JP2022550353A - アザキノリン化合物およびその使用 - Google Patents
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Abstract
式(I)のアザキノリン化合物、そのような化合物を含む医薬組成物;ならびに、Zesteホモログ2のエンハンサー(EZH2)、ポリコーム抑制複合体2(PRC2)、またはそれらの組合せによって媒介される疾患または状態を処置するための、そのような化合物の使用が提供される。【化1】JPEG2022550353000174.jpg3165
Description
関連出願の相互参照
本出願は、2019年9月26日に出願された国際公開第2019/108296号の利益を主張するものであり、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本出願は、2019年9月26日に出願された国際公開第2019/108296号の利益を主張するものであり、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
発明の分野
本発明は、Zesteホモログのエンハンサー(EZH2)、ポリコーム抑制複合体2(PRC2)、またはそれらの組合せを阻害するための、化合物、組成物および方法に関する。
本発明は、Zesteホモログのエンハンサー(EZH2)、ポリコーム抑制複合体2(PRC2)、またはそれらの組合せを阻害するための、化合物、組成物および方法に関する。
ヒストンにおける部位特異的リジンメチル化は、多くの基本的な生物学的プロセスを制御および媒介する際の重要な後成的機構の1つである。ポリコーム抑制複合体2(PRC2)は、標的遺伝子のゲノム領域においてヒストンH3リジン27(H3K27)をメチル化し、それにより、遺伝子転写を抑制する。PRC2は、SUZ12(zeste12のサプレッサー)、EED(胚性外胚葉の発達)および触媒サブユニットEZH1またはEZH2(zesteホモログ1/2のエンハンサー)を含む最低限3つのコアサブユニットを必要とする。EZH1およびEZH2は、ホモログタンパク質であり、いずれもPRC2にそれぞれ統合され得るが、異なる組織および時間的分布を持つ。PRC2において、EZH2は、補因子S-アデノシルメチオニン(SAM)と直接結合し、メチル基をヒストンH3K27部位に移動させて、モノ、ジおよびトリメチル化リジン(H3K27me1、H3K27me2およびH3K27me3)を形成することができ、これにより、遺伝子転写を抑制する。PRC2-EZH2は、PRC2-EZH1よりも高い活性を有し、これは、H3K27me1および一部のH3K27me2の形成を主に触媒する。EEDは、H3K27me2/3と結合し、PRC2の酵素活性をアロステリックに活性化して、抑制マークの広がりを促進し得る。
EZH2は、発達および成体組織の恒常性において重大な機能を果たし、多くの疾患と密接に関連している。EZH2、SUZ12およびEEDは、乳がん、前立腺がんおよび肝細胞癌を含むがこれらに限定されない多くのがんにおいて過剰発現される。H3K27me3の増大につながるEZH2活性化突然変異は、DLBCL(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫)、FL(濾胞性リンパ腫)、黒色腫および副甲状腺腺癌患者において同定されてきた。補因子SAMと競合するまたはDLBCLにおいてEEDと直接結合する化合物によるPRC2メチルトランスフェラーゼ活性の阻害は、高いH3K27me3状態を逆転させ、標的遺伝子の発現を再活性化し、腫瘍成長/増殖を阻害する。さらに、EZH2阻害剤は、腫瘍細胞におけるTh1ケモカインの抑制を解放し、卵巣および結腸直腸がんにおけるT細胞浸潤を強化することができる。
したがって、EZH2は、DLBCLおよび他のがんのための薬理学的標的を提供する。加えて、EZH2は、自己免疫疾患および他の障害においても重要な役割を果たす。まとめると、EZH2の活性を阻害する小分子の必要性が高い。
本発明は、EZH2を阻害する化合物;ならびに、EZH2、PRC2またはそれらの組合せによって媒介される疾患または状態を処置するまたは予防するための組成物および方法を提供する。
一態様において、本発明は、式(I)の化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩:
Yは、NまたはCR4であり;
R1、R3およびR4は、独立して、H、ハロゲンまたは-C1~C4アルキルであり;
R2は、-CN、-C1~C6アルキル、-ヒドロキシC1~C4アルキレン、-N(C1~C4アルキル)2で置換された-C1~C6アルキル;-C1~C4アルコキシ、1~2個のヒドロキシルもしくはシアノで置換された-C2~C4アルコキシ;-NH2、-NR11C(=O)R15、-C(=O)NH2、-(CH2)nR15、-R15、-NHC(=O)R11、-NR12C(=O)OR11、-C(=O)NR11R12、-(CH2)nC(=O)NR11R12、-(CH2)nNR11R15、-(CH2)nC(=O)NR11R15、-C(=O)NR11R15、-CR13R14C(=O)NR11R15、-OCR11R12R13、-(CH2)nC(=O)R15、-C(=O)R15、-CR13R14C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)R15、-(CH2)nNR11(CH2)2C(=O)R15、-NR12C(=O)(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nOR15、-(CH2)nNR11C(=O)OCH2R15、-NR11C(=O)OCH2R15、-(CH2)nNR11(CH2)nR15、
R5a、R5b、R5c、R5dおよびRcは、独立して、Hまたは-C1~C4アルキルであり;
R6、R7、R8およびR9は、独立して、H、ハロゲンまたは-C1~C4アルキルであり;
R10は、H、ハロゲン、-C1~C4アルキル、-C1~C4アルコキシ、-C1~C4ハロアルコキシまたは-NH(C1~C4アルキル)であり;
R11は、H、-C1~C4アルキル、-SO2(C1~C4アルキル)、-ヒドロキシC1~C4アルキレン、-シアノC1~C4アルキレン、または
-C1~C4アルコキシで置換された-C1~C4アルキルであり;
R12は、Hまたは-C1~C4アルキルであり;
R13は、H、ハロゲン、-CN、-OH、-C1~C4アルキルまたは-ヒドロキシC1~C4アルキレンであり;
R14は、H、ハロゲンまたは-C1~C4アルキルであり;
R15は、
R16は、存在する場合、ハロゲン、-CN、-OH、-C1~C4アルキルまたは-ヒドロキシC1~C4アルキレンであり、
mは、0、1または2であり;
各nは、1および2から独立して選択される]
であって、ただし、式(I)の化合物は、(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノンではない、化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩を提供する。
別の態様において、本発明は、式(I)もしくはその下位式の化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩と、1つ以上の薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物を提供する。
また別の態様において、本発明は、式(I)もしくはその下位式の化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩と、1つ以上の治療活性剤とを含む、組合せ物、特に医薬組合せ物を提供する。
本発明の化合物は、単独でまたは1つ以上の治療活性剤と組み合わせて、EZH2、PRC2またはそれらの組合せによって媒介される疾患または状態を処置するまたは予防するために使用され得る。
本発明は、EZH2、PRC2またはそれらの組合せによって媒介される疾患または状態を処置するまたは予防するための、組成物および方法を提供する。
定義
本明細書を解釈する目的のために、下記の定義が当てはまるものとし、適切な場合にはいつでも、単数形で使用されている用語は複数形も含むこととし、逆も然りである。
本明細書を解釈する目的のために、下記の定義が当てはまるものとし、適切な場合にはいつでも、単数形で使用されている用語は複数形も含むこととし、逆も然りである。
本明細書において使用される場合、用語「-C1~C6アルキル」または「-C1~6アルキル」は、炭素および水素原子だけからなり、不飽和を含有せず、1から6個までの炭素原子を有し、単結合によって分子の残りと結合している、直鎖状または分枝状炭化水素鎖ラジカルを指す。用語「-C1~C4アルキル」または「-C1~4アルキル」は、それに応じて解釈されることになる。-C1~C6アルキルの例は、メチル、エチル、n-プロピル、1-メチルエチル(イソ-プロピル)、n-ブチル、n-ペンチルおよび1,1-ジメチルエチル(t-ブチル)を含むがこれらに限定されない。
本明細書において使用される場合、用語「-C1~C4アルコキシ」は、式-ORa[式中、Raは、概して上記で定義した通りのC1~4アルキルラジカルである]のラジカルを指す。C1~6アルコキシの例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、ペントキシおよびヘキソキシを含むがこれらに限定されない。
用語「シクロアルキル」は、本明細書において使用される場合、飽和、単環式、縮合二環式、縮合三環式または架橋多環式環系を指す。縮合二環式または架橋多環式環系の非限定的な例は、ビシクロ[1.1.1]ペンタン、ビシクロ[2.1.1]ヘキサン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[3.1.1]ヘプタン、ビシクロ[3.2.1]オクタン、ビシクロ[2.2.2]オクタンおよびアダマンタニルを含む。本明細書において使用される場合、用語「C3~C6シクロアルキル」は、少なくとも3個かつ最大でも6個の炭素原子を有する飽和単環式基を指す。そのような「C3~C6シクロアルキル」基の非限定的な例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシル基を含む。
「ハロ」または「ハロゲン」は、ブロモ、クロロ、フルオロまたはヨードを指す。
本明細書において使用される場合、用語「-ヒドロキシC1~4アルキレン」は、上記で定義した通りの-C1~4アルキルラジカルを指し、C1~4アルキルラジカルの1個以上の水素原子は、OHによって置きかえられている。ヒドロキシC1~4アルキルの例は、エタン-1-オルイル(olyl)、2-メチルプロパン-1-オルイル、ヒドロキシ-メチル、2-ヒドロキシ-エチル、2-ヒドロキシ-プロピルおよび3-ヒドロキシ-プロピルを含むがこれらに限定されない。
本明細書において使用される場合、用語「-シアノC1~4アルキレン」は、上記で定義した通りの-C1~4アルキルラジカルであって、-C1~4アルキルラジカルの水素原子の1個は、CNによって置きかえられているものを指す。
用語「ハロアルコキシ」は、本明細書において使用される場合、酸素と連結しているハロアルキルを指し、これは、-O-R’としても表され得、R’は、ハロアルキル基を表す。用語「-C1~C4ハロアルコキシ」は、C1、C2、C3およびC4ハロアルコキシ基を含むことが意図されている。ハロアルコキシ基の例は、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロメトキシ、ジクロロメトキシ、トリクロロメトキシ、ペンタフルオロエトキシ、ペンタクロロエトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、ヘプタフルオロプロポキシ、ヘプタクロロプロポキシ、ジフルオロクロロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、ジフルオロエトキシ、トリフルオロエトキシ、ジフルオロプロポキシ、ジクロロエトキシおよびジクロロプロポキシを含むがこれらに限定されない。
本明細書において使用される場合、用語「ヘテロシクリル」または「ヘテロ環式」は、窒素、酸素および硫黄から個々に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含む、安定な4~7員の非芳香族単環式環ラジカルを指す。ヘテロシクリルラジカルは、炭素原子またはヘテロ原子を介して結合され得る。用語「5~6員のヘテロシクリル」は、それに応じて解釈されることになる。ヘテロシクリルの例は、アゼチジニル、オキセタニル、ピロリニル、ピロリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチエニル、ピペリジル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニルまたはモルホリニルまたはペルヒドロアゼピニルを含むがこれらに限定されない。
本明細書において使用される場合、用語「ヘテロアリール」は、窒素、酸素および硫黄から個々に選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含む、5~9員の芳香族単環式または縮合環ラジカルを指す。ヘテロアリールラジカルは、炭素原子またはヘテロ原子を介して結合され得る。用語「5~6員のヘテロアリール」は、それに応じて解釈されることになる。5~6員の単環式ヘテロアリールの例は、フリル、ピロリル、チエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジルまたはピリジルを含むがこれらに限定されない。縮合ヘテロアリールの例は、ベンゾフラニル等の9員のヘテロアリール;2,3-ジヒドロベンゾフラニル、1,3-ジヒドロイソベンゾフラニル;ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル;イミダゾ[1,2-a]ピリジニル;ピラゾロ[1,5-a]ピリジネイル(pyridineyl);1H-インダゾリルおよび1H-ベンゾ[d]-イミダゾリルを含むがこれらに限定されない。
「EZH2」は、Zesteホモログ2のエンハンサーを指す。
「PRC2」は、ポリコーム抑制複合体2を指す。
用語「PRC2媒介性疾患または状態」は、PRC2によって直接的にまたは間接的に調節される疾患または状態を指す。これは、EZH2によって直接的にまたは間接的に調節されるあらゆる疾患または状態を含むがこれらに限定されない。
用語「Zesteホモログ2のエンハンサー(EZH2)、ポリコーム抑制複合体2(PRC2)、またはZesteホモログ2のエンハンサー(EZH2)およびポリコーム抑制複合体2(PRC2)の組合せによって媒介される疾患または状態」または用語「EZH2、PRC2またはEZH2/PRC2によって媒介される疾患または状態」は、EZH2、PRC2、またはEZH2およびPRC2によって直接的にまたは間接的に調節される疾患または状態を指す。
本明細書において使用される場合、用語「対象」は、哺乳動物、霊長類(例えば、ヒト、男性または女性)、イヌ、ウサギ、モルモット、ブタ、ラットおよびマウスを指す。ある特定の実施形態において、対象は、霊長類である。さらに他の実施形態において、対象は、ヒトである。
本明細書において使用される場合、用語「阻害する」、「阻害」または「阻害すること」は、所与の状態、症状または障害または疾患の低減または抑止、あるいは生物学的活性またはプロセスのベースライン活性における有意な減少を指す。
本明細書において使用される場合、任意の疾患もしくは障害を「処置する」、「処置すること」またはその「処置」という用語は、疾患または障害を緩和するまたは寛解させること(すなわち、疾患またはその臨床症状の少なくとも1つの発生を減速させるまたは停止させること)、あるいは、患者に識別できない場合があるものを含む、該疾患または障害に関連する少なくとも1つの物理的パラメーターまたはバイオマーカーを緩和するまたは寛解させることを指す。
本明細書において使用される場合、任意の疾患もしくは障害を「予防する」、「予防すること」またはその「予防」という用語は、疾患または障害の防護的処置、あるいは疾患または障害の発症または進行を遅延させることを指す。
本明細書において使用される場合、対象は、そのような対象が、そのような処置から、生物学的に、医学的にまたはクオリティオブライフにおいて利益を得るであろう場合、処置「を必要とする」。
本明細書において使用される場合、本発明の化合物の「治療有効量」という用語は、対象の生物学的または医学的応答、例えば、酵素もしくはタンパク質活性の低減もしくは阻害を引き出す、または症状を寛解させる、状態を緩和する、疾患進行を減速させるもしくは遅延させる、または疾患を予防する等であろう、本発明の化合物の量を指す。
本明細書において使用される場合、用語「医薬組成物」は、経口または非経口投与に好適な形態で、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と一緒にした、本発明の化合物または薬学的に許容される塩その塩を指す。
本明細書において使用される場合、用語「薬学的に許容される担体」は、医薬組成物の調製または使用において有用な物質を指し、例えば、当業者には公知であろう通り、好適な希釈剤、溶媒、分散媒、界面活性剤、抗酸化剤、保存剤、等張剤、緩衝剤、乳化剤、吸収遅延剤、塩、薬物安定剤、結合剤、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、湿潤剤、甘味剤、香味剤、染料、およびそれらの組合せを含む(例えば、Remington The Science and Practice of Pharmacy, 22nd Ed. Pharmaceutical Press, 2013, pp. 1049-1070を参照)。
本明細書において使用される場合、用語「1つの(a)」、「1つの(an)」、「その(the)」および本発明の文脈において(とりわけ請求項の文脈において)使用される同様の用語は、本明細書において別段の指示がない限りまたは文脈上明らかに矛盾しない限り、単数形および複数形の両方を包括すると解釈されるべきである。
別段の定めがない限り、用語「本発明の化合物(単数または複数)」は、式(II)およびその下位式、ならびに例示される化合物およびその塩を含む、式(I)およびその下位式の化合物;ならびに、立体異性体(ジアステレオ異性体および鏡像異性体を含む)、回転異性体、互変異性体、同位体標識化合物(重水素置換を含む)および本質的に形成された部分を指す。「本発明の化合物」は、そのような化合物のN-オキシド誘導体をさらに含む。
好ましい実施形態の記載
本発明は、EZH2を阻害する化合物;ならびに、EZH2、PRC2またはそれらの組合せによって媒介される状態を処置するまたは予防するための組成物および方法を提供する。
本発明は、EZH2を阻害する化合物;ならびに、EZH2、PRC2またはそれらの組合せによって媒介される状態を処置するまたは予防するための組成物および方法を提供する。
本発明の種々の列挙される実施形態を、本明細書に記載する。各実施形態において指定される特色は、本発明のさらなる実施形態を提供するために、他の指定される特色と組み合わせてよい。
実施形態1. 上述した通りの、式(I)の化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態2. R2が、-CN、-NH2、-NR11C(=O)R15、-C(=O)NH2、-(CH2)nR15、-R15、-NHC(=O)R11、-NR12C(=O)OR11、-C(=O)NR11R12、-(CH2)nC(=O)NR11R12、-(CH2)nNR11R15、-(CH2)nC(=O)NR11R15、-C(=O)NR11R15、-CR13R14C(=O)NR11R15、-OCR11R12R13、-(CH2)nC(=O)R15、-C(=O)R15、-CR13R14C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)R15、-(CH2)nNR11(CH2)2C(=O)R15、-NR12C(=O)(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nOR15、-(CH2)nNR11C(=O)OCH2R15、-NR11C(=O)OCH2R15、-(CH2)nNR11(CH2)nR15、
R11が、H、-C1~C4アルキル、-SO2(C1~C4アルキル)、または1個のRbで置換された-C1~C4アルキルであり;
各R13が、H、ハロゲン、CN、-OH、および0~1個の-OH基で置換された-C1~C4アルキルから独立して選択され;
R15が、
Raが、-OH、-CH2OH、C1~C4アルキル、C1~C4アルコキシまたは-N(C1~C4アルキル)2であり;
Rbが、-CN、-OHおよびC1~C4アルコキシから独立して選択され;
mが、0、1または2であり;
各nが、1および2から独立して選択される、
式(I)の化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態3. 式(I-2)を有する、実施形態1もしくは実施形態2に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態4. 式(I-3)を有する、実施形態1もしくは実施形態2に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態5. 式(I-4)を有する、実施形態1もしくは実施形態2に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態6. 式(I-5)を有する、実施形態1もしくは実施形態2に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態7. 式(I-6)を有する、実施形態1もしくは実施形態2に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態8. 式(I-7)を有する、実施形態1もしくは実施形態2に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態9. R2が、
-CN、-NH2、-C(=O)NH2、-NHC(=O)R11、-NR12C(=O)OR11、-C(=O)NR11R12、-(CH2)nC(=O)NR11R12、-(CH2)nNR11R15、-(CH2)nC(=O)NR11R15、-C(=O)NR11R15、-CR13R14C(=O)NR11R15、-OCR11R12R13、-(CH2)nR15、-NR12C(=O)(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)OCH2R15、-NR11C(=O)OCH2R15、-(CH2)nNR11(CH2)nR15、-(CH2)nC(=O)R15、-C(=O)R15、-CR13R14C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)R15、-NR11C(=O)R15、-(CH2)nNR11(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nOR15、
-CN、-NH2、-C(=O)NH2、-NHC(=O)R11、-NR12C(=O)OR11、-C(=O)NR11R12、-(CH2)nC(=O)NR11R12、-(CH2)nNR11R15、-(CH2)nC(=O)NR11R15、-C(=O)NR11R15、-CR13R14C(=O)NR11R15、-OCR11R12R13、-(CH2)nR15、-NR12C(=O)(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)OCH2R15、-NR11C(=O)OCH2R15、-(CH2)nNR11(CH2)nR15、-(CH2)nC(=O)R15、-C(=O)R15、-CR13R14C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)R15、-NR11C(=O)R15、-(CH2)nNR11(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nOR15、
Ra、RbおよびRcが、実施形態2で定義されている通りである、
実施形態1~8のいずれか1つに従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態10. R2が、
-CN、-NH2、-C(=O)NH2、-NHC(=O)R11、-NR12C(=O)OR11、-C(=O)NR11R12、-(CH2)nC(=O)NR11R12、-(CH2)nNR11R15、-(CH2)nC(=O)NR11R15、-C(=O)NR11R15、-CR13R14C(=O)NR11R15、-OCR11R12R13、-(CH2)nR15、-NR12C(=O)(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)OCH2R15、-NR11C(=O)OCH2R15、-(CH2)nNR11(CH2)nR15、-(CH2)nC(=O)R15、-CR13R14C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)R15、-NR11C(=O)R15、-(CH2)nNR11(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nOR15、
-CN、-NH2、-C(=O)NH2、-NHC(=O)R11、-NR12C(=O)OR11、-C(=O)NR11R12、-(CH2)nC(=O)NR11R12、-(CH2)nNR11R15、-(CH2)nC(=O)NR11R15、-C(=O)NR11R15、-CR13R14C(=O)NR11R15、-OCR11R12R13、-(CH2)nR15、-NR12C(=O)(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)OCH2R15、-NR11C(=O)OCH2R15、-(CH2)nNR11(CH2)nR15、-(CH2)nC(=O)R15、-CR13R14C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)R15、-NR11C(=O)R15、-(CH2)nNR11(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nOR15、
Ra、RbおよびRcが、実施形態2で定義されている通りである、
実施形態1~8のいずれか1つに従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態11. R2が、
-CN、-NH2、-C(=O)NH2、-NHC(=O)R11、-NR12C(=O)OR11、-C(=O)NR11R12、-CH2C(=O)NR11R12、トリアゾリル、
-CN、-NH2、-C(=O)NH2、-NHC(=O)R11、-NR12C(=O)OR11、-C(=O)NR11R12、-CH2C(=O)NR11R12、トリアゾリル、
RaおよびRbが、実施形態2で定義されている通りである、
実施形態1~8のいずれか1つに従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態12. R2が、
-CH2C(=O)NR11R12、
-CH2C(=O)NR11R12、
Raが、実施形態2で定義されている通りである、
実施形態1~8のいずれか1つに従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態13. R12が、Hまたは-CH3である、実施形態1~2および9~12のいずれか1つに従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態14. R2が、
実施形態15. Raが、-OHまたは-OCH3である、実施形態2~14のいずれか1つに従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態16. R2が、-(CH2)1~2C(=O)NR11R15または-(CR13R14)-C(=O)NR11R15である、実施形態1~8のいずれか1つに従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態17. R15が、O、SおよびNから独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する4から6員のヘテロシクロアルキルであり;前記4から6員のヘテロシクロアルキルが、非置換であるか、または-OH、-CH2OH、-C1~C4アルキル、-C1~C4アルコキシおよび-N(C1~C4アルキル)2から選択される1個の置換基で置換されている、実施形態16に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態18. R15が、
R16が、存在する場合、ハロゲン、-CN、-OH、-C1~C4アルキルまたは-ヒドロキシC1~C4アルキレンであり;
mが、0、1または2である、
実施形態16に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態19. R15が、
実施形態20. R2が、-CN、-NH2、-C(=O)NH2、トリアゾリル、
実施形態21. R2が、
実施形態22. 式(II)を有する、実施形態1に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩
Yは、CHまたはNであり;
R1、R3、R5a、R5b、R5cおよびR5dは、独立して、Hまたは-C1~C4アルキルであり;
R6、R7、R8およびR9は、独立して、H、ハロゲンまたは-C1~C4アルキルであり;
R10は、ハロゲンまたは-C1~C4アルコキシであり;
R11は、H、C1~C4アルキル、-ヒドロキシC1~C4アルキレンまたは-シアノC1~C4アルキレンであり;
R13は、H、ハロゲン、-OH、-C1~C4アルキルまたは-ヒドロキシC1~C4アルキレンであり;
R14は、H、ハロゲンまたは-C1~C4アルキルであり;
R15は、O、SおよびNから独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する4から6員のヘテロシクロアルキルであり;前記4から6員のヘテロシクロアルキルは、非置換であるか、または-OH、-C1~C4アルキル、-ヒドロキシC1~C4アルキレン、-C1~C4アルコキシおよび-N(C1~C4アルキル)2から選択される1~2個の置換基で置換されている]。
実施形態23. 式(II-1)を有する、実施形態22に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態24. 式(II-2)を有する、実施形態22に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態25. 式(II-3)を有する、実施形態22に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態26. R11が、H、-C1~C4アルキル、または1個のRbで置換された-C1~C4アルキルであり;Rbが、-CN、-OHまたは-OCH3である、実施形態1~2、9~19および22~25のいずれか1つに従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態27. R13が、H、F、-CN、-OH、-CH3または-CH2OHである、実施形態1~2、9~19および22~26のいずれか1つに従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態28. R14が、H、Fまたは-CH3である、実施形態1~2、9~19および22~27のいずれか1つに従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態29. R15が、アゼチジニルまたはオキセタニルであり、そのそれぞれが、非置換であるか、または-OH、-C1~C4アルキルもしくは-ヒドロキシC1~C4アルキレンで置換されている、実施形態1~2、9~19および22~28のいずれか1つに従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態30. R15が、
R16が、存在する場合、-C1~C4アルキルであり;mが、0~1である、実施形態29に従う化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。特定の実施形態において、R15は、
実施形態31. 実施例C1からC22および実施例C24からC77から選択される、実施形態1に従う化合物;または薬学的に許容されるその塩。
実施形態32.
N2-(((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アゼチジン-3-カルボキサミド;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-メチルアゼチジン-3-カルボキサミド;
2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル;
2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド;
2-ヒドロキシ-N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(ピペラジン-1-イル)メタノン;
N-(2-ヒドロキシプロピル)-2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(モルホリノ)メタノン;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン;
N-((1,4-trans)-4-(((5-(1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
N2-(((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン;
メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート;
2-メトキシエチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート;
2-ヒドロキシエチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート;
オキセタン-3-イルメチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシアセトアミド;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-4-モルホリノ-4-オキソブタンアミド;
2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(モルホリノ)メタノン;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(ピペラジン-1-イル)メタノン;
2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)-N-(オキセタン-3-イル)ピリミジン-5-カルボキサミド;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((オキセタン-3-イルアミノ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(((3-メチルオキセタン-3-イル)アミノ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
1-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)アゼチジン-3-オール;
4-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)チオモルホリン1,1-ジオキシド;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(((オキセタン-3-イルメチル)アミノ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(((3-メトキシシクロブチル)アミノ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
3-(((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)アミノ)シクロブタン-1-オール;
(2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1,3-ジオキサン-5-イル)メタノール;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((オキセタン-3-イルオキシ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(6-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリジン-3-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-シクロブチルアセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)エタン-1-オール;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(2-((3-メチルオキセタン-3-イル)アミノ)エチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(2-(オキセタン-3-イルアミノ)エチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-シアノエチル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-シアノエチル)-N-エチルアセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
N-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)アゼチジン-2-カルボキサミド;
N-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)オキセタン-3-カルボキサミド;
2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル;
2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド;
N2-((1,4-trans)-4-(((5-アミノピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-N8-メチル-1,7-ナフチリジン-2,8-ジアミン;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド;
3-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキサゾリジン-2-オン;
メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(メチル)カルバメート;
N2-(((1,4-trans)-4-((8-(ジフルオロメトキシ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン;
N-((1,4-trans)-4-(((5-(4H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
2-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキシ)プロパン-1-オール;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド、および
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2,2-ジフルオロ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
から選択される、実施形態1に従う化合物、または薬学的に許容されるその塩。
N2-(((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アゼチジン-3-カルボキサミド;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-メチルアゼチジン-3-カルボキサミド;
2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル;
2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド;
2-ヒドロキシ-N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(ピペラジン-1-イル)メタノン;
N-(2-ヒドロキシプロピル)-2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(モルホリノ)メタノン;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン;
N-((1,4-trans)-4-(((5-(1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
N2-(((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン;
メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート;
2-メトキシエチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート;
2-ヒドロキシエチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート;
オキセタン-3-イルメチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシアセトアミド;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-4-モルホリノ-4-オキソブタンアミド;
2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(モルホリノ)メタノン;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(ピペラジン-1-イル)メタノン;
2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)-N-(オキセタン-3-イル)ピリミジン-5-カルボキサミド;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((オキセタン-3-イルアミノ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(((3-メチルオキセタン-3-イル)アミノ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
1-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)アゼチジン-3-オール;
4-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)チオモルホリン1,1-ジオキシド;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(((オキセタン-3-イルメチル)アミノ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(((3-メトキシシクロブチル)アミノ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
3-(((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)アミノ)シクロブタン-1-オール;
(2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1,3-ジオキサン-5-イル)メタノール;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((オキセタン-3-イルオキシ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(6-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリジン-3-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-シクロブチルアセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)エタン-1-オール;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(2-((3-メチルオキセタン-3-イル)アミノ)エチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(2-(オキセタン-3-イルアミノ)エチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-シアノエチル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-シアノエチル)-N-エチルアセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
N-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)アゼチジン-2-カルボキサミド;
N-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)オキセタン-3-カルボキサミド;
2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル;
2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド;
N2-((1,4-trans)-4-(((5-アミノピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-N8-メチル-1,7-ナフチリジン-2,8-ジアミン;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド;
3-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキサゾリジン-2-オン;
メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(メチル)カルバメート;
N2-(((1,4-trans)-4-((8-(ジフルオロメトキシ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン;
N-((1,4-trans)-4-(((5-(4H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
2-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキシ)プロパン-1-オール;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド、および
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2,2-ジフルオロ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
から選択される、実施形態1に従う化合物、または薬学的に許容されるその塩。
実施形態33. 実施例C1~C7、C9、C12~C21および実施例C25~C77から選択される、実施形態1に従う化合物;または薬学的に許容されるその塩。
実施形態34. 実施例C13、C36~C37、C42、C49、C51~57およびC72~C77から選択される、実施形態1もしくは実施形態22に従う化合物;または薬学的に許容されるその塩。
実施形態35. 2-(2-(((4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミドである、実施形態1もしくは実施形態22に従う化合物;またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態36. 2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミドである、実施形態1もしくは実施形態22に従う化合物;または薬学的に許容されるその塩。該化合物は、2-(2-((((1r,4r)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(実施例C36)としても公知である。
実施形態37. 2-(2-(((4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミドである、実施形態1もしくは実施形態22に従う化合物;またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
実施形態38. 2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミドである、実施形態1もしくは実施形態22に従う化合物;またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。該化合物は、2-(2-((((1r,4r)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(実施例C52)としても公知である。
実施形態39. (S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミドである、実施形態1もしくは実施形態22に従う化合物;または薬学的に許容されるその塩。該化合物は、(S)-2-(2-((((1r,4S)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(実施例C53)としても公知である。
実施形態40. (R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミドである、実施形態1もしくは実施形態22に従う化合物;または薬学的に許容されるその塩。該化合物は、(R)-2-(2-((((1r,4R)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(実施例C54)としても公知である。
実施形態41. 実施形態1~40のいずれか1つに従う化合物と、1つ以上の薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
実施形態42. 実施形態1~40のいずれか1つに従う化合物と、1つ以上の追加の治療活性剤とを含む、組合せ。
実施形態43. 前記1つ以上の追加の治療活性剤が、抗がん剤、鎮痛薬、抗炎症剤、免疫調節剤、またはそれらの組合せである、実施形態42に従う組合せ。
実施形態44. EZH2、PRC2またはEZH2/PRC2によって媒介される疾患または状態を処置する際に使用するための、任意に第2の治療剤と組み合わせた、実施形態1~40のいずれか1つに従う化合物。
実施形態45. 前記第2の治療剤が、抗がん剤、鎮痛薬、抗炎症剤またはそれらの組合せである、実施形態44に従う化合物。
実施形態46. EZH2、PRC2またはEZH2/PRC2によって媒介される疾患または状態のための医薬の製造における、実施形態1~40のいずれか1つに従う化合物の、任意に第2の治療剤と組み合わせた、使用。
実施形態47. EZH2、PRC2またはEZH2/PRC2によって媒介される疾患または状態を処置するための方法であって、それを必要とする対象に、治療有効量の実施形態1~40のいずれか1つに従う化合物を、任意に第2の治療剤と組み合わせて投与し、それにより、EZH2、PRC2またはEZH2/PRC2によって媒介される前記疾患または状態を処置するステップを含む、方法。
実施形態48. EZH2、PRC2またはEZH2/PRC2の阻害によって利益を得るまたは処置可能である疾患または状態を処置するための方法であって、それを必要とする対象に、治療有効量の実施形態1~40のいずれか1つに従う化合物を、任意に第2の治療剤と組み合わせて投与し、それにより、EZH2、PRC2またはEZH2/PRC2の阻害によって利益を得るまたは処置可能である前記疾患または状態を処置するステップを含む、方法。
実施形態49. EZH2、PRC2もしくはEZH2/PRC2によって媒介される前記疾患もしくは状態、またはEZH2、PRC2もしくはEZH2/PRC2の阻害によって利益を得るもしくは処置可能である前記疾患もしくは状態が、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、濾胞性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫、胃がん、悪性ラブドイド腫瘍、肝細胞癌、前立腺がん、乳癌、胆管がんおよび胆嚢がん、膀胱癌、神経芽細胞腫、神経膠腫、膠芽細胞腫および星細胞腫、子宮頸がん、結腸がん、黒色腫、子宮内膜がん、食道がん、頭頸部がん、肺がん、上咽頭癌、卵巣がん、膵臓がん、腎細胞癌、直腸がん、甲状腺がん、副甲状腺腫瘍、子宮腫瘍、横紋筋肉腫、カポジ肉腫、滑膜肉腫、骨肉腫およびユーイング肉腫である、実施形態46に従う化合物の使用、または実施形態47もしくは48に従う方法。
実施形態50. EZH2、PRC2もしくはEZH2/PRC2によって媒介される前記疾患もしくは状態、またはEZH2、PRC2もしくはEZH2/PRC2の阻害によって利益を得るもしくは処置可能である前記疾患もしくは状態が、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、濾胞性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫、胃がん、悪性ラブドイド腫瘍および肝細胞癌である、実施形態46に従う化合物の使用、または実施形態47もしくは48に従う方法。
出発材料および手順の選択に応じて、化合物は、考えられる立体異性体の1つの形態でまたはそれらの混合物として、例えば、不斉炭素原子の数に応じて、純粋な光学異性体として、またはラセミ体およびジアステレオ異性体混合物等の立体異性体混合物として、存在し得る。本発明は、ラセミ混合物、ジアステレオマー(diasteriomeric)混合物および光学的に純粋な形態を含むすべてのそのような考えられる立体異性体を含むようになっている。光学的に活性な(R)-および(S)-立体異性体は、キラルシントンもしくはキラル試薬を使用して調製され得るか、または従来の技術を使用して分割され得る。不飽和二重結合を持つ原子における置換基は、可能ならば、シス-(Z)-またはトランス-(E)-形態で存在し得る。化合物が二置換シクロアルキルを含有する場合、シクロアルキル置換基は、シスまたはトランス配置を有し得る。
本発明の化合物の任意の不斉原子(例えば、炭素等)は、ラセミまたは鏡像異性的に富化された、例えば(R)-、(S)-または(R,S)-配置で存在し得る。ある特定の実施形態において、各不斉原子は、(R)-または(S)-配置で、少なくとも50%の鏡像体過剰率、少なくとも60%の鏡像体過剰率、少なくとも70%の鏡像体過剰率、少なくとも80%の鏡像体過剰率、少なくとも90%の鏡像体過剰率、少なくとも95%の鏡像体過剰率、または少なくとも99%の鏡像体過剰率を有する。
したがって、本明細書において使用される場合、本発明の化合物は、考えられる立体異性体、回転異性体、アトロプ異性体、互変異性体またはそれらの混合物の1つ、例えば、実質的に純粋な幾何(シスまたはトランス)立体異性体、ジアステレオマー、光学異性体(対掌体)、ラセミ体またはそれらの混合物としての形態であることができる。
立体異性体の任意の得られた混合物は、構成要素の物理化学的差異に基づいて、例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別結晶によって、純粋なまたは実質的に純粋な幾何または光学異性体、ジアステレオマー、ラセミ体に分離され得る。
本発明の化合物のまたは中間体の任意の得られたラセミ体は、公知の方法によって、例えば、そのジアステレオマー塩の分離によって、光学対掌体に分割することができ、光学的に活性な酸または塩基を用い、光学的に活性な酸性または塩基性化合物を遊離させて取得される。特に、塩基性部分をこのように用いて、本発明の化合物を、例えば、光学的に活性な酸、例えば、酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジ-O,O’-p-トルオイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸またはカンファー-10-スルホン酸と形成された塩の分別結晶により、それらの光学対掌体に分割することができる。本発明のラセミ化合物またはラセミ中間体は、キラル吸着剤を使用するキラルクロマトグラフィー、例えば、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって分割することもできる。
本明細書において記される任意の式は、化合物の非標識形態および同位体標識形態を表すことも意図されている。同位体標識化合物は、1個以上の原子が、選択された原子質量または質量数を有する原子によって置きかえられていることを除き、本明細書において記される式によって描写される構造を有する。本発明の化合物に組み込まれ得る同位体は、例えば、水素の同位体を含む。
さらに、ある特定の同位体、特に重水素(すなわち、2HまたはD)の組み込みは、より優れた代謝安定性から生じるある特定の治療上の利点、例えば、インビボ半減期の増大または必要投薬量の低減または治療指数もしくは忍容性における改善を生じさせ得る。この文脈における重水素は、式(I)またはその下位式の化合物の置換基とみなされることが理解される。重水素の濃度は、同位体濃縮係数によって定義され得る。用語「同位体濃縮係数」は、本明細書において使用される場合、特定同位体の同位体存在度と天然存在度との間の比を意味する。本発明の化合物中の置換基が重水素であると表示されている場合、そのような化合物は、各指定された重水素原子について、少なくとも3500(各指定された重水素原子において52.5%重水素組み込み)、少なくとも4000(60%重水素組み込み)、少なくとも4500(67.5%重水素組み込み)、少なくとも5000(75%重水素組み込み)、少なくとも5500(82.5%重水素組み込み)、少なくとも6000(90%重水素組み込み)、少なくとも6333.3(95%重水素組み込み)、少なくとも6466.7(97%重水素組み込み)、少なくとも6600(99%重水素組み込み)、または少なくとも6633.3(99.5%重水素組み込み)の同位体濃縮係数を有する。用語「同位体濃縮係数」は、重水素について記載したものと同じ様式で、任意の同位体に適用され得ることが理解されるべきである。
本発明の化合物に組み込まれ得る同位体の他の例は、3H、11C、13C、14C、15N、18F、31P、32P、35S、36Cl、123I、124I、125I等、それぞれ水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素の同位体を含む。したがって、本発明は、例えば、3Hおよび14C等の放射性同位体、または2Hおよび13C等の非放射性同位体がその中に存在するものを含む、前述の同位体のいずれかの1つ以上を組み込んだ化合物を含むことが理解されるべきである。そのような同位体標識化合物は、代謝研究(14Cを用いる)、反応速度論研究(例えば2Hまたは3Hを用いる)、検出または撮像技術、例を挙げると、薬物または基質組織分布アッセイを含む陽電子放射断層撮影(PET)または単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)において、あるいは患者の放射線処置において、有用である。特に、18Fまたは標識化合物は、PETまたはSPECT研究に特に望ましい。式(I)またはその下位式の同位体標識化合物は、概して、当業者に公知である従来の技術によって、または、付随する実施例に記載されているものに類似のプロセスによって、以前用いられていた非標識試薬の代わりに適切な同位体標識試薬を使用して、調製され得る。
本発明の化合物は、遊離形態で、その塩として、いずれかで取得される。本明細書において使用される場合、用語「塩(単数または複数)」は、本発明の化合物の酸付加または塩基付加塩を指す。「塩」は、特に、「薬学的に(pharmaceutical)許容される塩」を含む。用語「薬学的に許容される塩」は、本発明の化合物の生物学的有効性および特性を保持し、典型的には、生物学的にも別様にも望ましくないものでない塩を指す。多くの事例において、本発明の化合物は、アミノおよび/もしくはカルボキシル基またはそれらと同様の基の存在のおかげで、酸および/または塩基塩を形成することができる。
薬学的に許容される酸付加塩は、無機酸および有機酸と形成され得る。塩が由来し得る無機酸は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等を含む。塩が由来し得る有機酸は、例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、スルホサリチル酸等を含む。
薬学的に許容される塩基付加塩は、無機および有機塩基と形成され得る。塩が由来し得る無機塩基は、例えば、アンモニウム塩および周期表のIからXII族までの金属を含む。ある特定の実施形態において、塩は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銀、亜鉛および銅に由来し、特に好適な塩は、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩およびマグネシウム塩を含む。塩が由来し得る有機塩基は、例えば、第一級、第二級および第三級アミン、自然発生の置換アミンを含む置換アミン、環状アミン、塩基性イオン交換樹脂等を含む。ある特定の有機アミンは、イソプロピルアミン、ベンザチン、コリネート、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、リジン、メグルミン、ピペラジンおよびトロメタミンを含む。
別の態様において、本発明は、本発明の化合物を、酢酸塩、アスコルビン酸塩、アジピン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、臭化物/臭化水素酸塩、重炭酸塩/炭酸塩、重硫酸塩/硫酸塩、カンファースルホン酸塩、カプリン酸塩、塩化物/塩酸塩、クロロテオフィリン塩、クエン酸塩、エタンジスルホン酸塩、フマル酸塩、グルセプト酸塩、グルコン酸塩、グロクロン酸塩、グルタミン酸塩、グルタル酸塩、グリコール酸塩、馬尿酸塩、ヨウ化水素酸塩/ヨウ化物、イセチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル硫酸塩、粘液酸塩、ナフトエ酸塩、ナプシル酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オクタデカン酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、リン酸塩/リン酸水素塩/リン酸二水素塩、ポリガラクツロ酸塩、プロピオン酸塩、セバシン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、スルホサリチル酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩、トリフェニル酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩またはキシナホ酸塩形態で提供する。
薬理学および有用性
EZH2は、PRC2における触媒サブユニットであり、他のホモログEZH1は、マウスにおいてEZH2とともに非常に豊富であり、EZH2損失状態における成体前駆細胞の維持に必要とされる。補因子SAM競合またはEED結合PRC2阻害剤が同定されており、EZH1と比較してEZH2に対して可変選択性を表す。成体組織の恒常性におけるEZH1の役割を考慮すると、PRC2のEZH2を標的化することは、PRC2のSAM競合またはEED機構を直接標的化することに有利であるまたは相補的である新規かつ独自の角度を選択的に供与し得る。したがって、EZH2を標的化することは、がんの処置のための新規療法の開発のために非常に魅力的な戦略を選択的に表す。
EZH2は、PRC2における触媒サブユニットであり、他のホモログEZH1は、マウスにおいてEZH2とともに非常に豊富であり、EZH2損失状態における成体前駆細胞の維持に必要とされる。補因子SAM競合またはEED結合PRC2阻害剤が同定されており、EZH1と比較してEZH2に対して可変選択性を表す。成体組織の恒常性におけるEZH1の役割を考慮すると、PRC2のEZH2を標的化することは、PRC2のSAM競合またはEED機構を直接標的化することに有利であるまたは相補的である新規かつ独自の角度を選択的に供与し得る。したがって、EZH2を標的化することは、がんの処置のための新規療法の開発のために非常に魅力的な戦略を選択的に表す。
本発明の化合物を、生化学的アッセイにおいて、EZH2/EZH1、SUZ12、EED、Rbap48およびAEBPの五量体複合体におけるPRC2活性を阻害するそれらの能力について評価した。PRC2の細胞活性を阻害する本発明の化合物の能力は、ヒト細胞株におけるH3K27me3を分析することによって評価した。がんを阻害する本発明の化合物の能力は、がん性成長を維持するPRC2活性に対する特異的依存性を保有するヒトがん細胞株の増殖を変調するそれらの能力に由来するものであった。本発明の化合物は、SAM競合阻害剤およびEED K27me3ポケット結合剤とは異なるMOIで、EZH2を選択的に標的化する。
一態様において、本発明は、療法のために、特に、がん性成長を維持するためのPRC2活性によって決まるがん等、EZH2、PRC2またはそれらの組合せによって媒介される疾患または状態を処置するまたは予防するために有用な、式(I)もしくはその下位式の化合物、または薬学的に許容されるその塩を提供する。
別の態様において、本発明は、EZH2、PRC2またはそれらの組合せの阻害によって利益を得るまたは処置可能である疾患または状態を処置するための;および、EZH2、PRC2またはそれらの組合せの阻害によって処置可能である疾患または状態を処置するための医薬の製造のための、式(I)もしくはその下位式の化合物、または薬学的に許容されるその塩の使用を提供する。
EZH2、PRC2もしくはEZH2/PRC2によって媒介される、またはEZH2、PRC2もしくはEZH2/PRC2の阻害によって利益を得るもしくは処置可能である、疾患または状態の例は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、濾胞性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫、胃がん、悪性ラブドイド腫瘍、肝細胞癌、前立腺がん、乳癌、胆管がんおよび胆嚢がん、膀胱癌、神経芽細胞腫、神経膠腫、膠芽細胞腫および星細胞腫、子宮頸がん、結腸がん、黒色腫、子宮内膜がん、食道がん、頭頸部がん、肺がん、上咽頭癌、卵巣がん、膵臓がん、腎細胞癌、直腸がん、甲状腺がん、副甲状腺腫瘍、子宮腫瘍、横紋筋肉腫、カポジ肉腫、滑膜肉腫、骨肉腫およびユーイング肉腫を含むがこれらに限定されない。
医薬組成物、投薬量および投与
別の態様において、本発明は、本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物を提供する。
別の態様において、本発明は、本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物を提供する。
さらなる実施形態において、組成物は、本明細書に記載されるもの等の少なくとも2つの薬学的に許容される担体を含む。医薬組成物は、経口投与、非経口投与(例えば、注射、注入、経皮または局所投与による)および経直腸投与等の特定の投与ルートのために製剤化され得る。局所投与は、吸入または鼻腔内適用にも関係し得る。本発明の医薬組成物は、固体形態(限定されないが、カプセル剤、錠剤、丸剤、顆粒剤、散剤または坐剤を含む)で、または液体形態(限定されないが、液剤、懸濁剤または乳剤を含む)で構成されていてよい。錠剤は、当技術分野において公知の方法に従って、フィルムコーティングされているかまたは腸溶コーティングされているかのいずれかであってよい。典型的には、医薬組成物は、活性原料を、以下の1つ以上と一緒に含む、錠剤またはゼラチンカプセル剤である:
a)希釈剤、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロースおよび/またはグリシン;
b)滑沢剤、例えば、シリカ、タルカム、ステアリン酸、そのマグネシウムもしくはカルシウム塩および/またはポリエチレングリコール;錠剤ではまた、
c)結合剤、例えば、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、デンプン糊、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムおよび/またはポリビニルピロリドン;所望ならば、
d)崩壊剤、例えば、デンプン、寒天、アルギン酸もしくはそのナトリウム塩、または発泡性混合物;ならびに
e)吸収剤、着色剤、香味料および甘味剤。
a)希釈剤、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロースおよび/またはグリシン;
b)滑沢剤、例えば、シリカ、タルカム、ステアリン酸、そのマグネシウムもしくはカルシウム塩および/またはポリエチレングリコール;錠剤ではまた、
c)結合剤、例えば、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、デンプン糊、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムおよび/またはポリビニルピロリドン;所望ならば、
d)崩壊剤、例えば、デンプン、寒天、アルギン酸もしくはそのナトリウム塩、または発泡性混合物;ならびに
e)吸収剤、着色剤、香味料および甘味剤。
別の態様において、本発明の化合物は、他の抗がん剤、抗アレルギー剤、抗悪心剤(または制吐薬)、鎮痛剤、細胞保護剤、免疫調節剤およびそれらの組合せ等の、他の治療剤と組み合わせられる。
一実施形態において、他の治療剤は、抗がん剤または化学療法剤である。組合せ療法における使用を検討されている一般的な化学療法剤は、アナストロゾール(Arimidex(登録商標))、ビカルタミド(Casodex(登録商標))、硫酸ブレオマイシン(Blenoxane(登録商標))、ブスルファン(Myleran(登録商標))、ブスルファン注射液(Busulfex(登録商標))、カペシタビン(Xeloda(登録商標))、N4-ペントキシカルボニル-5-デオキシ-5-フルオロシチジン、カルボプラチン(Paraplatin(登録商標))、カルムスチン(BiCNU(登録商標))、クロラムブシル(Leukeran(登録商標))、シスプラチン(Platinol(登録商標))、クラドリビン(Leustatin(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標)またはNeosar(登録商標))、シタラビン、シトシンアラビノシド(Cytosar-U(登録商標))、シタラビンリポソーム注射液(DepoCyt(登録商標))、ダカルバジン(DTIC-Dome(登録商標))、ダクチノマイシン(アクチノマイシンD、コスメゲン(Cosmegan))、ダウノルビシン塩酸塩(Cerubidine(登録商標))、ダウノルビシンクエン酸塩リポソーム注射液(DaunoXome(登録商標))、デキサメタゾン、ドセタキセル(Taxotere(登録商標))、ドキソルビシン塩酸塩(Adriamycin(登録商標)、Rubex(登録商標))、エトポシド(Vepesid(登録商標))、リン酸フルダラビン(Fludara(登録商標))、5-フルオロウラシル(Adrucil(登録商標)、Efudex(登録商標))、フルタミド(Eulexin(登録商標))、テザシチビン(tezacitibine)、ゲムシタビン(ジフルオロデオキシシチジン)、ヒドロキシウレア(Hydrea(登録商標))、イダルビシン(Idamycin(登録商標))、イホスファミド(IFEX(登録商標))、イリノテカン(Camptosar(登録商標))、L-アスパラギナーゼ(ELSPAR(登録商標))、ロイコボリンカルシウム、メルファラン(Alkeran(登録商標))、6-メルカプトプリン(Purinethol(登録商標))、メトトレキサート(Folex(登録商標))、ミトキサントロン(Novantrone(登録商標))、マイロターグ、パクリタキセル(Taxol(登録商標))、nab-パクリタキセル(Abraxane(登録商標))、フェニックス(イットリウム90/MX-DTPA)、ペントスタチン、カルムスチンインプラントを用いるポリフェプロサン20(Gliadel(登録商標))、クエン酸タモキシフェン(Nolvadex(登録商標))、テニポシド(Vumon(登録商標))、6-チオグアニン、チオテパ、チラパザミン(Tirazone(登録商標))、注射用トポテカン塩酸塩(Hycamptin(登録商標))、ビンブラスチン(Velban(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))およびビノレルビン(Navelbine(登録商標))を含む。
本発明の化合物との組合せのための、特に興味深い抗がん剤は、以下のものを含む:
サイクリン依存性キナーゼ(CDK)阻害剤(Chen, S. et al., Nat Cell Biol., 12(11):1108-14 (2010); Zeng, X. et al., Cell Cycle, 10(4):579-83 (2011))アロイシンA;アルボシジブ(フラボピリドールまたはHMR-1275、2-(2-クロロフェニル)-5,7-ジヒドロキシ-8-[(3S,4R)-3-ヒドロキシ-1-メチル-4-ピペリジニル]-4-クロメノンとしても公知であり、米国特許第5,621,002号明細書に記載されている);クリゾチニブ(PF-02341066、CAS877399-52-5);2-(2-クロロフェニル)-5,7-ジヒドロキシ-8-[(2R,3S)-2-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-3-ピロリジニル]-4H-1-ベンゾピラン-4-オン、塩酸塩(P276-00、CAS920113-03-7);1-メチル-5-[[2-[5-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-2-イル]-4-ピリジニル]オキシ]-N-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]-1H-ベンズイミダゾール-2-アミン(RAF265、CAS927880-90-8);インジスラム(E7070);ロスコビチン(CYC202);6-アセチル-8-シクロペンチル-5-メチル-2-(5-ピペラジン-1-イル-ピリジン-2-イルアミノ)-8H-ピリド[2,3-d]ピリミジン-7-オン、塩酸塩(PD0332991);ジナシクリブ(SCH727965);N-[5-[[(5-tert-ブチルオキサゾール-2-イル)メチル]チオ]チアゾール-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド(B387032、CAS345627-80-7);4-[[9-クロロ-7-(2,6-ジフルオロフェニル)-5H-ピリミド[5,4-d][2]ベンゾアゼピン-2-イル]アミノ]-安息香酸(MLN8054、CAS869363-13-3);5-[3-(4,6-ジフルオロ-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル]-N-エチル-4-メチル-3-ピリジンメタンアミン(AG-024322、CAS837364-57-5);4-(2,6-ジクロロベンゾイルアミノ)-1H-ピラゾール-3-カルボン酸N-(ピペリジン-4-イル)アミド(AT7519、CAS844442-38-2);4-[2-メチル-1-(1-メチルエチル)-1H-イミダゾール-5-イル]-N-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-ピリミジンアミン(AZD5438、CAS602306-29-6);パルボシクリブ(PD-0332991);および(2R,3R)-3-[[2-[[3-[[S(R)]-S-シクロプロピルスルホンイミドイル]-フェニル]アミノ]-5-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]-2-ブタノール(BAY10000394)。
サイクリン依存性キナーゼ(CDK)阻害剤(Chen, S. et al., Nat Cell Biol., 12(11):1108-14 (2010); Zeng, X. et al., Cell Cycle, 10(4):579-83 (2011))アロイシンA;アルボシジブ(フラボピリドールまたはHMR-1275、2-(2-クロロフェニル)-5,7-ジヒドロキシ-8-[(3S,4R)-3-ヒドロキシ-1-メチル-4-ピペリジニル]-4-クロメノンとしても公知であり、米国特許第5,621,002号明細書に記載されている);クリゾチニブ(PF-02341066、CAS877399-52-5);2-(2-クロロフェニル)-5,7-ジヒドロキシ-8-[(2R,3S)-2-(ヒドロキシメチル)-1-メチル-3-ピロリジニル]-4H-1-ベンゾピラン-4-オン、塩酸塩(P276-00、CAS920113-03-7);1-メチル-5-[[2-[5-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-2-イル]-4-ピリジニル]オキシ]-N-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]-1H-ベンズイミダゾール-2-アミン(RAF265、CAS927880-90-8);インジスラム(E7070);ロスコビチン(CYC202);6-アセチル-8-シクロペンチル-5-メチル-2-(5-ピペラジン-1-イル-ピリジン-2-イルアミノ)-8H-ピリド[2,3-d]ピリミジン-7-オン、塩酸塩(PD0332991);ジナシクリブ(SCH727965);N-[5-[[(5-tert-ブチルオキサゾール-2-イル)メチル]チオ]チアゾール-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド(B387032、CAS345627-80-7);4-[[9-クロロ-7-(2,6-ジフルオロフェニル)-5H-ピリミド[5,4-d][2]ベンゾアゼピン-2-イル]アミノ]-安息香酸(MLN8054、CAS869363-13-3);5-[3-(4,6-ジフルオロ-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)-1H-インダゾール-5-イル]-N-エチル-4-メチル-3-ピリジンメタンアミン(AG-024322、CAS837364-57-5);4-(2,6-ジクロロベンゾイルアミノ)-1H-ピラゾール-3-カルボン酸N-(ピペリジン-4-イル)アミド(AT7519、CAS844442-38-2);4-[2-メチル-1-(1-メチルエチル)-1H-イミダゾール-5-イル]-N-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-ピリミジンアミン(AZD5438、CAS602306-29-6);パルボシクリブ(PD-0332991);および(2R,3R)-3-[[2-[[3-[[S(R)]-S-シクロプロピルスルホンイミドイル]-フェニル]アミノ]-5-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]-2-ブタノール(BAY10000394)。
チェックポイントキナーゼ(CHK)阻害剤:(Wu, Z. et al., Cell Death Differ., 18(11):1771-9 (2011))7-ヒドロキシスタウロスポリン(UCN-01);6-ブロモ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-5-(3R)-3-ピペリジニル-ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-アミン(SCH900776、CAS891494-63-6);5-(3-フルオロフェニル)-3-ウレイドチオフェン-2-カルボン酸N-[(S)-ピペリジン-3-イル]アミド(AZD7762、CAS860352-01-8);4-[((3S)-1-アザビシクロ[2.2.2]オクタ-3-イル)アミノ]-3-(1H-ベンズイミダゾール-2-イル)-6-クロロキノリン-2(1H)-オン(CHIR124、CAS405168-58-3);7-アミノダクチノマイシン(7-AAD)、イソグラヌラチミド、デブロモヒメニアルジシン;N-[5-ブロモ-4-メチル-2-[(2S)-2-モルホリニルメトキシ]-フェニル]-N’-(5-メチル-2-ピラジニル)ウレア(LY2603618、CAS911222-45-2);スルフォラファン(CAS4478-93-7、4-メチルスルフィニルブチルイソチオシアネート);9,10,11,12-テトラヒドロ-9,12-エポキシ-1H-ジインドロ[1,2,3-fg:3’,2’,1’-kl]ピロロ[3,4-i][1,6]ベンゾジアゾシン-1,3(2H)-ジオン(SB-218078、CAS135897-06-2);ならびにTAT-S216A(YGRKKRRQRRRLYRSPAMPENL)およびCBP501((d-Bpa)sws(d-Phe-F5)(d-Cha)rrrqrr);ならびに(αR)-α-アミノ-N-[5,6-ジヒドロ-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-オキソ-1H-ピロロ[4,3,2-ef][2,3]ベンゾジアゼピン-8-イル]-シクロヘキサンアセトアミド(PF-0477736)。
タンパク質キナーゼB(PKB)またはAKT阻害剤:(Rojanasakul, Y., Cell Cycle, 12(2):202-3 (2013);Chen B. et al., Cell Cycle, 12(1):112-21 (2013)))8-[4-(1-アミノシクロブチル)フェニル]-9-フェニル-1,2,4-トリアゾロ[3,4-f][1,6]ナフチリジン-3(2H)-オン(MK-2206、CAS1032349-93-1);ペリホシン(KRX0401);4-ドデシル-N-1,3,4-チアジアゾール-2-イル-ベンゼンスルホンアミド(PHT-427、CAS1191951-57-1);4-[2-(4-アミノ-1,2,5-オキサジアゾール-3-イル)-1-エチル-7-[(3S)-3-ピペリジニルメトキシ]-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-4-イル]-2-メチル-3-ブチン-2-オール(GSK690693、CAS937174-76-0);8-(1-ヒドロキシエチル)-2-メトキシ-3-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-6H-ジベンゾ[b,d]ピラン-6-オン(パロミド529、P529またはSG-00529);トリシリビン(Tricirbine)(6-アミノ-4-メチル-8-(β-D-リボフラノシル)-4H,8H-ピロロ[4,3,2-de]ピリミド[4,5-c]ピリダジン);(αS)-α-[[[5-(3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-3-ピリジニル]オキシ]メチル]-ベンゼンエタンアミン(A674563、CAS552325-73-2);4-[(4-クロロフェニル)メチル]-1-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-4-ピペリジンアミン(CCT128930、CAS885499-61-6);4-(4-クロロフェニル)-4-[4-(1Hピラゾール-4-イル)フェニル]-ピペリジン(AT7867、CAS857531-00-1);およびアルケキシン(Archexin)(RX-0201、CAS663232-27-7)。
C-RAF阻害剤:(Chang, C. et al., Cancer Cell, 19(1):86-100 (2011))ソラフェニブ(Nexavar(登録商標));3-(ジメチルアミノ)-N-[3-[(4-ヒドロキシベンゾイル)アミノ]-4-メチルフェニル]-ベンズアミド(ZM336372、CAS208260-29-1);および3-(1-シアノ-1-メチルエチル)-N-[3-[(3,4-ジヒドロ-3-メチル-4-オキソ-6-キナゾリニル)アミノ]-4-メチルフェニル]-ベンズアミド(AZ628、CAS1007871-84-2)。
ホスホイノシチド3-キナーゼ(PI3K)阻害剤:(Gonzalez, M. et al., Cancer Res., 71(6): 2360-2370 (2011))4-[2-(1H-インダゾール-4-イル)-6-[[4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル]メチル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]モルホリン(GDC0941としても公知であり、国際公開第09/036082号および同第09/055730号パンフレットに記載されている);2-メチル-2-[4-[3-メチル-2-オキソ-8-(キノリン-3-イル)-2,3-ジヒドロイミダゾ[4,5-c]キノリン-1-イル]フェニル]プロピオニトリル(国際公開第06/122806号パンフレットに記載されており、ダクトリシブとしても公知である);4-(トリフルオロメチル)-5-(2,6-ジモルホリノピリミジン-4-イル)ピリジン-2-アミン(国際公開第2007/084786号パンフレットに記載されており、ブパリシブとしても公知である);トザセルチブ(VX680またはMK-0457、CAS639089-54-6);(5Z)-5-[[4-(4-ピリジニル)-6-キノリニル]メチレン]-2,4-チアゾリジンジオン(GSK1059615、CAS958852-01-2);(1E,4S,4aR,5R,6aS,9aR)-5-(アセチルオキシ)-1-[(ジ-2-プロペニルアミノ)メチレン]-4,4a,5,6,6a,8,9,9a-オクタヒドロ-11-ヒドロキシ-4-(メトキシメチル)-4a,6a-ジメチル-シクロペンタ[5,6]ナフト[1,2-c]ピラン-2,7,10(1H)-トリオン(PX866、CAS502632-66-8);8-フェニル-2-(モルホリン-4-イル)-クロメン-4-オン(LY294002、CAS154447-36-6);2-アミノ-8-エチル-4-メチル-6-(1H-ピラゾール-5-イル)ピリド[2,3-d]ピリミジン-7(8H)-オン(SAR245409またはXL765);1,3-ジヒドロ-8-(6-メトキシ-3-ピリジニル)-3-メチル-1-[4-(1-ピペラジニル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-イミダゾ[4,5-c]キノリン-2-オン、(2Z)-2-ブタンジオエート(1:1)(BGT226);5-フルオロ-3-フェニル-2-[(1S)-1-(9H-プリン-6-イルアミノ)エチル]-4(3H)-キナゾリノン(CAL101);2-アミノ-N-[3-[N-[3-[(2-クロロ-5-メトキシフェニル)アミノ]キノキサリン-2-イル]スルファモイル]フェニル]-2-メチルプロパンアミド(SAR245408またはXL147);および(S)-ピロリジン-1,2-ジカルボン酸2-アミド1-({4-メチル-5-[2-(2,2,2-トリフルオロ-1,1-ジメチル-エチル)-ピリジン-4-イル]-チアゾール-2-イル}-アミド)(BYL719)。
BCL-2阻害剤:(Beguelin, W. et al., Cancer Cell, 23(5):677-92(2013))4-[4-[[2-(4-クロロフェニル)-5,5-ジメチル-1-シクロヘキセン-1-イル]メチル]-1-ピペラジニル]-N-[[4-[[(1R)-3-(4-モルホリニル)-1-[(フェニルチオ)メチル]プロピル]アミノ]-3-[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル]スルホニル]ベンズアミド(ABT-263としても公知であり、国際公開第09/155386号パンフレットに記載されている);テトロカルシンA;アンチマイシン;ゴシポール((-)BL-193);オバトクラックス;エチル-2-アミノ-6-シクロペンチル-4-(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチル)-4Hクロモン-3-カルボキシレート(HA14-1);オブリメルセン(G3139、Genasense(登録商標));Bak BH3ペプチド;(-)-ゴシポール酢酸(AT-101);4-[4-[(4’-クロロ[1,1’-ビフェニル]-2-イル)メチル]-1-ピペラジニル]-N-[[4-[[(1R)-3-(ジメチルアミノ)-1-[(フェニルチオ)メチル]プロピル]アミノ]-3-ニトロフェニル]スルホニル]-ベンズアミド(ABT-737、CAS852808-04-9);およびナビトクラックス(ABT-263、CAS923564-51-6)。
マイトジェン活性化タンパク質キナーゼ(MEK)阻害剤:(Chang, C. J. et al., Cancer Cell, 19(1):86-100 (2011))XL-518(GDC-0973としても公知であり、Cas番号1029872-29-4、ACC Corp.から入手可能);セルメチニブ(5-[(4-ブロモ-2-クロロフェニル)アミノ]-4-フルオロ-N-(2-ヒドロキシエトキシ)-1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-6-カルボキサミド、AZD6244またはARRY142886としても公知であり、国際公開第2003077914号パンフレットに記載されている);ビニメチニブ(Benimetinib)(6-(4-ブロモ-2-フルオロフェニルアミノ)-7-フルオロ-3-メチル-3H-ベンゾイミダゾール-5-カルボン酸(2-ヒドロキシエトキシ(hydroxyethyoxy))-アミド、MEK162としても公知であり、CAS1073666-70-2、国際公開第2003077914号パンフレットに記載されている);2-[(2-クロロ-4-ヨードフェニル)アミノ]-N-(シクロプロピルメトキシ)-3,4-ジフルオロ-ベンズアミド(CI-1040またはPD184352としても公知であり、国際公開第WO2000035436号パンフレットに記載されている);N-[(2R)-2,3-ジヒドロキシプロポキシ]-3,4-ジフルオロ-2-[(2-フルオロ-4-ヨードフェニル)アミノ]-ベンズアミド(PD0325901としても公知であり、国際公開第2002006213号パンフレットに記載されている);2,3-ビス[アミノ[(2-アミノフェニル)チオ]メチレン]-ブタンジニトリル(U0126としても公知であり、米国特許第2,779,780号明細書に記載されている);N-[3,4-ジフルオロ-2-[(2-フルオロ-4-ヨードフェニル)アミノ]-6-メトキシフェニル]-1-[(2R)-2,3-ジヒドロキシプロピル]-シクロプロパンスルホンアミド(RDEA119またはBAY869766としても公知であり、国際公開第2007014011号パンフレットに記載されている);(3S,4R,5Z,8S,9S,11E)-14-(エチルアミノ)-8,9,16-トリヒドロキシ-3,4-ジメチル-3,4,9,19-テトラヒドロ-1H-2-ベンゾキサシクロテトラデシン-1,7(8H)-ジオン](E6201としても公知であり、国際公開第2003076424号パンフレットに記載されている);2’-アミノ-3’-メトキシフラボン(Biaffin GmbH&Co.、KG、Germanyから入手可能なPD98059としても公知である);ベムラフェニブ(PLX-4032、CAS918504-65-1);(R)-3-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-6-フルオロ-5-(2-フルオロ-4-ヨードフェニルアミノ)-8-メチルピリド[2,3-d]ピリミジン-4,7(3H,8H)-ジオン(TAK-733、CAS1035555-63-5);ピマセルチブ(AS-703026、CAS1204531-26-9);トラメチニブジメチルスルホキシド(GSK-1120212、CAS1204531-25-80);2-(2-フルオロ-4-ヨードフェニルアミノ)-N-(2-ヒドロキシエトキシ)-1,5-ジメチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド(AZD8330);および3,4-ジフルオロ-2-[(2-フルオロ-4-ヨードフェニル)アミノ]-N-(2-ヒドロキシエトキシ)-5-[(3-オキソ-[1,2]オキサジナン-2-イル)メチル]ベンズアミド(CH4987655またはRo4987655)。
アロマターゼ阻害剤:(Pathiraja, T. et al., Sci. Transl. Med., 6(229):229 ra41 (2014))エキセメスタン(Aromasin(登録商標));レトロゾール(Femara(登録商標));およびアナストロゾール(Arimidex(登録商標))。
トポイソメラーゼII阻害剤:(Bai, J. et al., Cell Prolif., 47(3):211-8 (2014))エトポシド(VP-16およびリン酸エトポシド、Toposar(登録商標)、VePesid(登録商標)およびEtopophos(登録商標));テニポシド(VM-26、Vumon(登録商標));およびタフルポシド。
SRC阻害剤:(Hebbard, L., Oncogene, 30(3):301-12 (2011))ダサチニブ(Sprycel(登録商標));サラカチニブ(AZD0530、CAS379231-04-6);ボスチニブ(SKI-606、CAS380843-75-4);5-[4-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]フェニル]-N-(フェニルメチル)-2-ピリジンアセトアミド(KX2-391、CAS897016-82-9);および4-(2-クロロ-5-メトキシアニリノ)-6-メトキシ-7-(1-メチルピペリジン-4-イルメトキシ)キナゾリン(AZM475271、CAS476159-98-5)。
ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤:(Yamaguchi, J. et al., Cancer Sci., 101(2):355-62 (2010))ボリノスタット(Voninostat)(Zolinza(登録商標));ロミデプシン(Istodax(登録商標));トリコスタチン(Treichostatin)A(TSA);オキサムフラチン;ボリノスタット(Zolinza(登録商標)、スベロイルアニリドヒドロキサム酸);ピロキサミド(スベロイル(syberoyl)-3-アミノピリジンアミドヒドロキサム酸);トラポキシンA(RF-1023A);トラポキシンB(RF-10238);シクロ[(αS,2S)-α-アミノ-η-オキソ-2-オキシランオクタノイル-O-メチル-D-チロシル-L-イソロイシル-L-プロリル](Cyl-1);シクロ[(αS,2S)-α-アミノ-η-オキソ-2-オキシランオクタノイル-O-メチル-D-チロシル-L-イソロイシル-(2S)-2-ピペリジンカルボニル](Cyl-2);環状[L-アラニル-D-アラニル-(2S)-η-オキソ-L-α-アミノオキシランオクタノイル-D-プロリル](HCトキシン);シクロ[(αS,2S)-α-アミノ-η-オキソ-2-オキシランオクタノイル-D-フェニルアラニル-L-ロイシル-(2S)-2-ピペリジンカルボニル](WF-3161);クラミドシン((S)-環状(2-メチルアラニル-L-フェニルアラニル-D-プロリル-η-オキソ-L-α-アミノオキシランオクタノイル);アピシジン(シクロ(8-オキソ-L-2-アミノデカノイル-1-メトキシ-L-トリプトフィル-L-イソロイシル-D-2-ピペリジンカルボニル);ロミデプシン(Istodax(登録商標)、FR-901228);4-フェニル酪酸塩;スピルコスタチンA;ミルプロイン(Mylproin)(バルプロ酸);エンチノスタット(-275、N-(2-アミノフェニル)-4-[N-(ピリジン-3-イル-メトキシカルボニル)-アミノ-メチル]-ベンズアミド);およびデプデシン(4,5:8,9-ジアンヒドロ-1,2,6,7,11-ペンタデオキシ-D-トレオ-D-イド-ウンデカ-1,6-ジエニトール)。
抗腫瘍抗生物質:(Bai, J. et al., Cell Prolif., 47(3):211-8 (2014))ドキソルビシン(Adriamycin(登録商標)およびRubex(登録商標));ブレオマイシン(lenoxane(登録商標));ダウノルビシン(ダウノルビシン(dauorubicin)塩酸塩、ダウノマイシンおよびルビドマイシン塩酸塩、Cerubidine(登録商標));ダウノルビシンリポソーマル(ダウノルビシンクエン酸塩リポソーム、DaunoXome(登録商標));ミトキサントロン(DHAD、Novantrone(登録商標));エピルビシン(Ellence(商標));イダルビシン(Idamycin(登録商標)、Idamycin PFS(登録商標));マイトマイシンC(Mutamycin(登録商標));ゲルダナマイシン;ハービマイシン;ラビドマイシン;およびデスアセチルラビドマイシン。
脱メチル化剤:(Musch, T. et al., PLoS One, (5):e10726 (2010))5-アザシチジン(Vidaza(登録商標));およびデシタビン(Dacogen(登録商標))。
抗エストロゲン物質:(Bhan, A. et al., J Mol Biol., S0022-2836(14)00373-8 (2014))タモキシフェン(Novaldex(登録商標));トレミフェン(Fareston(登録商標));およびフルベストラント(Faslodex(登録商標))。
本発明の化合物との組合せのための、特に興味深い免疫調節剤は、共刺激分子の活性化剤もしくは免疫チェックポイント分子の阻害剤(例えば、PD-1、PD-L1、LAG-3、TIM-3またはCTLA4の1つ以上の阻害剤)またはそれらの任意の組合せの1つ以上を含む。
ある特定の実施形態において、免疫調節剤は、共刺激分子の活性化剤である。一実施形態において、共刺激分子のアゴニストは、OX40、CD2、CD27、CDS、ICAM-1、LFA-1(CD11a/CD18)、ICOS(CD278)、4-1BB(CD137)、GITR、CD30、CD40、BAFFR、HVEM、CD7、LIGHT、NKG2C、SLAMF7、NKp80、CD160、B7-H3またはCD83リガンドのアゴニスト(例えば、アゴニスト性抗体もしくはその抗原結合フラグメント、または可溶性融合)から選択される。
ある特定の実施形態において、免疫調節剤は、免疫チェックポイント分子の阻害剤である。一実施形態において、免疫調節剤は、PD-1、PD-L1、PD-L2、CTLA4、TIM3、LAG3、VISTA、BTLA、TIGIT、LAIR1、CD160、2B4および/またはTGFRベータの阻害剤である。一実施形態において、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD-1、PD-L1、LAG-3、TIM-3もしくはCTLA4、またはそれらの任意の組合せを阻害する。用語「阻害」または「阻害剤」は、所与の分子、例えば免疫チェックポイント阻害剤の、ある特定のパラメーター、例えば活性における、低減を含む。例えば、少なくとも5%、10%、20%、30%、40%以上の活性、例えばPD-1またはPD-L1活性の阻害が、この用語によって含まれる。故に、阻害は100%である必要はない。
別の態様において、本発明は、少なくとも1つの本発明の化合物(例えば、式(I)またはその下位式の化合物)または薬学的に許容されるその塩を、単独でまたは他の抗がん剤と一緒にのいずれかでヒトまたは動物対象への投与に好適な薬学的に許容される担体と一緒に含む、医薬組成物を提供する。
組合せ療法において、組成物は、組合せ治療薬として一緒にまたは別個の組成物としてのいずれかで製剤化されることになる。本発明の化合物および他の治療剤は、同じまたは異なる製造業者によって製造および/または製剤化されてよい。コード番号、一般名または商標名によって同定される治療剤の構造は、標準概論“The Merck Index”の現行版から、またはデータベース、例えば国際特許(例えばIMS World Publications)から採用され得る。本発明の化合物と組み合わせて使用され得る他の治療剤は、上記で引用した文書におけるもの等、当技術分野に記載される通りに調製および投与され得る。
医薬組成物は、任意に、上述した通りの薬学的に許容される担体を含み得る。本発明の医薬組成物または組合せは、例えば、約50~70kgの対象について、約0.5mgから1000mgの活性原料の単位投薬量であってよい。
別の態様において、本発明は、がん等の細胞増殖性疾患に罹患しているヒトまたは動物対象を処置する方法であって、対象に、治療有効量の本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩を、単独でまたは他の抗がん剤と組み合わせてのいずれかで、投与するステップを含む、方法を提供する。組合せ療法において、本発明の化合物および他の抗がん剤は、同時に、同時発生的にまたは具体的な時間制限を設けず順次にのいずれかで投与されてよく、そのような投与は、患者の体内において治療有効レベルの2つの化合物を提供する。その上、本発明の化合物および他の治療薬は、(i)医師への組合せ製品の発売前に(例えば、本発明の化合物および他の治療剤を含むキットの事例において);(ii)投与直前に医師自身によって(または医師の指導の下);(iii)患者自身で、例えば、本発明の化合物および他の治療剤の順次投与中に、まとめて組合せ療法とされ得る。
一実施形態において、本発明の化合物および他の抗がん剤は、概して、注入によってまたは経口的に、任意の順序で順次に投与される。投薬レジメンは、疾患の段階、患者の体力、個々の薬物の安全性プロファイルおよび個々の薬物の耐性、ならびに組合せを投与する担当医および開業医に周知である他の基準に応じて変動し得る。本発明の化合物および他の抗がん剤は、処置に使用されている特定のサイクルに応じて、互いに数分以内に、数時間、数日、またはさらには数週間空けて、投与され得る。加えて、サイクルは、処置サイクル中に1つの薬物の他のものよりも頻繁なおよび薬物の投与ごとに異なる用量での投与を含み得る。
また別の態様において、本発明の化合物は、他の抗がん剤、抗アレルギー剤、抗悪心剤(または制吐薬)、鎮痛剤、細胞保護剤、およびそれらの組合せと組み合わせられてよい。
一部の事例において、患者は、投与の最中または後に、本発明の化合物および/または他の抗がん剤に対するアレルギー反応を経験し得る。したがって、アレルギー反応のリスクを最小化するために、抗アレルギー剤が投与され得る。好適な抗アレルギー剤は、コルチコステロイド、例を挙げると、デキサメタゾン(例えば、DECADRON(登録商標))、ベクロメタゾン(例えば、BECLOVENT(登録商標))、ヒドロコルチゾン(コルチゾン、コハク酸ヒドロコルチゾンナトリウム、リン酸ヒドロコルチゾンナトリウムとしても公知である;例えば、ALA-CORT(登録商標)、リン酸ヒドロコルチゾン、Solu-CORTEF(登録商標)、HYDROCORT Acetate(登録商標)およびLANACORT(登録商標))、プレドニゾロン(例えば、DELTA-Cortel(登録商標)、ORAPRED(登録商標)、PEDIAPRED(登録商標)およびPRELONE(登録商標))、プレドニソン(例えば、DELTASONE(登録商標)、LIQUID RED(登録商標)、METICORTEN(登録商標)およびORASONE(登録商標))、メチルプレドニゾロン(6-メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウムとしても公知である;例えば、DURALONE(登録商標)、MEDRALONE(登録商標)、MEDROL(登録商標)、M-PREDNISOL(登録商標)およびSOLU-MEDROL(登録商標));抗ヒスタミン薬、例を挙げると、ジフェンヒドラミン(例えば、BENADRYL(登録商標))、ヒドロキシジンおよびシプロヘプタジン;ならびに気管支拡張薬、例を挙げると、ベータ-アドレナリン作動性受容体アゴニスト、アルブテロール(例えば、PROVENTIL(登録商標))およびテルブタリン(BRETHINE(登録商標))を含む。
他の事例において、患者は、本発明の化合物および/または他の抗がん剤の投与の際中および後に悪心を経験し得る。したがって、悪心(上腹部)および嘔吐を予防するのに制吐薬が投与され得る。好適な制吐薬は、アプレピタント(EMEND(登録商標))、オンダンセトロン(ZOFRAN(登録商標))、グラニセトロンHCl(KYTRIL(登録商標))、ロラゼパム(ATIVAN(登録商標))、デキサメタゾン(DECADRON(登録商標))、プロクロルペラジン(COMPAZINE(登録商標))、カソピタント(REZONIC(登録商標)およびZunrisa(登録商標))、およびそれらの組合せを含む。
さらに他の事例において、処置期間中に経験される疼痛を緩和するための薬剤が、患者をより快適にするために処方される。TYLENOL(登録商標)等の一般的な店頭で買える鎮痛薬が多くの場合使用される。オピオイド鎮痛薬、例を挙げると、ヒドロコドン/パラセタモールまたはヒドロコドン/アセトアミノフェン(例えば、VICODIN(登録商標))、モルヒネ(例えば、ASTRAMORPH(登録商標)またはAVINZA(登録商標))、オキシコドン(例えば、OXYCONTIN(登録商標)またはPERCOCET(登録商標))、オキシモルホン塩酸塩(OPANA(登録商標))およびフェンタニル(例えば、DURAGESIC(登録商標))も、中等度または重度の疼痛に有用である。
さらに、細胞保護剤(例を挙げると、神経保護薬、フリーラジカルスカベンジャー、心保護剤、アントラサイクリン溢出中和剤、栄養素等)が、正常細胞を処置毒性から保護するためおよび臓器毒性を限定するための補助療法として使用され得る。好適な細胞保護剤は、アミフォスチン(ETHYOL(登録商標))、グルタミン、ジメスナ(TAVOCEPT(登録商標))、メスナ(MESNEX(登録商標))、デクスラゾキサン(ZINECARD(登録商標)またはTOTECT(登録商標))、キサリプロデン(XAPRILA(登録商標))およびロイコボリン(カルシウムロイコボリン、シトロボラム因子およびフォリン酸としても公知である)を含む。
また別の態様において、本発明の化合物は、公知の治療プロセスと組み合わせて、例えば、ホルモンの投与とともにまたは放射線療法中に使用され得る。ある特定の事例において、本発明の化合物は、とりわけ放射線治療に対して乏しい感受性を呈する腫瘍の処置のための、放射線増感剤として使用され得る。
また別の態様において、本発明は、1つ以上の本発明の化合物と、上述した通りの別の治療剤とを含む、キットを提供する。代表的なキットは、(a)式(I)もしくはその下位式の化合物または薬学的に許容されるその塩;ならびに(b)少なくとも1つの他の治療剤、例えば上記で指し示されている通りのものを含み、それにより、そのようなキットは、投与指示書を含む添付文書または他のラベル表示をさらに含み得る。本発明のキットは、異なる剤形、例えば、経口および非経口を投与するため、2つ以上の別個の医薬組成物を異なる投薬間隔で投与するため、または、別個の組成物を互いに対して滴定するために使用されてよく、少なくとも1つの医薬組成物は、式(I)またはその下位式の化合物を含む。
本発明の化合物を作製するためのプロセス
本発明の化合物は、後述する方法を使用して、または有機合成の当業者には分かるようにそれに対する変形形態によって、調製することができる。キラル中心を保有する式(I)の化合物は、実質的に光学的に純粋な出発材料を使用することによって、または分離クロマトグラフィー、再結晶もしくは当技術分野において周知である他の分離技術によって、実質的に光学的に純粋に作製され得る。
本発明の化合物は、後述する方法を使用して、または有機合成の当業者には分かるようにそれに対する変形形態によって、調製することができる。キラル中心を保有する式(I)の化合物は、実質的に光学的に純粋な出発材料を使用することによって、または分離クロマトグラフィー、再結晶もしくは当技術分野において周知である他の分離技術によって、実質的に光学的に純粋に作製され得る。
スキーム1~8は、式(I-3)の化合物:
キラル中心を保有する式(I)の化合物は、実質的に光学的に純粋な出発材料を使用して、または分離クロマトグラフィー、再結晶もしくは当技術分野において周知である他の分離技術によってのいずれかで、実質的に光学的に純粋に作製され得る。より詳細な記載については、以下の実施例の項を参照されたい。
スキーム1において描写される通り、2-シアノ-3-メチルピリジン1をm-CPBAで酸化させて、対応するピリジン-N-オキシド2とし、これをPOCl3で処理して、クロロ-ピリジン3を得た。その後の加水分解により、ピコリンアミド4を得、これは、ピコリン酸1’の直接アミド化を介して調製することもできる。化合物5は、4の1,1-ジ-tert-ブトキシ-N,N-ジメチルメタンアミンによる処理時に生じ、次いで、t-BuOKで処理して、環化化合物6を得た。適切な試薬を用いるその後のO-アルキル化により7を産生し、これを、tert-ブチル(((1,4-trans)-4-アミノシクロヘキシル)メチル)カルバメートと反応させて、Boc保護アミン8を得た。適切に置換された2-クロロピリミジンによる脱保護アミン(9)の置換反応により、化合物10を得た。
スキーム2において描写される通り、8A(式中、化合物8のR’はメチルである)におけるO-メチルおよびNH-Boc基の濃HClを用いる除去により、アミン11を産出し、これにより、POCl3による処理時に、クロロ-アミン12を得た。適切に置換された2-クロロピリミジンによる置換反応により、化合物13を得た。
スキーム3において描写される通り、ニトロ中間体14(スキーム1のように調製したもの、式中、R’はメチルであり、R2はNO2である)をPOCl3と反応させて、クロロ-アザキノリン17を得、これにより、NH2CH3による処理時に、置換生成物20を得た。中間体14、17および20中のニトロ基の、水素パラジウム/炭またはNaBH4にNiCl2水和物を加えたものによるその後の還元により、対応するアミン15、18および21を得、これらを適切な試薬と反応させて、対応する生成物16、19および22を生じさせた。
スキーム4において描写される通り、エチルエステル23(スキーム1のように調製したもの、式中、R’はメチルであり、R2は-C(=O)OEtである)をKOHで加水分解して、酸24を得、これを、適切なアミンまたはPOCl3で処理して、化合物25および塩化アシル26をそれぞれ得た。塩化アシル26の適切なアミンとのその後の反応により、化合物27を得た。
スキーム5において描写される通り、エチルエステル28(スキーム2のように調製したもの、式中、R2は-C(=O)OEtである)をDIBAL-Hで還元して、アルコール29を得、これをMnO2により酸化させてアルデヒド30とした。適切なアミンによるその後の還元的アミノ化により、化合物31を得た。
スキーム6において描写される通り、アミン9A(スキーム1から調製したもの、式中、R’はメチルである)を、適切なピリジンまたはピリミジンフッ化物/塩化物と反応させて、対応するブロモまたはヨード中間体32を得た。適切な臭化物とのその後のカップリングにより、エステル33を得、これを、濃HClで脱メチル化して、ヒドロキシルアザキノリン34を得た。34のPOCl3による処理後、結果として生じたクロロアザキノリン35を、酸性または塩基性条件下で酸36に変換した。適切なアミンとのアミドカップリングにより、化合物37を得た。
スキーム7において描写される通り、2-クロロ-5-ヨードピリミジンの対応するブロモアセテートとの根岸カップリングにより、tert-ブチル2-(2-クロロピリミジン-5-イル)アセテートを得た。tert-ブチル2-(2-クロロピリミジン-5-イル)アセテートのその後のアルキル化により、IIIを産出した。酸のエステルII(またはIII)による処理により、酸IVを明らかにした。化合物37Aの調製は、酸IVとのアミドカップリングによりVを得、続いて、アミン12によるクロロ置換反応によって完了した。
スキーム7において描写される通り、エステル35A(スキーム6から調製したもの、式中、Rはイソプロピルであり、R13およびR14はそれぞれHである)をDIBAL-Hで還元して、対応するアルコール38を得た。その後のメシル化および適切なアミンによる置換反応により、化合物40を得た。
温度は、摂氏度で記される。最終生成物、中間体および出発材料の構造は、標準的な分析方法、例えば、微量分析および分光学的特徴、例えば、MS、IR、NMRによって確認される。使用される略語は、当技術分野において慣例的なものである。
本発明の化合物を合成するために利用されるすべての出発材料、ビルディングブロック、試薬、酸、塩基、脱水剤、溶媒および触媒は、市販されているか、または当業者に公知である有機合成方法(Houben-Weyl 4th Ed. 1952, Methods of Organic Synthesis, Thieme, Volume 21)によって生成され得るかのいずれかである。別段の定めがない限り、出発材料は、概して商業的供給源から入手可能である。
中間体および最終生成物の精製は、順相または逆相クロマトグラフィーのいずれかを介して行った。順相クロマトグラフィーは、別段の指示がない限り、ヘキサンおよび酢酸エチルまたはDCMおよびMeOHのいずれかの勾配で溶離する、プレパックSiO2カートリッジを使用して行った。逆相分取HPLCは、UV214nmおよび254nm検出を用いるC18カラム、または、溶媒A(0.1%TFAを加えた水)および溶媒B(0.1%TFAを加えたアセトニトリル)の勾配で、もしくは溶媒A(0.05%TFAを加えた水)および溶媒B(0.05%TFAを加えたアセトニトリル)の勾配で、もしくは溶媒A(0.05%アンモニアを加えた水)および溶媒B(0.05%アンモニアを加えたアセトニトリル)の勾配で溶離する分取LCを使用して、行った。
核磁気共鳴(NMR)スペクトルは、次の通りの周波数で動作するBrukerフーリエ変換分光器を用いて取得した:1H NMR: 400 MHz (Bruker). 13C NMR: 100 MHz (Bruker).
スペクトルデータは、フォーマット:化学シフト(多重度、水素の数)で報告される。化学シフトは、テトラメチルシラン内部標準から低磁場のppmで(δ単位、テトラメチルシラン=0ppm)、かつ/または溶媒ピークを参照して特定されており、これは、1H NMRスペクトルにおいて、CD3SOCD3については2.49ppm、CD3ODについては3.30ppm、CD3CNについては1.94、およびCDCl3については7.24ppmで現れる。
スペクトルデータは、フォーマット:化学シフト(多重度、水素の数)で報告される。化学シフトは、テトラメチルシラン内部標準から低磁場のppmで(δ単位、テトラメチルシラン=0ppm)、かつ/または溶媒ピークを参照して特定されており、これは、1H NMRスペクトルにおいて、CD3SOCD3については2.49ppm、CD3ODについては3.30ppm、CD3CNについては1.94、およびCDCl3については7.24ppmで現れる。
本明細書における実施例は、本発明を解明しているに過ぎず、別様に特許請求されている本発明の範囲を限定しない。さらに、本発明の化合物は、下記の実施例に示される通り、当業者に公知である有機合成方法によって生成され得る。所望される場合、反応性官能基を保護するために従来の保護基が標準的な慣行に従って使用され、例えば、T.W. Greene and P.G.M. Wuts in “Protecting Groups in Organic Synthesis”, John Wiley and Sons, 1991を参照されたい。
本明細書において提供される化合物名は、ケムドローウルトラバージョン14.0(CambridgeSoft(登録商標))を使用して取得した。
略語
略語は、本明細書において使用される場合、次の通りに定義される:「1×」は1回を表し、「2×」は2回を表し、「3×」は3回を表し、「℃」は摂氏度を表し、「aq」は水溶液を表し、「FCC」はフラッシュカラムクロマトグラフィーを表し、「eq」は当量(単数または複数)を表し、「g」はグラム(単数または複数)を表し、「mg」はミリグラム(単数または複数)を表し、「L」はリットル(単数または複数)を表し、「mL」はミリリットル(単数または複数)を表し、「μL」はマイクロリットル(単数または複数)を表し、「N」は規定を表し、「M」はモル濃度を表し、「nM」はナノモル濃度を表し、「mol」はモル(単数または複数)を表し、「mmol」はミリモル(単数または複数)を表し、「min」は分(単数または複数)を表し、「h」または「hrs」は時間(単数または複数)を表し、「RT」は室温を表し、「ON」は終夜を表し、「atm」は気圧を表し、「psi」は重量ポンド毎平方インチを表し、「conc.」は濃縮を表し、「sat」または「sat’d」は飽和を表し、「MW」は分子量を表し、「mw」または「μ波」はマイクロ波を表し、「mp」は融点を表し、「Wt」は重量を表し、「MS」または「Mass Spec」は質量分析を表し、「ESI」はエレクトロスプレーイオン化質量分析を表し、「HR」は高分解能を表し、「HRMS」は高分解能質量分析を表し、「LCMS」または「LC-MS」は液体クロマトグラフィー質量分析を表し、「HPLC」は高圧液体クロマトグラフィーを表し、「RP HPLC」は逆相HPLCを表し、「TLC」または「tlc」は薄層クロマトグラフィーを表し、「NMR」は核磁気共鳴分光法を表し、「nOe」は核オーバーハウザー効果分光法を表し、「1H」はプロトンを表し、「δ」はデルタを表し、「s」は一重線を表し、「d」は二重線を表し、「t」は三重線を表し、「q」は四重線を表し、「m」は多重線を表し、「br」は広域を表し、「Hz」はヘルツを表し、「ee」は「鏡像体過剰率」を表し、「α」、「β」、「R」、「r」、「S」、「s」、「E」および「Z」は当業者によく知られている立体化学指定である。
略語は、本明細書において使用される場合、次の通りに定義される:「1×」は1回を表し、「2×」は2回を表し、「3×」は3回を表し、「℃」は摂氏度を表し、「aq」は水溶液を表し、「FCC」はフラッシュカラムクロマトグラフィーを表し、「eq」は当量(単数または複数)を表し、「g」はグラム(単数または複数)を表し、「mg」はミリグラム(単数または複数)を表し、「L」はリットル(単数または複数)を表し、「mL」はミリリットル(単数または複数)を表し、「μL」はマイクロリットル(単数または複数)を表し、「N」は規定を表し、「M」はモル濃度を表し、「nM」はナノモル濃度を表し、「mol」はモル(単数または複数)を表し、「mmol」はミリモル(単数または複数)を表し、「min」は分(単数または複数)を表し、「h」または「hrs」は時間(単数または複数)を表し、「RT」は室温を表し、「ON」は終夜を表し、「atm」は気圧を表し、「psi」は重量ポンド毎平方インチを表し、「conc.」は濃縮を表し、「sat」または「sat’d」は飽和を表し、「MW」は分子量を表し、「mw」または「μ波」はマイクロ波を表し、「mp」は融点を表し、「Wt」は重量を表し、「MS」または「Mass Spec」は質量分析を表し、「ESI」はエレクトロスプレーイオン化質量分析を表し、「HR」は高分解能を表し、「HRMS」は高分解能質量分析を表し、「LCMS」または「LC-MS」は液体クロマトグラフィー質量分析を表し、「HPLC」は高圧液体クロマトグラフィーを表し、「RP HPLC」は逆相HPLCを表し、「TLC」または「tlc」は薄層クロマトグラフィーを表し、「NMR」は核磁気共鳴分光法を表し、「nOe」は核オーバーハウザー効果分光法を表し、「1H」はプロトンを表し、「δ」はデルタを表し、「s」は一重線を表し、「d」は二重線を表し、「t」は三重線を表し、「q」は四重線を表し、「m」は多重線を表し、「br」は広域を表し、「Hz」はヘルツを表し、「ee」は「鏡像体過剰率」を表し、「α」、「β」、「R」、「r」、「S」、「s」、「E」および「Z」は当業者によく知られている立体化学指定である。
本明細書において使用される下記の略語は、対応する意味を有する:
[実施例1]
N2-(((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン(C1)
ステップ1:2-シアノ-3-メチルピリジン1-オキシド(1-1)
N2-(((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン(C1)
ステップ1:2-シアノ-3-メチルピリジン1-オキシド(1-1)
ステップ2:6-クロロ-3-メチルピコリノニトリル(1-2)
ステップ3:6-クロロ-3-メチルピコリンアミド(1-3)
ステップ4:(E)-6-クロロ-N-((ジメチルアミノ)メチレン)-3-メチルピコリンアミド(1-4)
ステップ5:2-クロロ-1,7-ナフチリジン-8(7H)-オン(1-5)
ステップ6:2-クロロ-8-メトキシ-1,7-ナフチリジン(1-6)
ステップ7:tert-ブチル(((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)カルバメート(1-7)
ステップ8:N-((1,4-trans)-4-(アミノメチル)シクロヘキシル)-8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(1-8)
ステップ9:8-メトキシ-N-((1,4-trans)-4-(((5-ニトロピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(1-9)
ステップ10:N2-(((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン(1)
[実施例2]
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アゼチジン-3-カルボキサミド(C2)
ステップ1:tert-ブチル3-((2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバモイル)アゼチジン-1-カルボキシレート(2-1)
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アゼチジン-3-カルボキサミド(C2)
ステップ1:tert-ブチル3-((2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバモイル)アゼチジン-1-カルボキシレート(2-1)
ステップ2:N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アゼチジン-3-カルボキサミド(C2)
[実施例3]
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-メチルアゼチジン-3-カルボキサミド(C3)
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-メチルアゼチジン-3-カルボキサミド(C3)
[実施例4]
2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル(C4)
2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル(C4)
[実施例5]
2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド(C5)
2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド(C5)
[実施例6]
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド(C6)
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド(C6)
[実施例7]
2-ヒドロキシ-N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド(C7)
2-ヒドロキシ-N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド(C7)
[実施例8]
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(ピペラジン-1-イル)メタノン(C8)
ステップ1:エチル2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキシレート(8-1)
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(ピペラジン-1-イル)メタノン(C8)
ステップ1:エチル2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキシレート(8-1)
ステップ2:2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボン酸(8-2)
ステップ3:(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(ピペラジン-1-イル)メタノン(C8)
[実施例9]
N-(2-ヒドロキシプロピル)-2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド(C9)
N-(2-ヒドロキシプロピル)-2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド(C9)
[実施例10]
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(モルホリノ)メタノン(C10)
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(モルホリノ)メタノン(C10)
[実施例11]
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン(C11)
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン(C11)
[実施例12]
N-((1,4-trans)-4-(((5-(1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C12)
ステップ1:N-((E)-(ジメチルアミノ)メチレン)-2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド(12-1)
N-((1,4-trans)-4-(((5-(1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C12)
ステップ1:N-((E)-(ジメチルアミノ)メチレン)-2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド(12-1)
ステップ2:N-((1,4-trans)-4-(((5-(1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C12)
[実施例13]
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C13)
ステップ1:N-((1,4-trans)-4-(((5-ヨードピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(13-1)
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C13)
ステップ1:N-((1,4-trans)-4-(((5-ヨードピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(13-1)
ステップ2:tert-ブチル2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセテート(13-2)
ステップ3:2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)酢酸(13-3)
ステップ4:2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C13)
[実施例14]
N2-(((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン(C14)
ステップ1:8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-ニトロピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(14-1)
N2-(((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン(C14)
ステップ1:8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-ニトロピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(14-1)
ステップ2:N2-(((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン(C14)
[実施例15]
メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート(C15)
メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート(C15)
[実施例16]
2-メトキシエチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート(C16)
2-メトキシエチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート(C16)
[実施例17]
2-ヒドロキシエチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート(C17)
2-ヒドロキシエチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート(C17)
[実施例18]
オキセタン-3-イルメチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート(C18)
オキセタン-3-イルメチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート(C18)
[実施例19]
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシアセトアミド(C19)
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシアセトアミド(C19)
[実施例20]
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-4-モルホリノ-4-オキソブタンアミド(C20)
ステップ1:4-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アミノ)-4-オキソブタン酸(20-1)
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-4-モルホリノ-4-オキソブタンアミド(C20)
ステップ1:4-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アミノ)-4-オキソブタン酸(20-1)
ステップ2:N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-4-モルホリノ-4-オキソブタンアミド(C20)
[実施例21]
2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル(C21)
ステップ1:2-(((1,4-trans)-4-(アミノメチル)シクロヘキシル)アミノ)-1,7-ナフチリジン-8-オール(21-1)
2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル(C21)
ステップ1:2-(((1,4-trans)-4-(アミノメチル)シクロヘキシル)アミノ)-1,7-ナフチリジン-8-オール(21-1)
ステップ2:2-((((1,4-trans)-4-((8-ヒドロキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル(21-2)
ステップ3:2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル(C21)
[実施例22]
(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(モルホリノ)メタノン(C22)
ステップ1:2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニルクロリド(22-1)
(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(モルホリノ)メタノン(C22)
ステップ1:2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニルクロリド(22-1)
ステップ2:(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(モルホリノ)メタノン(C22)
[実施例23]
(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン(C23)
(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン(C23)
EZH2におけるIC50値(a)LC認定は100μM超であった。
[実施例24]
(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(ピペラジン-1-イル)メタノン(C24)
(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(ピペラジン-1-イル)メタノン(C24)
[実施例25]
2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)-N-(オキセタン-3-イル)ピリミジン-5-カルボキサミド(C25)
2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)-N-(オキセタン-3-イル)ピリミジン-5-カルボキサミド(C25)
[実施例26]
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C26)
ステップ1:N-((1,4-trans)-4-(アミノメチル)シクロヘキシル)-8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(26-1)
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C26)
ステップ1:N-((1,4-trans)-4-(アミノメチル)シクロヘキシル)-8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(26-1)
ステップ2:エチル2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキシレート(26-2)
ステップ3:(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メタノール(26-3)
ステップ4:2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルバルデヒド(26-4)
ステップ5:8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C26)
下記の化合物は、表1で同定される通り、一般的手順および上述した実施例からの手順を使用し、適切な出発材料および試薬を用いて調製した。
[実施例34]
(2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1,3-ジオキサン-5-イル)メタノール(C34)
(2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1,3-ジオキサン-5-イル)メタノール(C34)
[実施例35]
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((オキセタン-3-イルオキシ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C35)
ステップ1:オキセタン-3-イル4-メチルベンゼンスルホネート(35-1)
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((オキセタン-3-イルオキシ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C35)
ステップ1:オキセタン-3-イル4-メチルベンゼンスルホネート(35-1)
ステップ2:8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((オキセタン-3-イルオキシ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C35)
[実施例36]
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C36)
ステップ1:エチル2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-ヒドロキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセテート(36-1)
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C36)
ステップ1:エチル2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-ヒドロキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセテート(36-1)
ステップ2:エチル2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセテート(36-2)
ステップ3:2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)酢酸(36-3)
ステップ4:2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C36)
下記の化合物は、表2で同定される通り、一般的手順および上述した実施例からの手順を使用し、適切な出発材料および試薬を用いて調製した。
[実施例46]
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)エタン-1-オール(C46)
ステップ1:イソプロピル2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセテート(46-1)
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)エタン-1-オール(C46)
ステップ1:イソプロピル2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセテート(46-1)
ステップ2:イソプロピル2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-ヒドロキシ-1,7-ナフチリジン-2イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセテート(46-2)
ステップ3:イソプロピル2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセテート(46-3)
ステップ4:2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)エタン-1-オール(C46)
[実施例47]
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(2-((3-メチルオキセタン-3-イル)アミノ)エチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C47)
ステップ1:2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)エチルメタンスルホネート(47-1)
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(2-((3-メチルオキセタン-3-イル)アミノ)エチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C47)
ステップ1:2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)エチルメタンスルホネート(47-1)
ステップ2:8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(2-((3-メチルオキセタン-3-イル)アミノ)エチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C47)
[実施例48]
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(2-(オキセタン-3-イルアミノ)エチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C48)
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(2-(オキセタン-3-イルアミノ)エチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C48)
[実施例49]
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-シアノエチル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C49)
ステップ1:3-(オキセタン-3-イルアミノ)プロパンニトリル(49-1)
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-シアノエチル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C49)
ステップ1:3-(オキセタン-3-イルアミノ)プロパンニトリル(49-1)
ステップ2:2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-シアノエチル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C49)
[実施例50]
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-シアノエチル)-N-エチルアセトアミド(C50)
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-シアノエチル)-N-エチルアセトアミド(C50)
[実施例51]
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C51)
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C51)
[実施例52]
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C52)
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C52)
[実施例53および実施例54]
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C53)および(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C54)
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C53)および(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C54)
ピーク1(C53またはC54):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ ppm 8.74 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 8.17 (s, 2H), 7.96 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.15 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.77-4.65 (m, 3H), 4.41 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.35 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 3.90 (br s, 1H), 3.41 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.15 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.13-2.10 (m, 2H), 1.84-1.81 (m, 2H), 1.57 (br s, 1H), 1.30 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.22-1.16 (m, 2H), 1.12-1.06 (m, 2H). MS: [M+H]+ = 496.2.
ピーク2(C53またはC54):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ ppm 8.74 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.17 (s, 2H), 7.96 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.15 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 4.77-4.65 (m, 3H), 4.41 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 4.35 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 3.90 (br s, 1H), 3.41 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.15 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.13-2.11 (m, 2H), 1.85-1.82 (m, 2H), 1.57 (br s, 1H), 1.30 (d, J = 7.2 Hz, 3H), 1.21-1.16 (m, 2H), 1.11-1.05 (m, 2H). MS: [M+H]+ = 496.2.
[実施例55]
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C55)
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C55)
[実施例56および実施例57]
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C56)および(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C57)
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C56)および(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C57)
ピーク1(C56またはC57):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6), 回転異性体として存在: δ ppm 8.16 (s, 1.2H), 8.12 (s, 0.8H), 7.96 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 7.24 - 7.17 (m, 1H), 6.99 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.38-5.15 (m, 1H), 4. 78 - 4.33 (m, 4H), 3.96-3.88 (m, 2H), 3.14 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 3.03 (s, 1.5H), 3.02 (s, 1.5H), 2.13-2.10 (m, 2H), 1.84-1.82 (m, 2H), 1.57 (br s, 1H), 1.26-1.03 (m, 7H). MS: [M+H]+ = 510.0.
ピーク2(C56またはC57):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6), 回転異性体として存在: δ ppm 8.16 (s, 1.3H), 8.12 (s, 0.8H), 7.96 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.24 - 7.14 (m, 1H), 6.99 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 5.34-5.15 (m, 1H), 4.78 - 4.33 (m, 4H), 3.94-3.90 (m, 2H), 3.15 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 3.03 (s, 1.5H), 3.02 (s, 1.5H), 2.13-2.11 (m, 2H), 1.84-1.82 (m, 2H), 1.56 (br s, 1H), 1.26 - 1.03 (m, 7H). MS: [M+H]+ = 510.0.
[実施例58]
N-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)アゼチジン-2-カルボキサミド(C58)
ステップ1:2-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)イソインドリン-1,3-ジオン(58-1)
N-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)アゼチジン-2-カルボキサミド(C58)
ステップ1:2-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)イソインドリン-1,3-ジオン(58-1)
ステップ2:N-((1,4-trans)-4-(((5-(アミノメチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(58-2)
ステップ3:N-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)アゼチジン-2-カルボキサミド(C58)
[実施例59]
N-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)オキセタン-3-カルボキサミド(C59)
N-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)オキセタン-3-カルボキサミド(C59)
[実施例60]
2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル(C60)
2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル(C60)
[実施例61]
2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド(C61)
2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド(C61)
[実施例62]
N2-((1,4-trans)-4-(((5-アミノピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-N8-メチル-1,7-ナフチリジン-2,8-ジアミン(C62)
ステップ1:N8-メチル-N2-((1,4-trans)-4-(((5-ニトロピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2,8-ジアミン(62-1)
N2-((1,4-trans)-4-(((5-アミノピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-N8-メチル-1,7-ナフチリジン-2,8-ジアミン(C62)
ステップ1:N8-メチル-N2-((1,4-trans)-4-(((5-ニトロピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2,8-ジアミン(62-1)
ステップ2:N2-((1,4-trans)-4-(((5-アミノピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-N8-メチル-1,7-ナフチリジン-2,8-ジアミン(C62)
[実施例63]
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド(C63)
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド(C63)
[実施例64]
3-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキサゾリジン-2-オン(C64)
ステップ1:N-((1,4-trans)-4-(((5-ブロモピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(64-1)
3-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキサゾリジン-2-オン(C64)
ステップ1:N-((1,4-trans)-4-(((5-ブロモピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(64-1)
ステップ2:3-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキサゾリジン-2-オン(64-2)
ステップ3:3-(2-((((1,4-trans)-4-((8-ヒドロキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキサゾリジン-2-オン(64-3)
ステップ4:3-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキサゾリジン-2-オン(C64)
[実施例65]
メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(メチル)カルバメート(C65)
ステップ1:N2-(((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)-N5-メチルピリミジン-2,5-ジアミン(65-1)
メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(メチル)カルバメート(C65)
ステップ1:N2-(((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)-N5-メチルピリミジン-2,5-ジアミン(65-1)
ステップ2:メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(メチル)カルバメート(65-2)
ステップ3:メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-ヒドロキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(メチル)カルバメート(65-3)
ステップ3:メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(メチル)カルバメート(C65)
[実施例66]
N2-(((1,4-trans)-4-((8-(ジフルオロメトキシ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン(C66)
ステップ1:2-クロロ-8-(ジフルオロメトキシ)-1,7-ナフチリジン(66-1)
N2-(((1,4-trans)-4-((8-(ジフルオロメトキシ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン(C66)
ステップ1:2-クロロ-8-(ジフルオロメトキシ)-1,7-ナフチリジン(66-1)
ステップ2:tert-ブチル(((1,4-trans)-4-((8-(ジフルオロメトキシ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)カルバメート(66-2)
ステップ3:N-((1,4-trans)-4-(アミノメチル)シクロヘキシル)-8-(ジフルオロメトキシ)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(66-3)
ステップ4:8-(ジフルオロメトキシ)-N-((1,4-trans)-4-(((5-ニトロピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン(66-4)
ステップ4:N2-(((1,4-trans)-4-((8-(ジフルオロメトキシ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン(C66)
[実施例67]
N-((1,4-trans)-4-(((5-(4H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C67)
N-((1,4-trans)-4-(((5-(4H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-アミン(C67)
[実施例68]
2-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル(cclohexyl))メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキシ)プロパン-1-オール(C68)
ステップ1:エチル2-((2-((((1,4-trans)-4-((8-ヒドロキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキシ)プロパノエート(68-1)
2-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル(cclohexyl))メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキシ)プロパン-1-オール(C68)
ステップ1:エチル2-((2-((((1,4-trans)-4-((8-ヒドロキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキシ)プロパノエート(68-1)
ステップ2:エチル2-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキシ)プロパノエート(68-2)
ステップ3:2-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキシ)プロパン-1-オール(C68)
[実施例69]
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン(C69)
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン(C69)
[実施例70および実施例71]
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン(C70)および(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン(C71)
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン(C70)および(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン(C71)
ピーク1(C70またはC71):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6), 回転異性体として存在: δ ppm 8.17 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.96 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.19 (q, J = 6.7 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 5.68 (br s, 1H), 4.50-4.34 (m, 1.5H), 4.24 (t, J = 7.8 Hz, 0.5H), 4.08-3.82 (m, 2.5H), 3.75 (d, J = 4.9 Hz, 0.5H), 3.63-3.56 (m, 0.5H), 3.50 (q, J = 6.9 Hz, 1.5H), 3.15 (br s, 2H), 2.14-2.11 (m, 2H), 1.85-1.82 (m, 2H), 1.58 (br s, 1H), 1.26-1.04 (m,7H). MS: [M+H]+ = 496.2.
ピーク2(C70またはC71):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ ppm 8.19 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 7.96 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.29-7.19 (m, 1H), 7.00 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 5.71 (br s, 1H), 4.48-4.35 (m, 1.5H), 4.25 (t, J = 7.9 Hz, 0.5H), 4.08-3.93 (m, 2.5H), 3.78-3.72 (m, 0.5H), 3.58 (dd, J = 10.1, 4.4 Hz, 0.5H), 3.55-3.47 (m, 1.5H), 3.16 (br s, 2H), 2.14-2.11 (m, 2H), 1.85-1.82 (m, 2H), 1.57 (br s, 1H), 1.28-1.04 (m, 7H). MS: [M+H]+ = 496.2.
[実施例72]
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C72)
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C72)
[実施例73および実施例74]
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C73)および
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C74)
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C73)および
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド(C74)
ピーク1(C73またはC74):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ ppm 8.80 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 8.15 (s, 2H), 7.96 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.17 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.88 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 4.77-4.65 (m, 3H), 4.41 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.34 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 3.90-3.89 (m, 1H), 3.86-3.82 (m, 1H), 3.51-3.47 (m, 1H), 3.41-3.33 (m, 1H), 3.14 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.13-2.10 (m, 2H), 1.84-1.81 (m, 2H), 1.56 (br s, 1H), 1.22-1.16 (m, 2H), 1.12-1.03 (m, 2H). MS: [M+H]+ = 512.1.
ピーク2(C73またはC74):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ ppm 8.80 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 8.15 (s, 2H), 7.96 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.17 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 4.88 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 4.77-4.65 (m, 3H), 4.41 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 4.34 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 3.90 (br s, 1H), 3.86-3.80 (m, 1H), 3.51-3.47 (m, 1H), 3.41-3.37 (m, 1H), 3.14 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.13-2.10 (m, 2H), 1.84-1.81 (m, 2H), 1.56 (br s, 1H), 1.22-1.16 (m, 2H), 1.12-1.03 (m, 2H). MS: [M+H]+ = 512.1.
[実施例75および実施例76]
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C75)および(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C76)
ステップ1:2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-オキソ酢酸(75-1)
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C75)および(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C76)
ステップ1:2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-オキソ酢酸(75-1)
ステップ2:エチル2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-オキソアセテート(75-2)
ステップ3:エチル2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシアセテート(75-3)
ステップ4:2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(75-4)
ステップ4:(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C75)および(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)-アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C76)
ピーク1(C75またはC76):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ ppm 8.77 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 8.22 (s, 2H), 7.96 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.27 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.15 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 4.84-4.78 (m, 2H), 4.67-4.65 (m, 2H), 4.55-4.52 (m, 2H), 3.90 (br s, 1H), 3.16 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.13-2.11 (m, 2H), 1.85-1.81 (m, 2H), 1.57 (br s, 1H), 1.22-1.16 (m, 2H), 1.13-1.04 (m, 2H). MS: [M+H]+ = 498.2.
ピーク2(C75またはC76):1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ ppm 8.77 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.22 (s, 2H), 7.96 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.27 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 6.15 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 4.84-4.78 (m, 2H), 4.68-4.65 (m, 2H), 4.55-4.52 (m, 2H), 3.90 (br s, 1H), 3.16 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 2.13-2.11 (m, 2H), 1.84-1.81 (m, 2H), 1.57 (br s, 1H), 1.22-1.16 (m, 2H), 1.13-1.06 (m, 2H). MS: [M+H]+ = 498.1.
[実施例77]
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2,2-ジフルオロ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C77)
ステップ1:エチル2-(2-クロロピリミジン-5-イル)-2,2-ジフルオロアセテート(77-1)
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2,2-ジフルオロ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C77)
ステップ1:エチル2-(2-クロロピリミジン-5-イル)-2,2-ジフルオロアセテート(77-1)
ステップ2:エチル2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2,2-ジフルオロアセテート(77-2)
ステップ3:2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2,2-ジフルオロ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド(C77)
生物学的アッセイ
本発明の化合物は、後述するアッセイおよび当技術分野において公知である他のアッセイを使用して、PRC2を阻害するそれらの能力について評価され得る。
本発明の化合物は、後述するアッセイおよび当技術分野において公知である他のアッセイを使用して、PRC2を阻害するそれらの能力について評価され得る。
EZH2 LC-MSアッセイ
本発明の代表的な化合物を、DMSO中で連続的かつ別個に3倍希釈して、12の濃度を取得した。次いで、各濃度の試験化合物(120nLのそれぞれ)を、モスキートによって384ウェルPerkin Elmerプロキシプレート384プラスプレートに移した。反応緩衝液(20mMトリス、pH8.0、0.1%BSA、0.01%トリトン、0.5mM DTT)中の80nMの野生型PRC2(wtPRC2)複合体および60μMのSAMの溶液(6μL)をウェルに添加し、次いで、試験化合物とともに20分間にわたってインキュベートした。反応緩衝液中の3μMの基質ペプチドH3K27me1(ヒストンH3[21-44]-K27me1-ビオチン)および6μMの調節ペプチドH3K27me3(ヒストンH3[21-44]-K27me3)の6μLの溶液を添加して、各反応を開始した。反応溶液中の最終成分は、40nMのwtPRC2複合体、30μMのSAM、1.5μMのH3K27me1および3μMのH3K27me3ペプチドを、様々な濃度の化合物とともに含む。陽性対照は、試験化合物の非存在下、40nMの酵素、30μMのSAM、1.5μMのH3K27me1および3μMのH3K27me3からなるものであり、陰性対照は、30μMのSAM、1.5μMのH3K27me1および3μMのH3K27me3のみからなるものであった。各反応物を室温で120分間にわたってインキュベートし、次いで、3μLずつのクエンチ溶液(320nMのd4-SAHを加えた2.5%TFA)の添加によって停止させた。反応混合物を2000rpmで2分間にわたって遠心分離(Eppendorf遠心分離機5810、ローターA-4-62)し、プロミネンスUFLC(株式会社島津製作所)と連結されたターボロンスプレー(Turbulon Spray)(Applied Biosystems)付きのAPI4000三連四重極質量分析計で読み取った。SAH生成のレベルを、陽性および陰性対照に由来する値に基づいて正規化して、酵素活性パーセントを得た。プログラムヘリオスを使用してデータを用量応答方程式に当てはめて、試験化合物のIC50値を得た。
本発明の代表的な化合物を、DMSO中で連続的かつ別個に3倍希釈して、12の濃度を取得した。次いで、各濃度の試験化合物(120nLのそれぞれ)を、モスキートによって384ウェルPerkin Elmerプロキシプレート384プラスプレートに移した。反応緩衝液(20mMトリス、pH8.0、0.1%BSA、0.01%トリトン、0.5mM DTT)中の80nMの野生型PRC2(wtPRC2)複合体および60μMのSAMの溶液(6μL)をウェルに添加し、次いで、試験化合物とともに20分間にわたってインキュベートした。反応緩衝液中の3μMの基質ペプチドH3K27me1(ヒストンH3[21-44]-K27me1-ビオチン)および6μMの調節ペプチドH3K27me3(ヒストンH3[21-44]-K27me3)の6μLの溶液を添加して、各反応を開始した。反応溶液中の最終成分は、40nMのwtPRC2複合体、30μMのSAM、1.5μMのH3K27me1および3μMのH3K27me3ペプチドを、様々な濃度の化合物とともに含む。陽性対照は、試験化合物の非存在下、40nMの酵素、30μMのSAM、1.5μMのH3K27me1および3μMのH3K27me3からなるものであり、陰性対照は、30μMのSAM、1.5μMのH3K27me1および3μMのH3K27me3のみからなるものであった。各反応物を室温で120分間にわたってインキュベートし、次いで、3μLずつのクエンチ溶液(320nMのd4-SAHを加えた2.5%TFA)の添加によって停止させた。反応混合物を2000rpmで2分間にわたって遠心分離(Eppendorf遠心分離機5810、ローターA-4-62)し、プロミネンスUFLC(株式会社島津製作所)と連結されたターボロンスプレー(Turbulon Spray)(Applied Biosystems)付きのAPI4000三連四重極質量分析計で読み取った。SAH生成のレベルを、陽性および陰性対照に由来する値に基づいて正規化して、酵素活性パーセントを得た。プログラムヘリオスを使用してデータを用量応答方程式に当てはめて、試験化合物のIC50値を得た。
ELISA(H3K27メチル化)アッセイ
本発明の代表的な化合物を、DO中で連続的かつ別個に3倍希釈して、合計8または12の濃度を取得した。次いで、化合物を、384ウェルプレート中で1:500希釈で培養したG401細胞に添加して、20μMの最高濃度を取得した。細胞を、ELISA手順前に48時間にわたってさらに培養した。
本発明の代表的な化合物を、DO中で連続的かつ別個に3倍希釈して、合計8または12の濃度を取得した。次いで、化合物を、384ウェルプレート中で1:500希釈で培養したG401細胞に添加して、20μMの最高濃度を取得した。細胞を、ELISA手順前に48時間にわたってさらに培養した。
ヒストン抽出:384ウェルプレート中の細胞を、PBS(10×PBS緩衝液(80gのNaCl(Sigma、S3014)、2gのKCl(Sigma、60128)、14.4gのNa2HPO4(Sigma、S5136)、2.4gのKH2PO4(Sigma、P9791)を1Lの水に、pH7.4まで)で洗浄し、溶解緩衝液(0.4N HCl;ウェル当たり45μL)の添加により溶解させた。プレートを4℃で30分間にわたって優しくかき混ぜた。細胞溶解物を中和緩衝液(0.5M二塩基性リン酸ナトリウム、pH12.5、1mM DTT;ウェル当たり36μL)で中和した。ELISAプロトコールの前に、プレートをかき混ぜて、溶解物がよく混合されていることを確実にした。
ELISAプロトコール:細胞溶解物を384ウェルプレートのウェルに移し、PBSで最終体積をウェル当たり50μLに調整した。プレートを密閉し、2,000rpmで2分間にわたって遠心分離し、4℃で約16時間にわたってインキュベートした。プレートをTBST緩衝液(1×TBS(10×TBS:24.2gのトリス(Sigma、T6066)、80gのNaCl(Sigma、S3014)を1Lの水に、およびpHをHClで7.6に調整)に0.1%Tween-20を加えたもの)で洗浄した。ブロッキング緩衝液(TBST、5%BSA;ウェル当たり50μL)を添加し、プレートを室温で1時間にわたってインキュベートした。ブロッキング緩衝液を除去し、一次抗体を添加した(ウェル当たり30μL)。下記の希釈をブロッキング緩衝液で実施した:抗H3K27me3抗体(Cell Signaling Technology、9733番)について、希釈は1:1000であり、抗H3K27me2抗体(Cell Signaling Technology、9288番)について、希釈は1:100であり、抗H3抗体(Abcam、カタログ番号24834)について、希釈は1:1000であった。一次抗体を、プレート中、室温で1時間にわたってインキュベートした。ウェルをTBSTで洗浄し、二次抗体とともに室温で1時間にわたってインキュベートした。二次抗体について、下記の希釈をブロッキング緩衝液で行った:抗ウサギ抗体(Jackson ImmunoResearch、111-035-003番)、希釈は1:2000であり、抗マウス抗体(Cell signaling technology、7076番)、希釈は1:1000であった。
室温で1時間のインキュベーション後、ウェルをTBSTで洗浄した。ECL基質(Pierce、34080番)をウェル当たり30μLで添加し、プレートを2,000rpmで2分間にわたって遠心分離した。PerkinElmerエンビジョンリーダーを使用して、シグナルを読み取った。H3シグナルを使用してH3K27メチル化読み出しを正規化し、次いで、DOで処理した試料に対して阻害パーセンテージを算出した。プログラムヘリオスを使用してデータを用量応答曲線に当てはめて、試験化合物のIC50値を得た。
細胞増殖の分析
15%FBS(Invitrogen、カタログ番号10099-141)を補充したRPMI-1640(Invitrogen、カタログ番号11875)中、標準的な細胞培養条件を使用し、37℃、5%CO2の加湿インキュベーター内で、B細胞リンパ腫細胞KARPAS422を培養した。細胞増殖に対するPRC2阻害の効果を評価するために、指数関数的に成長している細胞を、12ウェルプレート(Corning、カタログ番号CLS3513)中1×105細胞/mLの密度で播種した。細胞播種後、本発明の化合物を細胞培地に(0から100μMまでの範囲の濃度で、3倍希釈系列)添加した。生細胞数を、3~4日ごとに最大14日間にわたって、Vi-CELL(Beckman Coulter)を使用して決定した。細胞計数日に、新鮮な成長培地および化合物を補給し、細胞を分割して1×105細胞/mLの密度に戻した。総細胞数は、1mL当たりの分割調整した生細胞として表現される。プリズムを使用して、用量応答曲線およびIC50値を生成した。
15%FBS(Invitrogen、カタログ番号10099-141)を補充したRPMI-1640(Invitrogen、カタログ番号11875)中、標準的な細胞培養条件を使用し、37℃、5%CO2の加湿インキュベーター内で、B細胞リンパ腫細胞KARPAS422を培養した。細胞増殖に対するPRC2阻害の効果を評価するために、指数関数的に成長している細胞を、12ウェルプレート(Corning、カタログ番号CLS3513)中1×105細胞/mLの密度で播種した。細胞播種後、本発明の化合物を細胞培地に(0から100μMまでの範囲の濃度で、3倍希釈系列)添加した。生細胞数を、3~4日ごとに最大14日間にわたって、Vi-CELL(Beckman Coulter)を使用して決定した。細胞計数日に、新鮮な成長培地および化合物を補給し、細胞を分割して1×105細胞/mLの密度に戻した。総細胞数は、1mL当たりの分割調整した生細胞として表現される。プリズムを使用して、用量応答曲線およびIC50値を生成した。
以下で開示する、例示される実施例を、上述したEZH2 LCおよび/またはEZH2 ELISAアッセイにおいて試験し、EZH2阻害活性を有することが分かった。
以下の表3は、下記の例について測定された、EZH2(a)LC認定および/または(b)ELISA認定アッセイにおけるIC50値を記載する。
以下の表4は、下記の例について14日間の処理後の、B細胞リンパ腫細胞KARPAS422における抗増殖活性(IC50値)を記載する。
本明細書に記載する実施例および実施形態は、例証のみを目的としていること、およびそれに照らした種々の修正または変更が、当業者に提案されることとなり、本出願の趣旨および領域ならびに添付の請求項の範囲内に含まれるべきであることが理解される。本明細書において引用されるすべての刊行物、特許および特許出願は、あらゆる目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
Claims (23)
- 式(I)の化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩
Yは、NまたはCR4であり;
R1、R3およびR4は、独立して、H、ハロゲンまたは-C1~C4アルキルであり;
R2は、-CN、-C1~C6アルキル、-ヒドロキシC1~C4アルキレン、-N(C1~C4アルキル)2で置換された-C1~C6アルキル;-C1~C4アルコキシ、1~2個のヒドロキシルもしくはシアノで置換された-C2~C4アルコキシ;-NH2、-NR11C(=O)R15、-C(=O)NH2、-(CH2)nR15、-R15、-NHC(=O)R11、-NR12C(=O)OR11、-C(=O)NR11R12、-(CH2)nC(=O)NR11R12、-(CH2)nNR11R15、-(CH2)nC(=O)NR11R15、-C(=O)NR11R15、-CR13R14C(=O)NR11R15、-OCR11R12R13、-(CH2)nC(=O)R15、-C(=O)R15、-CR13R14C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)R15、-(CH2)nNR11(CH2)2C(=O)R15、-NR12C(=O)(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nOR15、-(CH2)nNR11C(=O)OCH2R15、-NR11C(=O)OCH2R15、-(CH2)nNR11(CH2)nR15、
R5a、R5b、R5c、R5dおよびRcは、独立して、Hまたは-C1~C4アルキルであり;
R6、R7、R8およびR9は、独立して、H、ハロゲンまたは-C1~C4アルキルであり;
R10は、H、ハロゲン、-C1~C4アルキル、-C1~C4アルコキシ、-C1~C4ハロアルコキシまたは-NH(C1~C4アルキル)であり;
R11は、H、-C1~C4アルキル、-SO2(C1~C4アルキル)、-ヒドロキシC1~C4アルキレン、-シアノC1~C4アルキレン、または-C1~C4アルコキシで置換された-C1~C4アルキルであり;
R12は、Hまたは-C1~C4アルキルであり;
R13は、H、ハロゲン、-CN、-OH、-C1~C4アルキルまたは-ヒドロキシC1~C4アルキレンであり;
R14は、H、ハロゲンまたは-C1~C4アルキルであり;
R15は、
R16は、存在する場合、ハロゲン、-CN、-OH、-C1~C4アルキルまたは-ヒドロキシC1~C4アルキレンであり;
mは、0、1または2であり;
各nは、1および2から独立して選択される]
であって、ただし、式(I)の化合物は、(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノンではない、化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。 - R2が、-CN、-NH2、-C(=O)NH2、-NHC(=O)R11、-NR12C(=O)OR11、-C(=O)NR11R12、-(CH2)nC(=O)NR11R12、-(CH2)nNR11R15、-(CH2)nC(=O)NR11R15、-C(=O)NR11R15、-CR13R14C(=O)NR11R15、-OCR11R12R13、-(CH2)nR15、-NR12C(=O)(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)OCH2R15、-NR11C(=O)OCH2R15、-(CH2)nNR11(CH2)nR15、-(CH2)nC(=O)R15、-CR13R14C(=O)R15、-(CH2)nNR11C(=O)R15、-NR11C(=O)R15、-(CH2)nNR11(CH2)2C(=O)R15、-(CH2)nOR15、
Raが、-OH、-CH2OH、C1~C4アルキル、C1~C4アルコキシまたは-N(C1~C4アルキル)2であり;
Rbが、-CN、-OHおよびC1~C4アルコキシから独立して選択される、
請求項1もしくは2に記載の化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。 - 前記化合物は式(II)で表される、請求項1に記載の化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩:
Yは、CHまたはNであり;
R1、R3、R5a、R5b、R5cおよびR5dは、独立して、Hまたは-C1~C4アルキルであり;
R6、R7、R8およびR9は、独立して、H、ハロゲンまたは-C1~C4アルキルであり;
R10は、ハロゲンまたは-C1~C4アルコキシであり;
R11は、H、C1~C4アルキル、-ヒドロキシC1~C4アルキレンまたは-シアノC1~C4アルキレンであり;
R13は、H、ハロゲン、-OH、-C1~C4アルキルまたは-ヒドロキシC1~C4アルキレンであり;
R14は、H、ハロゲンまたは-C1~C4アルキルであり;
R15は、O、SおよびNから独立して選択される1~2個のヘテロ原子を有する4から6員のヘテロシクロアルキルであり;前記4から6員のヘテロシクロアルキルは、非置換であるか、または-OH、-C1~C4アルキル、-ヒドロキシC1~C4アルキレン、-C1~C4アルコキシおよび-N(C1~C4アルキル)2から選択される1~2個の置換基で置換されている]。 - R11が、H、-C1~C4アルキル、または1個のRbで置換された-C1~C4アルキルであり;Rbが、-CN、-OHまたは-OCH3である、請求項1、3から6および9から10のいずれか一項に記載の化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
- R13が、H、F、-CN、-OH、-CH3または-CH2OHである、請求項1、3から6および9から11のいずれか一項に記載の化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
- R14が、H、Fまたは-CH3である、請求項1、3から6および9から12のいずれか一項に記載の化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
- R15が、アゼチジニルまたはオキセタニルであり、そのそれぞれが、非置換であるか、または-OH、-C1~C4アルキルもしくは-ヒドロキシC1~C4アルキレンで置換されている、請求項9から13のいずれか一項に記載の化合物、またはその立体異性体、鏡像異性体、鏡像異性混合物もしくは薬学的に許容される塩。
- N2-(((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アゼチジン-3-カルボキサミド;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-メチルアゼチジン-3-カルボキサミド;
2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル;
2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド;
2-ヒドロキシ-N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(ピペラジン-1-イル)メタノン;
N-(2-ヒドロキシプロピル)-2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(モルホリノ)メタノン;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン;
N-((1,4-trans)-4-(((5-(1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-メトキシ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
N2-(((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン;
メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート;
2-メトキシエチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート;
2-ヒドロキシエチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート;
オキセタン-3-イルメチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)カルバメート;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシアセトアミド;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-4-モルホリノ-4-オキソブタンアミド;
2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(モルホリノ)メタノン;
(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(ピペラジン-1-イル)メタノン;
2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)-N-(オキセタン-3-イル)ピリミジン-5-カルボキサミド;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((オキセタン-3-イルアミノ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(((3-メチルオキセタン-3-イル)アミノ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
1-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)アゼチジン-3-オール;
4-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)チオモルホリン1,1-ジオキシド;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(((オキセタン-3-イルメチル)アミノ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(((3-メトキシシクロブチル)アミノ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
3-(((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)アミノ)シクロブタン-1-オール;
(2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1,3-ジオキサン-5-イル)メタノール;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-((オキセタン-3-イルオキシ)メチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(6-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリジン-3-イル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-シクロブチルアセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)エタン-1-オール;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(2-((3-メチルオキセタン-3-イル)アミノ)エチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
8-クロロ-N-((1,4-trans)-4-(((5-(2-(オキセタン-3-イルアミノ)エチル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-シアノエチル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-シアノエチル)-N-エチルアセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-N-メチル-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
N-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)アゼチジン-2-カルボキサミド;
N-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)メチル)オキセタン-3-カルボキサミド;
2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボニトリル;
2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-カルボキサミド;
N2-((1,4-trans)-4-(((5-アミノピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-N8-メチル-1,7-ナフチリジン-2,8-ジアミン;
N-(2-((((1,4-trans)-4-((8-(メチルアミノ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)アセトアミド;
3-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキサゾリジン-2-オン;
メチル(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)(メチル)カルバメート;
N2-(((1,4-trans)-4-((8-(ジフルオロメトキシ)-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)ピリミジン-2,5-ジアミン;
N-((1,4-trans)-4-(((5-(4H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)ピリミジン-2-イル)アミノ)メチル)シクロヘキシル)-8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-アミン;
2-((2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)オキシ)プロパン-1-オール;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-3-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)プロパンアミド;
(S)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
(R)-2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2-ヒドロキシ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;および
2-(2-((((1,4-trans)-4-((8-クロロ-1,7-ナフチリジン-2-イル)アミノ)シクロヘキシル)メチル)アミノ)ピリミジン-5-イル)-2,2-ジフルオロ-N-(オキセタン-3-イル)アセトアミド;
から選択される、請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩。 - 請求項1から17のいずれか一項に記載の化合物と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
- 請求項1から17のいずれか一項に記載の化合物と、1つ以上の治療活性剤とを含む、組合せ物。
- 前記1つ以上の治療活性剤が、抗がん剤、免疫調節剤、抗アレルギー剤、抗悪心剤、鎮痛剤および細胞保護剤から選択される、請求項19に記載の組合せ物。
- Zesteホモログ2のエンハンサー(EZH2)、ポリコーム抑制複合体2(PRC2)、またはZesteホモログ2のエンハンサー(EZH2)とポリコーム抑制複合体2(PRC2)との組合せによって媒介される疾患または状態を処置するための方法であって、そのような処置を必要とする対象に、治療有効量の請求項1から17のいずれかに記載の化合物を投与することを含む、方法。
- 前記疾患または状態が、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、濾胞性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫、胃がん、悪性ラブドイド腫瘍、肝細胞癌、前立腺がん、乳癌、胆管がんおよび胆嚢がん、膀胱癌、神経芽細胞腫、神経鞘腫、神経膠腫、膠芽細胞腫および星細胞腫、子宮頸がん、結腸がん、黒色腫、子宮内膜がん、食道がん、頭頸部がん、肺がん、上咽頭癌、卵巣がん、膵臓がん、腎細胞癌、直腸がん、甲状腺がん、副甲状腺腫瘍、子宮腫瘍、横紋筋肉腫、カポジ肉腫、滑膜肉腫、骨肉腫またはユーイング肉腫である、請求項21に記載の方法。
- Zesteホモログ2のエンハンサー(EZH2)、ポリコーム抑制複合体2(PRC2)、またはZesteホモログ2のエンハンサー(EZH2)とポリコーム抑制複合体2(PRC2)との組合せによって媒介される疾患または状態のための医薬の製造における、請求項1から17のいずれか一項に記載の化合物の、任意に第2の治療剤と組み合わせた、使用。
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