワークデバイス110のサービングエリアは、セル102と呼ばれている。ネットワークデバイス及び端末デバイスの数は、何らの制限も示唆することなく、単に説明のためのものであることを理解されたい。システム100は、本開示の実施形態の実施に適合した、いずれかの好適な数のネットワークデバイス及び端末デバイスを含み得る。図示していないが、1つ以上の端末デバイスがセル102内に位置しており、ネットワークデバイス110によってサービスを提供され得ることが理解されよう。
通信システム100内の通信は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、及び第5世代(5G)などのセルラ通信プロトコル、Institute for Electrical and Electronics Engineers(IEEE)802.11、及びこれに類するものなどの無線ローカルネットワーク通信プロトコル、及び/または現在知られているか、または今後開発されようとする他の何らかのプロトコルを含むが、これらに限定されない、いずれかの適切な通信プロトコル(複数可)に従って実施され得る。さらに、この通信は、符号分割多重アクセス(CDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、多入力多出力(MIMO)、直交周波数分割多重(OFDM)、離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-s-OFDM)、及び/または現在知られているか、または今後開発されようとする他の何らかの技術を含むがこれらに限定されない、いずれかの適切な無線通信技術を利用し得る。
通信ネットワーク100では、ネットワークデバイス110は、端末デバイス120にデータ及び制御情報を伝えることができ、同様に端末デバイス120は、ネットワークデバイス110にデータ及び制御情報を伝えることができる。ネットワークデバイス110から端末デバイス120へのリンクは、ダウンリンク(DL)と呼ばれ、一方、端末デバイス120からネットワークデバイス110へのリンクは、アップリンク(UL)と呼ばれる。DLでは、ネットワークデバイス110は送信(TX)デバイス(または送信機)であり、端末デバイス120は受信(RX)デバイス(または受信機)である。ULでは、端末デバイス120はTXデバイス(または送信機)であり、ネットワークデバイス110はRXデバイス(または受信機)である。
UL通信では、アップリンク制御情報は、トリガされたときに、例えば、利用可能なULグラントによって示されるリソースを使用して、送信され得る。ある特定のUL制御情報は、ULデータの送信のためにスケジューリングされているグラントされたリソースに多重化され得る。ただし、多重化されたUL制御情報が、端末デバイスから送信されないこともある。例えば、ランダムアクセス(RA)手続き時にメッセージ3を再構築する際に、再構築された場合には、ULデータ部のみが送信されるようにされ、UL制御情報は送信されない。端末デバイスは、ULデータの送信に際してデバイス内優先順位付けを行う場合がある。UL制御情報が多重化されたグラントは、同時に送信すべき、より高い優先度のULデータに対する別のグラントがある場合には、ドロップされ得る。さらに、無認可帯域で運用している通信ネットワークでは、UL送信が行われるかどうかは、ULグラントが無認可帯域に対してである場合には、リッスンビフォアトーク手順の結果に基づき得る。
現在は、端末デバイスに利用可能な複数のULグラントが存在する場合があり、UL制御情報は、いずれかのULグラントを使用して送信することができる。複数のULグラントは、同じキャリア/サービングセルにて利用可能な場合があり、または異なるキャリア/サービングセルにて利用可能な場合もある。ドロップされる可能性を考慮して、UL制御情報の送信に適切なULグラントを選択することが期待される。ただし、現在のところ、端末デバイスが同時に利用できる複数のULグラントがある場合に、UL制御情報に対してULグラントを選択するための解決策は存在しない。
例示的な実施形態によれば、UL制御情報の通信のための改善された解決策が提供される。例示的な実施形態では、複数のULグラントが利用可能である場合に、端末デバイスは、優先順位付けポリシーを適用して、UL制御情報の送信におけるそれらの優先順位付けを決定する。決定された優先順位付けに基づいて、UL制御情報の送信のためにULグラントを選択することができる。そのようにして、UL制御情報の通信を改善することができ、アップリンク制御情報の送信の確率及び/または端末デバイスの電力効率を向上させる可能性を高めることができる。
次に、原理的及び例示的な実施形態について、添付の図面を参照しながら以下に詳細に説明する。ただし、本開示は、これらの限られた実施形態を超えて拡張されるので、これらの図面に関して本明細書に示した本発明を実施するための形態が説明を目的としたものであることを、当業者は容易に理解するはずである。
最初に、アップリンク制御情報の通信のための方法200を示す図2を参照する。方法200は、図1に示された端末デバイス120で実施され得る。議論のために、方法200の例示的な実施形態を、図1を参照して説明する。
ブロック210で、端末デバイス120は、ネットワークデバイス110へのUL送信に利用可能な複数のULグラントを取得する。ULグラントは、ネットワークデバイス110によって端末デバイス120に対してスケジューリングまたは設定され得る。ULグラントは、動的な方法、半永続的な/設定された方法、及び/またはその種の他の方法でスケジューリングされてもよく、UL送信のための対応するリソースを示してもよい。ULグラントに基づいて、UEは、UL送信のためにスケジューリングされているリソース(複数可)を認識する。ULグラントはまた、対応するリソースを使用した送信のための1つ以上のパラメータを示してもよい。
例示的な実施形態では、複数のULグラントは、時間領域において部分的または完全に重複しており、このことは、複数のULグラントによって示されるリソースが、その時間領域において少なくとも部分的に重複していることを意味する。つまり、複数のULグラントが同時に利用可能となるため、時間領域での衝突が発生する。例示的な実施形態では、複数のULグラントの一部または全部によって示されるリソースが異なっており、したがってこれらのリソースは、例えば、周波数領域、時間領域、及び/または他の領域で重複してはならないということになる。別の例示的な実施形態では、複数のULグラントによって示されるリソースは、時間領域及び周波数領域の両方で重複してはならない。
端末デバイス120は、ブロック220で、所定の優先順位付けポリシーに基づいて、UL制御情報の送信における複数のULグラントの優先順位付けを決定し、次にブロック230で、決定された優先順位付けに基づいて、ネットワークデバイスへUL制御情報を送信するために、複数のULグラントからULグラントを選択する。
端末デバイス120は、複数のULグラントが利用可能であることを検出すると、UL制御情報の送信がトリガされた場合に、どのULグラントが使用されるべきかを決定してもよい。本明細書で使用するとき、UL制御情報は、ULにおいて送信されるあらゆる種類の制御情報を示し得る。例示的な実施形態では、UL制御情報は、媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)に含まれ得る。MAC CEは、ネットワークデバイス110に送信されるMACプロトコルデータユニット(PDU)の中に含まれるシグナリングメッセージであってもよい。
例示的な実施形態では、UL制御情報は、バッファ状態報告(BSR)及び/または電力ヘッドルーム報告(PHR)を含み得る。BSRは、ネットワークデバイス110がULデータの送信を適宜スケジューリングできるように、送信のためにバッファリングされたULデータの量をネットワークデバイス110に通知するために使用される。BSRは、異なる論理チャネル(LCH)で送信すべきULデータのそれぞれの量、または一組のLCHもしくは全てのLCHで送信すべきULデータの総量を示してもよい。PHRは、ネットワークデバイス110が端末デバイス120に、より多くのリソースを割り当てるか否かを決定できるように、端末デバイス120の電力状況をネットワークデバイス110に通知するために使用される。UL制御情報の他の例としては、例えば、設定済みグラントの確認(Configured Grant Confirmation)情報及び/または推奨ビットレート(Recommended Bit Rate)情報があり得る。その他にも好適なUL制御情報があることを理解されよう。
優先順位付けポリシーは、優先順位付けルールと呼ばれることもあり、UL制御情報の送信のために、ULグラントがどのようにランク付けされるか、または優先順位付けされるかを示す。優先順位付けポリシーは、端末デバイス120に、もしくは端末デバイス120が準拠する仕様に予め定義され得るか、または例えばネットワークデバイス110からの無線リソース制御(RRC)シグナリングなど、上位レイヤシグナリングを介して設定可能であり得る。優先順位付けポリシーは、UL制御情報をドロップまたは遅延させる確率を低下させ、及び/または省電力のためにUL送信をスキップする確率を高めるように設定されてもよい。
例示的な実施形態では、優先順位付けポリシーは、ULグラントの設定に基づいている。したがって、複数のULグラントの優先順位付けは、それらの設定に応じて変わる。ULグラントの設定の異なる態様が考慮されてもよく、各態様について、ULグラントのうちの1つ以上の優先順位付けが異なってもよい。以下に、ULグラントの設定と、ULグラントの優先順位付けの決定方法とについて、いくつかの例を示す。
例示的な実施形態では、ULグラントの設定は、複数のULグラントがスケジューリングされる、それぞれの無線ネットワーク一時識別(RNTI)に基づき得る。RNTIは、端末デバイスを識別するために使われ得る。したがって、ULグラントのそれぞれは、ULグラントがスケジューリングされている端末デバイス120を識別するために、RNTIを含むことができる。異なるRNTIが、異なる通信手順で、及び/または異なる送信目的のために、同じ端末デバイスに割り当てられることがある。例えば、RNTIとしては、セルRNTI(C-RNTI)、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)、半永続性スケジューリングC-RNTI(SPS-C-RNTI)、及び/またはこれらに類するものがあり得る。
優先順位付けポリシーがULグラントのRNTIに基づいている例示的な実施形態では、端末デバイス120は、C-RNTIによってスケジューリングされた1つ以上のULグラントを、RA-RNTIによってスケジューリングされた1つ以上の他のULグラントよりも優先することがある。C-RNTIによってスケジューリングされたULグラントは、一般に、RA手順で割り当てられたRA-RNTIと比較して、送信に使用される確率が高くなる。そのため、UL制御情報は、C-RNTIによってスケジューリングされる優先化されたULグラントに多重化することによって送信される確率が高くなる。
例示的な実施形態では、ULグラントの優先順位付けを決定するために、端末デバイス120は、RA手順を正常に完了するために使用されないC-RNTIによってスケジューリングされる1つ以上のULグラントを、RA手順を正常に完了するためにC-RNTIによってスケジューリングされる1つ以上のULグラントよりも優先してもよい。RA手順を正常に完了するためにC-RNTIによってスケジューリングされるULグラントでは、UL制御情報は、例えば、RA手順のメッセージ3においてULデータと多重化されてもよい。UL制御情報は、再構築されたULデータのみが、対応するULグラントを使用して送信可能とされているため、ドロップされる可能性がある。したがって、そのようなULグラントでは、UL制御情報がドロップされる確率を下げるために、UL制御情報の送信に対する優先順位を低くしてもよい。
複数のULグラントの設定は、追加的または代替的に、複数のULグラントを使用して送信すべきULデータの優先順位を含んでいてもよい。いくつかのULグラントは、異なるULデータの送信のためにスケジューリングされており、その異なるULデータが、それぞれの優先順位を有し得る。ULデータの優先順位は、ULデータのサービスなどの様々な要因に基づいて、ネットワークデバイス110によって設定または定義されてもよい。複数のULグラントが利用可能である場合は、端末デバイス120は、デバイス内優先順位付けを実行して、それらの優先順位に基づいて、どのULデータを送信し、どのULデータをドロップするかを決定することができる。UL制御情報が送信される確率を高めるために、端末デバイス120は、ULグラントの優先順位付けを決定する際に、他のULグラントを用いて送信されることになるULデータの優先順位よりも相対的に高い優先順位でULデータを送信するようにスケジューリングされている1つ以上のULグラントを優先してもよい。ULデータの優先順位は、ULデータが多重化されるLCHの優先順位を基準とし得ること、及びULグラントの一部は、特定のLCH(複数可)によって使用されるように制限される場合があるのに対して、いくつかのULグラントは、例えば、別のLCH(複数可)を使用するように制限される場合があることに留意されたい。
例示的な実施形態では、複数のULグラントの設定は、追加的または代替的に、複数のULグラントによって示されたリソースが割り当てられる周波数帯の種類を含んでもよい。周波数帯の種類には、認可周波数帯と無認可周波数帯とがある。一般に、割り当てられてはいるものの、UL送信の前に、無認可周波数帯でリッスンビフォートーク(LBT)手順が実行されてもよい。LBT手順の結果、リソースが現在利用可能であることが示された場合に、UL送信を実行することができる。それ以外の場合には、データ及び制御情報を含むUL情報が、ドロップまたは遅延される可能性がある。例示的な実施形態では、ULグラントの1つ以上が認可周波数帯(複数可)上のリソースを示す一方で、1つ以上の他のULグラントが無認可周波数帯(複数可)上のリソースを示す場合、端末デバイス120は、認可周波数帯(複数可)についての1つ以上のULグラントを、無認可周波数帯についての1つ以上の他のULグラントよりも優先することがある。
複数のULグラントの設定は、追加的または代替的に、複数のULグラントにおけるデータ送信の可用度を含んでいてもよい。1つ以上のULグラントがスケジューリングされているULデータは、現在、送信に利用できない可能性があるため、対応するULグラント(複数可)を使用してULデータを送信することはできない。例えば、1つ以上のULグラントは、設定されたグラント(複数可)であり、特定のULデータの送信のために予約されたリソースを示してもよい。例えば、ULグラントは、超高信頼超低遅延通信(URLLC)サービス、超大量端末通信(mMTC)サービス、高速大容量通信(eMBB)サービス、及び/またはこれらに類するもののULデータを送信するように設定されている場合がある。特定のサービスのULデータは、設定されたULグラントのそれぞれで利用できないこともある。さらに、例えば、1つ以上のULグラントによって示されたリソースに対応するLCHの制約に従って、ULデータが送信されるのをブロックすることもできる。
優先順位付けポリシーがデータ送信の可用度に基づく例示的な実施形態では、端末デバイス120は、送信可能なULデータを伴う1つ以上のULグラントを、送信可能なULデータを伴わない1つ以上のULグラントよりも優先させることによって、ULグラントの優先順位付けを決定してもよい。そのため、UL制御情報は、送信すべきULデータを伴わないULグラント(複数可)を用いて送信されることになる確率が低くなり得、したがって端末デバイス120が、そのようなULグラント(複数可)に基づくUL情報の送信を完全にスキップする確率が高くなり得る。送信すべきULデータを伴わないULグラント(複数可)の送信をスキップすることにより、電力を節約すること、または同時に利用可能な他のULグラントに送信電力を割り当てることを可能にし、UL制御情報の送信が成功する確率を高める。
いくつかの例示的な実施形態では、複数のULグラントの設定は、追加的または代替的に、複数のULグラントに関連付けられたサブキャリア間隔(SCS)、帯域幅部(BWP)、及び/またはキャリア周波数を含み得る。SCS、BWP、及びキャリア周波数の1つ以上は、対応するULグラントを使用して送信すべきUL情報を、送信する確率、またはドロップする確率に影響を与え得る。
SCSは、ニューメロロジーの種別に関連しており、対応するリソースの設定と関係している場合がある。種々のULグラントは、異なるSCS、例えば15kHZ、30kHZ、60kHZ、120kHZ、240kHZ、及び/またはその種の他のSCSのうちの1つ以上などで設定され得る。例示的な実施形態では、SCSに基づく優先順位付けポリシーを適用することにより、端末デバイス120は、他のULグラントに関連付けられたSCSよりも相対的に大きなSCSを有する1つ以上のULグラントを優先してもよい。例示的な実施形態では、端末デバイス120は、最大のSCSを有するULグラントを、他の全てのULグラントよりも優先することがある。
BWPは、送信のためにアクティブ化されたシステム帯域幅の一部である。例示的な実施形態では、BWPに基づく優先順位付けポリシーを適用することにより、端末デバイス120は、他のULグラントに関連付けられたBWPよりも相対的に大きなBWPを有する1つ以上のULグラントを優先してもよい。例示的な実施形態では、端末デバイス120は、最大のBWPを有するULグラントを、他の全てのULグラントよりも優先することがある。例示的な実施形態では、端末デバイス120は、他のULグラントに関連付けられたキャリア周波数よりも低い関連キャリア周波数を有する1つ以上のULグラントを優先してもよい。
例示的な実施形態では、複数のULグラントの設定に加えて、またはその代替として、優先順位付けポリシーは、複数のULグラントのタイプに基づき得る。ULグラントのタイプは、設定済みグラントタイプ2(Configured Grant Type 2)とも呼ばれる、半永続的なスケジューリング済み(semi-persistent scheduled:SPS)ULグラントのタイプと、設定済みグラントタイプ1(Configured Grant Type 1)とも呼ばれる動的なULグラントのタイプとを含み得る。このような優先順位付けポリシーを適用する例示的な実施形態では、端末デバイス120は、半永続的なスケジューリング済みULグラントよりも動的なULグラントを優先してもよく、またはその逆でもよい。
例示的な実施形態では、優先順位付けポリシーは、UL制御情報の送信の制約に基づき得る。例示的な実施形態では、UL制御情報の送信に対する制約は、UL制御情報の送信がグラントされる少なくとも1つのLCHを示すものであってもよい。UL制御情報は、1つ以上のLCHに固有であってもよい。例えば、推奨ビットレートを有するUL制御情報は、1つ以上のLCHに固有であってもよい。
ULグラントの優先順位付けを決定するために、端末デバイス120は、複数のULグラントによって示されるリソースに対応するLCHが、制約に基づいてUL制御情報の送信を許可されるかどうかを判定してもよい。次いで端末デバイス120は、LCHがUL制御情報の送信を許可されたULグラントを、LCHがUL制御情報の送信を禁止されたULグラントよりも優先させてもよい。したがって、制約に適合するULグラントは、UL制御情報を送信するために使用することができ、または他のULグラントよりも優先されてもよい。
例示的な実施形態では、UL制御情報の送信に対する制約は、追加的または代替的に、SCS、送信期間、セル、及び/またはこれらに類するものに対する制約ということを意味し得る。そのような制約に基づく優先順位付けポリシーを適用することにより、端末デバイス120は、制約に適合する1つ以上のULグラントを、他のULグラントよりも優先してもよい。したがって、ULグラントの送信の確率を高めることができる。この制約はまた、予測可能なサイズ及び周期性を有するURLLCサービスのULデータなど、対応するスケジューリングされたULグラント(複数可)を妨げる特定のタイプのULデータのためのリソース分離が、関連性のないUL制御情報を送信するために使用されるように、設定することもできる。
端末デバイス120における異なる優先順位付けポリシー及びそれらの適用の様々な例示的な実施形態。異なる優先順位付けポリシーは、上記のように、2つ以上の要因の組み合わせに基づいていてもよい。優先順位付けポリシーを適用することにより、端末デバイス120は、UL制御情報の送信におけるULグラントの優先順位付けを決定することができる場合がある。優先順位付けポリシーは、上記の要因及び/または他の要因に基づいて異なる方法で設定され得ることが理解されよう。
優先順位付けポリシーの1つ以上を、BSRのタイプ及びPHRのタイプなどのUL制御情報のタイプに応じて適用してもよい。つまり、適用される優先順位付けポリシーは、UL制御情報のタイプに固有である。例えば、BSRの送信がトリガされた場合、キャリア周波数に基づく優先順位付けポリシーが適用され得る。したがって、キャリア周波数の低いULグラントは、BSRの送信に使用される可能性が高くなる。PHRの送信がトリガされた場合、SCSに基づく異なる優先順位付けポリシーが適用され得る。この場合、PHRの送信には、より大きなSCSのULグラントを使用することができる。別の例として、設定済みグラントタイプ2は、あるタイプのUL制御情報の送信においては、より低い優先順位を有する可能性がある。BSR、PHR、及び/または他のタイプのUL制御情報に対して、(異なる要因の組み合わせに基づき得る)異なる優先順位付けポリシーを適用してもよいことが理解されよう。
上記のように、優先順位付けポリシーは、端末デバイス120で事前定義され得るか、または例えば、ネットワークデバイス110からのRRCシグナリングなど、上位レイヤシグナリングを介して設定可能であり得る。例示的な実施形態では、複数の優先順位付けポリシーが予め定義されている場合、端末デバイス120は、ネットワークデバイス110によって示される無線設定の特性に基づいて、優先順位付けポリシーの適用性を決定してもよい。例えば、端末デバイス120は、設定済みULグラント、UL制御情報/ULデータの送信に関する制約、及びこれらに類するもので設定されていることから、予め定義された優先順位付けポリシーを適用できることを決定してもよい。例示的な実施形態では、端末デバイス120は、ネットワークデバイス110から対応する指示を受信することにより、明示的な方法で適用される優先順位付けポリシーを決定してもよい。そのような場合には、優先順位付けポリシーは、端末デバイス120で予め定義されてもよい。ネットワークデバイス110は、優先順位付けポリシーが端末デバイス120で事前定義されていない場合には、優先順位付けポリシーを端末デバイス120に送信してもよい。以下、ネットワークデバイス110からの優先順位付けポリシーの設定を詳しく説明するために、例示的な実施形態を提供する。
利用可能なULグラントの優先順位付けが決定されると、端末デバイス120は、先に簡単に述べたように、決定された優先順位付けに基づいて、UL制御情報を送信するために1つ以上のULグラントを選択してもよい。選択されたULグラント(複数可)は、UL制御情報を処理する端末デバイス120のエンティティに示され得る。例えば、選択されたULグラント(複数可)は、選択されたULグラント(複数可)によって示されたリソースを使用して送信されることになるパケットにUL制御情報を多重化するために、多重化及びアセンブリエンティティに示されてもよい。例示的な実施形態では、UL制御情報は、リソース上でスケジューリングされたULデータとともに送信されてもよい。場合によっては、他の理由により、選択されたULグラント(複数可)を使用してUL制御情報が実際に送信されない可能性があることを理解されるはずである。
例示的な実施形態では、端末デバイス120は、他のULグラントと比べて、より高いかまたは最高の優先順位を有する1つ以上のULグラントを選択し得る。例示的な実施形態では、UL制御情報及びULデータの両方が同じULグラントを使用して送信される場合には、それらの優先順位付けが考慮され得る。具体的には、端末デバイス120は、決定された優先順位付けに基づいて、複数のULグラントから候補ULグラントを決定してもよい。候補ULグラントは、利用可能なULグラントの中で、より高いかまたは最高の優先順位を有するものであってもよい。端末デバイス120は、さらに、例えばUL制御情報が、UL制御情報とULデータとの間の優先順位付けに基づいて、候補ULグラントについてスケジューリングされたULデータよりも優先されるかどうかを判定してもよい。
UL制御情報がULデータよりも優先される場合、端末デバイス120は、使用するULグラントとして候補ULグラントを選択することができる。端末デバイス120は、候補ULグラントによって示されるリソースをULデータが埋め尽くす場合には、UL制御情報及びULデータの優先順位付けを決定してもよい。つまり、リソースが収容できるのはULデータのみであり、UL制御情報を送信するためのスペースはない。この場合、端末デバイス120は、ULデータまたはUL制御情報のどちらの優先順位が高いかを決定してもよい。
ULデータがUL制御情報よりも優先される場合、端末デバイス120は、上記の候補ULグラントと違う他のULグラントから、さらなる候補ULグラントを選択することができる。例えば、端末デバイス120は、2番目に高い優先順位を有するULグラントを選択してもよい。さらなる候補ULグラントについて、端末デバイス120は、その候補ULグラントがUL制御情報の送信のために選択され得るかどうかを判定するために、同様のチェックを行ってもよい。
UL制御情報とULデータとの間の優先順位付けは、端末デバイス120自体によって予め定義されるか、もしくは仕様書に書かれていてもよく、またはネットワークデバイス110によって設定されてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、優先順位付けは、1つ以上の特定のULグラントに関連付けられ得る。例えば、UL制御情報は、特定のULグラントに対して常にULデータよりも優先されるように決定または設定されてもよい。あるいは、またはさらに、優先順位付けは、1つ以上のタイプのUL制御情報に関連付けられ得る。この優先順位付けでは、全てのUL制御情報、またはそのUL制御情報を含む全てのMAC CEについて、同じものとして決定または設定されてもよい。例えば、URLLCサービス用のULデータは、推奨ビットレートを有するUL制御情報など、あるタイプのUL制御情報よりも優先されることがあるが、PHRなどの別のタイプのUL制御情報は、URLLCサービス用のULデータよりも優先されることがある。
別の方法として、優先順位付けは、個々のタイプのUL制御情報に基づいて、または個々のMAC CEに基づいて、決定または設定されてもよい。例示的な実施形態では、UL制御情報とULデータとの間の優先順位付けは、特定のLCHでの送信に対する制約など、UL制御情報及び/またはULデータの送信に対する制約のための設定と併せて設定されてもよい。
図3は、本開示の例示的な実施形態による、UL制御情報の通信のための方法のフローチャートを示す。方法300は、図1に示すように、ネットワークデバイス110で実施され得る。議論のために、方法300の例示的な実施形態を、図1を参照して説明する。ネットワークデバイス110は、端末デバイス120で適用すべき優先順位付けポリシーの(再)設定を開始し得る。
ブロック310で、ネットワークデバイス110は、複数のULグラントが端末デバイス120からのUL送信に利用可能であると予想されるかどうかを判定する。上記のように、複数のULグラントは、端末デバイス120に利用可能であると検出される場合があり、及び/または時間領域での衝突を有する。
複数のULグラントが端末デバイス120に利用可能であると判定された場合、ブロック320でネットワークデバイス110は、優先順位付けポリシーを使用して端末デバイス120を設定する。ネットワークデバイス110は、端末デバイス120に、優先順位付けポリシーの指示を送信するか、または優先順位付けポリシーを明示的に送信することができる。例示的な実施形態では、優先順位付けポリシーは、複数のULグラントのうちの少なくとも1つを使用するUL送信がドロップされることが予想されるという判定に基づいて設定される。ULデータ及び/またはUL制御情報の送信を含む、UL送信のそのようなドロップは、一般に、端末デバイス120の側で決定される。UL送信がドロップされる確率が高ければ、UL制御情報が潜在的にドロップされることになり得る。場合によっては、端末デバイス120での潜在的なドロップのために、UL制御情報の送信がULデータの送信に合わせて損なわれる可能性がある。そのため、例示的な実施形態では、ネットワークデバイス110は、UL送信が端末デバイス120によってドロップされることが予想されると判定した場合には、UL制御情報を送信する確率、及び/または省電力のために一部のUL送信をスキップする確率を高めるように、優先順位付けポリシーを用いて端末デバイス120を設定してもよい。
例示的な実施形態では、ネットワークデバイス110は、UL制御情報及び/またはULデータの送信に対する制約が端末デバイス120に設定されているかどうか、及び/または異なる設定を有するULグラントが端末デバイス120に割り当てられているかどうかを判定してもよい。制約が設定されており、及び/または異なる設定を有するULグラントが割り当てられている場合には、ネットワークデバイス110は、端末デバイス120がUL制御情報の送信のために1つ以上の適切なULグラントを選択できるように、端末デバイス120に優先順位付けポリシーを設定してもよい。
端末デバイス120は、複数のULグラントの優先順位付けを、これらのULグラントが利用可能であることを検出した場合にも決定し、上記のように、少なくとも1つのULグラントをUL制御情報の送信のために選択することができる。ブロック330で、ネットワークデバイス110は、複数のULグラントの少なくとも1つによって示されたリソースのうちの端末デバイスからUL制御情報を受信する。
例示的な実施形態では、方法200を実行することができる装置(例えば、端末デバイス120)は、方法200のそれぞれのステップを実行するための手段を備え得る。この手段は、任意の好適な形で実施することができる。例えば、この手段は、回路またはソフトウェアモジュールにて実施されてもよい。
例示的な実施形態では、本装置は、ネットワークデバイスへのアップリンク送信に利用可能な複数のアップリンクグラントを取得するための手段であって、複数のアップリンクグラントが、アップリンク送信のためのリソースを示す、取得するための手段と、所定の優先順位付けポリシーに基づいて、アップリンク制御情報の送信における複数のアップリンクグラントの優先順位付けを決定するための手段と、決定された優先順位付けに基づいて、アップリンク制御情報をネットワークデバイスに送信するために、複数のアップリンクグラントからアップリンクグラントを選択するための手段とを備える。
例示的な実施形態では、本装置は、方法200の例示的な実施形態における他のステップを実行するための手段をさらに備える。例示的な実施形態では、この手段は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサと共に、本装置の実行を引き起こすように構成される。
例示的な実施形態では、方法300を実行することができる装置(例えば、ネットワークデバイス110)は、方法300のそれぞれのステップを実行するための手段を備え得る。この手段は、任意の好適な形で実施することができる。例えば、この手段は、回路またはソフトウェアモジュールにて実施されてもよい。
例示的な実施形態では、本装置は、複数のアップリンクグラントが端末デバイスからのアップリンク送信に利用可能であると予想されると判定することに応答して、優先順位付けポリシーを用いて端末デバイスを設定するための手段であって、複数のアップリンクグラントがアップリンク送信のためのリソースを示す、設定するための手段と、複数のアップリンクグラントの少なくとも1つによって示されるリソースのうちの端末デバイスから、アップリンク制御情報を受信するための手段であって、少なくとも1つのアップリンクグラントが、優先順位付けポリシーを適用することによって決定される複数のアップリンクグラントの優先順位付けに基づいて、端末デバイスによって選択される、受信するための手段とを備える。
例示的な実施形態では、本装置は、方法300の例示的な実施形態における他のステップを実行するための手段をさらに備える。例示的な実施形態では、この手段は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサと共に、本装置の実行を引き起こすように構成される。
図4は、本開示の例示的な実施形態を実施するために、図1に示す端末デバイス120もしくはネットワークデバイス110として具現化され得、または端末デバイス120もしくはネットワークデバイス110に含まれ得る装置400の簡略ブロック図を示す。
装置400は、データプロセッサ(DP)などの少なくとも1つのプロセッサ411と、プロセッサ411に結合された少なくとも1つのメモリ(MEM)412とを備える。装置99は、プロセッサ411に結合された送信機TX及び受信機RX413をさらに含み得、これらは他の装置に通信可能に接続するよう機能し得る。MEM412は、プログラムまたはコンピュータプログラムコード414を格納する。少なくとも1つのメモリ412とコンピュータプログラムコード414とは、少なくとも1つのプロセッサ411と共に、装置400に少なくとも、本開示の実施形態、例えば方法200または300に従って動作させるように構成される。
少なくとも1つのプロセッサ411と少なくとも1つのMEM412との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実施するように構成された処理手段415を形成してもよい。本開示の様々な実施形態は、プロセッサ411によって実行可能なコンピュータプログラム、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせによって実施することができる。
MEM412は、ローカルな技術環境に好適な任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイス及びシステム、光学メモリデバイス及びシステム、固定メモリ及びリムーバブルメモリなど、好適な任意のデータストレージ技術を用いて実装されてもよい。
プロセッサ411は、ローカルな技術環境に好適な任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つ以上を含んでもよい。
上記の説明のいくつかは、図1に示す無線通信システムの文脈で行われているが、本開示の趣旨及び範囲を限定するものと解釈されるべきではない。本開示の原理及び概念は、他のシナリオにも、より一般的に適用できる可能性がある。
さらに、本開示では、先に述べたコンピュータプログラム(例えば、図4のコンピュータ命令/プログラムコード414)を含むキャリアを提供することもできる。キャリアには、コンピュータ可読記憶媒体及び伝送媒体が含まれる。コンピュータ可読記憶媒体としては、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)、フラッシュメモリ、磁気テープ、CD-ROM、DVD、ブルーレイディスクなどのような光学コンパクトディスクまたは電子メモリデバイスがあり得る。伝送媒体としては、例えば、搬送波、赤外線信号、及びこれらに類するものなど、電気、光学、無線、音響、またはその他の形態の伝搬信号があり得る。
一般に、本開示の様々な実施形態は、ハードウェアもしくは専用回路、ソフトウェア、ロジック、またはそれらの任意の組み合わせで実施され得る。いくつかの態様は、ハードウェアで実施されてもよく、一方、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実施されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして、または他のいくつかの図的記述を使用して図示及び説明が行われているが、本明細書で説明されているブロック、装置、システム、技法または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、特殊用途の回路もしくはロジック、汎用のハードウェアもしくはコントローラまたは他のコンピューティングデバイス、あるいはそれらの何らかの組み合わせで実施され得ることを理解されたい。
本開示はまた、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に有形的に格納された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。本コンピュータプログラム製品は、図2及び図3を参照して上記で説明した方法200または300を実行するために、プログラムモジュールに含まれ、対象の実プロセッサまたは仮想プロセッサ上のデバイスで実行されるものなどのコンピュータ実行可能命令を含む。一般に、プログラムモジュールとしては、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実施する、ルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造、または同種のものが含まれる。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態において、要望どおり、プログラムモジュール間で組み合わされ、または分割され得る。プログラムモジュールの機械実行可能な命令は、ローカルデバイス内または分散型デバイス内で実行され得る。分散型デバイスでは、プログラムモジュールは、ローカル及びリモートの両方の記憶媒体に配置され得る。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書くことができる。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供され得、その結果、プログラムコードがプロセッサまたはコントローラによって実行されると、それにより、フローチャート及び/またはブロック図で規定された機能/動作が実行されるようになる。プログラムコードは、完全にマシン上で実行される場合もあれば、スタンドアローンのソフトウェアパッケージとして一部マシン上で実行される場合もあり、一部がマシン上で実行され、一部がリモートマシン上で実行される場合もあれば、完全にリモートマシンまたはサーバ上で実行される場合もある。
本開示の文脈において、コンピュータプログラムコードまたは関連データは、デバイス、装置、またはプロセッサが前述の様々なプロセス及び動作を実行することを可能にするために、任意の好適なキャリアにより運ばれ得る。キャリアの例には、信号、コンピュータ可読媒体が挙げられる。
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であり得る。コンピュータ可読媒体は、電子、磁気、光、電磁気、赤外線、または半導体のシステム、装置、またはデバイス、あるいは上記の任意好適な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、1本以上のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、または上記の任意好適な組み合わせが挙げられるはずである。
上で本明細書に記載された本開示の目的のために、以下のことに留意されたい。
- ソフトウェアコード部分として実施され、(そのデバイス、装置及び/またはモジュールの例、またはその装置及び/またはモジュールを含むエンティティの例としての)ネットワーク要素または端末でプロセッサを使用して実行される可能性のある方法ステップは、ソフトウェアコードに依存せず、方法ステップによって定義される機能が維持される限り、既知または将来開発されるあらゆるプログラミング言語を使用して指定することができること。
- 一般に、任意の方法ステップは、実施される機能に着目した場合に、本発明の思想を変えることなく、ソフトウェアとして、またはハードウェアによって、実施されるのに適していること。
- 上記で定義された装置またはそのモジュール(複数可)(例えば、上記の例示的な実施形態による装置の機能を実行するデバイス、上記のeNode-Bなど)で、ハードウェア構成要素として実施される可能性のある方法ステップ及び/またはデバイス、ユニット、または手段は、ハードウェアに依存せず、例えばASIC(特定用途向けIC(集積回路))構成要素、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)構成要素、CPLD(複合プログラマブルロジックデバイス)構成要素、またはDSP(デジタルシグナルプロセッサ)構成要素を使用して、MOS(金属酸化膜半導体)、CMOS(相補型MOS)、BiMOS(バイポーラMOS)、BiCMOS(バイポーラCMOS)、ECL(エミッタ結合ロジック)、TTL(トランジスタ-トランジスタロジック)などの既知または将来開発されるハードウェア技術またはこれらの任意のハイブリッドを使用して実施できること。
- デバイス、ユニット、または手段(例えば、上記で定義された装置、またはそれらの各手段のうちのいずれか)は、個々のデバイス、ユニット、または手段として実施することができるが、デバイス、ユニット、または手段の機能が維持される限り、それらがシステム全体にわたって分散されるようにして実施されることを排除するものではないこと。
- 装置は、半導体チップ、チップセット、またはそのようなチップまたはチップセットを含む(ハードウェア)モジュールによって表現され得るが、装置またはモジュールの機能が、ハードウェアで実施される代わりに、コンピュータプログラムまたはプロセッサ上で実行される/走らされる実行可能ソフトウェアコード部分を含むコンピュータプログラム製品などの(ソフトウェア)モジュールにおけるソフトウェアとして実施される可能性を排除するものではないこと。
- デバイスは、例えば、相互に機能的に協働しているか、または機能的には互いに独立しているが、同じデバイスハウジング内にあるかどうかにかかわらず、1つの装置または2つ以上の装置のアセンブリとみなし得ること。
上記の実施形態及び実施例は、説明のためにのみ提供されたものであり、本開示が、それに限定されることを意図したものではないことに留意されたい。むしろ、添付の特許請求の範囲の趣旨及び範囲に含まれる全ての変形形態及び修正形態を含むことが意図されている。
さらに、動作は特定の順序で示されているが、これは望ましい結果を得るために、そのような動作が、示された特定の順序で実行されること、または順次に実行されること、または図示された全ての動作が実行されることを要求するものと理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスク処理及び並列処理が有利な場合もある。同様に、いくつかの具体的な実施態様の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する制限と解釈されるべきではなく、特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明と解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈で説明されている特定の特徴は、単一の実施形態のうちで組み合わせて実施することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で説明されている様々な特徴もまた、複数の実施形態で別々に、または任意の好適なサブコンビネーションで実施してもよい。
本開示は、構造的特徴及び/または方法論的行為に固有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲で定義される本開示は、必ずしも上記の特定の特徴または行為に限定されるものではないことを理解されたい。むしろ、上記の具体的な特徴及び行為は、特許請求の範囲を実施するための例示的な形態として開示されている。
本技法の様々な実施形態を説明してきた。上記に加えて、または上記の代替として、以下の例を説明する。以下の例のいずれかに記載されている特徴は、本明細書に記載されている他の例のいずれかと共に利用することができる。
本開示の実施形態は、一般に、電気通信の分野に関し、特に、アップリンク制御情報の通信に関する。
様々な無線セルラ通信システムが実施されてきており、また実施されているところである。その通信システムでは、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって提供されるアップリンクグラントを使用して、ネットワークデバイスとアップリンク情報を通信する。アップリンク情報には、アップリンクデータ及び/またはアップリンク制御情報が含まれる。アップリンク制御情報は、端末デバイスによって決定または監視される、データバッファ、電力ヘッドルーム、通信チャネル、及び/またはこれらに類するものの状態または条件を記述したものであり、これらはネットワークデバイスが効率的にスケジューリング及び/またはリソース割り当てを行うのを支援するために用いられ得る。
全体として、本開示の例示的な実施形態は、アップリンク制御情報の通信のためのソリューションを提供する。
第1の態様では、端末デバイスで実施される方法が提供される。本方法は、ネットワークデバイスへのアップリンク送信に利用可能な複数のアップリンクグラントを取得することであって、複数のアップリンクグラントが、アップリンク送信のためのリソースを示す、取得することと、所定の優先順位付けポリシーに基づいて、アップリンク制御情報の送信における複数のアップリンクグラントの優先順位付けを決定することと、決定された優先順位付けに基づいて、アップリンク制御情報をネットワークデバイスに送信するために、複数のアップリンクグラントからアップリンクグラントを選択することとを含む。
第2の態様では、ネットワークデバイスで実施される方法が提供される。本方法は、複数のアップリンクグラントが端末デバイスからのアップリンク送信に利用可能であると予想されると判定することに応答して、優先順位付けポリシーを用いて端末デバイスを設定することであって、複数のアップリンクグラントがアップリンク送信のためのリソースを示す、設定することと、複数のアップリンクグラントの少なくとも1つによって示されるリソースのうちの端末デバイスから、アップリンク制御情報を受信することであって、少なくとも1つのアップリンクグラントが、優先順位付けポリシーを適用することによって決定される複数のアップリンクグラントの優先順位付けに基づいて、端末デバイスによって選択される、受信することとを含む。
第3の態様では、装置が提供される。本装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサと共に、装置に、ネットワークデバイスへのアップリンク送信に利用可能な複数のアップリンクグラントを取得することであって、複数のアップリンクグラントが、アップリンク送信のためのリソースを示す、取得することと、所定の優先順位付けポリシーに基づいて、アップリンク制御情報の送信における複数のアップリンクグラントの優先順位付けを決定することと、決定された優先順位付けに基づいて、アップリンク制御情報をネットワークデバイスに送信するために、複数のアップリンクグラントからアップリンクグラントを選択することとを行わせるように構成されている。
第4の態様では、装置が提供される。本装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサと共に、装置に、複数のアップリンクグラントが端末デバイスからのアップリンク送信に利用可能であると予想されると判定することに応答して、優先順位付けポリシーを用いて端末デバイスを設定することであって、複数のアップリンクグラントがアップリンク送信のためのリソースを示す、設定することと、複数のアップリンクグラントの少なくとも1つによって示されるリソースのうちの端末デバイスから、アップリンク制御情報を受信することであって、少なくとも1つのアップリンクグラントが、優先順位付けポリシーを適用することによって決定される複数のアップリンクグラントの優先順位付けに基づいて、端末デバイスによって選択される、受信することとを行わせるように構成されている。
第5の態様では、上記の第1の態様による方法のステップを実行するための手段を備える装置が提供される。
第6の態様では、上記の第2の態様による方法のステップを実行するための手段を備える装置が提供される。
第7の態様では、少なくとも上記の第1の態様による方法を装置に実行させるためのプログラム命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。
第8の態様では、少なくとも上記の第2の態様による方法を装置に実行させるためのプログラム命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。
本発明の概要の節は、本開示の実施形態の重要または本質的な特徴を特定することを意図したものではなく、本開示の範囲を制限するために用いられることを意図したものでもない、ことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の説明を通じて容易に理解できるようになるであろう。
次に、いくつかの例示的な実施形態を、添付の図面を参照しながら説明する。
本開示の実施形態を実施し得る例示的な通信ネットワークを示す。 本開示の例示的な実施形態による、アップリンク制御情報の通信のために端末デバイスで実施される方法のフローチャートを示す。 本開示の例示的な実施形態による、アップリンク制御情報の通信のためにネットワークデバイスで実施される方法のフローチャートを示す。 本開示の実施形態を実施するのに適している装置の簡略ブロック図を示す。
図面全体を通して、同一または同様の参照番号は、同一または同様の要素を表す。
次に、本開示の原理について、いくつかの例示的な実施形態を参照しながら説明する。これらの実施形態は、ただ説明のために記載されたものにすぎず、当業者が本開示を理解し実施するのに役立つものであるが、本開示の範囲については、いかなる制限をも示唆するものではないことを理解されたい。本明細書に記載の開示は、以下に記載されている以外にも様々な方法で実施することができる。
以下の記述及び特許請求の範囲においては、別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同一の意味を有する。
本開示での「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」、及びこれらに類するものへの言及は、記載された実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含む可能性があることを示しているが、全ての実施形態がその特定の特徴、構造、または特性を含む必要はない。さらに、そのような語句は、必ずしも同じ実施形態を指しているわけではない。さらに、実施形態に関連して特定の特徴、構造、または特性が記載されている場合、明示的に記載されているか否かにかかわらず、他の実施形態に関するそのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは、当業者の知識の範囲内であると考えられる。
本明細書では、様々な要素を説明するために、「第1の」、「第2の」、及びこれらに類する用語を使用することがあるが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではないと理解されるものとする。これらの用語は、異なる要素を指す場合、または同じ要素を指す場合がある。例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶこともあり得、同様に、第2の要素を第1の要素と呼ぶこともあり得る。本明細書で使用するとき、用語「及び/または」は、列記された用語の1つ以上のありとあらゆる組み合わせを包含する。
本明細書で使用される用語法は、特定の実施形態の記述のみを目的としたものであり、例示的な実施形態を限定することを意図したものではない。本明細書で使用するとき、単数形である「a」、「an」、及び「the」は、文脈において別途明確に示さない限り、複数形もまた包含することを意図している。本明細書で使用される場合、用語「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「有する(has)」、「有している(having)」、「含む(includes)」、及び/または「含んでいる(including)」は、記載された特徴、要素、及び/または構成要素などの存在を明示するものであるが、1つ以上の他の特徴、要素、構成要素、及び/またはそれらの組み合わせの存在または追加を排除するものではないことをさらに理解されたい。
本願で使用するとき、用語「回路」は、以下のうちの1つ以上または全てを意味し得る。すなわち、
(a)ハードウェアのみの回路実装(アナログ及び/またはデジタル回路のみの実装など)と、
(b)ハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせ、例えば(該当する場合)、
(i)アナログ及び/またはデジタルハードウェア回路(複数可)とソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせ、ならびに
(ii)移動電話またはサーバなどの装置に様々な機能を実行させるために協働する、ソフトウェアを備えた(デジタルシグナルプロセッサ(複数可)を含む)ハードウェアプロセッサ(複数可)、ソフトウェア、及びメモリ(複数可)の任意の部分などと)、
(c)動作のためにソフトウェア(例えば、ファームウェア)を必要とするが、動作に必要でないときにはソフトウェアが存在しなくてもよい、マイクロプロセッサ(複数可)、またはマイクロプロセッサ(複数可)の一部などの、ハードウェア回路(複数可)及びまたはプロセッサ(複数可)とである。
「回路」のこの定義は、請求項を含む、本出願書類におけるこの用語の全ての使用に適用される。さらなる例として、回路という用語は、本出願で使用する場合、単なるハードウェア回路またはプロセッサ(もしくは複数のプロセッサ)、あるいはハードウェア回路またはプロセッサの一部、ならびにそれに(またはそれらに)付随するソフトウェア及び/またはファームウェアの一実施態様も包含する。回路という用語はまた、例えば、特定の請求項要素に該当する場合、モバイルデバイスのベースバンド集積回路またはプロセッサ集積回路、あるいはサーバ、セルラネットワークデバイス、またはその他のコンピューティングデバイスもしくはネットワークデバイスの同様の集積回路を対象として含む。
本明細書で使用するとき、用語「通信ネットワーク」は、ロングタームエボリューション(LTE)、LTEアドバンスト(LTE-A)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、高速パケットアクセス(HSPA)、狭帯域インターネットオブシングス(NB-IoT)など、任意の適切な通信規格に準拠したネットワークを意味する。さらに、通信ネットワーク内の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の通信は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、次世代の第5世代(5G)の通信プロトコルを含むがこれらに限定されない、いずれかの適切な世代の通信プロトコル、及び/または現在知られているか、または今後開発されるであろう他の任意のプロトコルに従って行われてもよい。本開示の実施形態は、様々な通信システムに適用することができる。通信における急速な発展を考えると、もちろん、本開示を具現化することができる未来型の通信技術及びシステムも存在するであろう。本開示の範囲を前述のシステムのみに限定するものと見なすべきではない。
本明細書では、用語「ネットワークデバイス」は、端末デバイスが、それを介してネットワークにアクセスし、そこからサービスを受ける、通信ネットワーク内のノードを意味する。ネットワークデバイスは、適用される用語法及び技術に応じて、基地局(BS)またはアクセスポイント(AP)、例えば、ノードB(NodeBまたはNB)、発展型NodeB(eNodeBまたはeNB)、NR NB(gNBとも呼ばれる)、リモート無線ユニット(RRU)、無線ヘッダ(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、リレー(統合アクセス及びバックホール(integrated access and backhaul)(IAB)ノードのデータユニット(DU)部を含む)、フェムトやピコなどの低電力ノードなどのことを意味し得る。
用語「端末デバイス」は、無線通信することが可能であり得る任意のエンドデバイスを意味する。限定ではなく例として、端末デバイスは、通信デバイス、ユーザ機器(UE)、加入者局(SS)、携帯加入者局、移動局(MS)、リレー(統合アクセス及びバックホール(IAB)ノードのモバイル終端(MT)部を含む)、またはアクセス端末(AT)と呼ばれることもある。端末デバイスには、移動電話、携帯電話、スマートフォン、ボイスオーバIP(VoIP)電話、ワイヤレスローカルループ電話、タブレット、ウェアラブル端末デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャ端末デバイス、ゲーム端末デバイス、音楽ストレージ及び再生器具、車載ワイヤレス端末デバイス、ワイヤレスエンドポイント、移動局、ラップトップ組み込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、スマートデバイス、ワイヤレス顧客構内機器(CPE)、インターネットオブシングス(IoT)デバイス、時計またはその他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、車両、ドローン、医療機器及びアプリケーション(例えば、リモート手術)、産業用デバイス及びアプリケーション(例えば、生産加工及び/または自動処理チェーンの文脈で動作するロボット及び/または他のワイヤレスデバイス)、家庭用電子機器、商用及び/または産業用ワイヤレスネットワーク上で動作するデバイス、ならびにこれらに類するものなどが含まれ得るが、これらに限定されない。以下の説明では、用語「端末デバイス」、「通信デバイス」、「端末」、「ユーザ機器」、及び「UE」は、区別なく用いられ得る。
図1は、本開示の実施形態を実施することが可能である例示的な通信ネットワーク100を示す。ネットワーク100は、ネットワークデバイス110と、ネットワークデバイス110によってサービスを提供される端末デバイス120とを含む。ネットワークデバイス110のサービングエリアは、セル102と呼ばれている。ネットワークデバイス及び端末デバイスの数は、何らの制限も示唆することなく、単に説明のためのものであることを理解されたい。システム100は、本開示の実施形態の実施に適合した、いずれかの好適な数のネットワークデバイス及び端末デバイスを含み得る。図示していないが、1つ以上の端末デバイスがセル102内に位置しており、ネットワークデバイス110によってサービスを提供され得ることが理解されよう。
通信システム100内の通信は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、及び第5世代(5G)などのセルラ通信プロトコル、Institute for Electrical and Electronics Engineers(IEEE)802.11、及びこれに類するものなどの無線ローカルネットワーク通信プロトコル、及び/または現在知られているか、または今後開発されようとする他の何らかのプロトコルを含むが、これらに限定されない、いずれかの適切な通信プロトコル(複数可)に従って実施され得る。さらに、この通信は、符号分割多重アクセス(CDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、多入力多出力(MIMO)、直交周波数分割多重(OFDM)、離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-s-OFDM)、及び/または現在知られているか、または今後開発されようとする他の何らかの技術を含むがこれらに限定されない、いずれかの適切な無線通信技術を利用し得る。
通信ネットワーク100では、ネットワークデバイス110は、端末デバイス120にデータ及び制御情報を伝えることができ、同様に端末デバイス120は、ネットワークデバイス110にデータ及び制御情報を伝えることができる。ネットワークデバイス110から端末デバイス120へのリンクは、ダウンリンク(DL)と呼ばれ、一方、端末デバイス120からネットワークデバイス110へのリンクは、アップリンク(UL)と呼ばれる。DLでは、ネットワークデバイス110は送信(TX)デバイス(または送信機)であり、端末デバイス120は受信(RX)デバイス(または受信機)である。ULでは、端末デバイス120はTXデバイス(または送信機)であり、ネットワークデバイス110はRXデバイス(または受信機)である。
UL通信では、アップリンク制御情報は、トリガされたときに、例えば、利用可能なULグラントによって示されるリソースを使用して、送信され得る。ある特定のUL制御情報は、ULデータの送信のためにスケジューリングされているグラントされたリソースに多重化され得る。ただし、多重化されたUL制御情報が、端末デバイスから送信されないこともある。例えば、ランダムアクセス(RA)手続き時にメッセージ3を再構築する際に、再構築された場合には、ULデータ部のみが送信されるようにされ、UL制御情報は送信されない。端末デバイスは、ULデータの送信に際してデバイス内優先順位付けを行う場合がある。UL制御情報が多重化されたグラントは、同時に送信すべき、より高い優先度のULデータに対する別のグラントがある場合には、ドロップされ得る。さらに、無認可帯域で運用している通信ネットワークでは、UL送信が行われるかどうかは、ULグラントが無認可帯域に対してである場合には、リッスンビフォアトーク手順の結果に基づき得る。
現在は、端末デバイスに利用可能な複数のULグラントが存在する場合があり、UL制御情報は、いずれかのULグラントを使用して送信することができる。複数のULグラントは、同じキャリア/サービングセルにて利用可能な場合があり、または異なるキャリア/サービングセルにて利用可能な場合もある。ドロップされる可能性を考慮して、UL制御情報の送信に適切なULグラントを選択することが期待される。ただし、現在のところ、端末デバイスが同時に利用できる複数のULグラントがある場合に、UL制御情報に対してULグラントを選択するための解決策は存在しない。
例示的な実施形態によれば、UL制御情報の通信のための改善された解決策が提供される。例示的な実施形態では、複数のULグラントが利用可能である場合に、端末デバイスは、優先順位付けポリシーを適用して、UL制御情報の送信におけるそれらの優先順位付けを決定する。決定された優先順位付けに基づいて、UL制御情報の送信のためにULグラントを選択することができる。そのようにして、UL制御情報の通信を改善することができ、アップリンク制御情報の送信の確率及び/または端末デバイスの電力効率を向上させる可能性を高めることができる。
次に、原理的及び例示的な実施形態について、添付の図面を参照しながら以下に詳細に説明する。ただし、本開示は、これらの限られた実施形態を超えて拡張されるので、これらの図面に関して本明細書に示した本発明を実施するための形態が説明を目的としたものであることを、当業者は容易に理解するはずである。
最初に、アップリンク制御情報の通信のための方法200を示す図2を参照する。方法200は、図1に示された端末デバイス120で実施され得る。議論のために、方法200の例示的な実施形態を、図1を参照して説明する。
ブロック210で、端末デバイス120は、ネットワークデバイス110へのUL送信に利用可能な複数のULグラントを取得する。ULグラントは、ネットワークデバイス110によって端末デバイス120に対してスケジューリングまたは設定され得る。ULグラントは、動的な方法、半永続的な/設定された方法、及び/またはその種の他の方法でスケジューリングされてもよく、UL送信のための対応するリソースを示してもよい。ULグラントに基づいて、UEは、UL送信のためにスケジューリングされているリソース(複数可)を認識する。ULグラントはまた、対応するリソースを使用した送信のための1つ以上のパラメータを示してもよい。
例示的な実施形態では、複数のULグラントは、時間領域において部分的または完全に重複しており、このことは、複数のULグラントによって示されるリソースが、その時間領域において少なくとも部分的に重複していることを意味する。つまり、複数のULグラントが同時に利用可能となるため、時間領域での衝突が発生する。例示的な実施形態では、複数のULグラントの一部または全部によって示されるリソースが異なっており、したがってこれらのリソースは、例えば、周波数領域、時間領域、及び/または他の領域で重複してはならないということになる。別の例示的な実施形態では、複数のULグラントによって示されるリソースは、時間領域及び周波数領域の両方で重複してはならない。
端末デバイス120は、ブロック220で、所定の優先順位付けポリシーに基づいて、UL制御情報の送信における複数のULグラントの優先順位付けを決定し、次にブロック230で、決定された優先順位付けに基づいて、ネットワークデバイスへUL制御情報を送信するために、複数のULグラントからULグラントを選択する。
端末デバイス120は、複数のULグラントが利用可能であることを検出すると、UL制御情報の送信がトリガされた場合に、どのULグラントが使用されるべきかを決定してもよい。本明細書で使用するとき、UL制御情報は、ULにおいて送信されるあらゆる種類の制御情報を示し得る。例示的な実施形態では、UL制御情報は、媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)に含まれ得る。MAC CEは、ネットワークデバイス110に送信されるMACプロトコルデータユニット(PDU)の中に含まれるシグナリングメッセージであってもよい。
例示的な実施形態では、UL制御情報は、バッファ状態報告(BSR)及び/または電力ヘッドルーム報告(PHR)を含み得る。BSRは、ネットワークデバイス110がULデータの送信を適宜スケジューリングできるように、送信のためにバッファリングされたULデータの量をネットワークデバイス110に通知するために使用される。BSRは、異なる論理チャネル(LCH)で送信すべきULデータのそれぞれの量、または一組のLCHもしくは全てのLCHで送信すべきULデータの総量を示してもよい。PHRは、ネットワークデバイス110が端末デバイス120に、より多くのリソースを割り当てるか否かを決定できるように、端末デバイス120の電力状況をネットワークデバイス110に通知するために使用される。UL制御情報の他の例としては、例えば、設定済みグラントの確認(Configured Grant Confirmation)情報及び/または推奨ビットレート(Recommended Bit Rate)情報があり得る。その他にも好適なUL制御情報があることを理解されよう。
優先順位付けポリシーは、優先順位付けルールと呼ばれることもあり、UL制御情報の送信のために、ULグラントがどのようにランク付けされるか、または優先順位付けされるかを示す。優先順位付けポリシーは、端末デバイス120に、もしくは端末デバイス120が準拠する仕様に予め定義され得るか、または例えばネットワークデバイス110からの無線リソース制御(RRC)シグナリングなど、上位レイヤシグナリングを介して設定可能であり得る。優先順位付けポリシーは、UL制御情報をドロップまたは遅延させる確率を低下させ、及び/または省電力のためにUL送信をスキップする確率を高めるように設定されてもよい。
例示的な実施形態では、優先順位付けポリシーは、ULグラントの設定に基づいている。したがって、複数のULグラントの優先順位付けは、それらの設定に応じて変わる。ULグラントの設定の異なる態様が考慮されてもよく、各態様について、ULグラントのうちの1つ以上の優先順位付けが異なってもよい。以下に、ULグラントの設定と、ULグラントの優先順位付けの決定方法とについて、いくつかの例を示す。
例示的な実施形態では、ULグラントの設定は、複数のULグラントがスケジューリングされる、それぞれの無線ネットワーク一時識別(RNTI)に基づき得る。RNTIは、端末デバイスを識別するために使われ得る。したがって、ULグラントのそれぞれは、ULグラントがスケジューリングされている端末デバイス120を識別するために、RNTIを含むことができる。異なるRNTIが、異なる通信手順で、及び/または異なる送信目的のために、同じ端末デバイスに割り当てられることがある。例えば、RNTIとしては、セルRNTI(C-RNTI)、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)、半永続性スケジューリングC-RNTI(SPS-C-RNTI)、及び/またはこれらに類するものがあり得る。
優先順位付けポリシーがULグラントのRNTIに基づいている例示的な実施形態では、端末デバイス120は、C-RNTIによってスケジューリングされた1つ以上のULグラントを、RA-RNTIによってスケジューリングされた1つ以上の他のULグラントよりも優先することがある。C-RNTIによってスケジューリングされたULグラントは、一般に、RA手順で割り当てられたRA-RNTIと比較して、送信に使用される確率が高くなる。そのため、UL制御情報は、C-RNTIによってスケジューリングされる優先化されたULグラントに多重化することによって送信される確率が高くなる。
例示的な実施形態では、ULグラントの優先順位付けを決定するために、端末デバイス120は、RA手順を正常に完了するために使用されないC-RNTIによってスケジューリングされる1つ以上のULグラントを、RA手順を正常に完了するためにC-RNTIによってスケジューリングされる1つ以上のULグラントよりも優先してもよい。RA手順を正常に完了するためにC-RNTIによってスケジューリングされるULグラントでは、UL制御情報は、例えば、RA手順のメッセージ3においてULデータと多重化されてもよい。UL制御情報は、再構築されたULデータのみが、対応するULグラントを使用して送信可能とされているため、ドロップされる可能性がある。したがって、そのようなULグラントでは、UL制御情報がドロップされる確率を下げるために、UL制御情報の送信に対する優先順位を低くしてもよい。
複数のULグラントの設定は、追加的または代替的に、複数のULグラントを使用して送信すべきULデータの優先順位を含んでいてもよい。いくつかのULグラントは、異なるULデータの送信のためにスケジューリングされており、その異なるULデータが、それぞれの優先順位を有し得る。ULデータの優先順位は、ULデータのサービスなどの様々な要因に基づいて、ネットワークデバイス110によって設定または定義されてもよい。複数のULグラントが利用可能である場合は、端末デバイス120は、デバイス内優先順位付けを実行して、それらの優先順位に基づいて、どのULデータを送信し、どのULデータをドロップするかを決定することができる。UL制御情報が送信される確率を高めるために、端末デバイス120は、ULグラントの優先順位付けを決定する際に、他のULグラントを用いて送信されることになるULデータの優先順位よりも相対的に高い優先順位でULデータを送信するようにスケジューリングされている1つ以上のULグラントを優先してもよい。ULデータの優先順位は、ULデータが多重化されるLCHの優先順位を基準とし得ること、及びULグラントの一部は、特定のLCH(複数可)によって使用されるように制限される場合があるのに対して、いくつかのULグラントは、例えば、別のLCH(複数可)を使用するように制限される場合があることに留意されたい。
例示的な実施形態では、複数のULグラントの設定は、追加的または代替的に、複数のULグラントによって示されたリソースが割り当てられる周波数帯の種類を含んでもよい。周波数帯の種類には、認可周波数帯と無認可周波数帯とがある。一般に、割り当てられてはいるものの、UL送信の前に、無認可周波数帯でリッスンビフォートーク(LBT)手順が実行されてもよい。LBT手順の結果、リソースが現在利用可能であることが示された場合に、UL送信を実行することができる。それ以外の場合には、データ及び制御情報を含むUL情報が、ドロップまたは遅延される可能性がある。例示的な実施形態では、ULグラントの1つ以上が認可周波数帯(複数可)上のリソースを示す一方で、1つ以上の他のULグラントが無認可周波数帯(複数可)上のリソースを示す場合、端末デバイス120は、認可周波数帯(複数可)についての1つ以上のULグラントを、無認可周波数帯についての1つ以上の他のULグラントよりも優先することがある。
複数のULグラントの設定は、追加的または代替的に、複数のULグラントにおけるデータ送信の可用度を含んでいてもよい。1つ以上のULグラントがスケジューリングされているULデータは、現在、送信に利用できない可能性があるため、対応するULグラント(複数可)を使用してULデータを送信することはできない。例えば、1つ以上のULグラントは、設定されたグラント(複数可)であり、特定のULデータの送信のために予約されたリソースを示してもよい。例えば、ULグラントは、超高信頼超低遅延通信(URLLC)サービス、超大量端末通信(mMTC)サービス、高速大容量通信(eMBB)サービス、及び/またはこれらに類するもののULデータを送信するように設定されている場合がある。特定のサービスのULデータは、設定されたULグラントのそれぞれで利用できないこともある。さらに、例えば、1つ以上のULグラントによって示されたリソースに対応するLCHの制約に従って、ULデータが送信されるのをブロックすることもできる。
優先順位付けポリシーがデータ送信の可用度に基づく例示的な実施形態では、端末デバイス120は、送信可能なULデータを伴う1つ以上のULグラントを、送信可能なULデータを伴わない1つ以上のULグラントよりも優先させることによって、ULグラントの優先順位付けを決定してもよい。そのため、UL制御情報は、送信すべきULデータを伴わないULグラント(複数可)を用いて送信されることになる確率が低くなり得、したがって端末デバイス120が、そのようなULグラント(複数可)に基づくUL情報の送信を完全にスキップする確率が高くなり得る。送信すべきULデータを伴わないULグラント(複数可)の送信をスキップすることにより、電力を節約すること、または同時に利用可能な他のULグラントに送信電力を割り当てることを可能にし、UL制御情報の送信が成功する確率を高める。
いくつかの例示的な実施形態では、複数のULグラントの設定は、追加的または代替的に、複数のULグラントに関連付けられたサブキャリア間隔(SCS)、帯域幅部(BWP)、及び/またはキャリア周波数を含み得る。SCS、BWP、及びキャリア周波数の1つ以上は、対応するULグラントを使用して送信すべきUL情報を、送信する確率、またはドロップする確率に影響を与え得る。
SCSは、ニューメロロジーの種別に関連しており、対応するリソースの設定と関係している場合がある。種々のULグラントは、異なるSCS、例えば15kHZ、30kHZ、60kHZ、120kHZ、240kHZ、及び/またはその種の他のSCSのうちの1つ以上などで設定され得る。例示的な実施形態では、SCSに基づく優先順位付けポリシーを適用することにより、端末デバイス120は、他のULグラントに関連付けられたSCSよりも相対的に大きなSCSを有する1つ以上のULグラントを優先してもよい。例示的な実施形態では、端末デバイス120は、最大のSCSを有するULグラントを、他の全てのULグラントよりも優先することがある。
BWPは、送信のためにアクティブ化されたシステム帯域幅の一部である。例示的な実施形態では、BWPに基づく優先順位付けポリシーを適用することにより、端末デバイス120は、他のULグラントに関連付けられたBWPよりも相対的に大きなBWPを有する1つ以上のULグラントを優先してもよい。例示的な実施形態では、端末デバイス120は、最大のBWPを有するULグラントを、他の全てのULグラントよりも優先することがある。例示的な実施形態では、端末デバイス120は、他のULグラントに関連付けられたキャリア周波数よりも低い関連キャリア周波数を有する1つ以上のULグラントを優先してもよい。
例示的な実施形態では、複数のULグラントの設定に加えて、またはその代替として、優先順位付けポリシーは、複数のULグラントのタイプに基づき得る。ULグラントのタイプは、設定済みグラントタイプ2(Configured Grant Type 2)とも呼ばれる、半永続的なスケジューリング済み(semi-persistent scheduled:SPS)ULグラントのタイプと、設定済みグラントタイプ1(Configured Grant Type 1)とも呼ばれる動的なULグラントのタイプとを含み得る。このような優先順位付けポリシーを適用する例示的な実施形態では、端末デバイス120は、半永続的なスケジューリング済みULグラントよりも動的なULグラントを優先してもよく、またはその逆でもよい。
例示的な実施形態では、優先順位付けポリシーは、UL制御情報の送信の制約に基づき得る。例示的な実施形態では、UL制御情報の送信に対する制約は、UL制御情報の送信がグラントされる少なくとも1つのLCHを示すものであってもよい。UL制御情報は、1つ以上のLCHに固有であってもよい。例えば、推奨ビットレートを有するUL制御情報は、1つ以上のLCHに固有であってもよい。
ULグラントの優先順位付けを決定するために、端末デバイス120は、複数のULグラントによって示されるリソースに対応するLCHが、制約に基づいてUL制御情報の送信を許可されるかどうかを判定してもよい。次いで端末デバイス120は、LCHがUL制御情報の送信を許可されたULグラントを、LCHがUL制御情報の送信を禁止されたULグラントよりも優先させてもよい。したがって、制約に適合するULグラントは、UL制御情報を送信するために使用することができ、または他のULグラントよりも優先されてもよい。
例示的な実施形態では、UL制御情報の送信に対する制約は、追加的または代替的に、SCS、送信期間、セル、及び/またはこれらに類するものに対する制約ということを意味し得る。そのような制約に基づく優先順位付けポリシーを適用することにより、端末デバイス120は、制約に適合する1つ以上のULグラントを、他のULグラントよりも優先してもよい。したがって、ULグラントの送信の確率を高めることができる。この制約はまた、予測可能なサイズ及び周期性を有するURLLCサービスのULデータなど、対応するスケジューリングされたULグラント(複数可)を妨げる特定のタイプのULデータのためのリソース分離が、関連性のないUL制御情報を送信するために使用されるように、設定することもできる。
端末デバイス120における異なる優先順位付けポリシー及びそれらの適用の様々な例示的な実施形態。異なる優先順位付けポリシーは、上記のように、2つ以上の要因の組み合わせに基づいていてもよい。優先順位付けポリシーを適用することにより、端末デバイス120は、UL制御情報の送信におけるULグラントの優先順位付けを決定することができる場合がある。優先順位付けポリシーは、上記の要因及び/または他の要因に基づいて異なる方法で設定され得ることが理解されよう。
優先順位付けポリシーの1つ以上を、BSRのタイプ及びPHRのタイプなどのUL制御情報のタイプに応じて適用してもよい。つまり、適用される優先順位付けポリシーは、UL制御情報のタイプに固有である。例えば、BSRの送信がトリガされた場合、キャリア周波数に基づく優先順位付けポリシーが適用され得る。したがって、キャリア周波数の低いULグラントは、BSRの送信に使用される可能性が高くなる。PHRの送信がトリガされた場合、SCSに基づく異なる優先順位付けポリシーが適用され得る。この場合、PHRの送信には、より大きなSCSのULグラントを使用することができる。別の例として、設定済みグラントタイプ2は、あるタイプのUL制御情報の送信においては、より低い優先順位を有する可能性がある。BSR、PHR、及び/または他のタイプのUL制御情報に対して、(異なる要因の組み合わせに基づき得る)異なる優先順位付けポリシーを適用してもよいことが理解されよう。
上記のように、優先順位付けポリシーは、端末デバイス120で事前定義され得るか、または例えば、ネットワークデバイス110からのRRCシグナリングなど、上位レイヤシグナリングを介して設定可能であり得る。例示的な実施形態では、複数の優先順位付けポリシーが予め定義されている場合、端末デバイス120は、ネットワークデバイス110によって示される無線設定の特性に基づいて、優先順位付けポリシーの適用性を決定してもよい。例えば、端末デバイス120は、設定済みULグラント、UL制御情報/ULデータの送信に関する制約、及びこれらに類するもので設定されていることから、予め定義された優先順位付けポリシーを適用できることを決定してもよい。例示的な実施形態では、端末デバイス120は、ネットワークデバイス110から対応する指示を受信することにより、明示的な方法で適用される優先順位付けポリシーを決定してもよい。そのような場合には、優先順位付けポリシーは、端末デバイス120で予め定義されてもよい。ネットワークデバイス110は、優先順位付けポリシーが端末デバイス120で事前定義されていない場合には、優先順位付けポリシーを端末デバイス120に送信してもよい。以下、ネットワークデバイス110からの優先順位付けポリシーの設定を詳しく説明するために、例示的な実施形態を提供する。
利用可能なULグラントの優先順位付けが決定されると、端末デバイス120は、先に簡単に述べたように、決定された優先順位付けに基づいて、UL制御情報を送信するために1つ以上のULグラントを選択してもよい。選択されたULグラント(複数可)は、UL制御情報を処理する端末デバイス120のエンティティに示され得る。例えば、選択されたULグラント(複数可)は、選択されたULグラント(複数可)によって示されたリソースを使用して送信されることになるパケットにUL制御情報を多重化するために、多重化及びアセンブリエンティティに示されてもよい。例示的な実施形態では、UL制御情報は、リソース上でスケジューリングされたULデータとともに送信されてもよい。場合によっては、他の理由により、選択されたULグラント(複数可)を使用してUL制御情報が実際に送信されない可能性があることを理解されるはずである。
例示的な実施形態では、端末デバイス120は、他のULグラントと比べて、より高いかまたは最高の優先順位を有する1つ以上のULグラントを選択し得る。例示的な実施形態では、UL制御情報及びULデータの両方が同じULグラントを使用して送信される場合には、それらの優先順位付けが考慮され得る。具体的には、端末デバイス120は、決定された優先順位付けに基づいて、複数のULグラントから候補ULグラントを決定してもよい。候補ULグラントは、利用可能なULグラントの中で、より高いかまたは最高の優先順位を有するものであってもよい。端末デバイス120は、さらに、例えばUL制御情報が、UL制御情報とULデータとの間の優先順位付けに基づいて、候補ULグラントについてスケジューリングされたULデータよりも優先されるかどうかを判定してもよい。
UL制御情報がULデータよりも優先される場合、端末デバイス120は、使用するULグラントとして候補ULグラントを選択することができる。端末デバイス120は、候補ULグラントによって示されるリソースをULデータが埋め尽くす場合には、UL制御情報及びULデータの優先順位付けを決定してもよい。つまり、リソースが収容できるのはULデータのみであり、UL制御情報を送信するためのスペースはない。この場合、端末デバイス120は、ULデータまたはUL制御情報のどちらの優先順位が高いかを決定してもよい。
ULデータがUL制御情報よりも優先される場合、端末デバイス120は、上記の候補ULグラントと違う他のULグラントから、さらなる候補ULグラントを選択することができる。例えば、端末デバイス120は、2番目に高い優先順位を有するULグラントを選択してもよい。さらなる候補ULグラントについて、端末デバイス120は、その候補ULグラントがUL制御情報の送信のために選択され得るかどうかを判定するために、同様のチェックを行ってもよい。
UL制御情報とULデータとの間の優先順位付けは、端末デバイス120自体によって予め定義されるか、もしくは仕様書に書かれていてもよく、またはネットワークデバイス110によって設定されてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、優先順位付けは、1つ以上の特定のULグラントに関連付けられ得る。例えば、UL制御情報は、特定のULグラントに対して常にULデータよりも優先されるように決定または設定されてもよい。あるいは、またはさらに、優先順位付けは、1つ以上のタイプのUL制御情報に関連付けられ得る。この優先順位付けでは、全てのUL制御情報、またはそのUL制御情報を含む全てのMAC CEについて、同じものとして決定または設定されてもよい。例えば、URLLCサービス用のULデータは、推奨ビットレートを有するUL制御情報など、あるタイプのUL制御情報よりも優先されることがあるが、PHRなどの別のタイプのUL制御情報は、URLLCサービス用のULデータよりも優先されることがある。
別の方法として、優先順位付けは、個々のタイプのUL制御情報に基づいて、または個々のMAC CEに基づいて、決定または設定されてもよい。例示的な実施形態では、UL制御情報とULデータとの間の優先順位付けは、特定のLCHでの送信に対する制約など、UL制御情報及び/またはULデータの送信に対する制約のための設定と併せて設定されてもよい。
図3は、本開示の例示的な実施形態による、UL制御情報の通信のための方法のフローチャートを示す。方法300は、図1に示すように、ネットワークデバイス110で実施され得る。議論のために、方法300の例示的な実施形態を、図1を参照して説明する。ネットワークデバイス110は、端末デバイス120で適用すべき優先順位付けポリシーの(再)設定を開始し得る。
ブロック310で、ネットワークデバイス110は、複数のULグラントが端末デバイス120からのUL送信に利用可能であると予想されるかどうかを判定する。上記のように、複数のULグラントは、端末デバイス120に利用可能であると検出される場合があり、及び/または時間領域での衝突を有する。
複数のULグラントが端末デバイス120に利用可能であると判定された場合、ブロック320でネットワークデバイス110は、優先順位付けポリシーを使用して端末デバイス120を設定する。ネットワークデバイス110は、端末デバイス120に、優先順位付けポリシーの指示を送信するか、または優先順位付けポリシーを明示的に送信することができる。例示的な実施形態では、優先順位付けポリシーは、複数のULグラントのうちの少なくとも1つを使用するUL送信がドロップされることが予想されるという判定に基づいて設定される。ULデータ及び/またはUL制御情報の送信を含む、UL送信のそのようなドロップは、一般に、端末デバイス120の側で決定される。UL送信がドロップされる確率が高ければ、UL制御情報が潜在的にドロップされることになり得る。場合によっては、端末デバイス120での潜在的なドロップのために、UL制御情報の送信がULデータの送信に合わせて損なわれる可能性がある。そのため、例示的な実施形態では、ネットワークデバイス110は、UL送信が端末デバイス120によってドロップされることが予想されると判定した場合には、UL制御情報を送信する確率、及び/または省電力のために一部のUL送信をスキップする確率を高めるように、優先順位付けポリシーを用いて端末デバイス120を設定してもよい。
例示的な実施形態では、ネットワークデバイス110は、UL制御情報及び/またはULデータの送信に対する制約が端末デバイス120に設定されているかどうか、及び/または異なる設定を有するULグラントが端末デバイス120に割り当てられているかどうかを判定してもよい。制約が設定されており、及び/または異なる設定を有するULグラントが割り当てられている場合には、ネットワークデバイス110は、端末デバイス120がUL制御情報の送信のために1つ以上の適切なULグラントを選択できるように、端末デバイス120に優先順位付けポリシーを設定してもよい。
端末デバイス120は、複数のULグラントの優先順位付けを、これらのULグラントが利用可能であることを検出した場合にも決定し、上記のように、少なくとも1つのULグラントをUL制御情報の送信のために選択することができる。ブロック330で、ネットワークデバイス110は、複数のULグラントの少なくとも1つによって示されたリソースのうちの端末デバイスからUL制御情報を受信する。
例示的な実施形態では、方法200を実行することができる装置(例えば、端末デバイス120)は、方法200のそれぞれのステップを実行するための手段を備え得る。この手段は、任意の好適な形で実施することができる。例えば、この手段は、回路またはソフトウェアモジュールにて実施されてもよい。
例示的な実施形態では、本装置は、ネットワークデバイスへのアップリンク送信に利用可能な複数のアップリンクグラントを取得するための手段であって、複数のアップリンクグラントが、アップリンク送信のためのリソースを示す、取得するための手段と、所定の優先順位付けポリシーに基づいて、アップリンク制御情報の送信における複数のアップリンクグラントの優先順位付けを決定するための手段と、決定された優先順位付けに基づいて、アップリンク制御情報をネットワークデバイスに送信するために、複数のアップリンクグラントからアップリンクグラントを選択するための手段とを備える。
例示的な実施形態では、本装置は、方法200の例示的な実施形態における他のステップを実行するための手段をさらに備える。例示的な実施形態では、この手段は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサと共に、本装置の実行を引き起こすように構成される。
例示的な実施形態では、方法300を実行することができる装置(例えば、ネットワークデバイス110)は、方法300のそれぞれのステップを実行するための手段を備え得る。この手段は、任意の好適な形で実施することができる。例えば、この手段は、回路またはソフトウェアモジュールにて実施されてもよい。
例示的な実施形態では、本装置は、複数のアップリンクグラントが端末デバイスからのアップリンク送信に利用可能であると予想されると判定することに応答して、優先順位付けポリシーを用いて端末デバイスを設定するための手段であって、複数のアップリンクグラントがアップリンク送信のためのリソースを示す、設定するための手段と、複数のアップリンクグラントの少なくとも1つによって示されるリソースのうちの端末デバイスから、アップリンク制御情報を受信するための手段であって、少なくとも1つのアップリンクグラントが、優先順位付けポリシーを適用することによって決定される複数のアップリンクグラントの優先順位付けに基づいて、端末デバイスによって選択される、受信するための手段とを備える。
例示的な実施形態では、本装置は、方法300の例示的な実施形態における他のステップを実行するための手段をさらに備える。例示的な実施形態では、この手段は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとが、少なくとも1つのプロセッサと共に、本装置の実行を引き起こすように構成される。
図4は、本開示の例示的な実施形態を実施するために、図1に示す端末デバイス120もしくはネットワークデバイス110として具現化され得、または端末デバイス120もしくはネットワークデバイス110に含まれ得る装置400の簡略ブロック図を示す。
装置400は、データプロセッサ(DP)などの少なくとも1つのプロセッサ411と、プロセッサ411に結合された少なくとも1つのメモリ(MEM)412とを備える。装置400は、プロセッサ411に結合された送信機TX及び受信機RX413をさらに含み得、これらは他の装置に通信可能に接続するよう機能し得る。MEM412は、プログラムまたはコンピュータプログラムコード414を格納する。少なくとも1つのメモリ412とコンピュータプログラムコード414とは、少なくとも1つのプロセッサ411と共に、装置400に少なくとも、本開示の実施形態、例えば方法200または300に従って動作させるように構成される。
少なくとも1つのプロセッサ411と少なくとも1つのMEM412との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実施するように構成された処理手段415を形成してもよい。本開示の様々な実施形態は、プロセッサ411によって実行可能なコンピュータプログラム、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせによって実施することができる。
MEM412は、ローカルな技術環境に好適な任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイス及びシステム、光学メモリデバイス及びシステム、固定メモリ及びリムーバブルメモリなど、好適な任意のデータストレージ技術を用いて実装されてもよい。
プロセッサ411は、ローカルな技術環境に好適な任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つ以上を含んでもよい。
上記の説明のいくつかは、図1に示す無線通信システムの文脈で行われているが、本開示の趣旨及び範囲を限定するものと解釈されるべきではない。本開示の原理及び概念は、他のシナリオにも、より一般的に適用できる可能性がある。
さらに、本開示では、先に述べたコンピュータプログラム(例えば、図4のコンピュータ命令/プログラムコード414)を含むキャリアを提供することもできる。キャリアには、コンピュータ可読記憶媒体及び伝送媒体が含まれる。コンピュータ可読記憶媒体としては、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)、フラッシュメモリ、磁気テープ、CD-ROM、DVD、ブルーレイディスクなどのような光学コンパクトディスクまたは電子メモリデバイスがあり得る。伝送媒体としては、例えば、搬送波、赤外線信号、及びこれらに類するものなど、電気、光学、無線、音響、またはその他の形態の伝搬信号があり得る。
一般に、本開示の様々な実施形態は、ハードウェアもしくは専用回路、ソフトウェア、ロジック、またはそれらの任意の組み合わせで実施され得る。いくつかの態様は、ハードウェアで実施されてもよく、一方、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実施されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして、または他のいくつかの図的記述を使用して図示及び説明が行われているが、本明細書で説明されているブロック、装置、システム、技法または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、特殊用途の回路もしくはロジック、汎用のハードウェアもしくはコントローラまたは他のコンピューティングデバイス、あるいはそれらの何らかの組み合わせで実施され得ることを理解されたい。
本開示はまた、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に有形的に格納された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。本コンピュータプログラム製品は、図2及び図3を参照して上記で説明した方法200または300を実行するために、プログラムモジュールに含まれ、対象の実プロセッサまたは仮想プロセッサ上のデバイスで実行されるものなどのコンピュータ実行可能命令を含む。一般に、プログラムモジュールとしては、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実施する、ルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造、または同種のものが含まれる。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態において、要望どおり、プログラムモジュール間で組み合わされ、または分割され得る。プログラムモジュールの機械実行可能な命令は、ローカルデバイス内または分散型デバイス内で実行され得る。分散型デバイスでは、プログラムモジュールは、ローカル及びリモートの両方の記憶媒体に配置され得る。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書くことができる。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供され得、その結果、プログラムコードがプロセッサまたはコントローラによって実行されると、それにより、フローチャート及び/またはブロック図で規定された機能/動作が実行されるようになる。プログラムコードは、完全にマシン上で実行される場合もあれば、スタンドアローンのソフトウェアパッケージとして一部マシン上で実行される場合もあり、一部がマシン上で実行され、一部がリモートマシン上で実行される場合もあれば、完全にリモートマシンまたはサーバ上で実行される場合もある。
本開示の文脈において、コンピュータプログラムコードまたは関連データは、デバイス、装置、またはプロセッサが前述の様々なプロセス及び動作を実行することを可能にするために、任意の好適なキャリアにより運ばれ得る。キャリアの例には、信号、コンピュータ可読媒体が挙げられる。
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であり得る。コンピュータ可読媒体は、電子、磁気、光、電磁気、赤外線、または半導体のシステム、装置、またはデバイス、あるいは上記の任意好適な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、1本以上のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、または上記の任意好適な組み合わせが挙げられるはずである。
上で本明細書に記載された本開示の目的のために、以下のことに留意されたい。
- ソフトウェアコード部分として実施され、(そのデバイス、装置及び/またはモジュールの例、またはその装置及び/またはモジュールを含むエンティティの例としての)ネットワーク要素または端末でプロセッサを使用して実行される可能性のある方法ステップは、ソフトウェアコードに依存せず、方法ステップによって定義される機能が維持される限り、既知または将来開発されるあらゆるプログラミング言語を使用して指定することができること。
- 一般に、任意の方法ステップは、実施される機能に着目した場合に、本発明の思想を変えることなく、ソフトウェアとして、またはハードウェアによって、実施されるのに適していること。
- 上記で定義された装置またはそのモジュール(複数可)(例えば、上記の例示的な実施形態による装置の機能を実行するデバイス、上記のeNode-Bなど)で、ハードウェア構成要素として実施される可能性のある方法ステップ及び/またはデバイス、ユニット、または手段は、ハードウェアに依存せず、例えばASIC(特定用途向けIC(集積回路))構成要素、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)構成要素、CPLD(複合プログラマブルロジックデバイス)構成要素、またはDSP(デジタルシグナルプロセッサ)構成要素を使用して、MOS(金属酸化膜半導体)、CMOS(相補型MOS)、BiMOS(バイポーラMOS)、BiCMOS(バイポーラCMOS)、ECL(エミッタ結合ロジック)、TTL(トランジスタ-トランジスタロジック)などの既知または将来開発されるハードウェア技術またはこれらの任意のハイブリッドを使用して実施できること。
- デバイス、ユニット、または手段(例えば、上記で定義された装置、またはそれらの各手段のうちのいずれか)は、個々のデバイス、ユニット、または手段として実施することができるが、デバイス、ユニット、または手段の機能が維持される限り、それらがシステム全体にわたって分散されるようにして実施されることを排除するものではないこと。
- 装置は、半導体チップ、チップセット、またはそのようなチップまたはチップセットを含む(ハードウェア)モジュールによって表現され得るが、装置またはモジュールの機能が、ハードウェアで実施される代わりに、コンピュータプログラムまたはプロセッサ上で実行される/走らされる実行可能ソフトウェアコード部分を含むコンピュータプログラム製品などの(ソフトウェア)モジュールにおけるソフトウェアとして実施される可能性を排除するものではないこと。
- デバイスは、例えば、相互に機能的に協働しているか、または機能的には互いに独立しているが、同じデバイスハウジング内にあるかどうかにかかわらず、1つの装置または2つ以上の装置のアセンブリとみなし得ること。
上記の実施形態及び実施例は、説明のためにのみ提供されたものであり、本開示が、それに限定されることを意図したものではないことに留意されたい。むしろ、添付の特許請求の範囲の趣旨及び範囲に含まれる全ての変形形態及び修正形態を含むことが意図されている。
さらに、動作は特定の順序で示されているが、これは望ましい結果を得るために、そのような動作が、示された特定の順序で実行されること、または順次に実行されること、または図示された全ての動作が実行されることを要求するものと理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスク処理及び並列処理が有利な場合もある。同様に、いくつかの具体的な実施態様の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する制限と解釈されるべきではなく、特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明と解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈で説明されている特定の特徴は、単一の実施形態のうちで組み合わせて実施することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で説明されている様々な特徴もまた、複数の実施形態で別々に、または任意の好適なサブコンビネーションで実施してもよい。
本開示は、構造的特徴及び/または方法論的行為に固有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲で定義される本開示は、必ずしも上記の特定の特徴または行為に限定されるものではないことを理解されたい。むしろ、上記の具体的な特徴及び行為は、特許請求の範囲を実施するための例示的な形態として開示されている。
本技法の様々な実施形態を説明してきた。上記に加えて、または上記の代替として、以下の例を説明する。以下の例のいずれかに記載されている特徴は、本明細書に記載されている他の例のいずれかと共に利用することができる。

Claims (42)

  1. 端末デバイスで実施される方法であって、
    ネットワークデバイスへのアップリンク送信に利用可能な複数のアップリンクグラントを取得することであって、前記複数のアップリンクグラントが、前記アップリンク送信のためのリソースを示す、前記取得することと、
    所定の優先順位付けポリシーに基づいて、アップリンク制御情報の送信における前記複数のアップリンクグラントの優先順位付けを決定することと、
    前記決定された優先順位付けに基づいて、前記アップリンク制御情報を前記ネットワークデバイスに送信するために、前記複数のアップリンクグラントからアップリンクグラントを選択することと
    を含む、前記方法。
  2. 前記優先順位付けポリシーが、前記アップリンク制御情報のタイプに固有である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記優先順位付けポリシーは、以下の、
    前記複数のアップリンクグラントの設定と、
    前記複数のアップリンクグラントのタイプと、
    前記アップリンク制御情報の送信に対する制約と
    のうちの少なくとも1つに基づいている、請求項1に記載の方法。
  4. 前記複数のアップリンクグラントの前記設定は、前記複数のアップリンクグラントがスケジューリングされる無線ネットワーク一時識別を含み、
    前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを決定することは、
    セル無線ネットワーク一時識別によってスケジューリングされたアップリンクグラントを、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別によってスケジューリングされたアップリンクグラントよりも優先させること、及び/または
    ランダムアクセス手順を正常に完了していないセル無線ネットワーク一時識別によってスケジューリングされるアップリンクグラントを、前記ランダムアクセス手順を正常に完了しているセル無線ネットワーク一時識別によってスケジューリングされるアップリンクグラントよりも優先させること
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記複数のアップリンクグラントの前記設定は、前記複数のアップリンクグラントを使用して送信されるアップリンクデータの優先順位を含み、
    前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを決定することは、
    他のアップリンクグラントを使用して送信されるアップリンクデータの優先順位よりも高い優先順位を有するアップリンクデータを送信するためのアップリンクグラントを優先させること
    を含む、請求項3に記載の方法。
  6. 前記複数のアップリンクグラントの前記設定は、前記複数のアップリンクグラントによって示される前記リソースが割り当てられる周波数帯のタイプを含み、
    前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを決定することは、
    認可周波数帯に割り当てられたリソースを有するアップリンクグラントを、無認可周波数帯に割り当てられたリソースを有するアップリンクグラントよりも優先させること
    を含む、請求項3に記載の方法。
  7. 前記複数のアップリンクグラントの前記設定は、前記複数のアップリンクグラントにおけるデータ送信の可用度を含み、
    前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを決定することは、
    送信可能なアップリンクデータを伴うアップリンクグラントを、送信可能なアップリンクデータを伴わないアップリンクグラントよりも優先させること
    を含む、請求項3に記載の方法。
  8. 前記複数のアップリンクグラントの前記設定は、前記複数のアップリンクグラントに関連付けられたサブキャリア間隔、帯域幅部、及び/またはキャリア周波数を含み、
    前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを決定することは、以下の、
    他のアップリンクグラントに関連付けられたサブキャリア間隔よりも大きな関連サブキャリア間隔を有するアップリンクグラントを優先させることと、
    他のアップリンクグラントに関連付けられた帯域幅部よりも大きな関連帯域幅部を有するアップリンクグラントを優先させることと、
    他のアップリンクグラントに関連付けられたキャリア周波数よりも低い関連キャリア周波数を有するアップリンクグラントを優先させることと
    のうちの少なくとも1つを行うことを含む、請求項3に記載の方法。
  9. 前記複数のアップリンクグラントの前記タイプは、半永続的なスケジューリング済みアップリンクグラントのタイプと、動的なアップリンクグラントのタイプとを含み、
    前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを決定することは、
    動的なアップリンクグラントを、半永続的なスケジューリング済みアップリンクグラントよりも優先させること
    を含む、請求項3に記載の方法。
  10. 前記アップリンク制御情報の送信に対する前記制約は、前記アップリンク制御情報の送信が許可される少なくとも1つの論理チャネルを示し、
    前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを決定することは、
    前記制約に基づいて、前記複数のアップリンクグラントによって示される前記リソースに対応する論理チャネルが、前記アップリンク制御情報の送信を許可されるかどうかを判定することと、
    前記アップリンク制御情報の送信を許可された論理チャネルを有するアップリンクグラントを、前記アップリンク制御情報の送信を禁止された論理チャネルを有するアップリンクグラントよりも優先させることと
    を含む、請求項3に記載の方法。
  11. 前記アップリンクグラントを選択することは、さらに、
    前記決定された優先順位付けに基づいて、前記複数のアップリンクグラントから候補アップリンクグラントを決定することと、
    前記アップリンク制御情報と前記アップリンクデータとの間の優先順位付けに基づいて、前記アップリンク制御情報がアップリンクデータよりも優先されるかどうかを判定することであって、前記アップリンクデータが、前記候補アップリンクグラントを使用して送信されるようにスケジューリングされている、前記判定することと、
    前記アップリンク制御情報が前記アップリンクデータよりも優先されることに応答して、前記候補アップリンクグラントを前記アップリンクグラントとして選択することと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記アップリンク制御情報が前記アップリンクデータよりも優先されるかどうかを判定することは、
    前記アップリンクデータが、前記候補アップリンクグラントによって示される前記リソースを埋め尽くすことに応答して、前記アップリンク制御情報が前記アップリンクデータよりも優先されるかどうかを判定すること
    を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記アップリンク制御情報は、媒体アクセス制御制御要素に含まれており、
    前記アップリンク制御情報は、バッファ状態報告及び電力ヘッドルーム報告の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記優先順位付けポリシーは、前記ネットワークデバイスからの指示に基づいて適用される、または
    前記優先順位付けポリシーは、前記ネットワークデバイスからの無線設定の特性に基づいて適用される、請求項1に記載の方法。
  15. ネットワークデバイスで実施される方法であって、
    複数のアップリンクグラントが端末デバイスからのアップリンク送信に利用可能であると予想されると判定することに応答して、優先順位付けポリシーを用いて前記端末デバイスを設定することであって、前記複数のアップリンクグラントが前記アップリンク送信のためのリソースを示す、前記設定することと、
    前記複数のアップリンクグラントの少なくとも1つによって示される前記リソースのうちの前記端末デバイスから、アップリンク制御情報を受信することであって、前記少なくとも1つのアップリンクグラントが、前記優先順位付けポリシーを適用することによって決定される前記複数のアップリンクグラントの優先順位付けに基づいて、前記端末デバイスによって選択される、前記受信することと
    を含む、前記方法。
  16. 優先順位付けポリシーを用いて前記端末デバイスを設定することは、
    前記複数のULグラントの少なくとも1つを使用するアップリンク送信がドロップされることが予想されるかどうかを判定することと、
    前記アップリンク送信がドロップされると予想されると判定することに応答して、前記優先順位付けポリシーを用いて前記端末デバイスを設定することと
    を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記優先順位付けポリシーが、前記アップリンク制御情報のタイプに固有である、請求項15に記載の方法。
  18. 前記優先順位付けポリシーは、以下の、
    前記複数のアップリンクグラントの設定と、
    前記複数のアップリンクグラントのタイプと、
    前記アップリンク制御情報の送信に対する制約と
    のうちの少なくとも1つに基づいている、請求項15に記載の方法。
  19. 前記アップリンク制御情報は、媒体アクセス制御制御要素に含まれており、
    前記アップリンク制御情報は、バッファ状態報告及び電力ヘッドルーム報告の少なくとも1つを含む、請求項15に記載の方法。
  20. 装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと
    を備え、
    前記少なくとも1つのメモリと前記コンピュータプログラムコードとが、前記少なくとも1つのプロセッサと共に、前記装置に、
    ネットワークデバイスへのアップリンク送信に利用可能な複数のアップリンクグラントを取得することであって、前記複数のアップリンクグラントが、前記アップリンク送信のためのリソースを示す、前記取得することと、
    所定の優先順位付けポリシーに基づいて、アップリンク制御情報の送信における前記複数のアップリンクグラントの優先順位付けを決定することと、
    前記決定された優先順位付けに基づいて、前記アップリンク制御情報を前記ネットワークデバイスに送信するために、前記複数のアップリンクグラントからアップリンクグラントを選択することと
    を行わせるように構成されている、前記装置。
  21. 前記優先順位付けポリシーが、前記アップリンク制御情報のタイプに固有である、請求項20に記載の装置。
  22. 前記優先順位付けポリシーは、以下の、
    前記複数のアップリンクグラントの設定と、
    前記複数のアップリンクグラントのタイプと、
    前記アップリンク制御情報の送信に対する制約と
    のうちの少なくとも1つに基づいている、請求項20に記載の装置。
  23. 前記複数のアップリンクグラントの前記設定は、前記複数のアップリンクグラントがスケジューリングされる無線ネットワーク一時識別を含み、
    前記装置は、前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを、
    セル無線ネットワーク一時識別によってスケジューリングされるアップリンクグラントを、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別によってスケジューリングされるアップリンクグラントよりも優先させること、及び/または
    ランダムアクセス手順を正常に完了していないセル無線ネットワーク一時識別によってスケジューリングされるアップリンクグラントを、前記ランダムアクセス手順を正常に完了しているセル無線ネットワーク一時識別によってスケジューリングされるアップリンクグラントよりも優先させること
    によって、決定させられる、請求項22に記載の装置。
  24. 前記複数のアップリンクグラントの前記設定は、前記複数のアップリンクグラントを使用して送信すべきアップリンクデータの優先順位を含み、
    前記装置は、前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを、
    他のアップリンクグラントを使用して送信されるアップリンクデータの優先順位よりも高い優先順位を有するアップリンクデータを送信するためのアップリンクグラントを優先させることによって、決定させられる、請求項22に記載の装置。
  25. 前記複数のアップリンクグラントの前記設定は、前記複数のアップリンクグラントによって示される前記リソースが割り当てられる周波数帯のタイプを含み、
    前記装置は、前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを、
    認可周波数帯に割り当てられたリソースを有するアップリンクグラントを、無認可周波数帯に割り当てられたリソースを有するアップリンクグラントよりも優先させることによって、決定させられる、請求項22に記載の装置。
  26. 前記複数のアップリンクグラントの前記設定は、前記複数のアップリンクグラントにおけるデータ送信の可用度を含み、
    前記装置は、前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを、
    送信可能なアップリンクデータを伴うアップリンクグラントを、送信可能なアップリンクデータを伴わないアップリンクグラントよりも優先させることによって、決定させられる、請求項22に記載の装置。
  27. 前記複数のアップリンクグラントの前記設定は、前記複数のアップリンクグラントに関連付けられたサブキャリア間隔、帯域幅部、及び/またはキャリア周波数を含み、
    前記装置は、前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを、以下の、
    他のアップリンクグラントに関連付けられたサブキャリア間隔よりも大きな関連サブキャリア間隔を有するアップリンクグラントを優先させることと、
    他のアップリンクグラントに関連付けられた帯域幅部よりも大きな関連帯域幅部を有するアップリンクグラントを優先させることと、
    他のアップリンクグラントに関連付けられたキャリア周波数よりも低い関連キャリア周波数を有するアップリンクグラントを優先させることと
    のうちの少なくとも1つを行うことによって、決定させられる、請求項22に記載の装置。
  28. 前記複数のアップリンクグラントの前記タイプは、半永続的なスケジューリング済みアップリンクグラントのタイプと、動的なアップリンクグラントのタイプとを含み、
    前記装置は、前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを、
    動的なアップリンクグラントを、半永続的なスケジューリング済みアップリンクグラントよりも優先させることによって、決定させられる、請求項22に記載の装置。
  29. 前記アップリンク制御情報の送信に対する前記制約は、前記アップリンク制御情報の送信が許可される少なくとも1つの論理チャネルを示し、
    前記装置は、前記複数のアップリンクグラントの前記優先順位付けを、
    前記制約に基づいて、前記複数のアップリンクグラントによって示される前記リソースに対応する論理チャネルが、前記アップリンク制御情報の送信を許可されるかどうかを判定することと、
    前記アップリンク制御情報の送信を許可された論理チャネルを有するアップリンクグラントを、前記アップリンク制御情報の送信を禁止された論理チャネルを有するアップリンクグラントよりも優先させることと
    によって、決定させられる、請求項22に記載の装置。
  30. 前記装置は、
    前記決定された優先順位付けに基づいて、前記複数のアップリンクグラントから候補アップリンクグラントを決定することと、
    前記アップリンク制御情報と前記アップリンクデータとの間の優先順位付けに基づいて、前記アップリンク制御情報がアップリンクデータよりも優先されるかどうかを判定することであって、前記アップリンクデータが、前記候補アップリンクグラントを使用して送信されるようにスケジューリングされている、前記判定することと、
    前記アップリンク制御情報が前記アップリンクデータよりも優先されることに応答して、前記候補アップリンクグラントを前記アップリンクグラントとして選択することと
    を行わせられる、請求項20に記載の装置。
  31. 前記装置は、
    前記アップリンクデータが、前記候補アップリンクグラントによって示される前記リソースを埋め尽くすことに応答して、前記アップリンク制御情報が前記アップリンクデータよりも優先されるかどうかを判定させられる、請求項30に記載の装置。
  32. 前記アップリンク制御情報は、媒体アクセス制御制御要素に含まれており、
    前記アップリンク制御情報は、バッファ状態報告及び電力ヘッドルーム報告の少なくとも1つを含む、請求項20に記載の装置。
  33. 前記優先順位付けポリシーは、前記ネットワークデバイスからの指示に基づいて適用される、または
    前記優先順位付けポリシーは、前記ネットワークデバイスからの無線設定の特性に基づいて適用される、請求項20に記載の装置。
  34. 装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと
    を備え、
    前記少なくとも1つのメモリと前記コンピュータプログラムコードとが、前記少なくとも1つのプロセッサと共に、前記装置に、
    複数のアップリンクグラントが端末デバイスからのアップリンク送信に利用可能であると予想されると判定することに応答して、優先順位付けポリシーを用いて前記端末デバイスを設定することであって、前記複数のアップリンクグラントが前記アップリンク送信のためのリソースを示す、前記設定することと、
    前記複数のアップリンクグラントの少なくとも1つによって示される前記リソースのうちの前記端末デバイスから、アップリンク制御情報を受信することであって、前記少なくとも1つのアップリンクグラントが、前記優先順位付けポリシーを適用することによって決定される前記複数のアップリンクグラントの優先順位付けに基づいて、前記端末デバイスによって選択される、前記受信することと
    を行わせるように構成されている、前記装置。
  35. 前記装置は、
    前記複数のULグラントの少なくとも1つを使用するアップリンク送信がドロップされることが予想されるかどうかを判定することと、
    前記アップリンク送信がドロップされることが予想されると判定することに応答して、前記優先順位付けポリシーを用いて前記端末デバイスを設定することと
    を行わせられる、請求項34に記載の装置。
  36. 前記優先順位付けポリシーが、前記アップリンク制御情報のタイプに固有である、請求項34に記載の装置。
  37. 前記優先順位付けポリシーは、以下の、
    前記複数のアップリンクグラントの設定と、
    前記複数のアップリンクグラントのタイプと、
    前記アップリンク制御情報の送信に対する制約と
    のうちの少なくとも1つに基づいている、請求項34に記載の装置。
  38. 前記アップリンク制御情報は、媒体アクセス制御制御要素に含まれており、
    前記アップリンク制御情報は、バッファ状態報告及び電力ヘッドルーム報告の少なくとも1つを含む、請求項34に記載の装置。
  39. ネットワークデバイスへのアップリンク送信に利用可能な複数のアップリンクグラントを取得するための手段であって、前記複数のアップリンクグラントが、前記アップリンク送信のためのリソースを示す、取得するための前記手段と、
    所定の優先順位付けポリシーに基づいて、アップリンク制御情報の送信における前記複数のアップリンクグラントの優先順位付けを決定するための手段と、
    前記決定された優先順位付けに基づいて、前記アップリンク制御情報を前記ネットワークデバイスに送信するために、前記複数のアップリンクグラントからアップリンクグラントを選択するための手段と
    を備える、装置。
  40. 複数のアップリンクグラントが端末デバイスからのアップリンク送信に利用可能であると予想されると判定することに応答して、優先順位付けポリシーを用いて前記端末デバイスを設定するための手段であって、前記複数のアップリンクグラントが前記アップリンク送信のためのリソースを示す、設定するための前記手段と、
    前記複数のアップリンクグラントの少なくとも1つによって示される前記リソースのうちの前記端末デバイスから、アップリンク制御情報を受信するための手段であって、前記少なくとも1つのアップリンクグラントが、前記優先順位付けポリシーを適用することによって決定される前記複数のアップリンクグラントの優先順位付けに基づいて、前記端末デバイスによって選択される、受信するための前記手段と
    を備える、装置。
  41. 少なくとも請求項1~14のいずれかに記載の方法を装置に実行させるためのプログラム命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
  42. 少なくとも請求項15~19のいずれかに記載の方法を装置に実行させるためのプログラム命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。

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