JP2022547108A - 熱電モジュール - Google Patents

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Abstract

本発明の一実施例に係る熱電モジュールは、第1基板、前記第1基板上に配置された第1電極、前記第1電極上に配置された半導体構造物、前記半導体構造物上に配置された第2電極および前記第2電極上に配置された第2基板を含む熱電素子、前記第2基板上に配置されたヒートシンク、そして前記第2基板と前記ヒートシンクを接着させる接着層を含み、前記ヒートシンクは所定のパターンが規則的に繰り返されて連結される形状を有し、各パターンは、前記第2基板と向き合うように配置された第1面、前記第1面の一末端から上部に向かうように延びた第2面、前記第2基板と向き合うように前記第2面から延びた第3面、そして前記第1面の前記一末端と対向する他の末端から上部に向かうように延びて隣接したパターンの第3面と連結された第4面を含み、前記第3面と前記第2基板間の距離は前記第1面と前記第2基板間の距離より大きく、前記接着層は前記第2基板と前記第1面間に配置される。【選択図】図16

Description

本発明は熱電モジュールに関し、より詳細には熱電素子の基板およびヒートシンクの接合に関する。
熱電現象は材料内部の電子(electron)と正孔(hole)の移動によって発生する現象であり、熱と電気の間の直接的なエネルギー変換を意味する。
熱電素子は熱電現象を利用する素子の総称であり、P型熱電材料とN型熱電材料を金属電極の間に接合させてPN接合対を形成する構造を有する。
熱電素子は電気抵抗の温度変化を利用する素子、温度差によって起電力が発生する現象であるゼーベック効果を利用する素子、電流による吸熱または発熱が発生する現象であるペルティエ効果を利用する素子などに区分され得る。
熱電素子は家電製品、電子部品、通信用部品などに多様に適用されている。例えば、熱電素子は冷却用装置、温熱用装置、発電用装置などに適用され得る。これに伴い、熱電素子の熱電性能に対する要求はますます高まっている。
熱電素子は基板、電極および熱電レッグを含み、上部基板と下部基板の間に複数の熱電レッグが配置され、複数の熱電レッグと上部基板の間に複数の上部電極が配置され、複数の熱電レッグとおよび下部基板の間に複数の下部電極が配置される。
一方、熱電素子の両基板のうち少なくとも一つにはヒートシンクが配置され得る。このために、基板とヒートシンクを一体に形成しようとする試みがあるが、基板の面積が大きくなるほど平坦度を一定に維持することが難しくなるため、大面積のアプリケーションでは基板とヒートシンクを一体に形成するのに製作工程上の困難がある。
これに伴い、基板とヒートシンクを別途に製作した後、接合シートを利用して接合したりソルダリングを利用して接合しようとする試みがある。
ソルダリングによって接合する場合、接合シートによって接合する場合に比べて接合力が高い。
ただし、基板とヒートシンクの間に配置されたソルダー層内に気泡が存在し得、気泡によって基板とヒートシンクの間の熱伝達性能および接合性能が低下し得る。
これに伴い、基板とヒートシンクの間の熱伝達性能および接合性能をともに高め得る構造が必要である。
本発明が達成しようとする技術的課題は、基板とヒートシンクの間の熱伝達性能および接合性能がすべて改善された熱電モジュールを提供することである。
本発明の一実施例に係る熱電モジュールは、第1基板、前記第1基板上に配置された第1電極、前記第1電極上に配置された半導体構造物、前記半導体構造物上に配置された第2電極および前記第2電極上に配置された第2基板を含む熱電素子、前記第2基板上に配置されたヒートシンク、そして前記第2基板と前記ヒートシンクを接着させる接着層を含み、前記ヒートシンクは所定のパターンが規則的に繰り返されて連結される形状を有し、各パターンは、前記第2基板と向き合うように配置された第1面、前記第1面の一末端から上部に向かうように延びた第2面、前記第2基板と向き合うように前記第2面から延びた第3面、そして前記第1面の前記一末端と対向する他の末端から上部に向かうように延びて隣接したパターンの第3面と連結された第4面を含み、前記第3面と前記第2基板間の距離は前記第1面と前記第2基板間の距離より大きく、前記接着層は前記第2基板と前記第1面間に配置される。
前記第2基板には規則的に繰り返された複数の溝が形成され、前記接着層および前記第1面が各溝内に配置され得る。
前記複数の溝は互いに隣り合うように配置される第1溝および第2溝を含み、前記第1溝の一壁面および前記第2溝の一壁面は前記第3面と向かい合うように配置された連結面を通じて互いに連結され、各溝の壁面と前記連結面の境界の少なくとも一部に前記接着層がさらに配置され得る。
前記第3面の幅の中間の地点に対応する前記連結面の少なくとも一部上には前記接着層が配置されなくてもよい。
前記第1面には複数のホールが形成され得る。
前記接着層は前記複数のホールのうち少なくとも一部を通じて前記第1面の上部に突出し得る。
前記第1面と前記第2面間の境界および前記第1面と前記第4面間の境界のうち少なくとも一つに沿って少なくとも一つのスリットが形成され、前記接着層は前記少なくとも一つのスリットを通じて前記第1面の上部に突出し得る。
前記第3面の幅は前記第1面の幅より大きくてもよい。
前記各パターンは、前記第1面と前記第2面間で前記第1面と前記第2面を連結する第5面をさらに含み、前記第1面と前記第5面がなす内角の大きさは前記第2面と前記第3面がなす内角の大きさより大きくてもよい。
前記接着層は前記第5面の少なくとも一部と直接接触し、前記第5面と直接接触する接着層の厚さは前記第1面と直接接触する接着層の厚さより大きくてもよい。
本発明の他の実施例に係る熱電モジュールは、第1基板、前記第1基板上に配置される第1絶縁層、前記第1絶縁層上に配置された複数の第1電極、前記複数の第1電極上に配置された複数の熱電レッグ、前記複数の熱電レッグ上に配置された複数の第2電極、前記複数の第2電極上に配置される第2絶縁層、前記第2絶縁層上に配置された第2基板、前記第2基板上に配置された接着層、そして前記接着層上に配置されたヒートシンクを含み、前記ヒートシンクは所定のパターンが規則的に繰り返されて連結される形状を有し、各パターンは、前記第2基板と向き合い、前記接着層と直接接触するように配置された第1面、前記第1面の一末端から上部に向かうように延びた第2面、前記第2基板と向き合うように前記第2面から延びた第3面、そして前記第1面の前記一末端と対向する他の末端から上部に向かうように延びて隣接したパターンの第3面と連結された第4面を含み、前記第3面と前記第2基板間の距離は前記第1面と前記第2基板間の距離より大きく、前記第2基板には規則的に繰り返された所定の溝が形成され、前記接着層および前記第1面が前記溝内に配置される。
各溝は底面および前記底面の両側面から上部に向かうように延びた壁面を含み、前記底面、前記接着層および前記第1面は順次積層され得る。
前記各溝の両壁面と各溝に収容された各パターン間の離隔距離の和は0.2~1mmであり得る。
前記第2基板上には第1溝および第2溝が形成され、前記第1溝の一壁面および前記第2溝の一壁面は連結面を通じて互いに連結され、前記連結面は前記第3面と平行であり、各溝の壁面と前記連結面の境界の少なくとも一部に前記接着層がさらに配置され得る。
前記第3面の幅の中間の地点に対応する前記連結面の少なくとも一部上には前記接着層が配置されなくてもよい。
前記連結面と前記第3面間の距離は前記第1面と前記第3面間の垂直距離の0.8倍以上1倍未満であり得る。
前記各溝の前記底面および前記両壁面間の境界に沿って少なくとも一つのノッチがさらに形成され得る。
前記少なくとも一つのノッチ内に前記接着層がさらに配置され得る。
前記各溝の前記両壁面のうち少なくとも一つには、前記底面に対して垂直な方向に少なくとも一つのノッチがさらに形成され、前記少なくとも一つのノッチ内に前記接着層がさらに配置され得る。
本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールは、第1基板、前記第1基板上に配置される第1絶縁層、前記第1絶縁層上に配置された複数の第1電極、前記複数の第1電極上に配置された複数の熱電レッグ、前記複数の熱電レッグ上に配置された複数の第2電極、前記複数の第2電極上に配置される第2絶縁層、前記第2絶縁層上に配置された第2基板、前記第2基板上に配置された接着層、そして前記接着層上に配置されたヒートシンクを含み、前記ヒートシンクは所定のパターンが規則的に繰り返されて連結される形状を有し、各パターンは、前記第2基板と向き合い、前記接着層と直接接触するように配置された第1面、前記第1面の一末端から上部に向かうように延びた第2面、前記第2基板と向き合うように前記第2面から延びた第3面、そして前記第1面の前記一末端と対向する他の末端から上部に向かうように延びて隣接したパターンの第3面と連結された第4面を含み、前記第3面と前記第2基板間の距離は前記第1面と前記第2基板間の距離より大きく、前記第1面には複数のホールが配置される。
前記接着層は前記複数のホールのうち少なくとも一部を通じて突出して前記第1面上に配置され得る。
前記第1面に形成された前記複数のホールの面積は前記第1面の面積の10~30%であり得る。
前記複数のホールのうち少なくとも一つのホールの直径は各パターンの前記第4面と前記第2面間の距離の25~75%であり得る。
前記第1面の最低点と最高点で前記複数のホールのうち少なくとも一つのホールの直径は同一であり得る。
前記第1面の最低点と最高点で前記複数のホールのうち少なくとも一つのホールの直径は異なり得る。
前記第1面の最高点で前記少なくとも一つのホールの直径は前記第1面の最低点で前記少なくとも一つのホールの直径より大きくてもよい。
前記第1面の最高点で前記少なくとも一つのホールの直径は各パターンの前記第4面と前記第2面間の距離の75~100%であり得る。
前記第1面と前記第2面間の境界に沿って少なくとも一つのスリットが形成され得る。
前記接着層は前記少なくとも一つのスリットのうち少なくとも一部を通じて突出して前記第1面および前記第2面上に配置され得る。
前記第3面の幅の中間の地点に対応する前記第1基板の少なくとも一部上には前記接着層が配置されなくてもよい。
本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールは、第1基板、前記第1基板上に配置される第1絶縁層、前記第1絶縁層上に配置された複数の第1電極、前記複数の第1電極上に配置された複数の熱電レッグ、前記複数の熱電レッグ上に配置された複数の第2電極、前記複数の第2電極上に配置される第2絶縁層、前記第2絶縁層上に配置された第2基板、前記第2基板上に配置された接着層、そして前記接着層上に配置されたヒートシンクを含み、前記ヒートシンクは所定のパターンが規則的に繰り返されて連結される形状を有し、各パターンは、前記第2基板と向き合い、前記接着層と直接接触するように配置された第1面、前記第1面の一末端から上部に向かうように延びた第2面、前記第2基板と向き合うように前記第2面から延びた第3面、そして前記第1面の前記一末端と対向する他の末端から上部に向かうように延びて隣接したパターンの第3面と連結された第4面を含み、前記第3面と前記第2基板間の距離は前記第1面と前記第2基板間の距離より大きく、前記第3面の幅は前記第1面の幅より大きい。
前記第1面と前記第2面間で前記第1面と前記第2面を連結する第5面および前記第1面と前記第4面間で前記第1面と前記第4面を連結する第6面のうち少なくとも一つをさらに含み、前記第1面と前記第5面がなす内角は前記第2面と前記第3面間の境界で前記第2面と前記第3面がなす内角と異なり得る。
前記第1面と前記第5面がなす内角は前記第2面と前記第3面間の境界で前記第2面と前記第3面がなす内角より大きくてもよい。
前記第5面と前記第2面がなす内角は前記第2面と前記第3面間の境界で前記第2面と前記第3面がなす内角より大きくてもよい。
前記第2面と前記第4面は互いに平行であり得る。
前記第1面と前記第5面がなす内角および前記第5面と前記第2面がなす内角はそれぞれ鈍角をなすように配置され得る。
前記接着層は前記第5面および前記第6面のうち少なくとも一つの少なくとも一部と直接接触することができる。
前記第5面および前記第6面のうち少なくとも一つの少なくとも一部と直接接触する接着層の最高高さは、前記第1面と直接接触する接着層の最高高さより高くてもよい。
前記第3面の幅の中間の地点に対応する前記第2基板の少なくとも一部上には前記接着層が配置されなくてもよい。
各パターンの前記第2面および前記第4面間の距離は各パターンの前記第5面および前記第6面間の距離より大きく、各パターンの前記第2面および隣接する他のパターンの前記第4面間の距離は各パターンの前記第5面および隣接する他のパターンの第6面間の距離より小さくてもよい。
各パターンの前記第1面の幅は各パターンの前記第2面から前記第4面までの距離の0.2~0.4倍であり得る。
前記第1面から前記第5面までの最高高さは前記第1面の下に配置された接着層の厚さの1.5~3倍であり得る。
本発明の実施例によると、性能が優秀で、信頼性が高い熱電モジュールを得ることができる。特に、本発明の実施例によると、基板とヒートシンク間の熱伝達性能だけでなく、接合性能まで改善されて耐久性が高い熱電モジュールを得ることができる。
本発明の実施例に係る熱電素子は小型で具現されるアプリケーションだけでなく、車両、船舶、製鉄所、焼却炉などのように大型で具現されるアプリケーションでも適用され得る。
熱電素子の断面図である。 熱電素子の斜視図である。 ヒートシンクを含む熱電モジュールの断面図である。 熱電素子の基板とヒートシンク間の接合例を示す。 本発明の一実施例に係る熱電モジュールの断面図である。 図5の実施例に係る熱電モジュールに含まれるヒートシンクの斜視図である。 図5の実施例に係る熱電モジュールの一部断面図の拡大図である。 図5の実施例に係る熱電モジュールの一部断面図の拡大図である。 ヒートシンクの空気流路の面積に対する差圧比を示すグラフである。 本発明の他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図である。 図9の実施例に係る熱電モジュールに含まれるヒートシンクの上面図である。 図9の実施例に係る熱電モジュールに含まれるヒートシンクの斜視図である。 図9の実施例に係る熱電モジュールに含まれるヒートシンクの一部の具体例である。 本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図である。 図13の実施例に係る熱電モジュールに含まれるヒートシンクの上面図である。 図13の実施例に係る熱電モジュールに含まれるヒートシンクの斜視図である。 本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図である。 本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図である。 本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図である。 本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図である。 本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図である。 本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図である。 本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図である。 本発明の実施例に係る熱電モジュールが適用される熱変換装置の一例の斜視図である。 図23の熱変換装置の分解斜視図である。
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
ただし、本発明の技術思想は説明される一部の実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され得、本発明の技術思想の範囲内であれば、実施例間にその構成要素のうち一つ以上を選択的に結合、置き換えて使うことができる。
また、本発明の実施例で使われる用語(技術および科学的用語を含む)は、明白に特に定義されて記述されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に一般的に理解され得る意味で解釈され得、辞書に定義された用語のように一般的に使われる用語は関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈できるであろう。
また、本発明の実施例で使われた用語は実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。
本明細書で、単数型は文面で特に言及しない限り複数型も含むことができ、「Aおよび(と)B、Cのうち少なくとも一つ(または一つ以上)」と記載される場合、A、B、Cで組み合わせできるすべての組み合わせのうち一つ以上を含むことができる。
また、本発明の実施例の構成要素の説明において、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使うことができる。
このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語によって該当構成要素の本質や順番または順序などで限定されない。
そして、或る構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載された場合、その構成要素はその他の構成要素に直接的に連結、結合または接続される場合だけでなく、その構成要素とその他の構成要素の間にあるさらに他の構成要素によって「連結」、「結合」または「接続」される場合も含むことができる。
また、各構成要素の「上(うえ)または下(した)」に形成または配置されるものと記載される場合、上(うえ)または下(した)は二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく一つ以上のさらに他の構成要素が二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また、「上(うえ)または下(した)」と表現される場合、一つの構成要素を基準として上側方向だけでなく下側方向の意味も含み得る。
図1は、熱電素子の断面図であり、図2は熱電素子の斜視図である。図3はヒートシンクを含む熱電モジュールの断面図であり、図4は熱電素子の基板とヒートシンク間の接合例を示す。
図1~2を参照すると、熱電素子100は下部基板110、下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140、上部電極150および上部基板160を含む。
下部電極120は下部基板110とP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140の下部底面間に配置され、上部電極150は上部基板160とP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140の上部底面間に配置される。これに伴い、複数のP型熱電レッグ130および複数のN型熱電レッグ140は下部電極120および上部電極150によって電気的に連結される。下部電極120と上部電極150の間に配置され、電気的に連結される一対のP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140は単位セルを形成することができる。
例えば、口出し線181、182を通じて下部電極120および上部電極150に電圧を印加すると、ペルティエ効果によってP型熱電レッグ130からN型熱電レッグ140に電流が流れる基板は熱を吸収して冷却部として作用し、N型熱電レッグ140からP型熱電レッグ130に電流が流れる基板は加熱されて発熱部として作用することができる。または下部電極120および上部電極150巻に温度差を加えると、ゼーベック効果によってP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140内の電荷が移動し、電気が発生することもある。
ここで、P型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140は、ビズマス(Bi)およびテルル(Te)を主原料として含むビスマステルライド(Bi-Te)系熱電レッグであり得る。P型熱電レッグ130はアンチモン(Sb)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、鉛(Pb)、ホウ素(B)、ガリウム(Ga)、テルル(Te)、ビズマス(Bi)およびインジウム(In)のうち少なくとも一つを含むビスマステルライド(Bi-Te)系熱電レッグであり得る。例えば、P型熱電レッグ130は全体重量100wt%に対して主原料物質であるBi-Sb-Teを99~99.999wt%で含み、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、鉛(Pb)、ホウ素(B)、ガリウム(Ga)およびインジウム(In)のうち少なくとも一つを0.001~1wt%で含むことができる。N型熱電レッグ140はセレニウム(Se)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、鉛(Pb)、ホウ素(B)、ガリウム(Ga)、テルル(Te)、ビズマス(Bi)およびインジウム(In)のうち少なくとも一つを含むビスマステルライド(Bi-Te)系熱電レッグであり得る。例えば、N型熱電レッグ140は全体重量100wt%に対して主原料物質であるBi-Se-Teを99~99.999wt%で含み、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、鉛(Pb)、ホウ素(B)、ガリウム(Ga)およびインジウム(In)のうち少なくとも一つを0.001~1wt%で含むことができる。
P型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140はバルク型または積層型で形成され得る。一般的にバルク型P型熱電レッグ130またはバルク型N型熱電レッグ140は熱電素材を熱処理してインゴット(ingot)を製造し、インゴットを粉砕して篩分けをして熱電レッグ用粉末を獲得した後、これを焼結し、焼結体をカッティングする過程を通じて得られ得る。この時、P型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140は多結晶熱電レッグであり得る。多結晶熱電レッグのために、熱電レッグ用粉末を焼結する時、100MPa~200MPaで圧縮することができる。例えば、P型熱電レッグ130の焼結時、熱電レッグ用粉末を100~150MPa、好ましくは110~140MPa、さらに好ましくは120~130MPaで焼結することができる。そして、N型熱電レッグ140の焼結時、熱電レッグ用粉末を150~200MPa、好ましくは160~195MPa、さらに好ましくは170~190MPaで焼結することができる。このように、P型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140は多結晶熱電レッグである場合、P型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140の強度が高くなり得る。積層型P型熱電レッグ130または積層型N型熱電レッグ140は、シート状の基材上に熱電素材を含むペーストを塗布して単位部材を形成した後、単位部材を積層しカッティングする過程を通じて得られ得る。
この時、一対のP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140は同一形状および体積を有したり、互いに異なる形状および体積を有することができる。例えば、P型熱電レッグ130とN型熱電レッグ140の電気伝導特性が異なるので、N型熱電レッグ140の高さまたは断面積をP型熱電レッグ130の高さまたは断面積と異なるように形成してもよい。
この時、P型熱電レッグ130またはN型熱電レッグ140は円筒状、多角柱状、楕円形柱状などを有することができる。
またはP型熱電レッグ130またはN型熱電レッグ140は積層型構造を有してもよい。例えば、P型熱電レッグまたはN型熱電レッグはシート状の基材に半導体物質が塗布された複数の構造物を積層した後、これを切断する方法で形成され得る。これに伴い、材料の損失を防止し電気伝導特性を向上させることができる。各構造物は開口パターンを有する伝導性層をさらに含むことができ、これに伴い、構造物間の接着力を高め、熱伝導度を下げ、電気伝導度を高めることができる。
または、P型熱電レッグ130またはN型熱電レッグ140は一つの熱電レッグ内で断面積が異なるように形成されてもよい。例えば、一つの熱電レッグ内で電極に向かうように配置される両端部の断面積が、両端部の間の断面積より大きく形成されてもよい。これによると、両端部間の温度差を大きく形成できるため、熱電効率が高くなり得る。
本発明の一実施例に係る熱電素子の性能は熱電性能指数(figure of merit、ZT)で表すことができる。熱電性能指数ZTは数1のように表すことができる。
Figure 2022547108000002
ここで、αはゼーベック係数[V/K]であり、σは電気伝導度[S/m]であり、ασはパワー因子(Power Factor、[W/mK])である。そして、Tは温度、kは熱伝導度[W/mK]である。kはa・cp・ρで表すことができ、aは熱拡散度[cm/S]、cpは比熱[J/gK]であり、ρは密度[g/cm]である。
熱電素子の熱電性能指数を得るために、Zメーターを利用してZ値(V/K)を測定し、測定したZ値を利用して熱電性能指数ZTを計算することができる。
ここで、下部基板110とP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140の間に配置される下部電極120、そして上部基板160とP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140の間に配置される上部電極150は銅(Cu)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)およびニッケル(Ni)のうち少なくとも一つを含み、0.01mm~0.3mmの厚さを有することができる。下部電極120または上部電極150の厚さが0.01mm未満の場合、電極として機能が低下することになって電気伝導性能が低くなり得、0.3mmを超過する場合、抵抗の増加によって前渡効率が低くなり得る。
そして、互いに対向する下部基板110と上部基板160は金属基板であり得、その厚さは0.1mm~1.5mmであり得る。金属基板の厚さが0.1mm未満であるか、1.5mmを超過する場合、放熱特性または熱伝導率が過度に高くなり得るため、熱電素子の信頼性が低下し得る。ただし、ここで説明した金属基板の厚さは例示的なものであり、熱電素子100の大きさおよび適用されるアプリケーションにより変わり得る。金属基板は、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金またはアルミニウム-銅合金基板であり得るが、これに制限されるものではなく、熱伝導性能が高い金属からなる基板であり得る。また、下部基板110と上部基板160が金属基板である場合、下部基板110と下部電極120の間および上部基板160と上部電極150の間にはそれぞれ絶縁層170がさらに形成され得る。絶縁層170は1~20W/mKの熱伝導度を有する素材を含むことができる。
この時、絶縁層170は樹脂組成物および無機充填材を含むことができる。樹脂組成物はエポキシ樹脂組成物およびシリコン樹脂組成物のうち少なくとも一つを含む樹脂層からなり得、無機充填材は酸化物および窒化物のうち少なくとも一つを含むことができる。これに伴い、絶縁層170は絶縁性、接合力および熱伝導性能を向上させることができる。ここで絶縁性は隣接した層間の絶縁はもちろん、高電圧下での絶縁破壊を防止する耐電圧特性を意味し得る。
ここで、無機充填材は樹脂層の68~88vol%で含まれ得る。無機充填材が68vol%未満で含まれると熱伝導効果が低い可能性があり、無機充填材が88vol%を超過して含まれると樹脂層は容易に壊れ得る。
そして、樹脂組成物がエポキシ樹脂を含む場合、エポキシ樹脂はエポキシ化合物および硬化剤を含むことができる。この時、エポキシ化合物10体積比に対して硬化剤1~10体積比で含まれ得る。ここで、エポキシ化合物は結晶性エポキシ化合物、非結晶性エポキシ化合物およびシリコンエポキシ化合物のうち少なくとも一つを含むことができる。樹脂組成物がシリコン樹脂を含む場合、シリコン樹脂はPDMS(polydimethylsiloxane)を含むことができる。
無機充填材は放熱または絶縁特性を有する酸化物および窒化物のうち少なくとも一つを含むことができ、窒化物は無機充填材の55~95wt%で含まれ得、さらに好ましくは60~80wt%であり得る。窒化物がこのような数値範囲で含まれる場合、熱伝導度および接合強度を高めることができる。ここで、窒化物は、窒化ホウ素および窒化アルミニウムのうち少なくとも一つを含むことができ、酸化物は酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛のうち少なくとも一つを含むことができる。
窒化物が窒化ホウ素を含む場合、窒化ホウ素は凝集体の形態で適用され得、この時、窒化ホウ素凝集体の粒子の大きさD50は250~350μmであり、酸化アルミニウムの粒子の大きさD50は10~30μmであり得る。窒化ホウ素凝集体の粒子の大きさD50と酸化アルミニウムの粒子の大きさD50がこのような数値範囲を満足する場合、窒化ホウ素凝集体と酸化アルミニウムが樹脂層内に均一に分散され得、これに伴い樹脂層全体的に均一な熱伝導効果および接着性能を有することができる。
図示されてはいないが、下部基板110と下部電極120の間および上部基板160と上部電極150の間に配置された絶縁層170のうち少なくとも一つは複数の層からなり得る。この時、複数の層それぞれは同一または互いに異なる樹脂組成物または無機充填材を含んで形成され得、それぞれの層の厚さは互いに異なり得る。これに伴い、絶縁層170は絶縁性、接合力および熱伝導性能のうち少なくとも一つの特性をさらに向上させることができる。
または互いに対向する下部基板110と上部基板160は絶縁基板であってもよい。絶縁基板は熱伝導性能および絶縁性能を有するセラミック基板または高分子樹脂からなる基板であり得る。セラミック基板は、例えば酸化アルミニウム基板、窒化アルミニウム基板などであり得る。
または互いに対向する下部基板110と上部基板160のうち一つは金属基板であり、他の一つは絶縁基板であってもよい。
下部基板110と上部基板160の大きさは異なるように形成されてもよい。好ましくは、下部基板110の体積、厚さまたは面積を上部基板160の体積、厚さまたは面積より大きく形成して高温領域または低温領域に選択的に配置することができる。例えば、放熱性能の相対的な向上を通じての熱伝達効率の最適化が必要な場合は下部基板110は高温領域に配置され得、これとは反対に吸熱性能の相対的な向上を通じての熱伝達効率の最適化が必要な場合には下部基板110は低温領域に配置され得る。他の例として、外部環境から熱電モジュールの保護のためのシーリング部材が下部基板110上に配置される場合、低温領域または高温領域との結合のために、別途の接合または締結領域が下部基板110に形成される場合に上部基板160より体積、厚さまたは面積のうち少なくとも一つをさらに大きくすることができる。この時、下部基板110の面積は上部基板160の面積対比1.2~5倍の範囲で形成することができる。下部基板110の面積が上部基板160に比べて1.2倍未満に形成される場合、熱伝達効率の向上に及ぼす影響は高くなく、5倍を超過する場合にはかえって熱伝達効率が顕著に落ち、熱電モジュールの基本形状を維持することが困難であり得る。
また、下部基板110と上部基板160のうち少なくとも一つの表面には放熱パターン、例えば凹凸パターンが形成されてもよい。これに伴い、熱電素子の放熱性能を高めることができる。凹凸パターンがP型熱電レッグ130またはN型熱電レッグ140と接触する面に形成される場合、熱電レッグと基板間の接合特性も向上し得る。熱電素子100は下部基板110、下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140、上部電極150および上部基板160を含む。
図示されてはいないが、下部基板110と上部基板160の間にはシーリング部材がさらに配置されてもよい。シーリング部材は下部基板110と上部基板160の間で下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140および上部電極150の側面に配置され得る。これに伴い、下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140および上部電極150は、外部の湿気、熱、汚染などからシーリングされ得る。ここで、シーリング部材は、複数の下部電極120の最外郭、複数のP型熱電レッグ130および複数のN型熱電レッグ140の最外郭および複数の上部電極150の最外郭の側面から所定距離離隔して配置されるシーリングケース、シーリングケースと下部基板110の間に配置されるシーリング材およびシーリングケースと上部基板160の間に配置されるシーリング材を含むことができる。このように、シーリングケースはシーリング材を媒介として下部基板110および上部基板160と接触することができる。これに伴い、シーリングケースが下部基板110および上部基板160と直接接触する場合、シーリングケースを通じて熱伝導が発生することになり、その結果、下部基板110と上部基板160間の温度差が低くなる問題を防止することができる。ここで、シーリング材はエポキシ樹脂およびシリコン樹脂のうち少なくとも一つを含むか、エポキシ樹脂およびシリコン樹脂のうち少なくとも一つが両面に塗布されたテープを含むことができる。シーリング材はシーリングケースと下部基板110の間およびシーリングケースと上部基板160の間を気密する役割をし、下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140および上部電極150のシーリング効果を高めることができ、仕上げ材、仕上げ層、防水材、防水層などと混用され得る。ただし、シーリング部材に関する以上の説明は例示に過ぎず、シーリング部材は多様な形態に変形され得る。図示されてはいないが、シーリング部材を囲むように断熱材がさらに含まれてもよい。またはシーリング部材は断熱成分を含んでもよい。
一方、P型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140は、図1(a)または図1(b)で図示する構造を有することができる。図1(a)を参照すると、熱電レッグ130、140は熱電素材層132、142、熱電素材層132、142の一面上に積層される第1メッキ層134-1、144-1、および熱電素材層132、142の一面と対向して配置される他の面に積層される第2メッキ層134-2、144-2を含むことができる。または図1(b)を参照すると、熱電レッグ130、140は熱電素材層132、142、熱電素材層132、142の一面上に積層される第1メッキ層134-1、144-1、熱電素材層132、142の一面と対向して配置される他の面に積層される第2メッキ層134-2、144-2、熱電素材層132、142と第1メッキ層134-1、144-1の間および熱電素材層132、142と第2メッキ層134-2、144-2の間にそれぞれ配置される第1バッファー層136-1、146-1および第2バッファー層136-2、146-2を含むことができる。または熱電レッグ130、140は第1メッキ層134-1、144-1および第2メッキ層134-2、144-2それぞれと下部基板110および上部基板160それぞれの間に積層される金属層をさらに含んでもよい。
ここで、熱電素材層132、142は半導体材料であるビズマス(Bi)およびテルル(Te)を含むことができる。熱電素材層132、142は前述したP型熱電レッグ130またはN型熱電レッグ140と同一の素材または形状を有することができる。熱電素材層132、142が多結晶である場合、熱電素材層132、142、第1バッファー層136-1、146-1および第1メッキ層134-1、144-1の接合力および熱電素材層132、142、第2バッファー層136-2、146-2および第2メッキ層134-2、144-2間の接合力が高くなり得る。これに伴い、振動が発生するアプリケーション、例えば車両などに熱電素子100が適用されても、第1メッキ層134-1、144-1および第2メッキ層134-2、144-2がP型熱電レッグ130またはN型熱電レッグ140から離脱して炭化する問題を防止することができ、熱電素子100の耐久性および信頼性を高めることができる。
そして、金属層は銅(Cu)、銅合金、アルミニウム(Al)およびアルミニウム合金から選択され得、0.1~0.5mm、好ましくは0.2~0.3mmの厚さを有することができる。
次に、第1メッキ層134-1、144-1および第2メッキ層134-2、144-2はそれぞれNi、Sn、Ti、Fe、Sb、CrおよびMoのうち少なくとも一つを含むことができ、1~20μm、好ましくは1~10μmの厚さを有することができる。第1メッキ層134-1、144-1および第2メッキ層134-2、144-2は熱電素材層132、142内の半導体材料であるBiまたはTeと金属層間の反応を防ぐため、熱電素子の性能の低下を防止できるだけでなく、金属層の酸化を防止することができる。
この時、熱電素材層132、142と第1メッキ層134-1、144-1の間および熱電素材層132、142と第2メッキ層134-2、144-2の間には第1バッファー層136-1、146-1および第2バッファー層136-2、146-2が配置され得る。この時、第1バッファー層136-1、146-1および第2バッファー層136-2、146-2はTeを含むことができる。例えば、第1バッファー層(136-1、146-1)および第2バッファー層136-2、146-2はNi-Te、Sn-Te、Ti-Te、Fe-Te、Sb-Te、Cr-TeおよびMo-Teのうち少なくとも一つを含むことができる。本発明の実施例によると、熱電素材層132、142と第1メッキ層134-1、144-1および第2メッキ層134-2、144-2の間にTeを含む第1バッファー層136-1、146-1および第2バッファー層136-2、146-2が配置されると、熱電素材層132、142内のTeが第1メッキ層134-1、144-1および第2メッキ層134-2、144-2に拡散することを防止することができる。これに伴い、Biリッチ領域によって熱電素材層内の電気抵抗が増加する問題を防止することができる。
以上において、下部基板110、下部電極120、上部電極150および上部基板160という用語を使っているが、これは理解の容易および説明の便宜のために任意に上部および下部と指称したものに過ぎず、下部基板110および下部電極120が上部に配置され、上部電極150および上部基板160が下部に配置されるように位置が逆転されてもよい。本明細書で、下部基板110は第1基板110と混用され得、下部電極120は第1電極120と混用され得、上部電極150は第2電極150と混用され得、上部基板160は第2基板160と混用され得る。
図3を参照すると、上部基板、すなわち第2基板160上にヒートシンク200が配置される。この時、ヒートシンク200はヒートシンク200を通過する空気と面接触できるように平板状の基材を利用して空気流路を形成するように具現され得る。すなわち、ヒートシンク200は所定のピッチPおよび高さHを有する反復的なパターンが形成されるように基材をフォールディング(folding)する構造、すなわち折り畳まれる構造を有することができる。
一方、第2基板160とヒートシンク200を接合するために、第2基板160とヒートシンク200の間には高分子樹脂および金属のうち少なくとも一つを含む層からなる接着層300を配置し、圧力または熱を加えたり、圧力と熱を同時に加える接合工程を通じて第2基板160とヒートシンク200を接合することができる。
図4(a)および図4(b)を参照すると、第2基板160とヒートシンク200の間に配置された接着層300は接合工程後にも多数の気泡が残っている場合がある。接着層300は高分子樹脂と金属物質の混合物であり、硬化する前にはペーストの形態であり得る。高分子樹脂は接着層300に流動性を付与して第2基板160上に塗布を容易にすることができ、金属物質は錫(Sn)、銀(Ag)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)のうち少なくとも一つを含むようにして、第2基板160とヒートシンク200との接合力および熱伝達特性を付与することができる。多数の気泡は高分子樹脂内に含まれている可能性があり、このような気泡によって第2基板160とヒートシンク200間の熱伝達経路が減ることになるので、熱伝達性能が低くなり得る。また、このような気泡によって第2基板160とヒートシンク200間の接合性能が低くなり得る。
第2基板160とヒートシンク200の間に配置される接着層300内の気泡の量は、第2基板160とヒートシンク200の間の接合面積、厚さまたは接着層300の材質などにより変わり得る。第2基板160とヒートシンク200の間の接合面積または厚さが大きくなるほど、または接着層300内の高分子樹脂の含量が大きいほど接着層300内に生成された気泡は外部に抜け出ることが難しいので、接合工程後にも多数の気泡が残っている可能性がある。ヒートシンク200のピッチを減らして第2基板160とヒートシンク200の間の接合面積を減らす場合、接着層300内の気泡の量は減少し得るものの、高温または低温の空気がヒートシンク200領域に強制流動される応用分野においてはかえって空気の抵抗が高くなり、隣接領域の空気の圧力は上昇する。このため、ヒートシンク200領域を通過できずに停滞した空気の一部は逆流して周辺のシステムに悪影響を及ぼし得、ヒートシンク200を通過した空気も適正流動量を満足できないことがある。したがって、熱電モジュールまたはこれを適用した熱電システムの効率低下を防止するために、ヒートシンク200領域を通過する以前とヒートシンク200領域を通過した後の空気の圧力差を最小化させることが好ましい。
これに伴い、本発明の実施例では熱伝達性能、接合性能および発電性能がすべて改善されたヒートシンクまたは基板の構造を提示しようとする。
図5は本発明の一実施例に係る熱電モジュールの断面図であり、図6は図5の実施例に係る熱電モジュールに含まれるヒートシンクの斜視図であり、図7は図5の実施例に係る熱電モジュールの一部断面図の拡大図である。ここで、熱電素子100の詳細な構造、すなわち下部基板110、下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140、上部電極150、上部基板160および絶縁層170に関する内容は、図1~2で説明された内容と同一に適用され得るため、説明の便宜のために重複した説明を省略する。
図5~図7を参照すると、第2基板160上に接着層300が配置され、接着層300上にヒートシンク200が配置される。第2基板160とヒートシンク200は接着層300によって接合され得る。ここで、ヒートシンク200は上部基板160、すなわち第2基板160に配置されるものを例にして説明しているが、これは説明の便宜のためのものであり、これに制限されるものではない。すなわち、本発明の実施例と同じ構造のヒートシンク200が下部基板110、すなわち第1基板110に配置されてもよく、第1基板110および第2基板160の両方に配置されてもよい。
本発明の実施例によると、ヒートシンク200は所定のパターンが規則的に繰り返されて連結される形状を有することができる。すなわち、ヒートシンク200は第1パターンX1、第2パターンX2および第3パターンX3を含み、これらパターンは順次連結される一体の平板であり得る。
本発明の実施例によると、各パターンX1、X2、X3は順次連結された第1面210、第2面220、第3面230および第4面240を含み、第1面210、第2面220、第3面230および第4面240それぞれは複数であり得る。
第1面210は第2基板160と向き合うものの、接着層300と直接接触するように配置され得る。第2面220は第1面210の第1末端から上部に向かうように延長され得る。第4面240は第1面210の第1末端と対向する第2末端から上部に向かうように延長され得る。第3面230は第2基板160と向き合うものの、接着層300と離隔するように第2面220から延び、隣接したパターンの第4面240から延びて互いに連結された面であり得る。第1面210、第2面220、第3面230および第4面240は順次折り畳まれる構造を有する一体の平板であり得る。また、第1面210は第2基板160と平行であり得、第3面230は第2基板160と平行であり得る。本実施例で平行の意味は第2基板160の上面すなわち、接着層300と直接接触する面と第1面210または第3面230がなす内角が2°以内であるものと定義することができる。
ここで、上部は第2基板160上で第2基板160と遠くなる方向を意味し得、下部は第2基板160上で第2基板160と近くなる方向を意味し得る。すなわち、第3面230と第2基板160間の距離は第1面210と第2基板160間の距離より大きくてもよい。
第1パターンX1の第2面220は第1パターンX1と隣接する第2パターンX2の第4面240に第1パターンX1の第3面230を媒介として連結され、これと同様に第2パターンX2の第2面220は第2パターンX2と隣接する第3パターンX3の第4面240に第2パターンX2の第3面230を媒介として連結され得る。
一方、本発明の実施例によると、図7(a)に図示された通り、第3面230の幅W3は第1面210の幅W1より大きくてもよい。このために、第1面210と第2面220の間で第1面210と第2面220を連結する第5面250および、第1面210と第4面240の間で第1面210と第4面240を連結する第6面260のうちいずれか一つをさらに含むか、すべて含むことができる。第1面210と第5面250がなす内角θ1は第2面220と第3面230間の境界で第2面220と第3面230がなす内角θ2と異なり得る。また、第5面250と第2面220がなす内角θ3は第2面220と第3面230間の境界で第2面220と第3面230がなす内角θ2と異なり得る。例えば、第1面210と第5面250間の境界で第1面210と第5面250がなす内角θ1は第2面220と第3面230間の境界で第2面220と第3面230がなす内角θ2より大きくてもよい。そして、第5面250と第2面220間の境界で第5面250と第2面220がなす内角θ3は第2面220と第3面230間の境界で第2面220と第3面230がなす内角θ2より大きくてもよい。第1面210と第4面240の間で第1面210と第4面240を連結する第6面260をさらに含む場合、第6面260は第5面250と略対称となる形状をなすように形成され得る。したがって、第6面260が第1面210となす内角θ4または第4面240となす内角θ5は、前述したθ1およびθ3での関係でのように同一に適用され得る。図7(a)および図7(b)では、第1面210と第2面220の間に第5面250が配置され、第1面210と第4面240の間に第5面250と対称となる第6面260が配置される例を中心に図示されているが、これに制限されるものではなく、図5(a)および図6(a)に図示された通り、第1面210と第2面220の間に第5面250が配置され第1面210と第4面240は直接連結されてもよく、図示されてはいないが、第1面210と第4面240の間に第6面260が配置され第1面210と第2面220は直接連結されてもよい。
図7(a)および図7(b)を参照すると、第1面210と第2面220間の境界で第1面210と第5面250がなす内角θ1は90°を超過して鈍角をなし、第2面220と第3面230間の境界で第2面220と第3面230がなす内角θ2は略直角であることが分かる。これによると、第1面210と接着層300間の接触面積が狭くなり得るため、接着層300内の気泡を減らすことができる。また、ヒートシンク200をなすパターンのパターン別ピッチPはそのまま維持しつつ、第1面210と接着層300間の接触面積を狭くすることができるため、ヒートシンク200領域を通過する以前とヒートシンク200領域を通過した後の空気の圧力差を最小化することができる。
さらに具体的には、図7(a)および図7(b)に図示された通り、第1パターンX1の第2面220および第2パターンX2の第4面240間の距離d1は第1パターンX1の第5面250および第2パターンX2の第6面260間の距離d2より小さく、第2パターンX2の第4面240および第2パターンX2の第2面220間の距離d3は第2パターンX2の第5面250および第2パターンX2の第6面260間の距離d4より大きくてもよい。これによると、ヒートシンク200をなすパターンのパターン別ピッチPはそのまま維持しつつ、第1面210と接着層300間の接触面積を狭くすることができ、空気が通過する流路の面積も実質的に減少するのではないため、ヒートシンク200領域を通過する以前とヒートシンク200領域を通過した後の空気の圧力差を最小化することができる。この時、各パターン別第1面210の幅W1はパターンのピッチ、例えば第1パターンX1の第4面240から第2パターンX2の第4面240までの距離の0.2~0.4倍であり得、第5面250または第6面260の第1面210から最高高さは第1面210の下に配置された接着層300の厚さの1.5~3倍であり得る。例えば、パターンのピッチが3.76mmである場合、第1面210の幅W1は0.75~1.5mm、好ましくは0.85~1.35mm、さらに好ましくは0.95~1.2であり得、接着層300の厚さが1.5mmである場合、第5面250または第6面260の第1面210から最高さは3~4.5mmであり得る。これによると、パターンのピッチを減らすことなく接着層300と接合される第1面210の面積を最小化することができるため、ヒートシンク200領域を通過する以前とヒートシンク200領域を通過した後の空気の圧力差を最小化することができる。
一方、図7(a)に図示した通り、接着層300は第1面210の下で第1面210と直接接触するように配置されるが、図7(b)に図示した通り、接着層300の一部は第5面250および第6面260の少なくとも一部とも直接接触してもよい。これに伴い、第5面250および第6面260の少なくとも一部と直接接触する接着層300の最高高さh2は第1面210と直接接触する接着層300の最高高さh1より高くてもよい。これは、第2基板160上に接着層300を塗布し、接着層300上に第1面210を配置した後に加圧する過程で、接着層300が第5面250および第6面260側に漏れた後に硬化する過程によって形成され得る。これによると、接着層300は第1面210だけでなく、第5面250および第6面260にも配置されて第2基板160とヒートシンク200間の接合力が高くなるだけでなく、接着層300の最高高さh2によって気泡が接着層300に外に抜け出ることがさらに容易となり得る。
この時、接着層300は第2基板160の全面に塗布され得るが、好ましくは、第1面210が配置される領域にのみ塗布されてもよい。これに伴い、第3面230に対応する第2基板160の少なくとも一部上には接着層300が配置されなくてもよい。例えば、第3面230の幅の中間の地点に対応する第2基板160の少なくとも一部上には接着層300が配置されなくてもよい。これによると、接着層300をなす材料の量を最小化することができ、第2基板160と第3面230間の離隔空間が広くなることにより空気の流動が効率的に発生し得る。
図8は、ヒートシンクの空気流路の面積に対する空気の圧力差を示すグラフである。
図8を参照すると、空気の面積が1である場合を基準として、空気の面積に対する比率が減少するほど空気の圧力差に対する比率は増加することが分かる。ここで、空気の圧力差は空気がヒートシンクを通過する前の圧力と通過した後の圧力間の差を意味し得る。すなわち、ヒートシンク200のピッチが減少するほどヒートシンクの空気流路の面積は小さくなり、ヒートシンク200領域を通過する以前とヒートシンク200領域を通過した後の空気の圧力差は大きくなることが分かり、これはヒートシンクの空気流路の面積が小さくなるほど空気抵抗および周辺領域の空気の圧力が上昇してヒートシンクを通じての空気の流れに制約が加えられることを意味し得る。
例えば、同一領域内に配置されたヒートシンクの面積、高さおよび平板の厚さが同一の二つのヒートシンクのうちいずれか一つのピッチを1/2に縮小する場合での実際の空気の面積は、他のいずれか一つ対比約0.9倍に減少し、これによる空気の圧力差の比率は約1.1でああり、約10%以上増加し得る。
一方、本発明の実施例のようにヒートシンクを設計する場合、接着層300との接触面積を最小化しつつ、空気の面積が実質的に大きく減少されないことができるため、基板とヒートシンク間の接合性能は改善しながらも熱電性能は低下させない熱電モジュールが得られることが分かる。
図9は本発明の他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図であり、図10は図9の実施例に係る熱電モジュールに含まれるヒートシンクの上面図であり、図11は図9の実施例に係る熱電モジュールに含まれるヒートシンクの斜視図であり、図12は図9の実施例に係る熱電モジュールに含まれるヒートシンクの一部の具体例である。ここで、熱電素子100の詳細な構造、すなわち下部基板110、下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140、上部電極150および絶縁層170は別途に図示しておらず、図1~2で説明された構造が同一に適用され得るため、説明の便宜のために、重複した説明を省略する。
図9~図12を参照すると、第2基板160上に接着層300が配置され、接着層300上にヒートシンク200が配置される。第2基板160とヒートシンク200は接着層300によって接合され得る。ここで、ヒートシンク200は上部基板160、すなわち第2基板160に配置されるものを例にして説明しているが、これは説明の便宜のためのものであり、これに制限されるものではない。すなわち、本発明の実施例と同一構造のヒートシンク200が下部基板110、すなわち第1基板110に配置されてもよく、第1基板110および第2基板160の両方に配置されてもよい。
本発明の実施例によると、ヒートシンク200は所定のパターンが規則的に繰り返されて連結される形状を有することができる。すなわち、ヒートシンク200は第1パターンX1、第2パターンX2および第3パターンX3を含み、これらパターンは順次連結される一体の平板であり得る。
本発明の実施例によると、各パターンX1、X2、X3は順次連結された第1面210、第2面220、第3面230および第4面240を含み、第1面210、第2面220、第3面230および第4面240それぞれは複数であり得る。
第1面210は第2基板160と向き合うものの、接着層300と直接接触するように配置され得る。第2面220は第1面210の第1末端から上部に向かうように延長され得る。第4面240は第1面210の第1末端と対向する第2末端から上部に向かうように延長され得る。第3面230は第2基板160と向き合うものの、接着層300と離隔するように第2面220から延び、隣接したパターンの第4面240から延びて互いに連結され得る。第1面210、第2面220、第3面230および第4面240は順次折り畳まれる構造を有する一体の平板であり得る。また、第1面210は第2基板160と平行であり得、第3面230は第2基板160と平行であり得る。本実施例で平行の意味は第2基板160の上面すなわち、接着層300と直接接触する面と第1面210または第3面230がなす内角が2°以内であるものと定義することができる。
ここで、上部は第2基板160上で第2基板160と遠くなる方向を意味し得、下部は第2基板160上で第2基板160と近くなる方向を意味し得る。すなわち、第3面230と第2基板160間の距離は第1面210と第2基板160間の距離より大きくてもよい。
第1パターンX1の第2面220は第1パターンX1と隣接する第2パターンX2の第4面240に第1パターンX1の第3面230を媒介として連結され、これと同様に第2パターンX2の第2面220は第2パターンX2と隣接する第3パターンX3の第4面240に第2パターンX2の第3面230を媒介として連結され得る。この時、接着層300は第2基板160の全面に塗布され得るが、好ましくは、第1面210が配置される領域にのみ塗布されてもよい。これに伴い、第3面230に対応する第2基板160の少なくとも一部上には接着層300が配置されなくてもよい。例えば、第3面230の幅の中間の地点に対応する第2基板160の少なくとも一部上には接着層300が配置されなくてもよい。これによると、接着層300をなす材料の量を最小化することができ、第2基板160と第3面230間の離隔空間が広くなることにより空気の流動が効率的に発生し得る。
一方、本発明の実施例によると、第1面210には所定間隙または不規則な間隔で形成された複数のホール212が配置されてもよい。これによると、接着層300は複数のホール212のうち少なくとも一部を通じて突出して第1面210上に配置され得る。これは、第2基板160上に接着層300を塗布し、接着層300上に第1面210を配置した後に加圧する過程で、接着層300が第1面210のホール212を通じて漏れた後に硬化する過程によって形成され得る。これによると、接着層300は第1面210の下面だけでなく、第1面210の上面にも配置されるため、第2基板160とヒートシンク200間の接合力が高くなるだけでなく、第1面210上に突出した接着層300によって気泡が接着層300の外に抜け出ることがさらに容易となり得る。ここで、ホール212はエッチング工法またはドリル工法などを利用して加工され得るが、これに制限されるものではない。
この時、第1面210に形成された複数のホール212の面積は第1面210の面積の10~30%であり得る。複数のホール212の面積は第1面210の面積の10%未満であると接着層300内の気泡が抜け出ることが困難であり得、複数のホール212の面積は第1面210の面積の30%を超過すると第1面210と第2基板160間の接合力が低下し得る。
または複数のホール212のうち少なくとも一つのホールの直径は、第1面210の幅W1、すなわち第1パターンX1の第4面240と第1パターンX1の第2面220間の距離の25~75%であり得る。ホール212の直径が第1パターンX1の第4面240と第1パターンX1の第2面220間の距離の25%未満であると接着層300内の気泡が抜け出ることが困難であり得、ホール212の直径が第1パターンX1の第4面240と第1パターンX1の第2面220間の距離の75%を超過すると第1面210と第2基板160間の接合力が低下したり空気の抵抗が増加したり得る。
一方、図12を参照すると、ホールの形状は多様に変形され得る。例えば、図12(a)を参照すると、第1面210の最低点210-Lと最高点210-Hでホール212の直径は同一であり得る。または図12(b)を参照すると、第1面210の最低点210-Lと最高点210-Hでホール212の直径は異なり得る。例えば、最高点210-Hでホール212の直径は第1面210の最低点210-Lでホール212の直径より大きくてもよい。この時、最高点210-Hでホール212の直径は第1面210の幅W1、すなわち第1パターンX1の第4面240と第2パターンX2の第2面220間の距離の75~100%であり得る。このように、最高点210-Hでホール212の直径を第1面210の最低点210-Lでホール212の直径より大きく形成すると、第2基板160とヒートシンク200間の接合力は低下させることなく、接着層300内の気孔が抜け出られる経路は増加し得る。
図13は本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図であり、図14は図13の実施例に係る熱電モジュールに含まれるヒートシンクの上面図であり、図15は図13の実施例に係る熱電モジュールに含まれるヒートシンクの斜視図である。ここで、熱電素子100の詳細な構造、すなわち下部基板110、下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140、上部電極150および絶縁層170は別途に図示されておらず、図1~2で説明された構造が同一に適用され得るため、説明の便宜のために、重複した説明を省略する。そして、図9~図12で説明された内容のうち同じ内容については重複した説明を省略する。
図13~図15を参照すると、第1面210と第2面220間の境界および第1面210と第4面240間の境界に沿って少なくとも一つのスリット214がさらに形成されてもよい。これによると、接着層300はスリット214を通じて突出して第1面210および第2面220上にさらに配置され得、第1面210および第4面240上にさらに配置され得る。これは、第2基板160上に接着層300を塗布し、接着層300上に第1面210を配置した後に加圧する過程で、接着層300がスリット214を通じて漏れた後に硬化する過程によって形成され得る。これによると、接着層300は第1面210の下面だけでなく、第1面210の上面および第2面220にも配置されるため、第2基板160とヒートシンク200間の接合力が高くなるだけでなく、第1面210および第2面220上に突出した接着層300によって気泡が接着層300の外に抜け出ることがさらに容易となり得る。
図16~図18は本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図である。ここで、熱電素子100の詳細な構造、すなわち下部基板110、下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140、上部電極150および絶縁層170は別途に図示されておらず、図1~2で説明された構造が同一に適用され得るため、説明の便宜のために、重複した説明を省略する。
図16~図18を参照すると、第2基板160上に接着層300が配置され、接着層300上にヒートシンク200が配置される。第2基板160とヒートシンク200は接着層300によって接合され得る。ここで、ヒートシンク200は上部基板160、すなわち第2基板160に配置されるものを例にして説明しているが、これは説明の便宜のためのものであり、これに制限されるものではない。すなわち、本発明の実施例と同じ構造のヒートシンク200が下部基板110、すなわち第1基板110に配置されてもよく、第1基板110および第2基板160皆に配置されてもよい。
本発明の実施例によると、ヒートシンク200は所定のパターンが規則的に繰り返されて連結される形状を有することができる。すなわち、ヒートシンク200は第1パターンX1および第2パターンX2を含み、これらパターンは順次連結される一体の平板であり得る。
本発明の実施例によると、各パターンX1、X2、X3は順次連結された第1面210、第2面220、第3面230および第4面240を含み、第1面210、第2面220、第3面230および第4面240それぞれは複数であり得る。
第1面210は第2基板160と向き合うものの、接着層300と直接接触するように配置され得る。第2面220は第1面210の第1末端から上部に向かうように延長され得る。第4面240は第1面210の第1末端と対向する第2末端から上部に向かうように延長され得る。第3面230は第2基板160と向き合うものの、接着層300と離隔するように第2面220から延び、隣接したパターンの第4面240から延びて互いに連結され得る。第1面210、第2面220、第3面230および第4面240は順次折り畳まれる構造を有する一体の平板であり得る。また、第1面210は第2基板160と平行であり得、第3面230は第2基板160と平行であり得る。本実施例で平行の意味は第2基板160の上面すなわち、接着層300と直接接触する面と第1面210または第3面230がなす内角が2°以内であるものと定義することができる。
ここで、上部は第2基板160上で第2基板160と遠くなる方向を意味し得、下部は第2基板160上で第2基板160と近くなる方向を意味し得る。すなわち、第3面230と第2基板160間の距離は第1面210と第2基板160間の距離より大きくてもよい。
第1パターンX1の第2面220は第1パターンX1と隣接する第2パターンX2の第4面240に第1パターンX1の第3面230を媒介として連結され、これと同様に第2パターンX2の第2面220は第2パターンX2と隣接する第3パターンX3の第4面240に第2パターンX2の第3面230を媒介として連結され得る。
この時、接着層300は第2基板160の全面に塗布され得るが、好ましくは、第3面230に対応する第2基板160の少なくとも一部上には接着層300が配置されなくてもよい。例えば、第3面230の幅の中間の地点に対応する第2基板160の少なくとも一部上には接着層300が配置されなくてもよい。これによると、接着層300をなす材料の量を最小化することができ、第2基板160と第3面230間の離隔空間が広くなることにより空気の流動が効率的に発生し得る。
一方、本発明の実施例によると、第2基板160上には規則的に繰り返された所定の溝162が形成され、接着層300および第1面210は溝162内に配置され得る。
この時、各溝162は底面162-1および底面162-1の両側面から上部に向かうように延びた壁面162-2、162-3を含み、底面162-1上に接着層300および第1面210が順次積層され得る。
この時、溝162内には第1面210と連結された第2面220の一部および第4面240の一部がさらに配置され、接着層300は溝162の両壁面162-2、162-3と第2面220の一部および第4面240の一部の間にさらに配置され得る。
これによると、溝162によって第2基板160とヒートシンク200間の接合面積が実質的に増加することになるため、第2基板160とヒートシンク200間の接合力が高くなり得る。また、溝162の両壁面162-2、162-3と第2面220の一部および第4面240の一部の間に配置された接着層300によって接着層300内の気泡が抜け出られる経路が増加し得る。
各溝162の両壁面162-2、162-3と各溝162に収容された各パターン間の離隔距離の和は0.2~1.0mmであり得る。これによると、ヒートシンク200の各パターンの第1面210が第2基板160の溝162内に収容され得る。例えば、各溝162の両壁面162-2、162-3と各溝162に収容された各パターン間の離隔距離の和が0.2mm未満であると、第2基板160とヒートシンク200間の接合工程中に加えられる熱によってヒートシンク200のパターンのうち一部が膨張して溝162から離脱したり、溝162の形状変形または接合力の低下などを引き起こし、その結果、ヒートシンク200の特性を低下させ得る。また、各溝162の両壁面162-2、162-3と各溝162に収容された各パターン間の離隔距離の和が1.0mmを超過する場合、塗布されるべきソルダーの量が過度に多くなり、このため接着層内に気泡が発生する可能性が高くなる。
この時、溝162の一壁面162-3と隣り合う他の溝162の一壁面162-2は連結面162-4を通じて互いに連結され得る。この時、連結面162-4はヒートシンク200の第3面230の下で第3面230と平行に配置され得る。ここで、連結面162-4と第3面230間の距離T1は第1面210と第3面230間の垂直距離の0.8倍以上であり、1倍未満であり得る。連結面162-4と第3面230間の距離T1は第1面210と第3面230間の垂直距離の0.8倍未満であると、溝の深さが過度に深くなって溝内に満たされるべき層の量が増加することになり、このため、接着層内の気泡の発生可能性も高くなる。また、連結面162-4と第3面230間の距離T1が短くなるほど空気が流動する面積が十分に提供されないため、ヒートシンク200領域を通過する以前とヒートシンク200領域を通過した後の空気の圧力差が増加する可能性がある。
一方、図17を参照すると、接着層300は各溝162の壁面162-2、162-3と連結面162-4間の境界の少なくとも一部にさらに配置され得る。これは第2基板160の溝162内に接着層300を塗布し、接着層300上にヒートシンク200の第1面210を配置した後に加圧する過程で、接着層300が溝162の壁面162-2、162-3に沿って連結面162-4の上に流れた後に硬化する過程によって形成され得る。これによると、接着層300は第1面210の下面だけでなく、第2面220、第3面230と共に溝162の連結面162-4にも配置されるため、第2基板160とヒートシンク200間の接合面積が高くなるだけでなく、連結面162-4上に突出した接着層300によって気泡が接着層300の外に抜け出ることがさらに容易となり得る。
一方、図18を参照すると、溝162内にはノッチがさらに形成されてもよい。ここで、ノッチは小さい溝を意味し得、V字状、U字状等に多様に形成され得る。例えば、溝162の底面162-1および両壁面162-2、162-3間の境界に沿って少なくとも一つのノッチ164がさらに形成されるか、溝162の両壁面162-2、162-3のうち少なくとも一つに底面162-1に対して垂直な方向に少なくとも一つのノッチ164がさらに形成され得、形成されたノッチ164内には接着層300がさらに配置され得る。
これによると、第2基板160とヒートシンク200間の接合面積が増えることになって第2基板160とヒートシンク200間の接合力が高くなるだけでなく、ノッチを通じて接着層300内の気泡が抜け出られる経路が増加し得る。
一方、以上で説明した実施例は互いに組み合わせられてもよい。
図19~図22は、本発明のさらに他の実施例に係る熱電モジュールの一部の断面図である。
図19を参照すると、図5による実施例および図9による実施例が組み合わせられ得る。すなわち、ヒートシンク200の第1面210の幅が第3面230の幅より狭く形成されるものの、第1面210にホール212が形成され得る。
または図20を参照すると、図5による実施例および図16による実施例が組み合わせられ得る。すなわち、ヒートシンク200の第1面210の幅が第3面230の幅より狭く形成されるものの、第2基板160に溝162が形成されて第1面210が溝162内に配置され得る。
または図21を参照すると、図5による実施例、図9による実施例および図16による実施例が組み合わせられ得る。すなわち、ヒートシンク200の第1面210の幅が第3面230の幅より狭く形成されるものの、第1面210にホール212が形成され、第2基板160に溝162が形成されて第1面210が溝162内に配置され得る。
または図22を参照すると、図9による実施例および図16による実施例が組み合わせられてもよい。すなわち、第1面210にホール212が形成されるものの、第2基板160に溝162が形成されて第1面210が溝162内に配置され得る。
この他にも、本発明に係る実施例は多様な方法で組み合わせられ得る。
以上で説明した本発明の実施例に係る熱電モジュールは熱変換装置に適用され得る。
図23は本発明の実施例に係る熱電モジュールが適用される熱変換装置の一例の斜視図であり、図24は図23の熱変換装置の分解斜視図である。
図23~図24を参照すると、熱変換装置1000はダクト1100、第1熱電モジュール1200、第2熱電モジュール1300および気体ガイド部材1400を含む。ここで、熱変換装置1000は、ダクト1100の内部を通じて流れる冷却用流体およびダクト1100の外部を通過する高温の気体間の温度差を利用して電力を生産することができる。
このために、第1熱電モジュール1200はダクト1100の一表面に配置され、第2熱電モジュール1300はダクト1100の他の表面に配置され得る。この時、第1熱電モジュール1200と第2熱電モジュール1300それぞれの両面のうち、ダクト1100に向かうように配置される面が低温部となり、低温部と高温部間の温度差を利用して電力を生産することができる。
ダクト1100に流入する冷却用流体は水であり得るが、これに制限されるものではなく、冷却性能がある多様な種類の流体であり得る。ダクト1100に流入する冷却用流体の温度は100℃未満、好ましくは50℃未満、さらに好ましくは40℃未満であり得るが、これに制限されるものではない。ダクト1100を通過した後に排出される冷却用流体の温度はダクト1100に流入する冷却用流体の温度より高くてもよい。
冷却用流体はダクト1100の冷却用流体流入口から流入して冷却用流体排出口を通じて排出される。
図示されてはいないが、ダクト1100の内壁には放熱フィンが配置され得る。放熱フィンの形状、個数およびダクト1100の内壁を占める面積などは冷却用流体の温度、廃熱の温度、要求される発電容量などにより多様に変更され得る。
一方、第1熱電モジュール1200はダクト1100の一面に配置され、第2熱電モジュール1300はダクト1100の他の面で第1熱電モジュール1200に対称となるように配置される。
ここで、第1熱電モジュール1200および第1熱電モジュール1200に対称となるように配置される第2熱電モジュール1300を一対の熱電モジュールまたは単位熱電モジュールと指称してもよい。
ダクト1100には空気が流動する方向に気体ガイド部材1400、シーリング部材1800および断熱部材1700がさらに配置されてもよい。
ただし、本発明の実施例に係る熱電モジュールが適用される例はこれに制限されない。
本発明の実施例に係る熱電モジュールは発電用装置、冷却用装置、温熱用装置などに作用され得る。具体的には、本発明の実施例に係る熱電モジュールは主に光通信モジュール、センサ、医療機器、測定機器、航空宇宙産業、冷蔵庫、チラー(chiller)、自動車通風シート、カップホルダー、洗濯機、乾燥機、ワインセラー、浄水器、センサ用電源供給装置、サーモパイル(thermopile)等に適用され得る。
この他にも、本発明の実施例に係る熱電モジュールはその他の産業分野に発電、冷却および温熱のために適用され得る。
前記では本発明の好ましい実施例を参照して説明したが、該当技術分野の熟練した当業者は下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正および変更できることを理解できるであろう。

Claims (10)

  1. 第1基板、前記第1基板上に配置された第1電極、前記第1電極上に配置された半導体構造物、前記半導体構造物上に配置された第2電極および前記第2電極上に配置された第2基板を含む熱電素子、
    前記第2基板上に配置されたヒートシンク、そして
    前記第2基板と前記ヒートシンクを接着させる接着層を含み、
    前記ヒートシンクは所定のパターンが規則的に繰り返されて連結される形状を有し、
    各パターンは、
    前記第2基板と向き合うように配置された第1面、
    前記第1面の一末端から上部に向かうように延びた第2面、
    前記第2基板と向き合うように前記第2面から延びた第3面、そして
    前記第1面の前記一末端と対向する他の末端から上部に向かうように延びて隣接したパターンの前記第3面と連結された第4面を含み、
    前記第3面と前記第2基板間の距離は前記第1面と前記第2基板間の距離より大きく、
    前記接着層は前記第2基板と前記第1面間に配置された、熱電モジュール。
  2. 前記第2基板には規則的に繰り返された複数の溝が形成され、前記接着層および前記第1面が各溝内に配置される、請求項1に記載の熱電モジュール。
  3. 前記複数の溝は互いに隣り合うように配置される第1溝および第2溝を含み、前記第1溝の一壁面および前記第2溝の一壁面は前記第3面と向かい合うように配置された連結面を通じて互いに連結され、各溝の壁面と前記連結面の境界の少なくとも一部に前記接着層がさらに配置される、請求項2に記載の熱電モジュール。
  4. 前記第3面の幅の中間の地点に対応する前記連結面の少なくとも一部上には前記接着層が配置されない、請求項3に記載の熱電モジュール。
  5. 前記第1面には複数のホールが形成された、請求項1に記載の熱電モジュール。
  6. 前記接着層は前記複数のホールのうち少なくとも一部を通じて前記第1面の上部に突出した、請求項5に記載の熱電モジュール。
  7. 前記第1面と前記第2面間の境界および前記第1面と前記第4面間の境界のうち少なくとも一つに沿って少なくとも一つのスリットが形成され、前記接着層は前記少なくとも一つのスリットを通じて前記第1面の上部に突出した、請求項5に記載の熱電モジュール。
  8. 前記第3面の幅は前記第1面の幅より大きい、請求項1に記載の熱電モジュール。
  9. 前記各パターンは、
    前記第1面と前記第2面間で前記第1面と前記第2面を連結する第5面をさらに含み、
    前記第1面と前記第5面がなす内角の大きさは前記第2面と前記第3面がなす内角の大きさより大きい、請求項8に記載の熱電モジュール。
  10. 前記接着層は前記第5面の少なくとも一部と直接接触し、
    前記第5面と直接接触する接着層の厚さは前記第1面と直接接触する接着層の厚さより大きい、請求項9に記載の熱電モジュール。
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